JP2003137388A - 内蓋付きタンクの管理装置及び管理方法 - Google Patents

内蓋付きタンクの管理装置及び管理方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内蓋がタンク内の液状物の残量に応じた液面
高さに追従しているか否かを判別する。 【解決手段】 タンク3内のインキ液面k1に内蓋6を
自重で降下するように配設する。タンクの上部開口には
上蓋5の内面に超音波センサ10を設けて内蓋6の降下
による高さ変化ΔHを求める。タンクの底部4に流出入
管13を設けてポンプ14に接続し、ポンプをON、O
FF制御する運転部18を設ける。ポンプにつながる供
給管19に流量計20を設けて印刷機にインキを送る。
流量計20で計測したインキ流量Q1と、内蓋6の高さ
変化ΔHとタンク胴部3の断面積Saを積算した流量Q
2との比Q1/Q2が許容誤差範囲内か否かを判別して
液面に対する内蓋6の変化の追従性を確認する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば塗料、粘性
剤、インキ、オイル等の粘性と流動性のある液状物を保
管、運搬、供給等するための貯蔵用タンクに関するもの
であって、特にタンク内部の液面の変化に対して液面を
覆うように設けた内蓋の追従性を検知するための管理装
置及び管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、印刷用のインキ等を製造メーカー
から次の処理工程の工場や大量使用者へ供給する場合、
一般にタンクローリーによる運搬方式がとられている。
また比較的使用量の少ないユーザーへのインキ等の輸送
方法として使い捨てのドラム缶にインキを充填して搬送
する方式やタンク内にインキを充填して運搬し使用後に
回収して再度インキを充填して搬送するという通い式タ
ンク方式等が採用されている。使い捨てのドラム缶は廃
棄処理による環境問題等があるために、近年では通い式
タンク方式が用いられることが多くなっている。通い式
タンク方式を用いた場合、液状物が高粘度の塗料、例え
ばインキであると、タンク内の液の表面(液面)が空気
との接触により乾燥し、皮膜を形成して異物となること
がある。特に印刷インキの場合、異物がタンクより排出
されて使用されると、印刷機上でのロールによるインキ
の送り、練り、印刷物への転写時に印刷品質に悪い結果
をもたらす。このような問題を防ぐためにタンク内のイ
ンキ液面上に落とし蓋として自重で落下する内蓋を配設
してタンク内の空気との接触を防止し、インキの使用に
よる液面の低下に応じて内蓋が追従するようにした技術
が開発されている。
【0003】このような従来技術の一例として特開平9
−188388号公報に開示された内蓋付きタンクがあ
る。この技術によれば、タンク内のインキ液面上に液面
の低下に応じて自重で降下する内蓋を配設し、内蓋に取
り付けたワイヤをタンク外部に引き出して先端に錘を吊
り下げる構成としている。そしてインキの使用によって
液面が低下するとタンク外部の錘が上昇することにな
り、この錘の位置で内蓋の高さ(レベル高さ)を検出し
ようとするものである。そしてタンク内のインキを断続
的に使用して内蓋が底面近くに下降してインキ残量が少
なくなった時に錘の位置で残量警報を発してタンクの交
換時期を知らせることになる。インキは空気との接触に
よる乾燥を嫌うために上蓋を開けて液面高さを目視観察
することができない。またタンクの外周面の一部に窓を
設けて外部から液面を直接目視しようとしてもインキの
付着によって遮蔽され目視できない。そのために、上述
のように錘の位置によって間接的にインキの液面や残量
を検出せざるを得なかったのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところでインキの消費
による液面低下に伴って内蓋はタンク内を液面に追従し
て密着しつつ自重で下降するものであるが、内蓋の傾
き、内蓋に取り付けられた掻き取り部材の偏圧、タンク
内壁面に付着したインキ固化物等が原因となり、摺動抵
抗が大きくなって液面に追従して十分降下しないことが
ある。更には内蓋の傾斜を防ぐための傾き規制部材を使
用することも考えられるが、この場合にも内蓋にわずか
な傾斜が発生すると傾き規制部材がつっかえ棒の役目を
して、かえって内蓋の下降を妨げることもあるという問
題もあった。
【0005】また内蓋がタンク内面に引っかかり停止し
た状態で高粘性体で粘稠物であるインキを使用し続ける
