JP2003138523A - 張弦桁橋の構築方法 - Google Patents

張弦桁橋の構築方法

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JP2003138523A JP2001333885A JP2001333885A JP2003138523A JP 2003138523 A JP2003138523 A JP 2003138523A JP 2001333885 A JP2001333885 A JP 2001333885A JP 2001333885 A JP2001333885 A JP 2001333885A JP 2003138523 A JP2003138523 A JP 2003138523A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンクリートからなる桁を備えた張弦桁橋
を、大きな機械等を用いることなく、経済的かつ確実に
構築する。 【解決手段】 二つの橋台1,2上に、それぞれ橋桁
の端部となる端部ブロック3,4(コンクリートブロッ
ク)を形成し、これらをそれぞれ橋台上に固定する。こ
れらの端部ブロック間にPC鋼材11(第1のケーブ
ル)を張架し、これに支持させて上路桁となるコンクリ
ート部材7を形成する。このコンクリート部材の下側に
は柱状の支持部材6を取りつけておき、前記端部ブロッ
ク間に張架した下弦ケーブル5(第2のケーブル)を支
持部材の下端と連結する。そして、下弦ケーブルに張力
を導入し、端部ブロックの橋台に対する固定を解放して
鉛直方向の反力で支持するとともに、一方の端部ブロッ
クは水平方向の移動を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願に係る発明は、橋桁の一
形式である張弦桁橋、すなわち両端部で支持される桁の
下側に引張部材を設け、この引張部材と前記桁との間を
圧縮部材で連結した張弦桁橋の構築方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】張弦桁橋は、桁の下側に引張部材が張設
され、その両端が桁の両端部に連結された構造形式であ
り、桁の曲げ変形に対して引張部材がその軸引張力によ
って抵抗する。このため、桁自重を小さくすることがで
き、基礎構造が簡略化される等、経済的に優れた構造と
なる。このような張弦桁橋の架設は、まず桁を支保工上
で形成したり、架設ガーダー等を用いて、あらかじめ形
成された桁を架設する。そして、その下側に引張部材を
取付けるという方法が一般に採用されている。
【0003】一方、コンクリートの桁を有する橋梁であ
って、桁の下側に引張部材を有するものに、上路式吊構
造橋があり、特開平11−323841号公報に開示さ
れている。この構造形式は、橋梁の架設位置の両端部に
2つの橋台を設け、これらの間に張架した吊材上に、支
持部材を介して桁を支持するものである。この上路式吊
構造橋は、プレキャストコンクリート部材を吊材に支持
させて配列し、所定の位置でこれらを連結することによ
って構築することができるものであり、大きな架設機械
等を用いることなく、低コストで構築できるという利点
を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような上路式吊構造橋では、次のような問題点がある。
この構造形式の橋梁では、橋体の自重及び走行車輌によ
る活荷重等ほとんどの荷重を吊材の引張力によって支持
し、この引張力が両側の橋台に伝達される。このため、
橋台はアースアンカー等によって地盤又は岩盤に強固に
固定されている必要があり、強固な地盤又は岩盤が得ら
れない状況での適用は難しい。
【0005】一方、特開2001−182016号公報
には、上記のような上路式吊構造橋において、上路桁を
完成した後に吊材の両端部を上路桁と連結し、橋台に対
する係止を解放して、吊材の反力を上路桁の軸方向力に
よって支持する形式、すなわち上述の張弦桁橋とするこ
とが記載されている。しかし、この形式では、上路桁の
端部に吊材を定着し、さらに桁自体を支持するための支
承を設ける必要があり、これらのための補強等によって
桁端部の構造が複雑となる。そして、このような桁端部
に、橋台に支持されている吊材の反力を転移させること
になり、作業が煩雑化するともに、桁端部のコンクリー
トを強固なものに仕上げるのが難しい場合が生じる。
【0006】本願に係る発明は、上記のような事情に鑑
