JP2003141180A - ライフスタイルイメージシミュレーションシステムおよび方法ならびにプログラム - Google Patents

ライフスタイルイメージシミュレーションシステムおよび方法ならびにプログラム

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JP2003141180A
JP2003141180A JP2001338821A JP2001338821A JP2003141180A JP 2003141180 A JP2003141180 A JP 2003141180A JP 2001338821 A JP2001338821 A JP 2001338821A JP 2001338821 A JP2001338821 A JP 2001338821A JP 2003141180 A JP2003141180 A JP 2003141180A
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Morio Shiraishi
守男 白石
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Mitsui Home Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 顧客の本質的な嗜好傾向を客観的に分析し、
顧客の嗜好傾向に合致したデザインを提示するととも
に、デザイン同士の調和のとれた住宅のデザインの選定
を支援するシステム、すなわち、ライフスタイルシミュ
レーションシステムを提供することにある。 【解決手段】 顧客に選択肢(感性刺激)を提示し、そ
の中から顧客が選択した肢(感性刺激)イに基づいて、
顧客の嗜好傾向を分析する。さらに、顧客の嗜好傾向が
既存のテイストタイプ(嗜好分類)の中で、どのテイス
トタイプに近いかを判定し、その嗜好分類の嗜好に合致
した雰囲気を持つデザインを提示する。そして、その中
から顧客が選択したデザインを、住宅を3次元表示した
仮想3次元空間内に配置させて表示し、顧客に完成後の
住宅および住宅内を疑似認識させることで、顧客の住宅
内のデザインの選定を支援する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被験者(顧客)の
嗜好するライフスタイル(以下、嗜好傾向という)を分
析し、その分析結果に基づいて被験者(顧客)の嗜好傾
向に合致したデザインのインテリアやエクステリアを、
建築物を3次元表示した仮想3次元空間内に組み込んで
表示することで、被験者(顧客)に建築物の様子を疑似
認識させて、被験者(顧客)の嗜好傾向に沿ったイメー
ジを持つ建築物のシミュレーションを行うライフスタイ
ルイメージシミュレーションシステムおよび方法ならび
にプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、建築物の外装や内装の造りや配色
によりもたらされる雰囲気(イメージ)は、建築物の居
住性や快適性に関わる重要な要素として注目されてい
る。特に、住宅などでは、これら外装や内装の作りや配
色、すなわちインテリアやエクステリア(以下、デザイ
ンという)によりもたらされるイメージは、住宅販売や
リフォーム受注などの行方に大きな影響を及ぼす要素と
して注目を集めている。このイメージは、選定されたデ
ザインにより大きく変化するものであり、従来、これら
デザインの選定は、コーディネータのアドバイスを受け
ながら、現物の写真見本や色見本などを参照して行われ
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、住宅のデザイ
ンの選定に際し、次のような問題点があった。 (1)コーディネータのアドバイスは、コーディネータ
自身の主観的なアドバイスである。よって、選定された
デザインが被験者の嗜好と合致しない場合がある。 (2)デザインの嗜好は流動的なものであり、デザイン
を決定する際の顧客の気分や周辺環境により変化する。
よって、選定されたデザインが長期的に見て被験者の嗜
好と合わなくなる場合がある。 (3)写真見本や色見本では、デザイン個々の造りや色
目を確認できるが、個々のデザインを建築物に配置させ
た際の全体としての意匠性を確認できない。よって、選
定されたデザイン同士が調和しない場合がある。 (4)デザインの嗜好は人により様々である。よって、
家族全員の満足を得られない場合がある。
【0004】そして、住宅が完成した後に上記のような
問題点が発現した場合、気に入らないからといって、デ
ザインを他の造りや色目のものに交換することは、容易
ではない。そのため、住宅販売やリフォーム受注などの
現場では、顧客が住宅のデザインを選定する際に、顧客
のデザインについての本質的な嗜好を客観的に把握し、
如何に顧客の嗜好に合致し、かつ、個々のデザイン同士
の調和のとれたデザインを説得力を持ってアドバイスで
きるかが重要になってきた。
【0005】したがって、本発明の目的は、顧客の本質
的な嗜好を客観的に分析し、その分析結果に基づいて顧
客の嗜好傾向(嗜好するライフスタイル)に合致した雰
囲気を持つデザインを例示するとともに、そのデザイン
を備えた住宅の様子を顧客に疑似認識させることで、住
宅のデザインをシミュレートするシステムおよび方法な
らびにプログラム、すなわち、ライフスタイルイメージ
シミュレーションシステムおよび方法ならびにプログラ
ムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる事情に鑑み、次の
ように構成することで上記課題を解決するに至った。す
なわち、コンピュータを用いてライフスタイルイメージ
のシミュレーションをするシステムであって、複数の選
択肢を提示する選択肢提示手段と、前記選択肢の中から
被験者が選択した肢に基づいて、被験者の嗜好傾向を分
析する嗜好傾向分析手段と、分析された被験者の嗜好傾
向に応じたデザインを備えた建築物を該被験者に疑似認
識させる疑似認識手段とを含む構成とした(請求項
1)。
【0007】かかる構成によると、被験者の嗜好傾向を
分析し、被験者の嗜好傾向に合致した雰囲気を持つデザ
インを、建築物を3次元表示した仮想3次元空間内に組
み込んで表示させる。よって、仮想3次元空間内に組み
込んで表示されるデザインは、分析結果に基づいて決め
られたデザインであるので、被験者に説得力を持って勧
めることができる。また、そのデザインを建築物に配置
させた際の様子や、他のデザインとの調和具合を確認す
ることができるので、デザインの選定に際し、被験者の
嗜好に合致し、かつ、調和のとれたデザインを選択する
ことができる。
【0008】また、前記被験者の嗜好傾向に応じたデザ
インは複数からなり、前記疑似認識手段では、その中か
ら被験者が選択したデザインを備えた建築物を疑似認識
させる構成とした(請求項2)。かかる構成によると、
被験者の嗜好傾向に合致する雰囲気を持つ複数のデザイ
ンを被験者に例示し、被験者がその中から選択したデザ
インを、建築物を3次元表示した仮想3次元空間内に組
み込んで表示させる。よって、被験者は、提示された複
