JP2003133572A - 太陽電池モジュール、太陽電池ストリングおよび太陽電池アレイ - Google Patents

太陽電池モジュール、太陽電池ストリングおよび太陽電池アレイ

Info

Publication number
JP2003133572A
JP2003133572A JP2001325199A JP2001325199A JP2003133572A JP 2003133572 A JP2003133572 A JP 2003133572A JP 2001325199 A JP2001325199 A JP 2001325199A JP 2001325199 A JP2001325199 A JP 2001325199A JP 2003133572 A JP2003133572 A JP 2003133572A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solar cell
module
string
modules
cells
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001325199A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoteru Yoshimi
直輝 吉見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2001325199A priority Critical patent/JP2003133572A/ja
Publication of JP2003133572A publication Critical patent/JP2003133572A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B10/00Integration of renewable energy sources in buildings
    • Y02B10/10Photovoltaic [PV]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Landscapes

  • Photovoltaic Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 屋根面積を最大限に損失無く利用し、同時に
外観上違和感の生じない太陽電池アレイを提供する。 【解決手段】 複数個のセルが第1セル群1aと第2セ
ル群1bとに2分割され、各セル群1a,1bごとにセ
ルが直列に接続されている分割太陽電池モジュール2の
1つのセル群1aと、セルの全てが直列に接続されてい
る複数の一般太陽電池モジュールとで1つの太陽電池ス
トリングを形成し、前記分割太陽電池モジュール2の他
のセル群1bと、セルの全てが直列に接続されている複
数の一般太陽電池モジュールとで他の太陽電池ストリン
グを形成する。そして、このような太陽電池ストリング
を組み合わせて太陽電池アレイを構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅用太陽電池シ
ステムを構成する太陽電池モジュール、太陽電池ストリ
ングおよび太陽電池アレイに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、クリーンエネルギーを利用する手
段の一つとして太陽電池の光エネルギーを電気エネルギ
ーに変換する太陽光発電システムが普及しつつある。
【0003】図6は、従来の太陽光発電システムを構成
する太陽電池モジュールの一例を示す説明図である。同
図(a)は太陽電池モジュールの表面を示しており、同
図(b)は太陽電池モジュールの裏面を示している。
【0004】太陽電池は、最小単位のセル1001aが
何十枚単位で(図6では6行×10列の60枚のセル
が)直列に接続され、封止されることにより太陽電池モ
ジュール(以下、単に「モジュール」ともいう)100
2を形成している。そして、一般にこのモジュール10
02が生産工場からの出荷時、運搬時、および住宅設置
時の最小単位となる。
【0005】一般に、モジュール1002には、出力を
取り出す端子ボックス1001bや、セル1001が封
止されたガラスを保護し、設置時に支持部となる枠10
01cなどが付随する。
【0006】図7は、図6に示す太陽電池モジュールを
用いて形成された太陽電池ストリングの一例を示す説明
図である。同図には3つの太陽電池ストリングが図示さ
れている。
【0007】設置時には、必要な電圧を得るために、モ
ジュール1002はさらに設定枚数ごと(図7において
