JP2003143796A - スピンドルモータ - Google Patents

スピンドルモータ

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JP2003143796A
JP2003143796A JP2001337810A JP2001337810A JP2003143796A JP 2003143796 A JP2003143796 A JP 2003143796A JP 2001337810 A JP2001337810 A JP 2001337810A JP 2001337810 A JP2001337810 A JP 2001337810A JP 2003143796 A JP2003143796 A JP 2003143796A
Authority
JP
Japan
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stator
spindle motor
rotor
drive magnet
slip
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001337810A
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English (en)
Inventor
Isamu Yabuhara
勇 薮原
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Nidec Sankyo Corp
Original Assignee
Nidec Sankyo Corp
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Publication date
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  • Rotational Drive Of Disk (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータの薄型化を実現するとともに、部品点
数の増加を最小限に抑えてロータの抜け止めを確実に行
うことを可能とする。 【解決手段】 駆動マグネット13の内径よりも半径方
向外側に延出した係止部31を有する抜け防止部材30
をステータ20側に設けるとともに、ロータ10側の抜
け防止部材としてモータ駆動に必須の構成である駆動マ
グネット13を利用し、前記抜け防止部材30の係止部
31と駆動マグネット13の上端面13aとが当接する
ことによりロータ10とステータ20との軸方向の相対
移動を規制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光記録媒体や磁気
記録媒体などのような各種メディアディスクの回転駆動
装置に用いられるスピンドルモータに関わり、より具体
的にはステータとロータとが相互に離脱するのを防止す
る抜け防止機構を備えたスピンドルモータに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に、抜け防止機構を備えたスピンド
ルモータとして図7に示す構成が知られている。図7に
おいて、スピンドルモータM1は、ロータ50とステー
タ60から概ね構成されており、上記ロータ50は、ロ
ータケース51と、そのロータケース51の中央部分に
取り付けられたシャフト52と、上記ロータケース51
の外周部分に固着された駆動マグネット53とを備えて
いる。一方、ステータ60は、上記駆動マグネット53
に対向して配置されたステータコア61と、前記シャフ
ト52を回転自在に支承する軸受62と、その軸受62
を半径方向外方側から保持する軸受ホルダー63、およ
び上記軸受ホルダー63を固定するステータベース64
とを備えている。
【0003】このようなスピンドルモータM1における
シャフト52の図示下端部分には、環状溝52aが形成
されていて、その環状溝52a内に抜け止め用リング6
5が係合設置されている。この抜け止め用リング65の
外径は、前記シャフト52が挿入されている軸受62の
軸孔よりも大径となるように形成されているとともに、
当該抜け止め用リング65の内径は、前記シャフト52
の外径よりも小径となるように形成されているため、仮
に、上記シャフト52が図示上側に向かって抜けようと
しても、当該抜け止め用リング65が前記軸受62の端
面に当接することとなって、それによりシャフト52が
軸孔から抜けるのを防止する構造となっている。
