JP2000508091A - 離散信号のコード化およびコード化された離散信号のデコード化のための各方法および各装置 - Google Patents

離散信号のコード化およびコード化された離散信号のデコード化のための各方法および各装置

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Abstract

(57)【要約】 第1のサンプリングレートでサンプリングされた離散時間信号(x1)をコード化する方法において、第2の時間信号(x2)は、第1のサンプリングレートよりも低い第2のサンプリングレートに相当するバンド幅を有する第1の時間信号を用いて生成される。第2の時間信号は、第1のコーディングアルゴリズムに従ってコード化される。コード化された第2の信号(x2c)は、第2のサンプリング周波数に相当するバンド幅を有するコード化/デコード化された第2の時間信号(x2cd)を得るために、再びデコード化される。第1の時間信号は、周波数ドメイン変換によって、第1のスペクトル値(X1)になる。第2のスペクトル値(X2cd)は、コード化/デコード化された第2の時間信号から生成され、第2のスペクトル値は、周波数ドメインにおけるコード化/デコード化された時間信号の表示である。重みつきスペクトル値を得るために、第1のスペクトル値は、第2のスペクトル値によって重み付けされ、第1および第2のスペクトル値は、同じ周波数および時間分解能を有する。重みつきスペクトル値(Xb)は、心理音響学モデルを考慮して第2のコーディングアルゴリズムに従ってコード化され、ビットストリーム中に書き込まれる。

Description

【発明の詳細な説明】 離散信号のコード化およびコード化された離散信号のデコード化のための各方 法および各装置 本願発明は、離散信号のコード化およびコード化された離散信号のデコード化 のための各方法および各装置に関し、特に、基準化可能なオーディオコーダの効 果的な差分コーディングの実行に関する。 基準化可能なオーディオコーダは、モジュール構造のコーダである。たとえば 8kHzでサンプリングが行われた信号を処理し、毎秒4.8から8キロビット のデータレートを出力することが可能な現存のスピーチコーダを使用しようとい う努力がなされている。たとえば専門家に知られているG.729、G.723 、FS1016およびCELP等のこれら公知のコーダは、通常8kHzでサン プリングされた信号向けに設計されており、最高4kHzの可聴バンド幅しかコ ード化できないため、主に話声信号をコード化するのに役立つのであり、概して より高い音質の音楽信号のコード化には適していない。しかしながら、該してそ れらはより速いオペレーションおよび低い演算消費量を示す。 音楽信号のオーディオコーディングについて、たとえばHIFI品質またはC D品質を得るために、基準化可能なコーダは、スピーチコーダと、たとえば48 kHzのより高いサンプリングレートで信号をコード化することが可能なオーデ ィオコーダとを結合させたものを使用する。もちろん上記のスピーチコーダを、 たとえばMPEG1、MPEG2またはMPEG3の標準に従うミュージック/ オーディオコーダといった別のコーダに置き換えることも可能である。 そのようなスピーチコーダとよりグレードの高いオーディオコーダとのカスケ ード接続は、通常、時間ドメインにおける差分コーディングの方法を使用する。 たとえば48kHzのサンプリングレートを有する入力信号は、ダウンサンプリ ングフィルタによってスピーチコーダに適したサンブリング周波数にダウンサン プリングされる。ダウンサンプリングされた信号は、その後コード化される。コ ード化された信号は、その送信のために、ビットストリームフォーマッティング 手段に直接供給されることが可能である。しかし、それは最高でたとえば4kH zのバンド幅の信号しか含まない。さらに、コード化された信号は、再びデコー ド化されアップサンプリングフィルタによってアップサンプリングされる。しか し、ダウンサンプリングフィルタのために、そのようにして得られた信号は、た とえば4kHzのバンド幅の有用な情報しか含まない。さらに、コーダは該して コーディング時エラーを持ちこむので、アップサンプリングされコード化/デコ ード化された信号の4kHzまでのより低いバンド域におけるスペクトルの内容 は、48kHzでサンプリングされた入力信号の最初の4kHzバンドに正確に 対応しないことが注目される(“First Ideas on Scalab le Audio Coding”,K.Brandenburg,B.Gri ll,97th AES−Convention,San Francisco ,1994,Preprint 3924参照)。 既に指摘されたように、基準化可能なコーダは、公知のスピーチコーダと、よ り高いサンプリングレートで信号処理が可能なオーディオコーダの両方を含む。 4kHzより高い周波数を有する入力信号の信号成分を送信することを可能にす るために、各々個々の時間離散サンプリング値に関し、8kHzの入力信号およ びコード化/デコード化されアップサンプリングされたスピーチコーダの出力信 号の差が形成される。この差は、専門家に知られるように、その後、量子化され 、公知のオーディオコーダによってコード化されてよい。ここで、より高いサン プリングレートでの信号のコード化が可能なオーディオコーダに供給される差分 信号は、スピーチコーダのコーディング時エラーは別として、より低い周波数帯 域において実質的にゼロであることが注目される。スピーチコーダのアップサン プリングされコード化/デコード化された出力信号のバンド幅より上のスペクト ル域において、差分信号は、48kHzで実質的に真の入力信号に相当する。 第1の段階、すなわちスピーチコーダの段階では、概してコード化信号の非常 に低いビットレートが焦点となっているので、低いサンプリング周波数のコーダ が最もよく使用される。現在、上述のコーダも含め、数キロビット(2から8キ ロビットまたはそれ以上)のビットレートで作動する数種のコーダが存在する。 