JP2003140697A - オーディオ信号を符号化する方法及び装置 - Google Patents

オーディオ信号を符号化する方法及び装置

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    • G10L19/10Determination or coding of the excitation function; Determination or coding of the long-term prediction parameters the excitation function being a multipulse excitation

Abstract

(57)【要約】 【課題】 オーディオ符号化方法及び装置等を提供す
る。 【解決手段】 符号化されるべきオーディオ信号xを受
信し、該信号を時間領域から周波数領域に変換し、長周
期予測係数Aの集合と共に量子化済みオーディオ信号イ
が該変換済み信号xから作られ、係数Aを使って信号イ
の1つ以上の以前の時間フレームから、受信された信号
xの現在の時間フレームを直接予測する。係数Aを使っ
て作られた予測オーディオ信号ロは時間領域から周波数
領域に変換され、各周波数サブバンドについてエラー信
号E(k)を作るため信号xのそれと比較され、信号E
(k)は量子化済みエラー信号ハの集合を作るため量子
化され、符号化済みオーディオ信号を作るため係数Aと
結合される。 【外1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はオーディオ符号化を
行う方法及び装置、並びに、オーディオ復号化を行う方
法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル形でデータを伝送する場合に
は、信号対雑音比を高め、伝送チャネルの情報容量を増
やしうることは周知である。しかし、デジタル信号を更
に大幅に圧縮することによってチャネル容量を更に増や
したいという希望が引き続き存在する。オーディオ信号
に関しては、普通は2つの基本的な圧縮原理が適用され
る。その第1の圧縮原理は原信号中の統計的或いは確定
的な不要重複要素を除去するものであり、第2の原理
は、人間の知覚作用に関する限りは余分である各要素を
原信号から抑圧ないしは消去するものである。最近は、
高品質のオーディオ・アプリケーションでは後者の原理
が有力となっていて、通常はオーディオ信号についての
その各周波数成分(時に”サブバンド”(sub-bands )
と呼ばれる)への分離を含んでおり、それらの各々を分
析して、(聞く人に対する)データの不適切性を取り除
くように決められる量子化精度でそれを量子化する。I
SO(International Standards Organisation(国際標
準化機構))MPEG(Moving Pictures Expert Group
)オーディオ符号化規格及びその他のオーディオ符号
化規格がこの原理を採用し、更に定義している。しか
し、MPEG(及びその他の規格も)も、データ速度を
更に減少させる”適応予測”(adaptive prediction )
という手法を採用している。
【0003】新しい MPEG-2 AAC 規格に準拠する符号器
の動作が草案国際標準文書(draftInternational stand
ard document) ISO/IEC DIS 13818-7に詳しく記述され
ている。この新しい MPEG-2 規格は、1024個の周波
数成分のうちの672個での逆方向線形予測(backward
linear prediction) を使用する。新しい MPEG-4 規格
も同様の要件を持つことが構想されている。しかし、そ
の様に周波数成分の数が多いと、予測アルゴリズムが複
雑であるために計算費用が大きくなるとともに、計算さ
れた係数及び中間係数を記憶するための大量のメモリー
を利用できなければならない。この種の逆方向適応予測
値(backward adaptive predictors) を周波数領域(fr
equency domain) で使用するときには計算負荷及びメモ
リー要件を更に減少させるのは困難であることがよく知
られている。それは、周波数領域での予測値(predicto
rs) の数が余りに多いために、非常に単純な適応アルゴ
リズムであっても計算は非常に複雑となり、大きなメモ
リーが必要となるからである。符号器で更新されて復号
器に送られる順方向適応予測値を使うことによってこの
問題を回避する手法が知られているけれども、順方向適
応予測値(forwardadaptive predictors )を周波数領
域で使用すれば、予測値の数が余りに多いために”付帯
