JP2003148445A - フレキシブルシャフト駆動力伝達装置 - Google Patents

フレキシブルシャフト駆動力伝達装置

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JP2003148445A
JP2003148445A JP2001350256A JP2001350256A JP2003148445A JP 2003148445 A JP2003148445 A JP 2003148445A JP 2001350256 A JP2001350256 A JP 2001350256A JP 2001350256 A JP2001350256 A JP 2001350256A JP 2003148445 A JP2003148445 A JP 2003148445A
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fitting
driving force
force transmission
casing
drive
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JP2001350256A
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Robert Baris
バリス ロバート
Matthew P Dugan
ピー.デュガン マシュー
Martin P Tansey
ピー.タンセイ マーティン
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Bettcher Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 潤滑剤の漏洩に対してケーシングおよび駆動
軸がシールされ、保守の不要なフレキシブルシャフト駆
動力伝達装置を提供すること。 【解決手段】 保守不要のフレキシブルシャフト駆動力
伝達装置10が、駆動モータ12に連結可能な第1の端
部16と、被駆動機器14に連結可能な第2の端部18
とを有する可撓性の駆動軸集成体20と、駆動軸集成体
20を同心に包囲する中空のケーシング22と、ケーシ
ング22内に配設された潤滑剤と、駆動軸集成体20の
第2の端部18からの潤滑剤の漏洩を防止する潤滑剤シ
ール130とを具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフレキシブルシャフ
ト駆動力伝達装置に関し、特に、比較的小型のモータ
と、使用に際して駆動モータに対して相対移動する手持
ち工具または他の被駆動機器との間で駆動力を伝達する
ために用いられるフレキシブルシャフト駆動力伝達装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】フレキシブル駆動力伝達装置は、離れて
据え置かれたモータから手持ち工具等を駆動して、手持
ち工具をモータに対して相対的に操作したり移動させた
りするために用いられる。食肉包装産業で用いられる動
力式の回転ナイフがこうした工具の一例である。この種
のナイフは、しばしばフレキシブル駆動力伝達装置を介
してオーバーヘッドサニタリーモータに連結され、食肉
をスライスする間、ナイフを使用する作業者が自由にナ
イフを操作できるできるようになっている。
【0003】フレキシブル駆動力伝達装置は、典型的
に、緊密に巻設されたワイヤから成るケーブル状の可撓
性の駆動軸と、前記駆動軸の周囲に緩く配置された可撓
性のケーシングとを具備している。駆動軸は、回転しな
いように固定されたケーシング内で回転し、モータから
ナイフに駆動力を伝達する。ナイフを操作し駆動力伝達
装置が撓むと、特に、ナイフが比較的高いトルクを必要
とし、かつ、駆動力伝達装置がきつく曲げられると、駆
動軸は周囲のケーシングに接触し、ケーシング内でむち
打つように動作する。ケーシングは、摩擦および駆動軸
の損傷を低減する潤滑剤を内包している。潤滑剤は食用
に適し、駆動力伝達装置から漏洩したときに、処理中の
食肉を汚染しないようになっている。潤滑剤が適切に供
給されていない状態でナイフが操作されると、駆動軸は
著しく損傷し、かつ、通常よりもケーシング内でむち打
つように動作する。従って、駆動力伝達装置全体が振動
する。ナイフを使用する作業者は、ずっと強い振動のた
めに高まる不快感を経験する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】駆動力伝達装置の寿命
を最大限長くし、作業者の不快感を低減するために、駆
動力伝達装置を頻繁に保守し駆動軸を潤滑することが推
奨されている。典型的な保守作業は、駆動軸をケーシン
グから抜去し、潤滑剤をふき取ることを含んでいる。次
いで、ガンクリーニングロッド−スワッブなどの清掃工
具をケーシング内に押し込んで、ケーシング内に残余す
る潤滑剤および粒子をふき取る。新しい潤滑剤を適用し
て駆動軸とケーシングとを組み立てる。ナイフの使用頻
度にもよるが、こうした保守は理想的には週に1回以上
行われる。然しながら、しばしば適正に保守が行われな
いことがある。
【0005】様々な理由によりフレキシブルシャフト駆
動力伝達装置の保守が適正に行われない。ナイフを操作
する者が保守を行っている設備があるが、保守に要する
時間が、作業者にとって許容できない程度まで生産性を
低下してしまう。従って、平均的なフレキシブルシャフ
ト駆動力伝達装置は、保守を行う頻度やその完全性にも
よるが、概ね6〜16週間の寿命を有している。
【0006】本発明は、駆動軸がケーシング内に永久的
に取り付けられ、駆動力伝達装置からの潤滑剤の漏洩に
対してケーシングおよび駆動軸がシールされ、かつ、定
期的に保守する必要のない新規で改良されたフレキシブ