と、内蓋下面とインキ液面との間の空隙がさらに大きく
なっていき、これに伴ってタンク周囲の大気(空気)が
上蓋を通じて内蓋まで侵入し、更に内蓋の側面のシール
部材を通じて空隙内に侵入する。この空隙内に侵入した
空気がインキに接触するとインキが酸化重合を起こして
その表面に酸化皮膜を形成することになる。一方、タン
ク底部では印刷機の運転に応じてポンプが回転してイン
キを排出するので、インキの粘性から中央部にロート状
の窪みができることがあり、インキ液面の酸化、皮膜形
成が一層加速される。この状態でさらにポンプでインキ
を排出するとポンプがエアを噛み込むようになり、印刷
機へのインキ供給を十分行えず、更にインキ表面の酸化
皮膜が印刷機に供給されると印刷品質上も問題となる。
最悪の場合、正常なインキ供給が途絶えて印刷機運転の
停止を招くこともある。このときタンク外部に出された
錘はタンク内壁面に付着固化したインキのために途中で
停止したままであり、錘のレベルは正しくインキ液面の
高さを示していない。一方で印刷機へのインキ供給は断
続的であり、印刷機の稼働状況により停止している時間
が長い場合、錘のレベル(高さ)表示を外側から見ただ
けでは正常に停止しているのか、内蓋が作動不良で下降
が妨げられているのかどうか判別できなかった。
【0006】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たもので、内蓋がタンク内の液状物の液面高さの変化に
追従しているか否かを判別できるようにした内蓋付きタ
ンクの管理装置及び管理方法を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による内蓋付きタ
ンクの管理装置は、底部を有する胴部を立設していて該
胴部の上部に上蓋を設けてなるタンクと、該タンク内に
貯留された液状物の液面を覆っていて液状物の液面変化
に応じて移動する内蓋と、底部に連通された流出入管と
を備えた内蓋付きタンクであって、内蓋の高さの変化を
検出する検出器と、タンクから排出される液状物の流量
を測定する測定手段と、検出器の検出信号と測定手段の
測定信号とに基づいて液状物の液面変化に対する内蓋の
追従性を検知する検知手段とを備えてなることを特徴と
する。液面降下に追従する内蓋の理想的な高さ変化は、
タンクからの液状物の排出量とタンク内壁面の断面積か
ら求められる。そのため、液状物の粘性等の性状を考慮
することで、基本的に検出した内蓋の高さ変化(ΔH)
とタンクからの液状体の排出量(Q1)とを検出して比
較演算すれば、液面変化に対する内蓋の追従性の良不良
を判別することができる。
【0008】そこで本発明では、タンク内の液状物が所
望量排出させられると測定手段で流量(Q1)が測定さ
れ、同時に流量(Q1)の排出に応じて液面が低下する
ために内蓋も降下することになるので検出器で内蓋の高
さ変化(ΔH)を検出し、この検出信号に基づいて検知
手段で内蓋の高さ変化(ΔH)とタンクの断面積(S
a)から内蓋の高さ変化による液状物の流量(Q2)を
演算することができ、両流量(Q1、Q2)を比較演算
して液面変化に対する内蓋の追従性の良不良を判別でき
る。そのため、内蓋が傾斜したりタンクに付着固化した
液状物で引っかかったりして液面変化に対する内蓋の移
動が不十分な場合にはこれを判別できる。或いは測定手
段で測定した液状物の排出流量(Q1)をタンクの断面
積(Sa)で除して理想的な内蓋高さ変化(ΔHa)を
求めて、検出器で測定した実際の内蓋高さ変化(ΔH)
と比較演算して内蓋の追従性の良否を判別してもよい。
尚、上記排出流量(Q1)は、例えばポンプの能力から
簡便に求めることもでき、またタンク或いは配管等に設
けた流量計により求めることもできる。また内蓋の追従
性を検知した後、インキの供給を停止させる等の制御手
段を設けるようにしてもよい。
【0009】また検出器は少なくとも2カ所以上設けら
れていてそれぞれ内蓋の高さの変化を測定することで内
蓋の傾斜を検知できるようにしてもよい。検出器で内蓋
の非直線上の位置であって周縁部の2カ所以上を測定し
て内蓋の高さの変化をそれぞれ測定し、相互の内蓋高さ
変化の差異を演算することで、精度良く内蓋の傾斜の有
無や傾斜角度等を測定できる。傾斜が許容誤差の範囲を
超えている場合にはタンク交換等を行えばよい。検出器
は上蓋の内蓋に対向する内面に設けた種々のセンサであ
ってもよいが、レーザー式センサ、光電式センサ等の光
学センサや、静電容量式センサ、超音波センサ等の非接
触式のセンサが好ましい。検出器を超音波センサで構成
