JP2003151878A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

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JP2003151878A
JP2003151878A JP2001345005A JP2001345005A JP2003151878A JP 2003151878 A JP2003151878 A JP 2003151878A JP 2001345005 A JP2001345005 A JP 2001345005A JP 2001345005 A JP2001345005 A JP 2001345005A JP 2003151878 A JP2003151878 A JP 2003151878A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱、振動などの影響を受けることなく検査・
測定を行うことができると共に、基板処理から検査に亘
る作業の簡便化と、時間の短縮とを図る基板処理装置を
提供することを目的とする。 【解決手段】 前記カセットステーションS1に第一の
検査・測定ステーションS2が接続され、前記処理ステ
ーションS3に第二の検査・測定ステーションS6が接
続され、前記インターフェイスステーションS4に第三
の検査・測定ステーションS7が接続されている。した
がって、基板の処理状態に応じて検査・測定ステーショ
ンを使い分けることができ、スループットが向上し、処
理の状態をリアルタイムで検査することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば半導体ウエ
ハや液晶ディスプレイ用のガラス基板などの基板に対し
てレジスト液の塗布処理や現像処理などを行ない、これ
ら処理の処理状態の検査、測定を行う検査・測定装置を
備えた基板処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスの製造工程におけるフォ
トリソグラフィー技術においては半導体ウエハ(以下ウ
エハという)の表面にレジストを塗布し、この塗布レジ
ストを所定パターンに露光処理し、更に現像処理して所
定パターンのレジスト膜が形成される。このような一連
の処理は、塗布・現像装置に露光装置を接続したシステ
ムにより行なわれる。
【0003】図9はこのような装置の従来例を示す平面
図であり、塗布・現像装置100に露光装置110を接
続したパターン形成システムによって行われる。塗布・
現像装置100は、例えば半導体ウエハ(以下ウエハと
いう)を処理する場合を例にとると、ウエハキャリアC
からウエハを搬入、搬出するキャリアステージ101
と、このキャリアステージ101に載置されたキャリア
Cからウエハを取り出す受け渡しアーム102と、処理
ステーション103及びインターフェイスステーション
104からなり、露光装置110に接続される。
【0004】このシステムにあっては、受け渡しアーム
102を介して処理ステーション103に搬入されたウ
エハWは、レジスト膜が形成され、露光装置110にて
露光され、その後処理ステーション103に戻されて現
像処理され、受け渡しアーム102を介してキャリアC
に戻される。このようにして、処理を終えたウエハWが
キャリアCに収納されると、キャリアCはオペレータあ
るいは自動搬送ロボットによってキャリアステージ10
1から搬出され、塗布・現像装置100とは別のエリア
に設置された検査・測定装置111に搬送される。この
検査・測定装置111では、ウエハW上に形成されたレ
ジストパターンの線幅、レジストパターンと下地パター
ンとの重なり具合、レジストの塗布ムラ及び現像欠陥等
について検査を行う。
【0005】そして、合格と判定されたウエハWは次工
程に送られるが、不合格と判定されたウエハWは図示し
ない洗浄ユニットに送られてレジストを溶解除去し、当
該塗布、現像が行われる前の状態に戻す。そして、この
ウエハは再び、現像システムに送られ、再度同様の処理
が行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記したパ
ターン形成システムにあっては、検査・測定装置が塗布
・現像装置とは別個に設置されているため、検査・測定
装置の作業を確認するオペレータが別に必要になる。ま
た、塗布・現像装置と検査・測定装置との間でウエハW
を搬送しなければならないので、搬送作業が面倒であ
り、ウエハWの全数検査が要求される場合にはかなり問
題となる。また、搬送に時間がかかるため、現像処理の
状態をリアルタイムで検査することが難しく、さらに検
査・測定装置が置かれる環境のパーティクルを低減する
ために新たな設備が必要になるという問題もある。
【0007】このため本発明者らは、前記した塗布・現
像装置に検査・測定装置を組み込むことを検討してい
る。この際、現状の塗布・現像装置のレイアウトを活用
しようとすると、カセットステーションの横に検査・測
定装置を接続することが考えられる。
【0008】しかしながら、現像後のみならずレジスト
液の塗布後にも検査を行なうことが必要な場合もあり、
単にカセットステーションの横に検査・測定装置を接続
するのみではスループットが低下し、処理の状態をリア
ルタイムで検査することが難しいという課題があった。
また、塗布・現像装置に検査・測定装置を組み込んだ
際、検査・測定装置が処理ステーション内の加熱部(熱
処理装置)からの熱の影響を受けないようにする必要が
ある。更に、検査・測定装置が塗布・現像装置に組み込
まれた際、受け渡しアーム等から発生する振動の影響を
受けないようにする必要がある。
【0009】本発明は、上記技術的課題を解決するため
になされたものであり、検査・測定装置をカセットステ
ーション、処理ステーション等に接続して基板処理装置
を構成することにより、熱、振動などの影響を受けるこ
となく検査・測定を行うことができると共に、基板処理
から検査に亘る作業の簡便化と、時間の短縮とを図る基
