JP2003133316A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents
半導体装置及びその製造方法Info
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Abstract
護膜の膜厚の不揃いを改善して、多層配線化を図る際
に、層間絶縁膜表面の十分な平坦度を確保できるように
する。また、絶縁膜上に保護膜形成用のめっき材が成膜
されてしまうことを防止する。 【解決手段】 埋め込み配線構造を有する半導体装置の
露出配線の表面に、無電界めっきで選択的に形成し、表
面を平坦化したCo,Co合金,NiまたはNi合金の
少なくとも一種からなる保護膜20を形成した。
Description
の製造方法に関し、特に半導体基板等の表面に設けた配
線用の微細な凹部に銅や銀等の導電体を埋め込んで構成
した埋め込み配線構造を有し、露出配線の表面を保護膜
で保護した半導体装置及びその製造方法に関するもので
ある。
配線溝及びコンタクトホールに金属(導電体)を埋め込
むようにしたプロセス(いわゆる、ダマシンプロセス)
が使用されつつある。これは、層間絶縁膜に予め形成し
た配線溝やコンタクトホールに、アルミニウム、近年で
は銅や銀等の金属を埋め込んだ後、余分な金属を化学的
機械的研磨(CMP)によって除去し平坦化するプロセ
ス技術である。
配線の表面が外部に露出しており、この上に埋め込み配
線を形成する際、例えば次工程の層間絶縁膜形成プロセ
スにおけるSiO2形成時の表面酸化やビアホールを形
成するためのSiO2エッチング等に際して、ビアホー
ル底に露出した配線のエッチャントやレジスト剥離等に
よる表面汚染が懸念されている。このため、従来、表面
が露出している配線形成部のみならず、半導体基板の全
表面にSiN等の配線保護膜を形成して、配線のエッチ
ャント等による汚染を防止することが一般に行われてい
た。
N等の保護膜を形成すると、埋め込み配線構造を有する
半導体装置においては、層間絶縁膜の誘電率が上昇して
配線遅延を誘発し、配線材料として銅や銀のような低抵
抗材料を使用したとしても、半導体装置として能力向上
を阻害してしまう。このため、銅や銀等の配線材料との
接合が強く、しかも比抵抗(ρ)が低い、例えば無電解
めっきによって得られるCo(コバルト)またはCo合
金や、Ni(ニッケル)またはNi合金からなる保護膜
で露出配線の表面を選択的に覆って配線を保護すること
が提案されている。
図28に示すように、SiO2からなる絶縁膜2の内部
に形成した配線用の溝4の内部に、例えば銅を埋め込
み、CMP処理を施して銅配線8を形成し、この銅配線
8の露出表面に、無電解めっきにより、例えばNi−B
からなる保護膜20を選択的に形成して銅配線8の露出
表面を保護すると、この保護膜20の膜厚を均一にする
ことが困難で、保護膜20の膜厚のばらつきが大きくな
る。そして、このように、保護膜20の膜厚のばらつき
が大きいと、この上に層間絶縁膜を積層して多層配線化
を図る際に、層間絶縁膜表面の十分な平坦度を確保でき
なくなってしまうといった問題があった。また、パター
ン密度によって、パターン密度が大きいところは絶縁膜
上に保護膜がオーバーハングしてしまう部分ができる問
題が生じるケースもあった。
は、配線以外の絶縁膜上にも保護膜形成用のめっき材が
成膜されてしまうことがあった。例えば、絶縁膜の内部
に形成した配線用の凹部に銅を埋め込んで形成した銅配
線の場合には、銅の元素レベルが一般に高く、特にパタ
ーンが密なところでは、絶縁膜上の銅コンタミネーショ
ンにより、無電解めっきのめっき材がこの絶縁膜上の銅
に反応して、ここに成膜してしまうことがあった。
で、埋め込み配線の露出表面を覆って保護する保護膜の
膜厚の不揃いを改善して、多層配線化を図る際に、層間
絶縁膜表面の十分な平坦度を確保できるようにした半導
体装置及びその製造方法を提供することを第1の目的と
する。また、本発明は、絶縁膜上に保護膜形成用のめっ
き材が成膜されてしまうことを防止して、配線の露出表
面のみに保護膜を選択的に形成できるようにした半導体
装置の製造方法及びその方法を提供することを第2の目
的とする。
は、埋め込み配線構造を有する半導体装置の露出配線の
表面に、表面を平坦化した保護膜を選択的に形成したこ
とを特徴とする半導体装置である。このように、膜厚を
均一にすることが一般に困難な保護膜の表面を平坦化す
ることで、保護膜の膜厚の不揃いを改善し、オーバーハ
ング部を除去することができる。
Co,Co合金,NiまたはNi合金の少なくとも1種
からなることを特徴とする請求項1記載の半導体装置で
ある。このCo合金としては、例えばCo−W−P,C
o−W−B,Co−P,Co−Bが、Ni合金として
は、例えばNi−B,Ni−P,Ni−W−P,Ni−
W−Bが挙げられる。
造を有する半導体装置の露出配線の表面に、保護膜を無
電解めっきで選択的に形成し、その後該保護膜が形成さ
れた半導体装置の表面を平坦化することを特徴とする半
導体装置の製造方法である。無電解めっきで保護膜を形
成すると、この膜厚を均一にすることが一般に困難であ
るが、このように、無電解めっき後に保護膜の表面を平
坦化することで、保護膜の膜厚の不揃いを改善し、オー
バーハング部を除去することができる。
造を有する半導体装置の表面に設けた配線用の凹部に導
電体をめっきにより埋め込む工程と、該半導体装置の表
面を研磨により平坦にする工程と、該半導体装置の露出
配線の表面に無電解めっきにより保護膜を選択的に形成
する工程と、該半導体装置の表面を研磨により平坦にす
る工程を有することを特徴とする請求項3記載の半導体
装置の製造方法である。この保護膜を形成した後の研磨
は、例えば酸化剤及び砥粒を含むスラリーを供給しつ
つ、不織布、スポンジまたは発泡ウレタン等の樹脂材料
等からなる研磨パッドを用いて行う。これにより、保護
膜は酸化剤によって酸化されスラリーに含まれた砥粒に
よって研磨される。また、予め砥粒を入れた砥石を使用
して研磨してもよい。
電解めっきで選択的に形成する前に、めっき前処理を行
うことを特徴とする請求項3または4記載の半導体装置
の製造方法である。このめっき前処理としては、例えば
Pd触媒を付与する触媒処理や、露出配線の表面に付着
した酸化膜を除去する酸化膜除去処理等が挙げられる。
けた配線用の凹部に導電体を埋め込む第1のめっきユニ
ットと、この導電体を埋め込んだ基板の表面を研磨する
第1の研磨ユニットと、この研磨後の基板に露出した配
線の表面に保護膜を選択的に形成する第2のめっきユニ
ットと、この保護膜を形成した基板の表面を研磨する第
2の研磨ユニットを備えたことを特徴とする半導体装置
の製造装置である。
きユニットは、アノードとカソードを備えた電気めっき
装置であり、前記第2のめっきユニットは、無電解めっ
き装置であることを特徴とする請求項6記載の半導体装
置の製造装置である。
けた配線用の凹部に導電体をめっきにより埋め込む工程
と、この導電体を埋め込んだ基板の表面を研磨により平
坦にする工程と、この平坦化した基板の表面を該表面の
絶縁膜上の導電体コンタミネーションが5×105at
oms/cm2以下となるように洗浄する工程と、この
