JP2003145492A - 打抜加工用面板およびその製造方法 - Google Patents

打抜加工用面板およびその製造方法

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JP2003145492A JP2001345889A JP2001345889A JP2003145492A JP 2003145492 A JP2003145492 A JP 2003145492A JP 2001345889 A JP2001345889 A JP 2001345889A JP 2001345889 A JP2001345889 A JP 2001345889A JP 2003145492 A JP2003145492 A JP 2003145492A
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Yasushi Fukuzawa
康 福澤
Shigeru Nagasawa
茂 永澤
Isamu Katayama
勇 片山
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KATAYAMA NUKIGATA SEISAKUSHO K
KATAYAMA NUKIGATA SEISAKUSHO KK
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KATAYAMA NUKIGATA SEISAKUSHO K
KATAYAMA NUKIGATA SEISAKUSHO KK
Japan Science and Technology Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単に加工でき、コストダウンを図ることが
できる打抜加工用面板およびその製造方法を提供する。 【解決手段】 切断刃および罫を固定した抜型を用いて
シート材を打ち抜くと共に当該シート材に罫線を形成す
る打抜機に用いられて前記抜型と相対向する受け面とな
る面板10であって、鋼板11からなり、少なくとも前
記切断刃に対応する部分12がショットブラスト処理に
よる表面改質が施されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート材を所定の
形状に打ち抜くための打抜機の切断刃の受け面とする打
抜加工用面板及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、合成樹脂製フィルム、薄紙ま
たは厚紙等のシート材から、展開した箱等の所定形状打
抜片を打ち抜くために、打抜機が用いられている。従来
の打抜機は、抜型と、これに相対向する面板とからな
り、シート材が載置された面板に抜型を圧接することに
より当該シート材を打ち抜くものである。
【0003】図9には従来の抜型機における抜型および
面板部分の要部概略断面図を、また、図10には抜型機
により打ち抜かれた箱用の打抜片を示す。
【0004】図9に示すように、打抜機は、上部定盤1
00および下部スライダ200を有し、上部定盤100
に取り付けられるチェース300と、下部スライダ20
0に取り付けられるデッドプレート400を具備する。
ここで、チェース300は、打抜機の上部定盤100に
精度良く位置決め固定される汎用治具の一つであり、デ
ッドプレート400は、下部スライダ200に精度良く
位置決め固定される汎用治具の一つである。
【0005】上部定盤100に固定されている抜型50
0は、ダイボード501に切断刃502および罫503
が固定されたものである。ダイボード501は、通常ベ
ニヤ板、樹脂板あるいは金属板からなり、ダイボード5
01には、一般にはレーザ加工により固定溝504が形
成されている。一方、切断刃502および罫503は帯
状の板材を所定の長さに切断後、屈曲したものであり、
ダイボード501に形成された固定溝504に挿入固定
されている。
【0006】一方、デッドプレート400上に固定され
て面板となるカウンタプレート600は、約1〜1.5
mm厚の金属板材からなり、罫503に対応する部分に
は、凹溝601が形成されており、他の部分は平面状の