板処理装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになされたものであり、本発明にかかる基板処
理装置は、複数の基板を収納した基板カセットを載置す
るカセットステージと、このカセットステージに載置さ
れた基板カセットに対して基板の受け渡しを行うする受
け渡し手段とを含むカセットステーションと、前記カセ
ットステーションに接続され、カセットステーションか
ら搬送された基板に対して所定の処理を施す処理ステー
ションと、前記処理ステーションに接続され、処理ステ
ーションから搬送された基板を他の処理装置に搬送する
インターフェイスステーションと、前記処理ステーショ
ンにおける基板の処理状態を検査・測定する第一乃至第
三の検査・測定ステーションとを備え、前記カセットス
テーションに第一の検査・測定ステーションが接続さ
れ、前記処理ステーションに第二の検査・測定ステーシ
ョンが接続され、前記インターフェイスステーションに
第三の検査・測定ステーションが接続されていることを
特徴としている。
【0011】このような構成を備えているため、カセッ
トステーションの横に検査・測定ステーションを配置す
る場合に比べて、基板の処理状態に応じて検査・測定ス
テーションを使い分けることができ、スループットが向
上し、処理の状態をリアルタイムで検査することができ
る。即ち、基板処理から検査に亘る作業の簡便化と、時
間の短縮化を図ることができる。
【0012】ここで、前記第一乃至第三の検査・測定ス
テーションが、カセットステーションから見て、一方の
側に設けられていることが望ましい。このように、一方
の側に設けられている場合には、その側にオペレータを
配置でき、オペレータの操作も容易になる。なお、この
基板処理装置としては、前記処理ステーションにおける
処理が、レジスト塗布、現像処理であり、かつ前記他の
処理装置が露光装置である基板処理装置に適している。
【0013】また、前記カセットステーションから見
て、一方の側に設けられている前記第一乃至第三の検査
・測定ステーションに配置される検査・測定装置は、一
のコンピュータに接続されていることが望ましい。この
ように第一乃至第三の検査・測定ステーションが、カセ
ットステーションから見て一方の側に設けられているた
め、一のコンピュータに接続することが容易であり、検
査・測定データを集中して管理することができ、しかも
処理ステーションの処理装置等に対して、直ちにその結
果をフィードバックすることができる。
【0014】また、前記第一乃至第三の検査・測定ステ
ーションに配置される検査・測定装置は、表面検査装
置、膜厚測定装置、線幅測定装置のいずれかであること
が望ましい。
【0015】また、前記第一の検査・測定ステーション
に配置される検査・測定装置は、表面検査装置であるこ
とが望ましく、前記第二の検査・測定ステーションに配
置される検査・測定装置は、線幅測定装置であることが
望ましく、更には、前記第三の検査・測定ステーション
に配置される検査・測定装置は、膜厚測定装置であるこ
とが望ましい。更に、第一乃至第三の検査・測定ステー
ションには、表面検査装置、膜厚測定装置、線幅測定装
置から選択された、同種あるいは異種の複数の装置が配
置されていることが望ましい。このように、同一のステ
ーション内に同種あるいは異種の複数の検査測定装置を
配置することによって、基板に対して同種あるいは異種
の複数の検査を行なうことができ、検査測定に要するト
ータルの時間も短縮される。
【0016】また、本発明は上記目的を達成するために
なされたものであり、本発明にかかる基板処理装置は、
複数の基板を収納した基板カセットを載置するカセット
ステージと、このカセットステージに載置された基板カ
セットに対して基板の受け渡しを行う受け渡し手段とを
含むカセットステーションと、前記カセットステーショ
ンに接続され、カセットステーションから搬送された基
板に対して所定の処理を施す処理ステーションと、前記
処理ステーションに接続され、処理ステーションから搬
送された基板を他の処理装置に搬送するインターフェイ
スステーションと、前記処理ステーションにおける基板
の処理状態を検査・測定する検査・測定ステーションと
を備え、前記処理ステーションは、その中心部に配置さ
れた基板を搬送する基板搬送手段と、前記カセットステ
ーション側に配置された加熱部を有する第一の棚ユニッ
トと、前記基板搬送手段を挟んで第一の棚ユニットに対
向して配置された加熱部を有する第二の棚ユニットと、
前記基板搬送手段を囲むように前記第一、第二の棚ユニ
ットと略交して配置された処理ユニットとを含み、前記
検査・測定ステーションは、前記基板搬送手段を囲むよ
うに処理ユニットに対向して配置されると共に、該検査
・測定ステーションに検査・測定装置が配置されている
ことを特徴としている。
【0017】このように検査・測定ステーションには、
前記処理ステーションの基板搬送手段を囲むように処理
ユニットに対向して検査・測定装置が配置されているた
め、迅速に処理状態の検査・測定を行うことができ、基
板処理から検査に亘る作業の簡便化と、時間の短縮化を
図ることができる。
【0018】ここで、前記検査・測定ステーションは、
第一の棚ユニット及び第二の棚ユニットから離間して配
置されていることが望ましい。このように離間して配置
されているため、第一、第二の棚ユニットの加熱部から
の熱の影響を抑制することができる。
【0019】また、前記検査・測定ステーションの下方
に、検査・測定装置が配置されていることが望ましい。
このように検査・測定ステーションの下方に配置されて
いるため、基板搬送手段等から発生する振動の影響を小
さくすることができる。なお、前記検査・測定ステーシ
ョンの最下部に、検査・測定装置のエレキユニット部が
配置され、前記エレキユニット部の上部に検査・測定装
置が配置されていることが望ましい。
【0020】更に、前記検査・測定装置の上方に加熱部
が配置されていることが望ましく、前記検査・測定装置
