JP2003130622A - 回転角度検出装置 - Google Patents
回転角度検出装置Info
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- JP2003130622A JP2003130622A JP2001326017A JP2001326017A JP2003130622A JP 2003130622 A JP2003130622 A JP 2003130622A JP 2001326017 A JP2001326017 A JP 2001326017A JP 2001326017 A JP2001326017 A JP 2001326017A JP 2003130622 A JP2003130622 A JP 2003130622A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】回転角度検出装置の製造に必要な部品の点数を
減らす。 【解決手段】回転板12には基準信号生成用の複数の有
無識別スリット13及び絶対角度検出用の複数の有無識
別スリット14が円環状に配列されている。歯車16に
は基準信号生成用の複数の有無識別スリット17及び絶
対角度検出用の複数の有無識別スリット18が円環状に
配列されている。同一構造の複合検出手段25,26を
構成する光電センサ19,21は、有無識別スリット1
3,17の有無を検出する。第1の複合検出手段25,
26を構成する光電センサ20,22は、有無識別スリ
ット14,18の有無を検出する。
減らす。 【解決手段】回転板12には基準信号生成用の複数の有
無識別スリット13及び絶対角度検出用の複数の有無識
別スリット14が円環状に配列されている。歯車16に
は基準信号生成用の複数の有無識別スリット17及び絶
対角度検出用の複数の有無識別スリット18が円環状に
配列されている。同一構造の複合検出手段25,26を
構成する光電センサ19,21は、有無識別スリット1
3,17の有無を検出する。第1の複合検出手段25,
26を構成する光電センサ20,22は、有無識別スリ
ット14,18の有無を検出する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転体(例えば、
車両におけるステアリングシャフト)の回転角度を検出
する回転角度検出装置に関するものである。
車両におけるステアリングシャフト)の回転角度を検出
する回転角度検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の回転角度検出装置が特許第31
43535号公報に開示されている。この従来装置で
は、回転板における異なる半径の複数の円周上に信号用
スリット溝が配列されている。前記複数の円周上の信号
用スリット溝の有無を検出するための光センサが前記複
数の円周のそれぞれに対応して配設されている。又、回
転板の回転数を検出するための歯車体が回転板に対して
間欠的に連動するように配設されている。歯車体におけ
る異なる半径の複数の円周上にも信号用スリット溝が配
列されており、各円周上の信号用スリット溝の有無を検
出するための光センサが前記複数の円周のそれぞれに対
応して配設されている。
43535号公報に開示されている。この従来装置で
は、回転板における異なる半径の複数の円周上に信号用
スリット溝が配列されている。前記複数の円周上の信号
用スリット溝の有無を検出するための光センサが前記複
数の円周のそれぞれに対応して配設されている。又、回
転板の回転数を検出するための歯車体が回転板に対して
間欠的に連動するように配設されている。歯車体におけ
る異なる半径の複数の円周上にも信号用スリット溝が配
列されており、各円周上の信号用スリット溝の有無を検
出するための光センサが前記複数の円周のそれぞれに対
応して配設されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】複数の光センサは、前
記円周の数と同じだけ寄せ集めて配設されている。その
ため、回転板側と歯車体側とでは光センサの寄せ集め構
成が異なる。このような構成の相異は、製造に必要な部
品の点数を増やすことになり、製造コストが増える。
記円周の数と同じだけ寄せ集めて配設されている。その
ため、回転板側と歯車体側とでは光センサの寄せ集め構
成が異なる。このような構成の相異は、製造に必要な部
品の点数を増やすことになり、製造コストが増える。
【0004】本発明は、回転角度検出装置の製造に必要
な部品の点数を減らすことを目的とする。
な部品の点数を減らすことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのために本発明は、第
1の回転体と、前記第1の回転体に連動して回転する第
2の回転体と、円周上の角度検出用レーンに複数配列さ
れた有無識別要素と、前記有無識別要素の有無を検出す
る有無検出手段とを備え、前記有無検出手段による前記
有無識別要素の有無検出に基づいて前記第1の回転体の
回転角度を検出する回転角度検出装置を対象とし、請求
項1の発明では、前記第1の回転体に設けられた複数の
前記角度検出用レーンと、前記第2の回転体に設けられ
た複数の前記角度検出用レーンと、前記第1の回転体側
の複数の前記角度検出用レーンにおける前記有無識別要
素の有無を検出する第1の複合検出手段と、前記第2の
回転体側の複数の前記角度検出用レーンにおける前記有
無識別要素の有無を検出する第2の前記複合検出手段と
を備えた回転角度検出装置を構成し、前記第1の複合検
出手段と前記第2の複合検出手段とを同一構造とした。
1の回転体と、前記第1の回転体に連動して回転する第
2の回転体と、円周上の角度検出用レーンに複数配列さ
れた有無識別要素と、前記有無識別要素の有無を検出す
る有無検出手段とを備え、前記有無検出手段による前記
有無識別要素の有無検出に基づいて前記第1の回転体の
回転角度を検出する回転角度検出装置を対象とし、請求
項1の発明では、前記第1の回転体に設けられた複数の
前記角度検出用レーンと、前記第2の回転体に設けられ
た複数の前記角度検出用レーンと、前記第1の回転体側
の複数の前記角度検出用レーンにおける前記有無識別要
素の有無を検出する第1の複合検出手段と、前記第2の
回転体側の複数の前記角度検出用レーンにおける前記有
無識別要素の有無を検出する第2の前記複合検出手段と
を備えた回転角度検出装置を構成し、前記第1の複合検
出手段と前記第2の複合検出手段とを同一構造とした。
【0006】第1の回転体側の第1の複合検出手段と、
第2の回転体側の第2の複合検出手段とを同一構造とし
た構成は、製造に必要な部品の点数を減らす。請求項2
の発明では、請求項1において、前記第1の回転体側の
角度検出用レーンと、前記第2の回転体側の角度検出用
レーンとは、それぞれ同数ずつあり、前記第1の複合検
出手段は、前記第1の回転体側の角度検出用レーンの数
と同数の前記有無検出手段を備え、前記第2の複合検出
手段は、前記第2の回転体側の角度検出用レーンの数と
同数の前記有無検出手段を備えているようにした。
第2の回転体側の第2の複合検出手段とを同一構造とし
た構成は、製造に必要な部品の点数を減らす。請求項2
の発明では、請求項1において、前記第1の回転体側の
角度検出用レーンと、前記第2の回転体側の角度検出用
レーンとは、それぞれ同数ずつあり、前記第1の複合検
出手段は、前記第1の回転体側の角度検出用レーンの数
と同数の前記有無検出手段を備え、前記第2の複合検出
手段は、前記第2の回転体側の角度検出用レーンの数と
同数の前記有無検出手段を備えているようにした。
【0007】第1の複合検出手段と第2の複合検出手段
との個数は、いずれも1個のみという最少限になる。請
求項3の発明では、請求項1及び請求項2のいずれか1
項において、前記第2の回転体は、前記第1の回転体の
回転回数を検出するための補助回転体とし、前記第1の
回転体には角度検出用レーンとしての基準信号生成用レ
ーンと、角度検出用レーンとしての絶対角度検出用レー
ンとが設けられており、前記第2の回転体には角度検出
用レーンとしての基準信号生成用レーンと、角度検出用
レーンとしての絶対角度検出用レーンとが設けられてお
り、前記第1の複合検出手段及び第2の複合検出手段
は、いずれも基準信号出力用の有無検出手段と絶対角度
検出用の有無検出手段とを備えているようにした。
との個数は、いずれも1個のみという最少限になる。請
求項3の発明では、請求項1及び請求項2のいずれか1
項において、前記第2の回転体は、前記第1の回転体の
回転回数を検出するための補助回転体とし、前記第1の
回転体には角度検出用レーンとしての基準信号生成用レ
ーンと、角度検出用レーンとしての絶対角度検出用レー
ンとが設けられており、前記第2の回転体には角度検出
用レーンとしての基準信号生成用レーンと、角度検出用