洗浄後の基板の露出した配線の表面に無電解めっきによ
り保護膜を選択的に形成する工程とを有することを特徴
とする半導体装置の製造方法である。
コンタミネーションが5×105atoms/cm2以
下となるように絶縁膜上面を清浄にすることで、この後
の無電解めっきで保護膜を選択的に形成する時に、絶縁
膜上の銅コンタミネーションにより、無電解めっきのめ
っき材がこの絶縁膜上の銅に反応して、ここに成膜して
しまうことを防止することができる。ここで、このよう
に基板表面を洗浄した時には、絶縁膜の上面が清浄な、
例えば5分以内にめっきを行うことが望ましい。
けた配線用の凹部に導電体を埋め込む第1のめっきユニ
ットと、この導電体を埋め込んだ基板の表面を研磨する
第1の研磨ユニットと、この平坦化した基板の表面を該
表面の絶縁膜上の導電体コンタミネーションが5×10
5atoms/cm2以下となるように洗浄する洗浄ユ
ニットと、この洗浄後の基板の露出した配線の表面に保
護膜を選択的に形成する第2のめっきユニットとを備え
たことを特徴とする半導体装置の製造装置である。請求
項10に記載の発明は、前記洗浄ユニットは、スクラブ
洗浄ユニットであることを特徴とする請求項9記載の半
導体装置の製造装置である。
て説明する。図1は、半導体装置における銅配線形成例
を工程順に示すもので、図1(a)に示すように、半導
体素子を形成した半導体基材1上の導電層1aの上に、
例えばSiO2からなる絶縁膜2を堆積し、この絶縁膜
2の内部に、例えばリソグラフィ・エッチング技術によ
りコンタクトホール3と配線用の溝4を形成し、その上
にTaもしくはTaN等からなるバリア層5、更にその
上に電解めっきの給電層としての銅シード層6をスパッ
タリング等により形成する。
基板Wの表面に銅めっきを施すことで、半導体基板Wの
コンタクトホール3及び溝4内に銅を充填させるととも
に、絶縁膜2上に銅層7を堆積させる。その後、化学的
機械的研磨(CMP)により、絶縁膜2上の銅層7を除
去して、コンタクトホール3及び配線用の溝4に充填さ
せた銅層7の表面と絶縁膜2の表面とをほぼ同一平面に
する。これにより、図1(c)に示すように、絶縁膜2
の内部に銅シード層6と銅層7からなる配線8を形成す
る。
基板Wに形成した配線8の露出表面を、図2に示すよう
に、保護膜20で選択的に覆って保護し、更に、CMP
処理を施して保護膜20の表面を平坦化した後、基板W
の表面に、例えばSiO2やSiOF等の絶縁膜22を
積層して、多層配線構造を構成するようにしている。こ
の時の工程の一部を図3に示す。この例では、先ず、C
MP処理後の基板Wを洗浄し、例えばPd触媒を付与す
る触媒処理等のめっき前処理を行った後、基板Wの表面
に無電解めっきを施して、図2(a)に示すように、配
線8の外部への露出表面に、例えばCo合金からなる保
護膜20を選択的に形成する。そして、洗浄し乾燥させ
た後、図2(b)に示すように、基板Wの表面にCMP
処理を施して、保護膜20の表面を平坦化する。そし
て、洗浄し乾燥させた後、図2(c)に示すように、こ
の上に絶縁膜22を堆積させる。
0で選択的に覆うことで、配線8を保護することができ
る。しかも、無電解めっきで保護膜20を形成すると、
この膜厚を均一にすることが一般に困難であるが、この
ように、無電解めっき後に保護膜20の表面をCMP処
理で平坦化することで、保護膜20の膜厚の不揃いを改
善し、これによって、この上に堆積させた絶縁膜22の
表面の十分な平坦度を確保することができる。
(c)に示す絶縁膜2上の銅コンタミネーションが5×
105atoms/cm2以下となるように、基板Wの
表面を清浄に洗浄することが好ましい。このように、絶
縁膜2上の銅コンタミネーションを5×105atom
s/cm2以下に落とすことで、この後の無電解めっき
で保護膜20を選択的に形成する時に、絶縁膜2上の銅
コンタミネーションにより、無電解めっきのめっき材が
この絶縁膜2上の銅に反応して、ここに成膜してしまう
ことを防止することができる。つまり、銅の表面に無電
解めっきを施す場合、触媒プロセスであるか否かに拘わ
らず、めっき材が銅の元素に反応して成膜するが、絶縁
膜2の上面から銅を除去することで、絶縁膜上でめっき
材が銅と反応して成膜することを防止することができ
る。このように基板Wの表面を清浄に洗浄した時には、
絶縁膜2の上面が清浄な、例えば5分以内に無電解めっ
きを行うことが望ましい。
配線パターンの集積密度によって影響を受ける場合があ
る。即ち、配線パターンの疎な部分は、配線パターンが
密な部分より膜が付着しにくいため、配線パターンが疎
な部分に保護膜を十分に形成しようとすると、配線パタ
ーンが密な部分には保護膜が厚く形成されるが、その
際、露出配線の表面だけでなく、絶縁膜の表面にも保護
膜が形成される場合がある。このような場合にも、露出
配線の表面に形成された保護膜20だけではなく、絶縁
膜の表面に形成された保護膜も同時にCMP処理で平坦
化し、保護膜の不揃いを改善することができる。平坦化
は、保護膜が少し絶縁膜表面より盛り上がっている状態
で止めてもよいが、絶縁膜表面と同じになるまで平坦化
した方が、この上に堆積させる絶縁膜22の表面の十分
な平坦度を確保しやすい。
Co−W−P合金を使用している。つまり、基板Wを、
例えばPdCl2+HClの溶液に1分間浸漬させてパ
ラジウム触媒を付与するめっき前処理を施し、しかる
後、コバルトイオン、錯化剤、pH緩衝剤、pH調整
剤、還元剤、及びタングステンを含む化合物を含有した
めっき液に基板Wの表面を浸漬させることで、保護膜
(Co−W−P合金層)20を形成している。
としての重金属化合物または硫黄化合物の1種または2
種以上、または界面活性剤の少なくとも一方が添加さ
れ、また水酸化ナトリウム等のpH調整剤を用いて、p
Hが、例えば10に調整されている。めっき液の温度
は、例えば90℃である。
は、例えば硫酸コバルト、塩化コバルト、酢酸コバルト
等のコバルト塩を挙げることができる。錯化剤として
は、例えば酢酸等のカルボン酸及びそれらの塩、酒石
酸、クエン酸等のオキシカルボン酸及びそれらの塩、グ
リシン等のアミノカルボン酸及びそれらの塩を挙げるこ
とができる。また、それらは単独で使用してもよく、2
種以上併用してもよい。
ウム、塩化アンモニウム、ホウ酸等を挙げることができ
る。還元剤としては、次亜リン酸ナトリウム等を挙げる
ことができる。タングステンを含む化合物としては、例
えばタングステン酸及びそれらの塩、または、タングス
トリン酸(例えば、H3(PW12P40)・nH2O)
等のヘテロポリ酸及びそれらの塩等を挙げることができ
る。なお、この例では、保護膜20として、Co−W−
P合金を使用しているが、Co単体、Co−W−B合
金、Co−P合金またはCo−B合金等を使用してもよ
い。
使用してよい。つまり、ニッケルイオン、ニッケルイオ
ンの錯化剤、ニッケルイオンの還元剤としてのアルキル
アミンボランまたは硼素化水素化合物及びアンモニアイ
オンを含有し、pHを、例えば8〜12に調整した無電
解めっき液を使用し、このめっき液に基板Wの表面を浸
漬させることで、保護膜(Ni−B合金層)20を形成