と前記加熱部との間に断熱部材が配置されていることが
望ましい。このように検査・測定装置の上方に加熱部を
配置しているため、下方に加熱部を配置した場合に比べ
て、該加熱部からの熱の影響を抑制することができる。
特に検査・測定装置と前記加熱部との間に断熱部材を配
置した場合には、該加熱部からの熱の影響を小さくする
ことができる。なお、前記検査・測定装置の上方に配置
された加熱部の処理温度は、前記棚ユニットの加熱部の
処理温度より低く設定されている。
【0021】更にまた、前記検査・測定装置には装置内
部の排気を行うためのファン及びフィルタが設けられて
いることが望ましく、駆動部等から発生するパーティク
ル等を捕捉し、清浄な状態を維持することができる。
【0022】また、前記検査・測定装置は線幅測定装置
であることが望ましい。前記検査・測定装置として、線
幅測定装置が配置されているため、現像後のパターンの
線幅を迅速に検査・測定を行うことができ、基板処理か
ら検査に亘る作業の簡便化と、時間の短縮化を図ること
ができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に本発明を基板の塗布・現像
装置に適用した実施の形態について説明する。図1及び
図2は、この発明が適用された基板処理装置(塗布・現
像装置)の基本構成を示したものである。なお、図1は
これを上面から透視して見た状態を示しており、図2は
斜視図を示している。
【0024】図中、S1はカセットステーション、S2
はウエハWに対して所定の検査・測定を行なうための第
一の検査・測定ステーション、S3はウエハWに対して
レジストの塗布処理や現像処理等の基板処理を行なうた
めの処理ステーション、S4はインターフェイスステー
ション、S5は露光装置、S6はウエハWに対して所定
の検査・測定を行なうための第二の検査・測定ステーシ
ョン、S7はS2、S6と同様に、ウエハWに対して所
定の検査・測定を行なうための第三の検査・測定ステー
ションである。
【0025】カセットステーションS1は、複数の基板
例えば25枚のウエハWを収納した例えば4個のウエハ
カセット(以下「カセット」という)2を載置するカセ
ットステージ1と、カセットステージ1上のカセット
2、処理ステーションS3、第一の検査・測定ステーシ
ョンS2との間でウエハWの受け渡しを行なうための受
け渡し手段をなす受け渡しアーム3とを備えている。こ
の受け渡しアーム3は、昇降自在(Z方向)、X,Y方
向に移動自在、鉛直軸まわり(θ方向)に回転自在に構
成されている。
【0026】この第一の検査・測定ステーションS2
は、カセットステーションS1のカセット2の配列方向
と平行(処理ステーションS3方向と直交する方向)
に、カセットステーションS1に接続して設けられてい
る。この第一の検査・測定ステーションS2には、基板
の表面状態を検査・測定する表面検査装置10が配置さ
れている。この表面検査装置10は、例えば後述するよ
うに顕微分分光光学系ユニットによる撮像によりレジス
ト膜の表面の傷や、上層部のレジストパターンと下層部
のレジストパターンの重なり具合、レジスト液の塗布時
に混入する異物の有無、レジスト液の塗布ムラ、現像処
理後の現像欠陥等を検査する装置である。
【0027】ここで、表面検査装置10の一例について
図3に基づいて説明すると、例えばウエハWの搬送口
(図示せず)を備えた筐体11と、この筐体11内に設
けられ、ウエハWを水平に支持してその向きを調整でき
るように構成された回転載置台12と、この回転載置台
12上のウエハWの表面を撮像するX,Y,Z方向(Y
方向はX,Z方向に垂直な方向であって、紙面に対して
垂直な方向)に移動自在なCCDカメラ13と、照明手
段14とを備えている。そして、このCCDカメラ13
で得られたウエハWの画像をデータ処理部であるコンピ
ュータ4にて解析することによって検査を行なうように
構成されている。なおCCDカメラ13は固定されてい
て、ウエハWの載置台12側がX,Y,Z方向に移動で
きる構成であってもよい。また、第一の検査・測定ステ
ーションS2の空いたスペースにコンピュータを備え
(図示せず)、ウエハWの画像データの処理の一部を行
うようにしても良い。
【0028】次に、処理ステーションS3について説明
すると、この処理ステーションS3はカセットステーシ
ョンS1のカセットの配列方向と略直交する方向に、カ
セットステーションS1に接続して設けられている。そ
して、例えば2個の基板処理部をなす現像ユニット20
(20A,20B)と、2個の基板処理部をなす塗布ユ
ニット21(21A,21B)と、例えば2個の第一、
第二の棚ユニットR1、R2と、例えば1個の基板搬送
手段22と、第二の検査・測定ステーションS6とを備
えている。この第二の検査・測定ステーションS6に
は、ウエハW上に形成されたパターンの線幅を測定する
線幅測定装置23が配置されている。
【0029】そして、この基板搬送手段22によって、
カセットステーションS1との間でウエハWの受け渡し
を行うと共に、インターフェイスステーションS4との
間でウエハWの受け渡し行うために、第一、第二の棚ユ
ニットR1、R2中にそれぞれ受け渡し台を備えた受け
渡し部43が配置されている。また、この基板搬送手段
22によって、ウエハWにレジスト液を塗布する塗布ユ
ニット21(21A,21B)と、ウエハWの現像処理
を行う現像ユニット20(20A,20B)と、これら
の処理の前後にウエハWを所定の温度に加熱し、冷却す
る処理をする第一、第二の棚ユニットR1、R2と、更
には基板上に形成されたパターンの線幅を測定する線幅
測定装置23との間を、ウエハWが搬送されるように構
成されている。
【0030】このような処理ステーションS3のレイア
ウトの一例について説明すると、例えばカセットステー
ションS1から奥を見て例えば右側には現像ユニット2
0や塗布ユニット21等を備えた処理ユニットが2段に
亘って設けられている。なお、以降の説明では、カセッ
トステーションS1側を手前側、露光装置S5側を奥側
として述べることにする。
