JP2003140518A - クリーニング装置、潤滑剤塗布装置、クリーニング装置兼潤滑剤塗布装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

クリーニング装置、潤滑剤塗布装置、クリーニング装置兼潤滑剤塗布装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置

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JP2003140518A
JP2003140518A JP2001336122A JP2001336122A JP2003140518A JP 2003140518 A JP2003140518 A JP 2003140518A JP 2001336122 A JP2001336122 A JP 2001336122A JP 2001336122 A JP2001336122 A JP 2001336122A JP 2003140518 A JP2003140518 A JP 2003140518A
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lubricant
brush roller
brush
scraper
photosensitive drum
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JP2001336122A
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Osamu Iwasaki
修 岩崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長期的に安定したクリーニング特性を示すク
リーニング装置を提供し、組み立て容易であり、且つ高
い位置精度を有する潤滑剤塗布装置を提供する。 【解決手段】 電子写真感光体ドラムからトナーを除去
するためのクリーニング手段として、クリーニングブレ
ードと、該クリーニングブレードよりも電子写真感光体
ドラムの回転方向上流側で電子写真感光体ドラムに当接
させて配置されたブラシローラを備え、該ブラシローラ
からトナーを除去するためのブラシローラスクレーパ手
段としてブラシローラに当接する可撓性シートを備え、
ブラシローラの軸中心で位置決めしたブラシローラ軸固
定面と該ブラシローラ軸固定面に接続されたスクレーパ
保持面を有するハウジングを備え、前記可撓性シート
は、前記スクレーパ保持面に配設されたクリーニング装
置において、ハウジングは、スクレーパ保持面に接続さ
れ且つスクレーパ保持面に対してブラシ軸の側に曲げら
れた補強面を更に備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式ある
いは静電記録方式のクリーニング装置、潤滑剤塗布装
置、クリーニング装置兼潤滑剤塗布装置、プロセスカー
トリッジ及び画像形成装置に関する。
【0002】プリンタ等の画像形成装置は、帯電器によ
って一様に帯電された像担持体に、選択的に露光をして
潜像を形成し、現像器によって前記潜像を現像剤で顕像
化するとともに、顕像化した像を記録媒体に転写して画
像行うように形成されている。そして転写後に像担持体
に残留した現像剤はクリーニングブレードで除去すると
ともにクリーニング容器内に不要な現像剤を貯留し、表
面をきれいにした像担持体によって次の画像形成動作を
行うように形成されている。
【0003】近年、像担持体、帯電器、現像器、クリー
ニング部、廃現像剤ボックス等を一体構造にまとめてカ
ートリッジ化することにより、ユーザーがカートリッジ
を装置本体に装填することによって、現像剤や像担持体
等の部品を交換可能とし、メンテナンスを容易にしたプ
ロセスカートリッジ方式の画像形成装置が実用化されて
いる。更に像担持体の寿命がのび、プリント可能が増え
ると、トナーの収容量に制限の生じる現像器を独立のユ
ニットにし、現像装置部の現像カートリッジと、画像形
成プロセス部(像担持体、帯電器、クリーニング部)の
ドラムカートリッジとを、別々に一体化したカートリッ
ジに分け、プロセスカートリッジと同様に装置本体の装
着とメンテナンスを容易にし、尚且つ、それぞれ主要部
品の寿命に応じた使い方がされるようになってきてい
る。このドラムカートリッジにおいては、クリーニング
によって発生した廃現像剤はクリーニング容器内に蓄え
られ、ドラムカートリッジ交換時に取り除かれる。
【0004】画像形成装置から出力される画像はユーザ
ーの使用目的の多様化に伴い、文字画像のみでなく、画
像形成装置からはより高精細な写真画像も頻繁に出力さ
れるる。そのため、画像形成装置もより高精度、高精細
な画像を形成できるように、高解像度を持つことが要求
される。そこで、近年では画像形成に用いる現像剤とし
て、より粒径の小さなトナーが用いられている。また、
トナーの製造方法も、機械的な粉砕による微粒子化から
重合反応等の化学反応を用いた微粒子トナーが製造され
るようになり、形状についても粉砕トナーのような不定
形状から、より球に近い形状のものが使われるようにな
って来ている。
【0005】しかしながら、従来のクリーニングブレー
ドのみ用いたクリーニング手段では、球状の小径粒子ト
ナーをクリーニングすることは、トナーがクリーニング
ブレードを擦り抜け易いため難しくなり、クリーニング
不良が起きやすくなってきている。そこで、クリーニン
グ補助手段として、感光体ドラム表面に潤滑剤を塗布
し、感光体ドラムの表面からのトナーの離形性を良くす
ることで、クリーニングブレードの慴擦によるトナーの
感光体ドラム表面からのはぎ取りを容易にして、球状の
小径粒子トナーを用いた場合におけるクリーニング性を
向上させる方法が発明されている。
【0006】図12は従来の潤滑剤塗布装置を示し、図
中、909は中間転写体、915は感光体ドラム、91
6はクリーニングブレード、917は帯電器、918は
スクイシート、962はハウジング、975は固体潤滑
剤、962Cは潤滑剤固定面、960Sはブラシ軸、9
60pはパイル繊維、914はカートリッジ容器、94
3はクリーニング室、948はカートリッジ内の上方に
配置されたスクリュー、945はカートリッジ内の下方
に配置されたスクリュー、947はトナー搬送室、94
4はトナー蓄積室を示す。感光体ドラムへの潤滑剤塗布
装置は、図12に示すように、金属製芯金からなるブラ
シ軸960Sに導電性繊維を植毛したパイル繊維960
pの帯を螺旋状に巻き付けてなるブラシローラ960を
固体潤滑剤975の表面に接触させてブラシ960の表
面に潤滑剤を付着させた後に感光体ドラム915の表面
に接触させることにより、感光体ドラム915の表面に
潤滑剤を塗布する働きをする。この結果、感光体ドラム
915の表面には、常に潤滑剤が供給され、感光体ドラ
ム915の表面が潤滑剤層で覆われ、この潤滑剤層によ
って感光体ドラム915の表面の高離形性が維持され
る。このため、転写残トナーは容易に掻き落とせるので
クリーニング性が向上する。更に、クリーニングブレー
ドと感光体ドラムの表面の間の摩擦抵抗を下げるので、
クリーニングブレードとの機械的慴擦による感光体ドラ
ム915の表面の損傷、所謂「縦すじ傷」を防ぐことが
できるので、高品位な画像を長期間維持することが可能
となる。
【0007】従って、潤滑剤の供給量を左右するブラシ
ローラ960の侵入量を、精度良く実現すために、従
