JP2003144212A - 発光団扇 - Google Patents

発光団扇

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JP2003144212A
JP2003144212A JP2001348440A JP2001348440A JP2003144212A JP 2003144212 A JP2003144212 A JP 2003144212A JP 2001348440 A JP2001348440 A JP 2001348440A JP 2001348440 A JP2001348440 A JP 2001348440A JP 2003144212 A JP2003144212 A JP 2003144212A
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fan
light
wiring board
printed wiring
luminous
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JP2001348440A
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English (en)
Inventor
Yoshitaka Shigenobu
▲吉▼孝 重信
Yasuyuki Tsuji
▲泰▼行 辻
Koji Fukutome
広治 福留
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発光体の配線部材の断線を防止すると共に、
画像データを鮮明に表示し、且つ、遠方からの視認性を
向上し、運動競技の応援、祭り、イベントの宣伝広告に
適用させる。 【解決手段】 プリント配線基板から構成された団扇本
体1の表面側に「R」の文字を、裏面側に「G」の文字
を表示すべく、各文字の画素位置上に、且つ、プリント
配線基板の配線パターン上に、発光ダイオードからなる
発光体Dr,…、Dg,…を複数配設し、各発光体D
r,…、Dg,…に直流電源20を供給すると共に、ス
イッチSW1,SW2で、各文字を交互に点灯させる表
示パターン、各文字の発光体Dr,…、Dg,…の発光
色をフェードイン/フェードアウトさせる表示パターン
のいずれかを選択し、各表示パターンを駆動回路10に
よって制御し、団扇本体1の両面に各文字を点灯表示さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、団扇本体に複数の
発光体が配設された発光団扇に関し、特に、運動競技な
どの応援やイベントの宣伝広告、玩具、室内のインテリ
ア照明に適用される発光団扇に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の発光団扇は、例えば、特
開平7−327720号に示すように、応援するチーム
の文字などの装飾が印刷された団扇本体に、柄からなる
把持部が連設されると共に、団扇本体に、団扇本体の骨
部材として、団扇本体と把持部との境界部を中心として
略放射状に複数本の光ファイバが配設されている。さら
に、光ファイバの集束部に位置した把持部の内部空間に
は、団扇本体の動きによって把持部の内部空間を移動す
る球体が設けられると共に、該球体の下方に豆電球から
なる発光体が取り付けられている。
【0003】そして、発光団扇を扇ぐと、把持部の球体
が把持部の内部空間を不規則に移動し、該球体が発光体
によって照射されて各光ファイバに拡散し、各光ファイ
バが種々の色に変化し、団扇本体の装飾が強調されるよ
うになっている。
【0004】また、団扇本体に設けられた装飾を発光体
によって表示させる他の従来例としては、例えば、特開
2001−223号に示すように、透光性材料で成形さ
れた団扇本体に発光部が設けられ、さらに、団扇本体に
連設された把持部の近傍部に、光を団扇本体に対して放
射状に拡散すべく複数個の発光ダイオードが取り付けら
れている。
【0005】そして、前記発光部は、発光ダイオードの
光を反射する反射部と、装飾が印刷された表示部とを有
し、発光部の反射部によって、複数の発光ダイオードの
光が、団扇本体の表面側に反射され、この反射光によっ
て、表示部の装飾が団扇本体の表面側に浮き出るように
なっている。
【0006】さらに、特開平9−108017号に示す
ように、団扇本体の表面にエレクトロルミネッセンスラ
イト(ELライト)を設けると共に、団扇本体と該団扇
本体に連設された把持部との境界部にELライトの点灯
制御回路を設け、さらに、ELライトと点灯制御回路と
をリード線によって接続し、且つ、団扇本体を覆うよう
にキャラクタなどの図柄を形成している。
【0007】そして、ELライトを点灯制御回路によっ
て制御し、団扇本体を覆った図柄を点滅又は連続点灯さ
せている。
【0008】この他、団扇本体に蛍光体や蓄光体が設け
られた発光団扇も一般的に知られている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
7−327720号の場合、発光団扇の把持部の内部空
間を移動する球体に、発光体の光を照射することで、団
扇本体の装飾を強調しているため、発光体の直接的な光
ではなく、間接的な光で表示されることになり、団扇本
体の装飾がぼやけた状態で表示されてしまい、遠方から
の視認性が悪い。しかも、発光体が豆電球であるため、
フィラメントの劣化が著しく、寿命が短いという問題が
ある。
【0010】また、特開2001−223号の場合、団
扇本体の発光部を、複数の発光ダイオードの反射光で表