レーンとしての絶対角度検出用レーンとが設けられてお
り、前記第1の複合検出手段及び第2の複合検出手段
は、いずれも基準信号出力用の有無検出手段と絶対角度
検出用の有無検出手段とを備えているようにした。
【0008】第1の回転体の回転方向を把握する場合に
は、基準信号生成用の一対の有無検出手段が用いられ
る。基準信号生成用の一対の有無検出手段を第1の回転
体側と第2の回転体側とに分けた構成は、複合検出手段
を構成する上で好適である。
は、基準信号生成用の一対の有無検出手段が用いられ
る。基準信号生成用の一対の有無検出手段を第1の回転
体側と第2の回転体側とに分けた構成は、複合検出手段
を構成する上で好適である。
【0009】請求項4の発明では、請求項1乃至請求項
3のいずれか1項において、前記第1の回転体側の各角
度検出用レーンは、前記第1の回転体の回転中心に径中
心を有する同心円上にあり、前記第2の回転体側の各角
度検出用レーンは、前記第2の回転体の回転中心に径中
心を有する同心円上にあり、前記第1の回転体側の半径
方向に隣り合う角度検出用レーンの半径方向の間隔、及
び前記第2の回転体側の半径方向に隣り合う角度検出用
レーンの半径方向の間隔は、同一とし、前記第1の回転
体側の有無検出手段は、前記第1の回転体の半径方向に
配列し、前記第2の回転体側の有無検出手段は、前記第
2の回転体の半径方向に配列した。
3のいずれか1項において、前記第1の回転体側の各角
度検出用レーンは、前記第1の回転体の回転中心に径中
心を有する同心円上にあり、前記第2の回転体側の各角
度検出用レーンは、前記第2の回転体の回転中心に径中
心を有する同心円上にあり、前記第1の回転体側の半径
方向に隣り合う角度検出用レーンの半径方向の間隔、及
び前記第2の回転体側の半径方向に隣り合う角度検出用
レーンの半径方向の間隔は、同一とし、前記第1の回転
体側の有無検出手段は、前記第1の回転体の半径方向に
配列し、前記第2の回転体側の有無検出手段は、前記第
2の回転体の半径方向に配列した。
【0010】半径方向に隣り合う角度検出用レーンの半
径方向の間隔を同一とした構成は、第1の複合検出手段
と第2の複合検出手段の同一構造化に有利である。請求
項5の発明では、請求項1乃至請求項4のいずれか1項
において、前記有無識別要素は、スリットであり、前記
有無検出手段は、透過式光電センサであり、前記有無識
別要素の有無は、前記有無検出手段から投射された光の
前記スリットにおける通過の有無に対応するようにし
た。
径方向の間隔を同一とした構成は、第1の複合検出手段
と第2の複合検出手段の同一構造化に有利である。請求
項5の発明では、請求項1乃至請求項4のいずれか1項
において、前記有無識別要素は、スリットであり、前記
有無検出手段は、透過式光電センサであり、前記有無識
別要素の有無は、前記有無検出手段から投射された光の
前記スリットにおける通過の有無に対応するようにし
た。
【0011】スリットは、有無識別要素として好適であ
る。
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した第1の
実施の形態を図1〜図5に基づいて説明する。
実施の形態を図1〜図5に基づいて説明する。
【0013】図1(a)に示すように、回転軸11(例
えば、車両におけるステアリングシャフト)にはリング
形状の回転板12が嵌合して固定されている。回転板1
2には複数の基準信号生成用の第1の有無識別スリット
13が円環状に配列されている。又、回転板12には複
数の絶対角度検出用の第2の有無識別スリット14が円
環状に配列されている。第1の有無識別スリット13を
配列した円周は、基準信号生成用レーンC1(図2に図
示)となり、第2の有無識別スリット14を配列した円
周は、絶対角度検出用レーンC2(図2に図示)とな
る。基準信号生成用レーンC1の径中心は、回転軸11
の回転中心111にあり。絶対角度検出用レーンC2の
径中心は、回転軸11の回転中心111にある。
えば、車両におけるステアリングシャフト)にはリング
形状の回転板12が嵌合して固定されている。回転板1
2には複数の基準信号生成用の第1の有無識別スリット
13が円環状に配列されている。又、回転板12には複
数の絶対角度検出用の第2の有無識別スリット14が円
環状に配列されている。第1の有無識別スリット13を
配列した円周は、基準信号生成用レーンC1(図2に図
示)となり、第2の有無識別スリット14を配列した円
周は、絶対角度検出用レーンC2(図2に図示)とな
る。基準信号生成用レーンC1の径中心は、回転軸11
の回転中心111にあり。絶対角度検出用レーンC2の
径中心は、回転軸11の回転中心111にある。
【0014】第1の回転体となる回転板12には歯車部
121が形成されている。回転板12の外周縁の近傍に
は支軸15が回転軸11と平行に配設されており、支軸
15には平板形状の歯車16が歯車部121に噛合する
ように回転可能に支持されている。第2の回転体となる
歯車16は、回転板12に対して連続的に連動する。歯
車16は、回転板12の1回転に対して(32/14)
回転するようになっている。
121が形成されている。回転板12の外周縁の近傍に
は支軸15が回転軸11と平行に配設されており、支軸
15には平板形状の歯車16が歯車部121に噛合する
ように回転可能に支持されている。第2の回転体となる
歯車16は、回転板12に対して連続的に連動する。歯
車16は、回転板12の1回転に対して(32/14)
回転するようになっている。
【0015】歯車16には複数の基準信号生成用の第1
の有無識別スリット17が円環状に配列されている。
又、歯車16には複数の絶対角度検出用の第2の有無識
別スリット18が円環状に配列されている。第1の有無
識別スリット17を配列した円周は、基準信号生成用レ
ーンC3(図2に図示)となり、第2の有無識別スリッ
ト18を配列した円周は、絶対角度検出用レーンC4
(図2に図示)となる。基準信号生成用レーンC3及び
絶対角度検出用レーンC4の径中心は、支軸15の回転
中心151にある。
の有無識別スリット17が円環状に配列されている。
又、歯車16には複数の絶対角度検出用の第2の有無識
別スリット18が円環状に配列されている。第1の有無
識別スリット17を配列した円周は、基準信号生成用レ
ーンC3(図2に図示)となり、第2の有無識別スリッ
ト18を配列した円周は、絶対角度検出用レーンC4
(図2に図示)となる。基準信号生成用レーンC3及び
絶対角度検出用レーンC4の径中心は、支軸15の回転
中心151にある。
【0016】回転板12側における基準信号生成用レー
ンC1と絶対角度検出用レーンC2との半径方向の間隔
は、歯車16側の基準信号生成用レーンC3と絶対角度
検出用レーンC4との半径方向の間隔と同じにしてあ
る。
ンC1と絶対角度検出用レーンC2との半径方向の間隔
は、歯車16側の基準信号生成用レーンC3と絶対角度
検出用レーンC4との半径方向の間隔と同じにしてあ
る。
【0017】回転板12の近傍には複数の透過式の光電
センサ19,20が配設されている。又、歯車16の近
傍には透過式の光電センサ21,22が配設されてい
る。光電センサ19,20,21,22は、投光素子1
91,201,211,221と受光素子192,20
2,212,222とから構成されている。投光素子1
91,201と受光素子192,202とは、回転板1
2を挟んで対向している。投光素子211,221と受
光素子212,222とは、歯車16を挟んで対向して
いる。
センサ19,20が配設されている。又、歯車16の近
傍には透過式の光電センサ21,22が配設されてい
る。光電センサ19,20,21,22は、投光素子1
91,201,211,221と受光素子192,20
2,212,222とから構成されている。投光素子1
91,201と受光素子192,202とは、回転板1
2を挟んで対向している。投光素子211,221と受
光素子212,222とは、歯車16を挟んで対向して
いる。
【0018】光電センサ19を構成する投光素子19
1,201からの投光の経路は、基準信号生成用レーン
C1と交差している。基準信号生成用レーンC1上の第
1の有無識別スリット13が光電センサ19における投
光経路上に配置されると、投光素子191からの投光が
第1の有無識別スリット13を通過して受光素子192
に受光される。
1,201からの投光の経路は、基準信号生成用レーン
C1と交差している。基準信号生成用レーンC1上の第
1の有無識別スリット13が光電センサ19における投
光経路上に配置されると、投光素子191からの投光が
第1の有無識別スリット13を通過して受光素子192
に受光される。
【0019】光電センサを構成する投光素子201から
の投光の経路は、絶対角度検出用レーンC2と交差して
