JP2003130940A - Gpsシステム及びgpsシステムの制御方法 - Google Patents

Gpsシステム及びgpsシステムの制御方法

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JP2003130940A JP2001325208A JP2001325208A JP2003130940A JP 2003130940 A JP2003130940 A JP 2003130940A JP 2001325208 A JP2001325208 A JP 2001325208A JP 2001325208 A JP2001325208 A JP 2001325208A JP 2003130940 A JP2003130940 A JP 2003130940A
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資樹 坂井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯可能であって、情報の錯綜を防止して正
確な位置の把握を容易とする。また、携帯可能であっ
て、地図情報の変更や各自に対応した固有の地図情報に
対応する。 【解決手段】 GPSシステム1は、情報を表示する表
示手段を有する携帯端末機3と、携帯端末機3を特定し
少なくとも位置数値情報を特定した携帯端末機3に送信
するGPSインターフェース装置2とを備える構成と
し、GPSインターフェース装置2はGPS情報に基づ
いて位置数値情報を形成し送信し、携帯端末機3はGP
Sインターフェース装置2から少なくとも位置数値情報
を受信し表示手段に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、GPS機能により
位置情報を取得し表示するGPSシステム及びこのシス
テムを制御する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】GPS機能によって現在位置を検出し表
示する装置が知られている。このGPS機能を用いた現
在位置表示装置としては、緯度経度を表示する携帯可能
な形態の他、車や船舶等の移動体上に搭載されて地図情
報と共に使用する形態も知られている。
【0003】一般に、携帯型の装置ではGPS情報から
緯度経度等の位置数値情報を取得し、この位置数値情報
を表示することによって現在位置を確認しており、他
方、カーナビゲーション等で知られる車載型の装置では
CDROMの記憶媒体から地図情報を読み出し、この地
図情報上に現在位置を重ねて表示している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】携帯型の装置におい
て、緯度経度等の位置数値情報だけでなく地図情報につ
いても表示するには、車載型の装置と同様にCDROM
等の記憶媒体及びこの記憶媒体の読み出し装置が必要と
なり、装置が大型化することになる。広範囲の地図情報
に対応するには、複数枚のCD−ROMを搭載しておく
必要があり、ますます装置が大型化することになる。
【0005】このように装置が大型化した場合には、腕
時計のように常時身につけることはできず、鞄等に入れ
た状態で持ち運び、現在位置を確認する度に鞄から装置
を取り出して表示を確認しなければならず、煩雑な操作
を要すると共に、位置確認を迅速に行うことが困難であ
るという問題がある。
【0006】これに対して、現在位置表示システムを、
位置データを取得し送信する機能と地図情報を備える第
1の電子機器と、送信された位置データを受信し表示す
る機能を備える第2の電子機器の2つの部分に分けるこ
とによって、第2の電子機器を小型化する構成のものが
考えられる。
【0007】この構成では、第2の電子機器は第1の電
子機器を区別することなく情報を送信するため、第1の
電子機器と第2の電子機器とからなる現在位置表示シス
テムの各通信範囲が重なり、同一の通信範囲内に複数の
現在位置表示システムが存在する場合には、異なる現在
位置表示システム間において位置情報や地図情報が錯綜
し、正確な位置の把握が困難となるという問題がある。
【0008】また、上記構成は第1の電子機器に記憶さ
れる地図情報は固定されたものである。そのため、第1
の電子機器が備える記憶手段中に全ての地図情報を記憶
させておくために大きな記憶容量を有した記憶手段を用
いるか、あるいは、記憶容量が限られたものである場合
には地図情報が限定されたものとなるという問題があ
る。また、地図情報に変更があった場合には記憶手段を
交換する必要があり、地図情報の変更に対する対応が難
しいという問題があり、また、各自に対応してカスタマ
イズし利用者固有の地図情報を利用するといった要求に
対しても対応が難しいという問題もある。
【0009】そこで、本発明は、従来の課題を解決し
て、携帯可能であって、情報の錯綜を防止して正確な位
置の把握が容易なGPSシステム及びGPSシステムの
制御方法を提供することを目的とする。また、携帯可能
であって、地図情報の変更や各自に対応した固有の地図
情報に対応することができるGPSシステム及びGPS
システムの制御方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によるGPSシス
テムは、情報を表示する表示手段を有する携帯端末機
と、携帯端末機を特定し少なくとも位置数値情報を特定
した携帯端末機に送信するGPSインターフェース装置
とを備える構成とする。GPSインターフェース装置は
GPS情報に基づいて位置数値情報を形成し送信する。
一方、携帯端末機はGPSインターフェース装置から少
なくとも位置数値情報を受信し表示手段に表示する。な
お、GPSインターフェース装置で送信され携帯端末機
で受信する情報は位置数値情報に限らず、他の情報を送
受信することができる。
【0011】本発明のGPSインターフェース装置は、
位置数値情報と共に地図情報を送信し、携帯端末機は位
置数値情報と地図情報を受信し表示手段に表示する。こ
の位置数値情報と地図情報はそれぞれ個別に送受信する
構成の他に、GPSインターフェース装置において位置
数値情報と地図情報とから加工地図情報を形成し、形成
した加工地図情報を送受信して携帯端末機に表示させる
構成とすることもできる。この加工地図情報は、位置数
値情報に基づいて現在位置を求め、この現在位置を地図
情報上に表したものであり、現在位置を地図上に表示す
ることができる。
【0012】上記構成によって、携帯端末機とGPSイ
ンターフェース装置とを分けた構成として携帯可能とす
ると共に、GPSインターフェース装置は携帯端末機を
特定して情報を送信することによって、情報の錯綜を防
止し正確な位置の把握を容易とする。
【0013】また、本発明のGPSシステムにおいて、
地図情報の取得に係わる態様の一つは、GPSインター
フェース装置や携帯端末機を情報処理装置と通信接続
し、この情報処理装置からGPSインターフェース装置
や携帯端末機に地図情報を選択して送信し、これによっ
て必要とする地図情報の取得を可能とし、地図情報の変
更や各自に対応した固有の地図情報に対して対応するこ
とができる。
【0014】情報処理装置は、パーソナルコンピュータ
等の記録媒体に記録された地図情報を読み出し、当該地
図情報を通信する機能を備えた装置の他、地図情報を配
信するサーバーとすることができる。サーバーから地図
情報を取り込む場合には、GPSインターフェース装置
はサーバーと通信接続し、必要とする地図情報をダウン
ロードする。ダウンロードする地図情報は、予め地図情
報に付された名称や番号を指定する他に、GPSインタ
ーフェース装置からサーバーにGPS情報に基づく位置
数値情報を送信し、サーバーはこの位置数値情報に対応
する地図情報を抽出してGPSインターフェース装置に
ダウンロードする構成とすることもできる。
【0015】本発明のGPSシステムは複数の携帯端末
機を備え、GPSインターフェース装置は各携帯端末機
に対して送信自在な構成することができる。この構成に
おいて、GPSインターフェース装置から携帯端末機へ
の通信において、送信情報内に携帯端末機を特定するI
D情報を含ませ、このID情報に基づいて携帯端末機を
特定する。これによって、携帯端末機は、対応するGP
Sインターフェース装置から送信される情報のみを受信
することができ、他のGPSシステムとの干渉を防ぐこ
とができる。
【0016】上記構成によって、GPSインターフェー
ス装置で取得した位置数値情報を複数の携帯端末機で利
用することができる。なお、複数の携帯端末機が関係す
るGPSインターフェース装置は一つとすることも、あ
るいは複数とすることもできる。また、本発明のGPS
システムの携帯端末機は、携帯端末機が有する指令手段
によって、受信間隔の設定、最新情報の要求、初期化等
の種々の機能を備えることができる。
【0017】受信間隔の設定は、携帯端末機が有する指
令手段から、携帯端末機の受信間隔を定める受信間隔指
令をGPSインターフェース装置に送信することで行
う。GPSインターフェース装置は、受信した受信間隔
指令に基づいて携帯端末機への送信間隔を設定する。最
新情報の要求は、携帯端末機が有する指令手段から、最
新情報要求指令をGPSインターフェース装置に送信す
ることで行う。GPSインターフェース装置は、受信し
た最新情報要求指令に基づいてGPS情報を取得し、こ