みてなされたものであり、その目的は、コンクリートか
らなる桁を備えた張弦桁橋を、大きな機械等を用いるこ
となく、経済的かつ確実に構築することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明は、 二つの橋台又は橋脚上
に、それぞれ橋桁の端部となるコンクリートブロックを
形成し、 該コンクリートブロックをそれぞれ橋台又は
橋脚の上に固定するとともに、これらのコンクリートブ
ロック間に第1のケーブルを張架し、 該第1のケーブ
ルに沿って二つのコンクリートブロックと連続するコン
クリート部材を、該第1のケーブルに支持させて形成
し、 前記コンクリート部材の下側に、前記コンクリー
トブロックのそれぞれに両端を係止して第2のケーブル
を張架し、 該第2のケーブルと前記コンクリート部材
との間に所定の間隔で圧縮方向の軸力を許容する支持部
材を配置して、前記第2のケーブルと前記コンクリート
部材とを連結し、 前記2つのコンクリートブロックの
少なくとも一方について、橋桁の軸線方向の水平移動が
可能となるように固定を解放することを特徴とする張弦
桁橋の構築方法を提供するものである。
【0008】この張弦桁橋の構築方法では、最初に橋桁
の端部となるコンクリートブロックを形成するので、作
業の障害となるものがほとんどなく、強固な桁端部を確
実かつ効率良く構築することができる。そして、これら
のコンクリートブロック間に第1のケーブルを張架し、
これに支持させて上記コンクリートブロック間を連結す
るコンクリート部材を形成するので、支保工等が不要と
なる。
【0009】さらに、2つのコンクリートブロック間が
コンクリート部材で連結された後に、上記2つのコンク
リートブロック間に第2のケーブルを張架することによ
り、第2のケーブルに作用する引張力の反力は、上記コ
ンクリート部材の軸圧縮力となり、橋台又は橋脚への負
荷が大幅に増加するのを抑制することができる。そし
て、上記第2のケーブルとコンクリート部材とを、圧縮
方向の軸力に耐え得る支持部材を介して連結することに
より、第2のケーブルが下弦材として機能し、その引張
力によってコンクリート部材の曲げ変形に抵抗する。
【0010】さらに、第2のケーブルの反力をコンクリ
ートブロックを介してコンクリート部材に伝達すること
により、コンクリートブロックの橋台又は橋脚への固定
を開放することができ、地震時等の水平方向力以外は、
橋台または橋脚の鉛直反力によって上記構造すなわち張
弦桁を支持することができる。したがって、完成系 にお
いては、橋台又は橋脚に大きな水平方向力は作用せず、
強固な地盤又は岩盤が得られない場合にも、信頼性の高
い構造とすることができる。
【0011】請求項2に係る発明は、 請求項1に記載
の張弦桁橋の構築方法において、前記コンクリート部材
とその下側に張架された第2のケーブルとを前記支持部
材で連結した後、下方にたわみが生じている前記第2の
ケーブルに緊張力を導入して二つのブロック間のケーブ
ル長を短縮し、前記支持部材を介して前記コンクリート
部材を上方に押し上げる工程を含むものとする。
【0012】この方法では、第1のケーブルに沿って形
成したコンクリート部材が下方にたわんだ状態、すなわ
ちサグが生じた状態であっても、第2のケーブルの緊張
によりコンクリート部材を上方に押し上げ、上弦材又は
上路桁として機能するコンクリート部材を水平又は所定
の高さに設定することができる。なお、上記コンクリー
ト部材は変形にともなって生じる応力度を許容限度内と
する必要があるが、薄い版状の部材とすることによっ
て、大きな変形が生じても断面応力度の発生を小さく抑
えることができる。
【0013】請求項3に係る発明は、 請求項1に記載
の張弦桁橋の構築方法において、前記第2のケーブルを
張架した後、該第2のケーブルを埋め込むようにコンク
リートの版状部材を形成し、前記支持部材の下端は、該
版状部材を介して前記第2のケーブルと連結するものと
する。
【0014】この方法では、下弦材が第2のケーブルと
コンクリートの版状部材との合成部材となり、断面積が
大きくなる。このため、剛性が大きくなり変形の小さい
構造とすることができる。
【0015】請求項4に係る発明は、 請求項1に記載
の発明において、前記コンクリート部材は、下方にたわ
んだ状態の第1のケーブルを埋め込むとともに、少なく
とも上面が平坦又は上方に凸状となるように形成するも
のとする。
【0016】この方法では、張架した第1のケーブル
は、サグによって下方にたわみを生じているが、この第