的”(side)情報の量が多くなることは避けられない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、公知
の予測方法の欠陥を克服すること、或いは少なくともそ
れを緩和することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】エラー信号を使ってオー
ディオ信号を符号化して該オーディオ信号の複数の周波
数サブバンドの各々の中の冗長要素を除去するととも
に、時間領域(time domain )で、以前の(previous)
1つ以上のフレームからオーディオ信号の現在のフレー
ムを予測することを可能にする長周期予測係数(long t
erm prediction coefficients )を作ることによって、
前記の目的及びその他の目的が達成される。
【0006】段落番号[0006]から[0017]ま
でに現れる(イ)、(ロ)、(ハ)、(ニ)及び(ホ)
は、下記表1に示す記号をそれぞれ表すものとする。
【表1】 本発明の第1の形態においてはオーディオ信号を符号化
する方法を提供するものであり、その方法は、符号化さ
れるべきオーディオ信号xを受信し、受信されたオーデ
ィオ信号xから量子化済みオーディオ信号(イ)を作
り、受信されたオーディオ信号xの現在の時間フレーム
を、量子化済みオーディオ信号(イ)の少なくとも1つ
の以前の時間フレームから直接予測するために使うこと
のできる長周期予測係数Aの集合(set )を作り、該予
測係数Aを使って予測オーディオ信号(ロ)を作り、受
信されたオーディオ信号xを該予測オーディオ信号
(ロ)と比較して、複数の周波数サブバンドの各々につ
いてエラー信号E(k)を作り、該エラー信号E(k)
を量子化して量子化済みエラー信号(ハ)の集合(se
t)を作り、該量子化済みエラー信号(ハ)と該予測係
数Aとを結合させて符号化済みオーディオ信号を作る、
各ステップから成る。
【0007】本発明は、時間領域の順方向適応予測値を
使ってオーディオ信号を圧縮する。受信された信号の各
時間フレームについて、順方向適応予測係数の単一の集
合を作って復号器に送ることだけが必要である。これ
は、各時間フレームの各周波数サブバンドについて予測
係数の集合を作る必要のある公知の順方向適応予測手法
とは対照的である。本発明により得られる予測利得と比
べると、長周期予測値(long term predictor )の付帯
情報(side information) は無視できる。
【0008】本発明の或る実施例は、計算の複雑さと、
メモリー要件とを減少させることができる。特に、逆方
向適応予測法を使う場合と比べると、復号器で予測係数
を計算し直す必要がない。本発明の或る実施例は、在来
の逆方向適応予測値よりも迅速に信号変化に応答するこ
とができる。
【0009】本発明の1実施例では、受信されたオーデ
ィオ信号xは、周波数サブバンド信号X(k)の集合を
供給するために各フレームxにおいて時間領域から周
波数領域に変換される。予測オーディオ信号(ロ)も同
じく予測周波数サブバンド信号(ニ)の集合を作るため
に時間領域から周波数領域に変換され、受信されたオー
ディオ信号xと予測オーディオ信号(ロ)との比較が周
波数領域で実行されて、周波数サブバンドエラー信号E
(k)を作るためにそれぞれのサブバンド信号が相互に
比較される。時間領域又は周波数領域で予測信号と量子
化済みエラー信号とを合計することによって量子化済み
オーディオ信号(イ)が作られる。
【0010】本発明の別の実施例では、受信されたオー
ディオ信号xと予測オーディオ信号(ロ)との比較は、
時間領域でのエラー信号eを作るために時間領域でも実
行される。このエラー信号eは、前記の複数の周波数サ
ブバンドエラー信号E(k)を作るために時間領域から
周波数領域に変換される。
【0011】好ましくは、エラー信号の量子化は音響心
理モデル(psycho-acoustic model)に従って実行され
る。
【0012】本発明は、第2の形態においては、符号化
されているオーディオ信号を復号する方法を提供するも
のであり、その方法は、符号化されたオーディオ信号を
受信するステップであって、この信号は、該オーディオ
信号の複数の周波数サブバンドの各々についての量子化
済みエラー信号(ハ)と、該オーディオ信号の各時間フ
レームについての予測係数Aの集合とから成っており、
この予測係数は、再構成された量子化済みオーディオ信
号(イ)の少なくとも1つの以前の時間フレームから、
受信されたオーディオ信号の現在の時間フレームx
直接予測するために使うことのできるものと、前記の量
子化済みエラー信号(ハ)から前記の再構成された量子