のGPS情報に基づいて得た位置数値情報、地図情報、
又は加工地図情報の少なくとも何れか一つを、最新情報
要求指令を要求した携帯端末機に送信する。受信間隔の
設定や最新情報の要求によって、GPS信号の受信、位
置数値情報の送受信を間欠的に行うことができ、電源の
寿命を延ばすことができる。
【0018】また、初期化は、携帯端末機が有する指令
手段から、初期化指令をGPSインターフェース装置に
送信することで行う。GPSインターフェース装置は、
受信した初期化指令に基づいて少なくともGPS情報の
取得処理を初期化する。これによって、携帯端末機から
GPSインターフェース装置の初期化を行うことができ
る。
【0019】さらに、本発明の携帯端末機やGPSイン
ターフェース装置の少なくとも何れか一方は、それぞれ
が有する記憶手段によって種々の機能を備えることがで
きる。
【0020】本発明が備える記憶手段は、位置数値情報
の経過ログ情報又は加工地図情報の経過ログ情報の少な
くとも何れか一方を保存する。経過ログ情報は、移動状
態を表し、時間情報と共に記録することもできる。加工
地図上に表示することで、地図上での移動を確認するこ
とができる。
【0021】また、本発明が備える記憶手段は、地図情
報に付加情報を付加した付加地図情報を保存する。この
付加情報は、利用者が、予め定めた符号や記号あるいは
文字を地図上に任意に付加する情報であり、メモや備忘
録として利用することができる。
【0022】また、本発明の携帯端末機やGPSインタ
ーフェース装置は、各記憶手段に保存する経過ログ情報
や付加情報を情報処理装置に送信し、情報処理装置に記
録させることができる。これによって、携帯端末機やG
PSインターフェース装置が有する記憶手段の記憶容量
を増大させることなく、多量の情報を記憶させることが
できる。また、情報処理装置側に情報信号機能を持たせ
ることによって、経過ログ情報や付加情報を整理するこ
とができる。
【0023】本発明のGPSシステムは、複数のGPS
インターフェース装置を備え、携帯端末機は、複数のG
PSインターフェース装置から最も精度が高いGPSイ
ンターフェース装置の位置数値情報又は加工地図情報を
受信する。複数のGPSインターフェース装置は各々個
別の識別コードを有し、携帯端末機はこの識別コードに
基づいて少なくとも異なる二つ以上のGPSインターフ
ェース装置を識別し、位置数値情報又は加工地図情報を
受信する。GPSインターフェース装置が受信するGP
S情報の位置精度は、DOP値(幾何学的精度低下率)
を利用して判別する他、GPS情報の受信感度を利用し
て判別することができる。これによって、複数のGPS
インターフェース装置が検出する位置情報の中から精度
の高い位置情報を得ることができる。なお、受信する携
帯端末機は複数とすることもできる。
【0024】また、本発明のGPSシステムは、目的地
及び又は目的地までの経路を含むルート情報を利用する
ことができる。このルート情報を地図情報に設け表示す
ることによって、現在位置とルートとを比較することが
できる。ルート情報を、GPSインターフェース装置又
は情報処理装置が備える入力手段によって入力し、GP
Sインターフェース装置から携帯端末機に送信する他、
情報処理装置から直接あるいはGPSインターフェース
装置を通して携帯端末機に送信することによって、携帯
端末機で利用を可能とする。GPSインターフェース装
置又は携帯端末機は、ルート情報が定める所定範囲と位
置数値情報に基づいて、ルートからのずれ状態を判定
し、ずれ量、ルートに戻る方向等の誘導指示情報を形成
し、画像、音、振動等の表示形態で報知する。
【0025】本発明の携帯端末機は、腕時計に搭載する
他、あるいは腕時計状の形状とすることで携帯可能とす
ることができる。一方、GPSインターフェース装置
は、GPS信号を受信しやすい位置に保持することが望
ましい。
【0026】携帯端末機とGPSインターフェース装置
の使用形態は種々可能である。携帯端末機とGPSイン
ターフェース装置をそれぞれ1機ずつ使用する形態で
は、例えば、腕時計に搭載した携帯端末機あるいは腕時
計状の形状とした携帯端末機を身に付け、GPSインタ
ーフェース装置を鞄やリュック等の持ち物の外側に取り
付け、GPSインターフェース装置で受信して得た位置
数値情報を携帯端末機に送信し表示させる。
【0027】また、複数の携帯端末機を使用する形態で
は、1グループに少なくとも1機のGPSインターフェ
ース装置を有し、このGPSインターフェース装置で取
得した位置数値情報や地図情報を複数の携帯端末機で受
信して利用する。この利用形態によれば、1グループに
少なくとも1機のGPSインターフェース装置があれ
ば、複数の利用者が位置数値情報や地図情報を利用する
ことができる。
【0028】また、複数のGPSインターフェース装置
を使用する形態では、各GPSインターフェース装置で
取得した位置数値情報の中から最も位置精度の高いもの
を使用することができる。また、各GPSインターフェ
ース装置に異なる地図情報を格納することによって、多
量の地図情報を使用することができる。
【0029】本発明のGPSシステムの制御方法は、G
PSインターフェース装置において、GPS情報の取
得、GPS情報に基づく位置数値情報の形成、及び少な
くとも位置数値情報の特定する携帯端末機への送信の各
処理を制御し、一方、携帯端末機において、GPSイン
ターフェース装置からの少なくとも位置数値情報の受信
及び表示の処理を選択する。
【0030】さらに、GPSインターフェース装置にお
いて、情報処理手段からの地図情報の受信、位置数値情
報と地図情報に基づく加工地図情報の形成、位置数値情
報及び加工地図情報の少なくとも一つの情報を特定した
携帯端末機へ送信の各処理を制御する。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図を
参照しながら詳細に説明する。本発明の第1の実施形態
について図1〜図10を用いて説明する。図1は本発明
のGPSシステムを説明するための概略ブロック図であ
る。GPSシステム1は、GPSインターフェース装置
2及び携帯端末機3を備え、さらに、パーソナルコンピ
ュータ等の情報処理装置4を備える。なお、本発明のG
PSシステムは情報処理装置4を構成要素とすること
も、構成要素以外の要素とすることもできる。
【0032】GPS衛星は、L1測位コード,L2測位
コードと呼ばれる2つのキャリア信号を出力し、GPS
においてはL1測位コードを利用している。L1キャリ
ア信号は、周波数1575.42MHzのキャリア信号
がC/A(coarse acquisition)コードでスペクトラ
ム拡散されたものであり、ナビゲーションシステムデー
タ(navigation system data)を変調出力する。C/
Aコードは、1023bitの各衛星に固有のコードで、
1MHzの擬似ランダムノイズ(PRN)としてL1キ
ャリア信号を変調している。ナビゲーションシステムデ
ータは衛星軌道情報や時計情報やその他のシステムパラ
メータからなる50Hz(50bps)の信号であり、C
/Aコードでスペクトラム拡散されたL1キャリア信号
を変調する。このナビゲーションシステムデータはエフ
ェリメスデータとアルマナックデータを含み、アルマナ
ックデータは軌道上の衛星に関する情報を有し、エフェ
リメスデータは衛星の位置情報とそのキャリア信号を発
射した時刻情報と有している。
【0033】GPSインターフェース装置2は、アルマ
ナックデータにより測位に使用できる可視衛星を確認
し、エフェリメスデータから時刻情報を得て、内部時計
とナノ秒単位で同期させる。GPS衛星からキャリア信
号が届くまでの時間を計測してGPS衛星までの距離を
求め、三角交差法によって緯度、経度を算出する。
【0034】GPSインターフェース装置2は、GPS
衛星からの信号を受信するために、GPSアンテナ2e
及びGPS受信手段2fを備え、受信したGPS情報か
らの緯度、経度の位置数値情報を求める演算処理手段2
cを備える。求めた位置数値情報は、記憶手段2dに格
納する。さらに、GPSインターフェース装置2は、携
帯端末機3や情報処理装置4と通信するためにアンテナ
2a及び送受信手段2bを備える。GPSインターフェ
ース装置2は情報処理装置4と通信することによって、
情報処理装置4から地図情報を受信して記憶手段2dに
格納する。また、GPSインターフェース装置2は携帯
端末機3と通信することによって、記憶手段2dに格納
している位置数値情報や地図情報、さらには地図情報上
に現在位置を組み込んだ加工地図情報を携帯端末機3に
送信する。
【0035】携帯端末機3は、GPSインターフェース
装置2から信号を受信するために、アンテナ3a及び送
受信手段3bを備え、位置数値情報、地図情報、あるい
は加工地図情報を含む信号を演算処理手段3cで演算処
理し、記憶手段3dに格納する他、表示手段3fに表示
する。演算処理手段3cは指令手段3gから入力された
各種指令を処理し、送受信手段3b及びアンテナ3aを
介してGPSインターフェース装置2に指令する。指令
手段3gによる指令としては、例えば、GPSインター
フェース装置2と携帯端末機3との間で行う送受信処理
の間隔を定める受信間隔指令、GPSインターフェース
装置2に対して最新の位置報を要求する最新情報要求指
令、あるいは、GPSインターフェース装置2に対して
GPS処理の初期化を求める初期化指令等がある。ま
