JP2003131797A - 電子ペン - Google Patents
電子ペンInfo
- Publication number
- JP2003131797A JP2003131797A JP2001322420A JP2001322420A JP2003131797A JP 2003131797 A JP2003131797 A JP 2003131797A JP 2001322420 A JP2001322420 A JP 2001322420A JP 2001322420 A JP2001322420 A JP 2001322420A JP 2003131797 A JP2003131797 A JP 2003131797A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- electronic pen
- finger
- case body
- sensor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ケース体を持つ方向に拘わらず、指による操
作情報を発生させることができ、持ち直す手間のかから
ない電子ペンを提供すること。 【解決手段】 ケース体1の一部の周囲に、フレキシブ
ル基板上に2つの櫛の歯状の導体パターンを互いに接触
しないで噛み合う如く形成したセンサ基板6を巻き付け
て固定し、これを覆うように感圧導電ゴム7を配置し、
さらにこれら全体を覆うように保護グリップ8を取り付
けて指の接触もしくは指からの圧力を感知するセンサを
構成し、保護グリップ8を指で押圧すると、感圧導電ゴ
ム7によって導通する導体パターン6b,6c間の状態
の変化が制御基板2上の回路で検出され、これが操作情
報としてデジタイザ本体との間の電磁授受作用によりデ
ジタイザ本体側へ伝達される。
作情報を発生させることができ、持ち直す手間のかから
ない電子ペンを提供すること。 【解決手段】 ケース体1の一部の周囲に、フレキシブ
ル基板上に2つの櫛の歯状の導体パターンを互いに接触
しないで噛み合う如く形成したセンサ基板6を巻き付け
て固定し、これを覆うように感圧導電ゴム7を配置し、
さらにこれら全体を覆うように保護グリップ8を取り付
けて指の接触もしくは指からの圧力を感知するセンサを
構成し、保護グリップ8を指で押圧すると、感圧導電ゴ
ム7によって導通する導体パターン6b,6c間の状態
の変化が制御基板2上の回路で検出され、これが操作情
報としてデジタイザ本体との間の電磁授受作用によりデ
ジタイザ本体側へ伝達される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピ
ュータ等の入力装置として用いられるデジタイザ(座標
入力装置)の電子ペン(位置指示器)に関する。
ュータ等の入力装置として用いられるデジタイザ(座標
入力装置)の電子ペン(位置指示器)に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタイザは、パソコンデスク等の上に
置かれあるいは携帯型パソコン(PDA等)の表示部と
一体化されて使用される略板状のデジタイザ本体(タブ
レット)と、オペレータに手持ち支持されて使用される
電子ペンとからなり、電子ペンがデジタイザ本体の位置
検出エリア上で操作されている間、該電子ペンの位置検
出エリア内における位置を検出し、これを相対的もしく
は絶対的な座標データとして連続的にパソコンあるいは
処理部に入力する如くなっている。
置かれあるいは携帯型パソコン(PDA等)の表示部と
一体化されて使用される略板状のデジタイザ本体(タブ
レット)と、オペレータに手持ち支持されて使用される
電子ペンとからなり、電子ペンがデジタイザ本体の位置
検出エリア上で操作されている間、該電子ペンの位置検
出エリア内における位置を検出し、これを相対的もしく
は絶対的な座標データとして連続的にパソコンあるいは
処理部に入力する如くなっている。
【0003】このようなオペレータの操作に対応した連
続的な座標データをパソコン等に入力する他の装置とし
てマウスがあるが、これらの連続的な座標データはパソ
コン等の表示画面上のカーソルの座標データとして用い
られる場合が多い。この際、連続的な座標データのう
ち、カーソルによって指定された表示画面上の位置を特
定したり、カーソルの軌跡として描かれた図形に対応す
る座標データを特定したりするため、座標データ以外の
各種の情報(信号)が必要とされる場合がある。
続的な座標データをパソコン等に入力する他の装置とし
てマウスがあるが、これらの連続的な座標データはパソ
コン等の表示画面上のカーソルの座標データとして用い
られる場合が多い。この際、連続的な座標データのう
ち、カーソルによって指定された表示画面上の位置を特
定したり、カーソルの軌跡として描かれた図形に対応す