してもよい。めっき液の温度は、例えば50〜90℃、
好ましくは55〜75℃である。
は、例えばりんご酸やグリシン等を挙げることができ、
硼素化水素化合物としては、例えばNaBH4を挙げる
ことができる。更に、保護膜20として、Ni単体,N
i−P合金,Ni−W−BまたはNi−W−P合金等を
使用してもよい。また、配線材料として、銅を使用した
例を示しているが、銅の他に、銅合金、銀及び銀合金等
を使用しても良い。
発明の実施の形態の半導体装置の製造装置の全体構成を
示す配置図で、この装置は、全体が長方形をなす床上の
スペースの一端側に第1の研磨ユニット24aと第2の
研磨ユニット24bが左右に対向して配置され、他端側
にそれぞれ半導体ウエハ等の基板Wを収納する基板カセ
ット26a,26bを載置する一対のロード・アンロー
ド部が配置されている。そして、研磨ユニット24a,
24bとロード・アンロード部を結ぶ線上に2台の搬送
ロボット28a,28bが配置されている。更に、搬送
ラインに沿った一方側には、銅埋め込み用の第1のめっ
きユニット30、反転機を備えた銅膜厚検査ユニット3
2及び反転機を備えためっき前処理ユニット34が配置
され、他方側には、リンス・乾燥装置36、保護膜形成
用の第2のめっきユニット38及びロールスポンジを備
えた洗浄ユニット39が配置されている。研磨ユニット
24a,24bの搬送ライン側には、基板Wを研磨ユニ
ット24a,24bとの間で授受する上下動自在なプッ
シャ42が設けられている。
第1のめっきユニット30を構成する電気めっき装置を
示す。この電気めっき装置は、図6に示すように、略円
筒状で内部にめっき液45を収容するめっき処理槽46
と、このめっき処理槽46の上方に配置されて基板Wを
保持するヘッド部47とから主に構成されている。な
お、図6は、ヘッド部47で基板Wを保持してめっき液
45の液面を上昇させためっき位置にある時の状態を示
している。
し、アノード48を底部に配置しためっき室49を有
し、このめっき室49内にめっき液45を保有するめっ
き槽50が備えられている。前記めっき槽50の内周壁
には、めっき室49の中心に向かって水平に突出するめ
っき液噴出ノズル53が円周方向に沿って等間隔で配置
され、このめっき液噴出ノズル53は、めっき槽50の
内部を上下に延びるめっき液供給路に連通している。
ード48の上方位置に、例えば3mm程度の多数の穴を
設けたパンチプレート220が配置され、これによっ
て、アノード48の表面に形成されたブラックフィルム
がめっき液45によって巻き上げられ、流れ出すことを
防止するようになっている。
のめっき液45を該めっき室49の底部周縁から引抜く
第1めっき液排出口57と、めっき槽50の上端部に設
けた堰部材58をオーバーフローしためっき液45を排
出する第2めっき液排出口59と、この堰部材58をオ
ーバーフローする前のめっき液45を排出する第3めっ
き液排出口120が設けられ、更に、堰部材58の下部
には、図12に示すように、所定間隔毎に所定幅の開口
222が設けられている。
給めっき量が大きい時には、めっき液を第3めっき液排
出口120から外部に排出する共に、図12(a)に示
すように、堰部材58をオーバーフローさせ、更に開口
222を通過させて第2めっき液排出口59からも外部
に排出する。また、めっき処理時にあって、供給めっき
量が小さい時には、めっき液を第3めっき液排出口12
0から外部に排出すると共に、図12(b)に示すよう
に、開口222を通過させて第2めっき液排出口59か
らも外部に排出し、これによって、めっき量の大小に容
易に対処できるようになっている。
液噴出ノズル53の上方に位置して、めっき室49と第
2めっき液排出口59とを連通する液面制御用の貫通孔
224が円周方向に沿った所定のピッチで設けられ、こ
れによって、非めっき時にめっき液を貫通孔224を通
過させ第2めっき液排出口59から外部に排出すること
で、めっき液の液面を制御するようになっている。な
お、この貫通孔224は、めっき処理時にオリフィスの
如き役割を果たして、ここから流れ出すめっき液の量が
制限される。
7は、めっき液排出管60aを介してリザーバ226に
接続され、このめっき液排出管60aの途中に流量調整
器61aが介装されている。第2めっき液排出口59と
第3めっき液排出口120は、めっき槽50の内部で合
流した後、めっき液排出管60bを介して直接リザーバ
226に接続されている。
は、リザーバ226からポンプ228によりめっき液調
整タンク40に入る。このめっき液調整タンク40に
は、温度コントローラ230や、サンプル液を取り出し
て分析するめっき液分析ユニット232が付設されてお
り、単一のポンプ234の駆動に伴って、めっき液調整
タンク40からフィルタ236を通して、めっき液45
がめっきユニット30のめっき液噴出ノズル53に供給
されるようになっている。このめっき液調整タンク40
からめっきユニット30に延びるめっき液供給管55の
途中に、二次側の圧力を一定にする制御弁56が備えら
れている。
近傍に位置して、該めっき室49内のめっき液45の上
下に分かれた上方の流れでめっき液面の中央部を上方に
押上げ、下方の流れをスムーズにするとともに、電流密
度の分布をより均一になるようにした鉛直整流リング6
2と水平整流リング63が該水平整流リング63の外周
端をめっき槽50に固着して配置されている。
に開口した有底円筒状で周壁に開口94を有するハウジ
ング70と、下端に押圧リング240を取付けた上下動
自在な押圧ロッド242が備えられている。ハウジング
70の下端には、図10及び図11に示すように、内方
に突出するリング状の基板保持部72が設けられ、この
基板保持部72に、内方に突出し、上面の先端が上方に
尖塔状に突出するリング状のシール材244が取付けら
れている。更に、このシール材244の上方にカソード
電極用接点76が配置されている。また、基板保持部7
2には、水平方向に外方に延び、更に外方に向けて上方
に傾斜して延びる空気抜き穴75が円周方向に沿って等
間隔に設けられている。
液45の液面を下げた状態で、図10及び図11に示す
ように、基板Wを吸着ハンドH等で保持してハウジング
70の内部に入れて基板保持部72のシール材244の
上面に載置し、吸着ハンドHをハウジング70から引抜
いた後、押圧リング240を下降させる。これにより、
基板Wの周縁部をシール材244と押圧リング240の
下面で挟持して基板Wを保持し、しかも基板Wを保持し
た時に基板Wの下面とシール材244が圧接して、ここ
を確実にシールし、同時に、基板Wとカソード電極用接
点76とが通電するようになっている。
246の出力軸248に連結されて、モータ246の駆
動によって回転するように構成されている。また、押圧
ロッド242は、モータ246を囲繞する支持体250
に固着したガイド付きシリンダ252の作動によって上
下動するスライダ254の下端にベアリング256を介
して回転自在に支承したリング状の支持枠258の円周
方向に沿った所定位置に垂設され、これによって、シリ
ンダ252の作動によって上下動し、しかも基板Wを保
持した時にハウジング70と一体に回転するようになっ
ている。
って回転するボールねじ261と螺合して上下動するス
