JP2003148573A - 無段変速機用プーリ幅調節装置 - Google Patents

無段変速機用プーリ幅調節装置

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JP2003148573A JP2001343354A JP2001343354A JP2003148573A JP 2003148573 A JP2003148573 A JP 2003148573A JP 2001343354 A JP2001343354 A JP 2001343354A JP 2001343354 A JP2001343354 A JP 2001343354A JP 2003148573 A JP2003148573 A JP 2003148573A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】径方向の寸法を短縮してコンパクトで軽量な構
造のプーリ装置を構成することができる無段変速機用プ
ーリ幅調節装置を提供する。 【解決手段】固定プーリディスク1および可動プーリデ
ィスク2を備える回転軸5の外周にボールねじ機構15
が設けられ、このボールねじ機構15のナット17が軸
受25を介して可動プーリディスク2に回転自在でかつ
可動プーリディスク2と一体的に軸方向に移動可能に支
持され、このナット17がねじ筒16に対して回転する
ことによりねじ筒16の軸方向に移動し、この移動によ
り可動プーリディスク2が回転軸5に沿って動作するプ
ーリ幅調節装置において、ナット17と軸受25との間
に筒状の軸受ホルダ26を嵌合し、この軸受ホルダ26
を介してナット17を軸受25に対して支持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車や産業機
械等に使用されるベルト式の無段変速機におけるプーリ
幅調節装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車や産業機械等に用いられるベルト
式の無段変速機は、駆動側の回転軸に設けられたプーリ
(プライマリプーリ)と従動側の回転軸に設けられたプ
ーリ(セカンダリプーリ)との間に無端ベルトを掛け渡
してなる。
【0003】前記各プーリは、回転軸に互いに対向して
設けられた固定プーリディスクと可動プーリディスクと
からなる。固定プーリディスクは回転軸に一体的に設け
られ、可動プーリディスクは回転軸に対して回転不能で
かつ軸方向に移動自在に取り付けられている。そして可
動プーリディスクがアクチュエータにより操作されて回
転軸の軸方向に移動し、この移動で固定プーリディスク
と可動プーリディスクとの間のプーリ幅が変化する。
【0004】駆動側と従動側の回転軸の回転速度の変速
比を変える場合には、プライマリプーリおよびセカンダ
リプーリのプーリ幅を互いに同期して逆方向に変化させ
る。例えば、増速側に変化させる場合には、プライマリ
プーリのプーリ幅を狭くすると共にセカンダリプーリの
プーリ幅を広くし、前記無端ベルトをプライマリプーリ
の外径側に移動させると共にセカンダリプーリの内径側
に移動させる。
【0005】可動プーリディスクを回転軸の軸方向に移
動させるアクチュエータとしては一般にボールねじ機構
が用いられている。このボールねじ機構は、回転軸の外
周に同心的に設けられたねじ筒と、このねじ筒の外周に
複数のボールを介して螺合するナットとを備え、ねじ筒
が変速機ケースに固定され、ナットが可動プーリディス
クに回転自在でかつ可動プーリディスクと一体的に回転
軸の軸方向に移動可能に支持されている。
【0006】ねじ筒の外周面およびナットの内周面には
それぞれ螺旋状をなすボールねじ溝が形成され、そのね
じ筒のボールねじ溝とナットのボールねじ溝との間に複
数のボールがその螺旋方向に沿って配列するように転動
自在に装填され、ナットの回転に応じて各ボールがボー
ルねじ溝に沿って転動すると共にナットが軸方向に移動
するようになっている。
【0007】ねじ筒の外周に螺合されたナットは、その
一方の端部が可動プーリディスクのボス部に軸受を介し
て嵌合され、これによりナットが可動プーリディスクに
対して回転自在でかつ可動プーリディスクと一体的に回
転軸の軸方向に移動可能に支持されている。
【0008】そしてナットがモータ等の駆動源により駆
動されて回転することにより、ナットが可動プーリディ
スクと一体的に回転軸の軸方向に移動し、この移動によ
り可動プーリディスクと固定プーリディスクとの間のプ