受け面602となっている。
【0007】このような打抜機では、カウンタプレート
600上に、合成樹脂フィルム、薄紙、厚紙等のシート
材700を載置し、下方から下部スライダ200を上昇
してカウンタプレート600の受け面602に切断刃5
02を圧接することにより、シート材700を所望の形
状に打ち抜くことができる。
【0008】このように形成される打抜片の一例が図1
0に示されるものである。この打抜片701は、所望の
形状を有すると同時に、所望の位置に切れ線702およ
び折り目となる罫線(折れ線)703を有する。ここ
で、切れ線702は、切断刃502の先端がカウンタプ
レート600の受け面602に当接することで形成さ
れ、また、罫線703は、罫503の先端が凹溝601
内に挿入されることで形成される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したカウンタプレ
ート600は、切断刃502の先端が当接するので、高
硬度のステンレス鋼板等の硬度が非常に高い(ビッカー
ス硬度500Hv以上)材料を用いなければならない。
このため、カウンタプレート600に凹溝601をマシ
ニングセンタ等で切削加工するのが困難で時間がかか
り、コストがかさむ等の不具合がある。なお、カウンタ
プレート600は、切断刃502の当接により窪みが形
成されて寿命となるので、なるべくコストが低いものが
望まれる。
【0010】本発明は、このような事情に鑑み、簡単に
加工でき、コストダウンを図ることができる打抜加工用
面板およびその製造方法を提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明の第1の態様は、切断刃および罫を固定した抜型を用
いてシート材を打ち抜くと共に当該シート材に罫線を形
成する打抜機に用いられて前記抜型と相対向する受け面
となる面板であって、鋼板からなり、少なくとも前記切
断刃に対応する部分がショットブラスト処理による表面
改質が施されていることを特徴とする打抜加工用面板に
ある。
【0012】本発明の第2の態様は、第1の態様におい
て、前記表面改質が前記切断刃に対向する領域近傍のみ
に施されていることを特徴とする打抜加工用面板にあ
る。
【0013】本発明の第3の態様は、第2の態様におい
て、前記表面改質が施された領域のビッカース硬度が、
他の領域のビッカース硬度よりHv50以上大きいこと
を特徴とする打抜加工用面板にある。
【0014】本発明の第4の態様は、第2又は3の態様
において、前記表面改質が施された領域の裏面側にも同
様に表面改質が施されていることを特徴とする打抜加工
用面板にある。
【0015】本発明の第5の態様は、第1〜4の何れか
の態様において、前記罫に対向する領域に設けられた凹
部が切削加工により形成されていることを特徴とする打
抜加工用面板にある。
【0016】本発明の第6の態様は、切断刃および罫を
固定した抜型を用いてシート材を打ち抜くと共に当該シ
ート材に罫線を形成する打抜機に用いられて前記抜型と
相対向する受け面となる面板の製造方法であって、鋼板
の、少なくとも前記切断刃に対応する部分にショットブ
ラスト処理による表面改質を施す工程を具備することを
特徴とする打抜加工用面板の製造方法にある。
【0017】本発明の第7の態様は、第6の態様におい
て、ショットブラスト処理を繰り返し行うことにより表
面改質を行い、当該表面改質が施された領域のビッカー
ス硬度が、他の領域のビッカース硬度よりHv50以上
大きいようにすることを特徴とする打抜加工用面板の製
造方法にある。
【0018】本発明の第8の態様は、第6又は7の態様
において、前記表面改質を、前記切断刃に対向する領域
近傍のみに施すことを特徴とする打抜加工用面板の製造
方法にある。
【0019】本発明の第9の態様は、第8の態様におい
て、前記表面改質が施された領域の裏面側にも同様に表
面改質を施す工程を具備することを特徴とする打抜加工
用面板の製造方法にある。
【0020】本発明の第10の態様は、第6〜9の何れ
かの態様において、前記罫に対向する領域に切削加工に
より凹部を形成する工程を具備することを特徴とする打
抜加工用面板の製造方法にある。
【0021】以上のように、本発明は、面板の材料とし
