JP2003133905A - 等価インダクタ回路を用いたフィルタ回路 - Google Patents

等価インダクタ回路を用いたフィルタ回路

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 利得特性の良好なフィルタ回路を提供する。 【解決手段】 容量と、複数の演算トランスコンダクタ
ンス増幅器で構成され前記容量を負荷とするジャイレー
タと、前記容量に直列接続される抵抗と、を有する等価
インダクタ回路(L3’、L4’、L5’、L6’)を
備えることを特徴とするフィルタ回路。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、等価インダクタ回
路を用いたフィルタ回路に関するものである。特に、容
量と、複数の演算トランスコンダクタンス増幅器で構成
され前記容量を負荷とするジャイレータと、を有する等
価インダクタ回路を用いたフィルタ回路に関するもので
ある。 【0002】 【従来の技術】インダクタを備えるフィルタ回路を集積
化する場合、インダクタを集積化することは困難である
ため、通常、図11(a)に示す片側接地インダクタの
代わりに図11(b)に示す等価インダクタ回路L1が
用いられ、図12(a)に示すフローティングインダク
タの代わりに図12(b)に示す等価インダクタ回路L
2が用いられる。 【0003】図11(b)の等価インダクタ回路L1
は、演算トランスコンダクタンス増幅器(以下、OTA
という)1、OTA2、及び容量C1を備えている。O
TA1の出力端子とOTA2の非反転入力端子とが共通
接続され、その接続ノードが等価インダクタ回路L1の
端部となる。また、OTA1の反転入力端子とOTA2
の出力端子とが共通接続され、その接続ノードに容量C
1の一端が接続される。そして、容量C1の他端、OT
A1の非反転入力端子、及びOTA2の反転入力端子は
接地される。等価インダクタ回路L1の等価インダクタ
1は(1)式で表される。ただし、C1は容量C1のリ
アクタンス、gmはOTA1及びOTA2のコンダクタ
ンス値である。 L1=C1/(gm)2…(1) 【0004】また、図12(b)の等価インダクタ回路
L2は、OTA3、OTA4、OTA5、及び容量C2
を備えている。OTA3の出力端子とOTA4の非反転
入力端子とが共通接続され、その接続ノードが等価イン
ダクタ回路L2の一端となる。また、OTA4の反転入
力端子とOTA5の出力端子とが共通接続され、その接
続ノードが等価インダクタ回路L2の他端となる。ま
た、OTA3の反転入力端子とOTA4の出力端子とO
TA5の非反転入力端子とが共通接続され、その接続ノ
ードが容量C2の一端に接続される。そして、容量C2
の他端、OTA3の非反転入力端子、OTA5の反転入
力端子は接地される。等価インダクタ回路L2の等価イ
ンダクタL2は(2)式で表される。ただし、C2は容量
C2のリアクタンス、gmはOTA3、OTA4、及び
OTA5のコンダクタンス値である。 L2=C2/(gm)2…(2) 【0005】等価インダクタ回路は、理想的には抵抗成
分が全くないインダクタと等価になるが、実際には抵抗
成分を含んでいる。一例として、C1=3.7[pF]、g
m=165[μS]である等価インダクタ回路L1のイン
ピーダンス特性を図13のスミスチャートに示す。 【0006】等価インダクタ回路L1のインピーダンス
の虚部は、入力信号の周波数が高くなるのに応じて大き
くなる。入力信号の周波数にかかわらず等価インダクタ
回路L1のインピーダンスの虚部が正の値であるので、
等価インダクタ回路L1はインダクタとして機能する。 【0007】一方、等価インダクタ回路L1のインピー
ダンスの実部は、入力信号の周波数が高くなるのに応じ
て小さくなり、入力信号の周波数が900kHz以上に
なると負の値になる。すなわち、等価インダクタ回路L
1のインピーダンスは、入力信号の周波数が900kH
