JP2003139136A - 磁気軸受け制御装置、ターボ分子ポンプおよび磁気軸受け制御方法 - Google Patents
磁気軸受け制御装置、ターボ分子ポンプおよび磁気軸受け制御方法Info
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Abstract
であっても、軸と電磁石との正確な距離を算出すること
ができる磁気軸受け制御装置を提供する。 【解決手段】 磁気軸受け制御装置に、電磁石2に流れ
る電流を検出する電流検出手段8と、電流検出手段によ
って検出された電流iから、軸1と電磁石との距離xを
算出する演算手段9と、演算手段によって算出された距
離に基づいて、電磁石に流す電流をPWM制御するPW
M制御手段10、11、4、5とを設け、演算手段に、
電流検出手段によって検出された電流の時間微分値を算
出する微分手段と、微分手段によって算出された時間微
分値の絶対値を算出する絶対値算出手段と、絶対値算出
手段によって算出された絶対値に定数をかけた値を算出
する定数乗算手段と、定数乗算手段によって算出された
値を、所定の補正係数Hを用いて補正し、補正後の値を
軸と電磁石との距離とする補正手段とを設けた。
Description
吸引力によって、軸を非接触状態で支持する磁気軸受け
を制御する磁気軸受け制御装置に関する。
持するためには、軸を、磁気軸受けを構成する電磁石の
コアの端面間の中心に保つ必要がある。このため、軸
と、電磁石のコアの端面との距離を一定に保つ制御が行
われる。この制御は、軸と、電磁石のコアの端面との距
離を検出し、検出した距離に応じて、電磁石が発生する
吸引力を変化させることによって行われる。電磁石が発
生する吸引力を変化させるには、電磁石をPWM制御す
ればよい。PWM制御とは、オン(ON)とオフ(OF
F)とが繰り返される電流パルスによって電磁石を駆動
し、電流パルスのオン(ON)時間とオフ(OFF)時
間との比(デューティ)を変化させる制御のことであ
る。
離を検出するためにセンサを設けるとコストアップ等の
問題が発生するので、センサレスで軸と電磁石のコアの
端面との距離を検出することが望ましい。ここで、軸と
電磁石のコアの端面との距離は、PWM制御時に電磁石
に流す電流の波形の時間微分値(電流の変化率)の絶対
値に比例することが知られている。そこで、従来のセン
サレスの磁気軸受け制御装置においては、PWM制御時
に電磁石に流す電流の波形の時間微分値の絶対値に比例
定数をかけることによって、軸と電磁石のコアの端面と
の距離を算出していた。
の定常剛性を変化させるため、電磁石に流す電流の波形
の波高値(最大値)を変化させる必要がある場合があ
る。例えば、軸の姿勢すなわち軸が水平であるか垂直で
あるかによって、電磁石に流す電流の波形の波高値を変
化させる必要がある場合がある。これは、軸が水平であ
れば、軸の重さを軸の上側に設けられた電磁石が発生す
る吸引力で支える必要があるが、軸が垂直であれば、そ
のような必要はないからである。また、軸に取り付けら
れる回転体の重さの偏り具合によって、電磁石に流す電
流の波形の波高値を変化させる必要がある場合がある。
せると、軸と電磁石のコアの端面との距離と、PWM制
御時に電磁石に流す電流の波形の時間微分値の絶対値と
の比率が変化する。すると、従来の方法では、軸と電磁
石のコアの端面との正確な距離を算出することができな
くなる。
されたもので、電磁石に流す電流の波形の波高値を変化
させた場合であっても、軸と電磁石のコアの端面との正
確な距離を算出することができる磁気軸受け制御装置を
提供するものである。
は、電磁石に流す電流をPWM制御することによって、
前記電磁石が発生する吸引力を変化させ、軸を非接触状
態で支持する磁気軸受けを制御する磁気軸受け制御装置
であって、前記電磁石に流れる電流を検出する電流検出
手段と、この電流検出手段によって検出された電流か