すれば、簡便に精度良く内蓋高さの検出を行うことがで
きるので、特に好ましい。また液状物の流量はポンプの
能力と運転時間から算出した流量であってもよく、流量
計を液状物の流量の測定手段としてもよい。流量計を用
いて液状物のタンクからの排出流量を測定すればポンプ
の運転時間から算出した流量と比較してより正確な流量
を得られる。また検知手段は通信手段を有していて、内
蓋の追従性を遠隔監視するようにしてもよい。液状物の
管理者や使用者等がタンクから離隔した位置にあって
も、追従性についての判定結果を通信手段で遠隔地へ送
信することにより、例えばポンプの起動のON,OFF
等によりインキの供給を遠隔制御することもできる。
【0010】本発明による内蓋付きタンクの管理方法
は、底部を有する筒形胴部を立設していて該筒形胴部の
上部に上蓋を設けてなるタンクと、該タンク内に貯留さ
れた液状物の液面を覆っていて液状物の液面変化に応じ
て昇降する内蓋と、底部に連通された流出入管とを備え
た内蓋付きタンクであって、タンクから液状物を排出す
る際に、内蓋の高さ変化を検出して検出信号として出力
すると共にタンクから排出される液状物の流量を測定し
て測定信号として出力し、これら検出信号と測定信号と
に基づいて比較演算して、液状物の液面変化に対する内
蓋の追従性を検知するようにしたことを特徴とする。タ
ンク内の液状物が流出入管から所望量排出させられると
測定手段で流量(Q1)を測定でき、同時にタンク内で
は液面が低下するためにこれに応じて内蓋も降下するこ
とになるので検出器で内蓋の高さ変化を検出し、この検
出信号に基づいて検知手段で内蓋の高さ変化とタンクの
断面積から内蓋降下による液状物の流量(Q2)を演算
することができ、両流量(Q1、Q2)を比較演算して
液面変化に対する内蓋の追従性の良不良を判別できる。
そのため、内蓋が傾斜したりタンクに付着固化した液状
物で引っかかったりして液面変化に対する内蓋の移動が
不十分な場合にはこれを判別できる。或いは測定手段で
得た流量(Q1)から理想的な内蓋高さ変化(ΔHa)
を求めて測定した内蓋の高さ変化(ΔH)と比較演算し
てもよい。そして必要に応じてタンクの交換を行えば、
液面変化に内蓋が精度良く追従しない場合にタンク内の
液状物の液面に皮膜が生じたり固化したりして外部に流
出するのを未然に防止できる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施形態を添付図面
により説明する。図1は本発明の第一の実施の形態によ
る内蓋付きタンクの管理装置の概略構成図、図2は内蓋
付きタンクの管理方法のフローチャート、図3はタンク
内における液面の低下と内蓋の降下を示す図である。図
1に示す本発明の第一の実施の形態による内蓋付きタン
クの管理装置1において、タンク2は例えば有底略円筒
形状を有しており、円筒状の胴部3とその底面4とを有
しており、上部開口には上蓋5が取り外し可能に装着さ
れている。タンク2の内部には粘性を有する液状体とし
て例えば平版オフセットインキ等の油性のインキkが収
容されている。タンク2内に満たされたインキkの液面
k1には落とし蓋として液面の変化に応じて自重で昇降
可能な内蓋6が密着して配設されている。内蓋6はタン
ク2の胴部3の内径より若干小さい外径を有する円盤形
状を有しており、材質は例えばSUSで重さ30〜50
kg程度であり、厚みは例えば200mm程度に設定さ
れている。内蓋6の外周面6aには径方向外側に全周に
亘って内蓋6の傾斜を抑制する水平保持部7が設けられ
ており、その外径は胴部3の内壁面3aの内径とほぼ同
一か若しくはわずかに小さい。そして外周面6aには水
平保持部7の上下に可撓性を有する下部シール部材9a
と上部シール部材9bがそれぞれ設けられている。
【0012】各シール部材9a、9bは水平保持部7よ
り径方向長さが大きく上部シール部材9bは胴部3の上
方に、下部シール部材9aは胴部3の下方に湾曲して先
端がそれぞれ内壁面3aに当接させられている。そのた
め、特に内蓋6の降下時や上昇時にはシール部材9a、
9bで胴部3の内壁面3aに付着するインキkを掻き取
りながら摺動することになる。上蓋5の内面5aには内
蓋6の高さを検出するための検出器として例えば超音波
センサ10(反射式センサ)が中心に取り付けられてい
る。この超音波センサ10の発振器から発せられた超音
波が内蓋6の上面で反射してセンサ10の検出器で検出
させられ、超音波の発振から検出までの時間で距離即ち
内蓋6の高さを検出することができる。一方、タンク2
の底面4の下側にはタンク2を運搬するためにフォーク