ルシャフト駆動力伝達装置を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば保守不要
のフレキシブルシャフト駆動力伝達装置が、駆動モータ
に連結可能な第1の端部と、被駆動機器に連結可能な第
2の端部とを有する可撓性の駆動軸集成体と、前記駆動
軸集成体を同心に包囲する中空のケーシングと、前記ケ
ーシング内に配設された潤滑剤と、前記駆動軸集成体の
第2の端部からの潤滑剤の漏洩を防止する潤滑剤シール
とを具備している。
【0008】前記駆動軸集成体は、細長い駆動力伝達部
材と、前記第1の端部において前記駆動力伝達部材に取
着された第1のカップリングと、前記第2の端部におい
て前記駆動力伝達部材に取着された第2のカップリング
とを具備している。
【0009】前記ケーシングは、概ね前記駆動軸集成体
の長手の中心軸線を中心として前記駆動軸集成体を該ケ
ーシングに対して相対的に回転自在に支持しており、前
記ケーシングと前記駆動軸集成体は、前記駆動軸集成体
が前記ケーシングから外れないように互いに固定されて
いる。前記ケーシングは、更に、前記駆動力伝達部材を
緩く包囲する中空可撓性のコンジットと、前記第1の端
部に隣接して前記コンジットに取着された第1のフィッ
ティングと、前記第2の端部に隣接して前記コンジット
に取着された第2のフィッティングとを具備している。
前記第1のフィッティングは第1と第2のフィッティン
グ部材を具備しており、該フィッティング部材は互いに
固着され、かつ、前記第1のカップリングを前記ケーシ
ングに対して軸方向に相対移動しないように永久的に固
定し、前記駆動軸集成体の前記ケーシングからの脱落を
防止する。前記第1と第2のフィッティング部材は前記
カップリングと前記第1のフィッティングとの間で相対
的に回転できるように構成されている。
【0010】前記潤滑剤シールは、前記第2のフィッテ
ィングと前記駆動軸集成体の第2の端部との間に配設さ
れ、前記ケーシングと駆動軸集成体とが相対的に回転
し、軸方向にシフトする際、前記駆動軸集成体の第2の
端部からの潤滑剤の漏洩を防止する。他の特徴および利
点は、添付図面を参照してする実施形態の説明から明ら
かとなる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明によるフレキシブルシャフ
ト駆動力伝達装置10が添付図面に図示されている。図
1を参照すると伝達装置10はモータ12から動力工具
14へ駆動力を伝達するために用いられるように図示さ
れている。伝達装置10は、駆動モータ12に連結可能
な第1の端部16と、工具14に連結可能な第2の端部
18とを有している。図1において、モータ12は電動
モータであって作業場の上方に懸架されている。工具1
4は、食品処理産業で用いられる食肉を切断用の回転ナ
イフである。ナイフは作業者により把持され、脂肪を切
り落としたり、肉を骨から取り外したりするために作業
上において食肉を横断して引き回される。ナイフ14は
従来の周知のナイフとして図示されており、従って詳細
には図示されていない。ナイフ14は、単に図示する目
的で示されている。異なる種のナイフまたは他の工具を
伝達装置10と共に用いてもよい。
【0012】図1を参照すると、フレキシブルシャフト
駆動力伝達装置10は駆動モータ12と工具14との間
に連結可能な可撓性の駆動軸集成体20、駆動軸集成体
20の周囲に同心に配置された中空ケーシング22、ケ
ーシング内に配置された比較的粘性の高い潤滑剤(図示
せず)を具備している。ケーシング22および駆動軸集
成体20が相対的に回転し軸方向に変位したときにケー
シングから潤滑剤が漏洩しないように、ケーシングおよ
び駆動軸集成体は互いにシールされている。伝達装置1
0がナイフまたは他の食品産業用工具のために使用され
る場合には、潤滑剤は食用に適したものとする。潤滑剤
の漏洩が生じ潤滑剤が食品に到達しても、害のある結果
には至らない。
【0013】図1、2を参照すると、駆動軸集成体20
は、長尺の可撓性の駆動力伝達部材32、第1の端部1
6において駆動力伝達部材に取着された第1のカップリ
ング30、第2の端部18において駆動力伝達部材に取
着された第2のカップリング34を具備し値得る。図示
する駆動力伝達部材32は螺旋状に緊密に巻かれたワイ
ヤから成り、柔軟でありながら実質的なトルクを伝達
し、駆動力がナイフ14に伝達される間該ナイフを操作
できるようになっている。部材すなわち軸32は、他の
適当な構成または従来の構成により形成することが可能
で、従って更に詳細に説明することはない。
【0014】カップリング30は軸32と共に回転可能
で、かつ、ケーシング2に対する軸方向の移動に対して
固定されている。図示するカップリング30はフェルー
ル状の部材であって、軸32に固定されたスリーブ部4
0、ケーシングに対する軸方向の移動に対して固定され
た半径方向のフランジ42、フランジ42から突き出し
た当接肩部44、伝達装置10がモータ12に連結され
たときに、該モータの出力軸の適当な受承部に係合する
ように突出する駆動突起部46と有している。
【0015】カップリング30は、モータから軸32に
積極的に駆動力を伝達するように軸32に固定されてい
る。図示する実施形態では、軸の先端部32aは中実の
略円筒形状にスエージ加工され、ここに中空のスリーブ
部40が組付られる。スリーブ部はスエージ加工された
前記先端部に嵌合し、接着材料および更なるスエージ加
工により正しい一に固定される。接着材料はスリーブ部
の内面および前記先端部に適用される。スリーブ部は、
次いで、前記先端部上にスエージ加工され、スリーブ部
の直径を低減して、スリーブ部40は前記先端部に緊密
に嵌合される。
【0016】第2のカップリング34は先端部32bに
おいて軸32からナイフ14へ駆動力を伝達する。カッ
プリング34により、実質的に連続な外表面を有した中
