JP2003134617A - プラグイン接触子ユニット及びコントロールセンタ - Google Patents

プラグイン接触子ユニット及びコントロールセンタ

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JP2003134617A
JP2003134617A JP2001321563A JP2001321563A JP2003134617A JP 2003134617 A JP2003134617 A JP 2003134617A JP 2001321563 A JP2001321563 A JP 2001321563A JP 2001321563 A JP2001321563 A JP 2001321563A JP 2003134617 A JP2003134617 A JP 2003134617A
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plug
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JP2001321563A
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Takatsugu Komai
孝嗣 駒井
Masao Horikawa
雅夫 堀川
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Terasaki Electric Co Ltd
Original Assignee
Terasaki Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】導帯に対して接続および断路自在のプラグイン
端子ユニットの差込側部分が引き出されたとき導帯に触
れることによって発生する感電などの事故を防ぐことが
できるとともに種々の引出装置に簡単に装着できる構造
が簡単なプラグイン端子ユニットを提供する。 【解決手段】このプラグイン端子ユニットは、コントロ
ールセンタの内部背面に設けられた主回路導帯9の前方
に取り付けられた固定側部材13と、主回路導帯9と接
触及び開離する接触片16を有する差込ユニット12か
らなる。差込ユニット12は引出ユニット2の背面部に
ねじで取り付けられる。接触片16は対向する脚を有
し、ばね18によって対向間隔が狭まる方向に付勢され
ている。固定側部材13は2分割されて開口部が小さく
なった窓を有する。差込ユニット12が差し込まれると
き接触片16の両脚が窓を挿通して主回路導帯9と接触
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、導帯に直接接続す
るプラグイン接触子ユニット及びこのプラグイン接触子
ユニットを備えたコントロールセンタに関する。
【0002】
【従来の技術】コントロールセンタには、電動機などの
電路機器を制御する電路制御ユニットを複数ユニット備
え、この複数のユニットの共通的な電源導帯が長手方向
が鉛直方向で厚み方向が正面を向くように設けられたも
のがある。これらの電路制御ユニットはいずれも背面に
備えられた差込式の端子によって電源導帯に接続され、
電路機器の容量に応じて縦寸法が異なるものであっても
巾寸法及び奥行寸法を同一にして鉛直方向に並べて設け
られることがある。このようなコントロールセンタにあ
っては、電路制御ユニットを取り外したとき導帯が露出
するため感電などの事故が発生する可能性があり、一定
以上の隙間がないように塞ぐような手段を講じる必要が
あった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のコントロールセ
ンタにあっては、上記の事故を防止するために電路制御
ユニットを取り外したとき自動的に導帯を隠すシャッタ
装置を装着していたが、構造が複雑で高価になるという
問題があった。
【0004】したがって、この発明は、導帯に対して接
続および断路自在のプラグイン端子ユニットの差込側部
分が外部に引き出されたとき導帯に触れることによって
発生する感電などの事故を防ぐことができるとともに種
々の引出装置に簡単に装着できる構造が簡単なプラグイ
ン端子ユニット、およびこのプラグイン端子ユニットを
用いて寸法が小さく安価なコントロールセンタを提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
めに、請求項1の発明は、筐体に設けられた導帯をその
板厚方向の両側から挟むように接続するためのプラグイ
ン接触子ユニットであって、絶縁ケース内に導帯と接触
する対向する脚および該脚の対向間隔を狭める方向に付
勢するばねからなるプラグイン端子並びにケーブル接続
端子を備え、ケースから対向する脚が突き出るように構
成された差込ユニットと、差込ユニットの差込方向に沿
って形成された仕切り壁によって分割された筒状の窓を
備える絶縁部材であって筐体に固定される固定側部材
と、を有し、差込ユニットが挿入されたときプラグイン
端子の対向する脚は窓の仕切り壁の両側から挿入されそ
の先端において導帯と接触することとしている。このよ
うな構成により、仕切り壁によって固定部材の窓の開口
面積が小さくなるため差込ユニットが取り外されても正
面から導帯に触れることがなく、差込ユニットはユニッ
ト形式であるため引出機器に簡単に取付ができる。
【0006】請求項2の発明は、請求項1のプラグイン
接触子ユニットにおいて、絶縁ケース及び固定側部材に
はいずれか一方に差込ユニットの挿入方向に延びるつの
及び他方に該つのが挿入される孔が形成されているた
め、このプラグイン端子ユニットを装着した引出機器が
