JP2003140012A - 光ファイバ複合架空地線 - Google Patents

光ファイバ複合架空地線

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JP2003140012A
JP2003140012A JP2001336773A JP2001336773A JP2003140012A JP 2003140012 A JP2003140012 A JP 2003140012A JP 2001336773 A JP2001336773 A JP 2001336773A JP 2001336773 A JP2001336773 A JP 2001336773A JP 2003140012 A JP2003140012 A JP 2003140012A
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optical fiber
aluminum
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fiber composite
stainless steel
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Hiroji Akasaka
広二 赤坂
Hideki Kamiyama
秀樹 神山
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アルミ被覆鋼線又は亜鉛メッキ鋼線の耐食性
を向上させ、光ファイバ複合架空地線の機械的、電気的
特性を良好に維持すると共に、長期間安定して使用する
ことができる光ファイバ複合架空地線を提供する。 【解決手段】 ステンレス鋼管8内にルースに収納され
る複数本の光ファイバ5と、ステンレス鋼管8内の空隙
部に光ファイバ5相互の間隙を埋めるように充填される
ジェリーコンパウンド9とを有し、前記ステンレス鋼管
8を更にアルミ外管10内に収納してなるルースチュー
ブ型の光ファイバユニット11に、複数本のアルミ被覆
鋼線6又は亜鉛メッキ鋼線を撚り合わせて構成される。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は光ファイバ複合架空
地線に関するものである。 【0002】 【従来の技術】近年、増加する電力需要に伴い、保守管
理等の情報も益々複雑多岐にわたるようになり、光ファ
イバを送電線の架空地線と組み合わせ、送電線と通信線
の機能を一体化した光ファイバ複合架空地線(OPG
W)が開発され実用化されている。 【0003】この光ファイバ複合架空地線としては、例
えば、図4に示すように、アルミ管2内に収納される長
手方向に複数のらせん溝4が形成されたアルミスペーサ
3と、各らせん溝4内に収納される複数本の光ファイバ
5とを有する光ファイバユニット1に、複数本のアルミ
被覆鋼線6を撚り合わせた固定型の架空地線がある。な
お、本明細書に記載されたアルミはすべてアルミ合金を
含むものである。 【0004】また、図5に示すように、ステンレス鋼管
8内にルースに収納される複数本の光ファイバ5と、ス
テンレス鋼管8内の空隙部に光ファイバ5相互の間隙を
埋めるように充填されるジェリーコンパウンド9とを有
するルースチューブ型の光ファイバユニット7に、複数
本のアルミ被覆鋼線6又は亜鉛メッキ鋼線を撚り合わせ
たステンレスルースチューブ型の架空地線等がある。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】前記光ファイバ複合架
空地線において、特に図5に示すステンレスルースチュ
ーブ型の架空地線は、構造が比較的簡単で製造も容易な
こと、光ファイバの多心化に対応し易いこと、引張応力
や曲げ応力の作用による光ファイバの歪みを緩和し易い
こと等から海外で多く使用されている。 【0006】しかしながら、この種の光ファイバ複合架
空地線を日本のような海に囲まれて腐食環境の厳しいと
ころで使用すると、光ファイバユニットのステンレス鋼
管と直接接触する部分におけるアルミ被覆鋼線又は亜鉛
メッキ鋼線のアルミ又は亜鉛が腐食して内部の鋼線が露
出する恐れが多くなる。このため、光ファイバ複合架空
地線を長期間使用中に、その機械的、電気的特性が大き
