JP2003134832A - 電力変換システム - Google Patents

電力変換システム

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JP2003134832A JP2001321395A JP2001321395A JP2003134832A JP 2003134832 A JP2003134832 A JP 2003134832A JP 2001321395 A JP2001321395 A JP 2001321395A JP 2001321395 A JP2001321395 A JP 2001321395A JP 2003134832 A JP2003134832 A JP 2003134832A
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Shunsuke Mitsune
三根  俊介
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Kenichi Toida
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Abstract

(57)【要約】 【課題】比較的簡単な制御構成によって、横流を抑制し
ながらも、複数の電力変換器を安定に制御できる電力変
換システムを提供する。 【解決手段】第1の電力変換器(1A)は、第1の電流
(iA)が所定の値(ii *)に近づくように、かつ第1
および第2の電力変換器(1A,1B)間に生じる横流
が零に近づくように制御され、第2の電力変換器(1
B)は、第2の電流(iB )が所定の値(ii *)に近づ
くように、第1の電力変換器(1A)とは独立に制御さ
れる。 【効果】横流を抑制しながらも横流制御に伴う第1およ
び第2の電力変換器間の干渉を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数台の電力変換
器により負荷に電力を供給する電力変換システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、電動機駆動装置などのような電
力変換システムは、インバータのような電力変換器とこ
れを制御する制御装置により構成される。ここで、大容
量の電動機駆動装置を実現するには、電力変換器を大容
量化する必要があり、その方法の一つとして、複数の電
力変換器を並列運転させて各変換器の出力電力の和を交
流電動機に供給する方法がある。
【0003】変換器の並列運転には、各変換器をリアク
トルまたは相間リアクトルを介して電動機に接続する形
態と、3相2巻線電動機を用いて3相巻線一組に対して
1つの変換器を接続する形態とがある。前者の場合、各
変換器は電気的に結合しており、後者の場合は磁気的に
結合している。このような結合が存在するため、各変換
器を構成しているスイッチング素子のスイッチング特性
(例えばターンオフ特性)のばらつきにより電圧差が生
じると、この結合を介して変換器間に不要な循環電流が
流れる。この循環電流は‘インバータ間横流’もしくは
‘横流’とも呼ばれており、以下では、‘横流’と記載
する。
【0004】インバータの並列運転システムにおいて、
このような横流を効果的に抑制する制御方法として、特
許第2515903号公報に記載された方法と、電気学
会半導体電力変換研究会資料SPC−00−45(20
00年6月)の第47頁から53頁にインバータ並列運
転システムの制御手法に関する解析と題して記載された
方法とが挙げられる。これらは、電力変換器の出力電流
を制御する電流補償器において、出力電流の加算値、即
ち電動機に流れる電流に対する制御ゲインと各変換器の
不平衡電流、即ち横流に対する制御ゲインとを異ならせ
て制御する方法である。これにより、電動機に流れる電
流に対する制御応答と横流に対する制御応答とをそれぞ
れ区別して設定できる。その結果、横流を適切な制御ゲ
インで抑制でき、かつリアクトルを小形化できる効果が
得られる。また上記の他、並列した変換器の制御方法と
して、特開昭63−316670号公報,特開昭61−
218373号公報,特開平3−128626号公報に
それぞれ制御方法が記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】まず、特許第2515
903号公報に記載された方法に対する課題を述べる。
