JP2003133660A - 電源用と信号用回路が複合されたフレキシブルプリント配線板 - Google Patents
電源用と信号用回路が複合されたフレキシブルプリント配線板Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】高周波伝送が可能であり、良好な屈曲性能を有
し、電源線と信号線が併存するフレキシブルプリント配
線板及びその製法を提供することである。 【解決手段】フレキシブルプリント配線板(1)は、フ
レキシブルな保護層(3)と、保護層(3)の上面に並
列して配設された複数の電源線(7)と、グランド部
(5)の上面に絶縁層(4)を設け、その上面に並列し
て配設された複数の信号線(6)からなる信号回路部分
(9)を同一平面上に並列して配設された構造を特徴と
し、フレキシブルな絶縁層(4)の両面に金属箔を張り
合わせた後、エッチング加工等により、グランド部
(5)、信号線(6)、補助導線(8)を形成し、電源
線(7)が設置される電源回路部分(10)の絶縁層を
切り抜た信号回路部分(9)の下面に熱硬化性の樹脂や
ポリイミド樹脂等の材料からなる保護層(3)の上面に
金属箔を張り合わせた後、エッチング加工等により電源
回路部分(10)を成形し、絶縁層(4)の一部を切り
抜いた箇所に張り合わせ、その上面に保護層(2)を配
設させるフレキシブルプリント配線板の製法。
し、電源線と信号線が併存するフレキシブルプリント配
線板及びその製法を提供することである。 【解決手段】フレキシブルプリント配線板(1)は、フ
レキシブルな保護層(3)と、保護層(3)の上面に並
列して配設された複数の電源線(7)と、グランド部
(5)の上面に絶縁層(4)を設け、その上面に並列し
て配設された複数の信号線(6)からなる信号回路部分
(9)を同一平面上に並列して配設された構造を特徴と
し、フレキシブルな絶縁層(4)の両面に金属箔を張り
合わせた後、エッチング加工等により、グランド部
(5)、信号線(6)、補助導線(8)を形成し、電源
線(7)が設置される電源回路部分(10)の絶縁層を
切り抜た信号回路部分(9)の下面に熱硬化性の樹脂や
ポリイミド樹脂等の材料からなる保護層(3)の上面に
金属箔を張り合わせた後、エッチング加工等により電源
回路部分(10)を成形し、絶縁層(4)の一部を切り
抜いた箇所に張り合わせ、その上面に保護層(2)を配
設させるフレキシブルプリント配線板の製法。
Description
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、複数の信号線及び複数
の電源線を並列してなるフレキシブルプリント配線板
(FPC)に係わり、特にインピーダンス整合された複
数の信号線と複数の電源線を複合させ、かつ高屈曲性の
図られたフレキシブルプリント配線板に関する。
の電源線を並列してなるフレキシブルプリント配線板
(FPC)に係わり、特にインピーダンス整合された複
数の信号線と複数の電源線を複合させ、かつ高屈曲性の
図られたフレキシブルプリント配線板に関する。
【0002】
【従来の技術】各種計測器、高解像度LCD(Liqu
id Crystal Display)装置等の高速
ディジタル伝送及びアナログ伝送を使用する機器の配線
分野においては、現在益々高速化する高速伝送技術に伴
って、ケーブルの性能も高機能化の対応が必要になって
きている。又実際に使用する上で、配線上の理由からケ
ーブルの屈曲性や柔軟性だけでなく、電源回路も同時に
使用できることを要求されてきた。
id Crystal Display)装置等の高速
ディジタル伝送及びアナログ伝送を使用する機器の配線
分野においては、現在益々高速化する高速伝送技術に伴
って、ケーブルの性能も高機能化の対応が必要になって
きている。又実際に使用する上で、配線上の理由からケ
ーブルの屈曲性や柔軟性だけでなく、電源回路も同時に
使用できることを要求されてきた。
【0003】しかしながら、電源線と高速伝送可能な信
号線を同時にフレキシブルプリント配線板で使用する場
合、電源回路に流す電流が大きく、信号線に用いる導体
断面積が小さく信号線一本に流せる電流が少ないため、
複数本の信号線を結線し一本の電源線として利用する
か、フレキシブルプリント配線板に設けられたグランド
部の一部をグランド部から切り離して電源線として用い
てきたが、電源用として流せる電流の大きさが少なく、
又複数の電源を用いる場合、フレキシブルプリント配線
板の幅が広くなり、耐電圧の点で信頼性に欠け、使用上