【0004】ところが、このようなスピンドルモータM
1にあっては、上述した抜け止め用リング65を含む抜
け防止機構が、軸受62よりも軸方向下方側において、
同一の軸線上に沿って配置されているため、モータの軸
方向における高さを増大させる。それ故、かかる抜け防
止機構は、モータの薄型化を図る上で大きな障害となっ
ていた。
【0005】このような抜け防止機構に対して、薄型化
に適した抜け防止手段に関する提案がなされている。図
8は、その一例を示すスピンドルモータM2の半断面図
である。図8において、ステータコア61の図示上面側
の内周部上には、径方向外側に屈曲した固定抜け止め部
66を有する固定抜け止め部材67が、取り付けネジ6
8によって挟圧固定されている。また、ロータケース5
1側には、径方向内側に屈曲した回転抜け止め部54を
有する回転抜け止め部材55が切り起こすようにして形
成されており、これらの回転抜け止め部材67と、固定
抜け止め部材55とが相互に係合することによって、ロ
ータ50とステータ60とが軸方向に相互に離脱しない
構成となっている。このような抜け防止機構は、軸線方
向において、軸受の上下両端どうしの間部分に配設され
ているため、図7に示したスピンドルモータM1よりも
薄型化を図ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この図
8に示された従来の抜け防止機構においては、ステータ
60側およびロータ50側のそれぞれに、新規の構成部
品となる固定抜け止め部材67または回転抜け止め部材
55を設置しなければならないので、部品点数もしくは
部品製造コストが増加し、製品価格低減の障害となって
いる。
【0007】また、上述した固定抜け止め部材67と回
転抜け止め部材55との間の隙間寸法は、ステータコア
61の積層誤差を吸収させるように余裕をもたせておく
必要があることから、ある程度大きくならざるを得ず、
従って、モータの薄型化を行う上で支障となることがあ
る。さらに、これらの固定抜け止め部材67及び回転抜
け止め部材55は、モータの内周側部分に配置されてい
ることから、ロータ50側とステータ60側との磁気中
心を一致させたときなどにおいて当該両部材50,60
どうしを吸着させておくための吸引手段(磁石体など)
を設置することができなくなることがあり、その結果、
モータの振動特性などを低下させてしまう場合がある。
【0008】本発明は、以上のような実状に鑑み、モー
タの薄型化を実現するとともに、部品点数の増加を最小
限に抑えつつ省スペースで、ロータの抜け止めを確実に
行うことができる抜け防止機構を備えたスピンドルモー
タを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1にかかるスピンドルモータでは、ステータ
ベース側に、駆動マグネットの内径よりも半径方向外側
に延出する係止部を備えた抜け防止部材が設けられ、前
記係止部が、前記駆動マグネットの軸方向端面に対して
軸方向に当接可能に配置されていることによって前記ロ
ータと前記ステータとの軸方向の相対移動が規制され
る。
【0010】このような構成を有する請求項1にかかる
スピンドルモータによれば、ステータベース側に抜け防
止部材を設けるとともに、ロータ側の抜け防止部材とし
てモータ駆動に必須の構成である駆動マグネットを利用
し、前記抜け防止部材の係止部と駆動マグネットの端面
とが当接することによりロータとステータとの軸方向の
相対移動を規制しているので、ステータ側の抜け防止部
材を追加するだけで抜け防止機構を構成することができ
る。
【0011】しかも、かかる抜け防止機構は、軸受やシ
ャフトと同一軸線方向に位置していない上に、抜け防止
部材の係止部とロータ側の防止部材との軸方向対向面距
離を、ステータコアの積層誤差とは無関係にステータベ
ースを基準として直接的に設定して、最も低い寸法に設
定することが可能となることから、モータの軸方向の高
さを増加させることなくモータ全体の薄型化を図ること
が可能となる。これに加えて、上記抜け防止機構を配置
するにあたって、モータの内周側部分を使用することが
ないことから、当該内周側部分のスペースが確保される
こととなり、磁石体などの吸引手段をモータの内周側部
分に配置することが可能となる。
【0012】また、請求項2にかかるスピンドルモータ
では、請求項1に加えて、前記抜け防止部材の前記係止
部は、前記ステータベース側に撓み易い可撓性を有して
いることを特徴としている。
【0013】このような構成を有する請求項2にかかる
スピンドルモータによれば、ロータとステータとを組み
立てる際、駆動マグネットの降下に伴いその下端面が係