数のデザインの中から自由にデザインを選択することが
できるので、選択されたデザインは、被験者の嗜好傾向
により合致したものとなる。また、提示されたデザイン
を順次仮想3次元空間内に組み込んで、各デザイン同士
の調和具合や建築物内の様子を確認しながら比較するこ
とが可能となるので、被験者が納得できるまで、被験者
が建てようとする建築物のデザインをシミュレートする
ことができる。
【0009】前記被験者は少なくとも二人以上からな
り、さらに前記嗜好傾向分析手段において分析された各
被験者の嗜好傾向を比較する比較手段を備えた構成とし
た(請求項3)。かかる構成によると、各被験者毎の嗜
好傾向、各被験者に共通する嗜好傾向などを明確にす
る。よって、各被験者が共用する部分には、各被験者の
嗜好傾向に共通する造りや色目のデザインを選択し、各
被験者が専用する部分には、各被験者の嗜好傾向に合致
する造りや色目のデザインを選択することが可能とな
る。したがって、各被験者(家族)の皆が満足するイメ
ージのデザインを備えた建築物をシミュレートできる。
【0010】さらに、前記嗜好傾向分析手段における分
析は、前記被験者が選択した感性刺激の評定尺度上の分
布をもとに行う構成とした(請求項4)。かかる構成に
よると、選択肢を構成する各感性刺激は評定尺度上に関
連づけられているので、被験者が選択した感性刺激が評
定尺度上のどの位置に該当するかが判る。したがって、
被験者が提示された選択肢の中から選択した多数の感性
刺激の一つ一つを評定尺度上に対応させてゆくと、被験
者が選択した感性刺激の評定尺度上の分布により、被験
者の嗜好傾向が明確になる。よって、被験者の嗜好傾向
を一目で客観的に把握できる。
【0011】また、コンピュータを用いてライフスタイ
ルイメージのシミュレーションをする方法であって、複
数の選択肢を提示する選択肢提示工程と、前記選択肢の
中から被験者が選択した肢に基づいて、被験者の嗜好傾
向を分析する嗜好傾向分析工程と、分析された被験者の
嗜好傾向に応じたデザインを備えた建築物を該被験者に
疑似認識させる疑似認識工程とを含む構成とした(請求
項5)。
【0012】かかる構成によると、被験者の嗜好傾向を
分析し、被験者の嗜好傾向に合致した雰囲気を持つデザ
インを備えた建築物を疑似認識させる。よって、被験者
の嗜好に合致し、かつ、被験者が納得できる建築物の提
供を支援することができる。
【0013】さらに、コンピュータを、複数の選択肢を
提示する選択肢提示手段と、前記選択肢の中から被験者
が選択した肢に基づいて、被験者の嗜好傾向を分析する
嗜好傾向分析手段と、分析された被験者の嗜好傾向に応
じたデザインを備えた建築物を該被験者に疑似認識させ
る疑似認識手段として機能させるためのプログラム(請
求項6)。
【0014】かかる構成によると、被験者の嗜好傾向を
分析し、建築物のコーディネートの際に、被験者の嗜好
傾向に合致した雰囲気を持つデザインを、建築物を3次
元表示した仮想3次元空間内に組み込んで表示させる。
よって、被験者自身が選択したデザインが建築物に配置
された際の様子や、各デザイン同士の調和具合を、被験
者に疑似認識させることができる。したがって、建築物
におけるデザイン同士の調和や、建築物の様子を確認し
ながら建築物のデザインのシミュレーションを行える。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に本発明のライフスタイルイ
メージシミュレーションシステムの一実施の形態を、図
面を参照しながら説明する。本発明のライフスタイルイ
メージシミュレーションシステム1は、複数の感性刺激
からなる選択肢を提示する。そして、その中から顧客
(被験者)が選択した肢(感性刺激)を、イメージスケ
ール上に配置させ、そのイメージスケール上の分布から
顧客がどのような雰囲気を好むのか、すなわち顧客の嗜
好傾向を分析する。さらに、顧客の嗜好傾向が既存のテ
イストタイプ(嗜好分類)の中で、どのテイストタイプ
に近いかを判定し、そのテイストタイプに該当する人が
平均的に好む雰囲気を有するデザイン(インテリアやエ
クステリア)を複数提示する。最後に、提示された複数
のデザインの中から顧客が選択したデザインを、住宅
(建築物)を3次元表示した仮想3次元空間内に表示
し、顧客に完成後の住宅および住宅内の様子を疑似認識
させることで、住宅のデザインシミュレーションを行う
システムである。
【0016】ここで、ライフスタイルイメージとは、建
築物の持つ雰囲気であって、顧客の嗜好傾向に合致する
もののことである。具体的には、住宅および住宅内の持
つ雰囲気、住宅の外装や内装などの造りや色目から人が
感じる雰囲気、印象、心象であって、顧客の嗜好傾向に
合致するもののことである。感性刺激とは、人が視覚に
よって認知できるものであって、人の感性に作用して、
雰囲気、印象、心象を感じさせるものである。一例とし
て挙げるならば、見た人に「すがすがしい」、「開放的
な」というような雰囲気を持っていると感じさせるよう
な風景写真、ティーカップ、絵画などの有体物や、「す
がすがしい」、「開放的な」というように文字で表され
た言葉(形容詞)などが挙げられる。顧客に提示される
選択肢とは、複数の感性刺激である。具体的には、言葉
(形容詞)、カップ、絵画、風景といったカテゴリーに
分けて提示された複数の感性刺激である。嗜好傾向と
は、顧客がどのような雰囲気、印象、心象を好む傾向が
あるのかを示すものである。
【0017】イメージスケールとは、図1に示すよう
に、WARM−COOL、HARD−SOFTという相
対する雰囲気を尺度として持つ評定尺度を直交させて組
み合わせた、座標平面図である。本実施の形態では、W
ARM−COOLからなる評定尺度をX軸に、HARD
−SOFTからなる評定尺度をY軸に用いている。この
イメージスケールでは、このX軸とY軸との交差点を0
として、交差点から離れるにつれてその軸の傾向(雰囲
気)が強くなることを意味する。したがって、このイメ
ージスケールのX軸上の点aに位置するイメージと、点
bに位置するイメージを比較すると、点bに位置するイ
メージのほうが点aに位置するイメージよりもCOOL
であるというように、イメージスケール上の位置の違い
から、近くにある物同士の微妙な差異を判別できるよう
に構成された座標平面図である。
【0018】また、デザインとは、壁紙や、照明器具な
どの内装(インテリア)に限定されるものではなく、壁
板、屋根、屋外灯などの外装(エクステリア)も含むも
のとする。
【0019】図2は、ライフスタイルシミュレーション
システム1の構成を示すブロック図である。本発明のラ
イフスタイルシミュレーションシステム1は、入出力装
置2、制御装置3、記憶装置4がバス(bass)5に
接続されて構成されている。ライフスタイルシミュレー
ションシステム1の入出力装置2は、キーボード、マウ
ス、ディスプレイ、プリンタなどから構成され、それぞ
れがI/O装置などを介してバス5に接続されている。
【0020】ライフスタイルシミュレーションシステム
1の制御装置3は、CPUまたはMPUおよびメモリ
(RAM)などから構成され、ライフスタイルシミュレ
