JP2003145702A - 化粧シート - Google Patents

化粧シート

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JP2003145702A
JP2003145702A JP2001348274A JP2001348274A JP2003145702A JP 2003145702 A JP2003145702 A JP 2003145702A JP 2001348274 A JP2001348274 A JP 2001348274A JP 2001348274 A JP2001348274 A JP 2001348274A JP 2003145702 A JP2003145702 A JP 2003145702A
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resin
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decorative
sheet
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Yoshiaki Nezu
義昭 根津
Kazuteru Onoda
一輝 小野田
Yoshiko Yasutake
淑子 安武
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 化粧シートについて、表面保護層が無くても
表面強度(硬度)を強くし、また耐衝撃性も良くする。
また、耐スクラッチ性も良くする。 【解決手段】 不透明層からなる第1層1の上に、透明
層からなる第2層2が積層された構成の化粧シートSに
ついて、第2層をポリカーボネート系樹脂層3を最表面
側に有する単層または複層の樹脂層とする。耐スクラッ
チ性向上も必要なときは、第2層上に最表面層として硬
化性樹脂層7を設ける。更に、化粧シートを構成する何
れかの層に、装飾層4や凹凸模様8等と、印刷、エンボ
ス等による装飾処理を施せば、意匠性が向上する。ま
た、層間には、適宜接着層5を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物の外装、内
装、建具、家具、車両内装等の表面化粧等に用い得る化
粧シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の化粧シートは、下層とする不透明
層や上層とする透明樹脂層に用いる樹脂シートとして
は、塩化ビニル樹脂シートが多用されて来た。しかし、
最近では、環境的見地等から、それに替わって、非塩ビ
系の樹脂シートとして、ポリプロピレン、オレフィン系
熱可塑性エラストマー等のポリオレフィン系樹脂の樹脂
シートが使用される様になって来ている(特開昭54−
62255号公報、特開平6−210808号公報、特
開平11−221888号公報、等参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、化粧シ
ート表面がポリオレフィン系樹脂等による樹脂シートの
ままであると、表面強度(硬度)に劣る場合があった。
表面強度は、表面にウレタン樹脂等の硬化性樹脂層を塗
工形成すれば改善し、また耐スクラッチ性も良くなる
が、今度は新たに、耐衝撃性が弱くなり、重量物等が当
たったときの衝撃で表面に割れが発生し易くなる場合が
あった。
【0004】すなわち、本発明の課題は、表面強度(硬
度)を強くすると共に、耐衝撃性も得られる化粧シート
を提供する事である。更に、これら物性と共に耐スクラ
ッチ性も良くする事である。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、上記課題を解決
すべく、本発明の化粧シートでは、不透明層からなる第
1層の上に、透明層からなる第2層が積層されて成る化
粧シートにおいて、第2層がポリカーボネート系樹脂層
を最表面側に有する単層または複層の樹脂層である構成
とした。この様に、化粧シート表面側となる第2層の表
面側にポリカーボネート樹脂を用いることで、最表面層
として硬化性樹脂層を設ける事なく、表面強度(硬度)
が強くなり、なお且つ耐衝撃性も得られる。
【0006】また、本発明の化粧シートは、更に上記構
成に於いて、第2層の上に更に、最表面層として硬化性
樹脂層を設けた構成とした。この様に、ポリカーボネー
ト樹脂層の上に更に最表面層として硬化性樹脂層を設け
れば、更に耐スクラッチ性も良くなる。
【0007】本発明の化粧シートは、更に上記いずれか
の構成に於いて、化粧シートを構成する何れかの層に、
印刷、エンボス等による装飾処理が施された構成とし
