JP2003130550A - ロータリーキルンのシール機構 - Google Patents

ロータリーキルンのシール機構

Info

Publication number
JP2003130550A
JP2003130550A JP2001328584A JP2001328584A JP2003130550A JP 2003130550 A JP2003130550 A JP 2003130550A JP 2001328584 A JP2001328584 A JP 2001328584A JP 2001328584 A JP2001328584 A JP 2001328584A JP 2003130550 A JP2003130550 A JP 2003130550A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seal
rotary kiln
seal ring
rotary
mounting seat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001328584A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4096542B2 (ja
Inventor
Yasutaka Ishii
康貴 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ube Machinery Corp Ltd
Original Assignee
Ube Machinery Corp Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ube Machinery Corp Ltd filed Critical Ube Machinery Corp Ltd
Priority to JP2001328584A priority Critical patent/JP4096542B2/ja
Publication of JP2003130550A publication Critical patent/JP2003130550A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4096542B2 publication Critical patent/JP4096542B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sealing Devices (AREA)
  • Muffle Furnaces And Rotary Kilns (AREA)
  • Furnace Details (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ロータリーキルンの運転開始時から終了時ま
で、例えロータリーキルンが若干たわんで曲がるなどの
変形を起こしたとしても、確実にシールすることができ
るロータリーキルンのシール機構を提供する。 【解決手段】 ロータリーキルン100の回転部材25
0と固定部材201との間に配設したロータリーキルン
のシール機構1において、該回転部材の外周に設けられ
て該回転部材の回転軸線に略直交するシール面をその両
面に備えた第1のシールリング7と、該固定部材から伸
縮管を介して取付けられた取付座に付勢部材を介して連
結された第2のシールリング3とを備えて、第1のシー
ルリングを両側から挟みこむようにして第2のシールリ
ングを2枚配置し、該付勢部材17により第2のシール
リングを第1のシールリングに押しつけてシール部を形
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化学品やセメント
等の焼成等に用いられるロータリーキルンに使用するに
好適なロータリーキルンのシール機構に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的なロータリーキルンは、回転筒の
入り口側から供給した原料を、回転筒の回転と傾斜を利
用することによって出口側に移動させながら、回転筒の
中に吹き込んだ熱ガス等により焼成して排出する。前記
回転筒は、基礎に固定されたハウジング等の架台に、そ
の両端を回転可能に挿入、または支持等されているが、
固定部材であるハウジングと回転部材である回転筒の間
の隙から、前記回転筒の中に吹き込んだ熱ガス等が漏れ
だす可能性があるため、該隙間を覆うようにして、ハウ
ジングと回転筒の間にシール機構を配設している。
【0003】特に、原料と加熱ガスを分離した外熱式ロ
ータリーキルンは、原料を移送するための回転筒である
内筒を固定部材である加熱炉内に挿入することによって
加熱する構造であることが一般的であり、該内筒の回転
部分と固定された加熱炉との間に隙間があるために、シ
ール機構を配設する必要があると同時に、内筒の中に投
入した原料を乾燥焼成する際にガス発生を伴うことが多
く、そのような場合は、前記した内筒の回転部分と固定
された加熱炉のみならず、内筒の両端を支持する架台と
の間の隙間から、ガスが漏れ出す可能性もあって、シー
ル機構を多用している。
【0004】前述したようなロータリーキルンに用いら
れている従来のシール機構の構造を以下簡単に説明す
る。前記従来のシール機構は、回転部材と固定部材のそ
れぞれにシール部材を配して、該それぞれのシール部材
