JP3961264B2 - 内蓋付きタンクの管理装置及び管理方法 - Google Patents

内蓋付きタンクの管理装置及び管理方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば塗料、粘性剤、インキ、オイル等の粘性と流動性のある液状物を保管、運搬、供給等するための貯蔵用タンクに関するものであって、特にタンク内部の液面の変化に対して液面を覆うように設けた内蓋の追従性を検知するための管理装置及び管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、印刷用のインキ等を製造メーカーから次の処理工程の工場や大量使用者へ供給する場合、一般にタンクローリーによる運搬方式がとられている。また比較的使用量の少ないユーザーへのインキ等の輸送方法として使い捨てのドラム缶にインキを充填して搬送する方式やタンク内にインキを充填して運搬し使用後に回収して再度インキを充填して搬送するという通い式タンク方式等が採用されている。使い捨てのドラム缶は廃棄処理による環境問題等があるために、近年では通い式タンク方式が用いられることが多くなっている。
通い式タンク方式を用いた場合、液状物が高粘度の塗料、例えばインキであると、タンク内の液の表面(液面)が空気との接触により乾燥し、皮膜を形成して異物となることがある。特に印刷インキの場合、異物がタンクより排出されて使用されると、印刷機上でのロールによるインキの送り、練り、印刷物への転写時に印刷品質に悪い結果をもたらす。
このような問題を防ぐためにタンク内のインキ液面上に落とし蓋として自重で落下する内蓋を配設してタンク内の空気との接触を防止し、インキの使用による液面の低下に応じて内蓋が追従するようにした技術が開発されている。
【0003】
このような従来技術の一例として特開平9−188388号公報に開示された内蓋付きタンクがある。この技術によれば、タンク内のインキ液面上に液面の低下に応じて自重で降下する内蓋を配設し、内蓋に取り付けたワイヤをタンク外部に引き出して先端に錘を吊り下げる構成としている。そしてインキの使用によって液面が低下するとタンク外部の錘が上昇することになり、この錘の位置で内蓋の高さ(レベル高さ)を検出しようとするものである。
そしてタンク内のインキを断続的に使用して内蓋が底面近くに下降してインキ残量が少なくなった時に錘の位置で残量警報を発してタンクの交換時期を知らせることになる。
インキは空気との接触による乾燥を嫌うために上蓋を開けて液面高さを目視観察することができない。またタンクの外周面の一部に窓を設けて外部から液面を直接目視しようとしてもインキの付着によって遮蔽され目視できない。そのために、上述のように錘の位置によって間接的にインキの液面や残量を検出せざるを得なかったのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところでインキの消費による液面低下に伴って内蓋はタンク内を液面に追従して密着しつつ自重で下降するものであるが、内蓋の傾き、内蓋に取り付けられた掻き取り部材の偏圧、タンク内壁面に付着したインキ固化物等が原因となり、摺動抵抗が大きくなって液面に追従して十分降下しないことがある。更には内蓋の傾斜を防ぐための傾き規制部材を使用することも考えられるが、この場合にも内蓋にわずかな傾斜が発生すると傾き規制部材がつっかえ棒の役目をして、かえって内蓋の下降を妨げることもあるという問題もあった。
【0005】
また内蓋がタンク内面に引っかかり停止した状態で高粘性体で粘稠物であるインキを使用し続けると、内蓋下面とインキ液面との間の空隙がさらに大きくなっていき、これに伴ってタンク周囲の大気(空気)が上蓋を通じて内蓋まで侵入し、更に内蓋の側面のシール部材を通じて空隙内に侵入する。この空隙内に侵入した空気がインキに接触するとインキが酸化重合を起こしてその表面に酸化皮膜を形成することになる。一方、タンク底部では印刷機の運転に応じてポンプが回転してインキを排出するので、インキの粘性から中央部にロート状の窪みができることがあり、インキ液面の酸化、皮膜形成が一層加速される。
