JP2003150779A - パッシブ運用管理システム及びその方法 - Google Patents

パッシブ運用管理システム及びその方法

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JP2003150779A
JP2003150779A JP2001348980A JP2001348980A JP2003150779A JP 2003150779 A JP2003150779 A JP 2003150779A JP 2001348980 A JP2001348980 A JP 2001348980A JP 2001348980 A JP2001348980 A JP 2001348980A JP 2003150779 A JP2003150779 A JP 2003150779A
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JP2001348980A
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English (en)
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Takayuki Sudo
孝之 須藤
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Mizuho Trust and Banking Co Ltd
Original Assignee
Mizuho Trust and Banking Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 株式の適切な売買時期、あるいは売買株数を
決定するための情報を提供することができるパッシブ運
用管理システムを実現する。 【解決手段】 入力されたファンド残高データとファン
ド残高異動データとベンチマークデータに含まれる株価
とを用いて最新のポートフォリオデータを作成し、該作
成したポートフォリオデータとベンチマークデータから
なる時価資産内容との乖離幅が所定のリスク設定値を超
える場合に、リバランス実行指示を行うリスク管理部1
1と、指標株価指数構成銘柄数の異動があった場合、ま
たは指標株価指数構成銘柄についての上場株式数の異動
があった場合に、リバランス実行指示を行うベンチマー
ク異動管理部13と、該リバランス実行指示を受け取る
と、乖離幅を縮小するように、運用指標構成銘柄の内、
全てまたは一部の銘柄についての売買株数を求めるリバ
ランス計画作成部14とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、年金等の資産を株
式によりパッシブ運用する際に用いて好適なパッシブ運
用管理システム及びその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、信託銀行は、顧客から企業年
金等の資産の信託を受け、この受託資産の運用を行って
いる。この資産運用方法には株式により資産を運用する
ものがあるが、その1つとしてパッシブ運用と呼ばれる
ものが知られている。このパッシブ運用とは、株取引市
場の株価指数などを運用指標とし、この運用指標に資産
内容が連動して変動することを目指すものである。した
がって、資産内容が運用指標に常時一致していることが
最も望ましい運用状況となる。このような運用特性を有
することから、パッシブ運用を用いれば市場平均並みの
運用実績が期待できるので、安定的な資産運用が望まれ
る公的年金などの運用に、パッシブ運用が利用されるよ
うになってきている。
【0003】しかしながら、運用対象銘柄の時価変動が
大きくなったり、委託者により資産の一部が現金化され
たりすると、資産内容と運用指標との乖離が大きくな
る。このために、パッシブ運用の管理においては、資産
内容と運用指標との誤差をできるだけ小さく抑えること
が重要な課題となっている。この課題に対処するため
に、運用者は、株式の売買を行うことによって誤差を縮
小するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
のパッシブ運用管理方法では、資産内容と運用指標との
誤差を縮小するために株式の売買を行うが、これにより
売買毎にかかる手数料が増大するという問題がある。こ
の手数料の増大と誤差縮小の関係は相反するものであ
り、最適な売買頻度でパッシブ運用を行うことが運用者
に求められている。
【0005】ところが、運用者にとっては、適切な売買
時期を決定するための情報が充分に得られない場合があ
り、このために売買契機が分からず、結果的に最適な売
買頻度から大きく逸脱した頻度でパッシブ運用を行って
しまい、運用効率の低下を招く虞がある。このような理
由から、運用者に対して株式の適切な売買時期を決定す
るための情報を提供することができるパッシブ運用管理
システムの実現が望まれている。
【0006】また、資産内容と運用指標との乖離を修正
するために適切な売買株数を決定するための情報につい
ても、運用者に対して提供可能なパッシブ運用管理シス
テムの実現が望まれている。
【0007】本発明は、このような事情を考慮してなさ
れたもので、その目的は、株式の適切な売買時期、ある
いは売買株数を決定するための情報を提供することがで
きるパッシブ運用管理システム及びその方法を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載のパッシブ運用管理システムは、
資産を株式によりパッシブ運用するための情報を提供す
るパッシブ運用管理システムであって、入力されたファ
ンド残高データとファンド残高異動データとベンチマー
クデータに含まれる株価とを用いて最新のポートフォリ
オデータを作成し、該作成したポートフォリオデータと
前記ベンチマークデータからなる時価資産内容との乖離
幅が所定のリスク設定値を超える場合に、リバランス実
行指示を行うリスク管理手段と、前記リバランス実行指
示を受け取ると、前記乖離幅を縮小するように、運用指
標構成銘柄の内、全てまたは一部の銘柄についての売買
株数を求めるリバランス計画作成手段とを具備すること
を特徴としている。
【0009】請求項2に記載のパッシブ運用管理システ
ムは、資産を株式によりパッシブ運用するための情報を
提供するパッシブ運用管理システムであって、少なくと
も前日分のベンチマークデータを記憶し、入力された当
日分または将来分のベンチマークデータと前記前日分の
ベンチマークデータを用いて、運用指標構成銘柄毎に、
上場株式数の前日からの差異を求め、上場株式数の異動
があった場合に、リバランス実行指示を行うベンチマー
ク異動管理手段と、前記リバランス実行指示を受け取る
と、上場株式数の異動による乖離幅を縮小するように、
