JP2003137638A - ガラス含有コンクリート成形体とその製造方法 - Google Patents

ガラス含有コンクリート成形体とその製造方法

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JP2003137638A JP2001329670A JP2001329670A JP2003137638A JP 2003137638 A JP2003137638 A JP 2003137638A JP 2001329670 A JP2001329670 A JP 2001329670A JP 2001329670 A JP2001329670 A JP 2001329670A JP 2003137638 A JP2003137638 A JP 2003137638A
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Masaaki Nishiyama
政昭 西山
Hiroaki Nakamura
博昭 中村
Yasuhiko Kamiya
泰彦 上谷
Toshio Watanabe
敏男 渡邊
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TOKYO HAKURENGA KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ガラスを骨材として使用してもアルカリシリカ
反応によって膨張破裂しないコンクリート成形体を提供
する。 【解決手段】コンクリート成形体は、セメントと骨材を
含み、前記セメントは還元期スラグセメントであり、前
記骨材の少なくとも一部がガラスであることを特徴とす
る。前記還元期スラグセメントを15〜60重量部とし
た場合に、前記ガラスは15〜60重量部であり、さら
に前記骨材として20〜60重量部の石灰砂を含むのが
好ましく、該成形体の形状はブロック、パネルまたは平
板とすることが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、骨材の少なくとも
一部がガラスであるコンクリート成形体とその製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】コンクリートにガラスを混入すると、ア
ルカリシリカ反応が発生してコンクリートが膨張するた
め、コンクリートにガラスを混入するのは困難とされて
きた。ガラス廃材のリサイクルを目的にコンクリートに
ガラス廃材を混入させると、セメント中のアルカリ成分
と、ガラス廃材中の未晶出のシリカ分がいわゆるアルカ
リシリカ反応を生じて、その反応生成物が膨張し成形体
が膨張破裂を生じることから、コンクリート中にガラス
を混入することは困難とされてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、コンクリートにガラスを混入してもアルカ
リシリカ反応によって成形体が膨張破裂しないコンクリ
ートを提供すると共に、ガラス廃材の有効活用をも促進
しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のコンクリート成
形体は、セメントと骨材を含み、前記セメントは還元期
スラグセメントであり、前記骨材の少なくとも一部がガ
ラスであることを特徴とする。なお、前記還元期スラグ
セメントは製鋼還元期スラグと石膏とで構成できる。
【0005】本発明のコンクリート成形体は前記還元期
スラグセメントを15〜60重量部とした場合に、前記
ガラスは15〜60重量部であり、さらに前記骨材とし
て20〜60重量部の石灰砂を含むのが好ましく、該成
形体の形状はブロック、パネル、または平板であること
が好ましい。
【0006】本発明のガラス含有コンクリート成形体の
製造方法は、還元期スラグセメントと、少なくとも一部
がガラスである骨材と水とを混練する混練工程と、得ら
れた混練物を型に入れて固化させる固化工程とを含むこ
とを特徴とする。
【0007】前記混練工程は、前記還元期スラグセメン
トを15〜60重量部とした場合、前記ガラスは15〜
60重量部であり、さらに骨材として20〜60重量部
の石灰砂を含み、前記還元期スラグセメントを100重
量部とした場合に、30〜45重量部の水を加えて混練
するのが好ましい。
【0008】前記固化工程の後で、固化成形体の少なく
とも一部表面を処理する表面処理工程を加えても良い。
【0009】さらに前記固化工程に蒸気養生工程を含む
こともできる。
【0010】前記混練物を型に入れた後で、該混練物を
振動させる振動工程を付加することも可能である。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明のガラス含有コンクリート
成形体は、還元期スラグセメントと、骨材の少なくとも
一部がガラス(非晶質シリカ)であることを特徴とす
る。
【0012】還元期スラグセメントは、γーCaO・S
iO2と12CaO・7Al23を主成分とする製鋼還
元期スラグと石膏とを原料として製造される。