いる。絶対角度検出用レーンC2上の第2の有無識別ス
リット14が光電センサ20における投光経路上に配置
されると、投光素子201からの投光が第2の有無識別
スリット14を通過して受光素子202に受光される。
の投光の経路は、絶対角度検出用レーンC2と交差して
いる。絶対角度検出用レーンC2上の第2の有無識別ス
リット14が光電センサ20における投光経路上に配置
されると、投光素子201からの投光が第2の有無識別
スリット14を通過して受光素子202に受光される。
【0020】光電センサ21を構成する投光素子211
からの投光の経路は、基準信号生成用レーンC3と交差
している。基準信号生成用レーンC3上の第1の有無識
別スリット17が光電センサ21における投光経路上に
配置されると、投光素子211からの投光が第1の有無
識別スリット17を通過して受光素子212に受光され
る。光電センサ22を構成する投光素子221からの投
光の経路は、絶対角度検出用レーンC4と交差してい
る。絶対角度検出用レーンC4上の第2の有無識別スリ
ット18が光電センサ22における投光経路上に配置さ
れると、投光素子221からの投光が第2の有無識別ス
リット18を通過して受光素子212に受光される。
からの投光の経路は、基準信号生成用レーンC3と交差
している。基準信号生成用レーンC3上の第1の有無識
別スリット17が光電センサ21における投光経路上に
配置されると、投光素子211からの投光が第1の有無
識別スリット17を通過して受光素子212に受光され
る。光電センサ22を構成する投光素子221からの投
光の経路は、絶対角度検出用レーンC4と交差してい
る。絶対角度検出用レーンC4上の第2の有無識別スリ
ット18が光電センサ22における投光経路上に配置さ
れると、投光素子221からの投光が第2の有無識別ス
リット18を通過して受光素子212に受光される。
【0021】回転板12は、角度検出用レーンとしての
基準信号生成用レーンC1と、角度検出用レーンとして
の絶対角度検出用レーンC2とを設けるための第1の回
転体となる。第1の有無識別スリット13は、基準信号
生成用レーンC1に複数配列される第1の有無識別要素
となる。第2の有無識別スリット14は、絶対角度検出
用レーンC2に複数配列される第2の有無識別要素とな
る。歯車16は、角度検出用レーンとしての基準信号生
成用レーンC3と、角度検出用レーンとしての絶対角度
検出用レーンC4とを設けるための第2の回転体とな
る。第1の有無識別スリット17は、基準信号生成用レ
ーンC3に複数配列される第1の有無識別要素となる。
第2の有無識別スリット18は、絶対角度検出用レーン
C4に複数配列される第2の有無識別要素となる。
基準信号生成用レーンC1と、角度検出用レーンとして
の絶対角度検出用レーンC2とを設けるための第1の回
転体となる。第1の有無識別スリット13は、基準信号
生成用レーンC1に複数配列される第1の有無識別要素
となる。第2の有無識別スリット14は、絶対角度検出
用レーンC2に複数配列される第2の有無識別要素とな
る。歯車16は、角度検出用レーンとしての基準信号生
成用レーンC3と、角度検出用レーンとしての絶対角度
検出用レーンC4とを設けるための第2の回転体とな
る。第1の有無識別スリット17は、基準信号生成用レ
ーンC3に複数配列される第1の有無識別要素となる。
第2の有無識別スリット18は、絶対角度検出用レーン
C4に複数配列される第2の有無識別要素となる。
【0022】図1(b)に示すように、光電センサ1
9,20は、回転板12の半径方向に配列した状態で保
持ブラケット23内に保持されている。光電センサ1
9,20及び保持ブラケット23は、回転板12(第1
の回転体)側の複数の角度検出用レーンにおける有無識
別要素の有無を検出する第1の複合検出手段25を構成
する。第1の複合検出手段25は、複数の有無検出手段
である光電センサ19,20を寄せ集めて一体化して構
成されている。図1(c)に示すように、光電センサ2
1,22は、歯車16の半径方向に配列した状態で保持
ブラケット24内に保持されている。光電センサ21,
22及び保持ブラケット24は、歯車16(第2の回転
体)側の複数の角度検出用レーンにおける有無識別要素
の有無を検出する第2の複合検出手段26を構成する。
第2の複合検出手段26は、複数の有無検出手段である
光電センサ21,22を寄せ集めて一体化して構成され
ている。第1の複合検出手段25と第2の複合検出手段
26とは、同一構造となっている。
9,20は、回転板12の半径方向に配列した状態で保
持ブラケット23内に保持されている。光電センサ1
9,20及び保持ブラケット23は、回転板12(第1
の回転体)側の複数の角度検出用レーンにおける有無識
別要素の有無を検出する第1の複合検出手段25を構成
する。第1の複合検出手段25は、複数の有無検出手段
である光電センサ19,20を寄せ集めて一体化して構
成されている。図1(c)に示すように、光電センサ2
1,22は、歯車16の半径方向に配列した状態で保持
ブラケット24内に保持されている。光電センサ21,
22及び保持ブラケット24は、歯車16(第2の回転
体)側の複数の角度検出用レーンにおける有無識別要素
の有無を検出する第2の複合検出手段26を構成する。
第2の複合検出手段26は、複数の有無検出手段である
光電センサ21,22を寄せ集めて一体化して構成され
ている。第1の複合検出手段25と第2の複合検出手段
26とは、同一構造となっている。
【0023】図2に示すように、光電センサ19〜22
からの出力信号(即ち、受光素子192〜222からの
出力信号)は、演算処理装置27に送られる。演算処理
装置27は、光電センサ19〜22から送られてくる出
力信号に基づいて回転板12(即ち、回転軸11)の回
転角度を算出する。
からの出力信号(即ち、受光素子192〜222からの
出力信号)は、演算処理装置27に送られる。演算処理
装置27は、光電センサ19〜22から送られてくる出
力信号に基づいて回転板12(即ち、回転軸11)の回
転角度を算出する。
【0024】図3のグラフにおける曲線Dは、光電セン
サ19から出力される信号を表し、曲線Eは、光電セン
サ21から出力される信号を表す。曲線F1は、光電セ
ンサ20から出力される信号を表し、曲線F2は、光電
センサ22から出力される信号を表す。グラフにおける
横軸は、回転角度を表す。
サ19から出力される信号を表し、曲線Eは、光電セン
サ21から出力される信号を表す。曲線F1は、光電セ
ンサ20から出力される信号を表し、曲線F2は、光電
センサ22から出力される信号を表す。グラフにおける
横軸は、回転角度を表す。
【0025】各信号曲線D,E,F1,F2のローレベ
ル部は、光電センサ19〜22における投光が有無識別
スリット13,14,17,18を通過しなかったとき
の出力信号レベルである。各信号曲線D,E,F1,F
2のハイレベル部は、光電センサ19〜22における投
光が有無識別スリット13,14,17,18を通過し
たときの出力信号レベルである。演算処理装置27は、
曲線Dにおける立ち上がり部D1の検出時と、曲線Dに
おける立ち下がり部D2の検出時とに対応する曲線F
1,F2の信号レベルをサンプリングする。即ち、演算
処理装置27は、立ち上がり部D1と立ち下がり部D2
とに対応して光電センサ20,22からの出力信号をサ
ンプリングする。
ル部は、光電センサ19〜22における投光が有無識別
スリット13,14,17,18を通過しなかったとき
の出力信号レベルである。各信号曲線D,E,F1,F
2のハイレベル部は、光電センサ19〜22における投
光が有無識別スリット13,14,17,18を通過し
たときの出力信号レベルである。演算処理装置27は、
曲線Dにおける立ち上がり部D1の検出時と、曲線Dに
おける立ち下がり部D2の検出時とに対応する曲線F
1,F2の信号レベルをサンプリングする。即ち、演算
処理装置27は、立ち上がり部D1と立ち下がり部D2
とに対応して光電センサ20,22からの出力信号をサ
ンプリングする。
【0026】光電センサ19,21は、第1の有無識別
要素の有無を検出し、第1の有無識別要素の有無の検出
に基づいて基準信号を生成して出力する基準信号出力手
段となる。光電センサ20,22は、第2の有無識別要
素の有無を検出する絶対角度検出手段となる。立ち上が
り部D1と立ち下がり部D2とは、第1の有無識別要素
である第1の有無識別スリット13の有無の検出に基づ
いて生成される基準信号となる。
要素の有無を検出し、第1の有無識別要素の有無の検出
に基づいて基準信号を生成して出力する基準信号出力手
段となる。光電センサ20,22は、第2の有無識別要
素の有無を検出する絶対角度検出手段となる。立ち上が
り部D1と立ち下がり部D2とは、第1の有無識別要素
である第1の有無識別スリット13の有無の検出に基づ
いて生成される基準信号となる。