く損なわれるという問題があり、日本ではまだ広く使用
されていない。 【0007】本発明は上記の課題を解決し、アルミ被覆
鋼線又は亜鉛メッキ鋼線の耐食性を向上させ、光ファイ
バ複合架空地線の機械的、電気的特性を良好に維持する
と共に、長期間安定して使用することができる光ファイ
バ複合架空地線を提供することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ステンレス鋼管内にルースに収納される
複数本の光ファイバと、ステンレス鋼管内の空隙部に光
ファイバ相互の間隙を埋めるように充填されるジェリー
コンパウンドとを有するルースチューブ型の光ファイバ
ユニットに、複数本のアルミ被覆鋼線又は亜鉛メッキ鋼
線を撚り合わせた光ファイバ複合架空地線において、前
記光ファイバユニットが前記ステンレス鋼管を更にアル
ミ外管内に収納して形成されるものである。 【0009】上記構成の光ファイバ複合架空地線による
と、ルースチューブ型の光ファイバユニットのアルミ外
管が前記アルミ被覆鋼線又は亜鉛メッキ鋼線と直接接触
することになる。そうすると、相互に接触する二つの金
属間の電気化列におけるイオン化傾向が等しくなるか、
若しくは、接近するので、光ファイバ複合架空地線の使
用中に、光ファイバユニットのアルミ外管と直接接触す
る部分におけるアルミ被覆鋼線又は亜鉛メッキ鋼線のア
ルミ又は亜鉛が侵食するのを抑制し得る。従って、アル
ミ被覆鋼線又は亜鉛メッキ鋼線の耐食性が向上して鋼線
が露出するようなことがなくなり、光ファイバ複合架空
地線の機械的、電気的特性を良好に維持すると共に、腐
食環境の厳しいところでも長期間安定して使用すること
ができる。 【0010】 【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面に
より詳細に説明する。図1に示す光ファイバ複合架空地
線は、ステンレス鋼管(SUS管)8内にルースに(緩
く)収納される、UV樹脂(紫外線硬化樹脂)で一次被
覆を施された複数本の光ファイバ5と、ステンレス鋼管
8内の空隙部に光ファイバ5相互の間隙を埋めるように
充填される、防水性、応力緩和特性に優れた、例えば、
シリコン系、ポリブデン系のジェリーコンパウンド9と
を有し、更に前記ステンレス鋼管8をアルミ外管10内
に収納して形成される1本のステンレスルースチューブ
型の光ファイバユニット11を備える。 【0011】前記ステンレス鋼管8をアルミ外管10内
に収納する場合には次のようにして行う。即ち、ステン
レス鋼管8内に予め複数本の光ファイバ5をルースに収
納してジェリーコンパウンド9を充填する。次に、この
ステンレス鋼管8にアルミテープを縦添えしながら、該
テープをステンレス鋼管8の外周に円管状に成形し、ア
ルミテープの両側縁突き合わせ部を溶接してアルミ外管
10を形成すると共に、その内部にステンレス鋼管8を
ルースに収納する。その後、アルミ外管10は、必要に
応じて、連続的に、若しくは、別工程において、縮径ダ
イス又は成形ロール等により縮径し、ステンレス鋼管8
の外周面に隙間なく密着させるようにしてもよい。 【0012】このように、アルミ外管10内にステンレ
ス鋼管8を収納することにより、アルミ外管10を造管
しながらその内部にステンレス鋼管8を収納することが
可能になるので、ステンレス鋼管8の外周面に押出加工
等によりアルミ被覆層を設けるものよりも低費用でステ
ンレス鋼管8と後記のアルミ被覆鋼線6又は亜鉛メッキ
鋼線との直接接触を容易に防ぐことができる。 【0013】前記構成の光ファイバユニット11は、更
に該ユニット11を中心にしてその外周に同心状に複数
本(6本)のアルミ被覆鋼線6を一層に撚り合わせ、こ
のようにして光ファイバ複合架空地線を得る。なお、ア
ルミ被覆鋼線6の代わりに亜鉛メッキ(溶射を含む。以
下同じ)鋼線を使用して光ファイバユニット11の外周
に撚り合わせるようにしてもよい。 【0014】上記構成の光ファイバ複合架空地線による
と、ルースチューブ型の光ファイバユニット11のアル
ミ外管10が前記アルミ被覆鋼線6又は亜鉛メッキ鋼線
と直接接触することになり、ステンレス鋼管8が前記亜
鉛メッキ鋼線6又は亜鉛メッキ鋼線とは接触しなくな
る。そうすると、相互に接触する二つの金属間の電気化
