JP2003142596A - 半導体装置及びその製造方法並びにインクジェットヘッド - Google Patents
半導体装置及びその製造方法並びにインクジェットヘッドInfo
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- JP2003142596A JP2003142596A JP2001340925A JP2001340925A JP2003142596A JP 2003142596 A JP2003142596 A JP 2003142596A JP 2001340925 A JP2001340925 A JP 2001340925A JP 2001340925 A JP2001340925 A JP 2001340925A JP 2003142596 A JP2003142596 A JP 2003142596A
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- semiconductor region
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 大電流、高耐圧で高速駆動、省エネルギー、
高集積化、および低コスト化が達成できる、MIS型電
界効果トランジスタを含む高性能な半導体装置を提供す
ること。 【解決手段】 第1導電型の半導体基体の一主面に設け
られた第2導電型の第1の半導体領域と、前記第1の半
導体領域に設けられた第1導電型の第2の半導体領域
と、前記第2の半導体領域と前記第1の半導体領域のP
N接合が終端する表面に絶縁膜を介して設けられた第1
のゲート電極と、前記第2の半導体領域の表面側に前記
第1のゲート電極の一方の端部に整合した第2導電型の
第1のソース領域と、前記第1の半導体領域の表面側に
設けられた第2導電型の第1のドレイン領域と、を有す
る第1のMIS型電界効果トランジスタであるスイッチ
素子を具備する。
高集積化、および低コスト化が達成できる、MIS型電
界効果トランジスタを含む高性能な半導体装置を提供す
ること。 【解決手段】 第1導電型の半導体基体の一主面に設け
られた第2導電型の第1の半導体領域と、前記第1の半
導体領域に設けられた第1導電型の第2の半導体領域
と、前記第2の半導体領域と前記第1の半導体領域のP
N接合が終端する表面に絶縁膜を介して設けられた第1
のゲート電極と、前記第2の半導体領域の表面側に前記
第1のゲート電極の一方の端部に整合した第2導電型の
第1のソース領域と、前記第1の半導体領域の表面側に
設けられた第2導電型の第1のドレイン領域と、を有す
る第1のMIS型電界効果トランジスタであるスイッチ
素子を具備する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、MIS(Metal In
sulator Semiconductor)型電界効果トランジスタを含
む半導体装置に関し、特に複写機、ファクシミリ、ワー
ドプロセッサ、コンピュータ等の出力用端末として用い
るインクジェットプリンタのような記録装置に搭載する
のに好適となる半導体装置及びその製造方法並びにイン
クジェットヘッドに関する。
sulator Semiconductor)型電界効果トランジスタを含
む半導体装置に関し、特に複写機、ファクシミリ、ワー
ドプロセッサ、コンピュータ等の出力用端末として用い
るインクジェットプリンタのような記録装置に搭載する
のに好適となる半導体装置及びその製造方法並びにイン
クジェットヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、各種出力用端未として用いられる
記録装置には、その記録ヘッドとして、電気熱変換素子
とこの電気熱変換素子をスイッチする素子(以下、スイ
ッチ素子)、およびそのスイッチ素子を駆動するための
回路が同一基体上に搭載されている。
記録装置には、その記録ヘッドとして、電気熱変換素子
とこの電気熱変換素子をスイッチする素子(以下、スイ
ッチ素子)、およびそのスイッチ素子を駆動するための
回路が同一基体上に搭載されている。
【0003】図8は、従来の構成による記録ヘッドの一
部分を示す模式的な断面図である。
部分を示す模式的な断面図である。
【0004】901は単結晶シリコンからなる半導体基
体である。912はp型のウェル領域、908はn型の
ドレイン領域、916はn型の電界緩和ドレイン領域、
907はn型のソース領域、914はゲート電極であ
り、これらでMIS型電界効果トランジスタを用いたス
イッチ素子930を形成している。917は蓄熱層、お
よび絶縁層としての酸化シリコン層、918は熱抵抗層
としての窒化タンタル膜、919は配線としてのアルミ
ニウム合金膜、および920は保護層としての窒化シリ
コン膜であり、以上で記録ヘッドの基体940を形成し
ている。ここでは950が発熱部となり、インク吐出部
960からインクが吐出される。また、天板970は基
体940と協働して液路980を形成している。
体である。912はp型のウェル領域、908はn型の
ドレイン領域、916はn型の電界緩和ドレイン領域、
907はn型のソース領域、914はゲート電極であ
り、これらでMIS型電界効果トランジスタを用いたス
イッチ素子930を形成している。917は蓄熱層、お
よび絶縁層としての酸化シリコン層、918は熱抵抗層
としての窒化タンタル膜、919は配線としてのアルミ
ニウム合金膜、および920は保護層としての窒化シリ
コン膜であり、以上で記録ヘッドの基体940を形成し
ている。ここでは950が発熱部となり、インク吐出部
960からインクが吐出される。また、天板970は基
体940と協働して液路980を形成している。
【0005】ところで、前記構造の記録ヘッドおよびス
イッチ素子に対して数多くの改良が加えられてきたが、
近年製品に対して、高速駆動化、省エネルギー化、高集
積化、低コスト化、および高性能化がより一層求められ
るようになった。このため、図8に示すようなスイッチ
素子として使用されるMIS型電界効果トランジスタ9
30を半導体基体901内に複数個作り込み、これらの
MIS型電界効果トランジスタ930を単独、または複
数個同時に動作させ、結線されている電気熱変換素子を
駆動させる。
イッチ素子に対して数多くの改良が加えられてきたが、
近年製品に対して、高速駆動化、省エネルギー化、高集
積化、低コスト化、および高性能化がより一層求められ
るようになった。このため、図8に示すようなスイッチ
素子として使用されるMIS型電界効果トランジスタ9
30を半導体基体901内に複数個作り込み、これらの
MIS型電界効果トランジスタ930を単独、または複
数個同時に動作させ、結線されている電気熱変換素子を
駆動させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電気熱
変換素子を駆動させるために必要となる大電流下におい
ては、従来のMIS型電界効果トランジスタ930を機
能させると、ドレイン−ウェル間のpn逆バイアス接合
部では高電界に耐えられずにリーク電流が発生し、スイ
ッチ素子として要求される耐圧を満足することができな
かった。更に、スイッチ素子として使用されるMIS型
電界効果トランジスタのオン抵抗が大きいと、ここでの
電流の無駄な消費によって、電気熱変換素子を躯動する
ために必要な電流が得られなくなるという解決すべき問
題があった。
変換素子を駆動させるために必要となる大電流下におい
