JP2003143163A - 帯域幅共有方法、共有帯域幅ネットワーク構成およびネットワーク装置 - Google Patents

帯域幅共有方法、共有帯域幅ネットワーク構成およびネットワーク装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バスに接続された装置間でネットワーク帯域
幅を共有するための方法および装置を提供する。 【解決手段】 装置の各々は数々の装置クラスのうちの
1つに属する。各装置クラスは、情報がバスを通して交
換されるそれぞれのデータ転送レートに関連する。例示
的な方法は、少なくとも装置が属するクラスのデータ転
送レートに基づいてギャップインターバルを各装置に割
当てるステップを含み、割当てられたギャップインター
バルは、対応する装置によってバスを通して送信される
データストリームの部分の間に挿入される。割当てられ
たギャップインターバルは、対応する装置によってバス
を通して送信されるデータストリームの部分の間に挿入
されて、所望のデータレートを達成してもよく、バスに
接続された装置間の公正な帯域幅の共有をもたらす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【背景】ネットワーク帯域幅を共有するための方法およ
び装置が記載される。特に、パケット交換網において、
ネットワークに対して等しいアクセス権を有する異なる
クラスの装置間でネットワーク帯域幅を共有するための
方法および装置が提示される。
【0002】公衆交換電話網(PSTN)などの従来の
ネットワークは回線交換技術に基いており、2つの装置
間の伝送用に専用回線が割当られている。回線交換は、
データを迅速に伝送し送信する順番と同じ順番で着信さ
せなければならない場合に理想的である。従来、回線交
換技術は生の音声および映像などのリアルタイムのデー
タを転送するために用いられてきた。しかし、装置間に
専用の接続を有することは、利用可能なネットワーク帯
域幅全体の割当および使用における効率の悪さに繋がる
恐れがある。
【0003】パケット交換は、伝送時に若干の遅延に耐
え得るデータに対し、より効率よく頑強であり得る。パ
ケット交換網は、メッセージが送信される前にパケット
に分割されるプロトコルを用いている。各パケットは次
に個々に伝送され、異なる経路を通ってその宛先へ向か
うことすら可能である。メッセージを形成するパケット
が一旦すべて宛先に届くと、それらは元のメッセージに
再コンパイルされる。TCP/IP、X.25、フレー
ムリレー、および非同期転送モード(ATM)を含む最
新の広域通信網(WAN)プロトコルは、パケット交換
技術に基いている。従来、パケット交換は電子メールメ
ッセージおよびインターネットのウェブページを転送す
るために用いられてきたが、現在のプロトコルは、生の
音声および映像情報の許容可能な転送が達成されつつあ
るという点にまで発展してきている。
【0004】ホームネットワーキング環境のために使用
または提案されているネットワーキング方式の多くも、
パケット交換技術を利用している。今日主要な方式のう
ちの2つは、無線(RF)および電力線搬送(PLC)
である。ホームネットワーキング環境は、効率の良い帯
域幅の割当および利用という分野において独特の課題を
提起している。これらの課題の背後にある1つの要因
は、通常のホームネットワーキング方式では、制御およ
びステータス情報がネットワーク上の装置間で転送さ
れ、同時に、ネットワーク化された装置間の音声および
映像データの転送を支持することが必要となる、という
ことである。これらの異なるトラフィックの種類はしば
しば、相反する量の帯域幅を必要とする。たとえば、コ
マンドサイクルまたは応答サイクルなどの或る種のトラ
フィックは、稀に起こるが、或る最大総伝送ループ時間
が満たされることを必要とする。音声または映像ストリ
ーミングのような他の種類のトラフィックは、不規則な
間隔の比較的長い伝送ギャップに対処できるかもしれな
いが、トラフィックが利用可能な保証された平均帯域幅
を有していなければならない。これらの相反する要件を
勘案して帯域幅を動的に管理し割当てるための手法は、
かなり複雑で時間がかかるものとなり得る。
【0005】ホームネットワーキング環境における帯域
幅割当の課題の背後にある別の要因は、ネットワーク用
の物理的媒体が通常、利用可能な全帯域幅を共有するう
えで効率よく(または公正に)連携して働いていないか
もしれない数々の別個の構成要素間で共有されている、
ということである。ネットワーク上のいくつかの装置が
共有媒体に同時にアクセスを求める場合、帯域幅共有問
題は誇張される。この状態はネットワーク活動の瞬間的
ピークに繋がる場合があり、それによって次に、たとえ
ばコマンド/応答サイクルを送信するための、またはス
トリーミングデータを送信するためのパラメータが妨害
されるようになる場合がある。
【0006】したがって、ネットワークのトラフィック
のピークを「平坦化」し、任意のある特定のネットワー
ク装置がその必要なトラフィックパラメータに従ってデ
ータトランザクションを実行することができなくなる可
能性を減少させるための手法が必要となる。また、ネッ
トワークの利用可能な帯域幅が確実に公正に共有される
ようにし、時間が制限されたデータトランザクションお
よび大量のデータトランザクションの両方がそれらの必
要性に従って達成される手法を開発することが望まし
い。
【0007】パケット交換網は通常、所与の最大パケッ
ト長を有するパケットの転送を支持し、伝送されたパケ
ット間に特定のパケット間時間ギャップを配置すること
を要求するよう設計されている。これらのパラメータを
選択する際の目標は、ネットワークへのアクセスを管理
する媒体アクセス制御(MAC)機能の論理パラメータ
だけでなく、ネットワーク媒体の物理的パラメータを与
えられて、最大データスループットを達成することにあ
る。通常、ネットワーク装置はすべてこれらの同じパラ
メータを共有し、ネットワークアクセスは通常、非差別
的に与えられている。たとえば、ある特定のネットワー