運用指標構成銘柄の内、全てまたは一部の銘柄について
の売買株数を求めるリバランス計画作成手段とを具備す
ることを特徴としている。
【0010】請求項3に記載のパッシブ運用管理システ
ムは、請求項2に記載のパッシブ運用管理システムにお
いて、前記ベンチマーク異動管理手段は、上場株式数の
異動があった銘柄についてのマーケットウェイトの変化
量が所定の株式異動売買トリガ値を超える場合に、前記
リバランス実行指示を行うことを特徴とする。
【0011】請求項4に記載のパッシブ運用管理システ
ムは、請求項3に記載のパッシブ運用管理システムにお
いて、前記リバランス計画作成手段は、完全法によるパ
ッシブ運用を行うファンドについては、上場株式数の異
動があった銘柄を仮に売買したとすると、当該売買銘柄
以外の銘柄に関して、運用指標に対する個別銘柄ウェイ
トに係る乖離幅が所定の他銘柄売買トリガ値を超える場
合に、売買要と判断し、該乖離幅を縮小するように運用
指標構成銘柄の内、全てまたは一部の銘柄についての売
買株数を決定することを特徴とする。
【0012】請求項5に記載のパッシブ運用管理システ
ムは、資産を株式によりパッシブ運用するための情報を
提供するパッシブ運用管理システムであって、運用指標
構成銘柄の異動内容に係るベンチマーク異動データの履
歴を管理し、入力された前記ベンチマーク異動データに
基づいて前記履歴を更新し、ベンチマークデータの対象
銘柄数の異動があった場合に、リバランス実行指示を行
うベンチマーク異動管理手段と、前記リバランス実行指
示を受け取ると、前記銘柄数の異動による乖離幅を縮小
するように、運用指標構成銘柄の内、全てまたは一部の
銘柄についての売買株数を求めるリバランス計画作成手
段とを具備することを特徴としている。
【0013】請求項6に記載のパッシブ運用管理システ
ムは、請求項5に記載のパッシブ運用管理システムにお
いて、前記リバランス計画作成手段は、完全法によるパ
ッシブ運用を行うファンドについては、前記銘柄数の異
動に係る銘柄を仮に売買したとすると、当該売買銘柄以
外の銘柄に関して、運用指標に対する個別銘柄ウェイト
に係る乖離幅が所定の他銘柄売買トリガ値を超える場合
に、売買要と判断し、該乖離幅を縮小するように運用指
標構成銘柄の内、全てまたは一部の銘柄についての売買
株数を決定することを特徴とする。
【0014】請求項7に記載のパッシブ運用管理システ
ムは、請求項5または請求項6に記載のパッシブ運用管
理システムにおいて、前記ベンチマーク異動管理手段
は、前記入力されたベンチマーク異動データに基づいて
運用指標構成銘柄の入れ替え期日を管理し、この入れ替
えに関するベンチマーク異動予定情報をリバランス計画
作成手段へ提供し、前記リバランス計画作成手段は、前
記ベンチマーク異動予定情報に基づいて、該入れ替え期
日を前記決定した売買株数に関連付けることを特徴とす
る。
【0015】請求項8に記載のパッシブ運用管理システ
ムは、請求項1乃至請求項7のいずれかの項に記載のパ
ッシブ運用管理システムにおいて、前記リバランス計画
作成手段は、銘柄の売買単位を考慮して前記売買株数を
決定することを特徴とする。
【0016】請求項9に記載のパッシブ運用管理システ
ムは、請求項1乃至請求項8のいずれかの項に記載のパ
ッシブ運用管理システムにおいて、前記リバランス計画
作成手段は、入力された資金異動データを勘案して前記
売買株数を決定することを特徴とする。
【0017】請求項10に記載のパッシブ運用管理方法
は、資産を株式によりパッシブ運用するための情報を提
供するパッシブ運用管理システムにおけるパッシブ運用
管理方法であって、入力されたファンド残高データとフ
ァンド残高異動データとベンチマークデータに含まれる
株価とを用いて最新のポートフォリオデータを作成する
過程と、前記作成したポートフォリオデータと前記ベン
チマークデータからなる時価資産内容との乖離幅が所定
のリスク設定値を超える場合に、リバランス実行指示を
行う過程と、前記リバランス実行指示を受け取ると、前
記乖離幅を縮小するように、運用指標構成銘柄の内、全
てまたは一部の銘柄についての売買株数を求めるリバラ
ンス計画作成過程とを含むことを特徴としている。
【0018】請求項11に記載のパッシブ運用管理方法
は、資産を株式によりパッシブ運用するための情報を提
供するパッシブ運用管理システムにおけるパッシブ運用
管理方法であって、少なくとも前日分のベンチマークデ
ータを記憶する過程と、入力された当日分または将来分
のベンチマークデータと前記前日分のベンチマークデー
タを用いて、運用指標構成銘柄毎に、上場株式数の前日
からの差異を求める過程と、上場株式数の異動があった
場合に、リバランス実行指示を行うリバランス指示過程
と、前記リバランス実行指示を受け取ると、上場株式数
の異動による乖離幅を縮小するように、運用指標構成銘
柄の内、全てまたは一部の銘柄についての売買株数を求
めるリバランス計画作成過程とを含むことを特徴として
いる。
【0019】請求項12に記載のパッシブ運用管理方法
は、請求項11に記載のパッシブ運用管理方法におい
て、前記リバランス指示過程は、上場株式数の異動があ
った銘柄についてのマーケットウェイトの変化量が所定
の株式異動売買トリガ値を超える場合に、前記リバラン
ス実行指示を行う処理を含むことを特徴とする。
【0020】請求項13に記載のパッシブ運用管理方法
は、請求項12に記載のパッシブ運用管理方法におい
て、前記リバランス計画作成過程は、完全法によるパッ
シブ運用を行うファンドについては、上場株式数の異動
があった銘柄を仮に売買したとすると、当該売買銘柄以
外の銘柄に関して、運用指標に対する個別銘柄ウェイト
に係る乖離幅が所定の他銘柄売買トリガ値を超える場合
に、売買要と判断し、該乖離幅を縮小するように運用指
標構成銘柄の内、全てまたは一部の銘柄についての売買
株数を決定する処理をさらに含むことを特徴とする。
【0021】請求項14に記載のパッシブ運用管理方法
は、資産を株式によりパッシブ運用するための情報を提
供するパッシブ運用管理システムにおけるパッシブ運用
管理方法であって、運用指標構成銘柄の異動内容に係る
ベンチマーク異動データの履歴を管理する過程と、入力
された前記ベンチマーク異動データに基づいて前記履歴
を更新する過程と、ベンチマークデータの対象銘柄数の
異動があった場合に、リバランス実行指示を行う過程
と、前記リバランス実行指示を受け取ると、前記銘柄数
の異動による乖離幅を縮小するように、運用指標構成銘
柄の内、全てまたは一部の銘柄についての売買株数を求
めるリバランス計画作成過程とを含むことを特徴として
いる。
【0022】請求項15に記載のパッシブ運用管理方法
は、請求項14に記載のパッシブ運用管理方法におい
て、前記リバランス計画作成過程は、完全法によるパッ
シブ運用を行うファンドについては、前記銘柄数の異動
に係る銘柄を仮に売買したとすると、当該売買銘柄以外