を互いに気密に当接させることにより、シール部分を形
成することが一般的であり、加熱膨張することによっ
て、回転部材と固定部材の寸法が変化するロータリーキ
ルンのシール機構においては、図6にその1例を示すよ
うな構造のシール機構を用いることが一般的に知られて
いる。図6に示したシール機構は、伸縮管210とガイ
ドロット205を挿通させた押付用コイルバネ202と
を用いることによって、前記寸法の変化を吸収して、シ
ール部材であるシール板215とシール板207を互い
に気密に当接させる構造となっている。
【0005】また、前記寸法の変化を吸収して気密に保
つことのできる他の従来シール機構の1例として、特開
平9−217989号公報に示されるようなシール機構
が知られている。前記公報に開示されたシール機構は、
回転側環状部材の回転軸線に対して略直交する摺接面
(シール面)を設け、このシール面に、第2の環状部材
に伸縮管を介して気密に連結した環状の移動フランジを
付勢部材の力で圧接させて、回転部材と固定部材との間
を気密に連結したロータリーキルンのシール機構であ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6に
示す従来のシール機構は、運転時の熱の影響によって回
転筒全体がたわむ等の変形をおこしたような場合に、回
転筒250側に配したシール板207のシール面が傾い
ても、該固定部材側に配したシール板215のシール面
が、コイルバネ202の中に通したガイドロッド205
のために傾くことが抑制されて、シール部材同士の当接
が不良となってシール不良が生じるといった問題点を有
した。同様に前述した特開平9−217989号公報に
示される従来のシール機構も、内筒側に配したシール部
材の当接面が傾いた場合に、該固定部材側に配したシー
ル部材が傾くことができないために、シール不良が生じ
るといった問題点を有した。
【0007】また、前述した2つの従来のシール機構
は、コイルバネの弾性回復力によって互いのシール面を
当接させており、コイルバネの圧縮量によってシール面
の当接力(シール面圧と称することもある)に違いが生
じる構造である。そのため、回転部材と固定部材の寸法
関係が変化するロータリーキルンに使用する場合に、シ
ール面が常に一定のシール能力を保つということは難し
く、コイルバネの圧縮量が一番少ない場合においてシー
ルに必要十分なシール面圧を維持しようとすると、コイ
ルバネの圧縮量が大きい場合にシール面圧が高くなりす
ぎてしまうためシール面が短期間で磨耗するといった不
具合を生じる。
【0008】具体的な例を図6に示したシール機構で説
明すると、ハウジング201と回転筒250の間に配し
た従来シール機構を、回転筒が十分に加熱されておらず
回転筒が短いロータリーキルンの運転開始時において十
分なシール能力を得ようとコイルバネ202の圧縮量を
調整した場合に、ロータリーキルンの定常運転時に回転
筒250の温度が上昇して回転筒250が長くなった際
には、シール板207がハウジング201側に移動する
ためにコイルバネの圧縮量が大きくなりすぎて、シール
面圧が高くなりすぎてシール面がすぐに磨耗するといっ
た不具合を生じる。
【0009】本発明は、上記問題点に鑑み、ロータリー
キルンの運転開始時から終了時まで、例えロータリーキ
ルンが若干たわんで曲がるなどの変形を起こしたとして
も、確実にシールすることができるロータリーキルンの
シール機構を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明によるロータリーキルンのシール機構は
(1) ロータリーキルンの回転部材と固定部材との間
に配設したロータリーキルンのシール機構において、該
回転部材の外周に設けられて該回転部材の回転軸線に略
直交するシール面をその両面に備えた第1のシールリン
グと、該固定部材から伸縮管を介して取付けられた取付
座に付勢部材を介して連結された第2のシールリングと
を備えて、第1のシールリングを両側から挟みこむよう
にして第2のシールリングを2枚配置し、該付勢部材に
より第2のシールリングを第1のシールリングに押しつ
けてシール部を形成するロータリーキルンのシール機構
を形成とした。
【0011】(2) (1)記載のロータリーキルンの
シール機構において、前記取付座と前記第2のシールリ
ングとの間に伸縮管を配して、該取付座と該第2のシー
ルリングとの間を気密に連結した。
【0012】(3) (1)又は(2)記載のロータリ
ーキルンのシール機構において、前記伸縮管を金属製の
ベローズとした。
【0013】(4) (1)から(3)までのいずれか
1項に記載のロータリーキルンのシール機構において、
前記ロータリーキルンを外熱式のロータリーキルンとし
た。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明によ
る実施形態の好ましい1例について詳細に説明する。図
1〜図5は本発明の実施の形態に係り、図1はロータリ
ーキルンのシール機構の要部断面図である。図2はロー
タリーキルンに対するシール機構の取付状態を具体的に
説明するための概念図であり、図3はシール機構の構造
を説明するために一部を切り欠いた状態を斜視的に図示
した説明図である。図4はロータリーキルンに使用した
シール機構配置の1例を説明する配置図であり、図5は
外熱式のロータリーキルンに使用したシール機構配置の
1例を説明する配置図である。図6は従来構造のロータ
リーキルンのシール機構を説明するための要部断面図で