z以上になると負性抵抗成分を有することになる。 【0008】このような負性抵抗成分があると発振の原
因となってしまう。等価インダクタ回路L2のインピー
ダンス特性も等価インダクタ回路L1のインピーダンス
特性と同様である。 【0009】また、フィルタ回路を集積化する場合、図
14(a)に示す片側接地抵抗の代わりに図14(b)
に示す等価抵抗回路を用いることもある。図14(b)
の等価抵抗回路R1は、OTA6を備えている。OTA
6の出力端子と反転入力端子とが共通接続され、その接
続ノードが等価抵抗回路R1の端部となる。また、OT
A6の非反転入力端子は接地される。等価抵抗回路R1
の等価抵抗R1は(3)式で表される。ただし、gmは
OTA6のコンダクタンス値である。 R1=1/gm…(3) 【0010】上述した等価インダクタ回路及び等価抵抗
回路を用いた従来のフィルタ回路の一例であるバンドパ
スフィルタ回路の構成を図15に示す。 【0011】入力端子7は等価インダクタ回路L3の一
端に接続される。等価インダクタ回路L3の他端はコン
デンサC3の一端に接続される。コンデンサC3の他端
は、コンデンサC4の一端、等価インダクタ回路L4、
及び等価インダクタ回路L5の一端に接続される。そし
て、コンデンサC4の他端は接地され、等価インダクタ
回路L5の他端はコンデンサC5の一端に接続される。 【0012】コンデンサC5の他端は、コンデンサC6
の一端、等価インダクタ回路L6、等価抵抗回路R2、
及び出力端子8に接続される。そして、コンデンサC6
の他端は接地される。 【0013】なお、等価インダクタ回路L3及びL5は
図12に示した等価インダクタ回路L2と同一の構成で
あり、等価インダクタ回路L4及びL6は図11に示し
た等価インダクタ回路L1と同一の構成であり、等価抵
抗回路R2は図14に示した等価抵抗回路R1と同一の
構成である。 【0014】 【発明が解決しようとする課題】図15のバンドパスフ
ィルタ回路の回路定数をfC=2MHzになるように設
定した場合の利得特性は、図16に示すように下限カッ
トオフ周波数fC1近傍及び上限カットオフ周波数fC2
傍においてピークが現れるという問題があった。これ
は、上述した等価インダクタ回路のインピーダンス特性
に起因するものである。すなわち、等価インダクタ回路
L3〜L6のインピーダンスが900kHz以上の周波
数帯域において負性抵抗成分を有するためである。 【0015】さらに図15のバンドパスフィルタ回路
は、各回路の定数が任意に決定されており、各回路によ
り製造バラツキによる影響が異なっているので、その回
路定数によって定まるカットオフ周波数のバラツキを小
さくすることができないといった問題もある。そこでカ
ットオフ周波数を設計値通りにするために、位相制御ル
ープを設けた無調整バンドパスフィルタ回路を構成する
場合がある。しかしながら、このような構成にしても、
位相制御ループに設けられるフィルタ回路(例えばロー
パスフィルタ回路)やバンドパスフィルタ回路が備える
等価インダクタ回路が負性抵抗成分を有しているため、
各フィルタ回路の利得特性が良好でなく、設計値に対す
るカットオフ周波数の誤差は依然として大きかった。 【0016】本発明は、上記の問題点に鑑み、利得特性
の良好なフィルタ回路を提供することを第1の目的とす
る。また、設計値に対するカットオフ周波数の誤差が少
ない無調整フィルタ回路を提供することを第2の目的と
する。 【0017】 【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、本発明に係るフィルタ回路においては、容量
と、複数の演算トランスコンダクタンス増幅器で構成さ
れ前記容量を負荷とするジャイレータと、前記容量に直
列接続される抵抗と、を有する等価インダクタ回路を備
えるようにする。 【0018】上記第2の目的を達成するために、本発明
に係る無調整フィルタ回路においては、第1の容量と、
複数の演算トランスコンダクタンス増幅器で構成され前
記第1の容量を負荷とするジャイレータと、前記第1の