止部に当接するが、係止部はステータベース側に撓み易
くなっているため、駆動マグネットの降下を許容する。
そして、一旦ロータとステータとが所定形態に組み立て
られると、駆動マグネットの上端面が係止部に当接して
軸方向の移動が規制される。したがって、組立効率の高
い抜け防止構造を実現できる。
【0014】また、請求項3にかかるスピンドルモータ
では、請求項1または2に加えて、前記抜け防止部材の
前記係止部は、半径方向外側に向かって降下傾斜するテ
ーパ面と、前記テーパ面との形成角度が鋭角であって前
記駆動マグネットの端面に当接可能に対向している係止
面とを備えていることを特徴としている。
【0015】このような構成を有する請求項3にかかる
スピンドルモータによれば、ロータとステータとを組み
立てる際、駆動マグネットの降下に伴いその下端面が係
止部のテーパ面に当接して駆動マグネットの降下を容易
にする。そして、一旦ロータとステータとが所定形態に
組み立てられると、駆動マグネットの上端面が係止部の
係止面に当接して軸方向の移動が確実に規制される。し
たがって、組立効率が高く、しかも確実に抜け防止を行
う抜け防止構造を実現できる。
【0016】また、請求項4にかかるスピンドルモータ
では、請求項1乃至3のいずれかに加えて、前記抜け防
止部材は、前記ステータベースに固着された取付部と、
該取付部から軸方向に起立した支柱部と、該支柱部の先
端に設けられた前記係止部とを有すると共に、前記ステ
ータコアの各突極に形成されるオープンスロット内に前
記支柱部が配設されていることを特徴としている。
【0017】このような構成を有する請求項4にかかる
スピンドルモータによれば、抜け防止部材の支柱部がス
テータコアの各突極に形成されるオープンスロット内に
配設されるため、モータ内の余剰空間を有効に利用して
抜け防止部材が取り付けられる。したがって、モータの
小型化に寄与することができる。
【0018】また、請求項5にかかるスピンドルモータ
では、請求項4に加えて、前記抜け防止部材は、連結部
によって複数個の前記取付部が連結されてなり、各取付
部から前記係止部を有する前記支柱部が起立しているこ
とを特徴としている。
【0019】このような構成を有する請求項5にかかる
スピンドルモータによれば、複数の係止部が設けられて
いるため、これらの係止部により確実にロータの抜け防
止を行うことができる。しかも、複数個の取付部がモー
タベースに固着されて連結部によって各々が連結されて
いるため、抜け防止部材が位置ずれすることを防止でき
る。
【0020】また、請求項6にかかるスピンドルモータ
では、請求項1乃至6のいずれかに加えて、前記ステー
タベースは、当該スピドルモータを本体装置に取り付け
るための本体取付穴を3箇所有し、前記抜け防止部材
は、前記3箇所の本体取付穴を頂点とする三角形の内側
に設けられていることを特徴としている。
【0021】このような構成を有する請求項6にかかる
スピンドルモータによれば、スピンドルモータに装着し
たメディアディスクを取り外す際に、ロータの抜け応力
が抜け防止部材に加わっても、抜け防止部材は、3箇所
の本体取付穴を頂点とする三角形の内側に設けられてい
るため、ステータベースに変形を来たすことなくメディ
アディスクの取り外しが可能となる。
【0022】さらに、請求項7にかかるスピンドルモー
タでは、請求項1におけるロータ側の駆動マグネット
と、ステータ側のステータコアとの磁気的中心が、軸方
向に略一致するように配置されている。すなわち、本発
明にかかる抜け防止機構を配置するにあたっては、モー
タの内周側部分を使用することがないことから、ロータ
側とステータ側との磁気中心を一致させたときなどに両
部材どうしを吸着させておくための磁石体等の吸引手段
が、モータ内周側部分のスペース内に良好に配置され
る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図6を参照しなが
ら本発明にかかるスピンドルモータの実施形態について
説明する。
【0024】図1に示す実施形態は、CD−ROMディ
スクを回転駆動させるスピンドルモータに本発明を適用
した縦断面図である。当該スピンドルモータMは、ステ
ータ20とロータ10とから概略構成されている。
【0025】このうちステータ20においては、金属板
等からなるステータベース21に軸受ホルダー22が取
り付けられており、この軸受ホルダー22の内周側部分
には環状の焼結含油軸受等からなるラジアル軸受23が
保持されている。軸受ホルダー22の外周には半径方向
外側に突出したコア保持部22aが形成されており、こ
