JP2003134150A - 非対称通信方法及び装置、非対称通信プログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
非対称通信方法及び装置、非対称通信プログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体Info
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- JP2003134150A JP2003134150A JP2001326592A JP2001326592A JP2003134150A JP 2003134150 A JP2003134150 A JP 2003134150A JP 2001326592 A JP2001326592 A JP 2001326592A JP 2001326592 A JP2001326592 A JP 2001326592A JP 2003134150 A JP2003134150 A JP 2003134150A
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- network
- transmission signal
- low delay
- asymmetric communication
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明の課題は、アプリケーションレベルの伝
送信号の中身に応じて最適なネットワークを選択でき、
且つリアルタイム性を要する伝送信号を低遅延で相手側
に送ることができる非対称通信方法を提供することにあ
る。 【解決手段】本発明は、帯域幅と遅延時間等の特性が互
いに異なる複数のネットワークから、アプリケーション
レベルの伝送信号の中身に応じて最適なネットワークを
選択し、上記伝送信号を上記選択されたネットワークに
送出することを特徴とする。
送信号の中身に応じて最適なネットワークを選択でき、
且つリアルタイム性を要する伝送信号を低遅延で相手側
に送ることができる非対称通信方法を提供することにあ
る。 【解決手段】本発明は、帯域幅と遅延時間等の特性が互
いに異なる複数のネットワークから、アプリケーション
レベルの伝送信号の中身に応じて最適なネットワークを
選択し、上記伝送信号を上記選択されたネットワークに
送出することを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アプリケーション
レベルの伝送信号の中身に応じて、送出すべき最適なネ
ットワークを選択し、上記伝送信号を上記選択されたネ
ットワークに送出する非対称通信方法及び装置、非対称
通信プログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体
に関する。
レベルの伝送信号の中身に応じて、送出すべき最適なネ
ットワークを選択し、上記伝送信号を上記選択されたネ
ットワークに送出する非対称通信方法及び装置、非対称
通信プログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体
に関する。
【0002】
【従来の技術】ここ最近、ユーザの音楽・映像コンテン
ツの視聴ニーズに伴い、ADSL(Asymmetri
c Digital Subscriber Lin
e)、光IP網といったネットワークの広帯域化、低価
格化が進行している。それに伴い、ユーザは高速でリッ
チコンテンツをダウンロードできるようになり、また、
ストリーミングサービスをも享受できる時代になってき
た。
ツの視聴ニーズに伴い、ADSL(Asymmetri
c Digital Subscriber Lin
e)、光IP網といったネットワークの広帯域化、低価
格化が進行している。それに伴い、ユーザは高速でリッ
チコンテンツをダウンロードできるようになり、また、
ストリーミングサービスをも享受できる時代になってき
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記ストリー
ミングサービスを享受するにあたり、ネットワークの広
帯域性はもちろんのこと、低遅延性もまた、そのサービ
スを提供するネットワーク上において不可欠な要素であ
る。例えば、下り方向のコンテンツ受信が高速であった
としても、巻き戻し・早送り等、コンテンツをコントロ
ールする端末側からの制御信号や、それに応答するサー
バからの応答信号が、低遅延で相手側に届けられなけれ
ば魅力的なサービスにはならない。現状、上記サービス
を提供する従来ネットワークでは、低遅延性を十分に満
たした構成にはなっておらず、リアルタイム性を要する
インタラクティブなサービスを提供するにあたって問題
点である。
ミングサービスを享受するにあたり、ネットワークの広
帯域性はもちろんのこと、低遅延性もまた、そのサービ
