JP2003140509A - 画像形成装置、及びプロセスカートリッジ - Google Patents

画像形成装置、及びプロセスカートリッジ

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JP2003140509A
JP2003140509A JP2001342058A JP2001342058A JP2003140509A JP 2003140509 A JP2003140509 A JP 2003140509A JP 2001342058 A JP2001342058 A JP 2001342058A JP 2001342058 A JP2001342058 A JP 2001342058A JP 2003140509 A JP2003140509 A JP 2003140509A
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toner
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JP2001342058A
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English (en)
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Seiichi Shinohara
聖一 篠原
Masanobu Saito
雅信 斉藤
Satoshi Inami
聡 居波
Takayuki Namiki
貴之 並木
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成時の不意のトナー無しによる不具合
の発生を防止し、生産性の向上を図る画像形成装置を提
供する。 【解決手段】 画像形成装置において、画像データをド
ットイメージに変換してその総ドット数を導出するため
の手段と、現像剤量を検知するための手段とを有し、該
総ドット数と該現像剤量から得られる印字可能ドット数
とを比較した結果によって、現像剤の使用量を低減させ
るセーブモードに移行することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機やページプ
リンタ等の画像形成装置やプロセスカートリッジに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】ページプリンタ等の電子写真方式の画像
形成装置は、一様に帯電した電子写真感光体に露光装置
で静電潜像を形成し、この静電潜像を現像剤であるトナ
ーで現像化すると共に、該トナー像を転写材に転写する
ことで、画像形成を行う。
【0003】このような画像形成装置においては、画像
形成を行うことによってトナーが徐々に消費されるた
め、トナーが無くなった時点で新しいトナーを補給する
必要がある。あるいは、トナーを含む現像装置や電子写
真感光体、クリーニング手段等を一体構造としたプロセ
スカートリッジを用いた画像形成装置においては、該プ
ロセスカートリッジを交換する必要がある。
【0004】これらのトナー補給やプロセスカートリッ
ジ交換は、製品都合上避けられないものである。そのた
め、トナー無しによって画像出力が出来なくなるという
事態が発生する場合も十分に考えられ、これを最小限に
留めるための手段が一般的に実施されている。
【0005】例えば、トナーの残量を検知する手段(以
下、トナー残量検知手段と称する)等を用いることでユ
ーザーにトナー無し間際であることを知らせて、トナー
補給やプロセスカートリッジの交換を促すものである。
その後トナー無しとなった場合には、トナー補給やプロ
セスカートリッジの交換が実施されるまで画像形成不可
となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような画像形成装置を用いた場合、トナー無し間際で一
度に大量枚数の画像形成を行った場合には、プリント途
中でトナー無しによる画像形成の中断が発生する不具合
があった。また、トナー残量検知手段などを用いてトナ
ー無し間際であることをユーザーに告知しても、大量枚
数の画像形成を行うことによって暫時においてトナー無
しとなってしまい、トナー補給もしくはカートリッジ交
換の準備が間に合わず、画像形成装置の生産性が落ちる
という不具合も発生した。
【0007】これらの問題に対して、特開平9−314
956号公報では、ネットワーク上にあり、端末IDを
