JP2003148398A - ポンプおよびポンプ吸水槽の渦流抑制方法 - Google Patents
ポンプおよびポンプ吸水槽の渦流抑制方法Info
- Publication number
- JP2003148398A JP2003148398A JP2001350709A JP2001350709A JP2003148398A JP 2003148398 A JP2003148398 A JP 2003148398A JP 2001350709 A JP2001350709 A JP 2001350709A JP 2001350709 A JP2001350709 A JP 2001350709A JP 2003148398 A JP2003148398 A JP 2003148398A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pump
- absorption tank
- water absorption
- flow
- suction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 セミクローズ型のポンプ吸水槽に適用される
ポンプの空気巻き込みを抑制できるポンプおよびポンプ
吸水槽の渦流抑制方法を提供すること。 【解決手段】 セミクローズ型のポンプ吸水槽に用いら
れるポンプにおいて、ポンプ10を、その吸込管110
の吸込口111を吸水槽200のポンプ抜き出し穴21
0に挿入して水中に配置する。そして、吸込口111周
りに生ずる循環流の流路上に位置してこの循環流からポ
ンプ抜き出し穴210内の自由水面を遮断する循環流遮
断板11を、吸込管110の外周に設置する。
ポンプの空気巻き込みを抑制できるポンプおよびポンプ
吸水槽の渦流抑制方法を提供すること。 【解決手段】 セミクローズ型のポンプ吸水槽に用いら
れるポンプにおいて、ポンプ10を、その吸込管110
の吸込口111を吸水槽200のポンプ抜き出し穴21
0に挿入して水中に配置する。そして、吸込口111周
りに生ずる循環流の流路上に位置してこの循環流からポ
ンプ抜き出し穴210内の自由水面を遮断する循環流遮
断板11を、吸込管110の外周に設置する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ポンプ、ならび
にポンプ吸水槽の渦流抑制方法に関し、更に詳しくは、
セミクローズ型のポンプ吸水槽において発生する空気吸
い込み渦、水中渦、空気巻き込みその他の渦流を抑制で
きるポンプおよびポンプ吸水槽の渦流抑制方法に関す
る。
にポンプ吸水槽の渦流抑制方法に関し、更に詳しくは、
セミクローズ型のポンプ吸水槽において発生する空気吸
い込み渦、水中渦、空気巻き込みその他の渦流を抑制で
きるポンプおよびポンプ吸水槽の渦流抑制方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図14は、従来のポンプ吸水槽の全体構
成を示す側面断面図である。ポンプ吸水槽は、ポンプ1
00と、セミクローズ型の吸水槽200とを含み構成さ
れる。ポンプ100は、インペラ120を内部に収容す
る吸込管110を備え、この吸込管110を吸水槽20
0のポンプ抜き出し穴210に挿入して設置される。吸
込管110は、略円筒形状を有し、ベルマウス状の吸込
口111を備える。ポンプ抜き出し穴210は、吸水槽
200の吸水路220に通じる。この従来技術におい
て、ポンプ100は、インペラ120の回転により吸込
口111から水を吸い込み、吸込管110および吐出管
(図示省略)を介して外部に供給する。
成を示す側面断面図である。ポンプ吸水槽は、ポンプ1
00と、セミクローズ型の吸水槽200とを含み構成さ
れる。ポンプ100は、インペラ120を内部に収容す
る吸込管110を備え、この吸込管110を吸水槽20
0のポンプ抜き出し穴210に挿入して設置される。吸
込管110は、略円筒形状を有し、ベルマウス状の吸込
口111を備える。ポンプ抜き出し穴210は、吸水槽
200の吸水路220に通じる。この従来技術におい
て、ポンプ100は、インペラ120の回転により吸込
口111から水を吸い込み、吸込管110および吐出管
(図示省略)を介して外部に供給する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、上記従来のポ
ンプ吸水槽では、ポンプ抜き出し穴210内の自由水面
にて空気を水中に巻き込む空気吸い込み渦400が発生
する。巻き込まれた空気は、ポンプ100の吸込口11
1から吸込管110内に入り、騒音や振動の発生要因と
なる。しかしながら、かかる空気吸い込み渦400を抑
止する手段は、一般的な開水路構造のポンプ吸水槽では
多数の研究がなされているが、上記セミクローズ型のポ
ンプ吸水槽ではあまり研究がなされていない。
ンプ吸水槽では、ポンプ抜き出し穴210内の自由水面
にて空気を水中に巻き込む空気吸い込み渦400が発生
する。巻き込まれた空気は、ポンプ100の吸込口11
1から吸込管110内に入り、騒音や振動の発生要因と
なる。しかしながら、かかる空気吸い込み渦400を抑
止する手段は、一般的な開水路構造のポンプ吸水槽では
多数の研究がなされているが、上記セミクローズ型のポ
ンプ吸水槽ではあまり研究がなされていない。
【0004】
【課題を解決するための手段】発明者らの研究によれ
ば、上記空気吸い込み渦400は、吸水路220からの
水流300が形成する循環流310(図14参照)によ
り発生することが判明している。循環流310は、吸水
