JP2003135518A - 紙おむつの製品カッターユニット、及び紙おむつの切断方法 - Google Patents

紙おむつの製品カッターユニット、及び紙おむつの切断方法

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JP2003135518A
JP2003135518A JP2001340896A JP2001340896A JP2003135518A JP 2003135518 A JP2003135518 A JP 2003135518A JP 2001340896 A JP2001340896 A JP 2001340896A JP 2001340896 A JP2001340896 A JP 2001340896A JP 2003135518 A JP2003135518 A JP 2003135518A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 紙おむつのばたつきを防止して、スムーズ、
且つ安定して紙おむつを切断することができる紙おむつ
の製品カッターユニット、及び該製品カッターユニット
を利用した紙おむつの切断方法を提供することである。 【解決手段】 切欠き部13aが設けられるカッター1
3を外周面に所定のピッチで複数備えるカッターロール
12と、このカッターロールの直下に設けられるアンビ
ルロール14と、の間のロール間ギャップに搬送された
紙おむつ帯状体に、カッターにより順次ノッチを入れて
いき、ノッチを入れられた紙おむつ帯状体がコンベア1
5aから高速コンベア15bへ搬送される際に、コンベ
アと高速コンベアの速度差を利用して、紙おむつ帯状体
のノッチを引き千切って紙おむつ帯状体を分断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の紙おむつが
帯状に連続してなる紙おむつ帯状体を切断する紙おむつ
の製品カッターユニット、及び該製品カッターユニット
を利用した紙おむつの切断方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、紙おむつは、複数のナイロン布、
不織布、その他糸ゴム等の混合材料の張り合わせからな
る。品質の良い紙おむつを生産するのに最適な方法とし
ては、図4に示すように、複数の紙おむつWが帯状に連
続してなる紙おむつ帯状体(以下、紙おむつウェブwと
いう。)に製品としての加工工程を施してから、紙おむ
つウェブwをコンベア24aにより製品カッターユニッ
ト20に搬送し、この製品カッターユニット20によっ
て紙おむつウェブwを分断して、個別の紙おむつWとす
る方法があげられる。次いで、個別の紙おむつWを、製
品カッターユニット20の搬出側に隣接されるコンベア
24bによって、更に下流の包装工程部へ搬送し、完成
した紙おむつWをパッケージに梱包している。
【0003】製品カッターユニット20は、全周ステン
レス鋼からなるカッターロール21と、アンビルロール
23と、カッターロール21、及びアンビルロール23
の両端に夫々設けられたリングロール21a、及び23
aとから構成される。カッターロール21は、図5に示
すように、円柱形状に形成されており、紙おむつウェブ
wの進行方向に対して垂直に複数のカッター22が設け
られる。このカッター22の長手方向の長さは、切断す
る紙おむつウェブwのウェブ幅よりも長くなるよう設定
されている。
【0004】このようなカッターロール21とアンビル
ロール23との間のロール間ギャップに、紙おむつウェ
ブwをコンベア24aにより順次搬送していき、カッタ
ーロール21のカッター22により、紙おむつウェブw
を次々に切断していく。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、紙おむ
つウェブwは、製品カッターユニット20により分断さ
れた時点から個別の紙おむつWとなるため、製品カッタ
ーユニット20通過直後のコンベア24bに乗り移る際
に、切断されたばかりの紙おむつWの前端部分がばたつ
いてしまう恐れがあった。前端部分にばたつきが発生す
ると、紙おむつWはコンベア24bにスムーズに乗り移
ることができなくなるため、乗り移りエラーが発生して
ラインが停滞したり、位置ずれが生じて、生産性、及び
製品品質が低下するという恐れがあった。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であって、紙おむつのばたつきを防止して、スムーズ、
且つ安定して紙おむつを切断することができる紙おむつ
の製品カッターユニット、及び該製品カッターユニット
を利用した紙おむつの切断方法を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、例えば、図1〜図3に示す
