JP2003134165A - ネットワーク通話の品質評価設備 - Google Patents

ネットワーク通話の品質評価設備

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JP2003134165A JP2001326059A JP2001326059A JP2003134165A JP 2003134165 A JP2003134165 A JP 2003134165A JP 2001326059 A JP2001326059 A JP 2001326059A JP 2001326059 A JP2001326059 A JP 2001326059A JP 2003134165 A JP2003134165 A JP 2003134165A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】パケット通信ネットワーク上で、多数の通話端
末間でやり取りされる多数の音声通話の品質が、ある時
点でどのような状態にあるかを判定することのできる、
ネットワーク通話の品質評価設備の提供。 【解決手段】通信ネットワーク2に接続された複数の通
話端末3間で、音声パケット6をやり取りすることによ
り音声通話を行うネットワーク通話において、通信ネッ
トワークと通話端末間に、該通話端末による通話の通話
品質評価データの演算が可能な通話品質モニタ装置5を
設け、ネットワーク通話管理装置16に、複数の通話品
質モニタ装置で演算される通話品質評価データを収集し
て、それら収集された通話品質評価データから通信ネッ
トワークの通話品質を演算判定するネットワーク通話品
質判定手段20、22を設ける。多数の通話端末間でや
り取りされる多数の音声通話の品質が、ある時点でどの
ような状態にあるかを遅滞なく判定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネットプ
ロトコルなどのデータ通信手順を用いて、専用又は公衆
パケットデータ通信ネットワークを利用した音声通話に
おける通話品質を評価するために使用される、ネットワ
ーク通話の品質評価設備に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、インターネットや専用通信網など
の通信ネットワークを利用して、音声通話を行おうとす
る試みが行われ、一部では実用的に使用されている。し
かし、インターネットなどの通信ネットワークは、通信
データをパケットに分割して送ることから、これを音声
通話に適用した場合、パケットの遅延、ジッタ(到達時
間の揺らぎ)、伝送途中での消失などにより、音声品質
が劣化することが生じる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、こうした音声
品質を客観的に数値で評価する装置や、ネットワーク上
のどの機器が音質を悪化させているかを判定する機器が
各種、開発市販されているが、これらの機器は、いずれ
も有る特定の通話端末に関する音声品質を評価するもの
であり、多数の通話端末間でやり取りされる多数の音声
通話の品質が、ある時点でどのような状態にあるかを判
定できるものは存在しない。こうした設備は、こうした
通信ネットワークを利用して音声通話サービスを提供せ
んとする通信事業者や自営ネットワークの管理者にとっ
て、自らが提供しているサービスの質を診断判定する上
で極めて重要であり、その開発が望まれていた。
【0004】本発明は、上記した事情に鑑み、パケット
通信ネットワーク上で多数の通話端末間でやり取りされ
る多数の音声通話の品質が、ある時点でどのような状態
にあるかを判定することのできる、ネットワーク通話の
品質評価設備を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、通信
ネットワーク(2)に接続された複数の通話端末(3)
間で、音声パケット(6)を前記通信ネットワークを介
してやり取りすることにより音声通話を行うネットワー
ク通話において、前記通信ネットワークと前記通話端末
間に、該通話端末による前記通信ネットワークを介した
音声通話に関する通話品質評価データ(通話品質評価