列におけるイオン化傾向が等しくなるか、若しくは、接
近するので、光ファイバ複合架空地線の使用中に、光フ
ァイバユニット11のアルミ外管10と直接接触する部
分におけるアルミ被覆鋼線6又は亜鉛メッキ鋼線のアル
ミ又は亜鉛が侵食するのを抑制し得る。その結果、アル
ミ被覆鋼線6又は亜鉛メッキ鋼線の耐食性が向上して内
部の鋼線が露出するようなことがなくなり、光ファイバ
複合架空地線の機械的、電気的特性を良好に維持するこ
とができ、性能が安定して信頼性が向上する。 【0015】図2に示す光ファイバ複合架空地線は、図
1に示す光ファイバ複合架空地線の変形例である。この
光ファイバ複合架空地線は、光ファイバユニット11の
外周面に撚り合わされる複数本のアルミ被覆鋼線6が内
外二層構造になっていて、内側のアルミ被覆鋼線6の断
面形状がセグメント形状であり、外側のアルミ被覆鋼線
6の断面形状が円形状に形成されるものである。なお、
アルミ被覆鋼線6の代わりに亜鉛メッキ鋼線を使用して
もよい。その他の構成は図1に示すものと同一である。 【0016】図3に示す光ファイバ複合架空地線は、図
1に示す光ファイバ複合架空地線の更なる変形例であ
る。この光ファイバ複合架空地線は、3本の光ファイバ
ユニット11と4本のアルミ被覆鋼線6とを撚り合わせ
て撚線コア12を形成し、該撚線コア12の外周に更に
複数本のアルミ線13を撚り合わせて構成されるもので
ある。なお、アルミ線13の代わりにアルミ被覆鋼線6
を使用してもよい。また、このアルミ被覆鋼線6及び撚
線コア12のアルミ被覆鋼線6の代わりに亜鉛メッキ鋼
線を使用してもよい。その他の構成は図1に示すものと
同一である。 【0017】 【発明の効果】以上のように、本発明の光ファイバ複合
架空地線によると、前記ルースチューブ型の光ファイバ
ユニットがステンレス鋼管をアルミ外管内に収納して形
成されるので、そのアルミ外管が前記アルミ被覆鋼線又
は亜鉛メッキ鋼線と直接接触することになる。その結
果、光ファイバ複合架空地線の使用中に、光ファイバユ
ニットのアルミ外管と直接接触する部分におけるアルミ
被覆鋼線又は亜鉛メッキ鋼線のアルミ又は亜鉛が侵食す
るのを抑制し得る。これにより、アルミ被覆鋼線又は亜
鉛メッキ鋼線の耐食性が向上して鋼線が露出するような
ことがなくなり、光ファイバ複合架空地線の機械的、電
気的特性を良好に維持すると共に、腐食環境の厳しいと
ころでも長期間安定して使用することができる。 【0018】また、アルミ外管内にステンレス鋼管を収
納することにより、アルミ外管を造管しながらその内部
にステンレス鋼管を収納することが可能になる。従っ
て、ステンレス鋼管の外周面に押出加工等によりアルミ
被覆層を設けるものよりも低費用でステンレス鋼管とア
ルミ被覆鋼線又は亜鉛メッキ鋼線との直接接触を容易に
防ぐことが可能になり、光ファイバ複合架空地線のコス
トを低減することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施形態を示す横断面図である。 【図2】本発明の他の実施形態を示す横断面図である。 【図3】本発明の更に他の実施形態を示す横断面図であ
る。 【図4】従来の光ファイバ複合架空地線の1例を示す横
断面図である。 【図5】従来の光ファイバ複合架空地線の他例を示す横
断面図である。 【符号の説明】 5 光ファイバ 6 アルミ被覆鋼線 8 ステンレス鋼管 9 ジェリーコンパウンド 10 アルミ外管 11 光ファイバユニット 12 撚線コア 13 アルミ線

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 ステンレス鋼管内にルースに収納される
    複数本の光ファイバと、ステンレス鋼管内の空隙部に光
    ファイバ相互の間隙を埋めるように充填されるジェリー
    コンパウンドとを有するルースチューブ型の光ファイバ
    ユニットに、、複数本のアルミ被覆鋼線又は亜鉛メッキ
    鋼線を撚り合わせた光ファイバ複合架空地線において、
    前記光ファイバユニットが前記ステンレス鋼管を更にア
    ルミ外管内に収納して形成されることを特徴とする光フ
    ァイバ複合架空地線。
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