ライドベース262に取付けられ、更に上部ハウジング
264で囲繞されて、モータ260の駆動に伴って、上
部ハウジング264と共に上下動するようになってい
る。また、めっき槽50の上面には、めっき処理時にハ
ウジング70の周囲を囲繞する下部ハウジング257が
取付けられている。
250と上部ハウジング264とを上昇させた状態で、
メンテナンスを行うことができるようになっている。ま
た、堰部材58の内周面にはめっき液の結晶が付着し易
いが、このように、支持体250と上部ハウジング26
4とを上昇させた状態で多量のめっき液を流して堰部材
58をオーバーフローさせることで、堰部材58の内周
面へのめっき液の結晶の付着を防止することができる。
また、めっき槽50には、めっき処理時にオーバーフロ
ーするめっき液の上方を覆うめっき液飛散防止カバー5
0bが一体に設けられているが、このめっき液飛散防止
カバー50bの下面に、例えばHIREC(NTTアド
バンステクノロジ社製)等の超撥水材をコーティングす
ることで、ここにめっき液の結晶が付着することを防止
することができる。
位置して、基板Wの芯出しを行う基板芯出し機構270
が、この例では円周方向に沿った4カ所に設けられてい
る。図13は、この基板芯出し機構270の詳細を示す
もので、これは、ハウジング70に固定した門形のブラ
ケット272と、このブラケット272内に配置した位
置決めブロック274とを有し、この位置決めブロック
274は、その上部において、ブラケット272に水平
方向に固定した枢軸276を介して揺動自在に支承さ
れ、更にハウジング70と位置決めブロック274との
間に圧縮コイルばね278が介装されている。これによ
って、位置決めブロック274は、圧縮コイルばね27
8を介して枢軸276を中心に下部が内方に突出するよ
うに付勢され、その上面274aがストッパとしての役
割を果たしブラケット272の上部下面272aに当接
することで、位置決めブロック274の動きが規制され
るようになっている。更に、位置決めブロック274の
内面は、上方に向けて外方に拡がるテーパ面274bと
なっている。
着ハンドで基板を保持しハウジング70内に搬送して基
板保持部72の上に載置した際、基板の中心が基板保持
部72の中心からずれていると圧縮コイルばね278の
弾性力に抗して位置決めブロック274が外方に回動
し、搬送ロボット等の吸着ハンドによる把持を解くと、
圧縮コイルばね278の弾性力で位置決めブロック27
4が元の位置に復帰することで、基板の芯出しを行うこ
とができるようになっている。
ード電極板208に給電する給電接点(プローブ)77
を示すもので、この給電接点77は、プランジャで構成
されているとともに、カソード電極板208に達する円
筒状の保護体280で包囲されて、めっき液から保護さ
れている。
っき装置)30によるめっき処理について説明する。先
ず、めっきユニット30に基板を受渡す時には、図4に
示す搬送ロボット28bの吸着ハンドと該ハンドで表面
を下に向けて吸着保持した基板Wを、ハウジング70の
開口94からこの内部に挿入し、吸着ハンドを下方に移
動させた後、真空吸着を解除して、基板Wをハウジング
70の基板保持部72上に載置し、しかる後、吸着ハン
ドを上昇させてハウジング70から引抜く。次に、押圧
リング240を下降させて、基板Wの周縁部を基板保持
部72と押圧リング240の下面で挟持して基板Wを保
持する。
き液45を噴出させ、同時にハウジング70とそれに保
持された基板Wを中速で回転させ、めっき液45が所定
の量まで充たされ、更に数秒経過した時に、ハウジング
70の回転速度を低速回転(例えば、100mi
n−1)に低下させ、アノード48を陽極、基板処理面
を陰極としてめっき電流を流して電解めっきを行う。
うに、めっき液噴出ノズル53の上方に位置する液面制
御用の貫通孔224のみからめっき液が外部に流出する
ようにめっき液の供給量を減少させ、これにより、ハウ
ジング70及びそれに保持された基板をめっき液面上に
露出させる。このハウジング70とそれに保持された基
板Wが液面より上にある位置で、高速(例えば、500
〜800min−1)で回転させてめっき液を遠心力に
より液切りする。液切りが終了した後、ハウジング70
が所定の方向に向くようにしてハウジング70の回転を
停止させる。
リング240を上昇させる。次に、搬送ロボット28b
の吸着ハンドを吸着面を下に向けて、ハウジング70の
開口94からこの内部に挿入し、吸着ハンドが基板を吸
着できる位置にまで吸着ハンドを下降させる。そして、
基板を吸着ハンドにより真空吸着し、吸着ハンドをハウ
ジング70の開口94の上部の位置にまで移動させて、
ハウジング70の開口94から吸着ハンドとそれに保持
した基板を取り出す。
部47の機構的な簡素化及びコンパクト化を図り、かつ
めっき処理槽46内のめっき液の液面がめっき時液面に
ある時にめっき処置を、基板受渡し時液面にある時に基
板の水切りと受渡しを行い、しかもアノード48の表面
に生成されたブラックフィルムの乾燥や酸化を防止する
ことができる。
ト30を構成する他の電気めっき装置を示す。この電解
銅めっき装置には、図15に示すように、めっき処理及
びその付帯処理を行う基板処理部2−1が設けられ、こ
の基板処理部2−1に隣接して、めっき液を溜めるめっ
き液トレー2−2が配置されている。また、回転軸2−
3を中心に揺動するアーム2−4の先端に保持され、基
板処理部2−1とめっき液トレー2−2との間を揺動す
る電極部2−5を有する電極アーム部2−6が備えられ
ている。
て、プレコート・回収アーム2−7と、純水やイオン水
等の薬液、更には気体等を基板に向けて噴射する固定ノ
ズル2−8が配置されている。ここでは、3個の固定ノ
ズル2−8が配置され、その内の1個を純水供給用に用
いている。基板処理部2−1は、図16及び図17に示
すように、めっき面を上にして基板Wを保持する基板保
持部2−9と、この基板保持部2−9の上方で該基板保
持部2−9の周縁部を囲むように配置されたカソード部
2−10が備えられている。更に基板保持部2−9の周
囲を囲んで処理中に用いる各種薬液の飛散を防止する有
底略円筒状のカップ2−11が、エアシリンダ2−12
を介して上下動自在に配置されている。
ダ2−12によって、下方の基板受け渡し位置Aと、上
方のめっき位置Bと、これらの中間の前処理・洗浄位置
Cとの間を昇降するようになっている。また基板保持部
2−9は、回転モータ2−14及びベルト2−15を介
して任意の加速度及び速度で前記カソード部2−10と
一体に回転するように構成されている。この基板受け渡
し位置Aに対向して、電解銅めっき装置のフレーム側面
の搬送ロボット(図示せず)側には、基板搬出入口(図
示せず)が設けられ、基板保持部2−9がめっき位置B
まで上昇したときに、基板保持部2−9で保持された基
板Wの周縁部に下記のカソード部2−10のシール部材
2−16とカソード電極2−17が当接するようになっ
ている。一方、カップ2−11は、その上端が前記基板
搬出入口の下方に位置し、図3の仮想線で示すように、
上昇したときにカソード部2−10の上方に達するよう
になっている。
した時に、この基板保持部2−9で保持した基板Wの周