登録することで使用可能となる画像形成装置において、
トナー残量により印刷しきれない場合には、ネットワー
ク上にある他の使用可能な画像形成装置で印刷すること
とした。
【0008】しかしながら、上記の構成の場合、ネット
ワーク上に複数台の画像形成装置が接続されていること
を前提としており、スタンドアローン等の小規模での使
用に対してはその効果が得られない。また出力可能な画
像形成装置が多数ある場合には、出力先に関して少なか
らず注意を要し、緊急での画像出力にはそぐわない場合
もあった。
【0009】従って、本発明の目的は、前述の如き欠点
を解決し、不意のトナー無しによる不具合の発生を防止
し、生産性の向上を図る画像形成装置を提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本出願に係る第一の発明は、電子写真感光体の表面
を帯電部材により一様に帯電した後に露光して静電潜像
を形成せしめ、該静電潜像を現像装置内に有する現像剤
により現像剤像として現像し、該現像剤像を記録材に転
写して定着した後排出する画像形成装置において、画像
形成に際して該画像形成装置に送信される画像データを
ドットイメージに変換し、その総ドット数を導出するた
めの手段と、該現像装置内の現像剤量を検知するための
手段とを有し、該画像データの総ドット数と該現像装置
内の現像剤量から得られる印字可能ドット数とを比較し
た結果によって、画像形成において現像剤の使用量を通
常時より低減させるセーブモードに移行することを特徴
とする。
【0011】また、本出願に係る第二の発明は、前記現
像剤の使用量を低減させるセーブモードが複数種類用意
され、該画像データの総ドット数と該現像装置の現像剤
量から得られる印字可能ドット数とを比較した結果に応
じて、移行するセーブモードの判定が実施されることを
特徴とする。
【0012】また、本出願に係る第三の発明は、電子写
真感光体の表面を帯電部材により一様に帯電した後に露
光して静電潜像を形成せしめ、該静電潜像を現像装置内
に有する現像剤により現像剤像として現像し、該現像剤
像を記録材に転写して定着した後排出する画像形成装置
において、画像形成に際して該画像形成装置に送信され
る画像データをドットイメージに変換し、その総ドット
数を導出するための手段と、該現像装置内の現像剤量を
検知するための手段とを有し、該画像データの総ドット
数から導出される必要現像剤量と該現像装置内の現像剤
量とを比較した結果によって、画像形成において現像剤
の使用量を通常時より低減させるセーブモードに移行す
ることを特徴とする。
【0013】また、本出願に係る第四の発明は、前記現
像剤の使用量を低減させるセーブモードが複数種類用意
され、該画像データの総ドット数から導出される必要現
像剤量と該現像装置の現像剤量とを比較した結果に応じ
て、移行するセーブモードの判定が実施されることを特
徴とする。
【0014】また、本出願に係る第五の発明は、前記現
像剤の使用量を低減させるセーブモードが、少なくとも
静電潜像電位と現像装置印加平均電位との差で示される
現像コントラストを小さくすることによって実施される
ことを特徴とする。
【0015】また、本出願に係る第六の発明は、前記現
像剤の使用量を低減させるセーブモードが、少なくとも
静電潜像の形成時においてドットイメージを間引くこと
によって実施されることを特徴とする。
【0016】また、本出願に係る第七の発明は、前記現
像剤の使用量を低減させるセーブモードが、少なくとも
画像データを縮小してドットイメージを形成することに
よって実施されることを特徴とする。
【0017】また、本出願に係る第八の発明は、前記画
像形成装置の、少なくとも現像剤を含有する現像装置を
一体としてプロセスカートリッジを構成し、該画像形成
装置に対して着脱自在としたことを特徴とする。
【0018】上記構成を有することにより、不意のトナ
ー無しによる不具合の発生を防止し、生産性の向上を図
る画像形成装置の提供が可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】(第lの実施形態)本発明による
画像形成装置の第1実施形態について説明する。
【0020】図2は、本実施形態において使用した、レ
ーザープリンタ画像形成装置の概略断面図である。
【0021】図中、Mはプリンタエンジンとしての画像
形成装置である。
【0022】本実施形態の該画像形成装置は、画像形成
装置M内にあるビデオコントローラVを介してコンピュ