路220の奥側から吸込口111の外縁とポンプ抜き出
し穴210の壁面との隙間e1(具体的には、図14で
は、吐出管の外径dに対して0.2dである。)を抜け
て上昇し、吸込管110の外周を吸水路220の手前方
向に旋回して巻戻る。そして、ポンプ抜き出し穴210
の壁面に沿って下降し、吸込口111周りを循環する。
循環流310は、ポンプ抜き出し穴210内を旋回して
巻き戻り下降するときに、自由水面に空気吸い込み渦4
00を形成する。この空気吸い込み渦400により、空
気が水中に巻き込まれ、ポンプ100内に吸込口111
から吸い込まれて、ポンプ100に振動や騒音が発生す
る。
ば、上記空気吸い込み渦400は、吸水路220からの
水流300が形成する循環流310(図14参照)によ
り発生することが判明している。循環流310は、吸水
路220の奥側から吸込口111の外縁とポンプ抜き出
し穴210の壁面との隙間e1(具体的には、図14で
は、吐出管の外径dに対して0.2dである。)を抜け
て上昇し、吸込管110の外周を吸水路220の手前方
向に旋回して巻戻る。そして、ポンプ抜き出し穴210
の壁面に沿って下降し、吸込口111周りを循環する。
循環流310は、ポンプ抜き出し穴210内を旋回して
巻き戻り下降するときに、自由水面に空気吸い込み渦4
00を形成する。この空気吸い込み渦400により、空
気が水中に巻き込まれ、ポンプ100内に吸込口111
から吸い込まれて、ポンプ100に振動や騒音が発生す
る。
【0005】ここで、上記問題を解決するため、吸込口
111の外縁を拡げてポンプ抜き出し穴210内壁との
隙間e1を狭め、循環流310の流路を遮断する手法も
ある(図15参照)。例えば、発明者らの研究によれ
ば、隙間e1を吐出管の外径dに対して0.05d間ま
で狭めれば、循環流310が消えることが判明してい
る。しかしながら、かかる構成では、図15に示す水中
渦410が発生して上記空気吸い込み渦400の場合と
同様に騒音や震動の問題が発生する。したがって、発明
者らの知見によれば、上記振動等の問題を解決するに
は、吸込口111外縁の隙間e1を維持して循環流31
0の流路を確保し、空気吸い込み渦400の発生を抑止
することが前提となる。
111の外縁を拡げてポンプ抜き出し穴210内壁との
隙間e1を狭め、循環流310の流路を遮断する手法も
ある(図15参照)。例えば、発明者らの研究によれ
ば、隙間e1を吐出管の外径dに対して0.05d間ま
で狭めれば、循環流310が消えることが判明してい
る。しかしながら、かかる構成では、図15に示す水中
渦410が発生して上記空気吸い込み渦400の場合と
同様に騒音や震動の問題が発生する。したがって、発明
者らの知見によれば、上記振動等の問題を解決するに
は、吸込口111外縁の隙間e1を維持して循環流31
0の流路を確保し、空気吸い込み渦400の発生を抑止
することが前提となる。
【0006】そこで、この発明は、上記に鑑みてなされ
たものであって、セミクローズ型のポンプ吸水槽にて発
生する空気吸い込み渦、水中渦、空気巻き込みその他の
渦流を抑制することができるポンプおよびポンプ吸水槽
の渦流抑制方法を提供することを目的とする。
たものであって、セミクローズ型のポンプ吸水槽にて発
生する空気吸い込み渦、水中渦、空気巻き込みその他の
渦流を抑制することができるポンプおよびポンプ吸水槽
の渦流抑制方法を提供することを目的とする。
【0007】上記の目的を達成するために、この発明に
かかるポンプ(請求項1)は、セミクローズ型のポンプ
吸水槽に用いられるポンプにおいて、吸込管の吸込口を
前記吸水槽のポンプ抜き出し穴に挿入して水中に配置さ
れ、且つ、前記吸込管の外周に設置されると共に、前記
吸込口周りに生ずる循環流の流路上に位置して当該循環
流から前記ポンプ抜き出し穴内の自由水面を遮断する循
環流遮断手段を備えることを特徴とする。
かかるポンプ(請求項1)は、セミクローズ型のポンプ
吸水槽に用いられるポンプにおいて、吸込管の吸込口を
前記吸水槽のポンプ抜き出し穴に挿入して水中に配置さ
れ、且つ、前記吸込管の外周に設置されると共に、前記
吸込口周りに生ずる循環流の流路上に位置して当該循環
流から前記ポンプ抜き出し穴内の自由水面を遮断する循
環流遮断手段を備えることを特徴とする。
【0008】この発明において、循環流遮蔽手段は、吸
込管の外周にて自由水面を循環流から遮断し、空気吸い
込み渦の発生を抑制する。これにより、ポンプの空気巻
き込みを抑制できる。
込管の外周にて自由水面を循環流から遮断し、空気吸い
込み渦の発生を抑制する。これにより、ポンプの空気巻
き込みを抑制できる。
【0009】また、この発明にかかるポンプ(請求項
2)は、セミクローズ型のポンプ吸水槽に用いられるポ
ンプにおいて、吸込管の吸込口を前記吸水槽のポンプ抜
き出し穴に挿入して水中に配置され、且つ、前記吸込管
の外周であって前記吸込口より上方に設置されると共
に、前記吸込管の外周を旋回する旋回流の抵抗を構成し
て当該旋回流の流れを遮断する旋回流遮断手段を備える
ことを特徴とする。
2)は、セミクローズ型のポンプ吸水槽に用いられるポ
ンプにおいて、吸込管の吸込口を前記吸水槽のポンプ抜
き出し穴に挿入して水中に配置され、且つ、前記吸込管
の外周であって前記吸込口より上方に設置されると共
に、前記吸込管の外周を旋回する旋回流の抵抗を構成し
て当該旋回流の流れを遮断する旋回流遮断手段を備える
ことを特徴とする。
【0010】この発明において、旋回流遮断手段は、旋
回流の抵抗を構成してその流れを遮断し、減衰させて空
気吸い込み渦の発生を抑制する。これにより、ポンプの
空気巻き込みを抑制できる。
