JP2003144964A - 粉砕車 - Google Patents
粉砕車Info
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- JP2003144964A JP2003144964A JP2002153186A JP2002153186A JP2003144964A JP 2003144964 A JP2003144964 A JP 2003144964A JP 2002153186 A JP2002153186 A JP 2002153186A JP 2002153186 A JP2002153186 A JP 2002153186A JP 2003144964 A JP2003144964 A JP 2003144964A
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Abstract
外気中に排出しないようにして、上記空気中に含まれる
目の細かい木屑が外気中に巻き散らかされることを防止
した粉砕車を提供する。 【解決手段】 粉砕車1は、車両本体の後方に粉砕機2
を搭載している。粉砕機2は、車両本体のエンジン動力
を利用して作動させることができる。粉砕機2で粉砕さ
れたチップは、粉砕機2から送られる空気により、送出
ダクト21を通ってチップ貯留槽3に貯留される。チッ
プ貯留槽3に送られた空気は、空気返送管22を通って
粉砕機2に送り返され、再び送出ダクト21からチップ
を送り出す空気として利用される。つまり、チップ貯留
槽3へチップを送り出す空気は、粉砕機2とチップ貯留
槽3の間を循環して外気には排出されない。
Description
に詳しくは、粉砕機から貯留層に粉砕物を送り出す空気
を外気中に排出しないようにして、上記空気中に含まれ
る目の細かい木屑が外気中に巻き散らかされることを防
止した粉砕車に関する。また、車両の既設の動力源によ
り粉砕機を駆動させることによって、粉砕機を作動する
ための特別な動力源を必要としない粉砕車に関する。更
に、車両をチップ等の粉砕物で汚すことなく、粉砕物を
スムーズに貯留槽から排出できる粉砕車に関する。また
更に、貯留槽に収容したチップ等の粉砕物を迅速に排出
することができるようにした粉砕車に関する。
ーデニングが流行している。しかし、その一方で剪定作
業による枝葉などのゴミが多量に発生し、ゴミ問題を増
大させている。通常、これら剪定作業で発生する枝葉の
ゴミは、一般のゴミとしてゴミ収集車に回収されたり、
庭や空き地等で野焼きされていた。
枝葉を遊歩道などのクッション材等に有効に利用すべ
く、枝葉等を粉砕・回収しながら移動できる機動性に優
れた枝葉用粉砕車を既に提案した(特開2001-38706号公
報)。
葉用粉砕車は、枝葉をチップ状に粉砕・回収しながら移
動できる機動性に優れた枝葉用粉砕車として、十分に実
用的である。しかしながら、枝葉用粉砕機から貯留層に
粉砕物を送り出す空気が外気中に排出される点、あるい
は枝葉用粉砕機の動力を専用の動力源から得ている点な
どにおいて、更に改良の余地があった。そこで、本発明
者は、従来の枝葉用粉砕車をベースに更なる改良を加
え、本発明を完成するに至った。
砕機から貯留層に粉砕物を送り出す空気を外気中に排出
しないようにして、上記空気中に含まれる目の細かい粉
砕物が外気中に巻き散らされることを防止した粉砕車を
提供することにある。本発明の他の目的は、車両の既設
の動力源により粉砕機を駆動させることによって、粉砕
機を作動するために特別な動力源を必要しない粉砕車を
提供することにある。本発明の他の目的は、車両をチッ
プ等の粉砕物で汚すことなく、粉砕物をスムーズに貯留
槽から排出できる粉砕車を提供することにある。本発明
の他の目的は、貯留槽に収容したチップ等の粉砕物を迅
速に排出することができるようにした粉砕車を提供する
ことにある。本発明の他の目的は、粉砕時に発生する騒
音が車両の外へ漏れることを防止した粉砕車を提供する
ことにある。本発明の他の目的は、貯留槽を傾けて粉砕
物を排出した場合に、排出したチップによって車両進行
が妨げられないようにした粉砕車を提供することにあ
る。本発明の他の目的は、例えば粉砕機と貯留槽の間を
ダクト等で連結した場合に、ダクトが連結されたままで
貯留槽を傾斜させることを防止した粉砕車を提供するこ
とにある。その他、本発明の目的は、以下の説明により
明らかになるであろう。
に講じた本発明の手段は次のとおりである。第1の発明
にあっては、車両本体に設けてある粉砕機と、車両本体
に設けてあり、上記粉砕機によって粉砕した粉砕物を収
容する貯留槽とを備えた粉砕車であって、上記粉砕機か
ら上記貯留槽へ粉砕物を送り出した空気を、粉砕機に送
り返し、再び貯留槽へ粉砕物を送り出す空気として利用
するように構成したことを特徴とする、粉砕車である。
ある粉砕機と、車両本体に設けてあり、上記粉砕機によ
って粉砕した粉砕物を収容する貯留槽とを備えた粉砕車
であって、上記粉砕機と貯留槽の間には、該粉砕機から
送られた空気により上記粉砕物を貯留槽に送り出す送出
管と、該送出管によって上記貯留槽へ送られた空気を、
再び貯留槽へ粉砕物を送り出す空気として利用するため
に、該空気を粉砕機に送り返す返送管とが設けてあるこ
とを特徴とする、粉砕車である。
力源で駆動するように構成されていることを特徴とす
る、第1または第2の発明に係る粉砕車である。
ある粉砕機と、車両本体に設けてあり、上記粉砕機によ
って粉砕した粉砕物を収容する貯留槽とを備えた粉砕車
であって、車両の動力源で作動する油圧モーターで、粉
砕機が駆動するように構成されており、粉砕機の始動時
に上記油圧モーターの回転を徐々に上げる手段を備えて
いることを特徴とする、粉砕車である。
ある粉砕機と、車両本体に設けてあり、上記粉砕機によ
って粉砕した粉砕物を収容する貯留槽とを備えた粉砕車
であって、車両の動力源で作動する油圧モーターで、粉
砕機が駆動するように構成されており、上記車両の動力
源を停止した場合に、上記油圧モーターに作動油を送る