ては硬度がそれほど高くなくて加工し易く安価な材質を
用い、切断刃の当接する部分のみをショットブラスト処
理で表面改質を行うことにより、高硬度が確保できると
いう新たな着想に基づいてなされたものである。
【0022】従って、本発明の面板の材質は、ショット
ブラストで表面改質できるものであればよく、一般の鋼
板を用いることができ、例えば、ステンレス鋼板、普通
鋼、工具鋼などの合金鋼板を挙げることができ、好適に
はステンレス鋼を用いることができる。必要に応じて、
さびを防止するために表面をめっきしたものを用いても
よい。また、鋼板の厚さは、コストおよび扱い易さから
するとなるべく薄い方がよく、一般には、0.5mm〜
2mm程度が好適であるが、2〜10mm程度の厚いも
のを用いてもよい。
【0023】本発明において、罫の受け部となる凹溝
は、鋼板上に別途設けてもよいが、鋼板自体に直接形成
してもよい。加工方法は特に限定されないが、例えば、
フライス盤や高速エンドミルなどによる切削加工により
形成すればよく、または、エッチング、電解加工等によ
り形成してもよい。
【0024】一方、ブラスト処理による表面改質は、鉄
粉などの金属粉や砂などの鉱石粉を噴射することにより
行う。また、ブラスト処理は乾式でも湿式でもよい。
【0025】好適には、鉄粉、特に、比較的粒子の大き
な鉄粉を乾式で噴射するブラスト処理が好ましい。噴射
圧力、噴射距離等の条件は、処理対象の鋼板との関係で
適宜選択する必要があるが、何れにしても、鋼板の表面
を削り取ることなく、圧縮変形により加工硬化させるこ
とができる条件で行えばよく、必要に応じて、繰り返し
行い、硬度を段階的に向上することもできる。
【0026】本発明のブラスト処理での表面改質を行う
と、表面の硬度が上昇するが、硬度の変化の程度は、ブ
ラスト処理の時間、圧力などの条件、処理される鋼板の
種類により異なる。何れにしても、ブラスト処理を繰り
返すことにより所定の範囲まで硬度を向上させることが
できる。なお、どの程度まで硬度を上昇させなければな
らないかは、処理前の硬度、面板の用途等により異なる
が、ブラスト処理の硬化を顕著に得るためには、未処理
の硬度よりHvで50以上上昇させる条件とするのが好
ましい。
【0027】また、ブラスト処理により表面改質される
深さも、ブラスト処理の時間、圧力などの条件、処理さ
れる鋼板の種類により異なる。
【0028】本発明のブラスト処理は、プレス加工、し
ごき加工、冷間圧延加工などの加工硬化処理と組み合わ
せて行うことができる。すなわち、このような加工硬化
処理により硬度を向上させた鋼板にブラスト処理を施し
てもよいし、ブラスト処理を施した後、加工硬化処理を
施してもよい。
【0029】また、レーザ照射での熱処理と組み合わせ
ることもできる。この場合、レーザ熱処理により硬度を
向上させた部位に、仕上げとして、残留応力の分布の改
質並びに表面の酸化物や窒化物を除去する目的でブラス
ト処理を施してもよい。この処理によって、Hv100
0程度まで硬化した表面部位の硬度を、例えば、Hv8
00程度に低下させる場合が考えられ、これも本発明の
ブラスト処理による表面改質の範囲である。
【0030】ブラスト処理は、鋼板全体に行ってもよい
が、切断刃の受け面となる領域のみに行ってもよく、使
用する装置、作業コストとの関係で選択すればよい。
【0031】鋼板として比較的薄いものを用いた場合に
は、反りの問題があるが、反りを防止するためには、必
要な部分のみに行うのが好ましい。
【0032】なお、切断刃に対向する領域のみに表面改
質を施しても反りの問題が生じる場合には、表面改質を
施した領域の裏面にも同様なブラスト処理を行うことに
より反りをキャンセルすることができる。
【0033】また、鋼板に直接凹溝を加工した場合に
は、凹溝を加工した領域にブラスト処理を施してもよ
い。これにより、罫に対向する領域の耐久性が向上し、
また、凹溝の縁部の角が取れて綺麗な罫線が形成できる
という効果もある。
【0034】なお、このように切断刃及び必要に応じて
凹溝に対向する領域のみにブラスト処理を行う場合、ブ
ラスト処理の位置のデータとして、切断刃等の固定溝を
抜型のダイプレートに加工するためのCADデータの加
