JP2003135529A - 起立補助具 - Google Patents
起立補助具Info
- Publication number
- JP2003135529A JP2003135529A JP2001377924A JP2001377924A JP2003135529A JP 2003135529 A JP2003135529 A JP 2003135529A JP 2001377924 A JP2001377924 A JP 2001377924A JP 2001377924 A JP2001377924 A JP 2001377924A JP 2003135529 A JP2003135529 A JP 2003135529A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- knee
- posture
- standing
- handrail
- shin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Accommodation For Nursing Or Treatment Tables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
傾斜した面で脛及び膝を支持する膝受け(1)と足置き
(2)と手摺(3)を有することを特徴とする起立補助
具。 【課題】椅子やベッド等に腰掛けた姿勢から手摺を使用
して、立ち上がる際は下半身の筋力不足を腕だけで下半
身の機能を補わなければならず、大きな負荷がかかって
いた。 【解決手段】一般的に、人が腰掛けた姿勢から完全に立
ち上がるまでの姿勢及び動作の過程は、まず頭を前方に
移動し前傾となる。これにより腰に掛かっていた体重
が、足の方に掛かるようになる。この時はいわゆる中腰
の状態で膝と腰に大きな負荷が掛かっている。この中腰
の姿勢の際に、脛や膝を斜め下から支える物が有ると、
体重を支えるための筋肉や関節に掛かる負担は大幅に軽
減する。さらに手摺に捉まることで、安定した姿勢で容
易に立ち上がることができるものである。
(2)と手摺(3)を有することを特徴とする起立補助
具。 【課題】椅子やベッド等に腰掛けた姿勢から手摺を使用
して、立ち上がる際は下半身の筋力不足を腕だけで下半
身の機能を補わなければならず、大きな負荷がかかって
いた。 【解決手段】一般的に、人が腰掛けた姿勢から完全に立
ち上がるまでの姿勢及び動作の過程は、まず頭を前方に
移動し前傾となる。これにより腰に掛かっていた体重
が、足の方に掛かるようになる。この時はいわゆる中腰
の状態で膝と腰に大きな負荷が掛かっている。この中腰
の姿勢の際に、脛や膝を斜め下から支える物が有ると、
体重を支えるための筋肉や関節に掛かる負担は大幅に軽
減する。さらに手摺に捉まることで、安定した姿勢で容
易に立ち上がることができるものである。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人が腰掛けた姿勢
から自力で立ち上がる際の肉体的負担を緩和する、起立
補助器具に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の起立補助器具には、ベッド脇の手
摺や、座面が上昇する物などがある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来の一般的な手摺を
使用して、立ち上がる際は下半身の筋力不足を腕だけで
補わなければならず、大きな負荷がかかっていた。 【0004】動力等で座面が上昇するものは比較的楽に
立ち上がれるが、設置場所が限定的となり汎用性に乏し
い。 【0005】本発明は、足腰の筋力の衰弱や軽い障害を
補って、使用者自身の力で容易に立ち上がれる起立補助
具の提供を目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】 【0007】一般的に、人が腰掛けた姿勢から完全に立
ち上がるまでの姿勢及び動作の過程は、まず頭を前方に
移動し前傾姿勢となる。これにより腰に掛かっていた体
重が、足の方に掛かるようになる。この時はいわゆる中
腰の状態で膝と腰に大きな負荷が掛かっている。その負
荷に打ち克って膝と腰を伸ばして垂直に立ち上がる。 【0008】足腰の筋力の弱っている人には、中腰の姿
勢から自分の体重に打ち克って膝と腰を伸ばすことが難
しいため、手摺に捉まって腕力で補うが、自分の腕力で
も補えきれない場合は他の人の介助を要することにな
る。 【0009】しかし、この中腰の姿勢の際に、脛や膝を
斜め下から支える物が有ると、体重を支えるための膝に
関連する筋肉や関節に掛かる負担は軽減する。 【0010】さらに加えて手摺に捉まると、膝に関連す
る筋肉や関節の他に、腰に掛かる負担をも軽減するとと
もに、姿勢も安定する。 【0011】 【発明の構造】本発明は、一般的な手摺本来の機能に加