ク装置がネットワークを通して伝送する100Kバイト
のデータを有している場合、それは、ネットワーク上の
他の装置にデータ伝送問題を引起す場合でも、このデー
タをネットワークによって支持される最大レートで伝送
する。
【0008】したがって、任意の特定のネットワーク装
置のデータ伝送がより長い時間にわたって拡散され、こ
うしてネットワークにアクセスする必要のある他の装置
との競合の度合を下げるようにする手法に対する要求も
存在する。
【0009】カルクンテ(Kalkunte)他へ授与された米
国特許第6,108,306号(「カルクンテ」)は、
ネットワークスイッチが帯域幅を数々のスイッチポート
に、ポートに接続されたネットワークノードの活動に基
いて動的に割当てる構成を記載している。スイッチは、
スイッチの能力と活性ポートの総数とに基いて、或る帯
域幅の値を各活性ポートに割当てる。各スイッチポート
はその割当られた帯域幅を対応するネットワークノード
に送り、次に、伝送されるパケットのサイズと割当てら
れた帯域幅の値とに基いてパケット間ギャップインター
バルを計算する。スイッチポートはまた、パケット間ギ
ャップのサイズも計算して、別のデータパケットの伝送
が計算されたギャップインターバルの満了時に始まるか
どうかを判断する。ギャップインターバルが満了する時
間までに新しいデータパケットが受信されない場合、ポ
ートは不活性であると判断され、スイッチは不活性ポー
トの帯域幅を残りの活性ポートに再配信する。
【0010】カルクンテの構成の欠点は、記載された帯
域幅割当を制御するためにネットワークスイッチが必要
となることにある。カルクンテの構成におけるネットワ
ークノードの各々はある程度平等にネットワークアクセ
スを競う(カルクンテは異なる優先順位が異なるスイッ
チポートに割当可能であると記載している)ため、ネッ
トワークスイッチがなければ、各ノードはネットワーク
帯域幅全体を100%の時間利用しようとするであろ
う。これは結果としてネットワーク全体の過負荷状態を
もたらす。ネットワークスイッチの機能性を含めても、
カルクンテの構成は、ホームネットワーキング環境で要
求されるように、低帯域幅で時間が制限されたデータ伝
送と高帯域幅で大量のデータ伝送との両方がそれらのそ
れぞれのネットワークパラメータを妨害することなく確
実に対処されるようにする、という問題に取組んでいな
い。
【0011】
【特許文献1】米国特許第6,108,306号
【0012】
【概要】したがって、1つの目的は、任意のある特定の
ネットワーク装置がその必要なトラフィックパラメータ
に従ってデータトランザクションを行なうことができな
くなる可能性を減少させるための手法を提供することに
ある。別の目的は、ネットワークの利用可能な帯域幅が
確実に公正に共有されるようにし、時間が制限されたデ
ータトランザクションおよび大量のデータトランザクシ
ョンの両方がそれらの必要性に従って達成される手法を
提供することにある。さらに別の目的は、任意の特定の
ネットワーク装置のデータ伝送が確実により長い時間に
わたって拡散されるようにし、それによりネットワーク
にアクセスする必要がある他の装置との競合の度合を下
げる手法を提供することにある。さらに別の目的は、異
なるクラスのネットワークノードにとって利用可能な最
大帯域幅を、規定されたクラスの各々にそれぞれのパケ
ット間ギャップを割当てることにより制限する手法を提
供することにある。別の目的は、帯域幅がより高い装置
に対し、ネットワークにアクセスしようとする前により
長い期間の不活性を呈するよう要求する手法を提供する
ことにある。
【0013】これらの目的は、ネットワーク帯域幅を共
有するための方法および装置によって取り組まれてい
る。1つの局面によれば、バスに接続された装置間で帯
域幅を共有する方法が提示されている。装置の各々は、
情報がバスを通して交換されるそれぞれのデータ転送レ
ートに各々関連する数々の装置クラスのうちの1つに属
している。この方法は、少なくとも装置が属するクラス
のデータ転送レートに基づいてギャップインターバルを
各装置に割当てるステップを含み、割当てられたギャッ
プインターバルは、対応する装置によってバスを通して
送信されるデータストリームの部分の間に挿入される。
【0014】関連する局面によれば、この方法は、少な
くとも装置が属するクラスのデータ転送レートに基づい
て、対応する装置によってバスを通して送信されるデー
タストリームの部分の最大サイズを規定するステップを
さらに含む。
【0015】別の関連する局面によれば、この方法は、
少なくとも装置が属するクラスのデータ転送レートに基
づいて、対応する装置によってバスを通して送信される
データストリームの部分の最小サイズを規定するステッ
プをさらに含む。
【0016】さらに別の関連する局面によれば、各装置
に割当てられたギャップインターバルは、装置によって
バスを通して送信されるデータストリームの部分の最大
サイズおよび最小サイズにさらに基づいている。
【0017】さらに別の関連する局面によれば、この方
法は、それぞれのバスアイドルウェイト期間を規定され
たクラスの各々に割当てるステップをさらに含み、その
期間の間、各装置はバスへのアクセスを要求する前に待
たなければならない。
【0018】さらに別の関連する局面によれば、この方
法は、データ転送レートがより高い装置クラスにはより
長いバスアイドルウェイ期間を割当て、データ転送レー
トがより低い装置クラスにはより短いバスアイドルウェ
イト期間を割当てるステップをさらに含む。
【0019】さらに別の関連する局面によれば、転送レ
ートがより高い装置クラスに対するバスアイドルウェイ
ト期間は、転送レートがより高い装置クラスに割当てら
れたバスアイドルウェイト期間が満了する前に、転送レ
ートがより低い装置クラスに属する装置がデータストリ
ームの少なくとも一部分を伝送できるように割当てられ
ている。
【0020】さらに別の関連する局面によれば、各装置
に割当てられたギャップインターバルは、装置が属する
装置クラスのバスアイドルウェイト期間にさらに基づい
