JP2003145786A - インクカートリッジ収容保管ケース - Google Patents

インクカートリッジ収容保管ケース

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JP2003145786A
JP2003145786A JP2001342764A JP2001342764A JP2003145786A JP 2003145786 A JP2003145786 A JP 2003145786A JP 2001342764 A JP2001342764 A JP 2001342764A JP 2001342764 A JP2001342764 A JP 2001342764A JP 2003145786 A JP2003145786 A JP 2003145786A
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ink cartridge
ink
case
storage
cartridge
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Kazuhiko Hara
和彦 原
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクカートリッジ内に貯留されたインク成
分の濃度分布の改善を図ることができるカートリッジ収
容保管ケースを提供すること。 【解決手段】 例えば顔料インクを貯留したインクカー
トリッジ8は、記録装置に装着される姿勢に対して上下
が反転した姿勢となるようにして下ケース31内に収容
され、上ケース32を閉じた状態で保管される。インク
カートリッジ8をこのケースから取り出して再び記録装
置に装着した場合には、カートリッジ8の姿勢は再び上
下が反転されるので、インクの顔料成分の沈降による濃
度分布の改善を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、記録装置に着脱
可能に装着されて、記録ヘッドに対してインクを供給す
るインクカートリッジを、収容保管することができるイ
ンクカートリッジ収容保管ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、シリアルプリンティング方式の
インクジェット式記録装置は、キャリッジに搭載されて
記録用紙の幅方向(主走査方向)に往復移動する記録ヘ
ッドと、記録用紙を記録ヘッドの移動方向に対して直交
する方向(副走査方向)に搬送させる紙送り手段が備え
られ、印刷データに基づいて記録ヘッドよりインク滴を
吐出させることにより記録用紙に対して印刷が行われ
る。
【0003】そして、主にホームユーズとして用いられ
るこの種の記録装置においては、装置の小型化ならびに
構成の簡素化を図るために、記録ヘッドにインクを供給
するためのインクカートリッジが、キャリッジに形成さ
れたカートリッジホルダに対して着脱可能に装着される
構成が採用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、昨今におい
ては印刷の多様化に伴い、従来の染料インクに代わっ
て、顔料分散系のインク(以下、顔料インクという)が
用いられる趨勢にある。この顔料インクは色素として顔
料が用いられ、この顔料をインク溶媒に分散させたもの
である。この顔料インクは発色が鮮やかであるという特
質を有するものの、静止状態になされた場合には顔料が
溶媒中で沈降するという問題が発生する。このために、
特に前記した顔料インクを貯留したインクカートリッジ
を長期にわたって静止状態にした場合には、顔料の沈降
に伴いインクの濃度分布が発生し、これにより、印刷画
質が変化して均一な品質を得ることが困難になるという
問題が発生する。
【0005】一方、前記したインクカートリッジに、デ
ータの読み出しおよび書き込みが可能な半導体記憶素子
を搭載して、当該記憶素子に予め書き込まれたインクの
種類、製造日等のデータが記録装置によって読み出し、
また、記録装置よりインクの使用量のデータを書き込む
(更新する)ようになされたインクカートリッジも出現
している。このようなインクカートリッジにおいては、
使用途中において記録装置から適宜取り外して交換する