ーションシステム1を統括的に制御している。この制御
装置3には、制御手段3aと、顧客に選択肢を提示する
際に使用される選択肢提示手段3bと、顧客の嗜好傾向
を分析する際に使用される嗜好傾向分析手段3c、嗜好
傾向比較手段3d、およびテイストタイプ分類手段3e
と、顧客に住宅を疑似認識させる際に使用される3次元
表示手段3fと、顧客データを管理する際に使用される
データベース管理手段3gとが起動している。
【0021】制御装置3の制御手段3aは、各装置の制
御、データの転送、種々の演算、データの一時的な格納
などを行うプログラムである。
【0022】制御装置3の選択肢提示手段3bは、顧客
の嗜好傾向を分析するために用意された複数の感性刺激
からなる選択肢を入出力装置2のディスプレイ上に表示
するプログラムである。
【0023】制御装置3の嗜好傾向分析手段3cは、前
記選択肢提示手段3bにより提示された選択肢(複数の
感性刺激)の中から、顧客が選択した肢(感性刺激)に
基づいて、顧客の嗜好傾向を分析するプログラムであ
る。
【0024】制御装置3の嗜好傾向比較手段3dは、前
記嗜好傾向分析手段3cにより分析された顧客の嗜好傾
向同士を比較して、各顧客に共通する嗜好傾向を求める
プログラムである。
【0025】制御装置3のテイストタイプ分類手段3e
は、前記嗜好傾向分析手段3cにより分析された顧客の
嗜好傾向が、既存のテイストタイプ(嗜好分類)のどの
タイプに近いかを判定し、もっとも近いテイストタイプ
に顧客の嗜好傾向を分類するプログラムである。
【0026】制御装置3の3次元表示手段3fは、前記
デザイン嗜好傾向分析手段3cにより分類された顧客の
テイストタイプごとに用意された複数のデザインの中か
ら顧客が選択したデザインを選択し、住宅を3次元表示
した仮想3次元空間内に配置させた際の様子を、入出力
装置2のディスプレイ上に表示させるプログラムであ
る。
【0027】制御装置3のデータベース管理手段3g
は、顧客データ登録要求、登録済み顧客データの更新、
削除要求があった場合に、後述するライフスタイルシミ
ュレーションシステム1の記憶装置4内の顧客データベ
ース4aへの顧客データの登録、更新、削除を行うプロ
グラムである。
【0028】ライフスタイルシミュレーションシステム
1の記憶装置4は、ハードディスク装置や、光磁気ディ
スク装置などから構成される。この記憶装置4は顧客デ
ータベース4aと、顧客に選択肢を提示する際に使用さ
れる選択肢データベース4bと、顧客の嗜好傾向を分析
する際に使用されるイメージ相関情報4c、イメージス
ケール相関情報4d、区分項目情報4e、テイストタイ
プ相関情報4fおよび、テイストタイプ別嗜好情報4g
と、顧客に住宅内を疑似認識させる際に使用されるデザ
インデータベース4hとを記憶している。
【0029】記憶装置4の顧客データベース4aとは、
顧客の顧客情報を記録したデータベースである。顧客情
報とは、顧客コード、顧客名、性別、年齢、続柄、感性
刺激選択情報などである。この顧客情報の構成要素の種
類は特に限定されるものではなく、必要に応じて増減す
ることができる。ここで、顧客コードとは、各顧客毎に
異なる番号である。また、感性刺激選択情報とは、前記
制御装置3の選択肢提示手段3bにより提示された選択
肢(複数の感性刺激)の中から顧客が選択した肢(感性
刺激)に割り当てられた番号である。この番号は、選択
肢(複数の感性刺激)を構成する感性刺激毎に異なった
番号が割り当てられている。
【0030】記憶装置4の選択肢データベース4bと
は、顧客の嗜好傾向を分析するために顧客に提示される
選択肢(複数の感性刺激)が記録されているデータベー
スである。この選択肢データベース4bでは、感性刺激
が複数のカテゴリーに分けて登録されている。このカテ
ゴリーの数は特に限定されるものではないが、本実施の
形態では、このカテゴリーは、カラー(配色)、カッ
プ、絵画、風景、言葉の計5つから構成されている。こ
こで、各カテゴリーに含まれる感性刺激を具体的に挙げ
ると、カテゴリーが配色の場合は、黄、紅、藍、墨…の
色見本、カップ、絵画および風景の場合は、実物の写真
やリトグラフなど、言葉の場合は、さっぱりした、おと
なしい、にぎやかな…などの言葉(形容詞)、である。
【0031】記憶装置4のイメージ相関情報4cとは、
前記選択肢データベース4bの言葉というカテゴリーに
含まれる言葉(形容詞)の一つ一つが、他のカテゴリー
に含まれる感性刺激の中のどの感性刺激に関連づけられ
ているのかを記録した情報である。より具体的に説明す
ると、カラー(配色)というカテゴリーに含まれる「水
色」という色の持つ雰囲気が、言葉というカテゴリーに
含まれる「さっぱりした」という言葉(形容詞)の持つ
雰囲気に該当するというような関連づけが、各カテゴリ
ーに含まれるすべての感性刺激についてなされ、そのす
べての組み合わせを記録した情報がイメージ相関情報4
cである。したがって、本実施の形態の場合、カテゴリ
ーは、カラー(配色)、カップ、絵画、風景、言葉の5
つからなるので、前記イメージ相関情報4cには、言葉
(形容詞)−カラー(配色)相関情報4c1、言葉(形
容詞)−カップ相関情報4c2、言葉(形容詞)−絵画
相関情報4c3、言葉(形容詞)−風景相関情報4c4
が含まれている(図3参照)。
【0032】記憶装置4のイメージスケール相関情報4
dとは、カラー(配色)というカテゴリーに含まれる感
性刺激の一つ一つが、イメージスケールという評定尺度
上のどの位置に関連づけられているかを記録した情報で
ある。ここで、より詳細に説明すると、カラー(配色)
というカテゴリーに含まれる色(たとえば、黄、紅、
藍、墨など)の持つ雰囲気をイメージスケール上で表現
すると、どの位置が最適であるのかという関連づけを、
カラー(配色)毎に記録した情報がイメージスケール相
関情報4dである。この関連づけの一例を挙げると、カ
ラー(配色)というカテゴリーに含まれる「紫色」とい
う色の持つ雰囲気を、図1に示すイメージスケール上で
表すと、X軸とY軸の交差点にあたる位置に該当すると
いうような関連づけである。
【0033】本実施の形態では、この関連づけを行うに
あたり、カラー(配色)の持つ雰囲気を数値化したデー
タを用いている。この数値化したデータは、SD法(S
emantic Differential meth
od)を利用して求めたものである。SD法とは、ある
特定の雰囲気を表す言葉(形容詞)を、2つの語句の間
を直線で結び、かつ、この直線上に等間隔に何段階かの
目盛りを設けた意味尺度(評定尺度)上で表すと、どの
位置に該当するかを多数の被験者に評定させた結果の平
均から決定する方法である。
【0034】本実施の形態で用いる数値化データは、1
30色におよぶのカラー(配色)の一つ一つについて、
図4(a)に示すような、WARM−COOL、SOF
T−HARDをパラメータとして使用し、かつ、目盛り
(3:ひじょうに、2:かなり、3:やや、0:どちら
でもない)を等間隔に設けた2つの評定尺度を使用して
SD法を行った結果、得られた数値化データである。こ
こで、「赤」というカラー(配色)を例に挙げると、
「赤」という色は、このSD法により、WARMが2.