1のケーブルを埋め込むように形成するコンクリート部
材は、上面を平坦又は上方に凸状とすることにより、道
路の縦断線形に対応した橋面を形成することが可能とな
る。
【0017】請求項5に係る発明は、 二つの橋台又は
橋脚上に、それぞれ橋桁の端部となるコンクリートブロ
ックを形成し、 該コンクリートブロックをそれぞれ橋
台又は橋脚の上に固定するとともに、これらのコンクリ
ートブロック間にケーブルを張架し、 該ケーブルに支
持され、上方に立ち上げられた支持部材上に、前記二つ
のコンクリート部材間で連続するコンクリート部材を形
成し、 前記2つのコンクリートブロックの少なくとも
一方について、橋桁の軸線方向の水平移動が可能となる
ように固定を解放することを特徴とする張弦桁橋の構築
方法を提供するものである。
【0018】この張弦桁橋の構築方法では、橋桁の端部
となるコンクリートブロックを最初に形成するので、作
業性が良好となり強固な桁端部を確実かつ効率良く構築
することができる。そして、2つのコンクリートブロッ
ク間にケーブルを張架し、これに立設した支持部材上に
コンクリート部材を形成するので支保工等が不要とな
り、仮設構築物が簡略化されて効率の良い構築が可能と
なる。
【0019】また、2つのコンクリートブロック間を連
結するコンクリート部材を形成した後は、上記コンクリ
ートブロック部材の橋台又は橋脚に対する固定を解放し
たときに、ケーブルの反力はコンクリート部材の軸圧縮
力となり、張弦桁として安定した構造となる。
【0020】請求項6に係る発明は、 請求項5に記載
の発明において、前記ケーブルを張架した後、該ケーブ
ルを埋め込むようにコンクリートの版状部材を形成し、
前記支持部材は、該版状部材上に立設するものとす
る。
【0021】この方法では、下弦材がいわゆる吊床版と
なって断面積が増大する。このため、剛性の大きい構造
となり、変形が小さくなる。
【0022】請求項7に係る発明は、 二つの橋台又は
橋脚間に第1のケーブルを張架し、該第1のケーブルに
沿い、両端が前記橋台又は橋脚と分離した一連のコンク
リート部材を、該第1のケーブルに支持させて形成し、
前記コンクリート部材の下側に、該コンクリート部材
の両端付近にそれぞれ両端を係止して第2のケーブルを
張架し、 該第2のケーブルと前記コンクリート部材と
の間に所定の間隔で圧縮方向の軸力を許容する支持部材
を配置して、第2のケーブルと前記コンクリート部材と
を連結し、 前記コンクリート部材の両端部を前記橋台
又は橋脚上に支持させ、少なくとも一方の端部は、橋桁
の軸線方向の水平移動が可能とし、前記橋台又は橋脚に
おける前記第1のケーブルの拘束を解放することを特徴
とする張弦桁橋の構築方法を提供するものである。
【0023】この張弦桁橋では、上弦材又は上路桁とし
て機能するコンクリート部材を第1のケーブルに支持さ
せて形成するので、支保工等が不要となる。そして、こ
のコンクリート部材の下側に張架した第2のケーブルの
両端が上記コンクリート部材に係止され、第2のケーブ
ルの反力は上記コンクリート部材の軸圧縮力となる。し
たがって、コンクリート部材、第2のケーブル及びこれ
らを連結する支持部材とによって安定した構造物が形成
され、第1のケーブルの橋台又は橋脚における固定を解
放することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本願に係る発明の実施の形
態を図に基づいて説明する。図1は、請求項1、請求項
2、請求項3又は請求項7に係る発明の実施によって構
築することができる張弦桁橋の概略側面図である。この
張弦桁橋は、二つの橋台1,2間に架設されたものであ
り、沓を介して橋台上に支持されたコンクリートの端部
ブロック3,4と、これらの端部ブロック間に張架され
た下弦ケーブル5と、この下弦ケーブル5上に立設され
た支持部材6と、前記端部ブロック3,4間で連続する
ように形成され、上記支持部材6によって支持されるコ
ンクリートの上路桁7と、で主要部が構成されている。
【0025】上記橋台1,2は、橋を架設する位置の強
固な地盤上に鉄筋コンクリートによって構築され、架設
時にはアースアンカー8によって地盤9又は岩盤上に強
固に固定される。橋桁が完成した後は、上記アースアン
カー8は不要となり、撤去することもできるが、そのま
ま残してもよい。
【0026】上記端部ブロック3,4は、現場打ちコン
クリートで形成してもよいし、工場等であらかじめ製作
されたプレキャストコンクリートとしてもよい。これら