【0013】一方骨材は、少なくともその一部がガラス
であれば、コンクリート成形体の強度を調整するために
高炉徐冷砂や石灰砂を使用することができる。
【0014】通常のポルトランドセメントではその水和
時に高アルカリ条件下でガラスと反応して、珪酸ナトリ
ウムを生成することにより、温度や湿度の条件によって
は体積が膨張してコンクリート成形体の膨張破壊に至
る。
【0015】しかし、前記還元期スラグセメント成分
は、水和して徐々に、エトリンジャイト(3CaO・A
23・3CaSO4・32H2O)、高アルミナ質ゲ
ル、および高アルミナ質水和物を生ずるが、これらがガ
ラスへの反応性雰囲気を緩和するため、ガラスを含むコ
ンクリート成形体でも膨張破壊することはない。
【0016】本発明のコンクリート成形体は、前記還元
期スラグセメントを15〜60重量部(好ましくは20
〜40重量部)とした場合、ガラスは15〜60重量部
(好ましくは20〜40重量部)であり、さらに骨材と
して20〜60重量部(好ましくは30〜50重量部)
の石灰砂を含む。また該コンクリート成形体は、前記還
元期スラグセメントを100重量部とした場合に、30
〜45重量部の水を加えて混練する混練工程と、該混練
物を振動加圧成形、蒸気養生後、脱型して得られる。さ
らに該成形体の少なくとも一部表面は研磨加工、ショッ
トブラスト加工などの表面処理を施すことができる。
【0017】本発明はコンクリート成形体を製造するに
際して、通常使用される普通セメントや骨材に代えて、
還元期スラグセメントと骨材の一部にガラス廃材を利用
することが異なっているだけで、原則として混練以降の
工程は従来どおり利用できる。
【0018】本発明になるガラス含有コンクリート成形
体は建築用材料、道路舗装用材料、または土木用材料に
用いられるブロック、パネル、平板の成形製品に使用さ
れるのが好ましい。特に資源回収された有色カレットガ
ラスを含有するコンクリート成形体は、その 装飾的外
観から、景観材料としての用途が見込まれる。
【0019】
【実施例】以下本発明に関わるガラス含有コンクリート
成形体について、具体的な実施例を示す。なお、本実施
例は例示であり、本発明の範囲を限定するものではな
い。
【0020】(実施例1)本実施例は、還元期スラグセ
メント(質量比率で、還元スラグ3:乾燥石膏1とし
て、以下の全実施例において、還元期スラグセメントは
この組成のものを使用した。)とカレットガラスによる
アルカリシリカ反応の無害性を確認したものである。
【0021】還元期スラグセメントとカレットガラスと
が50:50の重量割合で混合されてなるモルタル組成
物に、水/セメント比が0.33となるように水を加え
て混練し、40×40×160mmの3連型枠に流し込ん
で固化し、脱型後試験片とした。この試験片について、
JISA5308付属書8(規定)「骨材のアルカリシ
リカ反応性試験方法(モルタルバー法)」に準じて、脱
型直後、2週間、4週間、8週間、3か月、及び6か月
の各材齢での膨張率を測定した。結果を表1に示す。
【0022】
【表1】 表1のとおり膨張率は材齢の経過とともに増加するが、
本実施例では材齢6か月で0.093%となった。これ
は、「3本の平均膨張率が、6か月後に0.100%未
満の場合は無害とする」とした前記付属書8の14.判
定、から、還元期スラグセメントにカレットガラスを混
入しても無害であるとの判定が得られたことになる。さ
らに試験片の断面を電子顕微鏡で観察したが、還元期ス
ラグセメントとカレットガラスの界面にシリカとアルカ
リによる生成物は認められないことから、アルカリシリ
カ反応は生じていないことが確認できた。
【0023】(実施例2〜4)本実施例群は、還元期ス
ラグセメントとカレットガラスからなるモルタルの、構
成比率による曲げ強さの変化を測定した結果である。
【0024】還元期スラグセメントとカレットガラスの
比率を、それぞれ70:30、60:40、50:50
としたモルタル組成物を調整した。 これらモルタル組
成物にそれぞれ水/セメント比が0.35となるように
水を加えて混練しモルタルを調整した。そしてこれらの
モルタルを、300×300×60mmの型枠に流し込み
平板試験片として、各々1週間後、2週間後の曲げ強さ
を測定した。結果を表2に示す。
【0025】
【表2】 表2から還元期スラグセメントと骨材としてはカレット
ガラスのみからなるモルタルの場合には、成形体の曲げ
強さはセメントの構成比率が大きいほど高くなることが
わかる。特に還元期スラグセメント:カレットガラスが
70:30の材齢2週間の場合には13.1KNという
高い曲げ強さが得られた。
【0026】(実施例5〜10)本実施例群は還元期ス
ラグセメントとカレットガラスおよび高炉徐冷砂の配合
割合を変化させて、成形体の曲げ強さの変化を調べたも
のである。すなわち配合割合をそれぞれのモルタル組成
物の重量に対して、還元期スラグセメントは40%、3
0%、20%の3水準とし、カレットガラスは30%、
50%の2水準として残部を骨材である高炉徐冷砂とし
た。詳細を表3に示す。