ータ等の外部端末(不図示)と接続されており、外部端
末から送信された画像データをビデオコントローラVで
受け取り、ドットイメージからなるビデオ信号に変換さ
れることによって画像形成が開始される。
【0023】1は電子写真感光体としての円筒状の感光
ドラムであり、駆動手段(不図示)によって矢印R1方
向に回転駆動される。感光ドラム1の表面は、これに接
触配置されて矢印R2方向に回転する帯電部材2によっ
て一様に帯電された後、ビデオコントローラVからのビ
デオ信号に従った静電潜像が露光装置3によって形成さ
れる。
【0024】現像装置(トナー像形成手段)4は、トナ
ーTの貯蔵、保管を行うトナー収納装置であるホッパー
4dとトナー担持体である現像スリーブ4aとを備えて
おり、感光ドラム1上に形成された静電潜像を現像す
る。矢印R4方向に回転する現像スリーブ4aの近傍に
はトナー規制部材である現像ブレード4bが設置されて
いる。そして、画像形成装置を駆動するための電源、画
像形成するためのバイアスを供給する高圧回路を備えた
エンジン制御部8により、感光ドラム1と現像スリーブ
4aとの間に直流バイアスに交流バイアスを重畳した現
像バイアスが与えられ、これにより感光ドラム1上の静
電潜像は、トナーが付着されてトナー像として現像され
る。感光ドラム1上のトナー像は矢印R5方向に回転す
る転写装置(転写手段)5により紙等の転写材Pに転写
される。転写材Pは給紙用カセット9により保管されて
おり、給紙ローラ(不図示)で給紙され、感光ドラム1
と転写装置5との間の転写ニップ部に送られる。転写材
Pに転写されたトナー像は、転写材Pとともに定着装置
7に搬送され、ここで過熱加圧されて転写材Pに定着さ
れて記録画像となる。一方、トナー像転写後に転写材P
に転写されないで感光ドラム1上に残ったトナーはクリ
ーニング手段6内のクリーニングブレード6aにより除
去される。表面の転写残トナーが除去された感光ドラム
1は、帯電部材2の帯電から始まる次の画像形成に供さ
れ、上述の一連の画像形成プロセスを繰り返す。
【0025】本実施形態における現像装置4は、トナー
が満杯状態から、A4用紙4%ドット比率で5000枚
の画像形成が出来る。また、トナー無しとなった場合に
は、トナー補給口(不図示)より補給用トナーを補給す
ることによって、再度画像形成が可能となる。
【0026】またトナー残量検知手段として、現像装置
4内に棒状のSUS製のトナー検知手段4cを長手方向
に配置し、現像スリーブ4aとトナー検知手段4cとの
間の静電容量を測定することで、トナーの残量を検知し
た。すなわち、現像容器内にトナーが十分満たされてい
る場合には、静電容量は最大となり、トナーが減少し現
像スリーブ4aとトナー検知手段4cの間にトナーが少
なくなるに従って静電容量は徐々に小さくなる。この現
像スリーブ4a付近の静電容量を捉えることで、トナー
残量の検知が可能となる。図3に、本実施形態における
トナー残量と静電容量との関係を示す。ここでは、トナ
ー残量が60g付近から静電容量の減少が始まり、トナ
ー無しによる画像不良が発生する15gまで、連続した
減少傾向が見られる。本実施形態の画像形成装置は、ト
ナー残量が約50gとなる静電容量を検知した時点で、
ユーザーに対してトナー無し間際であることを告知する
ようにした。
【0027】更に、本実施形態の特徴とするトナー残量
が少なくなった場合のトナーセーブモードへの移行は、
図1に示すシーケンスによって実施される。
【0028】まず画像データ受信待機状態(101)か
ら、ビデオコントローラVにおいて画像データを受信す
る(102)と、画像データをドットイメージからなる
ビデオ信号に変換し、その際にビデオ信号の総ドット数
を計算する(103)。一方、画像形成装置内のトナー
残量検知手段によりトナー残量を読み取り、印字可能ド
ット数に変換する(104)。105において総ドット
数と印字可能ドット数を比較し、ビデオ信号の総ドット
数に対して印字可能ドット数が一定量以上の場合には、
通常の印字モードに移行し、プリントの開始(10
6)、終了(107)を経て、画像データの受信待機状
態となる(114)。一方105において印字可能ドッ
ト数が一定量以下と判断した場合には、トナーセーブモ
ードへの移行をユーザーに尋ねるメッセージを送信して
その応答を判定する(108)。ユーザーがトナーセー
ブモードへの移行を決定した場合には、トナーセーブモ
ードでの印刷を開始(109)、終了(110)した