の壁になっていた。又、矩形上の導体の両面に保護層を
設けたフラットケーブルを電源線や信号線に使用する場
合、各々の信号線の特性インピーダンスが一定にならず
クロストークも大きくなるため、高速伝送と同時に電源
芯として用いることは難しかった。
号線を同時にフレキシブルプリント配線板で使用する場
合、電源回路に流す電流が大きく、信号線に用いる導体
断面積が小さく信号線一本に流せる電流が少ないため、
複数本の信号線を結線し一本の電源線として利用する
か、フレキシブルプリント配線板に設けられたグランド
部の一部をグランド部から切り離して電源線として用い
てきたが、電源用として流せる電流の大きさが少なく、
又複数の電源を用いる場合、フレキシブルプリント配線
板の幅が広くなり、耐電圧の点で信頼性に欠け、使用上
の壁になっていた。又、矩形上の導体の両面に保護層を
設けたフラットケーブルを電源線や信号線に使用する場
合、各々の信号線の特性インピーダンスが一定にならず
クロストークも大きくなるため、高速伝送と同時に電源
芯として用いることは難しかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】フレキシブルプリント
配線板100としては図5または図6に示すものが可能
である。図5に示すフレキシブルプリント配線板100
は、絶縁体103の片側上面上に信号線101,補助導
線105を配列し絶縁体103の反対面上にグランド板
104を配設したものである。図6に示すフレキシブル
プリント配線板100は、絶縁体103の片側上面上に
信号線101,補助導線105を配列し絶縁体103の
反対面上にグランド104部と電源部106を配設した
ものである。図5にし示すフレキシブルプリント配線板
100は、信号線101とグランド部104間の距離が
一定に保たれており、フレキシブルプリント配線板の形
状を変える場合、これに対応して信号線101の幅を変
化させ、信号線101の導体幅を調整することで伝送帯
域を6GHz以上拡大することが可能で、隣接する信号
間のクロストークについても考慮されている。しかしな
がら、信号線の特性インピーダンスに整合しているた
め、信号線の導体幅は狭く電源用として大電流を流すに
は不向きであり、複数の信号線を結線して電源線として
用いるには非経済的である。
配線板100としては図5または図6に示すものが可能
である。図5に示すフレキシブルプリント配線板100
は、絶縁体103の片側上面上に信号線101,補助導
線105を配列し絶縁体103の反対面上にグランド板
104を配設したものである。図6に示すフレキシブル
プリント配線板100は、絶縁体103の片側上面上に
信号線101,補助導線105を配列し絶縁体103の
反対面上にグランド104部と電源部106を配設した
ものである。図5にし示すフレキシブルプリント配線板
100は、信号線101とグランド部104間の距離が
一定に保たれており、フレキシブルプリント配線板の形
状を変える場合、これに対応して信号線101の幅を変
化させ、信号線101の導体幅を調整することで伝送帯
域を6GHz以上拡大することが可能で、隣接する信号
間のクロストークについても考慮されている。しかしな
がら、信号線の特性インピーダンスに整合しているた
め、信号線の導体幅は狭く電源用として大電流を流すに
は不向きであり、複数の信号線を結線して電源線として
用いるには非経済的である。
【0005】また、図6に示す例では、図5のグランド
部の一部を切り離して電源線に利用するものであるが、
一般的にグランド部の導体厚は35ミクロン以下である
ため6A程度の電流を流す場合、15mm以上の導体幅
が必要となり電源線を複数本形成するとフレキシブルプ
リント配線板の幅が大幅に広くなり種々の用途に不向き
になると共にコストが増大する。
部の一部を切り離して電源線に利用するものであるが、
一般的にグランド部の導体厚は35ミクロン以下である
ため6A程度の電流を流す場合、15mm以上の導体幅
が必要となり電源線を複数本形成するとフレキシブルプ
リント配線板の幅が大幅に広くなり種々の用途に不向き
になると共にコストが増大する。
【0006】しかも、フレキシブルプリント配線板は形
状が種々変化するため、厚みの異なる電源線を同一なフ
レキシブルプリント配線板に同時に挿入することは困難
であった。
状が種々変化するため、厚みの異なる電源線を同一なフ
レキシブルプリント配線板に同時に挿入することは困難
であった。
【0007】そこで、本発明の目的は、上述の従来技術