【0027】基準信号生成用レーンC1に配列されてい
る第1の有無識別スリット13の個数は16個である。
基準信号生成用レーンC4に配列されている第1の有無
識別スリット17の個数は、7個(=16×14/3
2)である。
る第1の有無識別スリット13の個数は16個である。
基準信号生成用レーンC4に配列されている第1の有無
識別スリット17の個数は、7個(=16×14/3
2)である。
【0028】第1の有無識別スリット13の有無を検出
する光電センサ19は、回転板12の1回転に対して立
ち上がり部及び立ち下がり部をそれぞれ16回ずつ出力
する。第1の有無識別スリット17の有無を検出する光
電センサ21は、歯車16の1回転に対して立ち上がり
部E1及び立ち下がり部E2をそれぞれ7回ずつ出力す
る。
する光電センサ19は、回転板12の1回転に対して立
ち上がり部及び立ち下がり部をそれぞれ16回ずつ出力
する。第1の有無識別スリット17の有無を検出する光
電センサ21は、歯車16の1回転に対して立ち上がり
部E1及び立ち下がり部E2をそれぞれ7回ずつ出力す
る。
【0029】基準信号生成用レーンC1上の複数の第1
の有無識別スリット13の周方向の長さは、同一に設定
されている。隣同士の第1の有無識別スリット13の間
隔は、全て第1の有無識別スリット13の周方向の長さ
と同じにしてある。そのため、隣同士の立ち上がり部D
1と立ち下がり部D2との角度間隔は、全て同一(回転
板12の回転角度で見て360°/32=11.25
°)となる。同様に、基準信号生成用レーンC2上の複
数の第1の有無識別スリット17の周方向の長さは、同
一に設定されている。隣同士の第1の有無識別スリット
17の間隔は、全て第1の有無識別スリット17の周方
向の長さと同じにしてある。そのため、隣同士の立ち上
がり部E1と立ち下がり部E2との角度間隔は、全て同
一(歯車16の回転角度で見て360°/14)とな
る。隣同士の立ち上がり部E1と立ち下がり部E2との
角度間隔は、回転板12の回転角度で見て(360°/
14)×14/32=11.25°となる。
の有無識別スリット13の周方向の長さは、同一に設定
されている。隣同士の第1の有無識別スリット13の間
隔は、全て第1の有無識別スリット13の周方向の長さ
と同じにしてある。そのため、隣同士の立ち上がり部D
1と立ち下がり部D2との角度間隔は、全て同一(回転
板12の回転角度で見て360°/32=11.25
°)となる。同様に、基準信号生成用レーンC2上の複
数の第1の有無識別スリット17の周方向の長さは、同
一に設定されている。隣同士の第1の有無識別スリット
17の間隔は、全て第1の有無識別スリット17の周方
向の長さと同じにしてある。そのため、隣同士の立ち上
がり部E1と立ち下がり部E2との角度間隔は、全て同
一(歯車16の回転角度で見て360°/14)とな
る。隣同士の立ち上がり部E1と立ち下がり部E2との
角度間隔は、回転板12の回転角度で見て(360°/
14)×14/32=11.25°となる。
【0030】第1の有無識別スリット13の配列パター
ンは、複数の第1の有無識別スリット13のそれぞれの
周方向の長さ、各第1の有無識別スリット13の間の間
隔によって特徴づけられる。第1の有無識別スリット1
3の配列パターンは、基準信号出力手段である光電セン
サ19からの基準信号の出力回数が回転板12の1回転
に対して32(=2の5乗)回となるように設定されて
いる。第1の有無識別スリット17の配列パターンは、
複数の第1の有無識別スリット17のそれぞれの周方向
の長さ、各第1の有無識別スリット17の間の間隔によ
って特徴づけられる。第1の有無識別スリット17の配
列パターンは、基準信号出力手段である光電センサ21
からの基準信号の出力回数が歯車16の1回転に対して
14回となるように設定されている。
ンは、複数の第1の有無識別スリット13のそれぞれの
周方向の長さ、各第1の有無識別スリット13の間の間
隔によって特徴づけられる。第1の有無識別スリット1
3の配列パターンは、基準信号出力手段である光電セン
サ19からの基準信号の出力回数が回転板12の1回転
に対して32(=2の5乗)回となるように設定されて
いる。第1の有無識別スリット17の配列パターンは、
複数の第1の有無識別スリット17のそれぞれの周方向
の長さ、各第1の有無識別スリット17の間の間隔によ
って特徴づけられる。第1の有無識別スリット17の配
列パターンは、基準信号出力手段である光電センサ21
からの基準信号の出力回数が歯車16の1回転に対して
14回となるように設定されている。
【0031】本実施の形態の場合には、隣同士の立ち上
がり部D1と立ち下がり部D2との角度間隔は、360
°/32=11.25°となり、隣同士の立ち上がり部
E1と立ち下がり部E2との角度間隔は、360°/1
6=22.5°となる。又、曲線D,Eは、22.5°
/2=11.25°の位相差をもってずれている。従っ
て、曲線F1,F2に関する信号レベルのサンプリング
は、回転軸11の1回転について32(=2の5乗)回
だけ行われる。
がり部D1と立ち下がり部D2との角度間隔は、360
°/32=11.25°となり、隣同士の立ち上がり部
E1と立ち下がり部E2との角度間隔は、360°/1
6=22.5°となる。又、曲線D,Eは、22.5°
/2=11.25°の位相差をもってずれている。従っ
て、曲線F1,F2に関する信号レベルのサンプリング
は、回転軸11の1回転について32(=2の5乗)回
だけ行われる。
【0032】図3における表図R1,R2は、立ち上が
り部D1と立ち下がり部D2とに対応して信号曲線F
1,F2からサンプリングされる信号レベルを表す。表
図における0(零)は、ローレベルを表し、1はハイレ
ベルを表す。表図R1は、信号曲線F1からサンプリン
グされる信号レベルを表す。表図R2は、信号曲線F2
からサンプリングされる信号レベルを表す。
り部D1と立ち下がり部D2とに対応して信号曲線F
1,F2からサンプリングされる信号レベルを表す。表
図における0(零)は、ローレベルを表し、1はハイレ
ベルを表す。表図R1は、信号曲線F1からサンプリン
グされる信号レベルを表す。表図R2は、信号曲線F2
からサンプリングされる信号レベルを表す。
【0033】図4における表図G1,G2,G3,G4
及び図5における表図G5,G6,G7は、いずれも回
転板12の1回転に対応して信号曲線F1からサンプリ
ングされる信号レベルを表す。これらの表図G1〜G7
は、同一である。図4における表図H1,H2,H3,
H4及び図5における表図H5,H6,H7は、歯車1
6の32/14回転(即ち、回転板12の1回転)に対
応して信号曲線F2からサンプリングされる信号レベル
を表す。表図G1〜G7の横列は、光電センサ20によ
って図3の絶対角度検出用レーンC2の展開図を矢印Q
1の方向に走査して順次得られるサンプリング情報であ
る。表図H1〜H7の横列は、光電センサ22によって
図3の絶対角度検出用レーンC4の展開図を矢印Q2の
方向に走査して順次得られるサンプリング情報である。
及び図5における表図G5,G6,G7は、いずれも回
転板12の1回転に対応して信号曲線F1からサンプリ
ングされる信号レベルを表す。これらの表図G1〜G7
は、同一である。図4における表図H1,H2,H3,
H4及び図5における表図H5,H6,H7は、歯車1
6の32/14回転(即ち、回転板12の1回転)に対
応して信号曲線F2からサンプリングされる信号レベル
を表す。表図G1〜G7の横列は、光電センサ20によ
って図3の絶対角度検出用レーンC2の展開図を矢印Q
1の方向に走査して順次得られるサンプリング情報であ
る。表図H1〜H7の横列は、光電センサ22によって
図3の絶対角度検出用レーンC4の展開図を矢印Q2の
方向に走査して順次得られるサンプリング情報である。
【0034】即ち、各表図G1〜G7における1つの横
列(合計32列)内の5つの信号レベルの情報は、光電
センサ19からの基準信号の所定回数(本実施の形態で
は5回)の出力に対応して光電センサ20によって検出
された有無検出複合情報である。表図G1〜G7におけ
る1つの横列は、絶対角度検出用レーンC2における第
2の有無識別スリット14の配列順に前記有無検出複合
情報を整列した整列単位を表す。又、各表図H1〜H7
における1つの横列(合計32列)内の5つの信号レベ
ルの情報は、光電センサ19からの基準信号の所定回数
(5回)の出力に対応して光電センサ22によって検出
された有無検出複合情報である。表図H1〜H7におけ
る1つの横列は、絶対角度検出用レーンC4における第
2の有無識別スリット18の配列順に前記有無検出複合
情報を整列した整列単位を表す。
列(合計32列)内の5つの信号レベルの情報は、光電
センサ19からの基準信号の所定回数(本実施の形態で