は8枚ごと)に直列に接続される。この直列に接続され
た一組のモジュール1002を1つの太陽電池ストリン
グ(以下、単に「ストリング」ともいう)1003とい
う。このストリング1003は、直流電流を交流電流に
変換する装置であるパワーコンディショナー1004に
並列に接続されている。
【0008】このような、ストリング1003をまとめ
たものを太陽電池アレイ1005という。
【0009】従来の太陽電池では、1つのストリング1
003を構成するモジュール1002の枚数は整数値に
設定されていた。さらに、パワーコンディショナーの各
端子に接続可能なストリングの電圧(以下、「制限電
圧」という)には、上限値および下限値が存在してい
る。
【0010】図8は、屋根の一例を示す説明図であり、
図9および図10は、図8に示す屋根に設置されたスト
リングの配置例を示す説明図である。なお、図9および
図10では、各ストリングを区別するために各ストリン
グを異なるハッチングを用いて図示している。
【0011】前述したように、制限電圧には上限値およ
び下限値が存在しているため、ある一定の面積に満たな
い屋根上の余白部分は発電に寄与することができなかっ
た。例えば、ある屋根1006に載せることができるモ
ジュールが5行×6列(図8において、破線を用いてモ
ジュールを5行×6列配置できることを示した)の30
枚であったとする。このときに考えられるモジュールの
配置枚数は、例えば、9枚のモジュールで1つのストリ
ングを形成した場合には3つのストリング1003a,
1003b,1003cを配置することができるので2
7枚であり(図9参照)、また、7枚のモジュールで1
つのストリングを形成した場合には4つのストリング1
003a,1003b,1003c,1003dを配置
することができるので28枚である(図10参照)。な
お、本明細書においては、制限電圧の上限値および下限
値に基づき1つのストリングを形成するモジュールの枚
数は例えば7枚以上9枚以下の範囲であるとする。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の太
陽電池は、9枚のモジュールで1つのストリングを形成
した場合には、屋根1006にモジュール3枚分の未設
置スペース1004aができ、7枚のモジュールで1つ
のストリングを形成した場合には、屋根1006にモジ
ュール2枚分の未設置スペース1004aができるた
め、屋根1006の面積を最大限に利用できないといっ
た問題があった。
【0013】また、屋根の面積を最大限に利用する方法
として、8枚のモジュールで2つのストリングを形成
し、さらに、7枚のモジュールで2つのストリングを形
成して30枚のモジュールで太陽電池アレイを形成する
という方法も考えられるが、このようにモジュールを接
続した場合には、1つのストリングを形成するモジュー
ルの枚数が7枚と8枚とになってしまい、最適動作電圧
が異なり発電損失が生じてしまうといった問題があっ
た。
【0014】また、特開2000−257230号公報
に開示されている太陽電池付屋根では、大小サイズの異
なるモジュールを敷き詰めて太陽電池アレイを形成して
いるが、このような太陽電池アレイを用いた場合には、
サイズの異なるモジュールを用いていることにより外観
上違和感が生じてしまうといった問題があった。
【0015】本発明はこのような問題を解決すべく創案
されたものであり、屋根面積を最大限に損失無く利用
し、同時に外観上違和感の生じない太陽電池モジュー
ル、この太陽電池モジュールを用いて形成された太陽電
池ストリング、およびこの太陽電池ストリングを用いて
形成された太陽電池アレイを提供することを目的として
いる。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の太陽電池モジュ
ールは、複数個のセルが複数のセル群に分割されるとと
もに、各セル群ごとにセルが直列に接続され、かつ、各
セル群がそれぞれ1つの端子ボックスに接続されている
といったものである。
【0017】この発明によれば、1つの太陽電池モジュ
ールを部分的に分割して利用することができる。
【0018】本発明の太陽電池ストリングは、複数個の
セルが複数のセル群に分割されるとともに、各セル群ご
とにセルが直列に接続されている1個の分割太陽電池モ
ジュールと、複数個のセルの全てが直列に接続されてい
る複数の一般太陽電池モジュールとからなり、前記複数
の一般太陽電池モジュールが直列に接続されるととも
に、前記分割太陽電池モジュールの1つのセル群が前記
1つの一般太陽電池モジュールの各セルに直列に接続さ
れているといったものである。
【0019】この発明によれば、太陽電池ストリングを