本公報には、大きく分けて、1)出力電流の加算値、即
ち電動機に流れる電流に対する制御ゲインと各変換器間
の横流に対する制御ゲインとを全く独立に設定できる制
御構成と、2)電動機に流れる電流に対する制御ゲイン
と横流に対する制御ゲインが制約のある異なる値に設定
できる制御構成とが提示されている。
【0006】前者は、制御構成が複雑であるため、制御
をディジタル化した場合、即ちマイコンやディジタルプ
ロセッサで実装した場合に、演算処理に時間がかかる。
この結果、むだ時間遅れが大きくなり、安定余裕が減少
するため、制御ゲインを上げられず、制御系の指令応答
特性や外乱抑制特性が悪くなるという問題が生じる。
【0007】後者は、制御構成が簡単であるが、提示さ
れている構成では電動機電流制御に誤差が生じる。これ
は、インバータ並列運転システムの制御系を解析し、電
動機電流制御系と横流制御系に分けることによって示す
ことができる。具体的には、横流制御系から電動機電流
制御系へ干渉入力が発生することになり、これが外乱と
なって、電動機電流制御に誤差を生じさせる。この誤差
は、例えばエレベータ用の電動機ではエレベータのかご
速度の誤差やかごの振動を生み出す可能性があり、エレ
ベータの乗り心地に影響するため問題となる。
【0008】次に、電気学会半導体電力変換研究会資料
SPC−00−45(2000年6月)の第47頁から
53頁にインバータ並列運転システムの制御手法に関す
る解析と題して記載された方法に対する課題を述べる。
ここに提示されている制御構成は、電動機に流れる電流
に対する制御ゲインと横流に対する制御ゲインを完全に
独立させることができ、構成も比較的簡素になってい
る。しかし、それぞれのインバータを制御する制御装置
が相互に干渉し合う可能性があり、制御動作が不安定化
する可能性がある。
【0009】この他、特開昭63−316670号公報
において開示された制御構成では、各インバータの制御
において、それぞれの電流検出値を相互に加算した信号
を用いているために、各インバータの制御が相互干渉し
合う可能性があり、問題となる。また、特開昭61−2
18373号公報において開示された制御構成では、一
括の制御装置には対応できるが、変換器それぞれに個別
に制御装置を備える場合には対応できないため、問題と
なる。ここで、実際のケースでは、変換器へのゲートパ
ルス信号はパルスの劣化を防ぐため、できるだけ短距離
で伝送する必要があり、個別の制御装置による実装が望
ましい。さらに、特開平3−128626号公報において開示
された制御構成では、それぞれの変換器に対する制御構
成が、全て平均電圧(各変換器の出力電圧を加算した量
から演算)を用いた同一の構成のため、各変換器の制御
が相互干渉し合う可能性があり、問題となる。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の課題は、比較的
簡単な制御構成によって、横流を抑制しながらも、複数
の電力変換器を安定に制御できる電力変換システムを提
供することにある。
【0011】本発明に係る電力変換システムにおいて
は、第1および第2の電力変換装置が、負荷に対し、そ
れぞれ第1および第2の電流を出力する。第1の電力変
換器は、第1の電流が所定の値に近づくように、かつ第
1および第2の電力変換器間に生じる横流がゼロに近づ
くように制御される。第2の電力変換器は、第2の電流
が所定の値に近づくように、第1の電力変換器とは独立
に制御される。このように、第1の電力変換器の制御に
よって横流が制御され、かつ第2の電力変換器が独立に
制御されるので、横流を抑制しながらも横流制御に伴う
第1および第2の電力変換器間の干渉を防止できる。し
たがって、第1および第2の電力変換器を共に安定に制
御できる。
【0012】本発明に係る他の電力変換システムにおい
ては、第1の電力変換器は、第1の電流の値と、第1の
電流の値と前記第2の電流の値の加算値とに基づいて制
御され、第2の電力変換器は、第2の電流の値に基づい
て、第1の電力変換器とは独立に制御される。このよう
に、第1の電力変換器が第1および第2の電流の値の加
算値によって制御されるので横流を制御できる。さら
に、第2の電力変換器が独立に制御されるので、横流制
御に伴う第1および第2の電力変換器間の干渉を防止で
きる。例えば、第2の電力変換器は、第1の電流の変動
に影響されること無く、制御される。したがって、第1