ては、従来のMIS型電界効果トランジスタ930を機
能させると、ドレイン−ウェル間のpn逆バイアス接合
部では高電界に耐えられずにリーク電流が発生し、スイ
ッチ素子として要求される耐圧を満足することができな
かった。更に、スイッチ素子として使用されるMIS型
電界効果トランジスタのオン抵抗が大きいと、ここでの
電流の無駄な消費によって、電気熱変換素子を躯動する
ために必要な電流が得られなくなるという解決すべき問
題があった。
【0007】また、耐圧の問題を解決するためには、図
9に示すようなMIS型電界効果トランジスタ1030
が考えられる。
9に示すようなMIS型電界効果トランジスタ1030
が考えられる。
【0008】図9中の、半導体基体1001、n型のソ
ース領域1007、n型のドレイン領域1008、ゲー
ト電極1014、蓄熱層および絶縁層としての酸化シリ
コン層1017、熱抵抗層としての窒化タンタル膜10
18、配線としてのアルミニウム合金膜1019、保護
層としての窒化シリコン膜1020、記録ヘッドの基体
1040、発熱部1050、インク吐出部1060、天
板1070、液路1080のそれぞれは図8に示した、
半導体基体901、n型のソース領域907、n型のド
レイン領域908、ゲート電極914、蓄熱層および絶
縁層としての酸化シリコン層917、熱抵抗層としての
窒化タンタル膜918、配線としてのアルミニウム合金
膜919、保護層としての窒化シリコン膜920、記録
ヘッドの基体940、発熱部950、インク吐出部96
0、天板970、液路980と同様のものである。
ース領域1007、n型のドレイン領域1008、ゲー
ト電極1014、蓄熱層および絶縁層としての酸化シリ
コン層1017、熱抵抗層としての窒化タンタル膜10
18、配線としてのアルミニウム合金膜1019、保護
層としての窒化シリコン膜1020、記録ヘッドの基体
1040、発熱部1050、インク吐出部1060、天
板1070、液路1080のそれぞれは図8に示した、
半導体基体901、n型のソース領域907、n型のド
レイン領域908、ゲート電極914、蓄熱層および絶
縁層としての酸化シリコン層917、熱抵抗層としての
窒化タンタル膜918、配線としてのアルミニウム合金
膜919、保護層としての窒化シリコン膜920、記録
ヘッドの基体940、発熱部950、インク吐出部96
0、天板970、液路980と同様のものである。
【0009】図9に示すMIS型電界効果トランジスタ
の構造は通常の構造とは異なるもので、p型の半導体基
板1001には、n型のソース領域1007の周囲をp
型のベース領域1005で囲む形状とすることにより、
n型のウェル領域1002の一部をドレインとするもの
である、このように、n型のウェル領域1002を利用
してドレインの中にチャネルを作り込むことによって、
耐圧を決定しているドレインの深さを深く、また、低濃
度で作り込むことが可能となり、耐圧の問題を解決する
ことができるものとなっている。
の構造は通常の構造とは異なるもので、p型の半導体基
板1001には、n型のソース領域1007の周囲をp
型のベース領域1005で囲む形状とすることにより、
n型のウェル領域1002の一部をドレインとするもの
である、このように、n型のウェル領域1002を利用
してドレインの中にチャネルを作り込むことによって、
耐圧を決定しているドレインの深さを深く、また、低濃
度で作り込むことが可能となり、耐圧の問題を解決する
ことができるものとなっている。
【0010】しかしながら、このMIS型電界効果トラ
ンジスタ1030はスイッチ素子としての特性は前述の
とおり高性能ではあるが、アナログ素子としては不自由
な面を有する素子であった。一般的なアナログ素子では
マスクでチャネル長を調整することにより、任意のしき
い値電圧を設定することができる。また、基板にバック
ゲート電圧がかかる回路構成に耐えるものであることが
要求される。
ンジスタ1030はスイッチ素子としての特性は前述の
とおり高性能ではあるが、アナログ素子としては不自由
な面を有する素子であった。一般的なアナログ素子では
マスクでチャネル長を調整することにより、任意のしき
い値電圧を設定することができる。また、基板にバック
ゲート電圧がかかる回路構成に耐えるものであることが
要求される。
【0011】図9に示したMIS型電界効果トランジス
タ1030のチャネル長はベース層とソース層の横方向
拡散量の差で決定される。そのため、チャネル長は通常
のMIS型電界効果トランジスタに比べて短く、また、
マスクで調整することもできないので、任意のしきい値
電圧を設定することは困難であった。
タ1030のチャネル長はベース層とソース層の横方向
拡散量の差で決定される。そのため、チャネル長は通常
のMIS型電界効果トランジスタに比べて短く、また、
マスクで調整することもできないので、任意のしきい値
電圧を設定することは困難であった。
【0012】また、スイッチ素子として図9に示したM
IS型電界効果トランジスタ1030を用い、その他の
部分には通常のMISトランジスタを用いた場合には、
耐圧が充分なスイッチ素子を駆動するレベルシフト素子
にも高い耐圧が要求されるが通常のMISトランジスタ
では上述したように耐圧が充分なものとならない。
IS型電界効果トランジスタ1030を用い、その他の
部分には通常のMISトランジスタを用いた場合には、
耐圧が充分なスイッチ素子を駆動するレベルシフト素子
にも高い耐圧が要求されるが通常のMISトランジスタ
では上述したように耐圧が充分なものとならない。
【0013】具体的に述べると、一般的なドライバIC
の信号は図10に示すように伝わる。まず、5.0Vな
いし3.3Vの入力信号がHiとして与えられる。その
信号がデコーダにより、任意のBitに伝わる。その
後、信号はソース接地のCMOS構成のインバータ回路
をとおり、スイッチ素子であるMOSトランジスタのゲ
ートに入力される。
の信号は図10に示すように伝わる。まず、5.0Vな
いし3.3Vの入力信号がHiとして与えられる。その
信号がデコーダにより、任意のBitに伝わる。その
後、信号はソース接地のCMOS構成のインバータ回路
をとおり、スイッチ素子であるMOSトランジスタのゲ
ートに入力される。
【0014】ここで重要となるのは、CMOS構成のイ
ンバータ回路に与えられるVHTという任意の電圧であ
る。MOSトランジスタのオン抵抗を最小とすることに
より、スイッチ素子であるMOSの寸法を最小にするこ
とができるため、電圧VHTはMOSトランジスタのオ
ン抵抗が最小になるように設定される。
ンバータ回路に与えられるVHTという任意の電圧であ
る。MOSトランジスタのオン抵抗を最小とすることに
より、スイッチ素子であるMOSの寸法を最小にするこ
とができるため、電圧VHTはMOSトランジスタのオ
ン抵抗が最小になるように設定される。
【0015】電圧VHTは外部からは入力されないた
め、IC内で電圧レベルを変換する必要がある。このよ
うに電圧レベルを変換するレベルシフト回路としては、
図11に示すように複数個のダイオードを順方向に直列
に接続して定電圧を得る方法もあるが、1個のダイオー
ドの特性ばらつきが乗数で効いてくるうえに、電流に依
存する電圧変動を防ぐためにダイオードのサイズを大き
くする必要があり、これらのことから現実的な方法とは
いえない。
め、IC内で電圧レベルを変換する必要がある。このよ
うに電圧レベルを変換するレベルシフト回路としては、