る座標データを特定したりするため、座標データ以外の
各種の情報(信号)が必要とされる場合がある。
【0004】前述したマウスでは、該マウスを掴んだ手
の指の先端付近に配置されたスイッチを該指で操作する
ことにより生ずる信号(指による操作情報)を前述した
情報(信号)として出力する如くなっており、この際、
複数の指に対応した2つ以上のスイッチによる信号を異
なる情報として扱うことも行っていた。
の指の先端付近に配置されたスイッチを該指で操作する
ことにより生ずる信号(指による操作情報)を前述した
情報(信号)として出力する如くなっており、この際、
複数の指に対応した2つ以上のスイッチによる信号を異
なる情報として扱うことも行っていた。
【0005】また、従来の電子ペンにおいても、軸状の
ケース体全体をデジタイザ本体側へ押し付けた時に動作
するスイッチ(ペンダウンスイッチ)や、軸状のケース
体の側面に設けられ、軸に直交する一方向に押し圧され
た時に動作するスイッチ(サイドスイッチ)を指で操作
した時にデジタイザ本体側で検出される信号(指による
操作情報)をそれぞれ別々の情報(信号)として出力す
る如くなっていた。
ケース体全体をデジタイザ本体側へ押し付けた時に動作
するスイッチ(ペンダウンスイッチ)や、軸状のケース
体の側面に設けられ、軸に直交する一方向に押し圧され
た時に動作するスイッチ(サイドスイッチ)を指で操作
した時にデジタイザ本体側で検出される信号(指による
操作情報)をそれぞれ別々の情報(信号)として出力す
る如くなっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、電子ペンの軸
状のケース体は通常、断面円形あるいはそれに近い形状
を備えているため、オペレータが電子ペンを持った時、
サイドスイッチを操作する指(通常、人差し指)が常に
該サイドスイッチに対して適切な位置になるという保証
はなく、実際には持ち直さなければならないことが多い
という問題があった。また、これによって、特にキーボ
ード等の他の入力装置との交互使用を頻繁に繰り返すよ
うな作業の場合、著しい作業効率の低下を招くという問
題があった。
状のケース体は通常、断面円形あるいはそれに近い形状
を備えているため、オペレータが電子ペンを持った時、
サイドスイッチを操作する指(通常、人差し指)が常に
該サイドスイッチに対して適切な位置になるという保証
はなく、実際には持ち直さなければならないことが多い
という問題があった。また、これによって、特にキーボ
ード等の他の入力装置との交互使用を頻繁に繰り返すよ
うな作業の場合、著しい作業効率の低下を招くという問
題があった。
【0007】本発明の目的は、ケース体を持つ方向に拘
わらず、指による操作情報を発生させることができ、持
ち直す手間のかからない電子ペンを提供することにあ
る。
わらず、指による操作情報を発生させることができ、持
ち直す手間のかからない電子ペンを提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では前記目的を達
成するため、軸状のケース体を有し、デジタイザ本体上
で手持ち操作された時、少なくともその位置情報ととも
に指による操作情報をデジタイザ本体側へ伝達可能な電
子ペンにおいて、ケース体の長手方向の少なくとも一部
の周囲に、指の接触もしくは指からの圧力を感知するセ
ンサをその全周に亘って設けるとともに、該センサに対
する指の接触もしくは指からの圧力を前記操作情報に変
換する回路を具備したことを特徴とする。
成するため、軸状のケース体を有し、デジタイザ本体上
で手持ち操作された時、少なくともその位置情報ととも
に指による操作情報をデジタイザ本体側へ伝達可能な電
子ペンにおいて、ケース体の長手方向の少なくとも一部
の周囲に、指の接触もしくは指からの圧力を感知するセ
ンサをその全周に亘って設けるとともに、該センサに対
する指の接触もしくは指からの圧力を前記操作情報に変
換する回路を具備したことを特徴とする。
【0009】前記構成によれば、ケース体をどのような
向きで持っても、センサに指の接触もしくは指からの圧
力を与えることができ、これによって指による操作情報
を発生させることができる。このため、オペレータは電
子ペンを持つ際、ケース体の方向を意識したり、持ち直
したりする必要がなく、効率の良い作業を行うことがで
きる。
向きで持っても、センサに指の接触もしくは指からの圧
力を与えることができ、これによって指による操作情報
を発生させることができる。このため、オペレータは電
子ペンを持つ際、ケース体の方向を意識したり、持ち直
したりする必要がなく、効率の良い作業を行うことがで
きる。
【0010】ここで、前述したセンサは、ケース体の表
面に該ケース体をその全周に亘って覆うように配置され
た2つの接点端子と、該2つの接点端子を覆うように配