来、図11に示すように固体潤滑剤を保持する部分を一
体的にブラシローラ960の軸中心で位置決めすること
を特徴とする「ハウジングユニット962」を用いた潤
滑剤塗布装置が発明されている。尚、図11において、
960はブラシローラ、962bはブラシ軸固定面、9
62dはブラシ軸穴、962fは回転止め、975は固
体潤滑剤、962cは固体潤滑剤保持面を示す。
【0008】このような一体型ハウジングユニット96
2は、ハウジング構造にすることにより、固体潤滑剤9
75を保持する潤滑剤固定面962cが、直接、ブラシ
ローラ960Sで位置決めされることにより、ブラシ軸
を基準とする固体滑剤剤975の表面の位置精度に関係
する部品点数を減らすことができ、更にブラシ表面に対
する潤滑剤の位置を公差上安定的に保証することができ
るので安定した潤滑剤塗布能力を長期にわたり維持する
ことができる。このように潤滑剤塗布装置においては、
潤滑剤の供給量を安定化するためにブラシ軸中心からの
位置精度を高められる「ハウジング」の構造のユニット
を用いることが有効になる。
【0009】図9及び図10に従来のクリーニング装置
を示す。尚、図9及び図10において、809は中間転
写体、815は感光体ドラム、816はクリーニングブ
レード、817は帯電器、818はスクイシート、86
2はハウジング、860Sはブラシ軸、860pはパイ
ル繊維、814はカートリッジ容器、841は容器仕切
り壁、843はクリーニング室、848はカートリッジ
内の上方に配置されたスクリュー、845はカートリッ
ジ内の下方に配置されたスクリュー、847はトナー搬
送室、844はトナー蓄積室、861は可撓性シート
(スクレーパシート)、862aはスクレーパ保持面、
862bはブラシ軸固定面、862dはブラシ軸穴、8
62fは回転止めを示す。クリーニング補助部材とし
て、図9及び図10に示すようなクリーニングブレード
816の感光体ドラム815の上流側に、接地した導電
性ブラシローラ860を、感光体ドラム815の回転方
向とは反対方向に回転するように感光体ドラム815に
当接させて配置し、ブラシローラ860への静電的吸着
力と機械的慴擦力により感光体ドラム815上の転写残
トナーを補集して、クリーニングブレード816に到達
するトナーを減少させ、且つ、トナーの持つ電荷をブラ
シ側に逃がしてトナー及びドラムの静電吸着力を低減さ
せることで信頼性の高いドラムクリーニング性能を維持
する方法が発明されている。ブラシローラ860のトナ
ー掻き取り性(スクレープ性)を維持するため、ブラシ
ローラ860に可撓性シート861をブラシローラ86
0の回転方向に対して反対方向に当接させ、機械的衝撃
によりブラシローラ860から廃トナーがを除去されて
いる。
【0010】可撓性シート861を、スクレーパとし
て、ブラシローラ860の回転方向とは反対方向にブラ
シローラ860に当接させることにより、ブラシローラ
860を低速で回転させた場合においても十分な掻き取
り性を持たせることにより、ブラシローラ860のブラ
シからトナーを除去することができる。更に、このよう
な構造の場合、ブラシローラ860の回転数を小さくす
ることができるので、ドラムカートリッジ内の駆動伝達
ギア列(図示せず)に過度の負荷をかけることなく、長
期間の使用にも耐え得ることになり、更に、感光体ドラ
ム815の表面へのブラシローラ860の慴擦による負
荷も減少させることになるので、感光体ドラムの表面の
磨耗を低減させることができることから、より寿命の長
いドラムカートリッジを提供することができる。
【0011】可撓性シート861をブラシローラ860
に当接させるには精度が必要となる。即ち、ブラシロー
ラ860への可撓性シートの侵入量が大きくなると、ブ
ラシローラ860の回転方向に対して反対方向に当てて
いる可撓性シート861に加わる負荷が増加するので可
撓性シート861はブラシローラ860に巻き込まれて
捲れてしまう。また、侵入量が少なくなると、掻き取り
能力が低下し、その結果トナーがブラシローラ内に入り
込み、ブラシローラ860のトナー補集効果を維持でき
ない等の不具合が生じる。従ってスクレープ性能を左右
するブラシローラの侵入量を精度良く実現するために、
従来、図9に示すようにスクレーパ861を保持する部
分に一体的にブラシローラ860の軸中心で位置決めす
ることを特徴とする「ハウジングスクレーパ」862を
用いたクリーニング装置が発明されている。このような
一体型ハウジングスクレーパは、ハウジング構造にする
ことにより、可撓性シート861を保持するスクレーパ
保持面862bが、直接、ブラシローラ軸860Sで位
置決めされることにより、ブラシ軸を基準とするシート
先端の位置精度に関係する部品点数を減らすことがで
き、更に、ブラシ表面に対する可撓性シート861の先
端の位置を公差上安定的に保証することができるので、
安定したトナー掻き取り能力(スクレーパ性)を長期に
わたり維持することができる。このようなブラシ軸中心
で位置決め可能な「ハウジング」構造のユニットを用い
ることにより、ブラシとブラシに当接させる可撓性シー
トの間の高い位置精度を持ったユニットを用意に組み立
てることが可能になっている。
【0012】しかしながら、これらのブラシ軸を基準に
位置決めを行う「ハウジング」構造のユニットにおいて
は、以下に示すような問題がある。
【0013】第1の問題点として、従来の一体型はハウ
ジングスクレーパでは、スクレーパ保持面の強度が不足
しており、そのため不具合が生じていることである。即
ち、従来の一体型ハウジングスクレーパでは、ブラシロ
ーラ860の回転時にブラシローラ860と可撓性シー
ト861の接触部において、ブラシローラ860の回転
方向に可撓性シート861を押そうとするモーメントが
発生する。このモーメントは、図9の可撓性シート86
1を押し上げる方向に作用するので、可撓性シート86
1を固定しているスクレーパ保持面にも同様の負荷が加
わる。この負荷は、ブラシローラ860と可撓性シート
861の当接部分全域に渡って加わるので、全体として
大きな力がスクレーパ保持面862aに作用し、スクレ
ーパ保持面862aを変形し、撓ませる。撓みはブラシ
ローラ860による負荷とスクレーパ保持面862の剛
性(反発力)とのバランスを保つように発生するので、
その結果、ブラシローラ860の回転により、スクレー
パ保持面862aが揺動することになる。
【0014】スクレーパ保持面862に揺動が発生下し
た場合、可撓性シート861の先端(自由端)がブラシ
の軸方向にずれてブラシローラ860に食い込む場合が
生じる。そのとき、ブラシローラ860の回転により可
撓性シート861の先端が巻き込まれて可撓性シート8
61が倒れる、所謂「シート捲れ」が発生しやすくな
る。このシート捲れが発生した場合、ブラシローラ86
0のスクレープが出来なくなるので、ブラシローラ86
0にトナーが詰まってしまい、廃トナーの搬送力の低下
によるクリーニングブレード816の裏への廃トナー滞
留が生じたり、トナーが詰まったブラシローラ860が
感光体ドラム815の表面にトナーを押しつけることに
よるトナー融着等の不具合が発生する。
【0015】このようなことから、従来の一体型ハウジ
ングスクレーパにおいては、ブラシローラのスクレーパ
性能が長期的に不安定となり、そのため画像不良をが生
ずることがあった。
【0016】また、第2の問題点として、図11に示す
ような従来の一体型ハウジング構造の潤滑剤塗布装置で
は、固体潤滑剤975の保持面がブラシローラ時固定面
