JP2003139622A - 温度センサ - Google Patents

温度センサ

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JP2003139622A
JP2003139622A JP2001339451A JP2001339451A JP2003139622A JP 2003139622 A JP2003139622 A JP 2003139622A JP 2001339451 A JP2001339451 A JP 2001339451A JP 2001339451 A JP2001339451 A JP 2001339451A JP 2003139622 A JP2003139622 A JP 2003139622A
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JP
Japan
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temperature sensor
case
temperature
tube
bottom wall
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JP2001339451A
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English (en)
Inventor
Yukio Ishihara
幸雄 石原
Seizaburo Kawashima
清三郎 川嶋
Kosei Yoshihara
孝正 吉原
Fumikazu Mashima
史一 真島
Kazuto Koshimizu
和人 越水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shibaura Electronics Co Ltd
Denso Corp
Original Assignee
Shibaura Electronics Co Ltd
Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケース10内に浸入した水等によって2本の
導線30間がショートするのを防止可能にする。 【解決手段】 ケース10内の底壁12側に検温体20
を配置した温度センサにおいて、2本の導線30がそれ
ぞれ挿入される2つの貫通穴41が形成されると共に、
その一端が検温体20に気密的に結合された保護管40
と、2本の導線30における保護管40から引き出され
た部位を覆う2つの被覆チューブ50とを備え、被覆チ
ューブ50を、保護管40の貫通穴41の内部まで挿入
する。これによると、貫通穴41に対する被覆チューブ
50の挿入長さ分、保護管40内に位置する2本の導線
30間の沿面距離が長くなるため、保護管40内部に水
等が浸入した場合でも、2本の導線30間がショートし
にくくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、ケース内に配置した検温素子により温度を検
出する温度センサに関するものである。
【0001】
【従来の技術】従来、この種の温度センサとしては、特
開平8−292106号公報にて示すようなものがあ
る。この温度センサは、底壁を有する筒状のケース内の
底壁側に検温素子を配置し、ケース内の反底壁側に樹脂
を充填するようになっている。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
温度センサは、熱膨張差によりケースと樹脂モールド部
との間に隙間が生じた場合、その隙間から例えば水がケ
ース内に浸入し、検温素子に接続された2本の導線間が
その水によってショートしてしまう恐れがある。
【0003】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、ケース内に浸入した水等によって2本の導線間がシ
ョートするのを防止可能にすることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、2本の導線(30)を
接続した検温素子(21)を絶縁体(22)の内部に埋
設して検温体(20)を形成し、底壁(12)を有する
筒状のケース(10)内の底壁(12)側に検温体(2
0)を配置した温度センサにおいて、2本の導線(3
0)がそれぞれ挿入される2つの貫通穴(41)が形成
されると共に、その一端が検温体(20)に気密的に結
合された保護管(40)と、2本の導線(30)におけ
る保護管(40)から引き出された部位を覆う2つの被
覆チューブ(50)とを備え、被覆チューブ(50)
は、保護管(40)の貫通穴(41)の内部まで挿入さ
れていることを特徴とする。
【0005】これによると、貫通穴に対する被覆チュー
ブの挿入長さ分、保護管内に位置する2本の導線間の沿
面距離が長くなるため、保護管内部に水等が浸入した場
合でも、2本の導線間がショートしにくくなるという利
