JP2003149134A - 油膜検知器 - Google Patents

油膜検知器

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JP2003149134A
JP2003149134A JP2001344813A JP2001344813A JP2003149134A JP 2003149134 A JP2003149134 A JP 2003149134A JP 2001344813 A JP2001344813 A JP 2001344813A JP 2001344813 A JP2001344813 A JP 2001344813A JP 2003149134 A JP2003149134 A JP 2003149134A
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laser
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Yoshinori Utsu
義徳 宇津
Toshiyuki Ozaki
利幸 尾崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大きな喫水変動や、あらゆる方向の波立ちの
ある水面でも、安定して油膜検知が行える油膜検知器を
提供すること。 【解決手段】 レーザー光で水面を走査し、その反射光
により水面に存在しうる油分を検知する装置において、
レーザー光源と、レーザー光の照射方向を可変にするミ
ラーとを有するレーザー光走査部と、そのレーザー光走
査部を取付けた回転板と、レーザー光走査部から発せら
れるレーザー走査光を、回転板の中心の略鉛直下の水面
に向けて走査させる回転機構と、水面からのレーザー反
射光を受光する受光部を水面に向けた状態で、回転板の
中心の略鉛直下に配置した受光器とを設ける。レーザー
光走査部におけるレーザー光の照射方向を可変にするミ
ラーに、振動式のミラーまたは回転式の多面体ミラーを
用いてもよい。レーザー光の走査周波数を50Hz以
上、走査方向を変える回転数を60rpm以上にしても
よい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水路等の水域への
油分の流出を、早期に発見するための油膜検知器に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の油膜検知器を、図6の構成図を基
に説明する。半導体レーザー(30)から発せられたレ
ーザー光(31)は、変調器(32)によってパルス変
調光となり、レンズ(33)によって平行光に絞られ波
長板(34)を通過後、回転ミラー(35)に当たる。
回転ミラー(35)は、モータ(36)によって回転
し、回転ミラー(35)に当たったレーザー光(31)
は、回転ミラー(35)の周囲に配置された7個の反射
ミラー(37)によって、光軸が鉛直下の水面(40)
に対して1〜2°の角度で内側に曲げられたレーザー走
査光(38)となる。レーザー走査光(38)の走査角
θは、回転ミラー(35)の中心と反射ミラー(37)
のとの距離半径rと、反射ミラー(37)の幅Wmによ
ってきまる。例えば、距離半径r=45mm、反射ミラ
ー(37)の幅Wm=20mmとすると、走査角θは、
θ=±12.5°となり、水面を図の矢印(A)の方向
に走査する。ここで、この走査によって発生した水面
(40)からのレーザー反射光(39)が、回転ミラー
(35)の中心軸上で、かつ水面(40)からの距離L
aの位置に設けられた集光レンズ(41)の中心に入光
するように7個の反射ミラー(37)の角度調整をす
る。この時の調整条件は、水面(40)が静止状態で、
かつ走査角θ=0°のときのレーザー反射光(39)
が、集光レンズ(41)の中心に入光するように調整す
る。集光レンズ(41)に入光したレーザー反射光(3
9)は、受光素子(42)で受光された後、光電変換器
(43)によって電気信号に変換され、比較器(44)
によって、水面に油膜がある場合とない場合とでの信号
レベルの比較判定を行う。
【0003】上述のような投受光方式において、水面に
対するレーザー走査角と、検知器と水面との距離の関係
を、図7の説明図を基に説明する。図7において、回転