た、携帯端末機3は、携帯端末機3の動作をオン、オフ
する入力スイッチ3eを備える。
【0036】情報処理装置4は、GPSインターフェー
ス装置2あるいは携帯端末機3と通信する機能を備え、
この通信機能を用いて地図情報をGPSインターフェー
ス装置2あるいは携帯端末機3に送信する他、GPSイ
ンターフェース装置2あるいは携帯端末機3が有するデ
ータを受信する。情報処理装置4は、GPSインターフ
ェース装置2(あるいは携帯端末機3)と通信するため
のに、アンテナ4a及び送受信手段4bを備える。地図
情報は地図情報記憶手段4dに格納され、演算処理4
c、送受信手段4b及びアンテナ4aを介してGPSイ
ンターフェース装置2(あるいは携帯端末機3)に送信
される。また、GPSインターフェース装置2(あるい
は携帯端末機3)から送信されたデータは、アンテナ4
a、送受信手段4b及び演算処理4cを介して、図示し
ない記憶手段に格納する。なお、地図情報記憶手段4d
は、CDROM等の記録媒体及びこの記録媒体からデー
タを読み出すドライバ装置の他、半導体記憶装置によっ
て構成することができる。また、情報処理装置4は、情
報処理装置4の動作をオン、オフする入力スイッチ4e
を備える。
【0037】なお、GPSインターフェース装置2と携
帯端末機3との間、情報処理装置4とGPSインターフ
ェース装置2や携帯端末機3との間で行う通信は、電波
通信や赤外通信等の無線で行うことができる。また、情
報処理装置4とGPSインターフェース装置2や携帯端
末機3との間は、ケーブルを介して行うこともできる。
【0038】次に、本発明のGPSシステムの動作を図
2〜図4,図7,8のフローチャート、図5,6の地図
情報及び加工地図情報を表す図、図9の信号関係図、及
び図10の腕時計の表示例を用いて説明する。なお、フ
ローチャートにおいて、図2及び図3は地図情報に関す
る情報処理装置及びGPSインターフェース装置の動作
を示し、図4は位置情報に関するGPSインターフェー
ス装置の動作を示し、図7,8は携帯端末機の動作を示
している。
【0039】地図情報の取得処理について説明する。地
図情報の取得は、情報処理装置とGPSインターフェー
ス装置との間における通信処理で行う。情報処理装置4
側の処理は、地図情報を送信するGPSインターフェー
ス装置を選択し(ステップS1)、選択したGPSイン
ターフェース装置を特定するID情報を設定する(ステ
ップS2)。送信する地図情報を選択し(ステップS
3)、選択した地図情報を設定したID情報と共に送信
する(ステップS4)。
【0040】一方、GPSインターフェース装置2側の
処理は、アンテナ及び送受信手段で受けた信号からID
情報を取り出し、自己のID情報であるか否かを判定す
る(ステップS11)。ID情報の判定によって自己の
ID情報を有する地図情報を受信し(ステップS1
2)、受信した地図情報を記憶手段に格納する(ステッ
プS13)。図5(a)は地図情報の一例を示してい
る。GPSインターフェース装置2及び携帯端末機3が
使用する地域の地図情報をあらかじめ選択し、必要とす
る地図情報のみをGPSインターフェース装置2の記憶
手段に格納することができる。
【0041】GPSシステム1を使用する際には、通
常、携帯端末機3は腕等の表示部を容易に参照すること
ができる身体の部位に身に付け、一方、GPSインター
フェース装置2は、鞄やリュック等の持ち物あるいは利
用者の肩等、GPS衛星からの信号を受信し易い部位に
取り付ける。したがって、地図情報は利用する以前の段
階で、予め利用すると予想される地域の地図情報を選択
しておき、前記した地図情報の取得処理によって情報処
理装置4からGPSインターフェース装置2に記憶させ
ておく。
【0042】位置情報の取得処理について説明する。位
置情報の取得は、GPSインターフェース装置により行
う。GPSインターフェース装置は、GPSアンテナ2
e,GPS受信手段2fによって複数のGPS衛星から
GPS信号を受信してGPS情報を取得する(ステップ
S21)。演算処理手段2cは、受信したGPS情報か
ら位置数値情報を算出し(ステップS22)、位置数値
情報を時刻情報と共に記録手段2dに記憶する。この位
置数値情報は現在位置を表している(ステップS2
3)。
【0043】ここで、GPSインターフェース装置は、
前記した地図情報の取得処理によって既に地図情報が記
憶されている。この地図情報とGPS情報によって取得
した位置数値情報とを組み合わせると、地図情報上に現
在位置を表した加工地図情報を作成することができる。
図5(b)は加工地図情報の一例を表しており、図5
(a)に示す地図情報上に位置数値情報による現在位置
(図5(a)中の丸印)を組み合わせて表している。
【0044】加工地図情報を作成しない場合には(ステ
ップS24)、求めた位置数値情報を携帯端末機3に送
信し、携帯端末機3に表示させる(ステップS31)。
一方、加工地図情報を作成する場合には(ステップS2
4)、位置数値情報に対応する地図情報を記憶している
か否かを調べる(ステップS25)。
【0045】地図情報を有していない場合には、対応す
る地図情報がないことを携帯端末機3に知らせ(ステッ
プS30)、位置数値情報を携帯端末機3に送信する
(ステップS31)。一方、地図情報を有している場合
には、位置数値情報に対応する地図情報を読み出す。こ
の地図情報の読出し及びステップS25による地図情報
の有無の判定は、例えば、地図情報と共に地図範囲を表
す位置数値情報を記憶しておき、この地図範囲の位置数
値情報を用いて行うことができる(ステップS26)。
読み出した地図情報に位置数値情報を付加して加工地図
情報を形成し(ステップS27)、GPSインターフェ
ース装置2が有する記憶手段2dに記憶すると共に(ス
テップS28)、携帯端末機3に送信する(ステップS
29)。ステップS29及びステップS31の送信にお
いて、送信する情報に携帯端末機3毎に設定されたID
情報を付加する。このID情報は、受信する携帯端末機
を特定するものである。また、この送信は、常時行うこ
とも、位置数値情報の取得時毎あるいは予め設定した時
刻や時間間隔等の間欠的に行うこともできる。
【0046】また、加工地図情報の形成において、現在
位置を逐次記憶させることによって経路情報を記録し、
移動した軌跡を確認することができる。図6は経路情報
を記録した加工地図情報を表している。
【0047】携帯端末機3による受信動作例を、図7,
図8のフローチャート、及び図9の信号関係図に示す。
図7に示すフローチャートは送信情報を逐次受信する態
様である。携帯端末機2は、GPSインターフェース装
置2から送信された情報を受信すると(ステップS4
1)、受信情報に付加されているID情報と各携帯端末
機3に設定されているID情報を比較し、自己のID情
報であるか否かを判定する(ステップS42)。送信さ
れた情報に付加されるID情報が自己のID情報である
場合には、送信データの情報を取り込み(ステップS4
3)記憶手段3dに記憶し(ステップS44)、GPS
インターフェース装置2から送信される位置数値情報、
地図情報、あるいは加工地図情報を受信し、表示手段に
表示する。
【0048】なお、ステップS41の受信処理におい
て、常時送信の場合には常に信号待ちの状態としてお
き、位置数値情報の取得時毎あるいは予め設定した時刻
や時間間隔等の間欠的送信の場合には所定時のみ受信状
態とする。
【0049】一方、図8に示すフローチャート及び図9
の信号関係図は、携帯端末機からの要求に基づいて情報
を通信する態様である。携帯端末機3は、情報を要求す
る要求信号をID情報と共にGPSインターフェース装
置2に送信する(図9(a))(ステップS51)。G
PSインターフェース装置2は、送信された要求信号に
基づいて位置数値情報、地図情報、あるいは加工地図情
報を受信したID情報と共に送信し、携帯端末機3はこ
の信号を受信する(図9(b))(ステップS52)。
携帯端末機2は、GPSインターフェース装置2から送
信された情報を受信すると、受信情報に付加されている
ID情報と送信したID情報を比較し、自己のID情報
であるか否かを判定する(ステップS53)。送信され
た情報に付加されるID情報が自己のID情報である場
合には、送信データの情報を取り込み(ステップS5
4)記憶手段3dに記憶し(ステップS55)、GPS
インターフェース装置2から送信される位置数値情報、
地図情報、あるいは加工地図情報を受信し、表示手段に
表示する(図9(c))。携帯端末機3は、受信時を動
作モードとし、次の動作モードとの間は休止モードとす
る。携帯端末機3は、動作モード及び休止モードを受信
間隔として動作し、休止モードの間は電力消費を低減さ
せることができる。
【0050】上記GPSインターフェース装置と携帯端
末機との間の通信処理において、位置数値情報を取得し
た時点毎、予め設定した時刻や時間間隔毎、あるいは要
求信号に基づいて送受信を間欠的に行うことによって、
GPSインターフェース装置や携帯端末機の電力消費を
低減させることができる。
【0051】図10は携帯端末機における表示例であ
り、本発明の携帯端末機を腕時計型の形状、あるいは携
帯端末機が備える機能を腕時計に搭載した場合を示して
いる。携帯端末機が備える表示手段3f、あるいは腕時
計が備える表示部は、位置数値情報の文字情報、あるい
は地図情報や加工地図情報の画像情報を表示する。図1
0(a)は、位置数値情報である緯度(図中のN40.