実の実質的に正方形断面形状の軸端部32bが形成さ
れ、これにより先端部32bにおいてワイヤが解れるこ
とが防止される。カップリング34は、軸端部32b、
駆動力伝達軸端部32bに取着された薄肉のスリーブ4
8を具備している。スリーブ48は軸端部32bから離
間した第1の端部48aと、駆動力伝達軸端部32bに
連続する第2の端部48bを有している。前記スリーブ
および軸部材は互いに押圧されて、スリーブの第1の端
部において円形断面を有した一体のカップリングを形成
する。該カップリングは、スリーブの第2の端部に向け
て正方形の断面形状に遷移する。
【0017】図示する駆動力伝達装置では、軸端部32
bは、まず、丸い断面形状(図示せず)にスエージ加工
され、所望の長さに切断される。製造工程のこの段階で
は、軸のワイヤは降伏するように変形可能であるが、実
質的に中実の円筒形の軸断面を形成していない。軸32
のスエージ加工した部分は、軸の先端から短い、例えば
約3cmの距離の部分である。図示するカップリング3
4は、軸端部32bに接着、スエージ加工された薄肉の
鋼製スリーブにより部分的に形成されている。カップリ
ングのスリーブ48は、はじめは、スエージ加工された
端部に嵌合する端部が開放した円筒部材である。スリー
ブ48および軸端部32bは、次いで、更なるスエージ
加工を受け、その先端部において正方形の断面形状を有
した細長い先端部分が形成される。軸端部とスリーブ
は、正方形の断面形状の端部分を通じて実質的に中実な
部材に押出成形され、スリーブは実質的に連続な外表面
を形成する。
【0018】本発明の図示する実施形態では、軸端部お
よびスリーブ48は、円形の断面形状のスリーブの近位
の端部から、正方形の遠位の端部へ遷移する。スエージ
ング工具は、スリーブ48の近位の端部および下側の軸
をスエージ加工により直径を僅かに低減する。これによ
り、ワイヤは弾性的に変形すると共にスリーブの内面に
作用してスリーブを局所的に係止する。圧縮されたワイ
ヤは幾端部に向けて更に前進する。スリーブは、ナイフ
14のソケットにより受承される先端部32bを完全に
覆い、ワイヤが拡がってナイフと伝達装置10との間の
連結が阻害されないようにする。カップリング34は開
示された駆動力伝達装置10または軸32と同様に構成
された可撓性のあらゆる駆動軸に同様に適用可能であ
る。
【0019】ケーシング22は、駆動軸集成体20を概
ね該駆動集成体の中心軸周りに該ケーシングに対して相
対的に回転自在に支持する。ケーシング22は、駆動軸
32を緩く包囲する中空の可撓性のコンジット50、端
部16において前記コンジットに取着され端部16をモ
ータ12に連結するための第1の端部フィッティング5
2、端部18において前記コンジットに取着され該端部
を工具14に連結するための第2の端部フィッティング
54を具備している。軸32は、ケーシング内に永久的
に固定されながら、コンジット50、フィッティング5
2、54に対して自由に回転することができる。
【0020】コンジット50は成形された柔軟な中空の
外側部材60、軸32を緩く包囲する内鞘62、外側部
材と内鞘との間に配設されたステンレス鋼の編組63に
より形成されている。図示するコンジットは、鞘62の
周囲にステンレス鋼製ワイヤを緊密に編組状に巻き付
け、該編組および鞘の上に外側部材を成形することがに
より形成される。外側部材60はプラスチック材料より
成り、該プラスチック材料は前記編組を通過して流動し
て前記鞘に固着する。鞘と外側部材とが固着し、前記編
組、鞘および外側部材が機械的に連結するために、この
コンジット要素は互いに結合して単一の構成要素として
作用する。外側部材60は、一例としてPVCから形成
することができ、前記鞘はナイロンまたはポリエステル
から形成することができる。外側部材60は、適当なあ
らゆる構成或いは従来の構成とすることができ、従っ
て、これ以上の詳細な説明はしない。前記コンジットは
非常に長く形成されコイル状にして貯蔵される。伝達装
置10を製造する際に、前記コンジットは所定の長さに
切断され、その端部がフィッティング52、54を受承
するのに適するように加工される。
【0021】フィッティング52は、第1と第2のフィ
ッティング部材64、66を具備しており、該フィッテ
ィング部材は互いに固定され、ケーシング22に対する
軸方向の移動に対して第1のカップリング30を永久的
に固定し、ケーシング22から駆動軸集成体20が脱落
することを防止する。フィッティング部材64はコンジ
ット50に固着されており、従って、ケーシングに対す
る相対的な移動に対して固定される。図示する実施形態
では、部材64はナイロンから形成されており、コンジ
ットの端部に射出成形される。然し、部材64は、あら
ゆる比較的剛性の高い樹脂から重ね成型することができ
る。フィッティング部材64は、コンジットの外表面に
沿って延びるスリーブ状の本体部68を具備している。
本体部の内表面には半径方向内方へ延びるフランジ70
が形成されており、該フランジはコンジットの端面に覆
い重なり、環状の空間71がスリーブ部40を中心とし
て形成される。部材64の外表面には一連のリブ72
と、デントボール受承溝74が形成されている。デント
ボール受承溝は、モータ12に取り付けられたモータ軸
連結デント機構に接触する(図1参照)。部材64の先
端には、中空円筒状の端部分76が形成されており、段
状に形成されモータ12へ向けて突き出した内面が前記
端部分に形成されている。
【0022】第2のフィッティング部材66は、前記ケ
ーシング内においてカップリング部材30を捉え、突起
部46を包囲するソケット状の受承部を形成する。部材
66は、フィッティング部材64に取り付けられ軸方向
に延びるスリーブ部80と、半径方向に延びるカップリ
ング部材フランジ42に対面するフランジ部82とを有
