JP2003139525A - 内面形状計測方法及びその装置 - Google Patents
内面形状計測方法及びその装置Info
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Abstract
できる内面形状計測方法及びその装置を提供することで
ある。 【課題を解決するための手段】中空な計測対象物の内部
に計測手段を設けて計測対象物の内面形状を計測するも
のであり、計測対象物における一端から中空内部に真直
なシャフトを設け、シャフトに設置した計測手段で計測
対象物の内面形状を計測する。
Description
の内部に計測手段を設けて計測対象物の内面形状を計測
する内面形状計測方法及びその装置に関する。
の中空な計測対象物における内面の形状を計測するもの
として、特開昭63−58130号公報や特開平7−4
3103号公報に記載のものがある。
物の軸芯位置に設置し、軸芯から中空内面までの距離を
周方向に順次測定し、さらに計測手段を軸方向に順次移
動させて軸芯から中空内面までの距離を周方向に計測す
ることを繰り返して、計測距離情報を処理することで3
次元化を図るとともに、計測距離の偏差から凹凸など内
面の形状を測定できるようにしている。
測対象物の軸芯位置への計測手段の設置に当たっては、
計測手段の中心位置から計測対象物の中空内面に向けて
放射状に脚部など伸ばした固定治具があり、放射状に延
びた各脚部の距離を等しくさせて計測手段の中心を軸芯
位置に一致させている。計測は、計測手段の中心位置か
ら計測対象物の中空内面に向けての距離を計測すること
で行うようになっている。
対象物の軸方向に順次移動させつつ軸芯から中空内面ま
での距離を周方向に計測することを繰り返す場合、計測
対象物が真直であれば、固定治具を軸方向に順次移動さ
せた固定治具の中心位置の軌跡は真直であり問題はな
い。
ような場合には、計測手段における中心位置の軌跡は計
測対象物の曲がりに沿って移動した形になる。
の距離自体はスカラー量であるから、計測手段の中心位
置の移動は把握できず、凹凸など内面の形状を相対的に
計測できても、計測対象物の曲がりを含めた絶対的な内
面形状の計測は困難であった。
形状を忠実に計測することができる内面形状計測方法及
びその装置を提供することにある。
明の特徴とするところは、中空な計測対象物の内部に計
測手段を設けて該計測対象物の内面形状を計測するもの
において、該計測対象物における一端から中空内部に真
直なシャフトを設け、該シャフトに設置した計測手段で
該計測対象物の内面形状を計測することにある。
するところは、中空な計測対象物の内部に計測手段を設
けて該計測対象物の内面形状を計測するものにおいて、
該計測対象物における一端から計測対象物の中空内部に
向けて真直に設けたシャフト、該シャフトに設置し該計
測対象物の内面形状を計測する計測手段を有することに
ある。
軸方向に順次移動させても、計測手段の固定位置がシャ
フトに沿って移動し計測対象物の中心に倣って移動しな
いので、計測結果がスカラー量でも中心が定まっている
ことによって、計測対象物の内面形状を忠実に計測する
ことができる。
法及びその装置について説明する。
測対象物である円筒状の段付きケーシング100の内面
を計測する状況を示している。
900(mm),長さ約1800(mm)の回転機械用
ケーシングで、ケーシング100の両端面にあるケーシ
ング・スタッドボルト101,102を利用して計測装
置1を設置している。
に120度間隔で放射状に3本づつシャフト支持アーム
2a、2bを備えており、シャフト支持アーム2a、2
bの各一端のリング部をケーシング・スタッドボルト1
01,102に取付け、3本から成るシャフト支持アー
ム2a、2bの他端側はシャフト受けブロック3a、3
bと連結してあり、シャフト4の両端部を支持する。シ
ャフト支持アーム2a、2bは、図示していないが中程
にターンバックルなどの長さを調節できる機構をもって
いる。
向)において、シャフト4は中央で図1に図示した左右
のピ−ス4a,4bに2分割し接続リング4cにより一
体化したものであり、中央部において自重により生じる
撓みを支持体5で矯正しつつ支持している。
ット6A〜6Eを設けている。計測ユニット6Aはシャ
フト支持アーム2aとともにケーシング・ボルト101
に固定してあり、計測ユニット6B〜6Eはシャフト4
に移動可能に設けてある。
の位置を計測するものであり、計測ユニット6B〜6E
はケーシング100の内面や端面の周方向や軸方向の位
置を計測するものである。シャフト4は図示していない