ある。
【0015】以下、ロータリーキルンの構造とシール機
構1の配置を、図4及び図5を用いて簡単に説明する。
図4に示したロータリーキルン100は、入口側のハウ
ジング211、出口側のハウジング201、回転筒25
0、回転支持装置217等を備えており、回転筒250
は、その両端をハウジング201及びハウジング211
に挿入された状態で、回転支持装置217より回転駆動
される構造となっている。そして、ハウジング211側
から投入された原料は、回転筒250の回転によって出
口側に移動しながら、出口側ハウジング201に配した
バーナにより回転筒250に吹き込まれる加熱ガスによ
って焼成されて、排出される。図4に示したようなロー
タリーキルン100は、回転筒の回転部分と固定部材で
あるハウジング201、211との間にロータリーキル
ンのシール機構1を配設している。
【0016】図5に示したロータリーキルン101は、
外熱式ロータリーキルン101と呼ばれるものであっ
て、前述したロータリーキルン100とは異なって、バ
ーナによって加熱した加熱ガスを直接原料に接触させ
ず、原料を加熱焼成する構造である。 図5に示した外
熱式のロータリーキルン101は、回転筒250と固定
部材であるハウジング201、211との間、及び回転
筒250と環状加熱炉と間にシール機構1を配設してい
る。
【0017】次に、シール機構1の構成の好ましい1例
について説明する。図1に示したシール機構1は、大き
く分けて、ハウジング201側に連結したシール部材
と、回転筒側に連結したシール部材とからなっている。
回転筒250側に配したシール部材は、回転筒250の
回転軸線に対して直交するシール面をその両面に備えた
環状のシールリング7(第1のシールリング7と称する
こともある)であって、該シールリング7を回転筒外周
面に仕切板のようにして突設している。シールリング7
は、円環状に形成した鋼板の両面を、簡単に研磨して面
粗度を向上させたものであり、回転筒250に溶接して
連結する、又は回転筒250に溶接した固定部に図示し
ない取付けボルトにより連結した。
【0018】また、図1及び図2に示したようにハウジ
ング201の一端には回転筒250の外周を覆うように
伸縮管22(本実施形態においては金属製ベローズ)を
取りつけて、伸縮管22のハウジング201取付側と反
対側にフランジ20及びフランジ21を介して、シール
リング3(第2のシールリング3と称することもある)
の取付座4を配している。なお、シールリング3は、円
環状に形成した銅合金板の両面を、簡単に研磨して面粗
度を向上させたものである。
【0019】また、本実施形態においては、前述したシ
ールリング3,7等のメンテナンスや交換などが実施し
やすい好ましい構成とするために、伸縮管22の一端に
フランジ20を溶接して取付けるとともに、取付座4の
1端にフランジ21を溶接して取付けることによって、
フランジ20とフランジ21を図示しないボルトで連結
する構成として伸縮管22と取付座4が自在に着脱でき
るようにしたが、本発明に適用できる構成はこれに限る
ものではなく、フランジ等を介すことなく溶接して、伸
縮管22に取付座4を直接連結しても勿論良い。
【0020】また、本実施形態においては、耐熱性に優
れた好ましい構成とするために伸縮管22として金属製
ベローズを使用したが、これに限るものではなく、高い
耐熱温度を要求されない場合などにおいて、布性のベロ
ーズ、あるいは樹脂性の伸縮管等といった伸縮できる筒
状の素材を使用しても良い。
【0021】本実施形態において使用した取付座4は、
環状に湾曲させたL字型の鋼材を図1にその断面を示し
たような構造で、2個突き合わせて図示しないボルトで
連結することによって、回転筒側に向かって開口する形
状として、該開口した部分に第1のシールリング7が配
されるように設置した。なお、本実施形態においては、
シールリング及び後述する付勢機10のメンテナンスや
交換などが実施しやすい好ましい構成とするために、取
付座4を2分割として分割できるよう構成して、自在に
着脱できるようにしたが、本発明に適用できる構成はこ
れに限るものではなく、2分割以上の分割構造であって
も、一体構造であっても良い。
【0022】そして、第2のシールリング3を第1のシ
ールリングを両側から挟みこむようにして2枚配置し、
第2のシールリング3を付勢部材である付勢機10を介
して取付座4に連結する。そして、付勢部材の押力によ
り、2枚のシールリング3が第1のシールリング7のシ
ール面を両側から挟みこむことによりシール部を形成す
る。回転筒250が回転することによって、第1のシー
ルリング3は従動して回転するが、該回転の際において
は2枚のシールリング3が第1のシールリング7のシー
ル面を両側から挟みこんだ状態となっており、シール面
同士が互いに摺動しながら当接してシール部を形成して
いるので、回転部材と固定部材との間を気密に連結する
ことができる。
【0023】付勢部材である付勢機10は、図1に詳細
な構造を示すように、押付リング17、伸縮管15、コ
イルバネ12、押付ボルト11を備えて、複数個のコイ
ルバネ12の弾性力によって押付リング17を第2のシ
ールリング7に押圧することによって、第2シールリン
グ3を第1のシールリングに押しつけることができるよ
うに構成されている。
【0024】さらに、本実施形態においてコイルバネ1
2の圧縮量は、コイルバネ12の一端に配した押付ボル