は5回)の出力に対応して光電センサ20によって検出
された有無検出複合情報である。表図G1〜G7におけ
る1つの横列は、絶対角度検出用レーンC2における第
2の有無識別スリット14の配列順に前記有無検出複合
情報を整列した整列単位を表す。又、各表図H1〜H7
における1つの横列(合計32列)内の5つの信号レベ
ルの情報は、光電センサ19からの基準信号の所定回数
(5回)の出力に対応して光電センサ22によって検出
された有無検出複合情報である。表図H1〜H7におけ
る1つの横列は、絶対角度検出用レーンC4における第
2の有無識別スリット18の配列順に前記有無検出複合
情報を整列した整列単位を表す。
【0035】光電センサ20から出力される信号のレベ
ル(0又は1)をs1,s2,s3,s4,s5で表
し、光電センサ22から出力される信号のレベル(0又
は1)をs6,s7,s8,s9,s10で表すとす
る。そして、第n番目(nは1〜7の整数)の表図Gn
における第k番目(kは1〜32の整数)の横列の整列
単位をGn〔k〕(s1,s2,s3,s4,s5)の
ように表し、第n番目の表図Hnにおける第k番目の横
列の整列単位をHn〔k〕(s6,s7,s8,s9,
s10)のように表すとする。そうすると、表図G1に
おける第1列目の整列単位は、G1〔1〕(0,0,
0,0,0)であり、表図H1における第1列目の整列
単位は、H1〔1〕(1,1,1,1,0)である。
又、表図G1における第2列目の整列単位は、G1
〔2〕(0,0,0,0,1)であり、表図H1におけ
る第2列目の整列単位は、H1〔2〕(1,1,1,
0,1)である。表図G7における第32列目の整列単
位は、G7〔32〕(1,0,0,0,0)であり、表
図H7における第32列目の整列単位は、H7〔32〕
(1,0,0,0,0)である。
ル(0又は1)をs1,s2,s3,s4,s5で表
し、光電センサ22から出力される信号のレベル(0又
は1)をs6,s7,s8,s9,s10で表すとす
る。そして、第n番目(nは1〜7の整数)の表図Gn
における第k番目(kは1〜32の整数)の横列の整列
単位をGn〔k〕(s1,s2,s3,s4,s5)の
ように表し、第n番目の表図Hnにおける第k番目の横
列の整列単位をHn〔k〕(s6,s7,s8,s9,
s10)のように表すとする。そうすると、表図G1に
おける第1列目の整列単位は、G1〔1〕(0,0,
0,0,0)であり、表図H1における第1列目の整列
単位は、H1〔1〕(1,1,1,1,0)である。
又、表図G1における第2列目の整列単位は、G1
〔2〕(0,0,0,0,1)であり、表図H1におけ
る第2列目の整列単位は、H1〔2〕(1,1,1,
0,1)である。表図G7における第32列目の整列単
位は、G7〔32〕(1,0,0,0,0)であり、表
図H7における第32列目の整列単位は、H7〔32〕
(1,0,0,0,0)である。
【0036】なお、整列単位Gn〔k〕(s1,s2,
s3,s4,s5),Hn〔k〕(s6,s7,s8,
s9,s10)は、Gn〔k〕,Hn〔k〕とも表記す
ることとする。
s3,s4,s5),Hn〔k〕(s6,s7,s8,
s9,s10)は、Gn〔k〕,Hn〔k〕とも表記す
ることとする。
【0037】表図Gnにおける整列単位Gn〔k〕(s
1,s2,s3,s4,s5)と、表図Hnにおける整
列単位Hn〔k〕(s6,s7,s8,s9,s10)
とを直列に組み合わせた組み合わせ単位をGn,Hn
〔k〕(s1,s2,s3,s4,s5,s6,s7,
s8,s9,s10)とする。この直列の組み合わせ
は、同一の基準信号出力に対応する複数の整列単位Gn
〔k〕,Hn〔k〕の組み合わせである。整列単位G
n,Hn〔k〕(s1,s2,s3,s4,s5,s
6,s7,s8,s9,s10)は、Gn,Hn〔k〕
とも表記することとする。表図H1〜H7における1つ
の横列は、同一表図内で他の横列のうちのいずれか1つ
あるいは2つと必ず同じになっている。しかし、224
列(=32×7)の横列で表される224通りのGn,
Hn〔k〕(s1,s2,s3,s4,s5,s6,s
7,s8,s9,s10)は、全て異なっている。
1,s2,s3,s4,s5)と、表図Hnにおける整
列単位Hn〔k〕(s6,s7,s8,s9,s10)
とを直列に組み合わせた組み合わせ単位をGn,Hn
〔k〕(s1,s2,s3,s4,s5,s6,s7,
s8,s9,s10)とする。この直列の組み合わせ
は、同一の基準信号出力に対応する複数の整列単位Gn
〔k〕,Hn〔k〕の組み合わせである。整列単位G
n,Hn〔k〕(s1,s2,s3,s4,s5,s
6,s7,s8,s9,s10)は、Gn,Hn〔k〕
とも表記することとする。表図H1〜H7における1つ
の横列は、同一表図内で他の横列のうちのいずれか1つ
あるいは2つと必ず同じになっている。しかし、224
列(=32×7)の横列で表される224通りのGn,
Hn〔k〕(s1,s2,s3,s4,s5,s6,s
7,s8,s9,s10)は、全て異なっている。
【0038】第2の有無識別スリット14の配列パター
ンは、複数の第2の有無識別スリット14のそれぞれの
周方向の長さ、各第2の有無識別スリット14の間の間
隔によって特徴づけられる。同様に、第2の有無識別ス
リット18の配列パターンは、複数の第2の有無識別ス
リット18のそれぞれの周方向の長さ、各第2の有無識
別スリット18の間の間隔によって特徴づけられる。す
ると、図4,5の表図における信号レベルは、絶対角度
検出用レーンC2,C4における第2の有無識別スリッ
ト14,18の配列パターンを変更すると変わってく
る。即ち、絶対角度検出用レーンC2,C4における第
2の有無識別スリット14,18の配列パターンは、図
4,5の表図に示す信号レベルをもたらすように設定さ
れている。
ンは、複数の第2の有無識別スリット14のそれぞれの
周方向の長さ、各第2の有無識別スリット14の間の間
隔によって特徴づけられる。同様に、第2の有無識別ス
リット18の配列パターンは、複数の第2の有無識別ス
リット18のそれぞれの周方向の長さ、各第2の有無識
別スリット18の間の間隔によって特徴づけられる。す
ると、図4,5の表図における信号レベルは、絶対角度
検出用レーンC2,C4における第2の有無識別スリッ
ト14,18の配列パターンを変更すると変わってく
る。即ち、絶対角度検出用レーンC2,C4における第
2の有無識別スリット14,18の配列パターンは、図
4,5の表図に示す信号レベルをもたらすように設定さ
れている。
【0039】演算処理装置27は、基準信号の出力に応
じて絶対角度検出用レーンC2から得られる有無検出複
合情報を絶対角度検出用レーンC2における第2の有無
識別要素14の配列順に整列して整列単位Gn〔k〕を
生成する。又、演算処理装置27は、基準信号の出力に
応じて絶対角度検出用レーンC4から得られる有無検出
複合情報を絶対角度検出用レーンC4における第2の有
無識別要素18の配列順に整列して整列単位Hn〔k〕
を生成する。さらに、演算処理装置27は、複数の整列
単位Gn〔k〕,Hn〔k〕を直列に組み合わせた組み
合わせ単位Gn,Hn〔k〕(s1,s2,s3,s
4,s5,s6,s7,s8,s9,s10)を生成す
る。そして、演算処理装置27は、生成した組み合わせ
単位Gn,Hn〔k〕に基づいて回転板12の回転回数
及び絶対角度を演算する。
じて絶対角度検出用レーンC2から得られる有無検出複
合情報を絶対角度検出用レーンC2における第2の有無
識別要素14の配列順に整列して整列単位Gn〔k〕を
生成する。又、演算処理装置27は、基準信号の出力に
応じて絶対角度検出用レーンC4から得られる有無検出
複合情報を絶対角度検出用レーンC4における第2の有
無識別要素18の配列順に整列して整列単位Hn〔k〕
を生成する。さらに、演算処理装置27は、複数の整列
単位Gn〔k〕,Hn〔k〕を直列に組み合わせた組み
合わせ単位Gn,Hn〔k〕(s1,s2,s3,s
4,s5,s6,s7,s8,s9,s10)を生成す
る。そして、演算処理装置27は、生成した組み合わせ
単位Gn,Hn〔k〕に基づいて回転板12の回転回数
及び絶対角度を演算する。
【0040】絶対角度の演算は、s1を2進法の最下位
の1桁目の数、si(iは2〜10の整数)を2進法の
i桁目の数として10進数に変換することによって行わ
れる。組み合わせ単位Gn,Hn〔k〕から得られる1
0進数は、全ての組み合わせ単位Gn,Hn〔k〕に関
して異なる。組み合わせ単位Gn,Hn〔k〕に対応す
る10進数には所定の絶対角度が割り振られている。絶
対角度の割り振りは、例えば、組み合わせ単位Gn,H
n〔k〕に対応する10進数に(360°/32)×
(k−1)を対応させる。そうすると、組み合わせ単位
Gn,Hn〔1〕に対応する10進数(n=1の場合に