さらに、そのような低いビットレートではより大きい可聴バンド幅はいずれにし ろ不可能であり、また低いサンプリング周波数でのコード化は演算消費量に関し てより有用であるので、前記コーダは、最高8kHzのサンプリング周波数を許 容する。最高可能可聴バンド幅は4kHzであり、実用化においては約3.5k Hzに制限される。その後、付加的な段階、すなわちオーディオコーダを含む段 階においてバンド幅の改良を達成しようとする場合、この付加的な段階は、より 高いサンプリング周波数で作動することを余儀なくされるであろう。 サンプリング周波数の整合のために、間引きおよび内挿フィルタが、各々ダウ ンサンプリングおよびアップサンプリングに使用される。有用な相挙動を得るた めに、概してFIRフィルタ(FIR=有限長インパルス応答)が使用されるの で、数百の係数または「タップ」のフィルタ配置が、たとえば8kHzから48 kHzの整合に必要とされ得る。 この先行技術から始まって、本願発明の目的は、複雑なアップサンプリングフ ィルタなしで作動することが可能な、離散信号のコード化およびコード化された 離散信号のデコード化各々のための方法および装置をもたらすことである。 この目的は、請求項1によるコード化の方法、請求項13によるデコード化の 方法、請求項14によるコード化のための装置、および請求項15によるデコー ド化のための装置によって達成される。 本願発明の利点は、本願発明による少なくとも2つの別個のコーダを含むコー ド化用装置(基準化可能なオーディオコーダ)では、第2のコーダが心理音響学 モデルを考慮して最適な方法で作動可能であることに存する。 本願発明は、スペクトル域内でコード化またはデコード化を行うオーディオコ ーダまたはデコーダが各々使用される場合、並びにより低いオーダーのコーダま たはデコーダのコード化/デコード化された出力信号とオリジナルの入力信号と の各々差および逆差の形成、またはそれに基づく信号のスペクトル表示が各々周 波数ドメインにおいて高いサンプリング周波数で実行される場合、多くの計算時 間を伴うアップサンプリングフィルタを使用せずにすむという洞察に基づく。そ れゆえ、より低いオーダーのコーダのコード化/デコード化された出力信号を、 伝統的なアップサンプリングフィルタでアップサンプリングする必要はもはやな く、たった2つのフィルタバンク、すなわちまさにより低いオーダーのコーダの コード化/デコード化された出力信号そのもののための1つのフィルタバンク、 そして高いサンプリング周波数のオリジナルの入力信号のための1つのフィルタ バンクのみが必要とされる。 上述のフィルタバンクはともに、重みつきスペクトル値を形成するために、出 力信号として、好ましくは減算手段の形態である適当な重み付け手段で重み付け されたスペクトル値を伝送する。これらの重みつきスペクトル値は、心理音響学 モデルを考慮して、その後、量子化器およびコーダによってコー-ド化され得る 。重みつきスペクトル値の量子化およびコード化から生ずるデータは、適当な方 法で多重化されて送信または記憶され得るように、好ましくはより低いオーダー のコーダのコード化された信号とともに、ビットフォーマッティング手段に供給 され得る。 ここで、計算時間の節約は、実際のところ莫大であることが注目される。上述 の例では、スピーチコーダは8kHzでサンプリングされた信号を処理し、さら には、48kHzでサンプリングされた信号がコード化されることになっていた が、アップサンプリングFIRフィルタは、サンプリングされた値またはサンプ ル毎に、100より多い乗算を必要とするが、一方、専門家には公知のようにM DCTによって実行可能なフィルタバンクは、サンプリングされた値毎に、単に 十から数十(たとえば約30)の乗算しか必要としない。 ここで、本願発明による基準化可能なオーディオコーダでは、第1および第2 の段階における2つのコーダが2つの異なるサンプリング周波数向けに設計され ているかぎり、スピーチコーダもまたMPEG1からMPEG3の標準に従う任 意のコーダによって置き換えられてもよいということが指摘される。 本願発明による実施例が、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明される。 図1は、本願発明によるコード化のための装置のブロック図を示す。 図2は、コード化された離散時間信号をデコード化するための装置のブロック 図を示す。 図3は、図1の量子化器/コーダの詳細なブロック図を示す。 図1は、本願発明による(基準化可能なオーディオコーダの)時間離散信号を コード化するための装置の主要なブロック図を示す。たとえば48kHzの第1 のサンプリングレートでサンプリングされた離散時間信号x1が、ダウンサンプ リングフィルタ12の手段で、第1のサンプリングレートよりも低い、たとえば 8kHzの第2のサンプリングレートにもたらされる。第1および第2のサンプ リングレートは、整数値の比を構成するのが好ましい。間引きフィルタとして実 行されてよいダウンサンプリングフィルタ12の出力信号は、第1のコーディン グアルゴリズムに従って入力信号をコード化するコーダ/デコーダ14に入力さ れる。上述のように、コーダ/デコーダ14は、たとえばG.729、G.72 3、FS1016、MPEG−4、CELP等のより低いオーダーのスピーチコ ーダでよい。そのようなコーダは、毎秒4.8キロビットのデータレート(FS 1016)から毎秒8キロビットのデータレート(G.729)で作動する。そ れらは全て8kHzのサンプリング周波数でサンプリングされた信号を処理する 。しかしながら、他のデータレートおよびサンプリング周波数を各々利用する、 任意の他のコーダを使用してよいということは、専門家にとっては自明である。 コーダ14によってコード化された信号、すなわちコード化された第2の信号 x2cは、コーダ14に依存するビットストリームであって、上述のビットレート のうちの1つで存在しており、ライン16を介して、機能については後ほど記述 するビットフォーマッティング手段18に供給される。ダウンサンプリングフィ ルタ12とともにコーダ/デコーダ14は、本願発明による基準化可能なオーデ ィオコーダの第1の段階を構成する。 