リフトのフォークを差し込むための脚部12が複数設け
られている。タンク2の底面4にはインキkを外部に流
出させたりタンク内部に流入させるための流出入管13
の一端が連結され、この流出入管13の他端はポンプ1
4の圧送部15に連結されている。流出入管13は底面
4と圧送部15との間に開閉バルブ16が設けられ、更
に圧送部15に向かって着脱可能な接続口部17が設け
られている。そしてポンプ14にはポンプ運転部18が
設けられ、ポンプ14の出口部には印刷機のインキ壺等
に連通する供給管19が設けられ、供給管19にはタン
ク2から印刷機方向に供給するインキの流量Q1を測定
するための積算流量計等の流量計20(測定手段)が取
り付けられている。
【0013】またタンク2及びポンプ14の近傍には検
知手段22が設けられている。この検知手段22におい
て、タンク2の上蓋5に取り付けた超音波センサ10と
ポンプ14に設けたポンプ運転部18と供給管19に設
けた流量計20とは入力部23に電気的に接続されてお
り、超音波センサ10で検出した内蓋6の高さの変化Δ
Hを示す検出信号Shと、流量計20で測定したインキ
kの流量Q1についての流量信号Sfと、ポンプ運転部
19のON、OFFの制御信号Spとが入力部23に入
力させられることになる。そして超音波センサ10で検
出した内蓋6の高さの変化ΔHと胴部3の断面積Sa
(及びインキ粘度の係数K1)とから内蓋高さ変化によ
る流量Q2(=ΔH×Sa)を演算すると共にこの流量
Q2と流量計20で得た流量Q1とを比較演算する比較
演算部24は、上記係数K1等をメモリしておく定数・
補正設定部25と出力部26とに接続されている。出力
部26は比較演算の結果を表示する表示・警報部27
a、27bと通信制御部28とに接続され、通信制御部
28はモデム29を介して比較演算の結果をA/D変換
して離間したインキ製造業者や印刷業者の送受信器に出
力することで、インキ製造業者や印刷業者がタンク2内
における液面に対する内蓋6の追従性の正常・異常を遠
隔監視可能としている。
【0014】本実施の形態は上述の構成を有しており、
次に図1乃至図3に基づいて内蓋付きタンク管理装置の
管理方法について説明する。先ず図1に示す内蓋付きタ
ンクの管理装置1において、空のタンク2に流出入管1
3が接続されていて接続口部17で分離されたものに管
を接続し、インキ製造メーカで貯蔵タンクから圧送ポン
プを用いてインキkを給送する。供給されたインキkは
流出入管13を通して底部4からタンク2内に送り込ま
れる。インキkがタンク2内に送り込まれると底部4に
当接していた内蓋6を押し上げつつ貯留され、上蓋5に
到達しない上限位置まで内蓋6が至ると供給が停止され
る。このときインキkの上部の液面k1は水平状態の内
蓋6とその外周面6aに設けた下シール部材9aとに密
着することで空気との接触を絶たれるので、インキkの
表面が変質することはない。またタンク2の上蓋5と内
蓋6との間の内部空間は空気で充満した状態となってい
る。そしてタンク2内にインキkを充填完了した後で開
閉バルブ16は閉じられ、接続口部17から貯蔵タンク
の流入管を外し、図1で2点鎖線で囲まれた部分のタン
ク2をトラック等を利用してユーザである印刷会社まで
運搬する。そして図1に示すように所定の位置でタンク
1は流出入管13を介してポンプ14に接続し開閉バル
ブ16を開く。また検知手段22の入力部23に超音波
センサ10,ポンプ運転部18、流量計20等の配線を
接続する。
【0015】この状態で図2のフローチャートで示すよ
うに、印刷機側よりインキkの供給指令が来ると、ポン
プ14のポンプ運転部18にON信号が入力してポンプ
14の運転を開始し(ステップ101)、タンク2内の
インキkが流出入管13を通して印刷機に向けて指令に
基づく必要量圧送される。タンク2内のインキkが排出
されると、液面k1が低下するので液面k1に追従して
内蓋6が自重で降下する。降下に際して内蓋6は水平保
持部7が胴部3の内壁面3aに当接しつつ摺動するので
傾くことなく水平状態を保ち、同時に上下シール部材9
a、9bで空気の侵入を防ぐと共に下シール部材9aで
内壁面3aに付着するインキkを掻き落とす。そしてイ
ンキ供給量Q1を得るためにポンプ14の設定された運
転時間ΔTが経過した時点で、ポンプ運転部18にOF
F信号が出力され、ポンプ14を停止させる(ステップ
102)。尚、流量計20によるインキ流量の測定に際
して、インキの粘性等による流動の遅れ、タイムラグを
考慮する。
