JP2003140936A - データベースシステム,端末装置 - Google Patents

データベースシステム,端末装置

Info

Publication number
JP2003140936A
JP2003140936A JP2001332443A JP2001332443A JP2003140936A JP 2003140936 A JP2003140936 A JP 2003140936A JP 2001332443 A JP2001332443 A JP 2001332443A JP 2001332443 A JP2001332443 A JP 2001332443A JP 2003140936 A JP2003140936 A JP 2003140936A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication
evaluation value
database
communication path
terminal device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001332443A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Fukushima
高司 福島
Hirobumi Terada
博文 寺田
Hiroshi Narasaki
博司 楢崎
Junko Kita
順子 喜多
Akio Ogawa
晃生 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP2001332443A priority Critical patent/JP2003140936A/ja
Publication of JP2003140936A publication Critical patent/JP2003140936A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • Y02B60/50

Landscapes

  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の分散型データベースは,「どちらの通信
経路を用いて通信を行った方が通信コストを低く抑えら
れるか」,「どちらの通信経路がデータを速く効率よく
通信できるか」等を考慮して通信経路を選択するもので
はなかった。そのため,ユーザが不用意に又は情報処理
装置が自動的に通信経路を選択してデータベース間の通
信を行うと,予想以上に通信コストが掛かったり,通信
時間が過大になってしまう等の問題が発生する可能性が
ある。 【解決手段】分散型のデータベースシステムにおいて,
互いのデータベースが通信経路を用いて通信を行う際
に,該通信経路の状況を示す評価値を算出するための評
価値算出手段と,上記評価値算出手段によって算出され
た上記評価値に基づいて,上記通信経路を選択するため
の通信経路選択手段とを具備することを特徴とするデー
タベースシステムとして構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,複数のデータを有
するマスタデータベースを格納するコンピュータと,該
マスタデータベースのデータの一部又は全てを有するロ
ーカルデータベースを格納する端末装置と,上記コンピ
ュータと上記端末装置とを互いに接続する複数の通信経
路とを備えたデータベースシステム及び端末装置に関す
るものである。
【0002】
【従来技術】従来より,データベースが複数の情報処理
装置に格納された状態で分散して運用される分散型デー
タベースがある。このような分散型データベースの一例
が,特開平9−198294号公報に開示されており,
上記公報では,主に分散型データベースにおける各デー
タベース間の同期処理に関する技術について提案されて
いる。また,別の分散型データベースの例としては,近
年集積回路の高密度化や無線通信技術の発達等によっ
て,携帯電話等の携帯端末装置がアドレス,電話番号,
又はメモ機能等のデータベースを具備するものが知られ
るようになってきている。そこで,無線通信を介して,
上記携帯端末装置が具備するデータベースと,上記情報
処理装置が具備するデータベースとの間で同期処理を行
うことで,共通なデータについてはその内容を互いに同
一に保つことが可能となり,例えば,企業等における社
員のスケジュール管理等が容易になった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した分散型データ
ベースは,有線や無線の通信経路を用いて各データベー
ス間のデータの同期処理を行うことによって,各データ
ベース間における共通なデータを同一に保つようにする
