JP2003139295A - ドレントラップ - Google Patents

ドレントラップ

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JP2003139295A
JP2003139295A JP2001335935A JP2001335935A JP2003139295A JP 2003139295 A JP2003139295 A JP 2003139295A JP 2001335935 A JP2001335935 A JP 2001335935A JP 2001335935 A JP2001335935 A JP 2001335935A JP 2003139295 A JP2003139295 A JP 2003139295A
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JP
Japan
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drain
valve
float
valve body
rod
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JP2001335935A
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English (en)
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Osahide Kato
修英 加藤
Hiroyuki Mizuno
弘之 水野
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Yoshitake Inc
Original Assignee
Yoshitake Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フロート式のドレントラップにおいて、その
タンク内全てのドレンを排水可能とする。 【解決手段】 ドレンタンク2の底部10に設けた排水口
11を開閉する弁体5を設け、該弁体5を開閉弁操作する
梃子杆6を介して弁体5にフロート4を連繋すると共
に、梃子杆6を弁体5の開弁操作方向へ動作させる強制
開弁手段7を設け、該強制開弁手段7にて必要に応じド
レンタンク2内に溜まった一定量(フロート4が開弁す
る水位に相当)未満のドレン全てを排水口11より強制排
出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蒸気管系又は空気
管系中に溜まったドレンを自動的に排出する自力式のド
レントラップに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のドレントラップとして
は、蒸気管系等で温度低下によって蒸気が復水したドレ
ンを貯留するドレンタンク内に、該タンク内の水位が変
動することにより、弁体が開閉作動するフロート式のも
のが見受けられる。このドレントラップは、ドレンタン
ク内にドレンが一定量溜まった時のフロートの変位で、
該フロートに連繋した弁体が開弁し、自動的に排水する
様に成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成のドレントラップにあっては、ドレンタンク内のドレ
ンが一定量未満で閉弁しているため、ドレンタンク内に
は常に一定量未満のドレンが溜まっている。従って、冬
期にはドレンタンク内のドレンが凍結し作動不良等の故
障を引き起こすといった課題を有していた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題に鑑
み、ドレンタンクの底部に設けた排水口を開閉する弁体
を設け、該弁体を開閉弁操作する梃子杆を介して弁体に
フロートを連繋すると共に、梃子杆を弁体の開弁操作方
向へ動作させる強制開弁手段を設け、該強制開弁手段に
て必要に応じドレンタンク内に溜まった一定量(フロー
トが開弁する水位に相当)未満のドレン全てを排水口よ
り強制排出する様にして、上記課題を解決する。
【0005】
【発明の実施の形態】以下本発明の一実施例を図面に基
づいて説明する。図に示すドレントラップ1は、蒸気圧
配管等の経路中に垂下する様に取付けられたドレンタン
ク2と、該タンク2内に設けたフロート弁3と、該フロ