の銘柄に関して、運用指標に対する個別銘柄ウェイトに
係る乖離幅が所定の他銘柄売買トリガ値を超える場合
に、売買要と判断し、該乖離幅を縮小するように運用指
標構成銘柄の内、全てまたは一部の銘柄についての売買
株数を決定する処理を含むことを特徴とする。
【0023】請求項16に記載のパッシブ運用管理方法
は、請求項14または請求項15に記載のパッシブ運用
管理方法において、前記入力されたベンチマーク異動デ
ータに基づいて運用指標構成銘柄の入れ替え期日を管理
する過程をさらに含み、前記リバランス計画作成過程
は、該入れ替え期日を前記決定した売買株数に関連付け
る処理をさらに含むことを特徴とする。
【0024】請求項17に記載のパッシブ運用管理方法
は、請求項10乃至請求項16のいずれかの項に記載の
パッシブ運用管理方法において、前記リバランス計画作
成過程は、銘柄の売買単位を考慮して前記売買株数を決
定する処理をさらに含むことを特徴とする。
【0025】請求項18に記載のパッシブ運用管理方法
は、請求項10乃至請求項17のいずれかの項に記載の
パッシブ運用管理方法において、前記リバランス計画作
成過程は、入力された資金異動データを勘案して前記売
買株数を決定する処理をさらに含むことを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、本発明の一
実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形
態によるパッシブ運用管理システム1の構成を示すブロ
ック図である。この図1に示すパッシブ運用管理システ
ム1は、リスク管理部11とリターン乖離算出部12と
ベンチマーク異動管理部13とリバランス計画作成部1
4とから構成される。
【0027】このパッシブ運用管理システム1には、周
辺機器として入力装置、表示装置等(いずれも図示せ
ず)が接続されるものとする。ここで、入力装置とはキ
ーボード、マウス等の入力デバイスのことをいう。表示
装置とはCRT(Cathode RayTube)や液晶表示装置等
のことをいう。これにより、パッシブ運用管理システム
1の各部11〜14に対してデータを入力したり、ある
いは各部11〜14のデータを表示したりすることがで
きる。また、パッシブ運用管理システム1をデータ伝送
可能な通信回線を提供する通信ネットワークと接続し、
端末や他の装置との間で通信回線を介してデータを送受
するようにしてもよい。
【0028】また、各部11〜14は、それぞれの機能
を実現するための処理を実行する処理部と、この処理部
で使用されるデータを記憶する記憶部とから構成され
る。なお、上記各処理部は専用のハードウェアにより実
現されるものであってもよく、また、これら処理部はメ
モリおよびCPU(中央処理装置)により構成され、各
処理部の機能を実現するためのプログラムをメモリにロ
ードして実行することによりその機能を実現させるもの
であってもよい。
【0029】リスク管理部11は、入力されたファンド
残高データとファンド残高異動データとベンチマークデ
ータに含まれる株価とを用いて最新の総資産残高データ
(ポートフォリオデータ)を作成し、ファンド毎に、該
作成したポートフォリオデータについて運用指標(ベン
チマーク)を示すベンチマークデータとの乖離幅のチェ
ックを行う。ファンド残高データとは、パッシブ運用に
よって受託資産の投資を行う同じファンドについての総
資産残高の内容を示すデータのことをいう。このファン
ド残高データには、ファンド内の銘柄毎の保有株式数と
現金(キャッシュ)保有額が含まれる。ファンド残高異
動データとは、同じファンドについての売買株数を示す
データのことをいう。ベンチマークデータとは、運用指
標の算定対象銘柄(運用指標構成銘柄)に関する上場株
式数(ベンチマーク算出用の株式数)や株価のことをい
う。
【0030】なお、本実施形態では、運用指標として特
定された取引市場の株価指数(以下、指標株価指数と称
する)を用いる。また、該指標株価指数の算定対象銘柄
(以下、指標株価指数構成銘柄と称する)毎の上場株式
数や株価がベンチマークデータとなる。
【0031】また、リスク管理部11は、ベンチマーク
データとの乖離幅が所定のリスク設定値を超えた場合
に、リバランス計画作成部14に対してリバランス計画
を作成するように指示する。リバランス計画とは、資産
内容と運用指標との誤差を縮小し、乖離を修正するため
の売買株数のことをいう。
【0032】リターン乖離算出部12は、ファンド全体
のリターン乖離および個別銘柄のリターン乖離を算出す
る。リターン乖離とは、運用指標に基づいた株価騰落率
と、ファンド全体または個別銘柄に関する資産残高内容
に基づいた株価騰落率との乖離のことをいう。また、リ
ターン乖離算出部12は、ファンド全体のリターン乖離
に対する個別銘柄影響度を算出する。
【0033】ベンチマーク異動管理部13は、入力され
た当日分または将来分のベンチマークデータを用いて、
指標株価指数構成銘柄毎に、上場株式数の前日からの差
異とマーケットウェイトの前日からの差異をそれぞれ求
める。マーケットウェイトとは、一銘柄の時価資産額が
指標株価指数構成銘柄全体の時価資産総額に占める割合
のことをいう。また、入力されたベンチマーク異動デー
タの履歴を管理し、銘柄やコーポレートアクション(類
型化)、日付などに基づいた検索機能を提供する。ベン
チマーク異動データとは、指標株価指数構成銘柄の異動
内容(銘柄の組入れ、除外等)を示すデータのことをい
う。また、実際に指標株価指数構成銘柄の入れ替えを行
う期日の管理を行う。
【0034】また、ベンチマーク異動管理部13は、指
標株価指数構成銘柄数の異動があった場合、または指標
株価指数構成銘柄についての上場株式数の異動があった
場合に、リバランス計画作成部14に対してリバランス
計画を作成するように指示する。
【0035】リバランス計画作成部14は、リスク管理
部11またはベンチマーク異動管理部13からのリバラ
ンス実行指示により、入力された資金異動データを勘案
してリバランス計画を作成する。資金異動データとは、
ファンドについての元本の増資額または減資額を示すデ
ータのことをいう。
【0036】なお、パッシブ運用管理システム1には図
1に示す各データが入力されるが、パッシブ運用管理シ
ステム1が、これら入力データを提供する装置から、定
期的に(例えば、日次で)該入力データを取得するよう
にしてもよい。
【0037】次に、上記各部11〜14の動作について
順次、説明する。初めに、図2、図3を参照して、リス
ク管理部11の動作について説明する。図2は、図1に
示すリスク管理部11の処理部が行うリスク管理処理の
流れを示すフローチャートである。図3は、図1に示す
リスク管理部11の記憶部が記憶するリスク設定値テー
ブル21の構成例を示す図である。