ように、複数の紙おむつWが帯状に連続してなる紙おむ
つ帯状体(例えば、紙おむつウェブw)を切断する紙お
むつの製品カッターユニット10において、長手方向に
所定の間隔で切欠き部13aが設けられるカッター13
を外周面に所定のピッチで複数備えるカッターロール1
2と、前記カッターロールの直下に設けられるアンビル
ロール14と、の間のロール間ギャップに搬送された前
記紙おむつ帯状体に、前記カッターにより順次ノッチを
入れる製品カッター部11と、前記製品カッター部を通
過した前記紙おむつ帯状体を搬送するコンベア15a
と、前記コンベアから搬出される前記紙おむつ帯状体
を、前記コンベアよりも高速に搬送する高速コンベア1
5bと、を備えることを特徴としている。
【0008】請求項1記載の発明によれば、製品カッタ
ー部のカッターロールとアンビルロールとの間のロール
間ギャップに紙おむつ帯状体が搬送され、カッターロー
ルのカッターにより、紙おむつ帯状体に順次ノッチが入
れられていく。そして、製品カッター部を通過した紙お
むつ帯状体は、コンベアにより搬送された後に、更に、
コンベアよりも高速度において高速コンベアにより搬送
される。
【0009】従って、紙おむつ帯状体は、繋がった状態
を維持したままコンベア、及び高速コンベアへ搬送され
るので、個別の紙おむつの前端部分がばたついたり、乗
り移りエラーによる位置ずれを起こすことがない。又、
紙おむつ帯状体は、コンベアから高速コンベアへ乗り移
る際、後方をコンベアによって送られる一方、前方を高
速コンベアによってコンベアよりも高速度で搬送される
ので、紙おむつ帯状体の隣接する紙おむつのうち前方の
紙おむつがやや引っ張られるような状態になる。する
と、紙おむつ帯状体に入れられたノッチが徐々に引き千
切られていき、最終的に完全に分断されるので、スムー
ズ、且つ安定して紙おむつ帯状体を切断することができ
る。尚、紙おむつ帯状体を切断する際のタイミング(位
置)調整は、高速コンベア上下間のギャップ幅、及びコ
ンベアベルトの表面粗さを調整し、高速コンベアの紙お
むつ帯状体に対するグリップ力を変化させることで対応
する。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の紙
おむつの製品カッターユニットにおいて、前記アンビル
ロールの外周面に、前記カッターのピッチに対応するア
ンビル部14aを備え、前記カッターロールの前記カッ
ター間、及び前記アンビルロールのアンビル部間の外周
面が、弾性部材により構成されていることを特徴として
いる。
【0011】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の紙おむつの製品カッターユニットと同様の効果が得
られることは無論のこと、特に、アンビルロールのアン
ビル部はカッターロールのカッターのピッチに対応して
おり、又、カッター間、及びアンビル部間の外周面は弾
性部材により構成されている。
【0012】従って、弾性部材を設けることにより、紙
おむつ帯状体に対するカッターロール、及びアンビルロ
ールのグリップ力を高め、カッターロール、及びアンビ
ルロールが紙おむつ帯状体と接した際にすべりが生じる
のを防止することができるので、すべりに起因するスナ
ップバックにより、紙おむつ帯状体のノッチを誤って引
き千切ってしまう恐れがない。
【0013】請求項3記載の発明は、例えば、図1〜図
3に示すように、請求項1、又は2記載の紙おむつの製
品カッターユニットを利用した紙おむつの切断方法であ
って、前記製品カッター部により、前記紙おむつ帯状体
にノッチを入れる工程と、前記紙おむつ帯状体が前記コ
ンベアから前記高速コンベアへ搬送される際に、前記コ
ンベアと前記高速コンベアの速度差を利用して、前記紙
おむつ帯状体のノッチを引き千切って紙おむつ帯状体を
分断する工程と、を含むことを特徴としている。
【0014】請求項3記載の発明によれば、製品カッタ
ー部により、紙おむつ帯状体にノッチが入れられ、紙お
むつ帯状体がコンベアから高速コンベアへ搬送される際
に、コンベアと高速コンベアの速度差を利用して、紙お
むつ帯状体のノッチが引き千切られて紙おむつ帯状体が
分断される。
【0015】従って、請求項1、又は2記載の発明と同
様の効果が得られる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照しながら詳細に説明する。図1(a)は、本発
明に係る製品カッターユニットを表す図である。
【0017】製品カッターユニット10は、複数のカッ
ター13、及びリングロール12cを両端に備えるカッ
ターロール12と、カッターロール12の直下に設けら
れ、リングロール14dを両端に備えるアンビルロール