化済みオーディオ信号(イ)を作るステップと、該予測
係数Aと該量子化済みオーディオ信号(イ)とを使って
予測オーディオ信号(ロ)を作るステップと、該予測オ
ーディオ信号(ロ)を時間領域から周波数領域に変換し
て予測周波数サブバンド信号(ニ)の集合を作り、これ
を該量子化済みエラー信号(ハ)と結合させて再構成さ
れた周波数サブバンド信号(ホ)の集合を作るステップ
と、その再構成された周波数サブバンド信号(ホ)に対
して周波数領域から時間領域への変換を行って再構成さ
れた量子化済みオーディオ信号(イ)を作るステップと
を含む。
【0013】本発明の上記の第2の形態の実施例は、全
てのありうる量子化済みエラー信号(ハ)のうちの部分
集合(sub-set )だけが受信されて、一部のサブバンド
・データがオーディオ・サブバンド信号X(k)の伝送
によって直接伝送される場合に特に適している。周波数
から時間への変換が実行される前に、各信号(ホ)及び
X(k)は適当に結合される。
【0014】本発明は、第3の形態においては、オーデ
ィオ信号を符号化する装置を提供するものであり、この
装置は、符号化されるべきオーディオ信号xを受信する
ための入力と、前記入力に結合されて、受信されたオー
ディオ信号xから量子化済みオーディオ信号(イ)を作
るための量子化手段と、前記量子化手段に結合されて、
該量子化済みオーディオ信号(イ)の少なくとも1つの
以前の時間フレームから、受信されたオーディオ信号x
の現在の時間フレームxを直接予測するための長周期
予測係数Aの集合を作るための予測手段と、該予測係数
Aを使って予測オーディオ信号(ロ)を作り、受信され
たオーディオ信号xを該予測オーディオ信号(ロ)と比
較して複数の周波数サブバンドの各々についてエラー信
号E(k)を作るための作成手段と、該エラー信号E
(k)を量子化して量子化済みエラー信号(ハ)の集合
を作る量子化手段と、該量子化済みエラー信号(ハ)を
該予測係数Aと結合させて符号化済みオーディオ信号を
作るための結合手段とを有する。
【0015】1実施例では、前記作成手段は、受信され
たオーディオ信号xを時間領域から周波数領域に変換す
るための第1の変換手段と、該予測オーディオ信号
(ロ)を時間領域から周波数領域に変換するための第2
の変換手段と、得られた周波数領域信号を周波数領域で
比較するようになっている比較手段とから成っている。
【0016】本発明の別の実施例では、該作成手段は、
受信されたオーディオ信号xと該予測オーディオ信号
(ロ)とを時間領域で比較するようになっている。
【0017】本発明は、第4の形態においては、符号化
されたオーディオ信号xを復号するための装置を提供す
るものであり、その符号化されたオーディオ信号は、該
オーディオ信号の複数の周波数サブバンドの各々につい
ての量子化済みエラー信号(ハ)と、該オーディオ信号
の各時間フレームについての予測係数Aの集合とから成
っており、該予測係数Aを使って、再構成された量子化
済みオーディオ信号(イ)の少なくとも1つの以前の時
間フレームから直接に、受信されたオーディオ信号の現
在の時間フレームxを予測することができ、該装置
は、符号化されたオーディオ信号を受信するための入力
と、該量子化済みエラー信号(ハ)から前記の再構成さ
れた量子化済みオーディオ信号(イ)を作るための作成
手段と、該予測係数Aと前記の再構成されたオーディオ
信号(イ)とから予測オーディオ信号(ロ)を作るため
の信号処理手段とから成り、前記作成手段は、該予測オ
ーディオ信号(ロ)を時間領域から周波数領域に変換し
て予測周波数サブバンド信号(ニ)の集合を作るための
第1の変換手段と、前記の予測周波数サブバンド信号
(ニ)の集合を該量子化済みエラー信号(ハ)と結合さ
せて再構成された周波数サブバンド信号(ホ)の集合を
作るための結合手段と、該再構成された周波数サブバン
ド信号(ホ)に対して周波数領域から時間領域への変換
を実行して該再構成された量子化済みオーディオ信号
(イ)を作るための第2の変換手段とから成る。
【0018】本発明をよく理解してもらい、本発明をど
のように実施するかを示すために、次に例としての添付
図面を参照する。
【0019】
【発明の実施の形態】図1に、MPEG-2 AAC規格で一般的
用語で定義されている符号化機能を実行する符号器のブ
ロック図が示されている。該符号器に入力されるのはサ
ンプリングされた単相の信号xであり、その各サンプル
ポイントは2Nポイントの時間フレーム又はブロック、
すなわち、
【数1】 にグループ分けされており、ここでmはブロックのイン
デックスであり、Tは転置(transposition )を意味す
る。各サンプルポイントのグループ分けはフィルター・