スを提供するネットワーク上において不可欠な要素であ
る。例えば、下り方向のコンテンツ受信が高速であった
としても、巻き戻し・早送り等、コンテンツをコントロ
ールする端末側からの制御信号や、それに応答するサー
バからの応答信号が、低遅延で相手側に届けられなけれ
ば魅力的なサービスにはならない。現状、上記サービス
を提供する従来ネットワークでは、低遅延性を十分に満
たした構成にはなっておらず、リアルタイム性を要する
インタラクティブなサービスを提供するにあたって問題
点である。
【0004】本発明の類似技術として、特開2000−
115230がある。特開2000−115230に
は、アプリケーションの種類や送信元アドレスに応じて
経路を選択する技術が公開されている。これは、TCP
/IPにおいて、ポート番号とアドレスに応じて経路選
択を行うもので、信号の中身がどうであれ同じ経路が選
択される。しかし、実際の使用局面を考えると、信号の
中身に応じて経路選択が必要な場合がある。本発明は、
信号の中身まで見て経路選択を行うものである。
115230がある。特開2000−115230に
は、アプリケーションの種類や送信元アドレスに応じて
経路を選択する技術が公開されている。これは、TCP
/IPにおいて、ポート番号とアドレスに応じて経路選
択を行うもので、信号の中身がどうであれ同じ経路が選
択される。しかし、実際の使用局面を考えると、信号の
中身に応じて経路選択が必要な場合がある。本発明は、
信号の中身まで見て経路選択を行うものである。
【0005】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、アプリケーションレベルの伝送信号の中身に応じて
最適なネットワークを選択でき、且つリアルタイム性を
要する伝送信号を低遅延で相手側に送ることができ、さ
らに、ネットワークのビット単価を考慮した伝送信号の
送出制御が可能となり経済効果をもたらす非対称通信方
法及び装置、非対称通信プログラム及びそのプログラム
を記録した記録媒体を提供することを目的とする。
で、アプリケーションレベルの伝送信号の中身に応じて
最適なネットワークを選択でき、且つリアルタイム性を
要する伝送信号を低遅延で相手側に送ることができ、さ
らに、ネットワークのビット単価を考慮した伝送信号の
送出制御が可能となり経済効果をもたらす非対称通信方
法及び装置、非対称通信プログラム及びそのプログラム
を記録した記録媒体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の非対称通信方法は、帯域幅と遅延時間等の特
性が互いに異なる複数のネットワークから、アプリケー
ションレベルの伝送信号の中身に応じて最適なネットワ
ークを選択し、上記伝送信号を上記選択されたネットワ
ークに送出することを特徴とする。
に本発明の非対称通信方法は、帯域幅と遅延時間等の特
性が互いに異なる複数のネットワークから、アプリケー
ションレベルの伝送信号の中身に応じて最適なネットワ
ークを選択し、上記伝送信号を上記選択されたネットワ
ークに送出することを特徴とする。
【0007】また本発明は、前記非対称通信方法におい
て、低遅延性を要求する伝送信号に対して、帯域幅に関
わらず、低遅延性を満たすネットワークを選択し、上記
伝送信号を上記選択されたネットワークに送出すること
を特徴とする。
て、低遅延性を要求する伝送信号に対して、帯域幅に関
わらず、低遅延性を満たすネットワークを選択し、上記
伝送信号を上記選択されたネットワークに送出すること
を特徴とする。
【0008】また本発明は、前記非対称通信方法におい
て、上記低遅延性を満たすネットワークとして、ATM
・回線交換等のコネクション型ネットワークを利用する
ことを特徴とする。
て、上記低遅延性を満たすネットワークとして、ATM
・回線交換等のコネクション型ネットワークを利用する
ことを特徴とする。
【0009】また本発明の非対称通信装置は、帯域幅と
遅延時間等の特性が互いに異なる複数のネットワークか
ら、アプリケーションレベルの伝送信号の中身に応じて
最適なネットワークを選択する手段と、上記伝送信号を
上記選択されたネットワークに送出する手段とを具備す
ることを特徴とするものである。
遅延時間等の特性が互いに異なる複数のネットワークか
ら、アプリケーションレベルの伝送信号の中身に応じて
最適なネットワークを選択する手段と、上記伝送信号を
上記選択されたネットワークに送出する手段とを具備す
ることを特徴とするものである。
【0010】また本発明は、前記非対称通信装置におい
て、低遅延性を要求する伝送信号に対して、帯域幅に関
わらず、低遅延性を満たすネットワークを選択する手段
と、上記伝送信号を上記選択されたネットワークに送出
する手段とを具備することを特徴とするものである。
て、低遅延性を要求する伝送信号に対して、帯域幅に関
わらず、低遅延性を満たすネットワークを選択する手段
