JP2003134797A - パワーデバイスの駆動回路 - Google Patents

パワーデバイスの駆動回路

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JP2003134797A JP2001318686A JP2001318686A JP2003134797A JP 2003134797 A JP2003134797 A JP 2003134797A JP 2001318686 A JP2001318686 A JP 2001318686A JP 2001318686 A JP2001318686 A JP 2001318686A JP 2003134797 A JP2003134797 A JP 2003134797A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 異常検出に伴ってパワーデバイスを遮断する
際に、高サージ電圧が印加されることを確実に回避し信
頼性の向上を図る。 【解決手段】 過電流を検出する過電流検出回路31及
び過熱或いは不足電圧等の異常を検出する異常検出回路
32の出力をOR回路34に入力し、過電流検出回路3
1及び異常検出回路32の何れかで異常を検出したとき
にMOSFET14及び15を制御し、IGBT3のゲ
ート電圧Vgを低減させた状態で、IGBT3をオン制
御するためのMOSFET12を遮断状態に切り換えて
IGBT3を遮断させ、その後、IGBT3をオフ制御
するためのMOSFET13を導通状態に切り換えるよ
うにしたから、過電流発生時だけでなく、異常検出時に
はIGBT3をソフト遮断することができ、高サージ電
圧が印加されることを確実に回避することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、インテリジェン
トパワーモジュールを構成するIGBT等といった、パ
ワーデバイスの駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】インバータやチョッパ等の電力変換装置
に使用される半導体装置に、インテリジェントパワーモ
ジュール(以下、IPMという。)がある。このIPM
は複数個のIGBTチップ等の半導体チップと、その駆
動回路及び保護回路等が、同一のパッケージに収納され
ている。
【0003】図3は、IPMを用いたインバータの主回
路図を示したものであって、図中1は直流電源、2はI
PMである。なお、交流入力の場合には、直流電源1に
替えて、整流器と電解コンデンサ等を備える。前記IP
M2は、例えば、電圧駆動型パワーデバイスであるIG
BT3とこのIGBT3に逆並列に接続されたダイオー
ド4とを6組備えた3相のインバータと、IGBT3を
駆動するためのゲート駆動回路5及びIGBT3を過電
流や過熱等の異常から保護する保護回路6を備え、ゲー
ト駆動回路5及び保護回路6は、前記IGBT3及びダ
イオード4からなる各組毎に設けられている。そして、
図示しない外部装置からの制御信号に応じてゲート駆動
回路5が作動して前記IGBT3をオンオフ制御し、ま
た、保護回路6では過電流や過熱等の異常を検出した場
合に、これを通知する異常検出信号を例えば外部装置に
出力するようになっている。
【0004】前記ゲート駆動回路5及び保護回路6は、
例えば図4に示すように構成されている。図中11は、
ゲート駆動回路5用の電源であって、この電源11に、
MOSFET12及び13が直列に接続されている。前
記MOSFET12はIGBT3をオン制御するための
もの、また、前記MOSFET13はIGBT3をオフ
制御するためのものであってゲート抵抗を兼ねている。
そして、MOSFET12及び13間の電位がIGBT
3のゲートに印加されるようになっている。
【0005】また、前記IGBT3のゲートと前記MO
SFET13のドレイン間には、MOSFET14及び
15が、MOSFET13と並列に接続されている。そ
して、図示しない外部装置からの制御信号はバッファ2
1及び論理反転回路22を介してAND回路23に反転
入力され、AND回路23の反転出力が、IGBT3を
オン制御するためのMOSFET12のゲートに印加さ
れるようになっている。また、前記制御信号はバッファ
21を介して論理回路24に反転入力され、論理回路2
4の出力がOR回路25の一方の入力端子に入力され、