8、SOFTが1という数値化データで表せる(図4
(b)参照)。このように数値化することにより、たと
えば、バナナと、レモンの黄はともにウォームだが、バ
ナナの黄はウォーム度が2、レモンの黄はウォーム度が
1.5ぐらいであるので、レモンのほうがややクールで
あるというように、同じ色であっても、色の持つ微妙な
雰囲気の違いをイメージスケール上で区別することが可
能となる。
【0035】本実施の形態における、イメージスケール
相関情報4dは、ひじょうにWARMかつややSOFT
な色として「赤」を、かなりCOOLかつひじょうにS
OFTな色として「白」を、ややCOOLかつひじょう
にHARDな色として「黒」を、さらにウォームでもク
ールでも、ハードでもソフトでもない色として「紫」を
選び、この4色のイメージスケール上の位置を基準とし
て、各色の数値化データをもとに各色のイメージスケー
ル上での位置を決定して作成したものである(図1参
照)。
【0036】このように、イメージスケール相関情報4
dによりイメージスケール上にカラー(配色)が関連づ
けられると、図3に示すように、言葉(形容詞)−カラ
ー(配色)相関情報4c1、言葉(形容詞)−カップ相
関情報4c2、言葉(形容詞)−絵画相関情報4c3、
言葉(形容詞)−風景相関情報4c4をもとにして、各
カテゴリー(言葉、カップ、絵画、風景)を構成する感
性刺激の一つ一つをイメージスケール上に関連づけるこ
とができる。
【0037】記憶装置4の区分項目情報4eとは、イメ
ージスケール上で、近くにあって、類似した雰囲気を持
つイメージが集まっている領域毎にその領域内にある雰
囲気の特徴を表す区分項目を割当て、各領域毎にどのよ
うな区分項目が割り当てられているのかを記録した情報
のことである。図5に示す言葉を配置させたイメージス
ケールを用いてより具体的に説明すると、一番右上の領
域には、「さっぱりした」、「清潔な」、「きよらか
な」という似た雰囲気を持つ言葉(形容詞)が集まって
いる。そこで、この似た雰囲気を持つ言葉(形容詞)が
集まっている領域を区分し、この区分された領域をクリ
ア領域とする。一方、左下の領域の「活動的な」、「情
熱的な」、「激しい」という似た雰囲気持つ言葉(形容
詞)が集まっている領域をダイナミック領域とする。と
いうような関連づけをイメージスケール上において行
い、その領域と区分項目との関連づけを記憶した情報が
区分項目情報である。
【0038】この区分項目の数は、特に限定されるもの
ではない。本実施の形態における区分区目は、図6に示
すように、プリティ、カジュアル、ダイナミック、ロマ
ンチック、ナチュラル、エレガント、ゴージャス、クラ
シック、ワイルド、クラシック&ダンディ、フォーマ
ル、ダンディ、シック、クリア、クール・カジュアル、
モダンからなる16の区分項目が用いられている。
【0039】記憶装置4のテイストタイプ相関情報4f
とは、既存のテイストタイプの持つ雰囲気を複数の評定
尺度を用いて表した際に形成されるグラフのグラフプロ
フィールを、テイストタイプ毎に記憶した情報である。
具体的な一例を挙げると、「シック・ダンディタイプ」
というテイストタイプの持つ雰囲気を、前記SD法を利
用して16種類の評定尺度で表すと、図7に示すよう
な、グラフプロフィール(折れ線グラフ)となるという
ような情報が、すべてのテイストタイプについてなされ
た情報のことである。
【0040】なお、本実施の形態では、この16種類の
評定尺度に使用される一対のパラメータは、前記イメー
ジスケール上にあって、相対するイメージを表す言葉を
用いている。よって、前記制御装置3の選択肢提示手段
3bにより、顧客の嗜好傾向を分析するために提示され
た選択肢(複数の感性刺激)の中から顧客が選択した肢
(感性刺激)に基づいてこのグラフプロフィールを容易
に得ることができる。このテイストタイプの種類は特に
限定されるものではない。本実施の形態の場合、このテ
イストタイプは、ファミリー、クリアエレガント、アク
ティブ、ラグジャリー、ナチュラル、ファッショナブ
ル、フェミニン、カジュアル、シック・ダンディ、モダ
ンの10タイプから構成されている。
【0041】記憶装置4のテイストタイプ別嗜好情報4
gとは、10種類に及ぶテイストタイプの一つ一つにつ
いて、各テイストタイプの一般的な嗜好傾向や、ファッ
ションアドバイスに関する情報を記憶したものである。
【0042】記憶装置4のデザインデータベース4hと
は、住宅を3次元表示した仮想三次元空間内に配置させ
るデザインを記録したデータベースである。このデザイ
ンデータベース4hでは、照明、カーテン、壁紙などの
デザインが前記テイストタイプに分けて記録されてい
る。
【0043】次に、本発明のライフスタイルシミュレー
ションシステム1の動作を、図8のフローチャートおよ
び、図9〜22までを適宜参照しながら説明する。ま
ず、本発明のライフスタイルシミュレーションシステム
1のシステムを起動する。すると、制御装置3の制御手
段3aが、図9に示す、初期メニュー10を入出力装置
2のディスプレイ上に表示させる(S1)。
【0044】この初期メニュー10には、「既存ファイ
ルを開く」ボタン11と、「新規ファイルの作成」ボタ
ン12と、新規ファイル名入力欄13と、「OK」ボタ
ン14とが設けられている。この初期メニュー10内に
表示された各ボタンは、ポインタP(図中略中央部に表
示)によりクリックし、続いて「OK」ボタン14をク
リックすることで、ボタンに関連づけられた処理が実行
されるように構成されている。
【0045】したがって、嗜好傾向を分析する顧客のデ
ータが、本発明のライフスタイルシミュレーションシス
テム1にすでに登録されている場合には、「既存ファイ
ルを開く」ボタン11を画面内に表示されたポインタP
でクリックし、続いて、「OK」ボタン14をクリック
する(S2)。すると、制御装置3の制御手段3aが、
図13に示すメインメニュー40を入出力装置2のディ
スプレイ上に表示させる(S5)。一方、嗜好傾向を分
析する顧客のデータが、本発明のライフスタイルシミュ
レーションシステム1に登録されていない場合には、新
規ファイル名入力欄13に適当なファイル名を入力した
後、「新規ファイルを開く」ボタン12を、画面内に表
示されたポインタPでクリックし、続いて「OK」ボタ
ン14をクリックする(S2)。すると、制御装置3の
制御手段3aが、図10に示す、選択肢提示画面20を
入出力装置2のディスプレイ上に表示させる(S3)。
【0046】選択肢提示画面20は、顧客の嗜好傾向を
分析するために顧客に提示される選択肢(複数の感性刺
激)を各カテゴリー毎に提示する画面である。この選択
肢提示画面20には、選択肢提示テーブル21と、「カ
テゴリー切り替え」ボタン22,22、「選択情報入
力」ボタン23とが含まれている。
【0047】選択肢提示テーブル21とは、同一のカテ
ゴリーに含まれる選択肢(複数の感性刺激)を表示する
テーブルである。この選択肢提示テーブル21の下側に
は、三角形状のボタン24,25を両端に備えたスクロ
ールバーが設けられ、この三角形状のボタン24,25
を画面内に表示されたポインタPでクリックすると、選
択肢提示テーブル21の表示範囲がそれぞれ左右にスク
ロールし、画面上に表示されない選択肢(複数の感性刺
激)を表示するように構成されている。この選択肢提示
画面20では、画面内に表示されたポインタPにより、
「カテゴリー切り替え」ボタン22をクリックすると、
他のカテゴリー(カラー(配色)、絵画、風景、言葉
