JP2003141727A - 光情報記録装置 - Google Patents

光情報記録装置

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JP2003141727A
JP2003141727A JP2001334257A JP2001334257A JP2003141727A JP 2003141727 A JP2003141727 A JP 2003141727A JP 2001334257 A JP2001334257 A JP 2001334257A JP 2001334257 A JP2001334257 A JP 2001334257A JP 2003141727 A JP2003141727 A JP 2003141727A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 光変調制御信号波形の歪みやスキュー等によ
る光変調波形の所望値からのずれを抑制し、情報記録の
高速化と情報記録媒体への高密度化記録などの要求に対
しても、コストと性能などを犠牲にすることなく実現で
きるようにする。 【解決手段】 複数のパルス列波形の各パルス幅を示す
タイミング情報を記憶し、そのタイミング情報から光源
102の照射レベルの変化タイミングを示す変調信号を
生成し、上記タイミング情報から上記照射レベルに対応
する状態の遷移を指示する状態遷移信号を生成し、上記
変調信号と上記状態遷移信号と予め設定された遷移規則
とから上記状態の遷移を制御し、選択された状態に対応
した変調データを生成し、上記変調信号と上記変調デー
タとから光源102を駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、CD−Rドライ
ブ装置,CD−RWドライブ装置,DVD−Rドライブ
装置,DVD−RWドライブ装置及びDVD−RAMド
ライブ装置などの記録可能な情報記録媒体に対する情報
の記録を行う光情報記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より記録可能な光ディスク(情報記
録媒体)に対して光源から照射するレーザ光の光変調に
よって情報の記録を行う光ディスク装置においては、1
ビームオーバーライト技術や、高密度化のための記録マ
ーク形状制御のために光変調波形をマルチパルス化,多
値レベル化(例えば、図4の(c)の光変調波形を参
照)して制御する技術が必須になっており、それにとも
なって光源駆動部(以下、「LDドライバ」とも称す
る)においては複数の電流をスイッチングする必要があ
り、その結果入力される信号線が増加する。
【0003】また、光ディスクに対する高速記録及び高
密度記録のため、今後さらにデータの転送レートを増大
することと、パルス分割幅をより細分化することと、さ
らにパワーのレベル数を増加することが要求されてい
る。さらに、上記光源を搭載したピックアップは光ディ
スクの半径方向に可動(この動作を「シーク動作」と呼
ぶ)させるため、上記ピックアップと信号処理部等を搭
載している回路基板とは可撓性回路(Flexible
Print Circuit:FPC)基板と呼ばれ
る曲げの可能な基板で接続するようにするのが一般的で
あり、LDドライバはピックアップに搭載された光源
(LD)の近傍に配置し、上記信号制御部からLDドラ
イバまでは上記FPC基板を用いて配線している。
【0004】しかし、光変調制御信号を供給するFPC
基板はある程度の長さとなることは避けられないため、
光変調制御信号波形の歪み,遅延(特に複数の制御信号
間の遅延差(スキュー))等によるLD駆動電流のスイ
ッチタイミングのずれが生じ、スイッチが同時に切り換
わる時点で波形に乱れが生じ、光源を所望の光波形でレ
ーザ発光させることができなくなる(図13参照)。そ
のため、光ディスク上に形成されるマーク形状やマーク
の位置の精度が損なわれ、その結果としてデータエラー
の原因になる。さらに、FPC基板からの不要輻射の問
題が発生し、ノイズ発生の原因ともなる。
【0005】このような問題を解決するものとして、複
数の電流源の電流をスイッチ手段を介して光源(LD)
に供給するLD駆動手段と、光ディスク(情報記録媒
体)に記録する2値化記録信号に対応してLDを駆動す
る駆動波形(光変調波形)を復元し、上記スイッチ手段
を制御する駆動波形復元手段とを同一のレーザ駆動集積
回路に備えた光源駆動装置(例えば、特開平11−28
3249号公報参照)が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
光源駆動装置は、今後さらに情報記録の高速化と光ディ
スクに対する高密度化記録とが求められると、上記駆動
波形復元手段(光変調制御信号生成部)のより高速動作
及びレーザ駆動集積回路の高集積化が求められるために
微細なCMOSプロセスが好適となる。一方、上記LD
駆動部には、1〜数V程度の動作電圧を持つLDが接続
されるため、高耐圧プロセス(例えば5Vや3.3Vな
ど)が要求される。しかしながら、通常、微細なCMO
Sプロセスでは高耐圧にすることは困難(例えば、0.
18μmCMOSプロセスでは1.8V程度の耐圧しか
ない)であるため、高速化の実現が困難であったり、あ
るいは大幅なコストアップや、消費電力の増大や、集積
回路サイズの増大などの問題が生じる。
【0007】この発明は上記の課題を解決するためにな
されたものであり、光変調制御信号波形の歪みやスキュ
ー等による光変調波形の所望値からのずれを抑制し、情
報記録の高速化と情報記録媒体への高密度化記録などの
要求に対しても、コストと性能などを犠牲にすることな
く実現できるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、次の(1)〜(10)の各光情報記録装
置を提供するものである。 (1)光源を情報記録媒体に記録する二値化信号に対応
する多値の照射レベルに基づく複数のパルス列波形で発
光させ、その発光させた光を上記情報記録媒体に照射し
て上記二値化信号に対応する記録マークを形成する光情
報記録装置において、上記複数のパルス列波形の各パル
ス幅を示すタイミング情報を記憶する駆動波形生成情報
保持手段と、その駆動波形生成情報保持手段に記憶した
タイミング情報に基づいて上記照射レベルの変化タイミ
ングを示す変調信号を生成する変調信号生成手段と、上
記駆動波形生成情報保持手段に記憶したタイミング情報
に基づいて上記照射レベルに対応する状態の遷移を指示
する状態遷移信号を生成する状態遷移信号生成手段と、
上記変調信号生成手段によって生成した変調信号と上記
状態遷移信号生成手段によって生成した状態遷移信号と
予め設定された遷移規則とに基づいて上記状態の遷移を
制御し、選択された状態に対応した変調データを生成す
る状態制御手段と、上記変調信号生成手段によって生成
した変調信号と上記状態制御手段によって生成した変調
データとに基づいて上記光源を駆動する光源駆動手段を
設けた光情報記録装置。
【0009】(2)光源を情報記録媒体に記録する二値
化信号に対応する多値の照射レベルに基づく複数のパル
ス列波形で発光させ、その発光させた光を上記情報記録
媒体に照射して上記二値化信号に対応する記録マークを
形成する光情報記録装置において、上記複数のパルス列
波形の各パルス幅を示すタイミング情報をそれぞれ少な
くとも一つ以上記憶する駆動波形生成情報保持手段と、
上記二値化信号に基づいて上記各タイミング情報毎にそ
の一つを選択するタイミング情報選択手段と、そのタイ
ミング情報選択手段によって選択されたタイミング情報
に基づいて上記照射レベルの変化タイミングを示す変調
信号を生成する変調信号生成手段と、上記タイミング情
報選択手段によって選択されたタイミング情報に基づい
て上記照射レベルに対応する状態の遷移を指示する状態
遷移信号を生成する状態遷移信号生成手段と、上記変調
信号生成手段によって生成した変調信号と上記状態遷移
信号生成手段によって生成した状態遷移信号と予め設定
された遷移規則とに基づいて上記状態の遷移を制御し、
選択された状態に対応した変調データを生成する状態制
御手段と、上記変調信号生成手段によって生成した変調
信号と上記状態制御手段によって生成した変調データと
に基づいて上記光源を駆動する光源駆動手段を設けた光
情報記録装置。
【0010】(3)上記(1)又は(2)の光情報記録
装置において、上記変調信号生成手段が、上記二値化信
号から生成された基準時刻に対して上記駆動波形生成情
報保持手段に記憶した各タイミング情報を順次加算する
ことによって上記変調信号を生成する手段である光情報
記録装置。 (4)上記(1)又は(2)の光情報記録装置におい
て、上記変調信号生成手段が、上記二値化信号から生成
された二つ以上の基準時刻のそれぞれの基準時刻に対し
て上記駆動波形生成情報保持手段に記憶したタイミング
情報の一部を順次加算して変調タイミングパルスを生成
する複数個のタイミングパルス生成手段を有し、そのタ
イミングパルス生成手段によって生成した変調タイミン
グパルスを合成して上記変調信号を生成する手段である
光情報記録装置。 (5)上記(4)の光情報記録装置において、上記二つ
以上の基準時刻の間隔を上記二値化信号に応じて変化す
るようにした光情報記録装置。
【0011】(6)上記(3)乃至(5)のいずれか一
項の光情報記録装置において、上記タイミング情報のパ
ルス幅設定分解能を設定するようにした光情報記録装
置。 (7)上記(6)の光情報記録装置において、上記基準
時刻を上記タイミング情報のパルス幅設定分解能に応じ
て変更するようにした光情報記録装置。 (8)上記(1)乃至(7)のいずれか一項の光情報記
録装置において、上記変調信号又は上記状態遷移信号の
生成エラーを検出するエラー検出手段と、そのエラー検
出手段によって検出した生成エラーに対して所定の処理
を行うエラー処理手段を設けた光情報記録装置。 (9)上記(8)の光情報記録装置において、上記エラ
ー検出手段に、上記状態制御手段と同一の動作を行う状
態模擬手段を設けた光情報記録装置。 (10)上記(8)又は(9)の光情報記録装置におい
て、上記エラー処理手段が、上記変調信号及び上記状態
遷移信号に上記状態制御手段が所定の状態に遷移するよ
うに状態訂正パルスをそれぞれ挿入する処理を行う手段
である光情報記録装置。
【0012】この発明の請求項1記載の光情報記録装置
によれば、上記のように構成することにより、光変調波
形の変化タイミングが変調信号のみによって決まり、供
給される信号間にスキューがあっても光波形には影響を
及ぼさず、正確な発光波形が得られ、正確な記録マーク
を形成することができる。また、この発明の請求項2記
載の光情報記録装置によれば、上記のように構成するこ
とにより、上記請求項1と同様の効果に加えて、より高
精度な記録マーク形成制御が行える。さらに、この発明
の請求項3記載の光情報記録装置によれば、上記のよう
に構成することにより、簡便な構成で確実に変調信号を
生成することができる。また、この発明の請求項4記載
の光情報記録装置によれば、上記のように構成すること
により、記録動作中にタイミング情報を変更しても、別
の基準時刻から決めている変調タイミングには影響しな
いので、CAV記録等のように記録動作中に記録線速に
応じて順次タイミング情報を変更するような場合に好適
である。さらに、この発明の請求項5記載の光情報記録
装置によれば、上記のように構成することにより、一部
のタイミング情報を共通化することができ、駆動波形生
成情報保持手段のメモリ容量の低減を図ることができ
る。
【0013】また、この発明の請求項6記載の光情報記
録装置によれば、上記のように構成することにより、情
報記録媒体や記録線速度などの用途に応じて好適な設定
を選択することができる。さらに、この発明の請求項7
記載の光情報記録装置によれば、上記のように構成する
ことにより、追記や書換えなどの際にパルス幅設定分解
能を変更しても形成される記録マーク位置が変動しない
ようにできる。また、この発明の請求項8記載の光情報
記録装置によれば、上記のように構成することにより、
万が一、駆動波形生成情報に不正なデータが記憶された
り、あるいは駆動波形生成情報の組み合わせによって不
正になっても、光波形生成エラーの伝播を防いで誤った
データを記録し続けることを防止することができる。さ
らに、この発明の請求項9記載の光情報記録装置によれ
ば、上記のように構成することにより、確実に光波形生
成エラーの検出を行える。さらにまた、この発明の請求
項10記載の光情報記録装置によれば、上記のように構
成することにより、光波形生成エラーの処理をすぐに行
える。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
に基づいて具体的に説明する。まず、本発明の光情報記
録装置の一実施形態である情報記録再生装置の全体構成
及び動作概要を図面に基づいて説明する。図1は、本発
明の光情報記録装置の一実施形態である情報記録再生装
置の全体構成を示すブロック図である。図1において、
情報記録媒体100は、再生すべき情報が予め記録され
たCD−ROM,DVD−ROM等の光ディスク、また
は情報が未記録であってユーザが任意に新規の情報を記
録可能なCD−R,CD−RW,DVD−R,DVD−
RAM,MD,MOなどの光ディスクである。
【0015】ピックアップ101は、光源(例えば半導
体レーザ(LD))102からの出射光を情報記録媒体
100に照射して情報の記録を行ったり、情報記録媒体
100からの反射光を受光して受光信号に変換するもの
であり、光源102やその光源102を駆動する光源駆
動部(公知であり、図示を省略)、反射光を受光して受
光信号に変換する受光部103などが配置されている。
また、ピックアップ101には光源102の出射光の一
部をモニタするモニタ受光部(同じく公知であり、図示
を省略)も配置されており、その出力であるモニタ信号
に基づいて光源102の出射光量変動を制御する。
【0016】さらに、情報記録媒体100の照射光に対
する傾き(「チルト」と呼ぶ)を検知するためのチルト
検出受光部(同じく公知であり、図示を省略)などが配
置される場合もある。さらにまた、異なる媒体フォーマ
ットが定められた複数種類の情報記録媒体に対応する情
報記録再生装置の場合(例えば、DVD及びCD両対応