ハンドルの操作で周方向、即ち、時計方向あるいは反時
計方向に回転できるようになっており、その回転量は図
示を省略した可撓性ジョイントでシャフト4に接続させ
たロータリエンコーダ7で計測している。このシャフト
4の回転中に軸方向で位置ずれを起こすことがあるが、
その移動量は計測ユニット6Aで計測して、計測位置と
ケーシング100における周方向での内面計測結果や軸
方向での計測結果に対応させて、後々の内面形状の演算
処理において利用する。
て、計測ユニット6A〜6Eの計測方法を説明する。
動可能に固定している。
条の切れ目を設けてあり、ネジ締めにより切れ目の間隔
を狭めて支持ブロック6aをシャフト4に緊縛固定す
る。
支持し、スライドレール6bは微動ステージ6cを保持
している。微動ステージ6cは、図3に示すように、ケ
ーシング100における表面までの半径方向および軸方
向の距離を計測する光学式距離センサ6d,6eを微動
可能に取付けている。但し、計測ユニット6A,6Bは
軸方向の距離センサ、計測ユニット6Cは半径方向の距
離センサのみとしている。そして、前述したように、計
測ユニット6Aはケーシング100に直接固定してお
り、スライドレールを有しない取付構成としている。計
測ユニット6B,6Cでケーシング100の右端部(図
1のア部),計測ユニット6Dでケーシング100の内
面(図1のイ部),計測ユニット6Eでケーシング10
0の左端部(図1のウ部)を計測する。各距離センサと
して非接触式のものを用いることにより形状測定装置の
組み込み作業を簡便になるようにしたが、接触式のもの
でも構わない。
00への設置について説明する。
4に示すように、左端にレーザ投光器1a,レーザ光の
焦点を絞るためのレンズまたはピンホールを有するスポ
ット板1b,中央にスポット板1c,そして右端に受光
器1dを備えている。レーザ光の種類としては、通常の
He−Neレーザや半導体レーザを用いる。シャフト4
の中央外部には、前述したように、撓みを矯正しつつ支
持する支持体5がある。支持体5は、サーボモータなど
の駆動装置5aとシャフト4の支持部材5bを備えてお
り、駆動装置5aによりシャフト4の自重による撓みを
矯正している。
グ100に設置する場合、シャフト4は撓みが無い真っ
直ぐな状態とする。
(b)に示すように、シャフト4の両端と中央部の3点
が水平になるように図示していない水準器で確認しつつ
支持体5の駆動装置5aでシャフト4の中央部上昇させ
て、水平が得られたところで駆動装置5aの移動量を記
憶しておく。あるいは、石材などの精密な水平面を持つ
定盤の上にシャフト4を設置し、その状態での受光器1
dでの受光位置情報を記憶しておく。また、この場合、
受光器1dがCCD素子であれば、受光位置データを記
憶しておく。
合、図4(a)で示すケーシング100に対する設置長
さeは様々であり、シャフト4を中央で支持しない時の
撓み量wも変わる。スポット板1b,1c間の距離dは
計測装置固有である。
設置した場合、受光器1dで受光位置偏差δを確認で
き、設置長さeは実測できる。
dで得た受光位置偏差δから駆動装置5aの操作量を決
めて撓みを矯正し、記憶させておいた受光器1dの位置
データで矯正処理が正しいか確認し、シャフト4の設置
を真直なものとする。
ジセンサを用いているが、抵抗値検出法のPSD,光量
最大点を探索する方法をとる光量センサあるいは入光O
N範囲の中心を探索する方法を行う光電センサなどを採
用してもよい。
器1dで形成される光線を上下あるいは左右に並べるこ
とで、シャフト4の直線性は一層向上する。
る。
ある。8は受光器1dや計測ユニット6A〜6Eの各距
離センサでの計測結果を入力するアナログ入力インタフ
ェース、9はエンコーダ7の計測結果を入力するパラレ
ル入力インタフェース、10は中央コントローラ(演算
手段)、11はパルス発生器、12は外部記憶装置、1
3はモニタ、14はプリンタである。
トプログラムなどを内蔵したROMや各インターフェー
ス8,9からの入力などを一時格納するRAMやROM
の計測ソフトプログラムに基いて各種処理を進めるCP
Uなどを備えたMPUで構成されている。
10で算出されてパルス量として出力され、パルス発生
器11はこれを受けてドライバ5cに必要パルスを出力
して、駆動装置5aはシャフト4を真直にする。モニタ
13は中央コントローラ10での処理状況を表示し、作
業者の便に供する。計測対象や計測条件などの情報や処
理結果などは外部記憶装置12に格納し、またプリンタ
14でハードコピーとして出力する。
例である。