手段を備えていることを特徴とする、粉砕車である。
ら排出される粉砕物を、下方へ案内する案内部材が収納
可能に設けてあることを特徴とする、第1,2,3,4
または第5の発明に係る粉砕車である。
ケーシングを備えていることを特徴とする、第1、2、
3、4、5または第6の発明に係る粉砕車である。
る手段を備えていることを特徴とする、第1,2,3,
4,5,6または第7の発明に係る粉砕車である。
あり、車両本体の進行方向に対し側面側から被粉砕物を
処理できるように構成されている粉砕機と、該粉砕機を
収容するケーシングと、車両本体の進行方向に対し、上
記ケーシングの後方に配置され、上記粉砕機によって粉
砕した粉砕物を収容する貯留槽と、車両本体の進行方向
に対して後側へ上記貯留槽を傾斜させる手段と、を備え
ていることを特徴とする、粉砕車である。
粉砕物の投入口を開閉する蓋が設けてあり、該蓋は本質
的に水平に倒した際に上記投入口を開口し、且つ、上記
投入口に被粉砕物を投入する際の台を構成することを特
徴とする、第1,2,3,4,5,6,7,8または第
9の発明に係る粉砕車。
槽へ粉砕物を送り出すことができる状態のときに、貯留
槽を傾斜させることを防止する安全装置を備えているこ
とを特徴とする、第8または第9の発明に係る粉砕車で
ある。
砕いたものに限定するものではなく、大きく砕いたもの
(破砕物)も含む広い概念で使用している。
としては、粉砕機で粉砕できるものであれば特に限定す
るものではないが、例えば枝葉、新聞、段ボール、清涼
飲料用ボトル(例えばPETボトル)、アルミニウム製の空
缶などのリサイクル可能な廃物や、建築廃材、竹、草、
伐採木などを挙げることができる。
回収した被粉砕物を粉砕機に投入し、粉砕または破砕し
て粉砕物を得る。粉砕物は、粉砕機から送り出される空
気によって送出管を通り、貯留槽に貯留される。また、
粉砕物を貯留槽に送り出す空気は、返送管を通って粉砕
機に送り返され、再び送出管から粉砕物を貯留槽へ送り
出す空気として利用される。そして、貯留槽が満杯にな
れば、所要の場所に粉砕車を移動させ、収納された案内
部材を使用可能な状態にして、粉砕物を排出する。ま
た、貯留槽を傾斜させることで、貯留槽に収容した粉砕
物を迅速に排出できる。
ターで駆動するように構成されているものでは、油圧モ
ーターの回転を徐々に上げることで、相当の重量を有す
る粉砕機のカッター部でもスムーズに始動させることが
できる。
性によって回り続ける油圧モーターに作動油を送り続け
ることで、作動油の切れによる油圧モーターの破損を防
止できる。
ものは、ケーシングを備えていないものと比べ、被粉砕
物の粉砕時に発生する騒音が車両外へ漏れにくい。
へ傾斜させる手段を備えているものでは、被粉砕物の粉
砕後は、粉砕物を車両の後方へ排出できる。したがっ
て、排出したチップが車両進行の妨げにはならない。ま
た、粉砕時には、粉砕機の蓋を本質的に水平に倒して投
入口を開く。この蓋は、被粉砕物を投入する際の台とし
て使用できるので、被粉砕物を蓋に載せた状態で投入口
まで移動させることができる。
ができる状態のときに、貯留槽を傾斜させることを防止
する安全装置を備えているものでは、例えば粉砕機と貯
留槽の間にダクトが連結されている場合、そのダクトに
よる連結を解除しなければ安全装置が解除されないよう
に構成することができる。これにより、ダクト等が連結
された状態のままで、貯留槽が傾斜するような恐れはな
いので、ダクトが破損するような不都合は生じない。
に基づき更に詳細に説明する。 [実施の形態1]図1は本発明に係る粉砕車を枝葉用粉
砕車として使用した場合の第1の実施の形態を示す正面
視説明図、図2は枝葉用粉砕車の平面視説明図、図3は
枝葉用粉砕車の背面視説明図、図4は枝葉用粉砕車の右
側面視説明図、図5はチップ貯留槽の下に設けてある案
内板を引き出した状態を示す斜視説明図、図6は案内板
の引き出し機構を示す概略斜視説明図、図7は案内板を
示す側面視説明図で、そのうちの図7(a)は案内板をチ
ップ貯留槽の下に収容した状態を示し、図7(b)は案内
板を引き出した状態を示している。
車両進行方向に向かって左側を「車両左側」と称し、車
両進行方向に向かって右側を「車両右側」と称す。
用粉砕機2を搭載している。枝葉用粉砕機2は、車両本
体のエンジン動力を利用して作動させることができる。
チップは、枝葉用粉砕機2から送られる空気により、送
出ダクト21を通ってチップ貯留槽3に貯留される。チ
ップ貯留槽3に送られた空気は、空気返送管22を通っ
て枝葉用粉砕機2に送り返され、再び送出ダクト21か
らチップを送り出す空気として利用される。つまり、チ
ップ貯留槽3へチップを送り出す空気は、枝葉用粉砕機
2とチップ貯留槽3の間を循環して外気には本質的に排
出されない。
貯留槽3の下には、チップを下方へ案内する案内板4,
4が収納されている。案内板4,4は、図5に示すよう
に、車両の外部下方に引き出して使用する。以下、枝葉
用粉砕車1の各構成部材について、順を追って説明す
る。
枝葉用粉砕機2は、枝葉の投入口(図面では表れない)
を備えた枝葉投入部23と、枝葉をチップ状に粉砕する
カッター部24と、カッター部24で粉砕したチップを
チップ貯留槽3に送り出す送出ダクト21を有してい
る。
後方側)に開閉可能な蓋である投入テーブル231を有
している。投入テーブル231は、基部側を軸として後
方へ回動して投入口を開閉する。枝葉投入部23の内部
には、枝葉をカッター部24に送る送りローラー(図面
では隠れて表れず)が設けてある。カッター部24や送
りローラー等の枝葉用粉砕機2の主な構造は、公知技術
を採用しているので、詳細な説明は省略する。
の操作レバー232で送りローラー(図示せず)の回転
方向を変えることができる。
L型に形成されている。送出ダクト21の先端部は、チ
ップ貯留槽3に連通して設けられたチップ導入管31に
着脱自在に連結されている。符号330は、チップ導入
管31と送出ダクト21を連結する止め金具を示してい
る。
外し可能であり、且つ、基部側を中心として旋回可能