この状態でさらにポンプでインキを排出するとポンプがエアを噛み込むようになり、印刷機へのインキ供給を十分行えず、更にインキ表面の酸化皮膜が印刷機に供給されると印刷品質上も問題となる。最悪の場合、正常なインキ供給が途絶えて印刷機運転の停止を招くこともある。このときタンク外部に出された錘はタンク内壁面に付着固化したインキのために途中で停止したままであり、錘のレベルは正しくインキ液面の高さを示していない。
一方で印刷機へのインキ供給は断続的であり、印刷機の稼働状況により停止している時間が長い場合、錘のレベル(高さ)表示を外側から見ただけでは正常に停止しているのか、内蓋が作動不良で下降が妨げられているのかどうか判別できなかった。
【0006】
本発明は、このような実情に鑑みてなされたもので、内蓋がタンク内の液状物の液面高さの変化に追従しているか否かを判別できるようにした内蓋付きタンクの管理装置及び管理方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明による内蓋付きタンクの管理装置は、底部を有する胴部を立設していて該胴部の上部に上蓋を設けてなるタンクと、該タンク内に貯留された液状物の液面を覆っていて液状物の液面変化に応じて移動する内蓋と、底部に連通された流出入管とを備えた内蓋付きタンクであって、内蓋の高さの変化を検出する検出器と、タンクから排出される液状物の流量を測定する測定手段と、検出器の検出信号と測定手段の測定信号とに基づいて液状物の液面変化に対する内蓋の追従性を検知する検知手段とを備えてなり、検出器は少なくとも2カ所以上設けられていてそれぞれ内蓋の高さの変化を測定することで内蓋の傾斜を検知できるようにしたことを特徴とする。
液面降下に追従する内蓋の理想的な高さ変化は、タンクからの液状物の排出量とタンク内壁面の断面積から求められる。そのため、液状物の粘性等の性状を考慮することで、基本的に検出した内蓋の高さ変化(ΔH)とタンクからの液状物の排出量(Q1)とを検出して比較演算すれば、液面変化に対する内蓋の追従性の良不良を判別することができる。
【0008】
そこで本発明では、タンク内の液状物が所望量排出させられると測定手段で流量(Q1)が測定され、同時に流量(Q1)の排出に応じて液面が低下するために内蓋も降下することになるので検出器で内蓋の高さ変化(ΔH)を検出し、この検出信号に基づいて検知手段で内蓋の高さ変化(ΔH)とタンクの断面積(Sa)から内蓋の高さ変化による液状物の流量(Q2)を演算することができ、両流量(Q1、Q2)を比較演算して液面変化に対する内蓋の追従性の良不良を判別できる。そのため、内蓋が傾斜したりタンクに付着固化した液状物で引っかかったりして液面変化に対する内蓋の移動が不十分な場合にはこれを判別できる。
或いは測定手段で測定した液状物の排出流量(Q1)をタンクの断面積(Sa)で除して理想的な内蓋高さ変化(ΔHa)を求めて、検出器で測定した実際の内蓋高さ変化(ΔH)と比較演算して内蓋の追従性の良否を判別してもよい。
また検出器は少なくとも2カ所以上設けられていてそれぞれ内蓋の高さの変化を測定することで内蓋の傾斜を検知できるようにしたことを特徴とする。
検出器で内蓋の2カ所以上を測定して内蓋の高さの変化をそれぞれ測定し、相互の内蓋高さ変化の差異を演算することで、精度良く内蓋の傾斜の有無や傾斜角度等を測定できる。傾斜が許容誤差の範囲を超えている場合にはタンク交換等を行えばよい。
尚、上記排出流量(Q1)は、例えばポンプの能力から簡便に求めることもでき、またタンク或いは配管等に設けた流量計により求めることもできる。
また内蓋の追従性を検知した後、インキの供給を停止させる等の制御手段を設けるようにしてもよい。
【0009】
検出器は上蓋の内蓋に対向する内面に設けた種々のセンサであってもよいが、レーザー式センサ、光電式センサ等の光学センサや、静電容量式センサ、超音波センサ等の非接触式のセンサが好ましい。検出器を超音波センサで構成すれば、簡便に精度良く内蓋高さの検出を行うことができるので、特に好ましい。
また液状物の流量はポンプの能力と運転時間から算出した流量であってもよく、流量計を液状物の流量の測定手段としてもよい。
流量計を用いて液状物のタンクからの排出流量を測定すればポンプの運転時間から算出した流量と比較してより正確な流量を得られる。
また検知手段は通信手段を有していて、内蓋の追従性を遠隔監視するようにしてもよい。