【0016】ポンプ14の運転時間ΔTにより、供給さ
れたインキkの正確な流量Q1を流量計20で測定して
測定信号Sfとして入力部23を介して比較演算部24
に入力する(ステップ103)。またポンプ運転部18
にON信号を入力すると、超音波センサ10で降下開始
前の内蓋6の高さH1を検出する(図3参照)。そして
インキkをタンク2内から供給管19へ排出して内蓋6
が降下した後、ポンプ運転部18にOFF信号が入力す
ると、超音波センサ10で内蓋6の高さH2を検出する
(ステップ104)。尚、内蓋6の降下やインキkの流
出入管13や供給管19の流動に際してはインキkの粘
性によるタイムラグ等があるので、これを考慮してH
1,H2の検出を行う。そして比較演算部24では、内
蓋6の降下動作の遅れやインキkの性状等を考慮して補
正係数K1等を与え、予め定数・補正設定部25にメモ
リしておいた胴部3の断面積Saと内蓋6の高さ変化Δ
H(=H1−H2)との積により、内蓋6の変化による
インキ流量Q2を求める(ステップ105)。
【0017】ここで、液面降下に追従する内蓋6の理想
的な高さ変化(ΔHa)は、タンク2からのインキの排
出量とタンク内壁面3aの断面積Saから求められる。
そのため、インキの粘性等の性状を考慮することで、基
本的に内蓋6の高さ変化(ΔH)とタンク内壁面3aの
断面積Saとで内蓋6の高さ変化によるインキ排出流量
Q2を得られる。この流量Q2と流量計20で測定した
インキ排出流量(Q1)とを比較演算すれば、内蓋6の
液面変化に対する追従性の良否を判別することができ
る。そのため、上述の工程を経て得られたインキ流量Q
1とQ2との比Q1/Q2が許容誤差の範囲内であるか
否かを判別する(ステップ106)。誤差は内蓋6の液
面降下に対する追従が液面に密着するほど精密でない場
合や内蓋6がインキ固化物等に引っかかったりした場合
に生じたり、内蓋6が傾斜した場合やその場合の超音波
センサ10による内蓋6の測定部位等によって生じたり
する。本実施の形態では許容誤差の下限を例えば0.8
とし、上限を1.2と設定したが、必要に応じて適宜の
数値に設定できる。
【0018】比Q1/Q2の誤差が許容範囲内であれ
ば、内蓋6の降下は正常な範囲内であると判定する(ス
テップ107)。そして次のインキ供給指令を待つこと
になる。これに対して、比Q1/Q2が許容誤差の範囲
を外れるのであれば、内蓋6の降下は異常であると判定
する(ステップ108)。比Q1/Q2が許容誤差を外
れていて、1を超える場合にはインキ液面の降下に対す
る内蓋6の追従性が悪く、両者の間に許容範囲以上の空
隙が形成されていることになる。またQ1/Q2が1未
満の場合にはインキ液面の降下に対する内蓋6の降下の
度合いが大きく、内蓋6の傾き等によって内蓋6の上部
にインキが浸み出したり、空気がインキ液面k1に接触
しているおそれがある。このようにして本実施の形態で
は、1回毎の印刷機へのインキ供給による液面降下に際
して内蓋6の降下の正常、異常を判定する。異常と判別
された場合には表示・警報部27a、27bでタンク2
を交換するよう警報を発し、その旨を表示したり、或い
はその信号により図示しない制御手段を作動させてポン
プを一時停止させてインキの供給を停止させることもで
きる。尚、比較演算部24で得られた判別結果デ−夕を
通信制御部28よりモデム29を介して送信すれば離隔
しているインキ製造メーカー等でも遠隔監視できるの
で、内蓋6の下降不良を早期に発見でき、乾燥、硬化し
たインキ皮膜が印刷機に供給されて印刷障害を生ずるこ
とを未然に防止できる。
【0019】上述のように本実施の形態によれば、イン
キ供給によるタンク2内のインキ液面降下に対して内蓋
6の追従性をインキkの流量Q1、Q2の比較演算によ
って正常、異常として判別できるから、インキ液面降下
に対して内蓋6が正確に追従しない場合には確実にこれ
を検出できてタンク交換を行ったり、内蓋6の不具合を
修正したりする対応をとることができる。そのため、タ
ンク2内でインキ液面k1と内蓋6との間に空隙ができ
て空気が入り込みインキ表面に皮膜が生じたり乾燥した
りして、印刷機へのインキ供給に支障を来すことを確実
に阻止できて、インキ供給の信頼性を向上できる。また
タンク2の設置場所は通常、印刷現場やインキ製造メー
カ事務所とは離れていることが多いので、これら内蓋6
の降下異常の警報を含め必要な信号、データを取り出
し、電話回線等を使用して離間している事務所等で送受
信して表示することができれば、目視確認できないタン
ク2内での内蓋6の追従不良やインキの乾燥等の不具合