【0038】先ず、リスク管理部11には、図3に示す
ように、ファンド毎に、各種リスク設定値が予め設定さ
れる。図3のリスク設定値テーブル21においては、フ
ァンドA〜Eに対して、個別銘柄組入比率乖離、業種・
規模比率乖離、およびキャッシュ比率(上限)がそれぞ
れ設定されている。なお、個別銘柄組入比率乖離および
業種・規模比率乖離の値には、百分率に100を乗じた
単位(bp)を用いている。
【0039】また、ファンドA〜Cは、国内株式を投資
先とするファンドであって、完全法によりパッシブ運用
がなされるものである。また、ファンドD,Eは、国内
株式を投資先とするファンドであって、層化抽出法によ
りパッシブ運用がなされるものである。上記完全法によ
るパッシブ運用とは、指標株価指数構成銘柄の全てに対
して資産を投資するものである。この完全法によるパッ
シブ運用においては、指標株価指数構成銘柄の全てがベ
ンチマークデータの対象銘柄となり、それら全銘柄につ
いて、指標株価指数と一致するように株式の売買を行
う。
【0040】層化抽出法によるパッシブ運用とは、指標
株価指数構成銘柄の全ての中から代表的な銘柄を抽出
し、該抽出した銘柄に対して資産を投資するものであ
る。例えば、指標株価指数に係る株取引市場で定められ
た業種毎に、上場株式数の所定範囲別に銘柄を組み分け
し、それぞれの所定範囲毎に代表銘柄を抽出する。ま
た、各所定範囲内の銘柄について、その株価に応じてさ
らに組み分けし、この株価の組毎に代表銘柄を抽出する
ようにしてもよい。この層化抽出法によるパッシブ運用
においては、各業種の代表銘柄が投資対象銘柄となり、
それら全代表銘柄について、指標株価指数と一致するよ
うに株式の売買を行う。
【0041】リスク管理部11には、日次で、ファンド
残高データとファンド残高異動データが入力される。こ
れらデータが入力されると、リスク管理部11は、図2
の処理を開始する。なお、リスク管理部11は、複数の
ファンドのファンド残高データとファンド残高異動デー
タが入力された場合には、ファンド毎に以下の処理を行
う。
【0042】初めに、リスク管理部11は、ファンド残
高異動データ(同じファンドについての売買株数を示す
データ)の内容に従って、ファンド残高データ(銘柄毎
の保有株式数と現金保有額を示すデータ)の内容を更新
する。次いで、ベンチマーク異動管理部13からベンチ
マークデータを取得し、このベンチマークデータに含ま
れる株価と更新済みのファンド残高データとに基づいて
最新のポートフォリオデータ(銘柄毎の時価資産額と現
金保有額を示すデータ)を作成する(図2のステップS
1)。
【0043】次いで、その作成したポートフォリオデー
タについて、ベンチマークデータからなる時価資産内容
との間の各種乖離幅を算出する(図2のステップS
2)。ここで、リスク管理部11は、個別銘柄ウェイト
(一銘柄の時価資産額が時価資産総額に占める割合)、
業種ウェイト(一業種についての全銘柄の時価資産総額
が時価資産総額に占める割合)、および規模ウェイト
(所定範囲の上場株式数の銘柄についての時価資産総額
が時価資産総額に占める割合)の各ウェイトに関して乖
離幅を求める。
【0044】また、資金異動データとキャッシュ残高
(現金保有額)および先物残高データ(先物株式取引分
の資産残高)を用いて、ポートフォリオデータが示す資
産内のキャッシュ比率(現金保有比率)を算出する(図
2のステップS3)。
【0045】次いで、リスク管理部11は、各ウエイト
の乖離幅について、図3のリスク設定値と比較する。個
別銘柄ウェイトについては、個別銘柄組入比率乖離の値
と比較する。業種ウェイトおよび規模ウェイトについて
は、業種・規模比率乖離の値とそれぞれ比較する。ま
た、算出したキャッシュ比率を図3のキャッシュ比率
(上限)の値と比較する(図2のステップS4)。
【0046】これら比較の結果、いずれかの比較結果が
リスク設定値を超えていた場合に、リスク管理部11
は、リバランス計画作成部14に対して、リスク乖離に
よるリバランス計画を作成するように指示する(図2の
ステップS5、S6)。
【0047】また、リスク管理部11は、上記ステップ
S1で求めたポートフォリオデータと、ベンチマーク異
動管理部13から取得したベンチマークデータをリター
ン乖離算出部12へ提供する。リターン乖離算出部12
は、それら提供されたデータを使用して、ファンド全体
の株価騰落率と指標株価指数の株価騰落率との乖離幅
(ファンド全体のリターン乖離幅)を求める。また、同
様に、個別銘柄についての株価騰落率と指標株価指数の
株価騰落率との乖離幅(個別銘柄のリターン乖離幅)を
求める。また、リターン乖離算出部12は、それら求め
た個別銘柄のリターン乖離幅と個別銘柄ウェイトの乖離
幅に基づいて、ファンド全体のリターン乖離に対する個
別銘柄影響度を算出する。
【0048】次に、図4、図5を参照して、ベンチマー
ク異動管理部13の動作について説明する。図4は、図
1に示すベンチマーク異動管理部13の処理部が行う当
日分のベンチマーク異動管理処理の流れを示すフローチ
ャートである。図5は、図1に示すベンチマーク異動管
理部13の処理部が行う将来分のベンチマーク異動管理
処理の流れを示すフローチャートである。ベンチマーク
異動管理部13には、日次で、ベンチマークデータとベ
ンチマーク異動データが入力される。これらデータが入
力されると、ベンチマーク異動管理部13は図4および
図5の処理を開始する。
【0049】なお、ベンチマーク異動データについて
は、指標株価指数構成銘柄に係る異動情報がなかった場
合には入力がなされない。また、ベンチマーク異動管理
部13の記憶部は、ベンチマーク管理データとして、過
去のベンチマークデータとベンチマーク異動データを記
憶している。
【0050】初めに、図4を参照して当日分のベンチマ
ーク異動管理処理を説明する。先ず、ベンチマーク異動
管理部13は、入力された当日分のベンチマークデータ
と、ベンチマーク管理データの前日分のベンチマークデ
ータとを用いて、銘柄毎に、前日からの上場株式数の差
およびマーケットウェイトの差を求める。また、当日分
のベンチマークデータをベンチマーク管理データとして
記憶部に記憶させる(図4のステップS11)。
【0051】次いで、ベンチマーク異動データの入力が
あった場合には、その入力されたベンチマーク異動デー
タに基づいて、記憶部のベンチマーク管理データの内、
当日分の内容を更新する(図4のステップS12、S1
3)。次いで、ベンチマークデータの対象銘柄数の異動
があった場合に、ベンチマーク異動管理部13は、リバ
ランス計画作成部14に対して、銘柄数異動によるリバ
ランス計画を作成するように指示する(図4のステップ
S14、S15)。
【0052】一方、ベンチマークデータの対象銘柄数の
異動がなく(図4のステップS14の判断結果が「N
O」の場合)、且つベンチマークデータの対象銘柄につ