置された感圧導電ゴムとから構成することができる。
面に該ケース体をその全周に亘って覆うように配置され
た2つの接点端子と、該2つの接点端子を覆うように配
置された感圧導電ゴムとから構成することができる。
【0011】また、前述した接点端子と感圧導電ゴムと
の間に、初期状態において接点端子と感圧導電ゴムとを
接触させないスペーサを設けることにより、接点端子と
感圧導電ゴムとの自然接触に基づく操作情報、つまりオ
ペレータの意図に反した操作情報の発生を防ぐことがで
きる。
の間に、初期状態において接点端子と感圧導電ゴムとを
接触させないスペーサを設けることにより、接点端子と
感圧導電ゴムとの自然接触に基づく操作情報、つまりオ
ペレータの意図に反した操作情報の発生を防ぐことがで
きる。
【0012】なお、ケース体の一部を用いてスペーサを
構成することもでき、さらにまた、感圧導電ゴムの周囲
を覆う保護グリップを設けて、感圧導電ゴムの保護、固
定を図っても良い。
構成することもでき、さらにまた、感圧導電ゴムの周囲
を覆う保護グリップを設けて、感圧導電ゴムの保護、固
定を図っても良い。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を出願人の提案にか
かる電磁授受作用タイプのコードレスデジタイザ(特開
昭63−70326号公報等参照)の電子ペンに適用し
た実施の形態について説明するが、本発明はこれに限定
されるものではない。
かる電磁授受作用タイプのコードレスデジタイザ(特開
昭63−70326号公報等参照)の電子ペンに適用し
た実施の形態について説明するが、本発明はこれに限定
されるものではない。
【0014】図1は本発明の電子ペンの実施の形態の一
例を示す要部切り欠き構成図であり、図中、1はケース
体、2は制御基板、3はペンダウンスイッチ、4はコイ
ル、5は芯体、6はセンサ基板、7は感圧導電ゴム、8
は保護グリップである。
例を示す要部切り欠き構成図であり、図中、1はケース
体、2は制御基板、3はペンダウンスイッチ、4はコイ
ル、5は芯体、6はセンサ基板、7は感圧導電ゴム、8
は保護グリップである。
【0015】ケース体1は、一端が先細となった円筒軸
状のもので、その内部には電気的に接続された制御基板
2、ペンダウンスイッチ3及びコイル4が収納されてい
る。また、ケース体1の前記一端側には可変容量コンデ
ンサタイプのペンダウンスイッチ3に筆圧を加えるため
の芯体5が軸方向に移動自在に保持されている。
状のもので、その内部には電気的に接続された制御基板
2、ペンダウンスイッチ3及びコイル4が収納されてい
る。また、ケース体1の前記一端側には可変容量コンデ
ンサタイプのペンダウンスイッチ3に筆圧を加えるため
の芯体5が軸方向に移動自在に保持されている。
【0016】センサ基板6は、図2の(a)に示すよう
に、略帯状のフレキシブル基板6a上に2つの櫛の歯状
の導体パターン(接点端子)6b,6cが互いに接触し
ないで噛み合う如く形成されてなるもので、ケース体1
の前記一端寄りをその全周に亘って覆うように巻き付け
られ、固定されている。この際、各導体パターン6b,
6cの一端はケース体1の内部に引き込まれ、制御基板
2に接続されている。
に、略帯状のフレキシブル基板6a上に2つの櫛の歯状
の導体パターン(接点端子)6b,6cが互いに接触し
ないで噛み合う如く形成されてなるもので、ケース体1
の前記一端寄りをその全周に亘って覆うように巻き付け
られ、固定されている。この際、各導体パターン6b,
6cの一端はケース体1の内部に引き込まれ、制御基板
2に接続されている。
【0017】また、センサ基板6の取り付け位置の両側
には、図2の(b)に示すように、センサ基板6より厚
みを有するスペーサ9a,9bがセンサ基板6と同様に
取り付けられており、該スペーサ9a,9bを介して感
圧導電ゴム7が前記センサ基板6を覆うように配置さ
れ、さらにこれら全体を覆うように通常のゴム等からな
る保護グリップ8が取り付けられ、指の接触もしくは指
からの圧力を感知するセンサが構成されている。
には、図2の(b)に示すように、センサ基板6より厚
みを有するスペーサ9a,9bがセンサ基板6と同様に
取り付けられており、該スペーサ9a,9bを介して感
圧導電ゴム7が前記センサ基板6を覆うように配置さ
れ、さらにこれら全体を覆うように通常のゴム等からな
る保護グリップ8が取り付けられ、指の接触もしくは指
からの圧力を感知するセンサが構成されている。
【0018】図3はセンサ部分の一部切り欠き構成図で
あり、センサ基板6と感圧導電ゴム7との間にはスペー
サ9a,9bによる間隙10が形成され、指の接触もし
くは指からの圧力が加わらない限り、センサ基板6と感
圧導電ゴム7とは非接触状態にあり、導体パターン6
b,6c間の導通が生じないことが分かる。