ことが可能である。
【0006】したがって、記録装置から取り外されたイ
ンクカートリッジについても、長期にわたって静止状態
で保管した場合、同様に顔料の沈降によりインクの濃度
分布が発生する。そこで、インクカートリッジを振る等
の操作を実行すると、沈降した顔料を効果的に分散させ
ることができるものの、個々のユーザにこの様な操作を
必ず実行させるように期待することはできない。
【0007】この発明は、前記した問題点に着目してな
されたものであり、インクカートリッジを例えば使用途
中において記録装置から取り外して保管し、再度記録装
置に装着して使用する場合において、ユーザに意識させ
ることなく前記したインクの濃度分布を解消させること
ができるインクカートリッジ収容保管ケースを提供する
ことを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ためになされたこの発明にかかる収容保管ケースは、記
録装置に着脱可能に装着されて、記録ヘッドに対してイ
ンクを供給するインクカートリッジを収容するインクカ
ートリッジ収容保管ケースであって、前記保管ケースに
は、当該ケース内に前記インクカートリッジを収容する
収容部が形成されると共に、インクカートリッジを収容
した前記保管ケースをほぼ水平面上に載置した状態にお
いて、収容された前記インクカートリッジが記録装置に
装着される姿勢とは異なる姿勢になされるように構成し
た点に特徴を有する。
【0009】この場合、好ましくはインクカートリッジ
を収容した前記保管ケースをほぼ水平面上に載置した状
態において、収容された前記インクカートリッジが記録
装置に装着される姿勢に対して上下が反転した姿勢とな
るように構成される。また、前記保管ケースに形成され
た収容部における下底部には、収容されるインクカート
リッジの一部の外形形状に対応させた収容形状が形成さ
れていることが望ましい。さらに好ましくは、前記保管
ケースには、当該保管ケースをほぼ水平面上に載置する
ための平面状に形成された底部が備えられる。
【0010】また、好ましい実施の形態においては、イ
ンクカートリッジを収容した状態で、インクカートリッ
ジに形成されたインク供給部を密閉するキャップ部材が
具備される。また、好ましい他の実施の形態において
は、前記保管ケースが、前記インクカートリッジを収容
する収容部を形成した下ケースと、前記下ケースの開口
周縁に接合して、収容したインクカートリッジを覆う上
ケースとにより構成される。この場合、前記下ケースに
対してヒンジ部を介して上ケースが取り付けられ、前記
ヒンジ部を介して上ケースが開閉可能に構成されること
が望ましい。
【0011】そして、保管ケースが前記したように下ケ
ースおよび上ケースにより構成された場合においては、
前記キャップ部材が、上ケースに取り付けられた構成と
される。この場合、より好ましくは前記キャップ部材
が、バネ部材を介して上ケース内に取り付けられた構成
とされる。
【0012】一方、前記した保管ケースには、顔料系イ
ンクが貯留されたインクカートリッジを収容保管するこ
とで、より好ましい結果を期待することができる。ま
た、この保管ケースに収容されるインクカートリッジに
は、再度装着し使用する際には顔料系インクがインク貯
留室内に混合可能となるように貯留された形態になされ
ていることで、より好ましい結果を期待することができ
る。
【0013】前記した構成の収容保管ケースによると、
保管ケースに形成された収容部に対応させてインクカー
トリッジを収容すると共に、この保管ケースをほぼ水平
面上に載置した場合においては、ケース内に収容された
インクカートリッジは、記録装置に装着される姿勢とは
異なる姿勢になされる。したがって、例えば顔料インク
が貯留されたカートリッジにおいては、ケース内に収容
された姿勢において重力方向に顔料が沈降する。
【0014】この場合、ケース内に収容されたインクカ
ートリッジが、記録装置に装着される姿勢に対して上下
が反転した姿勢となるように構成することで、カートリ
ッジの保管状態においては、使用状態のカートリッジに
おけるインク貯留室内の上部に顔料が沈降することにな
る。したがって、この様にして保管されたカートリッジ
を、再び記録装置に装着した場合においては、さらに反
転された方向への顔料の沈降作用が働くことになり、結