および第2の電力変換器を共に安定に制御できる。
【0013】本発明に係るさらに他の電力変換システム
においては、第1の電力変換器は、第1の電流の値と、
第1の電流の値と第2の電流の値の加算値とに基づいて
制御され、第2の電力変換器は、第1および第2の電流
の値の内、第2の電流の値のみに基づいて制御される。
第2の電力変換器が第2の電流の値のみに基づいて制御
されることにより、横流制御に伴う第1および第2の電
力変換器間の干渉を防止できる。
【0014】本発明に係るさらに他の電力変換システム
においては、第1および第2の電力変換器は、それぞれ
第1および第2の制御装置を備える。第1の制御装置
は、第2の制御装置から第1の制御装置へ伝送される第
2の電流の値に応じた信号に基づいて第1の電力変換器
を制御し、第2の制御装置は、第1の電力変換器とは独
立に第2の電力変換器を制御する。このように、第1の
電力変換器が第2の電流の値に応じた信号に基づいて制
御されるので、横流が制御され、かつ第2の電力変換器
が独立に制御されるので、横流制御に伴う第1および第
2の電力変換器間の干渉を防止できる。
【0015】電力変換器としては、インバータ,コンバ
ータなどが有る。また、負荷としては、各種電動機や、
各種電気装置などが有る。
【0016】なお、本発明に係る電力変換システムの他
の特徴は、以下の記載から明らかになるであろう。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照して説明する。
【0018】図1は、本発明を適用した第1の実施例で
ある交流電動機の駆動装置の構成図を表している。電動
機駆動装置は、インバータ1A(第1の電力変換器)か
ら電力線2A,相間リアクトル4を介して交流電動機3
に電力を供給する系と、インバータ1B(第2の電力変
換器)から電力線2B,相間リアクトル4を介して交流
電動機3に電力を供給する系とによるインバータのセッ
ト並列接続で構成されている。以下では、インバータ1
A,電力線2Aおよびインバータ1Aを制御する制御装
置6Aよりなる系をA系,インバータ1B,電力線2B
およびインバータ1Bを制御する制御装置6Bよりなる
系をB系と呼ぶことにする。
【0019】A系インバータ1A,B系インバータ1B
は、IGBT(Insulated GateBipolar Transistor)ま
たはGTO(Gate Turn Off thyristor)のような半導体
スイッチング素子を用いて構成されており、それぞれA
系の制御装置6A,B系の制御装置6Bからの制御指令
に基づいて、3相の交流電圧・電流を出力する。また、
A系制御装置6A,B系制御装置6Bは、それぞれのイ
ンバータに対する個別の制御装置となっており、これら
はマイコン,DSP(Digital SignalProcessor ),ゲ
ートアレイ,システムLSI等によって実現される。交
流電動機3には、誘導電動機,永久磁石同期電動機,3
相2巻線誘導電動機が用いられる。
【0020】次に、各制御装置の処理の流れを説明す
る。本実施例における制御装置の特徴として、次の3点
が挙げられる。
【0021】1)B系制御装置6Bは、A系制御装置6
Aに対して、制御的に独立している。言い換えると、B
系制御装置6BはA系制御装置6Aの動作による干渉を
受けない制御構成となっている。すなわち、B系インバ
ータは、A系インバータ動作からの干渉を受けずに、A
系インバータとは独立に制御される。
【0022】2)A系制御装置6Aでは、A系インバー
タ1Aの電流検出値iA (第1の電流)とB系インバー
タ1Bの電流検出値iB(第2の電流)の加算値(iA+i
B)に対する制御と、iA に対する制御を実施し、B系制
御装置6Bでは、iB に対する制御を実施する。
【0023】3)B系制御装置6BからA系制御装置6
AへB系インバータ1Bの電流検出値iB をディジタル
信号として伝送し、横流制御に用いる。
【0024】まず処理の簡単なB系制御装置6Bの処理
の流れを説明する。B系制御装置6Bは、B系インバー
タ電流の検出値iB を用いて、iB に対する電流補償に
より、B系インバータ1Bに対する制御指令を演算す
る。電流センサ5B,A/D変換器(アナログ/ディジ
タル変換器)7Bを介して、B系インバータ1Bの電流
検出値iB を取り込む。iB と電流指令値ii *との偏差
を減算器61Bで演算し、この偏差を電流補償器62B
で零に近づくように補償する。すなわち、B系制御装置