ている。
【0021】さらに別の関連する局面によれば、各装置
に割当てられたギャップインターバルは、装置によって
バスを通して送信されたデータストリームの前の部分の
サイズにさらに基づいている。
【0022】さらに別の関連する局面によれば、この方
法は、装置が属するクラスの伝送規則に従って、データ
ストリームの少なくとも一部分を対応する装置からバス
を通して送信するステップをさらに含む。
【0023】さらに別の関連する局面によれば、装置が
属するクラスの伝送規則は、バスを通して送信されるデ
ータストリームの部分の最大および最小サイズのうちの
少なくとも1つを維持することを備えている。
【0024】さらに別の関連する局面によれば、この方
法は、データストリームの少なくとも一部分をバスを通
して送信した後に、割当てられたギャップインターバル
をデータストリームに挿入するステップをさらに含む。
【0025】さらに別の関連する局面によれば、この方
法は、割当てられたギャップインターバルをデータスト
リームに挿入した後に、対応する装置が属するクラスに
割当てられたバスアイドルウェイト期間待つステップを
さらに含む。
【0026】さらに別の関連する局面によれば、この方
法は、対応する装置が属するクラスに割当てられたバス
アイドルウェイト期間が満了した後に、バスにアクセス
する権利を求めてバスに接続された他の装置と仲裁する
ステップをさらに含む。
【0027】さらに別の関連する局面によれば、この方
法は、対応する装置がバスにアクセスする権利を勝ち取
った場合、データストリームの別の部分をバスを通して
送信するステップ、および、データストリームのすべて
の部分がバスを通して送信されるまで、割当てられたギ
ャップインターバルを挿入するステップと割当てられた
バスアイドルウェイト期間待つステップとバスに接続さ
れた他の装置と仲裁するステップとを繰返すステップを
さらに含む。
【0028】さらに別の関連する局面によれば、この方
法は、対応する装置がバスにアクセスする権利を勝ち取
らなかった場合、割当てられたバスアイドルウェイト期
間待つステップとバスに接続された他の装置と仲裁する
ステップとを繰返すステップをさらに含む。
【0029】さらに別の関連する局面によれば、この方
法は、対応する装置がバスにアクセスする権利を勝ち取
らなかった場合、バスに接続された他の装置と仲裁する
ステップを繰返すステップをさらに含む。
【0030】さらに別の関連する局面によれば、各装置
に割当てられたギャップインターバルは、バスにアクセ
スする権利を求めてバスに接続された他の装置と仲裁す
るステップに関連する時間にさらに基づいている。
【0031】さらに別の関連する局面によれば、装置が
属するクラスは、少なくとも装置がバスを通して交換可
能な情報の種類に基づいている。
【0032】さらに別の関連する局面によれば、バスの
状態が認可すれば、ある特定の装置クラスに属する装置
は、転送レートがより高い別の装置クラスにおいて一時
的に動作するよう構成されている。
【0033】さらに別の関連する局面によれば、他の装
置クラスに属する少なくとも1つの装置が或る予め定め
られた時間の間アイドルである場合、バス状態は、装置
の他の装置クラスにおける一時的な動作を認可する。
【0034】さらに別の関連する局面によれば、構成は
パケット交換網に含まれ、装置によってバスを通して送
信されるデータストリームの部分はパケットである。
【0035】「備える」という用語は、この明細書およ
び特許請求の範囲で使用される場合、述べられた特徴、
ステップ、または構成要素の存在を特定すると解釈され
るが、この用語の使用はその1つまたはそれ以上の他の
特徴、ステップ、構成要素、または群の存在または追加
を排除するものではないということが強調されるべきで
ある。
【0036】上述の目的、特徴、および利点は、図面と
ともに以下の詳細な説明に鑑みて、より明らかとなる。
同じ参照符号は同様または同一の要素を特定する。
【0037】
【詳細な説明】以下に好ましい実施例を、添付図面を参
照して説明する。以下の説明では、周知の機能および/
または構成は、説明を不必要に詳細にして不明瞭にする
ことを避けるため、詳細には説明されない。
【0038】出願人は、共有媒体(またはバス)上で利
用可能な全帯域幅の異なる量が許可された異なるクラス
のネットワーク装置を規定することにより、帯域幅共有
における利点を発見した。ある特定のクラスの装置に割
当てられた帯域幅は、そのクラスのパケット間ギャップ
インターバルを調整することにより伝送パケット間の可
変時間の間装置を待たせることによって、制限される。
帯域幅は各クラスに許可された最大パケット長を特定す
ることによってさらに制限され、帯域幅がより低いクラ
スが過度の時間バスを保持できないことを確実にする。
これにより、すべてのネットワーク装置のデータ伝送が
共有(または共通)バスによって支持される最大データ
レートで行なわれるようになり、このため全体のデータ
伝送レートが最大化され、同時に、任意のある特定の装
置にとって利用可能な共有帯域幅が制限される。
【0039】また、出願人は、異なるクラスのネットワ
ーク装置に、バスの活動がネットワークにアクセスまた
は再アクセスしようとする前に止まった後、異なる量の
時間待つよう要求する際の利点を発見した。特に、一般
に制御およびステータスに用いられる帯域幅がより低い
クラスの装置は、バス仲裁に入るよう許可される前に、
帯域幅がより高いクラスの装置よりも短い待機期間を割
当てられる。これにより、帯域幅がより低いクラスの装
置が、コマンドおよびステータス情報を有するパケット
を、ストリーミング音声または映像情報を伝送する帯域
幅がより高いクラスの装置のデータストリームにより良
好に挿入できるようになる。上述の帯域幅制限手法とと
もに、利用可能なネットワーク帯域幅の公正な共有が達
成され、同時に、ピークのネットワーク負荷が下がり、
すべてのネットワークのクラスに対して許容可能な品質
のサービスが提供される。
【0040】以下の例では、共有バスの最大生データレ