している。スリーブ部80は段状の外面を有し、この外
面は端部分76内に突出して該端部分に合致する。図示
する実施形態では、フィッティング部材64、66は、
スピン溶接により互いに固着している。前記フィッティ
ング部材は、端部分76に突出しこれと接触するスリー
ブ部80と共に組み立てられる。前記部材は、押圧下に
おいて相対的に回転させられて、その継ぎ目において互
いに溶融する。その結果、それらは永久的に連結され端
部フィッティング52を破壊しない限り分離できない。
【0023】端部フィッティング部材64、66が互い
に固着されると、フィッティング部材のフランジ82は
カップリングフランジ42の外面に沿って軸方向に延在
し、そして、カップリング30がケーシング22の端部
から外部へ移動することを防止する。当接肩部44は、
フィッティング部材のフランジ82の内径を通じて軸方
向に延び、モータ12の回転部品に係合する。そうでな
ければ、ナイフが作動するとき、フィッティング部材の
フランジ82が損耗する。
【0024】本発明の図示する実施形態では、応力解放
スリーブ90がモータ側端部16においてコンジット5
0を包囲しており、モータに直近する可撓性の軸の著し
い撓みを除去する。スリーブ90は、フィッティング部
材64およびコンジット50の上に成形される。フィッ
ティング部材64は外部の環状リブ91を備えているよ
うに図示されている。該環状リブは、スリーブ90を正
しい位置に固定することを補助する。図示するスリーブ
90は熱可塑性のオレフィン材料から形成されている
が、他の適当な柔軟な樹脂を用いることもできる。
【0025】本発明の図示する実施形態において、端部
16は、ケーシングからの潤滑剤の減少、および、ケー
シング内への汚染の進入に対してシールされている。図
示するように、カップリング30と端部フィッティング
52との間がシールされている。端部フィッティング5
2はベアリング92を支持し、該ベアリングはスリーブ
部40の円筒状の外面に係合しこれを支持している。図
示するベアリング92は、ブロンズ製の概ね円筒スリー
ブにより形成されており、シール面を形成する軸方向の
端部を有している。図示するベアリングの円筒外面には
8つの軸方向に延びるリブが形成されており、該リブは
ベアリングの周囲に等間隔で離間配置され、各リブは短
い距離を以て半径方向外方へ突出している。該ベアリン
グはフィッティング部材64の環状空間71内に受承さ
れる。
【0026】ベアリング92は、フィッティング部材が
ケーシングの端部に成型された後に、フィッティング部
材64内に押入される。空間71の内面には、軸方向に
延びるリブ(図示せず)が設けられており、該リブは半
径方向内方へ突出しており、ベアリングが部材64内に
挿入されるとき、部分的に潰される。ベアリングの外リ
ブは、空間71の内面の隣接するフィッティング部材の
リブの間に配置される。使用の間、ベアリング92がフ
ィッティング部材64内で回転しようとすると、ベアリ
ングとフィッティング部材のリブが係合して、それ以上
の動作を防止する。ベアリングの端面92aがフランジ
70に当接して、該フランジに対してシールされるま
で、前記ベアリングは部材64内へ押入される。スリー
ブ部40の外面は円滑な円筒形状を呈しており、ベアリ
ング部材92の円滑な円筒内面に合致して、上記面間で
すきまばめが形成される。本発明の図示する実施形態で
は、カップリング部材のフランジ42は付勢されて、ベ
アリング92の軸方向の端部92bに係合し、これをシ
ールする。ベアリングの端面92a、92bは、平坦で
円滑な環状にて図示されている。図示する伝達装置で
は、端部16がモータに取着されると、フランジ42
は、重力により少なくとも部分的にベアリングの端部9
2bに対して付勢される。ベアリング92と、カップリ
ング部材30およびフィッティング部材64との間で面
と面とで係合することにより、ラビリンスシール経路が
提供され、端部16におけるケーシング内へのおよび同
ケーシングからの流体の漏れを遮断する。
【0027】ナイフ14を作動させるとき、作業者は端
部フィッティング52を把持し、端部16をモータハウ
ジングの受承開口部内に挿入する。受承開口部は、迅速
解放式のデント機構84により包囲されているように図
示されている。デント機構84は図1に略示されてい
る。突起部46はモータの主強く軸に取着されたアダプ
タにトルクを伝達するように移動し、モータが回転する
と駆動軸32が駆動される。前記デント機構は手操作に
より端部16を解放する。図示するデント機構は従来の
適当な構成とすることができる。
【0028】フィッティング54は、伝達側の端部18
に配設されており、フィッティング部材100、102
(図2参照)を具備している。フィッティング部材10
0は、コンジットの端部分に重ね成形され、コンジット
の端部を包囲する中空状の概ね円筒体に形成されている
ように図示されており、肩部106と、コンジットの端
部から離間した直径を小さくした突起部108とを有し
ている。
【0029】フィッティング部材102は、中空状の軸
案内部110と、案内部110の上に成形された円筒形
のプラスチック部材112とから形成された複合部材で
ある。案内部110は、プラスチック部材112内に配
設された円筒状のベース部114と、プラスチック部材
112から突き出した円筒状の軸包囲部116とを有し
ている。ベース部114は、円滑で平坦な環状端面11
7を有し、外面に部品110、112と永久的に噛み合
う環状リブ118が形成されている。軸包囲部116
は、駆動される工具に着脱自在に構成されている。図示
する実施形態では、軸包囲部116は、その内径が緊密
に軸32を包囲し、かつ、その外径がナイフ14内に嵌
合する寸法にて形成されている。図示する軸包囲部11
6は、ナイフ14に取着された伝達装置を保持すること