容量に直列接続される抵抗と、を有する等価インダクタ
回路を備え、所定の周波数の信号を入力する第1のフィ
ルタ回路と、前記所定の周波数の信号と前記第1のフィ
ルタ回路の出力信号との位相差に応じた信号を出力する
位相比較手段と、第2の容量と、複数の演算トランスコ
ンダクタンス増幅器で構成され前記第2の容量を負荷と
するジャイレータと、前記第2の容量に直列接続される
抵抗と、を有する等価インダクタ回路を備える第2のフ
ィルタ回路と、前記第1のフィルタ回路及び前記第2の
フィルタ回路が備える演算トランスコンダクタンス増幅
器内に設けられる電流源の電流値を前記位相比較手段の
出力信号に応じて可変する制御手段と、を備えるように
する。 【0019】また、設計値に対するカットオフ周波数の
誤差を低減する観点から、上記フィルタ回路又は上記無
調整フィルタ回路において、前記複数の演算トランスコ
ンダクタンス増幅器のコンダクタンス値を全て同一にし
てもよく、全ての容量を複数の単位容量の直列回路及び
/又は並列回路によって構成してもよい。 【0020】また、上記フィルタ回路又は上記無調整フ
ィルタ回路のダイナミックレンジを大きくする観点か
ら、上記フィルタ回路又は上記無調整フィルタ回路内の
演算トランスコンダクタンス増幅器が、第1のMOSト
ランジスタ及び第2のMOSトランジスタで構成される
第1の差動対と、第3のMOSトランジスタ及び第4の
MOSトランジスタで構成されるMOSトランジスタで
構成される第2の差動対と、前記第1の差動対を駆動す
る第1の電流源と、前記第2の差動対を駆動する第2の
電流源と、を備え、前記第1の電流源と前記第2の電流
源の電流値を等しくし、第1のMOSトランジスタのゲ
ートと第3のMOSトランジスタのゲートを共通接続
し、第2のMOSトランジスタのゲートと第4のMOS
トランジスタのゲートを共通接続し、第1のMOSトラ
ンジスタのドレインと第3のMOSトランジスタのドレ
インを共通接続し、第2のMOSトランジスタのゲート
と第4のMOSトランジスタのゲートを共通接続し、前
記第1のMOSトランジスタのゲート幅をゲート長で除
算した値と前記第2のMOSトランジスタのゲート幅を
ゲート長で除算した値との比を1:10とし、前記第3
のMOSトランジスタのゲート幅をゲート長で除算した
値と前記第4のMOSトランジスタのゲート幅をゲート
長で除算した値との比を10:1としてもよい。 【0021】 【発明の実施の形態】本発明の一実施形態について図面
を参照して説明する。まず、本発明に係るフィルタ回路
に用いられる等価インダクタ回路について図7及び図8
を参照して説明する。 【0022】片側接地インダクタ(図11(a)参照)
の等価インダクタ回路L1’の構成を図7に示す。な
お、図11と同一の部分には同一の符号を付し説明を省
略する。等価インダクタ回路L1’が従来の等価インダ
クタ回路L1と異なる点は、容量C1に直列接続される
抵抗R3を備えた点である。すなわち、容量C1のOT
Aと接続されていない側が抵抗R3を介して接地され
る。 【0023】また、フローティングインダクタ(図12
(a)参照)の等価インダクタ回路L2’の構成を図8
に示す。なお、図12と同一の部分には同一の符号を付
し説明を省略する。等価インダクタ回路L2’が従来の
等価インダクタ回路L2と異なる点は、容量C2に直列
接続される抵抗R4を備えた点である。すなわち、容量
C2のOTAと接続されていない側が抵抗R4を介して
接地される。 【0024】次に、これら本発明に係るフィルタ回路に
用いられる等価インダクタ回路のインピーダンス特性に
ついて説明する。一例として、C1=3.7[pF]、gm
=165[μS]、抵抗R3の抵抗値R3=2.6[kΩ]で
ある等価インダクタ回路L1’のインピーダンス特性を
図9のスミスチャートに示す。 【0025】等価インダクタ回路L1’のインピーダン
スの虚部は、入力信号の周波数が高くなるのに応じて大
きくなる。入力信号の周波数にかかわらず等価インダク