の端部ブロック3,4には、図2に示すように、下弦ケ
ーブル5を挿通するすることができる貫通孔と、上路桁
7に埋め込まれるPC鋼材113を挿通する貫通孔が形
成されており、これらの下弦ケーブル5及びPC鋼材1
1が定着されるため、定着端の支圧力に耐え得るように
充分な鉄筋補強がなされている。
【0027】上記沓12は、ゴム沓、鋳造された沓等を
用いることができる。これらの沓12は、橋の軸線と直
角方向の水平な軸線回りに回転が可能に桁を支持するも
のであり、桁の両端部を支持する二つの沓のうち、一方
は橋の軸線方向の移動を拘束し、他方は移動を許容する
ものとなっている。
【0028】上記下弦ケーブル5は、合成樹脂で被覆さ
れた鋼より線が用いられており、端部には、鋼からなる
管状の定着体が圧着されている。この定着体の外周面に
は、ねじ山が形成され、ナット5aを螺号してコンクリ
ートの端部ブロック3に定着することができるようにな
っている。この下弦ケーブル5は、4本のケーブルから
なり、図3に示すように、桁の幅方向に4本のケーブル
が平行に配列されている。
【0029】上記上路桁7は、二つの端部ブロック3,
4と連続するように形成された版状の部材であり、橋の
軸線方向にプレストレスが導入されている。上記支持部
材6は、鋼管からなるものであり、下弦ケーブル5上に
立設され、上路桁7を支持するものである。また、図3
に示すように、橋の幅方向には上路桁7とともにトラス
構造を形成している。
【0030】次に、請求項1、請求項2、請求項3又は
請求項7に記載の発明の一実施形態であって、上記張弦
桁橋を構築する方法について説明する。まず、図4
(a)に示すように、橋を架設する位置の両側にそれぞ
れ橋台1,2を構築する。この橋台1,2は、大きな水
平方向の力に抵抗できるように、アースアンカー8によ
って地盤9又は岩盤に固着する。次に、図4(b)に示
すように、これらの橋台1,2上に沓を介して端部ブロ
ック3,4を形成し、これらを橋台1,2に固定する。
端部ブロック3,4の固定は、図5(a)に示すよう
に、沓12の前方に鉛直方向の仮固定ブロック13を介
挿し、鉛直方向の仮固定鋼材14で締め付ける。また、
端部ブロック3の背面側には水平方向の仮固定ブロック
15を橋台1との間に介挿し、水平方向の仮固定鋼材1
6によって締め付ける。なお、橋台1の後部は、仮固定
鋼材16の反力及び後で説明するPC鋼材11の反力が
が作用したときに、橋台1の断面に過度の引張応力が生
じないように、鉛直方向のPC鋼材17によって補強し
ている。
【0031】上記端部ブロック3,4の固定が完了する
と、図4(c)に示すように、これらの端部ブロック
3,4間にPC鋼材11(第1のケーブル)を張架す
る。このPC鋼材には鋼より線が用いられ、端部には外
周面にねじ山が形成された定着体が圧着されている。し
たがって、PC鋼材11は図5(b)に示すように、端
部ブロック3の貫通孔に挿通し、上記定着体に螺号した
ナット11aによって、端部ブロック3に定着すること
ができる。また、定着体の先端には鋼棒20が接続さ
れ、この鋼棒20の他端を橋台1に定着して、PC鋼材
11の張力の一部又は全部を橋台1に負担させる。
【0032】PC鋼材11が張架されると、図6(a)
に示すように、上路桁7(コンクリート部材)を形成す
るためのプレキャストコンクリート板21を上記PC鋼
材11に懸垂支持させる。上記プレキャストコンクリー
ト板21は、図7に示すように上路桁の下側部分となる
薄い部材であり、これを型枠として上部にさらにコンク
リートを打ち足すことができるようにしている。そし
て、このプレキャストコンクリート板21はPC鋼材1
1の軸線方向に移動が可能に係止するものとし、橋台1
付近の作業性が良好な位置で支持させ、PC鋼材11に
沿って所定の位置まで移動させる。また、プレキャスト
コンクリート板21の下側には、支持部材6を吊り下げ
るように取りつけた後に所定の位置に移動する。
【0033】PC鋼材11に沿ってプレキャストコンク
リート板21の配置が完了すると、隣り合うプレキャス
トコンクリート板の間及びプレキャストコンクリート板
と端部ブロック3,4との間にコンクリートを打設し、
図6(b)に示すように二つの端部ブロック3,4間で
連続する上路桁7を形成する。
【0034】続いて、図6(c)に示すように、二つの
端部ブロック3,4間に下弦ケーブル5を張架する。下
弦ケーブル5は、図8に示すように、端部ブロック3に
形成された貫通孔に挿通し、端部の定着体に係止したナ