果として顔料の濃度分布の改善が図られる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明にかかるカートリ
ッジの収容保管ケースについて、図に示す実施の形態に
基づいて説明するが、先にこのカートリッジが装着され
る記録装置ならびに当該記録装置に対するカートリッジ
の着脱操作の概要について説明する。図1は、保管ケー
スに一時的に収容されるインクカートリッジが使用され
る記録装置の基本構成を斜視図によって示したものであ
る。符号1はキャリッジであり、このキャリッジ1は、
キャリッジモータ2により駆動されるタイミングベルト
3を介し、ガイドロッド4に案内されてプラテン5の軸
方向に往復移動されるように構成されている。
【0016】また、前記キャリッジ1が走査される走査
領域には、キャリッジ1の走査方向に直交する方向に記
録用紙6が搬送されるように構成されている。そして、
キャリッジ1における前記記録用紙6に対向する下側面
には、記録ヘッドが搭載され、またその上部には前記記
録ヘッドに対してインクを供給する例えばブラック、シ
アン、マゼンタ、イエローの各インクを貯留したインク
カートリッジ8B,8C,8M,8Yが、キャリッジ1
の上部に形成されたカートリッジホルダ内に着脱可能と
なるように装着されている。
【0017】また、非印刷領域外であるホームポジショ
ンには、キャッピング手段9が配置されており、このキ
ャッピング手段9は、キャリッジ1がホームポジション
側へ移動した場合、キャリッジ1の移動に伴い、キャリ
ッジ1に搭載された記録ヘッドのノズル形成面を封止で
きるように構成されている。そして、前記キャッピング
手段9に隣接して、キャッピング手段9の内部空間に対
して負圧を与えるための吸引ポンプ10が配置されてい
る。
【0018】前記キャッピング手段9は、記録装置の休
止期間中における記録ヘッドのノズル開口の乾燥を防止
する蓋体として機能する他、記録ヘッドに印刷とは関係
のない駆動信号を印加してインク滴を吐出させるフラッ
シング動作時のインク受けとして機能し、さらに前記吸
引ポンプ10からの負圧を記録ヘッドに作用させて、記
録ヘッドよりインクを強制的に吸引排出させて、記録ヘ
ッドにおけるノズル開口の目詰まりを解消させるクリー
ニング手段としての機能も備えている。
【0019】そして、キャッピング手段9の印刷領域側
に隣接して、ゴムなどの弾性板からなるワイピング部材
11が水平方向に移動可能に配置されていて、キャリッ
ジ1がキャッピング手段9側に往復移動する際に、必要
に応じて記録ヘッドのノズル形成面を払拭して清掃する
ワイピング動作がなされるように構成されている。
【0020】以上のように構成された記録装置本体は、
例えば図2に示す形態の外郭ケース内に収納されてい
る。この外郭ケース15は、その背面側に給紙トレイ1
6が配置され、またその手前側には排紙トレイ17が配
置されている。また外郭ケース15の右隅の上面には、
クリーニング指令スイッチやカートリッジ交換スイッ
チ、および電源スイッチ等を含む操作釦が配列された操
作パネル18が配置されている。
【0021】前記外郭ケース18の上部を覆う蓋体(プ
リンタカバーともいう)19が、ヒンジ(図示せず)に
よって装置の前面側で開閉可能となるように装着されて
おり、前記プリンタカバー19には当該カバー19の閉
塞状態において、前記操作パネル18に配列された各ス
イッチが露出できるように窓孔20が形成されている。
そして、前記プリンタカバー19を開放した場合におい
て、インクカートリッジ交換窓21が露出されるように
構成されている。
【0022】なお、この交換窓21は、キャッピング手
段9が配置されたホームポジションを避けた位置に形成
されている。そして、インクカートリッジを交換しよう
とする場合には、操作パネル18に配置されたカートリ
ッジ交換スイッチを操作することにより、キャリッジ1
がカートリッジ交換窓21に移動されるように制御され
る。これにより、インクカートリッジの抜き挿しなどに
よる応力がキャッピング手段9に作用して、キャッピン
グ手段の昇降機構を構成するメカニズムに障害を与える
問題を回避するようになされている。
【0023】また、インクカートリッジの交換に際し