ライン16上に出力されるコード化された第2の時間信号x2cは、さらに、コ ード化/デコード化された第2の時間信号x2cdをライン20上に生成するため に、再び第1のコーダ/デコーダ14においてデコード化される。コード化/デ コード化された第2の時間信号x2cdは、第1の離散時間信号x1と比較して、減 少されたバンド幅を有する時間離散信号である。上述の数値的な例において、第 1の離散時間信号x1は、サンプリング周波数が48kHzなので、最高で24 kHzのバンド幅を有する。コード化/デコード化された第2の時間信号x2cd は、ダウンサンプリングフィルタ12が間引きによって第1の時間信号x1を8 kHzのサンプリング周波数に変換したので、最高で4kHzのバンド幅を有す る。ゼロから4kHzまでのバンド幅内で、信号x1およびxcdは、コーダ/デ コーダ14によって持ちこまれたコーディング時エラーを除けば同一である。 ここで、コーダ14によって持ちこまれたコーディング時エラーは、常に小さ なエラーとはかぎらず、たとえば非常に過渡的な信号が第1のコーダにおいてコ ード化される場合などに、これらは容易に有用な信号の振幅のオーダーに達し得 るということが指摘される。この理由で、以下に説明するように、差分コーディ ングがそもそも意味があるのかどうかについて試験が行われる。 信号x2cdとともに信号x1は、各々フィルタバンクFB1 22およびフィル タバンクFB2 24に供給される。フィルタバンクFB1 22は、信号xcd の周波数ドメインの表示を構成するスペクトル値X2cdを生成する。それとは対 照的に、フィルタバンクFB2は、オリジナルの、第1の時間信号x1の周波数 ドメインの表示を構成するスペクトル値X1を生成する。両方のフィルタバンク の出力信号は、加算手段26において減算される。より厳密に言えば、フィルタ バンクFB1 22の出力スペクトル値X2cdは、フィルタバンクFB2 24 の出力スペクトル値から減算される。加算手段26の下流に接続されるのは、入 力信号として加算手段26の出力信号Xdおよびフィルタバンク224の出力信 号X1、すなわち以下においてスペクトル値X2と呼ばれる第1の時間信号のスペ クトル表示の両方を受信する、切り換えモジュールSM28である。 切り換えモジュール28は、専門家には知られているように、心理音響学モジ ュール32によって記号で示される心理音響学モデルを考慮した量子化を行う量 子化/コード化手段30に供給する。2つのフィルタバンク22、24、加算手 段26、切り換えモジュール28、量子化器/コーダ30および心理音響学モジ ュール32は、本願発明による基準化可能なオーディオコーダの第2の段階を構 成する。 本願発明の基準化可能なオーディオコーダの第3の段階は、量子化器/コーダ 30によって実行された処理を逆転する再量子化器34を含む。再量子化器34 の出力信号Xcdbは、負符号付きで付加加算手段36に供給され、一方切り換え モジュール28の出力信号Xbは、正符号付きで付加加算手段36に供給される 。付加加算手段36の出力信号X’dは、心理音響学モジュール32に存在する 心理音響学モデルを考慮して、付加量子化器/コーダ38で量子化およびコード 化され、その結果それはライン40上のビットフォーマッティング手段18にも 達する。ビットフォーマッティング手段18はさらに、第1の量子化器/コーダ 30の出力信号Xcdを受信する。ライン44上に存在しているビットフォーマッ ティング手段18の出力信号XOUTは、図1から推測できるように、コード化さ れた第2の時間信号x2c、第1の量子化器/コーダ30の出力信号Xcbおよび付 加量子化器/コーダ38の出力信号X’cdを含む。 以下において、図1による基準化可能なオーディオコーダの作動が説明される 。第1のサンプリングレートでサンプリングされた離散的な第1の時間信号x1 は、上述のように、バンド幅が第2のサンプリングレートに相当する第2の時間 信号x2を生成するために、ダウンサンプリングフィルタ12に供給され、この とき第2のサンプリングレートは第1のサンプリングレートよりも低い。コーダ /デコーダ14は、第2の時間信号x2から、第2のコード化された時間信号x2 c を第1のコーディングアルゴリズムに従って生成し、また続くデコード化操作 により第1のコーディングアルゴリズムに従ってコード化/デコード化された第 2の時間信号x2cdを生成する。コード化/デコード化された第2の時間信号x2 cd は、その周波数ドメインの表示を構成する第2のスペクトル値X2cdを生成す るために、第1のフィルタバンクFB1 22によって周波数ドメインに変換さ れる。 ここで、コード化/デコード化された第2の時間信号x2cdは、第2のサンプ リング周波数、すなわち例においては8kHzを有する時間信号である。これら の信号の周波数ドメインの表示、並びに第1の、すなわち高いサンプリング周波 数を有する第1の時間信号x1から第2のフィルタバンクFB2 24によって 生成される第1のスペクトル値X1は、今や重み付けされている。時間と周波数 に関して同一の分解能を有する比較信号を得るために、8kHzの信号、すなわ ち第2のサンプリング周波数を有する信号が、第1のサンプリング周波数を有す る信号に変換されなければならない。 このことは、特定の数のゼロの値が信号x2cdの個々の時間離散サンプリング 値の間に導入されることにおいて実行可能である。ゼロの値の数は、第1および 第2のサンプリング周波数間の比から計算される。第1の(高い)サンプリング 周波数対第2の(低い)サンプリング周波数の比は、アップサンプリング因子と 呼ばれる。専門家の間では公知であるように、ゼロの導入は、非常に低い演算消 費量で可能であるが、信号x2cdにおいて、全体ではゼロが導入される回数だけ 信号x2cdの低い周波数または有用なスペクトルが繰り返されるという効果を持 つエイリアシングエラーを引き起こす。その後、エイリアシングエラーを受けた 信号x2cdは、第2のスペクトル値X2cdを生成するために、第1のフィルタバン クFBIによって周波数ドメインに変換される。 