示しているため、前記と同様に、表示部の装飾が鮮明に
表示できないという問題がある。
【0011】さらに、特開平9−108017号の場
合、団扇本体を覆った図柄をELライトの直接光で表示
するものの、この直接光が微弱なため、遠方からの視認
性が弱い。しかも、団扇本体の把持部を持って扇いだ
際、団扇本体が撓んで、ELライトと点灯制御回路とを
接続したリード線が断線するおそれがあるという問題が
ある。
【0012】さらに、蛍光体や蓄光体を用いた場合は、
発光が弱く、持続性が短いという問題がある。特に、蓄
光体の場合、光を蓄積するための光源が別途必要にな
る。
【0013】上述したように、いずれの場合も、遠方か
らの視認性が要求され、且つ、手荒な扱いが予想される
運動競技などの応援、イベント、お祭りに用いるには不
向きである。
【0014】そこで、本発明は上記問題点に鑑み、団扇
本体の装飾を鮮明に表示して、遠方からの視認性をよく
すると共に、扇いだ際の団扇本体の撓みによる接続導体
の断線もなく、運動競技などにおける特定チームや特定
選手の応援、祭り、催しの宣伝広告、玩具、室内のイン
テリア照明に適した発光団扇を提供することを目的とす
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の発光団扇は、請求項1に示す如く、複数の
発光体が設けられた団扇本体と、各発光体の駆動回路
と、団扇本体に連設、又は形成された把持部とを備えた
発光団扇において、前記団扇本体又はその一部が、プリ
ント配線基板から構成され、前記各発光体が、プリント
配線基板の配線パターン上に配設されてなるものであ
る。
【0016】例えば、団扇本体又はその一部を可撓性の
有するプリント配線基板で構成すれば、団扇本体又はそ
の一部が扇ぐ動作に順応することになり、団扇本体の割
れや折れ曲がりなどの損傷を防止できる。さらに、発光
体がプリント配線基板の配線パターン上に配設されてい
るため、団扇本体を扇ぐ動作によって、プリント配線基
板の配線パターンが断線することもなく、断線による消
灯を防止できる。
【0017】また、団扇本体又はその一部を剛性のプリ
ント配線基板で構成すれば、団扇本体又はその一部の強
度が確保される。強度が確保されれば、扇いだ際に団扇
本体に荷重がかかっても、団扇本体がしなうことが少な
く、プリント配線基板の配線パターンの断線を防止でき
る。
【0018】上記いずれのプリント配線基板の場合も、
電気・電子機器に採用されているプリント配線基板と同
一の生産工程となり、量産性が高くなる。また、薄型で
且つ軽量の団扇本体を形成できる。さらに、複数の発光
体と、各発光体の駆動回路とを接続するリード線が不要
になり、団扇本体の変形による断線がなく、信頼性が向
上する。そして、プリント配線基板の配線パターンの幅
を広げることにより、より一層配線パターンの断線を防
止できる。
【0019】また、例えば、プリント配線基板に配設し
た各発光体に発光ダイオードを用いれば、発光体の長寿
命化が図られ、高輝度の発光が得られて遠方からの視認
性もよくなり、表示する画像データが鮮明に表示されて
目立つことになる。さらに、画像データそのものを発光
体の直接光で表示すれば、画像データそのものが発光表
示されることになり、宣伝効果が向上する。
【0020】また、請求項2に示す如く、前記プリント
配線基板の配線パターンを、プリント配線基板の表面及
びまたは裏面に設けるようにしてもよい。
【0021】そうすれば、プリント配線基板の両面に発
光体を配設することができ、団扇本体の両面を発光表示
させることができ、例えば、団扇本体の両面で異なる表
示が可能になる。
【0022】さらに、請求項3に示す如く、前記プリン
ト配線基板として、リジッドプリント配線基板を用いて
もよい。
【0023】この場合、団扇本体に放射状に配設される
骨部材が不要になるため、団扇本体の任意の位置に発光
体を自由に配設でき、デザイン性が向上する。
【0024】加えて、請求項4に示す如く、前記プリン
ト配線基板として、フレキシブルプリント配線基板を用
いてもよい。
【0025】この場合、フレキシブル配線基板は曲げに
対する強度を有しているため、扇いだ際、団扇本体がし
なっても断線することがない。また、扇いだ際の風を起
こすべく団扇本体に放射状に複数本の骨部材を配設すれ
ば、古来の団扇本体に近い風合いを持たせることができ
る。
【0026】また、請求項5に示す如く、前記発光体
を、文字、数字、記号、模様、図柄の画像データのうち
いずれか一つ、又は、少なくとも二つ以上の画像データ
の組み合わせが表示できるように、各画像データの画素
位置上、マトリクス状、千鳥状のうちいずれか一つの所
定パターンで配設するのが望ましい。
【0027】よって、文字、数字、記号、模様、図柄の
画像データそのもの、又は、少なくとも二つ以上の画像
データが組み合わされたものを表示できることになり、
自由度の高いデザインが可能になり、例えば、所望する
チーム名や選手の名前を表示できる。
【0028】さらに、請求項6に示す如く、前記各発光
体の発光色を、単一色又は異なる色にするのがよい。
【0029】したがって、多色発光が可能になる。即
ち、団扇本体に発光色の異なる発光体を実装して発光さ
せ、同時に、あるいは、時間をずらして複数色の発光体
を発光させて、色変化のある表示が楽しめる。
【0030】加えて、請求項7に示す如く、前記各画像
データを、各画像データがスクロールする表示パター
ン、単一の表示色による表示パターン、異なる色が混在
した表示色による表示パターン、表示色が複数の色に遷
移する表示パターン、表示色が異なる色に切り換わる表