ミラー(35)の回転によって水平方向に走査されたレ
ーザー光(31)は、反射ミラー(37)によってθs
の角度で水面Woに照射されるが、水面Woへのレーザ
走査光(38)は、図7の紙面に対し垂直方向に走査さ
れる。水面Woが静止水面のとき、水面Woに照射され
たレーザ走査光(38)の一部は、θR=2(90°−
θs)の角度のレーザー反射光(39)を生じ、集光レ
ンズ(41)に入光する。この場合、喫水変動に対して
集光レンズ(41)がレーザー反射光(39)を受光カ
バーできる範囲は、集光レンズの口径RLによって決ま
る。例えば、距離半径をr=45mm、集光レンズ(4
1)の口径RL=60mm、回転ミラー(35)と集光
レンズ(41)との距離をLb=175mmとし、ま
た、水面Woを基準水面として、基準水面Woと集光レ
ンズとの距離をLa=1100mmとすると、レーザー
反射光(39)が集光レンズ(41)の中心に入光する
ようにθsを調整したとき、回転ミラー(35)の中心
軸と水面Wb上のレーザー走査光(38)の反射位置と
の距離をdとすると、喫水変動WH,WLのカバー範囲は
次式で示される。 WH〜WL=(d±RL/4)/(tanθR/2) ……… 但し、d=La・r/(Lb+2La)=20.8mm θR/2=arctan(La/d)=1.08°θs
=88.9° 従って、上述の調整条件の場合、θs=88.9°のと
き、WH=302mm〜WL=1864mmとなる。
【0004】上述したように回転ミラーと、7個の反射
ミラーの反射角θsを固定して使用するレーザー光走査
と、回転ミラーの中心軸に配置した集光レンズによる投
受光方式の場合、式より喫水変動幅が1.5mを超え
る場所では受光できなくなるという問題がある。また、
喫水変動がなくても、検知器と水面との距離をできるだ
け離すことが要求される場合があり、こうした場合はそ
の都度、反射ミラーの反射角θsを変えなくてはならな
いため、その分、製造コストが高くなってしまう。ま
た、反射ミラーの枚数でレーザー光の走査方向が決ま
り、走査方向とは異なる方向の波が発生した場合は、受
光確率が低下するなどの問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明はこう
したレーザー光走査方式による問題点を解消し、大きな
喫水変動や、あらゆる方向の波立ちのある水面でも、安
定して油膜検知が行える油膜検知器を提供することを目
的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上のような目的を達成
するため、本発明は次のような油膜検知器を提供する。
すなわち、レーザー光で水面を走査し、その反射光によ
り水面に存在しうる油分を検知する装置であって、レー
ザー光源と、レーザー光の照射方向を可変にするミラー
とを有するレーザー光走査部と、そのレーザー光走査部
を取付けた回転板と、レーザー光走査部から発せられる
レーザー走査光を、回転板の中心の略鉛直下の水面に向
けて走査させる回転機構と、水面からのレーザー反射光
を受光する受光部を水面に向けた状態で、回転板の中心
の略鉛直下に配置した受光器とを備えたことを特徴とす
る。レーザー光走査部におけるレーザー光の照射方向を
可変にするミラーとしては、振動式のミラーまたは回転
式の多面体ミラーが有用に利用でき、レーザー光の走査
周波数は50Hz以上、走査方向を変える回転数は60
rpm以上が好適である。
【0007】前記光学系による関係式は、水面上のレ
ーザー光走査が回転ミラー走査中心軸と、反射ミラーの
角度θsできまる水面上のレーザー光照射位置との距
離、半径dの円周上の接線上を走査するのに対し、振動
ミラーのレーザー走査光を回転軸の鉛直線上の水面を向
けて走査角θbで走査する方式を採用し、水面からのレ
ーザー反射光が、かならず受光器の中心を通過受光でき
るような走査角で走査できるようにしたため、喫水変動
に関係なく受光できるようになった。さらに、従来の波
対策に対する走査方向が、反射ミラーの枚数できまる方
向を走査するのに対し、レーザー光走査部を取付けた回
転板を、回転しながら走査できるようにし、あらゆる方
向からくる波に対応できるようにした。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照しながら説明する。なお、実施形態は、本発明の主