あり、センサ基板6と感圧導電ゴム7との間にはスペー
サ9a,9bによる間隙10が形成され、指の接触もし
くは指からの圧力が加わらない限り、センサ基板6と感
圧導電ゴム7とは非接触状態にあり、導体パターン6
b,6c間の導通が生じないことが分かる。
【0019】なお、制御基板2には、コイル4とともに
共振回路を構成するコンデンサの外、ペンダウンスイッ
チ3と接続され、該ペンダウンスイッチ3が芯体5によ
り押圧されてその容量値が変化した時、この容量値の変
化を検出する回路(筆圧検出回路)と、導体パターン6
b,6cと接続され、感圧導電ゴム7が該導体パターン
6b,6cと接触してその間の導通状態(正確にいえば
抵抗値)が変化した時、この導通状態の変化を検出する
検出回路(スイッチ検出回路)と、前述した容量値の変
化を筆圧情報として、また、導通状態の変化をスイッチ
(オン)信号としてデジタイザ本体に伝達するため、こ
れらの情報に従って共振回路の特性を制御する制御回路
とが設けられているが、前記各検出回路の構成は周知で
あり、また、制御回路の構成は公知である(例えば、特
開平3−189716号、特開平3−89717号、特
開平7−182094号、特開平7−200137号、
特開平7−219698号、特開平7−225644号
等参照)から省略する。
共振回路を構成するコンデンサの外、ペンダウンスイッ
チ3と接続され、該ペンダウンスイッチ3が芯体5によ
り押圧されてその容量値が変化した時、この容量値の変
化を検出する回路(筆圧検出回路)と、導体パターン6
b,6cと接続され、感圧導電ゴム7が該導体パターン
6b,6cと接触してその間の導通状態(正確にいえば
抵抗値)が変化した時、この導通状態の変化を検出する
検出回路(スイッチ検出回路)と、前述した容量値の変
化を筆圧情報として、また、導通状態の変化をスイッチ
(オン)信号としてデジタイザ本体に伝達するため、こ
れらの情報に従って共振回路の特性を制御する制御回路
とが設けられているが、前記各検出回路の構成は周知で
あり、また、制御回路の構成は公知である(例えば、特
開平3−189716号、特開平3−89717号、特
開平7−182094号、特開平7−200137号、
特開平7−219698号、特開平7−225644号
等参照)から省略する。
【0020】図4は前述した電子ペンを含むデジタイザ
の使用態様を示すもので、図中、Aは前述した電子ペ
ン、Bは電子ペンAに対応したデジタイザ本体、Cはデ
ジタイザ本体Bとケーブルを介して接続されたパソコン
(ホストコンピュータ)である。
の使用態様を示すもので、図中、Aは前述した電子ペ
ン、Bは電子ペンAに対応したデジタイザ本体、Cはデ
ジタイザ本体Bとケーブルを介して接続されたパソコン
(ホストコンピュータ)である。
【0021】前記構成において、電子ペンAの一端側を
デジタイザ本体Bに近づけると、電子ペンAとデジタイ
ザ本体Bとの間で電磁授受作用が生じ、デジタイザ本体
Bの位置検出エリアDにおける電子ペンAの指示位置の
座標値がデジタイザ本体B側で検出され、パソコンCに
送出される。
デジタイザ本体Bに近づけると、電子ペンAとデジタイ
ザ本体Bとの間で電磁授受作用が生じ、デジタイザ本体
Bの位置検出エリアDにおける電子ペンAの指示位置の
座標値がデジタイザ本体B側で検出され、パソコンCに
送出される。
【0022】位置検出エリアD内において、電子ペンA
の芯体5を接触させ、筆圧を加えると、前述した如く筆
圧検出回路で検出され、筆圧情報が電子ペンAとデジタ
イザ本体Bとの間の電磁授受作用によりデジタイザ本体
B側へ伝達される。
の芯体5を接触させ、筆圧を加えると、前述した如く筆
圧検出回路で検出され、筆圧情報が電子ペンAとデジタ
イザ本体Bとの間の電磁授受作用によりデジタイザ本体
B側へ伝達される。
【0023】また、位置検出エリアD内において、電子
ペンAの保護グリップ8を指で押圧するあるいは握る
と、感圧導電ゴム7が導体パターン6b,6cと接触
し、導体パターン6b,6c間を導通させ、これが前述
した如くスイッチ検出回路で検出され、スイッチ信号が
電子ペンAとデジタイザ本体Bとの間の電磁授受作用に
よりデジタイザ本体B側へ伝達される。
ペンAの保護グリップ8を指で押圧するあるいは握る
と、感圧導電ゴム7が導体パターン6b,6cと接触
し、導体パターン6b,6c間を導通させ、これが前述
した如くスイッチ検出回路で検出され、スイッチ信号が
電子ペンAとデジタイザ本体Bとの間の電磁授受作用に
よりデジタイザ本体B側へ伝達される。
【0024】このようにして、デジタイザ本体B側へ伝
達された筆圧情報、スイッチ信号は指示位置の座標値と
ともにパソコンCに送出される。
達された筆圧情報、スイッチ信号は指示位置の座標値と
ともにパソコンCに送出される。
【0025】図5は本発明の電子ペンの実施の形態の他
の例を示すもので、ここではスペーサの代わりにケース