962に直接接続されていることにより、ハウジングユ
ニットの組み込み時に固体潤滑剤975が破損するとい
う不具合が生じていた。
【0017】ドラムカートリッジに一体型ハウジングユ
ニットを組み込む場合、ハウジングユニットは通常、感
光体ドラム915の取付け側からドラムカートリッジに
挿入される。このとき、ブラシ軸固定面962bはクリ
ーナー容器に設けられた座面で位置決めされるので、ブ
ラシローラ軸固定面962bとクリーナー容器の内壁の
間のクリアランスを小さくすることが取付け精度上望ま
しい。この場合、組み立て時に一体型ハウジングユニッ
トをドラムカートリッジに押し込んだときにブラシ軸固
定面962bに力が加わる。この結果、固体潤滑剤97
5の固体潤滑剤保持面962cの両端に力が直接固定さ
れたブラシローラ軸固定面962bに力が加わる。固体
潤滑剤保持面962cの両端に力が加わると、固体潤滑
剤保持面962cの幅に対して固体潤滑剤保持面962
cの長手の長さが長いために固体潤滑剤保持面962c
が反り、ねじれ等の変形を起こし、固体潤滑剤保持面9
62cに接着された固体潤滑剤975を変形させようと
する。しかしながらステアリン酸亜鉛等のような硬くて
脆い固体潤滑剤の場合、固体潤滑剤がこの変形に追従で
きず、ひび割れあるいは剥離等の破損が生じてしまう。
それ故、一体型ハウジングユニット組み込み時の固体潤
滑剤の破損を防止するため、ブラシローラ軸固定面96
2bとクリーナー容器内壁との間のクリアランスを大き
くしなければならず、そのため、取付け精度が低下する
という問題があった。
【0018】本発明の目的は、簡便な構成により、ブラ
シローラのスクレープ性をもたらすハウジングスクレー
パ、及び長期的に安定したクリーニング特性を有するク
リーニング装置を提供することである。また本発明の第
二の目的は容易に組み立てられ、且つ高い位置精度を有
する潤滑剤塗布装置を提供することである。更に本発明
の第三の目的は簡便な構成により、ブラシローラのスク
レープ性をもたらすハウジングスクレーパ、及び長期的
に安定したクリーニング特性を有するクリーニング装置
及び容易に組み立てられ、且つ高い位置精度を有する潤
滑剤塗布装置を備えるクリーニング装置兼潤滑剤塗布装
置を提供することである。本発明の第四の目的は容易に
組み立てられ、且つ高い位置精度を有する潤滑剤塗布装
置を備えるプロセスカートリッジを提供することであ
る。本発明の第五の目的は容易に組み立てられ、且つ高
い位置精度を有する潤滑剤塗布装置を備える画像形成装
置を提供することである。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、上記のクリーニング装置に関する課題を解決するも
ので、電子写真画像形成装置に用いられる、電子写真感
光体ドラムからトナーを除去するためのクリーニング装
置であって、電子写真感光体ドラムからトナーを除去す
るためのクリーニング手段として、クリーニングブレー
ドと、該クリーニングブレードよりも電子写真感光体ド
ラムの回転方向上流側で電子写真感光体ドラムに当接さ
せて配置されたブラシローラを備え、該ブラシローラか
らトナーを除去するためのブラシローラスクレーパ手段
としてブラシローラに当接する可撓性シートを備え、ブ
ラシローラの軸中心で位置決めしたブラシローラ軸固定
面と該ブラシローラ軸固定面に接続されたスクレーパ保
持面を有するハウジングを備え、前記可撓性シートは、
前記スクレーパ保持面に配設されたクリーニング装置に
おいて、前記ハウジングは、スクレーパ保持面に接続さ
れ且つスクレーパ保持面に対してブラシ軸の側に曲げら
れた補強面を更に備えることを特徴とするクリーニング
装置を要旨とする。
【0020】本発明において、補強面の長手辺に垂直な
方向の辺の幅がスクレーパ保持面の長手辺に垂直な方向
の辺の幅よりも長い。
【0021】請求項3に記載の発明は、上記の潤滑剤塗
布装置に関する課題を解決するものて、電子写真画像形
成装置に用いられる、電子写真感光体ドラムに潤滑剤を
塗布する潤滑剤塗布装置であって、固体潤滑剤と、該固
体潤滑剤及び電子写真感光体ドラムの両方に当接させた
回転可能なブラシローラを備え、該ブラシローラを回転
させることによりブラシを前記固体潤滑剤に接触させて
潤滑剤をブラシに塗布し、潤滑剤が塗布されたブラシを
電子写真感光体ドラムに当接させることで電子写真感光
体ドラム表面に潤滑剤が塗布されるように構成され、前
記ブラシローラの軸中心で位置決めしたブラシ軸固定面
と潤滑剤固定面を有するハウジングを備え、前記固体潤
滑剤は前記潤滑剤固定面に配設された潤滑剤塗布装置に
おいて、前記ハウジングは、前記ブラシ軸固定面及び前
記潤滑剤固定面の双方に接続された接続面を更に備える
ことを特徴とする潤滑剤塗布装置を要旨とする。
【0022】請求項3に記載の発明において、接続面に
スクレーパを配設し、このスクレーパをブラシローラを
当接させている。
【0023】請求項5に記載の発明は、上記のクリーニ
ング装置兼潤滑剤塗布装置に関する課題を解決するもの
で、電子写真画像形成装置に用いられる、電子写真感光
体ドラムからトナーを除去するためのクリーニング装置
の、電子写真感光体ドラムからトナーを除去すためのク
リーニング手段として、クリーニングブレードと、該ク
リーニングブレードよりも電子写真感光体ドラムの回転
方向の上流側で電子写真感光体ドラムに当接させた、接
地したブラシローラを配置し、該ブラシローラからトナ
ーを除去するためのブラシローラスクレーパ手段として
可撓性シートをブラシローラに当接させて配置し、前記
ブラシローラの軸中心で位置決めしたブラシ軸固定面を
有するハウジングを備え、前記可撓性シートは前記ハウ
ジングに配設し、電子写真感光体ドラムの表面に潤滑剤
を塗布するための潤滑剤塗布手段として固体潤滑剤を備
え、前記ブラシローラは前記潤滑剤及び電子写真感光体
ドラムの双方に当接させるように配置し、ブラシローラ
の回転により感光体ドラムの表面に潤滑剤が塗布される
ように構成され、前記固体潤滑剤は前記ハウジングに配
設された潤滑剤塗布装置を備えるクリーニング装置兼潤
滑剤塗布装置において、前記ハウジングは前記固体潤滑
剤を固定配置するための潤滑剤固定面と、該固体潤滑剤
及びブラシ軸固定面の双方に接続された接続面を更に備
え、この接続面にスクレーパとして前記可撓性シートが
配置されていることを特徴とするクリーニング装置兼潤
滑剤塗布装置を要旨とする。
【0024】請求項6に記載の発明は、上記のプロセス
カートリッジに関する課題を解決するもので、請求項
1、請求項2、請求項3、請求項4または請求項5の何
れか一項に記載の潤滑剤塗布装置を備えることを特徴と
する画像形成装置のプロセスカートリッジを要旨とす
る。
【0025】請求項7に記載の発明は、上記の画像形成
装置に関する課題を解決するもので、請求項1、請求項
2、請求項3、請求項4または請求項5の何れか一項に
記載の潤滑剤塗布装置を備えることを特徴とする画像形
成装置を要旨とする。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明について実施例をあ
げて詳細に説明する。
【0027】(実施例1)本発明に係る画像形成装置を
図面を用いて説明する。
【0028】画像形成装置の全体の説明:まず、画像形
成装置の全体構成について、図4を用いて説明する。
【0029】図4はカラー画像形成装置の一形態である
レーザープリンターの全体構成図である。カラーレーザ