構成するモジュールの数を整数枚に限定する必要がなく
なる。
【0020】また、前記分割太陽電池モジュールを構成
するセルの配列と一般太陽電池モジュールを構成するセ
ルの配列とが外観上同一であることが好ましい。
【0021】本発明の太陽電池アレイは、上記構成の複
数の太陽電池ストリングが、直流電流を交流電流に変換
する電流変換器に並列に接続された構成の太陽電池アレ
イであって、前記分割太陽電池モジュールの分割数に相
当する数の太陽電池ストリングが、同じ分割太陽電池モ
ジュールを共有する形で各セル群に接続されているとい
ったものである。
【0022】この発明によれば、各太陽電池ストリング
を構成するモジュールの数を整数枚に限定する必要がな
くなる。
【0023】また、前記複数の太陽電池ストリングのそ
れぞれに含まれるセルの合計数は、同一であることが好
ましい。同一数とすれば、全ての太陽電池ストリングの
出力電圧を均一にすることができ、発電損失を低減する
ことができる。
【0024】
【発明の実施の形態】次に、本発明の太陽電池モジュー
ル、太陽電池ストリングおよび太陽電池アレイの一実施
の形態について説明する。
【0025】本実施の形態の太陽電池モジュールは、こ
の太陽電池モジュールを構成するセルが複数のセル群に
分割されて配線されており、各セル群は端子ボックスに
それぞれ接続されている。
【0026】このように、1つの太陽電池モジュールを
構成するセルが複数のセル群に分割されている太陽電池
モジュール(以下、「分割モジュール」という)のセル
の配列は、全てのセルが直列に接続されて1つの端子ボ
ックスに接続されている一般的な太陽電池モジュール
(以下、「一般モジュール」という)のセルの配列と同
一であり、分割モジュールのサイズは一般モジュールの
サイズと同一であるため、分割モジュールと一般モジュ
ールとの間に外観上の違和感は生じない。
【0027】また、本実施の形態の太陽電池ストリング
(以下、単に「ストリング」という)は、1枚の分割モ
ジュールの一部分と複数の一般モジュールとで構成され
ている。
【0028】例えば、分割モジュールを3つのセル群で
構成したときに、1つ目のストリングを分割モジュール
のうちの1つ目のセル群と複数の一般モジュールとで構
成し、2つ目のストリングを分割モジュールのうちの2
つ目のセル群と複数の一般モジュールとで構成し、3つ
目のストリングを分割モジュールのうちの3つ目のセル
群と複数の一般モジュールとで構成することができる。
【0029】さらに、本実施の形態の太陽電池アレイ
(以下、単に「アレイ」という)は、前述のような分割
モジュールと一般モジュールとで構成されたストリング
を用いて形成されているので、各ストリングを構成する
モジュールの数を整数枚に限定する必要がなくなる。
【0030】さらにまた、屋根には前述のアレイが配置
されているので、複数の一般モジュールのみで構成され
たストリングを用いてアレイを形成すると、屋根表面に
未設置スペースが生じてしまうような場合においても、
この未設置スペース分の分割モジュールを屋根の適所に
配置し、全てのストリングを、任意の分割モジュールを
共有する形で各セル群に接続することができる。従っ
て、未設置スペースを埋めるために、従来のように、各
ストリングを構成するモジュール枚数を異ならせてアレ
イを形成した場合には発電損失が生じてしまうが、本実
施の形態のように、分割モジュールと一般モジュールと
を用いてストリングを構成することにより、全てのスト
リングの出力電圧を均一にすることができ、発電損失を
低減することができる。
【0031】[実施例1]次に、本発明のモジュール、
ストリングおよびアレイの実施例1について図面を参照
しつつ説明する。
【0032】図1は、本発明のモジュールの実施例1を
示す斜視図である。同図(a)はモジュールの表面を示
しており、同図(b)はモジュールの裏面を示してい
る。
【0033】本実施例1のモジュールは、モジュールを
構成するセルが第1セル群1aと第2セル群1bとに2
分割され、各セル群ごとに直列に配線されている分割モ
ジュール2であり、さらに、裏面には第1端子ボックス
11aおよび第2端子ボックス11bが配置されてい
る。また、セルが封止されたガラスを保護し、設置時に
支持部となる枠21を備えている。
【0034】そして、第1セル群1aおよび第2セル群
1bのうち、第1セル群1aは上から1行目〜3行目に
配置された30枚のセルで構成されており、第2セル群
1bは上から4行目〜6行目に配置された30枚のセル
で構成されている。なお、セルの分割形状についてはこ
の例に限定されるものではない。
【0035】セル同士の接続については、まず、各行に