ット18によって端部ブロック3に定着する。この下弦
ケーブル5は、図7に示すように、支持部材6の下端部
に係止される。そして、図9(a)に示すように、端部
で緊張力を導入することによって、下弦ケーブル5の下
方への撓み、すなわちサグが減少し、支持部材6を介し
て上路桁7が上方に押し上げられる。これにより、上路
桁7を所定の位置に設定する。なお、このとき、上路桁
7は、上方に大きな変形を生じるが、長さに比べて充分
に薄い部材となっており、断面に生じる応力度は小さ
く、有害なひび割れ等が生じないように考慮されてい
る。
【0035】上路桁7が所定の位置に設定されると、図
9(b)に示すように、この上路桁7の上側部分のコン
クリートを打設する。このとき、図3に示すように、2
次PC鋼材19を埋め込んでおき、コンクリートの硬化
後、この2次PC鋼材19を緊張することによって、上
路桁7にプレストレスを導入する。その後、橋台1,2
に係止していたPC鋼材11の延長部分の張力を解放
し、端部ブロック3,4すなわち完成した桁の端部で、
PC鋼材11の張力の全てを負荷することにより、張弦
桁が完成する(図9(c))。
【0036】以上に説明した張弦桁橋の構築方法では、
下弦ケーブルを緊張して上路桁を上方の押し上げる工程
を含んでいるが、このとき上路桁は端部ブロック間で連
続しているために、変形による応力度が発生する。これ
によって連続した上路桁に有害はひび割れが生じる場合
には、下弦ケーブルの緊張による上路桁の変形を小さく
制限しなければならず、上路桁を水平もしくは上方に凸
状とすることができない場合が生じる。また、下弦ケー
ブルの緊張によって上路桁を上方に凸状となるように押
し上げると、幅員の小さい桁では側方への安定性が悪く
なる場合もある。このような場合には、次にように対処
することができる。なお、この方法は請求項4に記載の
発明の一実施形態である。
【0037】上路桁の下側部分となるプレストレストコ
ンクリート板をPC鋼材(第1のケーブル)に吊支持さ
せた状態では、PC鋼材は下側にたわんだ状態となって
おり、これに支持されるプレキャストコンクリート板も
サグによって、中央部で下側にたわんだ状態に配列され
る。しかし、図11及び図12に示すように、このプレ
キャストコンクリート板31が備える側面板31aを、
桁の全長にわったってほぼ同じ高さとし、プレキャスト
コンクリート板31のほぼ水平な板状部分31bが、支
間中央部でPC鋼材33とともに下側にたわんだ状態で
も上記側面板31aの上下縁が水平もしくは上方に凸状
となって所定の縦断線形と対応するものとしておく。そ
して、このプレキャストコンクリート板31を型枠とし
て上路桁35の上側部分のコンクリート32を打設する
と、支間の中央部と端部付近とで上路桁35の版厚が異
なるものとなるが、上面は所定の縦断線形に沿って水平
又は上方に凸状に仕上げることができる。また、側面の
形状は、図10に示すように側面板31aによって版厚
の変化は外観に現れず、上路桁の側面形状を縦断線形に
沿ったものとすることができる。なお、上記方法による
と、上路桁の版厚が、桁の中央部で厚くなるが、図11
に示すように円形又は多角形の断面を有する中空の埋め
込み型枠34を用いることによって、上路桁の自重の増
加を抑えることができる。なお、図10から図12に示
す張弦桁橋において、支持部材36、下弦ケーブル3
7、端部ブロック38,39等は、図1に示す張弦桁橋
と同じものを用いることができる。
【0038】図13は、請求項1、請求項2、請求項3
又は請求項7に係る発明の実施によって構築することが
できる張弦桁橋の他の例を示す概略側面図である。この
張弦桁橋は、二つの橋台41,42上に沓を介して支持
されており、端部ブロック43,44間に張架された下
弦ケーブル45と、この下弦ケーブル45上に立設され
た支持部材46と、前記端部ブロック43,44間で連
続するように形成され、上記支持部材46によって支持
されるコンクリートの上路桁47と、で主要部が構成さ
れている。
【0039】この張弦桁橋では、図1に示すものと異な
り、支持部材46が桁の軸線方向に交互に傾斜してお
り、上路桁47を上弦材、下弦ケーブル45を下弦材と
するワレントラスを形成している。これにより支持部材
46が斜材として機能し、せん断力に抵抗することがで
きるので、桁全体の剛性が向上し、活荷重載荷時等にお
ける変形を小さく抑えることができる。
【0040】このような張弦桁橋の構築は、図14に示