たとえば5つのゼロがコード化/デコード化された第2の信号x2cdの各サン プリング値の間に挿入されることによって、最初から信号の6番目毎のサンプリ ング値がゼロではないと分かっている信号が形成される。このことは、この信号 をフィルタバンクまたはMDCTによって、または任意のフーリエ変換によって 、周波数ドメインに変換する際に利用され得る、なぜなら、たとえば単純FFT 中で起きる特定の加算が省かれることが可能だからである。変換される信号の構 造が前もって分かっていることは、それゆえに、前記信号の周波数ドメインへの 変換において計算時間を節約するために有利に使用され得る。 第2のスペクトル値X2cdは、より低い部分においてのみ、コード化/デコー ド化された第2の時間信号x2cdの正確な表示であり、これがフィルタバンクF B1の出力で、全体のスペクトル線X2cdのうちせいぜい1/アップサンプリン グ因子という分数ぐらいしか用いられない理由である。ここで、使用されるスペ クトル線X2cdの数は、コード化/デコード化された第2の時間信号x2cdへのゼ ロの挿入のために、エイリアシングエラーのない第1の時間信号x1の周波数表 示を構成する第1のスペクトル値X1と同じ時間および周波数分解能を有するこ とが指摘される。2つの信号X2cdおよびx1は、重みつきスペクトル値Xbまた はX1を形成するために、減算手段26においてとともに切り換えモジュール2 8において重み付けされる。その後、切り換えモジュール28は、いわゆるサイ マルキャスト−差分切り換え動作を実行する。 第2の段階において差分コーディングを使用するのが常に有益とはかぎらない 。これは、たとえば差分信号、すなわち加算手段26の出力信号が、第2のフィ ルタバンクの出力信号X1より高いエネルギーを示す場合に当てはまる。さらに 、任意のコーダが第1の段階のコーダ/デコーダ14に使用されてもよいことか ら、コーダが、第2の段階においてコード化が困難な特定の信号成分を生成する ということも起こり得る。コーダ/デコーダ14は、それによってコード化され た信号の相情報を維持することが好ましく、それは専門家の間では「波形コーデ ィング」または「信号形状コーディング」と呼ばれている。差分コーディングと サイマルキャストコーディングのどちらを使用するかに関する第2の段階の切り 換えモジュール28における決定は、周波数に従ってなされる。 「差分コーディング」とは、第2のスペクトル値X2cdおよび第1のスペクト ル値X1との差のみがコード化されるという意味である。しかしながら、もしそ のような差分コーディングが、差分信号のエネルギーの内容が第1のスペクトル 値X1のエネルギーの内容よりも高いために都合が悪いならば、差分コーディン グは差し控えられる。差分コーディングが差し控えられる場合、例においては4 8kHzでサンプリングされた、時間信号x1の第1のスペクトル値X1は、切り 換えモジュール28によってつながれ、切り換えモジュールSM28の出力信号 として使用される。 差の形成が周波数ドメインで起きるということのために、両方の信号X1およ びX2cdとの差がいずれにしても計算されるので、サイマルキャストまたは差分 コーディングの周波数選択的選択が容易に実行され得る。それゆえ、スペクトル における差の形成は、差分コーディングを受けるべき周波数ドメインの単純な周 波数選択的選択を可能にする。差分コーディングからサイマルキャストコーディ ングへの切り換えは、基本的に各スペクトル値に対して個別に起こり得る。しか し、これはあまりにも多くのサイド情報を必要とし、絶対的に必要でもない。そ れゆえ、たとえば周波数グループの形で、差分スペクトル値および第1のスペク トル値とのエネルギーの比較を行うことが好ましい。代わりの方法として、最初 から特定の周波数バンド、たとえば各々500Hz幅の8バンドと決めておくこ とも可能であり、それは時間信号x2が4kHzのバンド幅を有する場合、再び 信号X2cdのバンド幅という結果になる。周波数バンドの決定に際しての妥協は 、送信されるべきサイド情報の量、すなわちある周波数バンドにおいて差分コー ディングが活性か否かについて、可能な限り頻繁に差分コーディングが行われる ことから生ずる利益に対して、比較考量することにある。 たとえば各バンドについて8ビット、差分コーディングまたはその他の適切な コーディングについてのオン/オフビット等のサイド情報は、ビットストリーム において送信されることが可能であり、そのような情報は、特定の周波数バンド が差分コーディングされたか否かを示している。後述のデコーダにおいては、第 1のコーダの相当する部分的なバンドのみが、その後、再構成の際、それに応じ て加えられる。 それゆえ、第1のスペクトル値X1および第2のスペクトル値X2cdの重み付け ステップは、差分スペクトル値Xdを得るために、第1のスペクトル値X1から第 2のスペクトル値X2cdの減算を含むことが好ましい。さらに、たとえば8kH zの例における500Hz等のあらかじめ決定されたバンドにおける数個のスペ クトル値のエネルギーが、たとえば加算および2乗による公知の方法で、差分ス ペクトル値Xdおよび第1のスペクトル値X1についてその後計算される。そのと きの各エネルギーの周波数選択比較が各々の周波数バンドにおいて実行される。 差分スペクトル値Xdの特定の周波数バンドにおけるエネルギーが、あらかじめ 決定された因子kによって乗算された第1のスペクトル値X1のエネルギーを超 える場合、重みつきスペクトル値Xbは第1のスペクトル値X1である旨の決定が なされる。そうでなければ、差分スペクトル値Xdが重みつきスペクトル値X1で ある旨の決定がなされる。因子kは、たとえば約0.1から10に渡る値を有し てよい。1より低いkの値では、差分信号がオリジナルの信号よりも低いエネル ギーを有するときには、サイマルキャストコーディングが既に使用されている。 それとは対照的に、たとえ差分信号のエネルギーの内容が、第1のコーダにおい てコード化されなかったオリジナルの信号のそれを既に上回っていても、1より 大きいkの値では差分コーディングが継続して使用される。