縁部にカソード電極2−17が押し付けられ基板Wに通
電される。これと同時にシール部材2−16の内周端部
が基板Wの周縁上面に圧接し、ここを水密的にシールし
て、基板Wの上面に供給されるめっき液が基板Wの端部
から染み出すのを防止すると共に、めっき液がカソード
電極2−17を汚染するのを防止している。
18に示すように、揺動アーム2−4の自由端に、ハウ
ジング2−18と、このハウジング2−18の周囲を囲
む中空の支持枠2−19と、ハウジング2−18と支持
枠2−19で周縁部を挟持して固定したアノード2−2
0とを有している。アノード2−20は、ハウジング2
−18の開口部を覆っており、ハウジング2−18の内
部には、吸引室2−21が形成されている。そして吸引
室2−21には、図19及び図20に示すように、めっ
き液を導入排出するめっき液導入管2−28及びめっき
液排出管(図示せず)が接続されている。さらにアノー
ド2−20には、その全面に亘って上下に連通する多数
の通孔2−20bが設けられている。
20の下面に該アノード2−20の全面を覆う保水性材
料からなるめっき液含浸材2−22を取付け、このめっ
き液含浸材2−22にめっき液を含ませて、アノード2
−20の表面を湿潤させることで、ブラックフィルムの
基板のめっき面への脱落を防止し、同時に基板のめっき
面とアノード2−20との間にめっき液を注入する際
に、空気を外部に抜きやすくしている。このめっき液含
浸材2−22は、例えばポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、テフロン(登録商
標)、ポリビニルアルコール、ポリウレタン及びこれら
の誘導体の少なくとも1つの材料からなる織布、不織布
またはスポンジ状の構造体、あるいはポーラスセラミッ
クスからなる。
0への取付けは、次のように行っている。即ち、下端に
頭部を有する多数の固定ピン2−25を、この頭部をめ
っき液含浸材2−22の内部に上方に脱出不能に収納し
軸部をアノード2−20の内部を貫通させて配置し、こ
の固定ピン2−25をU字状の板ばね2−26を介して
上方に付勢させることで、アノード2−20の下面にめ
っき液含浸材2−22を板ばね2−26の弾性力を介し
て密着させて取付けている。このように構成することに
より、めっきの進行に伴って、アノード2−20の肉厚
が徐々に薄くなっても、アノード2−20の下面にめっ
き液含浸材2−22を確実に密着させることができる。
したがって、アノード2−20の下面とめっき液含浸材
2−22との間に空気が混入してめっき不良の原因とな
ることが防止される。
2mm程度の円柱状のPVC(ポリ塩化ビニル)または
PET(ポリエチレンテレフタレート)製のピンをアノ
ードを貫通させて配置し、アノード下面に現れた該ピン
の先端面に接着剤を付けてめっき液含浸材と接着固定す
るようにしても良い。アノードとめっき液含浸材は、接
触させて使用することもできるが、アノードとめっき液
含浸材との間に隙間を設け、この隙間にめっき液を保持
させた状態でめっき処理することもできる。この隙間は
20mm以下の範囲から選ばれるが、好ましくは0.1
〜10mm、より好ましくは1〜7mmの範囲から選ば
れる。特に、溶解性アノードを用いた場合には、下から
アノードが溶解していくので、アノードとめっき液含浸
材の間隙は時間を経るにつれて大きくなり、0〜20m
m程度の隙間ができる。
2−9がめっき位置B(図17参照)にある時に、基板
保持部2−9で保持された基板Wとめっき液含浸材2−
22との隙間が、0.1〜10mm程度、好ましくは
0.3〜3mm、より好ましくは0.5〜1mm程度と
なるまで下降し、この状態で、めっき液供給管からめっ
き液を供給して、めっき液含浸材2−22にめっき液を
含ませながら、基板Wの上面(被めっき面)とアノード
2−20との間にめっき液を満たし、基板Wの上面(被
めっき面)とアノード2−20との間にめっき電源から
電圧を印加することで、基板Wの被めっき面にめっきが
施される。
置)30によるめっき処理について説明する。先ず、基
板受け渡し位置Aにある基板保持部2−9にめっき処理
前の基板Wを搬送ロボット28b(図4参照)で搬入
し、基板保持部2−9上に載置する。次にカップ2−1
1を上昇させ、同時に基板保持部2−9を前処理・洗浄
位置Cに上昇させる。この状態で退避位置にあったプレ
コート・回収アーム2−7を基板Wの対峙位置へ移動さ
せ、その先端に設けたプレコートノズルから、例えば界
面活性剤からなるプレコート液を基板Wの被めっき面に
間欠的に吐出する。この時、基板保持部2−9は回転し
ているため、プレコート液は基板Wの全面に行き渡る。
次に、プレコート・回収アーム2−7を退避位置に戻
し、基板保持部2−9の回転速度を増して、遠心力によ
り基板Wの被めっき面のプレコート液を振り切って乾燥
させる。
旋回させ、電極部2−5がめっき液トレー2−2上方か
らめっきを施す位置の上方に位置させ、この位置で電極
2−5をカソード部2−10に向かって下降させる。電
極部2−5の下降が完了した時点で、アノード2−20
とカソード部2−10にめっき電圧を印加し、めっき液
を電極部2−5の内部に供給して、アノード2−20を
貫通しためっき液供給口よりめっき液含浸材2−22に
めっき液を供給する。この時、めっき液含浸材2−22
は基板Wの被めっき面に接触せず、0.1〜10mm程
度、好ましくは0.3〜3mm、より好ましくは0.5
〜1mm程度に接近した状態となっている。
2−22から染み出したCuイオンを含んだめっき液
が、めっき液含浸材2−22と基板Wの被めっき面との
間の隙間に満たされ、基板Wの被めっき面にCuめっき
が施される。この時、基板保持部2−9を低速で回転さ
せても良い。
−6を上昇させた後に旋回させて、電極部2−5をめっ
き液トレー2−2上方へ戻し、通常位置へ下降させる。
次に、プレコート・回収アーム2−7を退避位置から基
板Wに対峙する位置へ移動させて下降させ、めっき液回
収ノズル(図示せず)から基板W上のめっき液の残部を
回収する。このめっき液の残部の回収が終了した後、プ
レコート・回収アーム2−7を待避位置に戻し、基板W
の中央部に純水を吐出し、同時に基板保持部2−9をス
ピードを増して回転させ基板Wの表面のめっき液を純水
に置換する。
っき位置Bから前処理・洗浄位置Cへ下降させ、純水用
の固定ノズル2−8から純水を供給しつつ基板保持部2
−9及びカソード部2−10を回転させて水洗を実施す
る。この時、カソード部2−10に直接供給した純水、
又は基板Wの面から飛散した純水によってシール部材2
−16、カソード電極2−17も基板Wと同時に洗浄す
ることができる。
水の供給を停止し、更に基板保持部2−9及びカソード
部2−10の回転スピードを増して、遠心力により基板
Wの表面の純水を振り切って乾燥させる。併せて、シー
ル部材2−16及びカソード電極2−17も乾燥され
る。上記乾燥が終了すると基板保持部2−9及びカソー
ド部2−10の回転を停止させ、基板保持部2−9を基
板受渡し位置Aまで下降させる。
ト38を構成する無電解めっき装置を示す。この第2の
めっきユニット(無電解めっき装置)38は、基板Wを
