JP2003134850A - ピエゾアクチュエータ駆動回路 - Google Patents

ピエゾアクチュエータ駆動回路

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JP2003134850A
JP2003134850A JP2001323406A JP2001323406A JP2003134850A JP 2003134850 A JP2003134850 A JP 2003134850A JP 2001323406 A JP2001323406 A JP 2001323406A JP 2001323406 A JP2001323406 A JP 2001323406A JP 2003134850 A JP2003134850 A JP 2003134850A
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piezo actuator
capacitor
switch
piezo
circuit
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JP2001323406A
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Yasuhiro Fukagawa
康弘 深川
Michiyasu Moritsugu
通泰 森次
Hidetsugu Takemoto
英嗣 竹本
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Denso Corp
Soken Inc
Original Assignee
Denso Corp
Nippon Soken Inc
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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】構成の簡素化並びにコスト削減を図ること。 【解決手段】ピエゾアクチュエータ駆動回路は、ピエゾ
アクチュエータ11〜14の充電と放電とを切り替えて
制御するものであり、電源回路20と、ピエゾアクチュ
エータ駆動用の電気エネルギを蓄積するコンデンサ34
と、電源回路20とコンデンサ34との間に設けられ、
ピエゾアクチュエータ11〜14の充電に先立ち一時的
に閉成される蓄電制御スイッチ31と、蓄電制御スイッ
チ31とコンデンサ34との間に設けられたコイル32
とを具備する。本駆動回路では、ピエゾアクチュエータ
11〜14の充電時には、コイル32を介してコンデン
サ34からピエゾアクチュエータ11〜14への電気的
エネルギの放出を行わせ、ピエゾアクチュエータ11〜
14の放電時には、コイル32を介してピエゾアクチュ
エータ11〜14からコンデンサ34への電気的エネル
ギの回収を行わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ピエゾアクチュエ
ータ駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】ピエゾアクチュエータは、多数の圧電素
子を積層した積層体(ピエゾスタック)が圧電効果によ
り伸縮するアクチュエータであり、例えば、ディーゼル
エンジンのコモンレール式燃料噴射装置において燃料噴
射用インジェクタ内に配設される。このインジェクタで
は、ピエゾアクチュエータの伸縮動作により開弁と閉弁
とが切り替えられる。また、ピエゾアクチュエータは容
量性の負荷であり、その充電と放電とで伸長状態と縮小
状態とが切り替えられる。
【0003】ピエゾアクチュエータ駆動回路として特開
平10−308542号公報の技術が知られており、同
公報には、ピエゾアクチュエータの電荷を回収して次回
の充電に供するようにした充放電方法が開示されてい
る。また、同公報の装置では、ピエゾアクチュエータの
充電電流及び放電電流を同じインダクタを介して案内す
ることを特徴的事項としており、それによりインダクタ
を最小個数とし、ひいてはピエゾアクチュエータを効率
良く充放電するものとしていた。その概要として、ピエ
ゾアクチュエータ充電時には充電スイッチを連続してオ
ン/オフし、その際、コイル(インダクタとして機能す
る素子)に蓄積した電磁エネルギによりピエゾアクチュ
エータを充電する。また、ピエゾアクチュエータ放電時
には放電スイッチを連続してオン/オフし、その際、ピ
エゾアクチュエータに保持されたエネルギをコイル(充
電時と同じ素子)の電磁エネルギに変換しバッファコン
デンサに回収するようにしている。
【0004】しかしながら、上記公報の手法では、ピエ
ゾアクチュエータの充放電のために充電スイッチや放電