と、上記伝送信号を上記選択されたネットワークに送出
する手段とを具備することを特徴とするものである。
【0011】また本発明は、前記非対称通信装置におい
て、上記低遅延性を満たすネットワークとして、ATM
・回線交換等のコネクション型ネットワークを利用する
ことを特徴とするものである。
て、上記低遅延性を満たすネットワークとして、ATM
・回線交換等のコネクション型ネットワークを利用する
ことを特徴とするものである。
【0012】また本発明の非対称通信プログラムは、帯
域幅と遅延時間等の特性が互いに異なる複数のネットワ
ークから、アプリケーションレベルの伝送信号の中身に
応じて最適なネットワークを選択する手順、上記伝送信
号を上記選択されたネットワークに送出する手順をコン
ピュータに実行させるためのものである。
域幅と遅延時間等の特性が互いに異なる複数のネットワ
ークから、アプリケーションレベルの伝送信号の中身に
応じて最適なネットワークを選択する手順、上記伝送信
号を上記選択されたネットワークに送出する手順をコン
ピュータに実行させるためのものである。
【0013】また本発明は、前記非対称通信プログラム
において、低遅延性を要求する伝送信号に対して、帯域
幅に関わらず、低遅延性を満たすネットワークを選択す
る手順、上記伝送信号を上記選択されたネットワークに
送出する手順をコンピュータに実行させるためのもので
ある。
において、低遅延性を要求する伝送信号に対して、帯域
幅に関わらず、低遅延性を満たすネットワークを選択す
る手順、上記伝送信号を上記選択されたネットワークに
送出する手順をコンピュータに実行させるためのもので
ある。
【0014】また本発明は、前記非対称通信プログラム
において、上記低遅延性を満たすネットワークとして、
ATM・回線交換等のコネクション型ネットワークを利
用することを特徴とするものである。
において、上記低遅延性を満たすネットワークとして、
ATM・回線交換等のコネクション型ネットワークを利
用することを特徴とするものである。
【0015】また本発明のコンピュータ読み取り可能な
記録媒体は、帯域幅と遅延時間等の特性が互いに異なる
複数のネットワークから、アプリケーションレベルの伝
送信号の中身に応じて最適なネットワークを選択する手
順、上記伝送信号を上記選択されたネットワークに送出
する手順をコンピュータに実行させるための非対称通信
プログラムを記録したものである。
記録媒体は、帯域幅と遅延時間等の特性が互いに異なる
複数のネットワークから、アプリケーションレベルの伝
送信号の中身に応じて最適なネットワークを選択する手
順、上記伝送信号を上記選択されたネットワークに送出
する手順をコンピュータに実行させるための非対称通信
プログラムを記録したものである。
【0016】また本発明は、前記非対称通信プログラム
を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体におい
て、低遅延性を要求する伝送信号に対して、帯域幅に関
わらず、低遅延性を満たすネットワークを選択する手
順、上記伝送信号を上記選択されたネットワークに送出
する手順をコンピュータに実行させるための非対称通信
プログラムを記録したものである。
を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体におい
て、低遅延性を要求する伝送信号に対して、帯域幅に関
わらず、低遅延性を満たすネットワークを選択する手
順、上記伝送信号を上記選択されたネットワークに送出
する手順をコンピュータに実行させるための非対称通信
プログラムを記録したものである。
【0017】また本発明は、前記非対称通信プログラム
を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体におい
て、上記低遅延性を満たすネットワークとして、ATM
・回線交換等のコネクション型ネットワークを利用する
ことを特徴とするものである。
を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体におい
て、上記低遅延性を満たすネットワークとして、ATM
・回線交換等のコネクション型ネットワークを利用する
ことを特徴とするものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
形態例を詳細に説明する。
形態例を詳細に説明する。
【0019】尚、以下の実施形態例は本発明を具体化し
た一例であって、本発明の技術的範囲を限定するもので
はない。
た一例であって、本発明の技術的範囲を限定するもので
はない。
【0020】本発明の請求項2記載の実施形態例を図1
および図2を基に説明する。ここで、図1は本発明の実
施形態例に係る非対称通信システムの構成を示すブロッ
ク図、図2は本発明の実施形態例に係る非対称通信シス
テムの処理手順を示すフローチャートである。以下、ユ