の問題点を解消し、高周波伝送が可能であり、良好な屈
曲性能を有し、電源線と信号線が併存するフレキシブル
プリント配線板及びその製法を提供することである。
の問題点を解消し、高周波伝送が可能であり、良好な屈
曲性能を有し、電源線と信号線が併存するフレキシブル
プリント配線板及びその製法を提供することである。
【0008】
【問題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のフレキシブルプリント配線板はフレキシブ
ルな保護層と、前記保護層の上面に並列して配設された
複数の電源線と、グランド部の上面に絶縁層を設け、そ
の上面に並列して配設された複数の信号線からなる信号
回路部分を同一平面上に並列して配設された構造を特徴
とする。
め、本発明のフレキシブルプリント配線板はフレキシブ
ルな保護層と、前記保護層の上面に並列して配設された
複数の電源線と、グランド部の上面に絶縁層を設け、そ
の上面に並列して配設された複数の信号線からなる信号
回路部分を同一平面上に並列して配設された構造を特徴
とする。
【0009】これによって、電源線の導体の厚みは信号
線を形成している部分の厚さ即ちグランド部、絶縁層及
び信号線の厚さの総和とほぼ等しくすることが可能でか
つ複数本自由に挿入することができ、電源線の導体幅を
調整することにより6A程度の電流を流すことができる
と共に、信号線の回路部分では、信号線の導体幅や絶縁
層の幅を調整することで6GHz以上の高周波伝送も同
時に伝送可能となる。
線を形成している部分の厚さ即ちグランド部、絶縁層及
び信号線の厚さの総和とほぼ等しくすることが可能でか
つ複数本自由に挿入することができ、電源線の導体幅を
調整することにより6A程度の電流を流すことができる
と共に、信号線の回路部分では、信号線の導体幅や絶縁
層の幅を調整することで6GHz以上の高周波伝送も同
時に伝送可能となる。
【0010】また、電源用と信号用回路が複合されたフ
レキシブルプリント配線板の各々の隣接する前記信号線
の間に位置し絶縁層の内部または表面に配列して配設さ
れグランド部と導通の取られた複数の補助導線からなる
信号回路部分を同一平面上に並列して配設された構造を
特徴とする。
レキシブルプリント配線板の各々の隣接する前記信号線
の間に位置し絶縁層の内部または表面に配列して配設さ
れグランド部と導通の取られた複数の補助導線からなる
信号回路部分を同一平面上に並列して配設された構造を
特徴とする。
【0011】これによって隣接する信号線のクロストー
クを緩和することができる。
クを緩和することができる。
【0012】また、電源用と信号用回路が複合されたフ
レキシブルプリント配線板の中心と信号線およびグラン
ド線の外側部分までの距離を屈曲半径の25分の1以下
にしたことを特徴とする。
レキシブルプリント配線板の中心と信号線およびグラン
ド線の外側部分までの距離を屈曲半径の25分の1以下
にしたことを特徴とする。
【0013】これによって、フレキシブルプリント配線
板は、屈曲させたとき、信号線、グランド部での歪みが
小さくなり、屈曲性能は格段に向上する。例えば、従来
フレキシブルプリント配線板を半径2.5mmで屈曲試
験した場合、最大500回であるのに対し、30000
回以上の屈曲回数が実証されている。
板は、屈曲させたとき、信号線、グランド部での歪みが
小さくなり、屈曲性能は格段に向上する。例えば、従来
フレキシブルプリント配線板を半径2.5mmで屈曲試
験した場合、最大500回であるのに対し、30000
回以上の屈曲回数が実証されている。
【0014】また、フレキシブルな絶縁層の両面に金属
箔を張り合わせた後、エッチング加工等により、グラン
ド部、信号線、補助導体を形成し、電源用の導体が設置
される部分の絶縁層を切り抜いた信号回路部分の下面
に、熱硬化性の樹脂やポリイミド樹脂等の材料からなる
保護層の上面に金属箔を張り合わせた後、エッチング加
工等により電源回路部分を成形し、絶縁層の一部を切り
抜いた箇所に張り合わせ、その上面に保護層を配設させ
たことを特徴とする製造方法である。
箔を張り合わせた後、エッチング加工等により、グラン
ド部、信号線、補助導体を形成し、電源用の導体が設置
される部分の絶縁層を切り抜いた信号回路部分の下面
に、熱硬化性の樹脂やポリイミド樹脂等の材料からなる
保護層の上面に金属箔を張り合わせた後、エッチング加
工等により電源回路部分を成形し、絶縁層の一部を切り
抜いた箇所に張り合わせ、その上面に保護層を配設させ