のコア保持部22aにステータコア24が取付けられて
いる。ステータコア24は複数枚の磁性板を積層するこ
とにより構成され、放射状に突出する複数本の突極を有
し、各突極には駆動用コイル25が巻回されている。
【0026】なお、符号26は、ステータコア24の内
周側部分の上面側に固着されたリング状の吸引マグネッ
トを示しており、磁性材からなるロータケース11を停
止中、回転中を問わずステータ20側に磁気吸引してい
る。また、ステータベース21は、金属板に替えて金型
により成形加工した部材によって構成されたものであっ
てもよい。
【0027】一方、ロータ10は、ロータケース11
と、シャフト12と、駆動マグネット13と、前記シャ
フト12の一端側に設けられたチャッキング機構14と
を備えている。上記シャフト12は、前記ラジアル軸受
23の軸受孔に挿通されてラジアル方向に回転自在に支
承されるとともに、他端側がスラスト軸受27に点接触
することによりスラスト方向に支承されている。
【0028】ロータケース11は有底円筒状を呈し、底
部11aの中央部分に固着されたロータボス17を介し
て前記シャフトと12一体化されている。また、ロータ
ケース11の円筒部11bの内周面にはリング状の駆動
マグネット13が固着されており、当該駆動マグネット
13の内周面は所定の間隙をおいて前記ステータコア2
4の外周面と対向している。なお、駆動マグネット13
の上端面13a(ロータケース11の底部11a側の端
面)とロータケース11の底面部11bとの間には、後
述する抜け防止部材30の係止部31が入り込むことを
許容するスペースSが形成されている。
【0029】シャフト12の一端側に設けられたチャッ
キング機構14は、半径方向に進退可能に保持されてロ
ータケース11上に載置されるディスクをクランプする
クランプ部15と、ディスクを回転中心に位置させるセ
ンタリング部16とを備えている。なお、符号18はデ
ィスクの位置ずれを防止するためのラバーパッドであ
る。
【0030】かかる構成を有するスピンドルモータMに
ディスクを搭載し、前記駆動用コイル25に所定の電流
を通電すると、ステータコア24と駆動マグネット13
との電磁作用によりロータ10がシャフト12を中心に
回転する。
【0031】次に、本実施形態にかかるスピンドルモー
タMのロータ抜け防止構造について詳細に説明する。
【0032】図1において、ステータコア24の外周側
部分近傍に位置するステータベース21には、固定穴2
1aが貫通形成されており、その固定穴21aに、抜け
防止部材30の軸状の取付部32が、溶着、圧入、接着
等の固着手段によって固着されている。抜け防止部材3
2は、図2および図3に示すように、連結部34によっ
て連結された2個の取付部32の各々から立設された支
柱部33を備えており、それらの各支柱部33の先端部
分には、半径方向外側に延出した係止部31が形成され
ている。
【0033】この抜け防止部材30は、全体が合成樹
脂、又は一部にバネ弾性を有する金属を含む合成樹脂か
ら成形されており、上記係止部31は、前記取付部32
側に向かって撓み易い可撓性を有している。また、当該
係止部31は、半径方向外側に向かって降下するように
傾斜するテーパ面31aと、上記支柱部33に対してほ
ぼ直交して取付部32に対面する係止面31bとを有し
ており、テーパ面31aと係止面31bとの間に形成さ
れた角度θは鋭角を成している。
【0034】また、上記係止部31は、図1に示すよう
に、ロータケース11の円筒部11bに固着された駆動
マグネット13の上端面13aとロータケース11の底
面部11aとの間に形成されたスペースSに入り込むよ
うに延出している。すなわち、当該係止部31の半径方
向外側の先端部分は、前記駆動マグネット13の内周面
よりも半径方向外側に位置していて、その係止部31の
下面側に設けられた係止面31bと、前記駆動マグネッ
ト13の上端面13aとの間の軸方向対向面間には、数
百ミクロンから数ミリのクリアランスδが設けられお
り、これによって前記両部材31,13は、軸方向に互
いに当接可能にとなるように対面している。
【0035】なお、CD−ROM等の本体装置に取り付
けられるステータベース21に対するロータ10のディ
スク搭載面18aの高さhは、吸引マグネット26によ
ってロータ10がステータ20側に吸引されて回転駆動
するため、常にほぼ一定の高さに維持されている。した
がって、駆動マグネット13の上端面13aの高さも一
定に維持される。一方、抜け防止部材30はステータベ
ース21に直接固着されているため、ステータベース2
1から係止部31の係止面31aまでの高さも、上記ス