液状物の管理者や使用者等がタンクから離隔した位置にあっても、追従性についての判定結果を通信手段で遠隔地へ送信することにより、例えばポンプの起動のON,OFF等によりインキの供給を遠隔制御することもできる。
【0010】
本発明による内蓋付きタンクの管理方法は、底部を有する筒形胴部を立設していて該筒形胴部の上部に上蓋を設けてなるタンクと、該タンク内に貯留された液状物の液面を覆っていて液状物の液面変化に応じて昇降する内蓋と、底部に連通された流出入管とを備えた内蓋付きタンクであって、タンクから液状物を排出する際に、内蓋の高さ変化を検出して検出信号として出力すると共にタンクから排出される液状物の流量を測定して測定信号として出力し、これら検出信号と測定信号とに基づいて検出した前記内蓋の高さ変化(ΔH)と測定した前記液状物の流量から演算した内蓋の高さ変化(ΔHa)、または検出した内蓋の高さ変化から演算した液状物の流量(Q2)と測定した液状物の流量(Q1)を比較演算して液状物の液面変化に対する前記内蓋の追従性を検知すると共に、内蓋の高さ変化を少なくとも2ヶ所以上で検知することで内蓋の傾斜を検知するようにしたことを特徴とする。
タンク内の液状物が流出入管から所望量排出させられると測定手段で流量(Q1)を測定でき、同時にタンク内では液面が低下するためにこれに応じて内蓋も降下することになるので検出器で内蓋の高さ変化(ΔH)を検出し、この検出信号に基づいて検知手段で内蓋の高さ変化(ΔH)とタンクの断面積から内蓋降下による液状物の流量(Q2)を演算することができ、両流量(Q1、Q2)を比較演算して液面変化に対する内蓋の追従性の良不良を判別できる。そのため、内蓋が傾斜したりタンクに付着固化した液状物で引っかかったりして液面変化に対する内蓋の移動が不十分な場合にはこれを判別できる。或いは測定手段で得た流量(Q1)から理想的な内蓋高さ変化(ΔHa)を求めて測定した内蓋の高さ変化(ΔH)と比較演算してもよい。
そして必要に応じてタンクの交換を行えば、液面変化に内蓋が精度良く追従しない場合にタンク内の液状物の液面に皮膜が生じたり固化したりして外部に流出するのを未然に防止できる。
また内蓋の高さ変化は少なくとも2カ所以上で設けられていてそれぞれ内蓋の高さの変化を測定することで内蓋の傾斜を検知できるようにし、相互の内蓋高さ変化の差異を演算することで、精度良く内蓋の傾斜の有無や傾斜角度等を測定できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施形態を添付図面により説明する。
図1は本発明の第一の実施の形態による内蓋付きタンクの管理装置の概略構成図、図2は内蓋付きタンクの管理方法のフローチャート、図3はタンク内における液面の低下と内蓋の降下を示す図である。
図1に示す本発明の第一の実施の形態による内蓋付きタンクの管理装置1において、タンク2は例えば有底略円筒形状を有しており、円筒状の胴部3とその底面4とを有しており、上部開口には上蓋5が取り外し可能に装着されている。タンク2の内部には粘性を有する液状体として例えば平版オフセットインキ等の油性のインキkが収容されている。タンク2内に満たされたインキkの液面k1には落とし蓋として液面の変化に応じて自重で昇降可能な内蓋6が密着して配設されている。
内蓋6はタンク2の胴部3の内径より若干小さい外径を有する円盤形状を有しており、材質は例えばSUSで重さ30〜50kg程度であり、厚みは例えば200mm程度に設定されている。内蓋6の外周面6aには径方向外側に全周に亘って内蓋6の傾斜を抑制する水平保持部7が設けられており、その外径は胴部3の内壁面3aの内径とほぼ同一か若しくはわずかに小さい。そして外周面6aには水平保持部7の上下に可撓性を有する下部シール部材9aと上部シール部材9bがそれぞれ設けられている。
【0012】
各シール部材9a、9bは水平保持部7より径方向長さが大きく上部シール部材9bは胴部3の上方に、下部シール部材9aは胴部3の下方に湾曲して先端がそれぞれ内壁面3aに当接させられている。そのため、特に内蓋6の降下時や上昇時にはシール部材9a、9bで胴部3の内壁面3aに付着するインキkを掻き取りながら摺動することになる。
上蓋5の内面5aには内蓋6の高さを検出するための検出器として例えば超音波センサ10(反射式センサ)が中心に取り付けられている。この超音波センサ10の発振器から発せられた超音波が内蓋6の上面で反射してセンサ10の検出器で検出させられ、超音波の発振から検出までの時間で距離即ち内蓋6の高さを検出することができる。