ート、ネットワーク装置の異なって規定されるクラスの
異なるデータレートと最大パケット長、およびネットワ
ークのバス仲裁時間などの或るネットワークパラメータ
を規定するために、特定の値が用いられている。これら
の特定の値は例示的な目的のためのみに提供されてお
り、所与のネットワーキング環境の特定の要求に対処す
るため、他の値およびクラスが規定されてもよい。
【0041】例示のため、1.5Mbits/s(ビッ
ト/秒)の生データレートで情報を搬送可能な共有バス
を有するネットワーキング環境を仮定する。そのような
共有バスは、たとえば、10Kbits/s、100K
bits/s、および1Mbits/sの最大データレ
ートをそれぞれ有すると規定される3つのクラスのネッ
トワーク装置を支持可能である。10Kbits/sク
ラスの装置に対しては、最大パケット長はたとえば、8
0msの伝送周期で100バイト(1バイトあたり8ビ
ットの情報)に設定されてもよい。100Kbits/
sクラスの装置に対しては、最大パケット長はたとえ
ば、40msの周期で500バイトに設定されてもよ
く、またはおそらく最大パケット長は8msの周期で1
00バイトのままでもあり得る。最後に、1Mbits
/sクラスの装置は8msごとに1000バイトのパケ
ットを伝送可能であり、またはおそらく800μsごと
に100バイトのパケットを伝送可能である。各クラス
に割当てられたパケット間ギャップは、そのクラスの最
大データレート、パケット長、およびネットワークのバ
ス仲裁時間に依存する。
【0042】多くの場合、伝送されるデータの実際の量
は、任意の規則的な一定のパケットサイズ内に完全には
適合しない。これらの場合、パケット間ギャップを設定
する好ましい方法は、ギャップインターバルを伝送され
た最後のパケットの長さに基かせることである。10K
bits/sクラスの装置の場合、100バイトのパケ
ットは約80msのパケット間ギャップを必要とする
が、一方、10バイトのパケットサイズは割当てられた
帯域幅を達成するのに約8msのギャップしか必要とし
ない。
【0043】ネットワーク装置は、それらのデータトラ
ンザクションの要求に従って、さまざまな規定されたク
ラスに割当てられる。たとえば、少量の制御またはステ
ータス情報を送信することのみが必要な装置は、一番低
い帯域幅のクラス、たとえば10Kbits/sクラス
に割当てられ得る。100Kbits/sクラスは音声
情報を流す装置に確保可能であり、一方、1Mbits
/sクラスは高帯域幅の映像ストリーミングを支持する
用途によって使用可能である。交換する情報の種類に基
づいてさまざまな種類の装置をさまざまなクラスに割当
てることにより、ネットワークの各装置は、装置がさも
なくば本質的に最大帯域幅全体を短時間の間使おうとす
るかもしれないピーク使用時間中ですら、バスの全帯域
幅のうちその装置に割当てられた量しか使用しないこと
が保証され得る。さらに、帯域幅がより高い装置に、バ
スにアクセスしようとする前により長いバス不活性期間
の間待たせることにより、帯域幅がより低い装置はバス
にアクセスするうえでの優先順位が保証され、それらの
より短いパケットが帯域幅のより高い装置のデータフロ
ーにインターリーブされ得るようになる。
【0044】例示的な実施例によれば、バスの負荷が許
可すれば、装置はクラス間を「ジャンプ」することが許
可されてもよい。たとえば、或る期間にわたる平均バス
負荷が或る予め設定された制限に達しない場合、10K
bits/sクラスの装置は100Kbits/sクラ
スの装置として一時的に動作することが許可されてもよ
い。
【0045】図1、2、および3は、10Kbits/
s装置、100Kbits/s装置、および1Mbit
s/s装置という3つの異なるクラスの装置のバスタイ
ミングを例示としてのみ示している。例示的なバスは
1.5Mbits/sの生データレートで動作可能であ
り、250μsがバス仲裁プロセス用に割当てられてい
る。図面の各々に示されているように、所与の長さのパ
ケットを伝送するために必要な秒単位の時間は、3つの
クラスの装置すべてにとって同じである。パケットを伝
送する総時間(Tpacket)はバス仲裁時間を含むよう規
定され、以下の式に従って計算されてもよい。
【0046】 Tpacket=250e-6+(パケット内のバイト数)*8/1.5e6 (1) 装置のクラス間のパケット間ギャップのみが異なる。
【0047】10Kbits/sクラスの装置の例示的
なバスタイミングが図1に示されている。最大パケット
長は、たとえば100バイトに設定されている。秒単位
のパケット間ギャップインターバル(IG)は、そのク
ラスの周期−データ伝送に必要な時間−バス仲裁時間に
等しい。上に導入された例示的な伝送パラメータを用い
て、IGインターバルは以下のように計算されてもよ
い。
【0048】 IG=[(データレート)-1−(1.5e6-1**(パケット内のバイト 数)−250e-6 (2) バス仲裁時間は伝送されるパケットのサイズに関わらず
ほぼ同じであるため、1バイトあたりのIGインターバ
ルをそれぞれのクラス用に選択して所望のデータレート
を産出してもよい。こうして図1では、1バイトあたり
792μsのIGインターバルが選択されている。この
ギャップインターバルは100バイトのパケットに対し
10Kbits/sをわずかに越えるデータレートを産
出する。そのクラスによって支持される最小パケットサ
イズである10バイトパケットのデータレートは若干低
い。
【0049】所与のクラスに対する1バイト当りのIG
インターバルは、そのクラスによって支持されるパケッ
トサイズの範囲を勘案するよう選択すべきである。パケ
ットサイズが小さくなるにつれ、バス仲裁時間は、バス
を通してパケットを送信するために必要な時間Tpacket
の大部分となる(式1参照)。同時に、そのクラスのデ
ータレートを維持するため、パケット間ギャップはパケ
ットサイズが小さくなるにつれて減少しなくてはならな
い。しかしながら、いくらかのより大きなギャップイン