ら、前記軸と電磁石との距離を算出する演算手段と、こ
の演算手段によって算出された距離に基づいて、前記電
磁石に流す電流をPWM制御するPWM制御手段とを有
し、前記演算手段は、前記電流検出手段によって検出さ
れた電流の時間微分値を算出する微分手段と、この微分
手段によって算出された時間微分値の絶対値を算出する
絶対値算出手段と、この絶対値算出手段によって算出さ
れた絶対値に定数をかけた値を算出する定数乗算手段
と、この定数乗算手段によって算出された値を、所定の
補正係数を用いて補正し、補正後の値を前記軸と電磁石
との距離とする補正手段とを有することを特徴とする磁
気軸受け制御装置である。
は、前記定数乗算手段によって算出された値を、前記電
流検出手段によって検出された電流の波高値に応じた補
正係数を用いて補正することを特徴とする請求項1に記
載の磁気軸受け制御装置である。
は、前記定数乗算手段によって算出された値に、補正係
数B/(A×i0+B)をかけた値を、前記軸と電磁石
との距離とすることを特徴とする請求項2に記載の磁気
軸受け制御装置である。ただし、前記i0は、前記電流
検出手段によって検出された電流の波高値であり、前記
AおよびBは、予め求められた定数である。
は、前記電流の波高値と、前記電流の時間微分値の絶対
値を前記距離で割った値との関係から求められた定数で
あることを特徴とする請求項3に記載の磁気軸受け制御
装置である。
のいずれかに記載の磁気軸受け制御装置を備えたことを
特徴とするターボ分子ポンプである。
流をPWM制御することによって、前記電磁石が発生す
る吸引力を変化させ、軸を非接触状態で支持する磁気軸
受けを制御する磁気軸受け制御方法であって、前記電磁
石に流れる電流を検出する電流検出ステップと、この電
流検出ステップで検出された電流から、前記軸と電磁石
との距離を算出する演算ステップと、この演算ステップ
で算出された距離に基づいて、前記電磁石に流す電流を
PWM制御するPWM制御ステップとを有し、前記演算
ステップは、前記電流検出ステップで検出された電流の
時間微分値を算出する微分ステップと、この微分ステッ
プで算出された時間微分値の絶対値を算出する絶対値算
出ステップと、この絶対値算出ステップで算出された絶
対値に定数をかけた値を算出する定数乗算ステップと、
この定数乗算ステップで算出された値を、所定の補正係
数を用いて補正し、補正後の値を前記軸と電磁石との距
離とする補正ステップとを有することを特徴とする磁気
軸受け制御方法である。
ける磁気軸受け制御装置の構成を示す図である。軸1
は、磁気軸受けにおける電磁石2が発生する吸引力によ
って、非接触状態で支持される。電磁石2が吸引力を発
生するためには、電磁石2のコイルに電流iを流す必要
があるが、この電流iは、ブリッジ回路3から供給され
る。
よび5、ダイオード6および7、電流検出手段8が設け
られている。トランジスタ4のドレインおよびダイオー
ド6のカソードは電源電圧Eに接続されている。トラン
ジスタ4のソースは、ダイオード7のカソードに接続さ
れると共に、電流検出手段8を介して前記電磁石2のコ
イルの一端に接続される。前記電磁石2のコイルの他端
は、ダイオード6のアノードに接続されると共に、トラ
ンジスタ5のドレインに接続される。トランジスタ5の
ソースおよびダイオード7のアノードは接地されてい
る。
接続されている。すなわち、トランジスタ4および5
は、同時にオン、オフされる。トランジスタ4および5
は、前記電磁石2のコイルに流れる電流iをオン、オフ
する。電流検出手段8は、前記電磁石2のコイルに流れ
る電流iの値を検出し、電流検出値idを出力する。
idは、演算手段9に入力される。演算手段9は、微分
手段と、絶対値算出手段と、定数乗算手段と、補正手段
とを内蔵している。微分手段は、演算手段9が入力した
電流検出値idの時間微分値did/dtを算出する。絶
対値算出手段は、微分手段が算出した時間微分値did
