JP2003146224A - ステアリングコラムのチルト装置 - Google Patents

ステアリングコラムのチルト装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両におけるステアリングコラムのチルト装
置において、ステアリングコラムのロック機構が不作為
的に緩むことを防止する。 【解決手段】 車両におけるステアリングコラムのチル
ト装置において、チルトブラケット1、2間にステアリ
ングコラム4のコラムブラケット5が配置され、チルト
ブラケット1の溝8に係止するチルトカム20のカム端
面25と、チルトレバー17の一端が固定されてチルト
カム20を挿通するカムボルト22のカム端面26とが
対向配置され、チルトレバー17の操作により相互に当
接するカム端面25、26のカム凸部頂面に、チルトレ
バー17の緩みを防止する傾斜がそれぞれ設けられてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両におけるステ
アリングコラムをチルトさせるための装置、とくに、ス
テアリングコラムのチルト位置を確実に設定する機構に
関する。
【0002】
【従来の技術】車両における従来のステアリングコラム
用チルト装置は、図6〜図8に例示されているように、
一対のチルトブラケット1、2がそれぞれ上端のボルト
孔3を利用して図示しない車体へ車幅方向の間隔をおい
て対称的に固定され、ステアリングコラム4に溶着され
た一対のコラムブラケット5、5が両チルトブラケット
1、2間に配置されている。
【0003】また、左ねじが切られたスクリュウ6はそ
の角部7がチルトブラケット1の溝8に嵌め込まれて、
チルトブラケット1に対し回り止めされていると共に、
右ねじのナット9が溶着されたスペーサ10はその角部
11がチルトブラケット2の溝12に嵌め込まれて、チ
ルトブラケット1に対し回り止めされており、ボルト1
3のそれぞれ左右ねじが切られた両端がそれぞれ両プレ
ート5、5に形成された孔部14とスペーサ10に形成
された孔部15とを挿通して、スクリュウ6及びナット
9にねじ込まれている。なお、16は両プレート5、5
間に配置された支柱である。
【0004】従って、ボルト13の中央部分に一端が固
定されたチルトレバー17を、ボルト13の軸を中心と
して図7のY方向へ回動させると、チルトブラケット1
に対しそれぞれ角部7、11で回り止めされたスクリュ
ウ6及びナット9がそれぞれチルトブラケット1、2の
外側方へ変位して、チルトブラケット1、2による両コ
ラムブラケット5、5の挟み込み力が緩められるので、
スクリュウ6の角部7及びスペーサ10の角部11をそ
れぞれチルトブラケット1の溝8及びチルトブラケット
2の溝12に沿って変位させることにより、ステアリン
グコラム4を適宜チルトさせることができ、また、ステ
アリングコラム4のチルト位置が設定されたときチルト
レバー17を上記Y方向と逆方向へ回動させると、スク
リュウ6及びナット9がそれぞれチルトブラケット1、
2を各コラムブラケット5に向かって付勢し、ボルト1
3に生じた軸力によりチルトブラケット1、2が両コラ
ムブラケット5、5を内側へ強く締め付けるので、ステ
アリングコラム4のチルト位置がロックされることとな
る。
【0005】しかしながら、上記装置においては、チル
トレバー17の回動によりステアリングコラム4のチル
ト位置をロックしたとしても、チルトブラケット1、2
が両コラムブラケット5、5を確実に強く締め付けてい
るかどうかは必ずしも明確でないので、上記ロック操作
が不十分となるおそれがあり、また、上記ロック作動は
スクリュウ6及びナット9とボルト13とのねじ係合で
行われているため、このねじ係合が一旦緩むと、上記ロ
ック作用の歯止めがきかなくなるという問題があった。
【0006】一方、実公平7−38044号公報に示さ
れているように、操作レバーのナット端面に形成された
カム部の高部及び低部と、クランプカム部材の端面に形
成された山部及び谷部とをかみ合わせ、あるいは、上記
高部及び山部を当接させることにより、それぞれステア
リングコラムのチルト及び固定を行う技術も知られてい
るが、この場合、車体の振動等に伴って操作レバーが緩