装置など)、それぞれの情報記録媒体に好適な波長の光
源を持つ場合があり、それぞれの光源出射時に情報記録
媒体からの反射光を受光する受光部やモニタ受光部を別
個に備える場合もある。
【0017】信号処理部104は、ピックアップ101
に配置された各種受光部からの受光信号が入力され、様
々な信号処理が行われる。例えば、受光信号から情報を
再生したり、情報記録媒体100の回転に伴う面振れや
トラックの半径方向の振れなどの変動に対して常に所定
の誤差内で光を照射するように制御(フォーカスサーボ
制御及びトラックサーボ制御)するために受光信号から
サーボエラー信号を生成し、そのサーボエラー信号に従
ってピックアップ101を制御する。また、記録すべき
情報を所定の規則に従って変調し、記録信号として光源
102(または光源駆動部)に出力したり、光源102
の出力光量制御を行う。
【0018】回転駆動部105は、情報記録媒体100
を回転させるものであり、信号処理部104によって回
転速度が制御(スピンドルサーボ制御)される。CLV
回転制御を行う際には、より精度よく回転制御をするた
めに情報記録媒体100に埋め込まれた回転制御信号を
ピックアップ101を介して検出し、その回転制御信号
に基づいて回転制御を行う。回転制御信号には、例えば
再生情報記録媒体などでは記録された情報に所定間隔で
配置された同期信号や、記録可能な情報記録媒体では記
録トラックが所定の周波数で蛇行したウォブルなどを用
いる。
【0019】コントローラ106は、ホストコンピュー
タとの記録再生情報の受け渡しやコマンド通信を行って
装置全体の制御を行う。なお、ピックアップ101は情
報記録媒体半径方向に可動(この動作を「シーク動作」
と呼ぶ)させるため、ピックアップ101と信号処理部
104等が搭載されている回路基板とはフレキシブルプ
リント回路(Flexible Print Circ
uit:FPC)基板(またはケーブル)と呼ばれる基
板(またはケーブル)で接続されるのが一般であり、光
源102や受光部103等のピックアップ101に搭載
される部品はこのFPC基板に実装されることも多い。
【0020】次に、上記情報記録再生装置の信号処理部
104の内部構成及び動作概略について説明する。図2
は、図1に示した信号処理部104の内部構成を示すブ
ロック図である。本実施形態の信号処理部104は、異
なるフォーマットの情報記録媒体へ対応させるために上
記光源(LD)102として二つの光源LD1とLD2
を備えており、上記受光部103として受光部PD1〜
PD5を備えており、光源LD1とLD2の照射光の一
部をそれぞれ受光部PD2及びPD5でモニタする。
【0021】受光部PD1では光源LD1の照射時に情
報記録媒体からの反射光を受光し、受光部PD4では光
源LD2の照射時に情報記録媒体からの反射光を受光す
る。受光部PD3はチルト量を検知するための受光部で
ある。受光部PD1とPD3とPD4は、複数に分割さ
れた分割受光素子によって受光している。なお、ピック
アップによっては光源LD1とLD2の出射光を同一の
受光部でモニタする場合もある。同様に、情報記録媒体
からの反射光を受光する受光部も同一とする場合もあ
る。
【0022】受光信号処理部2は、受光部PD1とPD
3とPD4の出力する各受光信号を入力し、各受光信号
のオフセット調整及びゲイン調整などの処理を行う。サ
ーボ信号演算処理部13は、受光信号処理部2から供給
される各受光信号からサーボエラー信号の生成を行う。
同時に、オフセット調整,ゲイン調整も行って生成した
サーボエラー信号をサーボプロセッサ14へ供給する。
RF選択部4は、受光部PD1及び受光部PD4の出力
する受光信号を入力し、後段の回路に必要な信号を選択
あるいは一部加減算などの演算を行って供給する。
【0023】ウォブル信号生成部6は、記録可能な情報
記録媒体にプリフォーマットされたウォブルを検出する
ものである。ウォブル信号処理部15は、ウォブル信号
生成部6の出力する信号から二値化ウォブル信号を抽出
し、WCK生成部17及び回転制御部18へ供給する。
また、情報記録媒体毎に所定の規則でウォブルに変調さ
れたアドレス情報を復調し、コントローラ19へ供給す
る。
【0024】RF信号処理部/PLL部16は、RF信
号処理部によってRF選択部4から入力された再生RF
信号から二値化RF信号を生成し、再生している情報記
録媒体の変調方式規則に則って復調を行う。またPLL
部(PLL回路)によって二値化RF信号から再生クロ
ックを抽出する。復調したデータはコントローラ19に
供給する。また二値化RF信号に所定間隔で挿入された
同期信号によって回転制御信号を抽出して回転制御部1
8へ供給する。回転制御部18は、ウォブル信号処理部
15またはRF信号処理部/PLL部16から入力され
る信号から回転制御を行うためのスピンドルエラー信号
を生成し、サーボプロセッサ14へ供給する。また、情
報記録媒体を角速度一定(CAV)で回転させる場合は
回転制御駆動部(公知であり、図示を省略)から出力さ
れるディスク回転を示す信号(同じく公知であり、図示
を省略)に基づいてスピンドルエラー信号を生成する。
【0025】サーボプロセッサ14は、コントローラ1
9からの指令に基づき、入力される各種サーボエラー信
号からサーボ制御信号を生成し、サーボドライバ20へ
出力する。サーボドライバ20は入力されるサーボ制御
信号に基づいてサーボドライブ信号を生成する。各駆動
部は供給されたサーボドライブ信号によってサーボ制御
動作を行う。ここでは、フォーカス制御,トラック制
御,シーク制御,スピンドル制御及びチルト制御であ
る。
【0026】WCK生成部17は、ウォブル信号処理部
15から供給された二値化ウォブル信号に基づいて記録
クロック信号WCKを生成し、LD変調信号生成部10
とコントローラ19の各部へ供給する。記録時にはその
記録クロック信号WCKを基準にして記録データの生成
などが行われる。記録時には、コントローラ19から記
録クロック信号WCKに同期して記録データ信号Wda
taがLD変調信号生成部10へ供給される。その記録
データ信号Wdataは記録すべき情報が所定の規則に
従って変調されている。
【0027】LD変調信号生成部10は、WCK生成部
17から入力される記録クロック信号WCK及びコント
ローラ19から入力される記録データ信号Wdataか
ら光源LD1あるいは光源LD2を変調するためのLD
変調信号を生成し、LD駆動部12へ供給する。LD制
御部9は、受光部PD2あるいは受光部PD5からのモ
ニタ受光信号を入力し、そのモニタ受光信号に基づいて
光源LD1と光源LD2の出射光量が所望の値になるよ
うにLD駆動部12へ対してLD制御信号を供給する
(いわゆるAPC(Automatic Power
Control)制御を行う)。LD駆動部12は、L
D制御部9から入力されるLD制御信号及びLD変調信
号生成部10から入力されるLD変調信号に基づいて光
源LD1あるいは光源LD2を電流駆動して発光させ
る。また、コントローラ19からは各部の制御信号が出
力される。
【0028】次に、上記LD制御部9及びLD駆動部1
2の詳細な実施形態を説明する。図3は、図2に示した
LD制御部9及びLD駆動部12を集積化したLD駆動
集積回路1の構成図である。図4は、図3に示したLD
駆動集積回路1の各部の出力信号の一例を示す波形図で
ある。図3に示すLD駆動集積回路1は、駆動する光源
LD1及び光源LD2の近傍に配置されており、ピック
アップ101に搭載される。一方、LD駆動集積回路1
にLD変調信号WSPを供給するLD変調信号生成部1
0は、他の信号処理部と共に回路基板に搭載され、両者
を接続する信号線はFPC基板上を伝送される。
【0029】また、LD変調信号生成部10は、記録ク
ロック信号WCKを基準にして記録データ信号Wdat
aから、図4に示すようなLD変調信号WSP(f)及
びステート信号STEN(e−1)を生成する。図4で
は図示を簡便にするために信号WSP及びSTENの記
録データWdataに対する遅延は無視して図示してい
る(通常は生成回路の都合上所定クロック遅延する)。
またこの時、LD変調信号WSPは所要の情報記録媒体
に最適なパルス幅制御が行われているものとする。さら
にはコマンド信号STCMDも生成している。
【0030】LD駆動集積回路1は、LD変調信号生成
部10から供給されるステート信号STENとコマンド
信号STCMDとからLD照射レベルや照射モードを示
すモード制御信号SeqModeに変換するコマンドデ
コーダ(CMDDecorder)22と、同じくLD
変調信号生成部10から供給されるLD変調信号WSP
とステート信号STEN及びモード制御信号SeqMo
deに基づいてLD照射レベルの制御を行うシーケンサ
(Sequencer)21と、シーケンサ21から供
給される変調データDmodL,DmodH及び変調信
号MODに基づいてLD変調電流Imodを生成する変
調部(Data−Modulation)23を備えて
いる。
【0031】また、光源の出射光の一部をモニタするモ
ニタ受光部からのモニタ受光信号を入力してオフセット
調整及びゲイン調整を行うPDアンプ部(PD−AM
P)26と、PDアンプ部26から供給されるモニタ信
号Imonがシーケンサ21から供給される目標レベル
信号Dtargetから生成される基準信号Itarg
etと一致するようにバイアス電流Iapcを制御する
バイアス電流制御部(Bias−Control)27
と、バイアス電流制御部27の出力するバイアス電流I
biasと外部から供給されるバイアス電流Iextと
を選択して電流Ibiasを出力するバイアス電流選択
部(MUX)29と、モニタ信号Imonから駆動して
いる光源LD(光源LD1または光源LD2)の微分量
子効率ηを検出してその検出結果に応じてLD変調電流
のスケールScaleを制御する微分量子効率制御部
(η−Control)28も備えている。
【0032】さらに、高周波重畳信号と高周波重畳時に
バイアス電流に印加するオフセット電流Ihfmofs
を生成する高周波変調部(HF−Modulatio
n)30と、バイアス電流Ibiasと変調電流Imo
dを加算して高周波重畳オフセット電流Ihfmofs
を減算する電流加算部24と、その電流加算部24から
供給される電流を増幅して光源LD1あるいは光源LD
2の駆動電流ILDを供給する電流駆動部25と、コン
トローラ19から(あるいはLD変調信号生成部10を
介して)供給される制御コマンドを受けて各部へ制御信
号を供給する制御部33を備えている。
【0033】また、図4に示す各部の信号波形は一例で
あり、ここで想定する情報記録媒体は相変化型記録媒体
(例えばCD−RWやDVD−RWなどの光ディスク)
とし、記録クロック信号WCK(a)及び記録データ信
号Wdata(b)に基づき、図4の(c)のような光
変調波形で光源LDを発光させて記録マーク(同図の
(d))を形成する。相変化型情報記録媒体は、一般に
は、ライトパワーPw,イレースパワーPe,ボトムパ
ワーPbの三値のマルチパルスで記録マークが形成され
る。この時、記録パワーレベル及び各パルスのパルス幅
・パルス間隔を精度よく制御することによって正確な記
録がなされる。さらに、本実施形態では、図4の(c)
において破線枠(i)と(ii)と(iii)で示すよ
うに、先頭パルスや最終パルスあるいは最終ボトムパル
ス(「クーリングパルス」と呼ぶ)のパワーを設定可能
にしている。
【0034】通常、情報記録媒体あるいはその記録線速
度によってはマークが形成されるとき、隣接のスペース
長によって媒体上で熱的影響を受け、マークのエッジが
隣接スペース長によってさまざまに変動する場合があ
る。これを避けるために、従来では隣接のスペース長を
考慮して光変調波形の各パルス幅を変えている。本実施
形態のように、加えて、隣接のスペース長を考慮してパ
ワーを変えられるようにすれば、媒体に与える熱量とし
ては隣接スペース長に応じてパルス幅補正をするのと等
価になるので、実質的にパルス幅制御分解能の細分化を
行っているのと同等になり、高速記録化対応に適したも
のとなる。
【0035】ここで、各部詳細説明の前に、駆動・制御
対象となる光源LDについて説明する。図8は、駆動電
流−光出力特性の一例を示す線図である。通常、光源L
Dの駆動電流ILDに対する光出力Poは次の数1に示
す式に基づいて近似することができる。ここで、η:微
分量子効率,Ith:閾値電流である。
【0036】
【数1】Po=η・(ILD−Ith)
【0037】所望の光変調波形P(図8の(b))を得
るためには、LD駆動電流ILDをバイアス電流Ibと
変調電流Imの和(Ib+Im)とした場合、バイアス
電流Ibは閾値電流Ithにほぼ等しく、変調電流Im
は同図の(c)のようなP=η・Imになる電流を駆動
すればよい。しかし、一般に、この閾値電流Ithと、
微分量子効率ηは個体間のばらつきのみならず、温度変
化によっても変動するため、所望の光変調波形Pを常時
得るためには、閾値電流Ith及び微分量子効率ηの変
動に伴ってバイアス電流Ibと変調電流Imを制御する
ことが望ましい。例えば、図8の(ii)のように閾値
電流がIth′に、微分量子効率がη′に変動した場
合、所望の光変調波形Pを得るためには、バイアス電流
Ib′をIth′に、変調電流Im′を同図の(d)の
ようにP=η′・Im′となるように制御すればよい。
【0038】図3に示したLD駆動集積回路1では、主
にバイアス電流制御部27がバイアス電流の制御機能
を、微分量子効率制御部28が変調電流の制御機能をそ
れぞれ果たす。
【0039】以下、図3に示したLD駆動集積回路1の
各部の動作と詳細構成について説明する。 [シーケンサ]シーケンサ21は、LD変調信号WSP
とステート信号STENに基づいて光源のLD照射レベ
ルの制御を行う。図5は図3に示したシーケンサ21の
状態遷移図である。各ステートは光源LDの照射レベル
に対応し、SMa,SMbの各ステートマシンは各々独
立に動作する。そして、SMa,SMbの各ステートマ
シンのそれぞれ現在のステートstate0,stat
e1に従って変調データDmodLとDmodHを出力
する。
【0040】すなわち、予め各ステートに対応した変調
データを設定しておき、それぞれのステートマシンの現
在のステートに対応した変調データを選択出力する。ま
た、記録時にはLD変調信号WSPが、再生時にはロー