(形容詞)など)に属する選択肢(複数の感性刺激)が
選択肢提示テーブル21内に提示されるように構成され
ている。
【0048】この選択肢提示画面20の選択肢提示テー
ブル21内に提示された選択肢(複数の感性刺激)の中
から、顧客が選択した肢(感性刺激)の感性刺激選択情
報を入力するために、選択肢提示画面20内の「選択情
報入力」ボタン23を、画面内に表示されたポインタP
でクリックする。すると、制御装置3の制御手段3a
が、図11に示す、ヒアリングデータ入力画面30を入
出力装置2のディスプレイ上に表示させる(S4)。
【0049】このヒアリングデータ入力画面30は、顧
客の嗜好傾向を分析するために顧客に提示された選択肢
(複数の感性刺激)の中から、顧客がどの肢(感性刺
激)を選択したのかを入力する画面である。このヒアリ
ングデータ入力画面30には、ヒアリングデータ入力フ
ォーム31と、属性入力フォーム32と、区分コード入
力フォーム33と、「リスト登録」ボタン34と、「中
止」ボタン35が設けられている。
【0050】ヒアリングデータ入力フォーム31は、カ
ラー(配色)、カップ、絵画、風景、言葉、などのカテ
ゴリー毎に分けて、顧客が選択した肢(感性刺激)の感
性刺激選択情報を入力する入力フォームである。属性入
力フォーム32は、顧客の氏名、性別、年齢、続柄を入
力する入力フォームである。区分コード入力フォーム3
3は顧客コードを入力する入力するフォームである。
「リスト登録」ボタン34は、このヒアリングデータ入
力画面30で入力された顧客データを前記記憶装置4の
顧客データベース4a内に記録する処理を行わせるボタ
ンである。「中止」ボタン35は、顧客データの入力を
中止するボタンである。
【0051】このヒアリングデータ入力画面30では、
画面上に表示されたポインタPを移動させ、選択したい
番号をクリック、もしくは入力サークル36,36…内
をクリックして感性刺激選択情報(各感性刺激毎に割当
られた番号)をキーボードなどを介して入力すること
で、顧客のデータを入力できるように構成されている。
なお、図12は、このヒアリングデータ入力画面30へ
の顧客データ入力後の一例である。
【0052】このヒアリングデータ入力画面30で入力
事項を入力した後、入力処理を完了するために画面右下
のリスト登録ボタン34をクリックする。すると、制御
装置3の制御手段3aが、図13に示す、メインメニュ
ー40を入出力装置2のディスプレイ上に表示させる。
同時に、制御装置3のデータベース管理手段3gが、入
力された顧客データを、前記記憶装置4の顧客データベ
ース4a内に記録させる(S5)。
【0053】このメインメニュー40には、データ修正
メニュー41と、選択メニュー42と、分析メニュー4
3とが含まれている。図中左上の領域に位置するデータ
修正メニュー41には、「既存顧客データ修正」ボタン
44が含まれている。
【0054】図中左下の領域に位置する選択メニュー4
2には、既存顧客リスト45と、「メインデータとして
読込」ボタン46と、「比較データとして読込」ボタン
47と、読み込まれた顧客名を表示する現データ表示欄
46a、47aとが含まれている。この既存顧客リスト
45は、すでに前記記憶装置4の顧客データベース4a
内に、顧客データとして登録された顧客名を表示する欄
である。この既存顧客リスト45の右端には、三角形状
のボタン48,49を両端に備えたスクロールバーが設
けられ、この三角形状のボタン48,49をポインタP
でクリックすると、既存顧客リスト45の表示範囲が、
それぞれ上下にスクロールするように構成されている。
【0055】図中右の領域に位置する分析メニュー43
には、「基本分析」ボタン50、「色彩分析」ボタン5
1、「テイスト診断」ボタン52、「比較分析」ボタン
53、「共通分析」ボタン54、「マルチ比較」ボタン
55が含まれている。この分析メニュー内の各ボタン5
0〜55の下側には、ボタンに割当られた処理内容を操
作者(顧客自身を含む)が容易に把握できるように、ボ
タンを押して処理を実行した後に表示される画面を簡易
表記したアイコン50a,51a,52a,53a,5
4a,55aがそれぞれ設けられている。
【0056】このメインメニュー40内に表示された各
ボタンは、ポインタP(図中略中央下部に表示)により
クリックされると、ボタンに関連づけられた処理が実行
されるように構成されている。
【0057】前記選択メニュー42の既存顧客リスト4
5に表示された顧客名の中から、嗜好傾向の分析を行う
顧客名をポインタPでクリックして選択する。そして、
この既存顧客リスト45の下に位置する「メインデータ
として読込」ボタン46をクリックする。すると、制御
装置3の制御手段3aが、記憶装置4の顧客データベー
ス4aから目的とする顧客の顧客データを抽出する。そ
して、抽出された顧客名を「メインデータとして読込」
ボタン46の下に位置する現データ表示欄46aに表示
する(S6)。
【0058】メインメニュー40に表示された分析メニ
ュー43の中から分析したい項目のボタンをポインタP
でクリックする(S7)。(尚、ここでは、「テイスト
診断」ボタン52がクリックされたものとして説明を続
ける。)すると、制御装置3の嗜好傾向分析手段3c
は、抽出された顧客データの感性刺激選択情報をもと
に、記憶装置4のイメージ相関情報4c、イメージスケ
ール相関情報4d、区分項目相関情報4e、テイストタ
イプ相関情報4fを参照し、顧客の嗜好傾向を既存のテ
イストタイプに分類する。そして、記憶装置4のテイス
トタイプ別嗜好情報4gを参照して、分類されたテイス
トタイプに該当する嗜好傾向情報、ファッションアドバ
イス情報を抽出し、これら分類結果および抽出した内容
を、図14に示す、テイストタイプ診断テーブル60と
して入出力装置2のディスプレイ上に表示させる(S8
a)。
【0059】この、テイストタイプ診断テーブル60
は、顧客の嗜好傾向を分析した結果、顧客の嗜好傾向が
どのような分類項目(テイストタイプ)に該当するかを
表示するテーブルである。このテイスト診断テーブル6
0には、イメージプロフィールテーブル61と、テイス
トタイプ判定結果テーブル62と、テイストタイプ特徴
表示テーブル63と、ファッションアドバイステーブル
64と、「3D表示」ボタン65と、「メインメニュー
へ」ボタン66と、「印刷」ボタン67が含まれてい
る。
【0060】図中右に位置するイメージプロフィールテ
ーブル61は、16種類の評定尺度上に顧客の嗜好傾向
を分析した結果を当てはめて作成した折れ線グラフ(図
中太線)と、この折れ線グラフのグラフプロフィールに
もっとも近いグラフプロフィールを持つテイストタイプ
のグラフ(図中細線)を表示するテーブルである。この
折れ線グラフ(図中太線)は、顧客の嗜好傾向を分析す
るために、顧客に提示された選択肢(複数の感性刺激)
の中から顧客が選択した肢(感性刺激)を、記憶装置4
のイメージ相関情報4c、イメージスケール相関情報4
dをもとにイメージスケール上に分布させ、その分布を
もとに、イメージスケール上にあって相対する雰囲気を
表す言葉(形容詞)をパラメータとして用いた16種類
の評定尺度を作成して得られたものである。
【0061】図中左上に表示されたテイストタイプ判定
結果テーブル62は、前記記憶装置4のテイストタイプ
相関情報4fに記憶された既存テイストタイプの中で、
顧客の嗜好傾向にもっとも近いテイストタイプ名を表示
するテーブルである。