一方、タンク2の底面4の下側にはタンク2を運搬するためにフォークリフトのフォークを差し込むための脚部12が複数設けられている。タンク2の底面4にはインキkを外部に流出させたりタンク内部に流入させるための流出入管13の一端が連結され、この流出入管13の他端はポンプ14の圧送部15に連結されている。流出入管13は底面4と圧送部15との間に開閉バルブ16が設けられ、更に圧送部15に向かって着脱可能な接続口部17が設けられている。
そしてポンプ14にはポンプ運転部18が設けられ、ポンプ14の出口部には印刷機のインキ壺等に連通する供給管19が設けられ、供給管19にはタンク2から印刷機方向に供給するインキの流量Q1を測定するための積算流量計等の流量計20(測定手段)が取り付けられている。
【0013】
またタンク2及びポンプ14の近傍には検知手段22が設けられている。この検知手段22において、タンク2の上蓋5に取り付けた超音波センサ10とポンプ14に設けたポンプ運転部18と供給管19に設けた流量計20とは入力部23に電気的に接続されており、超音波センサ10で検出した内蓋6の高さの変化ΔHを示す検出信号Shと、流量計20で測定したインキkの流量Q1についての流量信号Sfと、ポンプ運転部19のON、OFFの制御信号Spとが入力部23に入力させられることになる。
そして超音波センサ10で検出した内蓋6の高さの変化ΔHと胴部3の断面積Sa(及びインキ粘度の係数K1)とから内蓋高さ変化による流量Q2(=ΔH×Sa)を演算すると共にこの流量Q2と流量計20で得た流量Q1とを比較演算する比較演算部24は、上記係数K1等をメモリしておく定数・補正設定部25と出力部26とに接続されている。
出力部26は比較演算の結果を表示する表示・警報部27a、27bと通信制御部28とに接続され、通信制御部28はモデム29を介して比較演算の結果をA/D変換して離間したインキ製造業者や印刷業者の送受信器に出力することで、インキ製造業者や印刷業者がタンク2内における液面に対する内蓋6の追従性の正常・異常を遠隔監視可能としている。
【0014】
本実施の形態は上述の構成を有しており、次に図1乃至図3に基づいて内蓋付きタンク管理装置の管理方法について説明する。
先ず図1に示す内蓋付きタンクの管理装置1において、空のタンク2に流出入管13が接続されていて接続口部17で分離されたものに管を接続し、インキ製造メーカで貯蔵タンクから圧送ポンプを用いてインキkを給送する。供給されたインキkは流出入管13を通して底部4からタンク2内に送り込まれる。インキkがタンク2内に送り込まれると底部4に当接していた内蓋6を押し上げつつ貯留され、上蓋5に到達しない上限位置まで内蓋6が至ると供給が停止される。
このときインキkの上部の液面k1は水平状態の内蓋6とその外周面6aに設けた下シール部材9aとに密着することで空気との接触を絶たれるので、インキkの表面が変質することはない。またタンク2の上蓋5と内蓋6との間の内部空間は空気で充満した状態となっている。
そしてタンク2内にインキkを充填完了した後で開閉バルブ16は閉じられ、接続口部17から貯蔵タンクの流入管を外し、図1で2点鎖線で囲まれた部分のタンク2をトラック等を利用してユーザである印刷会社まで運搬する。
そして図1に示すように所定の位置でタンク1は流出入管13を介してポンプ14に接続し開閉バルブ16を開く。また検知手段22の入力部23に超音波センサ10,ポンプ運転部18、流量計20等の配線を接続する。
【0015】
この状態で図2のフローチャートで示すように、印刷機側よりインキkの供給指令が来ると、ポンプ14のポンプ運転部18にON信号が入力してポンプ14の運転を開始し(ステップ101)、タンク2内のインキkが流出入管13を通して印刷機に向けて指令に基づく必要量圧送される。
タンク2内のインキkが排出されると、液面k1が低下するので液面k1に追従して内蓋6が自重で降下する。降下に際して内蓋6は水平保持部7が胴部3の内壁面3aに当接しつつ摺動するので傾くことなく水平状態を保ち、同時に上下シール部材9a、9bで空気の侵入を防ぐと共に下シール部材9aで内壁面3aに付着するインキkを掻き落とす。