体の構造により、センサ基板と感圧導電ゴムとの間に間
隙を形成するようになした例を示す。
の例を示すもので、ここではスペーサの代わりにケース
体の構造により、センサ基板と感圧導電ゴムとの間に間
隙を形成するようになした例を示す。
【0026】即ち、図中、11はケース体であり、その
一端寄りにはそれ以外の部分より直径が小さい第1の段
差部11a,11bと、該第1の段差部11a,11b
よりさらに直径が小さい第2の段差部11cとが形成さ
れている。
一端寄りにはそれ以外の部分より直径が小さい第1の段
差部11a,11bと、該第1の段差部11a,11b
よりさらに直径が小さい第2の段差部11cとが形成さ
れている。
【0027】ここで、第2の段差部11cの幅はセンサ
基板6の幅とほぼ同じとし、第1の段差部11a,11
bを含めた段差部全体の幅は感圧導電ゴム7の幅とほぼ
同じとする。また、第1の段差部11a,11bと第2
の段差部11cとの径の差は、センサ基板6を第2の段
差部11cに巻き付け、感圧導電ゴム7を第1の段差部
11a,11bを介してセンサ基板6を覆うように配置
した時、センサ基板6と感圧導電ゴム7との間に前述し
たような間隙10が形成されるように設定するものとす
る。
基板6の幅とほぼ同じとし、第1の段差部11a,11
bを含めた段差部全体の幅は感圧導電ゴム7の幅とほぼ
同じとする。また、第1の段差部11a,11bと第2
の段差部11cとの径の差は、センサ基板6を第2の段
差部11cに巻き付け、感圧導電ゴム7を第1の段差部
11a,11bを介してセンサ基板6を覆うように配置
した時、センサ基板6と感圧導電ゴム7との間に前述し
たような間隙10が形成されるように設定するものとす
る。
【0028】本実施の形態によれば、別部品のスペーサ
が不要となり、組み立て作業も簡単になる利点がある。
なお、その他の構成・効果は前記実施の形態の場合と同
様である。
が不要となり、組み立て作業も簡単になる利点がある。
なお、その他の構成・効果は前記実施の形態の場合と同
様である。
【0029】なお、前述した実施の形態において、保護
グリップは感圧導電ゴムの固定・保護を目的としたもの
であり、必ずしも必要ではない。また、前述した実施の
形態において、センサ基板のパターンとしては櫛の歯状
等、双方のパターンの相対する面が大きくなるものの方
がスイッチング動作の検出には有利であるが、単純に2
本の平行パターンだけとしても良い。
グリップは感圧導電ゴムの固定・保護を目的としたもの
であり、必ずしも必要ではない。また、前述した実施の
形態において、センサ基板のパターンとしては櫛の歯状
等、双方のパターンの相対する面が大きくなるものの方
がスイッチング動作の検出には有利であるが、単純に2
本の平行パターンだけとしても良い。
【0030】また、前述した実施の形態では、指の接触
もしくは指からの圧力を感知するセンサにおける抵抗値
の変化をスイッチ(オン)信号として処理したが、感圧
導電ゴムは圧力に比例して抵抗値が変化するため、その
抵抗値の変化を連続的な押圧力情報として処理すること
も可能である。また、前述した実施の形態では、指の接
触もしくは指からの圧力を感知するセンサをケース体の
一部にのみ設けたが、先細の一端側を除くケース体全体
に設けても良い。
もしくは指からの圧力を感知するセンサにおける抵抗値
の変化をスイッチ(オン)信号として処理したが、感圧
導電ゴムは圧力に比例して抵抗値が変化するため、その
抵抗値の変化を連続的な押圧力情報として処理すること
も可能である。また、前述した実施の形態では、指の接
触もしくは指からの圧力を感知するセンサをケース体の
一部にのみ設けたが、先細の一端側を除くケース体全体
に設けても良い。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
軸状のケース体を有し、デジタイザ本体上で手持ち操作
された時、少なくともその位置情報とともに指による操
作情報をデジタイザ本体側へ伝達可能な電子ペンにおい
て、ケース体の長手方向の少なくとも一部の周囲に、指
の接触もしくは指からの圧力を感知するセンサをその全
周に亘って設けるとともに、該センサに対する指の接触
もしくは指からの圧力を前記操作情報に変換する回路を
具備したことにより、ケース体をどのような向きで持っ
ても、センサに指の接触もしくは指からの圧力を与える
ことができ、これによって指による操作情報を発生させ
ることができ、オペレータは電子ペンを持つ際、ケース
体の方向を意識したり、持ち直したりする必要がなく、
効率の良い作業を行うことができる。
軸状のケース体を有し、デジタイザ本体上で手持ち操作
された時、少なくともその位置情報とともに指による操
作情報をデジタイザ本体側へ伝達可能な電子ペンにおい
て、ケース体の長手方向の少なくとも一部の周囲に、指