【0062】図中左略中央に表示されたイメージプロフ
ィルテーブル63は、前記テイストタイプ判定結果テー
ブル62に表示されたテイストタイプの特徴情報を、前
記記憶装置4のテイストタイプ別嗜好情報4gから抽出
して表示するテーブルである。
【0063】図中左下に表示されたファッションアドバ
イステーブル64は、前記テイストタイプ判定結果テー
ブル62に表示されたテイストタイプのファッションア
ドバイス情報を、前記記憶装置4のテイストタイプ別嗜
好情報4gから抽出して表示するテーブルである。
【0064】このテイストタイプ診断テーブル60で
は、顧客の嗜好傾向を既存のテイストタイプに分類し、
顧客の嗜好傾向が、より具体的に判るように構成されて
いる。
【0065】この分析結果をにもとづいて、住宅のデザ
インの選択を行うために、画面上に表示された「3D表
示」ボタン65をクリックする。すると、制御装置3の
デザイン提示手段3fが、記憶装置4のデザインデータ
ベース4hのテイストタイプ毎に用意されたデザイン群
の中から顧客の分類されたテイストタイプに該当する複
数のデザインを抽出する。そして、抽出した複数のデザ
インを備えた住宅内の様子を図15に示す3D表示画面
90として入出力装置2のディスプレイ上に表示させる
(S9)。
【0066】この3D表示画面90は、顧客の分類され
たテイストタイプに応じたデザイン群の中から抽出され
たデザインを、住宅を3次元表示した仮想3次元空間内
に配置させた際の様子を、顧客に疑似認識させる画面で
ある。
【0067】なお、この3D表示画面90内に表示させ
るデザインは、テイストタイプごとに用意されたデザイ
ン群から顧客が選択し、顧客により選択されたデザイン
を表示させるような構成としても良い。また、この3D
表示画面90内に、表示されたデザインの配色を変更す
る配色パレット、3次元表示された仮想3次元空間内を
視る方向(視点位置)を変更する視点方向変更ボタン、
3次元表示された仮想3次元空間の視点高さ(水平方
向)を変更する視点高さ切り替えボタンなどを備えた構
成とすることも可能である。
【0068】このこの3D表示画面90では、顧客に顧
客が選択したデザインを室内に配置させた様子を疑似認
識することができ、また、ポインタPの移動操作により
自由に視点を変えて室内の様子や、各デザイン同士の調
和具合を確認できるように構成されている。なお、この
3次元表示させる住宅を実際の図面データをもとに作成
し、より現実に近い形で住宅を3次元表示した仮想3次
元空間を表現し、より具体的にデザイン選定を行う構成
とすることも可能である。
【0069】このようにして、顧客の嗜好傾向を分析
し、その分析結果に基づいて顧客の嗜好傾向に応じたデ
ザインを住宅を3次元表示した仮想3次元空間内に配置
させることで、実際の住宅内の様子を顧客に疑似認識さ
せることができる。よって、顧客の納得が得られるまで
何度でもシミュレーションを行いながら、デザインの選
択ができる。
【0070】次に、顧客の嗜好傾向を分析する際に、
「テイストタイプ診断」以外の分析メニューを選択した
場合の動作を、適宜図面を参照しながら、各分析メニュ
ー毎に説明する。
【0071】<基本分析>入出力装置2のディスプレイ
上表示されたメインメニュー40(図13)の分析メニ
ューから、「基本分析」ボタンをクリックする(S
7)。すると、制御装置3の嗜好傾向分析手段は、ステ
ップ6(S6)において抽出された顧客データの感性刺
激選択情報をもとに、記憶装置4のイメージ相関情報4
c、イメージスケール相関情報4d、区分項目情報4e
を参照して分析し、これらの分析結果を図16に示す基
本分析テーブル100として、入出力装置2のディスプ
レイ上に表示させる(S8b)。
【0072】この基本イメージ分析テーブル100は、
顧客の嗜好傾向を分析し、その結果を表示するテーブル
である。この基本イメージ分析テーブル100には、嗜
好イメージテーブル101と、イメージ分類該当率テー
ブル102と、嗜好イメージ分布テーブル103とが含
まれている。
【0073】図中左に表示された嗜好イメージテーブル
101は、顧客の嗜好傾向を言葉(形容詞)で表示する
テーブルである。この言葉(形容詞)は、顧客の嗜好傾
向を分析するために顧客に提示された選択肢(複数の感
性刺激)の中から顧客が選択した肢(感性刺激)を、前
記記憶装置4のイメージ相関情報4cに基づいて置き換
えて得られたものである。
【0074】図中右に表示された嗜好イメージ分布テー
ブル103は、顧客の嗜好傾向をイメージスケール上に
おける配色分布で表示するテーブルである。この配色分
布は、前記嗜好イメージテーブル101内の言葉(形容
詞)を、前記記憶装置4のイメージ相関情報4cに基づ
いて配色に置き換え、そして、前記記憶装置4のイメー
ジスケール相関情報4dに基づいて配色をイメージスケ
ール上に配置させたものである。
【0075】図中略中央に表示されたイメージ分類該当
率テーブル102は、顧客の嗜好傾向を分析するために
前記制御装置3の選択肢提示手段3bが提示した選択肢
(複数の感性刺激)の中から顧客が選択した複数の肢
(感性刺激)が、それぞれどのような区分項目に属する
ものであるのか、そして、その区分項目に属する肢(感
性刺激)が、顧客が選択した複数の肢(感性刺激)の中
でどれくらいの割合を占めるのか、を表示するテーブル
である。この区分項目およびその割合は、前記嗜好イメ
ージ分布テーブル103における配色分布と、前記記憶
装置4の区分項目情報4eとに基づいて求められたもの
である。
【0076】この基本イメージ分析テーブル100で
は、顧客の嗜好傾向を、言葉(形容詞)、区分項目、イ
メージスケール上の配色分布で表示して、顧客の嗜好傾
向を明確かつ視覚的に認識できるように構成されてい
る。
【0077】<色彩分析>入出力装置2のディスプレイ
上表示されたメインメニュー40(図13)の分析メニ
ューから、「色彩分析」ボタンをクリックする(S
7)。すると、制御装置3の嗜好傾向分析手段は、ステ
ップ6(S6)において抽出された顧客データの感性刺
激選択情報をもとに、記憶装置4のイメージ相関情報4
c、イメージスケール相関情報4d、区分項目情報4e
を参照して分析し、これらの分析結果を図17に示す色
彩分析テーブル110として、入出力装置2のディスプ
レイ上に表示させる(S8c)。
【0078】この色彩分析テーブル110は、顧客の色
彩嗜好を分析し、その分析結果を表示するテーブルであ
る。この色彩分析テーブル110には、嗜好イメージカ
ラーテーブル111と、色相別頻度テーブル112と、
トーン別頻度テーブル113とが含まれている。
【0079】図中左上に表示された嗜好イメージカラー
テーブル111は、顧客のカラー(配色)における嗜好
傾向を横に色相、(色味の違い)、縦にトーン(色調の
違い)を表すマトリックス中に、その嗜好頻度を大きさ
に反映させて表示するテーブルである。この表示は、顧
客の嗜好傾向を分析するために顧客に提示されたイメー
ジ(選択肢)中から顧客が選択したイメージを、前記記
憶装置4のイメージ相関情報4cに基づいてカラー(配
色)に置き換えて作成したものである
【0080】図中左下に表示された色相別頻度テーブル
112は、前記嗜好イメージカラーテーブル111の色
相別使用頻度を列毎の頻度の累積で表示するテーブルで
ある。
【0081】図中右に表示されたトーン別頻度テーブル
113では、前記嗜好イメージカラーテーブル111の
色相別使用頻度を行毎の頻度の累積で表示する。
