JP2003139651A - 光信号検出方法及び光信号検出装置 - Google Patents

光信号検出方法及び光信号検出装置

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JP2003139651A
JP2003139651A JP2001335891A JP2001335891A JP2003139651A JP 2003139651 A JP2003139651 A JP 2003139651A JP 2001335891 A JP2001335891 A JP 2001335891A JP 2001335891 A JP2001335891 A JP 2001335891A JP 2003139651 A JP2003139651 A JP 2003139651A
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light
optical
transmission line
signal
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JP2001335891A
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Hideki Kagawa
秀樹 香川
Kazuhiko Ishiguro
和彦 石黒
Tatsuyuki Maki
達幸 牧
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Anritsu Corp
NEC Corp
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Anritsu Corp
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非線形光学効果を受けて周波数シフトした信
号を検出する際に、より狭い帯域を有するフィルタを使
用可能であり、その結果として、良好なS/N比を実現
すること。 【解決手段】 光伝送路を介して伝送された信号を光ヘ
テロダイン検波方式により検出する際に、光伝送路を通
過することにより周波数がαだけシフトした第1の光
と、第1の光と周波数がΔfだけ異なる第2の光とを光
カップラにて合波する。光カップラの出力を光/電気変
換器に入力し、光/電気変換器が周波数Δf+αを有す
る電気信号甲を出力する。光伝送路を通過することによ
り第1の光の周波数がシフトする量をα’と予測する。
周波数Δf+α’の電気信号乙を生成する。電気信号甲
と電気信号乙とをミキサに入力し、その出力をフィルタ
に通過させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光ファイバ伝送路で
の伝送状態を監視する技術に関する。特に、光ヘテロダ
イン検波方式によるOTDR(Optical Tim
e DomainReflectometry)に関す
る。
【0002】
【従来の技術】インターネットの普及に伴い、伝送路の
伝送容量の大容量化が求められている。波長多重技術の
発展を背景として伝送路光ファイバの高密度化が進みつ
つあり、伝送容量の大容量化を図る技術として波長多重
伝送方式が有力視されている。
【0003】伝送路を保守するためにはその状態を監視
する必要がある。光ファイバ伝送路における伝送状態を
監視するためには、光ファイバ中の後方散乱光を検出す
ることが考えられる。このような考え方に基づく技術
に、光ヘテロダイン検波方式によるOTDR技術があ
る。
【0004】ヘテロダイン検波はプローブ光を送信し、
その後方散乱光を検出するものであるが、ファイバ中の
後方散乱光は非常にパワーが小さいため検出結果がノイ
ズに埋もれてしまうという問題がある。
【0005】このノイズを抑制する技術に次のようにし
てフィルタを用いるものがある。即ち、プローブ光とΔ
f(Hz)だけ周波数の異なる局部発振光源を用意する。
この局部発振光とプローブ光の後方散乱光とを合波す
る。合波した光をO/E(光/電気)変換し、周波数Δ
fを電気の領域で扱うことにより、フィルタを用いるこ
とができるようになる。このフィルタとして狭帯域なも
のを用いることにより、ノイズの抑制を可能とする。こ
の技術では、フィルタの帯域が狭いほど、ノイズに対す
る信号の割合(S/N比)は良くなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】他方で、長距離伝送路
にこの技術を適用する場合、プローブ光は伝送過程で非
線形光学効果を受けて、その周波数がシフトすることが
確認されている。周波数シフト後の信号を検出するため
にはフィルタの狭帯域化や長距離監視には限界があっ
た。
【0007】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、本発明が解決しようとする課題は、非線形