そしてインキ供給量Q1を得るためにポンプ14の設定された運転時間ΔTが経過した時点で、ポンプ運転部18にOFF信号が出力され、ポンプ14を停止させる(ステップ102)。尚、流量計20によるインキ流量の測定に際して、インキの粘性等による流動の遅れ、タイムラグを考慮する。
【0016】
ポンプ14の運転時間ΔTにより、供給されたインキkの正確な流量Q1を流量計20で測定して測定信号Sfとして入力部23を介して比較演算部24に入力する(ステップ103)。
またポンプ運転部18にON信号を入力すると、超音波センサ10で降下開始前の内蓋6の高さH1を検出する(図3参照)。そしてインキkをタンク2内から供給管19へ排出して内蓋6が降下した後、ポンプ運転部18にOFF信号が入力すると、超音波センサ10で内蓋6の高さH2を検出する(ステップ104)。
尚、内蓋6の降下やインキkの流出入管13や供給管19の流動に際してはインキkの粘性によるタイムラグ等があるので、これを考慮してH1,H2の検出を行う。
そして比較演算部24では、内蓋6の降下動作の遅れやインキkの性状等を考慮して補正係数K1等を与え、予め定数・補正設定部25にメモリしておいた胴部3の断面積Saと内蓋6の高さ変化ΔH(=H1−H2)との積により、内蓋6の変化によるインキ流量Q2を求める(ステップ105)。
【0017】
ここで、液面降下に追従する内蓋6の理想的な高さ変化(ΔHa)は、タンク2からのインキの排出量とタンク内壁面3aの断面積Saから求められる。そのため、インキの粘性等の性状を考慮することで、基本的に内蓋6の高さ変化(ΔH)とタンク内壁面3aの断面積Saとで内蓋6の高さ変化によるインキ排出流量Q2を得られる。この流量Q2と流量計20で測定したインキ排出流量(Q1)とを比較演算すれば、内蓋6の液面変化に対する追従性の良否を判別することができる。
そのため、上述の工程を経て得られたインキ流量Q1とQ2との比Q1/Q2が許容誤差の範囲内であるか否かを判別する(ステップ106)。誤差は内蓋6の液面降下に対する追従が液面に密着するほど精密でない場合や内蓋6がインキ固化物等に引っかかったりした場合に生じたり、内蓋6が傾斜した場合やその場合の超音波センサ10による内蓋6の測定部位等によって生じたりする。
本実施の形態では許容誤差の下限を例えば0.8とし、上限を1.2と設定したが、必要に応じて適宜の数値に設定できる。
【0018】
比Q1/Q2の誤差が許容範囲内であれば、内蓋6の降下は正常な範囲内であると判定する(ステップ107)。そして次のインキ供給指令を待つことになる。これに対して、比Q1/Q2が許容誤差の範囲を外れるのであれば、内蓋6の降下は異常であると判定する(ステップ108)。
比Q1/Q2が許容誤差を外れていて、1を超える場合にはインキ液面の降下に対する内蓋6の追従性が悪く、両者の間に許容範囲以上の空隙が形成されていることになる。またQ1/Q2が1未満の場合にはインキ液面の降下に対する内蓋6の降下の度合いが大きく、内蓋6の傾き等によって内蓋6の上部にインキが浸み出したり、空気がインキ液面k1に接触しているおそれがある。
このようにして本実施の形態では、1回毎の印刷機へのインキ供給による液面降下に際して内蓋6の降下の正常、異常を判定する。異常と判別された場合には表示・警報部27a、27bでタンク2を交換するよう警報を発し、その旨を表示したり、或いはその信号により図示しない制御手段を作動させてポンプを一時停止させてインキの供給を停止させることもできる。
尚、比較演算部24で得られた判別結果デ−夕を通信制御部28よりモデム29を介して送信すれば離隔しているインキ製造メーカー等でも遠隔監視できるので、内蓋6の下降不良を早期に発見でき、乾燥、硬化したインキ皮膜が印刷機に供給されて印刷障害を生ずることを未然に防止できる。
【0019】
上述のように本実施の形態によれば、インキ供給によるタンク2内のインキ液面降下に対して内蓋6の追従性をインキkの流量Q1、Q2の比較演算によって正常、異常として判別できるから、インキ液面降下に対して内蓋6が正確に追従しない場合には確実にこれを検出できてタンク交換を行ったり、内蓋6の不具合を修正したりする対応をとることができる。そのため、タンク2内でインキ液面k1と内蓋6との間に空隙ができて空気が入り込みインキ表面に皮膜が生じたり乾燥したりして、印刷機へのインキ供給に支障を来すことを確実に阻止できて、インキ供給の信頼性を向上できる。