ものである。しかしながら,上記技術は有線や無線等の
複数の通信経路が設けられている場合に,どの通信経路
を用いて通信することが最もユーザにとって有利かにつ
いては論じられていない。即ち,上記分散型データベー
スは,例えば,有線又は無線の通信経路が使用可能な状
態において,「どちらの通信経路を用いて通信を行った
方が通信コストを低く抑えられるか」,「どちらの通信
経路がデータを速く効率よく通信できるか」等を考慮し
て通信経路を選択するものではなかった。そのため,上
記分散型データベースにおいて,ユーザが不用意に又は
情報処理装置が自動的に通信経路を選択してデータベー
ス間の通信を行うと,予想以上に通信コストが掛かった
り,通信時間が過大になってしまう等の問題が発生する
可能性がある。本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
であり,その目的とするところは,データベースが分散
して存在する状況において,各データベース間に存在す
る複数の通信経路の中から最も通信に適した通信経路を
選択することができるデータベースシステム及び端末装
置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は,データを有するマスタデータベースを格納
するコンピュータと,該マスタデータベースのデータの
一部又は全てを有するローカルデータベースを格納する
端末装置と,上記コンピュータと上記端末装置とを互い
に接続する複数の通信経路とを備えたデータベースシス
テムにおいて,上記通信経路を用いて通信を行う際に,
該通信経路の状況を示す評価値を算出するための評価値
算出手段と,上記評価値算出手段によって算出された上
記評価値に基づいて,上記通信経路を選択するための通
信経路選択手段とを具備することを特徴とするデータベ
ースシステムとして構成されている。このように構成さ
れているので,ユーザは前記評価値に基づいて,複数の
通信経路の中から最も通信に適した通信経路を自動的に
選択することが可能となって,過大な通信コストが予想
外に掛かることや,過大な通信時間を消費して通信する
ような事態を避けることが可能となる。更に,本発明は
前記コンピュータと前記端末装置との間において,互い
に共通なデータに関して同期処理を行うための同期手段
を更に具備すること可能である。この場合,ユーザは最
も同期処理に適した通信経路を選択することが可能とな
るので,従来の技術を用いて同期処理を行った場合に比
較して,通信コストを抑えて効率良く同期処理を行うこ
とが可能となる。また,前記ローカルデータベースは,
情報処理装置等の機器に接続可能な記録媒体に格納され
るものであっても良く,前記情報処理装置等の機器が携
帯電話等の端末装置であっても良く,更に前記記憶媒体
は,前記ローカルデータベースより所定のデータを検索
するための制御プログラムを具備することも可能であ
る。このように構成することで,ユーザは多様な手法で
データベースを所持することが可能となる。更に,該記
録媒体を読み込むことが可能な機器に接続されることに
よって容易にデータベースにアクセスすることが可能に
なって,所定のデータを検索することも可能となり,更
に該機器が通信可能なものであれば前記同期処理を行う
ことも可能となる。
【0005】前記評価値は,通信安定性,通信効率,通
信コスト,又は消費電力の項目のいずれか1つ若しくは
その組み合わせに基づいて算出されるものであっても良
い。また,前記評価値は,前記マスタデータベース或い
は前記ローカルデータベースが有するデータのサイズ,
該データベースが格納される機器の状態,又は前記同期
処理の実行履歴の項目のいずれか1つ若しくはその組み
合わせに基づいて算出されるものであっても良い。更
に,前記評価値を算出する際に用いられる前記項目の重
み係数が,前記マスタデータベース或いは前記ローカル
データベースが格納される機器に格納することが望まし
い。このように前記評価値を算出するための項目と重み
係数が構成されることによって,通信経路の通信に係る
様々な条件を鑑みて通信経路を選択することが可能とな
る。前記通信経路は,所定の価格にてユーザに提供され
るものであっても良い。この場合,本発明のデータベー
スシステムを利用してデータベースの提供サービスを行
われる場合に,ユーザは上記所定の価格をサービス提供
者に支払うだけでサービスを受けることが可能となり,
他方,サービス提供者はコンスタントに上記ユーザから
支払いを受けることが可能となる。本発明を端末装置と
して捉えた場合,データを有するマスタデータベースの
データの一部又は全てを有するローカルデータベースを
格納し,上記マスタデータベースを格納するコンピュー
タと複数の通信経路を用いて通信する端末装置におい
て,上記通信経路を用いて通信を行う際に,該通信経路