光学効果を受けて周波数シフトした信号を検出する際
に、より狭い帯域を有するフィルタを使用可能であり、
その結果として、良好なS/N比を実現することができ
る光信号検出方法及び装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明は次のような光信号検出方法及び装置を提供
する。
【0009】本発明は、光伝送路を介して伝送された信
号を光ヘテロダイン検波方式により検出する方法におい
て、伝送路に周波数fを有する第0の光を入力する段階
0と、光伝送路を通過することにより周波数がシフトし
た、周波数f+αを有する第1の光と、第0の光と周波
数がΔfだけ異なる第2の光とを光カップラにて合波す
る段階1と、光カップラの出力を光/電気変換器に入力
し、光/電気変換器が周波数Δf+αを有する電気信号
甲を出力する段階2と、光伝送路を通過することにより
第0の光の周波数がシフトする量をα’と予測する段階
3と、周波数Δf+α’の電気信号乙を生成する段階4
と、電気信号甲と電気信号乙とをミキサに入力し、その
出力をフィルタに通過させる段階5とを含むことを特徴
とする光信号検出方法を提供する。
【0010】このような方法によれば、電気信号甲と乙
とをミキシングする時点で非線形光学効果の周波数シフ
トによる影響を折り込み済みなので、フィルタの帯域を
決定する際に周波数シフトを考慮する必要がなく、より
狭帯域のフィルタを用いることが可能となり、結果とし
て、S/N比の改善を図ることができる。
【0011】この方法において、段階1は、周波数fを
有する第0の光を生成して光伝送路に入力する段階と、
周波数f+Δfを有する第2の光を生成する段階と、光
伝送路を通過後の周波数f+αを有する第1の光と、第
2の光とを光カップラにて合波する段階とを含むことと
してよい。
【0012】あるいは、周波数fを有する第0の光を生
成する段階と、第0の光を周波数シフタに入力し、周波
数をf+Δfにシフトして第2の光として出力する段階
と、光伝送路を通過後の周波数f+Δf+αを有する第
3の光と、第0の光とを光カップラにて合波する段階と
を含むこととしてもよい。
【0013】また、本発明は、光伝送路を介して伝送さ
れた信号を光ヘテロダイン検波方式により検出する方法
において、光伝送路を通過したときに第1の光の周波数
がシフトする量をα’と予測する段階1と、第1の光と
周波数がΔf+α’異なる第2の光を生成する段階2
と、光伝送路を通過して周波数がαシフトした第3の光
と、第2の光とを光カップラにて合波する段階と、光カ
ップラの出力を光/電気変換器に入力し、光/電気変換
器が周波数Δfを有する電気信号甲を出力する段階と、
周波数Δfの電気信号乙を生成する段階と、電気信号甲
と電気信号乙とをミキサに入力し、その出力をフィルタ
に通過させる段階とを含むことを特徴とする光信号検出
方法を提供する。
【0014】この光信号検出方法において、段階2は、
第1の光を周波数シフタに入力し、周波数をΔf+α’
だけシフトして第2の光として出力する段階を含むこと
としてもよい。
【0015】いずれの方法でも、代表的な例では、周波
数シフト量α’は、非線形光学効果に基づくものとして
予測される。また、周波数シフト量α’は、予め実施さ
れた伝送実験により定められる。
【0016】更に、本発明は、光伝送路を介して伝送さ
れた信号を光ヘテロダイン検波方式により検出する光信
号検出装置において、周波数fを有する第0の光を伝送
路に入力する第1の光源と、光伝送路を通過することに
より周波数がαだけシフトし、周波数f+αを有する第
1の光と、周波数f+Δfを有する第2の光とを合波す
る光カップラと、光カップラが出力する光信号を元に、
周波数Δf+αを有する電気信号甲を出力する光/電気
変換器と、光伝送路を通過することにより第1の光の周
波数がシフトする量をα’と予測するとき、周波数Δf
+α’の電気信号乙を生成する発振器と、電気信号甲と
電気信号乙とをミキシングするミキサと、ミキサの出力
を通過させるフィルタとを備えることを特徴とする光信
号検出装置を提供する。
【0017】この光信号検出装置において、更に、周波
数f+Δfを有する第2の光を生成する第2の光源を備
え、光カップラは、光伝送路を通過後の周波数f+αを
有する第1の光と、第2の光とを合波することとしても
よい。あるいは、更に、第0の光の周波数をf+Δfに
シフトして第1の光として出力する周波数シフタを備
え、光カップラは、光伝送路を通過後の周波数f+Δf
+αを有する第3の光と、第0の光とを合波することと
してもよい。
【0018】発振器は、周波数Δf+α’を含む予め定
められた範囲の周波数で電気信号乙を生成することとす
れば、予測値α’の誤差を補償することができる。
【0019】更にまた、本発明は、光伝送路を介して伝
送された信号を光ヘテロダイン検波方式により検出する
光信号検出装置において、第1の光を生成する光源と、