(Low)の信号が変調信号MODとして出力される。
なお、図3においては変調信号MODはマルチプレクサ
MUX65を経由して変調部23へ供給されているが、
ここでMUX65は変調信号MODを選択出力している
ものとする。
【0041】次段の変調部23では、この変調信号MO
Dがロー(Low)の時は変調データDmodLが、ハ
イ(High)の時には変調データDmodHが選択さ
れるので、SMa内の各ステートはLD変調信号WSP
がロー(Low)の時の照射レベルに、SMb内の各ス
テートはWSPがハイ(High)の時の照射レベルに
対応する。例えば、state0=SPbで変調信号M
OD=ロー(Low)の時、光源LDの照射レベルはボ
トムパワーPbとなり、state1=SPmpで変調
信号MOD=ハイ(High)の時、光源LDの照射レ
ベルはライトパワーPwとなる。
【0042】なお、ステートマシンSMaはLD変調信
号WSPの立ち上がりエッジで状態遷移が行われ、ステ
ートマシンSMbはLD変調信号WSPの立ち下がりエ
ッジで状態遷移が行われるようにしている。すなわち、
それぞれの出力する変調データが出力選択されていない
時に状態の遷移を(変調データの変化を)するようにし
ているので、変調データ変化時でも光源LDの照射レベ
ルの変動は生じない。
【0043】また、先頭パルスPtpや最終パルスPl
pあるいは最終ボトムパルスパワーPclに対応する各
変調データは記録データパターンなどに応じて動的に変
更可能としている。すなわち、予め設定しておいた複数
個の変調データ(例えばPtpを4値、Ptp0〜3)
をコマンドデコーダ22から供給されるパワー選択信号
PwrSelによって選択する。その選択するパワーレ
ベルはコマンド信号STCMDによって指示され、コマ
ンドデコーダ22によってパワー選択信号PwrSel
に変換される。
【0044】次に、各ステートマシンの遷移条件を説明
する。図4の(g−1)と(g−2)は状態遷移の一例
であり、LD変調信号WSP(同図の(f))の変化時
刻を図のようにt0〜t27とする。また、ステート信
号STEN2はステート信号STENをLD変調信号W
SPの立下りで取り直したものであり、ステートマシン
SMaではこれに従い状態遷移を行う。これにより、ス
テートマシンSMaでの状態遷移の基準となるWSPの
立上りに対してステート信号STEN2のデータ確定時
間が十分確保できるので安定した動作が行える。
【0045】*ステートマシンSMa 特に断らない限り、LD変調信号WSPの立上りに同期
して遷移するものとする。 {状態SPr}初期状態。再生時(ライト信号R/W=
0(Read)の時)はここに滞留する。記録開始(R
/W立ち上り)で状態Peに遷移する。この遷移はLD
変調信号WSPに同期しないようにしてもよい。 {状態SPe}ステート信号STEN2=ハイ(Hig
h)で次の状態に遷移する。通常は状態SPbに遷移す
るが(例えば、時刻t3)、後述する特殊条件(A)に
より状態SPclに遷移することもある(例えば、時刻
t25)。また、記録終了(R/W立下り)で状態SP
rに遷移する。
【0046】{状態SPb}STEN2=ロー(Lo
w)で次の状態に遷移する。図4の波形例では状態SP
clに遷移する(例えば、時刻t7)。また、モード制
御信号SeqModeによっては状態SPeに遷移す
る。 {状態SPcl}状態Peに遷移する(例えば、時刻t
9)。また、状態SPr(再生モード)への復帰は、R
/W=Raedになった後、最初に状態SPeに戻った
後移行するようにしてもよいし、R/W=Readによ
り強制的に移行するようにしてもよい。
【0047】*ステートマシンSMb 特に断りない限り、LD変調信号WSPの立下りに同期
して遷移するものとする。 {状態SPe}初期状態。ステート信号STEN=ハイ
(High)で状態SPtpに遷移する(例えば、時刻
t2)。 {状態SPtp}ステート信号STEN=ハイ(Hig
h)の時、状態SPmpに遷移する(時刻t4)。ま
た、ステート信号STEN=ロー(Low)の時、状態
SPlpに遷移する(時刻t18)。後述する特殊条件
(A)によって状態SPeに遷移することもある。
【0048】{状態SPmp}ステート信号STEN=
ロー(Low)の時、状態SPlpに遷移する(時刻t
6)。ステート信号STEN=ハイ(High)ならば
ここに滞留。 {状態SPlp}状態SPeに遷移する(時刻t8)。
また、本実施形態ではコマンドデコーダ22を介してス
テートマシンの遷移モードを動的に変更可能としてい
る。例えば、図4において一点鎖線枠(A)で囲んだ波
形(Ptp→Pcl)を生成する場合は、時刻t(A)
の時点でモードを指定し、上述したステートマシンを特
殊条件(A)で遷移させればよい。また、各々のステー
トマシンの初期化は制御部33を介してコマンド発行に
より行ってもよい。これは例えば強制的に初期状態に戻
したい場合などに有効である。
【0049】[コマンドデコーダ]コマンドデコーダ2
2は、ステート信号STENとコマンド信号STCMD
とから光源LDの照射レベルや照射モードを指定するモ
ード制御信号SeqModeに変換する。そのモード制
御信号SeqModeには、上述したパワー選択信号P
wrSelやステートマシンの遷移モード信号が含まれ
る。コマンドデコーダ22は、ステート信号STENを
クロックとし、コマンド信号STCMDをデータとして
ステート信号STENの両エッジでデータの取り込みを
行う。
【0050】本実施形態では、コマンド信号STCMD
を3ビット(Bit)とし、ステート信号STENの立
上りエッジで最終パルスパワー選択信号PEP(2bi
t)とCLパルス遷移モード信号CLMode(1bi
t)を取り込み、ステート信号STENの立下りエッジ
で先頭パルスパワー選択信号PTP(2bit)を取り
込み、それぞれシーケンサ21へ供給する。最終パルス
パワー選択信号PEPは最終パルスパワーPlpとクー
リングパルスパワーPclを選択し、CLパルス遷移モ
ード信号CLModeは前述の特殊遷移条件(A)のモ
ードを指定する。また、先頭パルスパワー選択信号PT
Pは先頭パルスパワーPtpを選択する。これらのモー
ド制御信号SeqModeは本実施形態の振り分けだけ
でなく、所望の光波形に適合するように定めればよい。
【0051】[変調部]変調部23は、シーケンサ21
から供給される変調データDmodLとDmodH及び
変調信号MODに基づいてLD変調電流Imodを生成
する。PbDAC40は変調データDmodLに基づい
て電流を供給する電流出力DAC(D/Aコンバータ)
であり、PtpDAC41は変調データDmodHに基
づいて電流を供給する電流出力DACである。スイッチ
42はMUX65から供給される選択信号(記録時には
変調信号MODつまりLD変調信号WSPが供給され
る)に従って、PbDAC40あるいはPtpDAC4
1の出力電流を選択してLD変調電流Imodを出力す
る。ここで、選択信号つまり変調信号MODがハイ(H
igh)ならばPtpDAC41の出力を、ロー(Lo
w)ならばPbDAC40の出力を選択する。
【0052】また、PbDAC40とPtpDAC41
のフルスケールIsclはスケールDAC(Scale
DAC)43から供給され、それは微分量子効率制御部
28から供給されるスケール信号Scaleに従って設
定される。さらに、スケールDAC43のフルスケール
IfullはηREFから供給され、使用する光源LD
の微分量子効率から定めればよい。フルスケールIsc
lの算出・設定方法については後述する。したがって、
PbDAC40とPtpDAC41のそれぞれの出力電
流I0とI1は次の数2と数3に示す式に基づく演算に
よって得られる。ここでは、PbDAC40,PtpD
AC41及びスケールDAC43は8ビット(bit)
DACとしている。
【0053】
【数2】I0=(DmodL/255)*(Scale
/255)*Ifull
【0054】
【数3】I1=(DmodH/255)*(Scale
/255)*Ifull
【0055】また、前述したように変調データDmod
L及びDmodHの変化タイミングはスイッチ42で選
択されていない時となっているので、PbDAC40と
PtpDAC41の応答速度が十分高速ならばPbDA
C40とPtpDAC41のそれぞれの出力電流I0と
I1の変化もスイッチ42で選択されていない間に行わ
れ、変調電流Imodの変化は変調信号MODの変化タ
イミングのみによって決まる。
【0056】図6は、図3に示した変調部23の他の構
成例を示すブロック図である。シーケンサ21からはス
テートマシンSMaとSMbの各ステートに対応する変
調データ(PrData〜PlpData)が供給さ
れ、PrDAC80a,PeDAC80b,PbDAC
80c,PclDAC80dと、PeDAC81a,P
tpDAC81b,PmpDAC81c,PlpDAC
81dとはそれらの変調データに基づいてそれぞれ電流
I0a〜I0dと、I1a〜I1dの各電流を出力す
る。スイッチ82はステートマシンSMaの現在のステ
ート示す信号state0に従って電流I0a〜I0d
のうちの1つを選択出力する。同様に、スイッチ83は
ステートマシンSMbの現在のステート示す信号sta
te1に従って電流I1a〜I1dのうちの1つを選択
出力する。
【0057】スイッチ82は、図3と同様にして、MU
X65から供給される選択信号に従ってスイッチ82と
スイッチ83からそれぞれ供給される電流I0又は電流
I1を選択してLD変調電流Imodを出力する。ま
た、スケールDAC43も図3と同様にPrDAC80
a,PeDAC80b,PbDAC80c,PclDA
C80dと、PeDAC81a,PtpDAC81b,
PmpDAC81c,PlpDAC81dのフルスケー
ルを決める。この実施形態によれば、スイッチ84で選
択されていない時にスイッチ82あるいはスイッチ83
に切り換えが行われるので、出力電流I0とI1の変化
もスイッチ84で選択されていない間に行われ、図3の
実施形態と同様に、変調電流Imodの変化は変調信号
MODの変化タイミングのみによって決まる。
【0058】また、出力電流I0とI1の変化速度はス
イッチ82と83の切り換え速度によって決まり、Pr
DAC80a,PeDAC80b,PbDAC80c,
PclDAC80dと、PeDAC81a,PtpDA
C81b,PmpDAC81c,PlpDAC81dの
応答速度は高速でなくともよい。したがって、高速DA
Cの実現が困難な場合などに有効である。また、出力電
流I0bとI1aは同じ電流を出力するのでこれらのD
ACを共通化してもよい。さらに、PrDAC80aは
再生時に、PeDAC80b,PbDAC80c,Pc
lDAC80dは記録時に使用するものであるので、P
rDAC80aをPeDAC80b,PbDAC80
c,PclDAC80dのうちの1つと共通化してもよ
い。
【0059】図11は、図3に示した変調部23のさら
に他の構成例を示すブロック図である。図12は図11
の各部の出力信号を示す波形図である。図11に示すよ
うに、シーケンサ21からは変調データDmodLとD
modHに加え、加算データexDataLとexDa
taHが供給される。これらの加算データもステートマ
シンSMaとSMbに従って出力される。Pb+DAC
90,PbDAC91,Pt+DAC92,PtDAC
93はそれらのデータに基づいて電流を出力する。加算
器94と95はそれぞれ、Pb+DAC90とPbDA
C91の出力電流の加算、Pt+DAC92とPtDA
C93の出力電流の加算を行い、それぞれ電流I0とI
1を出力する。
【0060】スイッチ96は、変調信号MODに従って
出力電流I0とI1を選択してLD変調電流Imodを
出力する。また、スケールDAC43は図3と同様にし
てPb+DAC90,PbDAC91,Pt+DAC9
2,PtDAC93のフルスケールを決める。Pb+D
AC90とPt+DAC92は加算分を出力するだけな
のでダイナミックレンジを大きくとる必要はなく、その
フルスケールをPbDAC91とPtDAC93のフル
スケールより小さくし、加算データビット数を低減して
もよい。このようにすればデータを保持しておくレジス
タのビット数を低減できる。
【0061】[電流駆動部]電流駆動部25は、電流加
算部24から供給される電流を増幅して光源LD1ある
いは光源LD2の駆動電流ILDを供給する。スイッチ
44は選択信号IoutSelに従って、入力電流を電
流アンプ45あるいは46へ供給する。電流アンプ45
及び46は、スイッチ44から供給される電流を所定の
増幅率Aiで増幅して、光源LD1あるいは光源LD2
に駆動電流ILDを供給する。したがって、この時、L
D駆動電流ILDは次の数4に示す式に基づく演算によ
って得られる。
【0062】
【数4】ILD=Ai*(Ibias+Imod−Ih
fmofs)
【0063】但し、Ihfmofsは高周波重畳を行わ
ない時は0となる。また、オフセット電流Ihfmof
sを高周波重畳時にオフ、高周波重畳を行わない時に加
算するようにしてもよい。また、Ib=Ai*(Ibi
as−Ihfmofs),Im=Ai*Imodとし、
図8に示したように、Ibが閾値電流Ithと等しくな
るように制御されれば、Imすなわち変調電流Imod
は光波形に比例した波形になる。なお、本実施形態では
光源LD1とLD2を同時に照射することは想定してい
ない。
【0064】以上からわかるように、光源LDの光変調
波形のパルス幅は変調信号WSPのみによって決まり、
LD変調信号生成部10の出力の二つの信号間(WS
P,STEN)にスキューがあっても光波形には影響を
及ぼさず、正確な記録マークが形成できる。したがっ
て、LD変調信号生成部10はLD駆動部12とは異な
る集積回路で構成してもよく、それぞれ要望される回路
特性にあった半導体プロセスを選択できるようになり、
コスト・性能に見合った装置を構成することができる。
すなわち、LD変調信号生成部では高速動作及び高集積
化が求められるために微細なCMOSプロセスが好適で
ある。
【0065】一方、LDドライバには、1〜数V程度の
動作電圧を持つLDが接続されるため、高耐圧プロセス
(例えば、5Vや3.3Vなど)が要求される。通常、
微細なCMOSプロセスでは高耐圧にすることは困難で
ある(例えば、0.18μmCMOSプロセスでは1.