たことを特徴とする製造方法である。
【0015】これによって、従来のフレキシブル配線板
と同一の方法で容易に電源用と信号用回路が複合された
フレキシブルプリント配線板を製造可能とする。
と同一の方法で容易に電源用と信号用回路が複合された
フレキシブルプリント配線板を製造可能とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、本発明に
係わる電源用と信号用回路が複合されたフレキシブルプ
リント配線板の実施の形態について説明する。
係わる電源用と信号用回路が複合されたフレキシブルプ
リント配線板の実施の形態について説明する。
【0017】図1はこの発明の一の実施に係わるフレキ
シブルプリント配線板1の断面図である。
シブルプリント配線板1の断面図である。
【0018】図1に示すように電源用と信号用回路が複
合されたフレキシブルプリント配線板1はフレキシブル
な保護層3と前記保護層3の上面の電源回路部分10に
並列して配設された複数の電源線7とグランド部5の上
面に絶縁層4を設け、その上面に並列して配設された複
数の信号線6と信号線の間に配設された補助導線8から
なる信号回路部分9を同一平面上に並列して配設されて
いて、その上面に保護層2が設けられている。さらに、
フレキシブルプリント配線板の断面の中心13と信号線
及びグランド部の外側の距離11及び距離12が屈曲半
径、例えば2.5mmの25分の1以下で構成されてい
る。グランド部5は金属箔であってもよいし、メッシュ
構造でもよい。また、補助導線8はグランド部5の先端
部近傍または中間部に導通接続される。信号線6の端
部、グランド部5、電源線7の端接触部は剥がされてお
り、コネクタのコンタクトが接触する。
合されたフレキシブルプリント配線板1はフレキシブル
な保護層3と前記保護層3の上面の電源回路部分10に
並列して配設された複数の電源線7とグランド部5の上
面に絶縁層4を設け、その上面に並列して配設された複
数の信号線6と信号線の間に配設された補助導線8から
なる信号回路部分9を同一平面上に並列して配設されて
いて、その上面に保護層2が設けられている。さらに、
フレキシブルプリント配線板の断面の中心13と信号線
及びグランド部の外側の距離11及び距離12が屈曲半
径、例えば2.5mmの25分の1以下で構成されてい
る。グランド部5は金属箔であってもよいし、メッシュ
構造でもよい。また、補助導線8はグランド部5の先端
部近傍または中間部に導通接続される。信号線6の端
部、グランド部5、電源線7の端接触部は剥がされてお
り、コネクタのコンタクトが接触する。
【0019】上述したように、本発明では、信号回路部
分9では信号線6とグランド部4間の特性インピーダン
スは一定に調整され、グランド部5と、隣接する信号線
6の間にグランド部5と導通接続された補助導線8が配
設されているので、複数の信号線3に生じるクロストー
クの発生を有効に防止することができると同時に良好な
高速伝送が可能となる。また、電源回路部分の電源線7
の幅を3mm程度にすると、断面積は絶縁層4とグラン
ド部5及び信号線6の厚みの総和と導体幅の積で決定す
るため、6A程度の電流を流すことは十分可能である。
また、フレキシブルプリント配線板の中心部13と信号
線6の外側の距離11およびフレキシブルプリント配線
板の中心部13とグランド部5の外側の距離12は屈曲
半径、例えば屈曲半径2.5mmの25分の1以下であ
るので信号線6、補助導線8、グランド部5,電源線7
に生じる屈曲による歪みが小さく、良好な屈曲性能が得
られる。このことは、電磁界解析及び実際の電気計測、
屈曲試験の計測によって確認された。
分9では信号線6とグランド部4間の特性インピーダン
スは一定に調整され、グランド部5と、隣接する信号線
6の間にグランド部5と導通接続された補助導線8が配
設されているので、複数の信号線3に生じるクロストー
クの発生を有効に防止することができると同時に良好な
高速伝送が可能となる。また、電源回路部分の電源線7
の幅を3mm程度にすると、断面積は絶縁層4とグラン
ド部5及び信号線6の厚みの総和と導体幅の積で決定す
るため、6A程度の電流を流すことは十分可能である。
また、フレキシブルプリント配線板の中心部13と信号
線6の外側の距離11およびフレキシブルプリント配線
板の中心部13とグランド部5の外側の距離12は屈曲
半径、例えば屈曲半径2.5mmの25分の1以下であ
るので信号線6、補助導線8、グランド部5,電源線7