光伝送路を通過したときに第1の光の周波数がシフトす
る量をα’と予測するとき、第1の光と周波数がΔf+
α’異なる第2の光を生成する手段と、光伝送路を通過
して周波数がαシフトした第1の光と、第2の光とを合
波する光カップラと、光カップラが出力する光信号を元
に、周波数Δfを有する電気信号甲を出力する光/電気
変換器と、周波数Δfの電気信号乙を生成する発振器
と、電気信号甲と電気信号乙とをミキシングするミキサ
と、ミキサの出力を通過させるフィルタとを備えること
を特徴とする光信号検出装置を提供する。
【0020】この光信号検出装置において、第2の光を
生成する手段は、第1の光の周波数をΔf+α’だけシ
フトして第2の光として出力する周波数シフタを備える
こととしてもよい。
【0021】また、このの光信号検出装置において、第
2の光を生成する手段は、第1の光の周波数をΔf+
α’だけシフトした周波数を含む予め定められた範囲の
周波数で第2の光を出力することとしてもよい。
【0022】いずれの装置でも、代表的な例では、周波
数シフト量α’は、非線形光学効果に基づくものとして
予測される。また、周波数シフト量α’は、予め実施さ
れた伝送実験により定められる。
【0023】本発明の特徴は、ヘテロダイン検波方式を
用いて局部発信周波数でミキシングしベースバンドにす
る際、狙った距離レンジからの受信光の非線形光学効果
による周波数シフトをあらかじめ予測し、その局部発振
周波数でヘテロダイン検波することで、その領域のS/
Nを劣化させることなく受信することである。
【0024】
【発明の実施の形態】1.第1の実施の形態 本発明の第1の実施の形態である光線路測定装置100
について図1を参照して説明する。
【0025】光線路測定装置100は、送信部にプロー
ブ光発生用の光源1を備える。光源1は伝送路400の
送信側伝送路410に接続されており、周波数f(H
z)のプローブ光を発振する。また、受信部は局部発振
光発生用の光源2を備え、周波数f+Δf(Hz)の局
部発振光を発振する。伝送路400を経たプローブ光
は、散乱光受信側の伝送路420を介して光カップラ3
にて局部発振光と合波された後、O/E変換器4にて光
―電気変換される。電気変換された信号は増幅器5で増
幅され、ミキサ6にて予め定められた局部発振周波数で
発振する発振器7の出力とミキシングされる。ミキサ6
の出力はローパスフィルタ8を通過した後、光線路測定
装置100から出力される。
【0026】次に、光線路測定装置100の動作につい
て説明する。光源1で発生した周波数f(Hz)のプロ
ーブ光は伝送路400に送信される。伝送路400で散
乱して戻ってくる受信光は基本的には周波数f(Hz)
のまま戻ってくるが、伝送距離やプローブ光のパワーに
依存して非線形光学効果の影響を受け、周波数がα(H
z)だけシフトして周波数f+α(Hz)で受信され
る。
【0027】周波数f+α(Hz)の受信信号光は、光
源2で発生した周波数f+Δf(Hz)の局部発振光と
光カップラ3で合波され、O/E変換器4で検出され
る。検出された信号成分はΔf+α(Hz)の成分を有
する。この信号成分を増幅器5で増幅する。
【0028】増幅器5の出力を予め定められた局部発振
周波数を発生する発振器7の出力とミキシングする。こ
の局部発振周波数Δf+α’(Hz)のうち、α’につ
いては予め伝送実験を行なうことにより、近似値を予測
しておく。予測した近似値を中心とした可変の周波数で
出力するように発振器7を構成すれば、実際の周波数シ
フト量αと、予想した周波数シフト量α’との間にずれ
があっても補償することができる。
【0029】通常のヘテロダイン検波では、プローブ光
と局部発振光の周波数差、即ちΔf(Hz)の周波数で
ミキシングするが、光線路測定装置100では非線形光
学効果にてシフトした後の周波数を予め予測しておき、
周波数Δf+α’(Hz)でミキシングする。ミキサ6
の出力からローパスフィルタ8でノイズ成分を除去する
が、非線形光学効果による周波数シフトの影響は解消さ
れているので、ローパスフィルタ8として従来よりも狭
帯域のものを用いることができる。
【0030】2.第2の実施の形態 本発明の第2の実施の形態である光線路測定装置200
について図2を参照して説明する。
【0031】光線路測定装置100と比較すると、プロ
ーブ光と局部発振光の光源が同一である点、一の光源か
ら発振した周波数fの光を二分し、一方を周波数シフタ
にてΔf(Hz)シフトして伝送路400に入力してい
る点、その結果として伝送路420から受信する光は、
非線形光学効果を受けて周波数f+Δf+α(Hz)で
ある点が異なる。
【0032】光線路測定装置200は周波数fの光を発
生する光源10を備える。光源10の出力はスプリッタ
11にて二分され、一方が周波数シフタ12に入力され
る。スプリッタ11の他方の出力は局部発振光として出
力される。周波数シフタ12は入力光の周波数をシフト