ターバルをパケット間に保持する必要がある。したがっ
て、パケットサイズが小さくなるにつれ、帯域幅がより
高いクラスの装置に対する最大達成可能データレート
は、バスの仲裁時間によって制限されるようになる。
【0050】100Kbits/sクラスの装置に対す
る例示的なバスタイミング図が図2に示されている。例
示的なタイミング図では、最大パケット長500バイト
が、1バイト当り74.2μsの対応するIGインター
バルで選択されている。これらのパラメータは、500
バイトのパケットを転送するために100Kbits/
sにわずかに満たないデータレートを産出する。そのク
ラスによって支持される最小パケットサイズである50
バイトパケットのデータレートは若干低い。
【0051】1Mbits/sクラスの装置に対する別
の例示的なバスタイミング図が図3に示されている。こ
の例では、最大パケット長1000バイトが、1バイト
当り2.42μsのIGインターバルで選択されてい
る。これらのパラメータは、1000バイトのパケット
に対し1Mbits/sのデータレートを産出する。そ
のクラスによって支持される最小パケットサイズである
100バイトパケットのデータレートは若干低い。
【0052】図4は、一般化された例示的なバスアクセ
スプロセスを図示している。パケットが伝送された後4
02、バスは或る期間の間不活性のままとなる。このい
わゆるバスアイドルウェイト期間404は或る一定の最
小時間、たとえば10μsに設定され、ネットワーク内
の全ノードにバスの不活性状態を認識する機会を与える
ようになっていてもよい。バスアイドルウェイト期間4
04の満了後、バスへのアクセスを必要とするノード
は、仲裁期間406に入ってバスを使用する権利を求め
て競うことが許可される。仲裁期間406が終了する
と、仲裁プロセスを勝抜いたノードはバス上の新パケッ
ト408を伝送し始める。
【0053】図5は、3つのネットワーク装置クラスに
対する例示的なバスアクセスプロセスを示すタイミング
図である。この図は、異なるバスアイドルウェイト期間
504−508が異なるクラスの装置にいかに割当てら
れて、帯域幅のより低いクラスの装置が帯域幅のより高
いクラスの装置を凌いでアクセス優先順位をより確実に
受取るかを示している。示された例では、100Kbi
ts/sクラスのバスアイドルウェイト期間506は、
10Kbits/sクラスのバスアイドルウェイト期間
506の2倍に設定されている。同様に、1Mbits
/sクラスのバスアイドルウェイト期間508は、10
Kbits/sクラスのバスアイドルウェイト期間50
6の3倍に設定されている。好ましくは、さまざまなク
ラスのバスアイドルウェイト期間504−508は、バ
スアクセスを待っているより低いクラスの装置が、より
高いクラスの装置がパケット伝送502を完了した時点
とより高いクラスの装置がそのストリームの別のパケッ
トを伝送するためにバスアクセス510を求めて再度競
うことを許可される時点との間の時間に、少なくとも1
つのパケットをバスを通して確実に伝送できるよう、率
が決められる。
【0054】仲裁プロセスに入る前に或る時間待たなけ
ればいけないことが所与のクラスの全体のデータレート
を低減させるため、さまざまなクラスは、ネットワーク
仲裁期間とそのクラスに割当てられたバスアイドルウェ
イト期間との合計であるそれぞれのクラスの仲裁期間を
有する、と考えると都合が良い。また、所与のクラスの
いかなる特定の装置も、仲裁プロセスを勝抜き、さらな
るパケットを伝送できるようになるという保証はないこ
とが理解されるであろう。したがって、当業者であれ
ば、さまざまな割当てられたクラスのデータレートは望
ましい平均転送レートを表わし、絶対的なデータ転送レ
ートを表わしていないことを理解するであろう。
【0055】図6は、共有バスに接続された装置間で帯
域幅を共有するための例示的な方法を図示するフローチ
ャートを示している。装置の各々は、数々のそれぞれの
装置クラスのうちの1つに属している。装置クラスは、
その装置によって共有バスを通して情報が送信される際
のそれぞれのデータ転送レートに関連している。
【0056】この方法はステップ604に始まり、そこ
では最大パケットサイズおよび最小パケットサイズのう
ちの少なくとも1つが装置クラスの各々に対し規定され
る。次に、ステップ608で、バスアイドルウェイト期
間が装置クラスの各々に、クラスの割当てられたデータ
レート間の違いに部分的に基いて割当てられる。バスア
イドルウェイト期間は、帯域幅のより低い装置が帯域幅
のより高い装置のバスアイドルウェイト期間中に少なく
とも1つのパケットを確実に伝送できるように割当てら
れるべきである。
【0057】次に、ステップ610で、装置が属するク
ラスに対して規定されたデータレートを最良に達成する
ため、IGインターバルが各装置に対して選択される。
選択された各々のIGインターバルは、クラスに対して
規定されたいかなる最大または最小パケットサイズ、ク
ラスに対して割当てられたいかなるバスアイドルウェイ
ト期間、およびネットワークの基本仲裁期間をも考慮に
入れなければならない。好ましい実施例によれば、IG
インターバルは所与のクラスのさまざまな装置の間で個
々に異なっていてもよい。ある装置のIGインターバル
は、その装置によって送信された最後のパケットのサイ
ズに部分的に基いて、動的に変更されてもよい。このよ
うに、データストリームに含まれるパケットのサイズ
は、その装置がストリームを送信する際に用いる帯域幅
を大幅に増加させたりまたは減少させたりすることなく
変更されてもよい。ストリームを形成するデータのフォ
ーマットをより良好に支持するため、ストリームのパケ
ットのサイズを変えることは、しばしば望ましい。
【0058】一旦構成されると、情報は、ステップ61
2で適切な装置クラスの規則に従ってパケットを装置か
ら送信することにより、共有ネットワークを通して交換
されてもよい。これらの規則は、そのクラスに対するい
かなる最大または最小パケットサイズ要件をも遵守する
ことを含む。次に、ステップ614で、送信装置がその