た。この様な構成とすれば、その装飾処理によって、意
匠性が向上する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
について、実施の形態を詳述する。
【0009】〔概要〕先ず、図1の断面図で、本発明の
化粧シートの形態例の内の幾つかを示す。図1(A)に
例示の化粧シートSは、樹脂等による不透明層からなる
第1層1の上に、透明層からなる単層の第2層2が積層
されて成り、該単層の第2層2自体がポリカーボネート
系樹脂層3からなる構成で、且つ、第1層1と第2層2
との間に、第1層1側から順に、装飾層4及び接着層5
が積層された構成の化粧シートである。一方、図1
(B)に例示の化粧シートSは、第2層2が二層構成の
構成例である。すなわち、図1(B)の化粧シートS
は、樹脂等による不透明層からなる第1層1の上に、装
飾層4及び接着層5を介して、透明層からなる第2層2
として2層構成の樹脂層が積層され、その内の最表面側
となる層がポリカーボネート系樹脂層3であり、第1層
側が、ポリカーボネート系樹脂以外の樹脂による非PC
(ポリカーボネート系樹脂)層6となった構成の化粧シ
ートである。また、図1(C)に例示の化粧シートS
は、図1(A)の構成に対して更に、最表面層として、
硬化性樹脂層7を有する構成の化粧シートである。
【0010】以下、各層毎に更に詳述する。
【0011】〔第1層〕第1層1は、不透明な層であ
り、樹脂シート(フィルム)が代表的であるが、この
他、不透明であれば、紙、金属箔等でも良い。これらの
厚みは、用途に応じた厚みとすれば良い。樹脂シートの
場合、樹脂自体が透明な場合は、着色剤添加等で不透明
とする。一方、樹脂自体が不透明な場合(例えばABS
樹脂等)では、そのままでも使用できるが、着色剤を添
加しても良い。なお、第1層の厚みは、第1層を樹脂シ
ート、紙、金属箔等の様に、化粧シートの形状保持機能
を担う基材シートとして用いる場合には、通常30〜3
00μm程度である。また、第1層は不透明層であれば
良いので、上記形状保持機能を担わせない形態として、
装飾層の一種とも言えるが、印刷等による全面ベタ隠蔽
層等でも良い。この場合は、第1層の厚みは、通常1〜
10μm程度となる。ところで、第1層を不透明層とす
るのは、化粧シートの被着体色を隠蔽して、化粧シート
の意匠表現の邪魔にならない様にしたり、装飾層に対す
る基調色を演出したりする為である。従って、もちろ
ん、被着体色の隠蔽が不要ならば、第1層は透明層でも
良いのだが、その場合でも基調色を演出させる事が多
く、従って、第1層を透明層とする構成は実用上は少な
い。
【0012】なお、上記樹脂シートの樹脂としては、通
常、熱可塑性樹脂が使用される。但し、環境対応の観点
からは、塩素等のハロゲンは未含有の樹脂が好ましく、
例えば、ポリオレフィン系樹脂、ABS樹脂(アクリロ
ニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体)、共重合ポ
リエステル樹脂、アクリル樹脂、セルロース系樹脂、等
が使用できる。なお、樹脂シート中には、必要に応じ適
宜、着色剤、充填剤、発泡剤、難燃剤、酸化防止剤等の
公知の各種添加剤を添加する。なお、透明な樹脂を不透
明とする為には、公知の着色剤を添加すれば良い。着色
剤としては、例えば、チタン白、カーボンブラック、弁
柄、黄鉛、群青等の無機顔料、アニリンブラック、キナ
クリドン、イソインドリノン、フタロシアニンブルー等
の有機顔料等を用いる。
【0013】なお、上記ポリオレフィン系樹脂として
は、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、
エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−ブテン共重
合体、プロピレン−ブテン共重合体、エチレン−プロピ
レン−ブテン共重合体、ポリメチルペンテン、オレフィ
ン系熱可塑性エラストマー、アイオノマー等が使用され
る。また、上記共重合ポリエステル樹脂としては、エチ
レン−イソフタレート−テレフタレート共重合体、ポリ
エステル系熱可塑性エラストマー(ハードセグメントに
高結晶で高融点の芳香族ポリエステル、ソフトセグメン
トにはガラス転移温度が−70℃以下の非晶性ポリエー
テル等を使用したブロックポリマー等であり、前記高結
晶性で高融点の芳香族ポリエステルには、例えばポリブ
チレンテレフタレートが使用され、上記非晶性ポリエー
テルには、ポリテトラメチレングリコール等が使用され
る。)、完全非晶質ポリエステル(代表的なものとして
は、エチレングリコール−1,4−シクロヘキサンジメ
タノール−テレフタル酸共重合体がある。)等が使用さ