【0082】この色彩分析テーブル111では、顧客の
色彩嗜好を配色、色調、色相、に分けて表示して、顧客
の色彩嗜好を視覚的に認識できるように構成されてい
る。なお、図中色相を表す記号のうち代表的なものを説
明すると、Rは赤、Yは黄色、Gは緑、Bは青を意味
し、色調を表す記号のうちSは強い、Bは明るい、Pは
淡い、Lは弱い、Dkは暗いを意味する
【0083】<マルチ比較>入出力装置2のディスプレ
イ上表示されたメインメニュー40(図13)の分析メ
ニューから、「マルチ比較」ボタンをクリックする(S
7)。すると、制御装置3の嗜好傾向分析手段は、ステ
ップ6(S6)において抽出された顧客データの感性刺
激選択情報をもとに、記憶装置4のイメージ相関情報4
c、イメージスケール相関情報4d、区分項目情報4e
を参照して分析し、これらの分析結果を図18に示すマ
ルチ比較テーブル120として、入出力装置2のディス
プレイ上に表示させる(S8f)。
【0084】マルチ比較テーブル120とは、各顧客毎
のイメージスケール上における配色分布を表示するテー
ブルである。このマルチ比較テーブル120には、嗜好
イメージ分布テーブル121a〜121fとが含まれて
いる。
【0085】嗜好イメージ分布テーブル121aは、顧
客の嗜好傾向をイメージスケール上における配色分布で
表すテーブルである。この配色分布は、顧客の嗜好傾向
を分析するために顧客に提示された選択肢(複数の感性
刺激)中から顧客が選択した肢(感性刺激)を、前記記
憶装置4のイメージ相関情報4cに基づいて配色に置き
換え、そして、前記記憶装置4のイメージスケール相関
情報4dに基づいて配色をイメージスケール上に配置さ
せたものである。
【0086】嗜好イメージ分布テーブル121b〜12
1fは、前記嗜好イメージ分布テーブル121aに表示
された顧客以外の顧客の嗜好傾向をイメージスケール上
における配色分布で表すテーブルである。
【0087】このマルチ比較結果テーブル120には、
合計6人分の配色分布を表示でき、一義的に各人の嗜好
イメージを把握することができるように構成されてい
る。なお、このマルチ比較テーブル120上への他の顧
客の配色分布の表示は、配色分布を表示させたい嗜好イ
メージ分布テーブル上にポインタPを移動させ、マウス
の右ボタンを押してホップアップメニュー122が表示
させることで行えるように構成されている。
【0088】<比較分析>入出力装置2のディスプレイ
上表示されたメインメニュー40(図13)の既存顧客
リスト45に表示された顧客名の中から、嗜好傾向の分
析を行う顧客名をポインタPでクリックして選択する。
そして、この既存顧客リスト45の下に位置する「メイ
ンデータとして読込」ボタン45をクリックする。する
と、制御装置3の制御手段3aが、記憶装置4の顧客デ
ータベース4aから目的とする顧客の顧客データを抽出
する。そして、抽出された顧客名を「メインデータとし
て読込」ボタン46の下に位置する現データ表示欄46
aに表示する(S6)。
【0089】続いて、メインメニュー40の既存顧客リ
スト画面23に表示された顧客名の中から、比較対照と
して嗜好傾向の分析を行う顧客名をポインタPでクリッ
クして選択する。そして、この既存顧客リスト画面23
の下に位置する「比較データとして読込」ボタン24を
クリックする。すると、制御装置3の制御手段3aが、
記憶装置4の顧客データベース4aから目的とする顧客
の顧客データを抽出する。そして、抽出された顧客名を
「比較データとして読込」ボタン47の下に位置する現
データ表示欄47aに表示する(S6)。
【0090】そして、メインメニュー40の分析メニュ
ーから、「比較分析」ボタンをクリックする(S7)。
すると、制御装置3の比較分析手段3dは、抽出された
顧客データの感性刺激選択情報をもとに、記憶装置4の
イメージ相関情報4c、イメージスケール相関情報4
d、区分項目情報4eを参照して分析し、これらの分析
結果を図19に示す、比較分析テーブル130として、
入出力装置2のディスプレイ上に表示する(S8d)。
【0091】この比較分析テーブル130は、顧客同士
の嗜好傾向を比較して、その比較結果を表示するテーブ
ルである。この比較分析テーブル130には、嗜好イメ
ージテーブル131a,131bと、嗜好イメージ分布
テーブル133a,133bと、イメージ分類該当率テ
ーブル132a,132bと、が含まれている。この比
較分析テーブル130の各テーブルの構成及び内容は、
前記基本イメージ分析テーブル100と同じであるので
ここでは説明を省略する。
【0092】この比較分析テーブル130では、各顧客
の嗜好傾向を、それぞれ言葉(形容詞)、区分項目、イ
メージスケール上の配色分布で表示することで、各顧客
同士の嗜好傾向の違いを、明確かつ視覚的に認識できる
ように構成されいる。
【0093】<共通分析>前記比較分析において説明し
た手順にしたがって、メインデータ、比較データを読み
込む。そして、メインメニュー40の分析メニューか
ら、「共通分析」ボタンをクリックする。すると、制御
装置3の比較分析手段3dは、抽出された顧客データの
感性刺激選択情報をもとに、記憶装置4のイメージ相関
情報4c、イメージスケール相関情報4d、区分項目情
報4eを参照して分析し、これらの分析結果を図20に
示す、マルチ比較テーブル120として、入出力装置2
のディスプレイ上に表示する。
【0094】この共通イメージテーブル140は顧客同
士の嗜好傾向を比較して、その比較結果および、顧客に
共通する嗜好イメージを表示するテーブルである。この
共通イメージテーブル140には、メインデータ固有イ
メージテーブル141a、比較データ固有イメージ14
1bと、嗜好イメージ分布テーブル142a,142b
と、共通イメージ表示テーブル143と、共通嗜好イメ
ージ分布テーブル144とが含まれている。
【0095】メインデータ固有イメージテーブル141
a、比較データ固有イメージ141b、嗜好イメージ分
布テーブル142a,142bは、前記した各テーブル
の構成及び内容は、前記した基本イメージ分析テーブル
100中の各テーブルと同じであるので、ここでは説明
を省略する。
【0096】共通イメージ表示テーブル143とは、各
顧客の分析結果のうち、各顧客に共通する言葉だけを表
示するテーブルである。また、嗜好イメージ分布テーブ
ル144とは、各顧客の分析結果のうち、各顧客に共通
する配色イメージのみをイメージスケール上に表示する
テーブルである。この共通イメージテーブル140で
は、各顧客の嗜好傾向の中で共通する言葉、配色イメー
ジを明確かつ視覚的に認識できるように構成されてい
る。
【0097】なお、本実施の形態では、顧客の嗜好傾向
を分析するために提示する選択肢(複数の感性刺激)お
よび、複数のデザインの提示をディスプレイ上で行う構
成とした。しかし、これらの提示方法は、この構成に限
定されるものではなく、たとえば、印刷物として印刷さ
れたものを用いても良い。
【0098】また、このライフスタイルシミュレーショ
ンシステム1の入出力装置2に接続手段を設けてインタ
ーネットと接続する構成としても良い。この場合、本シ
ステムをサーバとすることで、住宅づくりに関心ある顧
客が自由にサーバーアクセスし、住宅のデザインコーデ
ィネートを行うことが可能となる。このような構成にす
ると、主要データはサーバ内に配置されているので、た
とえば、営業担当者の携帯端末からインターネットを介
してサーバに接続して、情報の送受信を行い、住宅づく