テータベース21を基準として、上述したステータコア
24の積層高さとは無関係に略一定寸法に維持される。
それ故、係止部31の係止面31aと駆動マグネット1
3の上端面13aとの間の軸方向クリアランスδの誤差
を最小に設定することが可能となり、モータ全体の高さ
を薄くすることができる。
【0036】図4は、抜け防止部材30とスーテタコア
24および駆動マグネット13との位置関係をモータの
上面側から見た要部断面図である。図4に示すように、
ステータコア24は放射状に突出した複数本の突極28
を有し、各突極28のリブ28aには駆動用コイル25
が巻回されるとともに、リブ28aの先端には駆動マグ
ネット13と対向するティース部28bが形成されてい
る。そして、抜け防止部材30は隣接する突極28同士
の間に形成されるオープンスロットOS1,2内に配設
されている。より具体的には、隣接する突極28のティ
ース部28bの周方向端部間に形成されるオープンスロ
ットOS1,2の下方のステータベース21に抜け防止
部材30の取付部32が2個所で固着され、各取付部3
2,32から支柱部33が上記オープンスロットOS
1,2内で立設し、支柱部33の先端に形成された係止
部31が半径方向外側に延出して駆動マグネット13の
一部に覆い被さっている。
【0037】なお、図4において、2個の支柱部33,
33は最も隣接したオープンスロットOS1,2内に配
設されているが、2つ離れたオープンスロットOS1,
3内に支柱部33を配設してもよい。また、隣接する突
極28に巻回された駆動用コイル25同士の間もオープ
ンスロット領域に含まれるので、抜け防止部材30を各
駆動用コイル25同士の間に配設してもよい。
【0038】以上のような実施形態のスピンドルモータ
Mにおいて、ロータ10のチャッキング機構14からデ
ィスクを取り外す際、初期の段階でディスクとロータ1
0とが一緒にステータ20側から抜けようとする。とこ
ろが、ロータ10が、上記クリアランスδの分だけ浮き
上がった時点で駆動マグネット13の上端面13aが抜
け防止部材30の係止部31によって係止されるため、
これ以上ロータ10がステータ20から離間することを
規制される。
【0039】なお、図5に示すように、ステータベース
21には、軸受ホルダー22を取り付けるためのホルダ
ー取付穴21bと、抜け防止部材30を固定するため2
個所の固定穴21a,21aの他に、当該スピンドルモ
ータMをCD−ROM等の本体装置に取り付けるための
3個所の本体取付穴21cが予め形成されている。しか
も、これら2個所の固定穴21aは、3個所の本体取付
穴21cを頂点とする三角形の内側に設けられている。
【0040】仮に、2個所の固定穴21aを上記三角形
の外側に設けた場合は、ディスクを取り外す際にロータ
10を構成する駆動マグネット13の上端面13aが抜
け防止部材30の係止部31が当接して抜け防止部材3
0の固定部32に抜け応力が掛かり、その応力がステー
タベース21に及んでステータベース21を変形させる
恐れがあるが、本実施形態のように2個所の固定穴21
aを上記三角形の内側に設けた場合は、上記応力が3個
所の取付部により吸収されるため、ステータベース21
に変形を来たすことなくディスクの取り外しを行うこと
ができる。なお、ステータベース21を比較的強度の高
い部材により構成した場合は、必ずしも固定穴21aを
上記三角形の内側に設ける必要はない
【0041】ここで、前記抜け防止機構を備えたスピン
ドルモータMの組立方法について説明する。まず、ラジ
アル軸受23とスラスト軸受27を組み付けた軸受ホル
ダー22をステータベース21に固定する。次いで、各
突極28に駆動用コイル25を巻回したステータコア2
4を、軸受ホルダー22のコア保持部22aに取り付け
る。ステータコア24の上面にはロータ10を磁気吸引
するリング状の吸引マグネット26が固着される。そし
て、抜け防止部材30を、図4に示すように、支柱部3
3がステータコア24のオープンスロットOS1,OS
2内に位置するようにして、ステータベース21に取り
付ける。これで、ステータ20が完成する。
【0042】一方、内周に駆動マグネット13を固着し
たロータケース11、およびチャッキング機構14をシ
ャフト12に装着し、ロータ10が完成する。
【0043】しかる後、シャフト12をラジアル軸受2
3の軸受穴に挿入する。その際、駆動マグネット13の
降下に伴って下端面13bが抜け防止部材30の係止部
31に当接する。このとき、係止部31はステータベー
ス側21(図示下側)に撓み易くなっているため、係止
部31が弾性変形して駆動マグネット13の降下を許容