回流の抵抗を構成してその流れを遮断し、減衰させて空
気吸い込み渦の発生を抑制する。これにより、ポンプの
空気巻き込みを抑制できる。
【0011】また、この発明にかかるポンプ(請求項
3)は、セミクローズ型のポンプ吸水槽に用いられるポ
ンプにおいて、吸込管の吸込口を前記吸水槽のポンプ抜
き出し穴に挿入して水中に配置され、且つ、前記ポンプ
抜き出し穴内にて前記吸込管外周の自由水面に浮遊する
浮遊体を備えることを特徴とする。
3)は、セミクローズ型のポンプ吸水槽に用いられるポ
ンプにおいて、吸込管の吸込口を前記吸水槽のポンプ抜
き出し穴に挿入して水中に配置され、且つ、前記ポンプ
抜き出し穴内にて前記吸込管外周の自由水面に浮遊する
浮遊体を備えることを特徴とする。
【0012】この発明において、浮遊体は、自由水面に
浮遊して空気吸い込み渦のくぼみに嵌まり込み、空気吸
い込み渦を減衰させる。これにより、ポンプの空気巻き
込みを抑制できる。
浮遊して空気吸い込み渦のくぼみに嵌まり込み、空気吸
い込み渦を減衰させる。これにより、ポンプの空気巻き
込みを抑制できる。
【0013】また、この発明にかかるポンプ吸水槽の渦
流抑制方法(請求項4)は、セミクローズ型のポンプ吸
水槽にて、ポンプが備える吸込管の吸込口を前記吸水槽
のポンプ抜き出し穴に挿入して水中に配置し、循環流遮
蔽手段を、前記吸込管の外周に設置すると共に、前記吸
込口周りに生ずる循環流の流路上に位置させて当該循環
流から前記ポンプ抜き出し穴内の自由水面を遮断するこ
とを特徴とする。
流抑制方法(請求項4)は、セミクローズ型のポンプ吸
水槽にて、ポンプが備える吸込管の吸込口を前記吸水槽
のポンプ抜き出し穴に挿入して水中に配置し、循環流遮
蔽手段を、前記吸込管の外周に設置すると共に、前記吸
込口周りに生ずる循環流の流路上に位置させて当該循環
流から前記ポンプ抜き出し穴内の自由水面を遮断するこ
とを特徴とする。
【0014】また、この発明にかかるポンプ吸水槽の渦
流抑制方法(請求項5)は、セミクローズ型のポンプ吸
水槽にて、ポンプが備える吸込管の吸込口を前記吸水槽
のポンプ抜き出し穴に挿入して水中に配置し、旋回流抑
制手段を、前記吸込管の外周であって前記吸込口より上
方に設置すると共に、前記吸込管の外周を旋回する旋回
流の抵抗を構成して当該旋回流の流れを遮断し、前記旋
回流を抑制することを特徴とする。
流抑制方法(請求項5)は、セミクローズ型のポンプ吸
水槽にて、ポンプが備える吸込管の吸込口を前記吸水槽
のポンプ抜き出し穴に挿入して水中に配置し、旋回流抑
制手段を、前記吸込管の外周であって前記吸込口より上
方に設置すると共に、前記吸込管の外周を旋回する旋回
流の抵抗を構成して当該旋回流の流れを遮断し、前記旋
回流を抑制することを特徴とする。
【0015】また、この発明にかかるポンプ吸水槽の渦
流抑制方法(請求項6)は、セミクローズ型のポンプ吸
水槽にて、ポンプが備える吸込管の吸込口を前記吸水槽
のポンプ抜き出し穴に挿入して水中に配置し、浮遊体
を、前記ポンプ抜き出し穴内にて前記吸込管外周の自由
水面に浮遊させることを特徴とする。
流抑制方法(請求項6)は、セミクローズ型のポンプ吸
水槽にて、ポンプが備える吸込管の吸込口を前記吸水槽
のポンプ抜き出し穴に挿入して水中に配置し、浮遊体
を、前記ポンプ抜き出し穴内にて前記吸込管外周の自由
水面に浮遊させることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明につき図面を参照
しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこ
の発明が限定されるものではない。また、以下に示す実
施の形態の構成要素には、当業者が通常設計変更できる
ものが含まれるものとする。
しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこ
の発明が限定されるものではない。また、以下に示す実
施の形態の構成要素には、当業者が通常設計変更できる
ものが含まれるものとする。
【0017】(実施の形態1)図1は、この発明の実施
の形態1にかかるポンプ吸水槽の全体構成図である。ま
た、図2は、図1に記載したポンプ吸水槽の要部を示す
A−A視断面図であり、図3は、図2に記載したポンプ
吸水槽の要部を示すB−B視断面図である。これらの図
において、上記従来のポンプ吸水槽と同一の構成要素に
は同一の符号を付し、その説明を省略する。ポンプ吸水
槽は、ポンプ10と、吸水槽200とを含み構成され
る。このポンプ10は、従来のポンプ100と比較し
て、吸込管110の外周に環状の循環流遮断板11を備
える点に特徴を有する。循環流遮断板11は、鋳製の板
状部材からなり、吸込管110外周であって吸込口11
1に対して循環流を妨げない高さ(この実施の形態1で
は吐出管の外径dに対して略0.2d以上の隙間を空け
る)に溶接して設置される。循環流遮断板11は、ポン
プ抜き出し穴210の内径とほぼ同一外径を有し、ポン
プ抜き出し穴210の内壁との間にわずかな隙間e2を
残して設置される。なお、この実施の形態1において、
隙間e1の寸法は吐出管の外径dに対して0.2dであ
り、隙間e2の寸法は0.05dである。
の形態1にかかるポンプ吸水槽の全体構成図である。ま
た、図2は、図1に記載したポンプ吸水槽の要部を示す
A−A視断面図であり、図3は、図2に記載したポンプ
吸水槽の要部を示すB−B視断面図である。これらの図
において、上記従来のポンプ吸水槽と同一の構成要素に
は同一の符号を付し、その説明を省略する。ポンプ吸水
槽は、ポンプ10と、吸水槽200とを含み構成され