スイッチをスイッチング作動可能に構成する必要があ
り、スイッチ制御用の回路が複雑化する。また、スイッ
チングロスがあるため、エネルギの回収効率は必ずしも
良くないと考えられる。そこで本願出願人らは、上記公
報の問題を解消し、回収効率の良いピエゾアクチュエー
タ駆動回路を提供すべく特開2001−157472号
公報の技術を提案した。
【0005】図6は、特開2001−157472号公
報に記載したピエゾアクチュエータ駆動回路を示す。図
6において、直流電源101には蓄電制御スイッチ10
2及びエネルギ供給用コイル103を介してコンデンサ
104が接続されており、このコンデンサ104にはピ
エゾアクチュエータ駆動用の電気エネルギが蓄積され
る。コンデンサ104には、充放電切替スイッチ105
が接続されている。また、コンデンサ104の正極側端
子には、充電スイッチ106及び充放電用コイル107
を介して複数のピエゾアクチュエータ108が接続され
ている(但し、図にはピエゾアクチュエータを1つだけ
示す)。ピエゾアクチュエータ108には選択用スイッ
チ109が接続されている。なお、符号110は、ピエ
ゾアクチュエータ108の残存電荷を放出するための残
存電荷放出用スイッチである。
【0006】上記構成において、直流電源101からコ
ンデンサ104へのエネルギ供給時には、蓄電制御スイ
ッチ102及び充放電切替スイッチ105がオン(閉
成)され、直流電源101の電気エネルギがエネルギ供
給用コイル103を通じてコンデンサ104に蓄積され
る。コンデンサ104の充電完了後、スイッチ102,
105は何れもオフされる。
【0007】その後、ピエゾアクチュエータ充電時に選
択用スイッチ109及び充電スイッチ106がオンされ
ると、コンデンサ104の蓄積エネルギによりピエゾア
クチュエータ108が充電され、そのピエゾアクチュエ
ータ108が伸長する。次に、選択用スイッチ109及
び充電スイッチ106がオフ、充放電切替スイッチ10
5がオンされると、ピエゾアクチュエータ108の電荷
が放出され、そのピエゾアクチュエータ108が縮小す
る。ピエゾアクチュエータ充電時には、コンデンサ10
4の電荷が充放電用コイル107を通じてピエゾアクチ
ュエータ108に取り込まれ、ピエゾアクチュエータ放
電時には、ピエゾアクチュエータ108から放出される
電荷が同一の充放電用コイル107を通じてコンデンサ
104に回収される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記図6のピエゾアク
チュエータ駆動回路では、ピエゾアクチュエータの充放
電時におけるスイッチのスイッチング動作が不要とな
り、しかもエネルギの回収効率が改善されるものの、か
かる構成に対して更なる改善が望まれる。すなわち、構
成の簡素化、並びにコスト削減が望まれる。
【0009】本発明は、上記問題に着目してなされたも
のであって、その目的とするところは、構成の簡素化並
びにコスト削減を図ることができるピエゾアクチュエー
タ駆動回路を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のピエゾア
クチュエータ駆動回路では、コンデンサにはインダクタ
を介して電源回路が接続されており、ピエゾアクチュエ
ータ駆動用の電気エネルギがインダクタを通じて電源回
路からコンデンサに供給される。そして、コンデンサに
蓄積された電気エネルギによりピエゾアクチュエータが
充電され、それに伴いピエゾアクチュエータが伸長す
る。またその後、ピエゾアクチュエータの放電に伴い当
該ピエゾアクチュエータが縮小する。ピエゾアクチュエ
ータの充放電に際し、電源回路からコンデンサへのエネ
ルギ供給時と同一のインダクタを通じて充電電流又は放
電電流が流れる。この場合、コンデンサへのエネルギ供
給時とピエゾアクチュエータの充放電時とでインダクタ
の共用が可能となり、部品点数が削減できる。その結
果、構成の簡素化並びにコスト削減を図ることができ
る。
【0011】また、請求項2記載のピエゾアクチュエー
タ駆動回路では、コンデンサには蓄電制御スイッチ及び
インダクタを介して電源回路が接続されており、ピエゾ
アクチュエータの充電に先立って蓄電制御スイッチが一
時的に閉成(オン)される時、ピエゾアクチュエータ駆
動用の電気エネルギがインダクタを通じて電源回路から
コンデンサに供給される。なおこのとき、電源回路から
コンデンサへの電流はインダクタにより制限され、蓄電
制御スイッチ等の劣化が防止される。また、ピエゾアク
チュエータの充電時及び放電時には、前記インダクタを
介してコンデンサとピエゾアクチュエータとの間で電気
的エネルギの放出及び回収が行われる。そして、それに
伴いピエゾアクチュエータが伸長又は縮小する。すなわ