で、チップの排出方向が変えられるようになっている。
符号220は、送出ダクト21を旋回させる際に使用す
るハンドルを示している。送出ダクト21の旋回時に
は、ハンドル220を手で掴んで送出ダクト21を回
す。
には、チップ貯留槽3から延びた空気返送管22の一端
部が連結されている。空気返送管22は、多関節構造の
フレキシブルホース221,222と、ほぼL型に形成
された金属製の連結管223,224で主に構成されて
いる。2本のフレキシブルホース221,222を繋ぐ
連結管223は、チップ貯留槽3の背面側と車両側に固
定されている。空気取込口20に連結されている連結管
224は、車両側に固定されている。
チップ貯留槽3は、外形が金属板で形成された平面視方
形状の箱体である。チップ貯留槽3の上部側は、所要角
度で傾斜し山形状になっている。チップ貯留槽3は、送
出ダクト21及び空気返送管22の連結口(図面で隠れ
て表れず)を除いて、全体が密閉状態となっている。
する背面板32のほぼ中央には、上記したようにチップ
導入管31(図4では一部隠れて見えず)が連結されて
おり、送出ダクト21と連結されている。また、図4で
背面板32の右端側には、空気返送管22の一端部が連
結されている。
口部(符号省略)を開閉可能にする蓋体33が設けてあ
る。蓋体33を開けて、チップ貯留槽3内の掃除を行
う。符号331は蓋体33を固定する止め金具を示して
いる。
置には、点検窓34,34が設けてある。点検窓34,
34は、透明性を有するアクリル板で形成されている。
点検窓34,34から、チップ貯留槽3内に貯まったチ
ップの量を確認できる。なお、点検窓34,34は開閉
式にすることもできる。
は、チップを排出する排出口(符号省略)を開閉する蓋
体35,35がそれぞれ設けてある。チップ貯留槽3の
車両左側と右側の構造は、左右対称となっている。各蓋
体35は、ヒンジ351,351を軸として上方に開閉
する。符号352は、蓋体35を固定する止め金具を示
している。符号353は把手を示している。
の引き出し機構について説明する。案内板4,4は、図
7(a)に示すように、常態ではチップ貯留槽3の下に収
納されており、使用時には、図7(b)に示すように、車
両側に並設された棒状のガイド体51,51,51の上
をスライドしながら外へ引き出される。
すぼまるように傾斜して形成されている。案内板4の左
右両端側は、上方に折り曲げられ側面部41,41を構
成している。案内板4の底面下部には、図6の点線で示
すように、断面略「コ」状の嵌合体42,・・・が一定の
間隔で複数(本実施の形態では9箇所)並設されてい
る。案内板4をチップ貯留槽3の下に収納した状態(図
7(a)参照)では、案内板4は金属製で棒状のガイド体
51,51,51の上に載置され、嵌合体42,・・・は
ガイド体51,51,51をスライド可能に嵌合してい
る。
であるが、これに限定するものではなく、例えば、合成
樹脂、木材あるいはそれらの組み合わせ等や、その他の
材料で形成しても良い。
向かってややすぼまるようにして形成されている。側面
部41,41の基端側には、下方へ鍵状に突出したフッ
ク43,43が設けられている。案内板4を下方に引き
出した際に、上記したフック43,43が車両側に設け
られた棒状の係止部材52,52によって係止され、案
内板4は底部が車両に当接して引き出された状態で固定
される。
には、チップ貯留槽3の下に収容した案内板4を車両側
に固定する止め金具44,44が設けてある。符号53
は、車両側に設けられた止め金具を留めるフックを示し
ている。
に使用する場合は、図7に示すように、止め金具44の
固定を解除した後に案内板4をスライドさせて引き出
す。このように、案内板4をチップ貯留槽3の排出口側
に引き出せば、チップ排出時に車両をチップで汚すこと
なく、チップをスムーズに排出できる。また、案内板4
は、チップ貯留槽3の下に収納できるので、車両走行中
の邪魔にならない。
枝葉用粉砕機を作動させる油圧系統を示す概略説明図で
ある。図1、図3及び図8を参照して、枝葉用粉砕機2
の動力伝達機構について説明する。
e off)は、車両のエンジンEから動力を取り出し、油
圧ポンプPを駆動させる。動力取出装置71は車両の下
部に設けられ、図1では隠れて見えない。
を示している。作動油タンクTは、図1で車両の下部に
設けられている。作動油タンクT内には、塵が作動油と
共に各作動経路に流れ出ることを防止するサクションフ
ィルターF,F(図8参照)が設けてある。
環経路81を通り油圧モーターM1に送られ、再び作動
油タンクTに戻る。油圧モーターM1は、枝葉用粉砕機
2のカッター部24(図1参照)を作動させる。油圧モ
ーターM1は、図1でチップ貯留槽3の後方に設けてあ
るカバー11内に収容され、隠れて見えない。
油は、オイルクーラ72とラインフィルター73を経由
し、作動油タンクTに戻る。オイルクーラ72により、
作動油の過度の温度上昇が防止される。また、ラインフ
ィルター73により作動油内の塵が取り除かれる。オイ
ルクーラ72は、図1でチップ貯留槽3の後方に位置し
ている。ラインフィルター73は、車両の下部に設けら
れ、図1では隠れて見えない。
12が設けられている。一方のバイパス経路811には
ストップバルブ74が設けられ、他方のバイパス経路8
12にはリリーフバルブ75が設けられている。
の下部に位置し、手動で操作される。ストップバルブ7
4を調整することで、カッター部24の内部に配置され
たナイフディスク等の回転体(図示せず)をスムーズに
始動できる。以下、ストップバルブ74の作用を説明す
る。
相当の重量を有しているため、油圧モーターM1内の油
圧を除々に上げていかないと、ナイフディスク等をスム
ーズに始動できない。そこで、常態では開いているスト
ップバルブ74を少しずつ閉めることによって、バイパ
ス経路811に流れる作動油の量を減らして、油圧モー
ターM1が設けてある循環経路81内の作動油の量を増
やす。このようにして、油圧モーターM1内の油圧を除
々に上昇させて、ナイフディスク等をスムーズに始動さ