43.36は北緯40度43分36秒であることを示し
ている)、経度(図中のE135.24.12は東経1
35度24分12秒であることを示している)と、現在
時刻(図中では12時34分であることを示している)
とを表示している。図10(b)は、地図情報、加工地
図情報、経路情報等の画像(図中の線表示)と、現在時
刻(図中では12時34分であることを示している)と
を表示している。また、図10(c)に示す表示例は、
位置数値情報が得られなかったことを表示(図中のNO
TRECEVEDの表示)すると共に、現在時刻(図中
では12時34分であることを示している)を表示す
る。
【0052】本発明のGPSシステムは、複数の携帯端
末機を備える構成とすることができ、携帯端末機及びG
PSインターフェース装置の個数はそれぞれ任意とする
ことができる。図11は複数の携帯端末機を備えるGP
Sシステムの構成を説明するためのブロック図である。
なお、図11(a)では一つのGPSインターフェース
装置2に対して、4つの携帯端末機(携帯端末機3A〜
3D)を備える構成例であり、図11(b)は二つのG
PSインターフェース装置2A,2Bに対して、それぞ
れ共通する3つの携帯端末機(携帯端末機3A〜3C)
を備える構成例であり、また、図11(c)はGPSイ
ンターフェース装置2Aに対して3つの携帯端末機(携
帯端末機3A〜3C)を備えると共に、GPSインター
フェース装置2Bに対して3つの携帯端末機(携帯端末
機3C〜3E)を備え、GPSインターフェース装置2
A及び2Bは携帯端末機3Cを共通に備える構成例であ
る。
【0053】図11において、GPSインターフェース
装置2はGPSシステムを構成する各携帯端末機3A〜
3Eに対して位置数値情報、地図情報、加工地図情報等
の各情報を送信し、各携帯端末機3A〜3EはGPSイ
ンターフェース装置2から送信される情報を受信し表示
する。GPSシステムが複数の携帯端末機を備える構成
では、GPSインターフェース装置から携帯端末機に対
して種々の形態で情報を送信することができる。
【0054】一つの送信形態では、GPSインターフェ
ース装置から任意の携帯端末機に情報を送信する。この
送信形態では、携帯端末機は複数のGPSインターフェ
ース装置から異なる情報を受信することになるため、ど
のGPSインターフェース装置から送信された情報であ
るかを識別する必要がある場合には、各GPSインター
フェース装置に装置を識別するID情報を付しておき、
情報と共にID情報を送信して、携帯端末機側において
このID情報に基づいて識別する。
【0055】また、他の送信形態では、GPSインター
フェース装置から特定の携帯端末機に情報を送信する。
この送信形態では、送信先の携帯端末機を特定する必要
がある。携帯端末機の特定は、携帯端末機に設定したI
D情報によって行うことができる。ID情報を用いて特
定の携帯端末機に情報(以下では地図情報の場合で示し
ている)を送信する例について、図12,図13のフロ
ーチャートを用いて説明する。
【0056】図12のフローチャートで示す例は、各携
帯端末機毎に設定したID情報を用いる例である。GP
Sインターフェース装置2は、送信を行う携帯端末機3
を選択し(ステップS61)、選択した携帯端末機3に
特定の地図情報が設定されているかを判定する(ステッ
プS62)。
【0057】ステップS62において、携帯端末機3に
固有の地図情報が設定されている場合には、その設定さ
れた地図情報を読み出す(ステップS63)。他方、携
帯端末機3に固有の地図情報が設定されていない場合に
は、共通に設定される地図情報を読み出す(ステップS
64)。
【0058】地図情報を読み出した後、携帯端末機3に
設定されたID情報を読み出し(ステップS65)、地
図情報とID情報とを含む送信データを形成する(ステ
ップS66)。その後、送信時刻を待って(ステップS
67)、用意しておいた送信データを送信する(ステッ
プS68)。ステップS61〜ステップS68の工程
を、GPSシステムを構成する携帯端末機3について繰
り返す。なお、複数の携帯端末機内の送信順はあらかじ
め設定しておくことができる(ステップS69)。な
お、ステップS62〜ステップS65の工程を省いて各
携帯端末機に同一の地図情報を送信する形態とすること
もできる。
【0059】また、図13のフローチャートで示す例
は、携帯端末機からの要求に基づいて情報を送信する例
である。GPSインターフェース装置2は、携帯端末機
3から情報の送信を求める要求信号を受けると(ステッ
プS71)、要求信号元の携帯端末機3を特定する。こ
の携帯端末機3の特定は、要求信号と共に送信される携
帯端末機3のID情報に基づいて行うことができる(ス
テップS72)。特定した携帯端末機に固有の地図情報
が設定されている場合には(ステップS73)、この地
図情報を読み出す(ステップS74)。他方、特定した
携帯端末機に固有の地図情報が設定されていない場合に
は(ステップS73)、共通に設定される地図情報を読
み出す(ステップS75)。地図情報を読み出した後、
この地図情報を携帯端末機3に設定されたID情報とを
含む送信データを形成し(ステップS76)、送信する
(ステップS77)。
【0060】さらに、図14のフローチャートで示す例
は、位置数値情報に基づいて地図情報を送信する例であ
る。GPSインターフェース装置2は、設定された時刻
あるいは所定の時間間隔でGPS衛星からGPS情報を
受信し(ステップS81)、受信したGPS情報に基づ
いて位置数値情報を算出する(ステップS82)。算出
した位置数値情報は記憶手段2dに格納する。なお、こ
のとき、位置数値情報は時刻情報と共に格納することが
できる(ステップS83)。
【0061】次に、算出した位置数値情報に基づいて、
当該位置数値情報が含まれる地図情報を読み出す。この
地図情報の読み出しは、例えば、各地図情報の表示範囲
を表す位置数値情報を記憶しておき、この位置数値情報
と算出した位置数値情報を比較して算出した位置数値情
報が含まれる地図情報を選出することで行うことができ
る(ステップS84)。
【0062】読み出した地図情報を用いて送信データを
形成し(ステップS87)、送信する(ステップS8
8)。なお、この送信において、各携帯端末機に設定さ
えるID情報を用いて送信することもできる。なお、上
記例(図12〜14のフローチャートで示す例)におい
て、GPSインターフェース装置はGPSシステムを構
成する携帯端末機のID情報を記憶手段等に格納してお
き、この記憶するID情報と携帯端末機から送信された
ID情報を比較することで携帯端末機を特定することが
できる。
【0063】本発明のGPSインターフェース装置(あ
るいは携帯端末機)は、地図情報を情報処理装置4から
入力する他に、サーバーからダウンロードすることもで
きる。この態様を図15〜図17を用いて説明する。図
15はGPSインターフェース装置とサーバーとの関係
を説明するためのブロック図である。GPSインターフ
ェース装置2は、アンテナ2aを介してサーバー5と接
続する。サーバー5は、地図情報データベースに各種地
図情報を有し、各地図情報には、位置数値情報(緯度、
経度)や、地図名、地域名、地名等の種々の付加情報が
付されおり、これらの付加情報をキーワードとしても目
的とする地図情報を抽出することができる。
【0064】以下、位置情報に基づいて地図情報をダウ
ンロードする動作例について、図16,17を用いて説
明する。図16に示すフローチャートはGPSインター
フェース装置(あるいは携帯端末機)の動作を示し、図
17に示すフローチャートはサーバーの動作を示してい
る。
【0065】図16のフローチャートにおいて、GPS
インターフェース装置2(あるいは携帯端末機3、以
下、GPSインターフェース装置について説明する)
は、サーバー5と接続し(ステップS91)、サーバー
に位置情報を送信する。この位置情報は、GPS情報に
基づいて算出した位置数値情報の他に、図示しない入力
手段から入力する地図名、地域名、地名等の付加情報と
することができる(ステップS92)。GPSインター
フェース装置2は、サーバー5から地図情報をダウンロ
ードし(ステップS93)、記憶手段2d(記憶手段3
d)に格納する(ステップS94)。GPSインターフ
ェース装置2は、地図情報をダウンロードした後、サー
バー5との接続を切断する(ステップS95)。なお、
GPSインターフェース装置2がサーバー5から地図情
報をダウンロードした場合には、GPSインターフェー
ス装置2は携帯端末機3にダウンロードした地図情報を
送信する(ステップS96)。
【0066】なお、送受信手段2b(あるいは図示しな
い記憶手段)は、サーバー5との接続処理を制御するソ
フトウエアを備えており、図示しない入力手段の接続操
作によってサーバーと接続する。
【0067】他方、図17のフローチャートにおいて、
サーバー5は、GPSインターフェース装置2(あるい
は携帯端末機3、以下、GPSインターフェース装置に
ついて説明する)と接続し(ステップS101)、GP
Sインターフェース装置2から送信される位置情報を受
信する(ステップS102)。サーバーは、受信した位
置情報に基づいて地図情報データベース5aから求める
地図情報を読み出し(ステップS103)、読み出した
地図情報をGPSインターフェース装置2に送信し(ス
テップS104)、送信の後、GPSインターフェース
装置2との接続を切断する(ステップS105)。ま
た、本発明のGPSシステムは、携帯端末機からGPS
インターフェース装置に対して、位置情報に関して行う
種々の動作態様とすることができる。
【0068】一つの動作態様は、携帯端末機からGPS
インターフェース装置に対して最新の位置情報を要求す
る態様であり(図18,19のフローチャートを用いて
説明する)、他の動作態様は、所定値よりも大きく位置