サイマルキャストコ ーディングが重み付けされる場合、切り換えモジュール28は、第2のフィルタ バンク24の出力信号を、いわゆる直接的につなぐ。上述の差の形成の代わりと して、たとえば上述の2つの信号の比または乗算またはその他の連結が実行され るという重み付け処理が実行されることも可能である。 重みつきスペクトル値Xbは、切り換えモジュール28によって決定されたよ うに、差分スペクトル値Xdまたは第1のスペクトル値X1のいずれかであるが 、専門家に公知の、心理音響学モデル32に設けられている心理音響学モデルを 考慮して、第1の量子化器/コーダ30によって量子化され、それから好ましく はたとえばハフマンテーブルを用いた冗長度抑圧コーディングによってコード化 される。さらに専門家に公知であるように、心理音響学モデルが時間信号から計 算され、図1に示されるように、これが高いサンプリングレートの第1の時間信 号x1が直接心理音響学モジュール32に供給される理由である。量子化器/コ ーダ30の出力信号Xcbがライン42上で直接ビットフォーマッティング手段1 8へと送られ、出力信号XOUTに書き込まれる。 以上、第1の段階および第2の段階を有する基準化可能なオーディオコーダが 記述された。発明の有益な観点に従って、基準化可能なオーディオコーダの進歩 的概念は、2段階以上を縦続することが可能である。それゆえ、デコード化後に 電話の通話品質に大体相当する信号品質を得るために、たとえば、48kHzで サンプリングされた入力信号x1に関して、第1のコーダ/デコーダ14におい て、サンプリングレートの減少によって、スペクトルの最初の4kHzをコード 化することが可能であろう。第2の段階において、量子化器/コーダ30による 実行によって、HIFI品質に大体相当する音質を得るために、12kHzまで のバンド幅コーディングが実行できるであろう。専門家にとって、48kHzで サンプリングされた信号x1は24kHzのバンド幅を持ち得ることは自明であ る。その後第3の段階では、付加量子化器/コーダ38による実行によって、コ ンパクトディスク(CD)のそれに大体相当する音質を得るために、最高24k Hz、または実例ではたとえば20kHzのバンド幅のコーディングが実行でき るであろう。 第3の段階を実行するに当たり、切り換えモジュール28の出力における重み つき信号Xbが、付加加算手段36に供給される。さらに、本例においては12 kHzのバンド幅を有するコード化された重みつきスペクトル値Xcbは、例にお いては同じく12kHzのバンド幅を有するコード化/デコード化された重みつ きスペクトル値Xcdbを得るために、再量子化手段34で再びデコード化される 。第2の加算手段36において差を形成することによって、付加差分スペクトル 値X’dが計算される。その後、付加差分スペクトル値X’dは、採用される例 が続行される場合、4kHzから12kHzの範囲内での量子化器/コーダ30 のコーディング時エラーとともに、12kHzおよび20kHz間の範囲内で全 てのスペクトルの内容を含んでもよい。それから、付加差分スペクトル値X’d は、ビットフォーマッタ18にも供給されてよい付加コード化差分スペクトル値 X’cdを得るために、第3の段階の付加量子化器/コーダ38において量子化お よびコード化されるが、これは実質的に第2の段階の量子化器/コーダ30と同 じ方法で実行され、また同じく心理音響学モデルによって制御される。コード化 されたデータストリームxOUTは、送信されるサイド情報に加えて、以下の信号 により構成される。すなわち、 − コード化された第2の信号x2c(0から4kHzの全スペクトル); − コード化された重みつきスペクトル値Xcb(サイマルキャストコーディング で0から12kHzの全スペクトルまたは差分コーディングでコーダ14の0か ら4kHzのコーディング時エラーおよび4kHzから12kHzの全スペクト ル); − 付加コード化差分値X’cd(コーダ/デコーダ14および量子化器/コーダ 30の0から12kHzのコーディング時エラーおよび12kHzから20kH Zの全スペクトル内容またはサイマルキャスト方式の場合の0から12kHzの 量子化手段/コーダ30のコーディング時エラーおよび12kHzから20kH Zの全スペクトル)である。 例では第1のコーダ/デコーダ14から量子化手段/コーダ30への遷移であ る4kHzから4kHzよりも大きい値への遷移の際に、遷移干渉が生じ得る。 これらの遷移干渉は、ビットストリームXOUT中に書き込まれる誤りスペクトル 値の形で姿を現わす。全体のコーダ/デコーダはその後、たとえば1/アップサ ンプリング因子−x(x=1,2,3)までの周波数ラインのみが使用されるよ うに、特定されることが可能である。これは、第2のサンプリング周波数によっ て到達可能な最高バンド幅の端での信号X2cdの最終スペクトル線は考慮に入れ られないという効果を有する。それゆえ、重み付け機能は内密に使用され、上述 の場合では、特定の周波数値より上はゼロであり、それより下は1の値を有する という矩形機能である。その代わりとして、遷移干渉を示しているスペクトル線 の振幅抑制を行う「よりソフトな」重み付け機能を使用することも可能であり、 それによって振幅抑制されたスペクトル線がやはり同じように考慮される。 ここで、遷移干渉は、デコーダにおいて再び除去されるので、可聴ではないと いうことが指摘される。しかしながら、遷移干渉は、過剰な差分信号という結果 に陥るかもしれず、そのために差分コーディングによるコーディング利得が減少 される。上述のように、重み付け機能によって重み付けすることにより、コーデ ィング利得の喪失は、限界内に抑えられることが可能である。矩形機能とは異な る重み付け機能は、付加的なサイド情報を必要としない、というのはこの機能は 、矩形機能と同様に、コーダおよびデコーダにアプリオリに適合されることが可 能だからである。 図2は、図1による基準化可能なオーディオコーダによりコード化されたデー タをデコード化するためのデコーダの実施例を示す。図1のビットフォーマッタ 18の出力データストリームは、図1に関しては前記データストリームXOUTか らライン42、40および16上に存在する信号を得るために、デマルチプレク サ46に供給される。