すように、PC鋼材48(第1のケーブル)を端部ブロ
ック43,44間に張架した後、これに吊支持させてプ
レキャストコンクリート板49を所定の位置に配列する
ときに、このプレキャストコンクリート板49の下側に
取りつける支持部材46の形状を、下端に頂角を有する
三角形状にしておく。そして、この頂角部に下弦ケーブ
ル45を係止することによって図1に示す張弦桁橋とほ
ぼ同様に構築することができる。
【0041】次に、請求項5又は請求項6に係る張弦桁
橋の構築方法及びこの方法によって構築される張弦桁橋
について説明する。図15は、請求項5又は請求項6に
係る発明の実施によって構築することができる張弦桁橋
の概略側面図である。この張弦桁橋は、二つの橋台5
1,52上に沓58を介して支持されたコンクリートの
端部ブロック53,54と、これらの端部ブロック間に
吊支持されたコンクリートの下床版55と、この下床版
55上に立設された支持部材56と、前記端部ブロック
53,54間で連続するように形成され、上記支持部材
56によって支持されるコンクリートの上路桁57と、
で主要部が構成されている。
【0042】上記橋台51,52、沓58、端部ブロッ
ク53、54は、図1に示す張弦桁橋と同様のものを用
いることができる。
【0043】上記下床版55は、二つの端部ブロック5
3,54間に張架されたケーブル59をコンクリートの
板状の部材に埋め込んだものであり、いわゆる吊床版と
なっている。したがって、この下床版55は、ケーブル
59の引張力によって支持されるものであり、厚さが長
さに比べて充分に小さくなっているので、柔軟に変形し
ても有害なひび割れを生じないものとなっている。
【0044】上記支持部材56は、鋼管をからなり、上
記下床版55上で桁の軸線方向に傾斜するように立設さ
れたものであり、上路桁57の重量及びこの上に載荷さ
れる荷重を支持することができる充分な強度を有するも
のである。上記上路桁57は、プレキャストコンクリー
ト板を配列し、これらの相互間及び端部ブロック53,
54との間にコンクリートを打設して、端部ブロック5
3,54間で連続するように形成されたものであり、桁
の軸線方向にプレストレスが導入されている。
【0045】上記張弦桁橋は、次のような工程によって
構築することができる。なお、この構築方法は、請求項
5又は請求項6に係る発明の一実施形態である。
【0046】図16(a)に示すように、橋を架設する
位置の両側にそれぞれ構築された橋台51,52上に沓
58を介して端部ブロック53,54を形成し、これら
を橋台53,54に固定する。端部ブロック53,54
の固定は、図17(a)に示すように、沓58の前方に
鉛直方向の仮固定ブロック61を介挿し、鉛直方向の仮
固定鋼材62で締め付ける。また、端部ブロック53の
背面側には水平方向の仮固定ブロック63を橋台51と
の間に介挿し、水平方向の仮固定鋼材64によって締め
付ける。なお、橋台51は必要に応じて、PC鋼材65
等によって補強する。
【0047】上記端部ブロック53,54の固定が完了
すると、図16(b)に示すように、これらの端部ブロ
ック53,54間にケーブル59を張架する。このケー
ブル59は、図17(b)に示すように、定着具66に
よって端部ブロック53に係止するとともに、その先端
に鋼棒67を接続し、この鋼棒67を橋台51に係止し
てケーブル59の張力の一部又は全部を橋台51に直接
に負担させる。これにより、端部ブロック53の仮固定
構造に過度の負荷が作用するのを防止する。
【0048】ケーブル59が張架されると、図16
(c)に示すように、下床版を形成するためのプレキャ
ストコンクリート板71を上記ケーブル59に懸垂支持
させ、ケーブル59に沿って順次移動して、ケーブルの
ほぼ全長にわたり、複数のプレキャストコンクリート板
を所定の位置に配列する。これらのプレキャストコンク
リート板71には、図16(c)に示すように、あらか
じめ支持部材56を取りつけておく。
【0049】上記プレキャストコンクリート板71が所
定の位置に配列されると、隣り合うプレストレストコン
クリート板の間及びプレキャストコンクリート板71と
端部ブロック53,54との間にコンクリートを打設
し、二つの端部ブロック53,54間で連続する下床版
55(吊床版)を形成する。打設したコンクリートが硬
化した後、埋め込んだ2次鋼材を緊張して下床版55に
適宜プレストレスを導入する。そして、図16(d)に
示すように、支持部材56上には仮設レール72を設