する。しかも、駆動マグネット13の下端面13bは、
上記係止部31のテーパ面31aに当接するため、容易
に駆動マグネット13を嵌め込むことができる。したが
って、ロータ10をステータ20に対して容易に組み付
けすることができる。
【0044】そして、駆動マグネット13が完全に係止
部31の下側に降下するとともに、係止部31が駆動マ
グネット13の上端面13aとロータケース11との間
のスペースSに入り込み、シャフト12の先端がスラス
ト軸受27に当接した時点で当該スピンドルモータMが
完成する。
【0045】以上説明したように、本実施形態にかかる
スピンドルモータMは、ロータ10側の抜け防止部材と
して駆動マグネット13を利用し、ステータ20側の抜
け防止部材30の係止部31と駆動マグネット13の上
端面13aとが当接することによりロータ10とステー
タ20との軸方向の相対移動を規制しているので、ステ
ータ20側の抜け防止部材30を追加するだけで簡易に
抜け防止機構を構成することができる。
【0046】しかも、かかる抜け防止機構は、軸受23
やシャフト12と同一軸線方向に位置していない上に、
抜け防止部材30の高さを、ステータコア24の積層誤
差とは無関係にステータベース21を基準として直接的
に設定して、最も低い寸法に設定することが可能となる
ことから、モータの軸方向の高さを増加させることなく
モータ全体の薄型化を図ることが可能となる。これに加
えて、上記抜け防止機構を配置するにあたっては、モー
タの内周側部分を使用することがないことから、当該内
周側部分のスペースが確保されることとなり、吸引マグ
ネット26をモータの内周側部分に配置することが可能
となる。
【0047】また、本実施形態では、係止部31はステ
ータベース21側に撓み易くなっていることから、ロー
タ10とステータ20とを容易に組み付けることができ
る。また、係止部31にテーパ面31aを形成すること
により、一層ロータ10とステータ20との組立効率が
向上する。
【0048】さらに、本実施形態では、抜け防止部材3
0の支柱部33がステータコア24の各突極28に形成
されるオープンスロットOS内に配設されているため、
モータ内の余剰空間を有効に利用して抜け防止部材30
が取り付けられる。したがって、モータを小型化するこ
のができる。
【0049】さらにまた、本実施形態では、抜け防止部
材30は複数の係止部31を一体的に有していることか
ら、これらの係止部31により確実にロータ10の抜け
防止を行うことができる。しかも、複数個の取付部32
がモータベース21に固着されて連結部34によって各
々が連結されているため、抜け防止部材30が位置ずれ
することを防止できる。
【0050】以上、本発明者によってなされた発明の実
施形態を具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変形可能であることは言うまでもない。
【0051】例えば、上記実施形態における抜け防止部
材30は、図2に示したように2本の支柱部33と、各
支柱部33の一端側に形成された係止部21と、各支柱
部33の他端側に形成された取付部32と、2個の取付
部32を連結する連結部34とから構成されたものであ
るが、図6に示すように、単一の支柱部33、係止部3
1、取付部32から抜け防止部材30’を構成してもよ
い。なお、当該抜け防止部材30’の場合、取付部32
の横断面形状を非円形(例えば、多角形、楕円形、D字
形)にすることにより抜け防止部材30’の廻り止めを
果たすことができる。
【0052】また、上記実施形態における抜け防止部材
30,30’は、全体を合成樹脂で形成したものである
が、取付部32と支柱部33ならびに連結部34を金属
材で形成して、係止部31のみを合成樹脂で形成しても
よい。この場合も係止部31が可撓性を有するので、ス
テータ20に対してロータ10を容易に組み付けること
ができる。
【0053】さらに、上記実施形態において、抜け防止
部材30の係止部31にテーパ面31aを形成して駆動
マグネット13の降下を容易にする工夫を図ったが、駆
動マグネット13の下端13b側内周の角部に所定の面
取りを施すことにより、駆動マグネット13が挿入し易
くなるとともに、挿入時における駆動マグネット13の
欠けを防止することができる。
【0054】さらにまた、上述した実施形態は、CD−
ROMディスク駆動用のスピンドルモータに対して本発
明を適用したものであるが、本発明は、それに限定され
るものではなく、ハードディスク、フレキシブルディス
ク、DVDなどのような各種メディアディスクを回転駆