の状況を示す評価値を算出するための評価値算出手段
と,上記評価値算出手段によって算出された上記評価値
に基づいて,上記通信経路を選択するための通信経路選
択手段とを具備することを特徴とする端末装置が把握さ
れる。このように構成された端末装置は,前記評価値に
基づいて複数の通信経路の中から最も通信に適した通信
経路を選択することが可能となって,過大な通信コスト
が予想外に掛かることや,過大な通信時間を消費して通
信するような事態を避けることが可能となる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下添付図面を参照しながら,本
発明の実施の形態及び実施例について説明し,本発明の
理解に供する。尚,以下の実施の形態及び実施例は,本
発明を具体化した一例であって,本発明の技術的範囲を
限定する性格のものではない。ここに,図1は本発明の
実施の形態に係るデータベースシステムを採用するサー
バA及び端末装置Bの概略構成の一例を示したブロック
図,図2は端末装置Bが行う一連の処理の一例を示すフ
ローチャート,図3は本発明の実施例に係るデータベー
スシステムの運用の一例を示すブロック図,図4は本発
明の実施例に係るデータベースシステムの運用の一例を
示すブロック図,図5は本発明の実施例に係るデータベ
ースシステムの運用の一例を示すブロック図である。先
ず,図1を用いて,本発明の実施の形態に係るデータベ
ースシステムを採用するサーバA及び端末装置Bの概略
構成の一例について説明する。もちろん,本発明のデー
タベースシステムは,サーバA及び端末装置Bのみに限
定されて採用されるものではなく,本発明のデータベー
スシステム採用することで同様の効果が得られるもので
あれば如何なるものに採用しても良い。
【0007】先ず,サーバAについて説明する。サーバ
Aは,複数の様々なデータを有するマスタデータベース
を格納するコンピュータの一例であり,その概略構成は
次のようになる。サーバAは,上記マスタデータベース
等を格納するハードディスクドライブ120(以下,
「HDD120」と称する)と,他の機器(例;端末装
置B)と有線又は無線等の複数の通信経路を用いて通信
することが可能な通信部130と,上記HDD120及
び上記通信部130を制御することによって,サーバA
全体の制御を行う制御部110とを具備して構成されて
いる。また,上記制御部110は,更に上記HDD12
0に格納されるマスタデータベースから所定のデータの
検索や抽出等を実行するためのデータベースエンジン機
能と,上記マスタデータベースと端末装置Bに格納され
るデータベース(以下に説明する「ローカルデータベー
ス」)との同期処理を行う同期制御機能とを具備してい
る。ここで,上記同期処理について説明する。上記同期
処理とは,サーバA及び端末装置Bの互いが具備するデ
ータベースにおいて,共通する種類のデータを同じ状態
(最新の状態)に保つために,上記サーバA及び端末装
置Bが互いに通信することによって,古いデータを最新
のデータに更新する処理のことである。同期処理そのも
のは公知の技術であるので,ここではその内容の説明を
省略する。
【0008】次に,端末装置Bについて説明する。端末
装置Bは,上記マスタデータベースの一部又は全てを有
するローカルデータベースを格納する端末装置の一例で
あり,その概略構成は次のようになる。端末装置Bは,
上記ローカルデータベースや,サーバAと通信する際に
通信経路の状態を示す評価値を算出するために計測され
た項目,該項目の重み係数,及び通信の履歴に関する情
報等を格納するメモリカード220と,他の機器(例;
サーバA)と有線又は無線等の複数の通信経路を用いて
通信することが可能な通信部230と,上記メモリカー
ド220及び上記通信部230を制御することによっ
て,端末装置B全体の制御を行う制御部210とを具備
して構成されている。また,上記制御部210は,サー
バAの制御部110と同様に,メモリカード220に格
納されるローカルデータベースベースから所定のデータ
の検索や抽出等を実行するためのデータベースエンジン
機能と,上記ローカルデータベースとサーバAのマスタ
データベースとの同期処理を行う同期制御機能とを具備
し,更にサーバAと通信を行う際に複数の通信経路の状
態を計測する通信路計測機能を具備している。更に,制
御部210は,通信経路の様々な状態を計測し,該計測
した項目及び該項目の重み係数等に基づいて,通信経路
の状況を示す評価値を算出する評価値算出機能と,該評
価値算出機能によって算出された評価値に基づいて,通
信経路を選択するための通信経路選択機能とを具備して
いる。このように構成されたデータベースシステムにお
いて,具体的に,端末装置BがサーバAに接続する際
に,複数の通信経路の中から実際に通信する通信経路を