ーリ幅が調節される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ボールねじ
機構のナットは、ボールねじ溝が加工される内周面の内
径が小さく、軸受に嵌合される端部の内周面の内径が大
きい異形状となっている。これは、もし、ナットの端部
の内径が溝加工面と同じかそれより小さいと、ナットの
内側から溝加工面に精密加工によりボールねじ溝を加工
する際に、その端部の内周面が邪魔となって加工上の障
害となるからである。
【0010】そしてこのような形状のナットの端部の内
周に軸受を嵌合するわけであるが、その端部の内径が大
きいからその分、軸受の外径、この軸受に嵌合させる可
動プーリディスクのボス部の外径、可動プーリディスク
に嵌合させる回転軸の外径が必然的に大きくなり、この
結果、プーリ装置全体の径方向の寸法が増して大型とな
り、また重量も増大してしまうという問題がある。
【0011】この発明はこのような点に着目してなされ
たもので、その目的とするところは、径方向の寸法を短
縮してコンパクトで軽量な構造のプーリ装置を構成する
ことができる無段変速機用プーリ幅調節装置を提供する
ことにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明はこのような目
的を達成するために、回転自在な回転軸と、この回転軸
に一体的に設けられた固定プーリディスクおよびこの固
定プーリディスクに対向して回転軸に回転不能でかつ軸
方向に移動自在に設けられた可動プーリディスクとを備
え、前記回転軸の外周には、ねじ筒と、このねじ筒の外
周に複数のボールを介して螺合するナットとからなるボ
ールねじ機構が設けられ、このボールねじ機構のナット
が軸受を介して前記可動プーリディスクに回転自在でか
つ可動プーリディスクと一体的に軸方向に移動可能に支
持され、このナットがねじ筒に対して回転することによ
りねじ筒の軸方向に移動し、この移動により前記可動プ
ーリディスクが軸方向に動作して固定プーリディスクと
可動プーリディスクとの間のプーリ幅が変化する無段変
速機用プーリ幅調節装置において、前記ナットと前記軸
受との間に筒状の軸受ホルダを嵌合し、この軸受ホルダ
を介してナットを前記軸受に対して支持するようにした
ものである。
【0013】そして請求項2の発明では、軸受ホルダと
ナットとの間に回り止め手段が設けられていると共に、
軸受ホルダとねじ筒との間に、軸受ホルダが前記回り止
め手段によりナットと一体的に回転してねじ筒のストッ
パピンに当接することによりナットの回転範囲を規制し
てボールねじ機構の過剰な締め込みを防止する締め込み
防止手段が設けられていることを特徴としている。
【0014】請求項3の発明では、ナットの内周が、内
径の小さい小径部と内径の大きい大径部とに分けられ、
前記小径部の内周面にボールねじ溝が形成され、大径部
の内周に軸受ホルダおよび軸受が嵌合されていることを
特徴としている。
【0015】請求項4の発明では、軸受ホルダが焼結金
属により形成されていることを特徴としている。
【0016】請求項5の発明では、前記各プーリ幅調節
装置が自動車の無段変速機に用いられていることを特徴
としている。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0018】図1にはベルト式無段変速機におけるプー
リ幅調節装置の全体の構造を示してあり、このプーリ幅
調節装置は固定プーリディスク1と可動プーリディスク
2とで構成されたプーリ3を備え、このプーリ3に無端
ベルト4が掛け渡されている。
【0019】プーリ3は回転軸5を有し、この回転軸5
の両端部が被取付部としての変速機ケース6に軸受7,
8を介して回転自在に支持されている。回転軸5を支持
した軸受7,8は変速機ケース6に形成された嵌合凹部
6a,6b内に嵌合固定されている。
【0020】固定プーリディスク1は回転軸5に一体的
に設けられ、可動プーリディスク2は固定プーリディス
ク1と対向して回転軸5の外周に回転不能でかつ軸方向
に移動自在に設けられている。
【0021】すなわち、可動プーリディスク2は中心部
に嵌合口9を有し、この嵌合口9が回転軸5に摺動自在
に嵌合し、この嵌合口9の周面の一部にその軸方向に沿
って延びるキー溝10が形成され、また回転軸5の周面
にその軸方向に沿って延びるキー11が取り付けられ、
このキー11が前記キー溝10にスライド自在に嵌合
し、これにより可動プーリディスク2が回転軸5の軸方