バンク・ツール(filter bank tool)1によって実行さ
れ、このツール1は該オーディオ信号の各個別のフレー
ムに対して修正された離散的余弦変換(modified discr
ete cosine transform(MDCTと略記))も実行して
周波数サブバンド係数の集合、すなわち、
【数2】 を作る。各サブバンドはMPEG規格で定義されてい
る。順方向MDCTは、
【数3】 で定義され、ここで f(i) は分析−合成ウィンドウ(an
alysis-synthesis window )であり、これは対称的なウ
ィンドウであって、その加算−重なり効果(added-over
lapped effect )は信号に単位利得(unity gain)を生
じさせる。
【0020】周波数サブバンド信号X(k)は、各サブ
バンド信号中の長周期冗長要素(long term redundanc
y)を除去しようとする予測ツール(prediction tool
)2(これについては後で詳しく説明する)に印加さ
れる。その結果は、それぞれのサブバンドでの長周期変
化を表す周波数サブバンドエラー信号の集合(set )、
すなわち、
【数4】 と、各フレームについての順方向適応予測係数Aの集合
とである。
【0021】段落番号[0021]から[0027]ま
でに現れる(イ)、(ロ)、(ハ)、(ニ)、(ホ)、
及び(ヘ)は、下記表2に示す記号をそれぞれ表すもの
とする。
【表2】 サブバンドエラー信号E(k)は量子化器(quantiser
)3に印加され、これは音響心理モデル(psychoacous
tic model)により決定されるビット数で各信号を量子
化する。このモデルはコントローラ4により適用され
る。既に述べたように、音響心理モデルは、人の聴覚系
のマスキング挙動を模する(model )ために使われる。
量子化済みエラー信号(ハ)と予測係数Aとはビットス
トリームマルチプレクサ(bit stream multiplexer)5
で結合されて伝送チャネル6を介して伝送される。
【0022】図2は、図1の符号器で符号化されたオー
ディオ信号を復号するための復号器の構成の概要を示し
ている。ビットストリームデマルチプレクサ7は、はじ
めに予測係数Aを量子化済みエラー信号(ハ)から分離
し、該エラー信号を別々のサブバンド信号に分離する。
予測係数Aと量子化済みエラー・サブバンド信号(ハ)
とは予測ツール8に供給され、このツール8は、符号器
で実行された予測プロセスを逆転させる、即ち、該予測
ツールは、符号器において抽出された冗長要素を挿入し
直して再構成された量子化済みサブバンド信号(ホ)を
作る。フィルター・バンク・ツール9は、受信されたバ
ージョン(ホ)に対して逆変換(inverse transformati
on)を行うことにより、次の式で表される時間領域信号
(イ)を再生する。すなわち、
【数5】 で表されるものであって、これは原オーディオ信号xを
近似するものである。
【0023】図3は、図1の符号器の予測法をより詳し
く説明する。信号処理ユニット10は、量子化済み周波
数サブバンド・エラー信号E(k)を使って、量子化済
み周波数サブバンド信号(ホ)の集合を作る。各信号
(ホ)はフィルター・バンク11に印加され、該バンク
11は逆修正された離散的余弦変換(an inverse modif
ied discrete cosine transform (IMDCTと略
記))を該各信号に対して適用して量子化済み時間領域
信号(イ)を作る。この信号(イ)は、長周期予測値ツ
ール(long term predictor tool)12に印加される
が、このツールはオーディオ入力信号xも受け取る。該
予測値ツール12は、長周期(LTと略記)予測値を使
って、前もって量子化されたデータに基づいて現在のフ
レーム(m+1)の中に存在するオーディオ信号中の冗
長要素を除去する。この予測値の伝達関数Pは、
【数6】 であり、ここでαは範囲1〜1024のサンプルの中の
長い遅延を表し、bは予測係数である。m=m
0の場合には該予測値は1タップであり、m=m
1の場合には該予測値は3タップである。
【0024】パラメータα及びbは、LT予測後に2
N個のサンプルの期間にわたって平均二乗誤差(mean s
quared error)を最小化することによって決定される。
1タップ予測値については、LT予測残差(prediction
residual ) r(i) は、
【数7】 で与えられるが、ここでxは時間領域オーディオ信号で
あり、(イ)は時間領域量子化済み信号である。平均二
乗残差(mean squared residual )Rは、
【数8】 が得られる。Rを最小化することは、式(9)の右辺の