りの支援、すなわりデザインコーディネートを行えるな
ど強力な営業ツールとすることも可能である。
【0099】この場合、本発明のライフスタイルシミュ
レーションプログラムを構成する各プログラムを、別々
のサーバ内に配置させた構成とすることも可能である
【0100】
【発明の効果】請求項1、請求項2、請求項5、請求項
6記載の発明によると、被験者の本質的な嗜好傾向を分
析し、被験者の本質的な嗜好傾向に合致した雰囲気を持
つデザインおよび配色からなるデザイン群を提示して、
建築物のデザインの選定を行う。この際、提示されるデ
ザインは、分析結果に基づいて決められたデザインであ
るので、被験者に説得力を持って勧めることができる。
さらに、提示されるデザインは、被験者の本質的嗜好傾
向に基づいたデザインであるので、長期的に見ても被験
者の嗜好から外れることのない雰囲気のデザインを備え
た建築物を被験者に提供することができる。
【0101】また、建築物のデザインの選定に際し、被
験者の嗜好傾向に合致した雰囲気を持つデザインを、建
築物を3次元表示した仮想3次元空間内に配置させて表
示し、被験者に建築物の様子を疑似認識させる。よっ
て、デザインによる雰囲気の違いや、デザイン同士の調
和具合などを確認できるので、デザイン同士の雰囲気の
調和のとれた建築物を被験者に提供することが可能とな
る。
【0102】請求項3記載の発明によると、各被験者毎
の嗜好傾向、各被験者に共通する嗜好傾向などが明確に
なるので、建築物の共用部分には各被験者に共通した嗜
好傾向に合わせたデザインおよび配色のデザインを選択
し建築物の各被験者の専用空間には被験者毎の嗜好傾向
に合わせたデザインおよび配色のデザインを選択するこ
とが可能となる。したがって、家族の皆が満足するデザ
インを備えた建築物のシミュレーションができる。
【0103】請求項4記載の発明によると、被験者の嗜
好傾向を分析するために被験者に提示される選択肢(複
数の感性刺激)は、評定尺度(イメージスケール)上に
関連づけられているので、提示された選択肢(感性刺
激)の中から被験者が選択した肢(感性刺激)が評定尺
度(イメージスケール)上のどの位置に該当するかが判
る。したがって、評定尺度(イメージスケール)上の肢
(感性刺激)の分布により被験者の嗜好傾向を客観的に
把握でき、さらに嗜好の微妙な差異を知ることが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カラー(配色)を配置させたイメージスケール
の図である
【図2】本発明のライフスタイルシミュレーションシス
テムの構成を示すブロック図である。
【図3】各感性刺激同士およびイメージスケールとの相
関を示す概念図である。
【図4】(a)は、SD法で使用した意味尺度(評定尺
度)である。(b)は、SD法の結果に基づいて、
「赤」という色を意味尺度(評定尺度)上に配置させた
図である。
【図5】言葉(形容詞)を配置させたイメージスケール
の図である。
【図6】イメージスケール上に区分項目を当てはめた図
である。
【図7】「シック・ダンディタイプ」というテイストタ
イプを16種類の評定尺度上で表したグラフである。
【図8】本発明のライフスタイルシミュレーション方法
のフローチャートである
【図9】本発明のライフスタイルシミュレーションシス
テムの初期メニュー画面の構成を示す図である。
【図10】本発明のライフスタイルシミュレーションシ
ステムの選択肢提示画面の構成を示す図である。
【図11】本発明のライフスタイルシミュレーションシ
ステムのヒアリングデータ入力画面の構成を示す図であ
る。
【図12】本発明のライフスタイルシミュレーションシ
ステムのヒアリングデータ入力画面への入力例を示す図
である。
【図13】本発明のライフスタイルシミュレーションシ
ステムのメインメニュー画面の構成を示す図である。
【図14】本発明のライフスタイルシミュレーションシ
ステムのテイストタイプ診断テーブル画面の構成を示す
図である。
【図15】本発明のライフスタイルシミュレーションシ
ステムの3D表示画面の構成を示す図である。
【図16】本発明のライフスタイルシミュレーションシ
ステムの基本分析テーブル画面の構成を示す図である。
【図17】本発明のライフスタイルシミュレーションシ
ステムの色彩分析テーブル画面の構成を示す図である。
【図18】本発明のライフスタイルシミュレーションシ
ステムのマルチ分析テーブル画面の構成を示す図であ
る。
【図19】本発明のライフスタイルシミュレーションシ
ステムの比較分析テーブル画面の構成を示す図である。
【図20】本発明のライフスタイルシミュレーションシ
ステムの共通分析画面の構成を示す図である。
【符号の説明】
1・・・ライフスタイルシミュレーションシステム 2・・・入出力装置 3・・・制御装置 4・・・記憶装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンピュータを用いてライフスタイルイメ
    ージのシミュレーションをするシステムであって、 複数の選択肢を提示する選択肢提示手段と、 前記選択肢の中から被験者が選択した肢に基づいて、被
    験者の嗜好傾向を分析する嗜好傾向分析手段と、 分析された被験者の嗜好傾向に応じたデザインを備えた
    建築物を該被験者に疑似認識させる疑似認識手段と、を
    含むことを特徴とするライフスタイルイメージシミュレ
    ーションシステム。
  2. 【請求項2】前記被験者の嗜好傾向に応じたデザインは
    複数からなり、前記疑似認識手段では、その中から被験
    者が選択したデザインを備えた建築物を疑似認識させる
    ことを特徴とする請求項1に記載のライフスタイルイメ
    ージシミュレーションシステム。
  3. 【請求項3】前記被験者は少なくとも二人以上からな
    り、さらに前記嗜好傾向分析手段において分析された各
    被験者の嗜好傾向を比較する比較手段を備えたことを特
    徴とする請求項1または請求項2記載のライフスタイル
    イメージシミュレーションシステム。
  4. 【請求項4】前記嗜好傾向分析手段における分析は、前
    記被験者が選択した肢の評定尺度上の分布をもとに行う
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項
    に記載のライフスタイルイメージシミュレーションシス
    テム。
  5. 【請求項5】コンピュータを用いてライフスタイルイメ
    ージのシミュレーションをする方法であって、 複数の選択肢を提示する選択肢提示工程と、 前記選択肢の中から被験者が選択した肢に基づいて、被
    験者の嗜好傾向を分析する嗜好傾向分析工程と、 分析された被験者の嗜好傾向に応じたデザインを備えた
    建築物を該被験者に疑似認識させる疑似認識工程と、を
    含むことを特徴とするライフスタイルイメージシミュレ
    ーション方法。
  6. 【請求項6】コンピュータを、 複数の選択肢を提示する選択肢提示手段と、 前記選択肢の中から被験者が選択した肢に基づいて、被
    験者の嗜好傾向を分析する嗜好傾向分析手段と、 分析された被験者の嗜好傾向に応じたデザインを備えた
    建築物を該被験者に疑似認識させる疑似認識手段と、し
    て機能させるためのプログラム。
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