6Bは、iB に基づいて、iB が所定の値であるii *
近づくように、B系インバータ1Bを制御する。本実施
例においては、B系インバータ1Bは、iA とiB の内
B のみに基づいて制御されるので、iA の変動に影響
されずにA系インバータ1Aとは独立に制御される。こ
こで、電流補償器62Bには比例補償器または比例積分
補償器を用いる。電流補償器62Bの出力は、B系イン
バータ1Bに対する電圧指令VB *となり、PWM(Pulse
Width Modulation)制御器9Bによって、PWMパルス
指令に変換され、B系インバータ1Bへの制御指令とな
る。また、iB はディジタル信号伝送用の送信器10B
により送信データに変換され、ディジタル信号用通信線
11を介してA系制御装置6Aに送信される。
【0025】次に、A系制御装置6Aの処理の流れを説
明する。A系制御装置6Aでは、A系インバータ電流の
検出値iA とB系インバータ電流の検出値iB とを用い
て、iA に対する電流補償と、(iA+iB)に対する電
流補償を実施し、A系インバータ1Aに対する制御指令
を演算する。まず、A系制御装置6Aでは、電流センサ
5A,A/D変換器7Aを介して、A系インバータ1A
の電流検出値iA を取り込み、さらに、バッファ機能付
き受信器8Aを介して、B系インバータ1Bの電流検出
値iB を取り込む。iA に対する電流補償については、
減算器61Aにて、iA と電流指令値ii *の偏差を演算
し、この偏差を電流補償器62Aで零に近づくように補
償する。すなわち、A系制御装置6Aは、iA に基づい
て、iAが所定の値であるii *に近づくように、A系イ
ンバータ1Aを制御する。ここで、電流補償器62Aに
は比例補償器または比例積分補償器を用いる。(iA+i
B)に対する電流補償については、加算器63Aにて(i
A+iB)を演算し、また係数乗算器64Aにてii *を2
倍して、両者の偏差2×ii *−(iA+iB)を減算器65
Aで演算し、この偏差が零に近づくように電流補償器6
6Aで補償する。すなわち、A系制御装置6Aは、(i
A+iB)に基づいて、AおよびB系インバータ間に発生
する横流が零に近づくように、A系インバータ1Aを制
御する。ここで、電流補償器66Aには比例補償器また
は比例積分補償器を用いる。加算器67Aでは、電流補
償器62Aと電流補償器66Aの出力を加算し、この結
果がA系インバータ1Aに対する電圧指令VA *となる。
PWM制御器9Aは、VA *をPWMパルス指令に変換し
て、A系インバータ1Aへの制御指令として出力する。
ここで、バッファ機能付き受信器8Aは、受信したiB
データをメモリ等のバッファにしばらくの時間(例えば
1サンプル周期以上)蓄積できる。このためiB を受信
するタイミングとA系制御装置6AがiB を取り込むタ
イミングがずれていても、バッファに一時保存すること
で、データの受け渡しが可能となる。図1の制御装置そ
れぞれの動作シーケンスについては、図6を基に後述す
る。
【0026】図1の交流電動機の駆動装置に対する制御
原理を次に説明する。A系インバータ1Aに対する電流
検出値をiA 、B系インバータ1Bに対する電流検出値
をiB 、電流指令値をii *、A系インバータ1Aに対す
る電圧指令をVA *、B系インバータ1Bに対する電圧指
令をVB *とする。また、各電流補償器には比例補償器を
用いることにし、比例ゲインをそれぞれ、電流補償器6
2A,62BはK1p、電流補償器66AはK2pと定め
る。この時、A系制御装置6A,B系制御装置6Bの制
御を表す式は、それぞれ次のようになる。
【0027】
【数1】
【0028】
【数2】
【0029】(1)式と(2)式の和、および(1)式
と(2)式の差を求めると、それぞれ次のようになる。
【0030】
【数3】
【0031】
【数4】
【0032】(3)式および(4)式において、各変数
を次のように置き換える。
【0033】(3)式において、
【0034】
【数5】
【0035】(4)式において、
【0036】
【数6】
【0037】ここで、im はA系とB系のインバータ電
流の和であり、電動機に流れる電流に対応し、ic はA
系とB系のインバータ電流の差であり、A系とB系のイ
ンバータ間の横流に対応する。また、Vm *はA系とB系
のインバータ電圧指令の和であり、これを電動機に対す
る電圧指令と考え、Vc *はA系とB系のインバータ電圧