おいて、隣り合うセル同士が互いに直列に接続されてい
る。そして、1行目の右端のセルと2行目の右端のセル
とが直列に接続されており、2行目の左端のセルと3行
目の左端のセルとが直列に接続されており、4行目の右
端のセルと5行目の右端のセルとが直列に接続されてお
り、5行目の左端のセルと6行目の左端のセルとが直列
に接続されている。さらに、第1端子ボックス11aに
は、1行目の左端のセルと3行目の右端のセルとからバ
スパー(電線)が引かれており、第1セル群1aを構成
するセルの出力が取り出されるようになっている。同様
に、第2端子ボックス11bには、4行目の左端のセル
と6行目の右端のセルとからバスパー(電線)が引かれ
ており、第2セル群1bを構成するセルの出力が取り出
されるようになっている。
【0036】図2は、図1に示すモジュールを用いて形
成されたストリングを屋根上に配置した状態を示す説明
図である。
【0037】本実施例1のストリングのうち第1ストリ
ング3aは、第1分割モジュール2aのうちの第1セル
群1aおよび第1端子ボックス11a(図2には図示せ
ず)と7枚の一般モジュール12a,22a,32a,
42a,52a,62a,72aとで形成されており、
第2ストリング3bは、第1分割モジュール2aのうち
の第2セル群1bおよび第2端子ボックス11b(図2
には図示せず)と7枚の一般モジュール12b,22
b,32b,42b,52b,62b,72bとで形成
されている。また、第3ストリング3cは、第2分割モ
ジュール2bのうちの第1セル群1cおよび第1端子ボ
ックス11c(図2には図示せず)と7枚の一般モジュ
ール12c,22c,32c,42c,52c,62
c,72cとで形成されており、第4ストリング3c
は、第2分割モジュール2bのうちの第2セル群1dお
よび第2端子ボックス11d(図2には図示せず)と7
枚の一般モジュール12d,22d,32d,42d,
52d,62d,72dとで形成されている。なお、一
般モジュールの参照符号は、分かりやすくするために、
引き出し線を用いずに各一般モジュール上に直接示し
た。
【0038】さらに、本実施例のアレイ4は、前述のよ
うな第1ストリング3a、第2ストリング3b、第3ス
トリング3cおよび第4ストリング3dを用いて形成さ
れている。これらの第1ストリング3a、第2ストリン
グ3b、第3ストリング3cおよび第4ストリング3d
は、パワーコンディショナ(図示せず)に並列に接続さ
れている。
【0039】さらにまた、屋根5には、前述の第1スト
リング3a、第2ストリング3b、第3ストリング3c
および第4ストリング3dを用いて形成されたアレイ4
が配置されている。
【0040】屋根5上において、第1ストリング3aを
構成するモジュールのうち、6枚の一般モジュール12
a,22a,32a,42a,52a,62aは上から
1列目に配置されており、残り1枚の一般モジュール7
2aは上から2行目の左から1番目に配置されており、
第1セル群1aを構成する第1分割モジュール2aは上
から2行目の左から2番目に配置されている。また、第
2ストリング3bを構成するモジュールのうち、第2セ
ル群1bを構成する第1分割モジュール2aは上から2
行目の左から2番目に配置されており、4枚の一般モジ
ュール12b,22b,32b,42bは上から2列目
の左から3番目〜6番目に配置されており、残り3枚の
一般モジュール52b,62b,72bは上から3行目
の左から4番目〜6番目に配置されている。さらに、第
3ストリング3cを構成するモジュールのうち、3枚の
一般モジュール12c,22c,32cは上から3列目
の左から1番目〜3番目に配置されており、残り4枚の
一般モジュール42c,52c,62c,72cは上か
ら4行目の左から1番目〜4番目に配置されており、第
1セル群1aを構成する第2分割モジュール2bは上か
ら4行目の左から5番目に配置されている。またさら
に、第4ストリング3dを構成するモジュールのうち、
第2セル群1bを構成する第2分割モジュール2bは上
から4行目の左から5番目に配置されており、1枚の一
般モジュール12dは上から4列目の左から5番目〜6
番目に配置されており、残り6枚の一般モジュール22
d,32d,42d,52d,62d,72dは上から
5行目に配置されている。
【0041】このように、モジュールを30枚(5行×
6列)配置できるような屋根5にアレイを配置するとき
には、従来では7枚の一般モジュールからなるストリン
グを4個用いてアレイを形成していたので、屋根5にモ
ジュール2枚分の余白スペースが生じていたが、本実施
例では、7枚の一般モジュールにさらに2分の1枚の分
割モジュールを直列に接続して形成したストリングを4