またタンク2の設置場所は通常、印刷現場やインキ製造メーカ事務所とは離れていることが多いので、これら内蓋6の降下異常の警報を含め必要な信号、データを取り出し、電話回線等を使用して離間している事務所等で送受信して表示することができれば、目視確認できないタンク2内での内蓋6の追従不良やインキの乾燥等の不具合発生を初期の段階で検出でき、インキヘの空気の巻き込みや印刷不良や印刷機の停止等大きなトラブルを招くことを未然に防止できる。
【0020】
尚、上述の管理装置1において、流量計20が設けられていない場合でも、ポンプ14の運転時間ΔTをポンプ運転部18等で測定できれば運転時間ΔTはインキ流量に比例するので、ポンプ14の形式、能力、インキの粘度等の性状から定めた係数K2(予め定数・補正設定部25にメモリしておく)との積算によって流量Q1を演算できる。
また上述の実施の形態では流量Q1とQ2を求めて流量比Q1/Q2から内蓋6の追従性を判別することとしたが、これに代えて内蓋6の高さ変化ΔHとタンク2からのインキ流量Q1とを検出し、流量Q1をタンク2の断面積Saで除して理想的な内蓋6の高さ変化ΔHaを求めて実測した高さ変化ΔHと比較演算することで、内蓋6の追従性の良否を判別するようにしてもよい。
【0021】
また上述の実施の形態では1回毎のインキ供給時の内蓋6の追従性の正常と異常を判別するようにしたが、1回の内蓋高さ変化ΔHとインキ液面変化との誤差が許容範囲内であっても同一のタンク2で複数回のインキ供給を繰り返すことによってタンク2内の内蓋高さ変化ΔHとインキ液面変化との誤差が加算されてくるとトータルで許容誤差から逸脱するおそれがある。
このような場合の内蓋位置管理方法について第一の変形例として図4により説明する。
図4に示す内蓋付きタンクの管理装置1による管理方法を示すフローチャートにおいて、ステップ103で流量計20(またはポンプ運転時間ΔT)によるインキ流量Q1を測定し(ステップ103)、比較演算部24でこのタンク2において前回まで供給したインキ総流量ΣQ1に加算して新たな総流量ΣQ1として算出する(ステップ109)。
一方、ステップ104で超音波センサ10によって検出した内蓋6の高さ変化ΔH(H1−H2)から流量Q2を得た(ステップ105)後、比較演算部24で内蓋6の降下によるインキ総流量ΣQ2を演算する(ステップ110)。
【0022】
そして先ず、各回のインキ供給における流量計20等で測定したインキ供給量Q1と内蓋高さ変化ΔHによるインキ流量Q2とを比較し許容誤差の範囲内か否かを判別する(ステップ106)。この判別で流量誤差が許容誤差範囲を外れる場合には異常と判別し(ステップ108)、正常と判別した場合には次のステップ111でインキ総流量ΣQ1とΣQ2について許容誤差の範囲内か否かを判別する。この判別で総流量誤差が予め設定された許容誤差の範囲を外れる場合には異常と判別し(ステップ112)、正常と判別した(ステップ107)場合には次のインキ供給指令を待つ。ΣQ1/ΣQ2とQ1/Q2の許容誤差の範囲は異なっていることが好ましい。
尚、いずれかで異常と判別された場合には表示・警報部27a、27bでタンク2を交換するよう警報を発し、その旨表示する。
【0023】
上述の構成によれば、個々のインキ供給時には内蓋6の降下が液面降下に対して許容範囲内であるが複数回のインキ供給を通して誤差が積み重なって許容範囲を逸脱するような場合にも確実に検出して警報を発しタンク2の交換を促すことができる。
【0024】
図5は本実施の形態による内蓋付きタンクの管理装置1による管理方法について第二の変形例を示すものである。
図5に示すフローチャートによれば、各回毎のインキ供給時の流量計20等によるインキ流量Q1と内蓋高さ変化によるインキ流量Q2とは比較演算せず、各回毎にそれぞれ加算した総流量ΣQ1とΣQ2とを各回毎に比較演算して許容誤差の範囲内か否かを判別するようにしている(ステップ111)。
この手法でも内蓋6の追従性を正確に判別できる。
尚、上述した各変形例においても各インキ総流量ΣQ1とΣQ2との比較演算に代えて、そのタンクでのトータルの理想的な内蓋高さ変化ΣΔHaと実測したトータルの内蓋の高さ変化ΣΔHとを求めて各回毎に比較演算することで許容誤差の範囲内か否かを判別するようにしてもよい。