図11に示すように複数個のダイオードを順方向に直列
に接続して定電圧を得る方法もあるが、1個のダイオー
ドの特性ばらつきが乗数で効いてくるうえに、電流に依
存する電圧変動を防ぐためにダイオードのサイズを大き
くする必要があり、これらのことから現実的な方法とは
いえない。
【0016】一般的に用いられるレベルシフト回路とし
て、ソースホロワのトランジスタを介在させて電圧を得
るものが挙げられる。図12は図10に示した回路にソ
ースホロワのトランジスタを介在させた回路の構成を示
す図である。
て、ソースホロワのトランジスタを介在させて電圧を得
るものが挙げられる。図12は図10に示した回路にソ
ースホロワのトランジスタを介在させた回路の構成を示
す図である。
【0017】図12に示す回路において、スイッチMO
Sを駆動するドレイン電圧VHを30V,VGNDHを
0Vとして、ゲート電圧VHTを12Vにする場合、レ
ベルシフトに用いるソースホロワのトランジスタには、
−12Vのバックゲート電圧がかかり、またドレイン−
ソース間耐圧が18V以上必要になることがわかる。
Sを駆動するドレイン電圧VHを30V,VGNDHを
0Vとして、ゲート電圧VHTを12Vにする場合、レ
ベルシフトに用いるソースホロワのトランジスタには、
−12Vのバックゲート電圧がかかり、またドレイン−
ソース間耐圧が18V以上必要になることがわかる。
【0018】このようにスイッチ素子をスイッチ特性の
優れたMIS型電界効果トランジスタ構造にすると、任
意のしきい値電圧を設定できず、また、バックゲート電
圧に耐えるアナログ特性を有する耐圧素子が不足すると
いう解決すべき問題があった。
優れたMIS型電界効果トランジスタ構造にすると、任
意のしきい値電圧を設定できず、また、バックゲート電
圧に耐えるアナログ特性を有する耐圧素子が不足すると
いう解決すべき問題があった。
【0019】そこで本発明は、前述の課題を解決し、大
電流、高耐圧で高速駆動、省エネルギー、高集積化、お
よび低コスト化が達成できる、MIS型電界効果トラン
ジスタを含む高性能な半導体装置を提供することを目的
とする。
電流、高耐圧で高速駆動、省エネルギー、高集積化、お
よび低コスト化が達成できる、MIS型電界効果トラン
ジスタを含む高性能な半導体装置を提供することを目的
とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置は、
スイッチ素子とこのスイッチ素子を駆動するための回路
を同一基体上に形成した半導体装置において、前記スイ
ッチ素子は、第1導電型の半導体基体の一主面に設けら
れた第2導電型の第1の半導体領域と、前記第1の半導
体領域に設けられた第1導電型の第2の半導体領域と、
前記第2の半導体領域と前記第1の半導体領域のPN接
合が終端する表面に絶縁膜を介して設けられた第1のゲ
ート電極と、前記第2の半導体領域の表面側に前記第1
のゲート電極の一方の端部に整合した第2導電型の第1
のソース領域と、前記第1の半導体領域の表面側に設け
られた第2導電型の第1のドレイン領域と、を有する第
1のMIS型電界効果トランジスタであり、前記スイッ
チ素子を駆動するための回路は、第1導電型の半導体基
体の一主面に設けられた第2導電型の第3の半導体領域
と、前記第3の半導体領域の表面上に絶縁膜を介して設
けられた第2のゲート電極と、前記第2のゲート電極の
一方の端部側で、且つ前記第3の半導体領域に設けられ
た第2導電型の低濃度ドレイン領域と、前記第2のゲー
ト電極の他方の端部に整合して前記第3の半導体領域に
設けられた第2導電型の第2のソース領域と、前記第2
のゲート電極の前記一方の端部側の前記低濃度ドレイン
領域の端部から離れて設けられた第2導電型の第2のド
レイン領域と、を有する第2のMIS型電界効果トラン
ジスタを具備することを特徴とする。
スイッチ素子とこのスイッチ素子を駆動するための回路
を同一基体上に形成した半導体装置において、前記スイ
ッチ素子は、第1導電型の半導体基体の一主面に設けら
れた第2導電型の第1の半導体領域と、前記第1の半導
体領域に設けられた第1導電型の第2の半導体領域と、
前記第2の半導体領域と前記第1の半導体領域のPN接
合が終端する表面に絶縁膜を介して設けられた第1のゲ
ート電極と、前記第2の半導体領域の表面側に前記第1
のゲート電極の一方の端部に整合した第2導電型の第1
のソース領域と、前記第1の半導体領域の表面側に設け
られた第2導電型の第1のドレイン領域と、を有する第
1のMIS型電界効果トランジスタであり、前記スイッ
チ素子を駆動するための回路は、第1導電型の半導体基
体の一主面に設けられた第2導電型の第3の半導体領域
と、前記第3の半導体領域の表面上に絶縁膜を介して設
けられた第2のゲート電極と、前記第2のゲート電極の
一方の端部側で、且つ前記第3の半導体領域に設けられ
た第2導電型の低濃度ドレイン領域と、前記第2のゲー
ト電極の他方の端部に整合して前記第3の半導体領域に
設けられた第2導電型の第2のソース領域と、前記第2
のゲート電極の前記一方の端部側の前記低濃度ドレイン
領域の端部から離れて設けられた第2導電型の第2のド
レイン領域と、を有する第2のMIS型電界効果トラン
ジスタを具備することを特徴とする。
【0021】この場合、スイッチ素子を構成する第2の
半導体領域と、該スイッチ素子を駆動するための回路を
構成する低濃度ドレイン領域は同時に形成されているこ
ととしてもよい。
半導体領域と、該スイッチ素子を駆動するための回路を
構成する低濃度ドレイン領域は同時に形成されているこ
ととしてもよい。
【0022】本発明の半導体装置の製造方法は、スイッ
チ素子とこのスイッチ素子を駆動するための回路を同一
基体上に形成する半導体装置の製造方法であって、第1
導電型の半導体基体の表面に、第2導電型の第1の半導
体領域および第2の半導体領域を形成する工程と、前記
第1および第2の半導体領域上に、ゲート絶縁膜を形成
する工程と、前記第1および第2の半導体領域上の表面
に前記ゲート絶縁膜を介して第1および第2のゲート電
極を形成する工程と、前記第1のゲート電極をマスクと
した第1導電型の不純物のイオン注入により、前記第1
の半導体領域中に、この第1の半導体領域より高濃度な
第1導電型の第3の半導体領域を形成し、前記第2のゲ
ート電極をマスクとした第2導電型の不純物のイオン注
入により、前記第2の半導体領域中に、第2導電型の低
濃度ドレイン領域を形成する工程と、前記第3の半導体
領域の表面側に前記第1のゲート電極をマスクとしたイ
オン注入により第2導電型の第1のソース領域を形成
し、前記第1の半導体領域の表面側に第2導電型の第1
のドレイン領域を形成する工程と、前記半導体基体の表
面側に前記第2のゲート電極をマスクとしたイオン注入
により第1導電型の第2のソース領域を形成し、前記第
2のゲート電極側の前記低濃度ドレイン領域の端部から
離して第1導電型の第2のドレイン領域を形成する工程
と、を含むことを特徴とする。
チ素子とこのスイッチ素子を駆動するための回路を同一
基体上に形成する半導体装置の製造方法であって、第1
導電型の半導体基体の表面に、第2導電型の第1の半導
体領域および第2の半導体領域を形成する工程と、前記
第1および第2の半導体領域上に、ゲート絶縁膜を形成
する工程と、前記第1および第2の半導体領域上の表面
に前記ゲート絶縁膜を介して第1および第2のゲート電
極を形成する工程と、前記第1のゲート電極をマスクと
した第1導電型の不純物のイオン注入により、前記第1