選択する際に行う一連の処理について図2を用いて説明
する。
【0009】先ず,制御部210は,所定の時間毎又は
ユーザによる指示によって,複数の通信経路の状況につ
いて計測を行う。上記計測は,例えば,複数ある通信経
路の中でn番目の通信経路について使用可能か否かを判
断する(S10)。この判断は,例えば,有線の通信経
路について判断する場合は配線が端末装置Bの通信部2
30に接続されているか否かに応じて判断したり,他
方,無線の通信経路について判断する場合は通信を行う
周波数の電波をキャッチできるか否かに応じて判断して
も良い。上記ステップS10の判断において,使用不可
と判断された場合は次の通信経路(n+1番目)につい
て上記判断が行われる(S15→S10),他方,使用
可と判断された場合は処理がステップS20へ移行し,
引き続き上記n番目の通信経路に関する処理を行う。次
に,制御部210は,上記n番目の通信経路の安定性に
関する値を計測し,該計測結果をメモリカード220に
記録する(S20)。この通信経路の安定性に関する値
の計測とは,通信経路の安定性に深く関わる値を計測す
ることであって,具体的には,無線の通信経路であれば
使用する周波数の電波の電界強度や,有線の通信経路で
あれば通信線のインピーダンス等の計測を行う。また更
に,端末装置Bの状態を示す消費電力やバッテリ残量を
このステップS20で計測してメモリカード220に記
録しても良い。このような値(消費電力,バッテリ残
量)も,端末装置Bが上記通信経路を用いて通信を実行
する際の通信可能な時間に関わるものなので,通信の安
定性を決定づける要素一つと考えられる。続いて,制御
部210は,上記n番目の通信経路を用いて通信を行う
際の通信効率に関する値を計測し,該計測結果をメモリ
カード220に記録する(S30)。この通信効率に関
する値の計測とは,通信経路の通信効率に深く関わる値
を計測することであって,具体的には,上記n番目の通
信経路を用いて通信する場合に,該通信経路の容量(即
ち,単位時間当たりに送受信できるデータの量)等の計
測を行う。また更に,通信において同期処理が実行され
るデータのサイズを計測しても良い。このような値(デ
ータのサイズ)も,端末装置Bが上記通信経路を用いて
通信を実行する際の通信効率に関わるものなので,通信
効率を決定づける要素の一つと考えられる。更に,制御
部210は,過去に上記n番目の通信経路を用いて通信
した際に,その通信が切断したか否かを判断する(S4
0)。この判断は,例えば,過去に上記n番目の通信経
路を用いて同期処理が実行された際に該通信の切断が発
生した場合に,該通信の履歴がメモリカード220に記
録されれば,制御部210は,上記メモリカード220
に記録されている上記切断の履歴を検索することで上記
ステップS40の判断が可能になる。
【0010】上記ステップS20〜S40の処理の後
に,制御部210は,上記n番目の通信経路の状況を示
す評価値を算出する際に用いられる評価関数の重み係数
を変更する(S50)。上記評価関数とは,具体的には
次のようなものである。 評価値=α×安定性+β×効率+γ×消費電力+σ×サ
イズ+θ×バッテリ 上記式中の「安定性」,「効率」,「消費電力」,「サ
イズ」,及び「バッテリ」の項目は上記ステップS20
〜S40で計測された計測値であり,該計測値に各々掛
けられる「α」,「β」,「γ」,「σ」,及び「θ」
は上記計測値の重み係数である。この重み係数は,上記
メモリカード220に上記評価関数と共に記録されてい
るものであって,上記計測値に掛けられることで,上記
評価値を算出するものである。したがって,例えば,上
記評価値の大きい通信経路ほど通信に適した通信経路で
あるとする場合には,上記ステップS40の処理におい
て過去に上記n番目の通信経路が切断した履歴があると
判断されると,上記n番目の通信経路の安定性が低いと
いえるので「安定性」の重み係数「α」の値を小さくす
るような変更を上記ステップS50にて行う。もちろ
ん,他の重み係数に関しても同様に変更することが望ま
しい。続いて,制御部210は,上記ステップS50の
処理で上記重み係数が変更された評価関数に対して,上
記ステップS20〜S40で計測した計測値を代入する
ことで,上記n番目の通信経路の評価値を算出し,メモ
リカード220に記録する(S60)。そして,制御部
210は,全ての通信経路について上記ステップS10
〜S60の処理を行ったか否かを判断し(S70),全
ての通信経路に関して該処理を行ったと判断された場合
は処理がステップS80へ移行し,他方,未だ全ての通
信経路に関して該処理を行っていないと判断された場合
は次の通信経路(n+1番目)についてステップS10
より処理を開始する(S75)。制御部210は,ステ
ップS60で算出されメモリカード220に記録された