て、キャリッジ1をカートリッジ交換窓21に移動させ
る他の理由は、例えばキャッピング状態で、カートリッ
ジの交換を行った場合には、インクカートリッジの抜き
挿しに伴う圧力変動を、密閉されたキャッピング手段9
内に与えることになり、記録ヘッドのノズル開口に形成
されたインクのメニスカスを破壊し、印刷不良に至らせ
るという問題が発生する。したがって、この様な問題を
避けるという理由も含まれている。
【0024】さらに、インクカートリッジ交換窓21を
前記した位置に配置する他の理由として、記録装置の動
作電源がオフの状態においては、インクカートリッジの
交換操作ができないようにする点にある。すなわち、動
作電源がオフの状態においてインクカートリッジの交換
操作ができるようになされていると、インクカートリッ
ジの交換に伴うメンテナンスシーケンス(いわゆる交換
クリーニング操作など)が実施できない。また、インク
カートリッジのインク残量をソフト的に管理する場合に
は、インク残量が実際とずれてしまい管理できなくなる
などの問題が発生する。したがって、この様な問題を避
けるという理由も含まれている。
【0025】前記したようにカートリッジ交換窓に位置
する状態で引き抜かれたインクカートリッジは、以下に
説明するカートリッジ収容保管ケース内に収容されるこ
とになる。図3は前記したインクカートリッジの概略構
成を示したものであり、このインクカートリッジ8内に
はインク貯留室8aが形成されており、このインク貯留
室8a内に例えば顔料インクが貯留されている。
【0026】前記インク貯留室8aに貯留されるインク
は、例えば多孔質部材(フォーム)などのインクを含浸
して保持する保持部材を用いることなく、インク貯留室
内の空間部に貯留されて混合可能になされている。した
がって、例えばカートリッジを振る等の操作を実行する
と、沈降した顔料を効果的に分散させることができる。
換言すれば、カートリッジを同じ姿勢で保管した場合に
おいては、顔料が重力方向に沈降することになる。
【0027】そして、インク貯留室8a内に貯留されて
いるインクは、差圧弁8b、およびインク供給バルブ8
cを介してインク供給部8dより導出することができる
ように構成されている。前記差圧弁8bは、例えば可撓
性の素材を円盤状に成形し、その中央部にインク流通用
の貫通孔を形成した膜弁が用いられる。そして、通常時
においては前記貫通孔は弁座部に当接して閉弁状態にな
されている。
【0028】一方、記録ヘッドによるインクの消費に伴
って、インク供給部8d側が負圧状態になされた時に
は、前記膜弁が変位して弁座部に対する貫通孔の当接が
解かれ、インク貯留室8aよりインク供給部8d側にイ
ンクが供給されるように構成されている。これにより、
一定の負圧を維持しながらインクがインク供給部8dに
供給されるように作用する。
【0029】また、前記インク供給バルブ8cは、例え
ば円環状に形成されたシール部材に対してバルブ部材が
スプリングによって当接し、閉弁状態を保つように構成
されている。そして、図3に示したようにインクカート
リッジ8におけるインク供給部8dが下方となる姿勢
で、記録装置に装着した場合においては、記録装置側に
配置されたインク導入部が前記バルブ部材を押し上げ
て、インク供給部8dよりインクが導出できるように構
成されている。したがって、前記した構成のインクカー
トリッジによると、インク供給バルブ8cが具備されて
いるので、記録装置より適宜取り外しても、カートリッ
ジからのインクの漏れを防止することができる。
【0030】図4および図5は、この発明にかかるカー
トリッジ収容保管ケースの一実施形態を示したものであ
り、前記したインクカートリッジ8を収容した状態を示
している。この保管ケースは、インクカートリッジ8を
収容する収容部を形成した下ケース31と、この下ケー
スの開口周縁に接合してカートリッジ8を覆う上ケース
32とにより構成されている。そして、前記下ケース3
1に対してヒンジ部33を介して上ケース32が取り付
けられ、前記ヒンジ部33を介して上ケース32が開閉
可能となるように構成されている。
【0031】そして、好ましくは下ケース31と上ケー
ス32が合わされる開口縁の両者に、例えば微細な凹凸
を形成しておくことで、上ケース32を閉じた場合、ク
リック感を持たせることができる。また、前記上ケース