は960)には0°が割り振られ、組み合わせ単位G
n,Hn〔2〕に対応する10進数(n=1の場合には
1504)には11.25°が割り振られる。又、組み
合わせ単位Gn,Hn〔32〕に対応する10進数(n
=1の場合には322)には348.75°が割り振ら
れる。演算処理装置27は、演算した10進数から絶対
角度を把握する。
の1桁目の数、si(iは2〜10の整数)を2進法の
i桁目の数として10進数に変換することによって行わ
れる。組み合わせ単位Gn,Hn〔k〕から得られる1
0進数は、全ての組み合わせ単位Gn,Hn〔k〕に関
して異なる。組み合わせ単位Gn,Hn〔k〕に対応す
る10進数には所定の絶対角度が割り振られている。絶
対角度の割り振りは、例えば、組み合わせ単位Gn,H
n〔k〕に対応する10進数に(360°/32)×
(k−1)を対応させる。そうすると、組み合わせ単位
Gn,Hn〔1〕に対応する10進数(n=1の場合に
は960)には0°が割り振られ、組み合わせ単位G
n,Hn〔2〕に対応する10進数(n=1の場合には
1504)には11.25°が割り振られる。又、組み
合わせ単位Gn,Hn〔32〕に対応する10進数(n
=1の場合には322)には348.75°が割り振ら
れる。演算処理装置27は、演算した10進数から絶対
角度を把握する。
【0041】組み合わせ単位Gn,Hn〔k〕に対応す
る10進数には所定の回転回数が割り振られている。回
転回数の割り振りは、例えば、組み合わせ単位Gn,H
n〔k〕に対応する10進数に(n回転目)を対応させ
る。そうすると、組み合わせ単位G1,H1〔k〕に対
応する10進数には(1回転目)が割り振られ、組み合
わせ単位G2,H2〔k〕に対応する10進数には(2
回転目)が割り振られる。又、組み合わせ単位G7,H
7〔k〕に対応する10進数には(7回転目)が割り振
られる。演算処理装置27は、演算した10進数から回
転回数を把握する。演算処理装置27は、組み合わせ単
位に基づいて絶対角度を演算する演算手段となる。
る10進数には所定の回転回数が割り振られている。回
転回数の割り振りは、例えば、組み合わせ単位Gn,H
n〔k〕に対応する10進数に(n回転目)を対応させ
る。そうすると、組み合わせ単位G1,H1〔k〕に対
応する10進数には(1回転目)が割り振られ、組み合
わせ単位G2,H2〔k〕に対応する10進数には(2
回転目)が割り振られる。又、組み合わせ単位G7,H
7〔k〕に対応する10進数には(7回転目)が割り振
られる。演算処理装置27は、演算した10進数から回
転回数を把握する。演算処理装置27は、組み合わせ単
位に基づいて絶対角度を演算する演算手段となる。
【0042】光電センサ19,21が図3における矢印
Q1,Q2の方向に走査する場合には、曲線Dの立ち上
がり部D1の次に曲線Eの立ち上がり部E1が出力さ
れ、曲線Dの立ち下がり部D2の次に曲線Eの立ち下が
り部E2が出力される。即ち、曲線Dに関する信号レベ
ルが(0,1)の順となる出力後に曲線Eに関する信号
レベルが(0,1)の順となる信号出力が行われる。
又、曲線Dに関する信号レベルが(1,0)の順となる
出力後に曲線Eに関する信号レベルが(1,0)の順と
なる信号出力が行われる。
Q1,Q2の方向に走査する場合には、曲線Dの立ち上
がり部D1の次に曲線Eの立ち上がり部E1が出力さ
れ、曲線Dの立ち下がり部D2の次に曲線Eの立ち下が
り部E2が出力される。即ち、曲線Dに関する信号レベ
ルが(0,1)の順となる出力後に曲線Eに関する信号
レベルが(0,1)の順となる信号出力が行われる。
又、曲線Dに関する信号レベルが(1,0)の順となる
出力後に曲線Eに関する信号レベルが(1,0)の順と
なる信号出力が行われる。
【0043】光電センサ19,21が図3における矢印
Q1,Q2の方向とは逆方向に走査する場合には、曲線
Dの立ち上がり部D1の次に曲線Eの立ち下がり部E2
が出力され、曲線Dの立ち下がり部D2の次に曲線Eの
立ち上がり部E1が出力される。即ち、曲線Dに関する
信号レベルが(1,0)の順となる出力後に曲線Eに関
する信号レベルが(0,1)の順となる信号出力が行わ
れる。又、曲線Dに関する信号レベルが(0,1)の順
となる出力後に曲線Eに関する信号レベルが(1,0)
の順となる信号出力が行われる。
Q1,Q2の方向とは逆方向に走査する場合には、曲線
Dの立ち上がり部D1の次に曲線Eの立ち下がり部E2
が出力され、曲線Dの立ち下がり部D2の次に曲線Eの
立ち上がり部E1が出力される。即ち、曲線Dに関する
信号レベルが(1,0)の順となる出力後に曲線Eに関
する信号レベルが(0,1)の順となる信号出力が行わ
れる。又、曲線Dに関する信号レベルが(0,1)の順
となる出力後に曲線Eに関する信号レベルが(1,0)
の順となる信号出力が行われる。
【0044】演算処理装置27は、このような立ち上が
り部D1,E1及び立ち下がり部D2,E2の入力順の
違いに基づいて回転板12の回転方向を把握する。第1
の実施の形態では以下の効果が得られる。
り部D1,E1及び立ち下がり部D2,E2の入力順の
違いに基づいて回転板12の回転方向を把握する。第1
の実施の形態では以下の効果が得られる。
【0045】(1−1)光電センサ19,20,21,
22をそれぞれ単独部品として用意しておき、これら単
独部品を所定箇所に配設して回転角度検出装置を組み立
てる場合、これらの単独部品数が多いほど製造コストが
増える。第1の回転体である回転板12側の第1の複合
検出手段25と、第2の回転体である歯車16側の第2
の複合検出手段26とは、同一構造となっており、光電
センサ19〜22に関する単独部品数は、実質的に複合
検出手段25,26の個数となる。即ち、第1の複合検
出手段25と第2の複合検出手段26とを同一構造とし
た構成は、製造に必要な部品の点数を減らし、製造コス
トが低減する。
22をそれぞれ単独部品として用意しておき、これら単
独部品を所定箇所に配設して回転角度検出装置を組み立
てる場合、これらの単独部品数が多いほど製造コストが
増える。第1の回転体である回転板12側の第1の複合
検出手段25と、第2の回転体である歯車16側の第2
の複合検出手段26とは、同一構造となっており、光電
センサ19〜22に関する単独部品数は、実質的に複合
検出手段25,26の個数となる。即ち、第1の複合検
出手段25と第2の複合検出手段26とを同一構造とし
た構成は、製造に必要な部品の点数を減らし、製造コス
トが低減する。
【0046】(1−2)基準信号出力用の光電センサ2
1を基準信号生成用レーンC1に対応して配設すること
も可能であるが、そうすると光電センサ19〜22に関
する単独部品数が増えてしまう。歯車16側に基準信号
生成用レーンC3を設けて歯車16側に基準信号出力用
の光電センサ21を配設する構成は、光電センサ19〜
22に関する単独部品数を減らす上で好適である。
1を基準信号生成用レーンC1に対応して配設すること
も可能であるが、そうすると光電センサ19〜22に関
する単独部品数が増えてしまう。歯車16側に基準信号
生成用レーンC3を設けて歯車16側に基準信号出力用
の光電センサ21を配設する構成は、光電センサ19〜
22に関する単独部品数を減らす上で好適である。
【0047】(1−3)回転板12側の基準信号生成用
レーンC1と絶対角度検出用レーンC2との半径方向の
間隔は、歯車16側の基準信号生成用レーンC3と絶対
角度検出用レーンC4との半径方向の間隔と同じにして
ある。従って、光電センサ19,20の間隔を半径方向
のレーン間の間隔に合わせると共に、光電センサ21,
22の間隔を半径方向のレーン間の間隔に合わせれば、
複合検出手段25,26の構造の同一化が容易となる。
レーンC1と絶対角度検出用レーンC2との半径方向の
間隔は、歯車16側の基準信号生成用レーンC3と絶対
角度検出用レーンC4との半径方向の間隔と同じにして
ある。従って、光電センサ19,20の間隔を半径方向
のレーン間の間隔に合わせると共に、光電センサ21,
22の間隔を半径方向のレーン間の間隔に合わせれば、
複合検出手段25,26の構造の同一化が容易となる。
【0048】(1−4)回転板12側の角度検出用レー
ン(基準信号生成用レーンC1及び絶対角度検出用レー
ンC2)の数と、歯車16側の角度検出用レーン(基準
信号生成用レーンC3及び絶対角度検出用レーンC4)
の数とは同じである。このような角度検出用レーン数の
同数構成は、回転板12側の光電センサ19,20の数
と歯車16側の光電センサ21,22の数とを同数にす
る。従って、複数の光電センサを寄せ集めて一体化する
第1の複合検出手段25及び第2の複合検出手段26の
個数は、いずれも1個という最少限になる。第1の複合
検出手段25と第2の複合検出手段26との個数がいず
れも最少限となる構成は、回転板12側の角度検出用レ