を補助する。ナイフ14と、伝達装置10との間の連結
は、従来の適当な構成とすることができる。
【0030】端部フィッティング部材112は、案内部
110の上に重ね成形され、端面117の外周から肩部
106まで延びる内周面を有した概ね円筒状を呈してい
る。部材112の内面およびフィッティング部材100
の外面は、両者とも段状に形成されており、フィッティ
ング部材100、102が組み立てられたときに、互い
に嵌合するようになっており、部材112はフィッティ
ング部材100の外面に入れ子式に嵌合する。
【0031】フィッティング部材100は、102は互
いに永久的に結合されている。図示する実施形態では、
前記フィッティング部材は、スピン溶接により互いに永
久的に結合されている。これは、部材100、102を
入れ子式に嵌合して、押圧下において部材102を部材
100に対して回転させ部材112を部材100に溶融
結合させることにより達成される。
【0032】端部18は潤滑剤がケーシングから減少す
ること、および、ケーシング内に汚染物質が進入するこ
とに対してシールされている。図2、3に示すように、
ケーシング22と軸32との間に潤滑剤シール130が
配設されている。潤滑剤シール130は、ケーシングお
よび駆動軸集成体が回転し、互いに軸方向に相対的に変
位する際に、ケーシング22からの潤滑剤の漏洩を遮断
する。シール130は、第1のシール部材軸32に対し
て固定された第1のシール部材132と、ケーシングに
対して固定され第1のシール部材にシール作用を以て係
合する第2のシール部材134とを具備している。
【0033】本発明の図示する実施形態では、シール部
材132は、軸32に固定された円滑な金属スリーブか
ら成る。スリーブ132は、シール部材134の軸方向
の長さよりも長い距離を以て軸32に沿って軸方向に延
在している。図示するように、スリーブ部材132は、
一方の端部136の部分を除いて可撓性の軸の直径より
も僅かに大きな内径を有しており、端部136において
該スリーブ部材はスエージ加工またはかしめ加工により
軸に緊密に係合している。部材132は、軸に対して相
対的に回転しないように固定されると共に、軸に対して
軸方向に移動しないようにしっかりと固定されている。
図示する構成では、スエージ加工に先だって接着材料を
軸に適用して、接触領域において前記シール部材を軸に
接着すると共に機械的にかしめ結合させる。接着材料
は、また、軸とシール部材との間の結合部のシールを補
助する。シール部材132においてスエージ加工されて
いない部分は軸に沿って膨出してシール部材134にシ
ール作用を以て係合する。
【0034】図示する伝達装置10において、シール部
材134はシール部材132に対してシールして、軸3
2に沿った漏洩を遮断すると共に、部材134とフィッ
ティング部材110との間の漏洩に対してシールする。
シール部材134は、概ね円筒形状のスリーブ状の部材
により形成されており、円滑で平坦な端面140、円筒
外面142、内面とを有し、該内面には、軸方向に離間
した一連の弾性環状リブ144が形成されている。この
環状リブは半径方向内方へ突き出して部材132との関
係でシール作用をなす。
【0035】図示する駆動力伝達装置では、ケーシング
22および可撓性の軸集成体20は、フランジ42によ
り軸方向に互いに固定されており、該フランジはベアリ
ング92とフランジ82との間に永久的に固着されてい
る。ナイフが作動し、伝達装置10が撓み、かつ、移動
すると、端部16、18において可撓性の軸集成体とケ
ーシング22との間で軸方向の相対移動が生じる。シー
ル部材134は、部材132、134の間のシール関係
に悪影響を与えることなく、シール部材132に対して
軸方向にシフトするように構成されている。図示する構
成では、シール部材132はシール部材134よりも長
く軸方向に延設されており、軸方向の全移動範囲にわた
って全てのリブ144がシール作用を以て部材132に
係合できるようになっている。
【0036】図3に示す実施形態では、シール部材13
4は、適当なプラスチック材料から形成されており、フ
ィッティング部材100、102がスピン溶接される前
に、フィッティング部材102内に固定される。部材1
12の内部において軸包囲部材110に隣接する部分は
概ね円筒状の空間150となっており、該空間には、軸
方向に延びる複数のリブ152が内周面に形成されてい
る。リブ152は、部材110の環状端面117から部
材112の開放端112へ向けて延設されている。シー
ル部材134は部材112内に押入され、端面140、
117がシール作用を以て緊密に接触する。シール部材
が部材112内で正しい位置にしっかりと固定され、端
面117、140間のシール関係が維持されるように、
シール部材の円筒外面142は長手方向のリブ152に
締り嵌めにて嵌合する。
【0037】図4は図4の実施形態では、シール部材1
34が修正されたシール部材170により置換されてい
る点を除いて図1から図3の実施形態と応用である。シ
ール部材170はシール部材132に対してシールし
て、軸部材32に沿った漏洩を防止すると共に、シール
部材170とフィッティング部材110との間の漏洩を
防止する。シール部材170は、1つの弾性の環状リブ
状の要素171を具備している。リブ状の要素171は
駆動力伝達部材の周囲を取り巻いて配設され、シール部
材132の表面にシール作用を以て接触するように突き
出している。図示するシール部材170は、概ね環状の
部材172、および、部材172にシール作用を以て支
持されたシールユニット174により形成されている。
部材172は細長く延びて円筒形の内外面176、17
8と、平坦で円滑な端面180、他面180および内面
176に形成された切欠182を有している。
【0038】シールユニット174は、リブ状の要素1
71を支持する環状体190を有したカートリッジタイ