の半導体領域中に、この第1の半導体領域より高濃度な
第1導電型の第3の半導体領域を形成し、前記第2のゲ
ート電極をマスクとした第2導電型の不純物のイオン注
入により、前記第2の半導体領域中に、第2導電型の低
濃度ドレイン領域を形成する工程と、前記第3の半導体
領域の表面側に前記第1のゲート電極をマスクとしたイ
オン注入により第2導電型の第1のソース領域を形成
し、前記第1の半導体領域の表面側に第2導電型の第1
のドレイン領域を形成する工程と、前記半導体基体の表
面側に前記第2のゲート電極をマスクとしたイオン注入
により第1導電型の第2のソース領域を形成し、前記第
2のゲート電極側の前記低濃度ドレイン領域の端部から
離して第1導電型の第2のドレイン領域を形成する工程
と、を含むことを特徴とする。
【0023】本発明のインクジェットヘッドは、上記の
いずれかに記載の半導体装置と、前記半導体装置のスイ
ッチ素子に接続された電気熱変換体と、インクを吐出す
る吐出口とを備えたことを特徴とする。
いずれかに記載の半導体装置と、前記半導体装置のスイ
ッチ素子に接続された電気熱変換体と、インクを吐出す
る吐出口とを備えたことを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例について図
面を参照して説明する。
面を参照して説明する。
【0025】図1(a),(b)は、それぞれ本発明に
よるスイッチ素子および駆動回路素子の断面構造図であ
り、図2はそれを用いた模式的な回路の構成を示す回路
図である。
よるスイッチ素子および駆動回路素子の断面構造図であ
り、図2はそれを用いた模式的な回路の構成を示す回路
図である。
【0026】図1(a)は、本発明に用いられるスイッ
チ素子の一例を示しており、101は第1導電型(本実
施例においてはp型)の半導体基体、102は第1の半
導体基体101の中に形成される第2導電型(本実施例
においてはn型)のウェル領域、103はゲート絶縁
膜、104はゲート電極、105は第2の半導体領域で
あるウェル領域102の中に形成される第1導電型のベ
ース領域、107はゲート電極104の左端部に整合し
ているソース領域、108はウェル領域102とベース
領域105とのPN接合端部から図中右側に離れ、ま
た、ゲート電極104からも横方向に離れた高濃度のド
レイン領域である。
チ素子の一例を示しており、101は第1導電型(本実
施例においてはp型)の半導体基体、102は第1の半
導体基体101の中に形成される第2導電型(本実施例
においてはn型)のウェル領域、103はゲート絶縁
膜、104はゲート電極、105は第2の半導体領域で
あるウェル領域102の中に形成される第1導電型のベ
ース領域、107はゲート電極104の左端部に整合し
ているソース領域、108はウェル領域102とベース
領域105とのPN接合端部から図中右側に離れ、ま
た、ゲート電極104からも横方向に離れた高濃度のド
レイン領域である。
【0027】図1(a)に示されるスイッチ素子は、予
め十分に深く形成したウェル領域102上にベース領域
105を形成する。このウェル領域102とベース領域
105は、それぞれMIS型電界効果トランジスタにお
いて、ドレインとチャネルの役割を果たすこととなる。
そのため、通常のチャネルとなる領域内に不純物を導入
してドレインを形成する順序とは逆に、ドレインとなる
領域内に不純物を導入してチャネルを形成することか
ら、ドレインの渡度をチャネルの濃度より低く設定する
ことが可能である。トランジスタの耐圧はこのドレイン
の耐圧で決定され、その耐圧は通常、ドレインの濃度が
低いほど、ドレインの深さが深いほど高くなる。
め十分に深く形成したウェル領域102上にベース領域
105を形成する。このウェル領域102とベース領域
105は、それぞれMIS型電界効果トランジスタにお
いて、ドレインとチャネルの役割を果たすこととなる。
そのため、通常のチャネルとなる領域内に不純物を導入
してドレインを形成する順序とは逆に、ドレインとなる
領域内に不純物を導入してチャネルを形成することか
ら、ドレインの渡度をチャネルの濃度より低く設定する
ことが可能である。トランジスタの耐圧はこのドレイン
の耐圧で決定され、その耐圧は通常、ドレインの濃度が
低いほど、ドレインの深さが深いほど高くなる。
【0028】このため、定格電圧を高く設定でき、大電
流化を可能とし、高速動作を実現できる。
流化を可能とし、高速動作を実現できる。
【0029】また、本発明によるMIS型電界効果トラ
ンジスタの実効チャネル長は、ベース領域105とソー
ス領域107との横方向拡散量の差で決定される。この
横方向拡散量は各領域を構成する物質の物理的係数に基
づいて決定されるため、実効チャネル長は従来のものよ
りも短く設定することができ、オン抵抗を低減すること
ができる。このオン抵抗の低減は、単位寸法における最
大電流量を大きくすることにつながり、高速動作、省エ
ネルギー、および高集積化が可能となる。
ンジスタの実効チャネル長は、ベース領域105とソー
ス領域107との横方向拡散量の差で決定される。この
横方向拡散量は各領域を構成する物質の物理的係数に基
づいて決定されるため、実効チャネル長は従来のものよ
りも短く設定することができ、オン抵抗を低減すること
ができる。このオン抵抗の低減は、単位寸法における最
大電流量を大きくすることにつながり、高速動作、省エ
ネルギー、および高集積化が可能となる。
【0030】また、このベース領域105とソース領域
107はどちらもゲート電極104をマスクとしたイオ
ンの導入により自己整合的(セルフアライン)に形成さ
れるため、アライメントによる寸法差が生じることはな
く、MIS型電界効果トランジスタをしきい値がばらつ
くことなく製造することができ、高歩留りを実現し、高
信頼性を得ることができるものとなっている。
107はどちらもゲート電極104をマスクとしたイオ
ンの導入により自己整合的(セルフアライン)に形成さ
れるため、アライメントによる寸法差が生じることはな
く、MIS型電界効果トランジスタをしきい値がばらつ
くことなく製造することができ、高歩留りを実現し、高
信頼性を得ることができるものとなっている。
【0031】図1(b)は、図1(a)のスイッチ素子
を駆動するための同じ半導体集積回路中に形成される素
子であり、111は第1導電型(本実施例においてはp
型)の半導体基体、119は第1の半導体基体101の
中に形成される第2導電型(本実施例においてはn型)
のウェル領域、113はゲート絶縁膜、114はゲート
電極、116はウェル領域119の中に形成される電界
緩和ドレイン領域(低濃度ドレイン領域)、117はゲ
ート電極の左端部に整合しているソース領域、118は
ゲート電極から横方向に離れた高濃度のドレイン領域で
ある。
を駆動するための同じ半導体集積回路中に形成される素
子であり、111は第1導電型(本実施例においてはp
型)の半導体基体、119は第1の半導体基体101の
中に形成される第2導電型(本実施例においてはn型)
のウェル領域、113はゲート絶縁膜、114はゲート
電極、116はウェル領域119の中に形成される電界
緩和ドレイン領域(低濃度ドレイン領域)、117はゲ
ート電極の左端部に整合しているソース領域、118は
ゲート電極から横方向に離れた高濃度のドレイン領域で
ある。
【0032】ドレイン領域118側に電界緩和ドレイン
領域(低濃度ドレイン領域)116を備え、チャネルと
低濃度ドレイン領域116とのPN接合端部から、高濃