れる。
【0014】また、上記紙としては、薄葉紙、クラフト
紙、チタン紙、上質紙、コート紙等が挙げられ、金属箔
の金属としては、アルミニウム、銅、ステレンレス、鉄
等が挙げられる。
【0015】〔第2層〕第2層2は透明な樹脂層であ
り、位置的には第1層1の上側、つまり、第1層に対し
て化粧シート表側に位置し、第2層表面側が化粧シート
最表面側を成す層である。本発明では、この第2層2に
ついて、図1(A)及び(B)に例示の如く、化粧シー
ト最表面側を成す層を、ポリカーボネート系樹脂層3と
する。第2層は単層でも複層でも良く、単層の場合は第
2層全体をポリカーボネート系樹脂層3とし〔図1
(A)参照〕、複層の場合は少なくとも最表面側を成す
層をポリカーボネート系樹脂層3とする〔図1(B)参
照〕。
【0016】第2層を複層構成とする形態は、第2層最
表面側となるポリカーボネート系樹脂層3と、第1層1
との間に他層(例えば易接着樹脂による層)を介在させ
て、これら両層の接着性向上、或いは、透明層としての
総厚確保等の為である。例えば、接着性向上では、ポリ
カーボネート系樹脂層が、第1層1や装飾層等の他層と
の接着性が不足する場合に、これら両層に接着性の良い
樹脂層を、設ける等である。
【0017】〔ポリカーボネート系樹脂層〕ポリカーボ
ネート系樹脂層3に用いるポリカーボネート系樹脂とし
ては、原材料にビスフェノールAを用いた樹脂が代表的
であるが、用途に応じた各種グレードの樹脂を使用すれ
ば良い。なお、ポリカーボネート系樹脂層の厚みは特に
限定は無いが、通常20〜300μm程度である。
【0018】この様に化粧シート表面をポリカーボネー
ト系樹脂層とすることで、最表面層として硬化性樹脂層
を設ける事なく、表面強度(硬度)が強くなり、なお且
つ耐衝撃性も得られる。
【0019】〔非PC層〕第2層2を複層構成とする場
合、第2層の構成層のうち最表面側の樹脂層はポリカー
ボネート系樹脂層3とし、該最表面側となったポリカー
ボネート系樹脂層3に接する樹脂層は、ポリカーボネー
ト系樹脂層以外の樹脂層、つまり非ポリカーボネート系
樹脂層6(以下、単に非PC層と呼ぶ)で構成する。な
お、これに関連して、第2層が例えば3層構成の場合で
言えば、その最裏面層にもポリカーボネート系樹脂層を
設けた構成を本発明は排除するものではない。そして、
非PC層の樹脂としては、用途に応じた、ポリカーボネ
ート系樹脂以外の透明な樹脂を使用できる。例えば、第
1層の樹脂シートで述べた各種樹脂を使用できる(但
し、樹脂自体が不透明なABS樹脂は除く)。なお、非
PC層の厚みは特に限定は無いが、通常5〜100μm
程度である。なお、複層構成の第2層は、他層押出し
法、ドライラミネーション法等によって形成することが
できる。
【0020】なお、第2層2は、透明であれば、公知の
着色剤添加で着色しても良い(着色透明)。着色剤は、
例えば、後述装飾層で列記する如きものが使用出来る。
また、第2層の総厚としては特に限定はないが、通常2
0〜300μm程度である。
【0021】〔第2層と第1層の積層方法〕第2層と第
1層との積層方法は、特に限定されず、構成、用途等に
応じた公知の積層方法によれば良い。例えば、次に
(1)〜(3)等がある。なお、第1層と第2層間に装
飾層を設けた構成とする場合は、何れかの層または両層
に装飾層を設けた後で第1層と第2層とを積層する。
【0022】(1)第2層それ自体を、予め単層又は多
層押出し法等により成膜した単層又は複層の樹脂シート
として用意し、この樹脂シートを接着剤或いは融着でシ
ート状の第1層と接着積層する。 (2)上記(1)の如く用意した第2層とする樹脂シー
トの下側面に、第1層として印刷等によって全面ベタ隠
蔽層を形成する。 (3)シート状の第1層上に、第2層を成膜と同時に接
着積層する。
【0023】〔硬化性樹脂層〕耐スクラッチ性が要求さ
れる場合、ポリカーボネート系樹脂層3を最表面層とし
た構成では、不十分なことがある。この様な場合には、
ポリカーボネート系樹脂層3の上に、更に最表面層とし
て硬化性樹脂層7を設けると、表面強度(硬度)及び耐
衝撃性と共に、更に耐スクラッチ性を良くする事ができ
る。
【0024】硬化性樹脂層7は、熱硬化性樹脂や電離放
射線硬化性樹脂等の各種硬化性樹脂の架橋硬化物として
形成された透明な層である。使用する硬化性樹脂として
は、要求物性に応じて、2液硬化型ウレタン樹脂、エポ
キシ樹脂、アクリレート系等の電離放射線硬化性樹脂等
の公知の硬化性樹脂を適宜採用すれば良い。硬化性樹脂
層は、これら樹脂を含む塗液を用いて、グラビアコー
ト、ロールコート等の公知の塗工法で形成することがで
きる。なお、硬化性樹脂層中には、必要に応じ更に、炭