に生じる屈曲による歪みが小さく、良好な屈曲性能が得
られる。このことは、電磁界解析及び実際の電気計測、
屈曲試験の計測によって確認された。
【0020】図2、図3、図4は電源用と信号用回路が
複合されたフレキシブルプリント配線板1を製造する方
法を示したものである。
複合されたフレキシブルプリント配線板1を製造する方
法を示したものである。
【0021】図2はフレキシブルな保護層3の上面に1
00ミクロン程度の厚さの金属板を張り合わせ、電源回
路部分10にエッチング加工等により電源線7を形成し
たものである。電源線の成形は金型等で打ち抜いた後、
絶縁層4に配設されてもよい。
00ミクロン程度の厚さの金属板を張り合わせ、電源回
路部分10にエッチング加工等により電源線7を形成し
たものである。電源線の成形は金型等で打ち抜いた後、
絶縁層4に配設されてもよい。
【0022】図3は、絶縁層4の両面に18ミクロンも
しくは35ミクロンの厚さの金属箔を張り合わせた後、
エッチング加工、信号線6、補助導線8、グランド部5
からなる信号回路部分9を形成し、電源用と信号用回路
が複合されたフレキシブルプリント配線板1の端部近傍
もしくは中間で補助導線8とグランド部5で導通を取っ
た後、電源回路部分を切り抜いたものである。信号線
6、補助導線8、グランド部5の成形は金型等で打ち抜
いた後、絶縁層4に配設されてもよい。
しくは35ミクロンの厚さの金属箔を張り合わせた後、
エッチング加工、信号線6、補助導線8、グランド部5
からなる信号回路部分9を形成し、電源用と信号用回路
が複合されたフレキシブルプリント配線板1の端部近傍
もしくは中間で補助導線8とグランド部5で導通を取っ
た後、電源回路部分を切り抜いたものである。信号線
6、補助導線8、グランド部5の成形は金型等で打ち抜
いた後、絶縁層4に配設されてもよい。
【0023】図4は上記図2で記載した電源回路部分を
形成した部材の上に上記図3で記載した信号回路部分を
形成した部材を配設したものである。
形成した部材の上に上記図3で記載した信号回路部分を
形成した部材を配設したものである。
【0024】以上図2、図3、図4に示すように、電源
用と信号用回路が複合されたフレキシブルプリント配線
板1の製法は従来のフレキシブルプリント配線板の設備
で簡単に製造可能である。
用と信号用回路が複合されたフレキシブルプリント配線
板1の製法は従来のフレキシブルプリント配線板の設備
で簡単に製造可能である。
【0022】
【発明の効果】以上、本発明によれば、複数の信号線間
に生じるクロストークの発生を有効に防止し、高周波帯
の伝送を確実に行うことができ、良好な屈曲性能がある
と共に電源線を併存させたフレキシブルプリント配線板
を提供できる。
に生じるクロストークの発生を有効に防止し、高周波帯
の伝送を確実に行うことができ、良好な屈曲性能がある
と共に電源線を併存させたフレキシブルプリント配線板
を提供できる。
【図1】本発明に係わる電源用と信号用回路が複合され
たフレキシブルプリント配線板の断面図
たフレキシブルプリント配線板の断面図
【図2】本発明に係わる電源用と信号用回路が複合され
たフレキシブルプリント配線板の電源回路部分の平面図
たフレキシブルプリント配線板の電源回路部分の平面図
【図3】本発明に係わる電源用と信号用回路が複合され
たフレキシブルプリント配線板の信号回路部分の平面図
たフレキシブルプリント配線板の信号回路部分の平面図
【図4】本発明に係わる電源用と信号用回路が複合され
たフレキシブルプリント配線板の電源回路部分と信号回
路部分を張り合わせた後の平面図
たフレキシブルプリント配線板の電源回路部分と信号回
路部分を張り合わせた後の平面図
【図5】従来のフレキシブルプリント配線板を示す断面
図
図
【図6】従来のフレキシブルプリント配線板を示す断面
図
図
1 電源用と信号用回路が複合されたフレキシブルプ
リント配線板 2 保護層 3 保護層 4 絶縁層 5 グランド部 6 信号線 7 電源線 8 補助導線 9 信号回路部分 10 電源回路部分 11 電源用と信号用回路が複合されたフレキシブルプ
リント配線板の中心 12 電源用と信号用回路が複合されたフレキシブルプ
リント配線板の中心と信号線の外側間との距離 13 電源用と信号用回路が複合されたフレキシブルプ
リント配線板の中心とグランド部の外側間との距離
リント配線板 2 保護層 3 保護層 4 絶縁層 5 グランド部 6 信号線 7 電源線 8 補助導線 9 信号回路部分 10 電源回路部分 11 電源用と信号用回路が複合されたフレキシブルプ