度ドレイン領域118が離れ、更にはゲート電極114
からも離れているため、通常のゲート電極に対してセル
フアラインでソース−ドレイン領域を形成するMIS型
電界効果トランジスタに比してソース−ドレイン間の耐
圧を高く設定できる。
領域(低濃度ドレイン領域)116を備え、チャネルと
低濃度ドレイン領域116とのPN接合端部から、高濃
度ドレイン領域118が離れ、更にはゲート電極114
からも離れているため、通常のゲート電極に対してセル
フアラインでソース−ドレイン領域を形成するMIS型
電界効果トランジスタに比してソース−ドレイン間の耐
圧を高く設定できる。
【0033】さらに、図1(a)に示したスイッチ素子
と同様に、予め十分に深く形成したウェル領域119上
に低濃度ドレイン領域116を形成する。このウェル領
域119と低濃度ドレイン領域116は、それぞれMI
S型電界効果トランジスタにおいて、ドレインとチャネ
ルの役割を果たすこととなり、このことからも、図1
(a)に示したスイッチ素子と同様に定格電圧を高く設
定でき、大電流化を可能とし、高速動作を実現できる。
と同様に、予め十分に深く形成したウェル領域119上
に低濃度ドレイン領域116を形成する。このウェル領
域119と低濃度ドレイン領域116は、それぞれMI
S型電界効果トランジスタにおいて、ドレインとチャネ
ルの役割を果たすこととなり、このことからも、図1
(a)に示したスイッチ素子と同様に定格電圧を高く設
定でき、大電流化を可能とし、高速動作を実現できる。
【0034】また、本発明によるMIS型電界効果トラ
ンジスタの実効チャネル長は、低濃度ドレイン領域11
6とソース領域117との横方向拡散量の差で決定され
る。この横方向拡散量は各領域を構成する物質の物理的
係数に基づいて決定されるため、実効チャネル長は従来
のものよりも短く設定することができ、オン抵抗を低減
することができる。このオン抵抗の低減は、単位寸法に
おける最大電流量を大きくすることにつながり、高速動
作、省エネルギー、および高集積化が可能となる。
ンジスタの実効チャネル長は、低濃度ドレイン領域11
6とソース領域117との横方向拡散量の差で決定され
る。この横方向拡散量は各領域を構成する物質の物理的
係数に基づいて決定されるため、実効チャネル長は従来
のものよりも短く設定することができ、オン抵抗を低減
することができる。このオン抵抗の低減は、単位寸法に
おける最大電流量を大きくすることにつながり、高速動
作、省エネルギー、および高集積化が可能となる。
【0035】また、この低濃度ドレイン領域116とソ
ース領域117はどちらもゲート電極114をマスクと
したイオンの導入により自己整合的(セルフアライン)
に形成されるため、アライメントによる寸法差が生じる
ことはなく、MIS型電界効果トランジスタをしきい値
がばらつくことなく製造することができ、高歩留りを実
現し、高信頼性を得ることができるものとなっている。
また、チャネル長を自由に設計できるため、任意のしき
い値電圧を設定でき、バックゲート電圧に耐えるアナロ
グ特性を有し、自由な設計が可能となる。
ース領域117はどちらもゲート電極114をマスクと
したイオンの導入により自己整合的(セルフアライン)
に形成されるため、アライメントによる寸法差が生じる
ことはなく、MIS型電界効果トランジスタをしきい値
がばらつくことなく製造することができ、高歩留りを実
現し、高信頼性を得ることができるものとなっている。
また、チャネル長を自由に設計できるため、任意のしき
い値電圧を設定でき、バックゲート電圧に耐えるアナロ
グ特性を有し、自由な設計が可能となる。
【0036】そして、図1の(a),(b)に示したト
ランジスタは、基体101と111をシリコン基板など
の共通基体を用いて一体化できる。これにより、図2に
示すような簡単な回路構成にて実現することができる。
ランジスタは、基体101と111をシリコン基板など
の共通基体を用いて一体化できる。これにより、図2に
示すような簡単な回路構成にて実現することができる。
【0037】図2において、RHは電気熱変換体のよう
な負荷であり、その低電位側VGNDHには、図1
(a)のようなトランジスタがスイッチ素子として接続
されている。スイッチ素子のゲートにはCMOSインバ
ータが接続され、CMOSインバータの入力端子にはア
ンドゲートが接続されている。CMOSインバータの高
電位側の基準電圧VHTを与えるレベルシフト素子に
は、図1(b)に示したようなトランジスタが用いられ
ている。CMOSインバータを構成するトランジスタや
アンドゲートを構成するトランジスタは、図1(a),
(b)に示したトランジスタとは異なる低濃度ドレイン
領域(電界緩和ドレイン領域)のない一般的なMOSト
ランジスタで構成できる。
な負荷であり、その低電位側VGNDHには、図1
(a)のようなトランジスタがスイッチ素子として接続
されている。スイッチ素子のゲートにはCMOSインバ
ータが接続され、CMOSインバータの入力端子にはア
ンドゲートが接続されている。CMOSインバータの高
電位側の基準電圧VHTを与えるレベルシフト素子に
は、図1(b)に示したようなトランジスタが用いられ
ている。CMOSインバータを構成するトランジスタや
アンドゲートを構成するトランジスタは、図1(a),
(b)に示したトランジスタとは異なる低濃度ドレイン
領域(電界緩和ドレイン領域)のない一般的なMOSト
ランジスタで構成できる。
【0038】図3は図1(a)に示したスイッチ素子を
アレイ状に配置した半導体装置の構成を示す断面図であ
り、一つの電気熱変換体のような素子に接続された一つ
のスイッチ素子の断面図である。
アレイ状に配置した半導体装置の構成を示す断面図であ
り、一つの電気熱変換体のような素子に接続された一つ
のスイッチ素子の断面図である。
【0039】図3中、301は半導体基板、302はn
型のウェル層、303はゲート酸化膜、304はゲート
電極、305はp型のベース領域、307はn型のソー
ス領域、308はn型のドレイン領域であり、これらの
それぞれは、図1(a)における半導体基板101、n
型のウェル層102、ゲート酸化膜103、ゲート電極
104、p型のベース領域105、n型のソース領域1
07、n型のドレイン領域108に対応するもので同様
に形成されたものである。
型のウェル層、303はゲート酸化膜、304はゲート
電極、305はp型のベース領域、307はn型のソー
ス領域、308はn型のドレイン領域であり、これらの
それぞれは、図1(a)における半導体基板101、n
型のウェル層102、ゲート酸化膜103、ゲート電極
104、p型のベース領域105、n型のソース領域1
07、n型のドレイン領域108に対応するもので同様
に形成されたものである。
【0040】図3に示すように、一つの電気熱変換体の
ような素子に、互いに並列に接続された複数のトランジ
スタからなる一つのスイッチ素子を、接続することによ
り、大きな電流を流すことができる。これにより、本発
明の半導体装置をアレイ状に配置し、記録装置として使
用する場合でも、図4に示すような各ユニットに対して
スイッチ素子を個々に設けるという簡単な回路構成で実
現でき、低コスト化が可能となる。図4において、ユニ
ット1〜ユニット3は電気熱変換体のような負荷を、ト
ランジスタTrl〜Tr3は上述した一つのトランジス
タ或いは並列接続された複数のトランジスタからなるス
イッチ素子を示している。
ような素子に、互いに並列に接続された複数のトランジ