値、音声パケット6の到達遅れ、ジッタ、音声パケット
6の消失、往復遅延時間、客観的音質評価値などの生デ
ータ又はそれからそれぞれ演算される通話品質データな
ど)を得ることが可能な通話品質モニタ装置(5)を設
け、前記通信ネットワークに、ネットワーク通話管理装
置(16)を設け、前記ネットワーク通話管理装置(1
6)に、複数の前記通話品質モニタ装置で演算される通
話品質評価データを収集して、それら収集された通話品
質評価データから前記通信ネットワークの通話品質を演
算判定するネットワーク通話品質判定手段(20、2
2)を設けて構成される。
【0006】請求項2の発明は、通話品質評価データ
は、各通話品質モニタ装置で求められる、前記音声パケ
ットについてのジッタ、消失、遅延、往復遅延時間、客
観的音質評価値に関するデータの内、少なくとも一つの
データを含むことを特徴として構成される。
【0007】請求項3の発明は、前記通話品質モニタ装
置は、当該通話品質モニタ装置で得られる通話品質評価
データから、通話時の通話品質を判定して通話品質評価
値として演算する通話品質評価値演算手段(9、12)
及び、前記通話品質評価演算手段が判定した前記通話品
質評価値を表示する表示手段(15)を設けて構成され
る。
【0008】請求項4の発明は、前記ネットワーク通話
品質判定手段は、通信ネットワーク全体の通話品質を演
算判定してネットワーク通話品質評価値を求めることが
出来、前記ネットワーク通話管理装置は、該求められた
ネットワーク通話品質評価値を表示する表示手段(2
3)を有することを特徴として構成される。
【0009】請求項5の発明は、請求項4記載のネット
ワーク通話の品質評価設備において、前記ネットワーク
通話管理装置は、前記ネットワーク通話品質評価値が所
定の値以下の場合に、所定のデータを該ネットワーク通
話管理装置外部に出力する外部出力手段(25)を有し
て構成される。
【0010】請求項6の発明は、前記ネットワーク通話
管理装置は、前記通話品質評価データの収集を指令する
通話品質評価データ収集指令手段(例えば、キーボード
などの入力手段、通信ネットワーク2を介して伝送され
る収集指令を受け取って通話品質評価データの収集を開
始させるための所定の信号を出力する、装置内で実行さ
れるソフトウエアなど)を有しており、前記ネットワー
ク通話品質判定手段は、該通話品質評価データ収集指令
手段からの指令により、前記通話品質評価データの収集
を開始することを特徴として構成される。
【0011】請求項7の発明は、前記通話品質モニタ装
置は、音声パケットをデコードして客観的音質評価値を
演算する、客観的音質評価値演算手段(12)を有して
おり、前記客観的音質評価値演算手段には、ジッタ吸収
手段が設けられて構成される。
【0012】請求項8の発明は、請求項7記載の発明に
おいて、前記ジッタ吸収手段は、ジッタの吸収の程度を
調整することが出来ることを特徴として構成される。
【0013】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、通信ネットワ
ークと前記通話端末間に設けられた通話品質モニタ装置
(5)が、通話端末による前記通信ネットワークを介し
た通話品質評価データ(通話品質評価値、音声パケット
6の到達遅れ、ジッタ、音声パケット6の消失、往復遅
延時間、客観的音質評価値などの生データなど)を取得
し、ネットワーク通話管理装置(16)のネットワーク
通話品質判定手段(20、25)が、複数の前記通話品
質モニタ装置で演算される通話品質評価データを収集し
て、それら収集された通話品質評価データから前記通信
ネットワークの通話品質を演算判定するので、パケット
通信ネットワーク上で多数の通話端末間でやり取りされ
る多数の音声通話の品質が、ある時点でどのような状態
にあるかを遅滞なく判定することができる。
【0014】請求項2の発明によれば、通話品質評価デ
ータは、通話品質に大きな影響を与える音声パケットに
ついてのジッタ、消失、遅延、往復遅延時間、客観的音
質評価値に関するデータの内、少なくとも一つのデータ
を含むので、通信ネットワークの通話品質の適正な判定
が可能となる。
【0015】請求項3の発明によれば、通話品質モニタ