ち、ピエゾアクチュエータの充電時には、インダクタを
介してコンデンサからピエゾアクチュエータへの電気的
エネルギの放出が行われ、ピエゾアクチュエータの放電
時には、同じくインダクタを介してピエゾアクチュエー
タからコンデンサへの電気的エネルギの回収が行われ
る。ピエゾアクチュエータの充放電に際し、電源回路か
らコンデンサへのエネルギ供給時と同一のインダクタを
通じて充電電流又は放電電流が流れる。従って、請求項
1と同様にインダクタの共用が可能となり、部品点数が
削減できる。その結果、構成の簡素化並びにコスト削減
を図ることができる。
【0012】上記請求項2記載の発明では、請求項3に
記載したように、ピエゾアクチュエータのコンデンサ側
端子を、前記蓄電制御スイッチと前記インダクタとの間
に接続して構成すると良い。
【0013】また、請求項4に記載の発明では、コンデ
ンサとピエゾアクチュエータとを結ぶ電気経路の途中に
スイッチ手段を設けると共に、ピエゾアクチュエータの
充電電流又は放電電流の流れ方向を規制するダイオード
を設けた。そして、前記コンデンサ、前記インダクタ及
びピエゾアクチュエータからなるLC共振回路を、前記
スイッチ手段の切り替え状態に応じて充電回路又は放電
回路の何れかに切り替えるようにした。この場合、充電
回路及び放電回路をLC共振回路にて構成することによ
り、ピエゾアクチュエータの充電、放電を効率良く行う
ことができる。
【0014】請求項5に記載の発明では、ピエゾアクチ
ュエータと前記インダクタとを通り且つ前記コンデンサ
を迂回する放電経路に放電経路スイッチを設け、ピエゾ
アクチュエータの放電直後に前記放電経路スイッチを一
時的に閉成する。ピエゾアクチュエータ放電時に、ピエ
ゾアクチュエータの電荷がコンデンサに全て回収されず
ピエゾアクチュエータに残存しても、その直後に放電経
路スイッチを閉成することによりピエゾアクチュエータ
の残存電荷が前記インダクタに移動し、次いで放電経路
スイッチを開成することにより瞬時にコンデンサに回収
される。従って、エネルギの回収効率を更に高めること
ができる。
【0015】また、請求項6に記載の発明では、ピエゾ
アクチュエータを通り且つ前記インダクタと前記コンデ
ンサとを迂回する放電経路に別のインダクタと放電経路
スイッチとを設け、ピエゾアクチュエータの放電直後に
前記放電経路スイッチを一時的に閉成する。ピエゾアク
チュエータ放電時に、ピエゾアクチュエータの電荷がコ
ンデンサに全て回収されずピエゾアクチュエータに残存
しても、その直後に放電経路スイッチを閉成することに
よりピエゾアクチュエータの残存電荷が前記別のインダ
クタに移動し、次いで放電経路スイッチを開成すること
により瞬時にコンデンサに回収される。従って、エネル
ギの回収効率を更に高めることができる。
【0016】上記請求項6記載の発明では、請求項7に
記載したように、直流電源、昇圧コイル、スイッチング
素子、バッファコンデンサよりなる昇圧回路にて前記電
源回路が構成され、前記放電経路に設けた別のインダク
タとして前記昇圧回路の昇圧コイルを用い、前記放電経
路スイッチとして前記昇圧回路のスイッチング素子を用
いると良い。この場合、ピエゾアクチュエータの残存電
荷は昇圧コイルの磁気エネルギに変換され、その後、バ
ッファコンデンサに回収される。従って、電源回路の動
作効率を高めることができる。
【0017】例えば、コンデンサの静電容量をピエゾア
クチュエータの静電容量よりも小さく設定した場合、ピ
エゾアクチュエータの放電後に電荷が残存するが、請求
項5〜7の発明によれば、残存電荷が効率良くコンデン
サに回収できる。
【0018】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)図1に、第
1の実施の形態におけるピエゾアクチュエータ駆動回路
の構成を示す。本ピエゾアクチュエータ駆動回路は4つ
のピエゾアクチュエータ11,12,13,14を駆動
するものであり、例えば4気筒ディーゼルエンジンのコ
モンレール式燃料噴射装置に用いたものを示している。
ピエゾアクチュエータ11〜14は気筒毎のインジェク
タに設けられており、ピエゾアクチュエータ11〜14
の伸長動作に伴いインジェクタが開弁して燃料噴射が行
われ、ピエゾアクチュエータ11〜14の縮小動作に伴
いインジェクタが閉弁して燃料噴射が停止されるように
なっている。
【0019】本ピエゾアクチュエータ駆動回路におい
て、直流電源を構成する電源回路20はバッテリやDC
−DCコンバータ等からなり、数十〜数百Vの大きさの
高電圧を生成し出力する。本実施の形態では、電源回路
20を昇圧回路としてのDC−DCコンバータにて具体
化しており、電源回路20は、バッテリ(直流電源)2