果および計測結果をデータ処理して得られる図形を表示
するが、以下、説明する計測の手順なども表示して、作
業ミスを未然に防止するようにしている。
ついて、図7、図8で説明する。
て説明する。
で、図1におけるケーシング100の右端面を基準面と
して、シャフト4の右端側を3本のシャフト支持アーム
2aとケーシング・スタッドボルト101でケーシング
100に仮固定する。
ャフト支持アーム2bとケーシング・スタッドボルト1
02でケーシング100の他端(図1での左端)側に仮
固定する。
るので、S3において、図示していないハンドルをゆっ
くり回してシャフト4を回転させる。
ニット6Aの距離センサでシャフト4の右端までの距離
を計測し、計測データはロータリエンコーダ7による回
転量計測結果と対応させて図5に示した中央コントロー
ラ10のRAMに記憶しておく。また、計測ユニット6
Cの距離センサでケーシング100の右端内面までの距
離を計測も同時に行い、それらの計測データも中央コン
トローラ10のRAMに記憶させておく。
計測ユニット6Cで計測した結果のうち任意の3点の距
離を用いて、図形処理を行う。即ち、3点はケーシング
100の内面の一円周上に位置するものとして外接円を
仮想し、その中心位置を3点の重心位置から算出する。
位置をあらわしており、ケーシング100の中心位置は
設計上既知であるから、シャフト4の中心位置とケーシ
ング100の中心位置の差、即ち、ケーシング100の
右端側から両中心位置を見た時の中心位置ずれ量を算出
する。
仮想する。この法線ベクトルはシャフト4の中心軸を表
わすもので、仮想外接円は法線ベクトルと垂直である。
一方、ケーシング100の設計上既知な中心軸がケーシ
ング100の右端面に垂直であるとして、仮想した法線
ベクトルとケーシング100の設計上既知な中心軸のず
れ角からケーシング100の右端面と仮想外接円の面の
傾斜状況を面平行ずれ量として算出する。単純にいえ
ば、ケーシング100の設計上既知な中心軸に対しシャ
フト4の中心軸が交差しないようにシャフト4が設置さ
れたかを表わす尺度として、面平行ずれ量を求めてお
く。
かどうか判断し、許容値外であれば、S5において作業
者は手作業でシャフト支持アーム2aにおけるターンバ
ックル(図示省略)を適宜回転させて、シャフト4の中
心がケーシング100の中心に近づくように芯出しを行
う。
ところでS3に戻って、再度、シャフト4を回転させ計
測をして、中心位置ずれ量と面平行ずれ量を算出する。
からS6に進み、面平行ずれ量が許容値内に入っている
か判断する。許容値外ということはシャフト4の中心軸
がケーシング100の設計上の中心軸と平行になってい
ないことであるので、S7において作業者は手作業でシ
ャフト支持アーム2bにおけるターンバックル(図示省
略)を適宜回転させて、シャフト4の中心軸がケーシン
グ100の中心軸と平行になるように芯出しを行う。一
致したと考えたところでS3に戻って、再度、シャフト
4を回転させ計測をして、中心位置ずれ量と面平行ずれ
量を算出する。
ているからS4からS6に進み、面平行ずれ量が許容値
内に入っているか再判断をする。
フト支持アーム2a,2bとケーシング・ボルト10
1,102のそれぞれの仮固定を本固定に改め、ケーシ
ング100の両端で計測装置1を固定する。
を検出する。
ザ光の受光位置偏差δからシャフト4の撓み量wを前述
の(1)式から得るものである。
み、図5の中央コントローラ10により駆動装置5aに
よる操作量を算出し、シャフト4の中央を持ち上げて撓
みを解消させる。撓み量wが許容値に入ったら、シャフ
ト4が真直に設置されたことになる。
00の内径の違いに対しては、計測ユニット6B〜6E
のスライドレール6bや微動ステージ6cで距離センサ
の位置合わせを行い、ケーシング100の軸方向の違い
に対しては、シャフト4への計測ユニット6B〜6Eの
取付け位置の調整で対応する。
100の外で可能な範囲で事前に粗位置決めした後で、
ケーシング100の内部に組み込み、芯出し作業を行
う。
を基準としてケーシング100に真直に設置されている
ので、作業者は図示を省略しているハンドルでシャフト
4を回転させて、各計測ユニット6B〜6Eの距離セン
サで半径方向や軸方向の距離を計測する。なお、シャフ
ト4の設置における許容値は、後述するように設置作業
の容易さなどの観点において設定されたものであるが、
各計測ユニット6B〜6Eの計測結果は程々の正確さを
持ったものとなっている。
計測を行う場合は、シャフト4に対する軸方向での計測
ユニット6B〜6Eの設置位置を少しづつ移動させ、あ