点がある。
【0006】請求項2に記載の発明では、保護管(4
0)の貫通穴(41)に、保護管(40)の貫通穴(4
1)と被覆チューブ(50)との間をシールするシール
材が塗布されていることを特徴とする。
【0007】これによると、シール材によって貫通穴内
への水等の浸入が防止されるため、ケース内に水等が浸
入した場合でも、2本の導線間がショートするのを防止
できる。
【0008】請求項3に記載の発明では、ケース(1
0)内の底壁(12)側に絶縁性の流動体が充填された
流動体層(70)を有し、ケース(10)内の反底壁側
に樹脂が充填された樹脂モールド部(80)を有し、流
動体層(70)と樹脂モールド部(80)との境界が保
護管(40)の外周部に位置することを特徴とする。
【0009】従来の温度センサはケースと検温体との間
に樹脂が充填されるのに対し、請求項3の発明では、ケ
ースと検温体との間には、樹脂よりも熱伝導率が高い流
動体が充填されるため、被検温部と検温体との間の熱伝
達が良好に行われて応答性が向上する。
【0010】また、樹脂モールド部は検温体の外周部ま
で及んでいないため、樹脂モールド部が被検温部と検温
体との間の熱伝達を阻害することがない。
【0011】さらに、樹脂モールド部によって保護管が
保持固定されるため、振動による保護管のがたつきが防
止され、従って、振動による導線への機械的負荷がなく
なり、導線の耐久性が向上する。
【0012】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すも
のである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施形態
について説明する。
【0014】図1は本発明に係る温度センサの全体構成
を示す断面図、図2は図1の検温体やターミナルの外観
図、図3は図1の検温体の近傍を示す拡大断面図であ
る。
【0015】この温度センサは、例えば、自動車のエン
ジン冷却系統の冷却水温を検出するために用いられる。
【0016】温度センサは、有底段付き円筒状の金属製
ケース10を備えている。このケース10は、そのおね
じ部11にて、上記エンジン冷却系統の外壁部に締着さ
れており、このケース10の検出壁を構成する底壁12
は、上記エンジン冷却系統内の冷却水内に浸される。
【0017】ケース10内の底壁12側に検温体20が
配置されており、この検温体20は、2本の導線30が
接続されたサーミスタ(検温素子に相当)21を、電気
絶縁性を有するガラスよりなる砲弾状の絶縁体22の内
部に埋設して形成されている。サーミスタ21は、主と
して、セラミックやシリコン半導体により構成されてお
り、温度に応じて抵抗値が変化するものである。
【0018】導線30は絶縁体22の外部に延びてお
り、導線30は絶縁体22の外部において、1つの保護
管40および2つの被覆チューブ50により覆われてお
り、さらに、各導線30の端部には金属製のターミナル
60が抵抗溶接により接続されている。
【0019】円筒状の保護管40は、電気絶縁性を有す
るセラミック(例えば、酸化アルミニウム系、珪素マグ
ネシウム系、フォルステライト)にて形成されており、
2本の導線30がそれぞれ(別々に)挿入される2つの
貫通穴41を有する。また、保護管40は、貫通穴41
に導線30を通した状態で絶縁体22と共に焼き固めら
れ、それにより、保護管40の一端が絶縁体22に気密
的に結合されている。
【0020】被覆チューブ50は、ポリイミドよりな
り、保護管40とターミナル60間において導線30を
覆っており、また、被覆チューブ50の保護管40側の
端部は、保護管40の貫通穴41の内部まで挿入されて
いる。
【0021】検温体20、導線30、保護管40、被覆
チューブ50およびターミナル60を図2に示すように
一体化し、この一体化されたものをケース10内に挿入
し、次いで、ケース10内に、熱伝導率が高く且つ電気
絶縁性を有する流動体であるシリコングリスを充填した
後、電気絶縁性を有する樹脂(例えばナイロン)を充填
してインサート成形して、図1に示す温度センサを完成
する。
【0022】より詳細には、70はシリコングリスが充
填された流動体層であり(図3参照)、流動体層70の
シリコングリスは、ケース10内の底壁12側において
検温体20の外周部全域、及び保護管40の外周部の途
中まで充填されている。
【0023】また、80はインサート成形により形成さ
れた樹脂モールド部であり、樹脂モールド部80の樹脂
は保護管40の外周部の途中まで充填されている。この
樹脂モールド部80は、ケース10から突出した部分に
コネクタケース部81が一体に形成されており、このコ
ネクタケース部81内の空間に、ターミナル60が突出
している。
【0024】本実施形態では、被覆チューブ50を保護
管40の貫通穴41の内部まで挿入しているため、貫通
穴41に対する被覆チューブ50の挿入長さ分、保護管
40内に位置する2本の導線30間の沿面距離が長くな
る。従って、保護管40の内部に水等が浸入した場合で