後、画像データの受信待機状態となる(114)。10
8においてユーザーがトナーセーブモードでのプリント
を希望しない場合には、トナー無し表示をして(11
1)、プリントを一時停止し(112)、トナーが補給
されたことを判断した後に(113)、再び104へ移
行してトナー残量を印字可能ドット数に変換する。
【0029】なお本実施形態の前記画像形成装置Mにお
いては、A4用紙ドット比率4%印字あたりのトナー消
費量が50mg/枚であり、104ではこの数値を元と
してトナー残量から印字可能ドット数への変換を行っ
た。
【0030】更には105において、プリント信号の総
ドット数に対して印字可能ドット数が、200%以下と
なった場合にはセーブモードへの移行108を行った。
これは、長手方向でのトナー残の偏りなどによって、ト
ナー残検で残量が多いと判断された場合においてもトナ
ー無しによる画像不良が発生する場合が有るためであ
る。ただし本発明において、この200%という値に限
定するものではなく、画像形成装置に応じて変更しても
良い。
【0031】ここで本実施形態におけるセーブモード
は、現像時の現像バイアス印加において、現像コントラ
ストを通常時よりも小さくすることによって実施した。
【0032】すなわち、図4に示すように、トナーセー
ブ時には現像スリーブに印加するDC電圧を−500V
から−400Vに下げて、静電潜像電位との差である現
像コントラストを小さくした。これによって、通常時と
比較してトナー消費量を3割抑えた画像形成が可能とな
る。
【0033】以上のような構成において画像出力テスト
を行ったところ、トナー無し間際において大量印字した
場合でも、これまでの画像形成装置ではトナー無しによ
って画像不良が発生したが、セーブモードに移行するこ
とによって画像不良が発生することは無かった。また、
トナー無し間際になっても直ぐに印字不能になることは
無く、生産性を落とすことなく、速やかなトナー補給を
行うことが可能となった。
【0034】なお、本実施形態においてはトナー検知手
段として静電容量を測定する方法を用いたが、これに限
るものではなく、ピクセルカウントによる検知方法・圧
電素子による検知方法・トナー中へ光を照射しその透過
光によって検知する方法などのトナー残量検知手段を用
いることが出来る。
【0035】また本実施形態では、トナー残量を印字可
能ドット数に変換して画像データの総ドット数と比較を
したが、逆に画像データの総ドット数を必要トナー量に
変換してトナー残量と比較をしても同様の効果が得られ
る。
【0036】また本実施形態におけるセーブモードは、
現像スリーブに印加するDC電圧を下げて現像コントラ
ストを通常時よりも小さくすることによって実施した
が、大きく画像品質を損なうもので無ければこれに限る
ものではない。例えば現像コントラストを小さくする別
の方法として潜像形成時の露光量を小さくして静電潜像
電位を上げたりしても良い。また、図5に示すように潜
像形成時において画像イメージのドットを間引き、ベタ
黒部分の画像をハーフトーン画像とすることによってト
ナー消費量の低減を計ったりしても良い。また図6に示
すように、画像イメージを縮小印字することによって実
施しても良い。図6では、2ページを縮小して1枚の転
写材に印字し、トナー消費量の低減を計ったものであ
る。無論、以上に述べた方法を組み合わせることによっ
て実施しても良い。
【0037】また本実施形態においては、モノクロ画像
形成装置において説明したが、複数色の現像装置を内蔵
したカラー画像形成装置についても、同様に実施でき
る。
【0038】(第2の実施形態)本実施形態では、第1
の実施形態におけるトナーセーブモードへの移行におい
て、予め複数のトナー消費量の異なるセーブモードを用
意し、トナーの残量とプリント信号の総ドット数に応じ
てセーブモードを選択し、画像形成を行うことを特徴と
する。
【0039】これによって、トナー残量に応じて適正な
トナーセーブを行うことが可能となり、過剰なセーブモ
ードによる不必要な画質の変化や、トナーセーブモード
中での意図しないトナー無しによる画像不良を防止する
ことが可能となる。
【0040】なお、本実施形態で用いる画像形成装置
は、実施形態1において説明した画像形成装置Mと同様
のものを用いた。
【0041】図7に本実施形態における複数のトナーセ
ーブモードに至るシーケンスを示す。
【0042】まず画像データ受信待機状態(201)か
ら、ビデオコントローラVにおいて画像データを受信す
る(202)と、画像データをドットイメージからなる