えて、起立の際に片方の足の脛から膝を斜め下から支え
るため、膝や腰の負担が小さく安定した姿勢で容易に立
ち上がることができるものである。 【0012】さらに、手摺(3)は、立ち上がった姿勢
で体を支えやすい位置(起立した姿勢での腰付近の高
さ)に加え、膝受け(1)とほぼ同じ高さにも設けるこ
とにより、膝に加わる負担を和らげることができる。 【0013】膝受け(1)は、脛や膝と滑らかに接する
ように、緩衝材を表面に設けた平面または曲面の板、も
しくは布やシート状もしくわ帯状の物を脛の角度に合う
ように傾斜して配置する。 【0014】足受け(2)は、本発明品と使用者の位置
関係を適切に保つとともに、転倒防止の効果を有する。 【0015】 【発明の実施の形態】本発明の基本的な使い方を説明す
ると、まずベッドまたは椅子等に腰掛けている人は、前
方または斜め前方に置かれた本発明品の足置き(2)に
片足を載せ、手摺(3)に捉まって、前傾姿勢となり、
重心も前方に移動させる。この際足置き(2)に載せた
側の片足の脛及び膝を、膝受け(1)に載せるように
し、もう一方の足の膝を伸ばして、体を伸び上らせる。
このとき使用者の体重の殆どが本発明品の上へと移動す
る。次に膝を伸ばした足を半歩前に出し、体重をそちら
の足の方に移動して手摺(3)に捉まった腕とともに体
重を支えながら、膝受け(1)に載せていた脛及び膝を
膝受け(1)から降ろして両足の膝を伸ばし、さらに腰
を伸ばして完全に立ち上がる。 【0016】低い座面からの起立や、使用者の膝に障害
のある場合には、膝当て(1)とほぼ同じ高さの手摺
(3)に捉まるようにする。これにより腕でも膝の負担
を補うことができる。 【0017】この様に両手両足を自然に連携して、無理
なく立ち上がることができるものである。 【0018】 【発明の効果】本発明によって、使用者は介助を要すこ
となく容易に自力で立ち上がることができる。 【0019】本発明は、構造が極めて簡単なので軽量か
つコンパクトであり、あらゆる場所に持ち運び、汎用的
に使用することが出来る。 【0020】
から自力で立ち上がる際の肉体的負担を緩和する、起立
補助器具に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の起立補助器具には、ベッド脇の手
摺や、座面が上昇する物などがある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来の一般的な手摺を
使用して、立ち上がる際は下半身の筋力不足を腕だけで
補わなければならず、大きな負荷がかかっていた。 【0004】動力等で座面が上昇するものは比較的楽に
立ち上がれるが、設置場所が限定的となり汎用性に乏し
い。 【0005】本発明は、足腰の筋力の衰弱や軽い障害を
補って、使用者自身の力で容易に立ち上がれる起立補助
具の提供を目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】 【0007】一般的に、人が腰掛けた姿勢から完全に立
ち上がるまでの姿勢及び動作の過程は、まず頭を前方に
移動し前傾姿勢となる。これにより腰に掛かっていた体
重が、足の方に掛かるようになる。この時はいわゆる中
腰の状態で膝と腰に大きな負荷が掛かっている。その負
荷に打ち克って膝と腰を伸ばして垂直に立ち上がる。 【0008】足腰の筋力の弱っている人には、中腰の姿
勢から自分の体重に打ち克って膝と腰を伸ばすことが難
しいため、手摺に捉まって腕力で補うが、自分の腕力で
も補えきれない場合は他の人の介助を要することにな
る。 【0009】しかし、この中腰の姿勢の際に、脛や膝を
斜め下から支える物が有ると、体重を支えるための膝に
関連する筋肉や関節に掛かる負担は軽減する。 【0010】さらに加えて手摺に捉まると、膝に関連す
る筋肉や関節の他に、腰に掛かる負担をも軽減するとと
もに、姿勢も安定する。 【0011】 【発明の構造】本発明は、一般的な手摺本来の機能に加
えて、起立の際に片方の足の脛から膝を斜め下から支え
るため、膝や腰の負担が小さく安定した姿勢で容易に立
ち上がることができるものである。 【0012】さらに、手摺(3)は、立ち上がった姿勢
で体を支えやすい位置(起立した姿勢での腰付近の高
さ)に加え、膝受け(1)とほぼ同じ高さにも設けるこ
とにより、膝に加わる負担を和らげることができる。 【0013】膝受け(1)は、脛や膝と滑らかに接する
ように、緩衝材を表面に設けた平面または曲面の板、も
しくは布やシート状もしくわ帯状の物を脛の角度に合う
ように傾斜して配置する。 【0014】足受け(2)は、本発明品と使用者の位置
関係を適切に保つとともに、転倒防止の効果を有する。 【0015】 【発明の実施の形態】本発明の基本的な使い方を説明す
ると、まずベッドまたは椅子等に腰掛けている人は、前
方または斜め前方に置かれた本発明品の足置き(2)に
片足を載せ、手摺(3)に捉まって、前傾姿勢となり、
重心も前方に移動させる。この際足置き(2)に載せた