が変動した場合に位置情報を求める態様であって、この
所定値を携帯端末機からGPSインターフェース装置に
設定する態様であり(図20,21のフローチャートを
用いて説明する)、また、更に別の動作態様は、携帯端
末機からGPSインターフェース装置に対して通信間隔
(受信間隔)を設定する態様である(図22の信号関係
図、図23〜28のフローチャート、図29,30の複
数のGPSインターフェース装置の例を説明する図を用
いて説明する)。
【0069】本発明のGPSシステムは、各携帯端末機
からGPSインターフェース装置に対して最新の位置情
報を要求することができる。この態様では、GPSイン
ターフェース装置2は、図17のフローチャートにおい
て、各携帯端末機3からの要求信号を受けると(ステッ
プS111)、要求信号元のID情報及び要求内容を確
認する(ステップS112)。要求内容が最新の位置情
報を求めるものであるときは(ステップS113)、G
PS衛星からGPS情報を取得し(ステップS11
4)、取得したGPS情報から位置数値情報を算し(ス
テップS115)、算出した位置数値情報にID情報を
付加した送信データを形成し(ステップS116)送信
する(ステップS117)。なお、ステップS113に
おいて、要求する位置情報が最新のものでない場合に
は、記憶手段に格納する位置数値情報を送信する(ステ
ップS118)。
【0070】他方、携帯端末機3は、図19のフローチ
ャートにおいて、要求内容(例えば、位置情報)に各携
帯端末機に固有のID情報を付加して要求信号を形成し
(ステップS121)、送信する(ステップS12
2)。要求信号を送信した後、GPSインターフェース
装置2からの信号を受信すると(ステップS123)、
その信号に含まれるID情報が自己のID情報であるか
否かを判断し(ステップS124)、自己のID情報が
付された信号である場合には、当該信号から位置情報を
取得し表示する(ステップS125)。
【0071】また、本発明のGPSシステムは、現在位
置が前回検出して位置よりも大きく変動した場合に、G
PSインターフェース装置から携帯端末機に位置情報を
送る動作態様とすることができる。この変動量を携帯端
末機側から設定することができ、図20,21のフロー
チャートは動作態様の一例である。
【0072】図20に示すフローチャートにおいて、G
PSインターフェース装置2は、携帯端末機3から変動
量を設定する信号を受信すると(ステップS131)、
その変動量設定信号から付加されたID情報及び変動量
を確認し(ステップS132)、各携帯端末機毎に変動
量を設定する(ステップS133)。
【0073】所定時刻あるいは要求に基づいて(ステッ
プS134)、GPS衛星からGPS情報を所得し(ス
テップS135)、取得したGPS情報から位置数値情
報を算出する(ステップS136)。算出した位置数値
情報と前回算出した位置数値情報との差分を算出するこ
とによって位置変動量を算出する(ステップS13
7)。算出した位置変動量と設定した設定変動量とを比
較し(ステップS138)、位置変動量が設定変動量よ
りも大きい場合に位置情報を送信する(ステップS13
9)。
【0074】他方、携帯端末機3は、図21のフローチ
ャートにおいて、変動量を設定し(ステップS14
1)、変動量設定信号を送信し、GPSインターフェー
ス装置2に変動量を設定させる(ステップS142)。
GPSインターフェース装置2から送信される位置情報
を受信した場合には(ステップS143)、自己のID
情報が付されているかを判定し(ステップS144)、
自己のID情報が付された位置情報を取得する(ステッ
プS145)。なお、位置情報としては、緯度経度等の
位置数値情報、あるいは位置数値情報と地図情報を組み
合わせた加工地図情報とする。
【0075】更に別の動作態様として、携帯端末機から
GPSインターフェース装置に対して通信間隔を設定す
る態様を説明する。GPSインターフェース装置2と携
帯端末機3は所定の通信間隔で送信及び受信を行ことで
消費電力を低減することができる。図22に示す信号関
係図は、GPSインターフェース装置2と携帯端末機3
間の通信タイミングを示している。図22(a)はGP
Sインターフェース装置の送信タイミングを示し、動作
モード時に送信動作を行い、次の動作モードまでの間は
休止モードとして送信動作を停止する。一方、図22
(b)は携帯端末機の送信タイミングを示しており、G
PSインターフェース装置の動作モードと同期した動作
モードで受信し、次の動作モードまでの間は休止モード
として受信動作を停止する。
【0076】この動作態様では、GPSインターフェー
ス装置の送信間隔と携帯端末機の通信間隔を同期させる
必要がある。本発明のGPSシステムは、この通信間隔
を携帯端末機側からGPSインターフェース装置に設定
することができる。携帯端末機側による通信間隔(以
下、携帯端末機側の受信間隔で説明する)の設定例を、
図23〜図28のフローチャートを用いて説明する。第
1の設定例(図23,24のフローチャート)は、受信
間隔が他の携帯端末機と重なる場合に、携帯端末機に設
定変更を求める態様である。
【0077】この第1の設定例では、GPSインターフ
ェース2は、図23のフローチャートにおいて、携帯端
末機3から受信間隔指令を受信すると(ステップS15
1)、受信間隔指令に付されているID情報から送信元
の携帯端末機3を識別し(ステップS152)、携帯端
末機側が要求する受信間隔を読み取る(ステップS15
3)。携帯端末機側が要求する受信間隔と他の携帯端末
機に対して設定してある受信間隔とを比較し(ステップ
S154)、送受信のタイミングの重なりを判定する
(ステップS155)。
【0078】要求する受信タイミングが他の携帯端末機
の受信タイミングと重ならない場合には、要求された受
信間隔を設定し(ステップS156)、要求元の携帯端
末機2に確認信号を送信する(ステップS157)。一
方、要求する受信タイミングが他の携帯端末機の受信タ
イミングと重なる場合には、携帯端末機に要求する受信
間隔を変更するよう変更要求信号を送信する(ステップ
S158)。
【0079】他方、携帯端末機3は、図24のフローチ
ャートにおいて、受信間隔を設定し(ステップS16
1)、受信間隔を要求する受信間隔指令をGPSインタ
ーフェース装置2に送信する(ステップS162)。受
信間隔指令を送信した結果、GPSインターフェース装
置2から確認信号が送信された場合には、要求した受信
間隔が設定されたことを確認し、変更要求信号が送信さ
れた場合には、受信間隔を変更した後、再度ステップS
162に戻って変更した受信間隔指令を送信する(ステ
ップS164)。
【0080】第2の設定例(図25,26のフローチャ
ート)は、受信間隔が他の携帯端末機と重なる場合に、
GPSインターフェース装置が受信間隔を調整する態様
である。この第2の設定例では、GPSインターフェー
ス2は、図25のフローチャートに示す各工程に従って
受信間隔を調整することができる。この工程のステップ
S171〜ステップS175において、前記図23のフ
ローチャート中のステップS151〜ステップS155
と同様にして、受信間隔指令を受信し他の携帯端末機の
ものと比較する。比較した結果、要求する受信タイミン
グが他の携帯端末機の受信タイミングと重ならない場合
には、要求された受信間隔を設定し(ステップS17
6)、要求元の携帯端末機2に確認信号を送信する(ス
テップS177)。一方、要求する受信タイミングが他
の携帯端末機の受信タイミングと重なる場合には、GP
Sインターフェース装置側において受信間隔を他の携帯
端末機の受信タイミングと干渉しないように調整し(ス
テップS178)、調整した受信間隔を変更信号として
送信元の携帯端末機3に送信する(ステップS17
9)。
【0081】他方、携帯端末機3は、図26のフローチ
ャートに示す各工程に従って受信間隔を設定することが
できる。この工程のステップS181〜ステップS18
3において、前記図24のフローチャート中のステップ
S161〜ステップS163と同様にして、受信間隔指
令を送信する。GPSインターフェース装置2から確認
信号を受信した場合には、要求した受信間隔が設定され
たことを確認することができる。また、GPSインター
フェース装置2から変更信号を受信した場合には、GP
Sインターフェース装置2が設定した受信間隔に変更す
る(ステップS184)。第3の設定例(図27,28
のフローチャート)は、複数の携帯端末機に受信間隔を
設定する態様である。
【0082】この第3の設定例では、GPSインターフ
ェース2は、図27のフローチャートにおいて、複数の
携帯端末機について受信タイミングを定める受信間隔を
設定した後(ステップS191)、次のステップS19
2〜ステップS194の工程を全ての携帯端末機に対し
て繰り返し(ステップS195)、これによって、各携
帯端末機にそれぞれの受信間隔を設定する。この繰り返
し工程では、受信間隔を送信する携帯端末機を選択し
(ステップS192)、送信先の携帯端末機のID情報
を設定し(ステップS193)、ID情報と共に受信間
隔を携帯端末機に送信する(ステップS194)。
【0083】他方、各携帯端末機3は、図28のフロー
チャートにおいて、GPSインターフェース装置2から
送信された信号からID情報を確認し、自己のID情報
が含まれる場合には(ステップS201)、受信情報を
受信して(ステップS202)、受信間隔を読み取り設
定する(ステップS203)。さらに、本発明のGPS
システムにおいて、携帯端末機は複数のGPSインター
フェース装置から情報(位置情報や地図情報情報)を入
手することができる。
【0084】この態様は、図29に示すように、携帯端
末機3は複数のGPSインターフェース装置2A〜2D
と送受信して各情報を取得する。なお、図29では、一