装置側で通話品質評価データから、通話時の通話品質を
判定して通話品質評価値を演算し表示手段(15)上に
表示することが出来るので、通話端末(3)側で現在の
通話品質がどのよな状態にあるかを確認することが出来
る。
【0016】請求項4の発明によれば、ネットワーク通
話品質評価値により、ネットワーク通話品質を具体的な
数値や等級などで認識することが出来、更に、表示手段
(23)に標示されるネットワーク通話品質評価値によ
り、ネットワーク(2)の現在の通話品質がどのよな状
態にあるかを容易に確認することが出来る。
【0017】請求項5の発明によれば、ネットワーク通
話品質評価値が所定の値以下の場合に、外部出力手段
(25)が、所定のデータを該ネットワーク通話管理装
置外部に出力するので、外部のネットワーク管理者など
に通話品質の劣化を直ちに通知して、適正な対応をとる
ことが出来る。
【0018】請求項6の発明によれば、通話品質評価デ
ータ収集指令手段により、必要とされる任意の時点で、
ネットワーク(2)の通話品質を把握することが可能と
なり、ネットワークを運営する通信事業者にとって臨機
応変な対応が可能となる。
【0019】請求項7の発明によれば、ジッタ吸収手段
により、客観的音質評価値を演算する際に、音声パケッ
トの到達時間の揺らぎを吸収した形で判定することが出
来るので、実際の通話端末(3)で受話者に伝達される
音声に対応した音声データで客観的音質評価値を求める
ことが出来、正確な評価値を得ることが出来る。
【0020】請求項8の発明によれば、ジッタ吸収手段
は、ジッタの吸収の程度を調整することが出来るので、
通話品質モニタ装置が接続される通話端末(3)のジッ
タの吸収程度に合わせて、ジッタの吸収の程度を調整す
ることが出来、個々の通話端末の通話音質を正確に判定
することが出来る。
【0021】なお、括弧内の番号等は、図面における対
応する要素を示す便宜的なものであり、従って、本記述
は図面上の記載に限定拘束されるものではない。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は、本発明が適用される、通
信ネットワークの一例を示す概略図、図2は、通話品質
モニタ装置の一例を示すブロック図、図3は、ネットワ
ーク通話管理装置の一例を示すブロック図である。
【0023】通信ネットワーク設備1は、図1に示すよ
うに、インターネットプロトコルなどの通信手順により
パケットデータ通信が行われる通信ネットワーク2を有
しており、この通信ネットワーク2としては、特定のネ
ットワーク管理者が運営し、ネットワーク管理者が許可
した特定の加入者のみが使用可能なネットワークや、誰
もが接続して利用できる、公衆ネットワークの両方の場
合がある。
【0024】通信ネットワーク上2には、それぞれにI
Pアドレスが付された多数の通話端末3が接続されてい
る。各通話端末3と通信ネットワーク2との間には、本
発明によるネットワーク通話の品質評価設備を構成する
通話品質モニタ装置5が通話端末3と並列に配置されて
いる。通話品質モニタ装置5と各通話端末3との接続態
様は、一つの通話品質モニタ装置5に対して1個以上の
通話端末3が接続されており、通話品質モニタ装置5
は、通信ネットワーク2から各通話端末3への音声通話
を、通信ネットワーク2から各通話端末3に流れてくる
音声データを含むパケット(以下、単に「音声パケット
6」と称する)に付された、IPアドレスを含む公知の
宛先情報6aに基づいて区別する。
【0025】従って、集合住宅7のように、多数の通話
端末3が設けられている建物であっても、単一の通話品
質モニタ装置5を設けるだけで、当該通話品質モニタ装
置5は、通話端末3と通信ネットワーク2から流れてく
る多数の音声パケット6が、どの通話端末3に向けたも
のであるかを、各音声パケット6の宛先情報6aに付さ
れたIPアドレスを参照することにより容易に判定する
ことが出来る。
【0026】通話品質モニタ装置5は、図2に示すよう
に、主制御部9を有しており、主制御部9には、バス線
8を介して、ネットワーク2に接続されたパケット受信
部10、音声パケット識別部11、音声品質評価演算部
12、通信制御部13及び表示部15が接続されてい