の接触もしくは指からの圧力を感知するセンサをその全
周に亘って設けるとともに、該センサに対する指の接触
もしくは指からの圧力を前記操作情報に変換する回路を
具備したことにより、ケース体をどのような向きで持っ
ても、センサに指の接触もしくは指からの圧力を与える
ことができ、これによって指による操作情報を発生させ
ることができ、オペレータは電子ペンを持つ際、ケース
体の方向を意識したり、持ち直したりする必要がなく、
効率の良い作業を行うことができる。
【図1】本発明の電子ペンの実施の形態の一例を示す要
部切り欠き構成図
部切り欠き構成図
【図2】センサ基板の詳細及びその取り付けのようすを
示す説明図
示す説明図
【図3】センサ部分の一部切り欠き構成図
【図4】本発明の電子ペンを含むデジタイザの使用態様
の一例を示す構成図
の一例を示す構成図
【図5】本発明の電子ペンの実施の形態の他の例を示す
センサ部分の一部切り欠き構成図
センサ部分の一部切り欠き構成図
1,11:ケース体、2:制御基板、3:ペンダウンス
イッチ、4:コイル、5:芯体、6:センサ基板、6
a:フレキシブル基板、6b,6c:導体パターン(接
点端子)、7:感圧導電ゴム、8:保護グリップ、9
a,9b:スペーサ、10:間隙、11a,11b,1
1c:段差部、A:電子ペン、B:デジタイザ本体、
C:パソコン。
イッチ、4:コイル、5:芯体、6:センサ基板、6
a:フレキシブル基板、6b,6c:導体パターン(接
点端子)、7:感圧導電ゴム、8:保護グリップ、9
a,9b:スペーサ、10:間隙、11a,11b,1
1c:段差部、A:電子ペン、B:デジタイザ本体、
C:パソコン。
Claims (5)
- 【請求項1】 軸状のケース体を有し、デジタイザ本体
上で手持ち操作された時、少なくともその位置情報とと
もに指による操作情報をデジタイザ本体側へ伝達可能な
電子ペンにおいて、 ケース体の長手方向の少なくとも一部の周囲に、指の接
触もしくは指からの圧力を感知するセンサをその全周に
亘って設けるとともに、 該センサに対する指の接触もしくは指からの圧力を前記
操作情報に変換する回路を具備したことを特徴とする電
子ペン。 - 【請求項2】 請求項1記載の電子ペンにおいて、 センサは、 ケース体の表面に該ケース体をその全周に亘って覆うよ
うに配置された2つの接点端子と、該2つの接点端子を
覆うように配置された感圧導電ゴムとからなることを特
徴とする電子ペン。 - 【請求項3】 請求項2記載の電子ペンにおいて、 接点端子と感圧導電ゴムとの間に、初期状態において接
点端子と感圧導電ゴムとを接触させないスペーサを設け
たことを特徴とする電子ペン。 - 【請求項4】 請求項3記載の電子ペンにおいて、 ケース体の一部を用いてスペーサを構成したことを特徴
とする電子ペン。 - 【請求項5】 請求項2乃至4いずれか記載の電子ペン
において、 感圧導電ゴムの周囲を覆う保護グリップを設けたことを
特徴とする電子ペン。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001322420A JP2003131797A (ja) | 2001-10-19 | 2001-10-19 | 電子ペン |
CN 02146315 CN1223927C (zh) | 2001-10-19 | 2002-10-18 | 电子笔 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001322420A JP2003131797A (ja) | 2001-10-19 | 2001-10-19 | 電子ペン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003131797A true JP2003131797A (ja) | 2003-05-09 |
Family
ID=19139473
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001322420A Pending JP2003131797A (ja) | 2001-10-19 | 2001-10-19 | 電子ペン |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003131797A (ja) |
CN (1) | CN1223927C (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016184444A (ja) * | 2015-01-29 | 2016-10-20 | 株式会社ワコム | 電子ペン |