評価値の大小の比較判断を行うことによって,最も評価
値が高い通信経路を上記同期処理を行う際に使用する通
信経路として選択する。このような一連の処理が端末装
置Bにて行われることによって,データベースの同期処
理等を行う際の通信に最も適した通信経路をユーザに提
供することが可能となる。
【0011】
【実施例】(実施例1)上述の実施の形態においては,
上記メモリカード220は端末装置Bが具備するものと
して説明した。しかし,上記メモリカード220は,上
記端末装置Bに着脱可能に接続されるものであっても良
く,更に格納されているローカルデータベースより所定
のデータを検索するための制御プログラムを格納しても
良い。この制御プログラムとは,一般に検索エンジンと
呼ばれるプログラムと同様のものであってもよい。この
ように構成することで,ユーザはメモリカード220の
みを所持し,必要に応じて該メモリカード220を読み
取ることが可能な情報処理装置に該メモリカード220
を接続することで,容易にデータベースの内容の閲覧及
び検索や,同期処理を行うことが可能となる。
【0012】(実施例2)上述の実施の形態では図1を
用いて,本発明のデータベースシステムがサーバAと端
末装置Bとを1対1に対応させた場合の概略構成につい
て説明したが,この形態に限られることはない。即ち,
本発明のデータベースシステムが,例えば図3に示され
るように,マスタデータベース(以下,「MDB」と称
する)を具備してデータセンタ等に設置されるサーバA
(既に説明したサーバA)と,ローカルデータベース1
(以下,「LDB1」と称する)を具備して会社等に設
置される情報処理装置B1(既に説明した端末装置Bの
一例)と,ローカルデータベース2(以下,「LDB
2」と称する)が格納されたメモリカード220を接続
することが可能な携帯電話B2(既に説明した端末装置
Bの一例)とを具備するような構成であっても良い。こ
のような構成であっても,携帯電話B2が携帯電話の無
線通信回線である通信経路2を用いてサーバAと通信す
ることによって,LDB2とMDBとの同期処理を行う
ことが可能であり,他方,情報処理装置B1がインター
ネット又は電話回線等の有線の通信経路1を用いてサー
バAと通信することによって,MDBとLDB1との同
期処理を行うことが可能となる。したがって,異なる通
信経路を介しても上記MDB,上記LDB1,及び上記
LDB2の3つのデータベースの同期処理を行うことが
可能となる。更に,携帯電話B2が会社内に存在する場
合について図4を用いて説明する。携帯電話B2が会社
内に存在する場合は,携帯電話B2は,有料の無線通信
回線の通信経路2を使用せずに,メモリカード220を
携帯電話B2より取り外して情報処理装置B1に接続す
ることによって,LDB2とLDB1との同期処理を行
うことが有効であると判断し,その旨をユーザに通知す
ることが可能となる。このようにすることで,ユーザは
通信コストの掛かる通信経路2を介してLDB2とMD
Bとの同期処理を行わずに,先ず通信コストの掛からな
いLDB2とLDB1との同期処理を行い,その後,情
報処理装置B1とサーバAとが有料で有線の通信経路1
を介して接続することによって,LDB1とMDBとの
同期処理を行うことが可能なる。したがって,ユーザは
結果的に通信経路1のみの通信コストを負担することで
全てのデータベースの同期処理を行うことが可能とな
る。
【0013】(実施例3)実施例2の後段に記載されて
いる実施例(携帯電話B2が会社内に存在する場合)に
おいては,通信コストの面に着目するとユーザにとって
有利であるが,同期処理がLDB2→LDB1→MDB
の流れで行われるので,LDB2をMDBに反映させる
ための同期処理が遅れることが考えられる。そのため,
例えば,他にLDBを具備する携帯電話が多数存在する
ような状況においては,上記LDB2とMDBとの同期
処理の遅れのために,他の携帯電話のLDBがサーバA
のMDBと同期処理を行っても,携帯電話B2のLDB
2の内容を直ぐに反映させることができない場合も考え
られる。そこで,図5に示されるように,携帯電話B2
が会社内に存在する場合でも通信経路2を用いて先ずL
DB2とMDBとの同期処理を行い,その後にMDBと
LDB1や他のLDBの同期処理を行うことが望ましい
場合も考えられる。この場合,通信経路1,2共に使用
されることになるので,ユーザにとっては通信コストの
負担が増加することも考えられるが,本発明のデータベ
ースシステムの提供者が次のようなサービスを行えばユ
ーザの負担を軽減することも可能になる。例えば,通信
経路1,2を使用する際の発生する通信コストを所定の
期間(例;1ヶ月)所定の価格(即ち,定額制)でユー
ザに提供することなどが考えられる。このようなサービ
スが提供されることによって,ユーザは毎月一定額の通