1、昇圧コイル22、スイッチ(スイッチング素子)2
3、還流ダイオード24,25及びバッファコンデンサ
26を備える。
【0020】電源回路20には、蓄電制御スイッチ31
を介してコンデンサ34をはじめとする充放電回路部が
接続されており、蓄電制御スイッチ31がオンの時、電
源回路20の高電圧がコンデンサ34に対して印加され
る。コンデンサ34への印加電圧は正圧である。コンデ
ンサ34は、ピエゾアクチュエータ11〜14の駆動用
電気エネルギを蓄積するものであり、静電容量の温度依
存性の殆どないもの、例えばフィルムコンデンサを用い
るのが望ましい。ここで、使用温度域でのコンデンサ容
量をC1、容量性負荷であるピエゾアクチュエータ11
〜14の各静電容量をC2とした場合、C1≦C2とな
るように設定したコンデンサ34を使用する。
【0021】充放電回路部の構成について詳しくは、蓄
電制御スイッチ31には、コイル32、第1の充電スイ
ッチ33、コンデンサ34が直列に接続されている。コ
ンデンサ34には負電圧防止用ダイオード35が並列に
接続されている。また、コンデンサ34には、充電経路
ダイオード36及び充放電切替スイッチ37からなる並
列回路が接続されている。なお、負電圧防止用ダイオー
ド35はコンデンサ34に対して逆バイアス方向に接続
され、充電経路ダイオード36はコンデンサ34に対し
て順バイアス方向に接続されている。第1の充電スイッ
チ33には、放電経路ダイオード38が並列に接続され
ている。
【0022】蓄電制御スイッチ31とコイル32との間
の接続点Aはダイオード39を介して接地され、コイル
32と第1の充電スイッチ33との間の接続点Bは残存
電荷放出用スイッチ40を介して接地されている。
【0023】一方、各ピエゾアクチュエータ11〜14
の正極側端子には第2の充電スイッチ41の一端が接続
され、第2の充電スイッチ41の他端は前述の接続点A
(蓄電制御スイッチ31とコイル32との間)に接続さ
れている。すなわち、ピエゾアクチュエータ11〜14
のコンデンサ側端子が蓄電制御スイッチ31とコイル3
2との間に接続される構成となっている。第2の充電ス
イッチ41には放電経路ダイオード42が並列に接続さ
れている。また、ピエゾアクチュエータ11〜14の負
極側端子には、各々に選択用スイッチ51,52,5
3,54が接続されると共に、それら選択用スイッチ5
1〜54に並列に放電経路ダイオード61,62,6
3,64が接続されている。
【0024】上述した各種スイッチは何れも、図示しな
いマクロコンピュータ等の制御部によりオン/オフ制御
される。因みに、これら各種スイッチをバイポーラトラ
ンジスタ或いはFET等で構成し、ベース電流、ゲート
電圧を制御して電流制限をかける構成とすることも可能
である。また、同制御部によりコンデンサ34の充電電
圧が逐次モニタされるようになっている。
【0025】コイル32はインダクタとして機能する素
子であり、電源回路20からコンデンサ34に対してエ
ネルギを供給するエネルギ供給用コイルであることに加
え、ピエゾアクチュエータ11〜14の充放電用コイル
でもある。この場合、コイル32は電流制限素子として
機能し、電源回路20からコンデンサ34への電流がコ
イル32により制限され、蓄電制御スイッチ31等の劣
化が防止される。ピエゾアクチュエータ充放電時にも同
様に、充電電流又は放電電流が制限される。
【0026】なお本実施の形態では、第1及び第2の充
電スイッチ33,41が特許請求の範囲に記載した「ス
イッチ手段」に相当し、残存電荷放出用スイッチ40が
同「放電経路スイッチ」に相当する。
【0027】ここで、ピエゾアクチュエータ11〜14
の充電・放電動作、並びに残存電荷の放出動作を図2を
用いて説明する。なお図2(a)〜(c)では、ピエゾ
アクチュエータ11についての動作を示す。また便宜
上、図1で説明した充放電回路部について各々で必要部
分のみを抽出して示す。
【0028】ピエゾアクチュエータ11を充電する際、
図2(a)に示すように、選択用スイッチ51、第1及
び第2の充電スイッチ33,41をオンする。すると、
充電経路ダイオード36、コンデンサ34、第1の充電
スイッチ33、コイル32、第2の充電スイッチ41、
ピエゾアクチュエータ11及び選択用スイッチ51によ
り「充電回路」が形成される。これにより、コンデンサ
34の蓄積エネルギによりピエゾアクチュエータ11が
充電され、ピエゾアクチュエータ11が伸長する。
【0029】また、次にピエゾアクチュエータ11を放
電させる際、図2(b)に示すように、充放電切替スイ
ッチ37をオンする。すると、放電経路ダイオード6
1、ピエゾアクチュエータ11、放電経路ダイオード4
2、コイル32、放電経路ダイオード38、コンデンサ
34及び充放電切替スイッチ37により「放電回路」が