旨を逸脱しない限り、適宜設計変更可能である。図1
は、本発明の油膜検知器の一実施例を示す構成図であ
り、図2は、その構成図中のレーザー光走査部の説明
図、図3は喫水変動に対する受光の様態を示す説明図で
ある。まず、本発明の油膜検知器の構成について具体的
に説明する。図1において、レーザー光走査部(1)
は、図2に示す変調器(1a)、半導体レーザー(1
b)、レンズ(1d)、振動ミラードライバー(1
e)、振動ミラー(1f)で構成され、半導体レーザー
(1b)から発せられたレーザー光(1c)は、変調器
(1a)で50kHzのパルス光に変調され、レンズ
(1d)によって平行光に絞られ、振動ミラー(1f)
に当たる。振動ミラー(1f)は、振動ミラードライバ
ー(1e)によって約50Hzの振動周波数と走査角θ
b=5°で振動し、往復100回/秒のレーザー走査光
(5)となる。図2に示した構成のレーザー光走査部
(1)は、図1の回転板(2)に取付けられ、モータ
(3)によって60rpmで回転する。なお、回転して
いるレーザー光走査部(1)への電源供給は、ロータリ
ーコネクタ(4)を通じて供給される。
【0009】光学系の調整は次のように行う。まず、モ
ータ(3)を停止させた状態で、回転板(2)に取付け
られたレーザー光走査部(1)からのレーザー走査光
(5)が、回転板(2)の中心の鉛直軸である図1のY
軸の水面(6)に向けて走査するように、振動ミラー
(1f)の向きと、走査調整角θa、走査角θbを調整
する。次に、モータ(3)を回転させたとき、約50H
zの振動周波数と、60rpmの回転によって、1秒問
に約3.5°刻みで100方向の走査をし、全ての走査
がY軸との交点の水面(6)を通る直線上を走査してい
ることを確認する。また、走査調整角θa及び走査角θ
bは、集光レンズ(8)と水面(6)との距離Lzを決
め、水面上の走査幅Sと、集光レンズ(8)の中心より
錘を下げた軸をY軸とし、Y軸と走査幅Sの端との距離
を測定することにより確認する。走査によって発生した
レーザー反射光(7)は、Y軸上に水面に向けて配置さ
れた集光レンズ(8)に入光し、光学フィルタ(9)に
よってレーザー反射光(7)のみが通過し、集光レンズ
(8)の焦点上に配置された受光素子(10)で受光す
る。
【0010】受光信号は、光電変換器(11)によって
50kHzの電圧パルス信号に変換され、さらに50k
Hzのバンドパスフィルタ(12)によって外乱光との
分離を行い、増幅器(13)で、水(屈折率=1.0)
の反射光受光のとき増幅器(13)の出力が3.24V
になるよう増幅度を調整し、反射媒質の屈折率0〜1.
576を0〜8.0Vに変換する。次に、ピークホール
ド回路(14)によって0〜8.0Vに変換されたパル
ス信号のピーク値を一定時間ホールドすると同時に、ホ
ールド値を4〜20mA変換回路(15)で、4〜20
mA電流信号Aとして外部に出力する。また、4〜20
mA電流信号Aは、比較器(16)によって設定値(1
7)と比較されるが、この時の設定値(17)は、水と
検知対象油の反射光受光レベルの中問値に設定される。
この場合、4〜20mA電流信号Aと設定値(17)は
表示器(28)で表示され、反射媒質に対する4〜20
mA電流信号Aと、設定値(17)の関係を確認するこ
とができる。
【0011】比較器(16)の出力は、クロック発生器
(19)で1秒ごとにチェックされ、1秒以内に1回で
も設定値(17)を超えた場合は、カウンタ(18)が
+1カウントされる。また、このカウンタ(18)に
は、油膜発生の連続性を判定する1〜99secの連続
時間設定機能がついていて、比較器(16)の出力が連
続して発生し、連続時問設定器(20)の設定時間を超
えた場合は、油膜警報出力として油膜警報回路(21)
より油膜警報接点信号Cが出力される。カウントの途中
で比較器(16)の出力が1秒間以上途切れた場合は、
それまでのカウント値はクリヤーされ次の連続監視状態
に戻る。また、水面(6)を走査するレーザー走査光
(5)の一部を受光素子(22)で受光し、光電変換器
(23)によって電圧信号に変換後、比較器(24)で
判定する。走査が正常に行われている場合は、モータ
(3)が1回転するごとに、レーザー走査光(5)を受
光し、タイマー(25)をトリガーする。逆に、半導体