せる。
設けられ、図1では隠れて見えない。リリーフバルブ7
5は、常態では閉じているが、循環経路81に規定値以
上の圧力が発生した場合に、自動的に開いてバイパス経
路812を連通させる。これにより、循環経路81の油
圧を下げて、循環経路81や各機器類の破損を防止す
る。
が位置する部分よりも先の方と作動油タンクTの間に
は、別のバイパス経路84が設けてある。バイパス経路
84にはチェックバルブ76が設けてある。チェックバ
ルブ76は車両の下部に設けられ、図1では隠れて見え
ない。チェックバルブ76は、油圧ポンプPを停止した
場合に自動的に開き、作動油タンクT内の作動油を循環
経路81に送る。以下、チェックバルブ76の作用を説
明する。
81内の作動油の流れは止まる。しかし、カッター部2
4のナイフディスク等は自重による慣性で回り続けるた
め、油圧モーターM1は作動油が切れた状態で回転し続
け、これが油圧モーターM1の破損原因となる。そこ
で、上記したように、油圧ポンプPを停止させた際にチ
ェックバルブ76が自動的に開いて循環経路81に作動
油が流れることで、油圧モーターM1の油切れを防止し
て、油圧モーターM1の破損を防ぐ。
分岐し、副経路82を構成している。そして、副経路8
2は、オイルクーラ72の手前で再び循環経路81とつ
ながっている。循環経路81と副経路82の分岐部分に
はフローバルブ77が設けてある。フローバルブ77
は、図1でチップ貯留槽3の後方に設けてあるカバー1
1内に収容され、隠れて見えない。フローバルブ77に
より、循環経路81から副経路82に送る作動油の流量
を調整して、後述するフィードモーターM2の回転を調
整する。
りローラー25を作動させるフィードモーターM2が設
けてある。フィードモーターM2は、電磁切替弁78を
介して副経路82とつながっている。電磁切替弁78に
よって、フィードモーターM2の回転方向が制御され、
送りローラー25の送り方向の切り替えが行われる。フ
ィードモーターM2は、図1でカッター部24の右側に
表れている。
ーM2へ送る作動油の流量を調整するフローバルブを示
している。フローバルブ79は、図3で車両後方側の下
部に位置し、手動で操作される。また、副経路82には
リリーフバルブ70を介してバイパス経路84が設けて
あり、副経路82に規定値以上の圧力が発生した場合
に、バイパス経路84を連通させて副経路82や各機器
類の破損を防止する。
類、ヘルメットなど作業用具を収納する収容箱12が設
けてある。また図3で、符号13はバッテリーを示し、
符号14は燃料タンクを示している。
1の作用を説明する。例えば、一般家庭から出る枝葉を
回収しながら移動する場合などでは、車両を道路脇など
に停めて、枝葉の粉砕作業を行う。車両のエンジンは駆
動状態にしておき、エンジン動力が枝葉用粉砕機2に伝
達されるように切り替えておく。
31を開き、ストップバルブ74を操作して、カッター
部24を作動させる。回収した枝葉をカッター部24に
投入してチップ状に粉砕する。粉砕されたチップは、枝
葉用粉砕機2から送られる空気により、送出ダクト21
を通ってチップ貯留槽3に貯留される。
槽3に送られた空気は、空気返送管22を通って枝葉用
粉砕機2に送り返され、再び送出ダクト21からチップ
を送り出す空気として利用される。したがって、チップ
を送り出す空気は、枝葉用粉砕機2とチップ貯留槽3の
間を循環して外気に排出されない。よって、目の細かい
木くずが外気中にまき散らされることを防止する。これ
により、一般道路を歩く人や、道路に隣接する住宅に迷
惑がかからない。
が発生しにくい車両のエンジンEから取り出し、カッタ
ー部24は油圧モーターM1によって駆動させている。
したがって、枝葉用粉砕機2を作動するために別途特別
な動力源を必要としないので、装置の小型化とコストダ
ウンが図れる。また、例えば枝葉用粉砕機2用に別途設
けた原動機から、動力を直接的に取り出す場合と比べ、
騒音が発生しくにい。更に、原動機やそのためのマフラ
ーが不要な分、車両スペースが広くなり、チップ貯留槽
3を大きくすることができる。
所要の場所に枝葉用粉砕車1を移動させ、図5に示すよ
うに案内板4を引き出し、蓋体35を上方に開いてチッ
プを排出口(符号省略)から排出する。
いては、上記の内容に限定するものではない。また、枝
葉用粉砕機2の構造についても、上記したものに限定す
るものでなく、公知技術のものを適宜採用することがで
きる。
車を枝葉用粉砕車として使用した場合の第2の実施の形
態を示す正面視説明図、図10は図9のI−I部分に対
応する端面を示す概略説明図、図11は油圧シリンダー
を作動させる油圧系統を示す概略説明図である。
箇所には同一の符号を付して示している。また、第1の
実施の形態で示してある箇所については、説明を省略
し、主に相異点を説明する。
リンダー9,9の作動によってチップ貯留槽3を傾斜さ
せ、チップ貯留槽3内に収容したチップを迅速に排出す
ることができる。
その下部側の各隅部が車両側に設けてある支持具15,
15によって軸支されている。また、チップ貯留槽3の
前後中央下部には、油圧シリンダー9,9が連結されて
いる。フレーム側には、フック16,17が基端部を回
転自在に軸支され、上記した支持具15,15を着脱自
在に係止する。
を作動させる油圧系統を概説する。循環経路81中の油
圧ポンプPの先では、三方コック91により副経路85
が分岐して設けられている。この副経路85は、切替バ
ルブ92を経由して作動油タンクTに戻るように構成さ
れている。切替バルブ92には、供給経路86を介して
各油圧シリンダー9が設けてある。
置には、逃がし弁90が設けてある。逃がし弁90から
送り出される作動油は、返送経路87を通って切替バル
ブ92側に戻るようになっている。
留槽を傾かせた状態を示す説明図で、そのうちの図12
(a)はチップ貯留槽を車両左側に傾かせた状態を示し、
図12(b)はチップ貯留槽を車両右側に傾かせた状態を
示す。図9ないし図12を参照して、枝葉用粉砕車1A
の作用を説明する。