第2項を最大化することを意味する。この項はαのとり
うる全ての値についてその指定された範囲にわたって計
算され、この項を最大にするαの値が選ばれる。式
(9)の分母の中の、Ωとして特定されるエネルギーを
新たに計算し直す替わりに下記の式、すなわち、
【数9】 を使ってΩを遅延(α−1)からαに容易に更新するこ
とができる。1タップLT予測値が使われるならば、式
(8)を使って予測係数bを計算する。jタップ予測
値については、はじめに式(9)の第2項を最大化する
ことによってLT予測遅延αを決定し、次にj×j個の
方程式の集合を解いてj個の予測係数を計算する。
【0025】LT予測パラメータAは、遅延αと予測係
数bとである。この遅延は、使用される範囲により、
9〜11ビットで量子化される。1〜1024の範囲の
1024個の可能な値で、最も普通には10ビットが利
用される。ビット数を減らすために、偶数フレームにお
いて5ビットでLT予測遅延をデルタ符号化(deltacod
ed )することができる。利得を3〜6ビットで量子化
すれば充分であることを実験が証明している。利得は不
均一に分布するので、不均一な量子化を使用しなければ
ならない。
【0026】上記の方法では、LT合成フィルター1/
P(z)の安定性は常に保証されるとは限らない。1タ
ップ予測値については、安定条件は|b|≦1である。
従って、|b|>1であるときには常に|b|=1とお
くことによって安定化を容易に実行することができる。
3タップ予測値については,R.P.ラマチャンドラン
及びP.カバルの著作”音声符号器におけるピッチフィ
ルターの安定性及び性能分析”(R.P. Ramachandran an
d P. Kabal, "Stability and performance analysis of
pitch filters in speech coders," IEEE Trans. ASS
P, vol.35, no.7, pp. 937-946, July 1987)で解説さ
れているような他の安定化処理手順を使用することがで
きる。しかし、LT合成フィルターの不安定性は、再構
成された信号の質に対してさほど有害ではない。不安定
なフィルターは数フレームにわたって持続する(エネル
ギーを増大させる)けれども、結局は安定な期間が現れ
るので出力は時間が経過するに従って増大し続けるわけ
ではない。
【0027】LT予測係数が決定された後、(m+1)
番目のフレームについての予測信号を次のように決定す
ることができる、すなわち、
【数10】 次に予測時間領域信号(ロ)はフィルター・バンク13
に印加され、バンク13はこの信号にMDCTを適用し
て(m+1)番目のフレームについての予測スペクトル
係数(ヘ)を作る。この予測スペクトル係数(ニ)が減
算器14でスペクトル係数X(k)から減算される。
【0028】予測が符号化利得(coding gain )を結果
する場合に限ってその予測が利用されることを保証する
ためには、適切な予測値制御(predictor control )が
必要であるとともに、少量の予測値制御情報を復号器に
送らなければならない。この機能は減算器14で実行さ
れる。予測値制御方式は、MPEG−2高度オーディオ
符号化(AAC)(MPEG-2 Advanced Audio Coding (AA
C))で使用されている逆方向適応予測値制御方式と同じ
である。付帯情報として送られる、各フレームについて
の予測値制御情報は、2つのステップで決定される。は
じめに、各スケールファクター帯域について、予測が符
号化利得をもたらすか否かが判定され、もし符号化利得
が得られるならば、そのスケールファクター帯域につい
ての使用予測値(predictor _used)ビットが1にセッ
トされる。全てのスケールファクター帯域についてこの
ことが実行された後、このフレームでの予測による総符
号化利得が少なくとも予測値付帯情報についての追加の
ビットの必要性を補償するか否かが判定される。もし補
償するならば、予測値データ存在(predictor _data_
present )ビットが1にセットされ、予測値リセットの
ために必要な情報を含む完全な付帯情報が送られ、予測
エラー値が量子化器に供給される。その他の場合には、
predictor _data_present ビットは0にセットされ、
使用予測(prediction_used)ビットは全て0にリセッ
トされて、送信はされない。この場合には、スペクトル
成分値が量子化器3に供給される。既に述べたように、
はじめに予測値制御が1スケールファクター帯域の全て
の予測値に対して行われて、次に全てのスケールファク
ター帯域にわたって第2ステップが行われる。
【0029】LT予測の目的が最大の総予測利得を達成