【0031】また、カセットステーションS1から見て
(図1の矢印A方向からみて)、処理ステーションS3
の右側には、現像ユニット20、塗布ユニット21が配
置されている。また、処理ステーションS3の中央部に
は、第一、第二の棚ユニットR1、R2と、第一の棚ユ
ニットR1および第二の棚ユニットR2との間でウエハ
Wを受け渡しするための、例えば昇降自在、左右、前後
に移動自在かつ鉛直軸まわりに回転自在に構成された基
板搬送手段22が設けられている。なお、この基板搬送
手段22のカセットステーションS1側から見て手前側
には第一の棚ユニットR1、奥側には第二の棚ユニット
R2が配置されている。
【0032】そしてまた、基板搬送手段22のカセット
ステーションS1側から見て左側には第二の検査・測定
ステーションS6が配置され、この第二の検査・測定ス
テーションS6には線幅測定装置23が配置されてい
る。したがって、前記第一の検査・測定ステーションS
2と第二の検査・測定ステーションS6は、塗布・現像
処理装置の同一側に配置されている。なお、図2には便
宜上、基板搬送手段22は省略してある。
【0033】以上のように、前記処理ステーションS3
は、中心部に配置された基板を搬送する基板搬送手段2
2と、前記カセットステーション側に配置された第一の
棚ユニットR1と、前記基板搬送手段22を挟んで第一
の棚ユニットR1に対向して配置された第二の棚ユニッ
トR2と、前記基板搬送手段22を囲むように前記第
一、第二の棚ユニットR1、R2と略交して配置された
現像ユニット20、塗布ユニット21とを備えている。
そして、前記検査・測定ステーションS6は、前記基板
搬送手段22を囲むように現像ユニット20、塗布ユニ
ット21に対向して配置されると共に、該検査・測定ス
テーションに検査・測定装置が配置されている。
【0034】なお、前記検査・測定ステーションS6
は、第一の棚ユニットR1及び第二の棚ユニットR2か
ら離間して配置されている。この検査測定装置は、一般
的に周辺環境温度が例えば30℃以上になると検査測定
装置の測定精度に悪影響を及ぼすため、後述するように
加熱部を有する第一、第二の棚ユニットR1,R2に隣
接して配置しないことが望ましい。
【0035】ここで、線幅測定装置23の一例について
図4に基づいて説明する。なお、図4(a)は線幅測定
装置23の平面図であり、(b)は(a)に示したI−
I断面図である。図4に示すように、線幅測定装置23
はウエハWの搬送口25aを備えた筐体25と、この筐
体25内に設けられ、ウエハWを水平に支持してその向
きを調整できるように構成された回転載置台26と、こ
の回転載置台26上のウエハWに対して線幅測定装置2
3の上方に設けられた照明手段28からの光を入射し、
反射した光を検出するX,Y,Z方向(Y方向はX,Z
方向に垂直な方向であって、紙面に対して垂直な方向)
に移動自在なレンズを備えた光学手段である顕微分分光
光学系ユニット27と、筐体内部を排気するファン29
と、このファン29の前面に配置されたフィルタ30と
を備えている。
【0036】また、前記顕微分分光光学系ユニット27
は一端部にボールスクリュー部32が形成された支持部
31に設けられている。前記支持部31の他端部にはガ
イド部33が形成され、ガイド棒34に沿って案内され
るように形成されている。即ち、図示しないモータによ
ってネジ軸35が回転することによって、X,Y方向
に、顕微分分光光学系ユニット27が移動可能に形成さ
れている。なお顕微分分光光学系ユニット27は固定さ
れていて、ウエハWの載置台26側がX,Y,Z方向に
移動できる構成であってもよい。
【0037】更に、前記ファン29の排出口25bは、
カセットステーションS1側から見て、線幅測定装置2
3の左側面に設けられている。即ち、排出口25bから
の排気が、処理ステーションS3の内部に入り込まない
位置に設けられている。また、前記したようにファン2
9およびフィルタ30が形成されているため、顕微分分
光光学系ユニット27を移動させた際、ボールスクリュ
ー部32、ネジ軸35、ガイド部33、ガイド棒34か
ら発生するパーティクルが処理装置内に侵入するのを防
止できる。
【0038】また,この線幅測定装置23は、顕微分分
光光学系ユニット27によって得られた反射光を、デー
タ処理部であるコンピュータ4にて解析することによっ
て検査を行なうように構成されている。また、第二の検
査・測定ステーションS6の空いたスペースにコンピュ
ータを備え(図示せず)、得られたデータの解析、処理
を行うようにしても良い。
【0039】また、棚ユニットについて説明するが、第
一、第二の棚ユニットR1,R2は略同一の構成を有す
るため、図5に第一の棚ユニットR1を代表して示し、
図5に基づいて棚ユニットについて説明する。なお、こ
の図5においては、基板搬送手段22を図示するため、
第一の棚ユニットR1と現像ユニット20、塗布ユニッ
ト21との間が、拡げて図示されている。
【0040】この第一、第二の棚ユニットR1,R2
は、ウエハWを加熱するための加熱部40と、ウエハW
を冷却するための冷却部41と、ウエハ表面を疎水化す
るための疎水化部42を備えている。また、第一の棚ユ
ニットR1においてはカセットステーションS1の受け
渡しアーム3と処理ステーションS3の基板搬送手段2
2との間でウエハWの受け渡しを行なうための、一方第
二の棚ユニットR2においては処理ステーションS3の
基板搬送手段22と後述するインターフェイスステーシ
ョンS4の搬送アーム60との間でウエハWの受け渡し
を行なうための、受け渡し台を備えた受け渡し部43を
備えている。更に、第一の棚ユニットR1においてはウ
エハWの位置合わせを行なうためのアライメント部44
とが縦に配列されている。
【0041】また、図5に示されるように第二の検査・
測定ステーションS6には、前記したように線幅測定装
置23およびランプ等の照明手段28が配置されてい
る。またこの線幅測定装置23の下部には、エレキユニ
ット部50が設けられている。このエレキユニット部5