ート弁3においてフロート4と弁体5とを連繋する様に
両者4、5間に介装した梃子杆6を弁体5の開弁操作方
向へ動作させる強制開弁手段7とから主に構成してい
る。
【0006】ドレンタンク2は、その上方に配管に直交
状に連通するドレン流入口8を設けると共に、該流入口
8より下方連続して流入口8よりも大径なドレン貯留部
9を設け、該貯留部9の底部10(ドレンタンク2の底部
に相当)の片隅に排水口11を設けている。排水口11は、
ドレンタンク2外部に排出されたドレンを集めてボイラ
給水等に利用するためのドレン回収装置(図示せず)に
接続している。
【0007】フロート弁3は、排水口11を開閉する弁体
5を設け、該弁体5はこれを開閉弁操作する梃子杆6を
介してフロート4に連繋されて成る。梃子杆6は、長軸
方向に長い楕円板状に形成され、その長軸方向の略中間
部位には円形孔12を貫設すると共に、該円形孔12より梃
子杆6の一端部6aに渡って円形孔12より小幅の長孔13を
連続形成しており、梃子杆6の他端部6b下部には、排水
口11より大径な略円柱状の弁体5を固定している。そし
て、弁体5は、弁バネ14にて閉弁方向に付勢されてい
る。この弁バネ14は、平面視略M字状に形成され、その
中間屈曲部14aを梃子杆6他端部6b上で弁体5と同軸に
キノコ状に突設した凸部15の括れ部位15a周囲に装着
し、中間屈曲部14aより梃子杆6の一端部6aへ向かって
連続する線状部14bを梃子杆6上面に接触載置すると共
に、線状部14bの折り返し部14c近傍を梃子杆6の一端
部6a寄りに設けた爪片16にて梃子杆6上面に止着し、弁
バネ14の端部14dを、底部10において他端部6bの幅方向
左右で梃子杆6の長軸に平行に立設した一対の支持板17
に枢着している。かかる構成により、梃子杆6は弁バネ
14と一体化し、該弁バネ14の端部14dの上記枢着部を支
点Sとして揺動自在と成しており、梃子杆6の水平状態
で弁バネ14に閉弁方向に付勢されている弁体5は閉弁
し、弁バネ14の付勢力に抗して梃子杆6の一端部6aを上
方傾斜させると、弁体5は開弁する様に成している。
【0008】フロート4は貯留部9より小径で略円柱状
に形成され、その底部の外周側の一点に上記長孔13より
小径な垂下軸18を突設しており、該垂下軸18の所定位置
には上記円形孔12より小径で長孔13より大径な鍔部18a
を外方突設している。そして、上記鍔部18aを梃子杆6
の円形孔12へ上方より挿通し、垂下軸18の鍔部18a上方
部位を長孔13の末端へスライドさせ、梃子杆6の一端部
6aより下方に鍔部18aを配置する。これにより、フロー
ト4が上方へ移動し、鍔部18aが梃子杆6の一端部6a下
部に係止して該一端部6aが所定高さに位置することで弁
体5を開弁させる。
【0009】強制開弁手段7は、ドレンタンク2外部よ
り垂下軸18の軸線方向に上下動自在に設けた操作杆19を
垂下軸18下端に連接して成る。操作杆19は、所定長さを
有する略丸棒状の基体を設け、該基体をドレンタンク2
の底部10の垂下軸18との対応部位に設けた軸孔20にOリ
ング21で以て水密状に摺動自在に挿通して成り、ドレン
タンク2内に突入した上端に軸孔20より大径な円盤状の
抜止め片19aを設けている。そして、通常は抜止め片19
aが底部10に接触すると共に、該抜止め片19a上に垂下
軸18下端が接地し、その鍔部18aは梃子杆6の一端部6a
に未接触と成す様に設定し(図1参照)、ドレンタンク
2外部より操作杆19の下端を上方へ押圧することによ
り、垂下軸18(フロート4)を強制的に上動させ、鍔部
18aを介して梃子杆6の一端部6aを所定高さに位置する
様にして弁体5を強制開弁する様に設定している(図4
参照)。又、操作杆19の下端には、円形板のバネ受け22
を外方突設すると共に、該バネ受け22とドレンタンク2
の底部10外面との間に、操作杆19を下方へ付勢する円錐
状の圧縮コイルバネ23を介装している。
【0010】次にドレントラップ1の作用について図
1、3、4に基づき説明する。尚、図中の一点鎖線はド
レンの水位を示す。配管中のドレンが、ドレンタンク2
の流入口8より貯留部9へ流入して一定量になり、その
ドレンによる浮力でフロート4が上昇すると、垂下軸18
の鍔部18aが梃子杆6の一端部6aを弁バネ14の弾性力に
抗して押し上げて梃子杆6は支点Sを以て上方揺動し、
これにより支点S側にして梃子杆6の他端部6bでこれに