つの携帯端末機に対して4つのGPSインターフェース
装置を備える構成を示しているが、GPSインターフェ
ース装置の個数は任意とすることができる。また、各G
PSインターフェース装置は、複数の携帯端末機に対し
てそれぞれ情報を送信する構成とすることもできる。
【0085】図30(a)〜図30(d)は、図29の
構成の各GPSインターフェース装置2A〜2Dの送信
タイミングを示し、図30(e)は携帯端末機の受信タ
イミングを示している。各GPSインターフェース装置
2A〜2Dの送信タイミングは、それぞれ動作モードが
他の休止モード内となるようにして時間的な重なりが生
じないように設定する。これによって、携帯端末機は、
各GPSインターフェース装置から送信される信号を干
渉することなく受信することができる。図30(e)に
おいて、〜はそれぞれGPSインターフェース装置
2A〜2Dから送信される信号の受信状態を示してい
る。
【0086】この態様によれば、複数のGPSインター
フェース装置から位置情報や地図情報を入手することが
できる。地図情報を入手する場合には、複数のGPSイ
ンターフェース装置に異なる地図情報を記憶しておくこ
とで、携帯端末機は多数の地図情報を利用することがで
きる。
【0087】上記態様において、携帯端末機は複数のG
PSインターフェース装置から位置情報を受信すること
になる。通常、GPSインターフェース装置が受信する
GPS情報の精度は、GPS衛星に対するGPSインタ
ーフェース装置の位置関係やGPS衛星とGPSインタ
ーフェース装置との間の環境に存在する。
【0088】したがって、複数のGPSインターフェー
ス装置からGPS情報を入力した場合各GPS情報には
精度に相違がある。そこで、携帯端末機はこれらの精度
が異なる複数のGPS情報から精度の高いGPS情報を
選択することによって、より高い精度の位置情報を得る
ことができる。
【0089】本発明のGPSシステムは、複数のGPS
情報から精度の高いGPS情報を選択する種々の態様を
備える。以下、図31〜図33を用いてGPS情報を選
択する態様について説明する。
【0090】GPS情報を選択する第1の態様はDOP
(Dilution of precision、幾何学的精度低下率)を
利用する。DOPはGPS衛星の位置や配置にいる誤差
を表すパラメータであり、GPS衛星やGPSインター
フェース装置の配置関係から、正確な三角測量が出来な
い場合にはDOPが高くなる。DOPは1から無限大ま
での範囲を持ち、1のときに最も精度の高い測定ができ
る。
【0091】図31のフローチャートは、携帯端末機の
動作を示している。携帯端末機は、GPSインターフェ
ース装置に対してDOPを要求する(ステップS21
1)。GPSインターフェース装置は、DOPを算出す
る機能を有しており、携帯端末機はこのDOPを受信す
る(ステップS212)。受信相手の全GPSインター
フェース装置から各DOPを入手し(ステップS21
3)、その中から最良のDOPを選択する。図32
(a)は、DOPの選出を説明するための図であり、各
GPSインターフェース装置のDOPを比較し、最良の
DOPを選択する。なお、図32(a)では、精度の高
いDOPほど高いグラフで表示している(ステップS2
14)。携帯端末機は、選択したDOPを有するGPS
インターフェース装置に対して位置情報を要求する(ス
テップS215)。第1の態様によれば、複数のGPS
インターフェース装置の中から精度の高いGPSインタ
ーフェース装置の位置報を選択することができる。
【0092】また、GPS情報を選択する第2の態様
は、通信の受信感度を利用するものである。図32
(b)は通信受信感度による選択を説明するための図で
ある。図32(b)は、携帯端末機が各GPSインター
フェース装置から受信する際の通信受信感度を表してい
る。携帯端末機は、この通信受信感度を比較して最も通
信受信感度が高いGPSインターフェース装置を選択す
る。さらに、GPS情報を選択する第3の態様は、複数
のGPS信号による位置情報の平均を利用するものであ
る。図33のフローチャートを用いてこの態様を説明す
る。
【0093】携帯端末機は、GPSインターフェース装
置から識別コードと共に各GPSインターフェース装置
が取得した位置情報を受信し(ステップS221)、記
録する(ステップS222)。上記工程をGPSシステ
ムを構成する全GPSインターフェース装置について行
う(ステップS223)。
【0094】各GPSインターフェース装置から入手し
た位置数値情報の平均値を算出し(ステップS22
4)、算出した平均値を位置数値情報とする(ステップ
S225)。第3の態様によれば、複数の位置数値情報
の平均をとることで、誤差を減少させることができる。
さらに、本発明のGPSシステムは、予め設定しておい
た計画ルートを利用することができる。以下、図34〜
図37を用いて計画ルートを利用する態様を説明する。
【0095】図34は、計画ルートの表示例である。図
中の破線は、地図情報上に表した計画ルートを示してお
り、情報処理装置等において地図情報上に予め設定して
おき、GPSインターフェース装置に記録し、携帯端末
機の表示手段に表示することで利用することができる。
【0096】この計画ルートを利用する態様として、計
画ルートと現在位置とのずれを検出し、ずれ量を表示す
る他に、種々の指示を表示することができる。図35
は、計画ルートと現在位置とのずれの表示例である。こ
こでは、計画ルートと共に計画ルートからのずれ幅(図
35中の斜線部分)を設定しておいた地図情報を予め用
意しておき、現在位置(図35中の符号Aで表示する丸
印)と共に表示して利用する。
【0097】図36のフローチャートにおいて、GPS
インターフェース装置は、GPS情報に基づいて現在の
位置数値情報を算出あるいは読み出すと共に(ステップ
S221)、計画ルートの位置情報を読み出し(ステッ
プS222)、現在の位置数値情報と計画ルートの位置
情報とを比較する(ステップS223)。
【0098】現在の位置数値情報が計画ルートのゴール
に達していない場合には(ステップS224)、現在位
置が計画ルートの設定範囲内であるか否かを判定し(ス
テップS225)、設定範囲から外れている場合には指
示を表示する(ステップS226)。また、ステップS
224においてゴールに達している場合には、ゴールに
達したことを表示する(ステップS227)。
【0099】設定範囲から外れている場合の指示は、種
々の態様とすることができる。図37は計画ルートの利
用例を、腕時計が備える表示部に表示する例を示してい
る。図37(a)は、計画ルートを行き過ぎた場合の表
示例であり、注意を喚起すると共に戻る表示を行う。図
37(b)は、計画ルートに戻るための方向及び距離を
表示する表示例である。図37(c)は、ゴールまでの
方向及び距離を表示する表示例である。
【0100】さらに、本発明のGPSシステムは、地図
情報上に利用者によるメモ情報を記録することができ
る。以下、図38〜図40を用いてメモ情報を記録する
態様を説明する。図38は、地図情報上にメモ情報を記
録した表示例である。図中の丸印内に表示するメモ1、
メモ2、工事等は、記録するメモ情報の一例であり、予
め設定しておいた記号や符号の他、文字入力によってメ
モ内容を、地図情報上に位置情報と共に記録し、表示す
る。
【0101】図39は、携帯端末機側の動作を説明する
ためのフローチャートであり、図40は、GPSインタ
ーフェース装置側の動作を説明するためのフローチャー
トである。携帯端末機は、メモ内容を入力し(ステップ
S231)、GPSインターフェース装置に送信する
(ステップS232)。メモ内容を入力は、予め設定し
た符号や記号を利用することができる。一方、GPSイ
ンターフェース装置は、携帯端末機から入力したメモ内
容を受信し(ステップS241)、地図情報にメモ内容
の記号や符号を付加し(ステップS242)、記録する
(ステップS243)。なお、入力した文字内容は、記
号や符号と対応つけて記録することで地図情報上の位置
と関係付けることができる。また、文字数が多い場合に
は、地図情報の表示画面と別に表示することもできる。
【0102】本発明のGPSシステムにおいて、GPS
インターフェース装置及び携帯端末機はそれぞれが備え
る内部時計が計時する時間に基づいて送信や受信等の動
作を行っている。この内部時計にずれが生じた場合に
は、GPSインターフェース装置と携帯端末機の通信の
同期が難しくなる。そこで、本発明のGPSシステム
は、情報の送受信時に、GPSインターフェース装置と
携帯端末機の時刻を同期させる処理、あるいはずれを予
測して補正する処理を行う。
【0103】はじめに、GPSインターフェース装置と
携帯端末機の時刻を同期させる処理例を説明する。図4
1は、GPSインターフェース装置と携帯端末機の時刻
を同期させる処理を説明する図であり、図41(a)は
GPSインターフェース装置側の送信タイミングを示
し、図41(b)は携帯端末機側の受信タイミングを示
している。
【0104】GPSインターフェース装置と携帯端末機
の内部時計に基づいて、当初例えば10.000秒の通
信間隔で送信及び受信を行っているとする。このとき、
携帯端末機の内部時計が0.001秒ずれると、送信タ
イミングと受信タイミングにに0.001秒のずれが生
じる。そこで、携帯端末機側は、内部時計が定める受信
タイミングの前後に所定時間幅を持たせた時間間隔を設
定し、この時間間隔内でGPSインターフェース装置の
送信信号の検出する。そして、GPSインターフェース
装置からの送信信号を受けた時刻と携帯端末機側の内部
時計が定める受信時刻との時間誤差を検出し、この時間
誤差が設定した誤差内であるかを判定し、時間誤差が設
定した誤差を超える場合には、GPSインターフェース
装置からの送信信号に基づいて携帯端末機側の内部時計