ーザが情報提供サーバから音楽・映像ストリーミングサ
ービスを享受していることを前提として実施形態例を記
す。 (1)ユーザが、PC、ネットAV端末(ネットワーク
と接続されたAV(Audio Video)機器)等
の端末101によって、音楽・映像ストリーミングサー
ビスを享受しており、ストリーミングコンテンツを制御
する「早送り」ボタン(例えば、RTSP:Real
Time Streaming Protocol利
用)を押したとする。すると、以下に示すシーケンスが
走る(図3参照)。 (2)まず、端末101から、ストリーミングコンテン
ツを停止する制御信号が経路制御装置102に渡され
る。 (3)そして、経路制御装置102内部におけるネット
ワーク選定表(図4参照)をもとにして、上記制御信号
が伝送されるべきネットワークが選択される。ここで、
ネットワーク201は、遅延は大きいが、ビット単価が
安いという特性を有するネットワーク、ネートワーク2
02は、遅延は小さいが、ビット単価が高いという特性
を有するネットワークとする。ネートワーク202は、
例えば、ATM、回線交換等のコネクション型ネットワ
ークを想定することができる。 (4)上記制御信号は、その信号特性に応じて、低遅延
性を要しない信号であれば、ルータ108に渡され、低
遅延性を要する信号であれば、ルータ103に渡され
る。 (5)ルータ103に渡された上記制御信号は、その
後、低遅延性を有するネットワーク202を介して、ル
ーティング表に従い、情報提供サーバ106に届けられ
る。 (6)次に、情報提供サーバ106は、上記制御信号に
対する応答信号を端末101に対して送信する(ここで
は、ACK:positive ACKnowledg
ement信号とする)。 (7)まず、情報提供サーバ106から、上記応答信号
が経路制御装置105に渡される。 (8)そして、経路制御装置105内部におけるネット
ワーク選定表(図5参照)をもとにして、上記応答信号
が伝送されるべきネットワークが選定される。 (9)ルータ104に渡された上記応答信号は、低遅延
性を有するネットワーク202を介して、ルーティング
表に従い、端末101に届けられる。 (10)次に、端末101は、上記応答信号を受信し、再
生スピードX倍(Play、Scale=X)でストリ
ーミングコンテンツを配信するように、制御信号を情報
提供サーバ106に対して送信(サーバへのコンテンツ
再生要求)する。 (11)上記制御信号は、上記(2),(3),(4)と
同様に処理され、低遅延性を有するネットワーク202
が伝送されるべきネットワークとして選択される。そし
て、上記(5)と同様にして、情報提供サーバ106に
届けられる。 (12)次に、情報提供サーバ106は、上記制御信号に
対する応答信号を端末101に対して送信する(ここで
は、ACK:positive ACKnowledg
ement信号とする)。 (13)上記応答信号は、上記(7),(8)と同様に処
理され、低遅延性を有するネットワーク202が伝送さ
れるべきネットワークとして選択される。そして、上記
(9)と同様にして、端末101に届けられる。 (14)最後に、情報提供サーバ106は、ユーザ所望の
コンテンツ(再生スピードX倍)を端末101に配信
(ストリーミングコンテンツ配信)する。 (15)まず、情報提供サーバ106から、上記ユーザ所
望のコンテンツが、経路制御装置105に渡される。 (16)そして、経路制御装置105内部におけるネット
ワーク選定表(図5参照)をもとにして、上記ユーザ所
望のコンテンツが伝送されるべきネットワークが選定さ
れる。 (17)ルータ107に渡された上記ユーザ所望のコンテ
ンツは、ビット単価の安い広帯域ネットワーク201を
介して、ルーティング表に従い、端末101に届けられ
る。そして、ユーザは低遅延で所望のコンテンツを視聴
することができる。
および図2を基に説明する。ここで、図1は本発明の実
施形態例に係る非対称通信システムの構成を示すブロッ
ク図、図2は本発明の実施形態例に係る非対称通信シス
テムの処理手順を示すフローチャートである。以下、ユ
ーザが情報提供サーバから音楽・映像ストリーミングサ
ービスを享受していることを前提として実施形態例を記
す。 (1)ユーザが、PC、ネットAV端末(ネットワーク
と接続されたAV(Audio Video)機器)等
の端末101によって、音楽・映像ストリーミングサー
ビスを享受しており、ストリーミングコンテンツを制御
する「早送り」ボタン(例えば、RTSP:Real
Time Streaming Protocol利
用)を押したとする。すると、以下に示すシーケンスが
走る(図3参照)。 (2)まず、端末101から、ストリーミングコンテン
ツを停止する制御信号が経路制御装置102に渡され
る。 (3)そして、経路制御装置102内部におけるネット
ワーク選定表(図4参照)をもとにして、上記制御信号
が伝送されるべきネットワークが選択される。ここで、