ーン数と歯車16側の角度検出用レーン数との同一化、
半径方向に隣り合う角度検出用レーンの間隔の一定化、
及び有無検出手段としての光電センサの半径方向への配
列によって得られる。
ン(基準信号生成用レーンC1及び絶対角度検出用レー
ンC2)の数と、歯車16側の角度検出用レーン(基準
信号生成用レーンC3及び絶対角度検出用レーンC4)
の数とは同じである。このような角度検出用レーン数の
同数構成は、回転板12側の光電センサ19,20の数
と歯車16側の光電センサ21,22の数とを同数にす
る。従って、複数の光電センサを寄せ集めて一体化する
第1の複合検出手段25及び第2の複合検出手段26の
個数は、いずれも1個という最少限になる。第1の複合
検出手段25と第2の複合検出手段26との個数がいず
れも最少限となる構成は、回転板12側の角度検出用レ
ーン数と歯車16側の角度検出用レーン数との同一化、
半径方向に隣り合う角度検出用レーンの間隔の一定化、
及び有無検出手段としての光電センサの半径方向への配
列によって得られる。
【0049】(1−5)第2の有無識別スリット14の
配列パターンは、基準信号の所定回(本実施の形態では
5回)の出力回数分の2の乗積〔(2の5乗)=32〕
で表される数の整列単位Gn〔k〕を全て異ならせる。
2の乗積の個数の整列単位Gn〔k〕を全て異ならせた
構成は、絶対角度の分解能が360°を(2の5乗)の
数で割った11.25°という高いレベルの達成を可能
にする。
配列パターンは、基準信号の所定回(本実施の形態では
5回)の出力回数分の2の乗積〔(2の5乗)=32〕
で表される数の整列単位Gn〔k〕を全て異ならせる。
2の乗積の個数の整列単位Gn〔k〕を全て異ならせた
構成は、絶対角度の分解能が360°を(2の5乗)の
数で割った11.25°という高いレベルの達成を可能
にする。
【0050】(1−6)第1の有無識別スリット13,
17の配列パターンと、第2の有無識別スリット14,
18の配列パターンとは、同一の前記基準信号出力に対
応する複数の整列単位Gn〔k〕,Hn〔k〕を組み合
わせた組み合わせ単位Gn,Hn〔k〕を全て異ならせ
る。従って、回転板12の7回転にわたって絶対角度を
検出することができる。
17の配列パターンと、第2の有無識別スリット14,
18の配列パターンとは、同一の前記基準信号出力に対
応する複数の整列単位Gn〔k〕,Hn〔k〕を組み合
わせた組み合わせ単位Gn,Hn〔k〕を全て異ならせ
る。従って、回転板12の7回転にわたって絶対角度を
検出することができる。
【0051】(1−7)演算処理装置27が最初に絶対
角度を演算するためには、所定回数(5回)の基準信号
の出力が行われなければならない。5回の基準信号の出
力を行うためには回転板12を多くとも11.25°×
5=56.25°の角度だけ一方向に回転すればよい。
従って、最初の絶対角度を演算するために回転板12を
回転させる角度(初動角度)は、多くとも56.25°
で済むことになる。
角度を演算するためには、所定回数(5回)の基準信号
の出力が行われなければならない。5回の基準信号の出
力を行うためには回転板12を多くとも11.25°×
5=56.25°の角度だけ一方向に回転すればよい。
従って、最初の絶対角度を演算するために回転板12を
回転させる角度(初動角度)は、多くとも56.25°
で済むことになる。
【0052】(1−8)演算処理装置27は、立ち上が
り部D1,E1と立ち下がり部D2,E2との入力順の
違いに基づいて回転板12の回転方向を把握する。従っ
て、演算処理装置27は、最初に絶対角度を把握した後
には、基準信号の出力毎の回転板12に関する回転方向
の把握に基づいて、基準信号の出力毎に絶対角度を把握
する。即ち、一旦、絶対角度が把握された後には、絶対
角度を11.25°の間隔で検出してゆくことができ
る。
り部D1,E1と立ち下がり部D2,E2との入力順の
違いに基づいて回転板12の回転方向を把握する。従っ
て、演算処理装置27は、最初に絶対角度を把握した後
には、基準信号の出力毎の回転板12に関する回転方向
の把握に基づいて、基準信号の出力毎に絶対角度を把握
する。即ち、一旦、絶対角度が把握された後には、絶対
角度を11.25°の間隔で検出してゆくことができ
る。
【0053】(1−9)基準信号生成用レーンC1及び
絶対角度検出用レーンC2は、回転平面となる平板形状
の回転板12に設けられている。又、基準信号生成用レ
ーンC3及び絶対角度検出用レーンC4は、回転平面と
なる平板形状の歯車16に設けられている。平板は、第
1の有無識別スリット13及び第2の有無識別スリット
14,15の加工形成を最も容易にし、しかも高い加工
精度を可能にする。即ち、回転板12及び歯車16は、
基準信号生成用レーンC1及び絶対角度検出用レーンC
2,C3の形成対象として好適である。
絶対角度検出用レーンC2は、回転平面となる平板形状
の回転板12に設けられている。又、基準信号生成用レ
ーンC3及び絶対角度検出用レーンC4は、回転平面と
なる平板形状の歯車16に設けられている。平板は、第
1の有無識別スリット13及び第2の有無識別スリット
14,15の加工形成を最も容易にし、しかも高い加工
精度を可能にする。即ち、回転板12及び歯車16は、
基準信号生成用レーンC1及び絶対角度検出用レーンC
2,C3の形成対象として好適である。
【0054】本発明では以下のような実施の形態も可能
である。 (1)第2の回転体における角度検出用レーンの数を複
数とし、第1の回転体における角度検出用レーンの数を
第2の回転体側のレーン数の複数倍数とし、第2の回転
体における全ての角度検出用レーンに対して第2の複合
検出手段を1つ対応させ、第1の回転体における全ての
角度検出用レーンに対して第1の複合検出手段を前記複
数倍数だけ対応させること。
である。 (1)第2の回転体における角度検出用レーンの数を複
数とし、第1の回転体における角度検出用レーンの数を
第2の回転体側のレーン数の複数倍数とし、第2の回転
体における全ての角度検出用レーンに対して第2の複合
検出手段を1つ対応させ、第1の回転体における全ての
角度検出用レーンに対して第1の複合検出手段を前記複
数倍数だけ対応させること。
【0055】(2)円筒の周面に基準信号生成用レーン
及び絶対角度検出用レーンを設けること。 (3)光を反射する第1の有無識別要素及び第2の有無
識別要素を用い、基準信号出力手段及び絶対角度検出手
段として反射式光電センサを用いること。
及び絶対角度検出用レーンを設けること。 (3)光を反射する第1の有無識別要素及び第2の有無
識別要素を用い、基準信号出力手段及び絶対角度検出手
段として反射式光電センサを用いること。
【0056】(4)特許第3143535号公報に開示
されるように、第1の回転体に一定周期で間欠的に連動
して回転する第2の回転体を備えた回転角度検出装置に
本発明を適用すること。
されるように、第1の回転体に一定周期で間欠的に連動
して回転する第2の回転体を備えた回転角度検出装置に
本発明を適用すること。
【0057】前記した実施の形態から把握できる請求項
記載以外の発明について以下に記載する。 〔1〕請求項1乃至請求項5のいずれか1項において、
前記第1の回転体側の前記角度検出用レーンの複数にお
ける前記有無識別要素の有無を第1の前記複合検出手段
によって検出し、前記第1の回転体側の前記角度検出用
レーンの複数と同数の前記第2の回転体側の前記角度検
出用レーンにおける前記有無識別要素の有無を第2の前
記複合検出手段によって検出し、前記第1の複合検出手
段と前記第2の複合検出手段とを同一構造とした回転角
度検出装置。
記載以外の発明について以下に記載する。 〔1〕請求項1乃至請求項5のいずれか1項において、
前記第1の回転体側の前記角度検出用レーンの複数にお
ける前記有無識別要素の有無を第1の前記複合検出手段
によって検出し、前記第1の回転体側の前記角度検出用
レーンの複数と同数の前記第2の回転体側の前記角度検
出用レーンにおける前記有無識別要素の有無を第2の前
記複合検出手段によって検出し、前記第1の複合検出手
段と前記第2の複合検出手段とを同一構造とした回転角
度検出装置。
【0058】〔2〕請求項1乃至請求項5、前記〔1〕
項のいずれか1項において、基準信号生成用レーンに配
列された複数の第1の有無識別要素と、複数の絶対角度
検出用レーンに複数配列された第2の有無識別要素と、
前記第1の有無識別要素の有無を検出し、前記第1の有
無識別要素の有無の検出に基づいて基準信号を生成して
出力する基準信号出力手段と、前記複数の絶対角度検出
用レーンのそれぞれに対応して設けられ、前記第2の有
無識別要素の有無を検出する複数の絶対角度検出手段
と、所定回数の前記基準信号出力毎に前記複数の絶対角
度検出手段によって検出された前記所定回数個の有無検
出複合情報を、複数の前記絶対角度検出用レーン別に前