指令の差であり、これを横流が流れる回路における電圧
指令と考える。この時、(3)式、(4)式はそれぞれ
次のように表すことができる。
【0038】
【数7】
【0039】
【数8】
【0040】(5)式を電動機に電流を流す回路(これ
を電動機電流回路と呼ぶ)に対する電流制御を表す式と
考え、(6)式を横流を流す回路(これを横流回路と呼
ぶ)に対する電流制御を表す式と考えると、それぞれの
制御系のイメージは図4のように表すことができる。こ
こで、電動機電流回路および横流回路は元のインバータ
並列運転システムの回路を等価変換したものに対応し、
両者をまとめてインバータ並列運転システムの等価回路
と呼ぶことにする。
【0041】インバータ並列運転システムは、図1のよ
うに、2台のインバータとその制御装置、および電動機
が相互作用する系のため、そのままではその動作を捉え
にくいが、電動機電流回路と横流回路による等価回路と
して表すと、動作の把握が容易になる。本実施例の効果
も、等価回路上で表すとより明確になるため、以下、等
価回路上でその意味を説明する。
【0042】図4が表す意味を説明するために、まず、
図3が表す意味を説明する。図3は、インバータ並列運
転システムに対する理想的な制御の状態を表しており、
電動機電流回路と横流回路がそれぞれ独立に制御できて
いることが分かる。即ち、電動機電流は電動機電流補償
器で制御され、横流回路は横流補償器で制御されてお
り、両者の間に干渉はない。この結果、電動機電流,横
流共に制御指令と一致するように制御できる。尚、従来
技術に挙げた、電気学会半導体電力変換研究会資料SP
C−00−45(2000年6月)の第47頁から53
頁にインバータ並列運転システムの制御手法に関する解
析と題して記載された方法は、図3に対応する制御を実
現できる。しかし、課題に記したように、A系,B系の
制御装置間で相互に制御的に干渉する可能性があること
や、双方向の通信が必要でありノイズが混入する可能性
が高くなること、またノイズが混入した場合、相互干渉
により影響が大きくなること等の問題がある。
【0043】図4は、図1に示した交流電動機の駆動装
置の制御上の働きを等価回路上で表した図となってい
る。図3と異なる点は、電動電流回路の制御系から横流
回路の制御系への干渉入力の存在にある。この干渉入力
は、(6)式の(Kmp−Kcp)(im *−im)項に対応
している。この干渉入力のため、横流回路に対する制御
には制御誤差が発生する。しかし、電動機電流回路に対
する制御には影響がない。従って、発生する横流が許容
範囲内であれば、電動機電流は制御指令通りに制御でき
るため、電動機の駆動装置としての目的は達せられるこ
とになる。
【0044】また、制御誤差で発生する横流の大きさ
は、(Kmp−Kcp)(im *−im)で決まるため、Kmp
とKcpとを近づけることで横流を小さくできる。尚、K
mpとKcpはそれぞれ電動機電流回路のインダクタンス、
横流回路のインダクタンス値に比例するため、両者の値
を近づけることは、横流回路のインダクタンス値を増や
す、即ち、インバータと電動機間に挿入するリアクトル
のインダクタンス値を増やすことになる。従って、実際
はKmpとKcpは横流が許容値に入るような範囲で、適当
な差にとどめておくのが望ましい。
【0045】さらに比較のため、特許第2515903
号公報に記載された従来技術の問題点を等価回路上で説
明する。図7は、特許第2515903号公報に記載さ
れた従来技術の制御構成を表している。図1と同じ要素
については図1と同じ番号で表している。図1と異なる
点は、A系インバータ1Aに対する制御が(iA+iB)に
対する電流制御のみで行われている点にある。具体的に
は、A系インバータ1Aに対する制御は、iA とiB
加算器63Aで加算して、これを係数乗算器13Aで1
/2倍して、電流指令値ii *との偏差を減算器65Aで
演算し、電流補償器12Aで偏差を零に補償するように
電圧指令VA *を出力して実施される。尚、B系インバー
タ1Bに対する制御は図1と同様となる。電流補償器1
2Aの比例ゲインをK3pと定めると、A系とB系インバ
ータに対する制御を表す式は、それぞれ次のようにな
る。
【0046】
【数9】
【0047】
【数10】
【0048】(7)式と(8)式の和、および(7)式
と(8)式の差を求めると、それぞれ次のようになる。
【0049】
【数11】
【0050】
【数12】