レーザー(1b)が発光しなかったり、振動ミラー(1
f)が振動しない場合などの異常が発生し、タイマー
(25)の設定時間内にトリガーできない場合は、エラ
ー警報回路(26)よりエラー警報接点信号Bが出力さ
れる。同様に水面(6)に、木片や紙等のレーザー光を
反射しにくい浮遊物や、アルミ箔などの反射し易い浮遊
物が滞留している場合は、4〜20mA電流信号Aレベ
ルと異常の継続時間を時間判定回路(27)で判定し、
エラー警報接点信号Bを出力する。
【0012】次に、喫水変動に対する受光について説明
する。図3において、半導体レーザー(1b)から発せ
られたレーザー光(1c)は、レンズ(1d)によって
平行光に絞られ振動ミラー(1f)に当たる。振動ミラ
ー(1f)は、走査調整角θaを起点に走査角θbで振
動し、レンズ(1d)で平行光に絞られたレーザー光
(1c)を図3のY軸と、水面との交点aを向いて矢印
Xのように直線走査をする。まず、油膜検知器を監視水
路に設置する場合において、水位が上昇しても油膜検知
器が水没したりしないための油膜検知器と水面との距離
Lzを決め、このときの水面位置をWHとする。このと
きの水面WHにおいて、走査角θbの図3における左端
の位置からのレーザー走査光(5a)によるレーザー反
射光(7a)が集光レンズ(8)の中心に入光するよう
に、走査調整角θaを調整する。調整後の水面WH上の
レーザー反射光(7a)の位置と、Y軸との距離をd2
とすると、水位が下がり水面WLになっても、d2位置を
走査したレーザー走査光(5b)によるレーザー反射光
(7b)は、かならず集光レンズ(8)の中心に入光す
る。つまり、水面WHでのレーザー反射光(7a)が、
集光レンズ(8)の中心に入光するように走査調整角θ
aを調整し、このときの走査角θbがθb=90°−θ
aであれば、喫水変動に関係なく受光できる。
【0013】例えば、水面WHと集光レンズ(8)の距
離Lzを、Lz=380mmと決め、Y軸と振動ミラー
(1f)との距離d1=46mm、振動ミラー(1f)
と集光レンズ(8)との距離Lo=85mm、集光レン
ズ(8)の径W=60mmとしたとき、静止水面でのレ
ーザー光反射位置とY軸との距離d2は、 d2=Lz・d1/(Lo+2・Lz) ……… より、d2=20.68mmとなる。 また、このときの走査調整角θaは、 θa=arctan[(Lo+Lz)/(d1−d2)] ……… より、θa=86.7°となる。従って、喫水が変動し
ても、集光レンズ(8)の中心で受光できる走査角θb
は、θb=90°−θa=3.3°となる。実際は波の
影響を考慮し、走査角θbは5°以上とする。
【0014】次に、水面のレーザー光走査パターンと、
波の方向、波立ちによる水面の傾きと受光の関係につい
て説明する。図4は、水面上におけるレーザー走査光
(5)の走査パターンを示す説明図であり、図5は、波
立ちによる水面の傾きと受光の様態を示す説明図であ
る。図4において、Sは走査角θbに対する水面上のレ
ーザー光走査幅、d1はY軸と振動ミラー間の距離、d2
は水面上の反射位置とY軸との距離を示す。走査は、Y
軸と水面との交点である図のa点を向いて、100(往
復)回/秒の速度で行われ、しかも、1回転/秒の速度
で回転しながら行われるので、Y軸を中心に3.6°刻
みで走査方向が変わるため、あらゆる波の方向に対応で
きる。
【0015】一方、図5において、水面(6)にレーザ
ー走査光(5)の走査方向と同じ方向に波立ちが発生し
た場合、集光レンズ(8)の口径Wで受光できる波の最
大角度を、波の傾きが図のAの傾きの場合とBの傾きの
場合について求めと、 Aの傾きの場合の最大受光波角θ3は、 θ3=90°−[θ2+(θ1−θ2)/2] ……… Bの傾きの場合の最大受光波角θ6は、 θ6=90°−[θ4+(θ5−θ4)/2] ……… となる。
【0016】例えば、Y軸と振動ミラー(1f)との距
離d1=46mm、振動ミラー(1f)と集光レンズ
(8)との距離Lo=85mm、走査調整角θa=8
6.7°、走査角θb=5°、集光レンズ(8)の口径
W=60mm、集光レンズ(8)と水面(6)との距離
Lz=1000mmとすると、 Aの傾きの場合、θ1=83.3°、θ2=83.8°
となり、式より、受光できる波の最大角度θ3はθ3
=4.04°となり、 Bの傾きの場合、θ4=86.7°、θ5=87.3°