発生を初期の段階で検出でき、インキヘの空気の巻き込
みや印刷不良や印刷機の停止等大きなトラブルを招くこ
とを未然に防止できる。
【0020】尚、上述の管理装置1において、流量計2
0が設けられていない場合でも、ポンプ14の運転時間
ΔTをポンプ運転部18等で測定できれば運転時間ΔT
はインキ流量に比例するので、ポンプ14の形式、能
力、インキの粘度等の性状から定めた係数K2(予め定
数・補正設定部25にメモリしておく)との積算によっ
て流量Q1を演算できる。また上述の実施の形態では流
量Q1とQ2を求めて流量比Q1/Q2から内蓋6の追
従性を判別することとしたが、これに代えて内蓋6の高
さ変化ΔHとタンク2からのインキ流量Q1とを検出
し、流量Q1をタンク2の断面積Saで除して理想的な
内蓋6の高さ変化ΔHaを求めて実測した高さ変化ΔH
と比較演算することで、内蓋6の追従性の良否を判別す
るようにしてもよい。
【0021】また上述の実施の形態では1回毎のインキ
供給時の内蓋6の追従性の正常と異常を判別するように
したが、1回の内蓋高さ変化ΔHとインキ液面変化との
誤差が許容範囲内であっても同一のタンク2で複数回の
インキ供給を繰り返すことによってタンク2内の内蓋高
さ変化ΔHとインキ液面変化との誤差が加算されてくる
とトータルで許容誤差から逸脱するおそれがある。この
ような場合の内蓋位置管理方法について第一の変形例と
して図4により説明する。図4に示す内蓋付きタンクの
管理装置1による管理方法を示すフローチャートにおい
て、ステップ103で流量計20(またはポンプ運転時
間ΔT)によるインキ流量Q1を測定し(ステップ10
3)、比較演算部24でこのタンク2において前回まで
供給したインキ総流量ΣQ1に加算して新たな総流量Σ
Q1として算出する(ステップ109)。一方、ステッ
プ104で超音波センサ10によって検出した内蓋6の
高さ変化ΔH(H1−H2)から流量Q2を得た(ステ
ップ105)後、比較演算部24で内蓋6の降下による
インキ総流量ΣQ2を演算する(ステップ110)。
【0022】そして先ず、各回のインキ供給における流
量計20等で測定したインキ供給量Q1と内蓋高さ変化
ΔHによるインキ流量Q2とを比較し許容誤差の範囲内
か否かを判別する(ステップ106)。この判別で流量
誤差が許容誤差範囲を外れる場合には異常と判別し(ス
テップ108)、正常と判別した場合には次のステップ
111でインキ総流量ΣQ1とΣQ2について許容誤差
の範囲内か否かを判別する。この判別で総流量誤差が予
め設定された許容誤差の範囲を外れる場合には異常と判
別し(ステップ112)、正常と判別した(ステップ1
07)場合には次のインキ供給指令を待つ。ΣQ1/Σ
Q2とQ1/Q2の許容誤差の範囲は異なっていること
が好ましい。尚、いずれかで異常と判別された場合には
表示・警報部27a、27bでタンク2を交換するよう
警報を発し、その旨表示する。
【0023】上述の構成によれば、個々のインキ供給時
には内蓋6の降下が液面降下に対して許容範囲内である
が複数回のインキ供給を通して誤差が積み重なって許容
範囲を逸脱するような場合にも確実に検出して警報を発
しタンク2の交換を促すことができる。
【0024】図5は本実施の形態による内蓋付きタンク
の管理装置1による管理方法について第二の変形例を示
すものである。図5に示すフローチャートによれば、各
回毎のインキ供給時の流量計20等によるインキ流量Q
1と内蓋高さ変化によるインキ流量Q2とは比較演算せ
ず、各回毎にそれぞれ加算した総流量ΣQ1とΣQ2と
を各回毎に比較演算して許容誤差の範囲内か否かを判別
するようにしている(ステップ111)。この手法でも
内蓋6の追従性を正確に判別できる。尚、上述した各変
形例においても各インキ総流量ΣQ1とΣQ2との比較
演算に代えて、そのタンクでのトータルの理想的な内蓋
高さ変化ΣΔHaと実測したトータルの内蓋の高さ変化
ΣΔHとを求めて各回毎に比較演算することで許容誤差
の範囲内か否かを判別するようにしてもよい。
【0025】次に本発明の第二の実施の形態を図6及び
図7により説明するが、上述した第一の実施の形態と同
一または同様の部材、部分には同一の符号を用いて説明
する。図6に示す第二の実施の形態による内蓋付きタン
クの管理装置1において、上蓋5の内面には複数の検出
器として、例えば3個の超音波センサー10a、10
b、10cが取り付けられている。各超音波センサー1
0a、10b、10cは図7に示す上蓋5の平面視で外
周円近くに位置するように略正三角形の各頂点をなす位