向に移動自在でかつ回転軸5に対する相対回転が不能な
状態に支持されている。
【0022】可動プーリディスク2と変速機ケース6と
の間には、可動プーリディスク2を軸方向に移動させる
アクチュエータとしてボールねじ機構15が設けられて
いる。このボールねじ機構15は、ねじ筒16とナット
17と複数の転動体としてのボール18とを備え、ねじ
筒16は回転軸5の外周に同心的に配置され、その一端
部が前記軸受7の外周に組み合わされ、この軸受7と共
に変速機ケース6の嵌合凹部6a内に嵌合固定されてい
る。
【0023】ナット17はねじ筒16の外周に同心的に
配置され、このナット17の内周面および前記ねじ筒1
6の外周面にそれぞれ螺旋状のボールねじ溝16a,1
7aが形成され、これらボールねじ溝16a,17a間
に複数のボール18がその溝方向に沿って配列するよう
に転動自在に装填されている。そしてナット17の回転
に応じて各ボール18がボールねじ溝16a,17aに
沿って転動すると共にナット17がねじ筒16の軸方向
に移動するようになっている。
【0024】ねじ筒16のボールねじ溝16aは複数ピ
ッチ分の螺旋長さに形成されているのに対し、ナット1
7のボールねじ溝17aは1ピッチ分の螺旋長さに形成
されている。そしてナット17の周面の一部に、ナット
17の1ピッチ分のボールねじ溝17aに沿って転動す
るボール18をその転動に応じて前記ボールねじ溝17
aの一方の端部から他方の端部に戻して無限循環させる
こま部材20が設けられている。
【0025】このこま部材20は、樹脂射出成形品また
は焼結金属からなり、内側の周縁部にはフランジ20a
が一体に形成されている。そしてナット17の周面の一
部にこま部材20に対応する嵌合口21が形成され、こ
の嵌合口21内にナット17の内側から前記フランジ2
0aがナット17の内周面に当接するようにこま部材2
0が嵌合され、ナット17に固定されている。
【0026】すなわちこのボールねじ機構15は1条1
列のこま式ボールねじ構造となっており、これにより軸
方向寸法をコンパクトにすることができると共に、ねじ
筒16とナット17との間に若干の傾きを許容できるよ
うになることからプーリ3に生じるモーメント荷重に対
して有利に働くようになっている。
【0027】図2にはナット17の断面図を、図3には
ナット17の左側面図を示してあり、図2に示すように
ナット17は軸方向の周面途中に段部19を有し、この
段部19を境として内周が小径部22の区間と大径部2
3の区間とに分かれ、小径部22の内径がD、大径部
23の内径がDで、D<Dの関係となっている。
そして小径部22の周面に前記ボールねじ溝17aおよ
び嵌合口21が形成されている。
【0028】前記ボールねじ溝17aは、ナット17の
内側に精密加工用の工具を挿入し、その工具で小径部2
2の内周面に加工するが、この際、その加工面に隣接す
る大径部23の内径がその加工面である小径部22の内
径より拡がっており、このため大径部23の内周面がボ
ールねじ溝17aの加工上の邪魔とならず、加工用の工
具と大径部23の内周面との干渉を避けて小径部22の
内周面に的確かつ能率よくボールねじ溝17aを加工す
ることができる。
【0029】また、大径部23の開放端側の周縁には、
互いに反対側に位置して凹部24が例えば平ブローチ加
工により切欠形成されている。
【0030】ナット17は、図1に示すように、小径部
22がボール18を介してねじ筒16に螺合していると
共に、大径部23が軸受25および軸受ホルダ26を介
して可動プーリディスク2に連結されている。
【0031】可動プーリディスク2は背面側の中央部に
ボス部2aを有し、このボス部2aの外周に前記軸受2
5が設けられている。この軸受25は内輪25aおよび
外輪25bと、これら内外輪25a,25b間に転動自
在に装填された複数のボール25cとからなり、内輪2
5aが可動プーリディスク2のボス部2aの外周に嵌着
固定されている。
【0032】そして軸受25の外輪25bの外周面とナ
ット17の大径部23の内周面との間に筒状の軸受ホル
ダ26が嵌入されている。図4〜図6には軸受ホルダ2
6の構造を示してあり、この軸受ホルダ26は例えば焼
結金属からなり、その外周部には互いに反対側に位置し
てナット17の前記凹部24に対応する一対の突部28
が一体に形成され、これら突部28が前記凹部24に嵌
合し、これによりナット17に対する軸受ホルダ26の
回り止め手段が構成され、ナット17と軸受ホルダ26
とが一体的に回転するようになっている。