して周波数f+Δf(Hz)のプローブ光として伝送路
400の送信側伝送路410に出力される。伝送路40
0を経たプローブ光は、散乱光受信側の伝送路420を
介して光カップラ3に入力され、局部発振光と合波され
る。後の構成は光線路測定装置100と同様である。
【0033】次に、光線路測定装置200の動作につい
て説明する。光源10で発生した周波数f(Hz)の光
はスプリッタ11にて二分された後、一方は周波数シフ
タ12を経てプローブ光として伝送路400に送信さ
れ、他方は局部発振光として伝送路400で散乱後の受
信光と合波される。伝送路400で散乱して戻ってくる
受信光は基本的には周波数f+Δf(Hz)のまま戻っ
てくるが、伝送距離やプローブ光のパワーに依存して非
線形光学効果の影響を受け、周波数がα(Hz)だけシ
フトして周波数f+Δf+α(Hz)で受信される。
【0034】周波数f+Δf+α(Hz)の受信信号光
は、スプリッタ11が出力する周波数fの局部発振光と
光カップラ3で合波され、O/E変換器4で検出され
る。検出された信号成分はΔf+α(Hz)の成分を有
する。この信号成分を増幅器5で増幅する。以後は光線
路測定装置100の動作と同様である。
【0035】3.第3の実施の形態 本発明の第3の実施の形態である光線路測定装置300
について図3を参照して説明する。
【0036】光線路測定装置100及び200では、ミ
キサ6の段階、即ち、光―電気変換を行なった後の段階
で周波数シフトの影響を取り除いている。これに対し
て、光線路測定装置300では、光カップラ3の段階、
即ち、光―電気変換を行なう前の段階で周波数シフトの
影響を取り除いている。
【0037】光線路測定装置300は周波数fの光を発
生する光源20を備える。光源20の出力はスプリッタ
21にて二分され、一方はプローブ光として送信側伝送
路410に入力される。また、他方は周波数シフタ22
に入力されて周波数f+Δf+α’(Hz)の局部発振
光として出力される。α’は予測される周波数シフト量
である。
【0038】伝送路400を経たプローブ光は、散乱光
受信側の伝送路420を介して光カップラ3に入力さ
れ、局部発振光と合波された後、O/E変換器4にて光
―電気変換される。電気変換された信号は増幅器5で増
幅され、ミキサ6にて周波数Δfで発振する発振器7の
出力とミキシングされる。ミキサ6の出力はローパスフ
ィルタ8を通過した後、光線路測定装置300から出力
される。
【0039】次に、光線路測定装置300の動作につい
て説明する。光源20で発生した周波数f(Hz)のプ
ローブ光は伝送路400に送信される。伝送路400で
散乱して戻ってくる受信光は基本的には周波数f(H
z)のまま戻ってくるが、伝送距離やプローブ光のパワ
ーに依存して非線形光学効果の影響を受け、周波数がα
(Hz)だけシフトして周波数f+α(Hz)で受信さ
れる。
【0040】周波数f+α(Hz)の受信信号光は、周
波数シフタ22が出力する周波数f+Δf+α’(H
z)の局部発振光と光カップラ3で合波され、O/E変
換器4で検出される。周波数シフタ22はスプリッタ2
1の一方の出力をΔf+α’(Hz)だけシフトする
が、このうちα’については予め伝送実験を行なうこと
により、近似値を予測しておく。予測した近似値を中心
とした可変の周波数で出力するように周波数シフタ22
を構成すれば、実際の周波数シフト量αと、予想した周
波数シフト量α’との間にずれがあっても補償すること
ができる。実際の周波数シフト量αと予測した周波数シ
フト量α’が十分に近ければ、検出された信号成分はΔ
f(Hz)の成分を有する。
【0041】O/E変換器4が検出した信号成分を増幅
器5で増幅し、局部発振周波数Δf(Hz)を発生する
発振器7の出力とミキシングする。
【0042】光線路測定装置300では、従来の装置と
同様に、プローブ光と局部発振光の周波数差、即ちΔf
(Hz)の周波数でミキシングするが、予測した周波数
シフト量α’が十分に正確であれば、光カップラ3を経
た段階で周波数シフトαの影響は解消されており、ミキ
サ6は非線形光学効果に基づく周波数シフトの影響を受
けない。従って、光線路測定装置100及び200と同
様に、ローパスフィルタ8として従来よりも狭帯域のも
のを用いることができる。
【0043】以上、本発明を実施の形態に基づいて説明
したが、本発明はこれに限定されるものではなく、当業
者の通常の知識の範囲内でその変更や改良が可能である
ことは勿論である。
【0044】
【発明の効果】本発明の第一の効果は、伝送路内で受け
る非線形光学効果の影響を除去できることである。つま
り、伝送路や送信光のパワーなどの様々な要因で起こり
得る非線形光学効果を局部発振光の周波数を最適化する
ことで除去する事ができる。
【0045】第二の効果は、従来であれば、非線形光学
効果による周波数シフトを想定して、受信部のフィルタ
の帯域幅を広げざるを得なかったのに対し、本発明によ