ープリンターは図4に示すように、一定速度で回転する
像担持体である感光体ドラム15と、固定の4つの現像
器20Y、20M、20C、20Kからなる画像形成部
と、画像形成部で現像され多重転写されたカラー画像を
保持し、給送部から給送された転写材2に更に2次転写
する中間転写体9とからなる。カラー画像を転写された
転写材2は次いで定着部25へ搬送され、定着部25に
おいてカラー画像が転写材2に定着され、転写材は排出
ローラ(図示せず)によって装置外部に排出される。
尚、上記の色の現像器はプリンター本体に対して個別に
着脱可能に構成されている。
【0030】次に上記画像形成装置の各部の構成につい
て順次詳細に説明する。
【0031】像担持体ユニット:ドラムカートリッジ
は、感光体ドラム15及び感光体ドラム15のホルダー
を兼ねるクリーニング装置の容器14と一体的に構成さ
れているものである。このドラムカートリッジはプリン
ター本体に対して着脱自在に支持され、感光体ドラム1
5の寿命に合わせて容易にユニット交換可能であるよう
に構成されている。本実施例の感光体ドラム15は直径
約60mmのアルミシリンダーの外側に有機光導電体層
を塗布してなるもので、感光体ドラム15のホルダーを
兼ねるクリーニング装置の容器14に回転自在に支持さ
れている。感光体ドラム15の周上には、クリーニング
ブレード16、一次帯電手段17が配置され、また駆動
モーター(図示せず)の駆動力が感光体ドラム15に伝
達されて、感光体ドラム15を画像形成動作に応じて反
時計回りが回転せしめられるように構成されている。
【0032】帯電手段:一次帯電手段17は接触帯電方
法によるものであり、中抵抗の導電性ローラからなる一
次帯電手段17を感光体ドラム15に当接させ、一次帯
電手段に電圧を印加させることによって放電を生ぜし
め、感光体ドラム15の表面を一様に帯電させる。
【0033】露光手段:感光体ドラム15への露光はス
キャナー部13により行われる。即ち、各色毎に分解さ
れた画像信号がレーザーダイオードに与えられると、レ
ーザーダイオードは画像信号に対応する画像光をポリゴ
ンミラーへ照射する。このポリゴンミラーはスキャナー
モーターによって高速回転せしめられ、ポリゴンミラー
で反射した画像光が結像レンズ及び反射ミラーを介して
一定速度で回転する感光体ドラム15の表面を選択的に
露光し、その結果、感光体ドラム上に各色に応じた静電
潜像を形成する。
【0034】現像手段:現像手段は、静電画像を可視像
化するために、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック
の各色の現像を可能とする4個の固定現像器20Y、2
0M、20C、20kから構成される。
【0035】各現像器20Y、20M、20C、20K
は固定配置されており、感光体ドラム15に対向した位
置に、各現像器に配設された円筒状の現像スリーブ21
Y、21M、21C、21Kが、像保持体15に対し微
小間隔(300mm程度)をおいて固定配置され、各現
像器20Y、20M、20C、20Kは感光体ドラム1
5に各色のトナーによる可視像を形成する。
【0036】各現像器はその容器内のトナーを各現像器
の送り機構によって現像スリーブ21Y、21M、21
C、21Kに送り、現像スリーブ21Y、21M、21
C、21Kの外周に圧接された塗布ブレードを介して現
像スリーブ21Y、21M、21C、21Kの外周にト
ナーを薄層状に塗布し、且つトナーへ電荷(摩擦電荷)
を付与する。また現像スリーブ21Y、21M、21
C、21Kに現像バイアス電圧を印加することにより、
感光体ドラム15に対向する領域のトナーが感光体ドラ
ム15のほうへ飛翔せしめられ、静電潜像に対応したト
ナー像現像が行われる。
【0037】カラー画像形成時には、中間転写体9の1
回転毎に現像器の動作(スリーブの回転、及び、現像バ
イアス電圧の印加)はイエロー現像器20Y、マゼンタ
現像器20M、シアン現像器20C、次いで黒現像器2
0Kの順に切り替えて行われ、各色の現像工程が行われ
る。
【0038】中間転写体:中間転写体9は、カラー画像
形成時に各現像器により可視化された感光ドラム上のト
ナー画像(Y、M、C、Kの4色の各画像)にわたる多
重転写を受けるために、感光体ドラム15の外周速度と
同期して時計回りに回転し、また、多重転写を受けた中
間転写体9は、バイアス電圧が印加された転写ローラ1
0と共に転写材2を挟み搬送することにより、転写材2
に中間転写体9上の4色トナー像を一括して同時転写す
る。
【0039】本実施例における中間転写体9は、直径1
80mmのアルミニウムシリンダーの外周を厚さ3.3
mmの中抵抗スポンジや中抵抗ゴム等の弾性層で覆って
なるものである。この中間転写体9は回転自在に支持さ
れた、中間転写体と一体のギアに駆動を受けて回転す
る。
【0040】転写部:転写部は揺動可能な転写ローラ1
0からなる。転写ローラ10は金属軸に中抵抗発泡弾性
体を巻き付けてなるもので、上下に移動可能であり且つ
駆動ローラである。中間転写体9上に4色のトナー像を
形成している間、即ち中間転写体が他紙中転写を受ける
ために複数回転する間はその画像を乱さぬよう、転写ロ
ーラ10は下方に中間転写ローラから離れて位置してい
る。中間転写体9上への4色のトナー像の形成が終わっ
た後、転写材2にカラー画像を転写するタイミングに合
わせて、転写ローラ10はカム部材(図示せず)により
上方に移動され、転写材2を介して中間転写材2を介し
て中間転写体9に所定の圧力で押しつけられる。この
時、同時に転写ローラ10にはバイアス電圧が印加さ
れ、中間転写体9上のトナー画像は転写材2に転写され
る。ここで中間転写体9と転写ローラ10とはそれぞれ
駆動されているため、両者にはさまれた状態の転写材は
トナー画像の転写を受けると同時に図面の左方向に所定
の速度で搬送され、次工程である定着器に向けて送られ
る。
【0041】定着部:定着部17は中間転写体9から転
写され、転写材2上に形成されたトナー画像を定着させ
るものである。定着部17は、図うに示すように、転写
材2に熱を加えるための定着ローラ26と転写材2を定
着ローラ26に圧接させるための加圧ローラ27とから
なる。各ローラは、中空ローラであり、内部にそれぞれ
ヒーターを有し、両ローラが回転駆動され、定着と同時
に転写材2の搬送が行われるように構成されている。即
ち、トナー像を保持した転写材2は定着ローラ27と加
圧ローラ27とにより搬送されると共に熱及び圧力を加
えられることによりトナーが転写材2に定着される。
【0042】クリーニング手段:図1乃至3を用いてク
リーニング手段の構成を詳しく説明する。図1は一体型
ハウジングスクレーパを示し、(a)は平面図、(b)
は左側面図、(c)は正面図である。図2はドラムカー
トリッジの略断面図であ。また図3はブラシ装着時の一
体型ハウジングスクレーパを示し、(a)は平面図、
(b)は左側面図、(c)は正面図を示す。
【0043】図2のドラムカートリッジ内に配設された
クリーニング装置はカートリッジ容器14内に配置され
たクリーニングブレード16とクリーニングブレード1
6の感光体ドラム15の回転方向の上流側に配置された
ブラシローラ60を備える。
【0044】本実施例において用いたブラシローラ60
は、直径6mmの金属製芯金60S上に導電性繊維を植
毛した幅7mmのパイル繊維60Pの帯を螺旋状に巻き
付けてなるものである。導電性繊維はレーヨンに導電性
カーボンを練り込み、これを引き延ばして3デニールの