作動油が循環経路81ではなく、切替バルブ92が設け
られた副経路85を流れるようにする。
フック16,17は、どちらか一方側だけを解除してお
く。つまり、図12(a)に示すように、チップ貯留槽3
を車両左側に傾ける場合は、右側のフック17による固
定を解除し、図12(b)に示すように、チップ貯留槽3
を車両右側に傾ける場合は、左側のフック16による固
定を解除する。
よって油圧ポンプPを駆動させることで、作動油は三方
コック91及び切替バルブ92を経由して副経路85を
循環する。そして、切替バルブ92を操作して作動油を
各油圧シリンダー9へ送ると、図12に示すように、ピ
ストン93が伸びて、チップ貯留槽3は左右どちらか一
方の支持具15,15を中心として傾斜する。
る規定量を越えると、逃がし弁90から返送経路87を
通って作動油が副経路85に戻り、ピストン93が上昇
を停止する。この状態では、チップ貯留槽3は傾いた状
態で保持される。
圧シリンダー9内の作動油が供給経路86から戻り、チ
ップ貯留槽3は元の水平状態に戻る。
せず)を設け、チップ貯留槽3を傾斜させる際にはアウ
トリガを伸ばして地面に接地させるようにすることもで
きる。このようにすれば、チップ貯留槽3の重心移動が
あっても、アウトリガの支持により枝葉用粉砕車1の横
転が防止される。また、チップ貯留槽3は、両方ではな
くどちらか一方側だけに傾くように構成することもでき
る。その他の構成及び作用は、第1の実施の形態と同じ
であるため、説明を省略する。
粉砕車を枝葉用粉砕車として使用した場合の第3の実施
の形態を示す正面視説明図、図14は、枝葉用粉砕車の
平面視説明図、図15は、枝葉用粉砕車の背面視説明
図、図16は、枝葉用粉砕車の左側面視説明図、図17
は、枝葉用粉砕車の右側面視説明図、図18は、チップ
貯留槽を傾斜させた状態を示す枝葉用粉砕車の正面視説
明図である。
形態と同一または同等箇所には同一の符号を付して示し
ている。また、第1の実施の形態及び第2の実施の形態
で示してある箇所については、説明を省略し、主に相異
点を説明する。
の実施の形態に係る枝葉用粉砕車1(図1参照)と相違
して、車両本体の後方に箱状のチップ貯留槽3aが配置
され、このチップ貯留槽3aの前方(図13で左側)に
枝葉用粉砕機2が収容された箱状のケーシング6が配置
されている。
車1Bは、チップ貯留槽3aを後方に傾斜させて、収容
したチップを排出できるダンプ式車両となっている。チ
ップ貯留槽3aは、油圧シリンダー9aを備えたダンプ
機構900により、後方に傾けることができる。
枝葉用粉砕機2は、第1の実施の形態及び第2の実施の
形態と同様に、車両本体のエンジン動力を利用して作動
させることができる。枝葉用粉砕機2を作動させる油圧
系統は、第1の実施の形態(図8参照)と同じか大体同
じであり、チップ貯留槽3aを傾斜させる油圧系統は、
第2の実施の形態(図11参照)と同じか大体同じであ
るので、説明を省略する。
ーシングを断面して内部構造を表した概略平面視説明
図、図20 は、ケーシングの車両右側に設けてある扉
を開いた状態を示す背面視説明図、図21 は、ケーシ
ングの内部から枝葉投入部の投入テーブルを突出させた
状態を示す拡大斜視説明図、図22 は、図17に示す
チップ貯留槽後部の扉を開いた状態を示す背面視説明
図、図23 は、ケーシングの内部を車両右側前方(図
20側)から見た状態を示し、チップ導入管から送出ダ
クトを外して旋回させた状態を表す拡大斜視説明図、以
下、枝葉用粉砕車1Bの各構成部材について、順を追っ
て詳しく説明する。
前方(図19で左側)に設けてあるケーシング6内に
は、上記した枝葉用粉砕機2の他、オイルクーラ72
や、各機器類を操作するスイッチ操作部18、工具類、
ヘルメットなど作業用具を収納する収容箱12a,12
b等が収容されている。
例えばステンレス等の他の金属、合成樹脂、あるいはそ
れらの組み合わせ等や、その他の材料で形成しても良
い。図23に示すように、ケーシング6のチップ貯留槽
3a側(車両後方側)は、ほぼ全体が開口している。
枝葉投入部23の投入口(符号省略)側を車両左側に向
けて配置されている。また図13及び図18に示すよう
に、ケーシング6のうち、枝葉用粉砕機2が位置する部
分は、開閉可能な長方形状の蓋体61となっている。蓋
体61は、下縁部に設けてあるヒンジ611(本実施の
形態では長尺なヒンジ)を軸として下方に開閉する。
態の蓋体61を固定する固定部材である固定金具を示し
ている。固定金具612,612は、蓋体61の上端側
に所要間隔をおいて並設されている。
が、不用意に開くことを防止する安全部材であるストッ
パーピンを示している。ストッパーピン62,62は、
図13で蓋体61の上部側のケーシング6側面に所要間
隔をおいて並設されている。また、ストッパーピン62
のピン部621,621が、蓋体61側である下方へ進
退可能になっている。そして、蓋体61の上端部に突出
したピン部621,621による係止によって、蓋体6
1が不用意に開くことが防止される。
略中央には、蓋体61を持ち上げる際に使用する略
「コ」状の把手613が設けてある。
は、図21に示すように、枝葉の投入側である車両左側
に開閉可能な投入テーブル231を有している。投入テ
ーブル231は、基部側を軸として車両左側へ回動して
投入口を開閉する。投入テーブル231は、開いた状態
ではケーシング6から車両外側へ張り出すようになって
いる。
が、粉砕作業時の作業者側に迫り出すようになっている
ので、車両外側からケーシング6内の奥まで枝葉を抱え
ながら投入する必要はない。よって、粉砕作業に要する
作業者の労力が軽減できる。
チップをチップ貯留槽3aに送り出す送出ダクト21a
は、第1の実施の形態と同様に、湾曲部分を有するほぼ
L型に形成されている。送出ダクト21aの先端部は、
チップ貯留槽3aの上面前方側に連通して設けられたチ
ップ導入管31aに着脱自在に連結されている。
ら取外し可能であり、且つ、図19の矢印と想像線(二
点鎖線)で示すように、基部側を中心として旋回可能