を修正する。
【0105】次に、携帯端末機のずれを予測して補正す
る処理例を説明する。図42は、携帯端末機のずれを予
測して補正する処理を説明する図であり、図42(a)
はGPSインターフェース装置側の送信タイミングを示
し、図42(b)は携帯端末機側の受信タイミングを示
している。
【0106】この態様では、図41に示す態様と同様に
して、携帯端末機は、GPSインターフェース装置から
の送信信号を受けた時刻と携帯端末機側の内部時計が定
める受信時刻との時間誤差を検出し、この時間誤差が設
定した誤差内であるかを判定し、時間誤差が設定した誤
差を超える場合には、GPSインターフェース装置から
の送信信号を基準として、次の受信にタイミングを予測
する。
【0107】通常、GPS情報は位置情報と共に時間情
報も含んでいるため、GPSインターフェース装置は正
確な時間情報を得ることができる。したがって、この態
様によれば、GPS情報が備える時間情報を用いて携帯
端末機の内部時計を正確に修正することができる。上記
態様によれば、携帯端末機の内部時計がずれた場合であ
っても、受信間隔のずれを防止することができる。
【0108】本発明の実施の形態によれば、GPS情報
の取得機能と位置の表示機能を分割することによって、
GPS受信手段と表示手段について小型化、省電力化す
ることができる。また、GPS受信手段をGPS情報を
受信し易い位置に配置し、表示手段を目視が容易な位置
に身に付けることができる。
【0109】本発明の実施の形態によれば、GPSイン
ターフェース装置に必要な地図情報のみを格納すること
ができ、地図情報は情報処理装置やサーバーから送信す
ることで変更することができる。携帯端末機側は、地図
情報や加工地図情報をデータ加工が終了した状態で受信
し、単に表示のみ行うだけでよいため、処理能力の小さ
なもので構成することができる。
【0110】本発明の実施の形態によれば、GPSイン
ターフェース装置を複数の携帯端末機で共有する構成に
よって、複数人が利用することができる。本発明の実施
の形態によれば、ID情報を用いて携帯端末機と特定す
ることによって、指定した携帯端末機にのみにデータを
送信することができる。本発明の実施の形態によれば、
携帯端末機を腕時計に搭載することによって、あるいは
腕時計型の形状とすることによって、表示内容の確認が
容易な位置に身に付けることができる。
【0111】本発明の実施の形態によれば、受信間隔を
設定することによって、設定した受信間隔の休止モード
ではGPSインターフェース装置や携帯端末機の送受信
手段への電力供給を停止することができるため、低消費
電力、長寿命とすることができる。また、最新情報要求
指令によって必要なときのみ最新のデータを入手するこ
とができるため、低消費電力、長寿命とすることができ
る。初期化指令によって、GPS受信手段に不具合が生
じた場合に、携帯端末機側からリセット処理を行わせる
ことができる。
【0112】本発明の実施の形態によれば、経過ログデ
ータや加工した地図情報やメモ情報を保存を、GPSイ
ンターフェース装置あるいは携帯端末機を選択して、ま
た、GPSインターフェース装置と携帯端末機との間で
送受信して行うことができるため、保存領域を有効活用
することができる。
【0113】本発明の実施の形態によれば、GPSイン
ターフェース装置や携帯端末機に格納するデータを大き
な保存領域を有する情報処理装置に転送することによっ
て、GPSインターフェース装置や携帯端末機は大きな
保存領域を用意することなく、データ保存を行うことが
できる。
【0114】本発明の実施の形態によれば、複数のGP
Sインターフェース装置を用い、位置精度の高いGPS
インターフェース装置を選択することによって、位置精
度を高めることができる。
【0115】本発明の実施の形態によれば、GPSイン
ターフェース装置に識別コードを付すことによって、携
帯端末機から各GPSインターフェース装置を制御する
ことができ、受信タイミングをずらして各GPSインタ
ーフェース装置から複数の位置情報を得ることができ
る。また、複数の位置情報の平均をとることによって、
誤差を減少させることができる。本発明の実施の形態に
よれば、情報処理装置から携帯端末機にデータを直接に
送信することによって、GPSインターフェース装置の
電源が消耗した場合であっても、携帯端末機に地図情報
を送信することができる。
【0116】本発明の実施の形態によれば、計画ルート
を設定することによって、現在位置との関係を表示し、
案内に利用することができる。また、ルートからずれ量
を設定することによって、ルートから外れたこと及びず
れ量を確認することができる他、警告表示、戻る方向や
進行方向の表示を行うことができる。本発明の実施の形
態によれば、データの送受信時に時計情報を送信するこ
とによって、内部時計のずれを補正する他、受信間隔の
ずれを防ぐことができる。
【0117】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のGPSシ
ステム及びGPSシステムの制御方法によれば、携帯可
能であって、情報の錯綜を防止して正確な位置の把握が
容易となる。また、携帯可能であって、地図情報の変更
や各自に対応した固有の地図情報に対応することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のGPSシステムを説明するための概略
ブロック図である。
【図2】本発明の地図情報に関する情報処理装置の動作
を説明するためのフローチャートである。
【図3】本発明の地図情報に関するGPSインターフェ
ース装置の動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【図4】本発明の位置情報に関するGPSインターフェ
ース装置の動作説明するためのフローチャートである。
【図5】本発明による地図情報を表す図である。
【図6】本発明による加工地図情報を表す図である。
【図7】本発明の携帯端末機の動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【図8】本発明の携帯端末機の動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【図9】本発明のGPSインターフェース装置と携帯端
末機との間の信号関係図である。
【図10】本発明の腕時計による表示例を示す図であ
る。
【図11】本発明の複数の携帯端末機を備えるGPSシ
ステムの構成を説明するためのブロック図である。
【図12】本発明のID情報を用いて特定の携帯端末機
に情報を送信する例を説明するためのフローチャートで
ある。
【図13】本発明のID情報を用いて特定の携帯端末機
に情報を送信する例を説明するためのフローチャートで
ある。
【図14】本発明の位置数値情報に基づいて地図情報を
送信する例を説明するためのフローチャートである。
【図15】本発明のGPSインターフェース装置とサー
バーとの関係を説明するためのブロック図である。
【図16】本発明の位置情報に基づいて地図情報をダウ
ンロードする動作例を説明するためのフローチャートで
ある。
【図17】本発明の位置情報に基づいて地図情報をダウ
ンロードする動作例を説明するためのフローチャートで
ある。
【図18】本発明の携帯端末機がGPSインターフェー
ス装置に対して最新の位置情報を要求する態様を説明す
るためのフローチャートである。
【図19】本発明の携帯端末機がGPSインターフェー
ス装置に対して最新の位置情報を要求する態様を説明す
るためのフローチャートである。
【図20】本発明の携帯端末機がGPSインターフェー
ス装置に対して位置変動量を設定する態様を説明するた
めのフローチャートである。
【図21】本発明の携帯端末機がGPSインターフェー
ス装置に対して位置変動量を設定する態様を説明するた
めのフローチャートである。
【図22】本発明の携帯端末機がGPSインターフェー
ス装置に対して通信間隔を設定する態様を説明するため
の信号関係図である。
【図23】本発明の携帯端末機がGPSインターフェー
ス装置に対して通信間隔を設定する態様を説明するため
のフローチャートである。
【図24】本発明の携帯端末機がGPSインターフェー
ス装置に対して通信間隔を設定する態様を説明するため
のフローチャートである。
【図25】本発明の携帯端末機がGPSインターフェー
ス装置に対して通信間隔を設定する態様を説明するため
のフローチャートである。
【図26】本発明の携帯端末機がGPSインターフェー
ス装置に対して通信間隔を設定する態様を説明するため
のフローチャートである。
【図27】本発明の携帯端末機がGPSインターフェー
ス装置に対して通信間隔を設定する態様を説明するため
のフローチャートである。
【図28】本発明の携帯端末機がGPSインターフェー
ス装置に対して通信間隔を設定する態様を説明するため
のフローチャートである。
【図29】本発明の複数のGPSインターフェース装置
の例を説明するための図である。
【図30】本発明の複数のGPSインターフェース装置
の例を説明するための信号関係図である。
【図31】本発明のGPS情報を選択する態様を説明す
るためのフローチャートである。
【図32】本発明のGPS情報を選択する態様を説明す
るためのグラフである。
【図33】本発明の複数のGPS信号による位置情報の
平均を利用するフローチャートである。
【図34】本発明の計画ルートを利用する態様を説明す
るための計画ルートの表示例である。
【図35】本発明の計画ルートを利用する態様の計画ル
ートと現在位置とのずれの表示例である。
【図36】本発明の計画ルートを利用する態様を説明す
るためのフローチャートである。
【図37】本発明の計画ルートを利用する態様を腕時計
が備える表示部に表示する表示例である。