32は、透明または半透明の合成樹脂により成形されて
おり、これにより、カートリッジ8が収容されているか
否かを即座に確認することができる。
【0032】前記下ケース31には、図3に示した記録
装置に装着されるカートリッジの姿勢に対して、その上
下が逆姿勢となるようにインクカートリッジ8が収容さ
れる。そして、このような姿勢で常にカートリッジ8を
収容するために、図3に示す姿勢のインクカートリッジ
8における上端面の形状に対応させた収容形状を有する
収容部34が下ケース31の下底部に形成されている。
これにより、上下が逆姿勢になされたインクカートリッ
ジ8は、下ケース31に対して殆ど遊びを持つことなく
収容される。
【0033】また、前記下ケース31における底部36
は平面状に形成されており、したがって、この平面状に
なされた底部36を利用して、保管ケースを例えば机上
のような水平面上に載置することで、このケース内に収
容されたインクカートリッジ8は、その上下が逆姿勢と
なるようになされる。この場合、上ケース32を前記し
たように透明または半透明の合成樹脂により成形し、且
つその外郭に丸みを持たせたデザインとすることで、ユ
ーザは下ケース31の底面を利用して保管ケースを例え
ば机上に置くように促される。
【0034】一方、前記上ケース32における内側面の
天井部には、板状のバネ部材38を介してキャップ部材
39が取り付けられている。このキャップ部材39は、
例えばスポンジなどの弾性素材が用いられており、図5
に示すように上ケース32を閉じた状態において、この
キャップ部材39は収容されたカートリッジ8における
インク供給部8dに当接されるように構成されている。
これにより、インク供給部8dがキャップ部材39によ
り封止されると共に、バネ部材38の作用により、イン
クカートリッジ8はケース内に、がたつきなく収容され
る。
【0035】前記した構成の収容ケースにインクカート
リッジを収容し、静止状態で保管した場合においては、
インクカートリッジに貯留されたインクの顔料成分は、
重力方向に沈降し、これによりインクカートリッジ内に
形成されたインク貯留室8aの天井側に沈降する。そし
て、収容ケースから取り出したインクカートリッジを記
録装置に装着した場合には、カートリッジの姿勢が再び
上下に反転され、結果として顔料の濃度分布の改善が図
られる。
【0036】なお、以上においては、収容ケースに保管
されるインクカートリッジとして顔料インクを貯留した
例に基づいて説明しているが、この発明は長期の静止状
態においてインクの成分が沈降するような他のインクを
貯留したインクカートリッジを収容保管する場合におい
ても有効に利用することができる。また、前記した実施
の形態においては、収容ケースに保管されるインクカー
トリッジが、記録装置に装着される姿勢に対して上下が
反転した姿勢となるように収容されるように構成されて
いるが、例えばインクカートリッジは記録装置に装着さ
れる姿勢に対して横向きの姿勢となるように保管するよ
うに構成しても、一応の効果を得ることができる。
【0037】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、この発明
にかかるインクカートリッジ収容保管ケースによると、
当該保管ケースに収容されたインクカートリッジは、記
録装置に装着される姿勢とは異なる姿勢になされるよう
に構成したので、収容ケースから取り出したインクカー
トリッジを記録装置に装着した場合には、インク成分の
沈降方向が変更されることになる。これにより、カート
リッジ内に貯留されたインク成分の濃度分布の改善を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】インクジェット式記録装置の基本構成を示した
斜視図である。
【図2】図1に示す記録装置におけるインクカートリッ
ジの交換操作を説明する斜視図である。
【図3】この本発明にかかる収容保管ケースに収容され
るインクカートリッジの例を一部透視状態で示した側面
図である。
【図4】図3に示すインクカートリッジを収容した状態
を示す保管ケースの側面図である。
【図5】図4に示す保管ケースにおける上ケースを閉じ