ネットワーク201は、遅延は大きいが、ビット単価が
安いという特性を有するネットワーク、ネートワーク2
02は、遅延は小さいが、ビット単価が高いという特性
を有するネットワークとする。ネートワーク202は、
例えば、ATM、回線交換等のコネクション型ネットワ
ークを想定することができる。 (4)上記制御信号は、その信号特性に応じて、低遅延
性を要しない信号であれば、ルータ108に渡され、低
遅延性を要する信号であれば、ルータ103に渡され
る。 (5)ルータ103に渡された上記制御信号は、その
後、低遅延性を有するネットワーク202を介して、ル
ーティング表に従い、情報提供サーバ106に届けられ
る。 (6)次に、情報提供サーバ106は、上記制御信号に
対する応答信号を端末101に対して送信する(ここで
は、ACK:positive ACKnowledg
ement信号とする)。 (7)まず、情報提供サーバ106から、上記応答信号
が経路制御装置105に渡される。 (8)そして、経路制御装置105内部におけるネット
ワーク選定表(図5参照)をもとにして、上記応答信号
が伝送されるべきネットワークが選定される。 (9)ルータ104に渡された上記応答信号は、低遅延
性を有するネットワーク202を介して、ルーティング
表に従い、端末101に届けられる。 (10)次に、端末101は、上記応答信号を受信し、再
生スピードX倍(Play、Scale=X)でストリ
ーミングコンテンツを配信するように、制御信号を情報
提供サーバ106に対して送信(サーバへのコンテンツ
再生要求)する。 (11)上記制御信号は、上記(2),(3),(4)と
同様に処理され、低遅延性を有するネットワーク202
が伝送されるべきネットワークとして選択される。そし
て、上記(5)と同様にして、情報提供サーバ106に
届けられる。 (12)次に、情報提供サーバ106は、上記制御信号に
対する応答信号を端末101に対して送信する(ここで
は、ACK:positive ACKnowledg
ement信号とする)。 (13)上記応答信号は、上記(7),(8)と同様に処
理され、低遅延性を有するネットワーク202が伝送さ
れるべきネットワークとして選択される。そして、上記
(9)と同様にして、端末101に届けられる。 (14)最後に、情報提供サーバ106は、ユーザ所望の
コンテンツ(再生スピードX倍)を端末101に配信
(ストリーミングコンテンツ配信)する。 (15)まず、情報提供サーバ106から、上記ユーザ所
望のコンテンツが、経路制御装置105に渡される。 (16)そして、経路制御装置105内部におけるネット
ワーク選定表(図5参照)をもとにして、上記ユーザ所
望のコンテンツが伝送されるべきネットワークが選定さ
れる。 (17)ルータ107に渡された上記ユーザ所望のコンテ
ンツは、ビット単価の安い広帯域ネットワーク201を
介して、ルーティング表に従い、端末101に届けられ
る。そして、ユーザは低遅延で所望のコンテンツを視聴
することができる。
【0021】以上のように、帯域幅と遅延時間等の特性
が互いに異なる複数のネットワークから、アプリケーシ
ョンレベルの伝送信号の中身に応じて最適なネットワー
クを選択し、上記伝送信号を上記選択されたネットワー
クに送出することができる。例えば、低遅延性を要求す
る伝送信号に対して、帯域幅に関わらず、低遅延性を満
たすネットワークを選択し、上記伝送信号を上記選択さ
れたネットワークに送出することができる。
が互いに異なる複数のネットワークから、アプリケーシ
ョンレベルの伝送信号の中身に応じて最適なネットワー
クを選択し、上記伝送信号を上記選択されたネットワー
クに送出することができる。例えば、低遅延性を要求す
る伝送信号に対して、帯域幅に関わらず、低遅延性を満
たすネットワークを選択し、上記伝送信号を上記選択さ
れたネットワークに送出することができる。
【0022】尚、前記各実施形態例における非対称通信
方法は、具体的にはパソコン等のコンピュータにより、
予め所定の非対称通信プログラムに基づいて実行され
る。前記非対称通信プログラムは所定のコンピュータ読
み取り可能な記録媒体に記録することができる。
方法は、具体的にはパソコン等のコンピュータにより、
予め所定の非対称通信プログラムに基づいて実行され
る。前記非対称通信プログラムは所定のコンピュータ読
み取り可能な記録媒体に記録することができる。
【0023】すなわち、本発明の非対称通信プログラム
は、帯域幅と遅延時間等の特性が互いに異なる複数のネ
ットワークから、アプリケーションレベルの伝送信号の
中身に応じて最適なネットワークを選択する手順、上記
伝送信号を上記選択されたネットワークに送出する手順
をコンピュータに実行させるためのものである。
は、帯域幅と遅延時間等の特性が互いに異なる複数のネ
ットワークから、アプリケーションレベルの伝送信号の
中身に応じて最適なネットワークを選択する手順、上記