OR回路25の出力がIGBT3をオフ制御するための
MOSFET13のゲートに印加されるようになってい
る。
【0006】前記保護回路6は、IGBT3の過電流を
検出するための過電流検出回路31及び過熱や不足電圧
等、過電流以外の異常を検出する異常検出回路32を備
えている。前記過電流検出回路31では、例えば、前記
IGBT3を電流検出機能を備えたセンスIGBTで構
成することによって、IGBT3の過電流を検出するよ
うになっている。そして、前記過電流検出回路31の検
出信号はAND回路33の一方の入力端子に入力され、
AND回路33の出力が前記MOSFET15のゲート
に印加されるようになっている。また、過電流検出回路
31及び異常検出回路32の出力はOR回路34に入力
され、その出力が遅延回路35で所定時間T1 だけ遅延
された後、リセット回路36を介してOR回路37に入
力されると共に前記MOSFET14のゲートに印加さ
れ、また、AND回路33の他方の入力端子に反転入力
されるようになっている。前記リセット回路36は、入
力される遅延回路35からの信号を出力するが、これが
HIGHレベルであるとき、HIGHレベルとなった時
点から所定時間T2 が経過した時点で強制的にLOWレ
ベルにリセットしこれを出力するようになっている。
【0007】前記OR回路37には、前記遅延回路35
及びリセット回路36の出力信号が入力され、その出力
は前記AND回路23に反転入力されると共に、遅延回
路38に入力されるようになっている。この遅延回路3
8では、入力される信号を所定時間T3 期間だけ遅延さ
せた後、前記OR回路25に出力するようになってい
る。
【0008】このような構成において、過電流検出回路
31で過電流を検出し、HIGHレベルの信号を出力す
ると、遅延回路35での遅延時間T1 の期間、MOSF
ET15がオン制御されて導通状態となる。このとき、
MOSFET12及び15が導通状態となることによっ
て、これらMOSFET12及び15の抵抗分による分
圧値がIGBT3のゲート電圧Vgとなることから、ゲ
ート電圧Vgは低減されることになる。通常、ゲート電
位Vgが電源電圧11に対して低下すると、IGBT3
の出力特性に応じてコレクタ電流が制限され、現状流れ
ている電流値の低減化を図ることが可能となる。したが
って、その後、IGBT3が導通状態から遮断状態に制
御された場合には、低サージ電圧化が図られることにな
る。
【0009】なお、図4に示すMOSFET15に替え
て、図5に示すように、直列に接続したツェナーダイオ
ードとMOSFETを接続する場合もある。この場合、
ツェナー電圧値がゲート電圧となる。また、過電流検出
回路31又は異常検出回路32で異常を検出した場合に
は、遅延回路35の遅延時間T1 経過後、MOSFET
14をオン、MOSFET12及び15をオフさせる。
一般に、MOSFET14を高抵抗としているため、ソ
フト遮断となる。なお、MOSFET14は、リセット
回路36によって設定時間T2 が経過した時点でオフ状
態に切り換えられる。そして、前記MOSFET14を
オンした後、遅延回路38での遅延時間T3 が経過した
時点でMOSFET13をオンさせる。これによって、
IGBT3がオフしている期間中のゲート及びエミッタ
間のインピーダンスの低減を図るようにしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、IGB
T3の過電流を検出したときには、ゲート電位Vgを低
減させた後、IGBT3を遮断するようにしている。こ
のため、IGBT3を遮断させても、高サージ電圧が印
加されることはない。しかしながら、過熱等のその他の
異常を検出した場合には、電流制限を行わずにIGBT
3の遮断を行っているため、大電流遮断に伴う高サージ
電圧が印加される可能性があるという問題がある。
【0011】また、上述のようなIPM2を複数並列化
して用いる際に、IGBT3のゲート端子間を短絡して
複数のIPM2を並列化するようにした場合には、ある
IPM2において過電流が発生した場合、本来ならば全
てのIPM2において過電流が検出されるべきである
が、各IPM毎にゲート駆動回路5や保護回路6の特性
にばらつきがあるため、ある一つのIPM2においての
み過電流が検出される場合がある。
【0012】この場合、過電流が検出されたIPM2に
おいてのみ、ゲート電位Vgを低減させる回路が作動し