コード化された第2の信号x2cは、遅延部材48に供給さ れ、前記遅延部材48はデータ中へ遅延を導入し、これはシステムのその他の観 点からおそらく必要であって、本願発明を構成しない。 遅延の後、コード化された第2の信号x2cは、図2に示されるようにライン5 2を介して出力され得るコード化/デコード化された第2の時間信号xcd2を生 成するために、図1のコーダ/デコーダ14においても実行される第1のコーデ ィングアルゴリズムによってデコード化を実施するデコーダ50に供給される。 コード化された重みつきスペクトル値Xcdは、重みつきスペクトル値Xbを得る ために、再量子化手段34と同一であってもよい再量子化手段54によって再量 子化される。図1のライン40上に存在する付加コード化差分値X' cdはまた、 付加差分スペクトル値X’dを得るために、再量子化手段54および再量子化手 段34(図1)と同一であってもよい再量子化手段56によって再量子化される 。ビットストリーム中で送信されたサイド情報に基づく逆切り換えモジュール6 0の決定にしたがって、サイマルキャストコーディングが使用された場合には、 加算手段58は、既に第1の時間信号x1のスペクトル値X1に相当しているス ペクトル値XbおよびX’dの合計を出す。 差分コーディングが使用された場合、加算手段58の出力信号は、差分コーデ ィングを取り消すために、加算手段60に供給される。差分コーディングが逆切 り換えモジュール60に信号伝達された場合、これは図2における上部の入力ブ ランチを閉鎖し、下部の入力ブランチにつながれ、その結果第1のスペクトル値 X1が出力される。 ここで、図2に示されるように、コード化/デコード化された第2の時間信号 は、第2のスペクトル値X2cdを得るために、フィルタバンク64によって周波 数ドメインに変換されなければならないことが指摘される。なぜなら加算手段6 2の加算は、スペクトル値の加算だからである。フィルタバンク64は、適当な バッファを使用する際、様々な信号が連続的に供給されるのにただ1つの手段が 実行される必要があるように、フィルタバンクFB1 22およびFB2 24 と同一であることが好ましい。代わりとして、適当な異なるフィルタバンクが使 用されてもよい。 上述のように、スペクトル値の量子化に使用される情報は、心理音響学モジュ ール32によって、第1の時間信号x1から引き出される。特に、送信されるデ ータの量を縮小するという意味で、できるだけ粗くスペクトル値を量子化するた めの努力がなされる。他方、量子化によって持ちこまれた干渉は、可聴であるべ きではない。心理音響学モジュール32に存在するそれ自体公知のモデルが、ど の干渉も可聴でないように、量子化によって持ちこまれるかもしれない許容可能 な干渉エネルギーの計算に使用される。公知の量子化器/コーダにおける制御ユ ニットは、許容可能な干渉よりも小さいかまたはそれに等しい量子化干渉を持ち こむ量子化オペレーションを行うために、量子化器を制御する。これは、たとえ ばブロック30に含まれる量子化器により量子化される信号が、再び反量子化さ れるという方法で、公知のシステムにおいて継続的に監視される。量子化器にお ける入力信号を量子化/反量子化された信号と比較することによって、量子化に よって実際に持ちこまれる干渉エネルギーが計算される。量子化/反量子化され た信号の実際の干渉エネルギーは、制御ユニットにおいて許容可能な干渉エネル ギーと比較される。実際の干渉エネルギーが許容可能な干渉エネルギーよりも高 ければ、量子化器における制御ユニットは、より細かい量子化に調節する。許容 可能な干渉エネルギーと実際のものとの比較は、典型的に各心理音響学周波数バ ンドについて起こる。この方法は公知であり、サイマルキャストコーディングが 使用される際に、本願発明による基準化可能なオーディオコーダによって使用さ れる。 差分コーディングが決定された場合、差分スペクトル値Xb以外のスペクトル 値が量子化されることはないので、公知の方法は使用できない。心理音響学モデ ルは、許容可能な干渉エネルギーEPMを各心理音響学周波数バンドについて伝送 するのであって、それは差分スペクトル値との比較には適さない。 図3は、図1の量子化器/コーダ30または38の詳細なブロック図を示す。 重みつきスペクトル値Xbは、量子化された重みつきスペクトル値Xqbを伝送す る量子化器30aに送られる。量子化された重みつきスペクトル値はその後、量 子化/反量子化された重みつきスペクトル値Xqdbをもたらすために、反量子化 器30bにおいて逆に量子化される。後者は、心理音響学モジュール38から周 波数バンド毎に許容可能な干渉エネルギーEPMを受容する制御ユニット30cに 供給される。心理音響学モジュールの出力と比較可能な信号をもたらすために、 差を示す信号Xqdbに加えられるのは、信号X2cdである。制御ユニット30cに おいて、ある周波数バンドについての実際の干渉エネルギーETSが、以下の式に よって計算される: ETS=Σ(X1[i]−(Xqdb+X2cd))2 実際の干渉エネルギーETSを許容可能な干渉エネルギーEPMと比較することに よって、実際の干渉が許容可能な干渉よりも小さくなるように量子化器30aの 量子化処理をライン30dを介して調節するために、制御ユニットは量子化が細 かすぎるか粗すぎるかを確認する。あるスペクトル値のエネルギーがその2乗に よって計算されること、およびある周波数バンドのエネルギーはスペクトルバン ドにおいて存在するスペクトル値の2乗を加えることによって決定されることは 、専門家にとっては自明である。さらに、差分コーディングにおいて使用される 周波数バンドの幅は、心理音響学周波数バンド(すなわち周波数グループ)の幅 と異なるかもしれないことを指摘しておくのは重要である、というのは概してそ れが実情だからである。差分コーディングにおいて使用される周波数バンドは、 効果的なコーディングを得るために決定され、一方で心理音響学周波数バンドま たは周波数グループは、人間の耳、すなわち心理音響学モデルによる観察に基づ いて決定される。 