【図38】本発明の地図情報上にメモ情報を記録した表
示例である。
【図39】本発明の携帯端末機側の動作を説明するため
のフローチャートである。
【図40】本発明のGPSインターフェース装置側の動
作を説明するためのフローチャートである。
【図41】本発明のGPSインターフェース装置と携帯
端末機の時刻を同期させる処理を説明する図である。
【図42】本発明の携帯端末機のずれを予測して補正す
る処理を説明する図である。
【符号の説明】
1 GPSシステム 2,2A〜2D GPSインターフェース装置 2a アンテナ 2b 送受信手段 2c 演算処理手段 2d 記憶手段 2e GPSアンテナ 2f GPS受信手段 3,3A〜3E 携帯端末機 3a アンテナ 3b 送受信手段 3c 演算処理手段 3d 記憶手段 3e 入力スイッチ 3f 表示手段 3g 指令手段 4 情報処理装置 4a アンテナ 4b 送受信手段 4c 演算処理手段 4d 地図情報記憶手段 4e 入力スイッチ 5 サーバー 5a 地図情報データベース A 現在位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 雄一 東京都西東京市田無町六丁目1番12号 シ チズン時計株式会社内 Fターム(参考) 5J062 AA02 AA08 AA13 BB05 CC07 DD02 DD05 DD24 HH06 5K067 AA34 BB36 DD17 DD27 EE02 FF03 FF23 JJ52 JJ56 KK17

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報を表示する表示手段を有する携帯端
    末機と、前記携帯端末機を特定し、少なくとも位置数値
    情報を当該携帯端末機に送信するGPSインターフェー
    ス装置とを備え、前記GPSインターフェース装置はG
    PS情報に基づいて前記位置数値情報を形成し、前記携
    帯端末機は前記GPSインターフェース装置から受信し
    た少なくとも位置数値情報を表示することを特徴とす
    る、GPSシステム。
  2. 【請求項2】 前記GPSインターフェース装置は地図
    情報を送信し、前記携帯端末機は当該地図情報を受信し
    表示することを特徴とする、請求項1記載のGPSシス
    テム。
  3. 【請求項3】 前記GPSインターフェース装置は、G
    PS情報に基づく位置数値情報と地図情報とに基づいて
    加工地図情報を形成すると共に当該加工地図情報を送信
    し、前記携帯端末機は当該加工地図情報を受信し表示す
    ることを特徴とする、請求項1記載のGPSシステム。
  4. 【請求項4】 前記地図情報は、前記GPSインターフ
    ェース装置及び又は前記携帯端末機との間で通信接続す
    る情報処理装置から選択して取得することを特徴とす
    る、請求項2、又は3記載のGPSシステム。
  5. 【請求項5】 前記地図情報は、前記GPSインターフ
    ェース装置と通信接続するサーバーからダウンロードす
    ることを特徴とする、請求項2、又は3記載のGPSシ
    ステム。
  6. 【請求項6】 前記GPSインターフェース装置は前記
    サーバーにGPS情報に基づく位置数値情報を送信し、
    前記サーバーは当該位置数値情報に対応する地図情報を
    当該GPSインターフェース装置にダウンロードするこ
    とを特徴とする、請求項5記載のGPSシステム。
  7. 【請求項7】 前記携帯端末機を複数個有し、送信自在
    とすることを特徴とする、請求項1乃至6の何れか一つ
    に記載のGPSシステム。
  8. 【請求項8】 前記携帯端末機と前記GPSインターフ
    ェース装置との間の通信は携帯端末機を特定するID情
    報を含み、当該ID情報に基づいて携帯端末機を特定す
    ることを特徴とする、請求項1乃至7の何れか一つに記
    載のGPSシステム。
  9. 【請求項9】 前記携帯端末機は指令手段を備え、当該
    指令手段は、当該携帯端末機の受信間隔を定める受信間
    隔指令を、前記GPSインターフェース装置に送信し、
    当該GPSインターフェース装置は、受信した受信間隔
    指令に基づいて当該携帯端末機への送信間隔を設定する
    ことを特徴とする、請求項1乃至8の何れか一つに記載
    のGPSシステム。
  10. 【請求項10】 前記携帯端末機は指令手段を備え、当
    該指令手段は、最新情報要求指令を前記GPSインター
    フェース装置に送信し、当該GPSインターフェース装
    置は、受信した最新情報要求指令に基づいてGPS情報
    を取得し、当該GPS情報に基づく位置数値情報、地図
    情報、又は加工地図情報の少なくとも何れか一つを当該
    携帯端末機に送信することを特徴とする、請求項1乃至
    8の何れか一つに記載のGPSシステム。
  11. 【請求項11】 前記携帯端末機は指令手段を備え、当
    該指令手段は、初期化指令を前記GPSインターフェー
    ス装置に送信し、当該GPSインターフェース装置は、
    受信した初期化指令に基づいて少なくともGPS情報の
    取得処理を初期化することを特徴とする、請求項1乃至
    8の何れか一つに記載のGPSシステム。
  12. 【請求項12】 前記携帯端末機及び又は前記GPSイ
    ンターフェース装置は、前記位置数値情報の経過ログ情
    報又は前記加工地図情報の経過ログ情報の少なくとも何
    れか一方を保存する記憶手段を備えることを特徴とす
    る、請求項3乃至6の何れか一つに記載のGPSシステ
    ム。
  13. 【請求項13】 前記GPSインターフェース装置又は
    前記携帯端末機は、地図情報に付加情報を付加して付加
    地図情報を形成し、記憶手段に保存することを特徴とす
    る、請求項3乃至6の何れか一つに記載のGPSシステ
    ム。
  14. 【請求項14】 前記携帯端末機及び又は前記GPSイ
    ンターフェース装置は、前記記憶手段に保存する情報を
    情報処理装置に送信することを特徴とする、請求項12
    又は13に記載のGPSシステム。
  15. 【請求項15】 前記GPSインターフェース装置を複
    数個有し、前記携帯端末機は、複数のGPSインターフ
    ェース装置から最も精度が高いGPSインターフェース
    装置の位置数値情報又は加工地図情報を受信することを
    特徴とする、請求項3乃至14の何れか一つに記載のG
    PSシステム。
  16. 【請求項16】 前記複数のGPSインターフェース装
    置は各々個別の識別コードを有し、前記携帯端末機は、
    前記識別コードに基づいて少なくとも異なる二つ以上の
    GPSインターフェース装置を識別し位置数値情報又は
    加工地図情報を受信することを特徴とする、請求項15
    に記載のGPSシステム。
  17. 【請求項17】 前記地図情報は、目的地及び又は目的
    地までの経路を含むルート情報を有することを特徴とす
    る、請求項2乃至16の何れか一つに記載のGPSシス
    テム。
  18. 【請求項18】 前記ルート情報を、前記GPSインタ
    ーフェース装置又は情報処理装置が備える入力手段によ
    って入力し、当該GPSインターフェース装置から携帯
    端末機に、又は当該情報処理装置から直接あるいはGP
    Sインターフェース装置を通して携帯端末機に送信する
    ことを特徴とする、請求項17に記載のGPSシステ
    ム。
  19. 【請求項19】 前記GPSインターフェース装置又は
    前記携帯端末機は、前記ルート情報が定める所定範囲と
    位置数値情報に基づいて誘導指示情報を形成し、画像、
    音、振動の少なくとも何れか一つの表示形態によって報
    知することを特徴とする、請求項17又は18に記載の
    GPSシステム。
  20. 【請求項20】 前記携帯端末機は、腕時計に搭載、あ
    るいは腕時計形状であることを特徴とする、請求項1乃
    至19に記載の何れか一つに記載のGPSシステム。
  21. 【請求項21】 GPSインターフェース装置を制御し
    て、GPS情報の取得、当該GPS情報に基づく位置数
    値情報の形成、及び少なくとも当該位置数値情報の特定
    する携帯端末機への送信の各処理を行わせ、前記携帯端
    末機を制御して、前記GPSインターフェース装置から
    の少なくとも位置数値情報の受信及び表示の処理を行わ
    せることを特徴とする、GPSシステムの制御方法。
  22. 【請求項22】 GPSインターフェース装置を制御し
    て、GPS情報の取得、当該GPS情報に基づく位置数
    値情報の形成、情報処理手段からの地図情報の受信、前
    記位置数値情報と前記地図情報に基づく加工地図情報の
    形成、前記位置数値情報及び加工地図情報の少なくとも
    一つの情報の特定の携帯端末機への送信の各処理を行わ
    せ、前記携帯端末機を制御して、前記GPSインターフ
    ェース装置から送信される情報の受信及び表示の処理を
    行わせることを特徴とする、GPSシステムの制御方
    法。
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WO2017047233A1 (ja) * 2015-09-18 2017-03-23 ソニー株式会社 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム

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