となり、式より、受光できる波の最大角度θ6はθ6
=3°となる。 従って、集光レンズ(8)と水面(6)との距離Lzが
1000mmのとき、走査方向と同じ方向の波立ちに対
しては、波の角度が−2.0〜+2.9°のときに有効
である。受光できる波の角度θ3、θ6は距離Lzによ
り変わるが、対応できる波の角度θ3、θ6を大きくし
たい場合は、多面体回転ミラー等を用い、走査角θbを
大きくすればよい。
【0017】
【発明の効果】上述の通り、本発明の油膜検知器によれ
ば、従来技術の回転ミラーと反射ミラーを用いた受光の
関係式において、反射ミラーの角度θsが固定さてい
るのに対し、反射ミラーに相当する振動ミラーの角度を
変化させ、しかも式におけるレーザー反射光位置とY
軸と距離d2の点を通り、100回/秒のレーザー光走
査の全てが、Y軸を向いて走査できるようにしたことか
ら、喫水変動に影響されず、また、あらゆる方向からく
る波に対して、安定した受光が可能となった。また、従
来の光学系に対し、波長板や反射ミラーの部品点数を削
減できるため、光軸調整が簡単になり、製造コストの削
減ばかりか、経時的な光軸ずれの心配がなくなった。何
れにしても本発明によれば、従来のように喫水変動や水
面の波の方向に影響されないため、設置場所に限定が少
なく、安価で信頼性の高い油膜検知器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の油膜検知器の一実施例を示す構成図
【図2】図1におけるレーザー光走査部の説明図
【図3】喫水変動に対する受光の説明図
【図4】水面のレーザー光走査パターン図
【図5】水面の波立ちに対する受光の説明図
【図6】従来技術の油膜検知器の構成図
【図7】従来技術における反射ミラーと喫水変動との関
係説明図
【符号の説明】
1 レーザー光走査部 2 回転板 3 モータ 4 ロータリーコネクタ 5 レーザー走査光 6 水面 7 レーザー反射光 8 集光レンズ 9 光学フィルタ 10 受光素子 11 光電変換器 12 バンドパスフィルタ 13 増幅器 14 ピークホールド回路 15 4〜20mA変換回路 16 比較器 17 設定値 18 カウンタ 19 クロック発生器 20 連続時問設定器 21 油膜警報回路 22 受光素子 23 光電変換器 24 比較器 25 タイマー 26 エラー警報回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G059 AA05 BB05 CC14 EE02 FF06 GG01 GG02 GG06 GG08 JJ02 JJ11 JJ13 KK01 MM05 MM11 NN05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーザー光で水面を走査し、その反射光に
    より水面に存在しうる油分を検知する装置であって、 レーザー光源と、レーザー光の照射方向を可変にするミ
    ラーとを有するレーザー光走査部と、 そのレーザー光走査部を取付けた回転板と、 レーザー光走査部から発せられるレーザー走査光を、回
    転板の中心の略鉛直下の水面に向けて走査させる回転機
    構と、 水面からのレーザー反射光を受光する受光部を水面に向
    けた状態で、回転板の中心の略鉛直下に配置した受光器
    とを備えたことを特徴とする油膜検知器。
  2. 【請求項2】レーザー光走査部におけるレーザー光の照
    射方向を可変にするミラーが、振動式のミラーである請
    求項1に記載の油膜検知器。
  3. 【請求項3】レーザー光走査部におけるレーザー光の照
    射方向を可変にするミラーが、回転式の多面体ミラーで
    ある請求項1に記載の油膜検知器。
  4. 【請求項4】レーザー光の走査周波数が50Hz以上、
    走査方向を変える回転数が60rpm以上である請求項
    1ないし3に記載の油膜検知器。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2009022649A1 (ja) * 2007-08-10 2009-02-19 Dkk-Toa Corporation 油膜検出装置
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