示パターン、単一の表示色の点滅又は異なる色が混在し
た表示色の点滅による表示パターンのうちいずれかの一
つの表示パターンが選択されて表示されるのが好まし
い。
【0031】画像データをスクロールさせる場合、一度
に表示できない情報(複数の画像データによって構成さ
れる動画や文章)を時系列変化に応じてスクロールさせ
て表示することで、伝達しようとする情報全てを表示で
きるようになる。例えば、動画を構成する個々の画像を
時系列変化に応じてスクロールして所望の動作パターン
を表示できたり、文章を構成する一つ一つの文字をスク
ロールさせて「ガンバレ!」「ファイト!」などの応援
コールを連続して表示できる。
【0032】上述したように、画像データを単一の表示
色によって表示すれば、画像データに最も適した色で鮮
明にアピールできる。例えば、応援しようとするチーム
が紅白に別れている場合、あるいは、勝敗を色によって
表示しようとする場合に適している。
【0033】画像データを異なる色が混在した表示色に
よって表示すれば、画像データを忠実に表現できると共
に、表示された画像データの全体の色彩を外観視でき
る。
【0034】画像データの表示色を複数の色に遷移させ
る場合、団扇本体又は画像データのグラデーションが楽
しめる。例えば、花や蝶の画像データを赤色から紫色に
順次変化させれば、室内のインテリア照明にもなり得
る。
【0035】画像データの表示色を異なる色に切り換え
て表示する場合、例えば、応援しようとするチームと、
応援しようとする選手とを色で区別して表示できる。ま
た、花や山の画像データを四季に応じて切り換えるよう
にすれば、扇ぐだけの団扇ではなく、観賞用の団扇にも
なり、心が癒されて付加価値のある発光団扇になる。
【0036】画像データを、単一の表示色の点滅によっ
て表示したり、異なる色の混在した表示色の点滅によっ
て表示したりすることで、より一層の宣伝効果になる。
【0037】また、請求項8に示す如く、前記プリント
配線基板を、各画像データを表示すべく、各発光体への
複数系統の電力供給が可能な配線構造を有してなるもの
である。
【0038】この場合、各発光体に複数系統の電力を供
給できるようになり、各画像データを、各発光体の発光
色、団扇本体の表示色によって、種々のパターンで表示
できるようになる。
【0039】さらに、請求項9に示す如く、前記団扇本
体、把持部、プリント配線基板の少なくともいずれか一
つに、各画像データの選択、及び、各画像データの表示
パターンの選択を行うスイッチを取り付けるのが望まし
い。
【0040】したがって、使用者が所望する画像データ
を選択するスイッチと、選択した画像データの表示パタ
ーンを選択するスイッチとを取り付けることで、使用者
の好みに応じた表示ができるようになる。
【0041】さらに、これらのスイッチは、団扇本体の
形状に応じて使用が操作しやすい場所にあるのが好まし
い。例えば、扇形状の団扇本体に、柄からなる把持部が
接続されていれば、団扇本体と把持部との接続部に取り
付けるとよい。また、円形状の団扇本体に、親指が挿通
される穴を有する把持部が一体化されている場合は、団
扇本体と把持部との境界部に取り付けるとよい。但し、
スイッチの取付箇所は、上記取付箇所に限定されるもの
ではなく、設計、あるいは、使用者の要望に応じて適宜
変更可能である。
【0042】加えて、請求項10に示す如く、前記団扇
本体、把持部、プリント配線基板の少なくともいずれか
一つに設けられる前記発光体の駆動回路には、画素デー
タの各表示パターンを表示すべく、同一色の各発光体及
び異なる色の各発光体への電力供給の切り換え、又は、
各発光体への複数系統の電力供給の切り換えを行う切換
手段と、各発光体の点灯時間、各発光体の点灯個数、各
発光体の輝度比のうち少なくとも一つを制御する制御手
段とを備えることが望ましい。
【0043】そうすれば、複数系統の電力供給の切換手
段と各発光体の制御手段とを備えた駆動回路によって、
団扇本体に表示される画像データを種々の表示パターン
で表示できる。例えば、複数の発光体をマトリックス状
に配置し、電力の切換手段としてのドライバICを奇数
段の各発光体と偶数段の各発光体とに共有させて、奇数
段の各発光体と偶数段の各発光体とに交互に電力を供給
し、ドライバICを制御手段によって、奇数段の各発光
体と偶数段の発光体とを1/2デューティー制御し、奇
数段及び偶数段の各発光体が、人の残像現象によって見
かけ上同時に発光しているように点灯させれば、消費電
力の少ない発光団扇となる。また、各発光体を徐々に暗
く、あるいは、徐々に明るくなるように制御することも
可能である。
【0044】また、請求項11に示す如く、前記団扇本
体に、発光体の発光に反応する蛍光体、リン光体、蓄光
材、拡散材、導光体の光反応部材のうちいずれか一つ、
又は、少なくとも二つ以上の光反応部材を組み合わせて
設けるのがよい。
【0045】いずれの場合も、発光団扇の使用環境とし
て、暗室、お祭り、夜のイベントに最適である。まず、
蛍光体の場合、発光体の発光色に、蛍光体の蛍光色が加
わり、発光体と蛍光体の発光色が混色することで特有の
発光色を醸し出すことになる。つぎに、リン光体の場
合、発光体の光がリン光体に照射することで、団扇本体
や画像データをほのかな光によって幻想的な加飾を施せ
る。しかも、リン光体の場合、発光体を消灯させても、
リン光体の発光が短時間持続することになる。そして、
蓄光材の場合、発光体の光や外部からの光エネルギーを
蓄えることになり、発光体を消灯させても蓄光材が長時
間発光することになる。拡散材の場合、拡散材によっ
て、発光体の点発光が拡散して面状の光源になり、発光