ト11の前後進によって自在に調整することができるよ
うに構成されており、さらに取付座4と第2のシールリ
ング3との間に伸縮管15(本実施形態においては金属
製ベローズ)を配して、該取付座と該第2のシールリン
グとの間を気密に連結している。
【0025】なお、本実施形態においては、前記構成に
より付勢部材としての付勢機10を構成したが、付勢機
10の構成はこれに限るものではなく、取付座4と第2
のシールリング3との間の気密を保った状態で、第2の
シールリング3を第1のシールリングに押しつける構造
のものであれば良く、例えば押付リング17を介せずコ
イルバネ12で直接第2のシールリング3を押圧する構
成であっても良く、またコイルバネ12の代わりとし
て、例えば皿バネ等を用いて第2のシールリング3を押
圧する構成であっても良い。
【0026】また、本実施形態においては取付座4と第
2のシールリング3との間に耐熱性の点において好まし
い金属製ベローズを伸縮管15として配することによっ
て、取付座4と第2のシールリング3との間を気密に連
結してハウジング201で加熱されたガスがシール機構
1を抜けて外部に出ないような構成としているがこれに
限るものではなく、高い耐熱温度を要求されない場合な
どにおいて、布性のベローズ、あるいは樹脂性の伸縮管
等、伸縮できる筒状の素材を使用しても良い。さらに、
取付座4に穿孔した穴に押付リング17の一部が摺動自
在に嵌合する構成として、該嵌合部によって該取付座と
該第2のシールリングとの間を気密に連結する構成とし
ても良い。
【0027】そして、前述した本発明の好ましい1実施
の形態によれば、例え回転筒250が変形をおこして第
1のシールリング7のシール面が傾いたとしても、伸縮
管22の伸縮状態が容易に変化して、取付座4の全体の
傾きが第1のシールリング7の傾きに合わせて変化する
ことによって、常に良好な状態でシール面同士が当接し
て摺動する。従って、常に良好なシールが可能であっ
て、前述した従来技術の問題点であるシール不良を生じ
にくい。
【0028】また、回転筒250が加熱冷却によりその
長さを変化させたとしても、該長さの変化は、伸縮管2
2で吸収されるために、コイルバネ12の圧縮量が変化
することがほとんどない。従って、回転筒250等が加
熱冷却によりその長さを変化させた場合に発生するシー
ル面圧の変化という問題の発生を防止して、ロータリー
キルンの運転開始時から終了時まで、例えロータリーキ
ルンが若干たわんで曲がるなどの変形を起こしても、確
実にシールすることができる。
【0029】さらに、本実施形態は、伸縮管22と取付
座4の間を着脱自在としたこと、また取付座4を分割構
造として着脱自在としたこと、によって付勢機10やシ
ールリング等、のメンテナンス、点検、交換などが実施
しやすいという点で特に好ましい。
【0030】また、シール機構を多用しなければならな
い外熱式ロータリーキルンに本発明を適用することは極
めて効果的である。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本願第1の発明の
シール機構によれば、運転時の熱の影響によりロータリ
ーキルンの一部がたわむ等の変形をすることによって、
第1のシールリングのシール面が傾いたとしても、固定
部材に取付座を連結する伸縮管が容易に変形して、該取
付座全体の傾きを第1のシールリングの傾きに合わせて
変化させるので、第1のシールリングと第2のシールリ
ングの傾きは常に一定であって、良好に当接して摺動す
ることができる。従って、第1シールリングのシール面
が傾いたとしても、良好なシールが可能である。
【0032】また、加熱冷却により回転部材と固定部材
の寸法が変化したとしても、該寸法の変化を、伸縮管で
吸収することによって、付勢部材の圧縮量が変化するこ
とがない。従って、ロータリーキルンの運転開始時から
終了時まで、例えロータリーキルンが若干たわんで曲が
るなどの変形しても、確実にシールすることができる。
【0033】前記第1の発明において、さらに取付座と
第2のシールリングとの間に伸縮管を配すれば、非常に
簡単な構成で、効果的に該取付座と該第2のシールリン
グとの間を気密に連結することができ、また前記伸縮管
を金属製ベローズとすれば、高い耐熱性を有するシール
機構とすることができる。
【0034】特に、シール機構を多用しなければならな
い外熱式ロータリーキルンに上記した発明を適用するこ
とは極めて効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るロータリーキルンのシ
ール機構の要部断面図である。
【図2】本発明の実施形態に係るロータリーキルンに対
するシール機構の取付状態を具体的に説明するための概
念図である。
【図3】シール機構の構造を説明するために一部を切り
欠いた状態を斜視的に図示した説明図である。
【図4】ロータリーキルンに使用したシール機構配置の
1例を説明する配置図である。
【図5】外熱式のロータリーキルンに使用したシール機
構配置の1例を説明する配置図である。
【図6】従来のロータリーキルンのシール機構を説明す
るための要部断面図である。
【符号の説明】
1 シール機構 3 第2のシールリング 4 取付座 7 第1のシールリング 10 付勢機 11 押付ボルト 12 コイルバネ 15 伸縮管 20 フランジ 21 フランジ 22 伸縮管 17 押付リング 100 ロータリーキルン 201 ハウジング 211 ハウジング 250 回転筒