形成される。これにより、伸長状態のピエゾアクチュエ
ータ11から電荷が放出され、ピエゾアクチュエータ1
1が縮小する。
【0030】更に、図2(c)に示すように、残存電荷
放出用スイッチ40をオンすると、放電経路ダイオード
61、ピエゾアクチュエータ11、放電経路ダイオード
42、コイル32及び残存電荷放出用スイッチ40によ
り「残存電荷放出回路(放電経路)」が形成される。こ
れにより、ピエゾアクチュエータ11に残存する電荷が
放出される。
【0031】次に、本ピエゾアクチュエータ駆動回路の
作動を図3のタイムチャートを用いて説明する。図3で
は、ピエゾアクチュエータ11が伸長及び縮小する場合
を例にその動作を示している。
【0032】ピエゾアクチュエータ11を伸長させる
前、コンデンサ34が予め蓄電される。すなわち、図の
タイミングt1〜t2の期間では充放電切替スイッチ3
7がオンされ、そのオン期間内において蓄電制御スイッ
チ31が繰り返しスイッチングされる。このとき、電源
回路20、蓄電制御スイッチ31、コイル32、放電経
路ダイオード38、コンデンサ34及び充放電切替スイ
ッチ37よりなる降圧チョッパ回路が閉成され、コンデ
ンサ34の電圧が上昇していく。コンデンサ34の電圧
が所定値V1に達すると蓄電制御スイッチ31のスイッ
チング動作が停止される(スイッチオフの状態に復帰す
る)。これにより、ピエゾアクチュエータ駆動のための
所定量の電荷がコンデンサ34に蓄電される。
【0033】その後、タイミングt3では、インジェク
タの噴射開始要求に伴いピエゾアクチュエータ11の伸
長が開始される。このとき、ピエゾアクチュエータ11
に対応する選択用スイッチ51がオンされ、それと同時
に或いはその直後に第1及び第2の充電スイッチ33,
41がオンされる。これにより、図2(a)で説明した
通り「充電回路」が閉成され、コンデンサ34の蓄積エ
ネルギがピエゾアクチュエータ11に放出される。この
充電回路はLC共振回路であり、C1≦C2であるた
め、共振作用によりコンデンサ34の全てのエネルギが
ピエゾアクチュエータ11に移り始める。
【0034】タイミングt4でコンデンサ34の電荷量
が0になると、負電圧防止用ダイオード35の負電圧防
止作用及び充電経路ダイオード36の逆方向電流防止作
用によりコンデンサ34からの電荷流出が停止する。し
かして、コンデンサ34に蓄積されていた電気エネルギ
「C1・V1^2/2」の全てがピエゾアクチュエータ1
1に移動し、それに伴いピエゾアクチュエータ11が伸
長する。そして、上記の如く電荷の移動が停止するた
め、ピエゾアクチュエータ11は伸長状態を保持する。
タイミングt5では、第1及び第2の充電スイッチ3
3,41、選択用スイッチ51がオフされる。
【0035】その後、タイミングt6では、インジェク
タの噴射終了要求に伴いピエゾアクチュエータ11の縮
小が開始される。このとき、充放電切替スイッチ37が
再びオンされる。これにより、図2(b)で説明した通
り「放電回路」が閉成される。この放電回路もまたLC
共振回路となるため、共振作用によりピエゾアクチュエ
ータ11が放電され、ピエゾアクチュエータ11の電荷
がコンデンサ34に回収される。そして、一定時間の
後、電荷の移動が停止する(タイミングt7)。この場
合、放電回路の電流は放電経路ダイオード61,42,
38により規定される電荷回収方向にのみ流れが許容さ
れる。これにより、ピエゾアクチュエータ11が不意に
再充電されて伸長するといった不都合が回避される。
【0036】タイミングt7後には、C1≦C2である
ためにピエゾアクチュエータ11に電荷が残存する。そ
こで、タイミングt8で残存電荷放出用スイッチ40を
オンする。これにより、図2(c)で説明した通り「残
存電荷放出回路」が形成され、ピエゾアクチュエータ1
1における残存電荷の電気エネルギがコイル32の電磁
エネルギに変換される。次いで、タイミングt9で残存
電荷放出用スイッチ40をオフすると、コイル32に蓄
積された電磁エネルギが瞬間的にコンデンサ34に回収
される。従って、ごく僅かなコイル32等における損失
分を除けば、ピエゾアクチュエータ11に供給された電
気エネルギが効率良く全てコンデンサ34に回収され
る。
【0037】その後、タイミングt10〜t11の期間
では、再び降圧チョッパ回路が閉成され、コンデンサ充
電量の不足分(所定値V1に達しない分)が充電され
る。すなわち、充放電切替スイッチ37がオンされると
共に、そのオン期間内において蓄電制御スイッチ31が
繰り返しスイッチングされる。これにより、コンデンサ
34の充電量が所定値V1に戻る。このとき、蓄電制御
スイッチ31のスイッチングは、コンデンサ34の充電
量の不足分のみの充電で足り、コンデンサ34の充電が
速やかに完了する。
【0038】タイミングt12では、次のピエゾアクチ
ュエータ12の伸長に移行する。このとき、コンデンサ
34の充電が完了しており、前述したタイミングt3以
降と同様に、ピエゾアクチュエータ12の充電と放電
(伸長と縮小)が順次行われる。
【0039】以上詳述した本実施の形態によれば、以下
に示す効果が得られる。ピエゾアクチュエータ11〜1
4の充放電に際し、電源回路20からコンデンサ34へ
のエネルギ供給時と同一のコイル32(インダクタ)を
通じて電流が流れる。従って、電源回路20からコンデ
ンサ34へのエネルギ供給時とピエゾアクチュエータ1
1〜14の充放電時とでコイル32の共用が可能とな
り、部品点数が削減できる。その結果、構成の簡素化並
びにコスト削減を図ることができる。
【0040】コイル32、コンデンサ34、及びピエゾ
アクチュエータ11〜14からなるLC共振回路を、第
1及び第2の充電スイッチ33,41の切り替え状態に
応じて充電回路又は放電回路の何れかに切り替えるよう
にした。この場合、充電回路及び放電回路をLC共振回
路により構成することからピエゾアクチュエータ11〜
14の充電、放電を効率良く行うことができる。また、
エネルギの再利用が可能となり、ひいては消費電力の節
約が実現できる。
【0041】ピエゾアクチュエータ11〜14の放電直
後に残存電荷放出用スイッチ40を一時的に閉成するよ
うにしたので、ピエゾアクチュエータ11〜14の残存
電荷がコイル32を介してコンデンサ34に回収され
る。従って、エネルギの回収効率を更に高めることがで
きる。
【0042】(第2の実施の形態)次に、本発明におけ
る第2の実施の形態について、上述した第1の実施の形
態との相違点を中心に説明する。図4に、第2の実施の
形態におけるピエゾアクチュエータ駆動回路の構成を示
す。なお、図中、図1と同じ構成には同じ部材番号を付
し、その説明を省略する。
【0043】図4のピエゾアクチュエータ駆動回路で
は、前記図1との相違点として、第1の充電スイッチ3
3及び放電経路ダイオード38を無くしてコイル32と
コンデンサ34とを直接接続すると共に、残存電荷放出
用スイッチ40を無くしている。また、放電経路ダイオ
ード45を含む新たな放電経路を設け、放電経路ダイオ
ード45のアノードをピエゾアクチュエータ11〜14
の正極側端子に接続し、同ダイオード45のカソードを
電源回路20の昇圧コイル22に接続している。この場
合、電源回路20(DC−DCコンバータ)の昇圧コイ
ル22とスイッチ23を利用して放電経路(残存電荷放
出回路)が構成される。
【0044】図5は、本ピエゾアクチュエータ駆動回路
の作動を示すタイムチャートである。図5では、ピエゾ
アクチュエータ11が伸長及び縮小する場合を例にその
動作を示している。
【0045】図5において、タイミングt21〜t22
の期間では、前記図3のタイムチャートと同様に、降圧
チョッパ回路が閉成されてコンデンサ34に所定量の電
荷が蓄積される。
【0046】その後、タイミングt23では、ピエゾア
クチュエータ11に対応する選択用スイッチ51と第2
の充電スイッチ41とがオンされる。これにより、充電
経路ダイオード36、コンデンサ34、コイル32、充
電スイッチ41、ピエゾアクチュエータ11及び選択用
スイッチ51からなる「充電回路」が閉成され、ピエゾ
アクチュエータ11の充電が開始される。この充電回路
は、第1の実施の形態の充電回路(図2(a)に示す充
電回路)と実質的に同等のLC共振回路となる。
【0047】タイミングt23〜t24の期間では、コ
ンデンサ34に蓄積されていた電気エネルギ「C1・V
1^2/2」の全てがピエゾアクチュエータ11に移動
し、それに伴いピエゾアクチュエータ11が伸長する。
タイミングt25では、第2の充電スイッチ41、選択
用スイッチ51がオフされる。
【0048】その後、タイミングt26では、充放電切
替スイッチ37が再びオンされる。これにより、放電経
路ダイオード61、ピエゾアクチュエータ11、放電経
路ダイオード42、コイル32、コンデンサ34、充放
電切替スイッチ37からなる「放電回路」が閉成され
る。この放電回路は、第1の実施の形態の放電回路(図
2(b)に示す放電回路)と実質的に同等のLC共振回
路となり、ピエゾアクチュエータ11の電荷がコンデン
サ34に回収される。そして、一定時間の後、電荷の移
動が停止する(タイミングt27)。
【0049】本実施の形態において、ピエゾアクチュエ
ータ11に残存する電荷は放電経路ダイオード45を通
じて放出される。すなわち、タイミングt28では、電
源回路20(DC−DCコンバータ)のスイッチ23を
オンする。すると、放電経路ダイオード61、ピエゾア
クチュエータ11、放電経路ダイオード45、電源回路
20の昇圧コイル22及びスイッチ23からなる「放電
経路(残存電荷放出回路)」が形成され、ピエゾアクチ
ュエータ11における残存電荷の電気エネルギが電源回
路20における昇圧コイル22の電磁エネルギに変換さ
れる。次いで、タイミングt29で電源回路20のスイ
ッチ23をオフすると、昇圧コイル22に蓄積された電
磁エネルギが瞬間的にバッファコンデンサ26に回収さ
れる。従って、ごく僅かな昇圧コイル22等における損
失分を除けば、ピエゾアクチュエータ11に供給された
電気エネルギが効率良く全てバッファコンデンサ26に
回収される。
【0050】なお、タイミングt28直後には、再び降
圧チョッパ回路が閉成され、コンデンサ充電量の不足分
(所定値V1に達しない分)が充電される。すなわち、
充放電切替スイッチ37のオン期間内において蓄電制御
スイッチ31が繰り返しスイッチングされる。これによ
り、コンデンサ34の充電量が所定値V1に戻る。この
場合、タイミングt28〜t29の期間では、ピエゾア
クチュエータ11の残存電荷回収と、コンデンサ34の
蓄電(補充電)とが同時に行われる。
【0051】タイミングt30では、次のピエゾアクチ
ュエータ12の伸長に移行する。このとき、コンデンサ
34の充電が完了しており、前述したタイミングt23
以降と同様に、ピエゾアクチュエータ12の充電と放電
(伸長と縮小)が順次行われる。
【0052】以上第2の実施の形態によれば、上述した
第1の実施の形態と同様に、 ・電源回路20からコンデンサ34へのエネルギ供給時
とピエゾアクチュエータ11〜14の充放電時とでコイ
ル32の共用が可能となり、構成の簡素化並びにコスト
削減を図ることができる。 ・充電回路及び放電回路をLC共振回路により構成する
ため、ピエゾアクチュエータ11〜14の充電、放電を
効率良く行うことができる。といった優れた効果が得ら
れる。
【0053】またその他に、ピエゾアクチュエータ11
〜14の残存電荷が電源回路20(DC−DCコンバー
タ)の昇圧コイル22を介してバッファコンデンサ26
に回収されるため、エネルギの回収効率を高めることが
できる。この場合、エネルギ回収は電源回路20(DC
−DCコンバータ)を用いて行われるため、電源回路2
0の動作効率を高めることができる。
【0054】また、ピエゾアクチュエータ11〜14の
残存電荷放出時には、コイル32を迂回する放電経路を
通じて残存電荷の放出が行われるため、残存電荷放出と
同時にコンデンサ34への蓄電(補充電)を行うことが
でき、ピエゾアクチュエータ11〜14の放電後の充電
完了までの時間を短縮することができる。
【0055】なお本発明は、上記以外に次の形態にて具
体化できる。上記各実施の形態では、充電回路及び放電
回路を構成する上で、コンデンサ34とピエゾアクチュ
エータ11〜14とを結ぶ電気経路の途中に「スイッチ
手段」としての充電スイッチ41(ピエゾアクチュエー
タの充電時にオンするスイッチ)を設けたが、この構成
を変更する。例えば、ピエゾアクチュエータ11〜14
の放電時にオンする放電スイッチを設ける構成であって
も良い。またこの場合、放電スイッチに並列に、前記放
電経路ダイオード42とは逆向きの充電経路ダイオード
を設けると良い。但し、充電回路と放電回路との切り替
えは、既述の通り充放電切替スイッチ37や選択用スイ
ッチ51〜54により行われる。
【0056】上記第2の実施の形態(図4の構成)で
は、電源回路20の昇圧コイル22を利用して放電経路
を構成したが、これに代えて、コイル32とは異なる別
のコイル(インダクタ)を用い、この別のコイルにより
放電経路を構成しても良い。また、電源回路20はDC
−DCコンバータ以外の構成であっても良い。
【0057】上記各実施の形態では、コモンレール式燃
料噴射装置に適用したものを開示したが、本発明は、ピ
エゾアクチュエータを用いる他の用途にも適用すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態におけるピエゾアクチュエー
タ駆動回路を示す回路図。
【図2】充電回路、放電回路、残存電荷放出回路を示す
回路図。
【図3】ピエゾアクチュエータ駆動回路の作動を示すタ
イムチャート。
【図4】第2の実施の形態におけるピエゾアクチュエー
タ駆動回路を示す回路図。
【図5】ピエゾアクチュエータ駆動回路の作動を示すタ
イムチャート。
【図6】従来のピエゾアクチュエータ駆動回路を示す回
路図。
【符号の説明】
11〜14…ピエゾアクチュエータ、20…電源回路、
21…バッテリ、22…昇圧コイル、23…スイッチ、
26…バッファコンデンサ、31…蓄電制御スイッチ、
32…コイル、33…第1の充電スイッチ、34…コン
デンサ、38…ダイオード、40…残存電荷放出用スイ