ビデオ信号に変換し、その際にビデオ信号の総ドット数
を計算する(203)。一方、画像形成装置内のトナー
残量検知手段によりトナー残量を読み取り、印字可能ド
ット数に変換する(204)。
【0043】次に205において、ビデオ信号の総ドッ
ト数と印字可能ドット数を比較し、ビデオ信号の総ドッ
ト数に対して印字可能ドット数が200%以上の場合に
は通常の印字モードに移行して、プリントの開始(20
6)、終了(207)を経て、画像データの受信待機状
態となる(217)。
【0044】200%以下の場合には、再度208にて
比較を行い、印字可能ドット数が100%以上と判断し
た場合には、セーブモード1へ移行してプリントの開始
(209)、終了(210)を経て、画像データの受信
待機状態となる(217)。
【0045】更に208において印字可能ドット数が1
00%以下と判断した場合には、セーブモード2への移
行をユーザーに尋ねるメッセージを送信してその応答を
判定する(211)。ユーザーがセーブモード2への移
行を決定した場合には、セーブモード2での画像形成を
開始(212)、終了(213)を経て、画像データの
受信待機状態となる(217)。
【0046】ユーザーがセーブモード2への移行を希望
しない場合には、トナー無し表示をして(214)、プ
リントを一時停止し(215)、トナーが補給されたこ
とを判断した後に(216)、再び204へ移行してト
ナー残量を印字可能ドット数に変換する。
【0047】なお本実施形態の前記画像形成装置Mにお
いては、A4用紙ドット比率4%印字あたりのトナー消
費量が50mg/枚であり、204ではこの数値を元と
してトナー残量から印字可能ドット数への変換を行っ
た。
【0048】更には205及び208において、プリン
ト信号の総ドット数に対して印字可能ドット数が、10
0〜200%となった場合にはセーブモード1へ、10
0%以下となった場合にはセーブモード2への移行を行
った。これは、長手方向でのトナー残の偏りなどによっ
て、印字可能ドット数が100〜200%の場合でも、
通常の印字モードではトナー無しによる画像不良が発生
する場合が有るためである。また、印字可能ドット数が
100%以下の場合にはセーブモード1での画像形成で
もトナー無しによる画像不良が発生する場合が有るため
である。
【0049】ただし本発明においては、これらの値に限
定するものではなく、画像形成装置に応じて変更しても
良い。
【0050】また本実施形態におけるトナーセーブモー
ド1及び2は、現像時の現像バイアス印加において、現
像コントラストを通常時より段階的に小さくすることに
よって実施した。
【0051】すなわち、図8に示すように、通常モード
の現像スリーブに印加するDC電圧は−500Vである
が、セーブモード1では−450Vとして静電潜像の電
位との差である現像コントラストを小さくした。更にセ
ーブモード2の場合には現像スリーブに印加するDC電
圧を−400Vとし、静電潜像電位との差である現像コ
ントラストを更に小さいものとした。これによって、セ
ーブモード1の場合には通常時よりも1割、更にセーブ
モード2の場合には通常時よりも3割のトナー消費を抑
えた画像形成が可能となる。
【0052】以上に示す構成にて画像出力テストを行っ
たところ、トナー無し間際において大量印字した場合で
も、これまでの画像形成装置ではトナー無しによって画
像不良が発生したが、トナー残量、及び出力イメージに
応じたセーブモードに移行することによって画像品質の
変化を最小限に抑え、トナー無しによる画像不良の発生
を無くすことが可能となった。また、トナー無し間際に
なっても直ぐに印字不能になることは無く、生産性を落
とすことなく、速やかなトナー補給を行うことが可能と
なった。
【0053】なお本実施形態におけるトナーセーブモー
ド1及び2は、各々現像スリーブに印加するDC電圧を
段階的に下げて現像コントラストを通常時よりも小さく
することによって実施したが、大きく画像品質を損なう
もので無ければこれに限るものではない。例えば現像コ
ントラストを小さくする別の方法として潜像形成時の露
光量を小さくして静電潜像電位を上げたりしても良い
し、潜像形成時において画像イメージのドットを間引い
たりしても良い。また、画像イメージを縮小印字するこ
とによって実施しても良いし、これらの方法を組み合わ
せることによって実施しても良い。
【0054】また本実施形態では、トナー残量を印字可
能ドット数に変換して画像データの総ドット数と比較を