糸にしてなるもので、本実施例においてはこの糸を20
0K/平方インチの密度で植毛したパイル繊維60Pの
帯を用いた。パイル繊維60Pの帯を芯金60S上に螺
旋状に巻き付けた後、このブラシローラ60の外形が1
6mmになるように植毛部の仕上げ加工を行った。尚、
ブラシローラ60の有効長(長手方向のパイル繊維60
Pの帯の巻き付け長さ)は、315mmであった。ま
た、ブラシ状態での電気抵抗は約10MΩ/100Vで
あった。尚、電気抵抗の測定方法は、アルミニウム板等
の金属板をブラシへの侵入量が1.0mm(当接ニップ
幅は約7.5mm)になるように金属番をブラシの導電
性繊維に当接させ、ブラシを33rpmで回転させなが
ら100VのDC電圧を印加し、流れる電流値から求め
た。
【0045】ブラシローラ60は感光体ドラム15に対
して約1mm侵入するように配置されている。感光体ド
ラム15は36rpmで回転されるのに対してブラシロ
ーラ60は感光体ドラム15の回転数よりも小さい回転
数33rpmで回転される。ブラシローラ60の駆動力
は感光体ドラムの駆動力とは別の駆動力の入力経路から
カートリッジ容器14内のカートリッジ容器14内のブ
ラシ駆動ギア(図示せず)に伝達され、それによってブ
ラシローラ60は回転せしめられる。ブラシローラ60
の回転数が小さいことで、カートリッジ容器14内に配
置されたブラシ駆動ギア列と該駆動ギア列を支持するカ
ートリッジ容器14のモールドの軸受が過度に磨耗され
ることはない。
【0046】スクイシート18を通過してカートリッジ
容器14内に入ってきた感光体ドラム15上の転写残ト
ナーはブラシローラ60によって感光体ドラム15上か
ら機械的な慴擦力と静電吸着力、即ちトナー〜感光体ド
ラム間の静電気力よりも、トナー〜ブラシ間に働く静電
気力が強いためにブラシにトナーが吸着されること、及
び、導電性ブラシに接触することで、トナーの電荷がブ
ラシに逃げ、除電されて、感光体ドラム15への静電的
付着力が低下することにより掻き落とされる。このよう
な作用により、感光体ドラム15の回転方向に見てブラ
シローラ60よりも下流の感光体ドラム15の表面に付
着した転写残トナーは少量に抑えられる。
【0047】ブラシローラ60で掻き落とされなかった
転写残トナーがクリーニングブレード16に達し、クリ
ーニングブレード16により機械的慴擦を受け、完全に
除去される。このようにしてクリーニングブレード16
で安定して転写残トナーを感光体ドラム15上から取り
除くことができる。クリーニングブレード16で掻き落
とされなかった転写残トナーもブラシローラ上に落ちる
が、ブラシローラ60の回転につれてブラシローラ60
と感光体ドラム15の当接領域を通りすぎて後方に送ら
れ、スクレーパシート61で感光体ドラム15から除去
される。
【0048】次に、本発明の特徴であるスクレーパシー
ト61を保持するハウジングユニット62を図を用いて
説明する。
【0049】図1に示すように、ハウジングユニット6
2は、スクレーパ保持面62a、ブラシ軸固定面62b
及びスクレーパ保持面62aに接続された補強面62c
からなり、ブラシローラ60Sを一体的に囲むように形
成されている。スクレーパ保持面62a、スクレーパ保
持面62a及びスクレーパ保持面62aに接続された補
強面62cの幅、即ち長手方向の辺に対して直角方向の
辺の長さは、それぞれ7mm、15mmにし、長手方向
の辺の長さは両方とも315mmとした。このハウジン
グユニット62は、厚さ1.2mmのジンコート鋼板を
所定の寸法に切断し、曲げ加工により図1に示すように
形状に加工したものである。
【0050】ハウジングユニット62のスクレーパ保持
面62aと補強面62cはブラシ軸り側に直角に曲げら
れている。但し、折り曲げられた補強面がブラシローラ
60に直接接触しない位置に、折り曲げ位置、曲げ角度
は設定されている。
【0051】スクレーパ保持面62aには厚さ0.1m
mのPET(ポリエチレンテレフタレート)製の可撓性
シートをスクレーパシート61として固定配設した。ス
クレーパシート61は、自由長が3.0mmになるよう
に、両面接着テープによりスクレーパ保持面62aに貼
り付けられている。スクレーパシート61の自由端はブ
ラシローラ60のの回転方向と反対方向に向いてブラシ
ローラに当接されている。尚、スクレーパシート61は
可撓性を有するシート材料であれば何でも適用でき、樹
脂シート以外の、例えばSUS等の金属シートでもよ
く、PETシートに限定されない。
【0052】図3はハウジングユニットにブラシローラ
を組み込んだ状態を示す。本実施例におけるスクレーパ
シート61のブラシローラ60への当接状態の設定は、
当接しているスクレーパシート61のブラシ外周との仮
想交差点を通る接点に対する接線に対する設定角βが4
1°、ブラシへの侵入量δd=1.0mm、スクレーパ
シート61のブラシへの侵入量δs=1.5mmでブラ
シに侵入している。
【0053】スクレーパシート61が撓むために、設定
角βが45°より小さい場合、ブラシローラの回転によ
って撓んだ状態でもブラシローラ60の回転方向と反対
の向きに向いてスクレーパシート61がブラシに当接し
てパイル繊維60P内に入り込んだトナーを効率良くブ
ラシローラ60の外へ掻き出すことができる。設定角β
>45°になると、ブラシの回転によりスクレーパシー
ト61が撓み、スクレーパシート61がブラシローラ6
0の回転に対して順方向に向いてブラシに当接し、ブラ
シローラ内に入ったトナーとブラシ繊維60pに押しつ
けられるのでトナーを効率良く掻き落とすことはできな
い。
【0054】また、スクレーパシート61の侵入量が大
きいため、ブラシローラに含まれるトナーを確実にスク
レーパシートで掻き落とすことができる。スクレーパシ
ート61で落とされたトナーはブラシローラの後方に回
転回転しているスクリューa部に搬送され、トナー搬送
室47を通って、カートリッジ容器後部の廃トナー蓄積
室44に送り込まれる。
【0055】ブラシ軸固定面62bにはブラシ軸穴62
d(駆動側はフランジ62e付き)、モールド製ブラシ
軸受63の位置決め穴62g(非駆動側)及び回転止め
62fが設けられている。
【0056】駆動側のブラシ軸穴(図示せず)はフラン
ジ62eのようなフランジ形状になっており、フランジ
62eの内径はΦ4.4mmとブラシ軸外径(Φ4.2
mm)の間のクリアランスを持ち、金属慴動を避けてい
る。フランジ62eの外径は、カートリッジ容器14の
クリーニング室43の側面の穴と嵌合する。駆動側のブ
ラシ軸60Sは、図示しないモールド製の駆動側ブラシ
軸受によりカートリッジ容器14のクリーニング室43
に位置決めされる。
【0057】一方、非駆動側のブラシ軸穴は、Φ4.4
mmの半円状に切り欠かれ、感光体ドラムと当接する側
からブラシ軸60Sをハウジングユニットに落とし込め
るようになっている。ブラシ軸60Sはモールド生の非
駆動側ブラシ軸受63により、ブラシ軸受の位置決め穴
62gを介してブラシ軸固定面62bに取り付けられ、
位置決めされる。更にモールド製の非駆動側ブラシ軸受
63は、カートリッジ14のクリーニング室に位置決め
されて取り付けられる。このように、ハウジング62
は、ブラシ軸60Sは、ブラシローラ軸60Sと同軸上
に軸受を介して一体的に位置決めされている。
【0058】これにより、ハウジングユニット62に取
り付けられたスクレーパシート61の先端位置は、ハウ
ジング62の部品精度のみに依存することになるので、
ばらつきを大幅に削減でき、スクレーパ61の先端位置