その上面に保持する保持手段311と、保持手段311
に保持された基板Wの被めっき面(上面)の周縁部に当
接して該周縁部をシールする堰部材(めっき液保持機
構)331と、堰部材331でその周縁部をシールされ
た基板Wの被めっき面にめっき液(無電解めっき処理
液)を供給するシャワーヘッド(無電解めっき処理液
(分散)供給手段)341を備えている。無電解めっき
装置は、さらに保持手段311の上部外周近傍に設置さ
れて基板Wの被めっき面に洗浄液を供給する洗浄液供給
手段351と、排出された洗浄液等(めっき廃液)を回
収する回収容器361と、基板W上に保持しためっき液
を吸引して回収するめっき液回収ノズル365と、前記
保持手段311を回転駆動するモータ(回転駆動手段)
Mとを備えている。
置して保持する基板載置部313を有している。この基
板載置部313は、基板Wを載置して固定するように構
成されており、具体的には基板Wをその裏面側に真空吸
着する図示しない真空吸着機構を備えている。一方、基
板載置部313の裏面側には、面状であって基板Wの被
めっき面を下面側から暖めて保温する裏面ヒータ(加熱
手段)315が設置されている。この裏面ヒータ315
は、例えばラバーヒータまたはセラミックヒータによっ
て構成されている。この保持手段311は、モータMに
よって回転駆動されると共に、図示しない昇降手段によ
って上下動できるように構成されている。
基板Wの外周縁をシールするシール部333を有し、図
示の位置から上下動しないように設置されている。シャ
ワーヘッド341は、先端に多数のノズルを設けること
で、供給されためっき液をシャワー状に分散して基板W
の被めっき面に略均一に供給する構造のものである。ま
た洗浄液供給手段351は、ノズル353から洗浄液を
噴出する構造である。めっき液回収ノズル365は、上
下動且つ旋回できるように構成されていて、その先端が
基板Wの上面周縁部の堰部材331の内側に下降して基
板W上のめっき液を吸引するように構成されている。
る。まず図示の状態よりも保持手段311を下降して堰
部材331との間に所定寸法の隙間を設け、基板載置部
313に基板Wを載置・固定する。基板Wの種類として
は、例えばφ6インチウエハ、φ8インチウエハ、φ1
2インチウエハが挙げられる。次に、図21に示すよう
に、保持手段311を上昇させ、その上面を堰部材33
1の下面に当接させ、同時に基板Wの外周を堰部材33
1のシール部333によってシールする。この時、基板
Wの表面は開放された状態となっている。
を直接加熱して、シャワーヘッド341からめっき液を
噴出して基板Wの表面の略全体にめっき液を降り注ぐ。
この時、めっき液も加温し、温度コントロールを行って
もよい。基板Wの表面は、堰部材331によって囲まれ
ているので、注入しためっき液は全て基板Wの表面に保
持される。供給するめっき液の量は基板Wの表面に1m
m厚(約30ml)となる程度の少量で良い。なお被め
っき面上に保持するめっき液の深さは10mm以下であ
れば良く、この例のように1mmでも良い。供給するめ
っき液が少量で済めばこれを加熱する加熱装置も小型の
もので良くなる。
成すれば、加熱するのに大きな消費電力の必要なめっき
液の温度をそれほど高く昇温しなくても良いので、消費
電力の低減化やめっき液の材質変化の防止が図れ、好適
である。なお基板W自体の加熱のための消費電力は小さ
くて良く、また基板W上に溜めるめっき液の量は少ない
ので、裏面ヒータ315による基板Wの保温は容易に行
え、裏面ヒータ315の容量は小さくて良く装置のコン
パクト化を図ることができる。また基板W自体を直接冷
却する手段を用いれば、めっき中に加熱・冷却を切替え
てめっき条件を変化させることも可能である。基板上に
保持されているめっき液は少量なので、感度良く温度制
御が行える。また、ユニット全体を筐体にして、その内
部の雰囲気を所定の温度、例えば70〜80℃にコント
ロールしてもよい。
転させて被めっき面の均一な液濡れを行い、その後基板
Wを静止した状態で被めっき面のめっきを行う。具体的
には、基板Wを1secだけ100rpm以下で回転し
て基板Wの被めっき面上をめっき液で均一に濡らし、そ
の後静止させて1min間無電解めっきを行わせる。な
お瞬時回転時間は長くても10sec以下とする。
収ノズル365の先端を基板Wの表面周縁部の堰部材3
31内側近傍に下降し、めっき液を吸い込む。このとき
基板Wを、例えば100rpm以下の回転速度で回転さ
せれば、基板W上に残っためっき液を遠心力で基板Wの
周縁部の堰部材331の部分に集めることができ、効率
良く、且つ高い回収率でめっき液の回収ができる。そし
て保持手段311を下降させて基板Wを堰部材331か
ら離し、基板Wの回転を開始して洗浄液供給手段351
のノズル353から洗浄液(超純水)を基板Wの被めっ
き面に噴射して被めっき面を冷却すると同時に希釈化・
洗浄することで無電解めっき反応を停止させる。このと
きノズル353から噴射される洗浄液を堰部材331に
も当てることで堰部材331の洗浄を同時に行っても良
い。このときのめっき廃液は、回収容器361に回収さ
れ、廃棄される。
ず、使い捨てとする。前述のようにこの装置において使
用されるめっき液の量は従来に比べて非常に少なくでき
るので、再利用しなくても廃棄するめっき液の量は少な
い。なお場合によってはめっき液回収ノズル65を設置
しないで、使用後のめっき液も洗浄液と共にめっき廃液
として回収容器61に回収しても良い。そしてモータM
によって基板Wを高速回転してスピン乾燥した後、保持
手段311から取り出す。
ト38を構成する他の無電解めっき装置の概略構成図で
ある。図22において、図21に示す無電解めっき装置
と相違する点は、保持手段311内に裏面ヒータ315
を設ける代わりに、保持手段311の上方にランプヒー
タ(加熱手段)317を設置し、このランプヒータ31
7とシャワーヘッド341−2とを一体化した点であ
る。即ち、例えば複数の半径の異なるリング状のランプ
ヒータ317を同心円状に設置し、ランプヒータ317
の間の隙間からシャワーヘッド341−2の多数のノズ
ル343−2をリング状に開口させている。なおランプ
ヒータ317としては、渦巻状の一本のランプヒータで
構成しても良いし、さらにそれ以外の各種構造・配置の
ランプヒータで構成しても良い。また、基板の裏面に温
度センサを設け、ランプヒータのON/OFFによって
基板の温度をコントロールすることもできる。
ル343−2から基板Wの被めっき面上にシャワー状に
略均等に供給でき、またランプヒータ317によって基
板Wの加熱・保温も直接均一に行える。ランプヒータ3
17の場合、基板Wとめっき液の他に、その周囲の空気
をも加熱するので基板Wの保温効果もある。
直接加熱するには、比較的大きい消費電力のランプヒー
タ317が必要になるので、その代わりに比較的小さい
消費電力のランプヒータ317と前記図21に示す裏面
ヒータ315とを併用して、基板Wは主として裏面ヒー
タ315によって加熱し、めっき液と周囲の空気の保温
は主としてランプヒータ317によって行うようにして
も良い。また基板Wを直接、または間接的に冷却する手
段を設けて、温度制御を行っても良い。