JP2017167787A (ja) * | 2016-03-16 | 2017-09-21 | セイコーエプソン株式会社 | 指示体 |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006301979A (ja) * | 2005-04-20 | 2006-11-02 | Hitachi Maxell Ltd | ペン型入力装置、およびこれに用いられるセンサ素子 |
JP4728740B2 (ja) * | 2005-08-23 | 2011-07-20 | Necディスプレイソリューションズ株式会社 | 電子ペン、電子黒板システム、およびプロジェクタシステム |
US10082888B2 (en) * | 2010-09-15 | 2018-09-25 | Microsoft Technology Licensing, Llc | Stylus modes |
CN102566799A (zh) * | 2011-12-22 | 2012-07-11 | 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 | 电磁笔 |
CN103809786B (zh) * | 2012-11-07 | 2016-12-21 | 联想(北京)有限公司 | 一种电子设备及信息处理的方法 |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6344222A (ja) * | 1986-08-11 | 1988-02-25 | Toshiba Corp | 画像入力装置 |
JPH01140323A (ja) * | 1987-11-27 | 1989-06-01 | Hitachi Ltd | ペン型マウス |
JPH06139000A (ja) * | 1992-10-23 | 1994-05-20 | Nippon Nesamatsuku Kk | ペングリップ式入力装置 |
JPH06230880A (ja) * | 1993-01-29 | 1994-08-19 | Hitachi Ltd | バーコードリーダ付座標入力ペン |
JPH086710A (ja) * | 1994-06-21 | 1996-01-12 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | ペン型入力装置 |
JPH10133803A (ja) * | 1996-10-31 | 1998-05-22 | Wacom Co Ltd | 位置指示器 |
JPH10198509A (ja) * | 1996-11-15 | 1998-07-31 | Ricoh Co Ltd | ペン型入力装置 |
-
2001
- 2001-10-19 JP JP2001322420A patent/JP2003131797A/ja active Pending
-
2002
- 2002-10-18 CN CN 02146315 patent/CN1223927C/zh not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6344222A (ja) * | 1986-08-11 | 1988-02-25 | Toshiba Corp | 画像入力装置 |
JPH01140323A (ja) * | 1987-11-27 | 1989-06-01 | Hitachi Ltd | ペン型マウス |
JPH06139000A (ja) * | 1992-10-23 | 1994-05-20 | Nippon Nesamatsuku Kk | ペングリップ式入力装置 |
JPH06230880A (ja) * | 1993-01-29 | 1994-08-19 | Hitachi Ltd | バーコードリーダ付座標入力ペン |
JPH086710A (ja) * | 1994-06-21 | 1996-01-12 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | ペン型入力装置 |
JPH10133803A (ja) * | 1996-10-31 | 1998-05-22 | Wacom Co Ltd | 位置指示器 |
JPH10198509A (ja) * | 1996-11-15 | 1998-07-31 | Ricoh Co Ltd | ペン型入力装置 |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016184444A (ja) * | 2015-01-29 | 2016-10-20 | 株式会社ワコム | 電子ペン |
US10545586B2 (en) | 2015-01-29 | 2020-01-28 | Wacom Co., Ltd. | Electronic pen |
JP2020144950A (ja) * | 2015-01-29 | 2020-09-10 | 株式会社ワコム | 電子ペン |