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロータリーキルンの回転部材と固定部材と
    の間に配設したロータリーキルンのシール機構におい
    て、該回転部材の外周に設けられて該回転部材の回転軸
    線に略直交するシール面をその両面に備えた第1のシー
    ルリングと、該固定部材から伸縮管を介して取付けられ
    た取付座に付勢部材を介して連結された第2のシールリ
    ングとを備えて、第1のシールリングを両側から挟みこ
    むようにして第2のシールリングを2枚配置し、該付勢
    部材により第2のシールリングを第1のシールリングに
    押しつけてシール部を形成するロータリーキルンのシー
    ル機構。
  2. 【請求項2】前記取付座と前記第2のシールリングとの
    間に伸縮管を配して、該取付座と該第2のシールリング
    との間を気密に連結した請求項1記載のロータリーキル
    ンのシール機構。
  3. 【請求項3】前記伸縮管を金属製のベローズとする請求
    項1又は請求項2記載のロータリーキルンのシール機
    構。
  4. 【請求項4】前記ロータリーキルンを外熱式のロータリ
    ーキルンとした請求項1から請求項3までいずれか1項
    に記載のロータリーキルンのシール機構。
JP2001328584A 2001-10-26 2001-10-26 ロータリーキルンのシール機構 Expired - Fee Related JP4096542B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001328584A JP4096542B2 (ja) 2001-10-26 2001-10-26 ロータリーキルンのシール機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001328584A JP4096542B2 (ja) 2001-10-26 2001-10-26 ロータリーキルンのシール機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003130550A true JP2003130550A (ja) 2003-05-08
JP4096542B2 JP4096542B2 (ja) 2008-06-04