ッチ、41…第2の充電スイッチ、42…ダイオード。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森次 通泰 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 竹本 英嗣 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ピエゾアクチュエータの充電と放電とを切
    り替えて制御するピエゾアクチュエータ駆動回路におい
    て、 ピエゾアクチュエータ駆動用の電気エネルギを蓄積する
    コンデンサには、インダクタを介して電源回路を接続す
    ると共に同一のインダクタを介してピエゾアクチュエー
    タを接続したことを特徴とするピエゾアクチュエータ駆
    動回路。
  2. 【請求項2】ピエゾアクチュエータの充電と放電とを切
    り替えて制御するピエゾアクチュエータ駆動回路におい
    て、 電源回路と、ピエゾアクチュエータ駆動用の電気エネル
    ギを蓄積するコンデンサと、前記電源回路と前記コンデ
    ンサとの間に設けられ、ピエゾアクチュエータの充電に
    先立ち一時的に閉成される蓄電制御スイッチと、前記蓄
    電制御スイッチと前記コンデンサとの間に設けられたイ
    ンダクタとを具備し、ピエゾアクチュエータの充電時及
    び放電時には、前記インダクタを介して前記コンデンサ
    とピエゾアクチュエータとの間で電気的エネルギの放出
    及び回収を行わせるようにしたことを特徴とするピエゾ
    アクチュエータ駆動回路。
  3. 【請求項3】ピエゾアクチュエータのコンデンサ側端子
    を、前記蓄電制御スイッチと前記インダクタとの間に接
    続した請求項2記載のピエゾアクチュエータ駆動回路。
  4. 【請求項4】前記コンデンサとピエゾアクチュエータと
    を結ぶ電気経路の途中にスイッチ手段を設けると共に、
    ピエゾアクチュエータの充電電流又は放電電流の流れ方
    向を規制するダイオードを設け、前記コンデンサ、前記
    インダクタ及びピエゾアクチュエータからなるLC共振
    回路を、前記スイッチ手段の切り替え状態に応じて充電
    回路又は放電回路の何れかに切り替える請求項1乃至3
    の何れかに記載のピエゾアクチュエータ駆動回路。
  5. 【請求項5】ピエゾアクチュエータと前記インダクタと
    を通り且つ前記コンデンサを迂回する放電経路に放電経
    路スイッチを設け、ピエゾアクチュエータの放電直後に
    前記放電経路スイッチを一時的に閉成する請求項1乃至
    4の何れかに記載のピエゾアクチュエータ駆動回路。
  6. 【請求項6】ピエゾアクチュエータを通り且つ前記イン
    ダクタと前記コンデンサとを迂回する放電経路に別のイ
    ンダクタと放電経路スイッチとを設け、ピエゾアクチュ
    エータの放電直後に前記放電経路スイッチを一時的に閉
    成する請求項1乃至4の何れかに記載のピエゾアクチュ
    エータ駆動回路。
  7. 【請求項7】請求項6記載のピエゾアクチュエータ駆動
    回路において、直流電源、昇圧コイル、スイッチング素
    子、バッファコンデンサよりなる昇圧回路にて前記電源
    回路が構成され、前記放電経路に設けた別のインダクタ
    として前記昇圧回路の昇圧コイルを用い、前記放電経路
    スイッチとして前記昇圧回路のスイッチング素子を用い
    るピエゾアクチュエータ駆動回路。
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WO2008038809A1 (fr) * 2006-09-29 2008-04-03 Namiki Seimitsu Houseki Kabushikikaisha Dispositif de commande d'un élément piézoélectrique

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WO2008038809A1 (fr) * 2006-09-29 2008-04-03 Namiki Seimitsu Houseki Kabushikikaisha Dispositif de commande d'un élément piézoélectrique
JP2008092634A (ja) * 2006-09-29 2008-04-17 Namiki Precision Jewel Co Ltd 圧電素子駆動装置

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