で、チップの排出方向が変えられるようになっている。
送出ダクト21aを図19の想像線に示すように旋回さ
せ、後述する開けた状態の扉64(図20参照)の下か
ら突出させれば、例えば車両右側に横付けしたダンプカ
ー等にチップを排出することができる。
出ダクト21aを旋回させる際に使用するハンドルを示
している。このハンドル220aは、後述する安全装置
を作動させる操作体である操作バーの役割も果たしてい
る。
は、枝葉用粉砕機2の送出ダクト21aがチップ貯留槽
3aと連結しているときは、チップ貯留槽3aが後方へ
傾かないように制御する安全装置(符号省略)が設けて
ある。安全装置は、後述するセンサ26等によって構成
される。
ように、枝葉用粉砕機2のうち、カッター部24の送出
ダクト21a側には、安全装置を解除する手段であるセ
ンサ26が設けてある。センサ26は、センサ26本体
に立設する棒状の検知部261を備えている。
または変形性を有している。検知部261は、送出ダク
ト21aを基端側を中心として旋回させた際に、送出ダ
クト21aのハンドル220aが当たるような位置に配
置されている。
21aがチップ貯留槽3aと連結している状態では、送
出ダクト21aのハンドル220aはセンサ26と接触
する前の状態となっている。この場合、安全装置は作動
しており、チップ貯留槽3aを後方へ傾斜させることは
できない。
1aのチップ貯留槽3aとの連結を解除し、ハンドル2
20aがセンサ26の検知部261に当たって通過する
位置まで、送出ダクト21aを時計回り(矢印方向)で
旋回させる。ハンドル220aがセンサ26の検知部2
61に当たると、安全装置が解除されて、チップ貯留槽
3aを後方に傾斜させることが可能になる。
は、図19で後述するチップ貯留槽3aの凹部36から
外へ出ている。したがって、チップ貯留槽3aを後方へ
傾斜させても、送出ダクト21aの先部側がチップ貯留
槽3aと接触する恐れはない。
21aを再び反時計回り(矢印と反対方向)に旋回させ
て戻すと、ハンドルが220aが再びセンサ26の検知
部261と接触・通過する。これにより、解除された安
全装置が再び作動し、チップ貯留槽3aは後方に傾斜さ
せることはできない。なお、この安全装置は、第2の実
施の形態に示す枝葉用粉砕車1A(図9参照)にも採用
することができる。
0には、チップ貯留槽3aから延びた空気返送管22a
の一端部が連結されている。空気返送管22aの他端部
は、チップ貯留槽3aの車両左側上部に連通して設けら
れたほぼL形の空気送出管37(図18及び図20も参
照)に連結されている。
のフレキシブルホース225,226(図18及び図1
9参照)と、ほぼL型に形成された金属製の連結管22
7(図18参照)で主に構成されている。
ーシング6内の車両左側(枝葉用粉砕機2の右側)に固
定されている。連結管227の一端部と、枝葉用粉砕機
2の空気取込口20(図19参照)とは、フレキシブル
ホース225で連結されている。連結管227の他端部
と空気送出管37とは、フレキシブルホース226(図
18参照)で連結されている。図18に示すように、空
気送出管37に連結されたフレキシブルホース226の
一端部と連結管227の他端部と、は、チップ貯留槽3
aを傾斜させる際に手動で外すことができる。なお、図
18で符号228は、フレキシブルホース226をチッ
プ貯留槽3a側に固定する固定部材である。
に示すように、枝葉用粉砕機2よりも前方側に設けら
れ、操作パネルは車両左側に向けて配置されている。ま
た図13及び図18に示すように、ケーシング6のう
ち、スイッチ操作部18が位置する部分は、開閉可能な
長方形状の蓋体63となっている。蓋体63は、下縁部
に設けてあるヒンジ631(本実施の形態では長尺なヒ
ンジ)を軸として下方に開閉する。符号632は、閉め
た状態の蓋体63を固定する固定部材である固定金具を
示している。
チ操作部18には、車両のエンジンから枝葉用粉砕機2
やチップ貯留槽3aのダンプ機構へ伝える動力の出力を
制御する手段、車両のエンジンのタコメーター、枝葉用
粉砕機2やオイルクーラ72の電源の切替スイッチ等が
設けてある。
グ6の車両右側には、上端部に所要間隔をおいて設けて
あるヒンジ641,641,641を軸として、全体が
上下に開閉する扉64が設けてある。図15で、扉64
の下端側略中央には、扉64を持ち上げる際に使用する
略「コ」状の把手642が設けてある。図20で符号6
43,643は、扉を支持するダンパを示している。
を車両右側に向け配置されている。また図15に示すよ
うに、ケーシング6のうち、オイルクーラ72の空気排
出部721が位置する部分には、外気との通気が妨げら
れないように、多数の孔により構成された通気部644
が設けてある。
2a,12bは車両右側のオイルクーラ72の横に、上
下に大小二つ重ねて設けてある。
内の所要の位置には、車両のエンジン動力を枝葉用粉砕
機2に伝達するか、チップ貯留槽3aのダンプ機構90
0へ伝達するかを切り替える切替レバーが設けてある。
切替レバーは手動で操作される。
内の所要の位置には、第1の実施の形態(図8参照)で
説明したストップバルブ74の操作レバー等も設けてあ
る。
る。図13ないし図15に示すように、チップ貯留槽3
aは外形が金属板で形成された箱状体である。チップ貯
留槽3a(図18参照)は、上記したように、油圧シリ
ンダー90aを備えたダンプ機構900により、チップ
貯留槽3aの後部底面側を軸として、後方に傾斜させる
ことができる。このダンプ機構900については、周知
の技術であるため、詳しい説明は省略する。
外へ漏れないように、本質的に密閉された状態となって
いる。
aのうち、車両前方の上部側は、その一部が略三角形状
に凹んだ凹部36を構成している。この凹部36の所要
の位置には、上記したチップ導入管31aが連通して設
けてある。この凹部36により、送出ダクト21aは回
転方向(図19で矢印方向)の旋回は妨げられない。
の背面部であるチップ貯留槽3aの後部には、ヒンジ3
81,…を軸として、左右両側に(いわゆる、観音開き