タ回路L1’のインピーダンスの虚部が正の値であるの
で、等価インダクタ回路L1’はインダクタとして機能
する。 【0026】一方、等価インダクタ回路L1’のインピ
ーダンスの実部は、入力信号の周波数が高くなるのに応
じて小さくなる。しかしながら、従来の等価インダクタ
回路と異なり、等価インダクタ回路L1’のインピーダ
ンスの実部が負の値になることはない。すなわち、等価
インダクタ回路L1’のインピーダンスが負性抵抗成分
を有することはない。等価インダクタ回路L2’のイン
ピーダンス特性も等価インダクタ回路L1’のインピー
ダンス特性と同様である。 【0027】したがって、等価インダクタ回路において
容量に直列接続される抵抗を備えることによって、入力
信号の周波数が高くなっても発振が起こらないようにす
ることができる。 【0028】なお、本実施形態では等価インダクタ回路
において容量のOTAと接続されていない側に抵抗を直
列接続したが、容量のOTAと接続される側に抵抗を直
列接続しても同様の効果を得ることができる。この場
合、容量は直接OTAに接続されるのではなく、抵抗を
介してOTAに接続されることになる。また、入力信号
の周波数が高くなっても発振が起こらないようにするた
めには、容量と直列接続される抵抗の抵抗値を概ね数百
Ω〜数kΩの範囲で設定すればよい。そして、OTAの
コンダクタンス値が小さいほど、容量と直列接続される
抵抗の抵抗値は小さくてすむ。 【0029】次に本発明に係るフィルタ回路の一実施形
態であるバンドパスフィルタ回路について、図1を参照
して説明する。なお、図15と同一の部分には同一の符
号を付し説明を省略する。 【0030】入力端子7は等価インダクタ回路L3’の
一端に接続される。等価インダクタ回路L3’の他端は
コンデンサC3の一端に接続される。コンデンサC3の
他端は、コンデンサC4の一端、等価インダクタ回路L
4’、及び等価インダクタ回路L5’の一端に接続され
る。そして、コンデンサC4の他端は接地され、等価イ
ンダクタ回路L5’の他端はコンデンサC5の一端に接
続される。 【0031】コンデンサC5の他端は、コンデンサC6
の一端、等価インダクタ回路L6’、等価抵抗回路R
2、及び出力端子8に接続される。そして、コンデンサ
C6の他端は接地される。 【0032】なお、等価インダクタ回路L3’及びL
5’は図8に示した等価インダクタ回路L2’と同一の
構成であり、等価インダクタ回路L4’及びL6’は図
7に示した等価インダクタ回路L1’と同一の構成であ
る。 【0033】図1のfC=2MHzになるように各定数
を設定した場合、このバンドパスフィルタ回路の利得特
性は図2のようになる。図2から明らかなように従来の
バンドパスフィルタ回路の利得特性曲線では存在した下
限カットオフ周波数fC1近傍及び上限カットオフ周波数
C2近傍におけるピークがなく、通過周波数帯域全域で
ほぼ0dBであり、良好な利得特性になる。これは、図
1のバンドパスフィルタ回路が備える等価インダクタ回
路のインピーダンス特性に起因するものである。すなわ
ち、図9で説明したように等価インダクタ回路L3’〜
L6’のインピーダンスが900kHz以上の周波数帯
域において負性抵抗成分を有していないためである。 【0034】次に、図1のバンドパスフィルタ回路を用
いた本発明に係る無調整バンドパスフィルタ回路につい
て説明する。本発明に係る無調整バンドパスフィルタ回
路の回路ブロック図を図3に示す。 【0035】端子9に入力された入力信号は、バンドパ
スフィルタ回路11によって不要な周波数成分が除去さ
れて出力信号となり、出力端子12から送出される。 【0036】バンドパスフィルタ回路11は図1のバン
ドパスフィルタ回路を用いており、通過帯域の中心周波
数は2MHzである。 【0037】バンドパスフィルタ回路11の中心周波数
は、製造バラツキによって設計値通りにならない。この
ため、無調整フィルタ回路は、バンドパスフィルタ回路
11の中心周波数を自動的に設定値通りにするための位