Family

ID=19144632

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001328584A Expired - Fee Related JP4096542B2 (ja) 2001-10-26 2001-10-26 ロータリーキルンのシール機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4096542B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006234182A (ja) * 2005-02-22 2006-09-07 Chisaki:Kk 原料受渡し装置のためのシール装置
JP2015169428A (ja) * 2014-03-07 2015-09-28 株式会社ヨータイ 竪型回転加熱処理炉のシール装置
CN109592644A (zh) * 2019-01-08 2019-04-09 湖南有色郴州氟化学有限公司 用于氢氟酸生产工艺的反应炉炉头端面密封结构及反应炉
CN114485149A (zh) * 2022-01-28 2022-05-13 广东中鹏新能科技有限公司 一种具有多重密封结构的锂电材料烧结回转窑
CN115164581A (zh) * 2022-05-13 2022-10-11 佛山市天禄智能装备科技有限公司 一种用于烧结锂电池材料的气氛辊道窑
KR20230130233A (ko) * 2022-03-03 2023-09-12 주식회사 웅비기계 로터리 킬른

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006234182A (ja) * 2005-02-22 2006-09-07 Chisaki:Kk 原料受渡し装置のためのシール装置
JP4583964B2 (ja) * 2005-02-22 2010-11-17 株式会社チサキ 原料受渡し装置のためのシール装置
JP2015169428A (ja) * 2014-03-07 2015-09-28 株式会社ヨータイ 竪型回転加熱処理炉のシール装置
CN109592644A (zh) * 2019-01-08 2019-04-09 湖南有色郴州氟化学有限公司 用于氢氟酸生产工艺的反应炉炉头端面密封结构及反应炉
CN109592644B (zh) * 2019-01-08 2024-03-01 湖南有色郴州氟化学有限公司 用于氢氟酸生产工艺的反应炉炉头端面密封结构及反应炉
CN114485149A (zh) * 2022-01-28 2022-05-13 广东中鹏新能科技有限公司 一种具有多重密封结构的锂电材料烧结回转窑
CN114485149B (zh) * 2022-01-28 2024-02-09 广东中鹏新能科技有限公司 一种具有多重密封结构的锂电材料烧结回转窑
KR20230130233A (ko) * 2022-03-03 2023-09-12 주식회사 웅비기계 로터리 킬른
KR102623663B1 (ko) * 2022-03-03 2024-01-11 주식회사 웅비기계 로터리 킬른
CN115164581A (zh) * 2022-05-13 2022-10-11 佛山市天禄智能装备科技有限公司 一种用于烧结锂电池材料的气氛辊道窑

Also Published As

Publication number Publication date
JP4096542B2 (ja) 2008-06-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102378872A (zh) 波纹管型机械密封
US20110042903A1 (en) Slide ring seal arrangement
JP2013194899A (ja) カートリッジ型のメカニカルシール
US6565311B2 (en) Gas turbine steam passage seal structure between blade ring and stationary blade
JP2003130550A (ja) ロータリーキルンのシール機構
WO2003062682A1 (fr) Dispositif d'etancheite
JP2001116460A (ja) 回転炉のシール装置
JPH10132463A (ja) 回転管用シール
JP2002005300A (ja) 回転体シール装置
JPH08312924A (ja) 工業用炉のラジアントチューブ
CN114791042A (zh) 一种具有耐高温的浮环式机械密封装置
JP2842211B2 (ja) 非接触メカニカルシール
JP4256084B2 (ja) 回転体シール機構
US4376540A (en) Gas seal for shafts with a compensating ring
JP2780632B2 (ja) ピストンリング
JPH06281348A (ja) ロータリーキルン用フードのシール装置
JP2014040988A (ja) ロータリーキルンのシール構造およびロータリーキルン
JP2874760B2 (ja) メカニカルシール組立体
US4213754A (en) System for sealing the rotary tube of a rotary tubular kiln
JP3978324B2 (ja) メカニカルシール装置
JP4378085B2 (ja) メカニカルシール装置
CN217355549U (zh) 一种具有耐高温的浮环式机械密封装置
JP2003074709A (ja) 加熱用ドラムのシール
JPH06229678A (ja) 回転キルンのシール装置
JPH07159041A (ja) シール装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040513

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050930

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070703

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070831

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071023

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071221

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080219

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080303

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4096542

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110321

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110321

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120321

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120321

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130321

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140321

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees