JP2003130965A - 巻真取り外し機構 - Google Patents

巻真取り外し機構

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JP2003130965A
JP2003130965A JP2001323275A JP2001323275A JP2003130965A JP 2003130965 A JP2003130965 A JP 2003130965A JP 2001323275 A JP2001323275 A JP 2001323275A JP 2001323275 A JP2001323275 A JP 2001323275A JP 2003130965 A JP2003130965 A JP 2003130965A
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JP
Japan
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lever
winding stem
point
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action
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JP2001323275A
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English (en)
Inventor
Tatsuo Sumida
達夫 澄田
Takayuki Hasumi
隆行 蓮實
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Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】時計の操作部材である巻真を取り外すための機
構において、巻真の取り外しに関わる部位と使用者が操
作可能な部位とが離れている場合に、棒状の部材を用い
て使用者の操作を伝えるように構成するが、前記棒状の
部材が作動するための余分な空間が必要である。 【解決手段】本発明は時計の操作部材である巻真を取り
外すための機構であって、棒状の部材を有し、該部材の
動作の回転中心となる支点の軸が力点と作用点を結ぶ線
に略平行であり、前記部材のひねりよって使用者の操作
を巻真の取り外しに関わる部位に伝える事を特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、時計の操作部材の
うち回転と回転軸方向の移動で時計の操作を行う操作部
材である巻真を時計本体から外すための機構に関し、特
に棒状の操作部材を介して前記巻真を取り外す機構に関
する。
【0002】
【従来の技術】以下、図4から図7を用いて従来の技術
を説明する。図4は時計の機構部に含まれ、回転と回転
軸方向の移動で時計の操作を行う操作部材である巻真3
と、巻真3の回転軸方向の移動を時計の他の部分に伝え
るレバー上の部材であるオシドリ2との関係を示す説明
図である。巻真3は時計の操作部材として最も広く用い
られている。
【0003】巻真3の先端には凹部3aがあって、オシ
ドリ2の一端である係合端2aが緩く係合しており、巻
真3の回転を妨げず、巻真3の回転軸方向の動きだけを
時計の他の部分に伝える役目を果たす。また、凹部3a
と係合端2aの係合は、巻真の軸方向の移動を規制して
巻真を時計から外さない役目もしている。
【0004】図5は巻真3を時計本体から取り外す場合
を示す説明図である。時計の分解修理等のために巻真3
を取り外す場合には、使用者がオシドリ2の一端である
操作端2bに図中下方の力を加え、オシドリ2を図中右
回りに巻真3の軸と略平行な軸2cの回りに回転させ
る。
【0005】オシドリ2の回転で係合端2aが凹部3a
から外れると、オシドリ2は巻真3の軸方向の動きを規
制できなくなり、巻真3を取り外すことができる。
【0006】図6は時計の構造上、使用者がオシドリ2
の操作端2bに直接力を加える事ができない場合に棒状
の部材である着脱レバー5を用いて使用者の操作をオシ
ドリに伝える従来例の説明図である。着脱レバー5は一
端をオシドリ2の操作端2b上に置き、もう一端を使用
者が力を加える事ができる場所、多くの場合時計の外周
部近傍に置き、テコの原理でオシドリ2の操作端2bに
力を加える。以下、着脱レバー5の、オシドリの2操作
端2b上にある一端を作用点5bと呼び、使用者が力を
加える一端を力点5a、着脱レバー5の作動の中心とな
る軸を支点5cと呼ぶ。
【0007】支点5cの軸は力点5aと作用点5bを結
ぶ線に概略垂直であり、使用者が着脱レバー5の力点5
aを図中下方に押し下げれば、作用点5bが図中下方に
下がり、オシドリ2の操作端2bを押し下げて、前述の
図5で説明した場合と同じ作用で巻真3を取り外す事が
できる。
【0008】図7は時計の構造上、使用者がオシドリ2
の操作端2bに直接力を加える事ができない場合の従来
例の別の形態を示す説明図である。棒状の部材である着
脱レバー6は作用点6bをオシドリ2の操作端2b上に
置き、力点6aを使用者が力を加える事ができる場所に
置いて、テコの原理でオシドリ2の操作端2bに力を加
える点は前述の図6の説明と同じであるが、支点6cが
力点6aと作用点6bの中間にある点が異なる。
【0009】支点6cの軸は力点6aと作用点6bを結
ぶ線に略垂直であり、使用者が着脱レバー6の力点6a
を図中上方に引き上げれば、作用点6bが図中下方に下
がり、オシドリ2の操作端2bを押し下げて、前述の図
5で説明した場合と同じ作用で巻真3を取り外す事がで
きる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】図8および図9は従来
の技術がもつ課題を示す説明図であり、図8は、図6で
説明した着脱レバー5の課題、図9は図7で説明した着
脱レバー6の課題を示す。
【0011】図8において、着脱レバー5で巻真3を取
り外すために必要な作用点5bの移動量を作動量7とす
る時、着脱レバー5の図中下方にハッチングで示す三角
形の空間8が必要である。また、図9において、図7で
説明した着脱レバー6で巻真3を取り外すために必要な
作用点5bの移動量を作動量7とする時、着脱レバー6
の図中上下にハッチングで示す三角形の空間9aおよび
9bが必要である。
【0012】このように、従来の技術による巻真取り外
しの機構では、着脱レバー5あるいは着脱レバー6自身
が占有する空間とは別に着脱レバー5あるいは着脱レバ
ー6の作動のために空間が必要であるという欠点があ
り、寸法制限の厳しい時計においては大きな課題であ
る。本発明の目的は、上述の欠点を解消する、作動のた
めに必要な空間の小さい巻真取り外しの機構を提供する
ことである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は棒状の部材である着脱レバーを有し、該着
脱レバーの動作の回転中心となる支点の軸が力点と作用
点を結ぶ線に略平行である時計の巻真取り外し機構であ
る。
【0014】また本発明は、使用者が操作する前記着脱
レバーの一端である力点の動きの向きと、着脱レバーの
もう一方の一端である作用点の動きの向きが略同じ向き
である前記記載の巻真取り外し機構である。
【0015】また本発明は、使用者が操作する前記着脱
レバーの一端である力点の動きの向きと、着脱レバーの
もう一方の一端である作用点の動きの向きが略逆の向き
である前記記載の巻真取り外し機構である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳述する。図1から図3及び図10は本発明
の実施の形態に関わり、図1は本発明の一実施形態を示
す説明図、図2は図1の実施の形態で巻真3を外すため
の操作を行った状態を示す説明図、図3は図1とは別の
形の一実施形態を示す説明図である。
【0017】図1を用いて本発明の一実施形態を説明す
る。巻真3およびオシドリ2については、前述の従来の
技術で説明したものと同じである。図1に示す本発明に
よる着脱レバー1は両端を曲げた丸棒状の部材であり、
オシドリ2の操作端2bの上にある着脱レバー1の一端
は作用点1bであり、もう一端が力点1aである。
【0018】作用点1aと力点1bを結ぶ線と着脱レバ
ー1の支点1cは略平行である。着脱レバー1が支点1
cの回りに回転する事、すなわち着脱レバー1のひねり
によって、力点1aの図中上下方向の動きを作用点1b
の上下方向の動きとして伝える。
【0019】図2を用いて着脱レバー1を操作した状態
を説明する。使用者が力点1aを図中下方に押し下げる
と、着脱レバー1は支点1cを軸として回転し、作用点
1bが図中下方に下がる事で、オシドリ2の操作端2b
が押し下げられて巻真3を取り外す事ができる。
【0020】図10を用いて本発明による着脱レバー1