面積が拡大し、拡散して、ぼんやりとした光となること
により風情のある発光団扇となる。なお、ここでいう拡
散材とは、光拡散材が混入されたシートも含む。加え
て、導光体、例えば、光ファイバに発光体の光を入射
し、光ファイバに発光体の光を導光させ、光ファイバの
先端部を発光させるようにしてもよい。
【0046】さらに、請求項12に示す如く、前記団扇
本体、把持部、プリント配線基板の少なくともいずれか
一つに、団扇本体の動きによって発電する圧電素子を設
けるのが望ましい。
【0047】したがって、圧電素子によって、団扇本体
を扇ぐと同時に発電することになり、電池を用いずに発
光体へ電力供給することができる。
【0048】加えて、請求項13に示す如く、前記団扇
本体、把持部、プリント配線基板の少なくともいずれか
一つに、団扇本体の動きを感知するセンサーを設け、該
センサーの検知信号に応じて発光体へ電力供給するのが
よい。
【0049】この場合、扇ぐ際の団扇本体の動きをセン
サーによって感知し、センサーの検知信号に応じて発光
体を発光させれば、扇いでる場合にのみ各発光体に電力
供給できるようになり、電力供給源の長寿命化を図るこ
とができる。
【0050】また、請求項14に示す如く、前記プリン
ト配線基板を透光性のものにするのが好ましい。
【0051】よって、発光体の発光色がプリント配線基
板を透過することで変化すると共に、発光体が実装され
ているプリント配線基板の表面側の発光色と、裏面側か
らの発光色とを両方から視認できるようになる。
【0052】さらに、請求項15に示す如く、前記発光
体の発光部をプリント配線基板の表面側及び裏面側から
視認できるように、プリント配線基板の発光体の取付位
置に貫通穴を穿設するようにしてもよい。
【0053】このように、一つの発光体の光を、プリン
ト配線基板の穿設された貫通穴を介してプリント配線基
板の表面側及び裏面側の両方から視認できるようにすれ
ば、発光体の取付面に関係なく画像データを表示でき
る。さらに、プリント配線基板を二層構造にして発光体
を配置することなく、プリント配線基板の両面から発光
体の光を視認できるようになり、団扇本体の薄型化及び
軽量化が図れる。
【0054】加えて、請求項16に示す如く、リードレ
ス型発光ダイオードからなる発光体の発光部の挿入穴
を、プリント配線基板の発光体の取付位置に形成するの
が好ましい。
【0055】この場合、チップマウンターによる自動実
装が可能になると共に、リフロー半田が可能になる。
【0056】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態について説明
する。
【0057】本発明の発光団扇は、所定形状、例えば、
円形状や扇形状に形成された団扇本体又はその一部をプ
リント配線基板によって構成すると共に、団扇本体に直
方体形状の把持部を接続し、さらに、プリント配線基板
の配線パターン上に発光ダイオードからなる発光体を複
数配設し、団扇本体、把持部、プリント配線基板のいず
れかに各発光体の駆動回路を設けたものである。
【0058】そして、各発光体を駆動回路によって制御
し、発光体を単一色又は複数色に変化させて、文字、数
字、記号、模様、図柄の画像データのいずれか一つ、又
は、少なくとも二つ以上の画像データの組み合わせを表
示するようにしたものである。さらに、画像データは、
発光ダイオードの発光によって鮮明に表示されると共
に、遠方からでも確実に視認できる。
【0059】このように、団扇本体又はその一部を構成
するプリント配線基板の配線パターン上に複数の発光体
を配設すれば、扇ぐ動作によって生じる断線を防止でき
る。また、プリント配線基板に可撓性、あるいは、剛性
を有する材質のいずれのものを使用してもよい。
【0060】
【実施例】つぎに本発明の一実施例について図1乃至図
4を参照して説明する。
【0061】図1(A),(B)は、本発明の発光団扇
の正面図及び背面図を示し、図2は、図1の発光団扇の
駆動回路を示し、図3は、発光団扇に「R」又は「G」
の文字を交互に点灯させる場合の駆動回路のタイミング
チャート、図4は、発光団扇に「R」又は「G」の文字
をフェードイン/フェードアウトして点灯させる場合の
駆動回路のタイミングチャートを示す。
【0062】本発明の発光団扇は、例えば、0.8m
m、1.0mm、1.2mmのいずれかの厚さのリジッ
ドプリント配線基板からなる略円形状の団扇本体1と、
プリント配線基板(団扇本体)1の配線パターン上に配
設された複数の発光ダイオードからなる発光体Dr,
…、Dg,…と、プリント配線基板(団扇本体)1に設
けられた各発光体Dr,…、Dg,…の駆動回路10
と、団扇本体1に接続された略直方体形状の把持部15
と、各発光体Dr,…、Dg,…及び把持部15に内装
された駆動回路10への供給電源20とから構成されて
いる。
【0063】団扇本体1は、リジッドプリント配線基板
から構成されているため、充分な強度を有しており、団
扇本体1を補強するための骨部材が必要なく、扇ぐ動作
によって、団扇本体1の折れ曲がりや割れが生じること
もない。よって、プリント配線基板の配線パターン(図
示せず)の断線を防止できる。また、団扇本体1と把持
部15との境界部には、団扇本体1表面及び裏面に表示
される文字「R」,「G」の文字を交互に点灯させる表
示パターンと、「R」,「G」の文字をフェードイン/
フェードアウトして点灯させる表示パターンを選択する
スイッチSW1,SW2が並設されている。スイッチS
W1が団扇本体1の表面側に設けられると共に、スイッ
チSW2が団扇本体1の裏面側に設けられている。な