a,24bを構成するCMP装置の一例を示す。これ
は、上面に研磨布(研磨パッド)420を貼付して研磨
面を構成する研磨テーブル422と、基板Wをその被研
磨面を研磨テーブル422に向けて保持するトップリン
グ424とを備えている。そして、研磨テーブル422
とトップリング424とをそれぞれ自転させ、研磨テー
ブル422の上方に設置された砥液ノズル426より砥
液を供給しつつ、トップリング424により基板Wを一
定の圧力で研磨テーブル422の研磨布420に押圧す
ることで、基板Wの表面を研磨するようになっている。
ここで、保護膜20(図2参照)を研磨する際には、砥
液ノズル426から供給される砥液として、例えば酸化
剤及び砥粒を含むスラリーを用い、不織布、スポンジま
たは発泡ウレタン等の樹脂材料等からなる研磨布(研磨
パッド)420を使用してCMP処理を行う。これによ
り、保護膜20は、酸化剤によって酸化されスラリーに
含まれる砥粒によって研磨される。また、研磨パッド4
20として、予め砥粒を入れた固定砥粒方式を採用して
ものを使用してもよい。
続すると研磨布420の研磨面の研磨力が低下するが、
この研磨力を回復させるために、ドレッサー428を設
け、このドレッサー428によって、研磨する基板Wの
交換時などに研磨布420の目立て(ドレッシング)が
行われている。このドレッシング処理においては、ドレ
ッサー428のドレッシング面(ドレッシング部材)を
研磨テーブル422の研磨布420に押圧しつつ、これ
らを自転させることで、研磨面に付着した砥液や切削屑
を除去すると共に、研磨面の平坦化及び目立てが行なわ
れ、研磨面が再生される。また、研磨テーブル422に
基板の表面の状態を監視するモニタを取り付け、その場
(In- situ)で研磨の終点(エンドポイント)を検出し
てもよく、またその場(In- situ)で基板の仕上がり状
態を検査するモニタを取付けてもよい。
備えた銅膜厚検査ユニット32を示す。同図に示すよう
に、反転機539は、反転アーム553,553を備え
ている。この反転アーム553,553は、基板Wの外
周をその左右両側から挟み込んで保持し、これを180
°回動することで反転させる機能を有する。そしてこの
反転アーム553,553(反転ステージ)の直下に円
形の取付け台555を設置し、取付け台555上に複数
の膜厚センサSを設置する。取付け台555は駆動機構
557によって上下動自在に構成されている。
5は基板Wの下方の実線の位置に待機しており、反転の
前又は後に取付け台555を点線で示す位置まで上昇し
て膜厚センサSを反転アーム553,553に把持した
基板Wに接近させ、その膜厚を測定する。
どの制約がないため、取付け台555上の任意の位置に
膜厚センサSを設置できる。また、取付け台555は上
下動自在な構成となっているので、測定時に基板Wとセ
ンサ間の距離を調整することも可能である。また、検出
目的に応じた複数の種類のセンサを取付けて、各々のセ
ンサの測定毎に基板Wと各センサ間の距離を変更するこ
とも可能である。但し取付け台555が上下動するた
め、測定時間をやや要することになる。
流センサが使用される。渦電流センサは渦電流を発生さ
せ、基板Wを導通して帰ってきた電流の周波数や損失を
検出することにより膜厚を測定するものであり、非接触
で用いられる。更に膜厚センサSとしては、光学的セン
サも好適である。光学的センサは、試料に光を照射し、
反射する光の情報から膜厚を直接的に測定することがで
きるものであり、金属膜だけでなく酸化膜などの絶縁膜
の膜厚測定も可能である。膜厚センサSの設置位置は図
示のものに限定されず、測定したい箇所に任意の個数を
取付ける。
ット39の概略を示す。この洗浄ユニット39は、スク
ラブ洗浄ユニットであり、基板Wを水平面内で保持して
回転させるための複数の回転用コロ9−1と、PVA等
からなる一対のスポンジロール9−2,9−2と、洗浄
液を噴射する洗浄液ノズル9−4を有している。そし
て、回転用コロ9−1で基板Wを保持して回転させ、洗
浄液ノズル9−4から基板Wの表裏両面に向けて洗浄液
を噴射しながら、スポンジロール9−2,9−2を基板
Wの表裏両面に擦り付けてスクラブ洗浄するようになっ
ている。ここで、洗浄液ノズル9−4から噴射する洗浄
液として、CS−10(和光製薬(株)製)やKS−3
700(花王(株)製)等のアルカリ系の界面活性剤を
使用することで、前述のように、図1(c)に示す絶縁
膜2上の銅コンタミネーションが5×105atoms
/cm2以下となるように、基板Wの表面を清浄に洗浄
することができる。
製造装置によって、図1(a)に示す、シード層6を形
成した基板に銅配線を形成する一連の処理を図5を参照
して説明する。
を基板カセット26a,26bから搬送ロボット28a
で一枚ずつ取出し、第1のめっきユニット30に搬入す
る。そして、この第1のめっきユニット30で、図1
(b)に示すように、基板Wの表面に銅層7を堆積させ
て、銅の埋め込みを行う。銅層7は、まず基板Wの表面
の親水処理を行い、その後、銅めっきを行って形成す
る。銅層7の形成後、銅めっきユニット30でリンス若
しくは洗浄を行う。時間に余裕があれば、乾燥してもよ
い。
厚検査ユニット32に搬送し、ここで銅層7の膜厚を測
定し、必要に応じて、反転機で基板を反転させた後、搬
送ロボット28bにより第1の研磨ユニット24aのプ
ッシャ42上に移送する。
42上の基板Wをトップリング424で吸着して保持
し、さらに研磨テーブル422上に移動させる。そし
て、トップリング424を下降させ、回転する研磨テー
ブル422の研磨布420上に基板Wの被研磨面を所定
圧力で押圧しつつ、砥液を供給して研磨を行う。研磨条
件としては、基板W上に形成された銅層を研磨する場合
には、銅研磨用スラリーを用いる。表面に凹凸がある場
合、押圧力を低めに設定して比較的速い回転速度で研磨
を行うと良いことが分かっているが、加工速度自体は遅
くなる。従って、例えば、トップリング押圧力を40k
Pa、トップリング回転数を70min−1とした条件
で所定時間研磨を行い、ある程度加工を行った後に、押
圧力を20kPa、トップリング回転数を50min
−1として研磨をする多段階研磨を行っても良い。これ
により、全体として効率的な平坦化ができる。
るモニタで終点(エンドポイント)を検知した時に、研
磨を終了し、この研磨を終了した基板Wをトップリング
424により再度プッシャ42上に戻し、一旦純水スプ
レーで洗浄する。次に、搬送ロボット28bにより洗浄
ユニット39に搬送して、例えばロールスポンジで基板
を洗浄する。これにより、図1(c)に示すように、絶
縁膜2の内部にシード層6と銅層7からなる配線8を形
成する。この時、図1(c)に示す絶縁膜2上の銅コン
タミネーションが5×105atoms/cm2以下と
なるように、基板Wの表面を清浄に洗浄する。
34に搬送し、ここで、例えばPd触媒の付与や、露出
表面に酸化膜の除去等の前処理を行って、第2のめっき
ユニット38に搬送し、この第2のめっきユニット38
で無電解めっき処理を施す。これによって、図2(a)
に示すように、研磨後に露出した表面に、例えば無電解
Co−W−Pめっきを施して、配線8の外部への露出表