【0051】(9)式および(10)式において、各変
数を次のように置き換える。
【0052】(9)式において、
【0053】
【数13】
【0054】(10)式において、
【0055】
【数14】
【0056】この時、(9)式,(10)式はそれぞれ
次のように表すことができる。
【0057】
【数15】
【0058】
【数16】
【0059】(11)式,(12)式を等価回路上で表
すと、図5のようになる。この図が特許第251590
3号公報に記載された従来技術の制御の働きを表した図
となる。
【0060】図5では、横流回路に対する制御系から電
動機電流に対する制御系に入り込む干渉入力が存在す
る。干渉入力は外乱となるため、電動機電流に対する制
御は、制御指令に対して、誤差が発生することになる。
この誤差は、例えばエレベータ用の電動機ではエレベー
タのかご速度の誤差やかごの振動を生み出す可能性があ
り、乗り心地に影響するため、問題となる。また、干渉
入力はKc・icであるため、制御ゲインKc を零にしな
い限りこれを零にすることはできない。このように、特
許第2515903号公報に記載された従来技術の制御
の働きを等価回路上で解析すると、横流回路に対する制
御系から電動機電流に対する制御系に干渉入力が生じて
おり、これは電動機電流制御に対する外乱として作用す
るため、電動機の動作に振動等の悪影響が生じることが
問題となる。
【0061】これに対して、図1に示した実施例の電動
機駆動装置は、等価回路上では、図4のような制御とな
り、電動機電流回路の制御系には干渉入力がなく、制御
指令通りに制御できるという長所がある。図4では、横
流回路の制御系に干渉入力が存在するが、電動機の動作
には影響がなく、またその大きさは制御ゲインを調整す
ることで小さくすることができる。
【0062】以上、図1に示した実施例による電動機駆
動装置を制御上の特徴という面から説明したが、次に、
実装上の特徴を図1を基に説明する。
【0063】まず第一に、B系制御装置6BがA系制御
装置6Aとは制御的に独立している点が挙げられる。こ
れは、図1にあるように、B系制御装置6BはB系イン
バータ1Bの電流検出値iB のみを使って、制御するた
め、A系インバータ1Aの電流が何らかの影響で大きく
変動したとしても、B系制御装置6Bはその変動には影
響されずに安定に動作を続けることができる。これに対
して、従来技術に挙げた、電気学会半導体電力変換研究
会資料SPC−00−45(2000年6月)の第47
頁から53頁にインバータ並列運転システムの制御手法
に関する解析と題して記載された方法では、A系制御装
置もB系制御装置も共にA系インバータ,B系インバー
タの電流検出値を用いているため、例えば、A系インバ
ータの電流が何らかの影響で大きく変動すると、それに
よって、B系インバータの電流も変動し、この結果がさ
らにA系インバータの電流の変動を生み出すという相互
干渉状態になり、制御が不安定化する可能性が考えられ
る。図1に示した電動機駆動装置ではこの可能性が低
い。
【0064】第二に、制御装置間の通信が、B系インバ
ータ1Bの電流検出値iB のみの伝送で良い点が挙げら
れる。例えば、従来技術に挙げた、電気学会半導体電力
変換研究会資料SPC−00−45(2000年6月)
の第47頁から53頁にインバータ並列運転システムの
制御手法に関する解析と題して記載された方法では、相
互にiA とiB を伝送し合う必要があり、この場合、通
信路が2本あるため、信号にノイズが入る可能性が高ま
るという問題がある。これに対して、図1の装置では、
B のみの伝送のため、ノイズの入る可能性を小さくす
ることができる。また、上記の従来技術では、A系制御
装置とB系制御装置が共に、送信器と受信器を備える必
要があるが、図1の装置では、B系制御装置に送信器、
A系制御装置に受信器を備えるだけでよく、通信部の構
成が簡素化でき、部品点数も減るため信頼性を上げるこ
とができる。
【0065】第三に、A系制御装置6AとB系制御装置
6B間でのiB の伝送をディジタル信号用通信線11を
介したディジタル信号による伝送としていることが挙げ
られる。これにより、伝送中にノイズが混入する影響を
抑制でき、動作信頼性を向上できる。また、A系制御装
置6Aにおける受信器をバッファ機能付きの受信器とし
ているために、iB が伝送されるタイミングと、A系制
御装置6AがiBを取り込むタイミングがずれていて
も、バッファに一時保存して受け渡すことが可能にな