することであることは明らかであろう。l番目の周波数
サブバンドでの予測利得をGで表すことにする。与え
られたフレームでの総予測利得を次のように計算するこ
とができる、すなわち、
【数11】 この利得が予測値付帯情報のための追加のビットの必要
性を償うならば、即ちG>T(dB)であるならば、完
全な付帯情報が送信され、正の利得を生じさせる予測値
がオンに転換される。さもなければ、各予測値は使用さ
れない。
【0030】上で述べた方法により得られるLPパラメ
ータは、利得を最大化することとは直接には関連してい
ない。しかし、選択された範囲(この例では1から10
24まで)の中の各ブロック及び各遅延について利得を
計算し、最大の総予測利得を生じさせる遅延を選択すれ
ば、予測プロセスが最適となる。選択された遅延α及び
対応する係数bが量子化済みエラー・サブバンド信号と
ともに付帯情報として送られる。符号器での計算の複雑
さは増すけれども、復号器では計算の複雑さは全く増さ
ない。
【0031】段落番号[0031]から[0034]ま
でに現れる(イ)、(ロ)、(ハ)、(ニ)、(ホ)及
び(ト)は、下記表3に示す記号をそれぞれ表すものと
する。
【表3】 図4は図2の復号器をより詳しく示す。符号化されたオ
ーディオ信号は、上記のように伝送チャネル6からビッ
トストリームデマルチプレクサ7により受信される。ビ
ットストリームデマルチプレクサ7は、予測係数Aと量
子化済みエラー信号(ハ)とを分離して、これらを予測
ツール8に供給する。このツールは、量子化済みエラー
信号(ハ)と予測オーディオ信号とを周波数領域で結合
させて(ニ)、周波数領域においても、再構成されたオ
ーディオ信号(ホ)を作る結合器(combiner)24を有
する。フィルター・バンク9は、再構成された信号
(ホ)を周波数領域から時間領域に変換して再構成され
た時間領域オーディオ信号(イ)を作る。この信号は長
周期予測ツールにフィードバックされるが、このツール
は予測係数Aも受け取る。この長周期予測ツール26
は、現在のフレームについての予測係数を使って、以前
に再構成された時間フレームから予測された現在の時間
フレームを作る。フィルター・バンク25は予測信号
(ロ)を変換する。
【0032】符号器から送られる予測値制御情報を復号
器で使って復号動作を制御できることが分かる。特に、
いずれかの周波数帯域で予測が採用されたか否かを判定
するために結合器24で使用予測値(predictor _use
d)ビットを使うことができる。
【0033】図1のオーディオ信号符号器の替わりの実
施態様が図5に示されており、図5では符号化されるべ
きオーディオ信号xを比較器15によって時間領域で予
測信号(ロ)と比較して時間領域でのエラー信号eも作
る。次にフィルター・バンク・ツール16が該エラー信
号を時間領域から周波数領域に変換して周波数サブバン
ドエラー信号E(k)の集合を作る。これらの信号は量
子化済みエラー信号(ハ)の集合を作るために量子化器
17によって量子化される。
【0034】次に第2のフィルター・バンク18によっ
て量子化済みエラー信号(ハ)が変換されて時間領域に
戻され、信号(ト)が得られる。次に量子化済みオーデ
ィオ信号(イ)を作るために、この時間領域量子化済み
エラー信号(ト)は信号処理ユニット19で予測時間領
域オーディオ信号(ロ)と結合される。予測ツール20
は図3の符号器のツール12と同じ機能を実行し、予測
オーディオ信号(ロ)と予測係数Aとを作る。予測係数
と量子化済みエラー信号とはビットストリームマルチプ
レクサ21で結合されて伝送チャネル22を介して送信
される。既に説明したように、該エラー信号はコントロ
ーラ23によって音響心理モデルに従って量子化され
る。
【0035】上記のオーディオ符号化アルゴリズムは低
ビットレートでオーディオ信号を圧縮することを可能に
するものである。この手法は長周期(LT)予測に基づ
いている。公知の逆方向適応予測法と比べると、ここで
説明した手法は、単一楽器の音楽信号及び音声信号につ
いてはより高い予測利得を生じさせるものであるが、必
要な計算の複雑さは低い。
【図面の簡単な説明】
【図1】受信されたオーディオ信号を符号化するための
符号器の概略図である。
【図2】図1の符号器で符号化されたオーディオ信号を
復号するための復号器の概略図である。
【図3】図1の符号器を、該符号器の予測値ツールを含
めて、より詳しく示す図である。
【図4】図2の復号器を、該復号器の予測値ツールを含
めて、より詳しく示す図である。
【図5】図1の符号器の変形例を詳しく示す図であり、
それは替わりの予測ツールを使用している。
【符号の説明】