酸カルシウム、シリカ等艶消し剤、アルミナ、シリカ等
の減摩剤、紫外線吸収剤、ヒンダードアミン系ラジカル
捕捉剤等の光安定剤、着色剤等の公知の添加剤を添加す
る。なお、硬化性樹脂層の厚みは特に限定は無いが、通
常1〜10μm程度である。
【0025】ところで、上記硬化性樹脂としては、特に
電離放射線硬化性樹脂を使用することで、熱硬化性樹脂
を使用する場合に比べて、表面強度や耐スクラッチ性等
の要求物性を容易に向上させる事ができる。また、電離
放射線硬化性樹脂は硬化速度も熱硬化性樹脂に比べて速
く生産性も良い。更に、電離放射線硬化性樹脂の中で
も、瞬時硬化が出来る点で、紫外線硬化タイプよりも電
子線硬化タイプの方がより好ましい。
【0026】なお、上記電離放射線硬化性樹脂は、電離
放射線により硬化可能な組成物であり、具体的には、分
子中にラジカル重合性不飽和結合、又はカチオン重合性
官能基を有する、プレポリマー(所謂オリゴマーも包含
する)及び/又はモノマーを適宜混合した電離放射線に
より硬化可能な組成物が好ましくは用いられる。これら
プレポリマー又はモノマーは単体又は複数種を混合して
用いる。
【0027】上記プレポリマー又はモノマーは、具体的
には、分子中に(メタ)アクリロイル基、(メタ)アク
リロイルオキシ基等のラジカル重合性不飽和基、エポキ
シ基等のカチオン重合性官能基等を有する化合物からな
る。また、ポリエンとポリチオールとの組み合わせによ
るポリエン/チオール系のプレポリマーも好ましくは用
いられる。なお、例えば(メタ)アクリロイル基とは、
アクリロイル基又はメタクリロイル基の意味である。ラ
ジカル重合性不飽和基を有するプレポリマーの例として
は、ポリエステル(メタ)アクリレート、ウレタン(メ
タ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレート、メ
ラミン(メタ)アクリレート、トリアジン(メタ)アク
リレート、シリコーン(メタ)アクリレート等が使用で
きる。分子量としては、通常250〜100,000程
度のものが用いられる。
【0028】ラジカル重合性不飽和基を有するモノマー
の例としては、単官能モノマーとして、メチル(メタ)
アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレー
ト、フェノキシエチル(メタ)アクリレート等がある。
また、多官能モノマーとして、ジエチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、トリメチールプロパントリ(メタ)
アクリレート、トリメチロールプロパンエチレンオキサ
イドトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトー
ルテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトー
ルペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトー
ルヘキサ(メタ)アクリレート等もある。カチオン重合
性官能基を有するプレポリマーの例としては、ビスフェ
ノール型エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ化合物等
のエポキシ系樹脂、脂肪酸系ビニルエーテル、芳香族系
ビニルエーテル等のビニルエーテル系樹脂のプレポリマ
ーがある。チオールとしては、トリメチロールプロパン
トリチオグリコレート、ペンタエリスリトールテトラチ
オグリコレート等のポリチオールがある。また、ポリエ
ンとしては、ジオールとジイソシアネートによるポリウ
レタンの両端にアリルアルコールを付加したもの等があ
る。
【0029】なお、紫外線又は可視光線にて硬化させる
場合には、上記電離放射線硬化性樹脂に、さらに光重合
開始剤を添加する。ラジカル重合性不飽和基を有する樹
脂系の場合は、光重合開始剤として、アセトフェノン
類、ベンゾフェノン類、チオキサントン類、ベンゾイ
ン、ベンゾインメチルエーテル類を単独又は混合して用
いることができる。また、カチオン重合性官能基を有す
る樹脂系の場合は、光重合開始剤として、芳香族ジアゾ
ニウム塩、芳香族スルホニウム塩、芳香族ヨードニウム
塩、メタロセン化合物、ベンゾインスルホン酸エステル
等を単独又は混合物として用いることができる。なお、
これらの光重合開始剤の添加量としては、電離放射線硬
化性樹脂100質量部に対して、0.1〜10質量部程
度である。
【0030】なお、電離放射線としては、電離放射線硬
化性樹脂(組成物)中の分子を硬化反応させ得るエネル
ギーを有する電磁波又は荷電粒子が用いられる。通常用
いられるものは、紫外線又は電子線であるが、この他、