むおそれを完全に防止することはできないという不具合
があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、車両におけ
るステアリングコラムのチルト装置において、ステアリ
ングコラムのロック機構が不作為的に緩むことを確実に
防止しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため、本発明にかか
るステアリングコラムのチルト装置は、ステアリングコ
ラムに固定されたコラムブラケットと、車体に固定され
たチルトブラケットと、上記コラムブラケット及び上記
チルトブラケットの係脱機構と、上記係脱機構の操作レ
バーとを有し、上記係脱機構は、上記コラムブラケット
及び上記チルトブラケットのいずれか一方に組み込まれ
第1凸部と上記第1凸部に接続する第1傾斜部とをそな
えた第1カム部材と、上記操作レバー側に連結されて上
記第1カム部材と対向して配置され上記第1凸部に略同
形状の第2凸部と上記第2凸部に接続し上記第1傾斜部
と略同形状の第2傾斜部とをそなえた第2カム部材とを
有し、上記第1凸部の頂面が上記第1傾斜部と反対側へ
傾斜すると共に、上記第2凸部の頂面が上記第2傾斜部
と反対側へ傾斜していて、上記操作レバーの作動により
上記第1凸部及び上記第2凸部が当接したとき上記コラ
ムブラケットと上記チルトブラケットとが係止され、上
記第1傾斜部と上記第2傾斜部とが当接したとき上記コ
ラムブラケットと上記チルトブラケットとの係止が緩め
られるように構成されている。
【0009】すなわち、操作レバーの作動により第1凸
部及び第2凸部が当接したとき、コラムブラケットとチ
ルトブラケットとが係止されるが、第1凸部の頂面が第
1傾斜部と反対側へ傾斜しているので、操作レバーの作
動によって第2傾斜部が第1傾斜部に沿い変位し、第2
凸部の稜線が第1凸部の稜線を乗り越えて第1凸部及び
第2凸部が当接するに至ったときには、操作レバーの作
動にディテント感が得られ、かつ、第1凸部及び第2凸
部の当接を外すためには第2凸部の稜線が第1凸部の稜
線を逆方向へ乗り越える必要がある。他方、第1傾斜部
が第2傾斜部に当接したとき、コラムブラケットとチル
トブラケットとの係止が緩められるが、操作レバーの作
動によって上記のように第2凸部の稜線が第1凸部の稜
線を逆方向へ乗り越えたときにも、操作レバーの作動に
ディテント感が得られる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例につい
て、前記従来装置との同等部分にはそれぞれ同一符号を
付けて説明する。
【0011】図1及び図2において、一対のチルトブラ
ケット1、2がそれぞれ上端のボルト孔3を利用して図
示しない車体へ車幅方向の間隔をおいて対称的に固定さ
れ、車両のステアリングコラム4に溶着された一対の脚
状コラムブラケット5、5が両チルトブラケット1、2
間に配置されている。
【0012】また、チルトカム20はその角部21がチ
ルトブラケット1の溝8に嵌め込まれて、チルトブラケ
ット1に対し回り止めされていると共に、ナット9が溶
着されたスペーサ10はその角部11がチルトブラケッ
ト2の溝12に嵌め込まれて、チルトブラケット1に対
し回り止めされており、カムボルト22の軸部23がチ
ルトカム20の中央孔24と、両コラムブラケット5、
5に形成された孔部14と、スペーサ10に形成された
孔部15とを順次挿通して、軸部23の先端部がナット
9にねじ込まれ、チルトカム20のカム端面25とカム
ボルト22のカム端面26とが対向している。
【0013】さらに、両コラムブラケット5、5間に支
柱16が配置されている一方、カムボルト軸部23の中
央部分にチルトレバー17の一端が固定されている。
【0014】チルトカム20のカム端面25には、その
外周縁に沿って等間隔に基準面30からの3個所の凹部
31、32、33が形成され、凹部31における一方の
端面34は平坦であるのに対し、他方の端面35は段付
きとなっている。
【0015】また、カム端面25のうち中央孔24と凹
部31、32、33との間における周方向の環状部分
に、半径方向には同じ高さで周方向には凹凸のある複数
のカム面36が形成され、カム面36は図3の周方向展