置にそれぞれ設けられている。そのため、各センサー1
0a、10b、10cで直下に位置する内蓋6上の各測
定点までの距離を測定することで検出信号をSh1、S
h2、Sh3として検知手段22の入力部23に出力で
きる。この3つの検出信号に基づいて比較演算部24で
内蓋6の傾きの有無を検出できることになる。その余の
構成は第一の実施の形態と同一である。
【0026】図6において内蓋6の外周部には傾き防止
のための水平保持部7が取り付けられているが、内蓋6
とタンク2の胴部3との製作精度のバラツキや水平保持
部7の偏在や胴部3の内壁面3aに付着残存するインキ
カス等のために、均一に下降せずに傾いて降下して一部
液面が空気で乾燥したり、停止してしまうことがある。
このような場合でも本実施の形態によれば、インキ供給
による内蓋6の各測定点における降下前と降下後の高さ
H1,H2をそれぞれ測定して各測定点の高さの変化を
ΔH1、ΔH2、ΔH3として演算して比較すれば、内
蓋6の傾きの有無や傾きの程度を認識できる。そして相
互の内蓋6の高さ変化を絶対値|ΔH1−ΔH2|、|
ΔH1−ΔH3|、|ΔH2−ΔH3|としてそれぞれ
が許容誤差の範囲内か否かを判別することができる。こ
の場合、いずれかの相互の高さ変化が許容誤差を外れて
いれば内蓋6が傾斜していると判定して表示・警報部2
7a、27bで表示し、タンク2を交換する。すべての
相互の高さ変化が許容誤差範囲内であれば内蓋6は傾斜
していないと認定してインキ供給を続行することができ
る。
【0027】また流量計20でタンク2の使用開始時点
からタンク交換までの排出量(供給量)を計測すれば、
印刷会社やインキ製造メーカ共に正確な使用量を把握で
きるので、従来のタンク重量による計量方法に比べて効
率がよく、メリットも大きい。上蓋5の内面に設ける検
出器としては超音波センサー10が好ましいが、その他
に例えば図8に示すようなカバー31を各センサー10
a〜10cの周囲に設けることでセンサーへの液の付着
や汚れ等の不具合を改善でき、距離測長能力を有したレ
ーザー式センサや光電式センサ等各種の光学センサを使
用できる。また内蓋高さの検出器として、上述した反射
式センサに代えて従来の内蓋に取り付けたワイヤをタン
ク外部に取り出して錘を吊すと共に磁気スイッチや磁気
スケール等の磁気センサで錘の位置を検出して内蓋6の
高さΔHを検出する方法を採用してもよい。この場合、
内蓋6の外周近辺に3つ以上の錘をワイヤを介して取り
付ければ内蓋6の傾斜も検出できる。またアナログ式の
センサにおいても、A/D変換をし、これをレベル(高
さ)表示として外部表示したり印刷機の管理事務所等で
監視することもできる。
【0028】尚、内蓋高さを検出するために上述したい
ずれの検出器を用いるにしても、内蓋6及びインキ液面
のタンク2内での上限及び下限位置と、インキ液面下限
より上方に設けられるタンク交換のための液面高さの信
号等を取り込むことが、タンク2の液量監視には必要で
あり、この信号も図1に示す検知手段22の入力部23
に入力させられ、必要な処理が行われる。ポンプ14と
してはインキkの粘度や圧送量に応じ、プランジヤー型
ポンプやギヤポンプ等が用いられ、駆動源としては、電
動、油圧、空圧等が使用される。複数個のタンク2の内
蓋6やインキ液面k1の高さ等を管理するには、個別の
タンク2の検知手段22に続いて図示しないデータ記憶
機能やデータ処理機能を有するサーバを配置し、これと
各タンク2の出力部を接続すれば、印刷施設全体でのイ
ンキの使用状態や、ある期間の使用量、印刷機ライン毎
の使用量の管理データを蓄積できる。このデータを通信
機能を用いてインキ製造メーカーに通報することによ
り、メーカーでは計画的な生産や効率的なインキの物流
ができ、印刷会社へは最適な時にインキを供給をするこ
とができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明による内蓋付
きタンクの管理装置及び管理方法によれば、液状物につ
いて測定手段で計測した流量(Q1)と内蓋の高さ変化
による流量(Q2)とを比較演算することで、液状物の
液面変化に対する内蓋の追従性を判別できる。
【0030】また検出器は2カ所以上設けられていてそ
れぞれ内蓋の高さの変化を測定することで内蓋の傾斜を
検知できるようにしたため、2カ所以上で相互の内蓋高
さ変化の差異を演算することで内蓋の傾斜の有無や傾斜
角度等を測定でき、必要に応じてタンク交換等を行えば
よい。また検出器は上蓋の内蓋に対向する内面に設けた