側の片足の脛及び膝を、膝受け(1)に載せるように
し、もう一方の足の膝を伸ばして、体を伸び上らせる。
このとき使用者の体重の殆どが本発明品の上へと移動す
る。次に膝を伸ばした足を半歩前に出し、体重をそちら
の足の方に移動して手摺(3)に捉まった腕とともに体
重を支えながら、膝受け(1)に載せていた脛及び膝を
膝受け(1)から降ろして両足の膝を伸ばし、さらに腰
を伸ばして完全に立ち上がる。 【0016】低い座面からの起立や、使用者の膝に障害
のある場合には、膝当て(1)とほぼ同じ高さの手摺
(3)に捉まるようにする。これにより腕でも膝の負担
を補うことができる。 【0017】この様に両手両足を自然に連携して、無理
なく立ち上がることができるものである。 【0018】 【発明の効果】本発明によって、使用者は介助を要すこ
となく容易に自力で立ち上がることができる。 【0019】本発明は、構造が極めて簡単なので軽量か
つコンパクトであり、あらゆる場所に持ち運び、汎用的
に使用することが出来る。 【0020】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明品の基本的な構造の説明図である。
【図2】使用者が本発明品の足掛け(2)に片足を載せ
ている、使用状況の説明図である。 【図3】手摺(3)に捉まって前傾姿勢となっている、
使用状況の説明図である。 【図4】足置き(2)に載せた側の片足の脛及び膝を、
膝受け(1)に載せるようにし、もう一方の足の膝を伸
ばして、体を伸び上らせている、使用状況の説明図であ
る。 【図5】膝を伸ばした足を半歩前に出している、使用状
況の説明図である。 【図6】手摺(3)に捉まりながら完全に立ち上がっ
た、使用状況の説明図である。 【符号の説明】 1 膝受け 2 足置き 3 手摺
ている、使用状況の説明図である。 【図3】手摺(3)に捉まって前傾姿勢となっている、
使用状況の説明図である。 【図4】足置き(2)に載せた側の片足の脛及び膝を、
膝受け(1)に載せるようにし、もう一方の足の膝を伸
ばして、体を伸び上らせている、使用状況の説明図であ
る。 【図5】膝を伸ばした足を半歩前に出している、使用状
況の説明図である。 【図6】手摺(3)に捉まりながら完全に立ち上がっ
た、使用状況の説明図である。 【符号の説明】 1 膝受け 2 足置き 3 手摺
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 傾斜した平面あるいは曲面形状で使用者
の脛及び膝を支持することを特徴とする膝受け(1)、
と足置き(2)と手摺(3)を有する起立補助具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001377924A JP2003135529A (ja) | 2001-11-06 | 2001-11-06 | 起立補助具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001377924A JP2003135529A (ja) | 2001-11-06 | 2001-11-06 | 起立補助具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003135529A true JP2003135529A (ja) | 2003-05-13 |
Family
ID=19185781
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001377924A Pending JP2003135529A (ja) | 2001-11-06 | 2001-11-06 | 起立補助具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003135529A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10368651B2 (en) | 2015-11-20 | 2019-08-06 | Catherine DeNardo SITEK | Apparatus for providing balance and stability while standing |
-
2001
- 2001-11-06 JP JP2001377924A patent/JP2003135529A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10368651B2 (en) | 2015-11-20 | 2019-08-06 | Catherine DeNardo SITEK | Apparatus for providing balance and stability while standing |
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