開図に示されているように、基準面30から周方向に立
ち上がる傾斜部37と、傾斜部37に接続される凸部3
8と、凸部38より切り落とされてから比較的ゆるやか
に基準面30へ達する傾斜面39とを1セットとし、そ
れらが計4セット形成されていて、凸部38の頂面40
は傾斜部37と逆方向に傾斜して傾斜面39と同程度の
比較的ゆるやかな斜面となっており、傾斜部37と頂面
40との接続個所に稜線41が形成されていると共に、
上記切り落とし部分と傾斜面39とにより凹部42が形
成されていて、凹部42と凸部38とが傾斜部37によ
り接続されていることとなる。
【0016】他方、カムボルト22のカム端面26に
は、その外周縁に沿って等間隔に基準面50からの3個
所の凸部51、52、53が形成され、凸部51におけ
る一方の端面54は平坦であるのに対し、他方の端面5
5は段付きとなっている。
【0017】また、カム端面26のうちカムボルト軸部
23と凸部51、52、53との間における周方向の環
状部分に、半径方向には同じ高さで周方向には凹凸のあ
る複数のカム面56が形成され、カム面56は図4の周
方向展開図に示されているように、基準面50から周方
向へ傾斜面39と同程度に比較的ゆるやかに頂面57が
低下する凸部58と、凸部58より切り落とされてから
頂面57と同程度の比較的ゆるやかな傾斜面59と、傾
斜面59に続いて上昇し基準面50へ達する傾斜部60
とを1セットとして、それらが計4セット形成されてお
り、頂面57の傾斜と傾斜部60の傾斜とが相互に逆方
向となっていて、傾斜部60と頂面57との接続個所に
稜線61が形成されていると共に、上記切り落とし部分
と傾斜面59とにより凹部62が形成されていて、凹部
62と凸部58とが傾斜部60により接続されているこ
ととなる。
【0018】車両におけるステアリングコラム4の上記
チルト装置は、チルトカム20のカム端面25とカムボ
ルト22のカム端面26とが完全に噛み合って、図5
(ア)のように、凹部31の段付き端面35に凸部51
の段付き端面55が突き当たると共に、カム面36の凹
部42とカム面56の凸部58とが係合し、かつ、カム
面36の凸部38とカム面56の凹部62とが係合して
いるときには、両チルトブラケット1、2に対するカム
ボルト22の締め付け力が作用しないため、チルトカム
20の角部21をチルトブラケット1の溝8に沿って変
位させると同時に、スペーサ10の角部11をチルトブ
ラケット2の溝12に沿って変位させることにより、ス
テアリングコラム4を適宜チルトさせることができる。
【0019】また、上記の状態からカムボルト軸部23
を中心としてチルトレバー17を回動させると、チルト
レバー17に固定されたカムボルト22の軸部23も回
動するが、チルトカム角部21とチルトブラケット溝8
との係合、及び、スペーサ角部11とチルトブラケット
溝12との係合により、チルトカム20及びスペーサ1
0の回動はそれぞれ制止されているので、チルトカム2
0のカム端面25に対してカムボルト22のカム端面2
6が相対変位する。
【0020】すなわち、図5(イ)のように、カム面3
6の傾斜部37に対してカム面56の傾斜部60がすべ
って、凹部31の段付き端面35と凸部51の段付き端
面55とが離れると同時に、チルトカム20のカム端面
25とカムボルト22のカム端面26とがカムボルト2
2の軸方向に相対変位し、さらに、図5(ウ)のよう
に、カム面56の稜線61がカム面36の稜線41を乗
り越え、図5(エ)のように、凹部31の端面34に凸
部51の端面54が突き当たって、それ以上のチルトレ
バー17の回動が制止されたとき、カム面36における
凸部38の頂面40と、カム面56における凸部58の
頂面57とが当接して、チルトカム20のカム端面25
とカムボルト22のカム端面26とがカムボルト22の
軸方向に大きく離れると共に、ナット9に対してカムボ
ルト軸部23の先端部がねじ込まれる結果、カムボルト
22に生じる軸力により両チルトブラケット1、2が内
方に締め付けられて、両チルトブラケット1、2間にス
テアリングコラム4のコラムブラケット5、5が係止さ
れ、ステアリングコラム4はそのときのチルト位置にロ
ックされることとなる。
【0021】また、ステアリングコラム4の上記ロック