【0033】ナット17および軸受ホルダ26は、軸受
25を介して可動プーリディスク2に対して回転自在
で、かつ可動プーリディスク2と一体的にその軸方向に
移動可能に支持されている。
【0034】軸受ホルダ26の内周部にはその内側に突
出する環状の鍔30が一体に形成され、この鍔30の一
方側の側面が軸受25の外輪25bの端面に接触し、ま
たこの鍔30の他方側の側面の一部にねじ筒16の内側
に向かって延びるストッパ突起31が一体に形成されて
いる。
【0035】ねじ筒16の一端側の端面の一部には、前
記ストッパ突起31に対応するストッパピン32が挿入
され、ナット17が回転しながら固定プーリディスク1
に対して離間する方向に一定以上移動したときに前記ス
トッパ突起31がストッパピン32に当接してその回転
が規制され、ボールねじ機構15の過剰な締め込みが防
止されるようになっている。
【0036】ストッパピン32は、例えば金属のパイプ
で、かつその周面に軸方向に沿うスリットが形成された
いわゆるスプリングピンであり、その直径をすぼめてね
じ筒16内に挿入して解放することにより、周面がねじ
筒16に弾性的に圧着して固定されるものである。
【0037】ナット17の中間部の外周部には平歯車状
の駆動ギア36が一体的に設けられ、この駆動ギア36
によりモータ等の駆動源の動力がナット17に伝達さ
れ、ナット17が正逆方向に回転駆動されるようになっ
ている。
【0038】ナット17、軸受ホルダ26および軸受2
5の組立手順を図7に示してあり、この図に示すように
ナット17の大径部23の内周に軸受ホルダ26を挿入
すると共に軸受ホルダ26の突起28をナット17の凹
部24内に嵌合し、またこの軸受ホルダ26の内周に軸
受25を挿入する。
【0039】軸受ホルダ26はその外周面がナット17
の内周面にルーズに密着する程度の状態でナット17の
内周に挿入するが、軸受ホルダ26の突起28がナット
17の凹部24内に嵌合することにより、軸受ホルダ2
6がナット17と一体に回転することが可能となる。
【0040】次に、変速時の動作について説明する。図
1は固定プーリディスク1と可動プーリディスク2との
間隔幅つまりプーリ幅が最も拡がってストッパ突起31
がストッパピン32に当接している状態を示してある。
【0041】この状態から、ナット17が駆動源により
駆動されて順方向に回転すると、この回転に応じてナッ
ト17のボールねじ溝17aとねじ筒16のボールねじ
溝16aとの間のボール18を介してナット17が固定
プーリディスク1に接近する方向に移動すると共に、こ
のナット17に押圧されてナット17と一体的に可動プ
ーリディスク2が回転軸5の軸方向に沿って移動し、固
定プーリディスク1と可動プーリディスク2との間のプ
ーリ幅が狭まる。
【0042】また、ナット17が逆方向に回転したとき
には、ナット17のボールねじ溝17aとねじ筒16の
ボールねじ溝16aとの間のボール18を介してナット
17が固定プーリディスク1から離間する方向に移動す
る。そしてこのナット17の移動に応じて無端ベルト4
による押圧力で可動プーリディスク2がナット17と共
に回転軸5の軸方向に沿って移動し、固定プーリディス
ク1と可動プーリディスク2との間のプーリ幅が拡が
る。
【0043】ナット17が固定プーリディスク1から離
間する方向に一定以上移動したときには、ストッパ突起
31がストッパピン32に当接し、この当接でナット1
7の回転動作が規制され、ボールねじ機構15の過剰な
締め付けが防止される。
【0044】このようにプーリ幅が変化することによ
り、無端ベルト4がプーリ3の内径側と外径側との間で
変位し、これにより無端ベルト4により伝達される駆動
側の回転軸と従動側の回転軸との回転速度の変速比が無
段階に調節される。
【0045】ナット17との内周には軸受ホルダ26を
介して軸受25および可動プーリディスク2および回転
軸5が嵌合しており、したがってナット17の内径に対
し、軸受25、可動プーリディスク2のボス部2aおよ
び回転軸5の外径の寸法をその軸受ホルダ26の周壁の
肉厚分だけ小さく抑えることができ、これによりプーリ
装置の全体の径方向の寸法を縮めてコンパクトに構成す
ることができる。
【0046】そして軸受25、可動プーリディスク2お
よび回転軸5の外径寸法を小さく抑えることができるこ
とから、プーリ装置の全体の軽量化を図ることができ
る。
【0047】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