け、この仮設レール72上を走行させて、上路桁57を
形成するためのプレキャストコンクリート板73を順次
配列する。
【0050】上記上路桁57となるプレキャストコンク
リート板73の間及びプレキャストコンクリート板73
と端部ブロック53,54との間にもコンクリートを打
設し、上路桁57を二つの端部ブロック53,54間で
連続したものとする。その後、図16(e)に示すよう
に、ケーブル59の両端に接続した鋼棒67の橋台5
1,52に対する負荷を解放し、ケーブル59の引張力
よる反力を端部ブロック53,54に負荷させる。この
反力は上路桁57の軸力となり、両端で単純支持された
張弦桁となる。
【0051】なお、上記方法では、下床版55を端部ブ
ロック間で連続する構造とした後、上路桁57となるプ
レキャストコンクリート板73の配列を行っているが、
下床版を形成するためのプレキャストコンクリート板7
1を配列した後、連結する前に上路桁とするプレキャス
トコンクリート板73を配列し、その後下床版55と上
路桁57とについてプレキャストコンクリート板の間の
コンクリート打設を同時に又は続いて行うこともでき
る。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本願に係る発明の
張弦桁橋の構築方法では、橋桁の両端を支持する橋台又
は橋脚上に、橋桁の端部となるコンクリートブロックを
仮に固定し、これらの端部ロック間に張架したケーブル
に支持させて桁を構築するので、大規模な支保工等を必
要とすることなく、桁を架設することができる。また、
桁端部のコンクリートブロックを橋台又は橋脚から解放
することにより、コンクリート部材の圧縮力とケーブル
の引張力とが桁構造内でつり合った張弦桁橋を容易に構
築することができる。
【0053】さらに、ケーブルに支持させて連続するコ
ンクリート部材を形成した後、これらの両端部にケーブ
ルを係止して、このケーブルの引張力の反力をコンクリ
ート部材に負担させることにより、上記コンクリート部
材を仮設時に支持するケーブルの橋台又は橋脚への拘束
を解放することができ、容易に張弦桁を構築することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1、請求項2、請求項3又は請求項7に
係る発明の実施によって構築することができる張弦桁橋
の概略側面図である。
【図2】図1に示す張弦桁橋の桁端部の縦断面図であ
る。
【図3】図1に示す張弦桁橋の横断面図である。
【図4】図1に示す張弦桁橋を構築する工程を示す概略
図である。
【図5】図4に示す工程における桁端部と橋台との状態
を示す概略断面図である。
【図6】図1に示す張弦桁橋を構築する工程を示す概略
図である。
【図7】図6に示す工程における桁断面図である。
【図8】図6に示す工程における桁端部と橋台との状態
を示す概略断面図である。
【図9】図1に示す張弦桁橋を構築する工程を示す概略
図である。
【図10】請求項4に係る発明の実施によって構築する
ことができる張弦桁橋を示す概略側面図である。
【図11】図10に示す張弦桁橋の構築途中及び完成時
における桁断面図である。
【図12】図10に示す張弦桁橋の構築途中及び完成時
における桁断面図である。
【図13】請求項1、請求項2、請求項3又は請求項7
に係る発明の実施によって構築することができる張弦桁
橋の他の例を示す概略側面図である。
【図14】図13に示す張弦桁橋の構築途中の状態を示
す概略側面図である。
【図15】請求項5又は請求項6に係る発明の実施によ
って構築することができる張弦桁橋の例を示す概略側面
図である。
【図16】図15に示す張弦桁橋を構築する工程を示す
概略図である。
【図17】図16に示す工程における桁端部と橋台との
状態を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1,2 橋台 3,4 端部ブロック 5 下弦ケーブル 6 支持部材 7 上路桁 8 アースアンカー 9 地盤 11 PC鋼材 12 沓 13 仮固定ブロック 14 鉛直方向の仮固定鋼材 15 仮固定ブロック 16 水平方向の仮固定鋼材 17 鉛直方向のPC鋼材 18 ナット 19 2次PC鋼材 20 鋼棒 21,31 プレキャストコンクリート板 32 現場打設したコンクリート 33,48 PC鋼材 34 埋め込み型枠 35,47 上路桁 36,46 支持部材 37,45 下弦ケーブル 38,39,43,44,53,54 端部ブロック 41,42,51,52 橋台 49 プレキャストコンクリート板 55 下床版 56 支持部材 57 上路桁 58 沓 59 ケーブル 61,63 仮固定ブロック 62 鉛直方向の仮固定鋼材 64 水平方向の仮固定鋼材 65 PC鋼材 66 定着具 67 鋼棒 71 下床版となるプレキャストコンクリート板 72 仮設レール 73 上路桁となるプレキャストコンクリート板