を安定的にブラシローラ60に当接させることが可能に
なる。このため感光体ドラムのクリーニングを長期間安
定して維持することができる。
【0059】更に、ブラシ軸固定面の回転止め62f
は、ハウジングユニット62をカートリッジ容器14の
クリーニング室43に組み込んだ状態で、カートリッジ
容器内に設けられた回転防止ピン(図示せず)に噛み合
う。この回転防止ピンに回転止め62fがぶつかること
により、ブラシローラ60の回転時のモーメントにより
スクレーパハウジングが回ろうとすることを防止する。
尚、本実施例では回転止めを駆動、非駆動両面側に設け
ているが、回転止めは少なくとも1つあればよい。
【0060】以上のような構成のハウジングスクレーパ
を、実際の画像形成装置に組み込み、その効果を確認し
た。
【0061】先ず、カートリッジ容器の後部(図2の右
側)に開口部を設け、ファイバースコープをカートリッ
ジ容器内に挿入し、ファイバースコープによるモニター
観察を行い、画像形成中のハウジングのスクレーパ保持
面の状態を観察し、図9に示す従来のハウジングスクレ
ーパと、図1に示す本発明の本実施例のハウジングスク
レーパとの比較を行った。
【0062】この結果、従来のハウジングスクレーパ
は、ブラシの回転に伴い、0.5〜1.0mm程度のス
クレーパ保持面の前後上下への揺動が生じていた。この
揺動のうち、前後の動きは、スクレーパ当接部に負荷が
かかることによるスクレーパ保持面の撓み(変形)によ
るものであり、一方、上下への動きは、ブラシローラの
回転時のモーメントによるブラシ軸固定面の回転に伴う
ものであることがわかった。
【0063】これに対して図1に示す本発明の本実施例
のハウジングスクレーパでは、ブラシの回転に伴うスク
レーパ保持面の揺動は、全く見られず、補強面によるス
クレーパ保持面の強度の向上が確認された。
【0064】更に、実際の画像形成装置に組み込んだ状
態での実際の印字出力耐久試験を行ったところ、従来の
ハウジングスクレーパを用いたカートリッジにおいては
スクレーパ面の撓みが原因となる「シート捲れ」が6/
10の割合で発生していた。一方、本発明の本実施例の
ハウジングスクレーパを用いたカートリッジでは確認を
行った40台のカートリッジ全数について「シート捲
れ」は発生していないことがわかった。
【0065】(実施例2)次に本発明の第二の実施例を
図面を用いて説明する。
【0066】実施例2においては固体潤滑剤を固定配設
する潤滑剤固定面と、ブラシローラの軸中心で位置決め
するブラシローラ固定面が、これら双方に接続された接
続面を介して接続されていることを特徴とするものであ
る。
【0067】図5は本発明の実施例2の潤滑剤塗布装置
を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は左
側面図である。また、図6は実施例2の潤滑剤塗布装置
を組み込んだ感光体ドラムカートリッジを示す。尚、図
5及び図6において符号は100台の数字で示し、実施
例1と共通箇所については図1〜図4において示した数
字に100を足した数字で示し、説明を省略する。
【0068】図に示すように、感光体ドラムユニット1
13は、カートリッジ容器114に、クリーニングブレ
ード116及び潤滑剤塗布装置162が配設されてい
る。また、潤滑剤固定面162cとブラシローラ軸固定
面162bが接続面162aを介して接続され、潤滑剤
固定面162cに固体潤滑剤であるステアリン酸亜鉛の
ブロック175が配設されている。
【0069】ステアリン酸亜鉛のブロック175は、高
さ4mm、幅10mm、長さ300mmの四角柱状をし
ており、このブロック175を両面接着テープを用いて
潤滑剤固定面162cに貼り付けた。この時、ステアリ
ン酸亜鉛ブロック175はブラシローラ160に対して
約1.8mm侵入するように高さ方向の位置を調整して
固定配置した。尚、ステアリン酸ブロックの高度は鉛筆
硬度でBのものを使用した。
【0070】尚、本実施例では固体潤滑剤175として
ステアリン酸亜鉛を用いたが、その他ステアリン酸鉄、
ステアリン酸銅、パルミチン酸マグネシウム、パルミチ
ン酸カルシウム、オレイン酸マンガン、オレイン酸鉛等
の比較的高次の脂肪酸塩を用いることもできる。
【0071】これにより、ブラシローラ160は、固体
潤滑剤175の表面に接触してブラシの表面に潤滑剤を
付着させた後に塗布する働きを行うことになる。この結
果、感光体ドラム115の表面には常に潤滑剤が供給さ
れ、感光体ドラム115の表面には、常に、潤滑剤が供
給され、感光体の表面が潤滑剤層に覆われることになる
ので、感光体の表面の高離形性を維持することができ
る。このため、転写残トナーを容易に掻き落とせるので
クリーニングブレードと感光体ドラムの表面の摩擦抵抗
を下げるので、ブレードの機械的慴擦による感光体の表
面の損傷、所謂「縦すじ傷」を防ぐことができるので、
高品位な画像形成を長期間行うことができる。
【0072】本実施例に用いたブラシローラ60は直径
6mmの金属製心筋160S上にブラシ繊維を植毛した
幅7mmのパイル繊維160Pの帯を螺旋状に巻き付け
手製像されたものである。ブラシ繊維はレーヨンを引き
伸ばして3デニールの糸にし、これを80K/平方イン
チの密度で植毛したパイル繊維61Pの帯を用いた。
【0073】パイル繊維61Pの帯を巻き付けた後、こ
のブラシローラ60の外径が16mmになるように植毛
部の仕上げ加工を行った。ブラシローラ60は感光体ド
ラム15に対して約1.0mm侵入するように配置し、
その回転数は12rpmとドラム15よりも小さい回転
数で回転させた。
【0074】このように構成された潤滑剤塗布装置を実
際にドラムカートリッジに組み立て、組み立て性の確認
を行った。図11に示す従来の潤滑剤塗布装置では10
0セット組み立てた内、4個に固体潤滑剤の破損(欠
け)が、6個に表面のひび割れが見られ、組み立て時の
応力による固体潤滑剤の不具合を起こしていた。
【0075】これに対して本実施例の潤滑剤塗布装置で
は組み立てた100セット全ての固体潤滑剤に異常は見
られなかった。
【0076】また、上記した構造の本発明の本実施例の
潤滑剤塗布装置を有するドラムカートリッジを、実際の
画像形成装置に組み込み、潤滑剤の塗布効果を確認した
ところ、「縦すじ傷」による画像不良発生までの感光体
ドラム寿命を通常よりも30%程度伸ばすことができ
た。
【0077】(実施例3)次に本発明の第三の実施例を
図を用いて説明する。本実施例は固体潤滑剤を固定配置
するための潤滑剤固定面と、該固体潤滑剤及びブラシ軸
固定面の双方に接続された接続面を有し、この接続面に
スクレーパとして可撓性シートが配置されており、接地
したブラシローラにより潤滑剤を感光体ドラムの表面に
塗布すると共に感光体ドラム上の転写残トナーを静電的
に吸着することでクリーニングを行い、ブラシに可撓性
シートに当接させることでブラシに付着したトナーを除
去することを特徴とする。
【0078】図7は実施例3のハウジングスクレーパを
示し、(a)は平面図、(b)は左側面図、(c)は正
面図である。図8は実施例2のハウジングスクレーパを
有するドラムカートリッジの略断面図である。尚、図7
及び図8において符号は200台の数字で示し、実施例
1と共通箇所については図1〜図4において示した数字
に200を足した数字で示し、説明を省略する。
【0079】図7に示すように潤滑剤固定面262Cに
固体潤滑剤であるステアリン酸亜鉛のブロック275が