8V程度の耐圧しかない)が、本実施形態によれば、そ
れぞれを好適なプロセスで構成できるようになる。
【0066】[PDアンプ部]PDアンプ部26は、光
源の出射光の一部をモニタするモニタ受光部からのモニ
タ受光信号を入力してオフセット調整及びゲイン調整を
行う。モニタ受光部には、受光素子単体(PD:Pho
to Detectorなど)でモニタ受光信号が電流
として出力されるタイプのものと、電流電圧変換器を内
蔵し、モニタ受光信号が電圧として出力されるタイプの
ものがある。本実施形態ではどちらのタイプでも対応可
能としており、MUX48で選択する。つまり、電流出
力型の場合は入力されるモニタ受光信号が電流電圧変換
器(I/V)47で電圧に変換したものを、電圧出力型
の場合は電流電圧変換器47を経由しない信号を選択す
る。
【0067】加算器50はモニタ受光信号のオフセット
調整をするものであり、オフセットDAC(Offse
tDAC)49から供給されるオフセット電圧を加減算
する。ゲイン切換えアンプ(X1/X4/X8/X16
AMP)51は、オフセット調整したモニタ受光信号を
ゲイン切換え信号PDGainに従ってゲインを切り換
え(例えば、1/4/8/16倍の4段階切換え)てゲ
イン調整を行う。一般に再生光量と記録光量とは大きく
異なるので、記録/再生時でゲインを切り換えるように
するとよい。PDの受光電流Ipdは、光源LDの出射
光Poに対する光利用効率をα、受光部PDの受光感度
をSとすると、次の数5に示す式に基づく演算によって
得られる。
【0068】
【数5】Ipd=α・S・Po
【0069】また、電流電圧変換器(47あるいはモニ
タ受光部内蔵のもの)の変換ゲインをGiv、ゲイン切
換えアンプ51のゲインをGpdとすると、モニタ信号
Imonは、次の数6に示す式に基づく演算によって得
られる。
【0070】
【数6】Imon=Gpd・Giv・Ipd=Gpd・
Kpd・Po
【0071】ここで、Kpd=Giv・α・Sとなる。
なお、オフセットDAC49から供給されるオフセット
電圧は便宜上省略した。また、光源LD1とLD2の出
射光をモニタするモニタ受光部を別個に設ける場合は、
PDアンプ部26の入力を2つ設け、それぞれにモニタ
受光部から供給されるモニタ受光信号を入力し、照射し
ている光源LDに対応するモニタ受光信号を選択するよ
うにすればよい。
【0072】[バイアス電流制御部]バイアス電流制御
部27は、PDアンプ部26から供給されるモニタ信号
Imonがシーケンサ21から供給される目標レベル信
号Dtargetから生成される基準信号Itarge
tと一致するようにバイアス電流Iapcを制御する。
本実施形態では次の三通りの制御方法から選択できる。
【0073】(1)平均値制御方法 二つの目標レベル信号Dtargetには変調データD
modLとDmodHと同じデータを供給し、P−BD
AC52とP−PDAC53とスイッチ54とで発光量
に比例した基準信号Itargetを生成する。P−B
DAC52,P−PDAC53及びスイッチ54の動作
は、それぞれPbDAC40,PtpDAC41及びス
イッチ42の動作と同様である。ここで、出射光量Po
と基準信号Itargetとの比例係数をKとすると、
次の数7に示す関係が得られる。
【0074】
【数7】Itarget=K・Po
【0075】また、この比例係数Kはバイアススケール
DAC(BScaleDAC)70によってP−BDA
C52とP−PDAC53のスケールを設定することに
よって決定され、予めK=Kpdになるように設定す
る。Kpdは使用する受光部PDの光源LDの出射光P
oに対する光利用効率α,受光感度Sのバラツキによっ
て変わるので、初期調整時にこの設定を行うとよい。ま
た、ゲイン切換えアンプ51のゲインGpdに合わせて
バイアススケール設定値BiasScaleを変更す
る。そして、この基準信号Itargetが目標出射光
量を示すことになるので、出射光量をモニタしているモ
ニタ信号Imonが基準信号Itargetと一致する
ようにすればLDを目標照射光量で照射させることがで
きる。
【0076】誤差アンプ55は、基準信号Itarge
tとモニタ信号Imonとの差分信号を増幅して次段に
供給する。S/H積分器(S/HInteg.)56
は、誤差アンプ55から供給される増幅された差分信号
を積分してバイアス電流Iapcを出力する。S/H積
分器56は、この制御方法の場合は常に積分動作を行
う。また、SRSel信号によって制御速度を変更する
ことができる。これは積分器への充放電電流(例えば、
誤差アンプ55の出力電流)を変更することによって行
う。これにより、記録/再生時にそれぞれ制御速度を最
適値に設定することが可能となる。また、R−Cont
は充放電電流の設定可能範囲を設定する。
【0077】図14は、上記バイアス電流制御部27の
動作説明に供する各信号波形の一例を示す図である。同
図の(a)は発光波形である光波形であり、(b)はモ
ニタ信号Imonである。使用する受光部PDによって
帯域制限を受けているものとする。また、図中の破線部
は平均レベルを示す。同図に示すように、照射パワーや
デューティを変化させると平均レベルが変動する。この
場合、従来のように予め算出した所定の平均値との誤差
制御を行う方法では正確な制御ができなくなる。また、
同図の(c)は基準信号Itargetであり、上述し
たように照射波形に比例した波形になる。その破線部は
バイアス制御帯域での信号である。このように照射波形
に比例した基準信号を生成し、これを誤差制御に用いる
ことにより、照射パワーやデューティ変化によって平均
レベルが変動する場合でも正確なバイアス制御ができ
る。
【0078】(2)サンプルホールド制御方法 S/H積分器56は、ApcSmp信号によってサンプ
ル時(例えば、ApcSmp=Highとする)には積
分動作を行ってバイアス電流制御を行い、ホールド時に
は制御値であるバイアス電流Iapcをホールドする。
したがって、ホールド時は誤差アンプ55の出力を積分
しないので、誤差アンプ55の回路オフセットによる制
御値のドリフトなどを低減できる。また、基準信号It
argetの生成は上述と同様にしてもよいが、サンプ
ル時の目標照射パワーに相当する一定の基準信号Ita
rgetとしてもよい。本実施形態ではApcSmp信
号の生成はシーケンサ21で行い、LD変調信号とステ
ート信号によって生成する(ステートマシンにより制御
する)。
【0079】この波形例を図4の(i)に示す。Apc
Smp信号はハイ(High)がサンプル期間を、ロー
(Low)がホールド期間をそれぞれ示す。ApcSm
p信号の立上りは、ステートstate0=SPeの
時、ステート信号STEN2=ロー(Low)でLD変
調信号WSPの立上りに同期する。また、立下りは次の
LD変調信号WSPの立上りで行う(ステートstat
e0=SPe,ステート信号STEN2=High)。
このようにすれば、信号線を新たに追加する必要がな
い。その他は(1)の制御方法と同様の動作を行う。
【0080】(3)ACC(Automatic Cu
rrent Control)制御方法 本実施形態ではAPC制御を行わず、ACC制御を行う
こともできる。誤差アンプ55をバイパスして、ACC
データに従ったP−BDAC52の出力をバイアス電流
Iapcとして出力する。その際、S/H積分器56に
P−BDAC52の出力をホールドしておくと、このモ
ードから他の制御モード(上記(1)または(2))に
移行する際、積分器の初期値がホールドしていたACC
データになるので、バイアス電流が不連続とならず、切
り換わり時に光源LDが過剰発光したり、消灯したりす
るのを防ぐことができる。
【0081】逆に、APC制御モードからこのACCモ
ードに切り換える際には、バイアス電流Iapcの値を
モニタして取得しておき、それをACCデータとして設
定しておけばよい。その制御モードへの切り換えはAC
CSel信号によって指示する。本実施形態では、上記
バイアス電流制御部27を用いず、外部からバイアス電
流Iextを印加することも可能にしている。図示は省
くが、このとき前述したのと同様に外部バイアス電流I
extをS/H積分器56にホールドしておくと、内部
のバイアス電流制御部27に切り換える際に移行を確実
にかつ速やかに行える。
【0082】図7は、図3に示したバイアス電流制御部
27の他の構成例を示すブロック図である。目標レベル
信号Dtarget2は前述の変調データDmodLと
DmodHを変調信号MODでスイッチングして生成し
たデータであり、バイアスDAC(BiasDAC)7
1によって発光量の平均値である基準信号Itarge
tを生成する。バイアスDAC71は発光量の平均値を
生成するのが目的であるので、変調部23のPbDAC
40,PtpDAC41ほどの高速動作は必要ない。こ
の実施形態によれば、基準信号Itarget生成部の
構成を簡便化でき、DACの応答速度も低減できるの
で、チップサイズや消費電流の低減を図ることができ
る。その他のブロックは図3に示したものと同様の動作
をし、制御方法も上記(1)〜(3)が同様に適用でき
る。
【0083】[微分量子効率制御部]微分量子効率制御
部28は、駆動している光源LD(光源LD1または光
源LD2)の微分量子効率ηを検出してその検出結果に
応じてLD変調電流のスケールScaleを制御する。
これは所定の2点間の照射光量の差分を検出して基準値
ηtargetと比較し、その比較結果に基づいてスケ
ールSacle値を増減することによって行う。サンプ
ルホールド回路(S/H)57は、基準となる照射光量
時(P1とする)のモニタ信号ImonをEtaSmp
信号に従ってサンプル/ホールドする。差分器58は、
サンプルホールド回路57の出力とモニタ信号Imon
との差分信号を生成する。
【0084】etarefDAC59は、基準値ηta
rgetを出力する。比較器(Comp)61は、差分
器58の出力と基準値ηtargetとを比較し、差分
器58の出力が基準値ηtargetより小さかったら
Up信号を、大きかったらDown信号をカウンタ(C
ount)62へ出力する。この比較器61の比較タイ
ミングはCompCK信号に従って行われ、CompC
K信号の立上りで比較開始する。カウンタ62は、比較
器61の出力する比較結果Up/Down信号によって
カウンタ値を増減する。そのカウンタ値の更新はCom
pCK信号の立下りで行う。このカウント値をScal
e信号として変調部23へ供給し、そのScale信号
の増減に併せて発光量も増減する。カウンタ62の初期
値には、PScale(記録時初期値)あるいはRSc
ale(再生時初期値)が設定される。
【0085】また、図示は省くがカウント値を平均化す
る手段を設け、カウント値の移動平均値をScale信
号にしてもよい。このように、平均化することによって
制御値(Scale)の発振を防止できる。さらに、比
較器61に不感帯を設け、両者がほぼ一致するときはU
p/Down信号のどちらも出力しないようにしても同
様の効果が得られる。また、etarefDAC59の
フルスケールは、バイアススケールDAC70によって
設定される。光源LDの出射光量Poとモニタ信号Im
onとの関係式は上述の数6で表され、係数Kpdは使
用する受光部PDの光源LDの出射光Poに対する光利
用効率α及び受光感度Sのバラツキによって変化する。
【0086】つまり、基準値ηtargetも装置毎に
ばらつくが、バイアススケールDAC70によってet
arefDAC59のフルスケールを調整することによ
ってバラツキを吸収することができる。したがって、当
然係数Kpdに合わせて基準値ηtargetを算出・
設定してもよい。なお、バイアススケールDAC70は
上述のようにバイアス電流制御部27の基準信号Ita
rgetを調整するものでもあるので、共通に調整で
き、調整工程が簡略化できる。
【0087】次に、微分量子効率制御方法の一例を説明
する。相変化型記録媒体への記録動作中の制御方法を、
図4の波形図に基づいて説明する。この制御方法は、図
4の(c)光波形のようにロングスペース中に所定期間
η検出用パワーP2で発光させ(破線部(B))、この
期間にS/H回路57でサンプルする(サンプル信号は
(j)のEtaSmp)。また、その後のイレースパワ
ーP1の照射中に比較器61で基準値との比較を行う
(同図の(k)CompCK)。つまりP1とP2との
差分から微分量子効率ηを検出する。
【0088】通常、CD−RWなどの相変化型記録媒体
はイレースパワーの多少の変動に対しては記録特性をほ
とんど悪化させない。また、微分量子効率の変動は温度
変化によるものが主因なので、この制御帯域は遅くても
よく、この特殊パワーP2での発光頻度も少なくてよい
ので、この制御方法による記録性能への悪影響はない。
さらに、記録開始直後などのようにScaleの初期値
PScaleがずれている可能性がある場合のみ、サン
プル頻度を増やして制御速度を上げてもよい。このよう
にすれば、記録性能に影響与えることなく、微分量子効
率の変動を自動的に制御し、所望の光量でLDを発光さ
せることができる。
【0089】また、この制御信号であるEtaSmp信
号及びCompCK信号はシーケンサ21において、L
D変調信号及びステート信号から生成できる。以下に生
成方法を説明する。まず、LD変調信号(WSP信
号)、ステート信号(STEN信号)は所望のη検出用
パワーP2の発光タイミングに合わせて、図4の一点鎖
線枠(C)で囲んだ部分のような信号を生成する。(e
−2)STEN2信号はWSP信号とSTEN信号から
生成され、同様に破線のようになる。このときシーケン
サ21のステートマシンSMaとSMbは以下に示す状
態遷移を行う。
【0090】{ステートマシンSMa}状態SPeの
時、ステート信号STEN2=ロー(Low)かつLD