れば、狭帯域なフィルタの使用が可能となり、その結
果、S/N比を改善できることである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態である光線路測定装
置100の機能ブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態である光線路測定装
置200の機能ブロック図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態である光線路測定装
置300の機能ブロック図である。
【符号の説明】
1、2、10、20 光源 3 光カップラ 4 光/電気変換器 5 増幅器 6 ミキサ 7 発振器 8 ローパスフィルタ 11、21 スプリッタ 12、22 周波数シフタ 100、200、300 光線路測定装置 400 伝送路 410 送信側伝送路 420 受信側伝送路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年11月1日(2001.11.
1)
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 光信号検出方法及び光信号検出
装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石黒 和彦 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 (72)発明者 牧 達幸 東京都港区南麻布五丁目10番27号 アンリ ツ株式会社内 Fターム(参考) 2G086 CC03 CC04 5K002 AA03 BA04 CA02 EA06 FA01 GA03 5K042 AA08 CA10 CA18 DA13 FA22 FA25 JA01

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光伝送路を介して伝送された信号を光ヘ
    テロダイン検波方式により検出する方法において、 前記伝送路に周波数fを有する第0の光を入力する段階
    0と、 前記光伝送路を通過することにより周波数がシフトし
    た、周波数f+αを有する第1の光と、前記第0の光と
    周波数がΔfだけ異なる第2の光とを光カップラにて合
    波する段階1と、 前記光カップラの出力を光/電気変換器に入力し、前記
    光/電気変換器が周波数Δf+αを有する電気信号甲を
    出力する段階2と、 光伝送路を通過することにより前記第0の光の周波数が
    シフトする量をα’と予測する段階3と、 周波数Δf+α’の電気信号乙を生成する段階4と、 前記電気信号甲と前記電気信号乙とをミキサに入力し、
    その出力をフィルタに通過させる段階5とを含むことを
    特徴とする光信号検出方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の光信号検出方法におい
    て、前記段階1は、 周波数fを有する前記第0の光を生成して光伝送路に入
    力する段階と、 周波数f+Δfを有する前記第2の光を生成する段階
    と、 光伝送路を通過後の周波数f+αを有する前記第1の光
    と、前記第2の光とを光カップラにて合波する段階とを
    含むことを特徴とする光信号検出方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の光信号検出方法におい
    て、前記段階1は、 周波数fを有する前記第0の光を生成する段階と、 前記第0の光を周波数シフタに入力し、周波数をf+Δ
    fにシフトして前記第2の光として出力する段階と、 光伝送路を通過後の周波数f+Δf+αを有する第3の
    光と、前記第0の光とを光カップラにて合波する段階と
    を含むことを特徴とする光信号検出方法。
  4. 【請求項4】 光伝送路を介して伝送された信号を光ヘ
    テロダイン検波方式により検出する方法において、 光伝送路を通過したときに第1の光の周波数がシフトす
    る量をα’と予測する段階1と、 前記第1の光と周波数がΔf+α’異なる第2の光を生
    成する段階2と、 光伝送路を通過して周波数がαシフトした第3の光と、
    前記第2の光とを光カップラにて合波する段階と、 前記光カップラの出力を光/電気変換器に入力し、前記
    光/電気変換器が周波数Δfを有する電気信号甲を出力
    する段階と、 周波数Δfの電気信号乙を生成する段階と、 前記電気信号甲と前記電気信号乙とをミキサに入力し、
    その出力をフィルタに通過させる段階とを含むことを特
    徴とする光信号検出方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の光信号検出方法におい
    て、前記段階2は、前記第1の光を周波数シフタに入力