14と、からなる製品カッター部11と、製品カッター
部11の搬出側に隣接して設けられるコンベア15a
と、コンベア15aの搬出側に隣接して設けられる高速
コンベア15b等から構成される。
【0018】カッターロール12の外周面には、図2に
示すように、紙おむつウェブwの進行方向に対して垂直
となるよう、所望のカットピッチに対応する間隔毎に複
数のカッター13…が設けられており、このカッター1
3の長手方向の長さは、切断する紙おむつウェブwのウ
ェブ幅よりも長くなるように設定されている。
【0019】又、カッター13には、長手方向に所定の
間隔で複数の切欠き部13a…が設けられており、カッ
ター13は紙おむつウェブwを、切欠き部13aに対応
する部分を残し、ノッチを入れて切断する。従って、製
品カッター部11通過後の紙おむつウェブwは、切欠き
部13aに対応する部分が繋がったままであり、ウェブ
状態を維持したままコンベア15aへ搬送される。
【0020】カッターロール12のカッター13間に
は、扇形状のインサート部12aが夫々設けられてお
り、インサート部表面12bは、弾性部材としての硬質
ゴムにより構成されている。又、カッターロール12の
両端には、カッターロール12よりもやや大きい径を有
するリングロール12cが設けられている。
【0021】アンビルロール14には、カッターロール
12にカッター13が設けられるのと同一の間隔でアン
ビル部14aが設けられており、このアンビル部14a
間には、扇形状のインサート部14bが夫々設けられて
いる。このインサート部表面14cは、弾性部材として
の硬質ゴムにより構成されている。
【0022】そして、カッター13によって紙おむつウ
ェブwを切断する際、カッター13がカッターロール1
2の真下に位置する時に対応して、アンビル部14aが
アンビルロール14の真上に位置するようになってい
る。又、アンビルロール14の両端には、アンビルロー
ル14よりもやや大きい径を有するリングロール14d
が設けられている。
【0023】カッターロール12とアンビルロール14
との間のロール間ギャップは、生産する紙おむつ製品毎
仕様に基づいて、カッターロール12、及びアンビル
ロール14に夫々設けられるリングロール12c、及び
リングロール14dの径を決定することにより決定され
る。ロール間ギャップのグリップ力は、インサート部材
12b及びインサート間ギャップ調整により調整され
る。
【0024】図3(a)に示すように、製品カッターユ
ニット10のライン停止時における製品カッター部11
では、カッターロール12が上昇、若しくはアンビルロ
ール14が下降するので、カッターロール12のリング
ロール12cとアンビルロール14のリングロール14
dとが離れる。すると、カッターロール12とアンビル
ロール14との間に大きくロール間ギャップが生じるこ
とになり、紙おむつウェブwは切断されず、下流の包装
工程部へと送られていく。
【0025】又、図3(b)に示すように、製品カッタ
ーユニット10のラインスタート時における製品カッタ
ー部11では、カッターロール12が下降、若しくはア
ンビルロール14が上昇するので、カッターロール12
のリングロール12cとアンビルロール14のリングロ
ール14dとが当接する。すると、カッターロール12
とアンビルロール14との間に適当なロール間ギャップ
が形成されると共に、カッター刃13とアンビルロール
14が正しい接圧・位置で接し、紙おむつウェブwがこ
の間に挿入されていくことにより、紙おむつウェブwの
切断が開始される。
【0026】製品カッター部11では、ライン停止、ラ
インスタート毎にこれらの動作を繰り返す。尚、ライン
停止、及びラインスタートの際において、カッターロー
ル12、或いはアンビルロール14のどちらが移動する
かについては、どちらの軸を固定とするかによる。
【0027】コンベア15aは、製品カッター部11の
搬出側に隣接して設けられ、製品カッター部11によっ
て、ノッチを入れられて一部分を切断された紙おむつウ
ェブwを、コンベア15aの搬出側に設けられる高速コ
ンベア15bへ搬送する。
【0028】高速コンベア15bは、コンベア15aか
ら乗り移ってきた紙おむつウェブwを、更に下流の包装
工程部へと搬送するものであり、高速コンベア15bの
搬送速度は、コンベア15aの速度よりも高速度となる
ように設定されている。このコンベア15aと高速コン
ベア15bの速度差は、紙おむつウェブwの製品品質を
劣化させることなく引き千切りを行うことのできる条
件、或いは必要な場合は、下流工程で所望の製品間ピッ
チを達成できる条件に基づいて決定される。
【0029】次に、上述のように構成された本実施の形
態の製品カッターユニット10による紙おむつウェブw
の切断動作について説明する。