変調信号WSP↑(「↑」は立上りエッジを表す)なら
ば(時刻t13)、状態SPclに遷移する。この時、
最終ボトムパルスパワーPclに対応した変調データは
所定期間η検出用パワーP2(=Peta)のものを出
力する。つまり、この状態(Peta)でLD変調信号
WSP=ロー(Low)のときに所定期間η検出用パワ
ーP2で発光する。また、これに合わせEtaSmp信
号をハイ(High)(サンプル)とする。そして、次
のLD変調信号WSP↑で状態SPeに戻る(時刻t1
5)。また、この状態への遷移に合わせてCompCK
をハイ(High)とし、次に状態SPbに遷移する時
にロー(Low)とする。以降は通常と同じである。
【0091】{ステートマシンSMb}時刻t12での
LD変調信号WSP↓(「↓」は立下りエッジを表す)
ではステート信号STEN=ロー(Low)なので、状
態SPeに留まる。時刻t14でも同様である。時刻t
16でのLD変調信号WSP↓にはステート信号STE
N=ハイ(High)であるので状態Ptpに遷移す
る。以降は通常と同じである。
【0092】[高周波変調部]一般に、光ディスク装置
では情報媒体からの戻り光による光源のノイズを抑制す
るため、再生時には高周波信号で変調を行う、いわゆる
高周波重畳を行っている。高周波変調部30は、高周波
重畳信号HFMODと高周波重畳時にバイアス電流に印
加するオフセット電流Ihfmofsを生成する。ま
た、本実施形態では高周波変調自体は変調部23を利用
して行うので、高周波重畳時の変調部23の動作も併せ
て説明する。VCO64は、FreqDAC63の出力
する周波数設定信号に従った周波数の信号HFMODを
発生させる発振器である。
【0093】MUX65はHF−ON信号に従って、こ
の高周波重畳信号HFMODとシーケンサ21の出力す
る変調信号MODとを選択出力し、変調部23に供給す
る。ここでは高周波重畳時について説明するのでHFM
OD信号が選択されるものとする。また、HFBDAC
66及びバッファアンプ67で付加するオフセット電流
Ihfmofsを生成し、スイッチ68で印加の有無を
設定する。さらに、VCO64は高周波重畳を行わない
時(HF−ONにより指示)は、発振を停止させるよう
にしておくと不必要な電力消費を抑制できる。変調部2
3は高周波重畳時は以下の動作をする。
【0094】変調データDmodLとDmodHにはそ
れぞれボトムレベルとトップレベルに対応したデータを
与え、PbDAC40とPtpDAC41はそれぞれI
btmとItopを出力する。この変調データを変更す
ることによって変調度を変更できる。そして、スイッチ
42で高周波重畳信号HFMODに従って変調電流Im
odを生成する。
【0095】LD駆動電流は上記数4に示した式に基づ
く演算によって得られ、光変調波形は図9に示す線図の
ようになる(図9では、便宜上電流駆動部の増幅率Ai
は省略している)。そして、平均光量Pavgが目標光
量Ptargetになるようにバイアス電流が制御され
る。また、上述の説明と同等にPbDAC40とPtp
DAC41のフルスケールはScale信号によって設
定され、再生中は微分量子効率制御部28による制御動
作は行わないとすると、再生時のScale信号の初期
値RScaleが一定に与えられる。
【0096】[DC/DCコンバータ]DC/DCコン
バータ32は、LD駆動集積回路1に供給される電源電
圧から集積回路の内部電源電圧に変換して各部へ供給す
る。また内部電源電圧値はPwrReg信号によって設
定される。LD駆動集積回路1を高速動作させるには、
C−MOS微細プロセスで実現し、そのプロセスの許容
電圧付近で動作させることが望ましい。また、駆動する
光源LDは、通常2〜3Vの動作電圧を有し、LD駆動
部には3〜4Vの電源電圧が最適である。これよりも大
きいと消費電力が増大し、発熱も大きくなるからであ
る。これらの条件を満足するためには、例えば0.35
umのC−MOSプロセスを用いて3〜4Vの電源電圧
で動作させるようにするとよい。
【0097】しかし、情報記録再生装置としてはこの最
適電圧が供給されていない場合がある(例えば5Vと1
2Vのみ供給されている)。そのため、別途電圧変換し
て生成し供給する必要があるが、FCP基板を介して供
給する電源供給線が増加してしまう。また、ピックアッ
プ部に電圧変換部を設けるには小型化の望まれるピック
アップとしてはスペース的に困難である。一方、動作速
度は遅いが5V耐圧トランジスタを搭載するにはコスト
アップ無しに容易に可能であり、電圧変換部を構成する
にはこのトランジスタで十分である。
【0098】したがって、本実施形態のように電圧変換
部(DC/DCコンバータ32)をLD駆動集積回路1
に内蔵することによって上記課題を解決できる。さら
に、電圧変換部として、DC/DCコンバータ(いわゆ
るスイッチングレギュレータ)を用いれば、変換損失を
低くすることができ、消費電力及び発熱量を低減するこ
とができる。また、DC/DCコンバータ32はPwr
Reg信号によって内部電源電圧値を設定可能にしてい
るので、最適な電源電圧に設定することができる。DC
/DCコンバータ31は、外部との入出力インタフェー
ス用の電圧変換部である。これにより、FPC基板の電
源供給線を増やすことなく様々なインタフェース電圧に
対応することができる。
【0099】上記説明では図4の(c)の光波形を出力
する場合の動作について説明したが、ステート信号ST
ENや設定値などを変更すれば他の光波形を出力するこ
とができる。図10は、その他の出力信号の一例を示す
波形図である。図10に示すように、記録マークの後で
エッジ位置制御を行うのに、最終パルスパワーPlp及
びクーリングパルスパワーPclの制御を付加するので
はなく、イレースの先頭パワーPep(図10の破線部
(iv))制御をパルス幅制御に付加する方法を実現す
るものである。LD変調信号WSP,ステート信号ST
ENは同図のように与えられる。図4の場合と異なるの
はステート信号STENの立下りタイミングのみであ
る。また、ステートマシンSMaとSMbも遷移条件を
一部変更するだけで対応可能である。
【0100】したがって、遷移条件に光波形モード設定
による条件を追加しておけばよい。つまり、図5のステ
ートマシンSMaにおいて、光波形モードにより(a)
または(b)の遷移を行うようにすればよい。なお、状
態SPlpには照射パワーPepが対応する。このよう
に、ステートマシンの各状態に対応する照射パワーや、
遷移条件を変更すれば様々な光波形を発生させることが
できる。
【0101】次に、上記LD変調信号生成部10につい
て詳細に説明する。図15は、LD変調信号生成部10
の構成を示す図である。LD変調信号生成部10は、記
録クロック信号WCKからn逓倍のクロック信号PCK
及びそのクロック信号PCKと所定量づつ位相の異なる
複数のクロック信号を生成するPLL部110と、図2
のコントローラ19から供給される記録データ信号Wd
ataのランレングスを検出してランレングス信号Le
n0〜Len2を供給し、所定量の記録データ信号を遅
延させた遅延記録データ信号dWdataを出力するラ
ンレングス検出部(RunLength Det.)1
11と、駆動波形生成情報を格納しておき、ランレング
ス信号Len0〜Len2に対応した情報を遅延記録デ
ータ信号dWdataに合わせて出力する駆動波形生成
情報保持部(Strategy Memory)112
を備えている。
【0102】また、駆動波形生成情報保持部112から
出力された駆動波形生成情報から変調タイミング信号を
生成するタイミング信号生成部113と、そのタイミン
グ信号生成部113によって生成された変調タイミング
信号からLD変調信号WSPを生成する変調信号生成部
114と、同じくタイミング信号生成部113によって
生成された変調タイミング信号からステート信号STE
Nを生成するステート信号生成部(STEN Ge
n.)115と、駆動波形生成情報保持部112から出
力された駆動波形生成情報からコマンド信号STCMD
を生成するステートコマンド生成部(STCmd Ge
n.)116と、記録データ信号Wdataからサンプ
ルホールド方式のAPC制御用サンプル信号を生成する
サンプル信号生成部(Sample Timing G
en.)117と、図2のコントローラ19から供給さ
れる制御コマンドを受けて各部へ制御信号を供給する制
御部118も備えている。
【0103】次に、図15に示したLD変調信号生成部
10の各部の詳細な内部構成とその動作について説明す
る。 [PLL]PLL部110は、記録クロック信号WCK
からn逓倍のクロック信号PCKを生成し、そのクロッ
ク信号PCKと所定量づつ位相の異なる複数のクロック
信号(本実施形態ではCK0〜CK7の8つのクロック
信号とし、CK0をクロック信号PCKとする)を生成
する。また、記録チャネルクロック信号CKchも生成
する。
【0104】PLL部110内のM分周器(1/M)1
20,位相比較器(PC)121,ループフィルタ(F
ilter)122,発振器(VCO)123及びN分
周器(1/N)124は、PLL(Phase Loc
ked Loop)回路を構成する。上記各部の動作は
通常のPLL回路と同様なのでその詳細な説明は省略す
る。M分周器120は、記録クロック信号WCKをM分
周する。その分周比1/Mは設定可能とし(例えば、M
=2,4)、記録クロック信号WCKが記録チャネルク
ロック信号CKchを分周した信号で供給される場合に
対応する。したがって、記録クロック信号WCKの周波
数を下げて転送をすることによってノイズの発生を低減
することができる。
【0105】発振器123は、所定量づつ位相の異なる
m個のクロック信号(本実施形態ではCK0〜CK7の
8つのクロック(m=8)とし、CK0をPCKとす
る)を生成する。これは例えばリングオシレータなどに
よって構成する。N分周器124は、発振器123の出
力する一つのクロック信号(例えばCK0)をN分周す
る。その分周比1/Nは設定可能とし、N/Mが記録ク
ロック信号WCKに対するn逓倍のクロック信号PCK
の逓倍数nになる。また、M/N分周器125によって
n逓倍のクロック信号PCKをM/N分周して記録チャ
ネルクロック信号CKchを生成し、各部へ供給する。
後述するように、LD変調信号WSPはクロック信号C
K0〜CK7を基準にして生成する。つまり、分周比1
/N,1/Mを設定することによってLD変調信号WS
Pのパルス幅設定分解能を設定することができる。
【0106】例えば、供給される記録クロック信号WC
Kが記録チャネルクロックCKchと同一周波数で転送
されるものとし、M=4,N=16と設定すると、クロ
ック信号PCKはチャネルクロック信号CKchの4逓
倍の周波数になり、LD変調信号WSPはチャネルクロ
ック信号CKchに対して1/32(=m・M/N)の
パルス幅設定分解能で生成することができる。以下、こ
れをパルス幅設定ステップと称する(また適宜、単にス
テップと称する)。上記例の場合、32ステップが1チ
ャネルクロック周期に相当する。
【0107】[ランレングス検出部]ランレングス検出
部111は、図2のコントローラ19から供給される記
録データ信号Wdataのランレングスを検出し、ラン
レングス信号Len0〜Len2を供給する。記録デー
タ信号Wdataは、NRZI(Non Return
to Zero Inverted)の二値化信号で
ハイ(H)区間が記録マークを、ロー(L)区間がスペ
ースを表すものとする。つまり、ランレングス検出部1
11は記録データのマーク長及びスペース長を検出す
る。ここでは、Len1がマーク長を、Len0が直前
スペース長を、Len2が直後スペース長をそれぞれ供
給するものとする。
【0108】また、ランレングス検出部111は適用す
る記録データ信号の最小最大ランレングスに応じて構成
し、本実施形態ではDVDフォーマットの記録媒体(D
VD+RW,DVD−R,DVD−RAMなどの光ディ
スク)に対する情報の記録を行う光情報記録装置への適
用を想定し、記録データ信号WdataはEFM+変調
を行った信号を想定して説明する。つまり、ランレング
スは3T〜11T及び14T(Tはチャネルクロック周
期)になる。さらに、ランレングスを検出するのに必要
な所定時間及び各回路遅延時間などを考慮して記録デー
タを所定量遅延させて遅延記録データ信号dWdata
を出力する。
【0109】図16は、ランレングス検出部111の内
部の詳細な構成例を示す図である。また、図17は図1
6に示したランレングス検出部111内の各部が出力す
る信号の波形図である。カウンタ(Counter)1
40は、記録チャネルクロック信号CKch(図17の
(a))により、記録データ信号Wdata(同図の
(b))のランレングス(ハイレベル区間及びローレベ
ル区間)を計数して出力する(count:同図の
(c))。カウンタ140によって計数されたランレン
グスデータは一旦FIFO143に順次保持する。遅延
回路(Delay)141はシフトレジスタなどによっ
て構成し、記録データ信号Wdataを所定量(dl
y)遅延させた遅延記録データ信号dWdata(図1
7の(d))を出力する。また、各部制御信号生成のた
めの遅延量の異なる信号も生成してFIFO制御部(F
IFO Ctrl)142に供給する。
【0110】FIFO制御部142は、FIFO143
の書込み・読み出し制御及び各部制御信号を供給する。
レジスタ(Reg)144は、FIFO143から読み
出したランレングスデータを保持して出力する(Len
0,Len1,Len2)。FIFO143の読み出し
タイミング(レジスタ144の保持タイミング)は、遅
延記録データ信号dWdataと一致するようにFIF
O制御部142から供給する制御信号によって決定す
る。つまり、図17に示すように、遅延記録データ信号