る。パケット受信部には通話端末3が並列に接続されて
いるが、通話端末3の通話品質モニタ装置5との接続態
様は、図1及び図2に示すように、ネットワーク2に対
して並列に接続されている必要はなく、直列的に接続さ
れていてもよい。
【0027】また、ネットワーク2には、通話品質モニ
タ装置5と共に、本発明によるネットワーク通話の品質
評価設備を構成する、ネットワーク通話管理装置16が
接続されており、ネットワーク通話管理16は、図3に
示すように、主制御部17を有している。主制御部17
には、バス線18を介して測定点データ収集部19、音
声品質評価演算部20、データメモリ21、品質解析部
22、表示部23及び、通信ネットワーク2に接続され
た通信制御部25が接続している。
【0028】通信ネットワーク2は、以上のような構成
を有するので、通信ネットワーク2に接続された各通話
端末3間で通話を行う場合、その音声データは、送話側
の通話端末3で、多数の音声パケット6に分割された形
で通信ネットワーク2上に流される。この音声パケット
6のそれぞれには、既に述べたように、音声データを送
ろうとする受話側の通話端末3のIPアドレスが宛先情
報6aとして格納されている。また、各ネットワーク2
に接続された通話品質モニタ装置5は、ネットワーク2
上を流れる音声パケット6を、図2のパケット受信部1
0を介して音声パケット識別部11で監視し、自己の通
話品質モニタ装置5に接続された通話端末3のIPアド
レスが付された音声パケット6のみを識別して、パケッ
ト受信部10に取り込みを指示する。また、各通話端末
3は、同様に通信ネットワーク2上を流れる音声パケッ
ト6から、自己宛の音声パケット6のみを識別して取り
込む。
【0029】即ち、受話側の通話端末3では、自己のI
Pアドレスと一致する音声パケット6のみを取り込み、
内部でそれら音声パケット6をデコードして音声信号と
して出力し、通話が成立する。なお、音声パケット6の
デコードは、通話端末3側で行わず、通話品質モニタ装
置5側で行ったり、またデコード専用の装置を通話端末
3に付加し、通話端末3としては通常の電話装置を用い
る構成とすることもできる。
【0030】この際、送話側の通話端末3から送られた
多数の音声パケット6は、ネットワーク2上の各種の経
路を経て受話側の通話端末3に受信されるので、音声パ
ケット6の到達遅れ、ジッタ、音声パケット6の消失な
どが生じる。そこで、当該受話側の通話端末3に接続さ
れた通話品質モニタ装置5は、パケット受信部10で受
信した受話側の通話端末3に関する音声パケット6につ
いて、音声品質評価演算部12で、公知の手法により音
声パケット6の到達遅れ、ジッタ、音声パケット6の消
失、遅延、往復遅延時間、客観的音質評価値などの通話
品質パラメータ毎に生データを取得し、その取得された
生データから重み付けやテーブルなどでその時点の通話
品質評価値を演算測定し、図示しないメモリ中に、その
通信記録と共に記録する。なお、往復遅延時間は、送話
側の通話端末3と受話側の通話端末3との間で計測し、
客観的音質評価値は、音声パケット6をデコードして演
算判定する。
【0031】また、品質評価演算部12で客観的音質評
価を行うには、音声データを音声パケットから再構成
(デコード)し音声にする必要がある。音声パケットに
は到達時間の揺らぎ(ジッタ)があるので、実際の通話
端末3においては揺らぎを吸収する処理を行って音声に
している。従って、品質評価演算部12には、ジッタ吸
収手段が設けられており、該ジッタ吸収手段により、品
質評価値値を求める際に、当該到達時間の揺らぎを吸収
して音声データをデコードし、該デコードされた音声デ
ータに基づいて音質評価を行なうように構成されてい
る。これにより、品質評価演算部12は、ジッタを吸収
した形、即ち、実際に通話端末3で受話者に伝達される
音声に対応した音声データに基づいて客観的音質評価値
を演算することが出来、適正な評価を行うことが出来
る。
【0032】なお、この到達時間の揺らぎの吸収方法と
しては、いくつかの方法が考えられるが、例えば、一定
時間音声パケットを保持して、後で本来の時間で再生が
行える程度に再構成するように処理することで、揺らぎ