も、2本の導線30間がショートしにくくなるという利
点がある。
【0025】また、従来の温度センサはケース10と検
温体20との間に樹脂が充填されるのに対し、本実施形
態では、ケース10と検温体20との間には、樹脂より
も熱伝導率が高いシリコングリスが充填されるため、被
検温部と検温体20との間の熱伝達が良好に行われて応
答性が向上する。
【0026】また、本実施形態では、樹脂モールド部8
0は検温体20の外周部まで及んでいないため、樹脂モ
ールド部80が被検温部と検温体20との間の熱伝達を
阻害することがない。
【0027】さらに、本実施形態では、樹脂モールド部
80によって保護管40が保持固定されるため、振動に
よる保護管40のがたつきが防止され、従って、振動に
よる導線30への機械的負荷がなくなり、導線30の耐
久性が向上する。
【0028】(他の実施形態)上記実施形態において、
保護管40の貫通穴41にシール材(例えば、ウレタン
系樹脂、ポリイミド系樹脂、シリコン)を塗布して、貫
通穴41と被覆チューブ50との間をシールするように
してもよい。それによると、そのシール材によって貫通
穴41内への水等の浸入が防止されるため、ケース10
内に水等が浸入した場合でも、2本の導線30間がショ
ートするのを防止できる。
【0029】また、上記実施形態において、熱伝導率を
高めるために、流動体層70のシリコングリス中にシリ
カ等のフィラーを混入してもよい。
【0030】また、上記実施形態では、検温素子として
サーミスタを用いたが、検温素子としては、サーミスタ
に限ることなく、測温抵抗素子や熱電対等の各種の温度
検出素子を採用してもよい。
【0031】また、本発明の実施にあたり、エンジン冷
却系統の冷却水温に限ることなく、各種の液体の温度、
流動体の温度や固体の温度を検出する温度センサに本発
明を適用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る温度センサの一実施形態を示す断
面図である。
【図2】図1の温度センサの要部の外観図である。
【図3】図1の検温体20の近傍を示す拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
10…ケース、12…底壁、20…検温体、21…サー
ミスタ(検温素子)、22…絶縁体、30…導線、40
…保護管、41…貫通穴、50…被覆チューブ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川嶋 清三郎 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 吉原 孝正 埼玉県浦和市町谷2丁目7番18号 株式会 社芝浦電子内 (72)発明者 真島 史一 埼玉県浦和市町谷2丁目7番18号 株式会 社芝浦電子内 (72)発明者 越水 和人 埼玉県浦和市町谷2丁目7番18号 株式会 社芝浦電子内 Fターム(参考) 2F056 QF04 QF05 QF07

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2本の導線(30)を接続した検温素子
    (21)を絶縁体(22)の内部に埋設して検温体(2
    0)を形成し、底壁(12)を有する筒状のケース(1
    0)内の前記底壁(12)側に前記検温体(20)を配
    置した温度センサにおいて、 前記2本の導線(30)がそれぞれ挿入される2つの貫
    通穴(41)が形成されると共に、その一端が前記検温
    体(20)に気密的に結合された保護管(40)と、 前記2本の導線(30)における前記保護管(40)か
    ら引き出された部位を覆う2つの被覆チューブ(50)
    とを備え、 前記被覆チューブ(50)は、前記保護管(40)の貫
    通穴(41)の内部まで挿入されていることを特徴とす
    る温度センサ。
  2. 【請求項2】 前記保護管(40)の貫通穴(41)
    に、前記保護管(40)の貫通穴(41)と前記被覆チ
    ューブ(50)との間をシールするシール材が塗布され
    ていることを特徴とする請求項1に記載の温度センサ。
  3. 【請求項3】 前記ケース(10)内の前記底壁(1
    2)側に絶縁性の流動体が充填された流動体層(70)
    を有し、前記ケース(10)内の反底壁側に樹脂が充填
    された樹脂モールド部(80)を有し、 前記流動体層(70)と前記樹脂モールド部(80)と
    の境界が前記保護管(40)の外周部に位置することを
    特徴とする請求項1または2に記載の温度センサ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7201513B2 (en) 2004-02-19 2007-04-10 Denso Corporation Temperature sensor
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