お、これらスイッチSW1,SW2は、画像データの表
示パターン数に応じて並設される。
【0064】各発光体Dr,…、Dg,…は、図1
(A),(B)に示すように、団扇本体1の表面側に
「R」の文字、裏面側に「G」の文字を表示すべく配設
されると共に、各発光体Dr,…、Dg,…にそれぞれ
保護抵抗r,…が直列接続されている。
【0065】駆動回路10は、図2に示すように、各発
光体Dr,…、Dg,…の制御回路11が備えられ、制
御回路11の入力端子IN1,IN2には、把持部15
に内装された単三電池からなる供給電源20と、団扇本
体1に表示される文字の表示パターンを選択する複数の
スイッチSW1,SW2とが接続されている。さらに、
出力端子OUT1及びOUT2には、各発光体Dr,
…、Dg,…のスイッチとしての複数のトランジスタT
R1のベースB1及びトランジスタTR2のベースB2
が接続され、トランジスタTR1のエミッタE1に、発
光色が赤色の発光ダイオードからなる発光体Dr,…が
複数接続されると共に、トランジスタTR2のエミッタ
E2に、発光色が緑色の発光ダイオードからなる発光体
Dg,…が複数接続されている。そして、トランジスタ
TR1のコレクタC1及びトランジスタTR2のコレク
タC2が供給電源20に接続されている。
【0066】つぎに発光団扇の使用態様について説明す
る。団扇本体1の表面側のスイッチSW1を選択してオ
ンにすると、図3に示すように、制御回路11の出力端
子OUT1から矩形状のパルス信号が出力されると共
に、該出力端子OUT1のパルス信号に対して180度
位相がずれた矩形状のパルス信号が出力端子OUT2か
ら出力される。そして、出力端子OUT1からのパルス
信号によってトランジスタTR1がオンし、各発光体D
r,…が点灯し、団扇本体1の表面側に、図1(A)の
一点鎖線で示した「R」の文字が赤色で表示される一
方、出力端子OUT2からのパルス信号によって、
「R」の文字を表示する各発光体Dr,…が消灯した
後、団扇本体1の裏面側に、「G」の文字を表示する各
発光体Dg,…が点灯し、図1(B)の一点鎖線で示し
た「G」の文字が緑色で表示される。即ち、「R」の文
字を表示する各発光体Dr,…と、「G」の文字を表示
する各発光体Dg,…とが交互に点灯するようになる。
【0067】また、団扇本体1の裏面側のスイッチSW
2を選択してオンにすると、図4に示すように、制御回
路11の出力端子OUT1から台形状のパルス信号が出
力されると共に、該出力端子OUT1のパルス信号に対
して180度位相がずれた台形状のパルス信号が出力端
子OUT2から出力される。そして、上記と同様に、
「R」の文字を表示する各発光体5,…と、「G」の文
字を表示する各発光体5,…とが交互に点灯することに
なるが、団扇本体1に表示される「R」の文字が明るい
状態から徐々に暗い状態、又は、暗い状態から徐々に明
るい状態に移行するように表示される。一方、出力端子
OUT2からのパルス信号によって、「G」の文字が暗
い状態から徐々に明るい状態、又は、明るい状態から徐
々に暗い状態に移行するように表示される。
【0068】このように、団扇本体1をリジッドプリン
ト配線基板によって構成し、該リジッドプリント配線基
板の配線パターン上に、複数の発光体Dr,…、Dg,
…を配設すれば、団扇本体1の動きによってプリント配
線基板の配線パターンが金属疲労を起こすこともなく、
断線することがない。しかも、文字の画素位置上に配設
された発光体によって直接文字を表示するため、文字が
鮮明に表示されて遠方からの視認性もよくなる。さら
に、各発光体Dr,…、Dg,…を、駆動回路10によ
って種々の表示パターンで表示するようにすれば、一つ
の文字であっても色と光で多彩に表現できる。
【0069】そして、本発明の発光団扇は、室内のイン
テリア照明として用いることもでき、夜の野外コンサー
トにおける応援グッズ、子供の玩具としても使用でき
る。
【0070】また、部品実装時において、団扇本体1に
レジストをかければ、プリント配線基板の配線パターン
間の短絡、電流の漏れ、金属腐食を防止でき、プリント
配線基板を紙や樹脂などの絶縁物で保護する必要もな
い。さらに、乾電池による低電圧駆動のため、感電する
危険性もない。加えて、プリント配線基板の配線パター
ンを見栄えのよい外観デザインの一部とすることも可能
である。但し、団扇本体1にレジストをかけない場合
は、団扇本体1に紙や樹脂などの絶縁シートを貼着して
プリント配線基板の配線パターンを保護するのが好まし
い。該絶縁シートは、無地のもの、文字や図柄が施され
たもの、いずれであってもよい。
【0071】なお、前記実施例の場合、プリント配線基
板に、リジッドプリント配線基板を用いたが、フレキシ
ブルプリント配線基板を用いてもよい。この場合、扇ぐ
際の動作に耐え得る強度を確保するために、団扇本体1
と把持部15との接続部位を中心として放射状に骨部材
を複数配設する必要がある。骨部材の配設によって充分
な風が得られる。そして、団扇本体1及び把持部15の
形状は、図示に限定されるものではなく、例えば、団扇
本体1が扇形状で、把持部15が円筒形状であってもよ
く、適宜設計変更できるのはいうまでもない。
【0072】また、前記実施例の場合、複数の発光体D
r,…、Dg,…によって、団扇本体1に文字を表示す
るようにしたが、文字に限定されるものではなく、数
字、記号、模様、図柄の画像データのうちいずれか一
つ、又は、少なくとも二つ以上の画像データを組み合わ
せて表示するようにしてもよく、例えば、トレードマー
ク、似顔絵、アニメのキャラクタを表示するようにして
もよい。