したが、逆に画像データの総ドット数を必要トナー量に
変換してトナー残量と比較をしても同様の効果が得られ
る。
【0055】また本実施形態においては2つのトナーセ
ーブモードを用意したが、これに限るものではない。
【0056】また本実施形態においては、モノクロ画像
形成装置において説明したが、複数色の現像装置を内蔵
したカラー画像形成装置についても、同様に実施でき
る。
【0057】(第3の実施形態)本発明に係る第3の実
施形態について説明する。
【0058】本実施形態の特徴とするところは、上述の
実施形態1及び実施形態2で説明した感光ドラム、帯電
部材、現像装置、クリーニング手段、転写装置等を一体
的に組み込んで、画像形成装置本体に対して着脱自在な
プロセスカートリッジを構成する点にある。
【0059】図9に、本発明の係るプロセスカートリッ
ジの断面図を示す。
【0060】なお、同図に示すプロセスカートリッジ1
0においては、感光ドラム1、帯電部材2、トナー検知
手段4cを含む現像装置4、クリーニング手段6を一体
化して構成している。
【0061】このプロセスカートリッジ10は、感光ド
ラム1等を駆動するための電源、画像形成するためのバ
イアスを供給するための高圧回路を備えた画像形成装置
本体に装着され、感光ドラム1上にトナー像が形成され
る。
【0062】感光ドラム1上に形成されたトナー像は、
また、画像形成装置本体に備えられた転写装置5(図2
参照)により転写材Pに転写され、定着装置7により定
着される。
【0063】転写材Pに転写されないで感光ドラム1上
に残った転写残トナーは、プロセスカートリッジ20内
のクリーニング手段6によって除去される。
【0064】このプロセスカートリッジ10を用いる画
像形成装置に対して、前述の実施形態1及び実施形態2
で説明したトナーセーブモード及び、トナーセーブモー
ドに移行するシーケンスを実施することにより、トナー
無し間際において大量印字した場合でも、画像品質の変
化を最小限に抑え、トナー無しによる画像不良の発生を
無くすことが可能とった。また、トナー無し間際になっ
ても直ぐに印字不能になることは無く、生産性を落とす
ことなく、速やかなプロセスカートリッジの交換を行う
ことが可能となった。また感光ドラム、帯電部材、現像
装置、クリーニング手段を一体構成としたプロセスカー
トリッジを交換することによって、メンテナンス性の向
上を図ることが可能となった。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電子写真感光体の表面を帯電部材により一様に帯電した
後に露光して静電潜像を形成せしめ、該静電潜像を現像
装置内に有する現像剤により現像剤像として現像し、該
現像剤像を記録材に転写して定着した後排出する画像形
成装置において、画像形成に際して該画像形成装置に送
信される画像データをドットイメージに変換し、その総
ドット数を導出するための手段と、該現像装置内の現像
剤量を検知するための手段とを有し、該画像データの総
ドット数と該現像装置内の現像剤量から得られる印字可
能ドット数とを比較した結果によって、画像形成におい
て現像剤の使用量を通常時より低減させるセーブモード
に移行することを特徴とする。
【0066】これにより、不意のトナー無しによる不具
合の発生を防止し、生産性の向上を図る画像形成装置を
提供することが可能となる。
【0067】また、本出願に係る第二の発明によれば、
前記現像剤の使用量を低減させるセーブモードが複数種
類用意され、該画像データの総ドット数と該現像装置の
現像剤量から得られる印字可能ドット数とを比較した結
果に応じて、移行するセーブモードの判定が実施される
ことを特徴とする。
【0068】これにより、不意のトナー無しによる不具
合の発生を防止し、画像品質の大幅な低下を押さえた、
生産性の向上を図る画像形成装置を提供することが可能
となる。
【0069】また、本出願に係る第三の発明によれば、
電子写真感光体の表面を帯電部材により一様に帯電した
後に露光して静電潜像を形成せしめ、該静電潜像を現像
装置内に有する現像剤により現像剤像として現像し、該
現像剤像を記録材に転写して定着した後排出する画像形
成装置において、画像形成に際して該画像形成装置に送
信される画像データをドットイメージに変換し、その総
ドット数を導出するための手段と、該現像装置内の現像
剤量を検知するための手段とを有し、該画像データの総
ドット数から導出される必要現像剤量と該現像装置内の
現像剤量とを比較した結果によって、画像形成において