で)に開閉する扉38a,38bが設けてある。この扉
38a,38bにより、図22に示すチップ貯留槽3a
の後部全体に設けてある開口部380は閉じられる。扉
38a,38b内側の周縁部には、チップ貯留槽3a内
部を本質的に密閉状態とするために、ゴムやプラスチッ
ク製のパッキン(図示省略)が設けてある。
8a,38bをチップ貯留槽3a本体の背面部に固定す
る部材である固定バーを示している。固定バー382
は、周知の技術であるため、詳しい説明は省略する。
側)のほぼ中央には、固定部材である固定金具383,
383が設けてある。固定金具383,383により、
開いた状態の扉38a,38b(図22参照)を、チッ
プ貯留槽3aの両側面部にそれぞれ固定する。
状になっており、基端部を中心に上下に回動する。そし
て、図13及び図15に示すように、チップ貯留槽3a
の両側面部の所要の位置に設けられた係合部である引掛
部384,384に、固定金具383,383のT字状
の先部側を固定することで、扉38a,38bは開いた
まま固定される。
(符号省略)が設けてあり、この孔に固定金具383,
383の先部側を引っ掛ける。この固定金具383,3
83と引掛部384,384は、周知の技術であるた
め、詳しい説明は省略する。
の底面側の車両両側部385,385は、直角ではな
く、内側に下方傾斜して形成されている。これにより、
枝葉用粉砕機2から送られた粉砕物であるチップは、チ
ップ貯留槽3aの底面角部に溜まることがない。したが
って、チップ貯留槽3aを後方に傾けてチップを排出す
る際に、チップは車両の幅方向のほぼ中央にまとまって
排出される。
プ導入管31aの基端側である連通孔を示している。図
22で符号371は、図19で示す空気送出管37の基
端側である連通孔を示している。
上面部の略中央には、開口部(符号省略)を開閉可能に
する蓋体391が設けてある。蓋体391を開ければ、
チップ貯留槽3a内のチップの量が確認できる。図15
で符号392及び符号393は、チップ貯留槽3aの上
面部側に作業者が登る際に、足を掛ける凹部と略「コ」
状のバーをそれぞれ示している。
略)を開閉可能にする蓋体を示している。蓋体394に
よって開閉される開口部は、図14でチップ導入管31
aの基端部である連通孔311よりも離れた位置に設け
てある。蓋体394によって開閉される開口部は、水分
を多く含んだ枝葉(生木等)を粉砕した際に開けられ、
チップ貯留槽3a内に充満する湿気が排出される。
端部には、やや小さめの開口部(符号省略)を開閉可能
にする蓋体395が設けてある。この蓋体395を開く
ことで、チップ貯留槽3aからチップを少量ずつ排出す
ることができる。
点検窓34が、チップ貯留槽3aの所要の位置に設けて
ある。
図21に示すように、枝葉用粉砕機2側の蓋体61を降
ろし、投入テーブル231を回動させてケーシング6内
から突出させる。次いで、回収した枝葉を投入テーブル
231から投入し、チップ状に粉砕する。
に、枝葉をチップ状に粉砕するカッター部24)は、ケ
ーシング6内に収められているので、騒音が外に漏れに
くい。よって、特に一般家庭から出る枝葉を回収しなが
ら移動する場合に、一般道路を歩く人や、道路に隣接す
る住宅に迷惑がかかりにくい。
機2のカッター部24から送られる空気により、送出ダ
クト21aを通ってチップ貯留槽3aに貯留される。チ
ップ貯留槽3aの容量は大きく、チップを大量に貯めて
おくことができる。
留槽3aに送られた空気は、空気送出管37から空気返
送管22aを通って枝葉用粉砕機2に送り返され、再び
送出ダクト21aからチップを送り出す空気として利用
される。したがって、チップを送り出す空気は、枝葉用
粉砕機2とチップ貯留槽3aの間を循環して外気に本質
的に排出されず、第1の実施の形態と同様の効果が得ら
れる。
場所に枝葉用粉砕車1Bを移動させる。そして、図22
に示すように扉38a,38bを開いて固定し、次いで
図18に示すように、チップ貯留槽3aを後方に傾斜さ
せてチップを排出する(なお、図18では図示の都合
上、扉38a,38bを閉じた状態で表している)。
口部380は、チップ貯留槽3aの後部全体に設けてあ
るので、大量のチップをより迅速に排出することができ
る。更に、チップを車両の後方へ排出するように構成し
ているので、排出したチップが車両進行の妨げにはなら
ない。
貯留槽3aを後方に傾斜させる場合は、図23に示すよ
うに、送出ダクト21aのハンドル220aがセンサ2
6の検知部261に接触する位置まで、送出ダクト21
aを旋回させる必要がある。よって、チップ貯留槽3a
を傾斜させる際は、送出ダクト21aはチップ貯留槽3
aから必ず外れているので、チップ貯留槽3aを傾斜さ
せることで送出ダクト21aが破損するような不都合は
生じない。
態及び第2の実施の形態と同じか大体同じであるため、
説明を省略する。
はあくまで説明上のものであって、限定的なものではな
く、上記用語、表現と等価の用語、表現を除外するもの
ではない。また、本発明は図示の実施の形態に限定され
るものではなく、技術思想の範囲内において種々の変形
が可能である。
する。 (a)本発明によれば、粉砕機から貯留槽へ粉砕物を送
り出す空気を、粉砕機に送り返し、再び貯留槽へ粉砕物
を送り出す空気として利用している。したがって、粉砕
物を送り出す空気は、粉砕機とチップ貯留槽の間を循環
して外気に排出されない。よって、空気中に含まれる目
の細かい粉砕物が外気中にまき散らされることを防止す
る。これにより、一般道路脇などに粉砕車を停めて粉砕
作業を行った場合に、一般道路を歩く人や道路に隣接す
る住宅に迷惑がかからない。
うに構成されているものでは、粉砕機を作動するため
に、別途特別な動力源を必要としないので、装置の小型
化とコストダウンが図れる。
圧モーターで駆動するように構成されており、粉砕機の
始動時に上記油圧モーターの回転を徐々に上げる手段を
備えているものでは、油圧モーターの回転を徐々に上げ
ることで、相当の重量を有する粉砕機のカッター部でも