動させるモータや、その他多種多様なモータに対しても
同様に適用することができるものである。
【0055】また、本発明に適用される軸受23は、上
述した実施形態のような焼結含油軸受に限られることは
なく、潤滑流体の動圧を利用した動圧軸受を用いたスピ
ンドルモータに対しても本発明は同様に適用することが
できる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
にかかるスピンドルモータは、ステータベース側に抜け
防止部材を設けるとともに、ロータ側の抜け防止部材と
してモータ駆動に必須の構成である駆動マグネットを利
用し、前記抜け防止部材の係止部と駆動マグネットの端
面とを軸方向に当接させることによってロータとステー
タとの軸方向の相対移動を規制し、ステータ側の抜け防
止部材を追加するだけで抜け防止機構を構成可能とする
とともに、上記抜け防止機構を軸受やシャフトと同一軸
線方向に位置せず、しかも、ステータコアの積層誤差と
は無関係にモータ高さを縮小設定可能とするとともに、
モータの内周側部分のスペースを確保可能に構成したも
のであるから、軸方向の高さを増加させることなくモー
タの薄型化を図ることができ、しかも磁石体などの吸引
手段をモータの内周側部分に配置することが可能となっ
て、モータの振動特性などの性能を容易に高めることが
できる。
【0057】また、請求項2にかかるスピンドルモータ
によれば、ロータとステータとを組立てる際、駆動マグ
ネットの降下に伴いその下端面が係止部に当接するが、
係止部はステータベース側に撓み易くなっているため、
駆動マグネットの降下を許容する。そして、一旦ロータ
とステータとが所定形態に組み立てられると、駆動マグ
ネットの上端面が係止部に当接して軸方向の移動が規制
される。したがって、組立効率の高い抜け防止構造を実
現できる。
【0058】さらにまた、請求項3にかかるスピンドル
モータによれば、ロータとステータとを組み立てる際、
駆動マグネットの降下に伴いその下端面が係止部のテー
パ面に当接して駆動マグネットの降下を容易にする。そ
して、一旦ロータとステータとが所定形態に組み立てら
れると、駆動マグネットの上端面が係止部の係止面に当
接して軸方向の移動が確実に規制される。したがって、
組立効率が高く、しかも確実に抜け防止を行う抜け防止
構造を実現できる。
【0059】一方、請求項4にかかるスピンドルモータ
によれば、抜け防止部材の支柱部がステータコアの各突
極に形成されるオープンスロット内に配設されるため、
モータ内の余剰空間を有効に利用して抜け防止部材が取
り付けられる。したがって、モータの小型化に寄与する
ことができる。
【0060】また、請求項5にかかるスピンドルモータ
によれば、複数の係止部が設けられているため、これら
の係止部により確実にロータの抜け防止を行うことがで
きる。しかも、複数個の取付部がモータベースに固着さ
れて連結部によって各々が連結されているため、抜け防
止部材が位置ずれすることを防止できる。
【0061】さらに、請求項6にかかるスピンドルモー
タによれば、スピンドルモータに装着したメディアディ
スクを取り外す際に、ロータの抜け応力が抜け防止部材
に加わっても、抜け防止部材は、3箇所の本体取付穴を
頂点とする三角形の内側に設けられているため、ステー
タベースに変形を来たすことなくメディアディスクの取
り外しが可能となる。
【0062】さらにまた、請求項7にかかるスピンドル
モータは、請求項1におけるロータ側の駆動マグネット
と、ステータ側のステータコアとの磁気的中心を軸方向
に略一致するように配置したものであって、両部材どう
しを吸着させておくための磁石体などの吸引手段をモー
タ内周側部分のスペース内に良好に配置されるようにし
たものであるから、上述した効果に加えて、モータの振
動特性などの回転駆動性能を容易に向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したスピンドルモータの実施形態
を示す縦断面図である。
【図2】図1に示されたスピンドルモータに用いられる
抜け防止部材の斜視図である。
【図3】図2に示された抜け防止部材の縦断面図であ
る。
【図4】図1に示されたスピンドルモータにおける抜け
防止部材とステータコアおよび駆動マグネットとの位置
関係をモータの上面側から見た要部断面図である。
【図5】本発明にかかるにスピンドルモータに用いられ
るステータベースの実施形態を示す平面図である。
【図6】本発明にかかるスピンドルモータに用いられる
抜け防止部材の他の実施形態を示す斜視図である。
【図7】従来のスピンドルモータの構造例を示す縦断面
図である。