1,9,16…フィルター・バンク・ツール 2,8,20…予測ツール 3,17…量子化器 4,23…コントローラ 5,7,21…ビットストリームマルチプレクサ 6,22…伝送チャネル 10,19…信号処理ユニット 11,13,18,25…フィルター・バンク 12…予測値ツール 14…減算器 15…比較器 24…結合器 26…長周期予測ツール
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Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オーディオ信号を符号化する方法であっ
    て、 符号化されるべきオーディオ信号xを受信し、 受信されたオーディオ信号xから量子化済みオーディオ
    信号(イ)を作り、 受信されたオーディオ信号の現在の時間フレームを該量
    子化済みオーディオ信号(イ)の少なくとも1つの以前
    の時間フレームから直接予測するために使うことのでき
    る長周期予測係数Aの集合を作り、 該予測係数Aを使って予測オーディオ信号(ロ)を作
    り、 受信されたオーディオ信号xを該予測オーディオ信号
    (ロ)と比較して複数の周波数サブバンドの各々につい
    てエラー信号E(k)を作り、 該エラー信号E(k)を量子化して量子化済みエラー信
    号(ハ)の集合を作り、 該量子化済みエラー信号(ハ)と該予測係数Aとを結合
    させて符号化済みオーディオ信号を作る、各ステップか
    ら成ることを特徴とする方法。 【外1】
  2. 【請求項2】 各フレームxの中の前記の受信された
    オーディオ信号xを時間領域から周波数領域に変換して
    周波数サブバンド信号X(k)の集合を設け、該予測オ
    ーディオ信号(ロ)を時間領域から周波数領域に変換し
    て予測周波数サブバンド信号(ニ)の集合を作るステッ
    プを含んでおり、前記の受信されたオーディオ信号xと
    該予測オーディオ信号(ロ)との比較は周波数領域で実
    行されて、それぞれのサブバンド信号を相互に比較して
    該周波数サブバンド・エラー信号E(k)を作ることを
    特徴とする請求項1に記載の方法。 【外2】
  3. 【請求項3】 前記の受信されたオーディオ信号xと該
    予測オーディオ信号(ロ)との比較を時間領域で実行し
    て時間領域でのエラー信号eを作り、このエラー信号e
    を時間領域から周波数領域に変換して前記の複数の周波
    数サブバンド・エラー信号E(k)を作るステップを含
    むことを特徴とする請求項1に記載の方法。 【外3】
  4. 【請求項4】 オーディオ信号を符号化する装置であっ
    て、 符号化されるべきオーディオ信号xを受信するための入
    力と、 前記入力に結合されて、受信されたオーディオ信号xか
    ら量子化済みオーディオ信号(イ)を作るための処理手
    段(2,3;15−19)と、 前記処理手段(3)に結合されて、該量子化済みオーデ
    ィオ信号(イ)の少なくとも1つの以前の時間フレーム
    から、受信されたオーディオ信号xの現在の時間フレー
    ムxを直接予測するための長周期予測係数Aの集合を
    作るための予測手段(12;19)と、 該予測係数Aを使って予測オーディオ信号(ロ)を作
    り、受信されたオーディオ信号xを該予測オーディオ信
    号(ロ)と比較して複数の周波数サブバンドの各々につ
    いてエラー信号E(k)を作るための作成手段(10−
    14;20,15)と、 該エラー信号E(k)を量子化して量子化済みエラー信
    号(ハ)の集合を作る量子化手段(3;17)と、 該量子化済みエラー信号(ハ)を該予測係数Aと結合さ
    せて符号化済みオーディオ信号を作るための結合手段
    (5;21)とから成ることを特徴とする装置。 【外4】
  5. 【請求項5】 前記作成手段は、受信されたオーディオ
    信号xを時間領域から周波数領域に変換するための第1
    の変換手段(11)と、該予測オーディオ信号(ロ)を
    時間領域から周波数領域に変換するための第2の変換手
    段(13)と、得られた周波数領域信号を周波数領域で
    比較するようになっている比較手段(14)とから成る
    ことを特徴とする請求項4に記載の装置。 【外5】
  6. 【請求項6】 該作成手段は、受信されたオーディオ信
    号xと該予測オーディオ信号(ロ)とを時間領域で比較
    するようになっていることを特徴とする請求項5に記載
    の装置。 【外6】
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