いて、前日からの上場株式数の異動があった場合に、ベ
ンチマーク異動管理部13は、上場株式数の異動があっ
た銘柄に関し、マーケットウェイトの変化量が所定の株
式異動売買トリガ値を超えるか否かを判定する。この判
定の結果、株式異動売買トリガ値を超える場合に、リバ
ランス計画作成部14に対して、株式数異動によるリバ
ランス計画を作成するように指示する(図4のステップ
S16〜S18)。
【0053】また、ベンチマーク異動管理部13は、ベ
ンチマークデータの対象銘柄についての入れ替え期日を
管理し、この入れ替えに関する予定情報(ベンチマーク
異動予定情報)をリバランス計画作成部14へ提供す
る。
【0054】なお、ベンチマーク異動管理部13は、ベ
ンチマーク管理データとして、異動アクション情報を銘
柄毎に記録する。異動アクション情報とは、ベンチマー
クデータの対象銘柄についての入れ替え契機となりうる
情報のことである。この異動アクション情報としては、
指標株価指数構成銘柄への新規組入れ、上場廃止、第三
者割当増資、公募増資、会社合併、CB転換、自社株買
いなどの情報がある。但し、新規組入れおよび上場廃止
の情報については、原則全てを入れ替え契機の情報とす
る。また、第三者割当増資、公募増資、会社合併、CB
転換、および自社株買いの情報については、マーケット
ウェイトの変更が所定値以上発生するものに限り、入れ
替え契機の情報とする。これらの異動アクション情報は
過去の履歴および将来についての内容が記録される。
【0055】また、ベンチマーク異動管理部13は、表
示装置にベンチマーク管理データを表示することができ
る。これにより、運用者は、ベンチマーク管理データを
参照することが可能である。図6は、ベンチマーク管理
データの表示画面の構成例を示す図である。この図6に
おいては、銘柄毎に、指標株価指数への組入日または除
外日、この組入れまたは除外によるマーケットウェイト
への変化、異動アクション情報、変更株数(組入れ数ま
たは除外数)、新規組入れ銘柄に関する売買単位株数お
よび業種、指標株価指数に関する基準日の株価終値、変
更に係る時価総額、指標株価指数に関する時価総額など
が表示される。これらベンチマーク管理データにより、
運用者は、ベンチマークデータの対象銘柄についての入
れ替え契機を把握して、株式の適切な売買時期を決定す
ることが可能となる。
【0056】次に、図5を参照して将来分のベンチマー
ク異動管理処理を説明する。先ず、ベンチマーク異動管
理部13は、将来のベンチマーク変更内容(将来分の異
動アクション情報)を用いて、銘柄毎に、現時点からの
上場株式数の差およびマーケットウェイトの差を求め
る。(図5のステップS21)。
【0057】次いで、ベンチマーク異動データに基づい
て、記憶部のベンチマーク管理データの内、将来分の内
容を更新する(図5のステップS22)。次いで、ベン
チマークデータの対象銘柄数の異動があった場合に、ベ
ンチマーク異動管理部13は、リバランス計画作成部1
4に対して、銘柄数異動によるリバランス計画を作成す
るように指示する(図5のステップS23、S24)。
【0058】一方、ベンチマークデータの対象銘柄数の
異動がなく(図5のステップS23の判断結果が「N
O」の場合)、且つベンチマークデータの対象銘柄につ
いて、前日からの上場株式数の異動があった場合に、ベ
ンチマーク異動管理部13は、上場株式数の異動があっ
た銘柄に関し、マーケットウェイトの変化量が所定の株
式異動売買トリガ値を超えるか否かを判定する。この判
定の結果、株式異動売買トリガ値を超える場合に、リバ
ランス計画作成部14に対して、株式数異動によるリバ
ランス計画を作成するように指示する(図5のステップ
S25〜S27)。
【0059】次に、リバランス計画作成部14の動作に
ついて説明する。リスク管理部11またはベンチマーク
異動管理部13からリバランス計画の作成指示(リバラ
ンス実行指示)を受けると、リバランス計画作成処理を
開始する。なお、リバランス計画作成部14は、ファン
ド毎にリバランス計画作成処理を行う。
【0060】初めに、リスク管理部11から、リスク乖
離によるリバランス計画の作成指示を受けた場合につい
て説明する。リバランス計画作成部14は、リスク乖離
によるリバランス実行指示を受けると、上記ステップS
4の比較により乖離幅がリスク設定値を超えていた銘柄
について、その乖離幅を縮小するように、且つ入力され
た資金異動データを勘案して指標株価指数構成銘柄の
内、全てまたは一部の銘柄についての売買株数を決定す
る。資金異動データがファンド元本の増資であった場合
には、乖離幅に相当する時価総額にその増資額分を加え
た金額に基づいて、乖離幅を縮小するように全てまたは
一部の銘柄についての売買株数を決定する。あるいは、
ファンド元本の減資であった場合には、乖離幅に相当す
る時価総額からその減資額分を減じた金額に基づいて、
乖離幅を縮小するように指標株価指数構成銘柄の内、全
てまたは一部の銘柄についての売買株数を決定する。
【0061】なお、リバランス計画作成部14は、個別
銘柄組入比率乖離の銘柄については、該最少売買単位の
株数分を売買することによってさらに乖離幅が拡大する
場合には、当該銘柄の売買を未実行(売買数を0)とし
てリバランス計画を作成する。
【0062】また、キャッシュ比率の上限値を超えてい
た場合であって、その理由が一時的なものについては全
銘柄の売買を未実行(売買数を0)としてリバランス計
画を作成する。例えば、翌日約定の引値ギャランティー
を行う場合や、翌日に資金流出(ファンド元本の減資)
が行われる場合である。また、キャッシュ比率の上限値
を超えていた場合においては、リバランス計画作成部1
4は、所定の最低余資残高額分をキャッシュとして残し
ておくようにする。
【0063】なお、リスク管理部11は、日次で、リス
ク乖離に基づいたリバランス実行指示を行うので、リバ
ランス計画作成部14は、運用者に対してリスク乖離に
よる株式売買を実施するように、適時に促すことができ
る。これにより、運用者は、リスク乖離を修正するため
の株式の適切な売買時期を決定することが可能となる。
【0064】次に、ベンチマーク異動管理部13から、
銘柄数異動によるリバランス計画の作成指示を受けた場
合について説明する。リバランス計画作成部14は、銘
柄数異動によるリバランス実行指示を受けると、指標株
価指数構成銘柄に組入れられた銘柄、または指標株価指
数構成銘柄から除外された銘柄についての売買数を、入
力された資金異動データを勘案して決定する。
【0065】ここで、リバランス計画作成部14は、完
全法によるパッシブ運用を行うファンドについては、銘
柄数の異動に係る銘柄(組入れまたは除外の銘柄)以外
の銘柄の売買を行うか否かを判断する。この判断処理に
おいて、リバランス計画作成部14は、組入れまたは除
外の銘柄を仮に売買したとすると、当該売買銘柄以外の