    し、周波数をΔf+α’だけシフトして前記第2の光と
    して出力する段階を含むことを特徴とする光信号検出方
    法。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかに記載の光信
    号検出方法において、前記周波数シフト量α’は、非線
    形光学効果に基づくものとして予測されることを特徴と
    する光信号検出方法。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれかに記載の光信
    号検出方法において、前記周波数シフト量α’は、予め
    実施された伝送実験により定められることを特徴とする
    光信号検出方法。
  8. 【請求項8】 光伝送路を介して伝送された信号を光ヘ
    テロダイン検波方式により検出する光信号検出装置にお
    いて、 周波数fを有する第0の光を前記伝送路に入力する第1
    の光源と、 前記光伝送路を通過することにより周波数がαだけシフ
    トし、周波数f+αを有する第1の光と、周波数f+Δ
    fを有する第2の光とを合波する光カップラと、 前記光カップラが出力する光信号を元に、周波数Δf+
    αを有する電気信号甲を出力する光/電気変換器と、 光伝送路を通過することにより前記第1の光の周波数が
    シフトする量をα’と予測するとき、周波数Δf+α’
    の電気信号乙を生成する発振器と、 前記電気信号甲と前記電気信号乙とをミキシングするミ
    キサと、 前記ミキサの出力を通過させるフィルタとを備えること
    を特徴とする光信号検出装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の光信号検出装置におい
    て、 更に、周波数f+Δfを有する前記第2の光を生成する
    第2の光源を備え、 前記光カップラは、光伝送路を通過後の周波数f+αを
    有する前記第1の光と、前記第2の光とを合波すること
    を特徴とする光信号検出装置。
  10. 【請求項10】 請求項8に記載の光信号検出装置にお
    いて、 更に、前記第0の光の周波数をf+Δfにシフトして前
    記第1の光として出力する周波数シフタを備え、 前記光カップラは、光伝送路を通過後の周波数f+Δf
    +αを有する第3の光と、前記第0の光とを合波するこ
    とを特徴とする光信号検出装置。
  11. 【請求項11】 請求項8乃至10に記載の光信号検出
    装置において、前記発振器は、周波数Δf+α’を含む
    予め定められた範囲の周波数で前記電気信号乙を生成す
    ることを特徴とする光信号検出装置。
  12. 【請求項12】 光伝送路を介して伝送された信号を光
    ヘテロダイン検波方式により検出する光信号検出装置に
    おいて、 第1の光を生成する光源と、 光伝送路を通過したときに前記第1の光の周波数がシフ
    トする量をα’と予測するとき、前記第1の光と周波数
    がΔf+α’異なる第2の光を生成する手段と、 光伝送路を通過して周波数がαシフトした前記第1の光
    と、前記第2の光とを合波する光カップラと、 前記光カップラが出力する光信号を元に、周波数Δfを
    有する電気信号甲を出力する光/電気変換器と、 周波数Δfの電気信号乙を生成する発振器と、 前記電気信号甲と前記電気信号乙とをミキシングするミ
    キサと、 前記ミキサの出力を通過させるフィルタとを備えること
    を特徴とする光信号検出装置。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の光信号検出装置に
    おいて、前記第2の光を生成する手段は、前記第1の光
    の周波数をΔf+α’だけシフトして前記第2の光とし
    て出力する周波数シフタを備えることを特徴とする光信
    号検出装置。
  14. 【請求項14】 請求項12及び13のいずれかに記載
    の光信号検出装置において、前記第2の光を生成する手
    段は、前記第1の光の周波数をΔf+α’だけシフトし
    た周波数を含む予め定められた範囲の周波数で前記第2
    の光を出力することを特徴とする光信号検出装置。
  15. 【請求項15】 請求項8乃至14のいずれかに記載の
    光信号検出装置において、前記周波数シフト量α’は、
    非線形光学効果に基づくものとして予測されることを特
    徴とする光信号検出装置。
  16. 【請求項16】 請求項8乃至15のいずれかに記載の
    光信号検出装置において、前記周波数シフト量α’は、
    予め実施された伝送実験により定められることを特徴と
    する光信号検出装置。
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