状態からチルトレバー17を上記と逆方向へ回動させる
と、上記チルト装置は前記と逆作動して図5(イ)の状
態にもどって、凹部31の端面35と凸部51の端面5
4とが突き当たることにより、それ以上のチルトレバー
17の逆回動が制止されると共に、上記ロック状態が解
除されて、ステアリングコラム4を任意のチルト位置に
変位させることができるようになる。
【0022】上記のように、ステアリングコラム4のチ
ルト操作が可能な状態からチルトレバー17を回動させ
て、ステアリングコラム4を選定されたチルト位置にロ
ックしようとする場合には、図5(ウ)のように、カム
面56の稜線61がカム面36の稜線41を乗り越える
とき、チルトレバー17による両チルトブラケット1、
2の締め付け感に若干の緩みが感じられるため、ロック
状態へ入るときの節度感、すなわち、ディテント感が明
確に感じられて、チルトレバー17の操作性が良好とな
り、また、図5(エ)のように、カム面36における凸
部38の頂面40と、カム面56における凸部58の頂
面57とが完全に当接したときには、凹部31の端面3
4に凸部51の端面54が突き当たるので、チルトレバ
ー17の不必要な回動を確実に制止することができる。
なお、凹部31の端面34に凸部51の端面54が突き
当たるときに、凹部32の端面に凸部52の端面が突き
当たると共に、凹部33の端面に凸部53の端面が突き
当たることにより、負荷の分散が図られている。
【0023】しかも、ステアリングコラム4が適宜のチ
ルト位置にロックされている場合、車体の振動等に伴っ
てチルトレバー17が自重により上記ロック状態を解除
する方向へ回動するには、図5(エ)のように、カム面
36の凸部38に当接したカム面56の凸部58を頂面
40に沿って稜線41の方向へ、すなわち、カムボルト
22の軸力を増加させる方向へカムボルト22を回動さ
せる必要があるため、チルトレバー17の自重等により
上記ロック状態が不作為的に解除されることを確実に防
止することができ、従って、チルト装置の安全性を容易
に向上させることが可能となる。
【0024】また、ステアリングコラム4のチルト位置
ロックを解除する場合、チルトレバー17を上記のよう
に逆回動させると、ロック操作の場合とは逆方向にやは
りカム面56の稜線61がカム面36の稜線41を乗り
越えることとなるので、チルトレバー17による両チル
トブラケット1、2の内方締め付け感に比較的急速な緩
みが感じられるため、ロック解除状態へ入るときの節度
感、すなわち、ディテント感が明確に感じられて、チル
トレバー17の操作性が良好となり、また、図5(イ)
の状態にまでもどすと、凹部31の段付き端面35に凸
部51の段付き端面55が突き当たるので、チルトレバ
ー17のそれ以上の不必要な回動を確実に制止すること
ができる。なお、凹部31の段付き端面35に凸部51
の段付き端面55が突き当たるときに、凹部32の端面
に凸部52の端面が突き当たると共に、凹部33の端面
に凸部53の端面が突き当たることにより、負荷の分散
が図られている。
【0025】さらに、相互に対向しているカム端面25
及びカム端面26のうち、一方のカム端面26がカムボ
ルト22に一体成形されていると共に、チルトレバー1
7の一端がカムボルト22の軸部23に固定されている
ので、それだけ所要部品点数を減少させることができ
て、車体に対するチルト装置の艤装性を容易に向上させ
ることが可能となる利点がある。
【0026】なお、上記実施形態例においては、チルト
カム20のカム面36及びカムボルト22のカム面56
がいずれも環状に形成されて、チルトレバー17の回動
によりカムボルト22のカム面56を変位させるように
しているが、相互に対向するチルトカム20のカム面及
びカムボルト22のカム面をそれぞれラック状等に形成
して、てこ作用等を利用した操作レバーの回動等により
上記カム面の一方を他方に対して直線的に変位させるよ
うに構成することもできるものである。
【0027】また、上記実施形態例では、チルトカム2
0のカム面36及びカムボルト22のカム面56におけ
る凸部頂面40、57と傾斜面39、59との傾斜がそ
れぞれ略同一で、図5(イ)に示されているように、ス
テアリングコラム4のチルト位置ロックが完全に解除さ