/dtの絶対値|did/dt|を算出する。定数乗算
手段は、絶対値算出手段が算出した絶対値|did/d
t|に定数1/Bをかける。さらに、補正手段は、定数
乗算手段が算出した値1/B×|did/dt|に、電
流検出値idの波形の波高値(最大値)id0に応じた補
正係数H=B/(Aid0+B)をかけ、その結果である
B/(Aid0+B)×1/B×|did/dt|を、前
記電磁石2のコアの端面2aと軸1の表面との距離xの
検出値すなわち距離検出値xdとして出力する。すなわ
ち、演算手段9は、入力した電流検出値idを、次式
(1)に代入し、距離検出値xdを算出する。 xd=B/(Aid0+B)×1/B×|did/dt| …(1)
されるハードウェアまたはソフトウェアによって実現さ
れるものであってもよい。「ソフトウェアによって実現
される」とは、上記の演算手段9の機能を有するプログ
ラムをコンピュータ内のメモリにロードして実行するこ
とにより、上記の演算手段9の機能が実現されることを
意味する。
ログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録
して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュ
ータに読み込ませ、実行することにより、上記の演算手
段9の機能を実現してもよい。なお、ここで言う「コン
ピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブル
ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、
CD−RW等の可搬媒体や、コンピュータに内蔵される
ハードディスク等の記憶装置のことである。
は、制御手段10に入力される。制御手段10は、入力
した距離検出値xdに基づいてPID制御等により軸を
非接触で支持する磁気軸受け制御を行う。すなわち、制
御手段10は制御信号を出力し、出力された制御信号は
駆動手段11に入力される。駆動手段11は、入力した
制御信号に基づいて駆動パルスを出力する。すなわち、
駆動手段11は、入力した制御信号に基づいて、出力す
る駆動パルスのオン(ON)時間とオフ(OFF)時間
との比(デューティ)を変化させる。駆動手段11から
出力された駆動パルスは、前記ブリッジ回路3内のトラ
ンジスタ4および5のゲートに入力され、トランジスタ
4および5をオン、オフさせる。
ゲートに入力される駆動パルスと、電磁石2のコイルに
流れる電流iとの波形を示すグラフである。これらのグ
ラフの横軸は時間tである。電流iが流れる電磁石2の
コイルは自己インダクタンスLをもつので、電流iの波
形における立ち上がりおよび立ち下がりには遅れが生
じ、波形がなまる。電磁石2のコイルの自己インダクタ
ンスLは、電磁石2のコアの端面2aと軸1の表面との
距離xに応じて変化するので、電流iの波形の傾きすな
わち時間微分値di/dtも変化する。すなわち、電流
iの時間微分値の絶対値|di/dt|は、電磁石2の
コアの端面2aと軸1の表面との距離xに比例する。そ
こで、電流iの時間微分値の絶対値|di/dt|と、
距離xとの比|di/dt|/xを検出ゲインGとす
る。すなわち、次式(2)により検出ゲインGを定義す
る。 G=|di/dt|/x …(2)
波形(電流パルス)の波高値(最大値)i0との関係を
示すグラフである。このグラフの横軸は電流iの波形
(電流パルス)の波高値(最大値)i0であり、縦軸は
検出ゲインGである。すなわち、波高値i0を高くする
と検出ゲインGが低下する。波高値i0と検出ゲインG
との関係は、次式(3)で表される。 G=Ai0+B …(3)
dt|を求めると、次式(4)が得られる。 |di/dt|=xAi0+xB …(4) 上記の式(4)との比較のため、di/dtの理論式を
算出する。時刻tに電磁石2のコイルに流れる電流をi