【0025】
次に本発明の第二の実施の形態を図6及び図7により説明するが、上述した第一の実施の形態と同一または同様の部材、部分には同一の符号を用いて説明する。
図6に示す第二の実施の形態による内蓋付きタンクの管理装置1において、上蓋5の内面には複数の検出器として、例えば3個の超音波センサー10a、10b、10cが取り付けられている。各超音波センサー10a、10b、10cは図7に示す上蓋5の平面視で外周円近くに位置するように略正三角形の各頂点をなす位置にそれぞれ設けられている。そのため、各センサー10a、10b、10cで直下に位置する内蓋6上の各測定点までの距離を測定することで検出信号をSh1、Sh2、Sh3として検知手段22の入力部23に出力できる。
この3つの検出信号に基づいて比較演算部24で内蓋6の傾きの有無を検出できることになる。
その余の構成は第一の実施の形態と同一である。
【0026】
図6において内蓋6の外周部には傾き防止のための水平保持部7が取り付けられているが、内蓋6とタンク2の胴部3との製作精度のバラツキや水平保持部7の偏在や胴部3の内壁面3aに付着残存するインキカス等のために、均一に下降せずに傾いて降下して一部液面が空気で乾燥したり、停止してしまうことがある。
このような場合でも本実施の形態によれば、インキ供給による内蓋6の各測定点における降下前と降下後の高さH1,H2をそれぞれ測定して各測定点の高さの変化をΔH1、ΔH2、ΔH3として演算して比較すれば、内蓋6の傾きの有無や傾きの程度を認識できる。そして相互の内蓋6の高さ変化を絶対値|ΔH1−ΔH2|、|ΔH1−ΔH3|、|ΔH2−ΔH3|としてそれぞれが許容誤差の範囲内か否かを判別することができる。
この場合、いずれかの相互の高さ変化が許容誤差を外れていれば内蓋6が傾斜していると判定して表示・警報部27a、27bで表示し、タンク2を交換する。すべての相互の高さ変化が許容誤差範囲内であれば内蓋6は傾斜していないと認定してインキ供給を続行することができる。
【0027】
また流量計20でタンク2の使用開始時点からタンク交換までの排出量(供給量)を計測すれば、印刷会社やインキ製造メーカ共に正確な使用量を把握できるので、従来のタンク重量による計量方法に比べて効率がよく、メリットも大きい。
上蓋5の内面に設ける検出器としては超音波センサー10が好ましいが、その他に例えば図8に示すようなカバー31を各センサー10a〜10cの周囲に設けることでセンサーへの液の付着や汚れ等の不具合を改善でき、距離測長能力を有したレーザー式センサや光電式センサ等各種の光学センサを使用できる。
また内蓋高さの検出器として、上述した反射式センサに代えて従来の内蓋に取り付けたワイヤをタンク外部に取り出して錘を吊すと共に磁気スイッチや磁気スケール等の磁気センサで錘の位置を検出して内蓋6の高さΔHを検出する方法を採用してもよい。この場合、内蓋6の外周近辺に3つ以上の錘をワイヤを介して取り付ければ内蓋6の傾斜も検出できる。
またアナログ式のセンサにおいても、A/D変換をし、これをレベル(高さ)表示として外部表示したり印刷機の管理事務所等で監視することもできる。
【0028】
尚、内蓋高さを検出するために上述したいずれの検出器を用いるにしても、内蓋6及びインキ液面のタンク2内での上限及び下限位置と、インキ液面下限より上方に設けられるタンク交換のための液面高さの信号等を取り込むことが、タンク2の液量監視には必要であり、この信号も図1に示す検知手段22の入力部23に入力させられ、必要な処理が行われる。
ポンプ14としてはインキkの粘度や圧送量に応じ、プランジヤー型ポンプやギヤポンプ等が用いられ、駆動源としては、電動、油圧、空圧等が使用される。複数個のタンク2の内蓋6やインキ液面k1の高さ等を管理するには、個別のタンク2の検知手段22に続いて図示しないデータ記憶機能やデータ処理機能を有するサーバを配置し、これと各タンク2の出力部を接続すれば、印刷施設全体でのインキの使用状態や、ある期間の使用量、印刷機ライン毎の使用量の管理データを蓄積できる。
このデータを通信機能を用いてインキ製造メーカーに通報することにより、メーカーでは計画的な生産や効率的なインキの物流ができ、印刷会社へは最適な時にインキを供給をすることができる。