多少ずれて組み立てられても、つのと孔がガイドの役目
をして正確に導帯とプラグイン端子が接触する。
【0007】請求項3の発明は、請求項1のプラグイン
接触子ユニットにおいて、固定側部材の上縁と下縁に導
帯を覆う絶縁板をはめ込む溝が形成されていることとし
ているため、引出機器を取り外したあと複数の固定部材
間で露出する導帯を覆う絶縁板を簡単に取り付けること
ができる。
【0008】請求項4の発明のコントロールセンタは、
長手方向が鉛直方向であって板厚面が正面を向くように
配設された導帯と、筐体に設けられた請求項1ないし3
のいずれかの固定側部材と、背面に請求項1または2の
差込ユニットが装着された引出式電路制御ユニットとを
有し、差込ユニットから導出される電線を電路制御ユニ
ットに接続したこととしている。このため、電路制御ユ
ニットを取り外しても感電事故が発生することなく、ま
た電路制御ユニットの大きさや形状が異なっても同じ差
込ユニットを取り付けることができ、コントロールセン
タを小形で安価に構成できる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図1ない
し図7に示される実施例において説明する。図1を参照
して、本実施例のコントロールセンタは、大きな筐体1
内に上下方向に配置された複数の引出ユニット2が収納
されている。図2ないし図4を参照して、引出ユニット
2は基板3上に配線用遮断器4や電磁接触器5などの制
御機器を備えており、その基板3の両側部にローラ6が
設けられている。ローラ6は、引出ユニット2の下方に
位置する筐体部材に設けられている断面がコ字状のレー
ル7にはめ込まれているため、引出ユニット2は表面の
パネル8を開けて簡単に引き出したり挿入することがで
きる。
【0010】このコントロールセンタの内部背面部分に
は断面がL字状の三相の主回路導帯9が設けられ、主回
路導帯9と向かい合うように引出ユニット2の背面にプ
ラグイン接触子ユニット10が設けられている。そし
て、引出ユニット2を挿入したときプラグイン接触子ユ
ニット10が主回路導帯9と接触して、引出ユニット2
がプラグイン接触子ユニット10と配線用遮断器4との
間を接続する電線11を介して充電される。なお、図2
において、以下に説明するプラグイン端子は透視して示
されている。プラグイン接触子ユニット10は引出ユニ
ット2に取り付けられている差込ユニット12と筐体の
フレーム30に取り付けられている成型絶縁物製の固定
側部材13とからなる。
【0011】図2、図5および図6を参照して、差込ユ
ニット12には、ともに成型絶縁物製のベース14およ
びカバー15からなるケースに三相分のプラグイン端子
が収納されている。このプラグイン端子は、主回路導帯
9と接触する接触片16と電線11が接続される接続片
17を有し、双方がねじで組み合わされている。接触片
16は、絞り加工により船形に形成された対向する一対
の脚を備えており、その両脚はピアノ線で作られたリン
グ状のばね18によって対向間隔が狭まる方向に付勢さ
れている。接続片17は2本のつの部分を有し、この角
部分に電線11の端部を沿わせて双方を囲う導電性パイ
プ29を装着して変形させて圧着接続されている。な
お、負荷電流に応じて1個の接続片17に2個の接触片
16を組み合わせることができる。組み立てられた差込
ユニット12からは、接触片16の両脚とカバー15と
一体成型されたガイドつの19が背面方向に突き出てい
る。また、差込ユニット12は、背面側からねじを取付
孔20に装着して引出ユニット2に取り付けられてい
る。
【0012】一方、図2を参照して、固定側部材13は
主回路導帯9の先端が固定側部材13の背面の切り込み
に挿入されるように主回路導帯9の前方に固定される。
図4と図7を参照して、固定側部材13を正面から見る
と、二つのプラグイン端子に対応して同一構成の上下2
段の窓21が各相ごとに形成されている。それぞれの窓
21は、正面側は全面が開放されており、背面側は左右
に壁があり中央部が開放されている。この窓21を左右
に2分割するように上下方向の壁22が形成されてい
る。さらに、固定側部材13には、正面側に差込ユニッ
ト12のガイドつの19に対応するガイド孔23が形成
されている。また、その上縁には、側面から見たとき共
働して溝24を形成する衝立て25および26が設けら
れている。なお、下縁にも同様の衝立てからなる上縁と
同様の溝24が設けられている。
【0013】図3を参照して、各引出ユニット2はセパ
レータ31によって隔離されたスペースに収納されてい
る。下段の引出ユニット2を挿入する操作をしたとき、
まず差込ユニット12のガイドつの19が固定側部材1
3のガイド孔23に進入する。このとき、図2において
左右方向の多少のずれがあってもガイドつの19の先端
に傾斜があるため、引出ユニット2自体の位置が左右方
向に修正される。このように修正されてさらに引出ユニ
ット2が挿入されると、差込ユニット12の一対の接触
片16が壁22の両側から窓21に進入する。そして、
ばね18に抗してその対向間隔を広げながら接触片16
が主回路導帯9と接触し、図3の上段の引出ユニット2
のように挿入された状態となる。なお、図3の上段で
は、レール7の図示が省略されている。
【0014】引出ユニット2を引き出す操作をしたとき
は上述と逆の動作をする。その結果、主回路導帯9が正
面から見て露出した状態となり、不用意に触れると感電
事故が発生する。この事故を防止するため、主回路導帯
9を覆う絶縁板27が取り付けられている。この絶縁板
27は前述した下段の固定側部材13の上縁の溝24お
よび上段の固定側部材13の下縁の溝24との間にはめ
込むだけでよい。なお、図7を参照して、固定側部材1