銘柄に関して指標株価指数に対する個別銘柄ウェイトに
係る乖離幅が所定の他銘柄売買トリガ値を超える場合に
売買要と判断し、乖離幅を縮小するように指標株価指数
構成銘柄の内、全てまたは一部の銘柄についての売買株
数を決定する。
【0066】なお、層化抽出法によるパッシブ運用を行
うファンドについては、組入れまたは除外の銘柄を売買
対象とするが、投資不適格として設定された銘柄に関し
ては未購入とする。
【0067】また、リバランス計画作成部14は、ベン
チマーク異動管理部13から提供されたベンチマーク異
動予定情報に基づいて、ベンチマークデータの対象銘柄
についての入れ替え期日を把握する。そして、上記作成
済みの銘柄数異動によるリバランス計画の実施時期に係
る情報として、該入れ替え期日を関連付けておく。これ
により、運用者に対して、銘柄数異動による乖離修正の
ための株式の売買時期をより確実に提示し、該売買を促
すことが可能となる。
【0068】次に、ベンチマーク異動管理部13から、
株式数異動によるリバランス計画の作成指示を受けた場
合について説明する。リバランス計画作成部14は、株
式数異動によるリバランス実行指示を受けると、上場株
式数の異動があった銘柄についての売買数を、入力され
た資金異動データを勘案して決定する。
【0069】ここで、リバランス計画作成部14は、上
場株式数の異動があった銘柄に関し、指標株価指数に対
する個別銘柄ウェイトに係る乖離幅を縮小するように当
該銘柄の売買株数を決定する。
【0070】なお、リバランス計画作成部14は、完全
法によるパッシブ運用を行うファンドについては、上場
株式数の異動銘柄以外の銘柄の売買を行うか否かを判断
する。この判断処理において、リバランス計画作成部1
4は、上場株式数の異動銘柄を仮に売買したとすると、
当該売買銘柄以外の銘柄に関して指標株価指数に対する
個別銘柄ウェイトに係る乖離幅が所定の他銘柄売買トリ
ガ値を超える場合に売買要と判断し、乖離幅を縮小する
ように指標株価指数構成銘柄の内、全てまたは一部の銘
柄についての売買株数を決定する。
【0071】また、層化抽出法によるパッシブ運用を行
うファンドについては、上場株式数の異動銘柄の内、指
標株価指数に対する個別銘柄ウェイトに係る乖離幅が所
定のトリガ値を超える銘柄を売買対象とする。但し、投
資不適格として設定された銘柄に関しては未購入とす
る。
【0072】また、ベンチマーク異動管理部13は、当
日分または将来分のベンチマークデータ(上場株式数の
変更データ)に基づき株式数異動によるリバランス実行
指示を行うので、リバランス計画作成部14は、運用者
に対して株式数異動による株式売買を実施するように、
適時に促すことができる。これにより、運用者は、株式
数異動による乖離を修正するための株式の適切な売買時
期を決定することが可能となる。
【0073】なお、上記リスク乖離または銘柄数異動ま
たは株式数異動によるリバランス実行指示に基づいたリ
バランス計画作成処理において、リバランス計画作成部
14は、層化抽出法によるパッシブ運用を行うファンド
については、業種単位または規模(上場株式数)単位ま
たは株価単位のいずれか、あるいは複数の組み分けで乖
離幅を縮小するように売買株数を決定する。また、投資
不適格として設定された銘柄の時価分については、時価
按分に基づいて売買株数を決定するようにしてもよい。
【0074】また、リバランス計画作成部14は、各銘
柄の売買単位を考慮して売買株数を算出する。例えば、
単位株数の整数倍であって、乖離幅を最小化するための
売買株数に最も近い値に、実際の売買株数を決定する。
また、リバランス計画作成部14が、株価の時価変動を
考慮して実際の売買株数を決定するようにしてもよい。
例えば、乖離幅を最小化するための売買金額に相当する
株数から、最小売買単位未満分を切り捨てて決定する。
【0075】このようにして作成されたリバランス計画
(銘柄毎の売買株数)に基づいて、運用者は、株式の適
切な売買株数を決定することが可能である。図7に、リ
バランス計画データの表示画面の構成例を示す。この図
7に示すように、銘柄毎に、乖離修正に必要な金額、こ
の金額に相当し最小売買単位未満を切り捨てた必要株
数、売買単位株数、この必要株数に相当する最終必要額
などが表示される。
【0076】なお、上述した実施形態において、図1に
示すパッシブ運用管理システム1の各部11〜14を1
つの装置として構成してもよく、あるいは各部11〜1
4を単独の装置、または各部11〜14のいずれか複数
を組み合わせた装置として構成してもよい。
【0077】以上、本発明の実施形態を図面を参照して
詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られ
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計
変更等も含まれる。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
最新のポートフォリオデータを作成し、該作成したポー
トフォリオデータとベンチマークデータからなる時価資
産内容との乖離幅が所定のリスク設定値を超える場合
に、該乖離幅を縮小するように、運用指標構成銘柄の
内、全てまたは一部の銘柄についての売買株数を求める
ようにしたので、運用者に対して株式の売買を促し、ま
た、その売買株数の暫定値を提示することができる。こ
のように本発明によれば、運用者に対して、パッシブ運
用における乖離修正のための株式の適切な売買時期、あ
るいは売買株数を決定するための情報を提供することが
できるという効果が得られる。
【0079】また、他の発明によれば、入力された当日
分または将来分のベンチマークデータと前日分のベンチ
マークデータを用いて、運用指標構成銘柄毎に、上場株
式数の前日からの差異を求め、上場株式数の異動があっ
た場合に、上場株式数の異動による乖離幅を縮小するよ
うに、運用指標構成銘柄の内、全てまたは一部の銘柄に
ついての売買株数を求める。これにより、運用者に対し
て、上場株式数の異動による乖離幅を修正するための株
式の売買を促し、また、その売買株数の暫定値を提示す
ることができる。この発明によっても、株式の適切な売
買時期、あるいは売買株数を決定するための情報を提供
することができるという効果が得られる。
【0080】さらに、上場株式数の異動があった銘柄に
ついてのマーケットウェイトの変化量が所定の株式異動
売買トリガ値を超える場合に、リバランス指示を行うよ
うにすれば、乖離修正についての有効性が低い売買の実
行を抑えるようにして、運用者に株式の売買を促すこと
になる。これにより、売買頻度を低減することができる
という効果が得られる。
【0081】さらに、完全法によるパッシブ運用を行う
ファンドについては、上場株式数の異動があった銘柄を
仮に売買したとすると、当該売買銘柄以外の銘柄に関し