スタからなる一つのスイッチ素子を、接続することによ
り、大きな電流を流すことができる。これにより、本発
明の半導体装置をアレイ状に配置し、記録装置として使
用する場合でも、図4に示すような各ユニットに対して
スイッチ素子を個々に設けるという簡単な回路構成で実
現でき、低コスト化が可能となる。図4において、ユニ
ット1〜ユニット3は電気熱変換体のような負荷を、ト
ランジスタTrl〜Tr3は上述した一つのトランジス
タ或いは並列接続された複数のトランジスタからなるス
イッチ素子を示している。
【0041】次に、本発明による半導体装置の製造工程
を示すが、以下の実施の形態に限定されることはなく、
本発明の目的が達成され得るものであれば良い。
を示すが、以下の実施の形態に限定されることはなく、
本発明の目的が達成され得るものであれば良い。
【0042】図5(a)〜(e)は、本発明に係る半導
体装置の製造工程毎の断面図である。図5(a)に示す
ように、p型半導体基体501の表面に、n型のウェル
領域502,512を形成する。このn型のウェル領域
502,512はp型半導体基体501上にイオン注入
法等を用いて、選択的に形成する。また、n型のウェル
領域502,512をp型半導体基体501全面にエピ
タキシャル成長法を用いて形成して、p型のウェル領域
を選択的に形成することも可能である。
体装置の製造工程毎の断面図である。図5(a)に示す
ように、p型半導体基体501の表面に、n型のウェル
領域502,512を形成する。このn型のウェル領域
502,512はp型半導体基体501上にイオン注入
法等を用いて、選択的に形成する。また、n型のウェル
領域502,512をp型半導体基体501全面にエピ
タキシャル成長法を用いて形成して、p型のウェル領域
を選択的に形成することも可能である。
【0043】次に、図5(b)に示すように、p型半導
体基体501、n型のウェル領域502,512の上面
に、例えば、水素燃焼酸化により膜厚約50nmのゲー
ト酸化膜503を成長させ、続いて、ゲート酸化膜50
3上に、例えばLPCVD(Low Pressure Chemical Va
por Deposition)法により膜厚約300nmの多結晶シ
リコンを堆積させる。この多結晶シリコンは、LPCV
D法で堆積させると同時に、リンをドーピングしたり、
または堆積後に、イオン注入法や固相拡散法を用いて、
リンをドーピングして所望の配線抵抗値とする。その
後、フォトリソグラフィーによりパターニングを行な
い、多結晶シリコン膜をエッチングする。これによりM
IS型電界効果トランジスタのゲート電極504、51
4が形成できる。この際、第1のゲート電極504はn
型のウェル領域502上に形成し、第2のゲート電極5
14はn型のウェル領域512上に形成する。
体基体501、n型のウェル領域502,512の上面
に、例えば、水素燃焼酸化により膜厚約50nmのゲー
ト酸化膜503を成長させ、続いて、ゲート酸化膜50
3上に、例えばLPCVD(Low Pressure Chemical Va
por Deposition)法により膜厚約300nmの多結晶シ
リコンを堆積させる。この多結晶シリコンは、LPCV
D法で堆積させると同時に、リンをドーピングしたり、
または堆積後に、イオン注入法や固相拡散法を用いて、
リンをドーピングして所望の配線抵抗値とする。その
後、フォトリソグラフィーによりパターニングを行な
い、多結晶シリコン膜をエッチングする。これによりM
IS型電界効果トランジスタのゲート電極504、51
4が形成できる。この際、第1のゲート電極504はn
型のウェル領域502上に形成し、第2のゲート電極5
14はn型のウェル領域512上に形成する。
【0044】次に図5(c)に示すように、不図示のフ
ォトレジストを塗布し、フォトリソグラフィーによりパ
ターニングを行ない、また、ゲート電極504,514
をマスクとして、選択的にp型の不純物、例えばボロン
をイオン注入して、さらに電気炉で熱処理を行ない、ウ
ェル領域502,512中にベース領域505,電界緩
和層515を形成する。この熱処理は、MIS型電界効
果トランジスタ530のチャネル領域を決定することに
なるため、ウェル領域502,512の深さ、濃度、不
純物の種類、またベース領域505,電界緩和層515
の濃度、および不純物の種類により決定される。
ォトレジストを塗布し、フォトリソグラフィーによりパ
ターニングを行ない、また、ゲート電極504,514
をマスクとして、選択的にp型の不純物、例えばボロン
をイオン注入して、さらに電気炉で熱処理を行ない、ウ
ェル領域502,512中にベース領域505,電界緩
和層515を形成する。この熱処理は、MIS型電界効
果トランジスタ530のチャネル領域を決定することに
なるため、ウェル領域502,512の深さ、濃度、不
純物の種類、またベース領域505,電界緩和層515
の濃度、および不純物の種類により決定される。
【0045】次に、図5(d)に示すように、第1のソ
ース領域507、第1のドレイン領域508を、例えば
ヒ素をイオン注入して、さらに電気炉で例えば950
℃、30分の熱処理を行なって形成する。このうち第1
のソース領域507をゲート電極504をマスクにした
イオン注入により形成することで、第1のソース領域5
07をゲート電極504に自己整合させることができ
る。次に、図5(e)に示すように、第2のソース領域
517、第2のドレイン領域518を、例えばボロンを
イオン注入して、さらに電気炉で例えば950℃、30
分の熱処理を行なって形成する。このうち第2のソース
領域517をゲート電極514をマスクにしたイオン注
入により形成することで、第2のソース領域517をゲ
ート電極514に自己整合させることができる。その
後、図示しないがCVD法により酸化膜を堆積して層間
絶縁膜を形成し、コンタクトを開口し、配線を結線し集
積回路を完成させる。必要に応じて多層配線を用いても
良い。
ース領域507、第1のドレイン領域508を、例えば
ヒ素をイオン注入して、さらに電気炉で例えば950
℃、30分の熱処理を行なって形成する。このうち第1
のソース領域507をゲート電極504をマスクにした
イオン注入により形成することで、第1のソース領域5
07をゲート電極504に自己整合させることができ
る。次に、図5(e)に示すように、第2のソース領域
517、第2のドレイン領域518を、例えばボロンを
イオン注入して、さらに電気炉で例えば950℃、30
分の熱処理を行なって形成する。このうち第2のソース
領域517をゲート電極514をマスクにしたイオン注
入により形成することで、第2のソース領域517をゲ
ート電極514に自己整合させることができる。その
後、図示しないがCVD法により酸化膜を堆積して層間
絶縁膜を形成し、コンタクトを開口し、配線を結線し集
積回路を完成させる。必要に応じて多層配線を用いても
良い。
【0046】ここで、主要部のより詳しい製造法につい
て説明する。MIS型電界効果トランジスタ540は、
MIS型電界効果トランジスタ530に比して、オン抵
抗は高くても支障ない。これは大電流を流す必要がない
ためである。また、動作耐圧もある程度確保されていれ
ば支障ない。そのため、電界緩和層515を形成する際
のイオン打込量は、第2のドレイン領域518の1/1
0〜1/10000程度が適当で、またその深さもベー
ス領域505の2/3〜1/10程度で十分である。
て説明する。MIS型電界効果トランジスタ540は、
MIS型電界効果トランジスタ530に比して、オン抵