ゲート遮断が行われるため、並列接続している他のIP
M2の動作が不平衡となり、特定のIPM2に電流集中
する等といった現象が生じる場合がある。そこで、この
発明は、上記従来の未解決の問題点に着目してなされた
ものであり、IPMの信頼性を向上させると共に、複数
のIPMを並列化した状態で過電流が発生した場合であ
っても、特定のIPMにゲート電流が集中することのな
いパワーデバイスの駆動回路を提供することを目的とし
ている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係るパワーデバイスの駆動回路
は、パワーデバイスの過電流を検出する過電流検出手段
と、前記パワーデバイスの過電流を除く異常を検出する
異常検出手段と、前記過電流検出手段で過電流を検出し
たとき又は前記異常検出手段で異常を検出したときに前
記パワーデバイスを遮断させる遮断手段と、前記過電流
検出手段で過電流を検出したとき前記遮断手段が作動す
る前に前記パワーデバイスを流れる電流量を低減させる
電流低減手段と、を備えたパワーデバイスの駆動回路に
おいて、前記電流低減手段は、前記異常検出手段で異常
を検出したときにも前記電流量の低減を図るようになっ
ていることを特徴としている。
【0014】この請求項1に係る発明では、パワーデバ
イスの過電流が検出されたときだけでなく、これ以外の
何らかの異常が検出された場合であっても、遮断手段が
作動する前にパワーデバイスを流れる電流量が低減さ
れ、その後パワーデバイスが遮断される。つまり、過電
流検出手段或いは異常検出手段において過電流或いは異
常が検出されたときにはパワーデバイスが遮断される前
にその電流低減が図られることになり、すなわちソフト
遮断が行われる。
【0015】また、請求項2に係るパワーデバイスの駆
動回路は、前記パワーデバイスを複数並列に接続すると
きその制御端子間を短絡し、前記遮断手段は、前記過電
流検出手段又は前記異常検出手段で過電流又は異常を検
出したとき、前記パワーデバイスの制御端子への入力信
号を前記パワーデバイスを遮断させる遮断信号に切り換
えるようにしたパワーデバイスの駆動回路であって、前
記パワーデバイスを制御するための制御信号が前記パワ
ーデバイスを導通させる導通制御信号であり且つ前記制
御端子への入力信号が前記導通制御信号に相当する信号
レベルでないことを検出したとき、前記遮断手段及び電
流低減手段を作動させる制御手段を備えることを特徴と
している。
【0016】この請求項2に係る発明では、複数のパワ
ーデバイスを並列に接続する際に、各パワーデバイスど
うしの制御端子間が短絡されて並列化される。そして、
各パワーデバイスを駆動するための駆動回路において
は、前記パワーデバイスを制御するための制御信号がパ
ワーデバイスを導通させるための導通制御信号であり且
つ、パワーデバイスの制御端子への入力信号が導通制御
信号に相当する信号レベルでないときに、電流低減手段
及び遮断手段を作動させる。
【0017】つまり、例えば各パワーデバイスが導通状
態に制御されている状態から、あるパワーデバイスにお
いて異常が発生し、このパワーデバイスを駆動する駆動
回路において、このパワーデバイスの制御端子への入力
信号が遮断制御信号に切り換わると、このパワーデバイ
スの制御端子は他のパワーデバイスの制御端子と短絡さ
れているから、異常が発生していない他のパワーデバイ
スの制御端子への入力信号も変化することになる。この
とき、異常が発生していないパワーデバイスの駆動回路
では、パワーデバイスへの制御信号が導通制御信号であ
るにも関わらず、パワーデバイスへの入力信号は導通制
御信号に相当する信号レベルとはならないから、電流低
減手段が作動されてパワーデバイスを流れる電流低減が
行われた後、パワーデバイスが遮断されることになる。
したがって、並列接続されている全てのパワーデバイス
が遮断されることになる。
【0018】さらに、請求項3に係るパワーデバイスの
駆動回路は、パワーデバイスを複数並列に接続するとき
その制御端子間を短絡するようにしたパワーデバイスの
駆動回路であって、前記パワーデバイスの異常を検出す
るデバイス異常検出手段と、当該デバイス異常検出手段
で異常を検出したとき前記パワーデバイスの制御端子へ
の入力信号を前記パワーデバイスを遮断させる遮断信号
に切り換える遮断手段と、前記パワーデバイスを駆動す
るための制御信号が前記パワーデバイスを導通させる導