相制御ループ部13を備えている。以下、位相制御ルー
プ部13について説明する。 【0038】基準クロック源14は所定の周波数(例え
ば13MHz)のクロック信号S1を分周回路15に送
出する。分周回路15はクロック信号S1を1/N分周
(Nは自然数、例えば12)し、その分周信号S2(例
えば周波数1.0833MHz)を位相比較回路16及
びローパスフィルタ回路17に送出する。 【0039】ローパスフィルタ回路17は、カットオフ
周波数fCが分周信号S2の周波数と一致するように回
路定数の設定がなされている。ローパスフィルタ回路1
7は分周信号S2に対して90度位相の遅れた信号S3
を位相比較回路16に送出する。 【0040】位相比較回路16は、分周信号S2と信号
S3との位相を比較する。分周信号S2に対する信号S
3の位相遅れが90度であれば、信号を出力しない。分
周信号S2に対する信号S3の位相遅れが90度より大
きければ、正のパルス電圧信号を出力する。分周信号S
2に対する信号S3の位相遅れが90度より小さけれ
ば、負のパルス電圧信号を出力する。 【0041】チャージポンプ回路18は位相比較回路1
6から送出されたパルス電圧信号を電流信号に変換し
て、その電流信号をループフィルタ19に送出する。ル
ープフィルタ19はチャージポンプ回路18から出力さ
れる電流信号をDC値の電圧信号に変換して制御電圧生
成回路20に出力する。 【0042】制御電圧生成回路20は、ループフィルタ
19から送出されるDC値の電圧信号に応じた制御電圧
BIASを生成し、ローパスフィルタ回路17及びバンド
パスフィルタ回路11内のOTAが備える電流源の電流
値をその制御電圧VBIASによって制御する。 【0043】ローパスフィルタ回路17及びバンドパス
フィルタ回路11内のOTAが備える電流源の電流値を
制御することで、ローパスフィルタ回路17及びバンド
パスフィルタ回路11内のOTAのコンダクタンス値を
制御し、ローパスフィルタ回路17及びバンドパスフィ
ルタ回路11のカットオフ周波数を制御する。これによ
って、ローパスフィルタ回路17のカットオフ周波数を
分周信号S2の周波数と一致させることができる。この
とき、ローパスフィルタ回路17とバンドパスフィルタ
回路11とが同じ製造バラツキであればバンドパスフィ
ルタ回路11の中心周波数が設定値(2MHz)通りに
なる。 【0044】制御電圧生成回路20の一実施形態を図4
に示す。定電圧VCCが供給される端子が可変電流源33
を介してNPN型トランジスタQ9のコレクタに接続さ
れる。トランジスタQ9のエミッタは接地される。ま
た、トランジスタQ9のコレクタ−ベース間は共通接続
される。ループフィルタ19から送出されるDC値の電
圧信号によって可変電流源33の出力電流値が変化し、
それに応じてトランジスタQ9のベース電圧である制御
電圧VBIASが変化する。トランジスタQ9のベースはO
TAの電流源であるNPN型トランジスタQ7及びQ8
(図10参照)のベースに接続され、カレントミラー回
路を形成する。したがって、制御電圧VBI ASによってト
ランジスタQ7及びQ8にも可変電流源33の出力電流
と同じ値の電流を流すことができる。 【0045】バンドパスフィルタ回路11には上述した
ように図1のバンドパスフィルタ回路を用いている。そ
して、ローパスフィルタ回路17には図5に示すローパ
スフィルタ回路を用いている。 【0046】ここで、図5のローパスフィルタ回路の構
成について説明する。入力端子21は等価インダクタ回
路L7’の一端に接続される。等価インダクタ回路L
7’の他端はコンデンサC7の一端、等価抵抗回路R
5、及び出力端子22に接続される。そして、コンデン
サC7の他端は接地される。なお、等価インダクタ回路
L7’は図8に示した等価インダクタ回路L2’と同一
の構成である。 【0047】したがって、Qのダンピング用抵抗(R
4)が入ることになるのでバンドパスフィルタ回路1
1、ローパスフィルタ回路17ともに、利得特性が良好