伝送信号を上記選択されたネットワークに送出する手順
をコンピュータに実行させるためのものである。
【0024】また本発明は、前記非対称通信プログラム
において、低遅延性を要求する伝送信号に対して、帯域
幅に関わらず、低遅延性を満たすネットワークを選択す
る手順、上記伝送信号を上記選択されたネットワークに
送出する手順をコンピュータに実行させるためのもので
ある。
において、低遅延性を要求する伝送信号に対して、帯域
幅に関わらず、低遅延性を満たすネットワークを選択す
る手順、上記伝送信号を上記選択されたネットワークに
送出する手順をコンピュータに実行させるためのもので
ある。
【0025】また本発明は、前記非対称通信プログラム
において、上記低遅延性を満たすネットワークとして、
ATM・回線交換等のコネクション型ネットワークを利
用することを特徴とするものである。
において、上記低遅延性を満たすネットワークとして、
ATM・回線交換等のコネクション型ネットワークを利
用することを特徴とするものである。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ア
プリケーションレベルの伝送信号の中身に応じて、送出
すべき最適なネットワークを選択することが可能とな
る。そして、リアルタイム性を要するストリーミングコ
ンテンツの早送り・巻き戻し等のコンテンツ制御信号お
よびその応答信号を、低遅延で相手側に送ることがで
き、ユーザは、快適にインタラクティブなサービスを享
受することができる。また、ネットワークのビット単価
を考慮した伝送信号の送出制御が可能となり、経済効果
をもたらす利点がある。
プリケーションレベルの伝送信号の中身に応じて、送出
すべき最適なネットワークを選択することが可能とな
る。そして、リアルタイム性を要するストリーミングコ
ンテンツの早送り・巻き戻し等のコンテンツ制御信号お
よびその応答信号を、低遅延で相手側に送ることがで
き、ユーザは、快適にインタラクティブなサービスを享
受することができる。また、ネットワークのビット単価
を考慮した伝送信号の送出制御が可能となり、経済効果
をもたらす利点がある。
【図1】本発明の実施形態例に係る非対称通信システム
の構成を示すブロック図である。
の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態例に係る非対称通信システム
の処理手順を示すフローチャートである。
の処理手順を示すフローチャートである。
【図3】本発明の実施形態例に係る非対称通信システム
のコンテンツ制御信号(早送り)のシーケンス図であ
る。
のコンテンツ制御信号(早送り)のシーケンス図であ
る。
【図4】本発明の実施形態例に係る非対称通信システム
の経路制御装置に含まれるネットワーク選定表を示す説
明図である。
の経路制御装置に含まれるネットワーク選定表を示す説
明図である。
【図5】本発明の実施形態例に係る非対称通信システム
の他の経路制御装置に含まれるネットワーク選定表を示
す説明図である。
の他の経路制御装置に含まれるネットワーク選定表を示
す説明図である。
101 端末
102 経路制御装置
103 ルータ
104 ルータ
105 経路制御装置
106 情報提供サーバ
107 ルータ
108 ルータ
201 ネットワーク
202 ネットワーク
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 伊藤 昌幸
東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日
本電信電話株式会社内
Fターム(参考) 5K030 HB16 LB05 LB19 LE17
Claims (12)
- 【請求項1】 帯域幅と遅延時間等の特性が互いに異な
る複数のネットワークから、アプリケーションレベルの
伝送信号の中身に応じて最適なネットワークを選択し、
上記伝送信号を上記選択されたネットワークに送出する
ことを特徴とする非対称通信方法。 - 【請求項2】 低遅延性を要求する伝送信号に対して、
帯域幅に関わらず、低遅延性を満たすネットワークを選
択し、上記伝送信号を上記選択されたネットワークに送
出することを特徴とする請求項1記載の非対称通信方
法。 - 【請求項3】 上記低遅延性を満たすネットワークとし
て、ATM・回線交換等のコネクション型ネットワーク
を利用することを特徴とする請求項2記載の非対称通信
方法。 - 【請求項4】 帯域幅と遅延時間等の特性が互いに異な
る複数のネットワークから、アプリケーションレベルの
伝送信号の中身に応じて最適なネットワークを選択する
手段と、上記伝送信号を上記選択されたネットワークに
送出する手段とを具備することを特徴とする非対称通信
装置。 - 【請求項5】 低遅延性を要求する伝送信号に対して、
帯域幅に関わらず、低遅延性を満たすネットワークを選
択する手段と、上記伝送信号を上記選択されたネットワ