リント配線板の中心 12 電源用と信号用回路が複合されたフレキシブルプ
リント配線板の中心と信号線の外側間との距離 13 電源用と信号用回路が複合されたフレキシブルプ
リント配線板の中心とグランド部の外側間との距離
Claims (4)
- 【請求項1】フレキシブルな保護層と、前記保護層の上
面に並列して配設された複数の電源線と、グランド部の
上面に絶縁層を設け、その上面に並列して配設された複
数の信号線からなる信号回路部分を同一平面上に並列し
て配設された電源用と信号用回路が複合されたフレキシ
ブルプリント配線板。 - 【請求項2】前記電源用と信号用回路が複合されたフレ
キシブルプリント配線板の前記各々の隣接する前記信号
線の間に位置し前記絶縁層の内部または表面に配列して
配設され前記グランド部と導通の取られた複数の補助導
線からなる信号回路部分を同一平面上に並列して配設さ
れた請求項1項記載の電源用と信号用回路が複合された
フレキシブルプリント配線板。 - 【請求項3】前記電源用と信号用回路が複合されたフレ
キシブルプリント配線板の中心と前記信号線および前記
グランド線の外側部分までの距離を屈曲半径の25分の
1以下にした請求項1記載の電源用と信号用回路が複合
されたフレキシブルプリント配線板。 - 【請求項4】フレキシブルな前記絶縁層の両面に金属箔
を張り合わせた後、エッチング加工等により、前記グラ
ンド部、前記信号線、前記補助導線を形成し、電源線が
配設される部分の前記絶縁層を切り抜いた信号回路部分
の下面に、熱硬化性の樹脂やポリイミド樹脂等の材料か
らなる保護層の上面に金属箔を張り合わせた後、エッチ
ング加工等により電源回路部分を成形し、前記絶縁層の
一部を切り抜いた箇所に張り合わせ、その上面に保護層
を配設させた電源用と信号用回路が複合されたフレキシ
ブルプリント配線板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001358515A JP2003133660A (ja) | 2001-10-19 | 2001-10-19 | 電源用と信号用回路が複合されたフレキシブルプリント配線板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001358515A JP2003133660A (ja) | 2001-10-19 | 2001-10-19 | 電源用と信号用回路が複合されたフレキシブルプリント配線板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003133660A true JP2003133660A (ja) | 2003-05-09 |
Family
ID=19169686
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001358515A Pending JP2003133660A (ja) | 2001-10-19 | 2001-10-19 | 電源用と信号用回路が複合されたフレキシブルプリント配線板 |
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Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2005340382A (ja) * | 2004-05-25 | 2005-12-08 | Mitsui Mining & Smelting Co Ltd | フレキシブルプリント配線板及びそのフレキシブルプリント配線板の製造方法 |
CN100378791C (zh) * | 2003-06-02 | 2008-04-02 | 精工爱普生株式会社 | 电光学模块、电源基板、配线基板和电子机器 |
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WO2022138355A1 (ja) * | 2020-12-24 | 2022-06-30 | 株式会社村田製作所 | 多層基板及び多層基板の製造方法 |
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2001
- 2001-10-19 JP JP2001358515A patent/JP2003133660A/ja active Pending
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