可視光線、X線、イオン線等を用いる事も可能である。
紫外線源としては、超高圧水銀灯、高圧水銀灯、低圧水
銀灯、カーボンアーク灯、ブラックライト、メタルハラ
イドランプ等の光源が使用される。紫外線の波長として
は通常190〜380nmの波長域が主として用いられ
る。電子線源としては、コッククロフトワルトン型、バ
ンデグラフト型、共振変圧器型、絶縁コア変圧器型、或
いは、直線型、ダイナミトロン型、高周波型等の各種電
子線加速器を用い、100〜1000keV、好ましく
は、100〜300keVのエネルギーをもつ電子を照
射するものが使用される。
【0031】また、上記電離放射線硬化性樹脂には、更
に必要に応じて、ポリ酢酸ビニル、アクリル系樹脂、セ
ルロース系樹脂等の熱可塑性樹脂を添加することもでき
る。
【0032】〔装飾処理〕化粧シートを構成する何れか
の層に、印刷、エンボス等による装飾処理を施した構成
とする事によって、より高意匠な化粧シートとすること
ができる。上記何れかの層とは、具体的には例えば第1
層、第2層、及びこれらの構成層等である。装飾処理の
代表例としては、以下に述べる、(1)樹脂シート中へ
の着色剤添加(着色透明又は着色不透明)、(2)模様
等を表現する印刷等による装飾層4の形成〔図1(A)
及び(B)参照〕、エンボス加工等による凹凸模様8の
賦形〔図2参照〕、等が挙げられる。この様な装飾処理
は、一般的な化粧シートに於ける従来公知の各種装飾処
理を適宜採用できる。また、これら各種装飾処理は、用
途に応じて適宜組み合わせても使用する。
【0033】(1)樹脂シート中への着色添加:樹脂シ
ート中への着色添加の例としては、第2層に用いる透明
樹脂シートを着色剤添加で透明着色とする場合の他、第
1層に不透明樹脂シートを用いる場合でも、無着色不透
明樹脂シートを着色剤添加で着色して着色不透明樹脂シ
ートとする場合等が挙げられる。なお、着色剤は、公知
の着色剤、例えば後述装飾層で列記するもの等が使用で
きる。
【0034】(2)装飾層の形成:装飾層4の形成は、
第1層、第2層、或いはこれらの構成層の何れかの面に
対して行う。形成面は、用途、積層方法等に応じたもの
となる。装飾層4は、絵柄等を付与する為に、絵柄印刷
層、金属薄膜層等として成形される。装飾層の形成面
は、好ましくは、傷付き等に対して化粧シートの表裏両
面から保護できる様に化粧シートの最裏面、最表面は避
けた内部、例えば第1層と第2層との間、第1層或いは
第2層が複層構成の場合は、これら層間となる面が良い
(図1参照)。
【0035】絵柄印刷層の形成は、グラビア印刷、シル
クスクリーン印刷、オフセット印刷、活版印刷、フレキ
ソ印刷、静電印刷、インクジェット印刷、転写印刷等の
公知の印刷法で形成できる。なお、装飾層の柄が全面ベ
タの場合には、ロールコート等の公知の塗工法で形成す
ることもできる。
【0036】なお、装飾層の絵柄は、例えば、木目模
様、石目模様、砂目模様、タイル貼模様、煉瓦積模様、
布目模様、皮絞模様、幾何学図形、文字、記号、各種抽
象模様、或いは全面ベタ等、或いはこれらの組合わせ等
である。
【0037】また、絵柄印刷層に用いるインキ(或いは
塗料、以下同様)としては、公知のものを使用すること
ができる。例えば、インキのバインダーの樹脂として
は、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン等の塩
素化ポリオレフィン、ポリエステル樹脂、熱可塑性ウレ
タン樹脂、アクリル樹脂、酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル
−酢酸ビニル共重合体、セルロース系樹脂等の熱可塑性
樹脂、2液硬化型等のポリウレタン樹脂、ポリエステル
樹脂、エポキシ樹脂、或いは、紫外線や電子線等の電離
放射線で硬化する電離放射線硬化性樹脂等の硬化性樹脂
を使用することができる。また、インキの着色剤として
は、チタン白、カーボンブラック、弁柄、黄鉛、群青等
の無機顔料、アニリンブラック、キナクリドン、イソイ
ンドリノン、フタロシアニンブルー等の有機顔料、二酸
化チタン被覆雲母の箔粉等の光輝性顔料、或いは、その
他染料等を用いる。
【0038】なお、装飾層としての金属薄膜層は、アル
ミニウム、クロム、金、銀、銅等の金属を用い、真空蒸
着、スパッタリング等の方法で製膜し形成する。金属薄
膜層は、部分的にパターン状に或いは全面に設ける。
【0039】(3)凹凸模様の賦形:凹凸模様8は、ヘ
アライン加工、サンドブラスト加工、エンボス加工等に
より賦形する。例えば、エンボス加工は、熱プレス方式
の枚葉又は輪転式エンボス機を用いて、加熱軟化させた
樹脂シートの表面にエンボス版を押圧して形成する。凹