プのシール部材として図示されている。図示する環状体
190は、シート状の金属環であって、半径方向に突き
出した端面192を有して断面が概ねL字状に形成され
ている。要素171は環状体190に結合され、半径方
向に突き出して部材132にシール作用を以て係合す
る。このシールユニットが切欠182内に押入される。
望ましい場合には、シール部材が配置される前に接着材
料を切欠182内に導入し、接着材料によりシールユニ
ットを部材172に対してシール作用を以て接着するよ
うにしてもよい。
【0039】組み立てられたシール部材170は、既述
したように、組み立てられたフィッティング部材11
0、112押入され、シールユニットの端面192と端
面180がフィッティング部材の端面117にシール作
用を以て係合する。
【0040】本発明の2つの実施形態を示し詳細に説明
したが、本発明は開示された構成に寸分違わず限定され
るわけではない。本発明の種々の応用例、修正、使用方
法が当業者には思いつくであろう。本発明は、発明の精
神と範囲内で、そうした応用例、修正、使用方法に及
ぶ。
【図面の簡単な説明】
【図1】モータと手持ち式動力ナイフとの間に連結され
る本発明によるフレキシブルシャフト駆動伝達装置の立
面図である。
【図2】図1に示したフレキシブルシャフト駆動伝達装
置の部分断面図である。
【図3】図2においてFig.3で示す部分の拡大断面図で
ある。
【図4】代替実施形態の図3と同様の図である。
【符号の説明】
10…フレキシブルシャフト駆動力伝達装置 12…モータ 14…動力工具 16…第1の端部 18…第2の端部 20…駆動軸集成体 22…中空ケーシング 30…第1のカップリング 32…駆動力伝達部材 34…第2のカップリング 40…スリーブ部材 42…フランジ 44…当接肩部 46…駆動突起部 50…コンジット 52…第1の端部フィッティング 54…第2の端部フィッティング 60…外側部材 130…潤滑剤シール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マシュー ピー.デュガン アメリカ合衆国,オハイオ 44107,レイ クウッド,モリソン アベニュ 2040 (72)発明者 マーティン ピー.タンセイ アメリカ合衆国,オハイオ 44053,ロレ イン,プロビンス コート 5947 Fターム(参考) 3J032 AB01 AB07 AB15 AB17 AB23 AB24 AB32 AB40 BA01 BB02 BB05 BC07

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動モータに連結可能な第1の端部と、
    被駆動機器に連結可能な第2の端部とを有する保守不要
    のフレキシブルシャフト駆動力伝達装置において、 a.可撓性の細長い駆動力伝達部材と、前記第1の端部
    において前記駆動力伝達部材に取着された第1のカップ
    リングと、前記第2の端部において前記駆動力伝達部材
    に取着された第2のカップリングとを具備する可撓性の
    駆動軸集成体と、 b.前記駆動軸集成体を同心に包囲する中空のケーシン
    グであって、該ケーシングは、概ね前記駆動軸集成体の
    長手の中心軸線を中心として前記駆動軸集成体を該ケー
    シングに対して相対的に回転自在に支持すると共に、前
    記駆動力伝達部材を緩く包囲する中空可撓性のコンジッ
    トと、前記第1の端部に隣接して前記コンジットに取着
    された第1のフィッティングと、前記第2の端部に隣接
    して前記コンジットに取着された第2のフィッティング
    とを具備して成るケーシングとを具備し、 c.前記第1のフィッティングは第1と第2のフィッテ
    ィング部材を具備しており、該フィッティング部材は互
    いに固着され、かつ、前記第1のカップリングを前記ケ
    ーシングに対して軸方向に相対移動しないように永久的
    に固定し、前記駆動軸集成体の前記ケーシングからの脱
    落を防止し、前記第1と第2のフィッティング部材は前
    記カップリングと前記第1のフィッティングとの間で相
    対的に回転できるように構成されており、 d.前記ケーシング内には潤滑剤が配設されており、前
    記ケーシングと前記駆動軸集成体が相対的に回転し、軸
    方向にシフトしたときに前記ケーシング内からの潤滑剤
    の漏洩を遮断するように互いにシールされているフレキ
    シブルシャフト駆動力伝達装置。
  2. 【請求項2】 前記第1のカップリングが、前記駆動力
    伝達部材に取着され前記第1のフィッティングから軸方
    向に突き出した細長い部材と、前記カップリング部材に
    形成され半径方向外方へ延びるフランジとを具備し、前
    記フィッティング部材の一方が、その一方の軸の側に沿
    って前記フランジに対面し、前記フィッティング内にお
    いて前記カップリング部材のフランジを軸方向に保持す
    るようになっている請求項1に記載のフレキシブルシャ
    フト駆動力伝達装置。
  3. 【請求項3】 前記第1のカップリングが、前記駆動力
    伝達部材と同心の円筒面を具備しており、 更に、前記円筒面を包囲し同円筒面に係合するベアリン
    グ部材を具備し、 前記ベアリング部材が、前記駆動力伝達部材および前記
    ケーシングに係合するシール面を有しており、前記第1
    の端部からの潤滑剤の通路を遮断するようになっている
    請求項1に記載のフレキシブルシャフト駆動力伝達装
    置。
  4. 【請求項4】 更に、前記第2の端部において前記ケー
    シングと前記駆動軸集成体との間に設けられた潤滑剤シ
    ールを具備しており、前記シールがシール面を形成する