【0027】
【表3】 さらに、これらのモルタル組成物にそれぞれ水/セメン
ト比が0.35となるように水を加えて混練し、モルタ
ルを調整した。そしてこれらのモルタルを型に流し込ん
で40×40×160mmの試験片を作成し、1週間後、
2週間後さらに4週間後の曲げ強さを測定した。結果を
図1に示す。
【0028】これら6水準の配合では、セメント比率が
同じならば高炉徐冷砂の比率が高い方が、また高炉徐冷
砂の比率が同じならばセメントの比率の高い方が曲げ強
さの高いことが分った。
【0029】(実施例11)本実施例は、高炉徐冷砂に
代えて石灰砂を使用した場合の曲げ強さを評価したもの
である。還元期スラグセメント30重量部とガラスカレ
ット30重量部に、骨材として石灰砂(粒径2mm以下)
を40重量部配合してモルタル組成物となし、このモル
タル組成物に水/セメント比が0.35となるように水
を加えて混練し、40×40×160mmの試験片を作成
して、各々の1週間後、2週間後さらに4週間後の曲げ
強さを測定した。 結果を図2に高炉徐冷砂の場合と併
記する。 図2からこの配合比率では、高炉徐冷砂を使
用した場合と石灰砂を使用した場合のいずれの場合で
も、良好な曲げ強さが得られることが分った。このこと
は成形体の用途によって高炉徐冷砂と石灰砂の使い分け
が可能であることを示唆している。
【0030】(実施例12、13)本実施例群は、石灰
砂を混合した場合のアルカリシリカ反応の有無を確認す
ることを目的に実施したものである。還元期スラグセメ
ント:カレットガラス:石灰砂の重量比率を 、実施例
12では30:30:40とし、実施例13では40:
30:30としてモルタル組成物を調整した。
【0031】これらのモルタル組成物にそれぞれ水/セ
メント比が0.35となるように水を加えて混練し、モ
ルタルを調整した。そしてこれらのモルタルを型に流し
込んで40×40×160mmの試験片を作成し、実施例
1と同様の方法で6か月間の各材齢毎の膨張率を測定し
た。
【0032】試験片の膨張率は、材齢6か月で実施例1
2では0.026%、また、実施例13では0.030
%と極めて小さな値が得られ、アルカリシリカ反応は生
じていないことが確認できた。
【0033】(実施例14)一般に水硬性組成物では添
加する水分の増加と共に硬化体の強度は低下する。本実
施例は実施例12の組成(すなわち還元期スラグセメン
ト:カレットガラス:石灰砂=30:30:40)で、
水/セメント比が0.30,0.35および0.40と
なるように水を加えて混練し、モルタルを調整した。そ
してこれらのモルタルを型に流し込んで、300×30
0×60mmの平板を作り、それぞれ4週間後の曲げ強さ
を測定した。
【0034】水セメント比が0.30〜0.40で良好
な結果が得られた。即ち、水セメント比が0.30未満
ではモルタルの流動性が低いために型への流し込みが困
難であり、また、0.40以上では充分な成形体の曲げ
強さが得られない。
【0035】(実施例15)本発明のカレットガラスを
含むコンクリート組成物からなる成形体は還元期スラグ
セメント、カレットガラス、石灰砂に水を添加して混
練、振動加圧成形、蒸気養生、脱型して得られる。本実
施例は蒸気養生条件について検討したものである。
【0036】即ち、実施例12の組成から成るモルタル
を300×300×60mmの型に流し込み平板試験片を
作成して、50℃×3時間、70℃×5時間の2水準で
養生した後、材齢がそれぞれ1週間、2週間、4週間の
曲げ強さを測定した。結果を図3に示す。
【0037】蒸気養生はコンクリートの硬化を促進する
が、高温長時間の養生の方が各材齢で高い曲げ強さを得
られることが分った。 蒸気養生条件は外気温および湿
度に左右されることが大きく、季節よって調整される。
本実施例は冬場の例である。
【0038】(実施例16)本実施例群は、実用上問題
となる諸物性について調べたものである。実施例12の
組成からなるモルタル組成物を調整し、水/セメント比
が0.35となるように水を加えて混練して300×3
00×60mmの型へ流し込み平板を作成した。そしてこ
れら平板試験片に40℃×3時間、50℃×3時間、7
0℃×3時間、および70℃×5時間の4水準の蒸気養
生を行い、以下の表面研磨を加えて試験片を調整した。
表面研磨はブラスト、100番、200番、500番、
800番、1000番の6種類である。
【0039】以上のように調整された試験片について、
各種物性、すなわち耐凍害性試験、滑り抵抗試験、摩耗
試験を実施して、道路舗装材としての実用上の問題点の
有無を調査した。結果を表4に示す。 いずれの試験項
目でも判定基準に対して問題はなかった。
【0040】
【表4】 (実施例17)本実施例は、実施例16で調整された試
験片の一部を使用して屋外暴露試験を実施したものであ
る。すなわち、該試験片を23.4m2の駐車場用および
21.6m2の歩車道部用に施工して1か月後の外観変化
および摩耗具合を観察した。外観、摩耗具合ともに問題
なく良好な状態を保持している。
【0041】(実施例18)本実施例は還元期スラグセ