工データを用いることができるので、作業が非常に安易
にできるという利点がある。
【0035】勿論、例えば、全体に、又は刃受け部にブ
ラスト処理をした後に、凹溝加工を行ってもよい。
【0036】これにより、比較的安価な材料を用い、且
つ簡便にブラスト処理することにより面板とすることが
でき、コストダウンを実現した面板を提供できる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明を一実施の形態と共
に説明する。
【0038】図1には、本発明の一実施形態に係る面板
の斜視図を示す。図1に示すように、面板10は、ステ
ンレス鋼板11からなり、切断刃に対向する刃受け部1
2は、ブラスト処理での表面改質により相対的に高硬度
となっている。
【0039】図2は、他の実施形態の面板10Aを示
し、刃受け部12を形成した後、罫を受ける凹溝13を
有する雌型14を設けたものである。
【0040】図3は、他の実施形態の面板10Bを示
し、刃受け部12を形成した後、罫を受けるための凹溝
15を切削加工により形成したものである。なお、先に
凹溝15を形成し、刃受け部12と共に凹溝15にもブ
ラスト処理を施してもよい。
【0041】図4には、本発明の面板10Bを用いた打
抜機の概略断面を示す。なお、従来技術の項で説明した
打抜機(図9)と同一部材には同一符号を付す。
【0042】図4に示すように、面板10Bは、下部定
盤200のデッドプレート400上に固定されている。
一方、上部スライダ100にはチェース300および抜
型500が取り付けられている。抜型500は、ダイボ
ード501に切断刃502および罫503を固定したも
のである。ダイボード501は、ベニヤ板からなり、ダ
イボード501には、炭酸ガスレーザ加工により固定溝
504が形成されている。また、切断刃502および罫
503は帯状の板材を屈曲したものであり、ダイボード
501に形成された固定溝504に挿入固定されてい
る。
【0043】面板10Bは、約1mm厚のステンレス鋼
を材料とし、罫503に対応する部分には、凹溝15が
形成されており、切断刃502に対応する部分には、刃
受け部12が形成されている。ここで、刃受け部12
は、上述したようにブラスト処理により表面改質を行っ
たものである。
【0044】(実施例1)ステンレス鋼板であるSUS
304に対し、150メッシュパスの鉄粉(平均粒径約
0.17mm)を、30mmの距離から所定の噴出圧力
で噴出した。また、10mm/secの定速で移動しな
がら照射時間を調整した。
【0045】0.4MPaの噴出圧力で照射時間を30
秒としたもの、0.6MPaの噴出圧力で照射時間を3
0秒としたもの、及び0.6MPaの噴出圧力で照射時
間を60秒としたものについて、ビッカース硬度を、負
荷荷重を変化させて測定した。また、このときの圧痕の
深さを測定した。この結果を図5(a)、(b)に示
す。なお、無処理の鋼板についてのビッカース硬度を併
せて示す。
【0046】この結果、ビッカース硬度Hv200のS
US304にブラスト処理を施すと、ビッカース硬度を
著しく向上させることができ、例えば、300g荷重で
Hv550〜600という硬度が得られた。
【0047】また、圧痕の深さが100g荷重まで変化
がないことから、ブラスト処理の条件の変化による硬度
変化は深さが0.03mm以上の深さの硬度に影響を与
えていることがわかった。
【0048】(実施例2)SUS304の代わりに工具
鋼であるSK材を用いた以外は実施例1と同様にブラス
ト処理を行った結果を図6(a)、(b)に示す。
【0049】この結果、ビッカース硬度Hv180のS
K材にブラスト処理を施すと、ビッカース硬度を著しく
向上させることができ、例えば、300g荷重でHv3
00〜500という硬度が得られた。なお、SK材で
は、加工時間が同じなら高い噴出圧力の方が表面近傍の
硬度が上昇し、同一の噴出圧力なら加工時間が長い方が
内部の硬度が高くなることがわかった。
【0050】また、圧痕の深さが100g荷重まで変化
がないことから、ブラスト処理の条件の変化による硬度
変化は深さが0.03mm以上の深さの硬度に影響を与
えていることがわかった。
【0051】(実施例3)図7に示すように、厚さ1.