抗は高くても支障ない。これは大電流を流す必要がない
ためである。また、動作耐圧もある程度確保されていれ
ば支障ない。そのため、電界緩和層515を形成する際
のイオン打込量は、第2のドレイン領域518の1/1
0〜1/10000程度が適当で、またその深さもベー
ス領域505の2/3〜1/10程度で十分である。
【0047】このようにして作成されたMIS型電界効
果トランジスタ530のVDS−ID(ドレイン電圧−
ドレイン電流)特性と、VG−ID(ゲート電圧一ドレ
イン電流)特性、VG−ABSIW(ゲート電圧−ウェ
ハ電流の絶対値)特性を図6(a),(b)に示し、同
様にMIS型電界効果トランジスタ540のVDS−I
D特性と、VG−ID,ABSIW特性を図7(a),
(b)に示す。このようにMIS型電界効果トランジス
タの動作範囲は負荷抵抗Rにより制御され、またその動
作耐圧はABSIWで表せる基板(ウェハ)電流値の動
作範囲内での最大値により決定される。
果トランジスタ530のVDS−ID(ドレイン電圧−
ドレイン電流)特性と、VG−ID(ゲート電圧一ドレ
イン電流)特性、VG−ABSIW(ゲート電圧−ウェ
ハ電流の絶対値)特性を図6(a),(b)に示し、同
様にMIS型電界効果トランジスタ540のVDS−I
D特性と、VG−ID,ABSIW特性を図7(a),
(b)に示す。このようにMIS型電界効果トランジス
タの動作範囲は負荷抵抗Rにより制御され、またその動
作耐圧はABSIWで表せる基板(ウェハ)電流値の動
作範囲内での最大値により決定される。
【0048】上記のように作成された、MIS型電界効
果トランジスタ540は、MIS型電界効果トランジス
タ530に対し、オン抵抗が1倍以上で、且つ動作耐圧
が2/3倍以下とすることができる。また、MIS型電
界効果トランジスタ540は、MIS型電界効果トラン
ジスタ530に対し、オン抵抗が1倍以上で、且つ動作
範囲内での最大基板電流が10倍以上とすることができ
る。
果トランジスタ540は、MIS型電界効果トランジス
タ530に対し、オン抵抗が1倍以上で、且つ動作耐圧
が2/3倍以下とすることができる。また、MIS型電
界効果トランジスタ540は、MIS型電界効果トラン
ジスタ530に対し、オン抵抗が1倍以上で、且つ動作
範囲内での最大基板電流が10倍以上とすることができ
る。
【0049】以上述べたように、本発明の半導体装置お
よびその製造方法においては、スイッチ素子のドレイン
の濃度をチャネルの濃度より低く設定でき、且つドレイ
ンを十分深く形成できるため、高耐圧により大電圧化を
可能とし、低いオン抵抗による高速動作と大電流化を可
能とし、延いては高集積化と省エネルギー化が得られ、
またスイッチ素子を駆動するための回路には、アナログ
特性を有した中耐圧素子を有するため、製造コストを大
幅に上げることなく、自由な設計と高性能な半導体装置
が実現できる。
よびその製造方法においては、スイッチ素子のドレイン
の濃度をチャネルの濃度より低く設定でき、且つドレイ
ンを十分深く形成できるため、高耐圧により大電圧化を
可能とし、低いオン抵抗による高速動作と大電流化を可
能とし、延いては高集積化と省エネルギー化が得られ、
またスイッチ素子を駆動するための回路には、アナログ
特性を有した中耐圧素子を有するため、製造コストを大
幅に上げることなく、自由な設計と高性能な半導体装置
が実現できる。
【0050】本発明の実施形態によるインクジェットヘ
ッドは、上述したように作製した半導体装置の不図示の
絶縁層上にアルミニウムなどからなる配線と窒化タンタ
ルなどからなる発熱抵抗層とを有する発熱抵抗体を形成
し、吐出口やそれに連通するインク通路を形成するため
に、成形樹脂やフィルムなどからなる天板などの吐出口
形成部材を組合わすことにより作製することができる
(図8参照)。そして、インクタンクを接続して、プリ
ンター本体に搭載すればインクジェットプリンタとな
る。
ッドは、上述したように作製した半導体装置の不図示の
絶縁層上にアルミニウムなどからなる配線と窒化タンタ
ルなどからなる発熱抵抗層とを有する発熱抵抗体を形成
し、吐出口やそれに連通するインク通路を形成するため
に、成形樹脂やフィルムなどからなる天板などの吐出口
形成部材を組合わすことにより作製することができる
(図8参照)。そして、インクタンクを接続して、プリ
ンター本体に搭載すればインクジェットプリンタとな
る。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
スイッチ素子に用いるMIS型電界効果トランジスタの
ドレインの濃度をチャネルの濃度より低く設定でき、且
つドレインを十分深く形成できるため、高耐圧により大
電流化を可能とし、低いオン抵抗による高速動作を可能
とし、延いては高集積化と省エネルギー化が実現でき
る。
スイッチ素子に用いるMIS型電界効果トランジスタの
ドレインの濃度をチャネルの濃度より低く設定でき、且
つドレインを十分深く形成できるため、高耐圧により大
電流化を可能とし、低いオン抵抗による高速動作を可能
とし、延いては高集積化と省エネルギー化が実現でき
る。
【0052】さらにスイッチ素子を駆動するための回路
に、任意のしきい値電圧を設定でき、バックゲート電圧
に耐えるアナログ特性を有した中耐圧素子を形成できる
ため、自由な設計と高性能な半導体装置が実現できる。
に、任意のしきい値電圧を設定でき、バックゲート電圧
に耐えるアナログ特性を有した中耐圧素子を形成できる
ため、自由な設計と高性能な半導体装置が実現できる。
【図1】(a)は本発明によるスイッチ素子、(b)は
本発明による駆動回路素子の断面構造図。
本発明による駆動回路素子の断面構造図。
【図2】本発明の半導体装置を記録装置に使用する場合
の結線例を示す図。
の結線例を示す図。
【図3】本発明によるスイッチ素子を配置した半導体装
置の断面構造図。
置の断面構造図。
【図4】本発明のアレイ状に素子を配置した半導体装置
を用いる場合の結線例を示す図。
を用いる場合の結線例を示す図。
【図5】(a)〜(e)は、本発明に係る第1の実施形
態の製造工程を示す断面図。
態の製造工程を示す断面図。
【図6】(a),(b)は本発明によるスイッチ素子の
電気特性を示す図。
電気特性を示す図。
【図7】(a),(b)は本発明による駆動回路素子の
電気特性を示す図。
電気特性を示す図。
【図8】従来の記録ヘッドの模式的断面図。
【図9】記録ヘッドの模式的断面図。
【図10】一般的なドライバICの信号結線例を示す
図。
図。
【図11】レベルシフト結線例を示す図。
【図12】ソースホロワのトランジスタをレベルシフト
回路に組み込んだときのドライバIC結線例を示す図。
回路に組み込んだときのドライバIC結線例を示す図。
101,111,301,501,801,901,1
001 p型の半導体基体 102,302,502,802,1002 n型の
ウェル領域 912 p型のウェル領域 103,113,303,503,803 ゲート酸
化膜 104,114,304,504,804,814,9
14,1014 ゲート電極 305,505,805,1005 p型のベース領
域 116,516,816,916 n型の電界緩和ド
レイン領域 107,117,307,507,517,807,8
17,907,1007 n型のソース領域 108,118,308,508,518,808,8