凸模様としては、木目板導管溝、石板表面凹凸(花崗岩
劈開面等)、タイル貼り乃至は煉瓦積みの目地溝、布表
面テクスチュア、梨地、砂目、ヘアライン、万線条溝等
である。また、凹凸模様はこれらの組み合わせでも良
い。なお、凹凸模様を賦形する面は、通常は第2層の最
表面だが、第2層と第1層との層間、第1層の裏側面と
なる面に設ける場合もある。また、凹凸模様の賦形は、
樹脂シート成膜時に、冷却ローラとして凹凸模様を冷却
面に有するエンボス兼冷却ローラを用いて、成膜と同時
に賦形する事もできる。またこれと同様にして、例え
ば、第2層とする樹脂層を第1層上に成膜と同時に積層
する際に、該樹脂層表面に賦形する事もできる。
【0040】〔接着層〕第1層、第2層、或いはこれら
を複層構成とする場合の各層、装飾層、或いは化粧シー
トと被着体、等を互いに接着させる際に、その接着性向
上が必要な場合は、易接着処理を行うのが好ましい。易
接着処理としては、コロナ放電処理、プラズマ処理、接
着層(プライマー層或いはアンカー層ともいう)形成等
の公知の処理を適宜行う。また、シート同士、例えば第
1層とするシートと第2層とするシート等を、ドライラ
ミネーション法等で積層する場合の接着剤としても、接
着層は用いられる。これらの接着層としては、接着対象
の材料に応じたものを適宜使用すれば良く、例えば、熱
硬化性樹脂等の硬化性樹脂の他、熱可塑性樹脂等の樹脂
が使用される。樹脂の具体例としては、例えば、2液硬
化型ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂等
が単体又は混合物として使用される。なお、接着層はグ
ラビアコート、ロールコート等の公知の塗工法で形成で
きる。
【0041】なお、2液硬化型ウレタン樹脂は、ポリオ
ールを主剤としポリイソシアネートを架橋剤(硬化剤)
とするウレタン樹脂であるが、ポリオールとしては、分
子中に2個以上の水酸基を有する化合物、例えばポリエ
チレングリコール、ポリプロピレングリコール、アクリ
ルポリオール、ポリエステルポリオール、ポリエーテル
ポリオール、ポリカーボネートポリオール、ポリウレタ
ンポリオール等が用いられる。また、ポリイソシアネー
トは、分子中に2個以上のイソシアネート基を有する化
合物、例えば、2,4−トリレンジイソシアネート、キ
シレンジイソシアネート、ナフタレンジイソシアネー
ト、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート等の
芳香族イソシアネート、或いは、1,6−ヘキサメチレ
ンジイソシアネート、2,2,4−トリメチルヘキサメ
チレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネー
ト、水素添加トリレンジイソシアネート、水素添加ジフ
ェニルメタンジイソシアネート等の脂肪族(乃至は脂環
式)イソシアネートが用いられる。或いはまた、ポリイ
ソシアネートとしては、上記各種ポリイソシアネートの
付加体又は多量体、例えば、トリレンジイソシアネート
の付加体、トリレンジイソシアネート3量体(trim
er)等も用いられる。
【0042】接着層の使用例を示せば、図1(A)及び
(B)に例示の化粧シートSでは、第2層2とするポリ
カーボネート系樹脂層3と装飾層4との間に、接着層5
を設けてある。また、図4に例示の化粧シートSでは、
第2層2と装飾層4との間に接着層5aを設け、更に第
1層1の裏面側に接着層5bを設けてある。なお、もち
ろんだが、接着層は不用な場合には省略できる。
【0043】〔被着体〕なお、化粧シートを貼着する被
着体としては、用途に応じたものが使用される。被着体
の具体例としては、各種材質からなる平板、曲面板等の
板材、立体形状物品、シート(或いはフィルム)等であ
る。例えば、木材単板、木材合板、パーティクルボー
ド、MDF(中密度繊維板)等の木質繊維板等の板材や
立体形状物品等として用いられる木質板素材、鉄、アル
ミニウム等の板材、立体形状物品或いはシート等として
用いられる金属素材、ガラス、陶磁器等のセラミック
ス、石膏等の非セメント窯業系材料、ALC(軽量気泡
コンクリート)板等の非陶磁器窯業系材料等の板材や立
体形状物品等として用いられる窯業系素材、アクリル樹
脂、ポリエステル樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリプロピ
レン等のポリオレフィン系樹脂、ABS(アクリロニト
リル−ブタジエン−スチレン共重合体)樹脂、フェノー
ル樹脂、塩化ビニル樹脂、セルロース系樹脂、ゴム等の
板材、立体形状物品或いはシート等として用いられる樹
脂素材、或いは、専らシートとして用いられる上質紙、