である。これにより、設計値(2MHz)に対するバン
ドパスフィルタ回路11の中心周波数の誤差を小さくす
ることができる。 【0048】ところで、入力側にフローティング抵抗の
等価抵抗回路を有するフィルタ回路では、その等価抵抗
回路における利得の減衰を小さくするために、その等価
抵抗回路内のOTAのコンダクタンス値を大きくしてい
る。一方、等価インダクタ回路ではOTAのコンダクタ
ンス値を大きくすると、インダクタ値を大きくすること
が困難であるので、コンダクタンス値の小さいOTAを
用いている。すなわち、フィルタ回路内のOTAのコン
ダクタンス値が統一されていなかった。このため、コン
ダクタンス値の製造バラツキがまちまちになり、製造バ
ラツキによるカットオフ周波数の誤差が大きくなってい
た。 【0049】そこで、バンドパスフィルタ回路11を入
力側に設けるフローティング抵抗の等価抵抗回路の抵抗
値がゼロとみなせる構成のフィルタ回路とし、バンドパ
スフィルタ回路11及びローパスフィルタ回路17内の
OTA全てについてコンダクタンス値を同一にすること
が好ましい。バンドパスフィルタ回路11及びローパス
フィルタ回路17内のOTA全てについてコンダクタン
ス値を同一にすることによって、設定値(2MHz)に
対するバンドパスフィルタ回路11の中心周波数の誤差
を一層小さくすることができる。 【0050】なお、図3の無調整フィルタ回路のみなら
ず、図1のバンドパスフィルタ回路でも全てのOTAの
コンダクタンス値を同一にすることによって、設定値
(2MHz)に対する中心周波数の誤差を小さくするこ
とができる。 【0051】また、バンドパスフィルタ回路11及びロ
ーパスフィルタ回路17内の各々の容量はそれぞれ用い
るキャパシタンス値が異なるため、そのキャパシタンス
値の製造バラツキの要因となってしまい、設定値(2M
Hz)に対するバンドパスフィルタ回路11の中心周波
数の誤差が大きくなる一因になっていた。 【0052】そこで、バンドパスフィルタ回路11及び
ローパスフィルタ回路17内の各々の容量を複数の単位
容量の直列回路及び/又は並列回路の組み合わせによっ
て構成することが好ましい。なお、単位容量とは、静電
容量が所定値(例えば1[pF])の容量のことである。 【0053】容量の静電容量設計値と複数の単位容量の
合成静電容量値との誤差が少なく、レイアウト面積が小
さく、単位容量の静電容量値の製造バラツキが小さくな
るように、単位容量の静電容量値及び回路の組み合わせ
を最適化するとよい。これにより、設定値(2MHz)
に対するバンドパスフィルタ回路11の中心周波数の誤
差を一層小さくすることができる。 【0054】なお、図3の無調整フィルタ回路のみなら
ず、図1のバンドパスフィルタ回路でも各々の容量を複
数の単位容量の直列回路及び/又は並列回路の組み合わ
せによって構成することによって、設定値(2MHz)
に対する中心周波数の誤差を小さくすることができる。 【0055】次に、OTAの一実施形態について図10
を参照して説明する。定電圧VCCが印加される端子にP
MOSトランジスタ(MOSFET;Metal-Oxide-Semi
conductor Field-Effect Transistor)Q1のソース
と、PMOSトランジスタQ2のソースとが接続され
る。PMOSトランジスタQ1のゲートとPMOSトラ
ンジスタQ2のゲートとは共通接続される。また、PM
OSトランジスタQ1のゲート−ドレイン間は共通接続
される。 【0056】PMOSトランジスタQ1のドレインが、
NMOSトランジスタQ3のドレイン及びNMOSトラ
ンジスタQ5のドレインに接続される。また、PMOS
トランジスタQ2のドレインが、出力電流IOUTが送出
される端子、NMOSトランジスタQ4のドレイン及び
NMOSトランジスタQ6のドレインに接続される。 【0057】入力電圧VIN+が入力される端子が、NM
OSトランジスタQ3のゲート及びNMOSトランジス
タQ5のゲートに接続される。また、入力電圧VIN-