クラスに割当てられたIGインターバルをデータストリ
ーム内に挿入する。ステップ616で、送信装置はその
クラスに割当てられた任意のバスアイドルウェイト期間
待つ(たとえば、情報を送信しない)。バスアイドルウ
ェイト期間が一旦満了すると、送信装置はステップ61
8で(装置がそう望むならば)仲裁プロセスに入ること
が許可される。ステップ620で装置が仲裁プロセスを
勝抜いたと判断されると、プロセスはステップ612に
戻り、そこでさらなるパケットがクラスの規則に従って
伝送される。ステップ618で装置が仲裁プロセスを勝
抜いていないと判断されると、プロセスはステップ61
6に戻り、そこで装置は仲裁に再度入る前にその割当て
られたバスアイドルウェイト期間、再度待たされる。ま
たこれに代えて、装置はステップ618で直ちに仲裁プ
ロセスに再度入ることが許可されてもよい。
【0059】上述のように、ネットワークの状態が認可
すれば、帯域幅のより低いクラスの装置がより高い装置
クラスで一時的に動作することが許可されてもよい。こ
のような機能性を支持するため、ステップ612の前
に、ある特定のクラスの装置がより高いクラスに一時的
に移動されることを要求するステップ612a(図示せ
ず)を加えてもよい。ネットワークの状態がこの変化を
支持すれば、装置は、ステップ612でパケットを送信
する前に、帯域幅のより高いクラスへ移動可能となる。
ネットワークが一時的なクラスの変更を支持するかどう
かを判断するための判断材料は、要求されたクラスの数
々の装置が要求時にアイドルであるかどうかであっても
よい。勿論、バスの現在の帯域幅利用を分析し、次に判
断された帯域幅利用に基づいて装置を帯域幅のより高い
クラスに一時的に割当てる、より高度な方法が採用され
てもよい。
【0060】上述の方法のステップは、好適なプロセッ
サによって実行されるソフトウェアか、特定用途向け集
積回路(ASIC)などのハードウェアのいずれかによ
ってたやすく実施されてもよいということを理解された
い。
【0061】さまざまな局面が数々の例示的な実施例と
関連して説明されてきた。これらの実施例の理解を容易
にするため、多くの局面がコンピュータシステムの要素
により行なわれ得る動作の連続という観点で説明され
た。たとえば、実施例の各々において、さまざまな動作
が、特化された回路(たとえば、特化された機能を実行
するよう相互接続されたディスクリート論理ゲート)、
1つまたはそれ以上のプロセッサによって実行されるプ
ログラム命令、または双方の組合せによって行なわれ得
る。
【0062】また、例示的な実施例は、プロセッサにこ
こに記載された手法を実行させる適切な1組のコンピュ
ータ命令をその中に記憶するあらゆる形状のコンピュー
タ可読記憶媒体の一部と考えられ得る。このため、さま
ざまな局面が多くの異なる形状で実現化されてもよく、
そのようなすべての形状はこれまで説明されてきたこと
の範囲内に入ると考えられる。さまざまな局面の各々に
ついては、そのようなあらゆる形状の実施例はここに、
記載された動作を行なう「よう構成された論理」とし
て、または代替的に、記載された動作を行なう「論理」
として言及されてもよい。
【0063】さまざまな例示的な実施例が説明されてき
たが、これらの実施例は単に例示的なものであって、多
くの他の実施例が可能であることは、当業者には理解さ
れるであろう。たとえば、例示的な実施例の各々は、パ
ケット交換網と関連して動作するよう説明されてきた。
説明された手法は確かにパケット通信網に適用されても
よいが、説明された概念は、さまざまなネットワーク装
置からの情報が共有媒体上でインタリーブされるあらゆ
るネットワークにおいて用いられるのに十分に一般的で
ある。これを念頭に置き、この発明の意図される範囲は
前述の説明よりもむしろ特許請求の範囲によって規定さ
れており、特許請求の範囲に当てはまるすべての変更は
そこに含まれるよう意図されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 10Kbits/sクラスの装置によって行
なわれる例示的なネットワーク伝送を示すタイミング図
である。
【図2】 100Kbits/sクラスの装置によって
行なわれる例示的なネットワーク伝送を示すタイミング
図である。
【図3】 1Mbits/sクラスの装置によって行な
われる例示的なネットワーク伝送を示すタイミング図で
ある。
【図4】 一般化された例示的なバスアクセスプロセス
を示すタイミング図である。
【図5】 3つのネットワーク装置クラスに対する例示
的なバスアクセスプロセスを示すタイミング図である。
【図6】 異なるクラスのネットワーク装置間で帯域幅
を共有するための例実質的な方法を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
402 パケット伝送、404 バスアイドルウェイ
ト、406 仲裁期間、408 パケット伝送。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロバート・エル・チェンバレン アメリカ合衆国、27614 ノース・カロラ イナ州、ローリー、ブルック・ラン・ドラ イブ、1500 Fターム(参考) 5K032 AA01 CA06

Claims (40)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バスに接続された装置間での帯域幅共有
    方法であって、装置の各々は、情報がバスを通して交換
    されるそれぞれのデータ転送レートに各々関連する数々
    の装置クラスのうちの1つに属し、前記方法は、 少なくとも装置が属するクラスのデータ転送レートに基
    づいてギャップインターバルを各装置に割当てるステッ
    プを備え、割当てられたギャップインターバルは、対応
    する装置によってバスを通して送信されるデータストリ
    ームの部分の間に挿入される、帯域幅共有方法。
  2. 【請求項2】 少なくとも装置が属するクラスのデータ