る。図6に、A系制御装置6AとB系制御装置6Bの動
作シーケンスを示す。まずA系制御装置6Aの動作シー
ケンスから説明する。まず、A系インバータ電流検出値
A のディジタルデータをA/D変換器7Aから入力し
(S1A)、次にB系インバータ電流検出値iB のディ
ジタルデータをバッファ機能付き受信器8Aから入力す
る(S2A)。そして、取り込んだiA とiB を用い
て、電流制御演算を実施し、電圧指令VA *を求める(S
3A)。最後に、電圧指令VA *により、PWM制御器9
AでPWM制御を行い、PWMパルス指令をインバータ
1Aに出力する(S4A)。以上が、1制御周期内での
A系制御装置6Aの動作シーケンスとなる。従って、1
制御周期毎にiB を更新するため、制御周期が短けれ
ば、iA とiB とはほぼ同期したデータとして扱うこと
ができる。尚、B系制御装置6Bの動作シーケンスは、
A系制御装置6Aの動作シーケンスに対して、iB の受
信の代わりに、送信器10BによるiB の送信処理が入
る。図6に示した動作シーケンスを適用することによ
り、A系制御装置6AとB系制御装置6B間でのiB
伝送を含めて、それぞれの制御処理がスムーズに実行で
きる。
【0066】最後に、以上で説明した図1に示した実施
例の電動機駆動装置の特徴をまとめる。 1)等価回路上で制御の働きを解析すると、電動機電流
回路に対する制御系には、外乱となる干渉入力が入り込
まず、制御指令に一致するように制御できる。 2)B系制御装置6Bは、A系制御装置6Aに対して、
制御的に独立しており、相互干渉が起こらず、システム
として安定な制御動作が可能となる。 3)B系制御装置6BからA系制御装置6AへはiB
みを伝送すればよいため、伝送時にノイズが混入する可
能性が小さくなり、また伝送のために必要な装置も簡素
化できる。 4)B系制御装置6BからA系制御装置6AへのiB
伝送は、ディジタル信号として、伝送されるため、伝送
時に混入するノイズの影響を低減できる。
【0067】図2は、本発明を適用した交流電動機の駆
動装置の第2の実施例を表している。図2において、図
1と同じ構成要素は同じ番号で表している。図2が図1
と異なる点は、B系インバータ1Bの電流検出信号を電
流センサ5Bから直接、A系制御装置6AのA/D変換
器7Aに入力させている点にある。この場合、電流セン
サ5BからA系制御装置6AのA/D変換器7Aへはア
ナログ信号として伝送することになり、ノイズが混入す
る可能性が高くなるが、反面、伝送は瞬時に行われるた
め、伝送によるむだ時間遅れは非常に小さくなり、制御
安定性が向上するため、制御ゲインを高くできる。この
結果、電動機に対する制御応答性を向上できる。図2の
構成は、例えば高速な制御応答性が必要な場合に適して
いる考えられる。尚、この場合、電流センサ5BからA
系制御装置6AのA/D変換器7Aへのアナログ信号線
のノイズ対策を強化する必要がある。
【0068】上記実施例によれば、制御原理上は、電動
機に流れる電流に対する制御ゲインと横流に対する制御
ゲインを異ならせることができる上で、電動機の電流に
対する制御系には横流に対する制御系からの干渉入力が
入り込まないような制御を実現できる。従って、電動機
の電流を指令通りに制御できる。さらに、制御実装上
は、B系制御装置がA系制御装置に対して制御的に独立
しているため、言い換えると、B系制御装置はA系制御
装置の動作による干渉を受けないため、仮にA系制御装
置のためにA系インバータの電流が変動したとしても、
B系制御装置はその影響を受けないため、相互干渉は発
生せず、定常的にはA系,B系インバータ共に安定に動
作できる。また、A系制御装置とB系制御装置間の通信
路は1つで良いため、ノイズの混入を受けにくいように
できる。
【0069】実施例では、誘導電動機と相間リアクトル
の組合せによる構成を説明したが、その代わりに3相2
巻線電動機を適用した場合でも、制御装置の構成は同じ
にして同様の効果を得ることができる。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
比較的簡単な制御構成によって、横流を抑制しながら
も、負荷に電力を供給する複数の電力変換器を安定に制
御できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1の実施例における電動機駆動
装置の構成図。
【図2】本発明による第2の実施例における電動機駆動