18,908,1008 n型のドレイン領域 917,1017 蓄熱層 918,1018 熱抵抗層 919,1019 配線 920,1020 保護層 530,830,930,1030 スイッチ素子 540,840 レベルシフト素子 940,1040 記録ヘッドの基体 950,1050 発熱部 960,1060 インク吐出部 970,1070 天板 980,1080 液路
001 p型の半導体基体 102,302,502,802,1002 n型の
ウェル領域 912 p型のウェル領域 103,113,303,503,803 ゲート酸
化膜 104,114,304,504,804,814,9
14,1014 ゲート電極 305,505,805,1005 p型のベース領
域 116,516,816,916 n型の電界緩和ド
レイン領域 107,117,307,507,517,807,8
17,907,1007 n型のソース領域 108,118,308,508,518,808,8
18,908,1008 n型のドレイン領域 917,1017 蓄熱層 918,1018 熱抵抗層 919,1019 配線 920,1020 保護層 530,830,930,1030 スイッチ素子 540,840 レベルシフト素子 940,1040 記録ヘッドの基体 950,1050 発熱部 960,1060 インク吐出部 970,1070 天板 980,1080 液路
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(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
H01L 27/092
Fターム(参考) 2C057 AG46 AG83 AP53 AP56 BA03
BA13
5F048 AA05 AA07 AB10 AC01 AC03
BA01 BC01 BC03 BC05 BC20
BE01 BE02 BE03 BE04 BH01
Claims (4)
- 【請求項1】 スイッチ素子とこのスイッチ素子を駆動
するための回路を同一基体上に形成した半導体装置にお
いて、 前記スイッチ素子は、 第1導電型の半導体基体の一主面に設けられた第2導電
型の第1の半導体領域と、 前記第1の半導体領域に設けられた第1導電型の第2の
半導体領域と、 前記第2の半導体領域と前記第1の半導体領域のPN接
合が終端する表面に絶縁膜を介して設けられた第1のゲ
ート電極と、 前記第2の半導体領域の表面側に前記第1のゲート電極
の一方の端部に整合した第2導電型の第1のソース領域
と、 前記第1の半導体領域の表面側に設けられた第2導電型
の第1のドレイン領域と、を有する第1のMIS型電界
効果トランジスタであり、 前記スイッチ素子を駆動するための回路は、 第1導電型の半導体基体の一主面に設けられた第2導電
型の第3の半導体領域と、 前記第3の半導体領域の表面上に絶縁膜を介して設けら
れた第2のゲート電極と、 前記第2のゲート電極の一方の端部側で、且つ前記第3
の半導体領域に設けられた第2導電型の低濃度ドレイン
領域と、 前記第2のゲート電極の他方の端部に整合して前記第3
の半導体領域に設けられた第2導電型の第2のソース領
域と、 前記第2のゲート電極の前記一方の端部側の前記低濃度
ドレイン領域の端部から離れて設けられた第2導電型の
第2のドレイン領域と、 を有する第2のMIS型電界効果トランジスタを具備す
ることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の半導体装置において、 スイッチ素子を構成する第2の半導体領域と、該スイッ
チ素子を駆動するための回路を構成する低濃度ドレイン
領域は同時に形成されていることを特徴とする半導体装
置。 - 【請求項3】 スイッチ素子とこのスイッチ素子を駆動
するための回路を同一基体上に形成する半導体装置の製
造方法であって、 第1導電型の半導体基体の表面に、第2導電型の第1の
半導体領域および第2の半導体領域を形成する工程と、 前記第1および第2の半導体領域上に、ゲート絶縁膜を
形成する工程と、 前記第1および第2の半導体領域上の表面に前記ゲート
絶縁膜を介して第1および第2のゲート電極を形成する
工程と、 前記第1のゲート電極をマスクとした第1導電型の不純
物のイオン注入により、前記第1の半導体領域中に、こ
の第1の半導体領域より高濃度な第1導電型の第3の半
導体領域を形成し、前記第2のゲート電極をマスクとし
た第2導電型の不純物のイオン注入により、前記第2の
半導体領域中に、第2導電型の低濃度ドレイン領域を形
成する工程と、 前記第3の半導体領域の表面側に前記第1のゲート電極
をマスクとしたイオン注入により第2導電型の第1のソ
ース領域を形成し、前記第1の半導体領域の表面側に第
2導電型の第1のドレイン領域を形成する工程と、 前記半導体基体の表面側に前記第2のゲート電極をマス
クとしたイオン注入により第1導電型の第2のソース領
域を形成し、前記第2のゲート電極側の前記低濃度ドレ
イン領域の端部から離して第1導電型の第2のドレイン
領域を形成する工程と、 を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項4】 請求項1又は2記載の半導体装置と、前
記半導体装置のスイッチ素子に接続された電気熱変換体
と、インクを吐出する吐出口とを備えたことを特徴とす
るインクジェットヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001340925A JP2003142596A (ja) | 2001-11-06 | 2001-11-06 | 半導体装置及びその製造方法並びにインクジェットヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001340925A JP2003142596A (ja) | 2001-11-06 | 2001-11-06 | 半導体装置及びその製造方法並びにインクジェットヘッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003142596A true JP2003142596A (ja) | 2003-05-16 |
Family
ID=19155058
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001340925A Pending JP2003142596A (ja) | 2001-11-06 | 2001-11-06 | 半導体装置及びその製造方法並びにインクジェットヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003142596A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100731352B1 (ko) | 2004-01-28 | 2007-06-21 | 삼성전자주식회사 | 잉크젯 프린터의 헤드칩 |
-
2001
- 2001-11-06 JP JP2001340925A patent/JP2003142596A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100731352B1 (ko) | 2004-01-28 | 2007-06-21 | 삼성전자주식회사 | 잉크젯 프린터의 헤드칩 |
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