メントに配合する石膏について、石膏の乾燥工程の有無
がセメントの圧縮強度におよぼす影響を調べたものであ
る。
【0042】還元スラグ:2水石膏=3:1の還元スラ
グセメントと,前記還元スラグ:独自の装置で2水石膏
を攪拌乾燥して得られた乾燥石膏=3:1の還元スラグ
セメントにそれぞれ水/セメント比0.35の水を加え
て混練し、直径10cm、高さ20cmの試験片を作成
して圧縮試験を実施した。圧縮試験方法は、JISA1
108「コンクリートの圧縮強度試験方法」に準じた。
結果を表5に示す。
【0043】
【表5】 表5から乾燥石膏使用の還元期スラグセメントの方が、
材齢の経過と共に圧縮強度が増加し、材齢28日では未
乾燥石膏に比べ約40%も向上することが分った。
【0044】
【発明の効果】以上のように本発明では、還元期スラグ
セメントの低アルカリ性に着目して、従来不可能であっ
たセメントとガラスとのアルカリシリカ反応を抑えるこ
とができた。これにより、ガラス含有のコンクリート成
形体を製造することが可能になった。
【0045】また、本発明によりガラス廃材を有効に活
用する道が開け、特に使用済み飲料用ガラス瓶の中で、
処置方法に窮していた有色ガラス瓶のリサイクルを一層
促進することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】成形材の配合割合と曲げ強さとの関係を示す。
【図2】使用骨材と成形体の曲げ強さとの関係を示す。
【図3】蒸気養生条件と成形体の曲げ強さとの関係を示
す。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C04B 22:14 C04B 14:28 14:28) 111:32 111:32 B28B 1/08 B (72)発明者 上谷 泰彦 愛知県東海市荒尾町ワノ割1 愛知製鋼株 式会社内 (72)発明者 渡邊 敏男 愛知県岡崎市欠町字東畑34−1 Fターム(参考) 4G012 PA09 PA10 PA29 PA30 PB11 PC11 PE04 PE07

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】セメントと骨材を含むコンクリート成形体
    であって、前記セメントは還元期スラグセメントであ
    り、前記骨材の少なくとも一部がガラスであることを特
    徴とするコンクリート成形体。
  2. 【請求項2】前記還元期スラグセメントは、製鋼還元期
    スラグと石膏とからなる請求項1記載のガラス含有コン
    クリート成形体。
  3. 【請求項3】前記還元期スラグセメントを15〜60重
    量部とした場合、前記ガラスは15〜60重量部であ
    り、さらに前記骨材として20〜60重量部の石灰砂を
    含む請求項1記載のコンクリート成形体。
  4. 【請求項4】形状がブロック、パネルまたは平板である
    請求項1記載のコンクリート成形体。
  5. 【請求項5】還元期スラグセメントと、少なくとも一部
    がガラスである骨材と水とを混練する混練工程と、得ら
    れた混練物を型に入れて固化させる固化工程とを含むこ
    とを特徴とするコンクリート成形体の製造方法。
  6. 【請求項6】前記混練工程は、前記還元期スラグセメン
    トを15〜60重量部とした場合、前記ガラスは15〜
    60重量部であり、さらに骨材として20〜60重量部
    の石灰砂を含み、前記還元期スラグセメントを100重
    量部とした場合に、30〜45重量部の水を加えて混練
    する工程である請求項5記載のコンクリート成形体の製
    造方法。
  7. 【請求項7】前記固化工程の後で、固化成形体の少なく
    とも一部表面を処理する表面処理工程をもつ請求項5の
    コンクリート成形体の製造方法。
  8. 【請求項8】前記固化工程に蒸気養生工程を含む請求項
    5記載のコンクリート成形体の製造方法。
  9. 【請求項9】前記混練物を型に入れた後で、該混練物を
    振動させる振動工程を含む請求項5記載の成形体の製造
    方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7700017B2 (en) * 2003-08-25 2010-04-20 Icestone Llc Method for producing materials from recycled glass and cement compositions

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7700017B2 (en) * 2003-08-25 2010-04-20 Icestone Llc Method for producing materials from recycled glass and cement compositions

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