3の上縁の溝24の左端には絶縁板27のストッパ28
が設けられている。また、図示されていないが下縁の溝
の右端にも同様のストッパが設けられているため、絶縁
板27が装着された状態では左右にずれることもない。
【0015】さらに、引出ユニット2が引き出された状
態では窓21も露出した状態となるが、壁22によって
分割されていることによって左右それぞれの開口面積が
小さくなっているため、不用意に手の指が入りこむこと
がなく簡単に感電事故を防止できる。また、差込ユニッ
ト12をねじで取り付けることができるため、電路の負
荷機器や制御の方法に応じて形や大きさが異なる引出ユ
ニット2に対しても同じ形状の差込ユニット12を簡単
に取付できる。
【0016】上記に、本発明の実施の形態について説明
を行ったが、上記に開示された本発明の実施の形態は、
あくまでも例示であって、本発明の範囲は上記の発明の
実施の形態に限定されるものではない。本発明の範囲
は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許
請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内でのすべて
の変更を含むことが意図される。
【0017】
【発明の効果】本発明は、以上説明した形態で実施さ
れ、導帯をその板厚方向の両側から挟んで接続するプラ
グイン接触子ユニットにおいて、対向間隔を狭める方向
に付勢された対向脚を有するプラグイン端子とケーブル
接続端子を備えた差込ユニットと、挿入時にプラグイン
端子の対向脚が挿通する窓に仕切り壁が形成された筐体
に固定される固定側部材とを有することとしているた
め、差込ユニットが取り外されても感電することがな
く、さらに、差込ユニットを大きさや形の異なる引出機
器に簡単に取付ができるというような効果を奏する。ま
た、このプラグイン接触子ユニットを利用することによ
り、小形で安価で安全な引出式電路制御ユニットを有す
るコントロールセンタを提供できるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施例のプラグイン接触子ユニッ
トを装着したコントロールセンタの全体正面図である。
【図2】図1のコントロールセンタの代表的な引出ユニ
ットを含む内部平面図である。
【図3】図1のコントロールセンタの接続位置にある引
出ユニットと断路位置にある引出ユニットを示す内部側
面図である。
【図4】図1のコントロールセンタの引出ユニットを取
り外した後の背面内部を示す部分図である。(2個分の
引出ユニットに対応するプラグイン接触子ユニットの固
定側部材が示されている。)
【図5】本発明による実施例のプラグイン接触子ユニッ
トの差込ユニットの平面図である。
【図6】図5の接触片と接続片を示す側面図である。
【図7】本発明による実施例のプラグイン接触子ユニッ
トの固定側部材の(a)図4のA−B−C−D−E−F
から見た図および(b)側面図である。
【符号の説明】
1 筐体 2 引出ユニット 3 基板 4 配線用遮断器 5 電磁接触器 6 ローラ 7 レール 8 パネル 9 主回路導帯 10 プラグイン接触子ユニット 11 電線 12 差込ユニット 13 固定側部材 14 ベース 15 カバー 16 接触片 17 接続片 18 ばね 19 ガイドつの 20 取付孔 21 窓 22 壁 23 ガイド孔 24 溝 25、26 衝立て 27 絶縁板 28 ストッパ 29 導電性パイプ 30 フレーム 31 セパレータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筐体に設けられた導帯をその板厚方向の両
    側から挟むように接続するためのプラグイン接触子ユニ
    ットであって、絶縁ケース内に前記導帯と接触する対向
    する脚および該脚の対向間隔を狭める方向に付勢するば
    ねからなるプラグイン端子並びにケーブル接続端子を備
    え、前記ケースから前記対向する脚が突き出るように構
    成された差込ユニットと、前記差込ユニットの差込方向
    に沿って形成された仕切り壁によって分割された筒状の
    窓を備える絶縁部材であって前記筐体に固定される固定
    側部材と、を有し、前記差込ユニットが挿入されたとき
    前記プラグイン端子の対向する脚は前記窓の仕切り壁の
    両側から挿入されその先端において前記導帯と接触する
    ことを特徴とするプラグイン接触子ユニット。
  2. 【請求項2】前記絶縁ケース及び前記固定側部材にはい
    ずれか一方に前記差込ユニットの挿入方向に延びるつの
    及び他方に該つのが挿入される孔が形成されていること
    を特徴とする請求項1のプラグイン接触子ユニット。
  3. 【請求項3】前記固定側部材の上縁と下縁に前記導帯を
    覆う絶縁板をはめ込む溝が形成されていることを特徴と
    する請求項1のプラグイン接触子ユニット。
  4. 【請求項4】長手方向が鉛直方向であって板厚面が正面
    を向くように配設された前記導帯と、前記固定側部材
    と、背面に前記差込ユニットが装着された引出式電路制
    御ユニットとを有し、前記差込ユニットから導出される
    電線を前記電路制御ユニットに接続したことを特徴とす
    るコントロールセンタ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016077128A (ja) * 2014-10-09 2016-05-12 共同カイテック株式会社 バスダクトの分岐装置及びバスダクトの分岐構造

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