るいは各計測ユニット6B〜6Eにおけるスライドレー
ル6bや微動ステージ6cを操作して距離センサの位置
を三次元で移動させて、所要の計測を行う。
6B〜6Eの距離センサで半径方向や軸方向の距離を計
測する。
向における1回転分の計測結果で、ケーシング100の
円筒面の凹凸を表わすことができる。距離センサ6e
(図3参照)による軸方向の計測を行う場合は、スライ
ドレール6bや微動ステージ6cを利用して距離センサ
6eの半径方向での位置を少しずつ変化させて変化させ
るたびにシャフト4を1回転させると、その計測結果で
フランジ面の凹凸を表わすことができる。
グ100の内面形状を図形化することなどで求めること
ができる。
ャフト4は真直であるために、計測データはケーシング
100の曲りなどに左右されない絶対値で入手できる。
従って、計測データからケーシング100の曲り具合を
求めることができる。ケーシング100が設計図通り作
成されていても、所定位置に据え付けられた状態では変
歪していることもあり、ケーシング100内にロータな
どを組込もうとすると上手く入らない場合がある。この
ような場合には据え付け具合を直す必要が出てくる。本
計測方法によれば、計測データからケーシング100の
曲り具合を求め、ケーシング100の変歪の程度を割り
出すことができるので、据え付け具合の調整は容易であ
る。
層高精度な計測結果を得ることについて説明する。
置1をケーシング100に設置する際の作業の容易さな
どの観点から任意に決めるものであって、距離センサを
含む計測ユニット6Aから6Eの計測精度の観点で決め
たものではない。つまり、設置に精密さを求めていると
計測作業に移れないので、計測データの補正はある程度
の精度が得られる状態で計測装置1を設置して計測し、
必要に応じて計測データの高精度化を図るという考え方
に基づいている。
ット6B〜6Eを用いて、ケーシング100の右端(ア
部),中央(イ部),左端(ウ部)について全周で半径
方向(周方向)および軸方向(面方向)の距離を計測
(スキャニング)し、計測結果(データ)を図5の中央
コントローラ10のRAMに格納する。
タを用いて、図9に示すように、ア部とウ部の各3点P
1,P3,P5、R1,R3,R5を通る各外接円を得
てそれらの補正前の中心位置A0,C0として直線L1
を得る。
としているので、計測ユニット6Cで得た計測データを
利用し、更に任意の3点(例えば、P2,P4,P6)
の組などを多数作り、それら各組の外接円と中心位置を
座標上に求める。そして各中心位置の平均位置G(A
1)を得る。
み付け平均などにより求める。スキャニングで60点の
計測データを得てあれば、20組の中心位置を得ること
ができ、その平均を取って平均位置G(A1)とする。
補正前の中心位置A0から誤差ΔX,ΔYを求める。
続くS13では上記の誤差ΔX,ΔYを利用して、既に
求めてあるア部の中心位置をG(A1)に補正し、さら
にS14でウ部の中心位置C0についても誤差ΔX,Δ
Y分だけ平行移動をさせた位置補正を行い、補正後の中
心位置C1を得る。そして補正後の中心位置間を結ぶ線
L2を描く。
だけ平行移動した位置B1となる。
の平均から中心位置G(A1)を正確に求めたことに基
づいており、計測装置1の中心軸はこの直線L2に位置
しているとしている。即ち、計測装置1はケーシング1
00の右端側を基準に設置しているとはいうものの、ケ
ーシング100は真円ではないので、凹凸をもつ内面の
円周上の任意の3点の多数の組の外接円における中心位
置の平均位置を中心位置とする真円を想定して、ここに
計測装置1の軸中心が位置しているとするものである。
従って、ケーシング100の右端側から計測装置1を見
た場合に、その中心軸の位置がケーシング100の設計
上の中心軸の位置に一致していると見なすことができ
る。
よる計測データを用いて、計測装置1におけるシャフト
4の軸中心がケーシング100の右端基準面について垂
直に設置されているか、即ち、シャフト4の傾きΔθの
算出を行う。
で説明する。
軸位置補正後の直線L2を傾き補正前の中心位置間を結
ぶ線L3として表示している。
(例えば、p1,p3,p5)を通る外接円の平面Dの
他にp2,p4,p6など多数の3点の組の外接円の平
面を設定し、各平面に対する法線ベクトルをそれぞれ求
める。そして、各法線ベクトルの平均ベクトルを得て、
これを補正後の中心位置を結ぶ線L4とし、両者の誤差
Δθを得る。これもケーシング100における右端ア部
が幾何学的に平面でなくわずかな凹凸をもっていたり、