る。このポンプ10は、従来のポンプ100と比較し
て、吸込管110の外周に環状の循環流遮断板11を備
える点に特徴を有する。循環流遮断板11は、鋳製の板
状部材からなり、吸込管110外周であって吸込口11
1に対して循環流を妨げない高さ(この実施の形態1で
は吐出管の外径dに対して略0.2d以上の隙間を空け
る)に溶接して設置される。循環流遮断板11は、ポン
プ抜き出し穴210の内径とほぼ同一外径を有し、ポン
プ抜き出し穴210の内壁との間にわずかな隙間e2を
残して設置される。なお、この実施の形態1において、
隙間e1の寸法は吐出管の外径dに対して0.2dであ
り、隙間e2の寸法は0.05dである。
【0018】この実施の形態1において、水流300
は、吸水路220の奥側から吸込口111の外縁とポン
プ抜き出し穴210の壁面との隙間e1を通って上昇
し、吸込管110の側周を吸水路220の手前側に旋回
して下降する(図3参照)。これにより、水流300
は、吸込口111周りに循環流310を形成する。ここ
で、循環流310は、循環流遮断板11によりポンプ抜
き出し穴210上方への流路を遮断されるので、自由水
面に空気吸い込み渦400を形成せず、空気を水中に巻
き込まない。
は、吸水路220の奥側から吸込口111の外縁とポン
プ抜き出し穴210の壁面との隙間e1を通って上昇
し、吸込管110の側周を吸水路220の手前側に旋回
して下降する(図3参照)。これにより、水流300
は、吸込口111周りに循環流310を形成する。ここ
で、循環流310は、循環流遮断板11によりポンプ抜
き出し穴210上方への流路を遮断されるので、自由水
面に空気吸い込み渦400を形成せず、空気を水中に巻
き込まない。
【0019】この実施の形態1によれば、循環流遮断板
11は、自由水面からの空気巻き込みを抑制するので、
空気の吸い込みによるポンプ10の振動等の発生を抑制
できる。また、吸込口111の外縁とポンプ抜き出し穴
210の内壁との隙間e1は、循環流310が循環可能
に確保されるので、水中渦410を抑制する。また、循
環流遮断板11は、環状の板状部材を溶接して設置され
るので、簡易な構造により効果的に空気の吸い込みを抑
制できる。
11は、自由水面からの空気巻き込みを抑制するので、
空気の吸い込みによるポンプ10の振動等の発生を抑制
できる。また、吸込口111の外縁とポンプ抜き出し穴
210の内壁との隙間e1は、循環流310が循環可能
に確保されるので、水中渦410を抑制する。また、循
環流遮断板11は、環状の板状部材を溶接して設置され
るので、簡易な構造により効果的に空気の吸い込みを抑
制できる。
【0020】なお、この実施の形態1において、循環流
遮断板11は板状部材であるが、これに限られず、庇状
部材、フェンダー状部材、網状部材、多孔板、スポンジ
状部材その他の循環流310を遮断可能な部材としても
よい。また、循環流遮断板11は、分割可能な構造とし
てもよい。例えば、径方向に分割可能な板状構造とすれ
ば、吸込管110への設置が容易である。
遮断板11は板状部材であるが、これに限られず、庇状
部材、フェンダー状部材、網状部材、多孔板、スポンジ
状部材その他の循環流310を遮断可能な部材としても
よい。また、循環流遮断板11は、分割可能な構造とし
てもよい。例えば、径方向に分割可能な板状構造とすれ
ば、吸込管110への設置が容易である。
【0021】また、この実施の形態1において、循環流
遮断板11外縁とポンプ抜き出し穴210内壁との隙間
e2は0.05dであるが、隙間e2をこの近辺の数値
とすることは、循環流310を必要十分に遮断できる点
で好ましい。しかし、隙間e2は、循環流310を遮断
できればよいので0.05dに限られず、0より大きく
0.1より小さい範囲で定めてもよい。この隙間によ
り、ポンプ10をポンプ抜き出し穴210に容易に挿入
して設置できる。また、隙間e2は0でもよい。すなわ
ち、この隙間e2は封止してもよく、これにより、空気
吸い込み渦の発生を完全に防止できる。
遮断板11外縁とポンプ抜き出し穴210内壁との隙間
e2は0.05dであるが、隙間e2をこの近辺の数値
とすることは、循環流310を必要十分に遮断できる点
で好ましい。しかし、隙間e2は、循環流310を遮断
できればよいので0.05dに限られず、0より大きく
0.1より小さい範囲で定めてもよい。この隙間によ
り、ポンプ10をポンプ抜き出し穴210に容易に挿入
して設置できる。また、隙間e2は0でもよい。すなわ
ち、この隙間e2は封止してもよく、これにより、空気
吸い込み渦の発生を完全に防止できる。
【0022】また、この実施の形態1において、吸込口
111外縁とポンプ抜き出し穴210内壁との隙間e1
は0.2dであるが、隙間e1をこの近辺の数値とする
ことは、循環流310を必要十分に確保できる点で好ま
しい。しかし、隙間e1は、0.1d以上0.3d以下
の範囲で定めてもよい。かかる範囲でも、循環流310
は確保できるからである。
111外縁とポンプ抜き出し穴210内壁との隙間e1
は0.2dであるが、隙間e1をこの近辺の数値とする
ことは、循環流310を必要十分に確保できる点で好ま
しい。しかし、隙間e1は、0.1d以上0.3d以下
の範囲で定めてもよい。かかる範囲でも、循環流310
は確保できるからである。
【0023】また、この実施の形態1において、循環流
遮断板11は、ポンプ100の吸込管110に溶接によ
り設置したが、これに限られず、ボルト結合その他の結
合方法によってもよいし、当初から吸込管110に一体
形成してもよい。また、循環流遮断板11は、ポンプ1