の影響を緩和吸収することが出来る。また、客観的音質
評価値の演算に際した、ジッタ吸収手段による到達時間
の揺らぎの吸収程度は、通話端末3の特性などに合わせ
て、適宜調整することが出来ようにすることが望まし
い。
【0033】こうして、通話品質モニタ装置5に接続さ
れた特定の通話端末3に対する通話時の通話品質評価値
を、音声品質評価演算部12で演算したところで、主制
御部9は、演算された通話品質評価値を表示部15に表
示する。この通話品質評価値の表示態様は、例えば5段
階評価や図形など各種の態様が考えられるものである。
【0034】一方、ネットワーク通話管理装置16で
は、測定点データ収集部19が、所定時間毎に、通信ネ
ットワーク2に接続された各通話品質モニタ装置5と通
信ネットワーク2を介して通信して、それぞれの通話品
質モニタ装置5が各通話端末3に関してモニタした通話
についての通話品質評価値のデータを通話品質評価デー
タとして収集し、データメモリ21に格納する。また、
必要に応じて、また所定の時間毎に、通話端末3が接続
された、特定または全ての通話品質モニタ装置5との間
で、往復遅延時間の測定や、通話品質モニタ装置5とネ
ットワーク通話管理16が予め持っている音声テストデ
ータを相互にやり取りして、客観的音質評価値の演算を
音声品質評価演算部20で行い、その結果を通話品質評
価データとしてデータメモリ21に格納する。
【0035】ネットワーク通話管理装置16は、ある時
点の通信ネットワーク2に接続された全ての通話品質モ
ニタ装置5から、各通話端末3に関する通話品質評価値
の収集が完了したところで、それらの評価値から、品質
解析部22により所定の評価基準に基づいて、その時点
における通信ネットワーク2全体の通話品質を評価して
(必ずしも通信ネットワーク2全体でなくとも、複数の
通話端末3からなる一部の領域について評価してもよ
い)ネットワーク通話品質評価値を求め、該求められた
ネットワーク通話品質評価値を、表示部23に表示す
る。この、ネットワーク通話品質評価値が所定の値を下
回り、通信ネットワーク2における音声通話の品質が所
定の基準以下となったような場合には、表示部23に表
示すると共に、通信制御部25を介して通信ネットワー
ク2を管理するネットワーク管理者などに、警報や報告
などの形で所定のデータを通知する。このデータは、所
定のアラーム信号などでも良い。これにより、ネットワ
ーク管理者は、現在の通信ネットワーク2の状態がどの
ような通話品質の状態にあるを直ちに認識することが出
来る。
【0036】なお、ネットワーク通話管理装置16が収
集する通話品質評価データは、各通話品質モニタ装置5
が演算した通話品質評価値に限らず、当該評価値を演算
する基礎となる通話品質に関する、音声パケット6の到
達遅れ、ジッタ、音声パケット6の消失、往復遅延時
間、客観的音質評価値などの通話品質パラメータに関す
る生データでもよい。こうした通話品質パラメータに関
する生データを通話品質評価データとして収集し、当該
通話品質パラメータに関する生データに基づいて、ネッ
トワーク通話管理装置16側で、ネットワーク2の通話
品質を演算するようにしても良い。こうすることによ
り、通話品質モニタ装置5側に大がかりな演算装置を設
ける必要が無くなり、通話品質モニタ装置5の小型化が
可能となる。なお、この場合、必要に応じて、各通話品
質モニタ装置5側の通話品質評価値を演算して、通話品
質モニタ装置5側に通知するようにしても良い。この場
合、通話品質モニタ装置5側では、通知された通話品質
評価値を、表示部15に表示する。
【0037】また、ネットワーク通話管理装置16の適
宜な入力手段を介して、通話品質の評価演算指令を入力
することにより、任意の時点で、各通話品質モニタ装置
5から通話品質評価データを取得し、通信ネットワーク
2についての通話品質を演算するようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明が適用される、通信ネットワー
クの一例を示す概略図である。
【図2】図2は、通話品質モニタ装置の一例を示すブロ
ック図である。
【図3】図3は、ネットワーク通話管理装置の一例を示
すブロック図である。