一体化している弁体5が排水口11を開口する様に追動
(揺動)し、該排水口11よりドレンが排出される(図3
参照)。ドレンの排水中では、徐々に下がる貯留部9内
の水位に応じてフロート4が降下し、ドレンが貯留部9
内の一定量未満になると、垂下軸18の鍔部18aが梃子杆
6の一端部6aより離間して梃子杆6が水平状態に復帰
し、弁体5は排水口11を閉塞し、ドレンの排水が停止さ
れる(図1参照)。この様に、ドレンタンク2内では、
常に一定量未満のドレンが貯留されており、この溜り水
(一定量未満のドレン)を必要に応じてドレンタンク2
内より全て排出する場合、操作杆19の下端をバネ23の弾
性力やフロート4の重量等に抗して上方押圧して抜止め
片19aを上動させ、該抜止め片19a上の垂下軸18におけ
る鍔部18aで梃子杆6の一端部6aを押し上げ、弁体5を
強制的に開弁し、溜り水を全て排水する(図4参照)。
そして、操作杆19下端への押圧を解除すれば、バネ23の
弾性力により貯留部9の底部10に抜止め片19aが当接す
る様に操作杆19は下動し、これにより操作杆19上の垂下
軸18(フロート4)も下動し、該垂下軸18の鍔部18aに
よって梃子杆6を介して開弁していた弁体5が排水口11
を閉塞する。
【0011】
【発明の効果】要するに本発明は、弁体5とフロート4
を連繋する梃子杆6を(弁体5の)開弁操作方向へ動作
させる強制開弁手段7を設けたので、フロート4による
自力排水式のドレントラップ1では、常に一定量未満の
ドレンが溜まっているが、必要に応じて強制開弁手段7
により弁体5を開弁させて排水口11よりドレンタンク2
内のドレンを全て排出させることができ、ドレンタンク
2内のドレンの凍結による作動不良等の故障を引き起こ
す従来の欠点を解消できる。しかも、ドレンはフロート
4による通常排水であっても、上記強制排水であって
も、同一の排水口11から排出されるので、例えば排水口
11をドレン回収装置に接続してあれば、排水される全て
のドレンはボイラ給水等に再利用でき、又強制排水用の
排水処理路を別設する必要がなく、ドレンタンク2の加
工上具合が良い。又、フロート4底部に梃子杆6と連繋
する様に突設した垂下軸18の下端に、ドレンタンク2外
部より垂下軸18の軸線方向に上下動自在に設けた操作杆
19を連接するといった簡単な構造にて上記と同様な効果
を奏する強制開弁手段7を装備したドレントラップ1を
提供できる。
【0012】操作杆19には、これを下方へ付勢するバネ
23を設けたので、操作杆19への押圧を解除すれば、手動
にて操作杆19を引き戻すことなく、自動的に強制開弁状
態を解除できる等その実用的効果甚だ大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ドレントラップの縦断面図である。
【図2】図1のAーA断面図である。
【図3】通常の開弁状態を示すドレントラップの縦断面
図である。
【図4】強制開弁状態を示すドレントラップの縦断面図
である。
【符号の説明】
2 ドレンタンク 4 フロート 5 弁体 6 梃子杆 7 強制開弁手段 10 底部 11 排水口 18 垂下軸 19 操作杆 23 付勢手段(バネ)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドレンタンクの底部に設けた排水口を開
    閉する弁体を設け、該弁体を開閉弁操作する梃子杆を介
    して弁体にフロートを連繋すると共に、梃子杆を弁体の
    開弁操作方向へ動作させる強制開弁手段を設けたことを
    特徴とするドレントラップ。
  2. 【請求項2】 フロート底部には、梃子杆を連繋した垂
    下軸を突設し、該垂下軸下端には、ドレンタンク外部よ
    り垂下軸の軸線方向に上下動自在に設けた操作杆を連接
    して強制開弁手段と成したことを特徴とする請求項1記
    載のドレントラップ。
  3. 【請求項3】 操作杆には、これを下方へ付勢する手段
    を設けたことを特徴とする請求項2記載のドレントラッ
    プ。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100746507B1 (ko) 2007-01-05 2007-08-06 김회정 자동역세척이 가능한 마을 상수도 여과장치
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