    スリーブ部材を具備し、前記スリーブ部材が前記駆動力
    伝達部材に取着されている請求項1に記載のフレキシブ
    ルシャフト駆動力伝達装置。
  5. 【請求項5】 前記潤滑剤シールが、更に、前記第2の
    フィッティングに関して固定されたシール部材を具備し
    ており、該シール部材が前記駆動力伝達部材の周囲に配
    設され前記シール面に接触するように突き出した環状の
    弾性リブ状要素を具備している請求項4に記載のフレキ
    シブルシャフト駆動力伝達装置。
  6. 【請求項6】 前記シール部材が、前記シール面に沿っ
    て軸方向に離間した一において前記面に接触する複数の
    前記環状のリブ状要素を具備している請求項5に記載の
    フレキシブルシャフト駆動力伝達装置。
  7. 【請求項7】 前記第1のフィッティングの前記第1の
    フィッティング部材は、前記コンジット上に重ね成形さ
    れ、前記第1のフィッティングの第2のフィッティング
    部材は前記第1のフィッティング部材に取着されている
    請求項1に記載のフレキシブルシャフト駆動力伝達装
    置。
  8. 【請求項8】 前記第1と第2のフィッティング部材は
    互いに溶接されている請求項7に記載のフレキシブルシ
    ャフト駆動力伝達装置。
  9. 【請求項9】 前記第1のカップリングが、前記第1の
    フィッティングの前記第1と第2のフィッティング部材
    の間に配設され半径方向外方へ延びるフランジを具備し
    ており、前記第1のフィッティング部材が前記フランジ
    の第1の軸方向の面に対面し、前記第1のフィッティン
    グが更に前記フランジと前記第2のフィッティング部材
    との間に配設されたベアリングを具備し、前記ベアリン
    グがフランジの第2の軸方向面に係合して、前記フラン
    ジが前記第1のフィッティング部材と前記ベアリングと
    の間に固定される請求項1に記載のフレキシブルシャフ
    ト駆動力伝達装置。
  10. 【請求項10】 保守不要のフレキシブルシャフト駆動
    力伝達装置において、 a.駆動モータに連結可能な第1の端部と、被駆動機器
    に連結可能な第2の端部とを有する可撓性の駆動軸集成
    体であって、細長い駆動力伝達部材と、前記第1の端部
    において前記駆動力伝達部材に取着された第1のカップ
    リングと、前記第2の端部において前記駆動力伝達部材
    に取着された第2のカップリングとを具備する可撓性の
    駆動軸集成体と、 b.前記駆動軸集成体を同心に包囲する中空のケーシン
    グであって、該ケーシングは、概ね前記駆動軸集成体の
    長手の中心軸線を中心として前記駆動軸集成体を該ケー
    シングに対して相対的に回転自在に支持しており、前記
    ケーシングと前記駆動軸集成体は、前記駆動軸集成体が
    前記ケーシングから外れないように互いに固定されてお
    り、前記ケーシングは、前記駆動力伝達部材を緩く包囲
    する中空可撓性のコンジットと、前記第1の端部に隣接
    して前記コンジットに取着された第1のフィッティング
    と、前記第2の端部に隣接して前記コンジットに取着さ
    れた第2のフィッティングとを具備して成るケーシング
    と、 c.前記ケーシング内に配設された潤滑剤と、 d.前記第2のフィッティングと前記駆動軸集成体の第
    2の端部との間に配設された潤滑剤シールであって、前
    記駆動軸集成体または前記第2のフィッティングの一方
    に設けられた軸方向に延びる円滑な円筒シール面と、前
    記駆動軸集成体または前記第2のフィッティングの他方
    に設けられたシール部材とを具備し、前記シール部材が
    前記シール面にシール作用を以て係合するように膨出し
    ており、前記面と前記シール部材が相対的に回転し、軸
    方向にシフトしたときに前記面とのシール関係を維持す
    るようになっているフレキシブルシャフト駆動力伝達装
    置。
  11. 【請求項11】 前記第2のフィッティングは、互いに
    結合された第1と第2のフィッティング部材を具備して
    おり、前記第1と第2のフィッティング部材は前記シー
    ル部材を前記ケーシングに対する軸方向の移動に対して
    固定する請求項10に記載のフレキシブルシャフト駆動
    力伝達装置。
  12. 【請求項12】 前記シール面が中空部材より形成され
    ており、前記中空部材が前記駆動力伝達部材に固定され
    た軸方向の端部領域と、前記端部領域から前記駆動力伝
    達部材に沿って突き出した本体領域とを有している請求
    項11に記載のフレキシブルシャフト駆動力伝達装置。
  13. 【請求項13】 前記シール部材が、軸方向に離間配置
    され前記本体領域にシール作用を以て係合する複数のシ
    ールリブを有するエラストマー部材を具備する請求項1
    1に記載のフレキシブルシャフト駆動力伝達装置。
  14. 【請求項14】 前記第1と第2のフィッティング部材
    は互いに溶接されている請求項11に記載のフレキシブ
    ルシャフト駆動力伝達装置。
  15. 【請求項15】 前記第2のカップリングは、前記駆動
    力伝達部材の先端にスエージ加工された薄肉の円筒スリ
    ーブを具備し、前記駆動力伝達部材は細長い可撓性の軸
    を具備しており、該可撓性の軸は概ね円形の断面を有
    し、螺旋状に巻かれたワイヤから成り、前記スリーブカ
    ップリングは、先端から離間したスリーブの端部におい
    て円形の断面を有しており、該断面形状は前記先端に向
    けて正方形に遷移する請求項10に記載のフレキシブル
    シャフト駆動力伝達装置。