配設されている。また、本実施例に用いたブラシローラ
260は実施例1と同様の構成からなる導電性ブラシて
あり、感光体ドラム上の転写残トナーをブラシローラ2
60によって感光体ドラム215上から機械的慴擦と静
電吸着力により掻き落とし、除去する。尚、ブラシロー
ラ260の回転数は33rpmとした。
【0080】ステアリン酸亜鉛のブロック275は、高
さ4mm、幅10mm、長さ300mmの四角柱状をし
ており、このブロック275を両面接着テープを用いて
潤滑剤固定面262cに貼り付けた。この時、ステアリ
ン酸亜鉛ブロック275はブラシローラ260に対して
約1.8mm侵入するように高さ方向の位置を調整して
固定配置した。尚、ステアリン酸ブロックの高度は鉛筆
硬度でBのものを使用した。これによりブラシローラ2
60は固体潤滑剤275の表面に接触してブラシの表面
に潤滑剤を付着させた後に感光体ドラムの表面に接触す
ることになるので、前述した機械的及び静電的なクリー
ニング作用をもたらすのみでなく、感光体ドラムの表面
ドラム215の表面に対して固体潤滑剤275を塗布す
る働きを同時に行うことになる。この結果、感光体ドラ
ム215の表面には、常に、潤滑剤が供給され、感光体
ドラムの表面が潤滑剤層に覆われることになるので、感
光体ドラムの表面の高離形性を維持することができる。
このため、転写残トナーを容易に掻き落とせるのでクリ
ーニング性が向上する。更にクリーニングブレードと感
光体表面の摩擦抵抗を下げるので、ブレードの機械的慴
擦による感光体表面の損傷、所謂「縦すじ傷」を防ぐこ
とができるので、クリーニング性の向上と、ブレードの
機械的摩耗低減を同時に達成して、高品位な画像を長期
間維持することが可能となる。
【0081】また、ブラシ表面付着した潤滑剤は、ブラ
シ繊維表面にも潤滑層を形成することになり、ブラシ繊
維と廃トナーの間の付着力を低下させる作用をもたらす
ので、スクレーパ261により廃トナーをより容易に掻
き落とすことができる。このようにしてブラシローラの
スクレープ性能を向上させることができる。
【0082】更にブラシ表面に付着した潤滑剤は、スク
レーパ261との接触部分にも付着することになるの
で、スクレーパシート261との接触部分にも付着する
ことになるので、スクレーパシート先端の離形性を向上
させ、ブラシローラ260と空くパ261の間の摩擦係
数を低下させ引っ掛かりを防止する。この結果、ブラシ
回転のモーメントによるシートの巻き込みを防ぐ事がで
きるので、所謂「シート捲れ」が発生しにくくなる。
【0083】図8は実施例3のハウジングスクレーパを
組み込んだ感光体ドラムカートリッジを示す。実施例1
と同様に感光体ドラムユニット213は、カートリッジ
容器214似、クリーニングブレード216、クリーニ
ングブレード216上流側に配置され廃トナー搬送部剤
を兼ねた回転可能な導電性ブラシローラ260が配設さ
れており、ブラシローラ260は接地されている。
【0084】以上述べたような構造を有するハウジング
スクレーパを、実際の画像形成装置に組み込み、効果を
確認したところ、「縦すじ傷」による画像不良発生まで
の感光体ドラム寿命を、通常よりも30%程度伸ばすこ
とができた。また、耐久後のハウジングスクレーパには
「シート捲れ」は発生していなかった。
【0085】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、電子写真感
光体ドラムからトナーを除去するためのクリーニング手
段として、クリーニングブレードと、該クリーニングブ
レードよりも電子写真感光体ドラムの回転方向上流側で
電子写真感光体ドラムに当接させて配置されたブラシロ
ーラを備え、該ブラシローラからトナーを除去するため
のブラシローラスクレーパ手段としてブラシローラに当
接する可撓性シートを備え、ブラシローラの軸中心で位
置決めしたブラシローラ軸固定面と該ブラシローラ軸固
定面に接続されたスクレーパ保持面を有するハウジング
を備え、前記可撓性シートは、前記スクレーパ保持面に
配設されたクリーニング装置を備えた画像形成装置にお
いて、前記ハウジングは、スクレーパ保持面に接続され
且つスクレーパ保持面に対してブラシ軸の側に曲げられ
た補強面を更に備えることにより、高品位の画像を長期
間安定して出力できる画像形成装置を実現することがで
きる。
【0086】また、固体潤滑剤と、該固体潤滑剤及び電
子写真感光体ドラムの両方に当接させた回転可能なブラ
シローラを備え、該ブラシローラを回転させることによ
りブラシを前記固体潤滑剤に接触させて潤滑剤をブラシ
に塗布し、潤滑剤が塗布されたブラシを電子写真感光体
ドラムに当接させることで電子写真感光体ドラム表面に
潤滑剤が塗布されるように構成され、前記ブラシローラ
の軸中心で位置決めしたブラシ軸固定面と潤滑剤固定面
を有するハウジングを備え、前記固体潤滑剤は前記潤滑
剤固定面に配設された潤滑剤塗布装置を備える画像形成
装置において、前記ハウジングは、前記ブラシ軸固定面
及び前記潤滑剤固定面の双方に接続された接続面を更に
備える潤滑剤塗布装置を備えることにより、高品位の画
像を長期間安定して出力できる画像形成装置を実現する
ことができる。
【0087】また、電子写真感光体ドラムからトナーを
除去すためのクリーニング手段として、クリーニングブ
レードと、該クリーニングブレードよりも電子写真感光
体ドラムの回転方向の上流側で電子写真感光体ドラムに
当接させた、接地したブラシローラを配置し、該ブラシ
ローラからトナーを除去するためのブラシローラスクレ
ーパ手段として可撓性シートをブラシローラに当接させ
て配置し、前記ブラシローラの軸中心で位置決めしたブ
ラシ軸固定面を有するハウジングを備え、前記可撓性シ
ートは前記ハウジングに配設し、電子写真感光体ドラム
の表面に潤滑剤を塗布するための潤滑剤塗布手段として
固体潤滑剤を備え、前記ブラシローラは前記潤滑剤及び
電子写真感光体ドラムの双方に当接させるように配置
し、ブラシローラの回転により感光体ドラムの表面に潤
滑剤が塗布されるように構成され、前記固体潤滑剤は前
記ハウジングに配設された潤滑剤塗布装置を備えるクリ
ーニング装置兼潤滑剤塗布装置を備える画像形成装置に
おいて、前記ハウジングは前記固体潤滑剤を固定配置す
るための潤滑剤固定面と、該固体潤滑剤及びブラシ軸固
定面の双方に接続された接続面を更に備え、この接続面
にスクレーパとして前記可撓性シートが配置されている
ことにより、高品位の画像を長期間安定して出力できる
画像形成装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る一体型ハウジングスクレ
ーパを示し、(a)は平面図、(b)は左側面図、
(c)は正面図である。
【図2】本発明の実施例1に係るドラムカートリッジの
略断面図である。
【図3】本発明の実施例1に係るブラシ装着時の一体型
ハウジングスクレーパを示し、(a)は平面図、(b)
は左側面図、(c)は正面図である。
【図4】本発明の実施例1に係るカラー画像形成装置の
略断面図である。
【図5】本発明の実施例2に係る一体型潤滑剤塗布装置
を示し、(a)は平面図、(b)は左側面図、(c)は
正面図である。
【図6】本発明の実施例2に係るドラムカートリッジを
示し、(a)は平面図、(b)は左側面図、(c)は正
面図である。
【図7】本発明の実施例3に係る一体型ハウジングスク
レーパを示し、(a)は平面図、(b)は左側面図、
(c)は正面図である。
【図8】本発明の実施例3に係るドラムカートリッジの