入力される端子が、NMOSトランジスタQ4のゲート
及びNMOSトランジスタQ6のゲートに接続される。 【0058】NMOSトランジスタQ3のソースとNM
OSトランジスタQ4のソースとが共通接続され、NP
N型トランジスタQ7のコレクタに接続される。また、
NMOSトランジスタQ5のソースとNMOSトランジ
スタQ6のソースとが共通接続され、NPN型トランジ
スタQ8のコレクタに接続される。 【0059】トランジスタQ7のエミッタが抵抗R7を
介して接地され、トランジスタQ8のエミッタが抵抗R
8を介して接地される。 【0060】そして、NMOSトランジスタQ3のゲー
ト幅をゲート長で除算した値とNMOSトランジスタQ
4のゲート幅をゲート長で除算した値との比が1:Kで
あり、NMOSトランジスタQ5のゲート幅をゲート長
で除算した値とNMOSトランジスタQ6のゲート幅を
ゲート長で除算した値との比がK:1である。 【0061】このような構成のOTAの入出力特性につ
いて説明する。出力電流IOUTは(4)式で表される。
ただし、ID3、ID4、ID5、ID6はそれぞれNMOSト
ランジスタQ3、Q4、Q5、Q6のドレイン電流であ
る。 IOUT=(ID3+ID5)−(ID4+ID6) IOUT=(ID3−ID4)+(ID5−ID6)…(4) 【0062】(4)式より、NMOSトランジスタQ3
〜Q6が飽和領域で動作しているときNMOSトランジ
スタQ3〜Q6のゲート−ソース間電圧に対するドレイ
ン電流の関係が線形であれば、K=1にすると入力電圧
(VIN+−VIN-)にかかわらずOTAのコンダクタンス
値gmが一定になる。 【0063】しかしながら、NMOSトランジスタQ3
〜Q6が飽和領域で動作しているときNMOSトランジ
スタQ3〜Q6のゲート−ソース間電圧に対するドレイ
ン電流の関係は線形ではなく、2次則に従う。 【0064】このため、入力電圧(VIN+−VIN-)に対
する出力電流IOUTの関係が線形になるようにKの値を
設定する必要がある。そして、K=10にすると、入力
電圧(VIN+−VIN-)の広い範囲(例えばピーク・ツー
・ピーク値で1μV〜1V)で、入力電圧(VIN+−V
IN-)に対する出力電流IOUTの関係を線形にすることが
できる。すなわち、K=10にすることによって、OT
Aのダイナミックレンジを大きくすることができる。 【0065】上述した無調整バンドパスフィルタ回路
は、例えば受信装置などに用いられる。この受信装置の
構成について図6を参照して説明する。 【0066】アンテナ23によって受信された高周波信
号がバンドパスフィルタ回路24に入力され、バンドパ
スフィルタ回路24によって不要な周波数成分が除去さ
れる。そして、不要な周波成分が除去された高周波信号
がローノイズアンプ25に入力され、ローノイズアンプ
25で増幅されたのち、ミキサ26で発振器27から送
出される局部発振信号とミキシングされ、IF信号にダ
ウンコンバートされる。このIF信号は、バンドパスフ
ィルタ回路28によって不要な周波数成分が除去され、
増幅器29で増幅されたのち復調回路30に送られ、復
調回路30で受信信号に復調される。A/D変換回路3
1はアナログ信号である受信信号をディジタル信号に変
換して出力端子32に送出する。 【0067】バンドパスフィルタ回路28を上述した本
発明に係る無調整バンドパスフィルタ回路にすること
で、出力端子32に送出されるディジタル信号のデータ
誤り率を低減することができる。 【0068】 【発明の効果】本発明によると、フィルタ回路が、容量
と、複数の演算トランスコンダクタンス増幅器で構成さ
れ前記容量を負荷とするジャイレータと、前記容量に直
列接続される抵抗と、を有する等価インダクタ回路を備
えるので、等価インダクタ回路のインピーダンスが負性
抵抗成分を有することがなくなる。これにより、フィル
タ回路の利得特性曲線においてカットオフ周波数近傍で
のピークがなくなり、フィルタ回路の利得特性が良好に