(t)、ブリッジ回路3内のトランジスタ4のドレイン
に印加される電源電圧をE、電磁石2のコイルの自己イ
ンダクタンスをL、抵抗分をRとすると、次式(5)が
得られる。
(6)が得られる。
致している。
(1)における定数A、Bは、実際には、実機における
測定から求める。これは、実際には、電磁石2のコイル
の自己インダクタンスLが、軸と磁気受けとの組み付け
状態で変わるからである。
正手段が、電磁石2のコイルに流れる電流iの検出値で
ある電流検出値idの波形の波高値(最大値)id0に応
じて、上記の式(3)で表される検出ゲインGの低下を
補正するので、電磁石2に流す電流iの波形の波高値
(最大値)を変化させた場合であっても、電磁石2のコ
アの端面2aと軸1の表面との距離xの正確な検出値す
なわち正確な距離検出値xdを算出することができる。
ち図4(a)のように軸1が水平であるか図4(b)の
ように軸1が垂直であるかによる影響を受けない。
よって回転させられる回転体の一例として、ターボ分子
ポンプのロータがある。図5は、ターボ分子ポンプPの
構成の一例を示す図である。ターボ分子ポンプとは、ロ
ータを高速で回転させることにより、気体分子を圧縮し
つつ排気し、超高真空を作り出すポンプである。すなわ
ち、ターボ分子ポンプは、例えば、半導体プロセスで利
用されるCVD装置等に、ロータリポンプ、デフュージ
ョンポンプ等と共に排気系の一部として付設され使用さ
れる。すなわち、CVD装置に同時に付設されるチャン
バ内の排気を行うことを目的として利用される。
01a及び下半部101bとからなるケーシング101
内部に各種機器が備えられた構成となっている。このケ
ーシング101においては、その上半部101aに吸気
口101c、下半部101bに排気口101dが、それ
ぞれ形成されている。
02には、ロータ104が配設されている。ロータ10
4は、鉛直に立設されたロータシャフト104aと、当
該ロータシャフト104a周囲に放射状に配置された動
翼105とを備えた構成となっている。また、ケーシン
グ上半部101aには静翼103が固定されている。こ
のロータ104は、後述するように高速回転する部材で
あるから、一般には軽量かつ応力強度の高いアルミニウ
ム合金等をその材質として選択するのが好ましい。
は、スラスト磁気ディスク106が備えられている。こ
のスラスト磁気ディスク106の上下面には、これに対
向した形でスラスト磁気軸受け108が設けられてい
る。また、ロータシャフト104aとケーシング下半部
101bとの対向面における上方及び下方には、それぞ
れラジアル磁気軸受け107a、107bが設けられて
いる。さらに、ロータシャフト104a上端部にラジア
ル用上部保護軸受けとして設けられたボールベアリング
109、同下端ネック部にはラジアル及びスラスト用下
部保護軸受けとして設けられたボールベアリング110
が設けられている。そして、ケーシング下半部101b
には、ロータ駆動用モータ111が設けられている。
ら明らかなように、軸受けとして能動型磁気軸受けを有
し、これらとロータ駆動用モータ111の発生する駆動
力とにより、ロータ104の回転が実現されるものとな
っている。このとき、ロータ104の回転速度は約90
000rpm(1500回転/秒)になる。なお、本発
明は、ターボ分子ポンプの構成に関して、上記の例に限
定されるものではない。
波形の波高値i0と、検出ゲインGおよび補正係数Hと
の関係をシミュレーションした結果を示すグラフであ
る。このグラフの横軸は、電磁石2のコイルに流れる電
流iの波形の波高値i0であり、左側の縦軸は検出ゲイ
ンGであり、右側の縦軸は補正係数Hである。
のコアの端面2aと軸1の表面との距離xが1、5、1
0、50、100μmであって、電磁石2のコイルに流
れる電流iの波形(電流パルス)の波高値i0が0.2
03、0.774、1.293、1.814、2.33