第1のサンプリングレートは48kHzであり第2のサンプリング周波数は8 kHzである本例が、単に例示的なものに過ぎないことは、専門家には明らかで ある。第2の低い方のサンプリング周波数に8kHzよりも低い周波数を使用す ることもまた可能である。全体のシステムについてのサンプリング周波数として は、48kHz、44.1kHz、32kHz、24kHz、22.05kHz 、16kHz、8kHzまたはその他のあらゆる適当なサンプリング周波数が使 用されてよい。第1の段階のコーダ/デコーダ14のビットレートの範囲は、上 述のように、毎秒4.8kbitから毎秒8kbitでよい。第2の段階におけ る第2のコーダのビットレートの範囲は、48、44.1、32、24、16お よび8kHzの各々サンプリングレートで毎秒0から64、69.659、96 、128、192または256kbitでよい。第3の段階のコーダのビットレ ートの範囲は、全てのサンプリングレートについて毎秒8kbitから毎秒44 8kbitでよい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ブランデンブルク カールハインツ ドイツ連邦共和国 D―91054 エアラン ゲン ハーグシュトラーセ 32 【要約の続き】 デルを考慮して第2のコーディングアルゴリズムに従っ てコード化され、ビットストリーム中に書き込まれる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.第1のサンプリングレートでサンプリングされた離散的な第1の時間信号( x1)をコード化するための方法であって、前記方法は以下のステップを含む: 第1の時間信号(x1)から、第1のサンプリングレートよりも低い第2のサ ンプリングレートに相当するバンド幅を有する第2の時間信号(x2)を生成す るステップ; 第2の信号(x2c)を得るために、第1のコーディングアルゴリズムに従って 第2の時間信号(x2)をコード化するステップ: 第2のサンプリング周波数に相当するバンド幅を有するコード化/デコード化 された第2の時間信号(x2cd)を得るために、第1のコーディングアルゴリズ ムに従ってコード化された第2の信号(x2c)をデコード化するステップ; 第1のスペクトル値(X1)を得るために、第1の時間信号(x1)を周波数ド メインに変換するステップ; 周波数ドメインにおけるコード化/デコード化された第2の時間信号(x2cd )の表示であり、実質的に第1のスペクトル値(X1)に等しい時間および周波 数分解能を有する第2のスペクトル値(X2cd)を、コード化/デコード化され た第2の時間信号(x2cd)から生成するステップ; 数において第1のスペクトル値(X1)の数に相当する重みつきスペクトル値 (Xb)を得るために、第2のスペクトル値(X2cd)によって第1のスペクトル 値(X1)を重み付けするステップ;および コード化された重みつきスペクトル値(Xcd)を得るために、第2のコーディ ングアルゴリズムに従って、重みつきスペクトル値(Xb)をコード化するステ ップ。 2.請求項1に記載の方法であって、第2のスペクトル値(X2cd)を生成する ステップは以下のステップを含む: 修正されコード化/デコード化された第2の信号を得るために、第1のサンプ リングレート対第2のサンプリングレート−1の比に等しい数のゼロ値を、コー ド化/デコード化された第2の時間信号(x2cd)の各離散値の間に挿入するス テップ; 修正されたスペクトル値を得るために、修正されコード化/デコード化された 第2の信号を周波数ドメインに変換するステップ: 第2のスペクトル値(X2cd)を得るための修正されたスペクトル値の範囲を 選択するステップであり、前記範囲は、最低周波数でのスペクトル値から第2の 時間信号(x2)のバンド幅の値と実質的に等しい周波数値のスペクトル値まで 及ぶ。 3.請求項1に記載の方法であって、第2のスペクトル値(X2cd)を生成する ステップは以下のステップを含む: 修正されコード化/デコード化された第2の信号を得るために、第1のサンプ リング周波数対第2のサンプリング周波数−1の比に等しい数のゼロ値を各コー ド化/デコード化された第2の時間信号(x2cd)の間に挿入するステップ; 修正されコード化/デコード化された第2の信号からスペクトル値の範囲のみ を計算するステップであり、前記範囲は、最低の周波数のスペクトル値から第2 の時間信号(x2)のバンド幅の値に等しい周波数のスペクトル値にまで及ぶ。 4.第2の時間信号(x2)のバンド幅の値に相当する周波数周辺の少数のスペ クトル線は選択されないか、または重み付け機能によって重み付けされてから選 択される、請求項2または3に記載の方法。 5.先行するいずれかの請求項に記載の方法であって、重み付けのステップは以 下のステップを含む: 差分スペクトル値(Xd)を得るために、第1のスペクトル値(X1)から第2 のスペクトル値(X2cd)を減算するステップ; 差分スペクトル値(Xd)のエネルギーを計算するステップ; 第1のスペクトル値(X1)のエネルギーを計算するステップ; 差分スペクトル値(Xd)および第1のスペクトル値(X1)のエネルギーを周 波数選択比較するステップ; ある周波数区分において、差分スペクトル値(Xd)のエネルギーが、0.1 および10の間の因子kによって乗算された第1のスペクトル値(X1)のエネ ルギーを超えている場合、 第1のスペクトル値(X1)を重みつきスペクトル値として決定するステップ ;および そうでなければ、差分スペクトル値(Xd)を重みつきスペクトル値(Xb)と して決定するステップ。 6.前記周波数選択比較は周波数グループの形で実行される、請求項5に記載の 方法。 7.第2のコーディングアルゴリズムによる重みつきスペクトル値(Xb)のコ ード化が、心理音響学モデルを考慮して実行される、先行の請求項のいずれかに 記載の方法。 8.