信コストを負担するだけで本発明のデータベースシステ
ムを利用することが可能となる。また,上記提供者側も
毎月一定額の収益を取得することが可能となる。
【0014】
【発明の効果】本発明は,データを有するマスタデータ
ベースを格納するコンピュータと,該マスタデータベー
スのデータの一部又は全てを有するローカルデータベー
スを格納する端末装置と,上記コンピュータと上記端末
装置とを互いに接続する複数の通信経路とを備えたデー
タベースシステムにおいて,上記通信経路を用いて通信
を行う際に,該通信経路の状況を示す評価値を算出する
ための評価値算出手段と,上記評価値算出手段によって
算出された上記評価値に基づいて,上記通信経路を選択
するための通信経路選択手段とを具備することを特徴と
するデータベースシステムとして構成されている。この
ように構成されているので,ユーザは前記評価値に基づ
いて,複数の通信経路の中から最も通信に適した通信経
路を自動的に選択することが可能となって,過大な通信
コストが予想外に掛かることや,過大な通信時間を消費
して通信するような事態を避けることが可能となる。更
に,本発明は前記コンピュータと前記端末装置との間に
おいて,互いに共通なデータに関して同期処理を行うた
めの同期手段を更に具備すること可能である。この場
合,ユーザは最も同期処理に適した通信経路を選択する
ことが可能となるので,従来の技術を用いて同期処理を
行った場合に比較して,通信コストを抑えて効率良く同
期処理を行うことが可能となる。また,前記ローカルデ
ータベースは,情報処理装置等の機器に接続可能な記録
媒体に格納されるものであっても良く,前記情報処理装
置等の機器が携帯電話等の端末装置であっても良く,更
に前記記憶媒体は,前記ローカルデータベースより所定
のデータを検索するための制御プログラムを具備するこ
とも可能である。このように構成することで,ユーザは
多様な手法でデータベースを所持することが可能とな
る。更に,該記録媒体を読み込むことが可能な機器に接
続されることによって容易にデータベースにアクセスす
ることが可能になって,所定のデータを検索することも
可能となり,更に該機器が通信可能なものであれば前記
同期処理を行うことも可能となる。
【0015】前記評価値は,通信安定性,通信効率,通
信コスト,又は消費電力の項目のいずれか1つ若しくは
その組み合わせに基づいて算出されるものであっても良
い。また,前記評価値は,前記マスタデータベース或い
は前記ローカルデータベースが有するデータのサイズ,
該データベースが格納される機器の状態,又は前記同期
処理の実行履歴の項目のいずれか1つ若しくはその組み
合わせに基づいて算出されるものであっても良い。更
に,前記評価値を算出する際に用いられる前記項目の重
み係数が,前記マスタデータベース或いは前記ローカル
データベースが格納される機器に格納することが望まし
い。このように前記評価値を算出するための項目と重み
係数が構成されることによって,通信経路の通信に係る
様々な条件を鑑みて通信経路を選択することが可能とな
る。前記通信経路は,所定の価格にてユーザに提供され
るものであっても良い。この場合,本発明のデータベー
スシステムを利用してデータベースの提供サービスを行
われる場合に,ユーザは上記所定の価格をサービス提供
者に支払うだけでサービスを受けることが可能となり,
他方,サービス提供者はコンスタントに上記ユーザから
支払いを受けることが可能となる。本発明を端末装置と
して捉えた場合,データを有するマスタデータベースの
データの一部又は全てを有するローカルデータベースを
格納し,上記マスタデータベースを格納するコンピュー
タと複数の通信経路を用いて通信する端末装置におい
て,上記通信経路を用いて通信を行う際に,該通信経路
の状況を示す評価値を算出するための評価値算出手段
と,上記評価値算出手段によって算出された上記評価値
に基づいて,上記通信経路を選択するための通信経路選
択手段とを具備することを特徴とする端末装置が把握さ
れる。このように構成された端末装置は,前記評価値に
基づいて複数の通信経路の中から最も通信に適した通信
経路を選択することが可能となって,過大な通信コスト
が予想外に掛かることや,過大な通信時間を消費して通
信するような事態を避けることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るデータベースシステ
ムを採用するサーバA及び端末装置Bの概略構成の一例
を示したブロック図。
【図2】端末装置Bが行う一連の処理の一例を示すフロ
ーチャート。
【図3】本発明の実施例に係るデータベースシステムの
運用の一例を示すブロック図。
【図4】本発明の実施例に係るデータベースシステムの
運用の一例を示すブロック図。
【図5】本発明の実施例に係るデータベースシステムの