傾斜面になっていたりすることを前提としている。
る法線ベクトルの平均値を求めることで、計測装置1を
設置したケーシング100右端面が平面であることを想
定し、この平面に計測装置1の中心軸が垂直に設置され
ているものとする。
側の位置ずれを再補正する。この場合、中心位置の変動
はわずかで、大抵一致している(A1=A2)。そし
て、S17でケーシング100の左端ウ部(他端側)の
中心位置C1を再補正して位置C2とする。中央位置B
1は位置B2とする。
6B〜6Eが直線L4に位置するとしてS11で得た計
測データを補正する。
G(A1),B1,C1から計測点P1〜P6,Q1〜
Q5,R1〜R5までの距離などでケーシング100の
内面の形状としたり、図10にあっては更なる補正後の
中心位置A1(A2),B2,C2から計測点p1〜p
6,q1〜q5,r1〜r5までの距離などでケーシン
グ100の内面の形状を正確に求めることができる。
示した例である。
て計測装置1をシャフト4に沿って移動させ、ケーシン
グ100の内面までの距離を計測していくが、シャフト
4は真直に設置されていて計測装置1の中心位置移動の
軌跡も真直であるので、ケーシング100が曲がってい
ても、その実質的な変形量を高精度をもって求めること
ができる。
離センサと軸方向の距離センサがあるので、図1に示す
ように段差や傾斜があっても計測が可能である。ケーシ
ングなど計測対象物を据え付けた状態で内面形状を計測
して、曲がっていれば据え付け具合を調整してロータな
どを組み込み易くすることができる。
を基準面として計測装置1を正確に設置したことを仮想
しているが、ケーシング100の内部における軸方向の
所望の位置について正確に計測したい場合は、その位置
に計測ユニットの1組を配置し、他の1組は右端あるい
は左端に位置する計測ユニットを利用して、図8に示し
た計測手順を実行すれば、計測装置1をケーシング10
0の右端を基準面として計測装置1を大雑把に設置して
あっても、その所望の位置において計測装置1を正確に
設置したと仮想して、正確に内面形状を得ることができ
る。
測対象物の内面形状を忠実に計測することができる。
きケーシングの内面を計測する状況を示す図である。
る。
段付きケーシングの表面までの距離を計測する状況を示
す図である。
グに設置する準備処理を説明するための図である。
る。
画面の一例を示す図である。
グに設置する手順を示す図である。
グの内面形状を計測する手順を示す図である。
の補正方法について説明するための図である。
タの補正方法について説明するための図である。
Claims (5)
- 【請求項1】中空な計測対象物の内部に計測手段を設け
て該計測対象物の内面形状を計測するものにおいて、 該計測対象物における一端から中空内部に真直なシャフ
トを設け、該シャフトに設置した計測手段で該計測対象
物の内面形状を計測することを特徴とする内面形状計測
方法。 - 【請求項2】上記請求項1に記載の内面形状計測方法に
おいて、該計測手段は該計測対象物の内面までの距離を
該計測対象物の周方向と軸方向においてそれぞれ計測
し、それらの計測結果を該計測対象物の軸芯位置から該
計測対象物の内面までの距離に換算して該計測対象物の
内面形状を求めることを特徴とする内面形状計測方法。 - 【請求項3】中空な計測対象物の内部に計測手段を設け
て該計測対象物の内面形状を計測するものにおいて、 該計測対象物における一端から計測対象物の中空内部に
向けて真直に設けたシャフト、該シャフトに設置し該計
測対象物の内面形状を計測する計測手段を有することを
特徴とする内面形状計測装置。 - 【請求項4】上記請求項3に記載の内面形状計測装置に
おいて、該計測手段は断面形状が円形状である計測対象
物の内面までの半径方向の距離を計測するものであり、
計測データうちの任意の3計測点を通る外接円の中心位
置を得てその中心位置を該計測手段が設置された中心位
置とする演算手段を設けたことを特徴とする内面形状計
測装置。 - 【請求項5】上記請求項3に記載の内面形状計測装置に
おいて、該計測手段は断面形状が円形状である計測対象
物の端面までの軸方向の距離を計測するものであり、計
測データうちの任意の3計測点を通る外接円の中心位置
と平面を得て、その平面に対する法線ベクトルを求め、
該外接円の中心位置を該計測手段が設置された中心位置
とするとともに法線ベクトルの方向を該計測手段が設置
された軸方向とする演算手段を設けたことを特徴とする
内面形状計測装置。
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