0側でなくポンプ抜き出し穴210側に設置もしくは形
成してもよい。図4は、かかるポンプ吸水槽の全体構成
を示す側面断面図であり、図5は、図4に記載したポン
プ吸水槽のC−C視断面図である。この変形例におい
て、循環流遮断板21は、径方向に複数分割されて、ポ
ンプ抜き出し穴210の内壁にボルト結合により設置さ
れる。
遮断板11は、ポンプ100の吸込管110に溶接によ
り設置したが、これに限られず、ボルト結合その他の結
合方法によってもよいし、当初から吸込管110に一体
形成してもよい。また、循環流遮断板11は、ポンプ1
0側でなくポンプ抜き出し穴210側に設置もしくは形
成してもよい。図4は、かかるポンプ吸水槽の全体構成
を示す側面断面図であり、図5は、図4に記載したポン
プ吸水槽のC−C視断面図である。この変形例におい
て、循環流遮断板21は、径方向に複数分割されて、ポ
ンプ抜き出し穴210の内壁にボルト結合により設置さ
れる。
【0024】また、この実施の形態1において、循環流
遮断板11は環状の板状部材であるが、環状でなくとも
よい。図6は、かかるポンプ吸水槽の全体構成を示す側
面断面図であり、図7は、図6に記載したポンプ吸水槽
のD−D視断面図である。循環流遮断板31は、半円弧
状の板状部材からなり、吸込管110外周であって吸水
路220の手前側に溶接により設置される。この変形例
において、循環流遮断板31は、循環流310の下降を
遮断して自由水面からの空気巻き込みを遮り、ポンプ3
0の振動等を抑制する。このように、循環流遮断板31
は、空気巻き込みを抑止できる必要十分な大きさ、形状
としてもよく、これにより、ポンプ30を軽量化、簡素
化できる利点がある。
遮断板11は環状の板状部材であるが、環状でなくとも
よい。図6は、かかるポンプ吸水槽の全体構成を示す側
面断面図であり、図7は、図6に記載したポンプ吸水槽
のD−D視断面図である。循環流遮断板31は、半円弧
状の板状部材からなり、吸込管110外周であって吸水
路220の手前側に溶接により設置される。この変形例
において、循環流遮断板31は、循環流310の下降を
遮断して自由水面からの空気巻き込みを遮り、ポンプ3
0の振動等を抑制する。このように、循環流遮断板31
は、空気巻き込みを抑止できる必要十分な大きさ、形状
としてもよく、これにより、ポンプ30を軽量化、簡素
化できる利点がある。
【0025】(実施の形態2)図8は、この発明の実施
の形態2にかかるポンプ吸水槽の全体構成を示す側面断
面図であり、図9は、図8に記載したポンプ吸水槽の要
部を示すE−E視断面図である。これらの図において、
上記従来のポンプ吸水槽と同一の構成要素には同一の符
号を付し、その説明を省略する。このポンプ吸水槽は、
上記従来のポンプ吸水槽と比較して、吸込管110の外
周に板状の旋回流遮断板41を有する点に特徴を有す
る。旋回流遮断板41は、吸込管110の軸方向に対し
て垂直かつ放射状に設置され、その下端は、吸込口11
1に対して循環流を妨げない高さ(この実施の形態2で
は吐出管の外径dに対して略0.2d以上の隙間を空け
る)に設置される。
の形態2にかかるポンプ吸水槽の全体構成を示す側面断
面図であり、図9は、図8に記載したポンプ吸水槽の要
部を示すE−E視断面図である。これらの図において、
上記従来のポンプ吸水槽と同一の構成要素には同一の符
号を付し、その説明を省略する。このポンプ吸水槽は、
上記従来のポンプ吸水槽と比較して、吸込管110の外
周に板状の旋回流遮断板41を有する点に特徴を有す
る。旋回流遮断板41は、吸込管110の軸方向に対し
て垂直かつ放射状に設置され、その下端は、吸込口11
1に対して循環流を妨げない高さ(この実施の形態2で
は吐出管の外径dに対して略0.2d以上の隙間を空け
る)に設置される。
【0026】この実施の形態2において、旋回流遮断板
41は、循環流310の吸込管110を旋回する方向へ
の流れを、抵抗となって遮断する。これにより、自由水
面付近での旋回流の流速が低減されて空気吸い込み渦4
00の発生が抑制される。
41は、循環流310の吸込管110を旋回する方向へ
の流れを、抵抗となって遮断する。これにより、自由水
面付近での旋回流の流速が低減されて空気吸い込み渦4
00の発生が抑制される。
【0027】なお、この実施の形態2において、ポンプ
吸水槽には、上記実施の形態1にかかる循環流遮断板1
1を併用してもよい。これにより、より効果的に渦流を
抑制できる。また、図8では、旋回流遮断板41の上端
42を水中に位置して設置したが、上端42を水上に突
出して設置してもよい。これにより水位の上昇に対する
渦流の抑制が可能となる。また、旋回流遮断板41の形
状、材質等についても特に限定はなく、自由水面付近で
の旋回渦を抑制して空気吸い込み渦を防止できる構造で
あればよい。また、旋回流遮断板41は、ポンプ抜き出
し穴210側に設置してもよい。
吸水槽には、上記実施の形態1にかかる循環流遮断板1
1を併用してもよい。これにより、より効果的に渦流を
抑制できる。また、図8では、旋回流遮断板41の上端
42を水中に位置して設置したが、上端42を水上に突
出して設置してもよい。これにより水位の上昇に対する
渦流の抑制が可能となる。また、旋回流遮断板41の形
状、材質等についても特に限定はなく、自由水面付近で
の旋回渦を抑制して空気吸い込み渦を防止できる構造で
あればよい。また、旋回流遮断板41は、ポンプ抜き出
し穴210側に設置してもよい。
【0028】(実施の形態3)図10は、この発明の実
施の形態3にかかるポンプ吸水槽の全体構成を示す側面
断面図であり、図11は、図10に記載したポンプ吸水