【0030】紙おむつウェブwは、加工工程を経た後、
コンベア15cによって製品カッター部11へ搬送さ
れ、カッターロール12とアンビルロール14との間の
ロール間ギャップに挿入される。そして、カッターロー
ル12、及びアンビルロール14が回転して、カッター
13、及びアンビル部14aが紙おむつウェブwに当接
すると、カッター13によって、紙おむつウェブwの一
部分がノッチを入れられて切断される。
【0031】この時、紙おむつウェブwは完全に分断さ
れないため、隣接する紙おむつWの前端部分と後端部分
の一部が繋がっている状態のまま、紙おむつウェブwは
コンベア15aへ送られ、コンベア15aによって更
に、高速コンベア15bへ搬送される。
【0032】紙おむつウェブwが、コンベア15aから
高速コンベア15bへ乗り移る際、高速コンベア15b
の搬送速度がコンベア15aより速くなっているため、
紙おむつウェブwは、後方をコンベア15aによって送
られる一方、前方を高速コンベア15bによって、コン
ベア15aの搬送速度よりも速い速度で送られる。従っ
て、紙おむつウェブwの隣接する紙おむつWのうち前方
の紙おむつWが、後方の紙おむつWによりやや引っ張ら
れるような状態になる。すると、紙おむつウェブwのノ
ッチは徐々に引き千切られていく。
【0033】そして、紙おむつウェブwは、高速コンベ
ア15bによって搬送される最中に、最終的に完全に分
断されて個別の紙おむつWとなり、包装工程部へ搬送さ
れる。
【0034】以上のように、本実施の形態の製品カッタ
ーユニット10によれば、カッター13に切欠き部13
a…を設けたことにより、紙おむつウェブwは完全に分
断されることなく、一部分にノッチを入れられて切断さ
れる。従って、個別の紙おむつWのばたつきを抑え、位
置ずれを起こすことなく、紙おむつウェブwをコンベア
15a、及び高速コンベア15bに乗り移らせることが
できるので、安定した搬送と乗り移りを実現することが
できる。
【0035】又、本実施の形態の製品カッターユニット
10によれば、紙おむつウェブwは、コンベア15aよ
り高速コンベア15bへ搬送されることにより、ノッチ
を入れられた部分から徐々に引き千切られて分断され、
最終的には個別の紙おむつWとなるので、スムーズ、且
つ安定して紙おむつウェブwを切断することができる。
【0036】又、本実施の形態の製品カッターユニット
10によれば、カッターロール12、及びアンビルロー
ル14の表面が硬質ゴムで構成されるため、紙おむつウ
ェブwのすべりに起因するスナップバックを防止するこ
とができ、紙おむつウェブwのノッチを誤って引き千切
ってしまう恐れがない。
【0037】尚、上記実施の形態においては、本発明に
かかる製品カッターユニット10の一実施形態について
説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるも
のではなく、種々の変更が可能であることは言うまでも
ない。例えば、カッター13に設けられる切欠き部13
a…の間隔や、個数、幅等は生産加工する紙おむつ製品
毎の性質に基づいて適宜変更可能である。
【0038】又、紙おむつウェブwは、製品カッター部
11により一部分にノッチを入れて切断するとしたが、
コンベア15aと高速コンベア15bの速度差を利用し
て引き千切ることが可能であれば、どのようなノッチを
入れてもよい。又、図1(b)に示すように、下側のコ
ンベア15a、下側の高速コンベア15b、及び下側の
コンベア15cを夫々バキュームコンベア15A、高速
バキュームコンベア15B、及びバキュームコンベア1
5Cとする。ここで、上側のコンベア15a、上側のコ
ンベア15cは、あってもなくともよいが、上側のコン
ベア15bは必要である。なお、バキュームコンベア1
5Cの配置、個数、形状、機能等は適宜変更可能であ
る。
【0039】又、カッターロール12、及びアンビルロ
ール14のインサート部表面12b、及び14cを硬質
ゴムで構成したが、この時のゴムの表面粗さ、硬度等
は、生産加工する紙おむつ製品毎の性質に基づいて適宜
変更可能であり、又、硬質ゴム以外の弾性部材を用いて
もよい。
【0040】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、製品カッ
ター部のカッターロールとアンビルロールとの間のロー
ル間ギャップに紙おむつ帯状体が搬送され、カッターロ
ールのカッターにより紙おむつ帯状体に順次ノッチが入
れられていく。そして、製品カッター部を通過した紙お
むつ帯状体は、コンベアにより搬送された後に、更に、
コンベアよりも高速度において高速コンベアにより搬送
される。
【0041】従って、紙おむつ帯状体は、繋がった状態
を維持したままコンベア、及び高速コンベアへ搬送され
