JP2003134857A - 振動波モータの駆動装置 - Google Patents

振動波モータの駆動装置

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JP2003134857A
JP2003134857A JP2001331151A JP2001331151A JP2003134857A JP 2003134857 A JP2003134857 A JP 2003134857A JP 2001331151 A JP2001331151 A JP 2001331151A JP 2001331151 A JP2001331151 A JP 2001331151A JP 2003134857 A JP2003134857 A JP 2003134857A
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博和 橋爪
Makoto Shiomi
誠 塩見
Yoshibumi Nishimoto
義文 西本
Eiichi Yanagi
栄一 柳
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数の振動波モータの出力を合成して一つの出
力を得る際における不具合を回路構成で解消する振動波
モータの駆動装置を提供する。 【解決手段】複数の振動波モータ(10〜12)毎に電圧を
周波数に変換する電圧指令発振器(16〜18)と、前記電
圧指令発振器からの周波信号に応じて振動波モータの電
気−機械エネルギー変換素子に印加する交流電圧を出力
する駆動回路(13〜15)とをそれぞれ設け、一つの電源
27から可変抵抗器26で調整された電圧を前記各電圧指令
発振器に分岐する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は振動波モータを複数
駆動する振動波モータの駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、振動波モータは、例えば円環形
状の弾性体と電気−機械エネルギー変換素子としての圧
電素子とにより構成される円環形状の振動体を有し、前
記弾性体には、空間的に互いに90°の位相差を持った
位置に前記圧電素子が接着または圧着されていて、互い
に90°の位相差を持つ2相の交番信号を前記圧電素子
に印加することによって、前記弾性体上に進行波を発生
させ、これに接触体(移動体)を圧接し、摩擦力により
前記振動体に対して前記接触体を相対移動させる。な
お、前記弾性体と前記接触体との接触部には、適切な摩
擦力を得るための摩擦材が接着、塗布、または形成され
る。
【0003】このような構成の振動波モータの特徴とし
て、電磁力を用いたアクチュエータと比較して、低速で
の駆動トルクが大きい、応答性がよい、可聴域以上の振
動を利用しているため人間が駆動音を感じないため静か
であるといった点が上げられる。
【0004】図4は従来の振動波モータを複数駆動する
際の回路構成を示すブロック図であり、複数個の振動波
モータ10,11,12にそれぞれ1個ずつの駆動回路
13,14,15が接続されており、各々の振動波モー
タ10,11,12は回転数が略一致するように電圧指
令発振器(VCO)16,17,18に入力する電圧を
可変抵抗器19,20,21で調整し、ひとつの出力と
して出力軸1から取り出せるように出力軸1に固定され
ている歯車2と複数個の振動波モータ10,11,12
の出力軸に固定された歯車3,4,5が組み合わせられ
て構成されており、大きな出力が容易に得られるように
なっている。
【0005】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来例では各々の振動波モータ10,11,12の回
転数を略一致させるには、それぞれの駆動回路13,1
4,15に接続されている電圧指令発振器16,17,
18に印加する電源22,23,24の電圧を可変抵抗
器19,20,21で調整して発振周波数を適切にしな
ければならない。したがって、周波数の異なった複数個
の駆動回路が同一の駆動系に存在することになり、お互
いが干渉しあってビート音や鳴きが生じることがあっ
た。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、駆動電源
からの電圧を周波信号に変換する発振器と、前記発振器
からの入力信号に基づいて振動波モータの電気−機械エ
ネルギー変換素子に印加する交流電圧を出力する駆動回
路とを有し、前記駆動回路と前記発振器を夫々複数の振
動波モータ毎に設け、前記発振器は、同一の周波数で発
振することを特徴とする振動波モータの駆動装置にあ
る。
【0007】第2の発明は、駆動電源からの電圧を周波
信号に変換する発振器と、前記発振器からの入力信号に
基づいて振動波モータの電気−機械エネルギー変換素子
に印加する交流電圧を出力する駆動回路とを有し、前記
駆動回路と前記発振器を夫々複数の振動波モータ毎に設
け、一つの前記駆動電源からの信号を前記各発振器に分
岐したことを特徴とする振動波モータの駆動装置にあ
る。
【0008】第3の発明は、駆動電源からの電圧を周波
信号に変換する発振器と、前記発振器からの入力信号に
基づいて振動波モータの電気−機械エネルギー変換素子
に印加する交流電圧を出力する駆動回路とを有し、前記
駆動回路を複数の振動波モータ毎に設け、一つの前記各
発振器からの周波信号を前記各駆動回路に分岐したこと
を特徴とする振動波モータの駆動装置にある。
【0009】第4の発明は、上記いずれかの発明で、前
記複数の振動波モータの出力を合成して1出力としたこ
とを特徴とする。
【0010】第5の発明は、上記第4の発明で、前記複
数の振動波モータはそれぞれ出力軸に設けられたギヤ部
を有し、各ギヤ部が共通のギヤに対してかみ合い、該共
通のギヤを回転させ、該共通のギヤの回転にて1出力を
得ることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基づき説明する。
【0012】図1、図2、図3は本発明の実施の形態を
示す。図3は複数駆動機構の斜視図である。
【0013】図1において、複数の振動波モータ10,
11,12にはそれぞれに駆動用の駆動回路13,1
4,15が接続されており、電圧指令発振器16〜18
に電圧を印加する一つの電源27から可変抵抗器26で
調整された電圧が電圧指令発振器16,17,18に印
加され同一の周波数を発振するようになっている。複数
個の振動波モータ10〜12の出力軸に固定された歯車
3,4,9と、出力軸1に固定されている歯車2が組み
合わされて、大きな出力が得られるような機構に構成さ
れている。
【0014】なお、図2に示すように、一つの電圧指令
発振器25から分岐された信号で複数個の駆動回路1
3,14,15を駆動し、複数個の振動波モータ10,
11,12を駆動し、同様に前記のような機構に構成し
て大きな出力を得るようにしても良い。
【0015】図3は3個の振動波モータ6,7,8を用
いた時の駆動機構を示している。3個の振動波モータ6
〜8の出力軸に固定された歯車3,4,5が、ひとつの
出力軸1に固定された歯車2の周りに配置されており、
略同一回転で回転する3個の振動波モータの回転は平均
化され、出力軸1から大きな出力が得られるようになっ
ている。
【0016】このように構成された機構において、同一
の周波数で3個の振動波モータ6,7,8を駆動するこ
とにより、ビート音や鳴きを発生せずに大きな出力を出
力軸1から取り出すことができる。
【0017】なお、上記した振動波モータとしては、例
えば円環形状に形成された金属等の弾性体の片面に電気
−機械エネルギー変換素子としての圧電素子を接着し、
この圧電素子には形成される振動の波長をλとすると、
λ/2の間隔で分極処置方向が異なる領域を交互に配置
し、各領域に電極を形成した素子群を例えばλ/4の間
隔を有して配置し、両素子群に位相の異なる交流電圧を
印加することにより、位相の異なる2つの定在波を該弾
性体に形成し、この両定在波の合成により該弾性体の他
面側に進行波が形成される。そして、この弾性体の他面
に加圧接触する移動体を摩擦駆動により回転させ、この
移動体と一体の出力軸により回転出力を取り出すように
しており、該出力軸は回転中心に配置されている。な
お、移動体を固定すれば、前記振動体が回転移動する。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数の振動波モータを同一周波数で駆動することにより、
ビート音や鳴きが発生せず、大きな出力を得ることがで
きる。
【0019】また、ひとつの発振器から分岐した信号で
駆動ができ回路構成が簡単になるので、駆動回路を小さ
くすることができコストダウンが図れる。
【0020】さらに、大きな出力の駆動回路で複数の振
動波モータを駆動させることにより駆動回路は少なくで
きるので、一層構成を簡略化することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す振動波モータの駆動
装置のブロック図。
【図2】本発明の他の実施の形態を示す振動波モータの
ブロック図。
【図3】振動波モータの複数駆動の構成の斜視図。
【図4】従来の振動波モータの駆動装置のブロック図。
【符号の説明】
1 出力軸 2 出力軸に固定された歯車 3,4,5,9 振動波モータの出力軸に固定された歯
車 6,7,8,10,11,12 振動波モータ 13,14,15 駆動回路 16,17,18 電圧指令発振器 19,20,21,26 可変抵抗器 22,23,24,27 電圧指令発振器に電圧を印加
する電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塩見 誠 東京都目黒区中根2丁目4番19号 キヤノ ン精機株式会社内 (72)発明者 西本 義文 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 柳 栄一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 5H680 AA01 AA18 BB02 BB15 CC01 DD02 DD23 DD65 EE12 FF25 FF33 FF36