径方向の寸法を短縮してコンパクトで軽量な構造のプー
リ装置を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る無段変速機用プー
リ幅調節装置を示す断面図。
【図2】その無段変速機用プーリ幅調節装置のナットを
示す断面図。
【図3】その無段変速機用プーリ幅調節装置のナットを
示す左側面図。
【図4】その無段変速機用プーリ幅調節装置の軸受ホル
ダを示す断面図。
【図5】その無段変速機用プーリ幅調節装置の軸受ホル
ダを示す右側面図。
【図6】その無段変速機用プーリ幅調節装置の軸受ホル
ダを示す左側面図。
【図7】その無段変速機用プーリ幅調節装置のナットと
軸受ホルダと軸受との組立手順を示す断面図。
【符号の説明】
1…固定プーリディスク 2…可動プーリディスク 3…プーリ 4…無端ベルト 5…回転軸 6…変速機ケース 7,8…軸受 15…ボールねじ機構 16…ねじ筒 16a…ボールねじ溝 17…ナット 17a…ボールねじ溝 18…ボール 22…小径部 23…大径部 24…凹部 26…軸受ホルダ 28…突部 31…ストッパ突起 32…ストッパピン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転自在な回転軸と、この回転軸に一体的
    に設けられた固定プーリディスクおよびこの固定プーリ
    ディスクに対向して回転軸に回転不能でかつ軸方向に移
    動自在に設けられた可動プーリディスクとを備え、前記
    回転軸の外周には、ねじ筒と、このねじ筒の外周に複数
    のボールを介して螺合するナットとからなるボールねじ
    機構が設けられ、このボールねじ機構のナットが軸受を
    介して前記可動プーリディスクに回転自在でかつ可動プ
    ーリディスクと一体的に軸方向に移動可能に支持され、
    このナットがねじ筒に対して回転することによりねじ筒
    の軸方向に移動し、この移動により前記可動プーリディ
    スクが軸方向に動作して固定プーリディスクと可動プー
    リディスクとの間のプーリ幅が変化する無段変速機用プ
    ーリ幅調節装置において、 前記ナットと前記軸受との間には筒状の軸受ホルダが嵌
    合され、この軸受ホルダを介してナットが前記軸受に対
    して支持されていることを特徴とする無段変速機用プー
    リ幅調節装置。
  2. 【請求項2】軸受ホルダとナットとの間には回り止め手
    段が設けられていると共に、軸受ホルダとねじ筒との間
    には、軸受ホルダが前記回り止め手段によりナットと一
    体的に回転してねじ筒のストッパピンに当接することに
    よりナットの回転範囲を規制してボールねじ機構の過剰
    な締め込みを防止する締め込み防止手段が設けられてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の無段変速機用プー
    リ幅調節装置。
  3. 【請求項3】ナットの内周は、内径の小さい小径部と内
    径の大きい大径部とに分けられ、前記小径部の内周面に
    ボールねじ溝が形成され、大径部の内周に軸受ホルダお
    よび軸受が嵌合されていることを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の無段変速機用プーリ幅調節装置。
  4. 【請求項4】軸受ホルダは焼結金属により形成されてい
    ることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載
    の無段変速機用プーリ幅調節装置。
  5. 【請求項5】自動車の無段変速機に用いられていること
    を特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の無段
    変速機用プーリ幅調節装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005119095A1 (ja) 2004-06-01 2005-12-15 Ntn Corporation ボールねじ

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WO2005119095A1 (ja) 2004-06-01 2005-12-15 Ntn Corporation ボールねじ

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