装置の構成図。
【図3】インバータのセット並列運転システムに対する
等価回路上での制御系イメージ。
【図4】第1の実施例の制御構成による等価回路上での
制御系イメージ。
【図5】従来の制御構成による等価回路上での制御系イ
メージ。
【図6】第1の実施例における電動機駆動装置に対する
動作シーケンス。
【図7】従来の電動機駆動装置の構成図。
【符号の説明】
1A…A系インバータ、1B…B系インバータ、2A…
A系電力線、2B…B系電力線、3…交流電動機、4…
相間リアクトル、5A…A系電流センサ、5B…B系電
流センサ、6A…A系制御装置、6B…B系制御装置、
7A,7B…A/D変換器、8A…バッファ機能付き受
信器、9A,9B…PWM制御器、10B…送信器、11
…ディジタル信号用通信線、12A,62A,62B,
66A…電流補償器、13A…係数乗算器、61A,6
1B,65A…減算器、63A,67A…加算器、64
A…係数乗算器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大沼 直人 茨城県ひたちなか市市毛1070番地 株式会 社日立製作所ビルシステムグループ水戸ビ ルシステム本部内 (72)発明者 樋田 憲一 茨城県ひたちなか市市毛1070番地 株式会 社日立製作所ビルシステムグループ水戸ビ ルシステム本部内 (72)発明者 岸川 孝生 茨城県ひたちなか市市毛1070番地 株式会 社日立製作所ビルシステムグループ水戸ビ ルシステム本部内 Fターム(参考) 5G066 HA08 HB03 5H007 BB06 CA01 CA05 CC05 CC09 CC35 DA05 DB07 DC02 EA02 5H576 BB06 DD02 DD04 EE11 EE14 GG04 HA04 HA07 HB02 HB05 JJ03 JJ24 JJ25 LL22

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】負荷に第1の電流を出力する第1の電力変
    換器と、 前記負荷に第2の電流を出力する第2の電力変換器と、
    を備え、 前記第1の電力変換器は、前記第1の電流が所定の値に
    近づくように、かつ前記第1および第2の電力変換器間
    に生じる横流が零に近づくように制御され、 前記第2の電力変換器は、前記第2の電流が前記所定の
    値に近づくように、前記第1の電力変換器とは独立に制
    御される電力変換システム。
  2. 【請求項2】負荷に第1の電流を出力する第1の電力変
    換器と、 前記負荷に第2の電流を出力する第2の電力変換器と、
    を備え、 前記第1の電力変換器は、前記第1の電流の値と、前記
    第1の電流の値と前記第2の電流の値の加算値と、に基
    づいて制御され、 前記第2の電力変換器は、前記第2の電流の値に基づい
    て、前記第1の電力変換器とは独立に制御される電力変
    換システム。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記第2の電力変換器
    は、前記第1の電流の変動に影響されること無く、制御
    される電力変換システム。
  4. 【請求項4】負荷に第1の電流を出力する第1の電力変
    換器と、 前記負荷に第2の電流を出力する第2の電力変換器と、
    を備え、 前記第1の電力変換器は、前記第1の電流の値と、前記
    第1の電流の値と前記第2の電流の値の加算値と、に基
    づいて制御され、 前記第2の電力変換器は、前記第1および第2の電流の
    値の内、前記第2の電流の値のみに基づいて制御される
    電力変換システム。
  5. 【請求項5】負荷に第1の電流を出力する第1の電力変
    換器と、前記第1の電力変換器を制御する第1の制御装
    置と、 前記負荷に第2の電流を出力する第2の電力変換器と、
    前記第2の電力変換器を制御する第2の制御装置と、を
    備え、 前記第1の制御装置は、前記第2の制御装置から前記第
    1の制御装置へ伝送される前記第2の電流の値に応じた
    信号に基づいて前記第1の電力変換器を制御し、 前記第2の制御装置は、前記第1の電力変換器とは独立
    に前記第2の電力変換器を制御する電力変換システム。
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