記第2の有無識別要素の配列順に整列して整列単位と
し、同一の前記基準信号出力に対応する前記複数の整列
単位を組み合わせて組み合わせ単位とし、前記組み合わ
せ単位に基づいて絶対角度を演算する演算手段とを備
え、前記所定回数分の2の乗積で表される数の前記組み
合わせ単位が全て異なるように、前記第1の有無識別要
素と第2の有無識別要素とを配列した回転角度検出装
置。
項のいずれか1項において、基準信号生成用レーンに配
列された複数の第1の有無識別要素と、複数の絶対角度
検出用レーンに複数配列された第2の有無識別要素と、
前記第1の有無識別要素の有無を検出し、前記第1の有
無識別要素の有無の検出に基づいて基準信号を生成して
出力する基準信号出力手段と、前記複数の絶対角度検出
用レーンのそれぞれに対応して設けられ、前記第2の有
無識別要素の有無を検出する複数の絶対角度検出手段
と、所定回数の前記基準信号出力毎に前記複数の絶対角
度検出手段によって検出された前記所定回数個の有無検
出複合情報を、複数の前記絶対角度検出用レーン別に前
記第2の有無識別要素の配列順に整列して整列単位と
し、同一の前記基準信号出力に対応する前記複数の整列
単位を組み合わせて組み合わせ単位とし、前記組み合わ
せ単位に基づいて絶対角度を演算する演算手段とを備
え、前記所定回数分の2の乗積で表される数の前記組み
合わせ単位が全て異なるように、前記第1の有無識別要
素と第2の有無識別要素とを配列した回転角度検出装
置。
【0059】
【発明の効果】以上詳述したように本発明では、有無識
別要素の有無を検出する第1の複合検出手段及び前記第
2の複合検出手段を複数の有無検出手段を寄せ集めて一
体化して構成し、前記第1の複合検出手段と前記第2の
複合検出手段とを同一構造としたので、回転角度検出装
置の製造に必要な部品の点数を減らし得るという優れた
効果を奏する。
別要素の有無を検出する第1の複合検出手段及び前記第
2の複合検出手段を複数の有無検出手段を寄せ集めて一
体化して構成し、前記第1の複合検出手段と前記第2の
複合検出手段とを同一構造としたので、回転角度検出装
置の製造に必要な部品の点数を減らし得るという優れた
効果を奏する。
【図1】第1の実施の形態を示す斜視図。
【図2】平面図。
【図3】基準信号生成用レーン及び絶対角度検出用レー
ンの展開図、光電センサから出力される信号のグラフ、
並びにサンプリングされる信号レベルの表図の組み合わ
せ図。
ンの展開図、光電センサから出力される信号のグラフ、
並びにサンプリングされる信号レベルの表図の組み合わ
せ図。
【図4】サンプリングされる信号レベルの表図。
【図5】サンプリングされる信号レベルの表図。
12…第1の回転体としての回転板。13,14,1
7,18…有無識別要素としての有無識別スリット。1
6…第2の回転体としての歯車。19,20,21,2
2…有無検出手段としての光電センサ。25…第1の複
合検出手段。26…第2の複合検出手段。C1,C3…
角度検出用レーンとしての基準信号生成用レーン。C
2,C4…角度検出用レーンとしての絶対角度検出用レ
ーン。
7,18…有無識別要素としての有無識別スリット。1
6…第2の回転体としての歯車。19,20,21,2
2…有無検出手段としての光電センサ。25…第1の複
合検出手段。26…第2の複合検出手段。C1,C3…
角度検出用レーンとしての基準信号生成用レーン。C
2,C4…角度検出用レーンとしての絶対角度検出用レ
ーン。
Claims (5)
- 【請求項1】第1の回転体と、前記第1の回転体に連動
して回転する第2の回転体と、円周上の角度検出用レー
ンに複数配列された有無識別要素と、前記有無識別要素
の有無を検出する有無検出手段とを備え、前記有無検出
手段による前記有無識別要素の有無検出に基づいて前記
第1の回転体の回転角度を検出する回転角度検出装置に
おいて、 前記第1の回転体に設けられた複数の前記角度検出用レ
ーンと、 前記第2の回転体に設けられた複数の前記角度検出用レ
ーンと、 前記第1の回転体側の複数の前記角度検出用レーンにお
ける前記有無識別要素の有無を検出する第1の複合検出
手段と、 前記第2の回転体側の複数の前記角度検出用レーンにお
ける前記有無識別要素の有無を検出する第2の前記複合
検出手段とを備え、 前記第1の複合検出手段及び前記第2の複合検出手段を
複数の前記有無検出手段を寄せ集めて一体化して構成
し、前記第1の複合検出手段と前記第2の複合検出手段
とを同一構造とした回転角度検出装置。 - 【請求項2】前記第1の回転体側の角度検出用レーン
と、前記第2の回転体側の角度検出用レーンとは、それ
ぞれ同数ずつあり、前記第1の複合検出手段は、前記第
1の回転体側の角度検出用レーンの数と同数の前記有無
検出手段を備え、前記第2の複合検出手段は、前記第2
の回転体側の角度検出用レーンの数と同数の前記有無検
出手段を備えている請求項1に記載の回転角度検出装
置。 - 【請求項3】前記第2の回転体は、前記第1の回転体の
回転回数を検出するためのものであり、前記第1の回転
体には角度検出用レーンとしての基準信号生成用レーン
と、角度検出用レーンとしての絶対角度検出用レーンと
が設けられており、前記第2の回転体には角度検出用レ
ーンとしての基準信号生成用レーンと、角度検出用レー
ンとしての絶対角度検出用レーンとが設けられており、
前記第1の複合検出手段及び第2の複合検出手段は、い
ずれも基準信号出力用の有無検出手段と絶対角度検出用
の有無検出手段とを備えている請求項1及び請求項2の
いずれか1項に記載の回転角度検出装置。 - 【請求項4】前記第1の回転体側の各角度検出用レーン
は、前記第1の回転体の回転中心に径中心を有する同心
円上にあり、前記第2の回転体側の各角度検出用レーン
は、前記第2の回転体の回転中心に径中心を有する同心
円上にあり、前記第1の回転体側の半径方向に隣り合う
角度検出用レーンの半径方向の間隔、及び前記第2の回
転体側の半径方向に隣り合う角度検出用レーンの半径方
向の間隔は、同一であり、前記第1の回転体側の有無検
出手段は、前記第1の回転体の半径方向に配列されてお
り、前記第2の回転体側の有無検出手段は、前記第2の
回転体の半径方向に配列されている請求項1乃至請求項
3のいずれか1項に記載の回転角度検出装置。 - 【請求項5】前記有無識別要素は、スリットであり、前
記有無検出手段は、透過式光電センサであり、前記有無
識別要素の有無は、前記有無検出手段から投射された光
の前記スリットにおける通過の有無に対応する請求項1
乃至請求項4のいずれか1項に記載の回転角度検出装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001326017A JP2003130622A (ja) | 2001-10-24 | 2001-10-24 | 回転角度検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001326017A JP2003130622A (ja) | 2001-10-24 | 2001-10-24 | 回転角度検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003130622A true JP2003130622A (ja) | 2003-05-08 |
Family
ID=19142475
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001326017A Pending JP2003130622A (ja) | 2001-10-24 | 2001-10-24 | 回転角度検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003130622A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019003120A (ja) * | 2017-06-19 | 2019-01-10 | 船井電機株式会社 | 光走査装置及び光走査装置における反射部の角度検出方法 |
-
2001
- 2001-10-24 JP JP2001326017A patent/JP2003130622A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019003120A (ja) * | 2017-06-19 | 2019-01-10 | 船井電機株式会社 | 光走査装置及び光走査装置における反射部の角度検出方法 |
JP7066987B2 (ja) | 2017-06-19 | 2022-05-16 | 船井電機株式会社 | 光走査装置及び光走査装置における反射部の角度検出方法 |
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