なる。 【0069】また、本発明によると、無調整フィルタ回
路が備える第1のフィルタ回路及び第2のフィルタ回路
が、容量に直列接続される抵抗を有する等価インダクタ
回路を用いるフィルタ回路であるので、無調整フィルタ
回路が備える第1のフィルタ回路及び第2のフィルタ回
路はともに利得特性が良好になる。これにより、設計値
に対する第2のフィルタ回路のカットオフ周波数の誤差
を小さくすることができる。 【0070】また、本発明によると、前記複数の演算ト
ランスコンダクタンス増幅器のコンダクタンス値を全て
同一にしているので、演算トランスコンダクタンス増幅
器間においてコンダクタンス値の製造バラツキの差が小
さくなる。これにより、製造バラツキによるカットオフ
周波数の誤差を小さくすることができる。 【0071】また、本発明によると、全ての容量を複数
の単位容量の直列回路及び/又は並列回路によって構成
しているので、容量間において静電容量値の製造バラツ
キの差が小さくなる。これにより、製造バラツキによる
カットオフ周波数の誤差を小さくすることができる。 【0072】また、本発明によると、演算トランスコン
ダクタンス増幅器が備える2個の差動対それぞれが、ゲ
ート幅をゲート長で除算した値の比が1:10である2
個のMOSトランジスタによって構成されるので、演算
トランスコンダクタンス増幅器のダイナミックレンジを
大きくすることができる。したがって、この演算トラン
スコンダクタンス増幅器を有する等価インダクタ回路を
用いるフィルタ回路のダイナミックレンジを大きくする
ことができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明に係るバンドパスフィルタ回路の
構成図である。 【図2】 図1のバンドパスフィルタ回路の利得特
性を示す図である。 【図3】 本発明に係る無調整バンドパスフィルタ
回路の回路ブロック図である。 【図4】 図3の無調整バンドパスフィルタ回路が
備える制御電圧生成回路の構成図である。 【図5】 図3の無調整バンドパスフィルタ回路が
備えるローパスフィルタ回路の構成図である。 【図6】 受信装置の回路ブロック図である。 【図7】 図1のバンドパスフィルタ回路が用いる
等価インダクタ回路の構成図である。 【図8】 図1のバンドパスフィルタ回路が用いる
他の等価インダクタ回路の構成図である。 【図9】 図7の等価インダクタ回路のインピーダ
ンス特性を示すスミスチャート図である。 【図10】 図8および図9の等価インダクタ回路
が備えるOTAの構成図である。 【図11】 従来の等価インダクタ回路の構成図で
ある。 【図12】 従来の他の等価インダクタ回路の構成
図である。 【図13】 図11の等価インダクタ回路のインピ
ーダンス特性を示すスミスチャート図である。 【図14】 等価抵抗回路の構成図である。 【図15】 従来のバンドパスフィルタ回路の構成
図である。 【図16】 図15のバンドパスフィルタ回路の利
得特性を示す図である。 【符号の説明】 1〜5 OTA 11 バンドパスフィルタ回路 17 ローパスフィルタ回路 20 制御電圧生成回路 C1、C2 容量 L1’〜L7’ 等価インダクタ回路 Q3〜Q6 NMOSトランジスタ(MOSFET) R3、R4 抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J098 AA03 AA11 AA14 AB02 AB13 AB33 AD01 CA02 CA04 CA05 GA04

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】容量と、複数の演算トランスコンダクタン
    ス増幅器で構成され前記容量を負荷とするジャイレータ
    と、前記容量に直列接続される抵抗と、を有する等価イ
    ンダクタ回路を備えることを特徴とするフィルタ回路。
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