超音波センサであるから、簡便に精度良く内蓋高さの検
出を行うことができる。また検知手段は通信手段を有し
ていて、内蓋の追従性を遠隔監視するようにしたから、
液状物の管理者や使用者等がタンクから離隔した位置に
あっても内蓋の追従性についての判定結果を通信手段で
遠隔地へ送受信できて遠隔監視できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一の実施の形態による内蓋付きタ
ンクの管理装置の概略構成図である。
【図2】 内蓋付きタンク管理装置による管理方法を示
すフローチャートである。
【図3】 タンク内における内蓋の変化とインキ液面の
変化を示す説明図である。
【図4】 第一の実施の形態の第一変形例による管理方
法のフローチャートである。
【図5】 第一の実施の形態の第二変形例による管理方
法のフローチャートである。
【図6】 本発明の第二の実施の形態による内蓋付きタ
ンクの管理装置の要部構成図である。
【図7】 図6に示す上蓋の平面図である。
【図8】 第二の実施の形態による内蓋付きタンクの管
理装置の変形例を示す図である。
【符号の説明】
1 管理装置 2 タンク 6 内蓋 10 超音波センサ(検出器) 18 ポンプ運転部(測定手段) 20 流量計(測定手段) 22 検知手段 24 比較演算部 k インキ(液状物) k1 液面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野口 典久 埼玉県岩槻市並木2−5−2 (72)発明者 上田 義雄 千葉県浦安市美浜4−24−3 (72)発明者 鈴木 雄治 神奈川県川崎市中原区小杉御殿町2−117 Fターム(参考) 3E070 AA03 AB01 AB09 BJ01 CA03 CB06 GB04 WB02 WC01 WD03 3E084 AA02 AA12 AB01 BA03 CA01 EA01 HA05 HB03 HC03 HD04 LD21

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部を有する胴部を立設していて該胴部
    の上部に上蓋を設けてなるタンクと、該タンク内に貯留
    された液状物の液面を覆っていて液状物の液面変化に応
    じて移動する内蓋と、前記底部に連通された流出入管と
    を備えた内蓋付きタンクであって、 前記内蓋の高さの変化を検出する検出器と、前記タンク
    から排出される液状物の流量を測定する測定手段と、前
    記検出器の検出信号と前記測定手段の測定信号とに基づ
    いて液状物の液面変化に対する前記内蓋の追従性を検知
    する検知手段とを備えてなる内蓋付きタンクの管理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記検出器は少なくとも2カ所以上設け
    られていてそれぞれ内蓋の高さの変化を測定することで
    内蓋の傾斜を検知できるようにした請求項1記載の内蓋
    付きタンクの管理装置。
  3. 【請求項3】 前記検出器は上蓋の内蓋に対向する内面
    に設けた超音波センサである請求項1または2記載の内
    蓋付きタンクの管理装置。
  4. 【請求項4】 前記測定手段は液状物の流量を測定する
    流量計である請求項1乃至3のいずれか記載の内蓋付き
    タンクの管理装置。
  5. 【請求項5】 前記検知手段は通信手段を有していて、
    前記内蓋の追従性を遠隔監視するようにした請求項1乃
    至4のいずれか記載の内蓋付きタンクの管理装置。
  6. 【請求項6】 底部を有する筒形胴部を立設していて該
    筒形胴部の上部に上蓋を設けてなるタンクと、該タンク
    内に貯留された液状物の液面を覆っていて液状物の液面
    変化に応じて昇降する内蓋と、前記底部に連通された流
    出入管とを備えた内蓋付きタンクであって、 前記タンクから液状物を排出する際に、前記内蓋の高さ
    変化を検出して検出信号として出力すると共に前記タン
    クから排出される液状物の流量を測定して測定信号とし
    て出力し、これら検出信号と測定信号とに基づいて比較
    演算して液状物の液面変化に対する前記内蓋の追従性を
    検知するようにしたことを特徴とする内蓋付きタンクの
    管理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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