個用いてアレイを形成することができるので、屋根5に
未設置スペースが生じることがなく、かつ、各ストリン
グを構成するモジュールの数が等しいので発電損失も生
じない。さらに、分割モジュールを構成するセルと一般
モジュールを構成するセルとが同様に配列されているの
で、分割モジュールの外観と一般モジュールの外観との
間に違和感が生じることもない。
【0042】[実施例2]次に、本発明のモジュール、
ストリングおよびアレイの実施例2について図面を参照
しつつ説明する。
【0043】図3は、本発明のモジュールの実施例2を
示す斜視図である。同図(a)はモジュールの表面を示
しており、同図(b)はモジュールの裏面を示してい
る。
【0044】本実施例2のモジュールは、モジュールを
構成するセルが第1セル群101aと第2セル群101
bと第3セル群101cとに3分割され、各セル群ごと
に直列に配線されている分割モジュール102であり、
さらに、裏面には第1端子ボックス111a、第2端子
ボックス111bおよび第3端子ボックス111cが配
置されている。また、セルが封止されたガラスを保護
し、設置時に支持部となる枠121を備えている。
【0045】そして、第1セル群101a、第2セル群
101bおよび第3セル群101cのうち、第1セル群
101aは上から1行目〜2行目に配置された20枚の
セルで構成されており、第2セル群101bは上から3
行目〜4行目に配置された20枚のセルで構成されてお
り、第3セル群101cは上から5行目〜6行目に配置
された20枚のセルで構成されている。なお、セルの分
割形状についてはこの例に限定されるものではない。
【0046】セル同士の接続については、まず、各行に
おいて、隣り合うセル同士が互いに直列に接続されてい
る。そして、1行目の右端のセルと2行目の右端のセル
とが直列に接続されており、3行目の右端のセルと4行
目の右端のセルとが直列に接続されており、5行目の右
端のセルと6行目の右端のセルとが直列に接続されてい
る。さらに、第1端子ボックス111aには、1行目の
左端のセルと2行目の左端のセルとからバスパー(電
線)が引かれており、第1セル群101aを構成するセ
ルの出力が取り出されるようになっている。また、第2
端子ボックス111bには、3行目の左端のセルと4行
目の左端のセルとからバスパー(電線)が引かれてお
り、第2セル群101bを構成するセルの出力が取り出
されるようになっている。さらに、第3端子ボックス1
11cには、5行目の左端のセルと6行目の左端のセル
とからバスパー(電線)が引かれており、第3セル群1
01cを構成するセルの出力が取り出されるようになっ
ている。
【0047】図4は、図3に示すモジュールを用いて形
成されたストリングを用いて形成されたアレイの実施例
2を示す説明図である。
【0048】本実施例のストリングのうち第1ストリン
グ103aは、分割モジュール102のうちの第1セル
群101aおよび第1端子ボックス111a(図4には
図示せず)と8枚の一般モジュール112a,122
a,132a,142a,152a,162a,172
a,182aとで形成されており、第2ストリング10
3bは、分割モジュール102のうちの第2セル群10
1bおよび第2端子ボックス111b(図4には図示せ
ず)と8枚の一般モジュール112b,122b,13
2b,142b,152b,162b,172b,18
2bとで形成されている。また、第3ストリング103
cは、分割モジュール102のうちの第3セル群111
cおよび第1端子ボックス111c(図4には図示せ
ず)と8枚の一般モジュール112c,122c,13
2c,142c,152c,162c,172c,18
2cとで形成されている。なお、一般モジュールの参照
符号は、分かりやすくするために、引き出し線を用いず
に各一般モジュール上に直接示した。
【0049】さらに、本実施例のアレイ104は、前述
のような第1ストリング103a、第2ストリング10
3b、第3ストリング103cおよび第4ストリング1
03dを用いて形成されている。これらの第1ストリン
グ103a、第2ストリング103b、第3ストリング
103cおよび第4ストリング103dは、パワーコン
ディショナ(図示せず)に並列に接続されている。
【0050】図5は、図4に示すアレイが配置される屋
根の一例を示す説明図である。
【0051】屋根105には、前述の第1ストリング1
03a、第2ストリング103b、第3ストリング10
3cおよび第4ストリング103dを用いて形成された
アレイ104が配置されている。
【0052】屋根105上において、第1ストリング1
03aを構成するモジュールのうち、5枚の一般モジュ
ール112a,122a,132a,142a,152