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二つの橋台又は橋脚上に、それぞれ橋
    桁の端部となるコンクリートブロックを形成し、 該コンクリートブロックをそれぞれ橋台又は橋脚の上に
    固定するとともに、これらのコンクリートブロック間に
    第1のケーブルを張架し、 該第1のケーブルに沿って二つのコンクリートブロック
    と連続するコンクリート部材を、該第1のケーブルに支
    持させて形成し、 前記コンクリート部材の下側に、前記コンクリートブロ
    ックのそれぞれに両端を係止して第2のケーブルを張架
    し、 該第2のケーブルと前記コンクリート部材との間に所定
    の間隔で圧縮方向の軸力を許容する支持部材を配置し
    て、前記第2のケーブルと前記コンクリート部材とを連
    結し、 前記2つのコンクリートブロックの少なくとも一方につ
    いて、橋桁の軸線方向の水平移動が可能となるように固
    定を解放することを特徴とする張弦桁橋の構築方法。
  2. 【請求項2】 前記コンクリート部材とその下側に張
    架された第2のケーブルとを前記支持部材で連結した
    後、下方にたわみが生じている前記第2のケーブルに緊
    張力を導入して二つのブロック間のケーブル長を短縮
    し、前記支持部材を介して前記コンクリート部材を上方
    に押し上げる工程を含むことを特徴とする請求項1に記
    載の張弦桁橋の構築方法。
  3. 【請求項3】 前記第2のケーブルを張架した後、該
    第2のケーブルを埋め込むようにコンクリートの版状部
    材を形成し、前記支持部材の下端は、該版状部材を介し
    て前記第2のケーブルと連結することを特徴とする請求
    項1に記載の張弦桁橋の構築方法。
  4. 【請求項4】 前記コンクリート部材は、下方にたわ
    んだ状態の第1のケーブルを埋め込むとともに、少なく
    とも上面が平坦又は上方に凸状となるように形成するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の張弦桁橋の構築方法。
  5. 【請求項5】 二つの橋台又は橋脚上に、それぞれ橋
    桁の端部となるコンクリートブロックを形成し、 該コンクリートブロックをそれぞれ橋台又は橋脚の上に
    固定するとともに、これらのコンクリートブロック間に
    ケーブルを張架し、 該ケーブルに支持され、上方に立ち上げられた支持部材
    上に、前記二つのコンクリート部材間で連続するコンク
    リート部材を形成し、 前記2つのコンクリートブロックの少なくとも一方につ
    いて、橋桁の軸線方向の水平移動が可能となるように固
    定を解放することを特徴とする張弦桁橋の構築方法。
  6. 【請求項6】 前記ケーブルを張架した後、該ケーブ
    ルを埋め込むようにコンクリートの版状部材を形成し、 前記支持部材は、該版状部材上に立設することを特徴と
    する請求項5に記載の張弦桁橋の構築方法。
  7. 【請求項7】 二つの橋台又は橋脚間に第1のケーブ
    ルを張架し、 該第1のケーブルに沿い、両端が前記橋台又は橋脚と分
    離した一連のコンクリート部材を、該第1のケーブルに
    支持させて形成し、 前記コンクリート部材の下側に、該コンクリート部材の
    両端付近にそれぞれ両端を係止して第2のケーブルを張
    架し、 該第2のケーブルと前記コンクリート部材との間に所定
    の間隔で圧縮方向の軸力を許容する支持部材を配置し
    て、第2のケーブルと前記コンクリート部材とを連結
    し、 前記コンクリート部材の両端部を前記橋台又は橋脚上に
    支持させ、少なくとも一方の端部は、橋桁の軸線方向の
    水平移動が可能とし、 前記橋台又は橋脚における前記第1のケーブルの拘束を
    解放することを特徴とする張弦桁橋の構築方法。
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