通制御信号であり且つ前記制御端子への入力信号が前記
導通制御信号に相当する信号レベルでないとき、前記遮
断手段を作動させる制御手段と、を備えることを特徴と
している。
【0019】この請求項3に係る発明では、複数のパワ
ーデバイスが並列接続されるときに、各パワーデバイス
の制御端子間が短絡されて並列化される。そして、各パ
ワーデバイスの駆動回路においては、パワーデバイスの
異常を検出したときにはパワーデバイスを制御するため
の制御信号をパワーデバイスを遮断させる遮断制御信号
に切り換えパワーデバイスを遮断する。
【0020】このとき、パワーデバイスへの制御端子間
は短絡されているから、何れかのパワーデバイスの制御
端子への制御信号が遮断制御信号に切り換えられると、
他のパワーデバイスの制御端子への入力信号の信号レベ
ルが変化する。したがって、異常が検出されていないパ
ワーデバイスの駆動回路では、パワーデバイスへの制御
信号が導通制御信号であるにも関わらず、信号レベルが
導通制御信号に相当する信号レベルではないことから遮
断手段が作動し、異常が検出されていないパワーデバイ
スも遮断されることになる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を説
明する。図1は、本発明の第1の実施の形態を適用した
インテリジェントパワーモジュールの、駆動及び保護回
路部10の一例を示す回路図である。なお、インテリジ
ェントパワーモジュール全体の構成は、図3に示す従来
と同様であるのでその詳細な説明は省略する。
【0022】このインテリジェントパワーモジュール
(IPM)2は、図3に示すように3相のインバータ及
びこれを駆動するためのゲート駆動回路5及び保護する
ための保護回路6を備えて構成されている。これらゲー
ト駆動回路5及び保護回路6は、前記インバータを構成
する6個のIGBT3毎に、設けられている。図1は、
前記ゲート駆動回路5及び保護回路6の回路図である。
【0023】図中11は、ゲート駆動回路5用の電源で
あって、この電源11に、Pチャネル型MOSFET1
2及びNチャネル型MOSFET13が直列に接続され
ている。前記MOSFET12はIGBT3をオン制御
するためのもの、また、前記MOSFET13はIGB
T3をオフ制御するためのものであってゲート抵抗を兼
ねている。そして、MOSFET12及び13間の電位
がIGBT3のゲートに印加されるようになっている。
【0024】また、前記IGBT3のゲートと前記MO
SFET13のドレイン間には、Nチャネル型のMOS
FET14及び15が、MOSFET13と並列に接続
されている。なお、前記MOSFET14は高抵抗とな
るように設定される。そして、図示しない外部装置から
の制御信号はバッファ21及び論理反転回路22を介し
てAND回路23の一方の入力端子にに反転入力され、
AND回路23の反転出力が、IGBT3をオン制御す
るためのMOSFET12のゲートに印加される。ま
た、前記制御信号はバッファ21を介して論理回路24
の一方の入力端子に反転入力され、論理反転回路24の
出力がOR回路25の一方の入力端子に入力され、OR
回路25の出力がIGBT3をオフ制御するためのMO
SFET13のゲートに印加される。
【0025】前記保護回路6は、IGBT3の過電流を
検出するための過電流検出回路31及び過熱や不足電圧
等、過電流以外の異常を検出する異常検出回路32を備
えており、前記過電流検出回路31は、例えば前記IG
BT3を電流検出機能を備えたセンスIGBTで構成す
ることによって、IGBT3の過電流を検出するように
なっている。前記過電流検出回路31及び異常検出回路
32の出力はOR回路34に入力され、その出力が遅延
回路35に入力されると共に、OR回路33の一方の入
力端子に入力される。
【0026】前記遅延回路35では、入力される信号を
所定時間T1 だけ遅延した後これを出力し、この出力
は、OR回路37の一方の入力端子に入力されると共
に、リセット回路36を介してOR回路37の他方の入
力端子に入力される。また、前記リセット回路36の出
力は、前記OR回路33の他方の入力端子に入力され
る。前記リセット回路36では、入力される遅延回路3
5からの信号を出力すると共に、入力される信号がHI
GHレベルであるときには、HIGHレベルとなった時
点から所定時間T2 が経過した時点で強制的にLOWレ
ベルにリセットし出力する。
【0027】前記OR回路37の出力は、前記AND回