aは上から1列目に配置されており、残り3枚の一般モ
ジュール162a,172a,182aは上から2行目
の左から1番目〜3番目に配置されており、第1セル群
101aを構成する分割モジュール102は上から3行
目の左から1番目に配置されている。また、第2ストリ
ング103bを構成するモジュールのうち、第2セル群
101bを構成する分割モジュール102は上から3行
目の左から1番目に配置されており、2枚の一般モジュ
ール142b,152bは上から2列目の左から4番目
〜5番目に配置されており、残り4枚の一般モジュール
112b,122b,132b,162bは上から3行
目の左か2番目〜5番目に配置されており、さらに残り
2枚の一般モジュール172b,182bは上から4行
目の左か4番目〜5番目に配置されている。さらに、第
3ストリング3cを構成するモジュールのうち、第3セ
ル群101cを構成する分割モジュール102は上から
3行目の左から1番目に配置されており、3枚の一般モ
ジュール112c,142c,152cは上から4列目
の左から1番目〜3番目に配置されており、残り5枚の
一般モジュール122c,132c,162c,172
c,182cは上から5行目の左から1番目〜5番目に
配置されている。
【0053】このように、モジュールを25枚(5行×
5列)配置できるような屋根105(図5において、破
線を用いてモジュールを5行×5列配置できることを示
した)にアレイを配置するときには、従来では8枚の一
般モジュールからなるストリングを3個用いてアレイを
形成していたので、屋根105にモジュール1枚分の未
設置スペースが生じていたが、本実施例では、8枚の一
般モジュールにさらに3分の1枚の分割モジュールを直
列に接続して形成したストリングを3個用いてアレイを
形成することができるので、屋根105に未設置スペー
スが生じることがなく、かつ、各ストリングを構成する
モジュールの数が等しいので発電損失も生じない。さら
に、分割モジュールを構成するセルと一般モジュールを
構成するセルとが同様に配列されているので、分割モジ
ュールの外観と一般モジュールの外観との間に違和感が
生じることもない。
【0054】
【発明の効果】本発明の太陽電池モジュールは、複数個
のセルが複数のセル群に分割されるとともに、各セル群
ごとにセルが直列に接続され、かつ、各セル群がそれぞ
れ1つの端子ボックスに接続されているといったもので
あり、この発明によれば、一般モジュールの外観と同様
の外観を備えた分割モジュールを得ることができる。
【0055】本発明の太陽電池ストリングは、複数個の
セルが複数のセル群に分割されるとともに、各セル群ご
とにセルが直列に接続されている1個の分割太陽電池モ
ジュールと、複数個のセルの全てが直列に接続されてい
る複数の一般太陽電池モジュールとからなり、前記複数
の一般太陽電池モジュールが直列に接続されるととも
に、前記分割太陽電池モジュールの1つのセル群が前記
1つの一般太陽電池モジュールの各セルに直列に接続さ
れているといったものであり、この発明によれば、より
発電効率の高い太陽電池ストリングを形成することがで
きる。
【0056】また、前記分割太陽電池モジュールを構成
するセルの配列と一般太陽電池モジュールを構成するセ
ルの配列とを外観上同一とすることにより、意匠的にも
優れ、外観上良好なものとなる。
【0057】本発明の太陽電池アレイは、上記構成の太
陽電池ストリングが、直流電流を交流電流に変換する電
流変換器に並列に接続された構成の太陽電池アレイであ
って、前記分割太陽電池モジュールの分割数に相当する
数の太陽電池ストリングが、同じ分割太陽電池モジュー
ルを共有する形で各セル群に接続されているといったも
のであり、この発明によれば、直列に接続される枚数が
異なることによる発電損失を生じさせることなく発電す
ることができる。
【0058】また、前記複数の太陽電池ストリングそれ
ぞれに含まれるセルの合計数を同一となるように構成す
れば、全ての太陽電池ストリングの出力電圧を均一にす
ることができ、発電損失を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の太陽電池モジュールの実施例1を示す
斜視図である。
【図2】図1に示す太陽電池モジュールを用いて形成さ
れた太陽電池ストリングを屋根上に配置した状態を示す
説明図である。
【図3】本発明の太陽電池モジュールの実施例2を示す
斜視図である。
【図4】図3に示す太陽電池モジュールを用いて形成さ
れた太陽電池ストリングを用いて形成された太陽電池ア
レイを示す説明図である。
【図5】図4に示す太陽電池アレイが配置される屋根の
一例を示す説明図である。