た状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 キャリッジ 6 記録用紙 8,8B〜8Y インクカートリッジ 8a インク貯留室 8b 差圧弁 8c インク供給バルブ 8d インク供給部 21 カートリッジ交換窓 31 下ケース 32 上ケース 33 ヒンジ部 34 収容部 36 底部 38 バネ部材 39 キャップ部材

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録装置に着脱可能に装着されて、記録
    ヘッドに対してインクを供給するインクカートリッジを
    収容するインクカートリッジ収容保管ケースであって、 前記保管ケースには、当該ケース内に前記インクカート
    リッジを収容する収容部が形成されると共に、インクカ
    ートリッジを収容した前記保管ケースをほぼ水平面上に
    載置した状態において、収容された前記インクカートリ
    ッジが記録装置に装着される姿勢とは異なる姿勢になさ
    れるように構成したインクカートリッジ収容保管ケー
    ス。
  2. 【請求項2】 インクカートリッジを収容した前記保管
    ケースをほぼ水平面上に載置した状態において、収容さ
    れた前記インクカートリッジが記録装置に装着される姿
    勢に対して上下が反転した姿勢となるように構成した請
    求項1に記載のインクカートリッジ収容保管ケース。
  3. 【請求項3】 前記保管ケースに形成された収容部にお
    ける下底部には、収容されるインクカートリッジの一部
    の外形形状に対応させた収容形状が形成されてなる請求
    項1または請求項2に記載のインクカートリッジ収容保
    管ケース。
  4. 【請求項4】 前記保管ケースには、当該保管ケースを
    ほぼ水平面上に載置するための平面状に形成された底部
    を備えてなる請求項1ないし請求項3のいずれかに記載
    のインクカートリッジ収容保管ケース。
  5. 【請求項5】 前記インクカートリッジを収容した状態
    で、インクカートリッジに形成されたインク供給部を密
    閉するキャップ部材が具備された請求項1ないし請求項
    4のいずれかに記載のインクカートリッジ収容保管ケー
    ス。
  6. 【請求項6】 前記保管ケースが、前記インクカートリ
    ッジを収容する収容部を形成した下ケースと、前記下ケ
    ースの開口周縁に接合して、収容したインクカートリッ
    ジを覆う上ケースとにより構成した請求項1ないし請求
    項5のいずれかに記載のインクカートリッジ収容保管ケ
    ース。
  7. 【請求項7】 前記下ケースに対してヒンジ部を介して
    上ケースが取り付けられ、前記ヒンジ部を介して上ケー
    スが開閉可能に構成された請求項6に記載のインクカー
    トリッジ収容保管ケース。
  8. 【請求項8】 前記キャップ部材が、上ケースに取り付
    けられてなる請求項6または請求項7に記載のインクカ
    ートリッジ収容保管ケース。
  9. 【請求項9】 前記キャップ部材が、バネ部材を介して
    上ケース内に取り付けられた請求項8に記載のインクカ
    ートリッジ収容保管ケース。
  10. 【請求項10】 前記ケース内に収容されるインクカー
    トリッジに貯留されたインクが、顔料系インクであるこ
    とを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれかに記
    載のインクカートリッジ収容保管ケース。
  11. 【請求項11】 前記ケース内に収容されるインクカー
    トリッジには、顔料系インクがインク貯留室内に混合可
    能となるように貯留されていることを特徴とする請求項
    10に記載のインクカートリッジ収容保管ケース。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9469120B2 (en) 2015-02-25 2016-10-18 Seiko Epson Corporation Dummy head and liquid ejecting apparatus
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