槽の要部を示すF−F視断面図である。これらの図にお
いて、上記従来のポンプ吸水槽と同一の構成要素には同
一の符号を付し、その説明を省略する。このポンプ吸水
槽は、上記従来のポンプ吸水槽と比較して、自由水面に
浮遊体51を浮かべた点に特徴を有する。浮遊体51
は、環状の板状部材を径方向に分割して構成され、吸込
管110外周に浮遊してポンプ抜き出し穴210の自由
水面を被覆する。
施の形態3にかかるポンプ吸水槽の全体構成を示す側面
断面図であり、図11は、図10に記載したポンプ吸水
槽の要部を示すF−F視断面図である。これらの図にお
いて、上記従来のポンプ吸水槽と同一の構成要素には同
一の符号を付し、その説明を省略する。このポンプ吸水
槽は、上記従来のポンプ吸水槽と比較して、自由水面に
浮遊体51を浮かべた点に特徴を有する。浮遊体51
は、環状の板状部材を径方向に分割して構成され、吸込
管110外周に浮遊してポンプ抜き出し穴210の自由
水面を被覆する。
【0029】この実施の形態3において、浮遊体51
は、循環流310を自由水面から遮断し若しくは自由水
面を被覆して空気吸い込み渦400の発生を抑制する。
これにより、ポンプ50への空気巻き込みが防止され
る。
は、循環流310を自由水面から遮断し若しくは自由水
面を被覆して空気吸い込み渦400の発生を抑制する。
これにより、ポンプ50への空気巻き込みが防止され
る。
【0030】この実施の形態3によれば、浮遊体51
は、自由水面の水位変化に応じて上下し、空気吸い込み
渦400の発生を抑制できる点で利点を有する。また、
浮遊体51は、ポンプ50の設置後に自由水面に浮かべ
て配置されるので、設置が容易であると共に、既に設置
された既存のポンプ吸水槽にも適用できる利点がある。
は、自由水面の水位変化に応じて上下し、空気吸い込み
渦400の発生を抑制できる点で利点を有する。また、
浮遊体51は、ポンプ50の設置後に自由水面に浮かべ
て配置されるので、設置が容易であると共に、既に設置
された既存のポンプ吸水槽にも適用できる利点がある。
【0031】なお、この実施の形態3において、浮遊体
51は、分割した環状の板状部材であるが、これに限ら
れず、分割していない環状の板状部材であってもよい。
また、浮遊体51は、板状部材でなくともよく、円形断
面形状その他の断面形状を有してもよいし、循環流を自
由水面から遮断可能なメッシュ部材、多孔部材、スポン
ジ状部材その他の浮遊部材としてもよい。
51は、分割した環状の板状部材であるが、これに限ら
れず、分割していない環状の板状部材であってもよい。
また、浮遊体51は、板状部材でなくともよく、円形断
面形状その他の断面形状を有してもよいし、循環流を自
由水面から遮断可能なメッシュ部材、多孔部材、スポン
ジ状部材その他の浮遊部材としてもよい。
【0032】また、この実施の形態3において、浮遊体
51は、ポンプ抜き出し穴210内の自由水面を被覆す
るが、これに限られず、球状の浮遊片61を自由水面に
浮かべた構成としてもよい(図12および図13参
照)。この変形例において、浮遊片61は、発生する空
気吸い込み渦400のくぼみより大きい径を有し、この
くぼみに嵌まり込み空気吸い込み渦400を減衰させ
る。この変形例によれば、簡易な構成によりポンプ10
0の空気巻き込みを抑制できる。特にセミクローズ型の
ポンプ吸水槽にあっては、浮遊片61が流離することも
ない。また、既に設置された既存のポンプ吸水槽にも適
用できる利点がある。
51は、ポンプ抜き出し穴210内の自由水面を被覆す
るが、これに限られず、球状の浮遊片61を自由水面に
浮かべた構成としてもよい(図12および図13参
照)。この変形例において、浮遊片61は、発生する空
気吸い込み渦400のくぼみより大きい径を有し、この
くぼみに嵌まり込み空気吸い込み渦400を減衰させ
る。この変形例によれば、簡易な構成によりポンプ10
0の空気巻き込みを抑制できる。特にセミクローズ型の
ポンプ吸水槽にあっては、浮遊片61が流離することも
ない。また、既に設置された既存のポンプ吸水槽にも適
用できる利点がある。
【0033】なお、この実施の形態3において、浮遊片
61は球状であるが、他の形状であってもよい。具体的
には、空気吸い込み渦400のくぼみに嵌まり込み、空
気吸い込み渦400を減衰できる形状、大きさを有すれ
ばよい。
61は球状であるが、他の形状であってもよい。具体的
には、空気吸い込み渦400のくぼみに嵌まり込み、空
気吸い込み渦400を減衰できる形状、大きさを有すれ
ばよい。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、この発明にかかる
ポンプ(請求項1)によれば、循環流遮蔽手段が、吸込
管の外周にて自由水面を循環流から遮断し、空気吸い込
み渦の発生を抑制するので、ポンプの空気巻き込みを抑
制できる。
ポンプ(請求項1)によれば、循環流遮蔽手段が、吸込
管の外周にて自由水面を循環流から遮断し、空気吸い込
み渦の発生を抑制するので、ポンプの空気巻き込みを抑
制できる。
【0035】また、この発明にかかるポンプ(請求項
2)によれば、旋回流遮断手段が、旋回流の抵抗を構成
してその流れを遮断し、減衰させて空気吸い込み渦の発
生を抑制するので、ポンプの空気巻き込みを抑制でき
る。
2)によれば、旋回流遮断手段が、旋回流の抵抗を構成
してその流れを遮断し、減衰させて空気吸い込み渦の発
生を抑制するので、ポンプの空気巻き込みを抑制でき
る。
【0036】また、この発明にかかるポンプ(請求項
3)によれば、浮遊体が、自由水面に浮遊して空気吸い
込み渦のくぼみに嵌まり込み、空気吸い込み渦を減衰さ