現像剤の使用量を通常時より低減させるセーブモードに
移行することを特徴とする。
【0070】また、本出願に係る第四の発明によれば、
前記現像剤の使用量を低減させるセーブモードが複数種
類用意され、該画像データの総ドット数から導出される
必要現像剤量と該現像装置の現像剤量とを比較した結果
に応じて、移行するセーブモードの判定が実施されるこ
とを特徴とする。
【0071】これにより、第一・第二の発明と同様に、
不意のトナー無しによる不具合の発生を防止し、画像品
質の大幅な低下を押さえた、生産性の向上を図る画像形
成装置を提供することが可能となる。
【0072】また、本出願に係る第五の発明によれば、
前記現像剤の使用量を低減させるセーブモードが、少な
くとも静電潜像電位と現像装置印加平均電位との差で示
される現像コントラストを小さくすることによって実施
されることを特徴とする。
【0073】また、本出願に係る第六の発明は、前記現
像剤の使用量を低減させるセーブモードが、少なくとも
静電潜像の形成時においてドットイメージを間引くこと
によって実施されることを特徴とする。
【0074】また、本出願に係る第七の発明は、前記現
像剤の使用量を低減させるセーブモードが、少なくとも
画像データを縮小してドットイメージを形成することに
よって実施される特徴とする。
【0075】これにより、効率的なトナーセーブを行う
ことが出来、不意のトナー無しによる不具合の発生を防
止し、画像品質の大幅な低下を押さえた、生産性の向上
を図る画像形成装置を提供することが可能となる。
【0076】また、本出願に係る第八の発明は、前記画
像形成装置の、少なくとも現像剤を含有する現像装置を
一体としてプロセスカートリッジを構成し、該画像形成
装置に対して着脱自在としたことを特徴とする。
【0077】これによって、メンテナンス性の向上を図
ることが出来、不意のトナー無しによる不具合の発生を
防止し、画像品質の大幅な低下を押さえた、生産性の向
上を図る画像形成装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態に係るシーケンスを示
す図。
【図2】実施形態1おける、画像形成装置の概略断面
図。
【図3】実施形態1における、トナー残量と静電容量の
関係を示す図。
【図4】実施形態1における、通常モード及びセーブモ
ードの印可電位を示す図。
【図5】実施形態1における、通常モード及びセーブモ
ードの潜像イメージを示す図。
【図6】実施形態1における、通常モード及びセーブモ
ードの画像イメージを示す図。
【図7】実施形態2における、シーケンスを示す図。
【図8】実施形態2における、通常モード及びセーブモ
ード1、2の印可電位を示す図。
【図9】実施形態3における、プロセスカートリッジの
構成を示す概略断面図。
【符号の説明】
1 感光ドラム 2 帯電部材 3 露光装置 4 現像装置 4c トナー検知手段 5 転写装置 6 クリーニング手段 7 定着装置 10 プロセスカートリッジ M 画像形成装置 V ビデオコントローラ P 転写材 T トナー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 居波 聡 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 並木 貴之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 Fターム(参考) 2H027 DB01 DD02 DE04 EA05 EA18 EC06 EC10 EK00 EK03 FA30 FB05 FB07 FB12 FB15 FB19 FD00 FD08 HB15 ZA07 2H071 BA04 BA13 DA06 DA08 DA13 DA15

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真感光体の表面を帯電部材により
    一様に帯電した後に露光して静電潜像を形成せしめ、該
    静電潜像を現像装置内に有する現像剤により現像剤像と
    して現像し、該現像剤像を記録材に転写して定着した後
    排出する画像形成装置において、 画像形成に際して該画像形成装置に送信される画像デー
    タをドットイメージに変換し、その総ドット数を導出す
    るための手段と、該現像装置内の現像剤量を検知するた
    めの手段とを有し、 該画像データの総ドット数と該現像装置内の現像剤量か