和紙等の紙、炭素、石綿、ガラス、合成樹脂等の繊維か
らなる不織布または織布、或いは、これら2種以上の素
材を複合した素材、例えば、板材や立体形状物品等とし
て用いられる、木粉プラスチック、紙粉プラスチック、
或いは、ガラス繊維等の繊維で不飽和ポリエステル樹脂
を強化したものが代表的であるFRP(繊維強化プラス
チック)等の複合(素)材、あるいはこれらの組合わせ
が挙げられる。
【0044】〔化粧シートの用途〕本発明の化粧シート
の用途としては、特に制限は無い。例えば、壁、床、天
井等の建築物の内装材、外壁、屋根、扉外面、窓枠等の
建築物の外装材、箪笥、棚、机等の家具の表面材、回
縁、幅木、扉枠等の造作部材、テレビ受像機等の電気機
器の筐体(キャビネット)、冷蔵庫の扉等の家電製品の
表面材、自動車、電車、船等の乗物内装材等である。
【0045】
【実施例】次に、実施例及び比較例により本発明を更に
詳述する。
【0046】〔実施例1〕図3の断面図の様な化粧シー
トSを次の様にして作製した。先ず、不透明層となる第
1層1として、厚み60μmで着色剤添加で不透明茶色
としたポリエチレン系樹脂フィルム(大倉工業株式会社
製、商品名「E−5」)を用い、この樹脂フィルムの両
面にコロナ放電処理を施して濡れ指数45mN/m(4
5dyn/cm)とした後、表側とする面に、グラビア
印刷法により、ウレタン樹脂系インキによる木目絵柄の
装飾層4、易接着処理としてポリエステル系接着剤によ
る全面の接着層5aを順次形成した。次に、この樹脂フ
ィルムの裏側とする面には、易接着処理として、グラビ
ア印刷法によりウレタン樹脂系インキによる全面の接着
層5bを形成して、印刷シートを作製した。
【0047】次に、透明樹脂層となる第2層2として、
ポリカーボネート樹脂(三菱エンジニアリングプラスチ
ックス株式会社製、「ユーピロン(登録商標)E−20
00」)を、Tダイを用いた溶融押出塗工法にて厚み8
0μmとなる様に、成膜と同時に、上記印刷シートの装
飾層形成面側に積層して、積層シートを得た。なお、溶
融押出塗工は、シリンダ温度250℃、ダイ温度250
℃、冷却ローラ温度70℃で行った。
【0048】次に、第2層まで積層された上記積層シー
トの第2層側の面に、木目導管溝の凹凸模様8を、熱エ
ンボス加工により賦形した後、賦形面にコロナ放電処理
を施して濡れ指数45mN/mとした後、グラビア塗工
法により、ウレタン系プライマー剤による厚み2μmの
接着層5cと、電子線硬化型インキ(大日精化工業株式
会社製、「セイカビーム(登録商標)EBL−10
0」)を架橋硬化させた厚み5μmの透明な硬化性樹脂
層7とを全面に形成して、図3の断面図で示す如き所望
の化粧シートSを得た。
【0049】そして、上記化粧シートSを、ウレタン樹
脂系2液硬化型接着剤を用いて厚み2.5mmのMDF
(中質繊維板)にラミネートして、接着剤を硬化させて
化粧板を作製し、この化粧板で、性能評価した。結果は
表1に纏めて示す。
【0050】〔実施例2〕図4の断面図の様な化粧シー
トSを次の様にして作製した。実施例1に於いて、凹凸
模様8を賦形後の接着層5c及び硬化性樹脂層7の形成
を省略した他は、実施例1と同様にして化粧シートを作
製し、更に化粧板を作製して、性能評価した。化粧シー
トは、図4の如く、第2層2のポリカーボネート系樹脂
層3が最表面層となっている。そして実施例1同様に更
に化粧板を作製して、性能評価した。
【0051】〔比較例1〕図5の断面図の様な化粧シー
トSaを次の様にして作製した。実施例1に於いて、ポ
リカーボネート系樹脂層3からなる単層の第2層2を、
ポリプロピレン系樹脂層6a及び6bからなる二層構成
の第2層とした他は、実施例1と同様にして化粧シート
を作製し、更に化粧板を作製して、性能評価した。な
お、上記二層構成の第2層2は、Tダイを用いた溶融
(多層)押出塗工法にて、厚み比が7:1(上側:下
側)で総厚80μmとなる様に形成した。そして、最表
面側となる上側のポリプロピレン系樹脂層6aには、ホ
モポリプロピレン系樹脂(日本ポリケム株式会社製、商
品名「64−5」)を用い、下側のポリプロピレン系樹
脂層6bには、極性基を有するポリプロピレン系樹脂
(三菱化学株式会社製、「MODIC(登録商標) P
−517」)を用いた。
【0052】〔比較例2〕比較例1に於いて、二層構成
の第2層2のうち、最表面側のポリプロピレン系樹脂層
6aの樹脂を、ランダムポリプロピレン系樹脂(日本ポ
リケム株式会社製、商品名「TX1950」)に変更し
た他は、比較例1と同様にして化粧シートを作製し、更
に化粧板を作製して、性能評価した。
【0053】〔性能評価結果〕性能評価は、表面強度
(硬度)、耐衝撃性、更に耐スクラッチ性について次の