0、3.368Aである場合の検出ゲインGを算出し
た。
形の波高値を変化させた場合であっても、軸と電磁石の
コアの端面との正確な距離を算出することができる。こ
の効果は、軸の姿勢すなわち軸が水平であるか垂直であ
るかによる影響を受けない。
装置の構成を示す図である。
る駆動パルスと、電磁石2のコイルに流れる電流iとの
波形を示すグラフである。
ス)の波高値(最大値)i0との関係を示すグラフであ
る。
ある。
高値i0と、検出ゲインGおよび補正係数Hとの関係を
シミュレーションした結果を示すグラフである。
ャフト 105 動翼 106 スラスト磁
気ディスク 107a、107b ラジアル磁気軸受け 108 スラスト磁気軸受け 109、110 ボールベアリング 111 ロータ駆動用モータ
Claims (6)
- 【請求項1】 電磁石に流す電流をPWM制御すること
によって、前記電磁石が発生する吸引力を変化させ、軸
を非接触状態で支持する磁気軸受けを制御する磁気軸受
け制御装置であって、 前記電磁石に流れる電流を検出する電流検出手段と、 この電流検出手段によって検出された電流から、前記軸
と電磁石との距離を算出する演算手段と、 この演算手段によって算出された距離に基づいて、前記
電磁石に流す電流をPWM制御するPWM制御手段とを
有し、 前記演算手段は、 前記電流検出手段によって検出された電流の時間微分値
を算出する微分手段と、 この微分手段によって算出された時間微分値の絶対値を
算出する絶対値算出手段と、 この絶対値算出手段によって算出された絶対値に定数を
かけた値を算出する定数乗算手段と、 この定数乗算手段によって算出された値を、所定の補正
係数を用いて補正し、補正後の値を前記軸と電磁石との
距離とする補正手段とを有することを特徴とする磁気軸
受け制御装置。 - 【請求項2】 前記補正手段は、前記定数乗算手段によ
って算出された値を、前記電流検出手段によって検出さ
れた電流の波高値に応じた補正係数を用いて補正するこ
とを特徴とする請求項1に記載の磁気軸受け制御装置。 - 【請求項3】 前記補正手段は、前記定数乗算手段によ
って算出された値に、補正係数B/(A×i0+B)を
かけた値を、前記軸と電磁石との距離とすることを特徴
とする請求項2に記載の磁気軸受け制御装置。ただし、
前記i0は、前記電流検出手段によって検出された電流
の波高値であり、前記AおよびBは、予め求められた定
数である。 - 【請求項4】 前記AおよびBは、前記電流の波高値
と、前記電流の時間微分値の絶対値を前記距離で割った
値との関係から求められた定数であることを特徴とする
請求項3に記載の磁気軸受け制御装置。 - 【請求項5】 請求項1から4のいずれかに記載の磁気
軸受け制御装置を備えたことを特徴とするターボ分子ポ
ンプ。 - 【請求項6】 電磁石に流す電流をPWM制御すること
によって、前記電磁石が発生する吸引力を変化させ、軸
を非接触状態で支持する磁気軸受けを制御する磁気軸受
け制御方法であって、 前記電磁石に流れる電流を検出する電流検出ステップ
と、 この電流検出ステップで検出された電流から、前記軸と
電磁石との距離を算出する演算ステップと、 この演算ステップで算出された距離に基づいて、前記電
磁石に流す電流をPWM制御するPWM制御ステップと
を有し、 前記演算ステップは、 前記電流検出ステップで検出された電流の時間微分値を
算出する微分ステップと、 この微分ステップで算出された時間微分値の絶対値を算
出する絶対値算出ステップと、 この絶対値算出ステップで算出された絶対値に定数をか
けた値を算出する定数乗算ステップと、 この定数乗算ステップで算出された値を、所定の補正係
数を用いて補正し、補正後の値を前記軸と電磁石との距
離とする補正ステップとを有することを特徴とする磁気
軸受け制御方法。
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