路23の他方の入力端子に反転入力されると共に、遅延
回路38に入力される。この遅延回路38では、入力さ
れる信号を所定時間T3 期間だけ遅延させた後、前記O
R回路25に出力する。なお、前記図示しない外部装置
では、IGBT3を導通状態に制御するときHIGHレ
ベル、遮断状態に制御するときLOWレベルの制御信号
を出力するようになっている。また、過電流検出回路3
1及び異常検出回路32では、異常を検出したときHI
GHレベルの検出信号を出力するようになっている。
【0028】また、前記MOSFET12及び13がゲ
ート駆動回路5を構成し、前記MOSFET14及び1
5、各種回路21〜38が保護回路6を構成している。
次に、上記第1の実施の形態の動作を説明する。今、図
示しない外部装置からIGBT3を導通させるためのH
IGHレベルの制御信号が出力されているものとする。
また、過電流検出回路31及び異常検出回路32では共
に異常を検出していない状態であるとする。
【0029】外部装置からのHIGHレベルの制御信号
はバッファ21を介して論理反転回路22で反転され、
AND回路23の一方の入力端子に反転入力される。ま
た、過電流検出回路31及び異常検出回路32では異常
を検出していないから、これらの出力はLOWレベルで
ある。したがって、OR回路34の出力はLOWレベル
となり、これが、遅延回路35、リセット回路36を経
てOR回路37に入力されるから、OR回路37の出力
はLOWレベルとなる。したがって、AND回路23に
は共にLOWレベルの信号が反転入力されるからその反
転出力はLOWレベルとなり、IGBT3をオン制御す
るためのMOSFET12は導通状態となる。
【0030】また、OR回路37の出力がLOWレベル
であるから、OR回路25には、論理回路24からのL
OWレベルの信号と遅延回路38からのLOWレベルの
信号とが入力される。よって、OR回路25の出力はL
OWレベルとなり、IGBT3をオフ制御するためのM
OSFET13は遮断状態となる。また、OR回路34
の出力がLOWレベルであり、遅延回路36の出力がL
OWレベルであることから、AND回路33の出力がL
OWレベルとなり、MOSFET14及び15は遮断状
態となる。
【0031】したがって、IGBT3のゲート電圧Vg
がHIGHレベルとなり、IGBT3は導通状態とな
る。この状態から、例えば、異常検出回路32で何らか
の異常が検出されると、その出力がHIGHレベルとな
る。このため、OR回路34の出力がHIGHレベルと
なり、また、遅延回路35の出力がLOWレベルであり
リセット回路36の出力がLOWレベルであることか
ら、AND回路33の出力がHIGHレベルとなりMO
SFET15が導通状態となる。このため、MOSFE
T12及び15が導通状態となり、MOSFET13及
び14が遮断状態を維持することから、MOSFET1
2及び15の抵抗分による分圧値がIGBT3のゲート
電圧Vgとなるため、ゲート電圧Vgは低下する。この
ため、ゲート電圧Vgが電源電圧11に対して低下する
から、コレクタ電流が制限されることになり現状流れて
いる電流値が低減されることになる。
【0032】そして、異常検出回路32で異常が検出さ
れた後、所定時間T1 が経過すると、遅延回路35の出
力がHIGHレベルとなるから、OR回路37の出力が
HIGHレベルとなる。このため、AND回路23の反
転出力がHIGHレベルとなり、MOSFET12は遮
断状態となる。また、AND回路33の出力がLOWレ
ベルとなることから、MOSFET15は遮断状態とな
りMOSFET14は導通状態となる。
【0033】このMOSFET14は高抵抗となるよう
に設定されているから、IGBT3はソフト遮断される
ことになる。そして、異常検出回路32で異常が検出さ
れた時点から遅延回路35の遅延時間T1 が経過してO
R回路37の出力がHIGHレベルになった時点から遅
延回路38の遅延時間T3 が経過した時点で遅延回路3
8の出力がHIGHレベルに切り換わると、IGBT3
のオフ制御用のMOSFET13が導通状態に切り換わ
る。
【0034】これによって、MOSFET12が遮断状
態、MOSFET13が導通状態となるため、IGBT
3は遮断状態に制御されることになる。これによって、
IGBT3がオフしている期間中のゲート及びエミッタ
間のインピーダンスの低減が図られることになる。一