ークに送出する手段とを具備することを特徴とする請求
項4記載の非対称通信装置。 - 【請求項6】 上記低遅延性を満たすネットワークとし
て、ATM・回線交換等のコネクション型ネットワーク
を利用することを特徴とする請求項5記載の非対称通信
装置。 - 【請求項7】 帯域幅と遅延時間等の特性が互いに異な
る複数のネットワークから、アプリケーションレベルの
伝送信号の中身に応じて最適なネットワークを選択する
手順、上記伝送信号を上記選択されたネットワークに送
出する手順をコンピュータに実行させるための非対称通
信プログラム。 - 【請求項8】 低遅延性を要求する伝送信号に対して、
帯域幅に関わらず、低遅延性を満たすネットワークを選
択する手順、上記伝送信号を上記選択されたネットワー
クに送出する手順をコンピュータに実行させるための請
求項7記載の非対称通信プログラム。 - 【請求項9】 上記低遅延性を満たすネットワークとし
て、ATM・回線交換等のコネクション型ネットワーク
を利用することを特徴とする請求項8記載の非対称通信
プログラム。 - 【請求項10】 帯域幅と遅延時間等の特性が互いに異
なる複数のネットワークから、アプリケーションレベル
の伝送信号の中身に応じて最適なネットワークを選択す
る手順、上記伝送信号を上記選択されたネットワークに
送出する手順をコンピュータに実行させるための非対称
通信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な
記録媒体。 - 【請求項11】 低遅延性を要求する伝送信号に対し
て、帯域幅に関わらず、低遅延性を満たすネットワーク
を選択する手順、上記伝送信号を上記選択されたネット
ワークに送出する手順をコンピュータに実行させるため
の請求項10記載の非対称通信プログラムを記録したコ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体。 - 【請求項12】 上記低遅延性を満たすネットワークと
して、ATM・回線交換等のコネクション型ネットワー
クを利用することを特徴とする請求項11記載の非対称
通信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な
記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001326592A JP2003134150A (ja) | 2001-10-24 | 2001-10-24 | 非対称通信方法及び装置、非対称通信プログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001326592A JP2003134150A (ja) | 2001-10-24 | 2001-10-24 | 非対称通信方法及び装置、非対称通信プログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003134150A true JP2003134150A (ja) | 2003-05-09 |
Family
ID=19142948
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001326592A Pending JP2003134150A (ja) | 2001-10-24 | 2001-10-24 | 非対称通信方法及び装置、非対称通信プログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003134150A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007533214A (ja) * | 2004-04-16 | 2007-11-15 | スマート・インターネット・テクノロジー・シーアールシー・ピーティーワイ・リミテッド | ネットワークにおいてデータ・ユニットをルーティングするデバイスおよび方法 |
-
2001
- 2001-10-24 JP JP2001326592A patent/JP2003134150A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007533214A (ja) * | 2004-04-16 | 2007-11-15 | スマート・インターネット・テクノロジー・シーアールシー・ピーティーワイ・リミテッド | ネットワークにおいてデータ・ユニットをルーティングするデバイスおよび方法 |
JP4705094B2 (ja) * | 2004-04-16 | 2011-06-22 | ドルビー・ラボラトリーズ・ライセンシング・コーポレーション | ネットワークにおいてデータ・ユニットをルーティングするデバイスおよび方法 |
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