【図8】従来のスピンドルモータの別の構造例を示す縦
断面図である。
【符号の説明】
10 ロータ 11 ロータケース 12 シャフト 13 駆動マグネット 13a 駆動マグネットの上端面 13b 駆動マグネットの下端面 14 チャッキング機構 20 ステータ 21 ステータベース 21a 固定穴 21b ホルダー取付穴 21c 本体取付穴 22 軸受ホルダー 23 軸受 24 ステータコア 25 駆動用コイル 28 突極 30 抜け防止部材 31 係止部 31a テーパ面 31b 係止面 32 取付部 33 支柱部 34 連結部 M スピンドルモータ OS オープンスロット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D109 BA02 BA14 BA17 BA20 BB21 BB40 5H605 AA04 BB05 BB14 BB19 CC03 CC05 DD05 EA04 EA19 EB03 EB06 EB13 5H621 AA04 GA01 GA04 HH01 JK08 JK13

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステータとロータとから構成され、 前記ロータが、ロータケースと、そのロータケースの中
    心部分に取り付けられたシャフトと、前記ロータケース
    に固着された駆動マグネットとを備えているとともに、 前記ステータは、前記駆動マグネットに対向配置された
    ステータコアと、前記シャフトを回転自在に支承する軸
    受と、ステータベースとを備えたスピンドルモータにお
    いて、 前記ステータベース側には、前記駆動マグネットの内径
    よりも半径方向外側に延出する係止部を備えた抜け防止
    部材が設けられ、 前記係止部が、前記駆動マグネットの軸方向端面に対し
    て軸方向に当接可能に配置されていることによって前記
    ロータと前記ステータとの軸方向の相対移動が規制され
    ることを特徴とするスピンドルモータ。
  2. 【請求項2】 前記抜け防止部材の前記係止部は、前記
    ステータベース側への可撓容易性を有していることを特
    徴とする請求項1に記載のスピンドルモータ。
  3. 【請求項3】 前記抜け防止部材の前記係止部は、半径
    方向外側に向かって降下傾斜するテーパ面と、前記テー
    パ面との形成角度が鋭角であって前記駆動マグネットの
    端面に当接可能に対向している係止面とを備えているこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載のスピンドルモ
    ータ。
  4. 【請求項4】 前記抜け防止部材は、前記ステータベー
    スに固着された取付部と、該取付部から軸方向に起立し
    た支柱部と、該支柱部の先端に設けられた前記係止部と
    を有すると共に、 前記ステータコアの各突極に形成されるオープンスロッ
    ト内に前記支柱部が配設されていることを特徴とする請
    求項1乃至3のいずれかの項に記載のスピンドルモー
    タ。
  5. 【請求項5】 前記抜け防止部材は、連結部によって複
    数個の前記取付部が連結されてなり、 各取付部から前記係止部を有する前記支柱部が起立して
    いることを特徴とする請求項4に記載のスピンドルモー
    タ。
  6. 【請求項6】 前記ステータベースは、当該スピドルモ
    ータを本体装置に取り付けるための本体取付穴を3箇所
    有し、 前記抜け防止部材は、前記3箇所の本体取付穴を頂点と
    する三角形の内側に設けられていることを特徴とする請
    求項1乃至6のいずれかの項に記載のスピンドルモー
    タ。
  7. 【請求項7】 前記ロータ側の駆動マグネットと、ステ
    ータ側のステータコアとの磁気的中心が、軸方向に略一
    致するように配置されていることを特徴とする請求項1
    記載のスピンドルモータ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100834334B1 (ko) * 2006-02-27 2008-06-02 닛뽕빅터 가부시키가이샤 디스크 구동 장치
JP2017070123A (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 シナノケンシ株式会社 アウターロータ型モータ及び送風装置

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