【図6】従来の太陽光発電システムを構成する太陽電池
モジュールの一例を示す説明図である。
【図7】図6に示す太陽電池モジュールを用いて形成さ
れた太陽電池ストリングの一例を示す説明図である。
【図8】屋根の一例を示す説明図である。
【図9】図8に示す屋根に設置された太陽電池ストリン
グの一配置例を示す説明図である。
【図10】図8に示す屋根に設置された太陽電池ストリ
ングの他の配置例を示す説明図である。
【符号の説明】
1a,101a 第1セル群 1b,101b 第2セル群 101c 第3セル群 2,102 分割モジュール 2a 第1分割モジュール 2b 第2分割モジュール 3a,103a 第1ストリング 3b,103b 第2ストリング 3c,103c 第3ストリング 3d 第4ストリング 4 アレイ 5 屋根 11a 第1端子ボックス 11b 第2端子ボックス

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個のセルが複数のセル群に分割され
    るとともに、各セル群ごとにセルが直列に接続され、か
    つ、各セル群がそれぞれ1つの端子ボックスに接続され
    ていることを特徴とする太陽電池モジュール。
  2. 【請求項2】 複数個のセルが複数のセル群に分割され
    るとともに、各セル群ごとにセルが直列に接続されてい
    る1個の分割太陽電池モジュールと、 複数個のセルの全てが直列に接続されている複数の一般
    太陽電池モジュールとからなり、 前記複数の一般太陽電池モジュールが直列に接続される
    とともに、前記分割太陽電池モジュールの1つのセル群
    が前記1つの一般太陽電池モジュールの各セルに直列に
    接続されていることを特徴とする太陽電池ストリング。
  3. 【請求項3】 前記分割太陽電池モジュールを構成する
    各セルの配列と前記一般太陽電池モジュールを構成する
    各セルの配列とが外観上同一である請求項2記載の太陽
    電池ストリング。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の複数の太陽電池ストリン
    グが、直流電流を交流電流に変換する電流変換器に並列
    に接続された構成の太陽電池アレイであって、前記分割
    太陽電池モジュールの分割数に相当する数の太陽電池ス
    トリングが、同じ分割太陽電池モジュールを共有する形
    で各セル群に接続されていることを特徴とする太陽電池
    アレイ。
  5. 【請求項5】 前記複数の太陽電池ストリングのそれぞ
    れに含まれるセルの合計数が同一である請求項4記載の
    太陽電池アレイ。
JP2001325199A 2001-10-23 2001-10-23 太陽電池モジュール、太陽電池ストリングおよび太陽電池アレイ Pending JP2003133572A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001325199A JP2003133572A (ja) 2001-10-23 2001-10-23 太陽電池モジュール、太陽電池ストリングおよび太陽電池アレイ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001325199A JP2003133572A (ja) 2001-10-23 2001-10-23 太陽電池モジュール、太陽電池ストリングおよび太陽電池アレイ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003133572A true JP2003133572A (ja) 2003-05-09

Family

ID=19141806

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001325199A Pending JP2003133572A (ja) 2001-10-23 2001-10-23 太陽電池モジュール、太陽電池ストリングおよび太陽電池アレイ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003133572A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006087951A1 (ja) * 2005-02-16 2006-08-24 Sharp Kabushiki Kaisha 太陽電池およびその製造方法
WO2009036502A1 (en) * 2007-09-18 2009-03-26 Queensland University Of Technology Circuit for solar cell array