で巻真3を取り外すために必要な空間を説明する。着脱
レバー1で巻真3を取り外すために必要な作用点1bの
移動量を作動量7とすると、着脱レバー1が動作するた
めに必要な空間は着脱レバー1の両端の10aおよび1
0bのみであり、中間の部分では着脱レバー自身の空間
以外を必要としない。これは着脱レバー1が丸棒状の部
材であり、着脱レバー1自身が回転軸となる事から自明
である。
【0021】図3を用いて着脱レバー1とは別の形の本
発明の一実施形態を説明する。着脱レバー4は着脱レバ
ー1と同様に両端を曲げた丸棒状の部材であるが、力点
4aである一端が力点1aとは逆の方向に曲げられてい
る。作用点4bは作用点1bと同じ形状である。
【0022】着脱レバー4は、着脱レバー1とは逆に、
力点4aを図中情報に引き上げる事で作用点4bが図中
下方に下がって巻真3を取り外す事ができ、本発明によ
れば着脱レバーの曲げ方向を変えるだけで巻真を取り外
すために力を加える方向を変えることができる。従来の
技術では図6、図7に示すように着脱レバーの形状や支
点の位置を変更するという大きな設計変更の必要がある
が、本発明の実施の形態では小さな設計変更で済む。
【0023】図1から図3では本発明の実施の形態とし
て丸棒状の部材である着脱レバー1を示して説明した
が、別の形状であっても棒状の部材のひねりによって力
点1aの動きを作用点1cに伝える形であれば本発明に
よって得られる効果を失うものではない。従って着脱レ
バー1は、例えば角柱あるいは平板状の部材を用いても
よい。
【0024】
【発明の効果】上記のごとく本発明によれば、着脱レバ
ーはひねりによって力点の動きを作用点に伝えるから、
着脱レバーが巻真を取り外すために必要とする空間の小
さい巻真取り外しの機構を提供する事が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の1形態を示す説明図である。
【図2】本発明の実施の1形態を示し、巻真を取り外す
操作をした状態を示す説明図である。
【図3】本発明の実施の1形態を示し、図1とは逆の方
向で操作する形態を示す説明図である。
【図4】従来の技術を示し、巻真の取り外しに関わる部
位を直接操作できる場合を示す説明図である。
【図5】従来の技術を示し、図4で巻真を取り外す操作
をした状態を示す説明図である。
【図6】従来の技術を示し、棒状の部材を用いて巻真の
取り外しに関わる部位を間接的に操作する場合を示す説
明図である。
【図7】従来の技術を示し、図6とは別の形態の場合を
示す説明図である。
【図8】従来の技術における問題点を示し、着脱レバー
5の作動に必要な空間を示す説明図である。
【図9】従来の技術における問題点を示し、着脱レバー
6の作動に必要な空間を示す説明図である。
【図10】本発明の実施の1形態において問題の改善を
示す説明図である。
【符号の説明】
1 着脱レバー 2 オシドリ 3 巻真 4、5、6 着脱レバー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒状の部材である着脱レバーを有し、該
    着脱レバーの動作の回転中心となる支点の軸が力点と作
    用点を結ぶ線に略平行である事を特徴とする時計の巻真
    取り外し機構。
  2. 【請求項2】 使用者が操作する前記着脱レバーの一端
    である力点の動きの向きと、着脱レバーのもう一方の一
    端である作用点の動きの向きが略同じ向きである事を特
    徴とする請求項1記載の巻真取り外し機構。
  3. 【請求項3】 使用者が操作する前記着脱レバーの一端
    である力点の動きの向きと、着脱レバーのもう一方の一
    端である作用点の動きの向きが略逆の向きである事を特
    徴とする請求項1記載の巻真取り外し機構。
JP2001323275A 2001-10-22 2001-10-22 巻真取り外し機構 Pending JP2003130965A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11513474B2 (en) 2020-04-24 2022-11-29 Casio Computer Co., Ltd. Switch device and timepiece

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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