5mmで、140mm×180mmのステンレス鋼(S
US304)21に平均粒径0.17mmの鉄粉を、3
0mmの距離から0.6MPaの圧力で照射しながら、
10〜20mm/secの速度で移動しながらブラスト
処理を行った。このブラスト処理を3〜5回繰り返し、
幅10〜15mmで、長さ80mmの刃受け部22を形
成した試験面板20を得た。
【0052】この試験面板20を打抜試験機にセット
し、切断刃(塚谷社製DH70)を用い、打抜加重20
kN/m、打抜速度5rpmで、板紙公称坪量350g
/mの板紙を1000枚打ち抜いた。
【0053】使用した試験面板20を観察したところ、
摩耗やへこみはほとんど見られなかった。
【0054】その後、使用した試験面板の刃受け部22
について、長さ方向に亘ったの4カ所で、幅方
向に亘ったビッカース硬度を測定した。この結果を図8
に示す。なお、未処理部分のビッカース硬度は180H
vであった。また、図7には、刃痕23を示した。
【0055】この結果、ブラスト処理を行った刃受け部
22の幅方向中央はビッカース硬度350〜580Hv
と高く、中央で切断刃を受ければよく、刃受け部として
十分な硬さを有していることがわかった。なお、刃受け
部22の長さ方向両端部の硬度が大きいのは、ブラスト
処理の照射の送りを手動長さ方向に往復させて行ったた
めに、両端部での照射時間が長かったためと推測され
る。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
材料として安価で且つ加工しやすいものを用い、且つ切
断刃に対応する部分のみをブラスト処理で表面改質する
ことにより、容易に高硬度の刃受け部が形成でき、安価
で耐久性のある面板が実現できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の面板の概略斜視図であ
る。
【図2】本発明の他の実施形態の面板の概略断面であ
る。
【図3】本発明の他の実施形態の面板の概略断面であ
る。
【図4】本発明の一実施形態の面板を用いた打抜機の概
略断面図である。
【図5】本発明の実施例1の結果を示す図である。
【図6】本発明の実施例2の結果を示す図である。
【図7】本発明の試験面板の刃受け部を示す図である。
【図8】本発明の試験面板の刃受け部の表面のビッカー
ス硬度を測定した結果を示す図である。
【図9】従来技術に係る打抜機の概略断面図である。
【図10】従来技術の打抜機で打ち抜かれた打抜片の一
例を示す平面図である。
【符号の説明】
10,10A,10B 面板 11 ステンレス鋼板 12 刃受け部 13 凹溝 14 雌型 15 凹溝
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年11月19日(2001.11.
19)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0047
【補正方法】変更
【補正内容】
【0047】また、圧痕の深さが100g荷重まで変化
がないことから、ブラスト処理の条件の変化による硬度
変化は深さが0.03mm以下の深さの硬度に影響を与
えていることがわかった。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】変更
【補正内容】
【0050】また、圧痕の深さが100g荷重まで変化
がないことから、ブラスト処理の条件の変化による硬度
変化は深さが0.03mm以下の深さの硬度に影響を与
えていることがわかった。
フロントページの続き (72)発明者 片山 勇 東京都新宿区東五軒町3−7 株式会社片 山抜型製作所内 Fターム(参考) 3C060 AA20 BA01 BB05 BB18

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切断刃および罫を固定した抜型を用いて
    シート材を打ち抜くと共に当該シート材に罫線を形成す
    る打抜機に用いられて前記抜型と相対向する受け面とな
    る面板であって、鋼板からなり、少なくとも前記切断刃
    に対応する部分がショットブラスト処理による表面改質
    が施されていることを特徴とする打抜加工用面板。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記表面改質が前記
    切断刃に対向する領域近傍のみに施されていることを特
    徴とする打抜加工用面板。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記表面改質が施さ
    れた領域のビッカース硬度が、他の領域のビッカース硬
    度よりHv50以上大きいことを特徴とする打抜加工用
    面板。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3において、前記表面改質
    が施された領域の裏面側にも同様に表面改質が施されて
    いることを特徴とする打抜加工用面板。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4の何れかにおいて、前記罫
    に対向する領域に設けられた凹部が切削加工により形成
    されていることを特徴とする打抜加工用面板。
  6. 【請求項6】 切断刃および罫を固定した抜型を用いて
    シート材を打ち抜くと共に当該シート材に罫線を形成す
    る打抜機に用いられて前記抜型と相対向する受け面とな
    る面板の製造方法であって、鋼板の、少なくとも前記切
    断刃に対応する部分にショットブラスト処理による表面
    改質を施す工程を具備することを特徴とする打抜加工用
    面板の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項6において、ショットブラスト処
    理を繰り返し行うことにより表面改質を行い、当該表面
    改質が施された領域のビッカース硬度が、他の領域のビ
    ッカース硬度よりHv50以上大きいようにすることを
    特徴とする打抜加工用面板の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項6又は7において、前記表面改質
    を、前記切断刃に対向する領域近傍のみに施すことを特
    徴とする打抜加工用面板の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項8において、前記表面改質が施さ
    れた領域の裏面側にも同様に表面改質を施す工程を具備
    することを特徴とする打抜加工用面板の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項6〜9の何れかにおいて、前記
    罫に対向する領域に切削加工により凹部を形成する工程
    を具備することを特徴とする打抜加工用面板の製造方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010194674A (ja) * 2009-02-25 2010-09-09 Make A Box:Kk 打抜機の受け型

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