るので、個別の紙おむつの前端部分がばたついたり、乗
り移りエラーによる位置ずれを起こすことがない。又、
紙おむつ帯状体は、コンベアから高速コンベアへ乗り移
る際、後方をコンベアによって送られる一方、前方を高
速コンベアによってコンベアよりも高速度で搬送される
ので、紙おむつ帯状体の隣接する紙おむつのうち前方の
紙おむつがやや引っ張られるような状態になる。する
と、紙おむつ帯状体に入れられたノッチが徐々に引き千
切られていき、最終的に完全に分断されるので、スムー
ズ、且つ安定して紙おむつ帯状体を切断することができ
る。
【0042】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の紙おむつの製品カッターユニットと同様の効果が得
られることは無論のこと、特に、アンビルロールのアン
ビル部はカッターロールのカッターのピッチに対応して
おり、又、カッター間、及びアンビル部間の外周面は弾
性部材により構成されている。
【0043】従って、弾性部材を設けることにより、紙
おむつ帯状体に対するカッターロール、及びアンビルロ
ールのグリップ力を高め、カッターロール、及びアンビ
ルロールが紙おむつ帯状体と接した際にすべりが生じる
のを防止することができるので、すべりに起因するスナ
ップバックにより、紙おむつ帯状体のノッチを誤って引
き千切ってしまう恐れがない。
【0044】請求項3記載の発明によれば、製品カッタ
ー部により、紙おむつ帯状体にノッチが入れられ、紙お
むつ帯状体がコンベアから高速コンベアへ搬送される際
に、コンベアと高速コンベアの速度差を利用して、紙お
むつ帯状体のノッチが引き千切られて紙おむつ帯状体が
分断される。
【0045】従って、請求項1、又は2記載の発明と同
様の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である製品カッターユニッ
トを表す図(a)と、その変形例を表す図(b)であ
る。
【図2】図1に示すカッターロールの斜視図(a)、正
面図(b)、及びアンビルロールの正面図(c)であ
る。
【図3】図1に示すカッターロール、及びアンビルロー
ルのライン停止時における側面図(a)、及びラインス
タート時における側面図(b)である。
【図4】従来の製品カッターユニットを表す図である。
【図5】図4に示すカッターロールの斜視図(a)、正
面図(b)、及びアンビルロールの正面図(c)であ
る。
【符号の説明】
10 製品カッターユニット 11 製品カッター部 12 カッターロール 13 カッター 13a 切欠き部 14 アンビルロール 14a アンビル部 15a コンベア 15b 高速コンベア W 紙おむつ w 紙おむつウェブ(紙おむつ帯状体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B26F 3/02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の紙おむつが帯状に連続してなる紙
    おむつ帯状体を切断する紙おむつの製品カッターユニッ
    トにおいて、 長手方向に所定の間隔で切欠き部が設けられるカッター
    を外周面に所定のピッチで複数備えるカッターロール
    と、前記カッターロールの直下に設けられるアンビルロ
    ールと、の間のロール間ギャップに搬送された前記紙お
    むつ帯状体に、前記カッターにより順次ノッチを入れる
    製品カッター部と、 前記製品カッター部を通過した前記紙おむつ帯状体を搬
    送するコンベアと、 前記コンベアから搬出される前記紙おむつ帯状体を、前
    記コンベアよりも高速に搬送する高速コンベアと、 を備えることを特徴とする紙おむつの製品カッターユニ
    ット。
  2. 【請求項2】前記アンビルロールの外周面に、前記カッ
    ターのピッチに対応するアンビル部を備え、 前記カッターロールの前記カッター間、及び前記アンビ
    ルロールのアンビル部間の外周面が、弾性部材により構
    成されていることを特徴とする請求項1記載の紙おむつ
    の製品カッターユニット。
  3. 【請求項3】 請求項1、又は2記載の紙おむつの製品
    カッターユニットを利用した紙おむつの切断方法であっ
    て、 前記製品カッター部により、前記紙おむつ帯状体にノッ
    チを入れる工程と、 前記紙おむつ帯状体が前記コンベアから前記高速コンベ
    アへ搬送される際に、前記コンベアと前記高速コンベア
    の速度差を利用して、前記紙おむつ帯状体のノッチを引
    き千切って紙おむつ帯状体を分断する工程と、 を含むことを特徴とする紙おむつの切断方法。
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