方、異常検出回路32に替えて過電流検出回路31にお
いて過電流が検出された場合には、OR回路34の出力
がHIGHレベルとなることから、上記と同様の動作を
行うことになる。
【0035】したがって、IGBT3の過電流を検出し
た場合、また、過熱、不足電圧等、過電流検出回路31
及び異常検出回路32において異常を検出した場合に
は、IGBT3を遮断する前に、そのゲート電位Vgを
低減させるようにしたから、高サージ電圧が印加される
ことを回避し、信頼性を向上させることができる。な
お、上記第1の実施の形態においては、パワーデバイス
としてIGBT3を適用した場合について説明したがこ
れに限るものではなく、他のパワーデバイスであっても
適用できることはいうまでもない。
【0036】また、上記第1の実施の形態においては、
異常検出回路32において、過熱、不足電圧等を検出す
るようにした場合について説明したが、これに限るもの
ではなく、IGBT3の遮断を必要とする異常であれば
適用することができる。なお、上記第1の実施の形態に
おいて、IGBT3がパワーデバイスに対応し、過電流
検出回路31が過電流検出手段に対応し、異常検出回路
32が異常検出手段に対応し、保護回路6が遮断手段及
び電流低減手段に対応している。
【0037】次に、本発明の第2の実施の形態を説明す
る。図2は、図3に示すインバータにおいて、各相のア
ームをそれぞれ2つ並列に接続して構成し、IPM2a
及び2bを並列に接続し、各IPMの対応するIGBT
3どうしのゲート端子間を短絡して、並列に接続するよ
うにした場合の回路図の一部を示したものである。な
お、IPM2a及びIPM2bの構成は、上記第1の実
施の形態におけるIPM2とほぼ同様であるので、同一
部には同一符号を付与し、その詳細な説明は省略する。
【0038】この第2の実施の形態におけるIPM2a
及びIPM2bは同一に構成され、図1に示すIPM2
において、保護回路6に、比較器41、比較器41に基
準電圧VTHを供給するための電源42、及びAND回路
43が追加されている。なお、比較器41、電源42及
びAND回路43が制御手段に対応している。前記電源
42の基準電圧VTHは、例えば、他のIPMにおいて、
後述の過電流・異常検出回路30の動作によってそのI
GBT3のゲート電圧Vgの低減がなされたとみなすこ
との可能な値に設定される。
【0039】前記比較器41は、その非反転入力端子が
IGBT3のゲート端子と接続され、その反転入力端子
は、電源42を介してIGBT3のエミッタ側に接続さ
れている。そして比較器41の出力はAND回路43の
一方の入力端子に反転入力される。このAND回路43
の他方の入力端子には、前記論理反転回路22の出力が
反転入力され、AND回路43の出力は、OR回路34
の一方の入力端子に入力されるようになっている。
【0040】そして、このOR回路34の他方の入力端
子には、前記過電流検出回路31及び異常検出回路32
からなる過電流・異常検出回路30の出力が入力される
ようになっている。そして、IPM2aのIGBT3a
とIPM2bのIGBT3bとが並列に接続され、各I
GBT3a及び3bのゲート端子が、短絡線Lによって
短絡されている。
【0041】今、IPM2a及び2bが正常である場合
には、IPM2aにおいては、図示しない外部装置から
の制御信号に基づいてIGBT3aが制御され、制御信
号がHIGHレベルの場合には、ゲート端子には所定の
電圧が印加され、そのゲート電圧Vgは基準電圧VTH
りも高いから、比較回路41の出力はHIGHレベルと
なり、また、制御信号がHIGHレベルである。よっ
て、AND回路43には、LOWレベル及びHIGHレ
ベルの信号が入力されることになりその出力はLOWレ
ベルとなるから、OR回路34の出力はLOWレベルを
維持する。逆に、制御信号がLOWレベルの場合には、
論理反転回路22の出力はHIGHレベルとなるので、
AND回路43の出力はLOWレベルとなるから、OR
回路34の出力はLOWレベルを維持する。
【0042】したがって、ゲート駆動回路5及び保護回
路6は、上記第1の実施の形態と同様に、制御信号に応
じて、MOSFET12及び13が制御されて、IGB
T3aが制御されることになる。前記IPM2bにおい
ても同様に制御されることになる。この状態から、IP
M2aにおいて、IGBT3aの異常、例えば過熱或い
は電圧不足等を検出した場合には、これが過電流・異常