0には、線幅測定装置23、前記基板搬送手段22や後
述する塗布ユニット21や現像ユニット20に用いられ
る部材、例えばこれらの駆動系の電源部や、これらの電
力制御等を行うためのコントローラ、これらに電力を分
配するための配電盤等の電気関係設備が収納されてい
る。
【0042】また、前記照明手段28の上部は空間部5
1となっている。この空間部にウエハWを加熱するため
の加熱部53を設ける場合には、図6に示すように断熱
部材52を照明手段28の上部に配置し、その断熱部材
52の上部に加熱部53を配置する。このように配置す
ることで、塗布・現像装置全体の専有面積の低減を図る
ことができると共に、処理のスループットを向上させる
ことができる。また、図6のように加熱部53を複数段
配置せず、線幅測定装置23から遠い上方の段のみに加
熱部53を配置するような場合には、断熱部材52を省
くこともできる。この場合、加熱部53と線幅測定装置
23との間は、空間部(ブランク)である。
【0043】なお、この加熱部53の処理温度は90℃
乃至250℃であり、この加熱部53では、前記第一、
第二の棚ユニットR1,R2における加熱部40の処理
温度100℃乃至350℃よりも低い温度で処理され
る。このように加熱部40の処理温度よりも低い処理温
度の加熱部53を配置したため、線幅測定装置23に与
える熱の影響は小さくすることができる。
【0044】上記したように、第二の検査・測定ステー
ションS6において、線幅測定装置23の下部には加熱
部53のような処理部が設けられておらず、線幅測定装
置23の下部に設けなければならないエレキユニット部
50を除いて、線幅測定装置23は最も下部に設けられ
ている。このように、線幅測定装置23が第二検査・測
定ステーションS6の下方に設けられているため、基板
搬送手段22等から発生する振動を受けた場合であって
も、第二の検査・測定ステーションS6の上方に配置さ
れている場合に比べて、振動の影響を小さくすることが
できる。
【0045】また、加熱部53を設ける場合、線幅測定
装置23上方に加熱部53が配置されているため、加熱
部53から生ずる熱の影響を少なくすることができる。
即ち、加熱部53の熱によって温められた空気の大部分
は上昇し、線幅測定装置23方向に下降する空気は少な
い。また加熱部53と照明手段28との間に断熱部材が
介装されているため、加熱部53からの伝熱による熱の
影響を小さくすることができる。
【0046】このように線幅測定装置23を配置するこ
とにより、振動、熱の影響を極力抑制しているため、精
度の高い測定を行うことができると共に、その寿命を延
ばすことができる。なお、同様に照明手段28のランプ
等の寿命も延ばすことができる。
【0047】また、現像ユニット20、塗布ユニット2
1は従来から用いられている一般的な現像ユニット2
0、塗布ユニット21を用いることができるため、詳細
な説明は省略し、その概略を説明する。現像ユニット2
0には、例えば、カップ内に真空吸着機能を有する回転
自在なスピンチャック、処理液の吐出ノズル、処理液供
給管、ノズルを水平移動させる支持アームが設けられて
いる。このスピンチャックは昇降機構により昇降自在に
構成されており、カップの上方側に位置しているとき
に、前記基板搬送手段22との間でウエハWの受け渡し
が行なわれる。
【0048】そして、ウエハWをカップの上方位置にお
いてスピンチャックが受取ると、下降する。その後、ス
ピンチャック上のウエハWの表面に吐出ノズルから現像
液を吐出し、スピンチャックを半回転させることにより
ウエハW上に現像液の液盛りが行なわれ、現像液の液膜
が形成されるようになっている。
【0049】また塗布ユニット21は現像ユニット20
とほぼ同一の構成であるが、塗布ユニット21は吐出ノ
ズルが例えばウエハWのほぼ中心付近に処理液を供給す
るように構成され、スピンチャック上のウエハWの表面
に吐出ノズルから処理液であるレジスト液を滴下し、ス
ピンチャックを回転させてレジスト液をウエハW上に伸
展させ塗布するようになっている。
【0050】また、塗布ユニット21の下部には収納部
54が設けられ、塗布ユニットや現像ユニットに用いら
れる部材、例えば、現像液、洗浄液等のケミカル材、駆
動系の電源部や、これらの電力制御等を行なうためのコ
ントローラ、これらに電力を分配するための配電盤等の
電気関係の設備が収納されている。
【0051】次に、この処理ステーションS3の隣に接
続されたインターフェイスステーションS4について説
明する。このインターフェイスステーションS4の奥側
には、レジスト膜が形成されたウエハWに対して露光を
行なうための露光装置S5が接続され、このインターフ
ェイスステーションS4には、処理ステーションS3と
露光装置S5との間でウエハWの受け渡しを行なうため
の搬送アーム60が設けられている。この搬送アーム6
0は、処理ステーションS3の第二の棚ユニットR2の
受け渡し部43と露光装置S5との間でウエハWの受け
渡しを行なうために、例えば昇降自在、左右、前後に移
動自在かつ鉛直軸まわりに回転自在に構成されている。
【0052】このインターフェイスステーションS4に
は、第三の検査・測定ステーションS7が設けられてい
る。この第三の検査・測定ステーションS7には、レジ
スト膜の膜厚を測定する膜厚測定装置61が配置されて
いる。
【0053】また上述の膜厚測定装置61は、例えば図
7に示すように、発光部と受光部とを備えた膜厚プロー
ブ62を設け、ウエハに光を照射して反射率を求め、こ
れをコンピュータで解析することにより膜厚が検出され
るようになっている。即ち、膜厚測定装置61は、ウエ
ハWの搬送口を備えた筐体64と、この筐体64内に設
けられ、ウエハWを水平に支持してその向きを調整でき
るように構成された回転載置台63と、この回転載置台
63上に載置されたウエハ表面の膜厚を測定する膜厚プ
ローブ62とを備えている。そして、この膜厚プローブ
62で得られたデータをデータ処理部であるコンピュー
タ4にて解析することによって測定を行なうように構成