て、運用指標に対する個別銘柄ウェイトに係る乖離幅が
所定の他銘柄売買トリガ値を超える場合に、売買要と判
断し、該乖離幅を縮小するように運用指標構成銘柄の
内、全てまたは一部の銘柄についての売買株数を決定す
るようにすれば、より正当性の有る売買株数を運用者に
提示可能となる。
【0082】また、他の発明によれば、運用指標構成銘
柄の異動内容に係るベンチマーク異動データの履歴を管
理し、入力されたベンチマーク異動データに基づいて履
歴を更新し、ベンチマークデータの対象銘柄数の異動が
あった場合に、銘柄数の異動による乖離幅を縮小するよ
うに、運用指標構成銘柄の内、全てまたは一部の銘柄に
ついての売買株数を求める。これにより、運用者に対し
て、銘柄数の異動による乖離幅を修正するための株式の
売買を促し、また、その売買株数の暫定値を提示するこ
とができる。この発明によっても、株式の適切な売買時
期、あるいは売買株数を決定するための情報を提供する
ことができるという効果が得られる。
【0083】さらに、完全法によるパッシブ運用を行う
ファンドについては、銘柄数の異動に係る銘柄を仮に売
買したとすると、当該売買銘柄以外の銘柄に関して運用
指標に対する個別銘柄ウェイトに係る乖離幅が所定の他
銘柄売買トリガ値を超える場合に売買要と判断し、該乖
離幅を縮小するように運用指標構成銘柄の内、全てまた
は一部の銘柄についての売買株数を決定するようにすれ
ば、より正当性の有る売買株数を運用者に提示可能とな
る。
【0084】さらに、入力されたベンチマーク異動デー
タに基づいて運用指標構成銘柄の入れ替え期日を管理
し、該入れ替え期日を決定した売買株数に関連付けるよ
うにすれば、運用者に対して、銘柄数異動による乖離修
正のための株式の売買時期をより確実に提示し、該売買
を促すことが可能となる。
【0085】また、銘柄の売買単位を考慮して売買株数
を決定するようにすれば、運用者に対して、実際の売買
に合致したより適切な売買株数を提示することができ
る。また、入力された資金異動データを勘案して売買株
数をするようにすれば、運用者に対して、ファンド元本
の増資または減資に対応した売買株数を提示することが
できる。これにより、乖離修正をより能率よく行うこと
ができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態によるパッシブ運用管理
システム1の構成を示すブロック図である。
【図2】 図1に示すリスク管理部11の処理部が行う
リスク管理処理の流れを示すフローチャートである。
【図3】 図1に示すリスク管理部11の記憶部が記憶
するリスク設定値テーブル21の構成例を示す図であ
る。
【図4】 図1に示すベンチマーク異動管理部13の処
理部が行うベンチマーク異動管理処理の流れを示す第1
のフローチャートである。
【図5】 図1に示すベンチマーク異動管理部13の処
理部が行うベンチマーク異動管理処理の流れを示す第2
のフローチャートである。
【図6】 ベンチマーク管理データの表示画面の構成例
を示す図である。
【図7】 リバランス計画データの表示画面の構成例を
示す図である。
【符号の説明】
1 パッシブ運用管理システム 11 リスク管理部 12 リターン乖離算出部 13 ベンチマーク異動管理部 14 リバランス計画作成部 21 リスク設定値テーブル

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 資産を株式によりパッシブ運用するため
    の情報を提供するパッシブ運用管理システムであって、 入力されたファンド残高データとファンド残高異動デー
    タとベンチマークデータに含まれる株価とを用いて最新
    のポートフォリオデータを作成し、該作成したポートフ
    ォリオデータと前記ベンチマークデータからなる時価資
    産内容との乖離幅が所定のリスク設定値を超える場合
    に、リバランス実行指示を行うリスク管理手段と、 前記リバランス実行指示を受け取ると、前記乖離幅を縮
    小するように、運用指標構成銘柄の内、全てまたは一部
    の銘柄についての売買株数を求めるリバランス計画作成
    手段と、 を具備することを特徴とするパッシブ運用管理システ
    ム。
  2. 【請求項2】 資産を株式によりパッシブ運用するため
    の情報を提供するパッシブ運用管理システムであって、 少なくとも前日分のベンチマークデータを記憶し、入力
    された当日分または将来分のベンチマークデータと前記
    前日分のベンチマークデータを用いて、運用指標構成銘
    柄毎に、上場株式数の前日からの差異を求め、上場株式
    数の異動があった場合に、リバランス実行指示を行うベ
    ンチマーク異動管理手段と、 前記リバランス実行指示を受け取ると、上場株式数の異
    動による乖離幅を縮小するように、運用指標構成銘柄の
    内、全てまたは一部の銘柄についての売買株数を求める
    リバランス計画作成手段と、 を具備することを特徴とするパッシブ運用管理システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記ベンチマーク異動管理手段は、 上場株式数の異動があった銘柄についてのマーケットウ
    ェイトの変化量が所定の株式異動売買トリガ値を超える
    場合に、前記リバランス実行指示を行うことを特徴とす
    る請求項2に記載のパッシブ運用管理システム。
  4. 【請求項4】 前記リバランス計画作成手段は、 完全法によるパッシブ運用を行うファンドについては、
    上場株式数の異動があった銘柄を仮に売買したとする
    と、当該売買銘柄以外の銘柄に関して、運用指標に対す
    る個別銘柄ウェイトに係る乖離幅が所定の他銘柄売買ト
    リガ値を超える場合に、売買要と判断し、該乖離幅を縮
    小するように運用指標構成銘柄の内、全てまたは一部の
    銘柄についての売買株数を決定することを特徴とする請
    求項3に記載のパッシブ運用管理システム。
  5. 【請求項5】 資産を株式によりパッシブ運用するため
    の情報を提供するパッシブ運用管理システムであって、 運用指標構成銘柄の異動内容に係るベンチマーク異動デ
    ータの履歴を管理し、入力された前記ベンチマーク異動
    データに基づいて前記履歴を更新し、ベンチマークデー
    タの対象銘柄数の異動があった場合に、リバランス実行
    指示を行うベンチマーク異動管理手段と、 前記リバランス実行指示を受け取ると、前記銘柄数の異
    動による乖離幅を縮小するように、運用指標構成銘柄の
    内、全てまたは一部の銘柄についての売買株数を求める