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動電源からの電圧を周波信号に変換す
    る発振器と、前記発振器からの入力信号に基づいて振動
    波モータの電気−機械エネルギー変換素子に印加する交
    流電圧を出力する駆動回路とを有し、前記駆動回路と前
    記発振器を夫々複数の振動波モータ毎に設け、前記発振
    器は、同一の周波数で発振することを特徴とする振動波
    モータの駆動装置。
  2. 【請求項2】 駆動電源からの電圧を周波信号に変換す
    る発振器と、前記発振器からの入力信号に基づいて振動
    波モータの電気−機械エネルギー変換素子に印加する交
    流電圧を出力する駆動回路とを有し、前記駆動回路と前
    記発振器を夫々複数の振動波モータ毎に設け、一つの前
    記駆動電源からの信号を前記各発振器に分岐したことを
    特徴とする振動波モータの駆動装置。
  3. 【請求項3】 駆動電源からの電圧を周波信号に変換す
    る発振器と、前記発振器からの入力信号に基づいて振動
    波モータの電気−機械エネルギー変換素子に印加する交
    流電圧を出力する駆動回路とを有し、前記駆動回路を複
    数の振動波モータ毎に設け、一つの前記各発振器からの
    周波信号を前記各駆動回路に分岐したことを特徴とする
    振動波モータの駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の振動波モータの出力を合成し
    て1出力としたことを特徴とする請求項1、2または3
    に記載の振動波モータの駆動装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の振動波モータはそれぞれ出力
    軸に設けられたギヤ部を有し、各ギヤ部が共通のギヤに
    対してかみ合い、該共通のギヤを回転させ、該共通のギ
    ヤの回転にて1出力を得ることを特徴とする請求項4に
    記載の振動波モータの駆動装置。
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Cited By (3)

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JP2013031288A (ja) * 2011-07-28 2013-02-07 Canon Inc 振動型駆動装置の制御方法

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