されている。なお膜厚プローブ62は固定されていて、
ウエハWの載置台63側がX,Y,Z方向に移動できる
構成であってもよい。また、インターフェイスステーシ
ョンS4の空いたスペースにコンピュータを備え(図示
せず)、得られたデータの処理の一部を行うようにして
も良い。
【0054】また、この第一乃至第三の検査測定ステー
ションS2、S6、S7は、独立して構成されている。
即ち、図1及び図2に示すように、当該ステーションS
2、S6、S7は壁部70,71,72により他の空間
から区画され、ユニット化されている。そのため、カセ
ットステーションS1に隣接する前記壁部70には、第
一の検査・測定ステーションS2の表面検査装置10に
対してウエハWを受け渡すための受け渡し口(図示せ
ず)が形成されている。また、処理ステーションS3に
おける第二の検査測定ステーションS6の基板搬送手段
22に隣接する前記壁部71には、第二の検査・測定ス
テーションS6の線幅測定装置23に対してウエハWを
受け渡すための受け渡し口(図示せず)が形成されてい
る。更に、インターフェイスステーションS4に隣接す
る前記壁部72には、第三の検査・測定ステーションS
7の膜厚測定装置61に対してウエハWを受け渡すため
の受け渡し口(図示せず)が形成されている。
【0055】こうして壁部70,71、72により区画
された第一乃至第三の検査測定ステーションS2、S
6、S7の背面側には、コンピュ−タ4に接続するため
の接続コードを導出するための開口部(図示せず)が設
けられている。このように第一乃至第三の検査測定ステ
ーションS2、S6、S7をカセットステーションS1
側から見て一方側に配置され、しかも接続コードを導出
するための開口部が壁部70,71、72の背面側に設
けられているため、コンピュータ4に接続し易く、煩雑
にならない。なお、本実施形態においては、コンピュー
タ4を塗布・現像装置本体とは離れた構成としている
が、これに限らずS1〜S7のステーションの空いたス
ペースにコンピュータ4を組み込んで、操作パネル等を
介して操作可能な構成とすることもできる。この場合、
操作パネルを設ける位置は、装置本体の背面側が望まし
い。
【0056】また、壁部70,71、72により区画さ
れた第一乃至第三の検査測定ステーションS2、S6、
S7の上部側には、フィルタユニットFが覆うように設
けられている。これを第二の検査測定ステーションS6
の場合について図8に基づいて説明する。なお、図8は
図1に示すI−I線断面図である。
【0057】図に示されるように、壁部71により区画
された第二の検査測定ステーションS6にはフィルタユ
ニットFが上部側を覆うように設けられ、エレキユニッ
ト部50、収納部54の下部側から回収される雰囲気が
上昇排気系に排気される一方、一部が調整部をなすフィ
ルタ装置75へと導入され、このフィルタ装置75にて
清浄化され、所定の温度及び所定湿度に調整された空気
が、前記フィルタユニットFを介して各部内にダウンフ
ローとして吹き出されるようになっている。前記フィル
タユニットFは、例えば空気を清浄化するためのフィル
タ、吸い込みファン等を備えており、前記フィルタ装置
は、不純物を除去するための不純物除去部や、加熱機構
及び加湿機構、空気を送出する送出部等を備えている。
【0058】なお、前記壁部71と前記した線幅測定装
置23の筐体25とを兼用することが好ましい。この場
合、壁部71にファン29の排気口25bを壁部71に
形成する必要がある。
【0059】このように、検査・測定ステーションS
2、S6、S7は、壁部70,71、72によって覆わ
れているため温度影響を受けにくく、また検査測定ステ
ーションS2、S6、S7を、フィルタ装置75で所定
の温度・湿度に調整できるように構成するようにすれ
ば、各検査測定装置は、周辺環境温度湿度が所定範囲に
調整されるので、周囲の温度湿度の影響を受けることな
く、精度の高い検査を行なうことができる。
【0060】次に、実施の形態の作用について説明す
る。先ず自動搬送ロボット(あるいは作業者)により例
えば25枚のウエハWを収納したカセット2がカセット
ステージ1に搬入され、受け渡しアーム3によりカセッ
ト22内からウエハWが取り出される。なお、このウエ
ハWは、すでにベアシリコンの膜厚が測定されているも
のが用いられる。また、ベアシリコンの膜厚が測定され
ていないウエハにあっては、ベアシリコンの膜厚も本発
明の装置で測定することもできる。このウエハWはカセ
ットステージ1の受け渡しアーム3により処理ステーシ
ョンS3の第一の棚ユニットR1の受け渡し部43に置
かれ、次いで処理ステーションS3の基板搬送手段22
により、第一、第二の棚ユニットR1,R2の疎水化部
45→第一、第二の棚ユニットR1,R2の冷却部44
→塗布ユニット42の経路で搬送され、ウエハ表面が疎
水化された後、所定温度まで冷却されて温度調整が行な
われ、塗布ユニット42にて所定温度でレジスト液が塗
布される。
【0061】こうしてレジスト液が塗布されたウエハW
は、基板搬送手段22、基板搬送手段3を介して、第一
の検査測定ステーションS2の表面検査装置10に搬送
され、レジストの塗布ムラ、スクラッチ、パーティクル
等の表面検査が行われる。その後、基板搬送手段3、基
板搬送手段22を介して、第二の棚ユニットR2の受け
渡し部46を介してインターフェイスステーションS4
の搬送アーム60に受け渡され、膜厚測定装置61にて
レジスト膜の膜厚が測定される。測定後のウエハWは、
インターフェイスステーションS4の搬送アーム60を
介して露光装置S5に搬送されて、露光が行なわれる。
【0062】露光後のウエハWは露光装置S5→インタ
ーフェイスステーションS4の搬送アーム60→処理ス
テーションS3の第二の棚ユニットR2の受け渡し部4
6を介して処理ステーションS3に搬送され、ここで基
板搬送手段22により第一、第二の棚ユニットR1,R
2の加熱部40→第一、第二の棚ユニットR1,R2の
冷却部44→現像ユニット41の経路で搬送され、所定