せるので、ポンプの空気巻き込みを抑制できる。
3)によれば、浮遊体が、自由水面に浮遊して空気吸い
込み渦のくぼみに嵌まり込み、空気吸い込み渦を減衰さ
せるので、ポンプの空気巻き込みを抑制できる。
【0037】この発明にかかるポンプ吸水槽の渦流抑制
方法(請求項4)によれば、循環流遮蔽手段が、吸込管
の外周にて自由水面を循環流から遮断し、空気吸い込み
渦の発生を抑制するので、ポンプの空気巻き込みを抑制
できる。
方法(請求項4)によれば、循環流遮蔽手段が、吸込管
の外周にて自由水面を循環流から遮断し、空気吸い込み
渦の発生を抑制するので、ポンプの空気巻き込みを抑制
できる。
【0038】この発明にかかるポンプ吸水槽の渦流抑制
方法(請求項5)によれば、旋回流遮断手段が、旋回流
の抵抗を構成してその流れを遮断し、減衰させて空気吸
い込み渦の発生を抑制するので、ポンプの空気巻き込み
を抑制できる。
方法(請求項5)によれば、旋回流遮断手段が、旋回流
の抵抗を構成してその流れを遮断し、減衰させて空気吸
い込み渦の発生を抑制するので、ポンプの空気巻き込み
を抑制できる。
【0039】この発明にかかるポンプ吸水槽の渦流抑制
方法(請求項3)によれば、浮遊体が、自由水面に浮遊
して空気吸い込み渦のくぼみに嵌まり込み、空気吸い込
み渦を減衰させるので、ポンプの空気巻き込みを抑制で
きる。
方法(請求項3)によれば、浮遊体が、自由水面に浮遊
して空気吸い込み渦のくぼみに嵌まり込み、空気吸い込
み渦を減衰させるので、ポンプの空気巻き込みを抑制で
きる。
【図1】図1は、この発明の実施の形態1にかかるポン
プ吸水槽の全体構成図である。
プ吸水槽の全体構成図である。
【図2】図1に記載したポンプ吸水槽の要部を示すA−
A視断面図である。
A視断面図である。
【図3】図2に記載したポンプ吸水槽の要部を示すB−
B視断面図である。
B視断面図である。
【図4】実施の形態1の変形例であるポンプ吸水槽の全
体構成を示す側面断面図である。
体構成を示す側面断面図である。
【図5】図4に記載したポンプ吸水槽のC−C視断面図
である。
である。
【図6】実施の形態1の変形例であるポンプ吸水槽の全
体構成を示す側面断面図である。
体構成を示す側面断面図である。
【図7】図6に記載したポンプ吸水槽の要部を示すD−
D視断面図である。
D視断面図である。
【図8】図8は、この発明の実施の形態2にかかるポン
プ吸水槽の全体構成を示す側面断面図である。
プ吸水槽の全体構成を示す側面断面図である。
【図9】図8に記載したポンプ吸水槽の要部を示すE−
E視断面図である。
E視断面図である。
【図10】図10は、この発明の実施の形態3にかかる
ポンプ吸水槽の全体構成を示す側面断面図である。
ポンプ吸水槽の全体構成を示す側面断面図である。
【図11】図10に記載したポンプ吸水槽の要部を示す
F−F視断面図である。
F−F視断面図である。
【図12】実施の形態3の変形例であるポンプ吸水槽の
全体構成を示す側面断面図である。
全体構成を示す側面断面図である。
【図13】図12に記載したポンプ吸水槽の要部を示す
平面断面図である。
平面断面図である。
【図14】従来のポンプ吸水槽の全体構成を示す側面断
面図である。
面図である。
【図15】従来のポンプ吸水槽の全体構成を示す側面断
面図である。
面図である。
【符号の説明】
11、21、31 循環流遮断板
41 旋回流遮断板
51 浮遊体
61 浮遊片
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 高橋 一夫
兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号
三菱重工業株式会社高砂製作所内
Fターム(参考) 3H034 AA01 AA20 BB01 BB07 BB08
BB16 CC03 CC07 DD02 DD20
DD28 DD30 EE00 EE06 EE07
Claims (6)
- 【請求項1】 セミクローズ型のポンプ吸水槽に用いら
れるポンプにおいて、 吸込管の吸込口を前記吸水槽のポンプ抜き出し穴に挿入
して水中に配置され、且つ、前記吸込管の外周に設置さ
れると共に、前記吸込口周りに生ずる循環流の流路上に
位置して当該循環流から前記ポンプ抜き出し穴内の自由
水面を遮断する循環流遮断手段を備えることを特徴とす
るポンプ。 - 【請求項2】 セミクローズ型のポンプ吸水槽に用いら
れるポンプにおいて、 吸込管の吸込口を前記吸水槽のポンプ抜き出し穴に挿入
して水中に配置され、且つ、前記吸込管の外周であって
前記吸込口より上方に設置されると共に、前記吸込管の
外周を旋回する旋回流の抵抗を構成して当該旋回流の流
れを遮断する旋回流遮断手段を備えることを特徴とする
ポンプ。 - 【請求項3】 セミクローズ型のポンプ吸水槽に用いら
れるポンプにおいて、 吸込管の吸込口を前記吸水槽のポンプ抜き出し穴に挿入
して水中に配置され、且つ、前記ポンプ抜き出し穴内に
て前記吸込管外周の自由水面に浮遊する浮遊体を備える
ことを特徴とするポンプ。 - 【請求項4】 セミクローズ型のポンプ吸水槽にて、ポ
ンプが備える吸込管の吸込口を前記吸水槽のポンプ抜き
出し穴に挿入して水中に配置し、 循環流遮蔽手段を、前記吸込管の外周に設置すると共
に、前記吸込口周りに生ずる循環流の流路上に位置させ
て当該循環流から前記ポンプ抜き出し穴内の自由水面を
遮断することを特徴とするポンプ吸水槽の渦流抑制方
法。 - 【請求項5】 セミクローズ型のポンプ吸水槽にて、ポ
ンプが備える吸込管の吸込口を前記吸水槽のポンプ抜き