【0073】さらに、団扇本体1の文字を、発光ダイオ
ードの赤色又は緑色の単一色で表示するようにしたが、
文字の右側と左側、あるいは、文字の上側と下側とを異
なる色で表示するようにしてもよい。
【0074】加えて、前記実施例の場合、団扇本体1に
一つの文字を表示するようにしたが、複数の文字をスク
ロールさせて表示したり、文字の表示色を異なる色の混
在した表示色で表示したり、文字の表示色を複数の色に
遷移させて表示したり、文字の表示色を異なる色に切り
換えて表示したり、単一の表示色又は異なる色が混在し
た表示色を点滅させて文字を表示するようにしてもよ
い。また、文字に限らず、数字、記号、模様、図柄の画
像データのうちいずれか一つ、又は、少なくとも二つ以
上の画像データを組み合わせたものに対しても適用でき
るのはいうまでもない。さらに、声援や宣伝するための
音声や音楽がROMに記憶された音声合成のICを組み
込んでもよい。
【0075】また、前記実施例の場合、各発光体Dr,
…、Dg,…への供給電源20を一つとしたが、画像デ
ータの表示パターンの数に応じて各発光体Dr,…、D
g,…への複数系統の電力供給を供給できるようなプリ
ント配線基板の配線構造としてもよい。
【0076】さらに、前記実施例の場合、団扇本体1と
把持部15との境界部に、文字の表示パターンの選択を
行うスイッチSW1,SW2を取り付けるようにした
が、団扇本体1、把持部15、プリント配線基板のいず
れかに取り付けられてあればよい。好ましくは、使用者
が操作しやすい箇所がよい。
【0077】加えて、前記実施例の場合、駆動回路10
によって、異なる文字を表示する各発光体Dr,…、D
g,…を交互に点灯するようにしたが、各発光体Dr,
…、Dg,…の点灯時間を制御したり、各発光体Dr,
…、Dg,…の点灯個数を制御したり、各発光体Dr,
…、Dg,…の輝度比を徐々に変化させて表示色を複数
の色に遷移すべく制御するようにしてもよい。また、駆
動回路10の構成、あるいは、駆動回路10の設置箇所
は、図示に限定されるものではなく、設計に応じて適宜
変更可能である。
【0078】また、前記実施例の場合、団扇本体1に発
光ダイオードからなる発光体Dr,…、Dg,…のみを
配設するようにしたが、団扇本体1に、発光体Dr,
…、Dg,…の発光に反応する蛍光体、リン光、蓄光
材、拡散材、導光体の光反応部材のうちいずれか一つ、
又は、少なくとも二つ以上の光反応部材を組み合わせて
設け、光の創作性を向上するようにしてもよく、発光ダ
イオードの代わりに、豆電球やエレクトロルミネッセン
スライト(ELライト)などを使用してもよい。
【0079】さらに、前記実施例の場合、発光体Dr,
…、Dg,…及び駆動回路10の供給電源20として、
単三電池を使用したが、ボタン電池、充電電池、太陽電
池、圧電素子であってもよく、いずれの供給電源20
も、団扇本体1、把持部15、プリント配線基板の少な
くともいずれか一つに設けるようにしておけばよい。
【0080】加えて、前記団扇本体1、把持部15、プ
リント配線基板の少なくともいずれか一つに、団扇本体
1の動きを感知するセンサーを設け、該センサーの検知
信号に応じて各発光体Dr,…、Dg,…へ電力供給す
るように構成してもよい。
【0081】また、透光性のプリント配線基板を用いて
発光体の発光色を変化させるようにしてもよい。
【0082】さらに、前記実施例の場合、団扇本体1の
両面に発光体Dr,…、Dg,…を配設したが、図5に
示すように、プリント配線基板Pの発光体D,…の取付
位置に円形状又は角形状の貫通穴25,…を穿設し、発
光体D,…の発光部を貫通穴25,…に位置させ、発光
体D,…の発光部をプリント配線基板Pの表面側及び裏
面側から視認できるようにしてもよい。但し、団扇本体
1から露出している発光体D,…の電極の導体部分を絶
縁シート26,…で保護する必要がある。
【0083】また、図6(A)に示すリードレス型発光
ダイオードからなる発光体D,…を使用し、図6
(B),(C)に示すように、該発光体D,…の発光部
と同形状(円形状)の挿入穴30,…を形成し、プリン
ト配線基板Pの表面側及び裏面側に発光体D,…を実装
するようにしてもよい。そして、前記発光体D,…は、
略円板形状の発光部31と、該発光部31が中央部に固
定された略直方体形状の樹脂部材32と、正極及び陰極
の電極33,34とを有している。該電極33,34
は、平面視略T字形状を呈し、発光部31から水平方向
に、且つ、互いに離反する方向に導出された連結部3
5,35と、樹脂部材32の両端部を保持する断面コ字
形状の保持部36,36とからなる。この発光体D,…
をプリント配線基板Pに実装する場合は、発光体D,…
の電極33,34の保持部36,36をプリント配線基
板Pの配線パターンに半田付けする。さらに、プリント
配線基板Pの挿入穴30,…に双方向発光ダイオードを
挿入するようにして、プリント配線基板Pの両面から発
光するようにしてもよい。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の発光団扇
は、請求項1に示す如く、団扇本体又はその一部をプリ
ント配線基板で構成し、複数の発光体をプリント配線基
板の配線パターン上に配設するようにしたため、リード
線が不要になり、配線パターンの断線を防止できて信頼
性が向上する。
【0085】また、請求項2に示す如く、プリント配線
基板の表面及び裏面に配線パターンを設ければ、両面が
発光する団扇本体となり、宣伝効果が向上する。
【0086】さらに、請求項3に示す如く、リジッドプ
リント配線基板を用いることで、団扇本体に充分な強度