の温度調整が行なわれたウエハWは現像ユニット41に
て所定温度例えば現像液の塗布温度である23℃で現像
処理される。
【0063】その後、ウエハWは処理ステーションS3
の基板搬送手段22により、第一、第二の棚ユニットR
1,R2の加熱部40→第一、第二の棚ユニットR1,
R2の冷却部44→第二の検査測定ステーションS6の
経路で搬送される。そして、第二の検査測定ステーショ
ンS6の線幅測定装置によって線幅が測定される。測定
後、処理ステーションS3の基板搬送手段22により、
第二の検査測定ステーションS6から第一の棚ユニット
R1の受け渡し部46の経路で搬送され、この受け渡し
部46のウエハWは、カセットステーションS1の基板
搬送手段3に受け取られる。
【0064】そして、前記基板搬送手段3により第一の
検査測定ステーションS2の表面検査装置10に搬送さ
れ、現像欠陥等の現像処理状態の検査が行なわれる。次
いで所定の検査が行なわれたウエハWは、受け渡しアー
ム3より元のカセット2内に戻される。
【0065】上述の実施形態では、検査測定ステーショ
ンを備えているため、レジストの塗布、露光、現像、検
査を、共通のオペレータで監視することができるので、
オペレータの省数化を図ることができる上、検査により
何らかの欠陥が認められたときに、速やかに原因の特定
や、原因排除のため、次のアクションを起こすことがで
きる。
【0066】さらに各ステーションS1、S3、S4と
検査測定ステーションS2、S6、S7との間のウエハ
Wの搬送は全て自動で行なわれるので、搬送作業の煩わ
しさがなくなり、基板処理から検査までのトータルの作
業の簡便化を図ることができる。またこれらのステーシ
ョンS1乃至S7間のウエハWの搬送時間も短いので、
前記基板処理から検査までのトータルの作業時間を短縮
することができる上、処理の状態をリアルタイムで検査
することができるので、より精度の高い検査を行なうこ
とができ、さらに何らかの欠陥の早期発見等を図ること
ができる。更にまた、検査測定ステーションS2、S
6、S7における検査測定装置は、塗布・現像装置の内
部に組み込まれるので、パーティクルを低減するための
設備を共用できる。
【0067】また、上記実施形態にあっては、各検査測
定ステーションに一つの検査測定装置を配置した場合を
示したが、同種あるいは異種の複数の検査測定装置を組
み合わせて一つの検査測定ステーションを構成しても良
い。即ち、第一の検査測定ステーションに複数の表面検
査装置を、第二の検査測定ステーションに複数の線幅測
定装置を、第三の検査測定ステーションに複数の線幅測
定装置を配置しても良い。また、第一の検査測定ステー
ションに表面検査装置と膜厚測定装置を、第二の検査測
定ステーションに線幅測定装置と表面検査装置を、第三
の検査測定ステーションに線幅測定装置と膜厚測定装置
を配置しても良い。このように、同一のステーション内
に同種あるいは異種の複数の検査測定装置を配置するこ
とによって、ウエハWに対して同種あるいは異種の複数
の検査を行なうことができ、検査測定に要するトータル
の時間も短縮される。
【0068】また、本実施形態においては、表面検査装
置、線幅測定装置、膜厚測定装置の全てを備えた塗布・
現像装置の例について説明したが、これに限らず各検査
測定ステーションの検査・測定装置を同一の検査測定装
置としてもよい。即ち、第一乃至第三の検査測定ステー
ションの検査測地装置を、たとえば表面検査装置として
も良い。
【0069】
【発明の効果】本発明にかかる基板処理装置によれば、
熱、振動などの影響が小さく、高精度な検査・測定を行
うことができると共に、基板処理から検査に亘る作業の
簡便化と、時間の短縮とを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明にかかる一実施形態を示す平面
概略図である。
【図2】図2は、図1に示した装置の斜視図である。
【図3】図3は、表面検査装置の概略構成図である。
【図4】図4は、線幅測定装置の概略平面図であって、
(a)は平面図、(b)は(a)のI−I断面図であ
る。
【図5】図5は、各ステーションの配置関係を示す図で
ある。
【図6】図6は、第二検査・測定ステーションの配置図
である。
【図7】図7は、膜厚測定装置の概略構成図である。
【図8】図8は、図1のI−I断面図である。
【図9】図9は、従来の基板処理装置を示す平面概略図
である。
【符号の説明】
2 カセット 3 受け渡しアーム 4 コンピュータ 10 表面検査装置 20 現像ユニット 21 塗布ユニット 22 基板搬送手段 23 線幅測定装置 40 加熱部 43 受け渡し部 52 断熱部材 53 加熱部 60 搬送アーム 61 膜厚測定装置 70 壁部 71 壁部 72 壁部 S1 カセットステーション S2 第一の検査・測定ステーション S3 処理ステーション S4 インターフェイスステーション S5 露光装置 S6 第二の検査・測定ステーション S7 第三の検査・測定ステーション R1 第一の棚ユニット R2 第二の棚ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4M106 AA01 CA39 CA41 5F031 CA02 CA05 DA17 FA01 FA02 FA03 FA11 GA50 MA02 MA07 MA09 MA26 MA27 MA33 NA02 NA18 5F046 CD01 CD04 CD05 JA04 JA21 JA22 KA00 LA01 LA18

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の基板を収納した基板カセットを載
    置するカセットステージと、このカセットステージに載
    置された基板カセットに対して基板の受け渡しを行う受
    け渡し手段とを含むカセットステーションと、前記カセ
    ットステーションに接続され、カセットステーションか
    ら搬送された基板に対して所定の処理を施す処理ステー