  16. 【請求項16】 保守不要のフレキシブルシャフト駆動
    力伝達装置において、 a.駆動モータに連結可能な第1の端部と、被駆動機器
    に連結可能な第2の端部とを有する可撓性の駆動軸集成
    体であって、細長い駆動力伝達部材と、前記第1の端部
    において前記駆動力伝達部材に取着された第1のカップ
    リングと、前記第2の端部において前記駆動力伝達部材
    に取着された第2のカップリングとを具備する可撓性の
    駆動軸集成体と、 b.前記駆動軸集成体を同心に包囲する中空のケーシン
    グであって、該ケーシングは、概ね前記駆動軸集成体の
    長手の中心軸線を中心として前記駆動軸集成体を該ケー
    シングに対して相対的に回転自在に支持すると共に、前
    記駆動力伝達部材を緩く包囲する中空可撓性のコンジッ
    トと、前記第1の端部に隣接して前記コンジットに取着
    された第1のフィッティングと、前記第2の端部に隣接
    して前記コンジットに取着された第2のフィッティング
    とを具備して成るケーシングと、 c.前記ケーシング内に配設された潤滑剤とを具備し、 d.前記第1のフィッティングは、互いに結合された第
    1と第2のフィッティング部材と、前記第1と第2のフ
    ィッティング部材に支持されたベアリング部材とを具備
    し、前記カップリングは、前記第1と第2のフィッティ
    ング部材の他方と前記ベアリング部材の間に固定された
    半径方向に突出する部分と、前記ベアリング部材により
    包囲された軸方向に延びる部分とを具備しており、前記
    カップリング部分と、前記ベアリング部材と、前記第1
    と第2のフィッティング部材により、前記駆動力伝達装
    置からの潤滑剤の漏洩を防止するラビリンスシールが形
    成されるフレキシブルシャフト駆動力伝達装置。
  17. 【請求項17】 前記第1と第2のフィッティング部材
    は互いに結合されている請求項16に記載の保守不要フ
    レキシブルシャフト駆動力伝達装置。
  18. 【請求項18】 前記カップリングは、前記他方のフィ
    ッティング部材を貫通して軸方向に延び駆動モータの回
    転部品と係合し、そうでなければ前記他方のフィッティ
    ング部材が損耗する突出した肩部を有している請求項1
    6に記載の保守不要フレキシブルシャフト駆動力伝達装
    置。
  19. 【請求項19】 更に、前記第2のフィッティングと前
    記駆動軸集成体との間に設けられた潤滑剤シールを具備
    しており、前記シールが前記駆動軸集成体または前記第
    2のフィッティングに支持されたシール面と、前記駆動
    軸集成体と前記第2のフィッティングの他方に支持され
    たシール部材とを具備し、前記シール部材が前記シール
    面に係合し、前記面と前記部材が相対的に回転し、前記
    駆動軸集成体と前記第2のフィッティングが軸方向に相
    対移動したときに、前記面に対するシール関係が維持さ
    れる請求項16に記載の保守不要フレキシブルシャフト
    駆動力伝達装置。
  20. 【請求項20】 被駆動機器に連結可能な端部を有する
    保守不要のフレキシブルシャフト駆動力伝達装置におい
    て、 a.概ね円形の断面を有し螺旋状に巻かれた複数のワイ
    ヤと、前記端部において被駆動機器へ駆動力を伝達する
    たあめのカップリングから成る細長い駆動力伝達軸部材
    を具備し、 b.前記カップリングは、前記駆動力伝達軸部材の先端
    にスエージ加工された薄肉の円筒スリーブを具備し、前
    記スリーブは、前記駆動力伝達軸部材の先端から離間し
    た第1の端部と、前記駆動力伝達軸部材の端部に隣接す
    る第2の端部とを有し、前記スリーブと前記軸部材の端
    部を互いに押圧して、先端から離間したスリーブの端部
    において円形の断面を有しており、該前記カップリング
    はスリーブの前記第2の端部に向けて正方形に遷移する
    一体のカップリングが形成され、前記ワイヤおよび前記
    スリーブは実質的に正方形状の断面の端部内に押圧され
    て中実の部材となり、前記スリーブが実質的に連続な外
    面を形成するフレキシブルシャフト駆動力伝達装置。
  21. 【請求項21】 前記スリーブと前記軸部材が互いに結
    合されている請求項20に記載のフレキシブルシャフト
    駆動力伝達装置。
  22. 【請求項22】 前記スリーブと前記軸部材が前記スリ
    ーブの第1の端部において弾性的に係合する請求項20
    に記載のフレキシブルシャフト駆動力伝達装置。
  23. 【請求項23】 可撓性の駆動軸のためのカップリング
    を形成する方法において、 a.概ね円形断面を有し螺旋状に巻かれた複数のワイヤ
    から成る駆動力伝達軸部材を提供する工程と、 b.薄肉のスリーブを前記軸部材の先端に入れ子式に嵌
    合する工程と、 c.前記軸の端部と前記薄肉のスリーブとを前記先端か
    ら離間した部位でスエージ加工により丸い断面にする工
    程と、 d.前記軸の端部と前記スリーブとを前記先端において
    スエージ加工により正方形の断面にする工程とを具備
    し、 e.前記軸の端部のスエージ加工は、前記軸のワイヤと
    スリーブとを圧縮して前記正方形の断面の端部を通じて
    実質的に中実の部材とすることを含んでいる方法。
  24. 【請求項24】 更に、前記軸の端部と前記スリーブと
    をスエージ加工する前に、前記軸部材と前記スリーブと
    の間に接着材料を配置する工程を含む請求項23に記載
    の方法。
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