【符号の説明】
2……通信ネットワーク 3……通話端末 5……通話品質モニタ装置 6……音声パケット 12……通話品質評価演算手段(音声品質評価演算部) 15、23……表示手段(表示部) 16……ネットワーク通話管理装置 20……ネットワーク通話品質判定手段(音声品質評価
演算部) 22……ネットワーク通話品質判定手段(品質解析部) 25……外部出力手段(通信制御部)
フロントページの続き (72)発明者 柏木 一浩 東京都調布市調布ヶ丘3丁目3番1号 興 和株式会社情報通信事業部内 Fターム(参考) 5K030 HB01 MB01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信ネットワークに接続された複数の通
    話端末間で、音声パケットを前記通信ネットワークを介
    してやり取りすることにより音声通話を行うネットワー
    ク通話において、 前記通信ネットワークと前記通話端末間に、該通話端末
    による前記通信ネットワークを介した音声通話に関する
    通話品質評価データを得ることが可能な通話品質モニタ
    装置を設け、 前記通信ネットワークに、ネットワーク通話管理装置を
    設け、 前記ネットワーク通話管理装置に、複数の前記通話品質
    モニタ装置で演算される通話品質評価データを収集し
    て、それら収集された通話品質評価データから前記通信
    ネットワークの通話品質を演算判定するネットワーク通
    話品質判定手段を設けて構成した、ネットワーク通話の
    品質評価設備。
  2. 【請求項2】 通話品質評価データは、各通話品質モニ
    タ装置で求められる、前記音声パケットについてのジッ
    タ、消失、遅延、往復遅延時間、客観的音質評価値に関
    するデータの内、少なくとも一つのデータを含むことを
    特徴とする、請求項1記載のネットワーク通話の品質評
    価設備。
  3. 【請求項3】 前記通話品質モニタ装置は、当該通話品
    質モニタ装置で得られる通話品質評価データから、通話
    時の通話品質を判定して通話品質評価値として演算する
    通話品質評価値演算手段及び、前記通話品質評価演算手
    段が判定した前記通話品質評価値を表示する表示手段を
    設けて構成した、請求項1記載のネットワーク通話の品
    質評価設備。
  4. 【請求項4】 前記ネットワーク通話品質判定手段は、
    通信ネットワークの通話品質を演算判定してネットワー
    ク通話品質評価値を求めることが出来、 前記ネットワーク通話管理装置は、該求められたネット
    ワーク通話品質評価値を表示する表示手段を有すること
    を特徴とする、請求項1記載のネットワーク通話の品質
    評価設備。
  5. 【請求項5】 前記ネットワーク通話管理装置は、前記
    ネットワーク通話品質評価値が所定の値以下の場合に、
    所定のデータを該ネットワーク通話管理装置外部に出力
    する外部出力手段を有して構成される、請求項4記載の
    ネットワーク通話の品質評価設備。
  6. 【請求項6】 前記ネットワーク通話管理装置は、前記
    通話品質評価データの収集を指令する通話品質評価デー
    タ収集指令手段を有しており、 前記ネットワーク通話品質判定手段は、該通話品質評価
    データ収集指令手段からの指令により、前記通話品質評
    価データの収集を開始することを特徴とする、請求項1
    記載のネットワーク通話の品質評価設備。
  7. 【請求項7】 前記通話品質モニタ装置は、音声パケッ
    トをデコードして客観的音質評価値を演算する、客観的
    音質評価値演算手段を有しており、 前記客観的音質評価値演算手段には、ジッタ吸収手段が
    設けられている、請求項1記載のネットワーク通話の品
    質評価設備。
  8. 【請求項8】 前記ジッタ吸収手段は、ジッタの吸収の
    程度を調整することが出来ることを特徴として構成し
    た、請求項7記載のネットワーク通話の品質評価設備。
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