dWdataにそのマーク長Len1,直前スペース長
Len0,直後スペース長Len2が合うようにする
(またはLen0〜Len2によって変換される駆動波
形生成情報(f)が合うようにする)。なお、遅延量d
lyやFIFO143のサイズはFIFOのエンプテ
ィ,フルが生じないように記録データWdataの最小
・最大ランレングス及び各回路遅延などを考慮して決定
すればよい。
【0111】[駆動波形生成情報保持部]駆動波形生成
情報保持部112は、駆動波形生成情報を格納しておく
ものであり、ランレングス信号Len0〜Len2に対
応した情報を遅延記録データ信号dWdataに合わせ
て出力する。図18は、本実施形態における駆動波形生
成情報と光波形との関係を示すタイミングチャート図で
ある。図19は、複数のタイミング情報毎の駆動波形生
成情報の組み合わせ例を示す一覧表の図である。
【0112】駆動波形生成情報は、光波形の照射レベル
変化タイミング、つまりLD変調信号WSPの変化タイ
ミングを表すタイミング情報とLD照射レベルなどのコ
マンド信号STCMDとして転送するコマンド情報とか
らなる。このタイミング情報はパルス幅設定ステップ数
で表され、図18に示す各タイミング情報(TSS,T
SP,・・・)を基準時刻(例えば遅延記録データ立上
りエッジ)から累積していくことによってLD変調信号
WSPの変化タイミングを決めていく。また、NMPは
TMS及びTMPの繰り返し回数である。このようにし
て、マルチパルス周期及びデューティを任意に設定する
ことができる。
【0113】なお、本実施形態では最終パルスの立上り
エッジ(a)と立下りエッジ(b)を基準時刻からの累
積ではなく独立に設定するようにしている(また、タイ
ミング(c),(d)は(b)からの累積とする)。多
くの種類の情報記録媒体では、それらのタイミングが形
成する記録マークの後エッジ位置制御に大きく依存す
る。一方、記録マークの前エッジ位置制御にはTSS,
TSPなどのタイミング情報が重要になる。それらの前
後それぞれのエッジ位置制御に主要なパラメータを独立
に設定することにより、各パラメータの設定値によって
最終パルスタイミングへの波及がなくなり、記録マーク
エッジ位置への影響度が限られる。
【0114】すなわち、記録動作中に各パラメータ設定
値を変更する場合、各パラメータを順次変更していって
も記録マーク形状には影響度は少ない。例えば、高精度
な記録マーク形状制御のためには各パラメータを記録線
速に応じて変更する必要があり、CAV記録を行う際に
は記録動作中に記録線速に応じた設定値に変更するた
め、このような場合に好適となる。また、回路の簡便化
のため、タイミング(a),(b)は破線で示すように
それぞれタイミング情報TLS,TLMを累積して決め
てもよい。
【0115】また、本実施形態では、駆動波形を記録デ
ータ信号Wdataのマーク長とその隣接するスペース
長によって変化させ、形成する記録マークエッジ位置を
高精度に制御するようにしている。記録マークが形成さ
れる時、隣接のスペース長によって情報記録媒体上で熱
的影響を受け、エッジが隣接スペース長によって変化す
る。それを避けるために、隣接のスペース長を考慮して
駆動波形を変化させるものである。つまり、マーク長及
び直前直後のスペース長の各組み合わせに対応した駆動
波形生成情報を格納しておき、ランレングス検出部11
1によって検出したランレングス信号Len0〜Len
2に応じて対応した駆動波形生成情報を供給する。
【0116】なお、マーク長及び隣接スペース長が所定
値以上の場合は熱的影響やその変化分は少ない。そのた
め、全ての組み合わせに対応した駆動波形生成情報を用
意する必要はない。例えば、図19に示すように、予め
影響度の大きい組み合わせのみを登録したテーブルを用
意すれば情報の保持に必要なメモリ容量を低減すること
ができる。また、この実施形態では、各パラメータに応
じて用意する組み合わせも変え、メモリ容量の低減化と
マーク形状制御の高精度化の両立を図っている。
【0117】図20は、図15に示す駆動波形生成情報
保持部112の詳細な内部構成例を示す図である。各パ
ラメータを格納するメモリ152a〜152nはそれぞ
れ独立に動作し、ランレングス信号Len0〜Len2
をそれぞれアドレス変換部(Addr Convert
er)150a〜150nによって変換し、セレクタ1
51a〜151nを介してメモリ152a〜152nの
アドレス信号として供給する。出力バッファ153a〜
153nは、制御部118からリード要求のあったメモ
リに対応するリードデータの出力制御を行う。レジスタ
アクセス制御部154によって出力イネーブル信号を生
成し、各出力バッファに供給している。
【0118】レジスタアクセス制御部(Registe
r Access Control)154は、図15
の制御部118からのライト/リード要求に対して各メ
モリ152a〜152nへのアクセス制御を行う。セレ
クタ151a〜151nは、レジスタアクセス制御部1
54から当該メモリへのアクセスがある場合、アドレス
変換部150a〜150nから供給されるアドレスとレ
ジスタアクセス制御部154から供給されるアドレスと
を切り換える。また、レジスタアクセス制御部154
は、記録動作中のメモリアクセス要求に対してスペース
期間中にメモリ152a〜152nへのアクセスをする
ようにしている。
【0119】[タイミング信号生成部及び変調信号生成
部]タイミング信号生成部113は、駆動波形生成情報
(タイミング情報)から変調タイミング信号を生成す
る。その変調タイミング信号は、n逓倍のクロック信号
PCKに同期したタイミングパルス信号と位相選択信号
とからなる。変調信号生成部114は、タイミング信号
生成部113の供給する変調タイミング信号からLD変
調信号WSPを生成する。その生成の際はクロック信号
CK0〜CK7を基準とし、それらのクロック信号の位
相差に相当する時間がLD変調信号WSPのパルス幅設
定分解能になる。
【0120】図21は、タイミング信号生成部113及
び変調信号生成部114の詳細な内部構成例を示す図で
ある。図22及び図23は、図21に示したタイミング
信号生成部113及び変調信号生成部114の各部の出
力する信号の波形図である。図24は、図21に示すタ
イミング制御部160内の2つのシーケンサの動作を示
す説明図である。この図21乃至図24に基づいて、駆
動波形生成情報からタイミングパルス信号及び位相選択
信号の生成を経由してLD変調信号WSPを生成する動
作概要を説明する。
【0121】図21に示すタイミング制御部(Timi
ng Ctrl)160は、図23に示す2つのシーケ
ンサの動作に基づいて後述する各部の制御信号を生成す
る。また、遅延記録データ信号dWdataから所定時
間Δ(PCK単位)を遅らせたLD変調信号WSPのパ
ルス列の基準時刻を生成する。タイミング演算部161
は、タイミング制御部160から供給される演算指示信
号に基づいて駆動波形生成情報保持部112から供給さ
れるタイミング情報から次の変調タイミングまでのパル
ス幅設定ステップ数を算出する。
【0122】本実施形態では回路の高速動作実現のため
に立上り変調タイミングと立下り変調タイミングとを別
々に処理しており、次の立上り変調タイミングNext
Timing1と次の立下り変調タイミングNextT
iming2をそれぞれ算出する。そして、その算出し
た次の立上り変調タイミングNextTiming1ま
でのステップ数は上位5ビットがカウンタ(Count
er)163aに、下位3ビットが位相選択信号として
位相選択信号保持部(Reg)164aに供給される
(ここではパルス幅設定ステップ数は8ビットとす
る)。同様にして、次の立下り変調タイミングNext
Timing2までのステップ数は上位5ビットがカウ
ンタ(Counter)163bに、下位3ビットが位
相選択信号保持部(Reg)164bに供給される。
【0123】さらに同様にして、タイミング演算部16
2は、図22に示すLD変調信号WSPのパルス(i)
と(ii)の立上り/立下り変調タイミングをそれぞれ
算出し(それぞれ立上り変調タイミング信号NextT
iming3と立下り変調タイミング信号NextTi
ming4)、それぞれカウンタ(Counter)1
63cと163d及び位相選択信号保持部(Reg)1
64cと164dに供給する。また、タイミング制御部
160は、遅延記録データ信号dWdataから(n−
3)チャネルクロック(nは遅延記録データ信号dWd
ataのマーク長)と所定時間Δを遅らせた第2基準時
刻を生成する。変調タイミング信号NextTimin
g3及びNextTiming4は第2基準時刻を基準
にして生成する。
【0124】カウンタ163a〜163dは、クロック
信号PCKによって次の変調タイミングまでの時間を計
数するものであり、タイミング制御部160から供給さ
れるロード信号load1又はload2に従ってタイ
ミング演算部161と162の算出する次の変調タイミ
ングまでのステップ数を取り込み、クロック信号PCK
によってダウンカウントする。そして、カウント値がゼ
ロになった時点でそれぞれセットパルス信号(Fse
t,Rset)/リセットパルス信号(Frst,Rr
st)(これらを「タイミングパルス信号」と総称す
る)を出力する。位相選択信号保持部164a〜164
dは、それぞれ位相選択信号ckph1〜ckph4を
保持して次段へ供給する。その保持タイミングはタイミ
ング制御部160から供給される信号に基づいて決定す
る(図示を省略)。
【0125】タイミングパルス信号制御部165は、カ
ウンタ163a〜163dからそれぞれ供給されるタイ
ミングパルス信号Fset,Rset,Frst,Rr
stからフリップフロップ167a〜167dのそれぞ
れに対するセット/リセット信号を生成する。また、位
相選択信号保持部164a〜164dからそれぞれ供給
される位相選択信号ckph1〜ckph4をそれぞれ
クロックセレクタ166a〜166dに供給する。フリ
ップフロップ167aは、セットパルス信号Fset
(又はRset)に従って出力信号q_Aをハイ(H)
にする。その時に立上り変調タイミング信号は位相選択
信号ckphAに従ってクロックセレクタ166aによ
って選択されたクロック信号(CK0〜CK7の何れ
か)で決まる。例えば、図23は図22の(P)の部分
の拡大図であるが、図23に示すように、CK2が選択
されている。
【0126】一方、フリップフロップ167bは、リセ
ットパルス信号Frst(又はRrst)に従って出力
信号q_Bをロー(L)にする。その時に立下り変調タ
イミング信号は位相選択信号ckphBに従ってクロッ
クセレクタ166bによって選択されたクロック信号
(CK0〜CK7の何れか)で決まる。そして、出力信
号q_Aとq_Bの論理積をとってLD変調信号WSP
を生成する。
【0127】なお、フリップフロップ167aのリセッ
トパルス信号Rst_Aと、フリップフロップ167b
のセットパルス信号Set_Bは、それぞれセットパル
ス信号Fset(又はRset)及びリセットパルス信
号Frst(又はRrst)に応じて生成する。同様に
して、フリップフロップ167cと167d及びクロッ
クセレクタ166cと166dでもLD変調信号WSP
を生成し、高速回路動作実現のために、図21中の一点
鎖線枠で示す(I)と(II)の部分が交互に動作し、
最終的にその論理和をとってLD変調信号WSPを生成
する。タイミングパルス信号制御部165は、その交互
動作をさせるためにタイミングパルス信号Fset,R
set,Frst,Rrst及び位相選択信号ckph
1〜ckph4の振り分け機能も果たす。論理回路16
8は、上述した出力信号q_Aとq_Bの論理積及び出
力信号q_Cとq_Dの論理積をとり、そしてそれらの
論理積出力値の論理和をとってLD変調信号WSPを生
成するものである。
【0128】図24は、図21に示すタイミング制御部
160内に設けた2つのシーケンサの状態遷移図であ
り、(a)シーケンサ(Sequencer)1及び
(b)シーケンサ(Sequencer)2の二つのシ
ーケンサによって各部の制御を行う。次に、そのシーケ
ンサ1と2の遷移条件を説明する。また、図22及び図
23に状態遷移の一例を示す。
【0129】(a)シーケンサ1 状態Idle:初期状態。遅延記録データ信号dWda
taの立上りによって状態SPに遷移する。それまでは
ここに滞留する。 状態SP:基準時刻に発行されるload1信号によっ
て次の状態に遷移し、その他はここに滞留する。その
時、駆動波形生成情報(TSMS及びTMS)によって
遷移先が異なる。つまり、TSMS≒0の時は状態SM
Pへ、TSMS=0かつTMS≒0の時は状態MPへ、
それ以外の時(TSMS=0かつTMS=0)は状態L
Pへそれぞれ遷移する。 状態SMP:リセットパルス信号Frstと同時に発行
されるload1信号によって次の状態に遷移し、その
他はここに滞留する。その時、駆動波形生成情報(TM
S)によって遷移先が異なる。つまり、TMS≒0の時
は状態MPへ、TMS=0の時は状態LPへそれぞれ遷
移する。
【0130】状態MP:リセットパルス信号Frstと
同時に発行されるload1信号によって状態LPに遷
移する。但し、NMPによって指定されるMP繰返し回
数はここに滞留する。図22はNMP=2の場合を示
す。 状態LP:リセットパルス信号Frstによって状態W
aitに遷移する。 状態Wait:シーケンサ2によって各部制御が行われ
ている時の待機状態。シーケンサ2の初期状態への遷移
後、状態Idleに遷移する。
【0131】(b)シーケンサ2 状態Idle:初期状態。遅延記録データ信号dWda
taの立上りによって次の状態に遷移する。遅延記録デ
ータ信号dWdataの立上りから(n−3)T(n:
マーク長,T:チャネルクロック周期)の間はウエイト
信号が出されており、その場合は状態Waitに遷移す
る。一方、n=3でウエイト信号が出されていない時は
状態LMPに遷移する。 状態Wait:ウエイト信号が出されている間はここに
滞留する。ウエイト解除によって状態LMPに遷移す
る。 状態LMP:(ウエイト解除所定時間Δ後に発行され
る)load2信号によって状態EPに遷移する。 状態EP:リセットパルス信号Rrstと同時に発行さ
れるload2信号によって状態Endに遷移する。 状態End:リセットパルス信号Rrstによって状態
Idleに遷移する。
【0132】次に、タイミング演算部161と162に
おいて算出するそれぞれのシーケンサの各状態毎のタイ
ミング算出式を示す。 {タイミング演算部161} NextTiming1 =TSS @Idle or SP TSMS + ckph2 @SMP TMS + ckph2 @MP NextTiming2 =TSS + TSP @Idle or SP TSMS + TSMP + ckph2 @SMP TMS + TMP + ckph2 @MP {タイミング演算部162} NextTiming3 =TLMP @Idle or Wait or LMP TES + ckph4 @EP NextTiming4 =TEMP @Idle or Wait or LMP TES + TEP + ckph4 @EP
【0133】図25は、図21に示すタイミングパルス
信号制御部165における信号削除処理の説明に供する
波形図である。また、セットパルス信号Fset,リセ
ットパルス信号Frstの生成とセットパルス信号Rs
et,リセットパルス信号Rrstの生成とは独立に行
われているので、図25に示すように、セットパルス信
号Fsetとリセットパルス信号Frstとで生成され
るパルス信号WSP_Fと、セットパルス信号Rset
とリセットパルス信号Rrstとで生成されるパルス信
号WSP_Rとが重なる場合がある。その場合は、タイ
ミングパルス信号制御部165においてリセットパルス
信号Frst及びセットパルス信号Rsetの削除(そ
の削除箇所を図25に丸く囲んで示す)を行い、セット
パルス信号Fsetとリセットパルス信号Rrstとで
LD変調信号WSPが生成されるように次段への信号供
給を行う。
【0134】上述した実施形態では説明を簡単にするた
めに各回路の遅延を無視して説明しているが、実際の回
路は各信号線にクロック信号PCKによる保持回路を挿
入するので数PCKクロック分の遅延を生じる。したが
って、出力されるLD変調信号WSP、つまりは光波形
は基準時刻から数PCKクロック分(Δ′とする)遅延
し、記録チャネルクロック信号CKchに同期した遅延
記録データ信号dWdataからは計Δ+Δ′だけ遅延
する。ところで、前述したようにクロック信号PCKの
記録チャネルクロック信号に対する逓倍数は設定可能な
ので、追記や書換えの際にこの逓倍数を変更したとする
と、記録チャネルクロック信号に対する記録マークはず
れてしまう。そのような場合には、基準時刻を生成する
遅延量ΔをPCK逓倍数に応じて設定するようにすれば
よい。例えば、回路遅延Δ′=3PCK,Δ+Δ′=2
CKchとすると、逓倍数が2(1CKch=2PC
K)のときはΔ=1PCKにし、逓倍数が4のときはΔ
=5PCKにすればよい。
【0135】また、タイミング信号生成部113は、ス
テート信号STENの生成のための変調タイミング信号
を生成するSTENタイミングパルス生成部170も備
える。さらには、図3に示したバイアス電流制御部2
7,微分量子効率制御部28によって駆動する光源(L
D)の照射光量の制御を行う場合には、各種サンプル信
号(ApcSmp信号,EtaSmp信号)生成のため
にLD変調信号WSPにサンプリングタイミングを示す
パルスを挿入する。例えば、図4や図10に示した信号
波形図では、t11〜t12,t13〜t14,t15
〜t16などに挿入したパルスが相当する。
【0136】APCタイミングパルス生成部171は、
そのための変調タイミング信号を生成するものであり、
その生成した変調タイミング信号をタイミングパルス信
号制御部165に供給し、前述と同様にしてLD変調信
号WSPを生成する。なお、これらの変調タイミング信
号の生成はタイミング制御部160からの制御信号によ
って行う。このようにして、LD変調信号WSPにサン
プリングタイミングを示すパルスを挿入することによ
り、信号線を追加することなくサンプリングタイミング
を指示できるので、FPC基板上を伝送する信号供給線
を低減することができる。
【0137】図26は、図21に示すSTENタイミン
グパルス生成部170によるSTENタイミングパルス
信号及びAPCタイミングパルス生成部171によるA
PCタイミングパルス信号の生成例の説明に供する波形
図である。 [APCタイミングパルス生成部]タイミング制御部1
60は、二つ目のリセットパルス信号Rrstと同時に
APCカウントスタート信号を出力する。APCタイミ
ングパルス生成部171では、そのAPCカウントスタ
ート信号を受け、内部のカウンタによって所定値APC
S(PCK単位)のカウントを行い、そのカウント後に
APCSetパルス信号を出力する。
【0138】また、APCRstパルス信号はAPCS
etパルス信号よりも所定値(例えば、1PCK)後に
出力する。さらに、η検出時にはEtaDetOn信号
がハイ(H)になって供給されて、上記カウンタによっ
て続けて所定値EtaSとEtaCをカウントし、それ
ぞれAPCSetパルス信号を出力する。APCRst
パルス信号は、上述と同様にしてAPCSetパルス信
号よりも所定値(例えば、1PCK)後に出力する。
【0139】なお、EtaDetOn信号は、図2のコ
ントローラ19から所定の間隔で出されるη検出指示が
あり、かつスペース長が所定値EtaLen以上ある場
合にハイ(H)になり、タイミングパルス信号生成処理
後に自動的にη検出指示をクリアする。一方、EtaD
etOn信号がロー(L)である場合は、図26中に丸
く囲んだ枠(D)内のAPCSetパルス信号,APC
Rstパルス信号は生成されず、LD変調信号WSPに
は同図中の(B)(C)のパルスは出現しない。
【0140】[STENタイミングパルス生成部]前述
したように、本実施形態ではステート信号STENの立
下り変調タイミングを変えることによって光波形を変更
することができる。図4に示した波形をLPモード、図
10に示した波形をEPモードと呼び、それぞれのモー
ドにおける(それぞれLP/EPModeによって指示
する)STENタイミングパルス信号の生成について説
明する。図26に示すように、STENRstパルス信
号はEPモードの時はSeq.2=EPかつRsetパ
ルスと同時に出力し(図26中の(ア))、LPモード
の時はSeq.1=LPかつFsetパルスと同時に出
力する(図26中の矢印付き破線(イ))。また、ST
ENSetパルス信号の出力タイミングはEtaDet
On信号によって変わり、それぞれ図26に示すタイミ
ングで出力する。さらに、同様にしてサンプリングタイ
ミングだけでなく、コマンド指示なども信号線を追加す
ることなく転送することができる。
【0141】[ステート信号生成部]図15に示すステ
ート信号生成部115は、タイミング信号生成部113
において駆動波形生成情報(タイミング情報)から生成
した変調タイミング信号であるSTENタイミングパル
ス信号からステート信号STENを生成する。ステート
信号生成部115の内部構成は、図21の一点鎖線枠
(I)内と同様に構成すればよく、ステート信号STE
Nの生成はLD変調信号WSPほど高速ではないので交
互動作をさせる必要はない。また、ステート信号STE
Nのエッジ位置精度もLD変調信号WSPほど必要がな
いので、位相選択信号も3ビット全て使用する必要はな
く、クロック信号CK0〜CK7のうちの何れか一つに
固定してもよいし、位相選択信号のビットを減らしても
よい。
【0142】[ステートコマンド生成部]ステートコマ
ンド生成部116は、駆動波形生成情報(コマンド情
報)からコマンド信号STCMDを生成する。コマンド
信号STCMDは、前述したようにコマンドデコーダ2
2においてステート信号STENの両エッジで取り込ま
れる。したがって、コマンド信号STCMDのデータ変
更タイミングは、ステート信号STENのエッジ前後で
十分取り込み時間が確保されていればよい。ここでは、
基準時刻とAPCカウントスタート時間を切換えタイミ
ングとし、供給されるコマンド情報を順次LD駆動集積
回路(LDドライバ)1に供給する。
【0143】[サンプル信号生成部]サンプル信号生成
部117は、記録データ信号Wdataからサンプルホ
ールド方式のAPC制御用サンプル信号を生成する。光
源の発光波形は記録データ信号Wdataに対してラン
レングス検出部111での遅延分遅れるので、発光波形
に合わせてサンプル信号を生成する。但し、前述の通
り、ここで生成するサンプル信号は図3に示した構成で
APC制御を行う場合は用いない。
【0144】[エラー検出部及びエラー処理部]何らか
のアクシデントによって駆動波形生成情報に不正なデー
タが記憶された場合、あるいは駆動波形生成情報の組み
合わせによって不正になる場合、LD変調信号WSP及
びステート信号STENは所望のタイミングでパルス信
号を発生できなくなり、これらを受けてLDの駆動を行
うLD駆動集積回路1では所望の光波形を得られず、誤
った情報が記録されてしまう恐れがある。また、次以降
のマークまでエラーが伝播してしまったり、高パワーで
の発光が続いてLDの破壊に至ってしまう恐れもある。
【0145】図27は、LD変調信号生成部10にエラ
ー検出手段とエラー処理手段を付加した実施形態の構成
例を示すブロック図である。エラー検出部180は、タ
イミング信号生成部113内のタイミング制御部160
のシーケンサの状態と遅延記録データ信号dWdata
とからエラーの発生を検知する。例えば、記録データ信
号dWdataがスペースとなって所定時間たってもシ
ーケンサSeq1とSeq2が状態Idleに戻らない
場合、エラーとしてエラー発生信号を出力する。また、
駆動波形生成情報(タイミング情報)から演算してエラ
ーの判別をしてもよい。
【0146】エラー処理部181は、エラー発生信号の
入力により、タイミング信号生成部113へ変調タイミ
ング信号の供給停止とシーケンサの初期状態への復帰を
指示し、LD駆動集積回路1内のシーケンサ21を初期
状態にリセットするようにLD変調信号WSPとステー
ト信号STENを生成するため、変調信号生成部114
とステート信号生成部115にエラー処理パルスを供給
する。さらに、エラー発生信号をコントローラ19に直
接(又は制御部118を介して)供給することにより、
駆動波形生成情報(タイミング情報)の訂正を指示す
る。このようにすれば、エラーの伝播を防ぎ誤ったデー
タを記録し続けることを防止することができる。
【0147】また、第2エラー検出部182はエラー検
出の他の実施形態を示すものであり、シーケンサ21と
同様のものを備えて、LD変調信号WSP及びステート
信号STENを入力し、LD駆動集積回路1での照射レ
ベル状態を擬似モニタしている。このようにして、エラ
ーの発生を検知して上記と同様のエラー処理を行う。
【0148】[コマンド信号及びコマンドデコーダの他
の実施形態]図28は、ステートコマンド生成部及びコ
マンドデコーダの他の実施形態の構成例を示す図であ
る。また、図29は図28に示す各部の出力する信号の
波形図である。図28に示すように、ステートコマンド
生成部(STCmd Gen.)190は、変調タイミ
ング信号に基づいてLD変調信号WSPに同期してコマ
ンド信号STCMDを出力する。コマンドデコーダ(C
MD Decoder)191は、LD変調信号WSP
とコマンド信号STCMDとからLD照射レベルや照射
モードを指定するモード制御信号SeqModeに変換
する。このようにすれば、コマンド信号STCMDの信
号線数を低減することができる。
【0149】次に、上記実施形態におけるこの発明の各
請求項の構成要件に係わる部分を明記する。 (1)この発明の請求項1に係わる部分 図15の駆動波形生成情報保持部112が上記駆動波形
生成情報保持手段に、図15のタイミング信号生成部1
13及び変調信号生成部114が上記変調信号生成手段
に、図15のステート信号生成部115が上記状態遷移
信号生成手段にそれぞれ相当する。また、図3のシーケ
ンサ21が上記状態制御手段に、図3の変調部23及び
電流駆動部25が上記光源駆動手段にそれぞれ相当す
る。 (2)この発明の請求項2に係わる部分 請求項1と共通する部分は上記(1)と同じであり、図
15又は図20の駆動波形生成情報保持部112が上記
タイミング情報選択手段の機能を果たす。
【0150】(3)この発明の請求項3に係わる部分 図18又は図22に基づく記載内容がその説明である。 (4)この発明の請求項4に係わる部分 図22に基づく記載内容がその説明である。 (5)この発明の請求項5に係わる部分 図22に基づく記載内容がその説明である。 (6)この発明の請求項6に係わる部分 上記段落番号[0105]と[0106]の記載内容が
その説明である。 (7)この発明の請求項7に係わる部分 上記段落番号[0134]の記載内容がその説明であ
る。
【0151】(8)この発明の請求項8に係わる部分 図27のエラー検出部180が上記エラー検出手段に、
同じく図27のエラー処理部181が上記エラー処理手
段にそれぞれ相当する。 (9)この発明の請求項9に係わる部分 図27の第2エラー検出部182が上記エラー検出手段
の機能を果たす。 (10)この発明の請求項10に係わる部分 上記段落番号[0146]の記載内容がその説明であ
る。