    ら得られる印字可能ドット数とを比較した結果によっ
    て、画像形成において現像剤の使用量を通常時より低減
    させるセーブモードに移行することを特徴とする画像形
    成装置。
  2. 【請求項2】 前記現像剤の使用量を低減させるセーブ
    モードが複数種類用意され、該画像データの総ドット数
    と該現像装置の現像剤量から得られる印字可能ドット数
    とを比較した結果に応じて、移行するセーブモードの判
    定が実施されることを特徴とする、請求項1の画像形成
    装置
  3. 【請求項3】 電子写真感光体の表面を帯電部材により
    一様に帯電した後に露光して静電潜像を形成せしめ、該
    静電潜像を現像装置内に有する現像剤により現像剤像と
    して現像し、該現像剤像を記録材に転写して定着した後
    排出する画像形成装置において、 画像形成に際して該画像形成装置に送信される画像デー
    タをドットイメージに変換し、その総ドット数を導出す
    るための手段と、該現像装置内の現像剤量を検知するた
    めの手段とを有し、 該画像データの総ドット数から導出される必要現像剤量
    と該現像装置内の現像剤量とを比較した結果によって、
    画像形成において現像剤の使用量を通常時より低減させ
    るセーブモードに移行することを特徴とする画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 前記現像剤の使用量を低減させるセーブ
    モードが複数種類用意され、該画像データの総ドット数
    から導出される必要現像剤量と該現像装置の現像剤量と
    を比較した結果に応じて、移行するセーブモードの判定
    が実施されることを特徴とする、請求項3の画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 前記現像剤の使用量を低減させるセーブ
    モードが、少なくとも静電潜像電位と現像装置印加平均
    電位との差で示される現像コントラストを小さくするこ
    とによって実施されることを特徴とする、請求項1から
    4の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記現像剤の使用量を低減させるセーブ
    モードが、少なくとも静電潜像の形成時においてドット
    イメージを間引くことによって実施されることを特徴と
    する、請求項1から4の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記現像剤の使用量を低減させるセーブ
    モードが、少なくとも画像データを縮小してドットイメ
    ージを形成することによって実施されることを特徴とす
    る、請求項1から4の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記画像形成装置の、少なくとも現像剤
    を含有する現像装置を一体としてプロセスカートリッジ
    を構成し、該画像形成装置に対して着脱自在としたこと
    を特徴とする、請求項1から7のプロセスカートリッ
    ジ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006292830A (ja) * 2005-04-06 2006-10-26 Canon Inc 画像形成装置及びプログラム
JP2008225320A (ja) * 2007-03-15 2008-09-25 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
US7701610B2 (en) 2003-12-08 2010-04-20 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus capable of printing with substitute recording agent and image processing method

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JP2006292830A (ja) * 2005-04-06 2006-10-26 Canon Inc 画像形成装置及びプログラム
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