を持たせることができ、団扇本体の損傷を防止するのに
有効である。
【0087】加えて、請求項4に示す如く、フレキシブ
ルプリント配線基板を用いることで、既存の団扇に略近
い構成にすることができる。
【0088】また、請求項5に示す如く、文字、数字、
記号、模様、図柄の画像データの画素位置上、あるい
は、マトリクス状や千鳥状に発光体を配設し、各画像デ
ータのうちいずれか一つ、又は、少なくとも二つ以上の
画像データの組み合わせを表示できるようにしたため、
種々の伝達情報を余すことなく表示できる効果がある。
【0089】さらに、請求項6に示す如く、単一色又は
異なる色の発光体を用いることで、種々の画像データを
発光体の発光色で有効に表現できる。
【0090】加えて、請求項7に示す如く、前記各画像
データの表示パターンを複数選択できるようにすれば、
使用者の楽しみ方を増やすのに効果的である。
【0091】また、請求項8に示す如く、各発光体への
複数系統の電力供給が可能な配線構造を有するプリント
配線基板であれば、上述した各画像データの表示パター
ンが可能になる。
【0092】さらに、請求項9に示す如く、各画像デー
タの選択、及び、各画像データの表示パターンの選択を
行うスイッチを、団扇本体、把持部、プリント配線基板
の少なくともいずれか一つに取り付け、使用者の好みに
応じて画像データの表示を楽しむことができる。
【0093】加えて、請求項10に示す如く、同一色の
各発光体及び異なる色の各発光体への電力供給の切り換
え、又は、各発光体への複数系統の電力供給の切り換え
を行う切換手段と、各発光体の点灯時間、各発光体の点
灯個数、各発光体の輝度比のうち少なくとも一つを制御
する制御手段とを備えた駆動回路を、団扇本体、把持
部、プリント配線基板の少なくともいずれか一つに設け
るようにしたため、発光団扇を、応援グッズ、玩具、イ
ンテリア照明に適用することができる。
【0094】また、請求項11に示す如く、前記団扇本
体に、発光体の発光に反応する蛍光体、リン光体、蓄光
材、拡散材、導光体の光反応部材のうちいずれか一つ、
又は、少なくとも二つ以上の光反応部材を組み合わせて
設け、暗室、お祭り、夜のイベントにも適用できるよう
にしたため、発光団扇の用途範囲がさらに拡大する。
【0095】さらに、請求項12に示す如く、前記団扇
本体、把持部、プリント配線基板の少なくともいずれか
一つに圧電素子を設ければ、団扇の動きによって発電す
ることになり、乾電池や充電電池などの供給電源が不要
になり、電池交換することもなく、長期間の使用が可能
になる。
【0096】加えて、請求項13に示す如く、団扇本
体、把持部、プリント配線基板の少なくともいずれか一
つに、団扇本体の動きを感知するセンサーを設け、団扇
の動きのある場合にのみ、節電効果が向上し、省エネル
ギーの発光団扇が得られる。
【0097】また、請求項14に示す如く、透光性を有
するプリント配線基板を使用し、プリント配線基板の表
面側と、裏面側との発光色に変化をもたせることができ
る。
【0098】さらに、請求項15に示す如く、プリント
配線基板の発光体の取付位置に貫通穴を穿設し、発光体
の発光部をプリント配線基板の表面側及び裏面側から視
認できるようにしたため、発光団扇における発光体の取
付位置に関係なく、画像データを視認できる。
【0099】加えて、請求項16に示す如く、プリント
配線基板の発光体の取付位置に、リードレス型発光ダイ
オードからなる発光体の発光部の挿入穴を形成するよう
にしたため、発光体の発光部をプリント配線基板の挿入
穴に挿入でき、発光団扇全体として薄型化を有効に図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の発光団扇を示した正面図 (B)は発光団扇を示した背面図
【図2】図1の発光団扇の駆動回路を示した図
【図3】発光団扇に「R」又は「G」の文字を交互に点
灯させる場合の駆動回路のタイミングチャート
【図4】発光団扇に「R」又は「G」の文字をフェード
イン/フェードアウトして点灯させる場合の駆動回路の
タイミングチャート
【図5】プリント配線基板の発光体の取付位置に貫通穴
を穿設した団扇本体の断面図
【図6】(A)はリードレス型発光ダイオードからなる
発光体の斜視図 (B)、(C)は挿入穴が形成されたプリント配線基板
に発光体を実装した団扇本体の断面図
【符号の説明】
1 団扇本体(プリント配線基板) 10 駆動回路 11 制御回路 15 把持部 20 供給電源 25 貫通穴 26 絶縁シート 30 挿入穴 31 発光部 32 樹脂部材 33,34 電極 35 連結部 36 保持部 Dr、Dg、D 発光体(発光ダイオード) r 保護抵抗 IN1,IN2 入力端子 OUT1,OUT2 出力端子 TR1,TR2 トランジスタ SW1,SW2 スイッチ P プリント配線基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福留 広治 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3B104 ZA01 ZC03

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の発光体が設けられた団扇本体と、
    各発光体の駆動回路と、団扇本体に連設、又は形成され
    た把持部とを備えた発光団扇において、前記団扇本体又
    はその一部が、プリント配線基板から構成され、前記各
    発光体が、プリント配線基板の配線パターン上に配設さ
    れてなることを特徴とする発光団扇。