【0152】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の光
情報記録装置によれば、光変調制御信号波形の歪みやス
キュー等による光変調波形の所望値からのずれを抑制
し、情報記録の高速化と情報記録媒体への高密度化記録
などの要求に対しても、コストと性能などを犠牲にする
ことなく実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光情報記録装置の一実施形態である情
報記録再生装置の全体構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示した信号処理部104の内部構成を示
すブロック図である。
【図3】図2に示したLD制御部9及びLD駆動部12
が集積化されたLD駆動集積回路1の構成図である。
【図4】図3に示したLD駆動集積回路1の各部の出力
信号の一例を示す波形図である。
【図5】図3に示したシーケンサ21の状態遷移図であ
る。
【図6】図3に示した変調部23の他の構成例を示すブ
ロック図である。
【図7】図3に示したバイアス電流制御部27の他の構
成例を示すブロック図である。
【図8】駆動電流−光出力特性の一例を示す線図であ
る。
【図9】光変調波形の一例を示す線図である。
【図10】図3に示したLD駆動集積回路1の各部の出
力信号の他の例を示す波形図である。
【図11】図3に示した変調部23のさらに他の構成例
を示すブロック図である。
【図12】図11に示した変調部23の各部の出力信号
を示す波形図である。
【図13】LD駆動電流のスイッチタイミングのずれに
基づく光波形の乱れの説明に供する線図である。
【図14】図3に示したバイアス電流制御部27の動作
説明に供する各信号波形の一例を示す図である。
【図15】図2に示したLD変調信号生成部10の構成
を示す図である。
【図16】図15に示したランレングス検出部111の
内部の詳細な構成例を示す図である。
【図17】図16に示したランレングス検出部111内
の各部が出力する信号の波形図である。
【図18】この実施形態における駆動波形生成情報と光
波形との関係を示すタイミングチャート図である。
【図19】複数のタイミング情報毎の駆動波形生成情報
の組み合わせ例を示す一覧表の図である。
【図20】図15に示した駆動波形生成情報保持部11
2の詳細な内部構成例を示す図である。
【図21】図15に示したタイミング信号生成部113
及び変調信号生成部114の詳細な内部構成例を示す図
である。
【図22】図21に示したタイミング信号生成部113
及び変調信号生成部114の各部の出力する信号の波形
図である。
【図23】同じく図21に示したタイミング信号生成部
113及び変調信号生成部114の各部の出力する信号
の波形図である。
【図24】図21に示したタイミング制御部160内の
2つのシーケンサの動作を示す説明図である。
【図25】図21に示したタイミングパルス信号制御部
165における信号削除処理の説明に供する波形図であ
る。
【図26】図21に示したSTENタイミングパルス生
成部170によるSTENタイミングパルス信号及びA
PCタイミングパルス生成部171によるAPCタイミ
ングパルス信号の生成例の説明に供する波形図である。
【図27】図2に示したLD変調信号生成部10にエラ
ー検出手段とエラー処理手段を付加した実施形態の構成
例を示すブロック図である。
【図28】この発明の他の実施形態のステートコマンド
生成部及びコマンドデコーダの構成例を示す図である。
【図29】図28に示した各部の出力する信号の波形図
である。
【符号の説明】
1:LD駆動集積回路 2:受光信号処理部 4:RF選択部 6:ウォブル信号生成部 9:LD制御部 10:LD変調信号生成部 12:LD駆動部 13:サーボ信号演算処理
部 14:サーボプロセッサ 15:ウォブル信号処理部 16:RF信号処理部/PLL部 17:WCK生成部 18:回転制御部 19:コントローラ 20:サーボドライバ 21:シーケンサ(Sequencer) 22:コマンドデコーダ(CMDDecorder) 23:変調部(Data−Modulation) 24:電流加算部 25:電流駆動部 26:PDアンプ部(PD−AMP) 27:バイアス電流制御部(Bias−Contro
l) 28:微分量子効率制御部(η−Control) 29:バイアス電流選択部(MUX) 30:高周波変調部(HF−Modulation) 31,32:DC/DCコンバータ 33:制御部 40:PbDAC 41:PtpDAC 42,44,54,96:スイッチ 43:スケールDAC(ScaleDAC) 45,46:電流アンプ 47:電流電圧変換器(I
/V) 48,65:MUX 49:オフセットDAC(OffsetDAC) 50:加算器 51:ゲイン切換えアンプ(X1/X4/X8/X16
AMP) 52:P−BDAC 53:P−PDAC 55:誤差アンプ 56:S/H積分器(S/HInteg.) 57:サンプルホールド回路(S/H) 58:差分器 59:etarefDAC 61:比較器(Comp) 62:カウンタ(Coun
t) 63:FreqDAC 64:VCO 65:MUX 66:HFBDAC 67:バッファアンプ 70:バイアススケールDAC(BScaleDAC) 71:バイアスDAC(BiasDAC) 80a:PrDAC 80b:PeDAC 80c:PbDAC 80d:PclDAC 81a:PeDAC 81b:PtpDAC 81c:PmpDAC 81d:PlpDAC I0,I0a〜I0d,I1,I1a〜I1d:電流 82,83,84:スイッチ 90:Pb+DAC 91:PbDAC 92:Pt+DAC 93:PtDAC 94,95:加算器 ILD:駆動電流 100:情報記録媒体 101:ピックアップ 102:光源(LD) 103:受光部 104:信号処理部 105:回転駆動部 106:コントローラ 110:PLL部 111:ランレングス検出部(RunLength D
et.) 112:駆動波形生成情報保持部(Strategy
Memory) 113:タイミング信号生成部 114:変調信号生成
部 115:ステート信号生成部(STEN Gen.) 116:ステートコマンド生成部(STCmd Ge
n.) 117:サンプル信号生成部(Sample Timi
ng Gen.) 118:制御部 120:M分周器(1
/M) 121:位相比較器(PC) 122:ループフィル
タ(Filter) 123:発振器(VCO) 124:N分周器(1
/N) 125:M/N分周器 140:カウンタ(C
ounter) 141:遅延回路(Delay) 142:FIFO制御部(FIFO Ctrl) 143:FIFO 144:レジスタ(R
eg) 150a〜150n:アドレス変換部(Addr Co
nverter) 151a〜151n:セレクタ 152a〜152n:
メモリ 154:レジスタアクセス制御部(Register
Access Control) 160:タイミング制御部(Timing Ctrl) 161,162:タイミング演算部 163a〜163d:カウンタ(Counter) 164a〜164d:位相選択信号保持部(Reg) 165:タイミングパルス信号制御部 166a〜166d:クロックセレクタ 167a〜167d:フリップフロップ 170:STENタイミングパルス生成部 171:APCタイミングパルス生成部 180:エラー検出部 181:エラー処理部 182:第2エラー検出部 190:ステートコマンド生成部(STCmd Ge
n.) 191:コマンドデコーダ(CMD Decoder) IoutSel:選択信号 PD1〜PD5:受光
部 LD1,LD2:光源

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源を情報記録媒体に記録する二値化信
    号に対応する多値の照射レベルに基づく複数のパルス列
    波形で発光させ、該発光させた光を前記情報記録媒体に
    照射して前記二値化信号に対応する記録マークを形成す
    る光情報記録装置において、 前記複数のパルス列波形の各パルス幅を示すタイミング
    情報を記憶する駆動波形生成情報保持手段と、該駆動波
    形生成情報保持手段に記憶したタイミング情報に基づい
    て前記照射レベルの変化タイミングを示す変調信号を生
    成する変調信号生成手段と、前記駆動波形生成情報保持
    手段に記憶したタイミング情報に基づいて前記照射レベ
    ルに対応する状態の遷移を指示する状態遷移信号を生成
    する状態遷移信号生成手段と、前記変調信号生成手段に
    よって生成した変調信号と前記状態遷移信号生成手段に
    よって生成した状態遷移信号と予め設定された遷移規則
    とに基づいて前記状態の遷移を制御し、選択された状態
    に対応した変調データを生成する状態制御手段と、前記
    変調信号生成手段によって生成した変調信号と前記状態
    制御手段によって生成した変調データとに基づいて前記
    光源を駆動する光源駆動手段とを設けたことを特徴とす
    る光情報記録装置。
  2. 【請求項2】 光源を情報記録媒体に記録する二値化信
    号に対応する多値の照射レベルに基づく複数のパルス列
    波形で発光させ、該発光させた光を前記情報記録媒体に
    照射して前記二値化信号に対応する記録マークを形成す
    る光情報記録装置において、 前記複数のパルス列波形の各パルス幅を示すタイミング
    情報をそれぞれ少なくとも一つ以上記憶する駆動波形生
    成情報保持手段と、前記二値化信号に基づいて前記各タ
    イミング情報毎にその一つを選択するタイミング情報選
    択手段と、該タイミング情報選択手段によって選択され
    たタイミング情報に基づいて前記照射レベルの変化タイ
    ミングを示す変調信号を生成する変調信号生成手段と、
    前記タイミング情報選択手段によって選択されたタイミ
    ング情報に基づいて前記照射レベルに対応する状態の遷
    移を指示する状態遷移信号を生成する状態遷移信号生成
    手段と、前記変調信号生成手段によって生成した変調信
    号と前記状態遷移信号生成手段によって生成した状態遷
    移信号と予め設定された遷移規則とに基づいて前記状態
    の遷移を制御し、選択された状態に対応した変調データ
    を生成する状態制御手段と、前記変調信号生成手段によ
    って生成した変調信号と前記状態制御手段によって生成
    した変調データとに基づいて前記光源を駆動する光源駆
    動手段とを設けたことを特徴とする光情報記録装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の光情報記録装置に
    おいて、 前記変調信号生成手段が、前記二値化信号から生成され
    た基準時刻に対して前記駆動波形生成情報保持手段に記
    憶した各タイミング情報を順次加算することによって前
    記変調信号を生成する手段であることを特徴とする光情
    報記録装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載の光情報記録装置に
    おいて、 前記変調信号生成手段が、前記二値化信号から生成され
    た二つ以上の基準時刻のそれぞれの基準時刻に対して前
    記駆動波形生成情報保持手段に記憶したタイミング情報
    の一部を順次加算して変調タイミングパルスを生成する
    複数個のタイミングパルス生成手段を有し、該タイミン
    グパルス生成手段によって生成した変調タイミングパル
    スを合成して前記変調信号を生成する手段であることを
    特徴とする光情報記録装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の光情報記録装置におい
    て、 前記二つ以上の基準時刻の間隔を前記二値化信号に応じ
    て変化するようにしたことを特徴とする光情報記録装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項3乃至5のいずれか一項に記載の
    光情報記録装置において、 前記タイミング情報のパルス幅設定分解能を設定するよ
    うにしたことを特徴とする光情報記録装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の光情報記録装置におい
    て、 前記基準時刻を前記タイミング情報のパルス幅設定分解
    能に応じて変更するようにしたことを特徴とする光情報
    記録装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の
    光情報記録装置において、 前記変調信号又は前記状態遷移信号の生成エラーを検出
    するエラー検出手段と、該エラー検出手段によって検出
    した生成エラーに対して所定の処理を行うエラー処理手
    段とを設けたことを特徴とする光情報記録装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の光情報記録装置におい
    て、 前記エラー検出手段に、前記状態制御手段と同一の動作
    を行う状態模擬手段を設けたことを特徴とする光情報記
    録装置。
  10. 【請求項10】 請求項8又は9記載の光情報記録装置
    において、 前記エラー処理手段が、前記変調信号及び前記状態遷移
    信号に前記状態制御手段が所定の状態に遷移するように
    状態訂正パルスをそれぞれ挿入する処理を行う手段であ
    ることを特徴とする光情報記録装置。
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