面に、Co−W−P合金膜からなる保護膜(めっき膜)
20を選択的に形成して配線8を保護する。この保護膜
20の膜厚は、0.1〜500nm、好ましくは、1〜
200nm、更に好ましくは、10〜100nm程度で
ある。
回転させてスピン乾燥し、しかる後、第2のめっきユニ
ット38から取り出し、プッシャ42を経由して第2の
研磨ユニット24bに搬送する。そして、この第2の研
磨ユニット24bでは、第1の研磨ユニット24aと同
様に、基板Wをトップリング424で吸着して保持し、
さらに研磨テーブル422上に移動させ、トップリング
424を下降させ、回転する研磨テーブル422の研磨
布420上に基板Wの被研磨面を所定圧力で押圧しつ
つ、砥液を供給して研磨を行う。これにより、図2
(b)に示すように、保護膜20の表面を研磨して平坦
化する。この時、砥液として、例えば酸化剤及び砥粒を
含むスラリーを使用し、不織布、スポンジまたは発泡ウ
レタン等の樹脂材料等からなる研磨パッドを用いて研磨
を行う。これにより、保護膜20は酸化剤によって酸化
されスラリーに含まれた砥粒によって研磨される。ま
た、予め砥粒を入れた砥石を使用して研磨してもよい。
で終点(エンドポイント)を検知した時に、研磨を終了
し、この研磨を終了した基板Wをトップリング424に
より再度プッシャ42上に戻し、一旦純水スプレーで洗
浄する。次に、搬送ロボット28bにより基板Wを洗浄
ユニット39に搬送して、例えばロールスポンジで基板
を洗浄し、更に、搬送ロボット28aにより、基板をリ
ンス・乾燥装置36に搬送する。そして、このリンス・
乾燥装置36で基板をリンスし乾燥させた後、基板を元
の基板カセット26a,26bの元の位置に戻す。な
お、この例は、配線材料として、銅を使用した例を示し
ているが、この銅の他に、銅合金、銀及び銀合金等を使
用しても良い。
理を施して埋め込み銅配線を形成した基板を、PdCl
2(0.005g/L)+HCl(0.2ml/L)、
25℃の溶液に1分間浸漬させて、パラジウムを付与す
るめっき前処理を行い、表面を洗浄した。しかる後、図
21に示す無電解めっき装置を用い、下記の表1に示す
組成の無電解めっき液を使用した2分間の無電解めっき
処理を行って、試料(基板)の表面にCo−W−P合金
層を堆積させた。
置を用いて、保護膜20の表面を研磨し、洗浄して乾燥
させた。この時の状態をSEM観察した。この時のSE
M写真を図面化したものを図27に示す。図27から、
絶縁膜2の内部に形成した配線用の溝4の内部に埋め込
んで形成した銅配線8の露出表面には、保護膜20が選
択的に形成され、しかも保護膜20の表面を研磨するこ
とで、保護膜20の膜厚の付揃いが改善されていること
が判る。なお、図28は、この保護膜20を研磨する前
の状態のSEM写真を図面化したものである。
膜厚を均一にすることが一般に困難な保護膜の表面を平
坦化することで、保護膜の膜厚の不揃いを改善し、これ
によって、多層配線化を図る際に、層間絶縁膜表面の十
分な平坦度を確保することができる。
までを工程順に示す図である。
MP処理後を工程順に示す図である。
ある。
平面配置図である。
のフロー図である。
のめっき処理時における全体を示す断面図である。
フロー図である。
全体を示す断面図である。
面図である。
グ、押圧リング及び基板の関係の説明に付する断面図で
ある。
るめっき液の流れの説明に付する図である。
である。
置の他の例を示す平面図である。
である。
平面図である。
略図である。
装置の一例を示す概略構成図である。
装置の他の例を示す概略構成図である。
略正面図である。
膜の表面を研磨した時の状態のSEM写真を図面化した
状態を示す図である。
写真を図面化した状態を示す図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 埋め込み配線構造を有する半導体装置の
露出配線の表面に、表面を平坦化した保護膜を形成した
ことを特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】 前記保護膜は、Co,Co合金,Niま
たはNi合金の少なくとも1種からなることを特徴とす
る請求項1記載の半導体装置。 - 【請求項3】 埋め込み配線構造を有する半導体装置の
露出配線の表面に、保護膜を無電解めっきで選択的に形
成し、その後該保護膜が形成された半導体装置の表面を
平坦化することを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項4】 埋め込み配線構造を有する半導体装置の
表面に設けた配線用の凹部に導電体をめっきにより埋め
込む工程と、該半導体装置の表面を研磨により平坦にす
る工程と、該半導体装置の露出配線の表面に無電解めっ
きにより保護膜を選択的に形成する工程と、該半導体装
置の表面を研磨により平坦にする工程を有することを特
徴とする請求項3記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項5】 前記保護膜を無電解めっきで選択的に形
成する前に、めっき前処理を行うことを特徴とする請求
項3または4記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項6】 基板の表面に設けた配線用の凹部に導電
体を埋め込む第1のめっきユニットと、 この導電体を埋め込んだ基板の表面を研磨する第1の研
磨ユニットと、 この研磨後の基板に露出した配線の表面に保護膜を選択
的に形成する第2のめっきユニットと、 この保護膜を形成した基板の表面を研磨する第2の研磨
ユニットを備えたことを特徴とする半導体装置の製造装
置。 - 【請求項7】 前記第1のめっきユニットは、アノード
とカソードを備えた電気めっき装置であり、前記第2の
めっきユニットは、無電解めっき装置であることを特徴
とする請求項6記載の半導体装置の製造装置。 - 【請求項8】 基板の表面に設けた配線用の凹部に導電
体をめっきにより埋め込む工程と、 この導電体を埋め込んだ基板の表面を研磨により平坦に
する工程と、 この平坦化した基板の表面を該表面の絶縁膜上の導電体
コンタミネーションが5×105atoms/cm2以
下となるように洗浄する工程と、 この洗浄後の基板の露出した配線の表面に無電解めっき
により保護膜を選択的に形成する工程とを有することを
特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項9】 基板の表面に設けた配線用の凹部に導電
体を埋め込む第1のめっきユニットと、 この導電体を埋め込んだ基板の表面を研磨する第1の研
磨ユニットと、 この平坦化した基板の表面を該表面の絶縁膜上の導電体
コンタミネーションが5×105atoms/cm2以
下となるように洗浄する洗浄ユニットと、 この洗浄後の基板の露出した配線の表面に保護膜を選択
的に形成する第2のめっきユニットとを備えたことを特
徴とする半導体装置の製造装置。 - 【請求項10】 前記洗浄ユニットは、スクラブ洗浄ユ
ニットであることを特徴とする請求項9記載の半導体装
置の製造装置。
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