JP2015092642A (ja) * 2009-07-08 2015-05-14 トタル マルケタン セルヴィス 多接合及び多電極を有する光起電性電池の製造方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006087951A1 (ja) * 2005-02-16 2006-08-24 Sharp Kabushiki Kaisha 太陽電池およびその製造方法
JP2006228876A (ja) * 2005-02-16 2006-08-31 Sharp Corp 太陽電池およびその製造方法
JP4518973B2 (ja) * 2005-02-16 2010-08-04 シャープ株式会社 太陽電池およびその製造方法
US7902451B2 (en) 2005-02-16 2011-03-08 Sharp Kabushiki Kaisha Solar cell and fabrication method thereof
WO2009036502A1 (en) * 2007-09-18 2009-03-26 Queensland University Of Technology Circuit for solar cell array
JP2015092642A (ja) * 2009-07-08 2015-05-14 トタル マルケタン セルヴィス 多接合及び多電極を有する光起電性電池の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2003036731A1 (en) Light emitting or light receiving semiconductor module and method for manufacturing the same
CN102089887B (zh) 包括一个或多个耐阴性布线方案的太阳能系统
US8227684B2 (en) Solar panel frame
KR101131331B1 (ko) 태양 전지 모듈 및 이것을 탑재한 전자 부품, 전기 부품, 전자 기기
CN103165705B (zh) 太阳能电池模块
WO2008060536A2 (en) Solar panel frame
EA016066B1 (ru) Опорный каркас электрически активной панели, такой как фотоэлектрическая панель
WO2000035030A3 (en) Battery network with compounded interconnections
US6635817B2 (en) Solar cell array having lattice or matrix structure and method of arranging solar cells and panels
JP7266444B2 (ja) 太陽電池モジュール、及び太陽電池システム
JP2002289893A (ja) 太陽電池モジュール、太陽光発電システム及びその施工方法
KR101219233B1 (ko) 배터리 어레이 및 이를 구비한 배터리 팩
JP2014209654A (ja) 太陽電池モジュール
JP2003133572A (ja) 太陽電池モジュール、太陽電池ストリングおよび太陽電池アレイ
US10693026B2 (en) Photovoltaic module comprising a plurality of bifacial cells and method for producing such a module
JP2008300449A (ja) 太陽電池モジュール及びその製造方法
JP2012043981A (ja) 太陽電池モジュール
JP6076195B2 (ja) 太陽電池パネルおよびその接続方法、太陽光発電システム
JP2000315811A (ja) 太陽電池素子の直列接続方法及び太陽電池モジュール
CN110277960A (zh) 具有高封装密度的可卷曲太阳能电源模块
KR102294564B1 (ko) 태양전지용 커넥터, 이를 포함하는 슁글드 스트링 및 태양전지 모듈
CN202405283U (zh) 太阳能电池模块
JP4216370B2 (ja) 太陽電池モジュールの接続方法
JP5823182B2 (ja) 太陽電池パネル
EP1585178A4 (en) SOLAR CELL MODULE ASSEMBLY, WIRING SYSTEM AND SOLAR POWER GENERATION SYSTEM