  2. 【請求項2】 前記プリント配線基板の配線パターン
    は、プリント配線基板の表面及びまたは裏面に設けられ
    てなることを特徴とする請求項1に記載の発光団扇。
  3. 【請求項3】 前記プリント配線基板は、リジッドプリ
    ント配線基板からなることを特徴とする請求項1又は2
    に記載の発光団扇。
  4. 【請求項4】 前記プリント配線基板は、フレキシブル
    プリント配線基板からなることを特徴とする請求項1に
    記載の発光団扇。
  5. 【請求項5】 前記発光体は、文字、数字、記号、模
    様、図柄の画像データのうちいずれか一つ、又は、少な
    くとも二つ以上の画像データの組み合わせが表示できる
    ように、各画像データの画素位置上、マトリクス状、千
    鳥状のうちいずれか一つの所定パターンで配設されてな
    ることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記
    載の発光団扇。
  6. 【請求項6】 前記各発光体の発光色は、単一色又は異
    なる色であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれ
    か1項に記載の発光団扇。
  7. 【請求項7】 前記各画像データは、各画像データがス
    クロールする表示パターン、単一の表示色による表示パ
    ターン、異なる色が混在した表示色による表示パター
    ン、表示色が複数の色に遷移する表示パターン、表示色
    が異なる色に切り換わる表示パターン、単一の表示色の
    点滅又は異なる色が混在した表示色の点滅による表示パ
    ターンのうちいずれかの一つの表示パターンが選択され
    て表示されてなることを特徴とする請求項1乃至6のい
    ずれか1項に記載の発光団扇。
  8. 【請求項8】 前記プリント配線基板は、各画像データ
    を表示すべく、各発光体への複数系統の電力供給が可能
    な配線構造を有してなることを特徴とする請求項1乃至
    7のいずれか1項に記載の発光団扇。
  9. 【請求項9】 前記団扇本体、把持部、プリント配線基
    板の少なくともいずれか一つに、各画像データの選択、
    及び、各画像データの表示パターンの選択を行うスイッ
    チが取り付けられてなることを特徴とする請求項1乃至
    8のいずれか1項に記載の発光団扇。
  10. 【請求項10】 前記団扇本体、把持部、プリント配線
    基板の少なくともいずれか一つに設けられる前記発光体
    の駆動回路には、画素データの各表示パターンを表示す
    べく、同一色の各発光体及び異なる色の各発光体への電
    力供給の切り換え、又は、各発光体への複数系統の電力
    供給の切り換えを行う切換手段と、各発光体の点灯時
    間、各発光体の点灯個数、各発光体の輝度比のうち少な
    くとも一つを制御する制御手段とが備えられてなること
    を特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の発
    光団扇。
  11. 【請求項11】 前記団扇本体に、発光体の発光に反応
    する蛍光体、リン光体、蓄光材、拡散材の光反応部材の
    うちいずれか一つ、又は、少なくとも二つ以上の光反応
    部材が組み合わされて設けられてなることを特徴とする
    請求項1乃至10のいずれか1項に記載の発光団扇。
  12. 【請求項12】 前記団扇本体、把持部、プリント配線
    基板の少なくともいずれか一つに、団扇本体の動きによ
    って発電する圧電素子が設けられてなることを特徴とす
    る請求項1乃至11のいずれか1項に記載の発光団扇。
  13. 【請求項13】 前記団扇本体、把持部、プリント配線
    基板の少なくともいずれか一つに、団扇本体の動きを感
    知するセンサーが設けられ、該センサーの検知信号に応
    じて各発光体への電力供給が可能になるように構成され
    てなることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1
    項に記載の発光団扇。
  14. 【請求項14】 前記プリント配線基板が透光性のもの
    であることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1
    項に記載の発光団扇。
  15. 【請求項15】 前記プリント配線基板の発光体の取付
    位置に、発光体の発光部をプリント配線基板の表面側及
    び裏面側から視認できるように、貫通穴が穿設されてな
    ることを特徴とする請求項1乃至14のいずれか1項に
    記載の発光団扇。
  16. 【請求項16】 前記発光体が、リードレス型発光ダイ
    オードからなり、プリント配線基板の発光体の取付位置
    に、発光体の発光部の挿入穴が形成されてなることを特
    徴とする請求項1乃至14のいずれか1項に記載の発光
    団扇。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6405023B1 (ja) * 2017-10-30 2018-10-17 株式会社マインドアップ 歯ブラシ
JP2019025043A (ja) * 2017-07-31 2019-02-21 株式会社Wecom研究所 表示装置と音響装置とを兼ね備えた団扇

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