運用の一例を示すブロック図。
【符号の説明】
A………サーバ 110………制御部(サーバA側) 120………HDD(ハードディスクドライブ)(サー
バA側) 130………通信部(サーバA側) B………端末装置 210………制御部(端末装置B側) 220………メモリカード(端末装置B側) 230………通信部(端末装置B側)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 楢崎 博司 兵庫県神戸市西区高塚台1丁目5番5号 株式会社神戸製鋼所神戸総合技術研究所内 (72)発明者 喜多 順子 兵庫県神戸市西区高塚台1丁目5番5号 株式会社神戸製鋼所神戸総合技術研究所内 (72)発明者 小川 晃生 兵庫県神戸市西区高塚台1丁目5番5号 株式会社神戸製鋼所神戸総合技術研究所内 Fターム(参考) 5B082 HA03 HA08 5K030 GA19 HA08 JT03 KA01 KA05 KA07 KA13 LB05

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データを有するマスタデータベースを格
    納するコンピュータと,該マスタデータベースのデータ
    の一部又は全てを有するローカルデータベースを格納す
    る端末装置と,上記コンピュータと上記端末装置とを互
    いに接続する複数の通信経路とを備えたデータベースシ
    ステムにおいて,上記通信経路を用いて通信を行う際
    に,該通信経路の状況を示す評価値を算出するための評
    価値算出手段と,上記評価値算出手段によって算出され
    た上記評価値に基づいて,上記通信経路を選択するため
    の通信経路選択手段とを具備することを特徴とするデー
    タベースシステム。
  2. 【請求項2】 前記コンピュータと前記端末装置との間
    において,互いに共通なデータに関して同期処理を行う
    ための同期手段を更に具備してなる請求項1記載のデー
    タベースシステム。
  3. 【請求項3】 前記ローカルデータベースは,情報処理
    装置等の機器に接続可能な記録媒体に格納されてなる請
    求項1,又は請求項2のいずれかに記載のデータベース
    システム。
  4. 【請求項4】 前記情報処理装置等の機器が,前記端末
    装置である請求項3記載のデータベースシステム。
  5. 【請求項5】 前記端末装置が,携帯電話である請求項
    4記載のデータベースシステム。
  6. 【請求項6】 前記記憶媒体は,前記ローカルデータベ
    ースより所定のデータを検索するための制御プログラム
    を具備してなる請求項3から請求項5のいずれかに記載
    のデータベースシステム。
  7. 【請求項7】 前記評価値は,通信安定性,通信効率,
    通信コスト,又は消費電力の項目のいずれか1つ若しく
    はその組み合わせに基づいて算出されてなる請求項1か
    ら請求項6のいずれかに記載のデータベースシステム。
  8. 【請求項8】 前記評価値は,前記マスタデータベース
    或いは前記ローカルデータベースが有するデータのサイ
    ズ,又は,該データベースが格納される機器の状態の項
    目のいずれか1つ若しくはその組み合わせに基づいて算
    出されてなる請求項1から請求項7のいずれかに記載の
    データベースシステム。
  9. 【請求項9】 前記評価値が,前記同期処理の実行履歴
    に基づいて変化するものである請求項1から請求項8の
    いずれかに記載のデータベースシステム。
  10. 【請求項10】 前記評価値を算出する際に用いられる
    前記項目の重み係数が,前記端末装置に格納されてなる
    請求項7から請求項9のいずれかに記載のデータベース
    システム。
  11. 【請求項11】 前記通信経路が,所定の価格にてユー
    ザに提供されてなる請求項1から請求項10のいずれか
    に記載のデータベースシステム。
  12. 【請求項12】 データを有するマスタデータベースの
    データの一部又は全てを有するローカルデータベースを
    格納し,上記マスタデータベースを格納するコンピュー
    タと複数の通信経路を用いて通信する端末装置におい
    て,上記通信経路を用いて通信を行う際に,該通信経路
    の状況を示す評価値を算出するための評価値算出手段
    と,上記評価値算出手段によって算出された上記評価値
    に基づいて,上記通信経路を選択するための通信経路選
    択手段とを具備することを特徴とする端末装置。