【0029】
【発明の効果】
以上説明したように本発明による内蓋付きタンクの管理装置及び管理方法によれば、液状物について測定手段で計測した流量(Q1)と内蓋の高さ変化による流量(Q2)、或いは検出した内蓋の高さ変化(ΔH)と測定した液状物の流量(Q1)から演算した内蓋の高さ変化(ΔHa)を比較演算することで液状物の液面変化に対する内蓋の追従性を判別できる。また内蓋の高さの変化を2カ所以上で検知することで内蓋の傾斜を検知できるようにしたため、2カ所以上で相互の内蓋高さ変化の差異を演算することで内蓋の傾斜の有無や傾斜角度等を測定でき、必要に応じてタンク交換等を行えばよい。
【0030】
また検出器は上蓋の内蓋に対向する内面に設けた超音波センサであるから、簡便に精度良く内蓋高さの検出を行うことができる。
また検知手段は通信手段を有していて、内蓋の追従性を遠隔監視するようにしたから、液状物の管理者や使用者等がタンクから離隔した位置にあっても内蓋の追従性についての判定結果を通信手段で遠隔地へ送受信できて遠隔監視できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一の実施の形態による内蓋付きタンクの管理装置の概略構成図である。
【図2】 内蓋付きタンク管理装置による管理方法を示すフローチャートである。
【図3】 タンク内における内蓋の変化とインキ液面の変化を示す説明図である。
【図4】 第一の実施の形態の第一変形例による管理方法のフローチャートである。
【図5】 第一の実施の形態の第二変形例による管理方法のフローチャートである。
【図6】 本発明の第二の実施の形態による内蓋付きタンクの管理装置の要部構成図である。
【図7】 図6に示す上蓋の平面図である。
【図8】 第二の実施の形態による内蓋付きタンクの管理装置の変形例を示す図である。
【符号の説明】
1 管理装置
2 タンク
6 内蓋
10 超音波センサ(検出器)
18 ポンプ運転部(測定手段)
20 流量計(測定手段)
22 検知手段
24 比較演算部
k インキ(液状物)
k1 液面

Claims (5)

  1. 底部を有する胴部を立設していて該胴部の上部に上蓋を設けてなるタンクと、該タンク内に貯留された液状物の液面を覆っていて液状物の液面変化に応じて移動する内蓋と、前記底部に連通された流出入管とを備えた内蓋付きタンクの管理装置であって、
    前記内蓋の高さの変化を検出する検出器と、前記タンクから排出される液状物の流量を測定する測定手段と、前記検出器の検出信号と前記測定手段の測定信号とに基づいて液状物の液面変化に対する前記内蓋の追従性を検知する検知手段とを備えてなり、
    前記検出器は少なくとも2カ所以上設けられていてそれぞれ内蓋の高さの変化を測定することで内蓋の傾斜を検知できるようにした内蓋付きタンクの管理装置。
  2. 前記検出器は上蓋の内蓋に対向する内面に設けた超音波センサである請求項1記載の内蓋付きタンクの管理装置。
  3. 前記測定手段は液状物の流量を測定する流量計である請求項1または2記載の内蓋付きタンクの管理装置。
  4. 前記検知手段は通信手段を有していて、前記内蓋の追従性を遠隔監視するようにした請求項1乃至3のいずれか記載の内蓋付きタンクの管理装置。
  5. 底部を有する筒形胴部を立設していて該筒形胴部の上部に上蓋を設けてなるタンクと、該タンク内に貯留された液状物の液面を覆っていて液状物の液面変化に応じて昇降する内蓋と、前記底部に連通された流出入管とを備えた内蓋付きタンクの管理方法であって、
    前記タンクから液状物を排出する際に、前記内蓋の高さ変化を検出して検出信号として出力すると共に前記タンクから排出される液状物の流量を測定して測定信号として出力し、これら検出信号と測定信号とに基づいて検出した前記内蓋の高さ変化と測定した前記液状物の流量から演算した内蓋の高さ変化、または検出した前記内蓋の高さ変化から演算した液状物の流量と測定した前記液状物の流量を比較演算して液状物の液面変化に対する前記内蓋の追従性を検知すると共に、
    前記内蓋の高さ変化を少なくとも2ヶ所以上で検知することで内蓋の傾斜を検知するようにしたことを特徴とする内蓋付きタンクの管理方法。
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