検出回路30によって検出され、過電流・異常検出回路
30の出力信号がHIGHレベルとして出力されるか
ら、上記第1の実施の形態と同様の動作が行われ、IG
BT3aのゲート電圧Vgaが低減された後、IGBT
3aは遮断状態に制御されることになる。
【0043】ここで、IGBT3aのゲート電圧Vga
が低下すると、IGBT3a及び3bのゲート端子は短
絡されていることから、IPM2bにおいてもIGBT
3bのゲート電圧Vgbが減少し、このゲート電圧Vg
bが電源42の基準電圧VTHを下回ると、比較回路41
の出力はLOWレベルとなる。このとき、制御信号はH
IGHレベルであるから、AND回路43には、比較回
路41からのLOWレベルの信号と論理回路22からの
LOWレベルの反転出力とが反転入力されることになる
から、その出力はHIGHレベルとなる。
【0044】したがって、IPM2bの過電流・異常検
出回路30において異常を検出しない場合でも、AND
回路43からのHIGHレベルの信号が入力されOR回
路34に入力され、その出力がHIGHレベルとなるか
ら、前記IPM2aと同様に、IGBT3bのゲート電
圧Vgbが減圧された後、IGBT3bは遮断されるこ
とになる。
【0045】したがって、IPM2aの過電流・異常検
出回路30において異常を検出し、IGBT3aを遮断
制御した場合には、他のIPM2bの過電流・異常検出
回路30において、異常を検出しているかどうかに関わ
らず、遮断制御したIGBT3aに対応するIGBT3
bを遮断制御するようにしたから、並列接続されている
IPMにおいて、対応するIGBTがほぼ同時に遮断制
御されることになる。よって、特定のIPMのみがゲー
ト遮断されることによって、並列接続している他のIP
Mにおいて、その動作が不平衡となり特定のIPMに対
して電流集中する等といった現象が発生することはな
く、信頼性をより向上させることができる。
【0046】なお、上記第2の実施の形態においては、
インバータの各相のアームを2つ並列に設けた場合につ
いて説明したがこれに限らず、複数並列に接続する場合
であれば適用することができる。また、上記第2の実施
の形態においては、異常検出時にIGBT3を遮断する
前に、IGBT3を流れる電流低減を図るようになって
いるIPMに適用した場合について説明したが、電流低
減を図るようにしたIPMでなくとも適用することがで
き、この場合にも特定にIPMに対して電流集中する等
といった現象が発生することを回避することができる。
しかしながら、IGBT3を遮断する前に電流低減を図
るようにした方が、前述のように高サージ電圧が印加さ
れることを防止することができるため、好ましい。
【0047】また、上記各実施の形態においては、前記
IGBT3を保護するための回路として、MOSFET
15を用いたIPMに適用した場合について説明した
が、前記図5に示すように、MOSFET15とこれに
直列に接続したツェナーダイオード16とを用いるよう
にしたIPMにおいても適用することができ、また、直
流電源1に替えて、交流電源を用いる場合であっても適
用できることはいうまでもない。
【0048】また、上記各実施の形態においては、イン
バータを構成するIGBTに適用した場合について説明
したが、これに限るものではなく、コンバータ、チョッ
パ回路等といった電力変換装置であっても適用すること
ができ、また、IGBTに関わらずMOSFETや電力
制御用に用いられるパワーデバイスに適用することがで
きる。
【0049】また、上記各実施の形態においては、IP
Mに適用した場合について説明したが、これに限るもの
ではなく、IGBT、ゲート駆動回路、保護回路をディ
スクリートで構成したシステムであっても適用すること
ができる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に係るパワーデバイスの駆動回路によれば、パワーデバ
イスの過電流が検出されたときだけでなく、これ以外の
何らかの異常が検出された場合であっても、遮断手段が
作動する前にパワーデバイスを流れる電流量を低減さ
せ、その後パワーデバイスを遮断するようにしたから、
高サージ電圧が印加されることを回避し、信頼性を向上
させることができる。
【0051】また、請求項2及び請求項3に係るパワー
デバイスの駆動回路によれば、パワーデバイスへの制御
信号がパワーデバイスを導通状態に制御する信号であり