    転送レートに基づいて、対応する装置によってバスを通
    して送信されるデータストリームの部分の最大サイズを
    規定するステップをさらに備える、請求項1に記載の方
    法。
  3. 【請求項3】 少なくとも装置が属するクラスのデータ
    転送レートに基づいて、対応する装置によってバスを通
    して送信されるデータストリームの部分の最小サイズを
    規定するステップをさらに備える、請求項2に記載の方
    法。
  4. 【請求項4】 各装置に割当てられたギャップインター
    バルは、装置によってバスを通して送信されるデータス
    トリームの部分の最大サイズおよび最小サイズにさらに
    基づいている、請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 それぞれのバスアイドルウェイト期間を
    規定されたクラスの各々に割当てるステップをさらに備
    え、その期間の間、各装置はバスへのアクセスを要求す
    る前に待たなければならない、請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 データ転送レートがより高い装置クラス
    にはより長いバスアイドルウェイト期間を割当て、デー
    タ転送レートがより低い装置クラスにはより短いバスア
    イドルウェイト期間を割当てるステップをさらに備え
    る、請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 転送レートがより高い装置クラスに対す
    るバスアイドルウェイト期間は、転送レートがより高い
    装置クラスに割当てられたバスアイドルウェイト期間が
    満了する前に、転送レートがより低い装置クラスに属す
    る装置がデータストリームの少なくとも一部分を伝送で
    きるように割当てられる、請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 各装置に割当てられたギャップインター
    バルは、装置が属する装置クラスのバスアイドルウェイ
    ト期間にさらに基づいている、請求項5に記載の方法。
  9. 【請求項9】 各装置に割当てられたギャップインター
    バルは、装置によってバスを通して送信されたデータス
    トリームの前の部分のサイズにさらに基づいている、請
    求項1に記載の方法。
  10. 【請求項10】 装置が属するクラスの伝送規則に従っ
    て、データストリームの少なくとも一部分を対応する装
    置からバスを通して送信するステップをさらに備える、
    請求項1に記載の方法。
  11. 【請求項11】 装置が属するクラスの伝送規則は、バ
    スを通して送信されるデータストリームの部分の最大お
    よび最小サイズのうちの少なくとも1つを維持すること
    を備える、請求項10に記載の方法。
  12. 【請求項12】 データストリームの少なくとも一部分
    をバスを通して送信した後に、割当てられたギャップイ
    ンターバルをデータストリームに挿入するステップをさ
    らに備える、請求項10に記載の方法。
  13. 【請求項13】 割当てられたギャップインターバルを
    データストリームに挿入した後に、対応する装置が属す
    るクラスに割当てられたバスアイドルウェイト期間待つ
    ステップをさらに備える、請求項10に記載の方法。
  14. 【請求項14】 対応する装置が属するクラスに割当て
    られたバスアイドルウェイト期間が満了した後に、バス
    にアクセスする権利を求めてバスに接続された他の装置
    と仲裁するステップをさらに備える、請求項13に記載
    の方法。
  15. 【請求項15】 対応する装置がバスにアクセスする権
    利を勝ち取った場合、データストリームの別の部分をバ
    スを通して送信するステップと、 データストリームのすべての部分がバスを通して送信さ
    れるまで、割当てられたギャップインターバルを挿入す
    るステップと、割当てられたバスアイドルウェイト期間
    待つステップと、バスに接続された他の装置と仲裁する
    ステップとを繰返すステップとをさらに備える、請求項
    14に記載の方法。
  16. 【請求項16】 対応する装置がバスにアクセスする権
    利を勝ち取らなかった場合、割当てられたバスアイドル
    ウェイト期間待つステップとバスに接続された他の装置
    と仲裁するステップとを繰返すステップをさらに備え
    る、請求項14に記載の方法。
  17. 【請求項17】 対応する装置がバスにアクセスする権
    利を勝ち取らなかった場合、バスに接続された他の装置
    と仲裁するステップを繰返すステップをさらに備える、
    請求項14に記載の方法。
  18. 【請求項18】 各装置に割当てられたギャップインタ
    ーバルは、バスにアクセスする権利を求めてバスに接続
    された他の装置と仲裁するステップに関連する時間にさ
    らに基づいている、請求項14に記載の方法。
  19. 【請求項19】 装置が属するクラスは、少なくとも装
    置がバスを通して交換可能な情報の種類に基づいてい
    る、請求項1に記載の方法。
  20. 【請求項20】 バスの状態が認可すれば、ある特定の
    装置クラスに属する装置は、転送レートがより高い別の
    装置クラスにおいて一時的に動作するよう構成されてい
    る、請求項1に記載の方法。
  21. 【請求項21】 他の装置クラスに属する少なくとも1
    つの装置が或る予め定められた時間の間アイドルである
    場合、バス状態は装置の他の装置クラスにおける一時的
    な動作を認可する、請求項20に記載の方法。
  22. 【請求項22】 バスはパケット交換網に含まれ、対応
    する装置によってバスを通して送信されるデータストリ
    ームの部分はパケットである、請求項1に記載の方法。