れている場合には、凸部頂面40、57と傾斜面39、
59とがそれぞれ当接しているが、それぞれの両者間に
適宜の隙間が形成されていても、とくに支障が生じるこ
とはない。
【0028】さらに、上記各実施形態例では、操作レバ
ーによるカム部材の駆動によって、ステアリングコラム
4のコラムブラケット5、5に対しチルトブラケット
1、2を締め付けるようにしているが、逆に、チルトブ
ラケット1、2に対してステアリングコラム4のコラム
ブラケット5、5を締め付けるように構成することも可
能である。
【0029】また、上記各実施形態例のように、操作レ
バーによりカムボルトの軸部を介して一方のカムを駆動
する代わりに、操作レバーによってカム部材を直接駆動
するように変更することができるのはいうまでもない。
【0030】
【発明の効果】本発明にかかるステアリングコラムのチ
ルト装置においては、操作レバーの作動により第1カム
部材の第1凸部及び第2カム部材の第2凸部が当接し
て、コラムブラケットとチルトブラケットとが係止され
ているとき、第1凸部及び第2凸部の当接を外すために
は操作レバーの作動によって第2凸部の稜線が第1凸部
の稜線を乗り越える必要があるので、操作レバーの自重
等により上記当接が不作為的に解除されることを確実に
防止することができ、従って、チルト装置の安全性を容
易に向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例における縦断面図。
【図2】上記実施形態例の要部分解斜視図。
【図3】上記実施形態例の要部展開図。
【図4】上記実施形態例の要部展開図。
【図5】上記実施形態例の作用説明図。
【図6】従来装置における縦断面図。
【図7】上記従来装置の要部斜視図。
【図8】上記従来装置の一部斜視図。
【符号の説明】
1、2 チルトブラケット 4 ステアリングコラム 5 脚状プレート 9 ナット 10 スペーサ 17 チルトレバー 20 チルトカム 22 カムボルト 31、32、33 凹部 36 カム面 37 傾斜部 38 凸部 40 頂面 42 凹部 51、52、53 凸部 56 カム面 57 頂面 58 凸部 60 傾斜部 62 凹部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングコラムに固定されたコラム
    ブラケットと、車体に固定されたチルトブラケットと、
    上記コラムブラケット及び上記チルトブラケットの係脱
    機構と、上記係脱機構の操作レバーとを有し、上記係脱
    機構は、上記コラムブラケット及び上記チルトブラケッ
    トのいずれか一方に組み込まれ第1凸部と上記第1凸部
    に接続する第1傾斜部とをそなえた第1カム部材と、上
    記操作レバー側に連結されて上記第1カム部材と対向し
    て配置され上記第1凸部に略同形状の第2凸部と上記第
    2凸部に接続し上記第1傾斜部と略同形状の第2傾斜部
    とをそなえた第2カム部材とを有し、上記第1凸部の頂
    面が上記第1傾斜部と反対側へ傾斜すると共に、上記第
    2凸部の頂面が上記第2傾斜部と反対側へ傾斜してい
    て、上記操作レバーの作動により上記第1凸部及び上記
    第2凸部が当接したとき上記コラムブラケットと上記チ
    ルトブラケットとが係止され、上記第1傾斜部と上記第
    2傾斜部とが当接したとき上記コラムブラケットと上記
    チルトブラケットとの係止が緩められるように構成され
    たステアリングコラムのチルト装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記第2カム部材と
    一体成形されたボルトに上記操作レバーの一端が固定さ
    れたステアリングコラムのチルト装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、上記
    係脱機構は、上記第1カム部材と上記第2カム部材との
    相対変位を所定範囲内に規制するストッパをそなえたス
    テアリングコラムのチルト装置。
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