    ションと、前記処理ステーションに接続され、処理ステ
    ーションから搬送された基板を他の処理装置に搬送する
    インターフェイスステーションと、前記処理ステーショ
    ンにおける基板の処理状態を検査・測定する第一乃至第
    三の検査・測定ステーションとを備え、 前記カセットステーションに第一の検査・測定ステーシ
    ョンが接続され、前記処理ステーションに第二の検査・
    測定ステーションが接続され、前記インターフェイスス
    テーションに第三の検査・測定ステーションが接続され
    ていることを特徴とする基板処理装置。
  2. 【請求項2】 前記第一乃至第三の検査・測定ステーシ
    ョンが、カセットステーションから見て、一方の側に設
    けられていることを特徴とする請求項1に記載された基
    板処理装置。
  3. 【請求項3】 前記処理ステーションにおける処理が、
    レジスト塗布、現像処理であり、かつ前記他の処理装置
    が露光装置であることを特徴とする請求項1または請求
    項2に記載された基板処理装置。
  4. 【請求項4】 前記カセットステーションから見て、一
    方の側に設けられている前記第一乃至第三の検査・測定
    ステーションに配置される検査・測定装置は、一のコン
    ピュータに接続されていることを特徴とする請求項1に
    記載された基板処理装置。
  5. 【請求項5】 前記第一乃至第三の検査・測定ステーシ
    ョンに配置される検査・測定装置は、表面検査装置、膜
    厚測定装置、線幅測定装置のいずれかを含むことを特徴
    とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載された基
    板処理装置。
  6. 【請求項6】 前記第一の検査・測定ステーションに配
    置される検査・測定装置は、表面検査装置であることを
    特徴とする請求項5に記載された基板処理装置。
  7. 【請求項7】 前記第二の検査・測定ステーションに配
    置される検査・測定装置は、線幅測定装置であることを
    特徴とする請求項5に記載された基板処理装置。
  8. 【請求項8】 前記第三の検査・測定ステーションに配
    置される検査・測定装置は、膜厚測定装置であることを
    特徴とする請求項5に記載された基板処理装置。
  9. 【請求項9】 前記第一乃至第三の検査・測定ステーシ
    ョンには、表面検査装置、膜厚測定装置、線幅測定装置
    から選択された、同種あるいは異種の複数の装置が配置
    されていることを特徴とする請求項5に記載された基板
    処理装置。
  10. 【請求項10】 複数の基板を収納した基板カセットを
    載置するカセットステージと、このカセットステージに
    載置された基板カセットに対して基板の受け渡しを行う
    受け渡し手段とを含むカセットステーションと、前記カ
    セットステーションに接続され、カセットステーション
    から搬送された基板に対して所定の処理を施す処理ステ
    ーションと、前記処理ステーションに接続され、処理ス
    テーションから搬送された基板を他の処理装置に搬送す
    るインターフェイスステーションと、前記処理ステーシ
    ョンにおける基板の処理状態を検査・測定する検査・測
    定ステーションとを備え、 前記処理ステーションは、その中心部に配置された基板
    を搬送する基板搬送手段と、前記カセットステーション
    側に配置された加熱部を有する第一の棚ユニットと、前
    記基板搬送手段を挟んで第一の棚ユニットに対向して配
    置された加熱部を有する第二の棚ユニットと、前記基板
    搬送手段を囲むように前記第一、第二の棚ユニットと略
    交して配置された処理ユニットとを含み、 前記検査・測定ステーションは、前記基板搬送手段を囲
    むように処理ユニットに対向して配置されると共に、該
    検査・測定ステーションに検査・測定装置が配置されて
    いることを特徴とする基板処理装置。
  11. 【請求項11】 前記検査・測定ステーションは、第一
    の棚ユニット及び第二の棚ユニットから離間して配置さ
    れていることを特徴とする請求項10に記載された基板
    処理装置。
  12. 【請求項12】 前記検査・測定ステーションの下方
    に、検査・測定装置が配置されていることを特徴とする
    請求項10または請求項11に記載された基板処理装
    置。
  13. 【請求項13】 前記検査・測定ステーションの最下部
    に、検査・測定装置のエレキユニット部が配置され、該
    エレキユニット部の上部に検査・測定装置が配置されて
    いることを特徴とする請求項12に記載された基板処理
    装置。
  14. 【請求項14】 前記検査・測定装置の上方に加熱部が
    配置されていることを特徴とする請求項12または請求
    項13に記載された基板処理装置。
  15. 【請求項15】 前記検査・測定装置と前記加熱部との
    間に断熱部材が配置されていることを特徴とする請求項
    14に記載された基板処理装置。
  16. 【請求項16】 前記検査・測定装置の上方に配置され
    た加熱部の処理温度が、前記第一、第二の棚ユニットの
    加熱部の処理温度より低く設定されていること特徴とす
    る請求項15に記載された基板処理装置。
  17. 【請求項17】 前記検査・測定装置には装置内部の排
    気を行うためのファン及びフィルタが設けられているこ
    とを特徴とする請求項10乃至請求項16のいずれかに
    記載された基板処理装置。
  18. 【請求項18】 前記検査・測定装置は線幅測定装置で
    あることを特徴とする請求項10乃至請求項17のいず
    れかに記載された基板処理装置。
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