  23. 【請求項23】 共有帯域幅ネットワーク構成であっ
    て、 バスと、 バスに接続された複数の装置とを備え、各装置は、情報
    がバスを通して交換されるそれぞれのデータ転送レート
    に関連するそれぞれの装置クラスに属しており、前記構
    成はさらに、 少なくとも装置が属するクラスのデータ転送レートに基
    づいてギャップインターバルを各装置に割当てる論理を
    備え、割当てられたギャップインターバルは、対応する
    装置によってバスを通して送信されるデータストリーム
    の部分の間に挿入される、共有帯域幅ネットワーク構
    成。
  24. 【請求項24】 少なくとも装置が属するクラスのデー
    タ転送レートに基づいて、対応する装置によってバスを
    通して送信されるデータストリームの部分のサイズを制
    限する論理をさらに備える、請求項23に記載の構成。
  25. 【請求項25】 それぞれのバスアイドルウェイト期間
    を規定されたクラスの各々に割当てる論理をさらに備
    え、その期間の間、各装置はバスへのアクセスを要求す
    る前に待たなければならない、請求項23に記載の構
    成。
  26. 【請求項26】 データ転送レートがより高い装置クラ
    スにはより長いバスアイドルウェイト期間を割当て、デ
    ータ転送レートがより低い装置クラスにはより短いバス
    アイドルウェイト期間を割当てる論理をさらに備える、
    請求項25に記載の構成。
  27. 【請求項27】 ギャップインターバルを割当てる論理
    は、装置が属する装置クラスのバスアイドルウェイト期
    間に割当てをさらに基づかせている、請求項25に記載
    の構成。
  28. 【請求項28】 ギャップインターバルを割当てる論理
    は、装置によってバスを通して送信されたデータストリ
    ームの前の部分のサイズに割当てをさらに基づかせてい
    る、請求項23に記載の構成。
  29. 【請求項29】 各装置は、装置が属するクラスの伝送
    規則に従って、データストリームの少なくとも一部分を
    バスを通して送信する送信機を備える、請求項23に記
    載の構成。
  30. 【請求項30】 装置が属するクラスの伝送規則は、バ
    スを通して送信されるデータストリームの部分の最大お
    よび最小サイズのうちの少なくとも1つを維持すること
    を備える、請求項29に記載の構成。
  31. 【請求項31】 各装置は、送信機がデータストリーム
    の少なくとも一部分をバスを通して送信した後に、割当
    てられたギャップインターバルをデータストリームに挿
    入する論理をさらに備える、請求項29に記載の構成。
  32. 【請求項32】 各装置は、割当てられたギャップイン
    ターバルがデータストリームに挿入された後に、装置が
    属するクラスに割当てられたバスアイドルウェイト期間
    待つ論理をさらに備える、請求項29に記載の構成。
  33. 【請求項33】 各装置は、装置が属するクラスに割当
    てられたバスアイドルウェイト期間が満了した後に、バ
    スにアクセスする権利を求めてバスに接続された他の装
    置と仲裁する論理をさらに備える、請求項32に記載の
    構成。
  34. 【請求項34】 送信機は、装置がバスにアクセスする
    権利を勝ち取った場合、データストリームの別の部分を
    バスを通して送信するよう構成されている、請求項33
    に記載の構成。
  35. 【請求項35】 バスの状態が認可すれば、ある特定の
    装置クラスに属する装置は、転送レートがより高い別の
    装置クラスにおいて一時的に動作するよう構成されてい
    る、請求項23に記載の構成。
  36. 【請求項36】 構成はパケット交換網に含まれ、装置
    によってバスを通して送信されるデータストリームの部
    分はパケットである、請求項23に記載の構成。
  37. 【請求項37】 ネットワーク装置であって、 データストリームの少なくとも一部分を共有バスを通し
    て、装置が属する装置のそれぞれのクラスに関連するデ
    ータ転送レートで送信する送信機と、 送信機がデータストリームの少なくとも一部分をバスを
    通して送信した後に、割当てられたギャップインターバ
    ルをデータストリームに挿入する論理とを備え、割当て
    られたギャップインターバルは少なくとも装置が属する
    クラスのデータ転送レートに基づいており、前記ネット
    ワーク装置はさらに、 割当てられたギャップインターバルがデータストリーム
    に挿入された後、装置が属するクラスに割当てられたそ
    れぞれのバスアイドルウェイト期間待つ論理と、 データストリームの別の部分がバスを通して送信される
    場合に、バスにアクセスする権利を求めてバスに制御さ
    れた他の装置と仲裁する論理とを備え、仲裁は、装置が
    属するクラスに割当てられたバスアイドルウェイト期間
    が満了した後に始まる、ネットワーク装置。
  38. 【請求項38】 割当てられたギャップインターバル
    は、装置によってバスを通して送信されたデータストリ
    ームの前の部分のサイズにさらに基づいている、請求項
    37に記載の装置。
  39. 【請求項39】 それぞれのバスアイドルウェイト期間
    待つ論理は、データ転送レートがより高いクラスに装置
    が属する場合、より長い期間待ち、データ転送レートが
    より低いクラスに装置が属する場合、より短い期間待
    つ、請求項37に記載の装置。
  40. 【請求項40】 装置はパケット交換網に含まれ、装置
    によってバスを通して送信されるデータストリームの少
    なくとも一部分はパケットである、請求項37に記載の
    装置。
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