    リバランス計画作成手段と、 を具備することを特徴とするパッシブ運用管理システ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記リバランス計画作成手段は、 完全法によるパッシブ運用を行うファンドについては、
    前記銘柄数の異動に係る銘柄を仮に売買したとすると、
    当該売買銘柄以外の銘柄に関して、運用指標に対する個
    別銘柄ウェイトに係る乖離幅が所定の他銘柄売買トリガ
    値を超える場合に、売買要と判断し、該乖離幅を縮小す
    るように運用指標構成銘柄の内、全てまたは一部の銘柄
    についての売買株数を決定することを特徴とする請求項
    5に記載のパッシブ運用管理システム。
  7. 【請求項7】 前記ベンチマーク異動管理手段は、 前記入力されたベンチマーク異動データに基づいて運用
    指標構成銘柄の入れ替え期日を管理し、この入れ替えに
    関するベンチマーク異動予定情報をリバランス計画作成
    手段へ提供し、 前記リバランス計画作成手段は、 前記ベンチマーク異動予定情報に基づいて、該入れ替え
    期日を前記決定した売買株数に関連付けることを特徴と
    する請求項5または請求項6に記載のパッシブ運用管理
    システム。
  8. 【請求項8】 前記リバランス計画作成手段は、銘柄の
    売買単位を考慮して前記売買株数を決定することを特徴
    とする請求項1乃至請求項7のいずれかの項に記載のパ
    ッシブ運用管理システム。
  9. 【請求項9】 前記リバランス計画作成手段は、入力さ
    れた資金異動データを勘案して前記売買株数を決定する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかの項
    に記載のパッシブ運用管理システム。
  10. 【請求項10】 資産を株式によりパッシブ運用するた
    めの情報を提供するパッシブ運用管理システムにおける
    パッシブ運用管理方法であって、 入力されたファンド残高データとファンド残高異動デー
    タとベンチマークデータに含まれる株価とを用いて最新
    のポートフォリオデータを作成する過程と、 前記作成したポートフォリオデータと前記ベンチマーク
    データからなる時価資産内容との乖離幅が所定のリスク
    設定値を超える場合に、リバランス実行指示を行う過程
    と、 前記リバランス実行指示を受け取ると、前記乖離幅を縮
    小するように、運用指標構成銘柄の内、全てまたは一部
    の銘柄についての売買株数を求めるリバランス計画作成
    過程と、 を含むことを特徴とするパッシブ運用管理方法。
  11. 【請求項11】 資産を株式によりパッシブ運用するた
    めの情報を提供するパッシブ運用管理システムにおける
    パッシブ運用管理方法であって、 少なくとも前日分のベンチマークデータを記憶する過程
    と、 入力された当日分または将来分のベンチマークデータと
    前記前日分のベンチマークデータを用いて、運用指標構
    成銘柄毎に、上場株式数の前日からの差異を求める過程
    と、 上場株式数の異動があった場合に、リバランス実行指示
    を行うリバランス指示過程と、 前記リバランス実行指示を受け取ると、上場株式数の異
    動による乖離幅を縮小するように、運用指標構成銘柄の
    内、全てまたは一部の銘柄についての売買株数を求める
    リバランス計画作成過程と、 を含むことを特徴とするパッシブ運用管理方法。
  12. 【請求項12】 前記リバランス指示過程は、 上場株式数の異動があった銘柄についてのマーケットウ
    ェイトの変化量が所定の株式異動売買トリガ値を超える
    場合に、前記リバランス実行指示を行う処理を含むこと
    を特徴とする請求項11に記載のパッシブ運用管理方
    法。
  13. 【請求項13】 前記リバランス計画作成過程は、 完全法によるパッシブ運用を行うファンドについては、
    上場株式数の異動があった銘柄を仮に売買したとする
    と、当該売買銘柄以外の銘柄に関して、運用指標に対す
    る個別銘柄ウェイトに係る乖離幅が所定の他銘柄売買ト
    リガ値を超える場合に、売買要と判断し、該乖離幅を縮
    小するように運用指標構成銘柄の内、全てまたは一部の
    銘柄についての売買株数を決定する処理をさらに含むこ
    とを特徴とする請求項12に記載のパッシブ運用管理方
    法。
  14. 【請求項14】 資産を株式によりパッシブ運用するた
    めの情報を提供するパッシブ運用管理システムにおける
    パッシブ運用管理方法であって、 運用指標構成銘柄の異動内容に係るベンチマーク異動デ
    ータの履歴を管理する過程と、 入力された前記ベンチマーク異動データに基づいて前記
    履歴を更新する過程と、 ベンチマークデータの対象銘柄数の異動があった場合
    に、リバランス実行指示を行う過程と、 前記リバランス実行指示を受け取ると、前記銘柄数の異
    動による乖離幅を縮小するように、運用指標構成銘柄の
    内、全てまたは一部の銘柄についての売買株数を求める
    リバランス計画作成過程と、 を含むことを特徴とするパッシブ運用管理方法。
  15. 【請求項15】 前記リバランス計画作成過程は、 完全法によるパッシブ運用を行うファンドについては、
    前記銘柄数の異動に係る銘柄を仮に売買したとすると、
    当該売買銘柄以外の銘柄に関して、運用指標に対する個
    別銘柄ウェイトに係る乖離幅が所定の他銘柄売買トリガ
    値を超える場合に、売買要と判断し、該乖離幅を縮小す
    るように運用指標構成銘柄の内、全てまたは一部の銘柄
    についての売買株数を決定する処理を含むことを特徴と
    する請求項14に記載のパッシブ運用管理方法。
  16. 【請求項16】 前記入力されたベンチマーク異動デー
    タに基づいて運用指標構成銘柄の入れ替え期日を管理す
    る過程をさらに含み、 前記リバランス計画作成過程は、 該入れ替え期日を前記決定した売買株数に関連付ける処
    理をさらに含むことを特徴とする請求項14または請求
    項15に記載のパッシブ運用管理方法。
  17. 【請求項17】 前記リバランス計画作成過程は、銘柄
    の売買単位を考慮して前記売買株数を決定する処理をさ
    らに含むことを特徴とする請求項10乃至請求項16の
    いずれかの項に記載のパッシブ運用管理方法。
  18. 【請求項18】 前記リバランス計画作成過程は、入力
    された資金異動データを勘案して前記売買株数を決定す
    る処理をさらに含むことを特徴とする請求項10乃至請
    求項17のいずれかの項に記載のパッシブ運用管理方
    法。
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