略断面図である。
【図9】従来の一体型潤滑剤塗布装置を示し、(a)は
平面図、(b)は左側面図、(c)は正面図である。
【図10】従来のドラムカートリッジの略断面図であ
る。
【図11】従来の一体型潤滑剤塗布装置を示し、(a)
は平面図、(b)は左側面図、(c)は正面図である。
【図12】従来の潤滑剤塗布装置を有するドラムカート
リッジの略断面図である。
【符号の説明】
9 中間転写体 13 ドラムユニット 14 カートリッジ容器 15 感光体ドラム 16 クリーニングブレード 17 帯電手段 18 スクイシート 41 容器仕切り壁 43 クリーニング室 44 廃トナー搬送室 45 スクリュー 48 スクリュー 47 トナー搬送室 60 ブラシローラ 61 スクレーパシート 60S ブラシローラ軸 60P ブラシパイル 62a スクレーパ保持面 62b ブラシ軸固定面 62c 補強面 62d ブラシ軸穴 62f 回転止め 62e フランジ 63 非駆動側ブラシ軸受 160 ブラシローラ 160S ブラシローラ軸 160P ブラシパイル 162a 接続面 162b ブラシ軸固定面 162c 潤滑剤固定面 162d ブラシ軸穴 162f 回転止め 175 固体潤滑剤 62e フランジ 63 非駆動側ブラシ軸受 113 ドラムユニット 114 カートリッジ容器 115 感光体ドラム 116 クリーニングブレード 117 帯電手段 118 スクイシート 141 容器仕切り壁 143 クリーニング室 144 廃トナー搬送室 145 スクリュー 148 スクリュー 147 トナー搬送室 160 ブラシローラ 160S ブラシローラ軸 160P ブラシパイル 162a 接続面 162b ブラシ軸固定面 162c 潤滑剤固定面 162d ブラシ軸穴 162f 回転止め 175 固体潤滑剤 213 ドラムユニット 214 カートリッジ容器 215 感光体ドラム 216 クリーニングブレード 217 帯電手段 218 スクイシート 241 容器仕切り壁 243 クリーニング室 244 廃トナー搬送室 245 スクリュー 248 スクリュー 247 トナー搬送室 260 ブラシローラ 261 スクレーパシート 260S ブラシローラ軸 260P ブラシパイル 262a 接続面 262b ブラシ軸固定面 262c 潤滑剤固定面 262d ブラシ軸穴 262f 回転止め 62e フランジ 63 非駆動側ブラシ軸受

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真画像形成装置に用いられる、電
    子写真感光体ドラムからトナーを除去するためのクリー
    ニング装置であって、電子写真感光体ドラムからトナー
    を除去するためのクリーニング手段として、クリーニン
    グブレードと、該クリーニングブレードよりも電子写真
    感光体ドラムの回転方向上流側で電子写真感光体ドラム
    に当接させて配置されたブラシローラを備え、該ブラシ
    ローラからトナーを除去するためのブラシローラスクレ
    ーパ手段としてブラシローラに当接する可撓性シートを
    備え、ブラシローラの軸中心で位置決めしたブラシロー
    ラ軸固定面と該ブラシローラ軸固定面に接続されたスク
    レーパ保持面を有するハウジングを備え、前記可撓性シ
    ートは、前記スクレーパ保持面に配設されたクリーニン
    グ装置において、 前記ハウジングは、スクレーパ保持面に接続され且つス
    クレーパ保持面に対してブラシ軸の側に曲げられた補強
    面を更に備えることを特徴とするクリーニング装置。
  2. 【請求項2】 前記補強面の長手辺に垂直な方向の辺の
    幅がスクレーパ保持面の長手辺に垂直な方向の辺の幅よ
    りも長いことを特徴とする請求項1に記載のクリーニン
    グ装置。
  3. 【請求項3】 電子写真画像形成装置に用いられる、電
    子写真感光体ドラムに潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布装置
    であって、固体潤滑剤と、該固体潤滑剤及び電子写真感
    光体ドラムの両方に当接させた回転可能なブラシローラ
    を備え、該ブラシローラを回転させることによりブラシ
    を前記固体潤滑剤に接触させて潤滑剤をブラシに塗布
    し、潤滑剤が塗布されたブラシを電子写真感光体ドラム
    に当接させることで電子写真感光体ドラム表面に潤滑剤
    が塗布されるように構成され、前記ブラシローラの軸中
    心で位置決めしたブラシ軸固定面と潤滑剤固定面を有す
    るハウジングを備え、前記固体潤滑剤は前記潤滑剤固定
    面に配設された潤滑剤塗布装置において、 前記ハウジングは、前記ブラシ軸固定面及び前記潤滑剤
    固定面の双方に接続された接続面を更に備えることを特
    徴とする潤滑剤塗布装置。
  4. 【請求項4】 前記接続面にスクレーパを配設し、この
    スクレーパをブラシローラを当接させたことを特徴とす
    る請求項3に記載の潤滑剤塗布装置。
  5. 【請求項5】 電子写真画像形成装置に用いられる、電
    子写真感光体ドラムからトナーを除去するためのクリー
    ニング装置の、電子写真感光体ドラムからトナーを除去
    すためのクリーニング手段として、クリーニングブレー
    ドと、該クリーニングブレードよりも電子写真感光体ド
    ラムの回転方向の上流側で電子写真感光体ドラムに当接
    させた、接地したブラシローラを配置し、該ブラシロー
    ラからトナーを除去するためのブラシローラスクレーパ
    手段として可撓性シートをブラシローラに当接させて配
    置し、前記ブラシローラの軸中心で位置決めしたブラシ
    軸固定面を有するハウジングを備え、前記可撓性シート
    は前記ハウジングに配設し、 電子写真感光体ドラムの表面に潤滑剤を塗布するための
    潤滑剤塗布手段として固体潤滑剤を備え、前記ブラシロ
    ーラは前記潤滑剤及び電子写真感光体ドラムの双方に当
    接させるように配置し、ブラシローラの回転により感光
    体ドラムの表面に潤滑剤が塗布されるように構成され、
    前記固体潤滑剤は前記ハウジングに配設された潤滑剤塗
    布装置を備えるクリーニング装置兼潤滑剤塗布装置にお
    いて、前記ハウジングは前記固体潤滑剤を固定配置する
    ための潤滑剤固定面と、該固体潤滑剤及びブラシ軸固定
    面の双方に接続された接続面を更に備え、この接続面に
    スクレーパとして前記可撓性シートが配置されているこ
    とを特徴とするクリーニング装置兼潤滑剤塗布装置。
  6. 【請求項6】 請求項1又は請求項2に記載のクリーニ
    ング装置を備えることを特徴とするプロセスカートリッ
    ジ。
  7. 【請求項7】 請求項1又は請求項2に記載のクリーニ
    ング装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 請求項3、請求項4または請求項5の何
    れか一項に記載の潤滑剤塗布装置を備えることを特徴と
    する画像形成装置のプロセスカートリッジ。
  9. 【請求項9】 請求項3、請求項4または請求項5の何
    れか一項に記載の潤滑剤塗布装置を備えることを特徴と
    する画像形成装置。
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