且つパワーデバイスの制御端子への入力信号が導通制御
信号に相当する信号レベルでないときにはパワーデバイ
スを遮断するようにしたため、複数のパワーデバイスが
そのパワーデバイスの制御端子間を短絡して並列化され
た状態で何れかのパワーデバイスの異常が検出されてこ
れが遮断状態に制御されると、他のパワーデバイスも遮
断されるから、何れかのパワーデバイスへの電流集中等
が発生することを防止することができる。特に、請求項
2に係るパワーデバイスの駆動回路によれば、パワーデ
バイスを遮断する前にパワーデバイスを流れる電流量を
低減させた後遮断するようにしたから、高サージ電圧が
印加されることも回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるIPMの一
例を示す回路図の一部である。
【図2】本発明の第2の実施の形態におけるIPMの一
例を示す回路図の一部である。
【図3】IPMを用いてインバータを構成した場合の一
例を示す回路図である。
【図4】従来のIPMの一例を示す回路図の一部であ
る。
【図5】従来のIPMのその他の例を示す回路図であ
る。
【符号の説明】
1 直流電源 2,2a,2b IPM(インテリジェントパワーモジ
ュール) 3,3a,3b IGBT 4 ダイオード 5 ゲート駆動回路 6 保護回路 30 過電流・異常検出回路 31 過電流検出回路 32 異常検出回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5G053 AA01 AA12 AA14 CA02 EA03 EB01 EC03 5H007 AA17 CA01 CB02 CB05 CC07 DC02 FA01 FA03 FA13 FA18 FA19 5H740 BA13 BB02 BB05 BC01 BC02 MM05 MM12

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パワーデバイスの過電流を検出する過電
    流検出手段と、 前記パワーデバイスの過電流を除く異常を検出する異常
    検出手段と、 前記過電流検出手段で過電流を検出したとき又は前記異
    常検出手段で異常を検出したときに前記パワーデバイス
    を遮断させる遮断手段と、 前記過電流検出手段で過電流を検出したとき前記遮断手
    段が作動する前に前記パワーデバイスを流れる電流量を
    低減させる電流低減手段と、を備えたパワーデバイスの
    駆動回路において、 前記電流低減手段は、前記異常検出手段で異常を検出し
    たときにも前記電流量の低減を図るようになっているこ
    とを特徴とするパワーデバイスの駆動回路。
  2. 【請求項2】 前記パワーデバイスを複数並列に接続す
    るときその制御端子間を短絡し、 前記遮断手段は、前記過電流検出手段又は前記異常検出
    手段で過電流又は異常を検出したとき、前記パワーデバ
    イスの制御端子への入力信号を前記パワーデバイスを遮
    断させる遮断信号に切り換えるようにしたパワーデバイ
    スの駆動回路であって、 前記パワーデバイスを制御するための制御信号が前記パ
    ワーデバイスを導通させる導通制御信号であり且つ前記
    制御端子への入力信号が前記導通制御信号に相当する信
    号レベルでないことを検出したとき、前記遮断手段及び
    電流低減手段を作動させる制御手段を備えることを特徴
    とする請求項1記載のパワーデバイスの駆動回路。
  3. 【請求項3】 パワーデバイスを複数並列に接続すると
    きその制御端子間を短絡するようにしたパワーデバイス
    の駆動回路であって、 前記パワーデバイスの異常を検出するデバイス異常検出
    手段と、 当該デバイス異常検出手段で異常を検出したとき前記パ
    ワーデバイスの制御端子への入力信号を前記パワーデバ
    イスを遮断させる遮断信号に切り換える遮断手段と、 前記パワーデバイスを駆動するための制御信号が前記パ
    ワーデバイスを導通させる導通制御信号であり且つ前記
    制御端子への入力信号が前記導通制御信号に相当する信
    号レベルでないとき、前記遮断手段を作動させる制御手
    段と、を備えることを特徴とするパワーデバイスの駆動
    回路。
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