スムーズに始動させることができる。
圧モーターで駆動するように構成されており、上記車両
の動力源を停止した場合に、上記油圧モーターに作動油
を送る手段を備えているものでは、車両の動力源を停止
した場合でも慣性によって回り続ける油圧モーターに作
動油を送り続けることで、作動油が切れによる油圧モー
ターの破損を防止することができる。
物を、下方へ案内する案内部材が収納可能に設けてある
ものでは、車両をチップ等の粉砕物で汚すことなく、粉
砕物をスムーズに貯留槽から排出できる。また、案内部
材は収納可能であるので、車両走行中の邪魔にならな
い。
ているものは、ケーシングを備えていないものと比べ、
被粉砕物の粉砕時に発生する騒音が車両外へ漏れにく
い。よって、例えば一般家庭から出る被粉砕物である枝
葉を回収しながら移動する場合に、一般道路を歩く人
や、道路に隣接する住宅に迷惑がかかりにくい。
るものでは、貯留槽に収容したチップ等の粉砕物を迅速
に排出することができる。
貯留槽を傾斜させる手段を備えているものでは、粉砕物
を車両の後方へ排出できるので、排出したチップが車両
進行の妨げにはならない。
閉する蓋が設けてあるものでは、粉砕機の蓋を本質的に
水平に倒して投入口を開けば、この蓋は、被粉砕物を投
入する際の台として使用できるので、被粉砕物を蓋に載
せた状態で投入口まで移動させることができる。したが
って、粉砕作業に要する作業者の労力が軽減できる。
すことができる状態のときに、貯留槽を傾斜させること
を防止する安全装置を備えているものでは、例えば粉砕
機と貯留槽の間にダクト等が連結された状態のままで、
貯留槽が傾斜するような恐れはないので、ダクトが破損
するような不都合は生じない。
した場合の第1の実施の形態を示す正面視説明図。
した状態を示す斜視説明図。
機を作動させる油圧系統を示す概略説明図。
した場合の第2の実施の形態を示す正面視説明図。
概略説明図。
示す説明図。
用した場合の第3の実施の形態を示す正面視説明図。
粉砕車の正面視説明図。
して内部構造を表した概略平面視説明図。
た状態を示す背面視説明図。
ブルを突出させた状態を示す拡大斜視説明図。
状態を示す背面視説明図。
側)から見た状態を示し、チップ導入管から送出ダクト
を外して旋回させた状態を表す拡大斜視説明図。
Claims (11)
- 【請求項1】 車両本体に設けてある粉砕機(2)と、車
両本体に設けてあり、上記粉砕機(2)によって粉砕した
粉砕物を収容する貯留槽(3)とを備えた粉砕車(1)であっ
て、 上記粉砕機(2)から上記貯留槽(3)へ粉砕物を送り出した
空気を、粉砕機(2)に送り返し、再び貯留槽(3)へ粉砕物
を送り出す空気として利用するように構成したことを特
徴とする、 粉砕車。 - 【請求項2】 車両本体に設けてある粉砕機(2)と、車
両本体に設けてあり、上記粉砕機(2)によって粉砕した
粉砕物を収容する貯留槽(3)とを備えた粉砕車(1)であっ
て、 上記粉砕機(2)と貯留槽(3)の間には、該粉砕機(2)から
送られた空気により上記粉砕物を貯留槽(3)に送り出す
送出管(21)と、該送出管(21)によって上記貯留槽(3)へ
送られた空気を、再び貯留槽(3)へ粉砕物を送り出す空
気として利用するために、該空気を粉砕機(2)に送り返
す返送管(22)とが設けてあることを特徴とする、 粉砕車。 - 【請求項3】 粉砕機(2)が車両の動力源(E)で駆動す
るように構成されていることを特徴とする、 請求項1または2記載の粉砕車。 - 【請求項4】 車両本体に設けてある粉砕機(2)と、車
両本体に設けてあり、上記粉砕機(2)によって粉砕した
粉砕物を収容する貯留槽(3)とを備えた粉砕車(1)であっ
て、 車両の動力源(E)で作動する油圧モーター(M1)で、粉砕
機(2)が駆動するように構成されており、粉砕機(2)の始
動時に上記油圧モーター(M1)の回転を徐々に上げる手段
を備えていることを特徴とする、 粉砕車。 - 【請求項5】 車両本体に設けてある粉砕機(2)と、車
両本体に設けてあり、上記粉砕機(2)によって粉砕した
粉砕物を収容する貯留槽(3)とを備えた粉砕車(1)であっ
て、 車両の動力源(E)で作動する油圧モーター(M1)で、粉砕
機(2)が駆動するように構成されており、上記車両の動
力源(E)を停止した場合に、上記油圧モーター(M1)に作
動油を送る手段を備えていることを特徴とする、 粉砕車。 - 【請求項6】 貯留槽(3)の排出口から排出される粉砕
物を、下方へ案内する案内部材(4,4)が収納可能に設け
てあることを特徴とする、 請求項1,2,3,4または5記載の粉砕車。 - 【請求項7】 粉砕機(2)を収容するケーシング(6)を備
えていることを特徴とする、 請求項1,2,3,4,5または6記載の粉砕車。 - 【請求項8】 貯留槽(3)を傾斜させる手段を備えてい
ることを特徴とする、 請求項1,2,3,4,5,6または7記載の粉砕車。 - 【請求項9】 車両本体に設けてあり、車両本体の進行
方向に対し側面側から被粉砕物を処理できるように構成
されている粉砕機(2)と、 該粉砕機(2)を収容するケーシング(6)と、 車両本体の進行方向に対し、上記ケーシング(6)の後方
に配置され、上記粉砕機(2)によって粉砕した粉砕物を
収容する貯留槽(3a)と、 車両本体の進行方向に対して後側へ上記貯留槽(3a)を傾
斜させる手段と、を備えていることを特徴とする、 粉砕車。 - 【請求項10】 粉砕機(2)には、被粉砕物の投入口を
開閉する蓋が設けてあり、該蓋は本質的に水平に倒した
際に上記投入口を開口し、且つ、上記投入口に被粉砕物
を投入する際の台を構成することを特徴とする、 請求項1,2,3,4,5,6,7,8または9記載の
粉砕車。 - 【請求項11】 粉砕機(2)から貯留槽(3a)へ粉砕物を
送り出すことができる状態のときに、貯留槽(3a)を傾斜
させることを防止する安全装置を備えていることを特徴
とする、 請求項8または9記載の粉砕車。
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