請求項7に記載の方法であって、コード化は以下のステップを含む: 心理音響学モデルを考慮して、第1の時間信号(x1)からある周波数バンド における許容可能な干渉エネルギー(EPM)を計算するステップ; 前記周波数バンドにおいて重みつきスペクトル値(Xb)を量子化するステッ プ; 前記周波数バンドにおいて量子化された重みつきスペクトル値(Xqb)を反量 子化するステップ; 前記周波数バンドにおける実際の干渉エネルギー(ETS)を以下の式によって 計算するステップであって、 ETS=Σ(X1[i]−(Xqdb+X2cd))2 この式におけるX1は第1のスペクトル値を表し、Xqdbは量子化/反量子化さ れた重みつきスペクトル値を表し、X2cdは第2のスペクトル値を表し、iはス ペクトル値の加算指数を表し、iは周波数バンドの第1のスペクトル値から周波 数バンドの最後のスペクトル値まで及ぶステップ: 実際の干渉エネルギー(ETS)を前記周波数バンドにおける許容可能な干渉エ ネルギー(EPM)と比較するステップ; 前記周波数バンドにおいて実際の干渉エネルギー(ETS)が許容可能な干渉エ ネルギー(EPM)よりも高い場合、周波数バンドにおいてより細かい量子化でコ ード化するステップ;および そうでなければ、周波数バンドにおいてより粗い量子化でコード化するステッ プ。 9.第2のコーディングアルゴリズムによるコーディングは、冗長度抑圧のため のハフマンコーディングを含む、先行する請求項のいずれかに記載の方法。 10.先行するいずれかの請求項に記載の方法であって、さらに以下のステップ を含む: 送信可能なデータストリーム(xOUT)を得るために、コード化された第2の 信号(x2c)およびコード化された重みつき信号(Xcb)をフォーマットするス テップ。 11.請求項1から8のいずれかに記載の方法であって、重みつきスペクトル値 (Xb)のコーディングのステップに続いて以下のステップを含む: コード化/デコード化された重みつきスペクトル値(Xcdb)を得るために、 重み付けされコード化されたスペクトル値(Xcb)をデコード化するステップ; 付加差分スペクトル値(X’d)を得るために、重みつきスペクトル値(Xb) からコード化/デコード化された重みつきスペクトル値(Xcdb)を減算するス テップ; コード化された付加スペクトル値(X'cd)を得るために、第2のコーディン グアルゴリズムに従って付加差分スペクトル値(X’d)をコード化するステッ プ。 12.請求項10に記載の方法であって、さらに以下のステップを含む: 送信可能なデータストリーム(xOUT)を得るために、コード化された第2の 信号(X2c)、コード化された重みつきスペクトル値(Xb)およびコード化さ れた付加差分スペクトル値(X'cd)をフォーマットするステップ。 13.コード化された離散信号をデコード化するための方法であって、以下のス テップを含む: コード化/デコード化された第2の離散時間信号(x2cd)を得るために、第 1のコーディングアルゴリズムによって、コード化された第2の信号(x2c)を デコード化するステップ; 重みつきスペクトル値(Xb)を得るために、第2のコーディングアルゴリズ ムによって、コード化された重みつきスペクトル値(xcb)をデコード化するス テツプ; 第2のスペクトル値(X2cd)を得るために、コード化/デコード化された第 2の離散時間信号(x2)を周波数ドメインに変換するステップ; 第1のスペクトル値(X1)を得るために、重みつきスペクトル値(Xb)およ び第2のスペクトル値(X2cd)を逆に重み付けするステップ;および 第1の離散時間信号(x1)を得るために、第1のスペクトル値(X1)を時間 ドメインに再変換するステップ。 14.第1のサンプリングレートでサンプリングされた離散的な第1の時間信号 (x1)をコード化するための装置であって、以下を含む: 第1のサンプリングレートよりも低い第2のサンプリングレートに相当するバ ンド幅を有する第2の時間信号(x2)を、第1の時間信号(x1)から、生成す る手段(12); コード化された第2の信号(x2c)を得るために、第1のコーディングアルゴ リズムに従って第2の時間信号(x2)をコード化する手段(14); 第2のサンプリング周波数に相当するバンド幅を有するコード化/デコード化 された第2の時間信号(x2cd)を得るために、第1のコーディングアルゴリズ ムに従ってコード化された第2の信号(x2c)をデコード化する手段(14); 第1のスペクトル値(X1)を得るために、第1の時間信号(x1)を周波数ド メインに変換する手段(24): 周波数ドメインにおいてコード化/デコード化された第2の時間信号(x2cd )の表示であり、第1のスペクトル値(X1)と実質的に等しい時間および周波 数分解能を有する第2のスペクトル値(X2cd)を、コード化/デコード化され た第2の時間信号(x2cd)から生成する手段(22); 数において第1のスペクトル値(X1)の数に相当する重み一つきスペクトル 値(Xb)を得るために、第2のスペクトル値(X2cd)によって、第1のスペク トル値(X1)を重み付けする手段(26、28);および コード化された重みつきスペクトル値(Xcd)を得るために、第2のコーディ ングアルゴリズムに従って、重みつきスペクトル値(Xb)をコード化する手段 (30)。 15.コード化された時間離散信号をデコード化するための装置であって、以下 を含む: コード化/デコード化された第2の離散時間信号(x2cd)を得るために、第 1のコーディングアルゴリズムによって、コード化された信号(x2c)をデコー ド化する手段(50); 重みつきスペクトル値(Xb)を得るために、第2のコーディングアルゴリズ ムによって、コード化された重みつきスペクトル値(Xcb)をデコード化する手 段(54); 第2のスペクトル値(X2cd)を得るために、コード化/デコード化された第 2の離散時間信号(x2)を周波数ドメインに変換する手段(64); 第1のスペクトル値(X1)を得るために、重みつきスペクトル値(Xb)およ び第2のスペクトル値(X2cd)を逆に重み付けする手段;および 第1の離散時間信号(x1)を得るために、第1のスペクトル値(X1)を時間 ドメインに変換する手段(66)。
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