JP2001332443A 2001-10-30 2001-10-30 データベースシステム,端末装置 Pending JP2003140936A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001332443A JP2003140936A (ja) 2001-10-30 2001-10-30 データベースシステム,端末装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001332443A JP2003140936A (ja) 2001-10-30 2001-10-30 データベースシステム,端末装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003140936A true JP2003140936A (ja) 2003-05-16

Family

ID=19147860

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001332443A Pending JP2003140936A (ja) 2001-10-30 2001-10-30 データベースシステム,端末装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003140936A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015102990A (ja) * 2013-11-25 2015-06-04 三菱電機株式会社 ファイル保存装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015102990A (ja) * 2013-11-25 2015-06-04 三菱電機株式会社 ファイル保存装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6842696B2 (en) Method and device for location detection for a scheduling program
EP2460339B1 (en) Method and apparatus for customizing a user interface menu
US20090228776A1 (en) Dynamic formulas for spreadsheet cells
US8156076B2 (en) Terminal and data distribution system
JP5078335B2 (ja) クレジットブランド選択システム、クレジットブランド選択方法、クレジットブランド判定装置、およびクレジット決済手段
CN108665174A (zh) 风险预警方法、装置、计算机设备以及存储介质
CN103444160B (zh) 话务员评价支援装置、话务员评价支援方法
JP2003271316A (ja) ストレージシステム、その動作プログラム及びその運用方法、情報処理端末及びその動作プログラム、データ管理システム
CN109002424A (zh) 文件格式转换方法、装置、计算机设备及存储介质
CN103986779A (zh) 一种应用数据传输方法、装置及终端设备
CN104765792B (zh) 一种维度数据存储的方法、装置及系统
CN114020193B (zh) 跨页勾选确定方法、装置、电子设备及存储介质
CN109271453A (zh) 一种数据库容量的确定方法和装置
JP2003140936A (ja) データベースシステム,端末装置
CN103118156A (zh) 一种闹钟设置方法及相关设备
JP2010097285A (ja) システム分析支援プログラム、システム分析支援装置、およびシステム分析支援方法
CN107977425A (zh) 一种提醒方法、装置、终端及可读存储介质
JP2006155064A (ja) 情報処理装置及び同装置に用いるプログラム
JP2001236294A (ja) ネットワークにおけるサーバー選択方法
CN103856535A (zh) 一种获取用户数据的方法和装置
JP3906217B2 (ja) システム改善支援システム
JP5668508B2 (ja) 予定管理装置、予定管理方法及び予定管理プログラム
CN111857670A (zh) 应用架构的确定方法和装置
CN110210856A (zh) 区块链数据处理方法、装置、服务器及存储介质
JP2004341674A (ja) 情報処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040401

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071023

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080311