様にして評価した。
【0054】(1)表面強度:鉛筆硬度試験(JIS
K 5400)にて荷重9.81N(1kgf)で鉛筆
硬度(濃度記号)Fの鉛筆で表面を引っ掻いたときの最
表面層の剥げの有無を観察し、剥げ無しは良好、有りは
不良と評価した。
【0055】(2)耐衝撃性:デュポン衝撃試験機を用
いて、JIS K 5400に基く試験方法にて耐衝撃
試験を行い、最表面層の割れ発生の有無を観察し、割れ
無しは良好、割れ有りは不良と評価した。
【0056】(3)耐スクラッチ性:ホフマンスクラッ
チ試験機(米国、BYK−Gardner社製)を用い
て、荷重5.89N(600gf)で試験したときの、
表面の傷付きの有無を観察し、傷付き無しは良好、傷付
き有りは不良と評価した。なお、試験は、試験体表面に
対して、45度の角度で接する様にスクラッチ刃(直径
7mmの円柱のエッジ部)をセットし、スクラッチ刃を
引っ張る様に移動させて、表面を擦る。その際、スクラ
ッチ刃にかける荷重を変化させて、試験体表面に傷が発
生するときの荷重を読み取る。ホフマンスクラッチ試験
は、米国海軍リサーチ研究所の規格(Naval Re
search Laboratory(NRL) Sp
ecification)にあるが、JIS K 54
00の鉛筆硬度試験(鉛筆ひっかき値)よりも、実際に
物を引きずったときの傷の付き方に近いと言われてい
る。
【0057】
【表1】
【0058】結果は表1に示す如く、第2層にポリカー
ボネート系樹脂を用い且つ最表面層としてEB樹脂で硬
化性樹脂層を設けた構成の実施例1では、表面強度(鉛
筆硬度)、及び耐衝撃性が良好である上、更に耐スクラ
ッチ性も良好となった。但し、硬化性樹脂層は設けずに
最表面をポリカーボネート系樹脂層とした実施例2は、
耐スクラッチ性は不良となったが、表面強度及び耐衝撃
性は共に良好となった。一方、最表面層として硬化性樹
脂層を設けたが、その下側の第2層の最表面側がポリプ
ロピレン系樹脂層とポリカーボネート系樹脂層では無い
比較例1及び比較例2では、耐スクラッチ性は硬化性樹
脂層によって良好となるものの、肝心の表面強度(鉛筆
硬度)と耐衝撃性の両方を良好にできなかった。
【0059】
【発明の効果】(1)本発明の化粧シートによれば、表
面に表面保護層を設ける事なく、表面強度(硬度)が強
くなり、なお且つ耐衝撃性も得られる。 (2)更に、最表面層として硬化性樹脂層を設ければ、
上記物性と共に更に耐スクラッチ性を良くできる。 (3)更に、印刷、エンボス等による装飾処理が施され
た構成とすれば、意匠性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の化粧シートの或る3形態を例示する断
面図。
【図2】本発明の化粧シートの別の1形態を例示する断
面図。
【図3】本発明の化粧シートの別の1形態を例示する断
面図。
【図4】本発明の化粧シートの別の1形態を例示する断
面図。
【図5】化粧シートの形態例を示す断面図。
【符号の説明】
1 第1層 2 第2層 3 ポリカーボネート系樹脂層 4 装飾層 5 接着層 5a、5b、5a 接着層 6 非PC層 6a ポリプロピレン系樹脂層 6b ポリプロピレン系樹脂層 7 硬化性樹脂層 8 凹凸模様 S 化粧シート Sa 従来の化粧シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安武 淑子 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 Fターム(参考) 4F100 AK01A AK01C AK04 AK45B BA02 BA03 BA07 BA10A BA10C CA13 EJ39 GB07 GB08 GB33 GB81 HB00 HB31 JB12C JN02A

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不透明層からなる第1層の上に、透明層
    からなる第2層が積層されて成る化粧シートにおいて、 第2層がポリカーボネート系樹脂層を最表面側に有する
    単層または複層の樹脂層である、化粧シート。
  2. 【請求項2】 第2層の上に更に、最表面層として硬化
    性樹脂層を設けた、請求項1記載の化粧シート。
  3. 【請求項3】 化粧シートを構成する層の何れかの面
    に、印刷、エンボス等による装飾処理が施された、請求
    項1又は2記載の化粧シート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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