出し穴に挿入して水中に配置し、 旋回流抑制手段を、前記吸込管の外周であって前記吸込
口より上方に設置すると共に、前記吸込管の外周を旋回
する旋回流の抵抗を構成して当該旋回流の流れを遮断
し、 前記旋回流を抑制することを特徴とするポンプ吸水槽の
渦流抑制方法。 - 【請求項6】 セミクローズ型のポンプ吸水槽にて、ポ
ンプが備える吸込管の吸込口を前記吸水槽のポンプ抜き
出し穴に挿入して水中に配置し、 浮遊体を、前記ポンプ抜き出し穴内にて前記吸込管外周
の自由水面に浮遊させることを特徴とするポンプ吸水槽
の渦流抑制方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001350709A JP2003148398A (ja) | 2001-11-15 | 2001-11-15 | ポンプおよびポンプ吸水槽の渦流抑制方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001350709A JP2003148398A (ja) | 2001-11-15 | 2001-11-15 | ポンプおよびポンプ吸水槽の渦流抑制方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003148398A true JP2003148398A (ja) | 2003-05-21 |
Family
ID=19163152
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001350709A Withdrawn JP2003148398A (ja) | 2001-11-15 | 2001-11-15 | ポンプおよびポンプ吸水槽の渦流抑制方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003148398A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8272836B1 (en) | 2008-01-25 | 2012-09-25 | Lynx Product Group, LLC | Pump suction assembly |
KR101671232B1 (ko) * | 2016-04-12 | 2016-11-01 | 한국건설기술연구원 | 와류방지장치 |
KR101837632B1 (ko) * | 2016-04-12 | 2018-04-19 | 한국건설기술연구원 | 와류방지장치 |
-
2001
- 2001-11-15 JP JP2001350709A patent/JP2003148398A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8272836B1 (en) | 2008-01-25 | 2012-09-25 | Lynx Product Group, LLC | Pump suction assembly |
KR101671232B1 (ko) * | 2016-04-12 | 2016-11-01 | 한국건설기술연구원 | 와류방지장치 |
KR101837632B1 (ko) * | 2016-04-12 | 2018-04-19 | 한국건설기술연구원 | 와류방지장치 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5620208B2 (ja) | 渦防止装置を備えた両吸込み縦型ポンプ | |
KR20150027624A (ko) | 스왈러와 가이드 부재를 구비한 국소배기장치 | |
JP6082348B2 (ja) | 自吸式遠心ポンプ装置 | |
JP5916558B2 (ja) | 水中モータポンプ | |
JP2003148398A (ja) | ポンプおよびポンプ吸水槽の渦流抑制方法 | |
JP3862137B2 (ja) | ターボ形水力機械 | |
CN106989068B (zh) | 排水泵 | |
JP2007038200A (ja) | 液体サイクロン | |
JP2947087B2 (ja) | 先行待機形ポンプの振動防止装置 | |
JP2013122238A (ja) | ポンプ | |
JP5984588B2 (ja) | 水ポンプ用羽根車 | |
WO2018179643A1 (ja) | ポンプ用回転羽根部材および排水ポンプ | |
JP4064670B2 (ja) | 設備の建屋 | |
JP5028118B2 (ja) | 排水ポンプ装置 | |
JP2021134711A (ja) | 排水ポンプ | |
JPS622318Y2 (ja) | ||
WO2023106298A1 (ja) | ポンプの渦抑制部材、ポンプ、およびポンプ設備 | |
WO2023106299A1 (ja) | ポンプの渦抑制部材、ポンプ、およびポンプ設備 | |
JP7339017B2 (ja) | ポンプ | |
JPH08296595A (ja) | ポンプ吸水槽の整流装置 | |
JPH1088655A (ja) | 予旋回型吸込装置 | |
WO2023106297A1 (ja) | ポンプの渦抑制部材、ポンプ、およびポンプ設備 | |
JP3344671B2 (ja) | 汚水排水装置 | |
JP3257966B2 (ja) | 自吸式遠心ポンプ | |
JP2014034884A (ja) | 水ポンプ用羽根車およびそれを備えた水中モータポンプ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050201 |