US10845900B2 (en) | 2015-01-29 | 2020-11-24 | Wacom Co., Ltd. | Electronic pen |
JP2021152955A (ja) * | 2015-01-29 | 2021-09-30 | 株式会社ワコム | 電子ペン |
JP7142129B2 (ja) | 2015-01-29 | 2022-09-26 | 株式会社ワコム | 電子ペン |
JP2017167787A (ja) * | 2016-03-16 | 2017-09-21 | セイコーエプソン株式会社 | 指示体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN1412664A (zh) | 2003-04-23 |
CN1223927C (zh) | 2005-10-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6882340B2 (en) | Electronic pen | |
US8531419B2 (en) | Information processing apparatus, operation input method, and sensing device | |
US7911454B2 (en) | Information processing apparatus, position detecting apparatus and sensing part for performing a detection operation | |
US9158383B2 (en) | Force concentrator | |
KR20180001553A (ko) | 통합된 지문 센서 및 내비게이션 디바이스 | |
US20130093681A1 (en) | Capacitive touch key panel | |
CN109478108B (zh) | 触控笔通信信道 | |
JP4750629B2 (ja) | 位置検出装置及び位置検出用センス部品 | |
WO2007129663A1 (ja) | 指先装着センサによる入力装置 | |
JP2007287118A (ja) | 情報処理装置、操作入力方法及びセンス部品 | |
US20130127791A1 (en) | Thumb or Finger Devices with Electrically Conductive Tips & Other Features for Use with Capacitive Touch Screens and/or Mechanical Keyboards Employed in Smartphones & Other Small Mobile Devices | |
JP4933263B2 (ja) | 自己検索コンピュータポインティングデバイス用モジュール式アセンブリ | |
US20120262369A1 (en) | Hand-mountable device for providing user input | |
JPH1039989A (ja) | 静電容量型座標入力パッド用入力ペン | |
JP2003131797A (ja) | 電子ペン | |
US20070201932A1 (en) | Digit-operated input device | |
JP2008140211A (ja) | 入力部の制御方法とそれを用いた入力装置および電子機器 | |
JP4931616B2 (ja) | 入力補助具 | |
JP5776919B1 (ja) | フィンガー制御式ポインティングデバイス | |
JP3289689B2 (ja) | キーボード装置 | |
KR20110029246A (ko) | 터치 기능을 구비한 복합 입력장치 | |
JPH11143608A (ja) | 文字入力方法及び文字入力装置 | |
EP2511792A1 (en) | Hand-mountable device for providing user input | |
CN209447120U (zh) | 一种可穿戴式手套键盘 | |
CN100361058C (zh) | 两用计算机鼠标 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040726 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061003 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061122 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070116 |